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life senjo no bokura
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
泣いてしまった・・・長い長い2人の出会いと人生の終わりまで。若い2人の恋の煌めきと葛藤し始める20代後半・・そして30代のあのシーンでグッときてしまった・・。晃と夕希2人の心の動きが丁寧に描かれていてとてもとても良かった。大体出会った時の2人のシチュエーションがかわいすぎでしょ!こうやって歳を重ねていく2人の話はあまりないのでしみじみよかった・・。
生真面目な伊東と無邪気な西、この二人の高校生から老後までの一生が描かれています。
学校帰りの一人遊び、白線ゲームで偶然出会った二人。そこから少しずつ距離を縮めていきます。
若い頃は相手を好きな気持ちと勢いで過ごしていたけれど、大人になるに従い広がる人間関係、気になる周りの目、そして少しずつすれ違っていく心。
伊東が西を振り回すので勝手だな…と思っちゃうんですが、不安を抱えて迷って間違って後悔するのも人間なんですよね…むしろ間違わない人なんていないだろうし。
一生を一冊で表現しているのでテンポが早く、この年齢はもう少し深く読みたかったな…と思う部分はありますが、でも出会いから看取りまでとても綺麗にまとまってると思います。
線上と西の笑顔がとても効果的な場面で使われていて印象的。いろんな作品にありますが、作品のキーとなるものをラストにもまた持ってくる構成、大好き!
宝くじでも思いましたが、構成力がずば抜けていると感じます。
こんな重圧な話をよく1冊に纏めましたね。
白線遊びから出会った2人の人生の物語。
一生の話なので場面がポンポン飛びます。
幸せな学生時代からのドン底はキツかった…。
やはり伊東君が世間体には耐えられなかった。
西くんが健気でいたたまれなくて。
別れは何が有っても途切れなかった白線が、ここで途切れてしまうんです。あ、もう本当に終わりなんだと。瞬間にページ閉じました。
でもね、私涙を耐えましたよ。
ただ最後の方、これは作者の意図で泣かそうとしてる!ってページが有るんですが、急に来るんです。
見た瞬間にバンっ!って涙腺崩壊。先生ずるいよ~。反則逮捕って位泣きました。
多分一番幸せだった時期に戻ったのかな。
伊東君が天国のパンフレットを持ってるのがニクい。
これはネタバレ無しで読んでほしい。
花音2020年6月号で映像化記念として2人の隙間を書いている話が有るのですが、最初の同棲初日のドキドキと引っ越しの忙しさ(笑)。オーロラ騒動後の同棲話で西くんの幸せが読めて嬉しい。
高校→大学→社会人との間に関係性が変化していくカップルの話です
普段BLを読んでいて結ばれた二人はこの後どのような人生を過ごしていくんだろう…?と先が気になることもあるかと思いますが、そうしたテーマに真っ向から向き合った作品だなと思いました。
やっぱり印象深いのが一度攻めと受けが別れてしまうところですね。どちらかというと現実主義な攻めには思うところがあり、この先も一緒にいられるのかという不安から別れを切り出します。だけど結局受けがいないまま生きる日々に耐えられず妻とは離婚…散々慰謝料やら何やらふんだくられたみたいですがそこは仕方がないですね笑
その後旅行先で再会して〜という流れはちょっとファンタスティックすぎてついていけない部分もあったのですが、晩年の二人の様子は可愛らしくてクスリと笑えました。受けの持つ感性もあってか、全体的にリリカルで優しい話でした。“ずっと一緒に”の実際的な困難さにはもう少しビターな展開が欲しかったところですが、ふわっと幸せに終わるのが作品のカラーには合っていました。
頭の中が赤毛のアンの妄想男子と普通が1番の逃げ癖男子の高校生から人生の終わりまでが1冊にまとまっています。
なので、2人の要所のみの構成になっていますがダラダラと余計なすれ違いや当て馬等が描かれるより好感が持てます。
普通が好きな伊東くんが線上遊びしているのは…まぁ、2人の出会いがそこなので致し方ないですね。
心情の移り変わりは数コマ数ページで充分表現されていると思いました。
西くんが亡くなった後の扉を開けた時のアップが…天寿を全うして、さぁ、これで伊東くんに会えるぞ。ワクワクするなぁ〜という顔で…そこで号泣。
その表情がしばらく頭から離れませんでしたし、思い出すと涙が出ます。
号泣しながら書き下ろし読み始め…あぁ、産まれる前からめっちゃ喜んでる。とホッコリ。
そして、中年世代の2人のシーソーに爆笑しました。
あ〜良いモノ読んだ。
初めて作品にレビューをさせていただくのですが、この作品には本当に感動しました。
なんて言うんですかね2人の心の距離感がとてもリアルで、読んでいてすごく苦しくなりました。
すごく涙が出てきちゃいましたね、笑
あとは、2人の出会い方がとっても素敵です!
出会いに使われていた描写も場面によってそれぞれ違う意味をもっていて、切なく感じられるような時もありました。
作者さんの表現の仕方に見事に良い意味でやらましたね。
ぜひ、読んでみてください。
とにかく評価が高かったので、BLの世界にハマりだしてすぐに読みましたが、その時はBL初心者でもあり、評価の良さからきっと無意識にハードルを上げ過ぎていたため、思ったよりそんなに響かず。。。
それから1度も読み返すことなく1年半ぐらいの間、いろいろなジャンルの他の作品をバカほど読んでちょっと落ち着いた先日、ふと再読してみたら、なんとまぁ感動!!!
高校生の頃から晃の身勝手な行動(夕希を置いて逃げる)には何度読んでも腹が立ちましたが、もしかすると晃の思考が圧倒的に多数派なのかもしれないなぁと思ったり。。。
読者としては途中で失われた夕希の笑顔が戻っただけでも感動と安心で泣けます。
そしてBLに限らず、恋愛もので人生を描き切ることってなかなか無い中で、最後の再会まで描いてくれていることがとてもよかったです。
どなたかも言っていましたが、駆け足感は否めませんが、それでも2人の人生の山あり谷ありをうまく描かれていると思います。
1度読んでイマイチ響かない方も、ぜひ時間をおいて再読してみてほしいです。印象が変わると思います。
ああ、すごいな。やっぱりすごい。
評判通りにすごかった。
いや、正直、ここまですごい作品だとはサンプルを読んだ感じではなかったので、評判以上のすごさだったと言える。
この漫画を読んで泣かないなんてありえないと思う程。傑作。
出会いから死までだけじゃなくて、描きおろしには誕生前からの話まで、じっくり丁寧にふたりの人生が描かれている。よく1冊にまとめられたなぁと感動!
数年前の作品だから、今さら何を紹介するんだろうとは思う。
でも、もしもわたしのように最近BLにハマった人ならば、ぜったいに読むべき!
そして、ぜひともネタバレせずに読んでほしい。
実写ドラマ化をするというニュースを見てこちらの作品を知りました。
ちるちるさんでレビューをみると評価が凄く良かったので読んでみたのですが
皆様がレビューに書いている通り涙なしでは読めません。
晃が勝手すぎて奥さんも可哀想だったし
夕希もひたすら可哀想でした。
結局自分が大事すぎて二人の人間を傷つけたわけですが
そこがなんだか人間味があり、
人間ってこんなもんだよな。と思いました。
二人を傷つけたからこそ隠し切れない自分の気持ちにも気づいたし
なんだかんだ夕希もずっと晃が好きだった訳で…。
生涯のお話を描いていらっしゃる作家さんに
今まであまり出会ったことがなかったのですが
1冊丸々表題作で、1冊の中に彼らの人生が詰まっています。
1冊にこうも二人のお話をぎゅっと濃縮出来るのがすごいなぁと思いました。
映画のような1冊でした。
それぞれの葛藤が沢山描かれています。
読むか悩んでいるのであれば読んだ方が良いと私は思いました。
踊り出したくなるようなわくわくする出会いから
現実を突き付けられる大学時代、恋人としての幸せな日々…
そして胸が締め付けられるような葛藤、切ない別れ。
年齢毎のエピソードがテンポよく描かれているのが読みやすいです。
晃の心の内は、夕希を大切に思い、愛するほどに複雑になっていって
そうしていつしか歯車が噛み合わなくなるのが本当に切なくて苦しくて…
でもそれを乗り越えた先のふたりの日々が
これまで以上に幸せそうでキラキラしていて、見ていてすごく心が満たされるのです。
人生の終わりまでが描かれていて、終えたその先でまた再会するシーンは何度読んでも色褪せない感動があるんですよね〜
夕希の笑顔を見るために天国でデートスポットの勉強をしている晃の姿、いつも涙で霞んでしまう(笑)
お気に入りすぎて上手くまとめられないのが悔しいのですが
ふたりの行く末も結末も知っているのに読むたびに毎回泣いて、感動して、ほわんとじんわり温かい気持ちになれる。
こんな感動作にはそうそう出会えないなと思うほど素晴らしい作品です。
1番初めに読んだ時は涙が止まらなくなり、困った程です。
時間を置いて読み返してみてもやっぱり泣ける。
高校時代に道路の白線上を落ちないで歩く遊びをしていた無邪気な2人が、付き合い、別れ、また出会い、そしてまた別れが訪れるお話です。
こんな子供っぽい遊びをしてる高校生が居るのだろうかとか、再会の奇跡みたいな偶然などは非現実的な部分もありますが、夕希を好きになりすぎている自分に危機感を感じたり、男同士の未来に希望を見いだせず別れを選ぶ晃や、年齢を重ねてからの2人の関係性にリアリティを感じました。
それでも自分から夕希の事を好きになったのに、一方的に別れを告げた晃はちょっと許せないなと思ってしまいました。
途切れた白線の上から動けずに泣く夕希が悲しくてまずここでひと泣き。
晃を許すのが早すぎると思いましたが、それも夕希なのかもしれません。
いつも心に正直で、ずっと晃を諦めきれなかった夕希の気持ちを思うとまた泣けて…。
それからはゆるやかな山あり谷ありな2人の人生でしたが、再びの別れにまた号泣。69歳はちょっと早めだしね。
描き下ろしも良かったです。
空想好きで何事も楽しむ事を忘れない夕希、そんな夕希を理解してくれて背中を押してくれた晃、2人の幸せな一生でした。
繰り返し読んで、また繰り返し涙するだろう作品でした。
本屋に立ち寄り、久々に商業BLを買おうか...と本棚を漁っていました。タイトルと表紙(絵柄)に惹かれ...まぁ、ジャケ買いのようなものですね。とにかく良さそうに見えて買いました。
単刀直入に言うと予想を遥かに上回るほど凄くいい作品でした。涙を流しながら読んだ作品です。
表紙からはあまり想像がつかなさそうな作品内に漂った不穏な空気が漂ったり、表紙みたく可愛らしいところもあったり。物語の緩急が凄く素敵です。
キャラそれぞれの性格などがとても見やすい。雰囲気や場面の状況などすごく分かりやすかったです。こんがらがるような難しい内容では無いですが、内容の濃さは半端無かったです。泣きすぎて見終わった時には目はもう充血しまくってて...笑
ベッドで読んでいたため、枕が本当に涙で濡れてしまい枕を濡らすとはこの事か...と実感しました。
タイトルを気にしながら読むと尚良。意識して読むとボロ泣きです。意識しなくてもボロ泣きです。
ハンカチ必須な、とても読みやすくてしかも感動する「Life 線上の僕ら」、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。
BLで生涯の物語は初めて拝読しました。
きっかけはドラマの予告編のような動画を見たのをきっかけで、まずは原作を読もうと思い、電子で購入しました。
2人の出会いは白線ゲーム。まずこの発想が面白いなと思いました。こんな出会い、現実には無いだろ…とちょっと笑ってしまいましたが、どんどんと作品に引き込まれていきました。
男同士の恋愛の壁にぶち当たり晃は未来に怯え、タイミング良く告白してきた女性に流され夕希から勝手に離れていきました。夕希の事を思うと胸が苦しくなり、離れた8年間て長すぎる…その間、夕希は晃を忘れようと思い、違う男性の出会いを探し、心と裏腹に行動したのだと想像すると辛くなりました。
晃の考えてしまう気持ちもわかりますが、壁を乗り越えてほしかったです。
再会したシーンはこんな所で会えるなんて!?とちょっと現実離れしてるかなと思いましたが、運命の相手だからこそこうゆう再会なのかな、と。
「晃は考え過ぎなんだよ 2人でいれば何も怖くないのに」と言った夕希のセリフで涙。(;_;)健気過ぎる。
もう離れないでずっと幸せでいて欲しいと思いました。お互いがお互いの人生に必要なんだなと。
晃に先立たれ82歳まで1人で生きた夕希がちょっと可哀想だな…最後に天国でも再会して楽しくやってる2人を見れて良かったですが。
この作品に出逢えて良かったです。
始まりは青春BLなのですが、
高校生から大学生になり、
社会人になり、どんどん歳を重ねていく。
そんな二人の物語。
後半は駆け足感がありますが、
二人が日常を重ねていく普通な感じがいいv
オチが分かっていながらも、
それでもあの笑顔に、つい、感動する!
