Life 線上の僕ら

life senjo no bokura

Life 線上の僕ら
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神465
  • 萌×2100
  • 萌65
  • 中立41
  • しゅみじゃない42

--

レビュー数
99
得点
2961
評価数
713
平均
4.3 / 5
神率
65.2%
著者
常倉三矢 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
Life 線上の僕ら
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784832290105

あらすじ

下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った
生真面目な伊東と無邪気な西。

恋に落ち、「白線の上だけの逢瀬」にもどかしさを覚えた伊東は
咄嗟に西へキスしてしまって……

高校生から大学生、そして大人へ―――
変わらない想いと、変わりゆく現実の狭間で
愛に翻弄された二人の男の人生を描いた感動の話題作。

描き下ろし10ページあり

表題作Life 線上の僕ら

高校生→大学生→リーマン
高校生→大学生→リーマン→脚本家

その他の収録作品

  • JOY

レビュー投稿数99

No Title

泣いてしまった・・・長い長い2人の出会いと人生の終わりまで。若い2人の恋の煌めきと葛藤し始める20代後半・・そして30代のあのシーンでグッときてしまった・・。晃と夕希2人の心の動きが丁寧に描かれていてとてもとても良かった。大体出会った時の2人のシチュエーションがかわいすぎでしょ!こうやって歳を重ねていく2人の話はあまりないのでしみじみよかった・・。

0

こういうのが読みたかった

生真面目な伊東と無邪気な西、この二人の高校生から老後までの一生が描かれています。

学校帰りの一人遊び、白線ゲームで偶然出会った二人。そこから少しずつ距離を縮めていきます。

若い頃は相手を好きな気持ちと勢いで過ごしていたけれど、大人になるに従い広がる人間関係、気になる周りの目、そして少しずつすれ違っていく心。

伊東が西を振り回すので勝手だな…と思っちゃうんですが、不安を抱えて迷って間違って後悔するのも人間なんですよね…むしろ間違わない人なんていないだろうし。

一生を一冊で表現しているのでテンポが早く、この年齢はもう少し深く読みたかったな…と思う部分はありますが、でも出会いから看取りまでとても綺麗にまとまってると思います。

線上と西の笑顔がとても効果的な場面で使われていて印象的。いろんな作品にありますが、作品のキーとなるものをラストにもまた持ってくる構成、大好き!

3

泣かせられた。

宝くじでも思いましたが、構成力がずば抜けていると感じます。
こんな重圧な話をよく1冊に纏めましたね。
白線遊びから出会った2人の人生の物語。
一生の話なので場面がポンポン飛びます。
幸せな学生時代からのドン底はキツかった…。
やはり伊東君が世間体には耐えられなかった。
西くんが健気でいたたまれなくて。
別れは何が有っても途切れなかった白線が、ここで途切れてしまうんです。あ、もう本当に終わりなんだと。瞬間にページ閉じました。
でもね、私涙を耐えましたよ。
ただ最後の方、これは作者の意図で泣かそうとしてる!ってページが有るんですが、急に来るんです。

見た瞬間にバンっ!って涙腺崩壊。先生ずるいよ~。反則逮捕って位泣きました。
多分一番幸せだった時期に戻ったのかな。
伊東君が天国のパンフレットを持ってるのがニクい。
これはネタバレ無しで読んでほしい。

花音2020年6月号で映像化記念として2人の隙間を書いている話が有るのですが、最初の同棲初日のドキドキと引っ越しの忙しさ(笑)。オーロラ騒動後の同棲話で西くんの幸せが読めて嬉しい。

2

ファンタジックな意欲作

高校→大学→社会人との間に関係性が変化していくカップルの話です
普段BLを読んでいて結ばれた二人はこの後どのような人生を過ごしていくんだろう…?と先が気になることもあるかと思いますが、そうしたテーマに真っ向から向き合った作品だなと思いました。

やっぱり印象深いのが一度攻めと受けが別れてしまうところですね。どちらかというと現実主義な攻めには思うところがあり、この先も一緒にいられるのかという不安から別れを切り出します。だけど結局受けがいないまま生きる日々に耐えられず妻とは離婚…散々慰謝料やら何やらふんだくられたみたいですがそこは仕方がないですね笑

その後旅行先で再会して〜という流れはちょっとファンタスティックすぎてついていけない部分もあったのですが、晩年の二人の様子は可愛らしくてクスリと笑えました。受けの持つ感性もあってか、全体的にリリカルで優しい話でした。“ずっと一緒に”の実際的な困難さにはもう少しビターな展開が欲しかったところですが、ふわっと幸せに終わるのが作品のカラーには合っていました。

1

1冊で素晴らしい

頭の中が赤毛のアンの妄想男子と普通が1番の逃げ癖男子の高校生から人生の終わりまでが1冊にまとまっています。

なので、2人の要所のみの構成になっていますがダラダラと余計なすれ違いや当て馬等が描かれるより好感が持てます。

普通が好きな伊東くんが線上遊びしているのは…まぁ、2人の出会いがそこなので致し方ないですね。

心情の移り変わりは数コマ数ページで充分表現されていると思いました。

西くんが亡くなった後の扉を開けた時のアップが…天寿を全うして、さぁ、これで伊東くんに会えるぞ。ワクワクするなぁ〜という顔で…そこで号泣。
その表情がしばらく頭から離れませんでしたし、思い出すと涙が出ます。

号泣しながら書き下ろし読み始め…あぁ、産まれる前からめっちゃ喜んでる。とホッコリ。

そして、中年世代の2人のシーソーに爆笑しました。
あ〜良いモノ読んだ。

2

心の距離感がリアルで苦しい

初めて作品にレビューをさせていただくのですが、この作品には本当に感動しました。
なんて言うんですかね2人の心の距離感がとてもリアルで、読んでいてすごく苦しくなりました。
すごく涙が出てきちゃいましたね、笑

あとは、2人の出会い方がとっても素敵です!
出会いに使われていた描写も場面によってそれぞれ違う意味をもっていて、切なく感じられるような時もありました。
作者さんの表現の仕方に見事に良い意味でやらましたね。

ぜひ、読んでみてください。

3

「中立」から「神」へ格上げ

とにかく評価が高かったので、BLの世界にハマりだしてすぐに読みましたが、その時はBL初心者でもあり、評価の良さからきっと無意識にハードルを上げ過ぎていたため、思ったよりそんなに響かず。。。

それから1度も読み返すことなく1年半ぐらいの間、いろいろなジャンルの他の作品をバカほど読んでちょっと落ち着いた先日、ふと再読してみたら、なんとまぁ感動!!!

高校生の頃から晃の身勝手な行動(夕希を置いて逃げる)には何度読んでも腹が立ちましたが、もしかすると晃の思考が圧倒的に多数派なのかもしれないなぁと思ったり。。。
読者としては途中で失われた夕希の笑顔が戻っただけでも感動と安心で泣けます。

そしてBLに限らず、恋愛もので人生を描き切ることってなかなか無い中で、最後の再会まで描いてくれていることがとてもよかったです。

どなたかも言っていましたが、駆け足感は否めませんが、それでも2人の人生の山あり谷ありをうまく描かれていると思います。

1度読んでイマイチ響かない方も、ぜひ時間をおいて再読してみてほしいです。印象が変わると思います。

4

ぜったいに読むべき傑作

ああ、すごいな。やっぱりすごい。

評判通りにすごかった。
いや、正直、ここまですごい作品だとはサンプルを読んだ感じではなかったので、評判以上のすごさだったと言える。

この漫画を読んで泣かないなんてありえないと思う程。傑作。

出会いから死までだけじゃなくて、描きおろしには誕生前からの話まで、じっくり丁寧にふたりの人生が描かれている。よく1冊にまとめられたなぁと感動!

数年前の作品だから、今さら何を紹介するんだろうとは思う。
でも、もしもわたしのように最近BLにハマった人ならば、ぜったいに読むべき!

