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hadakeru kaibutsu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
苦しすぎて読み返すのが簡単ではないシリーズ。
ですが一度読み出したら止まらないほどの魅力があるので、苦しさに耐えつつ作品の世界観にどっぷり浸りきって読みました。
お付き合いをはじめた秀那と林田の日々は順調で、お互いに相手を当たり前のように欲することができるようになっていて。
身体の関係から始まったふたりだけども今は快楽が目的ではなく、相手を心から求めて繋がっているのがよくわかります。
ただ林田の心の中には暗く重たい過去が居座っているので、そこを完全に乗り越えることができずにいるうちは、秀那との間にある壁が無くならないのは仕方ないのかなとも思えました。
壁を感じているほうの秀那もなかなか踏み込むことができず、モヤモヤとくすぶった気持ちを抱えたままなのがなんとも切なかったです。
好きだからこそ過去に踏み入るのには勇気が要るけれど、そこを越えなければ本当の林田の姿が見えてこないこと。
それを頭ではわかっていても動き出せないもどかしさが今の彼らを隔てているモノなのかなと感じました。
どんな理由があったとしてもDV自体は許されるものではないし、弓はもちろん林田自身に刻まれた傷も消えないのだけど…
でも林田がDVをするに至った背景を知ってしまうと彼も本当に辛かったことがわかってなんとも複雑な気持ちに。
一番の被害者は弓だけども、どうやってもふたりには幸せは待っていなかったのかな…と改めて悲しくなってしまいました。
秀那や林田が感じている複雑な感情やぶつけようのない想いがバシバシ伝わってきて心の中はぐちゃぐちゃですが、恋人同士としての程よい甘さがあるおかげで、大ダメージは受けずに済んだかも。
えぐられるのを覚悟して下巻も読みます。
恋人同士になった林田と秀那のイチャイチャエッチから始まる「はだける怪物」上下巻。
「恋愛ルビの正しいふりかた」「錆びた夜でも恋は囁く」と続けて読んできました。いよいよ本丸のストーリーに入ります。
過去に恋人に暴力を振るった林田と、林田の過去に引っ掛かりを憶える恋人の秀那。秀那の大阪転勤を機に、2人の関係に変化が生まれる上下巻です。
小冊子付き特装版を読みましたが、もう本当に読んでいて辛かったです。本編以上の衝撃エピソードに、胸が締め付けられました。DVになったその理由が描かれているので、辛くてもぜひ読んで欲しいです。
林田はかつての恋人・弓を痛めつけた自分のことを怪物だと言っていましたが、厳密にはそうじゃなかった。確かに暴力は許されることではないけど、林田を狂わせたのは前の会社と妹のバカ高い学費。読んでいて気分悪くなったし、怒り狂いました。林田を狂わせた原因が分かったけど、悲しい小冊子でした。
わたし的には、林田の妹が高いテンションで学費やら教材費を林田に無心するのが超絶イラっとしました。
上下巻で、核心にも迫るストーリー展開。かなり読み応えあります。
すごく重厚で良い作品だと思うけど、誰かに勧めたいかと言われたら躊躇するかも。やっぱり痛いのや悲しいのは身体がうけつけないです。下巻に期待します。
付き合った秀那とかんちゃんの恋人編です。
おげれつたなか先生の作品を読んで、好きな人と付き合えば必ずしも幸せになれる訳ではないことを知りました。
秀那は壁に貼ってある元彼・弓との写真を見つけ、かんちゃんの過去の話を知りたいと伝えますが、かんちゃんはお前には関係ないと拒絶するばかり。かんちゃんの事が大好きなために、壁の写真を見ると自分がかんちゃんの1番になりたいと嫉妬してしまう秀那の感情がリアルで惹き込まれました。はだける怪物でもかんちゃんの可愛すぎるギャップを見られて良かったです!
①「錆びた夜でも恋は囁く」では弓の元彼として一部登場。この時は攻めです。
②「恋愛ルビの正しいふりかた」にて短編で登場。秀那と出会います。
③「はだける怪物」で二巻まるまるメインカプでのお話です。
私は全部所持していますが、やはり①と②を読んでから「はだける怪物」を読むことをオススメします。
理由は3つ。
①「はだける怪物」ではすでに二人が付き合っていて、出会いなどは「恋愛ルビの正しいふりかた」に収録されているから。
②受けの林田が葛藤する理由が「錆びた夜でも恋は囁く」で描かれているから。
③「はだける怪物」の後半に数ページだけ「錆びた夜でも恋は囁く」の番外編が掲載されているから。
当初「錆びた夜でも恋は囁く」で悪いのは林田だと思っていましたが、彼にも辛く苦しい過去があるも、報われが好きな私はこの巻で複雑に悩みながらも幸せを手に入れようとする姿を見られたのは本当に嬉しかったです。
ただ、これは個人的な感想なので、逆順に読むのもそれはそれで面白いかもしれません。
一概にいえるのは全シリーズ最高だったという事くらい。
【小冊子】は、弓とかんちゃんと付き合っていた頃のお話でした。
かんちゃん目線でとても痛々しくて辛く、「はだける怪物」がより楽しめる一冊でした。
えろえろラブラブ、だけどどこか危うさを感じるふたりの続編。
でもまず、秀那とかんちゃんが思いっきり両想いで、恋人同士として愛を育んでる様子が感慨深くてグッときます。
その傍らで、拭えないかんちゃんの過去。
かんちゃんは「弓への恋心を忘れられない」ではなく、「同じことを今とても大事な秀那に繰り返してしまうんじゃないか」って不安でがんじがらめになってたんだな。
そして今回、陽キャリーマンな側面の強かった秀那の心も深堀りされて、人間味がすごく魅力的でした。
本棚整理中ですごく久々に読み返しました。
最初に読んだときに胸に刺さりすぎて、立て続けに3回読んだあとは読み返す勇気もなく、かと言って手放したくもなくて、本棚で熟成させておりました。
「錆びた夜でもー」の主人公・弓の彼氏だったかんちゃん。
あちらではかんちゃんの事情は詳しく描かれていなくて、ただ鬱憤を晴らすためだけに弓に暴力をふるっているイメージでした。
それだけ理不尽に暴力を振るわれても離れない弓の方もわかりやすく事情が説明されていなくて、ただただ壁に貼られた高校時代の笑顔の2人の写真が痛くて悲しくて。
そのかんちゃんの過去、弓に暴力を振るうようになってしまったきっかけがつらすぎるくらい克明に描かれています。
バカ高卒の低学歴、常識しらず、使えない。
理不尽な仕打ちばかりを受ける会社を、妹の美大入学のために辞められない。入学したらそこで終わりじゃなくて、入学金に学費、支払わなければいけないものは次から次へと母親から催促される。父親は当てにならない。母親もかんちゃんに頼りきり。妹は会社でのことなんて知らずに、純粋に感謝してくる。逃げられない。
かんちゃんの鬱屈した気持ちや閉塞感や焦燥感が文字で埋め尽くされたページにはっきりと、こちらまで苦しくなるくらい鮮明に描かれています。
絶対に手放さないし、しあわせにしたいと思っていた弓の存在すら疎ましい。フリーターで、何の責任も負っていない弓の励ましが憎たらしい。
