ギヴン 6

given

ギヴン 6
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神164
  • 萌×242
  • 萌25
  • 中立0
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
22
得点
1063
評価数
237
平均
4.5 / 5
神率
69.2%
著者
キヅナツキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784403667367

あらすじ

フェス出場は逃したものの、バンド「ギヴン」にプロへの誘いがかかる。真冬とバンドをやり続けることに迷いのない立夏は、当然のように真冬を誘うが、真冬は返事を保留。納得のいかない立夏に、真冬の幼馴染み・柊がギターのサポートを依頼してきた。しかし、頼まれたのはサポートだけではなく……!? 新展開でおくる、大注目のオルタナティヴ・ラブ!

表題作ギヴン 6

上ノ山立夏,高校3年生・ギター担当
佐藤真冬,高校3年生・ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(6)

梶秋彦,大学生・ドラム担当
中山春樹,大学院生・ベース担当

その他の収録作品

  • 春樹姉(陽キャ)①②
  • とある日の練習日
  • バンド紹介
  • なんでお前こういう時だけ乗ってくんの⁉︎
  • 植木の貴重なボケ回
  • 制服ーッ……(破壊力)

レビュー投稿数22

高校生組が直面する感情

書影出た時ビックリした…(゚Д゚)
柊の隣に…う……上ノ山くん…!?
一体6巻は何が起こっているの!?!?と。

6巻からは高校生組に焦点が当たっています。
作中の言葉を引用させていただくと
『これは、淋しかったこどもたちが大人になる途中のはなし』

読み終えた時の感情を言語化するのが難しいですね。
華やかさの裏側にある感情がとても重いというか…。

幼なじみ・友情・恋愛・ライバル・嫉妬・孤独etc.
そして「由紀」の存在。
高校生組(上ノ山・真冬・柊・玄純)の中にある感情や
相対する相手に向ける感情が絡み合うシンドさを感じました。

みんなね、削って生きてる気がするのですよ…(;v;)
その痛みを音楽に変えて発信していく姿に尊さを感じる。

別次元の話ではなくふと近くになりそうなリアルさと
BLファンタジー部分が混ざってギヴンは沼だ…(;///;)


さてさて。サブタイトルは『柊mix』とあり、
上ノ山くんが柊のバンドのサポメンになったところから始まります。

審査を通過してデビューが決まった柊たち。
上ノ山くんは嫉妬や羨ましさを抱えながらも、柊が持つ"華"に惹かれていました。
サポメンとして加わるとますます色んな面が見えてきます。

そんな中、幼なじみ4人組にとって『由紀』はどんな男だったか。
いまだに色濃く影響し続ける『由紀』の存在を痛感するんですね。
そして柊から由紀が遺した未完成の曲を昇華させたいとお願いされてしまいーーーと展開します。


ギヴンなのにギヴンがいないぞーーー(;ω;)
ってぐらい4人が揃ったシーンが1度もなかったッッッ(涙)
いや、そんな日もあるわな、と思うがチト淋しいぞ。

そんな嘆きはさておき。
真冬が上ノ山くんに恋をして「由紀」が少しずつ薄れていくのかと思いきや
ここにきて由紀の存在がよりリアルに明確に浮き出てくるとは…。
由紀の人物像が鮮明になるごとにシンドさが増す…(;ω;)

つーか上ノ山くんですよ。
由紀が遺したのもを完成させるとか…すごいとしか言えない。
真冬に恋した者同士理解し合える部分があったのか。
音楽の沼にハマった者として突き動かされてしまうのか。

上ノ山姉が「地獄みたい」と零すんですね。
私もそう思いました。
けれど上ノ山くんはそんな次元の話じゃなく魅せられちゃったんですよね…。
そして前へ前へ動き出す。

しかし真冬は過去の淋しさが重なるんですね。
由紀に置いてけぼりをくらったあの寂寥感を。
バンドをキッカケに動き出していた真冬の足が止まってしまうんです。
これがも~~~噛み合わないシンドさがシンドいッッ!!!
(日本語がおかしいけど言語化できない感情伝われ…)

で。柊とシズちゃんの恋愛面もハッキリと描かれます。
匂わせとかじゃなくハッキリ!(大事なことなので2度)