そして、ぜひともネタバレせずに読んでほしい。

3

涙無しには読めません

実写ドラマ化をするというニュースを見てこちらの作品を知りました。
ちるちるさんでレビューをみると評価が凄く良かったので読んでみたのですが
皆様がレビューに書いている通り涙なしでは読めません。


晃が勝手すぎて奥さんも可哀想だったし
夕希もひたすら可哀想でした。
結局自分が大事すぎて二人の人間を傷つけたわけですが
そこがなんだか人間味があり、
人間ってこんなもんだよな。と思いました。
二人を傷つけたからこそ隠し切れない自分の気持ちにも気づいたし
なんだかんだ夕希もずっと晃が好きだった訳で…。


生涯のお話を描いていらっしゃる作家さんに
今まであまり出会ったことがなかったのですが
1冊丸々表題作で、1冊の中に彼らの人生が詰まっています。
1冊にこうも二人のお話をぎゅっと濃縮出来るのがすごいなぁと思いました。
映画のような1冊でした。


それぞれの葛藤が沢山描かれています。
読むか悩んでいるのであれば読んだ方が良いと私は思いました。

1

人生のスペシャリスト

踊り出したくなるようなわくわくする出会いから
現実を突き付けられる大学時代、恋人としての幸せな日々…
そして胸が締め付けられるような葛藤、切ない別れ。
年齢毎のエピソードがテンポよく描かれているのが読みやすいです。

晃の心の内は、夕希を大切に思い、愛するほどに複雑になっていって
そうしていつしか歯車が噛み合わなくなるのが本当に切なくて苦しくて…
でもそれを乗り越えた先のふたりの日々が
これまで以上に幸せそうでキラキラしていて、見ていてすごく心が満たされるのです。

人生の終わりまでが描かれていて、終えたその先でまた再会するシーンは何度読んでも色褪せない感動があるんですよね〜
夕希の笑顔を見るために天国でデートスポットの勉強をしている晃の姿、いつも涙で霞んでしまう(笑)

お気に入りすぎて上手くまとめられないのが悔しいのですが
ふたりの行く末も結末も知っているのに読むたびに毎回泣いて、感動して、ほわんとじんわり温かい気持ちになれる。
こんな感動作にはそうそう出会えないなと思うほど素晴らしい作品です。

2

何度読み返しても涙

1番初めに読んだ時は涙が止まらなくなり、困った程です。
時間を置いて読み返してみてもやっぱり泣ける。

高校時代に道路の白線上を落ちないで歩く遊びをしていた無邪気な2人が、付き合い、別れ、また出会い、そしてまた別れが訪れるお話です。

こんな子供っぽい遊びをしてる高校生が居るのだろうかとか、再会の奇跡みたいな偶然などは非現実的な部分もありますが、夕希を好きになりすぎている自分に危機感を感じたり、男同士の未来に希望を見いだせず別れを選ぶ晃や、年齢を重ねてからの2人の関係性にリアリティを感じました。

それでも自分から夕希の事を好きになったのに、一方的に別れを告げた晃はちょっと許せないなと思ってしまいました。
途切れた白線の上から動けずに泣く夕希が悲しくてまずここでひと泣き。

晃を許すのが早すぎると思いましたが、それも夕希なのかもしれません。
いつも心に正直で、ずっと晃を諦めきれなかった夕希の気持ちを思うとまた泣けて…。

それからはゆるやかな山あり谷ありな2人の人生でしたが、再びの別れにまた号泣。69歳はちょっと早めだしね。

描き下ろしも良かったです。
空想好きで何事も楽しむ事を忘れない夕希、そんな夕希を理解してくれて背中を押してくれた晃、2人の幸せな一生でした。
繰り返し読んで、また繰り返し涙するだろう作品でした。

4

見てきた商業の中で1位2位を争うほどの神作

本屋に立ち寄り、久々に商業BLを買おうか...と本棚を漁っていました。タイトルと表紙(絵柄)に惹かれ...まぁ、ジャケ買いのようなものですね。とにかく良さそうに見えて買いました。
単刀直入に言うと予想を遥かに上回るほど凄くいい作品でした。涙を流しながら読んだ作品です。
表紙からはあまり想像がつかなさそうな作品内に漂った不穏な空気が漂ったり、表紙みたく可愛らしいところもあったり。物語の緩急が凄く素敵です。
キャラそれぞれの性格などがとても見やすい。雰囲気や場面の状況などすごく分かりやすかったです。こんがらがるような難しい内容では無いですが、内容の濃さは半端無かったです。泣きすぎて見終わった時には目はもう充血しまくってて...笑
ベッドで読んでいたため、枕が本当に涙で濡れてしまい枕を濡らすとはこの事か...と実感しました。
タイトルを気にしながら読むと尚良。意識して読むとボロ泣きです。意識しなくてもボロ泣きです。
ハンカチ必須な、とても読みやすくてしかも感動する「Life 線上の僕ら」、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。

2

この作品に出逢えて良かった

BLで生涯の物語は初めて拝読しました。
きっかけはドラマの予告編のような動画を見たのをきっかけで、まずは原作を読もうと思い、電子で購入しました。
2人の出会いは白線ゲーム。まずこの発想が面白いなと思いました。こんな出会い、現実には無いだろ…とちょっと笑ってしまいましたが、どんどんと作品に引き込まれていきました。

男同士の恋愛の壁にぶち当たり晃は未来に怯え、タイミング良く告白してきた女性に流され夕希から勝手に離れていきました。夕希の事を思うと胸が苦しくなり、離れた8年間て長すぎる…その間、夕希は晃を忘れようと思い、違う男性の出会いを探し、心と裏腹に行動したのだと想像すると辛くなりました。

晃の考えてしまう気持ちもわかりますが、壁を乗り越えてほしかったです。

再会したシーンはこんな所で会えるなんて!?とちょっと現実離れしてるかなと思いましたが、運命の相手だからこそこうゆう再会なのかな、と。
「晃は考え過ぎなんだよ 2人でいれば何も怖くないのに」と言った夕希のセリフで涙。(;_;)健気過ぎる。

もう離れないでずっと幸せでいて欲しいと思いました。お互いがお互いの人生に必要なんだなと。

晃に先立たれ82歳まで1人で生きた夕希がちょっと可哀想だな…最後に天国でも再会して楽しくやってる2人を見れて良かったですが。

この作品に出逢えて良かったです。

2

つい、感動する。

始まりは青春BLなのですが、
高校生から大学生になり、
社会人になり、どんどん歳を重ねていく。
そんな二人の物語。

後半は駆け足感がありますが、
二人が日常を重ねていく普通な感じがいいv

オチが分かっていながらも、
それでもあの笑顔に、つい、感動する!
ツッコミどころもなきにもあらずではありますが、
とにかくあの笑顔に、素直に胸がジンとします。

最初の始まり方とあのラスト。
実に上手く始まり、まとめてあると思います。
まさに『LIFE』であります!

ここはやはり、評価は素直に「神」ということで!

1

めちゃ好きです!

ドラマと映画から、好きになり原作も読ませていただきました!
私は漫画を読む時、絵のタッチを結構みて決めるのですが、めちゃ好きな絵でますます読んでみたくなりよみました!
途中まではニヤニヤしながら読んでいて、、でもだんだん晃の気持ちも少しわかるようになってきて、、。

でも、何をしててもきっと晃は夕希を忘れれないし
夕希も晃を忘れれない。
最高でした!

映画も漫画もおすすめです!

1

おふたりの人生覗かせて頂きました。

まずは、ページを開いて線上ってそういうことか!という感想です。そして、最後のシーンと線と繋がったときは感動を覚えました。常倉三矢先生の作品は初めて読みますが、アイディアが素敵で表情の表現力が上手い印象でした。文字(コマ?)が少なく、表情だけのページがとてもぐっときました。漫画ではならの2人の出会い。最後は賛否両論ありますが、私はこの終わり方でよかったと思いました。本当に綺麗な世界観で、久しぶりに涙が止まりませんでした。ありがとうございます。

2

生涯を通しての物語

冒頭「線上」ってそれ?と笑ったけど(道路の線で子どもが遊ぶやつ)ラストまでつながってるんですね。

夕希がにこにこキラキラとてもかわいい。

話を追うごとに、年齢が進むのが疾走感あり、2人の人生を一緒に追えているようでおもしろい。

仲が深まっていい感じ…と思ったら、きたわね同性愛の壁!
将来を悲観した晃が一方的に別れを切り出して。
しっかり結婚しちゃったりして。

一方的に置いていかれた夕希はあんな風にもなるってもんです。

でも、お互い忘れられなくて。

アラスカで偶然会うのは出来すぎやろ!?と思いますがw
ま、ドラマチックで良いということで。

老いて最期まで描いたのはすごい。
2人の一生を見せてもらって読み応えありました。

1

結末のネタバレをガッツリ含みます

ドラマ化もし有名な感動作品とのことで読んでみました。
途中までのすれ違い、そして運命的な再会からの愛を確かめ合うというところまではとても好みの展開で神評価でした。夕希が健気で切なくて…幸せになってくれてよかった…!とこちらまで幸せいっぱいになりました。



↓以下結末含む重大なネタバレ有りです
事前情報として二人の人生を描いた〜というのは知っていたのですが最期まで描いてるんですね。しかも亡くなるにしてはまだ69歳と早い年齢だし、また晃の方が先にいなくなってしまうし、晃の最後の瞬間に夕希は立ち会えなかったし…というところが死ネタ地雷の私としては苦しくてたまらなかったです。結末としてはハッピーエンドなのでしょうが(最後の白線を絡めた表現は良かったです)、どうしてもその感動とかよりもその展開に辛くてという意味で泣きそうになってしまいました。思い出とかはあるにせよ10年以上夕希はまた一人で生きたんですよね…。アラスカで再会という奇跡みたいなことが起こったのにそんなところで現実感を感じたくなかった…二人で長生きして欲しかったです。
最期の場面までは神評価だったため中立にさせていただきました、評価を下げてしまいすみません。

4

2人の人生がこの1冊に詰まっています

しゃくりあげて泣くほどにとても感動しました。

2

幸せな涙が…

幸せな人生をのぞかせてもらった気持ちです。

人生って色々あるけど、最期の最後に好きな人と一緒にいられることが1番の幸せなんだなと思いました。
自分の逝く先に好きな人がいるって信じられることがとても幸せなことなんだなと。

幸せな物語を見たはずなのに読み終わった後もじわじわ涙が出てくるのは、この本の深みのせいだろうなと思っています。
出会い、別れ、再開、最期。
一冊にここまで詰め込んで、違和感を感じさせないどころか満足感がある。
作者さん、素晴らしいですよ。
ファンになりました。
素敵な物語をありがとうございました。

3

表情の描き方がとても好き

実写化もされ、有名な作品なので知ってはいたけど未読だったこの作品。
作者さまの最新作の1等~がとっても面白かったのですぐさま読みました!