そう思ってしまった時点で離れるべきだったのに、手放せない。弓も差し出した手を引っ込めない。ずるずると堕ちていくだけの関係は、かんちゃんが弓に弱音を吐けなかったせいと、弓の方もそばにいて暴力を受け入れるだけで、かんちゃんの奥に入り込めなかったせいだったんだなと、痛感させられます。
一方、かんちゃんの会社の後輩・秀那は、誰もが思うイケメン。
相手が思う理想像を演じることが楽で、「優しいイケメンの彼氏」という役割でしかみんなが自分を見ていないことにも気付いてる。誰も「秀那」という人間を求めているわけじゃない虚しさを感じて来た子です。
飲み会で酔ったかんちゃんを介抱したことから関係が始まって、「気を遣わずに気持ちいい」だけだった気持ちが、だんだん「そばにいたい」に変わっていったのは、それまでの彼女たちと違ってかんちゃんが秀那に何も期待しなかったからだったのかな。
違う人間。それぞれの過去。
過去が重ければ重いほど、こころを全部見せるわけにはいかなくて、閉ざした部分ができてしまう。
それをこじ開けてでも見たい、見せてほしい、というのは、すでに大きな愛だと思うのです。
上巻最後で弓と偶然出会った秀那はどう動くのかは下巻でございます。
ちなみにかんちゃんと弓がリバだったのは意外でした。
ど純愛ラブストォ〜リィ〜(どエロ付き)でしたね。
おげれつ節炸裂というか増し増しというかおげれつワールドがすごかったキラキラしてた。
二人の純粋な気持ち…向き合いお互いを大切に心通い合わせる過程に感動。
秀那も林田さんもがんばった〜
林田さんの基本命令口調、短めにしか話さない口調が好き。
でも自分の気持ちを説明したりしないから秀那は気になるし不安になるよね。
ましてや自分が首をつっこむ領域ではないとわかっているし。
そこを自分の中で何とか解決しようとがんばるけど難しくて…林田さんは林田さんで逃げずに自分と向き合い自分がしたことを受け止めている姿が…たまらなかった。
秀那のモヤモヤが続いたけど不穏な展開にはならず、じわじわ二人で歩みよっていったのがよかった。
正直上巻を読んだ時点で、林田さんと弓がその後再会すると思っていた。
でも物を介してだけどやりとりして秀那と林田さんで乗り越えた。感動。
このレビューは、
「同人誌版薊」のページに書くべきか迷ったのですが、
私は電子書籍の小冊子付特装版で読んだので、
敢えてこちらに書かせていただくことにしました。
前の方も書いていらっしゃいますが、
タイトルの「怪物」は紛れもなく林田のこと。
そして、あんなに明るく、笑顔が眩しかったかんちゃんが、
なぜ怪物になってしまったのか描かれるのが、
この小冊子「薊」。
アザミ、とは。
トゲを持った、見た目も決して柔らかくはない花。
花言葉の一つは「触れないで」。
それと「人間嫌い」。
このストーリーを読むと、本当に心が黒く、痛くなる。
けれどもこのシリーズを読むならば、
読んでおくべき一冊です。
かんちゃんの心の悲鳴がみえる。
この本としての評価は、上下合わせて下巻で。
なので、付属小冊子としての評価、
怖かったけどやはり「神」。
DVの、自分を制御できない底なしの恐怖が描かれていた作品。
『恋愛ルビの正しいふりかた』→『錆びた夜でも恋は囁く』→『はだける怪物上下』と気になるので続けて読みました。
『錆びた夜でも恋は囁く』で、ゆみさんがかんちゃんにDVを受けるシーンに衝撃を受けました。痛ましすぎる。「錆び」とは、ユミさんが傷つけられて流す血の喩えなんですね。血が飛ぶ描写などは温度を感じました、上手です、怖いです。神評価。
優しかったかんちゃんが何故壊れたのか。そしてかんちゃんが怪物から人に戻ろうともがく様子が取り巻く人も含めて描かれています。
受けた暴力で精神が崩れて、今度は他人へ暴行を与えるようになって、DVの衝動を抑えられない。かんちゃんは、理性で止められない狂気に満ちた怪物になってしまった。
作中のかんちゃんはまだマシで、救われている点は、かんちゃんが暴力を正当化しないで、止めなければいけないと自覚している描写になっています。
地獄から出る切っ掛けを得て、夫々が希望を持てない底なし沼から這い出して、光が挿す方へ向かって別々に歩み出す展開を読んで、ホッとしました。
カンちゃんが笑えるようになったと聞いて、ユミさんが「自分は待つしかできなかった」と涙するシーンに、胸が痛くなりました。 ユミさんが取った判断は、かんちゃんの希望を受けたもので、その時の精一杯の正解、かんちゃんを捨てて逃げた訳では無いのに、自分がしたくてもできなかったことを成し得た人がいたと知ったとき、色々な気持ちが湧いています。ココ読んで切なくなりました。
そして、かんちゃんに渡してと、ゆみさんが託したのは、アルバム。壁に貼った写真を整理してというメッセージでした。
写真を整理しながら、かんちゃんは暴力の呪縛を自分で解いていけたのか、笑顔です。
・・と、ファンタジーだから楽しんで読めばいいのに、感情移入して真剣に想いふけってしまいました。
鈴木傾城さんが書くアジアの貧民窟を連想してしまう作品でした。
ファンタジーは心へ鋭く刺さらないので、漫画は善いです。
このシリーズを順を追って読むごとに林田の人間臭さのようなものが見えてきて、初めて彼を知った頃よりも随分愛着の湧くキャラになってくれたなぁと思います。あんなに学生時代明るかった人間が、どうして弓みたいな献身的な相手に暴力を振るうようになったんだろうと不思議でしたが、社会人になってからの彼の経験を知れば納得。もちろん、だからと言って他人への暴力が許容されるわけではないけれども、あの時彼の唯一の逃げ場が弓だったんだなぁと。実際まだこういったブラックな会社は少なからず存在しているでしょうし、同情の余地は大いにありました。
暴力を振るいたくて振るったわけじゃない。壊れそうな心が悲鳴を上げながら、彼は拳を振り上げてしまう。同じ会社で働いている分、秀那はかつての弓よりは近い存在に感じているはずだけれど、彼は弓のことも本当に好きだったし、DVをしていたことを後悔し、いつまたそれに頼ってしまうか自分に恐怖も感じていて。いろんな感情を抱え込んだまま秀那と付き合っている彼が、柵から解放されて心から楽しそうに笑う顔が見たい、そう祈らずにはいられない上巻でした。
・錆びた夜でも恋は囁く
・ほどける怪物 (恋愛ルビの正しいふりかた収録)
読んで臨んでます!下巻を購入したので読み直し。
特装版は、同人誌が初出の薊が収録されてます。感想は長くなるので薊に。このシリーズを真に理解するには必読だと思うので、最初から特装版にしないで売っていただきたかった。特装版買ってるからいいんですけどね。
◾︎林田(かんちゃん…)×秀那(しゅうな 年下) 会社の先輩後輩
中のカラー扉の林田がイケメてて好き。
2人とも、居心地いいけど後ろ向きな自分から脱却するために変化を作ってるから、無理がでて歪みが出てきてるんですよね…成長痛みたいな。不安を開示してくしかないけど開示する事もまた不安だし堂々巡りよ。
林田の方が自分から「さびしい」「たのしい」って言ったり、頑張ってる気がするけどなんとも。
秀那の「帰りフットサルでもしに行くかな〜」ってセリフとか、そうだこの人コミュ力強者の根明マンだと気付かされる。林田の前でヘタレてしまうだけで。
話が起承転結の転っぽいところで終わります。下巻準備済みですのでいざ!