柊は良くも悪くも感情がストレートに出るから
わかりやくす「シズが好き!!!!」なんですけど、
シズちゃんのほうは拗らせたクソデカ感情が黒くて重いw

幼なじみゆえというか、距離が近すぎてというか。
ずっと一緒だったから、ずっと見てたからというか。
シズちゃんが吐き出した感情は個人的にドストライクに萌えました///////

柊が好きで人生決めちゃうシズちゃんなんですが、
恋のフワフワしたものじゃない執着にドキッとします。
由紀×真冬の関係になりえなかった嫉妬というのかな。
コントラストがくっきり浮き出てくるんですね。
はぁ…シンド…これめっちゃシンド…。

反面、少しね、来ちゃったか…とも思いました。

①由紀×真冬(死別)
②秋彦×雨月(破局)
③上ノ山×真冬
④秋彦×春樹
⑤玄純&柊(←new!)

狭いコミュニティで男カプ乱立なんですよねぇ;
無自覚おさななで居て欲しかった気持ちも無きにしも非ず…。
個人的にはシズちゃんのクソデカ感情に萌えたので結果オーライでしたが。

今回出番が超少なかった大学生組。
秋彦の無精ヒゲに「!?!?!?」(←声にならない叫び)
春樹さんと上ノ山姉のやりとりはなんだかホッとしました。

本編以外の番外編や描き下ろしはいつもの4コマ。
相変わらずゆるゆるでワチャワチャしてて面白かったです♪

ギヴンの運命はどうなっていくんでしょうか。
7巻の展開が気になります。楽しみ…!!!

18

一言だけ言わせてくれ

鹿島柊可愛いありがとうな(クソデカボイス)

10

これからの決断

一応、ネタバレ有りです。
すごく、すごく苦しいです!!!
ギヴンが揃ってワチャワチャというより、また新しい問題が出てきます。

今回からはシズ&柊の恋と真冬の成長がメインになるのではないかと思われます!!
本当に気になるところで終わるので続き読みたいです!!

真冬は由紀のときは受け身だったんですよね。誘ってほしかった、言ってほしかった。でも、それを繰り返さぬように真冬は動き出しているのだと思います。

あと、真冬、めちゃめちゃかっこよくなってない??


7

今回もなかなか…

ネタバレ含みます。

前回までで立夏と真冬の恋、秋彦と春樹の恋、が一区切りつきましたが、圧倒的に消えない由紀という存在、そして進路…
単純に音楽を好きで、認められることに喜びを感じられる人たちもいれば、プロという世界に踏み込むことにたじろぐ人、自分の考えがまだ分からない人…それぞれのいろんなおもいが錯綜する巻だな、と感じました。
今回は柊と玄純と高校生コンビの絡みが増えたことによってそれぞれ抱くことになったおもい、向き合わないといけなくなったおもい、が何層にも感じられます(わかりにくい表現ですみません)
ギヴンで織りなされる感情って、およそ穏やかじゃない、心を抉られるようなものが結構多いと思うんです。
今回、本編はほぼほんわかしてるところがない。個人的にはすっごく苦しくなったけど、でも、それでも、物語の中の彼らは一生懸命目の前のこと、抱えてることと向き合って生きていて、彼らのしあわせを、願わずにはいられない。(しあわせってなにかってこの物語でなかなか明確に想像しずらいところもあるかと思いますが。)次の発売日が待ちきれないです。
メンタル抉られるけど、同時に愛しくもあり、読んでるこっちにも"生きてる"みたいな感覚をくれる作品って多くないんじゃないかな、と思います。
すごく心にクる作品なので、ぜひ読んでみていただきたいです。

7

柊がとにかく可愛くて悶える

6巻では真冬の幼馴染の柊と玄純の関係が描かれ始めますが、ここが沼…。今まで立夏真冬カップルのために読み続けてきましたがここに来てさらに続きが気になる新しいカプに出会ってしまいまたこの作品から離れられなくなりました。特に玄純のクソデカクソ重感情が最高。人生を捧げるぐらい思っているけどドロドロした支配欲のようなものもあり…。執着愛って感じでいい意味でゾワゾワします。にしても続き1年後…?(泣)
早く両片思いの2人のお互いの思いを知る瞬間が見たい!
ギヴンは性描写かなり少ないのでそこらへんで若干消化不良なんですがこれ最終回までずっとこうなんだろうか…。
一生立夏真冬のあれそれも玄純柊のあれそれも見れないんですか…?
先生同人誌でもいいから何とか見せてくれないかな(切実)。