まず、冒頭から斬新!んん?BL漫画だよね、これ?とい始まりで引き込まれる…
高校生でこんな可愛いことした純粋な子がいるか〜まるで小学生の男の子同士のようなきっかけ。でもとっても可愛くて好きです。

そこからお互い惹かれ合い付き合うことになるのですが、最初は攻めがベタ惚れだったのが、だんだん気持ちの矢印が変わっていくんですね。
最終的に攻めから別れを告げられる受け。ノンケだったのに、求めるのは男性になっていて、こんなに変えられたのに捨てられてしまう展開がとても切なかったです。

そしてここからが、まるで映画のような展開で再会するんですよね。1回離れたものの、やっぱりお互い惹かれ合う2人がとても感動的でした!
そしてなんと、ここから何年もたち、最終的に亡くなるところまで描かれているとは!1冊でここまでもってくのがすごい。

タイトルの線上の僕らの通り、「線」が要所要所でキーになっていて、道に引かれた線から始まり、最後は恋人が待つ天国までの線へ
幸せも悲しみも切なさもぎゅっとつまった読み応えのある作品でした。売れるだけあるなぁ、読んで良かったです!

そしてやっぱりこの方の絵が好きなんですよね。
普段は可愛らしいのに、ドキッとするような男らしい顔とか、色気のある表情とか、とても表現が良いです。ギャグのような抜きのシーンも丁度よく、作者買い決定です〜

4

2人が再び一緒になるまで

〖DMM電子書籍〗
修正 : トーン
カバー折り返し : なし
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : なし
備考 :
ふた言 : びっくりするくらい泣いた。これから先、何度も繰り返し読むだろうなと思う。

〖紙媒体〗
未読

3

散々攻めに物申した後、感動す

「この白線からはみ出したら〇〇」
と白線の上を辿る一人遊びがきっかけで出会った高校生の晃と夕希。

誰でも子供の頃に一度はやったことのあるあの遊びですね。
無邪気に笑う二人を見ていると無性に懐かしくなりました。

二人は出会ったその日から白線の上を冒険する同志となりました。
それから、友達になり、惹かれ合って恋人へ、辛い別れを経て
もう一度誓い合った愛、二人で生きた時間を始まりから終わりまで
描き切ります。

途中、別れの場面は読むのが辛くて、晃に対して腹が煮えくり返りました。
確かに世間体や将来のことを考えれば色々と葛藤はあるし、
晃も苦しかったとは思うけれど、全てがあまりに一方的過ぎました。

一番許せなかったのはタイミング良く告白してきた女性に逃げたこと。
想いを寄せいていたわけでもなく、夕希との別れに利用しただけですよね。

「将来を考えたらお前だって普通の結婚をして家庭を持ちたいだろ?」
「いつまでもこんな不毛な関係続けてれば きっと四十五十になって後悔する」
晃が夕希に向けたその台詞はどれも自分自身に対して
言い訳しているようにしか思えませんでした。

だって、夕希は一度だって晃との関係を後悔したことも
別れようと考えたことだってなかったのだから。
晃が勝手にありもしない未来に怯えて、勝手に離れただけです。

一方的に別れを告げられ、説得の余地も与えられなかった
夕希の気持ちが置いてけぼり過ぎて泣けてしまいました。

結局、晃は別れた後も夕希を忘れきれず、離婚することに。
公園で打ちひしがれ涙を流す晃に慰めの言葉も見つからず、
おま…なに泣いてんだ!お前に泣く権利などないわぁあo(`ω´*)oと怒れる私。
夕希に対しても嫁に対しても不誠実すぎてこっちが泣くわ。

その後、約束の地で奇跡の再会を果たした晃と夕希。
こんなひどい経緯じゃなかったらすっごくロマンティックだったのに…!

いきなり愛してる!と夕希に飛び掛かり、ぶん殴られる晃(笑)
いや、ここは晃の自業自得でしょ。
夕希の孤独な八年を思えば二発で済むもんですか!
もっと殴られやがれ!パーンチ!!o(*´◕ω◕)=〇))Д´)

そして、今度こそ、二度と離れないことを誓い合った二人。
始まりも、終わりも、復縁すら晃のなすがままなのは気に入らないけど、
でも、夕希が笑っていられるなら、もういいや…夕希の幸せが一番です。

て思ったのに、また最後まで夕希を置いて行きやがって…
こうなったら来世こそは夕希を最初から最後までたくさん笑わせて、
たくさん幸せにしないと絶対許すまじ…!

晃への文句は全然言い足りないけど、だけど、結果として
最後は感動してしまったし、夕希には晃じゃないとダメみたいだし、
無邪気で健気で天使で可愛い夕希に免じてか、神評価なんだからね!
生まれる前から出会っていたとか…運命かよ…もう。

2

私もやっぱり号泣でした

二人の名前が伊東晃と西夕希で日が昇って暮れるまで、二人揃うとLife感あるところなど割と狙ってやられてると思うのに読むたびにまんまとボロなき嗚咽を洩らす始末になります

部活で思いがけず遅くなった日、角のところで西くんが待っていていつも通りにクルリとすれ違ってバイバイしたの、あれは伊東くん射抜かれても仕方なくないですか?!一瞬のためにサメに囲まれながら待っていたのに待たされたなんて全く思ってもいなさそうに満面の笑顔、罪でしょう??

二人共まだ10代で出会って自分のことも本当に解っていた訳ではないので25歳で伊東くんが怯えを感じたり、28歳で西くんが焦ったりしたことは責められないけれど会いたいか会いたくないかに照らすことができなくなってしまうことが大人になったと言うつまらなさなのだと残念に感じたしあの線が途切れたところの絶望感たるや…本当につらいです

穂香さんを巻き込んだけれど、人との関わりで誰かだけが悪いということはなく、好意を受け入れて付き合ったり結婚したりすることはよくあるし自分が既に感電死していることを伊東くんは知らなかったのかも知れないし、誠実にやろうとして結果泣きながら謝ることになったのは仕方なく穂香さんは幸せになれて伊東くんも救われたことは良かったと思いました

アラスカで伊東くんが「愛してる」の一点張りで図々しく粘ったのはよく頑張れたと思いました、西くんには相手がいると思ってすらいたのに
西くんといることが人生の目的なんだよね就職活動の辺りには既にそのことあんなにキッパリと言っていたのに、やっと意味が解ったのですね

辛い別れと偶然のような必然のような再会が西くんの書くお話に深みが増して映画の仕事にも成功したかも知れないと思うことにします

自分がまだ若い頃にこの作品に出会っていたら別れと再会の部分(8年は長いですし)を受け入れられたか分かりませんが、人生は長く共に成長して生涯を連れ添った素敵なお話と感じました
廊下の線のコマからは嗚咽がこみ上げ涙が止まらず大号泣してしまいました

4

複雑な後味

初めて主人公の人生を最初から最後まで書いた作品を見た。読み終わったらいい意味でさまざまな感情が湧いてくる。何でも読み直したい作品でおすすめ。

3

力技の感動

こちらでのレビューで泣けると評判だったので、自粛生活の慰めに読みました。

なんちゅーか、話は凄くこう、少女漫画的な感じでね、高校生にもなってガッツリ設定な白線渡りする2人が戯れてたりね、キラキラしたことしてるわけですよ。

んで、晃の方が考え過ぎる子で、精神的に弱くて、怖気付いて、大人になってから逃げちゃうんですよね。テキトーな女性と結婚して、でもやっぱ家庭を作れなくて帰宅拒否になっちゃって、離婚する。
BLのお約束として、当て馬な女性は大抵強くて懐が大きいので、泣いて縋ったりせずに怒りながら解放してくれる。