ツッコミどころもなきにもあらずではありますが、
とにかくあの笑顔に、素直に胸がジンとします。
最初の始まり方とあのラスト。
実に上手く始まり、まとめてあると思います。
まさに『LIFE』であります!
ここはやはり、評価は素直に「神」ということで!
ドラマと映画から、好きになり原作も読ませていただきました!
私は漫画を読む時、絵のタッチを結構みて決めるのですが、めちゃ好きな絵でますます読んでみたくなりよみました!
途中まではニヤニヤしながら読んでいて、、でもだんだん晃の気持ちも少しわかるようになってきて、、。
でも、何をしててもきっと晃は夕希を忘れれないし
夕希も晃を忘れれない。
最高でした!
映画も漫画もおすすめです!
まずは、ページを開いて線上ってそういうことか!という感想です。そして、最後のシーンと線と繋がったときは感動を覚えました。常倉三矢先生の作品は初めて読みますが、アイディアが素敵で表情の表現力が上手い印象でした。文字(コマ?)が少なく、表情だけのページがとてもぐっときました。漫画ではならの2人の出会い。最後は賛否両論ありますが、私はこの終わり方でよかったと思いました。本当に綺麗な世界観で、久しぶりに涙が止まりませんでした。ありがとうございます。
冒頭「線上」ってそれ?と笑ったけど(道路の線で子どもが遊ぶやつ)ラストまでつながってるんですね。
夕希がにこにこキラキラとてもかわいい。
話を追うごとに、年齢が進むのが疾走感あり、2人の人生を一緒に追えているようでおもしろい。
仲が深まっていい感じ…と思ったら、きたわね同性愛の壁!
将来を悲観した晃が一方的に別れを切り出して。
しっかり結婚しちゃったりして。
一方的に置いていかれた夕希はあんな風にもなるってもんです。
でも、お互い忘れられなくて。
アラスカで偶然会うのは出来すぎやろ!?と思いますがw
ま、ドラマチックで良いということで。
老いて最期まで描いたのはすごい。
2人の一生を見せてもらって読み応えありました。
ドラマ化もし有名な感動作品とのことで読んでみました。
途中までのすれ違い、そして運命的な再会からの愛を確かめ合うというところまではとても好みの展開で神評価でした。夕希が健気で切なくて…幸せになってくれてよかった…!とこちらまで幸せいっぱいになりました。
↓以下結末含む重大なネタバレ有りです
事前情報として二人の人生を描いた〜というのは知っていたのですが最期まで描いてるんですね。しかも亡くなるにしてはまだ69歳と早い年齢だし、また晃の方が先にいなくなってしまうし、晃の最後の瞬間に夕希は立ち会えなかったし…というところが死ネタ地雷の私としては苦しくてたまらなかったです。結末としてはハッピーエンドなのでしょうが(最後の白線を絡めた表現は良かったです)、どうしてもその感動とかよりもその展開に辛くてという意味で泣きそうになってしまいました。思い出とかはあるにせよ10年以上夕希はまた一人で生きたんですよね…。アラスカで再会という奇跡みたいなことが起こったのにそんなところで現実感を感じたくなかった…二人で長生きして欲しかったです。
最期の場面までは神評価だったため中立にさせていただきました、評価を下げてしまいすみません。
幸せな人生をのぞかせてもらった気持ちです。
人生って色々あるけど、最期の最後に好きな人と一緒にいられることが1番の幸せなんだなと思いました。
自分の逝く先に好きな人がいるって信じられることがとても幸せなことなんだなと。
幸せな物語を見たはずなのに読み終わった後もじわじわ涙が出てくるのは、この本の深みのせいだろうなと思っています。
出会い、別れ、再開、最期。
一冊にここまで詰め込んで、違和感を感じさせないどころか満足感がある。
作者さん、素晴らしいですよ。
ファンになりました。
素敵な物語をありがとうございました。
実写化もされ、有名な作品なので知ってはいたけど未読だったこの作品。
作者さまの最新作の1等~がとっても面白かったのですぐさま読みました!
まず、冒頭から斬新!んん?BL漫画だよね、これ?とい始まりで引き込まれる…
高校生でこんな可愛いことした純粋な子がいるか〜まるで小学生の男の子同士のようなきっかけ。でもとっても可愛くて好きです。
そこからお互い惹かれ合い付き合うことになるのですが、最初は攻めがベタ惚れだったのが、だんだん気持ちの矢印が変わっていくんですね。
最終的に攻めから別れを告げられる受け。ノンケだったのに、求めるのは男性になっていて、こんなに変えられたのに捨てられてしまう展開がとても切なかったです。
そしてここからが、まるで映画のような展開で再会するんですよね。1回離れたものの、やっぱりお互い惹かれ合う2人がとても感動的でした!
そしてなんと、ここから何年もたち、最終的に亡くなるところまで描かれているとは!1冊でここまでもってくのがすごい。
タイトルの線上の僕らの通り、「線」が要所要所でキーになっていて、道に引かれた線から始まり、最後は恋人が待つ天国までの線へ
幸せも悲しみも切なさもぎゅっとつまった読み応えのある作品でした。売れるだけあるなぁ、読んで良かったです!
そしてやっぱりこの方の絵が好きなんですよね。
普段は可愛らしいのに、ドキッとするような男らしい顔とか、色気のある表情とか、とても表現が良いです。ギャグのような抜きのシーンも丁度よく、作者買い決定です〜
〖DMM電子書籍〗
修正 : トーン
カバー折り返し : なし
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 不明
電子限定特典 : なし
備考 :
ふた言 : びっくりするくらい泣いた。これから先、何度も繰り返し読むだろうなと思う。
〖紙媒体〗
未読
「この白線からはみ出したら〇〇」
と白線の上を辿る一人遊びがきっかけで出会った高校生の晃と夕希。
誰でも子供の頃に一度はやったことのあるあの遊びですね。
無邪気に笑う二人を見ていると無性に懐かしくなりました。
二人は出会ったその日から白線の上を冒険する同志となりました。
それから、友達になり、惹かれ合って恋人へ、辛い別れを経て
もう一度誓い合った愛、二人で生きた時間を始まりから終わりまで
描き切ります。
途中、別れの場面は読むのが辛くて、晃に対して腹が煮えくり返りました。
確かに世間体や将来のことを考えれば色々と葛藤はあるし、
晃も苦しかったとは思うけれど、全てがあまりに一方的過ぎました。
一番許せなかったのはタイミング良く告白してきた女性に逃げたこと。
想いを寄せいていたわけでもなく、夕希との別れに利用しただけですよね。
「将来を考えたらお前だって普通の結婚をして家庭を持ちたいだろ?」
「いつまでもこんな不毛な関係続けてれば きっと四十五十になって後悔する」
晃が夕希に向けたその台詞はどれも自分自身に対して
言い訳しているようにしか思えませんでした。
だって、夕希は一度だって晃との関係を後悔したことも
別れようと考えたことだってなかったのだから。
晃が勝手にありもしない未来に怯えて、勝手に離れただけです。
一方的に別れを告げられ、説得の余地も与えられなかった
夕希の気持ちが置いてけぼり過ぎて泣けてしまいました。
結局、晃は別れた後も夕希を忘れきれず、離婚することに。
公園で打ちひしがれ涙を流す晃に慰めの言葉も見つからず、
おま…なに泣いてんだ!お前に泣く権利などないわぁあo(`ω´*)oと怒れる私。
夕希に対しても嫁に対しても不誠実すぎてこっちが泣くわ。
その後、約束の地で奇跡の再会を果たした晃と夕希。
こんなひどい経緯じゃなかったらすっごくロマンティックだったのに…!
いきなり愛してる!と夕希に飛び掛かり、ぶん殴られる晃(笑)
いや、ここは晃の自業自得でしょ。
夕希の孤独な八年を思えば二発で済むもんですか!
もっと殴られやがれ!パーンチ!!o(*´◕ω◕)=〇))Д´)
そして、今度こそ、二度と離れないことを誓い合った二人。
始まりも、終わりも、復縁すら晃のなすがままなのは気に入らないけど、
でも、夕希が笑っていられるなら、もういいや…夕希の幸せが一番です。
て思ったのに、また最後まで夕希を置いて行きやがって…
こうなったら来世こそは夕希を最初から最後までたくさん笑わせて、
たくさん幸せにしないと絶対許すまじ…!
晃への文句は全然言い足りないけど、だけど、結果として
最後は感動してしまったし、夕希には晃じゃないとダメみたいだし、
無邪気で健気で天使で可愛い夕希に免じてか、神評価なんだからね!
生まれる前から出会っていたとか…運命かよ…もう。
二人の名前が伊東晃と西夕希で日が昇って暮れるまで、二人揃うとLife感あるところなど割と狙ってやられてると思うのに読むたびにまんまとボロなき嗚咽を洩らす始末になります
部活で思いがけず遅くなった日、角のところで西くんが待っていていつも通りにクルリとすれ違ってバイバイしたの、あれは伊東くん射抜かれても仕方なくないですか?!一瞬のためにサメに囲まれながら待っていたのに待たされたなんて全く思ってもいなさそうに満面の笑顔、罪でしょう??