ギヴンてあんまBLぽくないというか、性描写が少ないからってだけじゃなく絵柄とかちょっと雰囲気重視な感じポエミーな感じとか少女漫画っぽいから初心者向けでもありますね。ひと昔前の初心者向けが純ロマなら今はギヴン。
どうしても成り行きが気になるカプが出てくる事で続きを読まざるを得ない漫画ですね。
しつこいですが、先生!えろをください!(切実)

5

柊ピックアップ

柊はいつでもまっすぐでいい子のイメージでしたが6巻を読んだら、めちゃくちゃ可愛くていいキャラだなともっと思いました!

ギヴンはキャラクター一人一人にしっかり物語があって今回は柊と玄純の話が印象的で、玄純の事が好きすぎる柊が可愛かったです!!

他には、由紀の作りかけの曲を完成させることになった上ノ山は、複雑な心境ながらも由紀が作ったような曲に仕上げた所がすごいと思いました。
あと、上ノ山のお姉ちゃんの弟想いなところがグッときました。

一冊の中でそれぞれのキャラに進展があって内容が濃かったです、続きを早く読みたいです!

4

ピカイチ!!

個性がバラバラなのに(立夏と柊は同族嫌悪だけどww)
ちゃんとそれぞれの想いが繋がっているというのが素敵ですよね。
たけちゃんの彼女は君かぁ!と意外でしたが
今までのちょっとキツイ感じのイメージが覆されてなんだかんだで愛なんですな。
誰かを想うって恋愛だけじゃなくても不可欠で
やっぱりそれ無しには生きられないのかもしれません。
バンドのこと、友情(?)にしても展開が面白すぎ!
今更ながら単純に絵が凄く好きというのもありますが
ギャグのわちゃわちゃな感じといわゆるエモさの緩急がたまらねぇ!!!
センスの塊をばばんと拝読出来る幸せが続くなんて贅沢極まりないです。
そして番外編の梶秋彦をありがとうございます。圧倒的御姿。

4

感想

 新展開とても熱かったです。 
 会ったこともない上に死んでしまっている他人にどう接近するのか。それが上野山立夏にしかできないやりかたで為されていました。立夏にとって由紀や、彼と残された幼なじみたちのことは立ち入り用のない領域だったと思います。絶望的な大きさの隔たりを音楽で紐解いてゆき、楽曲を「修復する」ことは、生前の由紀と交流がない立夏にとっては由紀という人物にアプローチする唯一の手段であると同時に、音楽という表現方法を持ち、真冬を特別に思っているという共通項のある立夏にしかできなかったことだと思いました。
 柊と立夏の交流は、才能と情熱のある若者同士が化学反応を起こす様が読んでいて爽快でした。
 立夏のお姉さんの、自分の中にある負の感情と真っ向から取っ組みあっている姿も印象に残りました。
 次巻以降も楽しみです。

4

人生の岐路に立たされて思うこと

神だった5巻からの6巻です。
柊mixってことで、今回はスピンオフ的な要素が強いかも。
ギヴンの4人は一度も揃いません^^;


真冬の幼馴染みである柊のバンドのギターサポートを引き受けた立夏。
柊たちに悔しさと羨ましさを感じる立夏に、ギヴンにもプロへの誘いがある事を明かす春樹。
しかし、真冬の反応は意外なものでーー…!

それぞれの人生の岐路に立たされたって感じかな。
バンドを続けることに迷いがない立夏と、迷う真冬。
真冬には覚悟が足りないのかな。
そこを浮き彫りにするのは、幼なじみの玄純なのですが、この子の一途さが凄い!
柊のために人生を捨てることも厭わないのです。
欲しいもののために、ただただひたすら身を削っていく。
この「好き」の大きさはすごい!!
柊とは両片想いなので、ちょっとのきっかけでくっつきそうです。
またもや同時多発カップル誕生かな。

そして、由紀の未完成曲を完成させる立夏。
書きかけの曲を「昔の恋人が書いたラブレター 地獄みたい」と評する立夏の姉。
この言葉、胸に突き刺さったー
相変わらず心を震わせるセリフが素晴らしいですね。
この〝書きかけのラブレター〟を、どんな気持ちで立夏は完成させたのかな……
そして、それを歌う柊、柊を想う玄純の思いは?
真冬はどう思うんだろう?