その後のオーロラの下での再会とか、中年以降の話とか、まあまあイイ話ダナーと思いながら読んでました。

んで、ユウキに最期が来た、その後。

病院の廊下の案内線の上を、10代の姿になったユウキが満面の笑みで駆けて行く。この大ゴマに全てを持って行かれました。

ほんま、力技の感動。さあ!ここが泣き所ですよ!存分にどうぞ!と言わんばかりのページで、それまでフツーに読んでたのに、ウルッと来てしまいました。

号泣するほどではなかったけども、心のデトックスにはいいお話だと思います。

4

いい作品だからこそ、もっと深くまで読みたかった

初めて読んだ常倉三矢先生の作品です。
絵が丁寧ですし、スッキリしているので読みやすいです。

ちるちるの評価が高いので、期待して読ませていただきましたが、私の好みではありませんでした。
なぜだろう?と何回か読み直してみたのですが…。

伊東 晃くんと西 夕希くんの出会い(高校生)から人生の最後までのお話です。

2人が高校生の時に道路の白線を歩く「白線ゲーム」で出会います。
晃くんは夕希くんをだんだん意識するようになり、ある日キスをしてしまいます。
大学生になってあいまいな友人関係から、ようやく恋人としてのお付き合いをスタートした2人。
しばらくは楽しい時間を過ごします。
でも、社会人になった28歳の晃くんは現実を見るようになり、このまま関係を続けていても先がないと夕希くんに別れを告げます。
夕希くんは暗い道路の白線の上で1人泣き崩れるのでした…。
31歳になった晃くんは女性と結婚をしていますが、残業と偽り、時間を潰して帰る毎日。
一方、夕希くんはバーで知り合った男性と一晩だけの関係を繰り返していました。
32歳になった晃くんはもう自分の気持ちを誤魔化せなくなります。
晃くんは夕希くんのことをずっと忘れられなかったのです。
そして、33歳で奥さんと離婚をします。
その後、晃くんは夕希くんを探し続けますが見つかりません。
36歳になった晃くんは街で「アラスカのオーロラツアー」の旅行ポスターを見ます。
昔、夕希くんが行きたいと言っていた「アラスカのオーロラツアー」を思い出し、1人で参加することにしました。
そして、アラスカでオーロラを見るスポットに着いた晃くんは別のツアーに参加していた夕希くんを見つけ…。

すごく感動的で、いいお話だと思います。
他の方のレビューにもありますが、1本の映画を観ているような作品です
ただ、BLはファンタジーだとわかっていても、もう少しリアルティさが欲しかった。
例えば、晃くんが夕希くんを探しているけれど何年も見つけられないとか、アラスカで運命の再会をするとかです。
夕希くんは脚本家として少しは有名になっていたようなので、今のネット社会で名前すら探せないのは逆に難しいかなと思いましたし、アラスカで再会するのも無理があるかなと思いました。
でも、裏を返せばドラマチックになっていると思います。

晃くんが夕希くんと別れ、女性と結婚し、結局は夕希くんを忘れられないので離婚するのは、正直ムカつきました。
自分勝手過ぎて、夕希くんに対しても、奥さんに対しても失礼です。
でも、夕希くんと最後まで添い遂げたので救われました。

具体的な年齢を設定しているところは良かったのですが、2人が復縁して人生最後を迎えるまでが駆け足だったのが残念でした。
この作品は1巻完結にするのはもったいなかったと思います。
2人が復縁して最後のお別れまでをじっくり読みたいと思った方も多かったのでは?
個人的には、アラスカで再会するまでの夕希の心理描写も読みたかったな。

最後は82歳になった夕希くん。晃くんは69歳で先に天国へ逝ってしまいました。
でも、やっと逢える日が来ました。
夜中に介護施設の廊下に引かれている白線の上を走る高校生の「夕希くん」。
その白線の先には高校生の「晃くん」が、ずっと「夕希くん」を待っていました。
喜びで抱き合う2人。これからもずっと一緒です。

描き下ろしの『joy』は、まだお母さんのお腹の中にいる時と11歳と42歳の2人が描かれています。

すごく感動的で、いいお話だからこそ、もっと深いところまで読みたかったです。
「萌」ですみません(涙)

5

描ききられた1冊

評価が難しいのですが、やはり神評価をつけたくなってしまう。

正直に言って一番悩んだポイントは、アラスカでの偶然の出会いです。ここだけはどうしても無理やりに感じてしまう。これ程までの偶然がなければ、この2人は同じ線上には戻れなかったのだと思うと、それもまた感慨深くはありますが。

何よりもすごいのは、やはり1冊でまとめきったところだと思います。1冊なのにここまで2人に感情移入できるのがすごい。泣ける鉄板の別れや死をどれだけ扱っていたからといって、うまく描かれていなければ泣けるもんも泣けないのですが、この作品は1冊の短い間で人生の終わりまでを描きながら、しっかり2人の魅力も、また悪い点も伝わってくる。
2人のって描きましたが、ほぼ夕希には欠点たる欠点は無かったかもしれない…晃ですよねぇやっぱり。彼の葛藤はいかにも人間らしく、晃が生んだきっかけがあったからこそ2人は付き合う事になり添い遂げる事にもなったけれど、ほぼ奇跡とも言える再会がない世界線を想像するだけで吐き気がします。

見逃されがちな気がしますが、演出力と画力もすごいです。特に好きなのは3話の最後2ページ。セリフなしでこの作品ではこれ以上ない絶望が伝わります。死でも途切れることのなかった線が、この時は明確に絶たれてしまいます。

ここまで入ってくるからこそ、やすやす読み返さない作品です。

※電子書籍ebook 裏表紙あり、カバー下有り
限定おまけ漫画1枚 70歳の2人…1人?

5

人生好きなように生きようと思える傑作。

紛れもなく傑作。何度読んでも号泣。
周囲の評判もものすごく高い。
色んな方の感想を聞いて、それぞれになるほどなと思える作品。
いつまでも語りたくなる…傑作の証です。

それを踏まえて私の極端な感想を書きたいと思います。
思考が偏っているので申し訳ないです。

何度読んでもどうしようもなく攻の身勝手さに腹が立つのです!
全てを受け入れ愛し続け、裏切られても許し、先立たれたも愛し続ける受けの姿は天使のようで泣けます。
攻には腹が立つが、彼らは運命という線上で共に生きるように決まっていたので仕方ないし、
攻の下らない社会的圧力に屈する気持ちも良く分かる。
そんなもん気にせず常識なんて吹き飛ばして自分の気持ちだけを信じて生きろよ!!
と思うけどムリなんでしょう…私だって無理。自分も同調圧力に弱かったからわかる。

でも捨てておいて、アラスカで「運命」の再開を果たし
(受はその旅行で完全に吹っ切ろうとしているのに!!)復縁を迫るなんて身勝手過ぎる。
何で受けは2発しか殴らないんだ!?タコ殴りにしないとね!!!

最も読んでて辛かったのは別れた8年の直前の2年くらい小旅行から帰ってきてから態度が冷淡になったであろうマグロ状態の攻に乗っかり1人エッチのような悲しいセックスをしている受の姿…。
あの頃も含めて10年は残酷な時間じゃないですか?

……とまあ、攻めへの怒りが止まらないわけですが(これが悪人じゃないからこそ余計腹立つ)
受けへの悲しみで号泣した作品でした。

それからこういう一生を通した長いスパンの中で考えると、やがて皆独りになるという結論に至ります。

今や四十代の半数が孤独死する時代なので、結婚しようがしまいが、同性愛だろうが何だろうが、子供がいようがいまいが、どうせ孤独死する可能性が高いから、好きに生きた方が良いなとつくづく考えさせられました。

7

私には合いませんでした

評価が高かったので、購入。

白線の上を歩いて出会った二人。
紆余曲折を経て、一生涯添い遂げたカプの話。

話も絵も嫌いではないけど、年数が飛び飛びでちょっとついていけなかった。
なんというか、総集編を見せられているような感じ。

これが何冊かに分かれていたら、泣きながら読んだかもしれませんが、感情移入もできず、ただ淡々と読み終わってしまいました。
泣けるBLということで、期待しすぎていたのかも。
購入じゃなくて、レンタルすればよかった

3

軽々しく読めない。

電子書籍半額かつレビュー神が多いので購入しました。

絵は好みではないので購入を躊躇しましたが、紛れもなく名作でした。
ずるい(誉め言葉)表現が多々あり、先生のストーリー作りの上手さに泣くしかない読者になっていました。

激しいBLではなく、少女漫画寄りだと思いますが、正しい名作です。
可愛い・辛い・切ない・幸せ・やりきれないと感情を動かされる作品です。
読み返す度にしんどくなりますが、読んでしまいます。

最近はスピンオフ、また、濡れ場で長引かせて続刊という作品は多いですが、1巻でここまで泣かされるとは。
カップリングの一生が描かれています。
無駄のないストーリー展開に敬服します。

辛口を言うならば、セメ、ケッコン、ユルサヌだけです。
素晴らしい作品を有難うございました。

3

映画みたい

ある二人の一生の話です
私自身がカップルの日常とかをみるのが好きなのでこちらの作品はとんでもなく大ヒット

出会いから付き合うまで、初めての経験ニヤニヤキュンキュンしてました。
でもそれから中年になって攻め君が寄り道して、受け君置いてきぼり…ここがリアルすぎて泣けた
攻め君も思うところはあったと思うでもさ
受け君が可哀想で可哀想で…
でも最後は攻め君はやっぱり受け君が好き、無理に普通になろうとしたけれど違うってなり受け君のところに戻る
そこで受け入れてくれる受け君の寛大さ…いや愛の大きさといったら…ここでまた涙笑
そして仲睦まじく歳を重ね最期を迎える
なんて綺麗な最期なのか涙が止まらなくなりました

二人の一生を映画でみているような気分でした
ほんと綺麗な作品
人生でこんなに人を愛せるなんてすごい
こんな恋愛したいと思う作品です

6

一本の映画のような純愛物語。

最初は爽やかな高校生の二人の可愛い話だなと思ったけど。。

エンディングもよかったけど、二人の出会いからドキドキしまして、受けに惚れてゆく攻めにキュンとしました。

でもレビューを読まずに読んで欲しい!