うーん。同時収録の「薊」が苦しくて無理。
「錆びた夜でも恋は囁く」で、暴力彼氏かんちゃんが「怪物」になるまでがつぶさに描かれていて。苦しいやら恐ろしいやらで、胸が締め付けられてしまう。かんちゃんはただ仕事のストレスを弓にぶつけていたわけでは無い。父が出て行った家で母を助け、妹を希望の大学へ行かせる為にブラック企業で我慢をする。自分だけが我慢さえすれば。そんな一生懸命さがかんちゃんを追い詰めてしまう。綺麗で大好きだった弓も、本当には分かっていない。かんちゃんは孤独だったのだ。とても。黒く塗りつぶされた中に掌だけが描かれるコマ。かんちゃんに浴びせられる沢山の台詞。時に血走った瞳。そのどれもが差し迫る様で、ゾッと背筋を凍らせる。下巻が出たので、久々に読み返してみたんだけど。中々読み返せない理由が、今やっと分かった。こんなにクドく描かれなくても。もうずっと苦しいのだ。息が詰まる。
表題作の方は、主に秀那のひとり語りで進行して行く。これまで自分を好きだという女の子たちと言われるがままに付き合って来た秀那はこんなにも人を好きになった事が無い。自分でも必死過ぎる、と思っている。壁の写真、恋人との過去。どこか上の空に感じる時。
「そうか、俺は林田さんの一番になりたいんだ。」あの人の全部が欲しい。
秀那の執着が開花した甘めの上巻です。ですがー、本作では林田さんのエロエロさに陥落というか、林田さんとのエチに夢中って感じもしていて。んまぁ、身体から始まるもアリっちゃあアリなんですけども。
一方で、林田さんは秀那を好きになる事を恐れている。壊れてしまった恋の様に、もぅ秀那を失いたく無い。それを思うと切なくて涙。
辛過ぎる上巻は、下巻までの一気読みをお勧めしたい。これから読む人は特に。
もっと言うなら
「錆びた夜でも恋は囁く」
「恋愛ルビの正しいふりかた」
「はだける怪物」上下巻
の順に正しく読んで頂きたい。
本作だけの評価は厳しくなってしまうけれど、通して読んでこそな作品だとも思います。
錆びた夜でも恋は囁くから恋愛ルビから全て見てますが、恋愛ルビで2人がつながりキュン死からのイチャイチャや付き合ってからも過去に捕われるかんちゃんなど、本当に面白い作品です!
ほんとにどこまでも推せます。一番好きな作品です!
さすが人気作家さん、読み応えありますね。
元々は巻末に収録の同人誌が最初なのでしょうか?だとするとよくここまでお話を作りこまれたなっていう気がします。
神ちゃんが受けていた会社でのイジメが酷過ぎて気持ちが悪いですね。
そんな中、最愛の弓に暴力を振るうようになってしまうかんちゃん。
しかし、本編はその過去を踏まえた上で、現在の秀那と林田(かんちゃん)の関係から始まります。笑わず、感情表現も乏しい林田と、イケメンで明るい秀那。林田が忘れられないらしい、写真の男、弓が気になる秀那。なかなか体の関係から先に進まないけど、秀那の大阪転勤を気に、だんだんお互いの気持ちを表現できるようになり、いい感じの二人。
でも、上巻最後で、秀那は現在の弓らしき人に会う。何か不穏な感じが。。
「錆びた夜〜」「恋愛ルビ〜」「薊」全て読んだ上で…
本作「はだける怪物」を読んで思い出すことがあります。
それは、私の親戚のおばさん・Kさんのこと。
私の父のはとこかまたいとこか、そんな間柄の人で、存命ですが私自身は大学生の時以来会ってません。
そのKさんは私が子供の頃にはすでに離婚していたのですが、その理由が夫の暴力。
当時まだ「DV」なんて言葉も無かったけど、殴る蹴る、物を投げつける、棒?で叩くなどされて、親戚で話し合ってやっと離婚したとか。
その暴力夫がその後別の女性と再婚したらしいのですが、その再婚相手には暴力のボの字も無いという話で。親戚たちはあの男は何なんだ?あの暴力は何だったんだ?と不思議がっている。
私はそんな話を小学高学年あたりで聞いて、なんだか怖いな〜と思ったものだった…
そんな記憶を思い出したんです。
その暴力夫が何を考えていたのか。
暴力を反省して、次の奥様には暴力を振るわないように頑張ったのか。
前の奥さん(Kさんのこと)には何か我慢ならないことがあって暴力を振るったのか。
再婚の時、前の離婚の原因を話したのか。黙って再婚したのか。
今の無暴力の生活の中で、前の暴力をどう感じてるのか。
本作の林田がまだ「かんちゃん」だった頃、ブラック企業で精神的にボロボロになって…っていう背景を見せられると、林田の過去の弓に対する暴力はなんだか正当化されるような気にもなってくる。
でもやっぱりそんな訳ないよ。
林田はずっと罪悪感に苦しんで、かわいそうだから秀那と幸せになって、という多くのご意見も確かに分かるけど…
これはおげれつ先生がどっちの視点で描いてるかで、読者の感じ方も一定の方向にリードされる気がする。
本作はまだ上巻で、ラストで秀那が弓と偶然(!)出会い、さてどうなる?という展開なのでまだなんとも言えないけれど、今弓が真山と穏やかに幸せなら過去はチャラになるのか、という部分が私は気になってるので、そこをえぐる下巻での展開を期待してます。
前作の林田さんがとても嫌な奴で、何で好きな人を傷つけてしまうのかよく分からなかったのですが、今回は林田さんが主人公(秀那もですね。)!!
