ギヴン 5

given

ギヴン 5
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神191
  • 萌×244
  • 萌15
  • 中立2
  • しゅみじゃない16

--

レビュー数
20
得点
1178
評価数
268
平均
4.5 / 5
神率
71.3%
著者
キヅナツキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
ギヴン
発売日
価格
¥721(税抜)  
ISBN
9784403666742

あらすじ

秋彦に押し倒されながら、苦しげな彼に差し出した手さえ振り払われた春樹。
それでも秋彦を突き放せないまま、バンドのフェス予選が始まる……!!

表題作ギヴン 5

上ノ山立夏,高校2年生,ギター担当
佐藤真冬,高校2年生,ヴォーカル&ギター担当

同時収録作品ギヴン(5)

梶秋彦,大学生・ドラム担当
中山春樹,大学院生・ベース担当

その他の収録作品

  • 羽化前夜

レビュー投稿数20

梶秋彦に萌え殺された…。

ギャーーーーーーッッ(///Д///)
何コレ!何コレ!!何コレ!!!

2巻辺りから梶秋彦に散々振り回された感情が
5巻にて打ち上げ花火で爆発した+゚。*(*´∀`*)*。゚+
ヤバかった。死ぬ。萌えも語彙もはじけ飛んだ。死ぬ。

…ふぅ。初っ端から荒ぶっててすみません。
なんかもうすっごい興奮しました////
梶秋彦が萌え矢をバスバス打ってきて堪らんのですよ…!!!

さて気を取り直して。
帯には「軋んだ恋の終末と、フェス予選」と書いてあります。

バンドにかける青春。
音楽への熱。
行き場のない想い。
その渦中で真冬が伝えたい言葉。

そういったものがドバッと詰まった5巻です。
BLから離れた音楽面や青春サイドも多めですが
その中に訪れる変化にガッッと胸が鷲掴みされました(∩´///`∩)


苦しい、やめたい、でも離れたくない恋。
秋彦も春樹も雨月も今の場所から動きたいのに動けなくて。

3人の関係を一番冷静に見てたのは真冬でした。
なぜしがみつくのか、真冬にも経験のある気持ち。
"変化が怖い"というのが痛いほどわかるのですね。

死んでしまった元彼が残してくれたギターが上ノ山くんと話すキッカケとなり、
上ノ山くんが与えてくれた音楽での表現が今の真冬の中心にある。
秋彦と春樹に出会い、雨月と出会い、吸収したものすべてを糧にして伝えます。

変化は終わりじゃない。
次に繋がるから、大丈夫、大丈夫というメッセージに涙・涙。
真冬の「伝えたい」「届け」と祈る気持ちが胸を抉ってくるのですよ(;///;)

そして真冬の気持ちは伝えたい人に伝わり次への変化となりーーー。


はぁぁぁぁ…
変化のバトンリレー、めっちゃくちゃ良かった。
ギヴンは人と人との縁も濃く描かれていますよね。
真冬が雨月から吸収したものを自分の表現に変えて、
それを肌で感じた秋彦が原点に立ち返るのが熱いッッ!!!

以前雨月が言っていた「キッカケがあれば化ける」は秋彦を指していたとは…(゚Д゚)!!

そう思うと雨月と秋彦の関係ってホント複雑。
音楽を楽しいと思えたキッカケも、ダメになるキッカケも、嫌になるキッカケも、雨月。
心から欲し続けたのも雨月なら、一緒にいてシンドイ相手も雨月なんですよねぇ…。

で、見えない泥沼に少しずつ飲み込まれてく中に現われたのが春樹さんというね。

秋彦が化けるのには雨月ではダメだったんですよ…。
それを雨月はどんな思いで見てたんだろうか…(;///;)
この表現しずらい関係も切なくて萌えた…(;///;)

そしてそして!!!
春樹さんと秋彦ですよーーーー!!!!
語彙力死んでるのでこの感情をどう表現すればいいかサッパリ分からないんですが、
梶秋彦一世一代の告白がもぉぉぉぉぉぉぉ!!!!叫ばずにいられない!!!!!
頭がはじけ飛んだし心臓が破裂するぐらい萌えた。

ここにきてなんでこんなピュアなもん見せつけてくんだよ、梶秋彦…。
セリフもギュッと抱きしめてるのも手が震えてるのも、ホンマ…、アカン。スゴイ。
めっちゃ好き。大好き。最高。
春樹さん、良かったねぇぇぇぇぇ。゚(゚´Д`゚)゚。