言葉にできない、深くて感動的な話で読まないと後悔するレベルの物語だと思います!


5

4回置いていかれた男

二人の出会いから、紆余曲折あり、人生の最期までを描いた大作。BLアワードの大賞に輝くのも、文句なしと言っていいくらいの素晴らしい話でした。
誰もが一度はやる、道路の白線から外れたらアウトゲーム。高校生らしい(いや、ちょっと幼い?)出会い方をします。
線上で出会い、意気投合し、お互い惹かれていく二人。

出会いから初H、攻めの葛藤、別れ、晃の結婚、離婚、再開、そしてまたふたりで再スタート…。
おじいちゃんになり、亡くなる最期まで描かれたまさにふたりの「ライフ」。最後のシーンは思わず泣いてしまいました。

中年になっても二人は可愛いかった。晃に先立たれた後も、ゆうきおじいちゃんはリングをずっと肌身離さずつけていたんですね…。

天国に行っても、変わらず仲良しな二人を思うとほっこりする、線上の二人の人生のお話でした。

6

感動!!!

BLで泣くなんて…( ; ; )

これまで、キュン♡として、胸が締め付けられる事はあったけど、この作品は、同性愛の一生を考えさせられる…2人の純愛に胸が締め付けられ、涙して読みました!!

急ぎ足で、出会いから別れまで…
もっともっとページ数があっても読み飽きない作品だと思う(^^)

3

涙腺崩壊

とにかく泣けます。
嗚咽が出るくらい泣きました笑

出会いからの過程を駆け足ですが、その割に丁寧に描かれている作品です。
感情移入し過ぎて途中心が苦しくなりましたが、本当に最後の最後まで見られて大満足です。

8

予想外!

すごく評価が高いことだけ知っていましたが、あえて内容は調べず、購入してみました。

なにこれ!全く予想しない展開に、グングン引き込まれ、最後には号泣!
こんなBL初めて出会いました。

最初は、普通の話で、ナゼこれが高評価なのか?と思って読んでいましたが、19才になった時に、あれ?展開早すぎじゃ???
それがこの作品の素晴らしいところだったのですね!
絶望する場面の暗さや、笑顔の眩しさ、長い人生をこの一冊に、よくまとめられているなぁと、思いながらまた読み返したくなります。
最後の所でも、タイトルとの繋がりが描かれていて、感動でした。
大好きな作品に出会えました。

11

感動しました。

はじめてBL漫画で泣いた。感動で泣いた。
この二人とのお別れが悲しくて再読する勇気がないのですが、再読したい気持ちが湧いてくる一冊です。

夕希が可愛くて、健気で、別れた時はちょっとムカムカしちゃいました。
だけど攻めを嫌いにはなれないんです。バカだなぁ。って思うけど。
でもね、アラスカなんかで再会って運命でしょ。
二人の想いが奇跡の再会を引き寄せたのだと思ってしまいました。

二人ともこんなに好きになれる人と出会えて幸せだったよね。
同じ温度でお互いを好きでいられるなんてこの上ない幸せだと思います。
幸せな二人の最後までを読めて本当に胸熱でした。



6

初めてBLで本当に泣きそうになった作品

初めてBLを読んで本当に泣きそうになりました。
話題作なのに今頃ですが。

サラサラ読めるお話だと思うし、葛藤もありがちですが、他の作品と違う所は出会いの無邪気さ、育つ恋心、男同士の将来性から片方が逃げて結婚してもまた相手を求めて別れ探し見つけ出して死ぬまで共にいること。

西を置いて伊東が亡くなってしまうのですが西は明るく余生を生きて二人の指輪を持ち続けそして西の命も尽きる。
ここまで書いてあるお話は私は初めてかもしれません。

二人なら何でも楽しい、大丈夫って思ってたけど一度壊れて、やっぱりお互いじゃないとダメだとわかって、これで諦めようという所で再会できて。

うーん、あらすじをなぞるだけのレビューになってしまいましたがとにかく感動しました。いまでもうるうるしてます。
出会って良かった。二人も、お話にも。
作者さんにありがとうございますと言いたい!余韻を引きずりそうです。

9

死が2人を分かつまで

この作品に関してはもう何を語っても野暮になりそうで、今はもう、ただただ2人の物語を最後まで見届けさせてくれてありがとう、タオル1枚分の涙をありがとうという気持ちでいっぱいです。
17歳、白線上での出会いから亡くなるまでの生涯を描ききった名作。
決してセリフが多い訳でもなく、ダイジェストのように切り取られていくシーンの数々。

19歳、押し倒された夕希がびっくりして床に張ったテープ。晃を左手で目隠ししながら勇気を出してラインを越えたのは夕希でしたね。
「この線がどこに向かうのかわからなくてもきっと」と描かれた白線は太く、輝きながら夜空の向こうどこまでも続いているように見えました。
21歳、進路について悩む夕希。初めてリクルートスーツ姿の夕希を見た晃が「子供っぽい所がかわいいと思ってたけど スーツ着るとちゃんと大人の男というか やたらと色気あるんだな」と赤くなってしまうシーンが印象的でした。2人とも近くに居すぎてお互いの成長に恐らく気づいておらず、ふとした瞬間ハッっとしてしまう。
25歳、晃に、会社を辞め、脚本の学校へ行きたいと打ち明ける夕希。近くに居ながら夕希の気持ちに気づかなかった晃は、早朝ベッドにいない夕希を探しに行きます。
ここは私の勝手な解釈ですが、晃は自分とは違う脚本家への道を進む夕希がいつか自分から離れてしまうのではないか。そう不安に感じつつ、出会った頃より大人びて、綺麗になった夕希にいつか置いていかれるのではないか、それが漠然と「怖かった」のではないかと感じました。
28歳、少しずつ態度が冷たくなる晃。帰りも遅くなり、一緒に出掛けようと誘っても断られてしまう夕希。19歳の頃いつか一緒にいこうと話していたアラスカの旅行のパンフをみせて必死に晃をつなぎ止めようとしますが、約束は出来ないと別れを告げる晃。
この時の晃をひどいと思う方たくさんいらっしゃると思います。でも実際晃の言葉は正論で、同じような理由から別れを選んだ同性愛者は山ほどいるのだと私は思います。だから、晃を一方的に責める気にはなれない。
でも、その後晃の言葉に傷つき、無意識に夜の道路の白線の上を歩いていた夕希が、足元の白線がぷっつり切れ、その先に真っ暗な住宅街が広がっている所で思わず泣き崩れてしまう姿が本当に悲しくて涙が止まりませんでした。
そして、ここからの2人が本当に辛い。
目の輝きを失くし、行きずり男性と体を重ねる夕希。
結婚し、形式的には幸せを掴んだハズの晃。なのに晃はどうしても奥さんの待つ家に帰れない。公園のベンチで夕希を思い出し泣く晃。
あまりにも夕希を好きになり過ぎたこと、いつか夕希が自分より大事なものを見つけ離れていってしまったら自分が自分でいられなくなること、つまり、夕希と離れることで、自分が壊れてしまわないように、傷つかないように予防線を張ったのでしょう。
結局33歳で離婚。必死に夕希を探しますが、見つからないまま3年の月日が流れます。
以前夕希と話していたアラスカ旅行のポスターを偶然見かけ、アラスカへ向かう晃。
その旅先で探し続けていた夕希とまさかの再会。
夕希に殴られても、ひっぱたかれても、「愛してる」と食い下がる晃。
夕希が泣きながら晃に抱きついたシーンは涙で本がぼやけてしまい、暫くページがめくれませんでした。
日本へ戻った2人はおそろいの指輪を買い、一緒に暮らし始めます。
54歳、勃起不全に悩む晃。手をつないで2人で眠る姿がかわいらしかった。
69歳、闘病中の晃、若かりし頃の夕希との幸せな夢を見ながら永眠。
82歳、老人ホームで2人分の指輪をネックレスにして大切にしている夕希おじいちゃんがとってもかわいいです。
やがて体調を崩し寝込んでしまう夕希。ある夜ムクッと起き上がり、部屋の外へ。
その姿は晃と出会った高校生の時の制服姿。廊下の真ん中の白線を嬉しそうに駆けていきます。
その白線の先には学ラン姿の晃が、天国デートスポット本を読みつつ待っています。
天国で再会した時の2人の笑顔。これは是非ご自分の目で確認して欲しい!!