二人共まだ10代で出会って自分のことも本当に解っていた訳ではないので25歳で伊東くんが怯えを感じたり、28歳で西くんが焦ったりしたことは責められないけれど会いたいか会いたくないかに照らすことができなくなってしまうことが大人になったと言うつまらなさなのだと残念に感じたしあの線が途切れたところの絶望感たるや…本当につらいです
穂香さんを巻き込んだけれど、人との関わりで誰かだけが悪いということはなく、好意を受け入れて付き合ったり結婚したりすることはよくあるし自分が既に感電死していることを伊東くんは知らなかったのかも知れないし、誠実にやろうとして結果泣きながら謝ることになったのは仕方なく穂香さんは幸せになれて伊東くんも救われたことは良かったと思いました
アラスカで伊東くんが「愛してる」の一点張りで図々しく粘ったのはよく頑張れたと思いました、西くんには相手がいると思ってすらいたのに
西くんといることが人生の目的なんだよね就職活動の辺りには既にそのことあんなにキッパリと言っていたのに、やっと意味が解ったのですね
辛い別れと偶然のような必然のような再会が西くんの書くお話に深みが増して映画の仕事にも成功したかも知れないと思うことにします
自分がまだ若い頃にこの作品に出会っていたら別れと再会の部分(8年は長いですし)を受け入れられたか分かりませんが、人生は長く共に成長して生涯を連れ添った素敵なお話と感じました
廊下の線のコマからは嗚咽がこみ上げ涙が止まらず大号泣してしまいました
こちらでのレビューで泣けると評判だったので、自粛生活の慰めに読みました。
なんちゅーか、話は凄くこう、少女漫画的な感じでね、高校生にもなってガッツリ設定な白線渡りする2人が戯れてたりね、キラキラしたことしてるわけですよ。
んで、晃の方が考え過ぎる子で、精神的に弱くて、怖気付いて、大人になってから逃げちゃうんですよね。テキトーな女性と結婚して、でもやっぱ家庭を作れなくて帰宅拒否になっちゃって、離婚する。
BLのお約束として、当て馬な女性は大抵強くて懐が大きいので、泣いて縋ったりせずに怒りながら解放してくれる。
その後のオーロラの下での再会とか、中年以降の話とか、まあまあイイ話ダナーと思いながら読んでました。
んで、ユウキに最期が来た、その後。
病院の廊下の案内線の上を、10代の姿になったユウキが満面の笑みで駆けて行く。この大ゴマに全てを持って行かれました。
ほんま、力技の感動。さあ!ここが泣き所ですよ!存分にどうぞ!と言わんばかりのページで、それまでフツーに読んでたのに、ウルッと来てしまいました。
号泣するほどではなかったけども、心のデトックスにはいいお話だと思います。
初めて読んだ常倉三矢先生の作品です。
絵が丁寧ですし、スッキリしているので読みやすいです。
ちるちるの評価が高いので、期待して読ませていただきましたが、私の好みではありませんでした。
なぜだろう?と何回か読み直してみたのですが…。
伊東 晃くんと西 夕希くんの出会い(高校生)から人生の最後までのお話です。
2人が高校生の時に道路の白線を歩く「白線ゲーム」で出会います。
晃くんは夕希くんをだんだん意識するようになり、ある日キスをしてしまいます。
大学生になってあいまいな友人関係から、ようやく恋人としてのお付き合いをスタートした2人。
しばらくは楽しい時間を過ごします。
でも、社会人になった28歳の晃くんは現実を見るようになり、このまま関係を続けていても先がないと夕希くんに別れを告げます。
夕希くんは暗い道路の白線の上で1人泣き崩れるのでした…。
31歳になった晃くんは女性と結婚をしていますが、残業と偽り、時間を潰して帰る毎日。
一方、夕希くんはバーで知り合った男性と一晩だけの関係を繰り返していました。
32歳になった晃くんはもう自分の気持ちを誤魔化せなくなります。
晃くんは夕希くんのことをずっと忘れられなかったのです。
そして、33歳で奥さんと離婚をします。
その後、晃くんは夕希くんを探し続けますが見つかりません。
36歳になった晃くんは街で「アラスカのオーロラツアー」の旅行ポスターを見ます。
昔、夕希くんが行きたいと言っていた「アラスカのオーロラツアー」を思い出し、1人で参加することにしました。
そして、アラスカでオーロラを見るスポットに着いた晃くんは別のツアーに参加していた夕希くんを見つけ…。
すごく感動的で、いいお話だと思います。
他の方のレビューにもありますが、1本の映画を観ているような作品です
ただ、BLはファンタジーだとわかっていても、もう少しリアルティさが欲しかった。
例えば、晃くんが夕希くんを探しているけれど何年も見つけられないとか、アラスカで運命の再会をするとかです。
夕希くんは脚本家として少しは有名になっていたようなので、今のネット社会で名前すら探せないのは逆に難しいかなと思いましたし、アラスカで再会するのも無理があるかなと思いました。
でも、裏を返せばドラマチックになっていると思います。
晃くんが夕希くんと別れ、女性と結婚し、結局は夕希くんを忘れられないので離婚するのは、正直ムカつきました。
自分勝手過ぎて、夕希くんに対しても、奥さんに対しても失礼です。
でも、夕希くんと最後まで添い遂げたので救われました。
具体的な年齢を設定しているところは良かったのですが、2人が復縁して人生最後を迎えるまでが駆け足だったのが残念でした。
この作品は1巻完結にするのはもったいなかったと思います。
2人が復縁して最後のお別れまでをじっくり読みたいと思った方も多かったのでは?
個人的には、アラスカで再会するまでの夕希の心理描写も読みたかったな。
最後は82歳になった夕希くん。晃くんは69歳で先に天国へ逝ってしまいました。
でも、やっと逢える日が来ました。
夜中に介護施設の廊下に引かれている白線の上を走る高校生の「夕希くん」。
その白線の先には高校生の「晃くん」が、ずっと「夕希くん」を待っていました。
喜びで抱き合う2人。これからもずっと一緒です。
描き下ろしの『joy』は、まだお母さんのお腹の中にいる時と11歳と42歳の2人が描かれています。
すごく感動的で、いいお話だからこそ、もっと深いところまで読みたかったです。
「萌」ですみません(涙)
評価が難しいのですが、やはり神評価をつけたくなってしまう。
正直に言って一番悩んだポイントは、アラスカでの偶然の出会いです。ここだけはどうしても無理やりに感じてしまう。これ程までの偶然がなければ、この2人は同じ線上には戻れなかったのだと思うと、それもまた感慨深くはありますが。
何よりもすごいのは、やはり1冊でまとめきったところだと思います。1冊なのにここまで2人に感情移入できるのがすごい。泣ける鉄板の別れや死をどれだけ扱っていたからといって、うまく描かれていなければ泣けるもんも泣けないのですが、この作品は1冊の短い間で人生の終わりまでを描きながら、しっかり2人の魅力も、また悪い点も伝わってくる。
2人のって描きましたが、ほぼ夕希には欠点たる欠点は無かったかもしれない…晃ですよねぇやっぱり。彼の葛藤はいかにも人間らしく、晃が生んだきっかけがあったからこそ2人は付き合う事になり添い遂げる事にもなったけれど、ほぼ奇跡とも言える再会がない世界線を想像するだけで吐き気がします。
見逃されがちな気がしますが、演出力と画力もすごいです。特に好きなのは3話の最後2ページ。セリフなしでこの作品ではこれ以上ない絶望が伝わります。死でも途切れることのなかった線が、この時は明確に絶たれてしまいます。
ここまで入ってくるからこそ、やすやす読み返さない作品です。
※電子書籍ebook 裏表紙あり、カバー下有り
限定おまけ漫画1枚 70歳の2人…1人?
紛れもなく傑作。何度読んでも号泣。
周囲の評判もものすごく高い。
色んな方の感想を聞いて、それぞれになるほどなと思える作品。
いつまでも語りたくなる…傑作の証です。
それを踏まえて私の極端な感想を書きたいと思います。
思考が偏っているので申し訳ないです。
何度読んでもどうしようもなく攻の身勝手さに腹が立つのです!
全てを受け入れ愛し続け、裏切られても許し、先立たれたも愛し続ける受けの姿は天使のようで泣けます。
攻には腹が立つが、彼らは運命という線上で共に生きるように決まっていたので仕方ないし、
攻の下らない社会的圧力に屈する気持ちも良く分かる。
そんなもん気にせず常識なんて吹き飛ばして自分の気持ちだけを信じて生きろよ!!
と思うけどムリなんでしょう…私だって無理。自分も同調圧力に弱かったからわかる。
でも捨てておいて、アラスカで「運命」の再開を果たし
(受はその旅行で完全に吹っ切ろうとしているのに!!)復縁を迫るなんて身勝手過ぎる。
何で受けは2発しか殴らないんだ!?タコ殴りにしないとね!!!
最も読んでて辛かったのは別れた8年の直前の2年くらい小旅行から帰ってきてから態度が冷淡になったであろうマグロ状態の攻に乗っかり1人エッチのような悲しいセックスをしている受の姿…。
あの頃も含めて10年は残酷な時間じゃないですか?
……とまあ、攻めへの怒りが止まらないわけですが(これが悪人じゃないからこそ余計腹立つ)
受けへの悲しみで号泣した作品でした。
それからこういう一生を通した長いスパンの中で考えると、やがて皆独りになるという結論に至ります。
今や四十代の半数が孤独死する時代なので、結婚しようがしまいが、同性愛だろうが何だろうが、子供がいようがいまいが、どうせ孤独死する可能性が高いから、好きに生きた方が良いなとつくづく考えさせられました。
評価が高かったので、購入。
白線の上を歩いて出会った二人。
紆余曲折を経て、一生涯添い遂げたカプの話。
話も絵も嫌いではないけど、年数が飛び飛びでちょっとついていけなかった。
なんというか、総集編を見せられているような感じ。
これが何冊かに分かれていたら、泣きながら読んだかもしれませんが、感情移入もできず、ただ淡々と読み終わってしまいました。
泣けるBLということで、期待しすぎていたのかも。
購入じゃなくて、レンタルすればよかった
電子書籍半額かつレビュー神が多いので購入しました。
絵は好みではないので購入を躊躇しましたが、紛れもなく名作でした。
ずるい(誉め言葉)表現が多々あり、先生のストーリー作りの上手さに泣くしかない読者になっていました。
激しいBLではなく、少女漫画寄りだと思いますが、正しい名作です。
可愛い・辛い・切ない・幸せ・やりきれないと感情を動かされる作品です。
読み返す度にしんどくなりますが、読んでしまいます。
最近はスピンオフ、また、濡れ場で長引かせて続刊という作品は多いですが、1巻でここまで泣かされるとは。
カップリングの一生が描かれています。
無駄のないストーリー展開に敬服します。
辛口を言うならば、セメ、ケッコン、ユルサヌだけです。
素晴らしい作品を有難うございました。
ある二人の一生の話です
私自身がカップルの日常とかをみるのが好きなのでこちらの作品はとんでもなく大ヒット
出会いから付き合うまで、初めての経験ニヤニヤキュンキュンしてました。
でもそれから中年になって攻め君が寄り道して、受け君置いてきぼり…ここがリアルすぎて泣けた
攻め君も思うところはあったと思うでもさ
受け君が可哀想で可哀想で…
でも最後は攻め君はやっぱり受け君が好き、無理に普通になろうとしたけれど違うってなり受け君のところに戻る
そこで受け入れてくれる受け君の寛大さ…いや愛の大きさといったら…ここでまた涙笑
そして仲睦まじく歳を重ね最期を迎える
なんて綺麗な最期なのか涙が止まらなくなりました
二人の一生を映画でみているような気分でした
ほんと綺麗な作品
人生でこんなに人を愛せるなんてすごい
こんな恋愛したいと思う作品です
最初は爽やかな高校生の二人の可愛い話だなと思ったけど。。
エンディングもよかったけど、二人の出会いからドキドキしまして、受けに惚れてゆく攻めにキュンとしました。
でもレビューを読まずに読んで欲しい!