そういえば普段タメっぽいけど秋彦は年下でしたね~。
年下攻めの本領発揮してきた秋彦はシンドイぐらい可愛かったです!!(+゚。*昇天*。゚+ )

描き下ろしの秋彦視点もめちゃくちゃ良きなんです。
タイトルはずばり「羽化前夜」
まさに5巻を表すようなタイトルをラストに置く構成が上手い。

高校生組の萌え箇所は、
ヘタレDT化が進んでた上ノ山くんがですね。
「おいで」と真冬を抱きしめるのにニヤニヤが止まらなかったッッ!
ちょっとずつ大人になってるね、上ノ山くん。
真冬が満たされてくような表情してて多幸感が溢れておる(∩´///`∩)

けれど2人の間になんも障害がないかと言えばゼロではなく。
なんだかんだで元彼の存在が顔を覗かせ、上ノ山くんが無力さに苛立つような感情が切ない…。
次は高校生組の番かな?楽しみです!

33

神は神なんだけど。。。

こんなにも一つの作品またはカップルについて誰かと語り合いたいと思ったことはありません。5巻を読んで皆さんどう思われたでしょうか?気になります。

登場する2組のカップルどちらもの片割れが、過去の大恋愛の末(真冬の場合は恋愛以上の理由があると思いますが)、新しい相手に出会ってからも未だに大いにそれを引きずっているという。。。上ノ山と真冬カップルはそれでもこれから少しずつしこりが溶けてゆきそうですが、私的な問題は秋彦と春樹です。いやいや、秋彦も雨月も未練タラタラですよね?お互い惹かれながらも、長い月日の中でこれ以上は無理だという結論に達したのかもしれませんが、やっぱり音楽が好きだと秋彦が思えた時点で、春樹ではなく雨月とよりを戻しても良かったのではないかと思えてならないのです。春樹には幸せになってもらいたい。でも春樹の二番手感が拭えず、いいのかな〜こんなんで。。。と思ってしまうのです。

バンドのライブ審査も後一歩で届かずと、現実味のある展開。これがいいんでしょうね!秋彦と春樹に関しても、なんか諸手を上げて良かったねとは言えない。でもそのモヤモヤ感がリアルでいいのかもしれませんね。という事にして、次巻を楽しみに待ちたいと思います。

21

読んだ後の余韻、やばいです。

青春ですね。

遂に、春樹と秋彦、雨月の三角関係が....。
もう、雨月の涙が美しすぎました。春樹の恋を応援したいけど、雨月と秋彦が別れるのも悲しい...。
とはいえ、春樹、秋彦おめでとう。

真冬と立夏は高校生ならではの距離感、ニヤニヤが止まりません。たまに見せる真冬の脆さと切なさが最高に好きです。あと、浴衣姿可愛いです。
柊と真冬の絡みが最高.....。


とても良い本なのに、語彙力のなさに伝えきれないのが悔しいです。この本を読んだ時のこの感情をなんて言ったらいいのか......。尊いとはこういう時に使うんですかね。

次の巻も楽しみにしています。

10

心と音が 一つになる歌

人生と音楽が一心同体のような彼らに、涙が止まりませんでした。

秋彦が雨月を手放せなかったのは、彼といた日々以上の楽しさを感じることが出来なかったり、"雨月といた自分"よりも"今の自分"が好きになれなかったからだと思いました。確かにバンドは楽しいし、遊ぶ女もいただろうし、雨月とも付かず離れずの微妙ではある距離を何となく保ってきたと思います。そこに真冬が現れて、真冬に感化された立夏が変わり始めて、"変わらず"そこにいてくれた春樹の存在に"気がついた"から、生き方を変えようと思ったんじゃないかなと。誰が悪いわけでもなく、くすぶり続けた感情は、行き場をなくして、持て余していたと思います。雨月もきっとそう。真冬の存在は、真冬が経験してきた感情や行動で形作られているから、だから彼の存在が、周りを動かしたんだと思います。勿論真冬だけでなく、立夏、春樹、秋彦、それぞれが、互いへ影響を与えていると思います!!春樹は大人だから、我慢したり、思うところあったと思いますが、"諦めなくて"って言うと語弊がありますが、ずっとずっと秘めていた熱いものを手放さなかったから、秋彦と結ばれたんだと思います。
春樹の存在が秋彦を変えたのは間違いないですよね。春樹は、いつでも、"変わらず"そこにいてくれました。変わらず って言うのは、勿論日々人は変わっていきますが、秋彦との距離感はずっと変わらず、というか"変わらないでいてくれた"んだと思います。態度を変えないってことだけじゃなく、思い続けてくれていたのもそうだと思います。表現の仕方にもよりますが、"変わらない"ことは良くも悪くも捉える事が出来ると思いますが、今回は良いことです。春樹の存在の大きさに、秋彦はようやく気がついたんですよね。見合う男、つまり、春樹が秋彦を思う気持ちと同じだけの思いを抱いていい自分でいたいっておもったのかなと感じました。