一度は別れ、晃に先立たれ、それでもお互いを愛し続けた2人。
「死が2人を分かつまで」ではなく、亡くなってもなお天国で笑い合いながらデートスポットを巡っていることでしょう。
この作品に出会えてよかった。心からそう思える大切な一冊でした。

27

ののみ

カイたん様
コメントありがとうございます。
二人の一生を綴ってくれるBLってあまりないですよね。
私も自分のレビューを見返して、また泣けてきました( ; ; )
もう一度じっくり読み返してみようと思います。
本当にステキな一冊に出会えて感謝です。

感涙、ステキな作品です。

何度読んでも、ステキな作品で泣いてしまいます。

17歳で出会い、添い遂げた夕希と晃のLife(人生)

二人で歩む1本の道は、好きだけではままならず、
途中、別の道を行くことになってしまうけれど、

それでも、抗いきれず、悩み、選んで進むその先で
再び、アラスカで二人は再会する

互いに手を取り、再び同じ一本の道を歩んでいく
二人の姿に、涙

生きて行くことは、簡単なことではないけれど
愛すること、歩み続けることの大切さと難しさ
年代ごとの二人の日常が綺麗に描かれ
1冊で簡潔にまとめられてるストーリー性も凄いです。

天国でも、いつまでも二人仲良く、お幸せに。と
心から思います。

11

42歳、シーソーでわくわくする西に、萌え。

先にドラマCD を聞いて、内容は全て知っていたのですが、涙がとまりませんでした。

CD だけだとわからなかった部分が、絵になると
理解でき、更に良かったです。

病院の線の上を猛ダッシュで走り、天国に行ってしまった相手のもとへ、
相手も、先に天国に行ってるから、天国デートスポット100選を読んで待っていてくれている。
お互い、笑顔で抱き合う…

このシーン、二人の笑顔が、最高です!

最後に42歳になった二人が、夜の公園で、シーソーを真剣にする姿、
特に西が、「ほら!晃!はやく!」っていいながら
シーソーに座ってわくわくしてるところ。
是非、見てほしい!!

9

線上の二人の生涯

綺麗な絵柄で、綺麗なストーリーでした。
二人の出会いは道路の線上。二人の想像力がすごいです。私も小学生の頃は白い線の上で歩くという遊びをしていたので、懐かしくなりました。ここから落ちたらダメ!みたいな。二人みたいな想像力はありませんでしたが、あんな風に考えて遊ぶと余計楽しいですね。
ストーリーとしては生涯を描かれてますが、その中で一番印象的なのは、二人が別れるシーンでした。攻めの愛しているのに別れる、という考えが理解できず呆然としてしまいました。攻めの世間を気にするというのはよくわかりますが、受けが可哀想で。攻めと同じ煙草を吸う男と一夜の関係を持つとい描写が辛かったです。その後、何とか二人はよりを戻しましたが、攻めを恨みそうになりました(笑)
最期の描き方がうまいと思いました。

3

感動で泣いてしまいました。

高校生の出会いから亡くなるまでの日々。

淡々と描かれていますが、要所要所で初エッチや別れ、再会などドラマがあります。

平凡な2人だけど、喜びと悲しみを共生した人生。

若い時から年をとっても無邪気で可愛くまっすぐな西。
真面目でしっかり者だけど、将来を考えて西と別れ傷つけてしまう伊東。

西を失うことを恐れた伊東が西から距離をとりだし、別れてしまうところは切なかった。
始めは別れに怒ってた西が途切れた白線の上で泣くところは悲しかったです。

結婚して、でも家に帰りたくなくて結局は奥さんを傷つけて離婚。

自分の気持ちに気づき、すぐに西を探す伊東ですが、西には会えず年月は流れます。

アラスカで偶然の再会。別れてからずっと西は伊東が忘れられずにいたのも、切なくなりました。

伊東に縋られ、西は怒りで殴ります。あれだけ西を悲しませたのだから、これくらい当然です!

お互いを大事だと痛感して一緒に生きていく2人。養子になり、籍を一緒にして、セックスもできない年になり、でも2人で手を繋いで眠るだけでも幸せそうです。

伊東が病気で先に亡くなり、1人残された西は老人ホームで最後を迎えます。
西が亡くなる時、最初の出会いの頃の2人が白線上を、楽しく嬉しそうに歩いている描写に、涙が止まりませんでした。
西の無邪気な笑顔、西が大好きな表情の伊東。最高です。

思い出してレビューを書きながら又、感動で泣いてしまいました。

7

愛し合う二人の人生の最初から最後までに感動がいっぱい

声優目当てでドラマCDを聴いて感動し原作も読みたくなりました。
元のストーリーやコミックならではの絵で見せる部分に興味を持ったので。

最初に白線遊びをする「サメに食べられる」、「氷の刃に刺される」という出会いのシーンはほとんどセリフらしいセリフなしに無邪気に空想の世界で遊ぶ二人がとてもよかったです。

ドラマでのセリフと音の表現でも十分伝わり感動しましたが、両方を知ることでより深く作品の世界に浸れました。
初エッチに至るまでの戸惑い迷う二人の表情
暁が別れを決意するに至るまでの心境の変化の描写
暁に別れを告げられ一人夜道を歩く夕希の足元にある白線が途切れているところを見て泣き崩れる場面は秀逸です。
そして最後の6ページは絵だけで永遠のハッピーエンドを見せてくれました。
暁がデートスポットのガイドブックを研究しつつ待っていたというのも彼ららしいです。

もしドラマしか聴いていない方がいらしたらぜひ原作コミックも読むことをお勧めしたいです。
ずっと手元に置いて時折読み返したい本の1冊になりました。

8

絵本のように優しい物語でした

 人気のある作品ですし、いつか読みたいと思っていました。ようやく拝読できて満足しています。
 ある程度ネタバレを知っていたのですが、それでもところどころで「ほろり」と来てしまいました。この一冊に二人の人生がぎゅうっと凝縮されていて、読み終えた時には一緒に人生を疾走したような満足感がありました。

 この作品はBL作品なので男性同士が互いのパートナーとなった人生を描いていますが、誰かと人生を共にするということは、いろいろな偶然と必然が重なりあうことなのかも知れないなあ、と我が人生のこともぼんやりと考えてしまいました。

 終わり方もよいですね。
 この二人の出会いのきっかけでもある白いライン。まるで運命の赤い糸のようで、ファンタジックな表現でした。

5

彼らの人生に読者が思い思いの色をつけて完成する1冊なのかもしれない。

読み終わった時のイメージは、“塗り絵のような1冊”だと思いました。
この二人のストーリーに読み手が思い思いの背景を描き、色を乗せて完成させるような、そんなイメージの作品だなと。

出逢いの17歳から始まって、
一線を越える19歳
2人で未来を思い描き始める21歳
幸せだからこそ“怖い”と思い始める25歳、ここが恋人達の最初の頂点で、
そこから徐々に下っていく28歳、31歳、32歳、33歳
だけど人生は下るだけじゃなくって、訪れる転機の36歳
人生の折り返しを過ぎ、別の問題が出始める54歳
そして・・・68歳、69歳・・・82歳。
ひとつひとつのエピソードに多少の個人差はあったとしても、ここに描かれている2人の生涯はきっと多くの人達が辿ってきてこれから辿っていくであろう“人の一生”。

誤解を恐れずに書くと、この作品ってびっくりするくらい「描かれていない」んです。
でも大抵の人が描かれていないその部分に何があったかを各々の経験値で「想像出来る」。
単行本1冊のページ数で人の一生が描ききれるはずなんてなく、ただ文字を追って読むだけならひとつひとつのエピソードは他人の日記の1ページでしかないんだけど、でも読む側にはその人なりに辿ってきた人生があるから、紙に書かれた無機質な文字だけの日記を色鮮やかなビデオ日記のように頭の中で再生することが出来る。
「描かれていない」ことがかえって読み手が読み手の広げたいように彼らの物語を広げられる手助けになっている。
そんな作品だと思いました。

・・・という中で、私の評価がなぜ「萌」止まりなのかと言うと、これはもう単純に、私はこの塗り絵にいまいち上手く色付け出来なかったからです。
描かれていないことがマイナスに作用してしまって、線画のままで読み終えてしまった感じ。
線画は線画で素敵なのです。
だけど色を塗れなかったストーリーは、私にはあっさりした印象でしかない足早のダイジェストのよう。
素敵なストーリーだからこそ、もっとページを使って作家様にちゃんと描いてもらってそれをじっくり読みたかったな〜!という思いが残る読後感の作品でした。