最初の数ページ見てたら、アレ?林田さんが受けになってる?!!とびっくりでした。
今でも林田さんは弓(元恋人)の写真を部屋に飾ってあり、それを見ている秀那もちょっとモヤモヤしていました、そしてまさかの秀那が転勤となり2人の関係はあまり良い感じではなかったです。やっぱり一悶着あって、傷つけたくないのに傷つけてしまうというシーンがあって秀那も昔の林田さんとちょっとリンクしてる所があるなと思いました。お互い本音を言えて無事円満に収まり、良かったなと親心w
所々林田さんの回想シーンがあり、会社の人間関係の重圧で弓に暴力してしまった事。だけど本当は弓に笑って欲しかったと思ってたのに、暴力を奮ってしまうという。林田さんにも悩み事があってだけどそれを解決出来なかったから、別れてしまった。
それから少ししたあと、新人の秀那くんが入ってきてそれでまた気付かされる。
二人とも本当に幸せになって欲しいなと思う作品です。下も楽しみですね!
シリーズ三作目ですね。初めて林田さんが登場した話を読んだときは、どんな理由があっても殴るようなやつは嫌いだわ!と林田さんの背景など考えもしないで嫌っていましたので、前回から少しずつ林田さんを理解できるようになりました。そして、ついに今回は上下巻でこの林田さんと秀那くんのお話!切ないですね。
好きなのに暴力を振るってしまったあの頃、それを絶対忘れちゃダメだと言い聞かせるような写真。
林田さんを救えるのはやはり秀那くんのピュアな優しさしかないです。
秀那くんが偶然出会ったバーテンダー。気になっていた恋人の過去と近況をどう聞き出すのか。気になるところで終わってしまったのですぐに下巻を読まなくては!
私の地雷は暴力シーンですがこの作品はそれほどキツいシーンはありませんでした。回想シーンで少しぼかして入ってくるくらいなので苦手な人でも大丈夫だと思います。
"恋愛ルビの正しいふりかた"に同時収録されている"ほどける怪物"の続編です。
過去は変えられないし、忘れられないし、忘れちゃいけない…でも、林田さんは、とらわれ過ぎている…前作でそう感じていましたが、今作では恋人の秀那くんがここまで林田さんの過去を意識し、感じたことのない嫉妬心や独占欲にもがいているとはと、すごく驚きました。"こんなみっともない恋 初めてだ"と秀那くんが思ったのは、それだけ剥き出しの感情に溢れた、等身大の恋愛が、初めてなんですね。離れ離れになった秀那くんと林田さん、そしてそして、弓さんも登場!決して関わることがないと思っていた、でも気になっていた、林田さんの過去に、秀那くんは自ら触れていくのかなこれから。
どうなることが林田さんにとっての、秀那くんにとっての、2人にとっての、幸せなのか、今は答えが出せませんが、おげれつたなか先生の"答え"とも言える後編に期待が高まります(^^)!!
ちなみに描き下ろしは、まだ離れ離れになっていない2人の、飲み会からの2人で二次会焼き鳥デートって感じで、この後が"絶対お前ら激し目にヤるだろ"って思うと物凄くニヤケました笑(〃ω〃)
小冊子、弓さんとかんちゃんの甘々かと思いきや…私まだまだBL歴浅めなため作品読んだ量少ないからかもしれませんが、私史上もっとも辛いお話だったかもしれないです(๑*Д*๑)!! 林田さんのトラウマが暴かれる本!なかなか心をえぐられますよ。
エロくて、辛くて、苦しくて…悩む大人に胸がいっぱいになる作品です(^^)/
何の予備知識もなく偶然手に取り読み始めました。
秀那くんが林田さんの過去を気にして(そりゃ、壁に笑顔の写真貼ってあったら気になりますよね)、悩んで葛藤して…読み進めていきながらじわじわと涙が込み上げてきて、気づいたら泣いてました。
相手を大切にしたいと思うのに傷つけあってしまったり…って切ないですけど、そのあとの絡みとかふとした会話とかで、ほっこりした気持ちになって、その辺りの緩急のつけ方もさすが、というか、素晴らしいです。
そして、林田さん、可愛いです。
上、ということで続きも絶対買います。
それと、シリーズものだということを今さら知り、最初から購入しました(汗)すみません。
関連作品既読です。
おげれつたなか先生はとても好きな作家様ですが、特にこの秀那×林田のカップリングが大好きです。
おげれつたなか先生の描かれる受けは、作者様も巻末等で書いてらっしゃるようなタイプが多いですが、林田さんというキャラクターはちょっと稀なタイプですよね。
林田さんの過去のトラウマが細い絹糸を解くようにほどけ、むき出しになっていく心の動きがこれまた繊細に描かれていて、最高以外にどんな言葉を送っていいのかわかりません。
構成力、絵柄、表現力、演出力、どれをとっても超一流の作家様だと思っています。
下巻の発売がいつになるのかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
林田さんだけでなく、彼に関わったすべての人達が幸せになりますように、と願うばかりです。
そうそう、特典付きのを購入しましたが、思っていたよりもきつくない内容でした。
おげれつたなか先生の描かれる本って、少々読むのが辛い内容でも読ませやすく工夫してくれていたり、「救い」をセットにしてくれていたりするので、読者の気持ちにも配慮してくれているなあと感じます。ありがたいです。
大好きなシリーズの中でも一番好きな作品。
絵、ストーリー、キャラクター、エロ、すべてが好きすぎる。
かんちゃんが愛おしい。
今作では優しさや柔らかさ、パワーアップしたエロさ、色気のある表情。
とにかく魅了されました。
おげれつたなか先生が大切に、丁寧に、林田というキャラクターを育て描いてくださっているのが伝わってきます。
そして、そんなかんちゃんの姿が見れるのも、秀那の愛があってこそ。
いつまでも追いかけて応援していきたい二人です。
続きが楽しみ!