苦しいことを"苦しい"と、寂しいことを"寂しい"と、言えるような関係でいたいなって、秋彦と雨月を見ていて思いました。いつからそうなってしまったのか、言葉と音と心が、バラバラになってしまったからなのかな。自分勝手にも見えた雨月は、ずっと孤独だったんですね。前を向けて、良かった。2人でいた時間は、幸せだったと、信じています(*^_^*)

音楽は、感情そのもの。熱い音が聴こえたら、気分も熱く、音が乱れていたら、心が不安定なのかもしれません。"誰かを救いたい"なんておこがましいかもしれないけど、前の歌とは違う歌、自分の為だけじゃなくて、誰かと一緒に感じたい歌を、真冬は届けたかったんだと思います。

"音楽が好きだ"は、音を楽しんでいる自分が好きだってことかなと思いました。こうして奏でている自分が好きだから、次に進む一歩が踏み出せたんだと思います。色々な感情が湧いてくる、すっごく素敵な作品でした!

9

きっと、大丈夫

春樹が秋彦をあきらめる4巻に続いて、この巻は、思考停止に陥っていた秋彦がようやく立ち直るお話。
真冬は、フェス予選に向けた新曲の歌詞作りに詰まって雨月を訪ねます。
どうしようもなく固まってしまっていた、雨月、秋彦、春樹の関係が、真冬の歌で解れだすライブシーンが圧巻です。
歌詞そのものや、歌のメロディーは、絵ではわからなくても、
ずっとこのままと思って、どんなに望んでも、きっと朝は来て、何かが変わっていくのは止められない。
でも、だからこそ、二度と元に戻れなくても、遠くにいても、大丈夫。
過去は嘘じゃないし、
朝が来たらまた、きっと、どこへでも行けるから、大丈夫。
と歌う真冬の声に、雨月は秋彦を開放しなければならないことを受け入れ、秋彦は自分の足で外へ踏み出す決意を雨月に告げます。

でも、こんなにドラマチックなことのキーになった事に真冬はまるで気付いていない。
ましてや、立夏はあの3人の中でそんな愛憎劇が渦巻いて事すら知らなかった。
それよりも、もうなんにもない柊と真冬の関係の方にやきもきしている。
高校生組と、大学生組、二つのお話が、バンドの、音楽でクロスしていく。
正に、クライマックスでした。



7

雨月ーーー!!

アニメきっかけでイッキミの最後。
雨月ーーーー!!!!
と誰もが叫びたくなる感じの5巻でした。
そんなに雨月というキャラが好きだったわけでもないんだけど、この巻の雨月が決定的にフラレるシーンは泣ける…。切ねえ…。フラレたり好きな人が死んだり、皆の心の傷に寄り添う真冬の歌ってのが泣ける…。雨月さんの出番はこれで終わりなのか、切ない。
でも春樹の長年の片想い実って良かったね。これでだいたいカップル出来上がったよね?6巻からはどんな展開なんだろ?
真冬も完全に元彼吹っ切れたってわけでもないんだろうし立夏もそれに気付いてるけど、悩みつつも一緒にいてほしいね…。
ところで立夏真冬が付き合いだしてから1年近く経ってません?DTは卒業したんですかね…?まさかまだキス止まり?純愛すぎん?本当にBL?真冬が立夏の家に泊まったシーンも自分は立夏以上にドキドキでしたよ!何もないんかい…。
今後も期待させつつ何もないシーンがずっと続くんですか?嫌だーー。真冬立夏がラブラブなとこをください!せめて次巻では!次巻半年後とかだよね…。待てん…。明日6巻出てくれ。
とりまアニメの方も全力で視聴しようと思います!
立夏真冬のラブラブシーンがいつか見れますように!(しつこい)