【電子】ひかりTVブック版:修正○、カバー下○(漫画等のおまけコンテンツはなし)、裏表紙○

6

人生の道筋

BLアワード2018でコミック部門第1位の作品です。作品を読んだきっかけもそれです。読んでよかった!!本当にそう思います(^^)
グッとくる場面は、要所要所あります。涙をこらえることは出来ないと思うので、周りが気にならないところで、ガンガン泣いた方がいいです笑。
"この線は そいつと繋がってるから…"
白線を歩く遊びがきっかけで、2人は恋に落ちます。楽しそうに白線の上で待つ夕希(受)に、キスをしたのは晃(攻)。気まずくなって逃げた晃を、毎日待ち続ける夕希。"線の上だけじゃなくて、横に並びたい"そう晃は伝え、2人は恋人になります(^^)
しばらく交際は続きますが、晃が世間体を気にするようになり、別れたいと告げます。あんなに俺を愛したくせに…途切れた白線を前に夕希は泣いて、2人の愛の終わりを受け入れます。それでも夕希は、他の人と体を重ねても、彼を忘れることが出来ません。晃は結婚します。結婚しますが…彼もまた、夕希を忘れることが出来ませんでした。
"これ以上深く愛してはいけない"
夕希を愛している自分を、やっと受け入れた晃。離婚して、夕希を探します。見つけられないまま数年…。いつか"約束はできない"と夕希の誘いを断ったアラスカへ1人で行く晃。そこで夕希と再会します。"愛してる"腕を掴んで夕希に伝えますが、殴られます(ですよね!殴るわ私も)。今度は泣きながら"もう逃げない 二度と離さない"とすがります。泣きながら晃を引き寄せる夕希。"ずっと傍にいて 離れないで"2人はオーロラの下、また2人で生きる道を選びます。アラスカに来て、晃を忘れようとしていた夕希は、たったひとつでいいから、約束してほしいと伝えます。
"彼が人生の道筋"
二人でいれば怖いことなんてないと言ってくれた夕希と、晃は幸せに暮らします(^^)お揃いの指輪に、私もニヤニヤ止まらず、嬉しくなりました(〃ω〃)
歳を重ねても、彼らはずっとずっと、仲良しのままで、その人生を終えます。こうして感想を書いている今も、思い出しながらめっちゃ泣いてます。思い出し泣きですね。2人の人生の終え方は、ぜひ読んでいただきたい!!!
Renta!さん限定の"天上の僕ら"も面白かったです(^^)根に持っていいよ、夕希くん笑!!

10

評価が高かったから読んでみた!

2人の人生を1冊の普通のページサイズの漫画に、モノローグやセリフがすごく多いわけでもないのに、とても上手く納めていて一気に楽しく読めました。
話の持って行き方、登場人物の表情が、セリフやモノローグがなくても読者に伝わる見せ方?描き方?この作者さんはすごく上手だと思います。
評判通りの良い作品!


まず最初の2人の出会い方が、子供の頃(大人になってもふとやってしまうハズ)、大抵の人がやったであろう

『道路の白線(横断歩道のシマシマや縁石込み)から落ちたら死んでしまうごっこ(独り遊び超本気バージョン)』

をとても思い出しました。
自分がやった事がある馴染み深い遊びだからか、最初のページから(そうそうwww私はサメ派!)などとグイグイ引き込まれていきました。

もっと2人の事を掘り下げて、長編でも読んでみたいとは思うけど、たぶん1冊でまとめてあるからこそ良い作品なのかな?とも感じました。

西君の運命の赤い糸ならぬ、白い線が切れる事が無くて本当に良かったです。
西君かわいいです。

5

線上を歩けば

同じように線上を歩いてたのに、こんな素敵な出会い、私には無かったな~( ;∀;)
出会い方が素敵です。
そして、くるっとすれ違うシーン、とっても好きです。
夕希くんのキラキラした瞳、まっすぐな性格大好きです。
シーソーのシーンも大好きです。
「人生のスペシャリスト」に納得です。
それに比べると晃はどうしてもマイナス点が多いのですが・・・。
コラっ!と酷く身勝手な態度には一喝したくなりました。
でも、人間らしいというか綺麗ごとだけではない面も描いてくれてたので。

ただ、1冊で纏めないといけない制約があるからしょうがないのですが、どうしても物足りない感もあります。
もっと抜けてる年代を読みたかったです!
素敵な作品だからこそその点は残念です。

1

人生の一本の線に。

BLアワード2018の1位作品、やはり読まねば、と購入。
読んでみて…
ごめんなさい、私個人の感想は少し辛口です。

道路の白線を歩く「白線ゲーム」での出会いと恋愛感情の目覚め、実際付き合っての恋愛期間の後に忍び込む「普通の」生活へのプレッシャー、そして残酷な別れ。
世間体を考えての結婚は結局破局し、音信不通の後の劇的なアラスカでの再会…
『もう逃げない 二度と離さない』
ここまでは皆様の神評価と気持ちは同じ。良かった、感動、という気持ち。
が。
ここから。
ここからが実際中高年である私自身が読みたいところなのに、ここが足りない!
68才で伊東が病魔に侵され、69才で死別あたりからのページ数の少なさ。
パートナーが亡くなった後の年月こそ読み込みたいのに。
いきなり82才の西は、どうやら若き日に伊東がもらした希望通りのペンネームで脚本家として成功していたようで、ニコニコの穏やかな人生を送ったようで。
伊東が亡くなった後、82になるまでに何を拠り所にして日々を送ったのか、仕事一筋だったのか、楽しい事はあったのか、枯れてたのか、思い出だけで生きてたのか、何かに愛を注いだのか…etc
そんなところを読みたかったんだよな。
40ー50代オーバーの姐さん方、このへんどうでした?と聞いてみたい。
実際BLの主要読者層は30代あたりが多そうだから、私個人が読みたい部分はこんな風にさらりと描く感じで十分なのかな。
結ばれた後、生涯を共にする、添い遂げる、という部分を読みたい方には、国枝彩香さんの「未来の記憶風の行方」もおすすめですよ。

9

ユー太郎

こんばんは?おはようございます?

またまたふばばさんのレビューに感激してこんなとんでもない時間にコメントしています。

といいますのも、最近ちるちるのマイページを理解し始めまして、何名かのコメント欄に同感しました!や質問があるのですが?とコメントするとお相手の方とやり取り出来る事を知りまして。

なので、他の方が
「コメント欄に書き込むとお相手の方のマイページに知らせがいくし、その作品にコメントがつくので便利ですよ」
とちょうど教えて頂いたところだったので、
「スモーキンライフ」の秀逸なレビューを書いてるのはあのふばば様だ!と恐る恐るコメントしてみたら丁寧にお返事を頂いてまた感激してたんです。

そうなると、
「ふばば様の読んでいる作品のラインナップ、それについてのコメントを知りたい…」
と思い始めたんです。

で、マイページを行ったり来たりしてたらたどる事が出来まして!
喜び勇んでまずは本棚を見て大好きな「life」のコメントを見てみましたら
「少し辛口です」
とあったので、

そうか、私は本作を2017神10にしたけど、少し辛口という事は手放しでお好きな作品ではないのか…そりゃそうよね、私が好きなら貴女も好きってそりゃ身勝手よねーなんて少々シュンとしながら、
「でも、ふばば様のレビューは大好物だし、少し辛口ってどのくらい辛口?ぜひ知りたい!」
と読み進めたら!

ガチーン!隕石落っこってきました!

わっかります!わっかります!

私もこの2人のその後を知りたいです!

そしてふばば様の少し辛口という指摘を妄想し始めたらはかどるはかどる。

西が脚本家として成功してるのを面とむかって伊東はどうやって祝福したのだろうか?
会社員と自由業ならではのすれ違いもあるはずでは?
あの大型冷蔵庫の話しでもう一度伊東をいじめて欲しい!
などなど。

そして、私が、その40〜50代の姐なんです!
そうです、そろそろBLキャラ達のその後のまたその後が知りたいお年頃なんです!

でも「このlifeを神と評価してされる方は10代では少ないのではないだろうか?20代後半〜30代?それなら不惑の歳以降なんて想像も出来にくいし、あれくらいにぱぁーっと省略せざるを得ないのかなぁ」
と1人、いや、腐友達どころか腐知人もいない私は独り膝を抱えながら妄想にふけっていたのです。

そしてまさにご指摘のようにこの「life」がお好きな方に「未来の記憶 風邪の行方」をオススメしたいなーって思ってたんです!

もうこうなると鼻息がとまらない!
やっぱりふばば様も同じ考えを持って、さらにその上をいく点もレビューしてくださってる!とフガフガふー。

そしてまたキモっ!な事にふばば様プロフィールを見ますと
本格的にBLを読み始めたのが三年半ほど。
主な電子で読んでます、も同じだーーーとフンガー!