関連作品「錆びた~」「ほどける~」既読です。
こんなにハマれる作品に出会えてシアワセ半分、秀那と林田さんが好きすぎてツラいです。
ものすごい目新しいストーリーじゃないかもしれませんが、最高に魅力的なキャラクター設定と最高の絵で一気に引き込まれます。
ビジュアル、人物像(実は真面目で優しい、好きな人にはエロい、ツンデレなどなど)、林田さんには
全て萌えが詰まってますよねー。
おげれつたなか先生の絵は、受けも攻めも男らしい
体なところが最高です。ああ、それがダメな人もいるのかな。
一番好きなシリーズだけに、「ほどける~」から含めて、もっと長編で色々なエピソードに厚みがあったら…と思うのは贅沢でしょうか。
そこは「bl」だからと割り切ればいいのかもしれませんが、もったいない。というか単に自分がもっと秀那と林田さんを見たいから、そう思わずにいられないです。
たなか先生は私の一番BLマンガ作者で、怪物シリーズは全部マンガで一番好きなです。こんな素晴らしい作品を発表されだが本当に嬉しいと思います。連載中の毎話はかんちゃんと秀那の未来を心配させています。彼らをずっとずっと見守りたいです!
林田さんは必ずはじまりからたくさん論争があるキャラクターであります。鋭いし無愛想だけど、いじらしどころがある。だから読者を引き動かします。秀那は少しずつ林田さんの内心に踏み込んで、彼を深淵から引き出すのは秀那の初めだこそ。こんな必死で小心翼々で感情を守り、 [もうこんな僕に心痛させて、惜しませて別人がいないかもしれません] って、彼らはそうと思うはずです!
もう…すごいです。最初は、買ってみるか程度の気持ちで買いましたが読むうちにだんだんのめり込み、気が付いたら泣いていました!
「錆びた夜でも恋は囁く」「ほどける怪物」も既読済です。
なんというか、表現しきれないのですが…とりあえず…ブラック会社のクソ上司に追い詰められ、最終的に最愛の恋人に暴力を振るうことになってしまったかんちゃん。
「ほどける怪物」を読んで、林田さんよかったね…!と思っていたのですが解ききれていないものがあったようです。
とにかく、かんちゃんがハチャメチャにかわいそうでした。秀那を殴りそうになったときに、咄嗟に近くにあったものをぶん殴り怪我をして、「何してんだよ!」と心配する秀那に「悪かった、お前のせいじゃない」と秀那を殴ってしまわなかった事にほっとするかんちゃん。ここで彼の傷の深さというか、必死に自分のしてしまうことから逃げようとしている懸命さを感じました。
相手を大切にしたいのに、本当はすごく優しい人間なのに、追い詰められるとカッとなって暴力を振るってしまう、まさに「怪物」の一面を持つかんちゃんが不憫でなりません。
「もう…おまえ以外誰も好きにならない…俺は」というセリフにも、こう…くるものがあります。
「俺は」なんて…そんなこと言うんじゃありません!!!(泣)
薊の方も初見でしたが、またまたかんちゃんがかわいそうでなりませんでした。最初はクリアだったかんちゃんがだんだん毒されてゆく様子が悲しいです。弓もサポートしようとしますが、それでも塞ぎきれず…。
とにかく、下が気になります。はやく…はやくください!(懇願)
ず~っと続きが読みたいと思っていました。おげれつたなか先生の漫画は話もキャラもどれも大好きだけど、かんちゃんが中でも一番すきです。もっと痛い話を想像してて、読むのがちょっと怖かったんですけど、かんちゃんが予想以上に秀那くんとの恋に前向きであんしんしました。下巻がはやく出てほしいです。
錆びた夜でも~を読んでから、DVしていた林田さんのそれからの恋に興味があって、ずっと楽しみに待っていました。
リア充でイケメンな秀那が無愛想で人を寄せ付けないような林田さんと、
突然の一夜を過ごしてしまったときは、ええ~そんなことある!?と
BL脳が急に冷静になってしまったのですが(笑)、
その後秀那が徐々に林田さんに気持ちを寄せていくところに、激萌えです。
小冊子で明らかになった林田さんがずっと心に抱えている苦しさやトラウマ。
そんな取り扱い要注意な林田さんに魅力を感じている秀那。これぞ、理屈じゃない恋!ですよね。
秀那も今までに経験したことのない「初めての恋」状態でモダモダしている感じがとてもカワ(・∀・)イイ!!
林田さんもそんな秀那に影響されているのか、とってもピュアなところが無自覚にあふれ出てきていて、もう可愛すぎます。。。お互いがお互いを想うがゆえの行動が、どうか明るい未来につながっていって欲しい、と強く願います。
それと番外編がとっても良かったです。
弓が幸せそうでほっとしました。
いや。本当にエロが最高です。こんな、アグレッシブなエロだけど林田さんが積極的で秀那を、甘やかしているのがわかる。愛があるのがわかるので読んでてすごいいいって思えます。
今回は、秀那のための話かなと思いました。これからどうなりたいのか好きという気持ちだけできたけど、林田さんの内面の問題に秀那が、耐えられるのかってところがポイントかなと。
林田さんは自分の過去も含めた上で秀那を大切にしようという決心が見えるんですよね。
でも、一方的に林田さんが全部背負うだけでうまくいくのかって付き合ってその後のものがたりですね。
「怪物シリーズ」の不愛想だけどエロに奔放な林田さんと、『錆びた夜でも恋は囁く』で弓にDVしていたかんちゃん、何度読んでも私の中で二人は同一人物として繋がりませんでした。
でも本作で、過去と現在が繋がって、一人の男の全体像が見えてくる気がします。
前作「ほどける怪物」で、DVをしていた自分は幸せになっちゃいけないと思っていた林田さん、意地を張りつつも秀那を求めて、秀那も林田さんのことが気になって、恋人として落ち着いた二人。
仲良くやっていたものの、秀那は大阪に転勤することになって…
イケメンで過去の彼女達ともソツなく付き合ってきた秀那。
彼女達は言うことを聞いてくれる秀那を理想のように感じてるけど、秀那は本当の自分を見せず、彼女達に何も望んでいなかっただけ。
そんな秀那が林田さんの過去を気にする。傷つけても、傷つけられても、自分だけが林田さんの1番でありたいと願う。
初めて人を愛して欲するのは、痛みも混じるものだと思う。
林田さんも、「もう……お前以外、誰も好きにならない」って断言するくらい秀那のことを想っているのに、まだDVの罪悪感と、自分がまたそうなってしまうかもしれない恐怖に囚われていて、愛されることに自信がないなままなのが切ない…
でも嫉妬した秀那からひどいことを言われたのに、林田さんは秀那ではなく自分を傷つけた。それは暴力で憂さ晴らしをしていたかんちゃんとは変化している証拠だと思える!