言葉にできない、深くて感動的な話で読まないと後悔するレベルの物語だと思います!
二人の出会いから、紆余曲折あり、人生の最期までを描いた大作。BLアワードの大賞に輝くのも、文句なしと言っていいくらいの素晴らしい話でした。
誰もが一度はやる、道路の白線から外れたらアウトゲーム。高校生らしい(いや、ちょっと幼い?)出会い方をします。
線上で出会い、意気投合し、お互い惹かれていく二人。
出会いから初H、攻めの葛藤、別れ、晃の結婚、離婚、再開、そしてまたふたりで再スタート…。
おじいちゃんになり、亡くなる最期まで描かれたまさにふたりの「ライフ」。最後のシーンは思わず泣いてしまいました。
中年になっても二人は可愛いかった。晃に先立たれた後も、ゆうきおじいちゃんはリングをずっと肌身離さずつけていたんですね…。
天国に行っても、変わらず仲良しな二人を思うとほっこりする、線上の二人の人生のお話でした。
BLで泣くなんて…( ; ; )
これまで、キュン♡として、胸が締め付けられる事はあったけど、この作品は、同性愛の一生を考えさせられる…2人の純愛に胸が締め付けられ、涙して読みました!!
急ぎ足で、出会いから別れまで…
もっともっとページ数があっても読み飽きない作品だと思う(^^)
とにかく泣けます。
嗚咽が出るくらい泣きました笑
出会いからの過程を駆け足ですが、その割に丁寧に描かれている作品です。
感情移入し過ぎて途中心が苦しくなりましたが、本当に最後の最後まで見られて大満足です。
すごく評価が高いことだけ知っていましたが、あえて内容は調べず、購入してみました。
なにこれ!全く予想しない展開に、グングン引き込まれ、最後には号泣!
こんなBL初めて出会いました。
最初は、普通の話で、ナゼこれが高評価なのか?と思って読んでいましたが、19才になった時に、あれ?展開早すぎじゃ???
それがこの作品の素晴らしいところだったのですね!
絶望する場面の暗さや、笑顔の眩しさ、長い人生をこの一冊に、よくまとめられているなぁと、思いながらまた読み返したくなります。
最後の所でも、タイトルとの繋がりが描かれていて、感動でした。
大好きな作品に出会えました。
はじめてBL漫画で泣いた。感動で泣いた。
この二人とのお別れが悲しくて再読する勇気がないのですが、再読したい気持ちが湧いてくる一冊です。
夕希が可愛くて、健気で、別れた時はちょっとムカムカしちゃいました。
だけど攻めを嫌いにはなれないんです。バカだなぁ。って思うけど。
でもね、アラスカなんかで再会って運命でしょ。
二人の想いが奇跡の再会を引き寄せたのだと思ってしまいました。
二人ともこんなに好きになれる人と出会えて幸せだったよね。
同じ温度でお互いを好きでいられるなんてこの上ない幸せだと思います。
幸せな二人の最後までを読めて本当に胸熱でした。
初めてBLを読んで本当に泣きそうになりました。
話題作なのに今頃ですが。
サラサラ読めるお話だと思うし、葛藤もありがちですが、他の作品と違う所は出会いの無邪気さ、育つ恋心、男同士の将来性から片方が逃げて結婚してもまた相手を求めて別れ探し見つけ出して死ぬまで共にいること。
西を置いて伊東が亡くなってしまうのですが西は明るく余生を生きて二人の指輪を持ち続けそして西の命も尽きる。
ここまで書いてあるお話は私は初めてかもしれません。
二人なら何でも楽しい、大丈夫って思ってたけど一度壊れて、やっぱりお互いじゃないとダメだとわかって、これで諦めようという所で再会できて。
うーん、あらすじをなぞるだけのレビューになってしまいましたがとにかく感動しました。いまでもうるうるしてます。
出会って良かった。二人も、お話にも。
作者さんにありがとうございますと言いたい!余韻を引きずりそうです。
この作品に関してはもう何を語っても野暮になりそうで、今はもう、ただただ2人の物語を最後まで見届けさせてくれてありがとう、タオル1枚分の涙をありがとうという気持ちでいっぱいです。
17歳、白線上での出会いから亡くなるまでの生涯を描ききった名作。
決してセリフが多い訳でもなく、ダイジェストのように切り取られていくシーンの数々。
19歳、押し倒された夕希がびっくりして床に張ったテープ。晃を左手で目隠ししながら勇気を出してラインを越えたのは夕希でしたね。
「この線がどこに向かうのかわからなくてもきっと」と描かれた白線は太く、輝きながら夜空の向こうどこまでも続いているように見えました。
21歳、進路について悩む夕希。初めてリクルートスーツ姿の夕希を見た晃が「子供っぽい所がかわいいと思ってたけど スーツ着るとちゃんと大人の男というか やたらと色気あるんだな」と赤くなってしまうシーンが印象的でした。2人とも近くに居すぎてお互いの成長に恐らく気づいておらず、ふとした瞬間ハッっとしてしまう。
25歳、晃に、会社を辞め、脚本の学校へ行きたいと打ち明ける夕希。近くに居ながら夕希の気持ちに気づかなかった晃は、早朝ベッドにいない夕希を探しに行きます。
ここは私の勝手な解釈ですが、晃は自分とは違う脚本家への道を進む夕希がいつか自分から離れてしまうのではないか。そう不安に感じつつ、出会った頃より大人びて、綺麗になった夕希にいつか置いていかれるのではないか、それが漠然と「怖かった」のではないかと感じました。
28歳、少しずつ態度が冷たくなる晃。帰りも遅くなり、一緒に出掛けようと誘っても断られてしまう夕希。19歳の頃いつか一緒にいこうと話していたアラスカの旅行のパンフをみせて必死に晃をつなぎ止めようとしますが、約束は出来ないと別れを告げる晃。
この時の晃をひどいと思う方たくさんいらっしゃると思います。でも実際晃の言葉は正論で、同じような理由から別れを選んだ同性愛者は山ほどいるのだと私は思います。だから、晃を一方的に責める気にはなれない。
でも、その後晃の言葉に傷つき、無意識に夜の道路の白線の上を歩いていた夕希が、足元の白線がぷっつり切れ、その先に真っ暗な住宅街が広がっている所で思わず泣き崩れてしまう姿が本当に悲しくて涙が止まりませんでした。
そして、ここからの2人が本当に辛い。
目の輝きを失くし、行きずり男性と体を重ねる夕希。
結婚し、形式的には幸せを掴んだハズの晃。なのに晃はどうしても奥さんの待つ家に帰れない。公園のベンチで夕希を思い出し泣く晃。
あまりにも夕希を好きになり過ぎたこと、いつか夕希が自分より大事なものを見つけ離れていってしまったら自分が自分でいられなくなること、つまり、夕希と離れることで、自分が壊れてしまわないように、傷つかないように予防線を張ったのでしょう。
結局33歳で離婚。必死に夕希を探しますが、見つからないまま3年の月日が流れます。
以前夕希と話していたアラスカ旅行のポスターを偶然見かけ、アラスカへ向かう晃。
その旅先で探し続けていた夕希とまさかの再会。
夕希に殴られても、ひっぱたかれても、「愛してる」と食い下がる晃。
夕希が泣きながら晃に抱きついたシーンは涙で本がぼやけてしまい、暫くページがめくれませんでした。
日本へ戻った2人はおそろいの指輪を買い、一緒に暮らし始めます。
54歳、勃起不全に悩む晃。手をつないで2人で眠る姿がかわいらしかった。
69歳、闘病中の晃、若かりし頃の夕希との幸せな夢を見ながら永眠。
82歳、老人ホームで2人分の指輪をネックレスにして大切にしている夕希おじいちゃんがとってもかわいいです。
やがて体調を崩し寝込んでしまう夕希。ある夜ムクッと起き上がり、部屋の外へ。
その姿は晃と出会った高校生の時の制服姿。廊下の真ん中の白線を嬉しそうに駆けていきます。
その白線の先には学ラン姿の晃が、天国デートスポット本を読みつつ待っています。
天国で再会した時の2人の笑顔。これは是非ご自分の目で確認して欲しい!!
一度は別れ、晃に先立たれ、それでもお互いを愛し続けた2人。
「死が2人を分かつまで」ではなく、亡くなってもなお天国で笑い合いながらデートスポットを巡っていることでしょう。
この作品に出会えてよかった。心からそう思える大切な一冊でした。
カイたん様
コメントありがとうございます。
二人の一生を綴ってくれるBLってあまりないですよね。
私も自分のレビューを見返して、また泣けてきました( ; ; )
もう一度じっくり読み返してみようと思います。
本当にステキな一冊に出会えて感謝です。
何度読んでも、ステキな作品で泣いてしまいます。
17歳で出会い、添い遂げた夕希と晃のLife(人生)
二人で歩む1本の道は、好きだけではままならず、
途中、別の道を行くことになってしまうけれど、
それでも、抗いきれず、悩み、選んで進むその先で
再び、アラスカで二人は再会する
互いに手を取り、再び同じ一本の道を歩んでいく
二人の姿に、涙
生きて行くことは、簡単なことではないけれど
愛すること、歩み続けることの大切さと難しさ
年代ごとの二人の日常が綺麗に描かれ
1冊で簡潔にまとめられてるストーリー性も凄いです。
天国でも、いつまでも二人仲良く、お幸せに。と
心から思います。
先にドラマCD を聞いて、内容は全て知っていたのですが、涙がとまりませんでした。
CD だけだとわからなかった部分が、絵になると
理解でき、更に良かったです。
病院の線の上を猛ダッシュで走り、天国に行ってしまった相手のもとへ、
相手も、先に天国に行ってるから、天国デートスポット100選を読んで待っていてくれている。
お互い、笑顔で抱き合う…
このシーン、二人の笑顔が、最高です!
最後に42歳になった二人が、夜の公園で、シーソーを真剣にする姿、
特に西が、「ほら!晃!はやく!」っていいながら
シーソーに座ってわくわくしてるところ。
是非、見てほしい!!