亡くなっても尚、みんなの心に居続ける由紀の存在感がすごい。
溶けない雪なのか、解けない魔法なのか……
この作品の影の主人公は、間違いなく由紀ですね。

真冬には、皆においていかれる不安からじゃなく、自分の意思で人生を選択してほしい。
ラストで秋彦の家を訪ねたのには、どんな意図があるんだろう?
春樹じゃなくて秋彦なんだよね。
二人とも感受性が強いから、通じる所があるのかな?
次巻が楽しみです。

番外編の4コマは、完全なるコメディ(笑)
存分に楽しませていただきました!文化祭いいよね。

8

彼について

秋彦と春樹のあれからが読みたかった気持ちが大きいのが正直なところですが。
こう持って来たかと、展開の面白さにあっという間に読み終えてしまった。

ギヴン的には少々お休み。
由紀という故人が、どれほど大きい存在だったのかがよく分かる6巻でした。
真冬の幼なじみである柊と玄純のバンドに、サポートメンバーとして期間限定で加わる事になった立夏。
うーん、この展開は予想していなかったな。
柊達から頼まれ、由紀が遺した作りかけの曲を、会った事もない由紀というパンドラの箱を立夏が開いて、より深く彼の事を理解しながら曲を修復し作ることに。
立夏の姉・弥生が言う通り、本当に地獄みたい。
こんなの、やりたいって言う人の方が少ないと思います。
でも、由紀が作った作りかけの楽曲を初めて聴いた時の強烈なインパクトが抜けずに思わず放心してしまうんです。
このシーンがすごく好きです。柊に感じた魅力とは全く別の、どちらかというと真冬の声を聴いて圧倒された時のような表情にも思えて。
真冬のかつての恋人。彼が遺した楽曲はどんな曲なのだろう。
それは、もしかしたら真冬を歌ったラブソングなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。
由紀の事をもっと知りたくなっている自分が居ます。

真冬は「冬のはなし」を書いた事によって、少しずつ由紀の死から前へ進み始めているものの、幼なじみかつ同じバンドメンバーであった柊達はどうなのでしょう。
バンドとしては新しい形で続ける事にした2人。
けれど、欠けてしまった由紀という穴は非常に大きなもので。
曲を完成させて、彼らは本当の意味で前に進んでいけるように昇華させたいのでしょうか。
立夏がサポートメンバーとして柊達と過ごすようになり、過去の光景と重ねてしまう真冬もなんだか危ういですし、一山越えればまた一山…と、一筋縄ではいかないのがギヴンといったところ。
変化を続ける若者達。彼らがどんな決断をし、どんな結末にたどり着くのかを、楽しみ半分、怖さ半分で見守りたいと思います。
出来る事なら、彼らがそれぞれにとって良い形で乗り越えて行けると良いな。
そのために必要だった展開なのだと思いますし。
どんな楽曲となるのか、どう昇華させるのかが楽しみです。

そして、幼なじみ組ですよ。
今更ですけれど、真冬(冬)、由紀(雪)、柊(冬の植物)、玄純(玄冬)と、幼なじみ4人とも冬にちなんだ名前なのですね。
なんと今作で柊と玄純の両片想いが判明。
由紀と真冬は〜なんて言いながら、2人もなかなかですよ。
いやしかし、玄純の事が大好きな柊が可愛すぎます…
寡黙だなあと思っていた玄純が予想よりも内面がどろっとしていて、柊への執着と一途さ、落ちて来るのをひたすらに待っている仄暗くて重たい感情がすごく好みでした。
互いが互いに重めの感情を密かに持っている事に気が付いていない2人にわくわくしちゃう。
ちょっと、なんだか気付けば同性カップルばかりとなりつつあるのが少々気になるところではありますが…

それから、今作で久しぶりに登場した立夏の姉・弥生が好き。
なんだかんだで弟の事を考えていて、何気ない言葉で弟の事も、思いがけず春樹の心も助けてしまう。
彼女の一言で、前巻の春樹のぐるぐるとしたものが少し救われるようでした。

次巻ではギヴン全員が揃うシーンも見たいなと思いつつ7巻を待ちたい。

6

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