秀那が林田さんの過去を知り、いまの林田さんも含めて理解して抱きとめてくれたら、私の中でも、かんちゃんと林田さんは繋がるような気がします。
下巻で、そんな未来がやってくることを願っています。
電子派なので特装版小冊子はどうせつかないだろうな…とダメ元で出版社に問い合わせ「小冊子ありと無しの二種類ご用意します」との回答を得てたけど、万が一、方針転換などされて小冊子付きはなかったらどうしよう…って思ってただけに、小冊子が読めてほんとーーーーに良かった。発売されるまで正直どきどきしてました。
なので、この作品のご関係者様みなさまには特装版小冊子も電子にもつけてありがとう!!そして紙書籍をさほどタイムラグもなく発売してくれてありがとうございますと言いたいです。(紙と同時ならもっと嬉しいけど)
さて、特装版小冊子。事前にレビューでその内容を見知っていただけに読むのに身構えてしまいましたが、これは避けては通れない&読まなくてはいけない内容だなと思いました。
ヘビーです。苦しいです。読んでて心臓がキューーーーっとなります。さてもっかい読み返そうかという気分にはなかなかなれません。
「錆びた夜でも〜」での弓に対するかんちゃんのDV。「恋愛ルビ〜」の【ほどける怪物】のかんちゃんの自責。これらの源流がこの特装版小冊子に描かれていました。
かんちゃんが追い詰められて心が壊れていく様子を読んで、かんちゃん、DVも致し方なかったよね…とはやはり思えないし正当化はできないけど、かんちゃん辛かったんだね、苦しんだんだね…とその心に寄り添うことが出来た気がします。
本編は秀那とかんちゃんが中心となってお話が進んでいきます。いまだ壁に貼られたままの弓とかんちゃんの楽しそうな高校時代の写真。その写真に写った見知らぬ男の影響力を感じずにはいられない秀那。
そしてお話の最後では、同僚に連れられていったバーの店員があの写真の男であることに秀那が気づく…!といったところまで描かれてます。
次はとうとう弓とかんちゃんが会えるのかなぁ。次巻も楽しみです。
錆びた夜でも恋は囁くで弓にDVしていた林田さんのお話なので、今作だけでも楽しめますが、錆びた夜でも恋は囁くー>恋愛ルビの正しいふりかたのコミックスに収録されているほどける怪物ー>はだける怪物を読むと林田さんと秀那のことがよくわかると思います。
錆びた夜を読んだときにとっても嫌な印象しかなかった林田さんですが、特装版の小冊子の薊(同人誌だったもの)を読むと弓と幸せそうに過ごしていた時期もあったことがわかるし、どうして暴力を振るうようになってしまったのかがよくわかるので、もし薊を読んでいない方はこちらの小冊子付特装版の方を購入されることをおススメします。
林田さんは弓と別れてから、ブラック企業を辞めて今の会社で、後輩の秀那と出会いお付き合いするようになって、ラブラブに思えるのですが、林田さんの家に行くと高校生時代に弓と一緒に笑顔で写っている写真が壁に貼ってあって、気になる秀那だけどなかなか聞けず、大阪に転勤になるしちょっと不安もある秀那は勢いで林田さんに写真のこと問い詰めて、それが昔殴っていた相手で、元カレだということを林田さんから聞かされます。
写真を剥がすことはできないとも言われ、モヤモヤする秀那。林田さんは壁にあの写真を貼ることで自分への戒めとしているように思えます。自分は一人でいなきゃいけないと思っていたけど秀那と出会ってもう一人ではいたくないという気持ちもあるし、もうお前しか好きにならないと言ったりもして秀那のこと本当に好きなんだと思うけど、林田さんの家に行くたびに目にする写真のことはずっと気になっていて、そこには自分は踏み込ませてもらえない寂しさやもどかしさも抱えたまま遠距離恋愛に。
仕事が落ち着いてきた頃林田さんが大阪の秀那のところに遊びに行った時は、観覧車に乗ったりおばけ屋敷に入ったり普通にデートしててラブラブな2人が見れて良かったです。
林田さんが東京に帰ってしばらくして、会社の先輩の付き合いで京都のBarに行った秀那は偶然林田さんの部屋に貼っている写真に写っている人に似たBarの店員を見て、それが写真に写っている相手だと確信します。
そのあたりで下巻に続きます。
とにかく林田さんは弓を殴り続けて傷つけたことを凄く後悔しているし、また秀那にも同じことをいつかしてしまうんじゃないかと恐れていると思うのです。
弓を殴っていたことは事実だし今更取り返しがつかないことだけど、今はもう手を上げることもないし、弓を幸せにしてあげられなかったことを後悔していると思うけど、秀那に出会ったことで変わっていった林田さんには今度は自分が幸せになって欲しいなと思います。
自分は幸せになっちゃいけないと思っているみたいなのが見ていて辛いです。
弓とのことになると秀那にも一線をひいてしまうし、なかなか弓とのことがすっきりしないと前に進めないみたいなので、いつかは直接会って気持ちに決着をつけられれば、林田さんも秀那と本当に幸せになれるのかなと思います。
こちら上巻なので下巻に続いていくので、この件に関しては宙ぶらりんですが、本編は林田さんと秀那色んなプレイに挑戦したりして、めちゃくちゃ林田さんがエロいです。
たくさん身体は重ねているのにお互い踏み込めない部分がもどかしいので、下巻ですっきりできると良いなと期待してます。
エロの濃厚さはご馳走様としか言いようがないですし、ストーリーも心理描写がとても丁寧で大満足です。
前作の「ほどける怪物」では弓側から俯瞰していたので、
「かんちゃん、幸せになっちゃうの…?」
と正直幸せな終わり方に懐疑的な自分がいましたが、今作ではかんちゃんが今まで感じてきた痛みに自分の心も締め付けられました。
かんちゃんはやってはいけないことに、直接的な意味合いも含め、手を出してしまいました。
特装版を買ったので、同人誌の「薊」を読みました。かんちゃんの気持ちに同情はしますが、それでも到底許される行為ではありません。また、許されてもいけません。
ですが。
そんなかんちゃんのこの先の幸せを祈れずにはいません。
過去は二度とやり直せないですが、そんな過去を踏まえた上で、未来は幸せになってもいいのではないでしょうか。
今度こそ二人でゆっくりと幸せになってもらいたいです。
あと、取り敢えずかんちゃんが元上司には、去勢したあと、全身の皮を剥いで一晩中アルコールにでも漬けといてください笑笑
下巻、次回作も楽しみに待ってます٩(ˊᗜˋ*)و
錆びた夜に続き,この作品を読んでうれしいです。前作より林田がメインの今作は大変読み応えある作品です。弓の前彼の時のかんちゃんと今のかんちゃんとのギャップ,半端ないですね。かんちゃんの弓へのせつない思いも秀那への好きな気持ちも,切ない過去で自分を許せないところも,すごくかんちゃんに惹かれます!
かんちゃんの幸せを祈って,続きを楽しみしています!