綺麗な絵柄で、綺麗なストーリーでした。
二人の出会いは道路の線上。二人の想像力がすごいです。私も小学生の頃は白い線の上で歩くという遊びをしていたので、懐かしくなりました。ここから落ちたらダメ!みたいな。二人みたいな想像力はありませんでしたが、あんな風に考えて遊ぶと余計楽しいですね。
ストーリーとしては生涯を描かれてますが、その中で一番印象的なのは、二人が別れるシーンでした。攻めの愛しているのに別れる、という考えが理解できず呆然としてしまいました。攻めの世間を気にするというのはよくわかりますが、受けが可哀想で。攻めと同じ煙草を吸う男と一夜の関係を持つとい描写が辛かったです。その後、何とか二人はよりを戻しましたが、攻めを恨みそうになりました(笑)
最期の描き方がうまいと思いました。
高校生の出会いから亡くなるまでの日々。
淡々と描かれていますが、要所要所で初エッチや別れ、再会などドラマがあります。
平凡な2人だけど、喜びと悲しみを共生した人生。
若い時から年をとっても無邪気で可愛くまっすぐな西。
真面目でしっかり者だけど、将来を考えて西と別れ傷つけてしまう伊東。
西を失うことを恐れた伊東が西から距離をとりだし、別れてしまうところは切なかった。
始めは別れに怒ってた西が途切れた白線の上で泣くところは悲しかったです。
結婚して、でも家に帰りたくなくて結局は奥さんを傷つけて離婚。
自分の気持ちに気づき、すぐに西を探す伊東ですが、西には会えず年月は流れます。
アラスカで偶然の再会。別れてからずっと西は伊東が忘れられずにいたのも、切なくなりました。
伊東に縋られ、西は怒りで殴ります。あれだけ西を悲しませたのだから、これくらい当然です!
お互いを大事だと痛感して一緒に生きていく2人。養子になり、籍を一緒にして、セックスもできない年になり、でも2人で手を繋いで眠るだけでも幸せそうです。
伊東が病気で先に亡くなり、1人残された西は老人ホームで最後を迎えます。
西が亡くなる時、最初の出会いの頃の2人が白線上を、楽しく嬉しそうに歩いている描写に、涙が止まりませんでした。
西の無邪気な笑顔、西が大好きな表情の伊東。最高です。
思い出してレビューを書きながら又、感動で泣いてしまいました。
声優目当てでドラマCDを聴いて感動し原作も読みたくなりました。
元のストーリーやコミックならではの絵で見せる部分に興味を持ったので。
最初に白線遊びをする「サメに食べられる」、「氷の刃に刺される」という出会いのシーンはほとんどセリフらしいセリフなしに無邪気に空想の世界で遊ぶ二人がとてもよかったです。
ドラマでのセリフと音の表現でも十分伝わり感動しましたが、両方を知ることでより深く作品の世界に浸れました。
初エッチに至るまでの戸惑い迷う二人の表情
暁が別れを決意するに至るまでの心境の変化の描写
暁に別れを告げられ一人夜道を歩く夕希の足元にある白線が途切れているところを見て泣き崩れる場面は秀逸です。
そして最後の6ページは絵だけで永遠のハッピーエンドを見せてくれました。
暁がデートスポットのガイドブックを研究しつつ待っていたというのも彼ららしいです。
もしドラマしか聴いていない方がいらしたらぜひ原作コミックも読むことをお勧めしたいです。
ずっと手元に置いて時折読み返したい本の1冊になりました。
人気のある作品ですし、いつか読みたいと思っていました。ようやく拝読できて満足しています。
ある程度ネタバレを知っていたのですが、それでもところどころで「ほろり」と来てしまいました。この一冊に二人の人生がぎゅうっと凝縮されていて、読み終えた時には一緒に人生を疾走したような満足感がありました。
この作品はBL作品なので男性同士が互いのパートナーとなった人生を描いていますが、誰かと人生を共にするということは、いろいろな偶然と必然が重なりあうことなのかも知れないなあ、と我が人生のこともぼんやりと考えてしまいました。
終わり方もよいですね。
この二人の出会いのきっかけでもある白いライン。まるで運命の赤い糸のようで、ファンタジックな表現でした。
読み終わった時のイメージは、“塗り絵のような1冊”だと思いました。
この二人のストーリーに読み手が思い思いの背景を描き、色を乗せて完成させるような、そんなイメージの作品だなと。
出逢いの17歳から始まって、
一線を越える19歳
2人で未来を思い描き始める21歳
幸せだからこそ“怖い”と思い始める25歳、ここが恋人達の最初の頂点で、
そこから徐々に下っていく28歳、31歳、32歳、33歳
だけど人生は下るだけじゃなくって、訪れる転機の36歳
人生の折り返しを過ぎ、別の問題が出始める54歳
そして・・・68歳、69歳・・・82歳。
ひとつひとつのエピソードに多少の個人差はあったとしても、ここに描かれている2人の生涯はきっと多くの人達が辿ってきてこれから辿っていくであろう“人の一生”。
誤解を恐れずに書くと、この作品ってびっくりするくらい「描かれていない」んです。
でも大抵の人が描かれていないその部分に何があったかを各々の経験値で「想像出来る」。
単行本1冊のページ数で人の一生が描ききれるはずなんてなく、ただ文字を追って読むだけならひとつひとつのエピソードは他人の日記の1ページでしかないんだけど、でも読む側にはその人なりに辿ってきた人生があるから、紙に書かれた無機質な文字だけの日記を色鮮やかなビデオ日記のように頭の中で再生することが出来る。
「描かれていない」ことがかえって読み手が読み手の広げたいように彼らの物語を広げられる手助けになっている。
そんな作品だと思いました。
・・・という中で、私の評価がなぜ「萌」止まりなのかと言うと、これはもう単純に、私はこの塗り絵にいまいち上手く色付け出来なかったからです。
描かれていないことがマイナスに作用してしまって、線画のままで読み終えてしまった感じ。
線画は線画で素敵なのです。
だけど色を塗れなかったストーリーは、私にはあっさりした印象でしかない足早のダイジェストのよう。
素敵なストーリーだからこそ、もっとページを使って作家様にちゃんと描いてもらってそれをじっくり読みたかったな〜!という思いが残る読後感の作品でした。
【電子】ひかりTVブック版:修正○、カバー下○(漫画等のおまけコンテンツはなし)、裏表紙○
BLアワード2018でコミック部門第1位の作品です。作品を読んだきっかけもそれです。読んでよかった!!本当にそう思います(^^)
グッとくる場面は、要所要所あります。涙をこらえることは出来ないと思うので、周りが気にならないところで、ガンガン泣いた方がいいです笑。
"この線は そいつと繋がってるから…"
白線を歩く遊びがきっかけで、2人は恋に落ちます。楽しそうに白線の上で待つ夕希(受)に、キスをしたのは晃(攻)。気まずくなって逃げた晃を、毎日待ち続ける夕希。"線の上だけじゃなくて、横に並びたい"そう晃は伝え、2人は恋人になります(^^)
しばらく交際は続きますが、晃が世間体を気にするようになり、別れたいと告げます。あんなに俺を愛したくせに…途切れた白線を前に夕希は泣いて、2人の愛の終わりを受け入れます。それでも夕希は、他の人と体を重ねても、彼を忘れることが出来ません。晃は結婚します。結婚しますが…彼もまた、夕希を忘れることが出来ませんでした。
"これ以上深く愛してはいけない"
夕希を愛している自分を、やっと受け入れた晃。離婚して、夕希を探します。見つけられないまま数年…。いつか"約束はできない"と夕希の誘いを断ったアラスカへ1人で行く晃。そこで夕希と再会します。"愛してる"腕を掴んで夕希に伝えますが、殴られます(ですよね!殴るわ私も)。今度は泣きながら"もう逃げない 二度と離さない"とすがります。泣きながら晃を引き寄せる夕希。"ずっと傍にいて 離れないで"2人はオーロラの下、また2人で生きる道を選びます。アラスカに来て、晃を忘れようとしていた夕希は、たったひとつでいいから、約束してほしいと伝えます。
"彼が人生の道筋"
二人でいれば怖いことなんてないと言ってくれた夕希と、晃は幸せに暮らします(^^)お揃いの指輪に、私もニヤニヤ止まらず、嬉しくなりました(〃ω〃)
歳を重ねても、彼らはずっとずっと、仲良しのままで、その人生を終えます。こうして感想を書いている今も、思い出しながらめっちゃ泣いてます。思い出し泣きですね。2人の人生の終え方は、ぜひ読んでいただきたい!!!
Renta!さん限定の"天上の僕ら"も面白かったです(^^)根に持っていいよ、夕希くん笑!!
2人の人生を1冊の普通のページサイズの漫画に、モノローグやセリフがすごく多いわけでもないのに、とても上手く納めていて一気に楽しく読めました。
話の持って行き方、登場人物の表情が、セリフやモノローグがなくても読者に伝わる見せ方?描き方?この作者さんはすごく上手だと思います。
評判通りの良い作品!
まず最初の2人の出会い方が、子供の頃(大人になってもふとやってしまうハズ)、大抵の人がやったであろう
『道路の白線(横断歩道のシマシマや縁石込み)から落ちたら死んでしまうごっこ(独り遊び超本気バージョン)』
をとても思い出しました。
自分がやった事がある馴染み深い遊びだからか、最初のページから(そうそうwww私はサメ派!)などとグイグイ引き込まれていきました。
もっと2人の事を掘り下げて、長編でも読んでみたいとは思うけど、たぶん1冊でまとめてあるからこそ良い作品なのかな?とも感じました。
西君の運命の赤い糸ならぬ、白い線が切れる事が無くて本当に良かったです。
西君かわいいです。
同じように線上を歩いてたのに、こんな素敵な出会い、私には無かったな~( ;∀;)
出会い方が素敵です。
そして、くるっとすれ違うシーン、とっても好きです。
夕希くんのキラキラした瞳、まっすぐな性格大好きです。
シーソーのシーンも大好きです。
「人生のスペシャリスト」に納得です。
それに比べると晃はどうしてもマイナス点が多いのですが・・・。
コラっ!と酷く身勝手な態度には一喝したくなりました。
でも、人間らしいというか綺麗ごとだけではない面も描いてくれてたので。
ただ、1冊で纏めないといけない制約があるからしょうがないのですが、どうしても物足りない感もあります。
もっと抜けてる年代を読みたかったです!
素敵な作品だからこそその点は残念です。
BLアワード2018の1位作品、やはり読まねば、と購入。
読んでみて…
ごめんなさい、私個人の感想は少し辛口です。
道路の白線を歩く「白線ゲーム」での出会いと恋愛感情の目覚め、実際付き合っての恋愛期間の後に忍び込む「普通の」生活へのプレッシャー、そして残酷な別れ。
世間体を考えての結婚は結局破局し、音信不通の後の劇的なアラスカでの再会…
『もう逃げない 二度と離さない』
ここまでは皆様の神評価と気持ちは同じ。良かった、感動、という気持ち。
が。
ここから。
ここからが実際中高年である私自身が読みたいところなのに、ここが足りない!
68才で伊東が病魔に侵され、69才で死別あたりからのページ数の少なさ。
パートナーが亡くなった後の年月こそ読み込みたいのに。
いきなり82才の西は、どうやら若き日に伊東がもらした希望通りのペンネームで脚本家として成功していたようで、ニコニコの穏やかな人生を送ったようで。
伊東が亡くなった後、82になるまでに何を拠り所にして日々を送ったのか、仕事一筋だったのか、楽しい事はあったのか、枯れてたのか、思い出だけで生きてたのか、何かに愛を注いだのか…etc
そんなところを読みたかったんだよな。
40ー50代オーバーの姐さん方、このへんどうでした?と聞いてみたい。
実際BLの主要読者層は30代あたりが多そうだから、私個人が読みたい部分はこんな風にさらりと描く感じで十分なのかな。
結ばれた後、生涯を共にする、添い遂げる、という部分を読みたい方には、国枝彩香さんの「未来の記憶風の行方」もおすすめですよ。
こんばんは?おはようございます?