嗚呼!同じ物に共感した人の事を知りたい…
人はこうしてストーカーになってしまうかもしれない…と初めて思ったのですが、ここはキレイに恋い焦がれてしまっている…といっておきます。

今、読み直してみたのですが、まさに真夜中のラブレター。
こりゃふばば様も、お引きになられるわと思いますがここまで書いちまいましたので送らせていただきます。

_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ ですが!

おめでとう1位‼︎ありがとう1位‼︎

ちるちるアワード2018年おめでとうございます‼︎
ランキング1位が長かったので、想定内でしたが、一読後、とても胸を痛くしたので、読み返す事が無かったのです。今回のアワードの結果を見て。
もぅ大丈夫かなぁと思い、再読しました。
やっぱり、、、ダメですね、涙無くして語れません。
現代に置いてなお、本当に想いを全うする事の難しさは想像出来るのですが、葛藤があったとは言え、晃が酷すぎる。夕希が可哀想過ぎる。あんなに良い子なのに。
何故そんなに簡単に手を離す事が出来るのか。

小さい頃、線上を歩く遊びを誰もが経験したことでしょう。
けれど、いつのまにか忘れていました。
鮫のうようよいる海。氷の剣山。灼熱の砂漠。…そんな風に想像していたかなぁ。
作者の子供の目の様な、みずみずしい感性にハッとさせられます。
子供のままでいられたら良いのに。
きらきらしたままでいられたら良いのに。

切なくて、大切で、美しい物語。
多くの読者の心を打つのも納得です。

4

新人作家さん、がんばれ!

「Life線上の僕ら」 常倉三矢先生 読了

一か月くらい前にフォロワーさんにオススメされ、アマゾンで売り切れててほかのサイトでお取り寄せしていただいて本日やっと到着。

もう最高でした。言っちゃ失礼かもしれませんが、少し早送りバージョンの「◯◯◯じゃない」の感じです。

読む前に「けっこう切ない」と聞いてたんですが、最初の何ページか見て楽しそうな内容で「マンガ買い間違ってない?」って思ってました(笑)。

でも読めば読むほど辛くなる。ジッポの切り替えシーン(モンタージュ?)はもう神でした。ラストシーン(飛行機雲のところ)も、涙なしで見られません。

終わり方がすごくあっさりできれいで、容赦なく泣かしました。

一位になるのは納得します。ストーリーの深さといい、面白さと切なさのバランスといい、絶妙すぎます。

強いて言えば、別れた時の西の苦しかった様子、もうちょっと見たかったのが残念なところと、アラスカでの再会であんな簡単に伊東を許したところが少し物足りなかったような気がします。

もちろん、ページ数の制限もあるし、こんな風に限られたページ数でここまで壮大な話作れた先生に尊敬しています。

3

この作品に出会えてよかった。

BLアワード2018のコミック部門第1位だったということで、気になったので購入。


最初は「二人とも可愛いなぁ〜」なんてるんるん気分で読んでいたわけですが、
途中からは、寂しかったり、悲しかったり、いらいらしたり、嬉しかったり、ほっこりしたり、、、
激しく感情移入してしまいました。

お互いの人生の決路に立たされた時、可愛い・愛しいだけでは済まされないこと、
同性をパートナーとして選択するという覚悟、
正しい人生とは何か、
世間的に正しいことは自分にとって幸せであるのか、、、
いろいろと込み上げてきました。

あまりの素晴らしさにうっかり家族にもオススメしてしまいそうです。(腐バレ怖い)


この作品のキーポイントは、タイトルの通り、「線」だと思います。

それは、2人が出会うきっかけだったり、別れや再開を物語っていたり。


全体を通して、言葉以外での密やかな表現がとても素敵だと感じました。
読み切りだけど、ずっと心に残る作品です。
また、何度でも繰り返し読みたいと思います。
目が腫れてもいい時に。

死ぬまでにこの作品に出会えてよかった!

6

何故今まで読まなかったのか。

タイトルの通りです、マジで。今まで幾度となく目にしてきて、レビューも読んだことあるはずなのに、何故手に取らなかったんだ私……。と(良い意味で)後悔するほどとても良かったです。


今まで色々と恋愛漫画は読んできましたし、出てくるカップルを見て「あーこの2人はすぐ別れそう…(失礼)」とか「きっと10年後も愛し合ってるんだろうなぁ」とか思ったりもしましたが、それを知りたい…!と思ったり、一生を描いた恋愛漫画を読んだことってなかったような気がします。


そしてこの作品には登場人物が泣くシーンがいくつかあるのですが、嬉しくて泣いたり、悲しくて泣いたり、苦しくて泣いたり、その全ての「涙」がこちらに伝わってきて、すごく感情移入してしまいました。
普段泣けるBLはあまり読まないのですが(結ばれて良かったね〜!!が大好きなハピエン厨…)、これは本当に読んで良かったなと思います。もしまだ読んだことないって人には全力でおすすめしたいです。

5

タイトルはつけられない

タイトルにもなっている『線上』というこの二文字にどれだけの意味や思いが詰められているのでしょうか。
この作品を読んで、人生って確かに一本の線みたいだなって思いました。
一本の線が交わったり離れたり、かと思えば二つ並んで同じ方へ向かっていったり。
二つの線が二度、出会った奇跡。
零れ落ちてしまいそうな一つ一つの大切な瞬間は、彼らが精一杯幸せであろうと、生きた、約束した時間は、私の中で永遠になりました。

誰かから話を聞いたり、内容を知ったりする前に、まっさらな気持ちで読んでほしいです。
人と人生を大切にしようと思える、そんな作品でした。

6

一冊の中に二人のリアリティを感じる作品

ランキング上位に来ていたのでネタバレを読みまくった後に読んだのですが、すごく良かったです。大まかなストーリーはレビューで読んでいても、自分が読んでみると感想が違ったりする所もあるので、やっぱり実際に読んでみるのが一番だなあと思いました。

萌要素や、エロがなくてもどうでも良いくらい(エロはありますが。)ストーリーに引き込まれました。重くもあり軽やかでもある物語で、たった一冊にいろいろな事が詰め込まれていて圧倒されました。短編の良さもあるんだろうなあとは思うのですが、できることなら長編で読みたかったです。

ドラマチックではあるけれど、淡々と進んでいく作品なので一般受けしなさそうなイメージもあるのですが、こういう作品がランキング一位を取るのはビックリするのと同時に嬉しい気持ちです。編集さんも作者さんもまさかこんなに人気が出るとは思わなかったかも・・・。

いろんな作品でハッピーエンドはありますが、 お互い死ぬ時に幸せなこの作品は一番のハッピーエンドを描いているのではないかと感じました。

番外編・・・あったら良いなあ。

5

しみじみ泣けました

17歳で出会い恋に落ちた
19歳で結ばれて
28歳で別れる

以下、ネタばれお気をつけて下さいネ


28歳の別れのシーンで夕希が嗚咽をこらえるように泣くのが
ついもらい泣きしました

32歳晃が夕希を思って夜明けに泣くシーンも

そしてアラスカで再会して。
愛してるとすがりつく晃に
夕希は思い切りパンチ
やれやれよ〰

とにかく最後の最後まで
琴線を刺激しまくりです。

喜びも悲しみも共に

2017年を代表する作品で間違いありません……

6

何回読んでも鳥肌付きで泣ける秀作

17歳の出会いから、2人の人生をずっと追った作品。
本当に、本当に素晴らしいです。
好きすぎる作品には言葉が出てこなくてなかなかレビューが書けないのですが、今日10回目の読み直し記念にレビューと呼ぶには拙いけれど、この気持ちを少しでも残しておきたくて書かせていただきます。

白線の上を歩くという幼いゲーム。
片方は鮫だらけの海、もう片方は鋭く尖った剣の谷。
向かい合ったままお互いに死ねない(譲れない)状況で考えついたターン。
その出会いから始まった伊東晃と西夕希のつながり。

年を追うごとに変わっていく距離感や関係、それぞれの想いが見事に描かれています。
世間に流されて逃げる道を選ぶ者、先のない白線を目の前に蹲るしかない者。
でも2人の歩いてきた白線はまたいつかつながる。
こんなにも長い期間のことを描き上げながら、足りない部分を全く感じさせることなく、よくぞ1冊にまとめあげてくださったなと感謝の気持ちでいっぱいになります。

それぞれの旅立ちのときに出会った頃のままの姿に戻るのが泣けます。
特に西のあのいたずらっ子のような表情には、今この文章を書きながらも思い出すだけで感動の鳥肌と共に涙が止まりません。
デートスポットの雑誌を読みながら西を見つけた伊東の表情。
駆け寄るふたりのしあわせそうな表情と最後の一文。

もうだめだ。涙で支離滅裂です。

まだ読んでいない方はとにかく読んでほしい。
積ん読しているものがあろうともスルーして読んでほしい。
絶対に心に残る大切な一冊になります。

17

すごい画力

ラストに号泣

3

この作品が収納されている本棚

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