雑誌で内容はわかっていたのですが、まとめてみたかったのと同人誌の薊がついてくるということで少し高かったのですが、特捜版を購入。でも、お金を払う価値はあったと思います。内容については皆さん方が書かれている通りです。
私は、錆びた夜からずっと林田さんの方に思い入れがあったので、今回単行本になってくれて本当に良かったなと思います。ほどける怪物やはだける怪物の世界観って、作者の他作品と比べてあくまで林田さんと秀那の2人の世界で話がすすんでいきます。なので大きく物語の流れが変わったりとかはしないのですが、その分2人の心理描写にすごく惹かれます。なので、2人の気持ちに同調したり、逆に何でこここんな風に思うんだろとか何でこう行動したのかなとか疑問におもったり、深読みしたりしてしまいます。現実に2人がいるんじゃないかと思えるほど、のめり込んでしまっちゃいます。
そんな2人も雑誌ではクライマックスを迎えていくわけですが、温かく見守っていきたいと思います。
あっ、単行本最後の書き下ろしが個人的に一番好きでした。
読み応え半端ないです。
かんちゃんのエロが際立ってますね。
しかも紙版は修正が最小限に抑えられており、ディティールもかなり詳細に描かれています。
個人的に修正が最小限である事にもう、心底感動した!!
小冊子はかんちゃんと弓の同棲してる時のお話で、かんちゃんがブラック企業で心が壊れていく様子が丁寧に描かれています。
そして、この小冊子読んで発覚したんですが、かんちゃんは弓と付き合ってるときはバリタチで弓がバリネコだと思ってたんですが、どうやら互いにタチネコどちらも気分で交代してた模様。
この描写で、「恋愛ルビ〜」の「ほどける怪物」の時にかんちゃんの「後ろを使った事ある」発言とその経緯にしっくりきました。なるほど、弓と交代してたんだな。
兎にも角にも、こんなに読んだ後満たされる様な絶対買いのBL漫画には久しぶり出会いましたね。
そして、昨今流行りの小売書店毎の特典付き販売方式には心底嫌気が差していたが、今回のこの作品に関しては店舗特典も余計な描き下ろしとかもなく、誰でもいつでもどのサイトでも特装版小冊子付きを購入出来るという理想的販売方法にはマジで感謝したい。
ありがとう作者様!ありがとう編集担当者!ありがとう出版社!ありがとう企画担当者!
小冊子「薊」は以前からレビューを読んでおり、覚悟して読みましたのでなんとか耐えられました。知らずに読んだらビックリすると思います。若いかんちゃんの屈託のない笑顔がどんどん変化していくのが本当につらいです。
単行本の最初のカラーページは以前雑誌の表紙になってたメガネの林田さん。インテリっぽくてイイですね。
前作、はだける怪物のラストから2年経過。
安定のエロを交えつつ、主に秀那目線で話が進みます。秀那が大阪転勤になり、遠距離になる二人。
秀那は付き合う時に、アンタの過去は関係ない、と林田さんに言った手前知らんぷりをしていますが、部屋に貼ってある高校時代の写真がどんどん気になるようになっています。
それぞれの過去の回想などを挟みながら話が進んで行きます。そして番外編では弓と真山が京都に引っ越す事が書かれます。相変わらず仲の良さそうな二人。
切なさも萌えもエロもありとっても面白いのですが、過去が二人にのしかかり、やや重い雰囲気です。
そんな中、短いのですが最後の書き下ろしに癒されました。まだ秀那が大阪に行く前の会社の飲み会の話ですが、林田さんの全てがカワイイ!雑誌派なのですが、このラブラブな2人を見れただけでも買った甲斐がありました。
薊、錆びた夜でも恋は囁く、恋愛ルビの正しいふりかた(ほどける怪物)、そして本作は密接にリンクしているので、全部読んだ方が理解が深まってより面白く感じると思います。
二人の愛は問題無いのですが、上巻はとっても気になる終わり方をします。
シェリプラス2017年7月号に第7話が掲載されています。電子版は2018年1月8日までの期間限定販売のようです。
下巻が待ちきれない方は是非。
ネタバレあります。
めっちゃネタバレしてます。気をつけて下さい。
特装版の小冊子は、かんちゃんと弓のラブラブな頃からかんちゃんが働き始めて壊れていくまでの話となっています。
錆びた夜〜では弓視点なので、弓にただただ暴力を振るだけの彼氏といったふうにうつっていますが、かんちゃんはいい子なんだよぉ....!
元々錆びた夜〜が発売された頃からおげれつさんのキャラの中でかんちゃんが最推しだった私。
顔もドタイプだったしクズが好きだったこともあります。DV彼氏ですが何かを背負ってるような感じが最高に好きでした。
錆びた夜〜を読んで「かんちゃん無理!嫌い!」ってなった方も沢山いると思います。
そんな人に小冊子を読んでほしい!
かんちゃんは妹の大学進学のためのお金を稼ぐために働いています。そこで勤めてしまった会社がダメだった。。
上司からお茶はかけられるわ、土下座させられるわ、頭踏まれるわ、全裸強要されるわの日々。
理不尽に仕事を頼まれたり、残業代も払われていない。
途中で読むのが辛かったです。
かんちゃんにとってきっと唯一の癒しが弓でした。
毎日何も言わず働くかんちゃんと正反対に、弓はバイトを半年で辞めたり。。
かんちゃんが「もう無理かも」と弱音を吐いたら、弓は「負けるな!」って。。
弓には悪気は無いのはわかるんです。だけどかんちゃん視点からしたら弓の方がちょっと無神経で堕落的。。
そしてかんちゃん、弓には他に忘れられない男(真山)の存在にも気付いています。
弓の昔の携帯を捨てようとしてる姿が本当に切ない。。
かんちゃん、弓のこと大好きなんです。
だけど弓に手を出してしまった仲直りした弓の手をとってしまった。
ここまでが小冊子の内容となります。
本編は、秀那と林田さんの話。
私は秀那が苦手なので(短編での「昔彼氏にDVしてたのは俺には関係ない。どうでもいい」発言がちょっと嫌だった)、読んでて「やっぱり弓とかんちゃんがいいぜ。。。」ってなりましたが、林田さんは秀那のことかなり好きです。秀那も林田さん大好きです。
関係ない発言したけど、やっぱり秀那は元彼が気になる様子。
弓とかんちゃんの写真外してと頼んだけど林田さんに断られ嫉妬してます。
転勤先の上司のお気に入りのバーで働いている弓と会って、、ってところで下巻に続きます。
弓、成長してます。店長してます。
かんちゃんの頃にこうだったら、、って思いました。
う〜〜やっぱかんちゃん×弓を推してしまう><
かんちゃんは弓と別れてウリ?をしてたみたいですね。。
客が出ていってしんどそうな顔をするかんちゃん。(客にフェラしてかんちゃんがゲロ吐いた?吐かれて怒った客が出ていった。客とのシーンは描かれていないので安心して下さい。)←すみません、客とははっきり書かれてません。
部屋を出て行く弓の姿を思い出して心の中で「ゆみ」と呟くシーンが本当に辛かった。。
かんちゃんには本当に幸せになってほしい。。(欲を出せば弓と←)
途中で弓と真山の番外編もあります。
本当に特装版の小冊子を読んでほしい。
絶対にかんちゃんを見る目が変わります。
長々とネタバレすみません。
かんちゃんはイイぞおぉ!!