またまたふばばさんのレビューに感激してこんなとんでもない時間にコメントしています。
といいますのも、最近ちるちるのマイページを理解し始めまして、何名かのコメント欄に同感しました!や質問があるのですが?とコメントするとお相手の方とやり取り出来る事を知りまして。
なので、他の方が
「コメント欄に書き込むとお相手の方のマイページに知らせがいくし、その作品にコメントがつくので便利ですよ」
とちょうど教えて頂いたところだったので、
「スモーキンライフ」の秀逸なレビューを書いてるのはあのふばば様だ!と恐る恐るコメントしてみたら丁寧にお返事を頂いてまた感激してたんです。
そうなると、
「ふばば様の読んでいる作品のラインナップ、それについてのコメントを知りたい…」
と思い始めたんです。
で、マイページを行ったり来たりしてたらたどる事が出来まして!
喜び勇んでまずは本棚を見て大好きな「life」のコメントを見てみましたら
「少し辛口です」
とあったので、
そうか、私は本作を2017神10にしたけど、少し辛口という事は手放しでお好きな作品ではないのか…そりゃそうよね、私が好きなら貴女も好きってそりゃ身勝手よねーなんて少々シュンとしながら、
「でも、ふばば様のレビューは大好物だし、少し辛口ってどのくらい辛口?ぜひ知りたい!」
と読み進めたら!
ガチーン!隕石落っこってきました!
わっかります!わっかります!
私もこの2人のその後を知りたいです!
そしてふばば様の少し辛口という指摘を妄想し始めたらはかどるはかどる。
西が脚本家として成功してるのを面とむかって伊東はどうやって祝福したのだろうか?
会社員と自由業ならではのすれ違いもあるはずでは?
あの大型冷蔵庫の話しでもう一度伊東をいじめて欲しい!
などなど。
そして、私が、その40〜50代の姐なんです!
そうです、そろそろBLキャラ達のその後のまたその後が知りたいお年頃なんです!
でも「このlifeを神と評価してされる方は10代では少ないのではないだろうか?20代後半〜30代?それなら不惑の歳以降なんて想像も出来にくいし、あれくらいにぱぁーっと省略せざるを得ないのかなぁ」
と1人、いや、腐友達どころか腐知人もいない私は独り膝を抱えながら妄想にふけっていたのです。
そしてまさにご指摘のようにこの「life」がお好きな方に「未来の記憶 風邪の行方」をオススメしたいなーって思ってたんです!
もうこうなると鼻息がとまらない!
やっぱりふばば様も同じ考えを持って、さらにその上をいく点もレビューしてくださってる!とフガフガふー。
そしてまたキモっ!な事にふばば様プロフィールを見ますと
本格的にBLを読み始めたのが三年半ほど。
主な電子で読んでます、も同じだーーーとフンガー!
嗚呼!同じ物に共感した人の事を知りたい…
人はこうしてストーカーになってしまうかもしれない…と初めて思ったのですが、ここはキレイに恋い焦がれてしまっている…といっておきます。
今、読み直してみたのですが、まさに真夜中のラブレター。
こりゃふばば様も、お引きになられるわと思いますがここまで書いちまいましたので送らせていただきます。
_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○ ですが!
ちるちるアワード2018年おめでとうございます‼︎
ランキング1位が長かったので、想定内でしたが、一読後、とても胸を痛くしたので、読み返す事が無かったのです。今回のアワードの結果を見て。
もぅ大丈夫かなぁと思い、再読しました。
やっぱり、、、ダメですね、涙無くして語れません。
現代に置いてなお、本当に想いを全うする事の難しさは想像出来るのですが、葛藤があったとは言え、晃が酷すぎる。夕希が可哀想過ぎる。あんなに良い子なのに。
何故そんなに簡単に手を離す事が出来るのか。
小さい頃、線上を歩く遊びを誰もが経験したことでしょう。
けれど、いつのまにか忘れていました。
鮫のうようよいる海。氷の剣山。灼熱の砂漠。…そんな風に想像していたかなぁ。
作者の子供の目の様な、みずみずしい感性にハッとさせられます。
子供のままでいられたら良いのに。
きらきらしたままでいられたら良いのに。
切なくて、大切で、美しい物語。
多くの読者の心を打つのも納得です。
「Life線上の僕ら」 常倉三矢先生 読了
一か月くらい前にフォロワーさんにオススメされ、アマゾンで売り切れててほかのサイトでお取り寄せしていただいて本日やっと到着。
もう最高でした。言っちゃ失礼かもしれませんが、少し早送りバージョンの「◯◯◯じゃない」の感じです。
読む前に「けっこう切ない」と聞いてたんですが、最初の何ページか見て楽しそうな内容で「マンガ買い間違ってない?」って思ってました(笑)。
でも読めば読むほど辛くなる。ジッポの切り替えシーン(モンタージュ?)はもう神でした。ラストシーン(飛行機雲のところ)も、涙なしで見られません。
終わり方がすごくあっさりできれいで、容赦なく泣かしました。
一位になるのは納得します。ストーリーの深さといい、面白さと切なさのバランスといい、絶妙すぎます。
強いて言えば、別れた時の西の苦しかった様子、もうちょっと見たかったのが残念なところと、アラスカでの再会であんな簡単に伊東を許したところが少し物足りなかったような気がします。
もちろん、ページ数の制限もあるし、こんな風に限られたページ数でここまで壮大な話作れた先生に尊敬しています。
BLアワード2018のコミック部門第1位だったということで、気になったので購入。
最初は「二人とも可愛いなぁ〜」なんてるんるん気分で読んでいたわけですが、
途中からは、寂しかったり、悲しかったり、いらいらしたり、嬉しかったり、ほっこりしたり、、、
激しく感情移入してしまいました。
お互いの人生の決路に立たされた時、可愛い・愛しいだけでは済まされないこと、
同性をパートナーとして選択するという覚悟、
正しい人生とは何か、
世間的に正しいことは自分にとって幸せであるのか、、、
いろいろと込み上げてきました。
あまりの素晴らしさにうっかり家族にもオススメしてしまいそうです。(腐バレ怖い)
この作品のキーポイントは、タイトルの通り、「線」だと思います。
それは、2人が出会うきっかけだったり、別れや再開を物語っていたり。
全体を通して、言葉以外での密やかな表現がとても素敵だと感じました。
読み切りだけど、ずっと心に残る作品です。
また、何度でも繰り返し読みたいと思います。
目が腫れてもいい時に。
死ぬまでにこの作品に出会えてよかった!
タイトルの通りです、マジで。今まで幾度となく目にしてきて、レビューも読んだことあるはずなのに、何故手に取らなかったんだ私……。と(良い意味で)後悔するほどとても良かったです。
今まで色々と恋愛漫画は読んできましたし、出てくるカップルを見て「あーこの2人はすぐ別れそう…(失礼)」とか「きっと10年後も愛し合ってるんだろうなぁ」とか思ったりもしましたが、それを知りたい…!と思ったり、一生を描いた恋愛漫画を読んだことってなかったような気がします。
そしてこの作品には登場人物が泣くシーンがいくつかあるのですが、嬉しくて泣いたり、悲しくて泣いたり、苦しくて泣いたり、その全ての「涙」がこちらに伝わってきて、すごく感情移入してしまいました。
普段泣けるBLはあまり読まないのですが(結ばれて良かったね〜!!が大好きなハピエン厨…)、これは本当に読んで良かったなと思います。もしまだ読んだことないって人には全力でおすすめしたいです。
タイトルにもなっている『線上』というこの二文字にどれだけの意味や思いが詰められているのでしょうか。
この作品を読んで、人生って確かに一本の線みたいだなって思いました。
一本の線が交わったり離れたり、かと思えば二つ並んで同じ方へ向かっていったり。
二つの線が二度、出会った奇跡。
零れ落ちてしまいそうな一つ一つの大切な瞬間は、彼らが精一杯幸せであろうと、生きた、約束した時間は、私の中で永遠になりました。
誰かから話を聞いたり、内容を知ったりする前に、まっさらな気持ちで読んでほしいです。
人と人生を大切にしようと思える、そんな作品でした。
ランキング上位に来ていたのでネタバレを読みまくった後に読んだのですが、すごく良かったです。大まかなストーリーはレビューで読んでいても、自分が読んでみると感想が違ったりする所もあるので、やっぱり実際に読んでみるのが一番だなあと思いました。
萌要素や、エロがなくてもどうでも良いくらい(エロはありますが。)ストーリーに引き込まれました。重くもあり軽やかでもある物語で、たった一冊にいろいろな事が詰め込まれていて圧倒されました。短編の良さもあるんだろうなあとは思うのですが、できることなら長編で読みたかったです。
ドラマチックではあるけれど、淡々と進んでいく作品なので一般受けしなさそうなイメージもあるのですが、こういう作品がランキング一位を取るのはビックリするのと同時に嬉しい気持ちです。編集さんも作者さんもまさかこんなに人気が出るとは思わなかったかも・・・。
いろんな作品でハッピーエンドはありますが、 お互い死ぬ時に幸せなこの作品は一番のハッピーエンドを描いているのではないかと感じました。
番外編・・・あったら良いなあ。
17歳で出会い恋に落ちた
19歳で結ばれて
28歳で別れる
以下、ネタばれお気をつけて下さいネ
28歳の別れのシーンで夕希が嗚咽をこらえるように泣くのが
ついもらい泣きしました
32歳晃が夕希を思って夜明けに泣くシーンも
そしてアラスカで再会して。
愛してるとすがりつく晃に
夕希は思い切りパンチ
やれやれよ〰
とにかく最後の最後まで
琴線を刺激しまくりです。
喜びも悲しみも共に
2017年を代表する作品で間違いありません……
17歳の出会いから、2人の人生をずっと追った作品。
本当に、本当に素晴らしいです。
好きすぎる作品には言葉が出てこなくてなかなかレビューが書けないのですが、今日10回目の読み直し記念にレビューと呼ぶには拙いけれど、この気持ちを少しでも残しておきたくて書かせていただきます。
白線の上を歩くという幼いゲーム。
片方は鮫だらけの海、もう片方は鋭く尖った剣の谷。
向かい合ったままお互いに死ねない(譲れない)状況で考えついたターン。
その出会いから始まった伊東晃と西夕希のつながり。
年を追うごとに変わっていく距離感や関係、それぞれの想いが見事に描かれています。
世間に流されて逃げる道を選ぶ者、先のない白線を目の前に蹲るしかない者。
でも2人の歩いてきた白線はまたいつかつながる。
こんなにも長い期間のことを描き上げながら、足りない部分を全く感じさせることなく、よくぞ1冊にまとめあげてくださったなと感謝の気持ちでいっぱいになります。
それぞれの旅立ちのときに出会った頃のままの姿に戻るのが泣けます。
特に西のあのいたずらっ子のような表情には、今この文章を書きながらも思い出すだけで感動の鳥肌と共に涙が止まりません。
デートスポットの雑誌を読みながら西を見つけた伊東の表情。
駆け寄るふたりのしあわせそうな表情と最後の一文。
もうだめだ。涙で支離滅裂です。
まだ読んでいない方はとにかく読んでほしい。
積ん読しているものがあろうともスルーして読んでほしい。
絶対に心に残る大切な一冊になります。
私、自分の好きな作品はどうにか一人でも多くの方にお手に取っていただきたい!感動を分かち合いたい!の思いが強いので本作、読んでみてよ!みて!てみて!の非常に独り善がりのウザいレビューになってるのでご了承ください。(>人<;)
というのも、よく『""二人の男の人生を描いた感動の話題作""のあおり文句なのに短すぎる、浅いんじゃない?もう少し話数を多くした方がいいよー』なんてレビューが散見されるんですが、本作品はあらかじめこのかわいらしくもスッキリとしたイラストの表紙通りわかりやすくへんなヒネリとイヤミがないストーリーだと思ってお手にとって頂ければ良いんじゃないかなぁと思うんです。
確かにおっしゃる通り短いと私も思います。でも人生の大事な所だけを取り上げてるので短いですが夢のようなキラキラした時間、悪夢のような時間の対比が素晴らしくこのストーリーに効果をもたらしてると私には感じられらのです。
例えるなら各駅停車で一つ一つみていかなくても""長い二人の男の人生""を急行電車に乗るがごとく主要駅だけみて目的地までたどりついていく、人の誰もが"いく"であろう目的地までを描いた、そうしたストーリーが本作の醍醐味なんではないかな?と。
乗り物にたとえるなんて今ひとつ本作のようなキレイな作品にふさわしくない、語彙力、表現力の欠如だ〜私、と思うのですが、電子サイト、レンタ限定かな?おまけページの""レンタル雲カー""の表現が大好きなんですよ。ぺけぺけという走行?音もかわいいし♪( ´▽`)。
なのでこのウザレビューをネタバレせずにどうやって書こうかと思った時に乗り物で表現してみたんです。
そうそう、短くない!主要駅書いてある!と思ったのは、特に5話目。
こんなにキレイな2人が一つになるシーンを充分に描き切ってます。なかなかないんじゃないかなぁこのページ数でこんなに2人の思いってキレイだなぁと思わせるシーン!と普段は下世話上等な私がお上品な言い回ししないといけない!と思うぐらいにキレイです。
もう一つは夢でも悪夢でもない現実的な54才時のお話もわずか1ページで今までの2人の関係をよく表してますよ。ガンバレ伊東*\(^o^)/*
あとは私の下手なたとえで恐縮ですが本作の急行電車気分を味わうためにと、書き下ろしの10Pを見るためにも雑誌だけの方!ぜひコミックを!