4

春樹推しなので春樹が幸せならそれで

ここに来てこの表紙って事はあと3巻は続きますよね、みたいな期待を笑
いや、最終巻ピンの表紙は考えにくいから4冊は…長い作品が好きだから、期待してしまう。

真冬が柊にめちゃくちゃ冷たいのが好き。真冬の「くっつきなよ」の時の手よ。親指を出すんじゃありません。そんなキャラなの君?
この作品の登場人物、みんな人によってめちゃくちゃ態度変えるんですよね。それが人間じみてて好きです。すごくリアル。

◾︎梶秋彦(大学生)×中山春樹(大学院生)
3巻のレビューにも描きましたが、タケさんこと矢岳が春樹とくっついても私は満面の笑みでいられましたよ。春樹が幸せならね。
23話で料理作る春樹、マジ聖母。縋り付きたくなる気持ちはわかるが、梶許すまじ…
求められてないってしんどい、のモノローグの後の梶の「ここにいて」、はぁ…ため息しか出ない。ここの春樹の表情が抱きしめたくなる。抱きしめてあげてくれ!!からのラスト!!抱きしめた!!!最高!!!!BL漫画最高告白シーンの1つになりました。最高…しんどい…最高

衝撃的な出会いに、これ以上はないと思ったりするかもしれないけれど、案外とそんなこともなく世の中は素敵なものだらけなんですよねぇ。
振り向いた雨月が美し過ぎて泣いたので、雨月にも新しい出会いを願う。

公園でハグする真冬と上さまも良かったのですが、アダルト組に萌え滾り過ぎた。

4

大人の恋に決着

いよいよフェスの三次審査のライブシーンです。
真冬の友達・柊たちのバンドは1日目。
柊らなかなかやりおるようです。

そして、秋彦は春樹といることで、
また音楽が楽しいと思えるように変化していました。
秋彦を変えたのは雨月ではなく、春樹です!
それに気付いて雨月と決別する秋彦……

Liveには雨月も来ていましたね。
もう一度ちゃんと別れを告げ、
今度こそ秋彦は雨月と別れることができました。
でも、雨月はまだまだ時間がかかりそうです。

なんだかんだ、雨月も秋彦が大好きなところが辛かったてです。
もっと悪いやつならよかったのにね……


雨月を吹っ切って音楽に没頭する秋彦は、
バイオリンコンクールに出場します。
雨月とよりを戻したと思ったのかな?
観に来ていた春樹は途中で帰ってしまうのですが、
秋彦が追いかけてきて告白します。

やっと春樹の素晴らしさに気付いたか!
遅いわ!!

いや、遅くありませんでした^^;
ちゃんと春樹は秋彦を受け入れ、
やっと二人は恋人同士としてスタートをきれそうです。

本作ではイチャラブ展開がなかったのが残念でたまりませんでしたが、それは今後に期待したいと思います。

3

だいすき!

めちゃくちゃ泣いた。ストーリーボードが素敵すぎて号泣。

1

色々心に刺さりました

アニメ化を切っ掛けに一気読みしました。

雨月との恋に決着を付け、春樹との新しい恋が始まり、秋彦動き出せて良かったねー!と言うにはあんまりにも心残りが多くてモヤモヤしました…。

わりと時間をかけて秋彦・雨月のお互い好きで好きでしょうがないけど一緒には居られない複雑な恋を描いてきたのに、結局最後の最後までちゃんとお互い向き合わずに決別してしまった印象です。

秋彦は結局、何故雨月が自分と別れたのか、別れた後も傍に居ることを許していたのか知らないままで…秋彦が雨月の事を完全に諦めて別れたなら知らないままでも良いのかもしれないけど、どうも未練ありまくりな様子だったので、これは秋彦が少しでも雨月の気持ちを知ってたらこんな結末にはなって無かったのかもなって思ってしまいました。
てか、結局お互い未練ありまくりな状態で泣く泣く別れた感じだったので、何かの切っ掛けで再燃しそうな予感すらしました。
春樹との恋に帰結するなら雨月との恋はもっと綺麗に清算して欲しかった…

あとこれは内容とはあんま関係ない感想なんですけど、バンド作品でバンド内恋愛率100%はどうなんだろ?というのも少し引っ掛かりました。
雨月が音楽のために秋彦を遠ざけるのに対してメインの4人はイチャイチャ恋愛しながら音楽をしていくのもなんか対照的なのは意味があったり?

散々モヤモヤ感想を書きましたが、それでもこんなに登場人物について夢中にさせてくれるのはいい作品だな、と思います。
これからも作品の展開を楽しみにしています。

1

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