【追記】
このレビュー特装版じゃない方に書いたんだけどこれは運営にこっちに移されたかなー/(^o^)\
まあ小冊子のことも書いてあるのでね!配慮が足りなかった申し訳ない!
特装版の小冊子は、同人誌復刻版です。
決して楽しい内容ではないですが、かんちゃんを知るには避けて通れない過程。
本編にも関わってきますので小冊子付きをオススメします。
(※地雷のある方は「薊」レビューを確認してください)
さて、ほどける怪物の続編です。
かんちゃんのとても良い笑顔で終わった前作。
連載開始直後は、再度かんちゃんが苦しむのを見るのが悲しいと感じていましたが、
まとまって読むと、かんちゃんと秀那にとって大切な続編だな、と思えました。
かんちゃんが弓に暴力を振るっていた過去。
今も外すことが出来ない高校時代の写真。
あの頃のように笑えなくなったかんちゃん。
秀那と同じ時間を過ごし、秀那に愛されて、今は幸せだと思います。
でもかんちゃんの根本はまだ過去のわだかまりが燻っていて…。
その辺りに焦点を置いた続編となっています。
また、秀那も秀那で、焦りを感じています。
かんちゃんの燻りには気付いてるけど、どうして良いのかわからない。
かんちゃんと過ごす時間は幸せで楽しいけれど、つきまとう不安。
2人が本当の意味で幸せになるための続編と信じてます(;ω;)
本編は、
仲良くしているけれど、見えない部分ですれ違ってるような、
少し寂しさを感じるその後の2人から始まります。
秀那視点が多く、チャラい性格に隠されたものが…。
自分の弱さを見せるのが嫌で、余裕ぶってカッコつけてしまう秀那。
かんちゃんは気付いてても何もしてあげられません。
激しいエッチで秀那を喜ばせて、抱き合って、眠って。
ただ、好きでいるだけ。
私はかんちゃんがすっごく好きなので、
かんちゃんの不器用な優しさや健気さ、泣きそうな優しい笑顔に、
アカン、涙腺が〜〜〜。゚(゚´Д`゚)゚。
すっごい秀那が好きなのが伝わる!
けど、秀那は自分の自信のなさで、言葉の端をネガティブに捉えてしまう(怒)
それでかんちゃん傷つけるとか許さん!!!
少し不安定さが所々見えるけれど、
秀那が転勤になって遠距離恋愛が始まっても電話したり会いに行ったりと、
愛を育む姿があったのは安心しました。
かんちゃんに会った後の秀那の元気さが…w チョロいw
と、まぁデートすれば仲良しなんですが、ぐぬぬスッキリしないモヤモヤ。
そしてそして、なんと、弓が登場します。
秀那と!弓が!出会っちゃったんです!!
どす黒い過去が引き出されて直接向き合う時がきました。
大好きだった弓を殴って傷つけてきたかんちゃん。
悔やんで、自分を責めて、追い込んで。
『ひとりでいなければならない』と呪文のように…(;ω;)
やってしまったことは消せないけれど、
早く乗り越えられますように、と願わずにはいられない。
かんちゃんの幸せが早く見たいです。
作家買い。
おげれつさんの『錆びた夜でも恋は囁く』のスピンオフで、『恋愛ルビの正しいふりかた』に収録されている『ほどける怪物』の秀那×林田さんのお話。
『はだける怪物 (上)』は通常版と、特別小冊子付きの特装版が発売になりましたが、私は特装版の方をお買い上げ。この特装版についてくる小冊子は2015年刊行の同人誌「薊」。同人誌の方は持っていないので全く同じものかどうか(修正箇所やカットされている部分があるのかどうか)分かりませんが、「薊」をお持ちでない方にはこの特装版を全力でお勧めしたい。
カンちゃんが、弓にDVをするようになったきっかけが描かれていて、むしろ、なぜこのエピソードがコミックに収録されていないのか分からないくらい重要なエピソードだと思います。
という事で本誌のレビューを。ネタバレ含んでいますので苦手な方はご注意ください。
『ほどける怪物』で、恋人同士になった秀那×林田さんのその後のお話。
リア充で、女の子には不便のしたことのない秀那。けれど、林田さんを相手にすると、今までの経験は役に立たない。なぜなら、今、本気で林田さんに「恋」をしているから。
そんな秀那視点の気持ちからスタート。
みっともない自分を、林田さんには見せたくないとモダモダする秀那とは反対に、余裕があり身体の関係だけを楽しんできるように見える林田さん。
けれど、そんな林田さんには、「自分は一人でいなくてはならない」と自身にセーブをかけているところがあって…。
『錆びた夜でも恋は囁く』のスピンオフで、『ほどける怪物』の続編ではありますが、これ単体でも読める展開にはなっているような気がします。でもやっぱり前作を読んでいた方が理解は深まる。何より、林田さん(カンちゃん)の孤独と懺悔の想いが胸に詰まる。
孤独を抱えたカンちゃんが、やっと幸せになりそう、となったところで持ち上がる秀那の大阪への転勤。林田さんへのわんこぶりや、彼にみっともないところはみせたくないと奮闘する秀那の若い恋心に和みつつ、そこかしこに林田さんが抱える孤独がちらりと見え隠れするストーリー展開はさすがおげれつさんといったところか。
あからさまではないのに、林田さんの胸中が、孤独が、じんわりと読者に訴えてくる。
そして途中で、真山くんと弓のその後のストーリーが挿入されているのですが。
これがただ、二人はその後、幸せに暮らしました、という展開でないのが凄い。
きちんと、その後の秀那×林田さんのエピソードに食い込んでくる。
おげれつさんといえば濃厚な濡れ場が持ち味な作家さんですが、今作もすごいエロい。
単純にエロい、というだけではなくって、お互いを想う気持ちとか、過去の懺悔の思いとか。そういうものが読み取れる。
弓を愛していたからこそ、手を離したカンちゃん。
その林田さんを、まるごと愛したい秀那。
そして、今では真山くんというパートナーを得た弓。
出てくる登場人物たち、みんなそれぞれ強烈な個性を放ちながらも話が絡まることなく進んでいく。
みんな、いい子たちで、幸せになってほしい。
早く続きが読みたいです。