あとはあとは!へんなヒネリやイヤミがないと上記しましたが、この作品が好きだ〜って皆さんはほぼ『おい、伊東!西くんを泣かせやがって!許さん!』とお感じになって伊東に一つ二つのイヤミどころか袋だたきじゃ!と感じられたと思うんですよ。
ただ、伊東の性格と""ファミリータイプ冷蔵庫""で許してあげてやってもらえませんかねー(^_^*)
日本の家電は優秀なので下手すると20年は持ちますから〜ψ(`∇´)ψ
苦しめ!伊東!最低は7年は!そう2人分だもの!!!*\(^o^)/*
熱いメッセージありがとうございました。
そう…4〜50代になると「その後」の読みたいポイントも若い人とは違いますよね。でも、私もユー太郎様のレビュー通り、「急行電車」&最後だけ特急!と思えばスッキリまとまった物語だと思いました。
読後、胸が苦しくてやるせなくてどうしようもなくなりました。
冒頭からラストまで一貫して西が素晴らしすぎる。
素晴らしすぎて苦しくなるほど。
だから途中の伊東が許しがたく、憤りを感じました。
でも20代〜30代、恋愛感情より世間体や実を取って恋人と別れる…というのは、現実ならあり得ることで、伊東は弱くも普通の人間なんでしょう。(実際離れた理由は他にもありますが)
ラストの西の笑顔が眩しすぎて、涙が込み上げてきました。
一度読んだ後は、最初のページのキラキラした青春時代の西と、2人の出会いを見ただけで胸が苦しくて、しばらく本を手に取れませんでした。
素晴らしい作品。
何度読んでも、またすぐ手に取ってしまう、そしてまた読んで感動に心が身動きできなくなる、神的romantic作品。現実の問題と向き合った上で二人がお互いの心も人生もぶつけ合うシーンは、激しくしかし温かく穏やかで、私の心を鷲掴みしました。
とにかくBLというジャンルを超えて、みんな読んだ方がいい。romanticでdramaticかつsensitiveなのにdynamic!読んだ人には大きな感動が待ってます!
ランキングで常に上位にあり、ずっと読みたいと思っていた作品でしたので読みました。
とにかく、素敵な作品です。その一言に尽きます。
私は何度も読み返しました。ストーリー、絵、全てが好みです。1回目より2回目、3回目…と、読み返すたびに号泣度が上がっていきました。
どつして何回も読んでる結末もわかっているのにこんなに泣けるんだろう?と思ってしまうくらい泣いてしまいます。
西の表情豊かで楽天的で明るいところ、そんな西を大好きな伊東が見ていてほっこりします。
お気に入りのシーンは、最後の西がひょこっと顔を出すシーンです。
西の顔が無邪気で可愛くて綺麗で…とても愛おしいです!
この2人に出会えて良かった。
普段は気をつけているのですが、自分自身の背景などがかなり透けたレビューになってしまったことをはじめにお詫びします。
高校生の時分から年齢ごとに人生をカメラで追っていくような、まさに「Life」のタイトル通りの作品でした。
私事ですが自分はアラサー、本作でも岐路となっている年代。マイノリティの悩みや葛藤などのリアルな描写はよしながふみさんがよく挙げられますが、こちらは一冊完結ということもありピンポイントに絞ったことが功を奏してかそれなりに十分リアルに見えました。現実にはありえない展開ももちろんあるものの、どちらのキャラクターもヒーロー的、スパダリ的ではないのがまた愛しい。
告白した側だった攻めから別れを切り出したこと、また復縁についても攻めからだったことなどは憤慨する方も多いだろうなと思いましたが、これもまたリアルだなぁと。より寛大で度量があるのは受け側なことが得てして多い。不思議なものです。
複数冊に渡る分量になっていたらもっと深く掘り下げららたとは思うのですが、個人的にはこれでよかった気がしています。人が過去を振り返るとき、浮かぶのは得てして短い。そしてそれはよっぽど苦しいながら岐路であったか、または相手の笑顔であったり幸せな記憶ばかりです。私は二人の記憶を繋ぎ合わせて補完したものを読ませて貰ったような気分になりました。涙腺が緩くちょいちょい読後に泣くタイプではあるのですが、声を上げて泣いたのは久しぶりでした。
少女漫画のようでないBLが好きな方はもちろん、マイノリティにはまた少し違った涙と、成長と共に置いてきた素直な気持ちを蘇らせてくれる作品としておすすめしたいです。
テーマが素晴らしく、画も綺麗なだけに、駆け足なのが非常にもったいないと感じる作品でした。どう考えても3巻ぐらいに展開すべき作品だと思いました。1冊に纏められたのはもちろんいろんな事情があった上でのことは重々承知ですが、だったら出版社に見る目がなかったのかなぁと残念に思わずにはいられません。
若い時分に年老いた時の約束を交わすBL作品はたくさんあると思いますが、実際に50代、60代以降と老いていく描写のある漫画はまだまだ少ないのではないでしょうか。タイトル通り、高校時代から主人公2人の死までしっかり描かれていたことに驚きました。ただ、それを一冊に纏めたことにより一つひとつの山場がどうしても短く描かざるを得なくなってしまい、このシーンはもっと掘り下げて欲しかった!という場面が多々ありました。
また、攻めの晃が一度異性愛者としての幸せを求めてしまい2人が別れることになった際には、彼の身勝手さに納得がいきませんでした。元々がノンケの男性の場合にはよくあるパターンではありますが、それを読者に受け入れさせるには前後の本人の考えをしっかり描くことが必要で、でないと受けと共に置いてきぼりを食らったような気分になります。晃の冷めていく過程(後から一応冷めたわけではなく、夕希を愛し過ぎているのが怖かったからという理由が明かされますが、側から見ると冷めているようにしか見えませんでした)や、偶然再会してくっつく過程は、ストーリー上最も大事な部分だと思うので、せめてここだけでももっとページ数を割いて頂きたかったですね。でも、そんな晃をフォローできてしまうくらい、作中何度も描かれる夕希の屈託のない笑顔には癒されました。
試し読みで、物凄く続きが気になって購入しました。
以下、ネタバレを含みますのでご注意下さい。
まず、17歳になって、道路で白線ゲームをしている二人が可愛すぎます!(笑)1話目は、受けがじっと攻めが帰って来るのを待つ所や、攻めが受けを愛おしくなって思わずキスしてしまう所とか、何度も読み返したくなる胸キュンな場面が沢山詰まっています。正直、ここだけの短編でもご飯三杯はいけそうです。
この作品の攻めは、男らしいというよりかは受けと同じくらい愛おしくなるキャラです。色々と見ていてもどかしい所あり、一度受けと別れてからの下りは、もっとしっかりしなよ!と喝を入れたくなるくらいでしたが。。。ただ、大人になっても二人でシーソーで全力で遊ぶ所とか、やっぱり二人一緒の姿はとても微笑ましいです。
一巻完結でありながら、丁寧に二人の人生が描かれています。なかなか、お爺ちゃんになるまで描かれているBL漫画ってないんじゃないんでしょうか(正確にはお亡くなりになるまでですが)タイトル通り、本当に人生丸々です。ちなみに、受けがお爺ちゃんになった姿が予想外に可愛すぎてビックリしました。お爺ちゃんになっても、あんなに可愛いなんて。。。とても和みます。
個人的には、軽く読み直したい時は、1話目から2話目を読んでキュンキュンして。じっくり読み直したい時は、一冊丸々読んでしみじみしたり。その時の気分によって、読み分けたりしています。
何度読んでも感動しちゃう神作品です。
初めて読んでからもう何ヵ月も経つのですが、感想がありすぎて何を書いたらいいかわからなくてなかなかレビュー出来なかったほどです。
冒頭の線の上を歩いている描写が無声映画を見ているようでのっけからハートをわしづかみにされましたし、17歳19歳28歳と二人の人生をかいつまんで進めているのが保険会社のCMにでもなりそうなくらいお洒落で素敵でした。勝手に脳内でBGMが流れちゃってましたね。
伊東が少しずつ普通の大人になっていき、いつまでも少年のような西に羨望ともなんとも言えないような気持ちになって、それでも不意に食らう西の無邪気なまっすぐな瞳にやられちゃうのとか、好きすぎて嫌われたくないと言う思いがとんちんかんな方向に行って結局は二人の人間を傷つけてと言う衝撃的な展開に涙が止まらなかったです。
おじいさんになってからの話は最初はそこまで書かなくてもいいわーと思っていたのですが、最後に西が病室から顔を出したときに高校生に戻っていたので一気に気持ちがぱぁーっと華やぎました。
同性愛を貫く苦労と言うよりも、いつまでも少年みたいな男の子と恋をする苦労みたいなものが描かれていたのでBL好きじゃなくても通用しそうな作品ですね。
ランキング上位にずっといるので興味を持って購入。
高校生で出会って、その後の人生を、ここまでちゃんと、ずっと、最後の最後まで追っていく作品はとても珍しい。さすがにこの話数で、この長さのコミックスに一生分が詰め込まれているので、時々、それは都合よすぎじゃないかってツッコミたくなるところもないわけじゃないけど、出会って、結ばれて、一度別れてしまったけど再会して、今度は最後まで添い遂げるラストは、とても素敵。
地味な作品だけどこの評価は納得。
表紙が私にはチョットと思いましたが、内容は足早でしたが本当に素晴らしい人生だったねと本を抱きしめました。
本当は上下巻でじっくりと進めて欲しかったです。上半期一番のお気に入りです。
一言でいうと、最高でした。
常倉先生の前作も大好きで、何度も読んでるのですが
今回は前作とは雰囲気が違って、また素敵でした。
最初は高校生から始まって、爽やかな、今が一番大切な時期に二人の恋は始まるのですが、
そのうち大学生、社会人、、、と時間が過ぎていく。
二人の人生を、違う肩書を持った二人を、一緒に過ごさせてもらいました。
そういった意味で、何度もおいしいです。
また爽やかであったり、あまあまであったり、せつなかったり、感動したり、
それらの場面が分かりやすく書かれており、そういった意味でも何度もおいしかったです。
そして最後には胸をぎゅっと、ぎゅっと、締め付けられした。
しばらく恋愛ものはいいや、、、って思わせるくらい引きづってます。(いい意味で)
是非読んでほしい一冊です。
もし読む機会があったら、一度読み終わったあと
もう一度読み返してみてほしいです。
きっともっと胸がぎゅってなるのではないでしょうか、、、。
ちるちるで、どんどんランキング上がってとうとう1位になっていたので、気になって電子で購入しました。
絵柄は結構好きな感じだし、「白線の上だけの逢瀬」にもキュンとしましたが、はじめ読んだときは、晃の行動にモヤっとしました。
萌よりモヤっとが上回る感じでした。
でも、なんんとなく2回目で、泣いてる自分がいました。
自分でもびっくりしました。
モヤっは消えてないけど、
レビューにも同じような方がいて、わたしだけじゃないんだって。
もっと何度も読んだらまた、わたしの中で変わっていくのかもしれない。
萌かというと、なんか違うかもしれない。
でも、きっと、長く付き合える作品。
ランキング上位にあり、泣けるとの評価でとても気になっていた作品です。私はあまり漫画を読んで泣く事はないのですが…
一回読んだ時、正直泣きませんでした。しかし、日をあけて再度読んだ時、展開もわかっているのに、わけもわからず号泣してしまいました…。また日を開けて読んでみたら鼻水がでるくらい大号泣してしまい、自分でも驚きました。何回も何回も読めば読むほど泣ける作品にあったのは初めてです。読む世代や自分に置かれてる立場によって見え方が変わってくる作品なのかな、と考えされました。正直、もうBLから足を洗おうと思ってたのですが、この作品に出会って、あーやっぱりBLはいいなぁ~と思えました!出会えてよかったです!一度読んでみて、泣かなかった人も二回三回読んでみてほしいです。
電子で読んだのですが、紙でも購入決定です!
高校生の出会いから、年を取って死別まで。
2人の人生が最後まで描かれてるっていう設定、すごくいいです。その先の2人が読みたいっていう願望か満たされます。
同性カップルの人生、テーマとしては重いのですが、そこはBLらしく夢のある展開になってるので、どんより暗くならずに楽しめました。
結婚適齢期にありがちな別れ方をして、どうやって復縁するのかと思いきや、まさかの旅先でバッタリ!?そんなベタな展開もドラマチックで良かったです。ラスト、病室から抜け出して高校生の笑顔に戻った夕希が、天にいる伊東に向かって白線を駆けていくシーン。めったに泣かない私が号泣でした。
おじいちゃんになって死ぬまで2人のラブが続くっていいですよね。あ、この2人の場合は死んでもラブラブですね。
本の感想ではないですが、みなさんの評価が高いのは、腐女子はみんなくっついた2人の幸せを最後まで見届けたいっていう願望があるんですよね。私も同じ気持ちですよ〜とシミジミしました。
お初作家さんでした。
最初から夕希の表情のアップが多用されていて、ちょっと変わってる構図だなーでも笑顔がメチャ可愛いなーなんて思ってましたが…最後にこうもとびきりのアップが来るとは…あのシーンはマジで大粒の涙がぼたぼたと溢れました。
購入した日に同じ流れを3度程繰り返した後、少し冷静になるとやはり晃の冷え切った態度に遅れて怒りが湧いてきたのですが、夕希が許すなら私も許すよという菩薩の様な境地に辿り着けました。それもこれも夕希の無邪気さと明るい笑顔のおかげです。ありがとう夕希!
雑誌で掲載されてるときに拝見しました。最初から読んだわけではなく、三話目あたりからで内容の把握も感情移入もそんなにないのに泣けました・・・
雑誌で衝撃をうけ、最後まで読めず気になってました。でも作品名もうる覚えだし作家さんも・・・
すっかり忘れた頃にランキング上位でこの作品があり、皆さんの評価の良さで購入しました。読んでビックリ・・・私が気になって仕方なかった作品ではないですか♡
色々好きなシーンはありますが、アラスカでのシーンが一番好きです。とにかくなんど読んでもここで号泣。殴られてるのに泣ける・・・
「約束は ひとつでいい」
そうですひとつで良いんです♡2人でいれば怖いことなんて何もありません♡どんな困難も乗り越えていけるはずです。このお2人本当に素敵です。
皆さんも書かれていますが、人生最後までの作品ってBLでは少ないと思います。結局最後感動して、でもその後ってどうなったのかな??って絶対気になりませんか?
なので私は基本的に1巻完結よりも長期に亘ってる作品のが好きです。この作品は例外ですけど・・・
BL初心者の方からどっぷりはまってる方まで、とにかく皆さんにお勧めの作品であります。
私と一緒にアラスカのシーンで是非号泣してくださいww
初めてのレビューで良さがお伝えできるか不安ですが、参考になれば幸いです。
ランキング1位だったので気になり試し読み。そのまま購入してしまいました。「小学生かよっ」とツッコミたくなるような【白線ゲーム】を高校生にもなってしていると言う設定が、もう大好きですよ!一人になるとこういうくだらないことをやってしまうところが自分にもあったので、懐かしさでいっぱいになりました。
白線ゲームで知りあった高校生、伊東と西の生涯を描いた物語は、恋に落ちた瞬間や、思わずキスをしてしまったシーンなどが、もうそれはそれはとてもキラキラと爽やかに描かれていて、胸がきゅんきゅんします。一線を越えるシーンでは部屋の床にガムテープを貼り、その線を超えてゆくという演出も上手いし、25歳の時の朝日の中のシーンまでは本当にドキドキと幸せな気持ちで読んでいました。それが28歳になると急に暗く悲しいことばかりが起って、あまりにもガラリと変わってしまったので、悲しくて悲しくて…。白線が途切れてしまった西に感情移入してしまうので、その後伊東が全然幸せそうじゃない姿に、「ざまーみろ」と思いながら読んでいました。
伊東って自分からキスしたり大胆な割に小心者で言葉足らずで、それなのに西にも元妻にも許してもらえて、あげくには先に逝ってしまうという、自分勝手なキャラなのですが、嫌いになれなかったです。多分それは彼らの生涯を最後まで描き切ってくれたからなのだと思います。
ここぞというシーンがトーンも背景も少なく、白っぽい画面で描かれているのが特徴で、最初は「白いっ!」と気になったのですが、最後まで読むと、他の場面との違いがとてもいいなぁと思いました。特にラストシーン。病室を出て白線を見つけた西の飛びっきりの笑顔には涙腺を直撃されて、出会った頃と同じように、まっすぐに白線を辿って伊東と再会する、台詞が一つも無いシーンに涙、涙でした。きっとね、虹の橋を信じている人は好きだと思う。私はこのラストシーンで神になりました。
濃やかな心理描写や状況の説明が無いことも、この作品に限ってはプラスに働いている…というような一冊でした。同時に絵柄もサラッとラフで描き込みが多いタイプではないのも合っていたと思います。描けば描くほど蛇足になったり、不自然さが出てきたりするところを「描かない」ことで回避しているような。
結婚適齢期になって悩んだ伊東くんが逃げてしまった下りは、彼の性格を考えると迷いが生じるのも致し方ないよなぁとも思えます。たぶんゲイ自認も何もないうちに、ほぼはじめてのちゃんとした交際だったのでしょうし。しかし、伊東くんよりはっきりと覚悟を決めていた西くんにとっては、ほんと地獄の数年間だったでしょう。サラッと触れられている程度ですが、その間の堕ちぶりは想像に難くない。
そして、運命の再会。これはほんのちょっとでもタイミングがずれるとあり得なかった邂逅で、(まぁフィクションなんですけど)そこはちょっとウルトラCすぎかなぁ…。
その後二人は再び人生を共にするのですが、カミングアウト・養子縁組などの大きなイベントは描写はされません。そういった部分を描くとドラマティックになるとは思うのですが凡庸でもあるので、敢えて省いてあるのも悪くありませんでした。
ラストも意表を突くものではありませんが、やっぱりジーンときました。楽しませてもらいました。
ちるちるで見かけて気になったので、購入しました。結果、この話に出会えて良かったと思いました。ラストシーンに感動し、読み終わった後には、幸せな気持ちになりました。
他の方が言っているように、展開が早かったり、わかりにくいところもあったりしますが、それぞれ読み手が想像できるところがいいと思います。
また、ストーリーに出てくる言葉が心に残りました。特に心に響いたのは、「いつなら未来を約束できる?」という言葉でした。夕希の不安な気持ちがよく伝わってきて、胸が苦しくなりました。
2人がくっついたところがゴールじゃなくて、その先を読むことができるのが、このストーリーのいいところだと思います。
迷っている方は、ぜひ、読んでほしいです。
特に前情報なく、高評価みたいなので買ってみました。
少し前はこういう出会いから最後まで全部描く形式の話は見かけた気がしますが、最近では珍しいですね。長い一本の映画を見終わったような読後感でした。
とても読み応えがあるのですが、多分尺はこれが現状では最大という大人の事情で詰めすぎなのは勿体ない気がします。だからといって温めていても描けなければ意味がないので、今この短い尺でここまで描けた事が素晴らしい!
ただ途中の攻めが受けを突き放すあたりは、現実でも充分有り得るし本人にも正確に云い表せない何かというのはよくわかるんですが、もう少し何か欲しかった気がします。奥さんも受けも可哀想すぎました。
今後もこういう読ませるBLが増えたらいいなあと思わせてくれる一冊でした。
この漫画を読んで初めてきちんと登場人物の一生を考えさせられました。同性愛への葛藤を描いている作品は山のようにありますが、そのもっと先、人として生きていく中でいろんな選択をし、間違えたり正したりしながら、老いていく過程の中で2人がどうなっていくのかというところが描かれていて、辛くもあり、幸せでもありました。
タイトル含め、とても素敵な物語でした。
ランキング上位でレビューも高評価なので
すごく気になっていました。
確かにみなさんおっしゃっている通り
泣けました。
高校生にもなって、道路の白線だけを歩いていて
ふたりが知り合うという設定や
ふたりの年齢にあわせて話が進んでいくのもよかった。
キャラの表情も生き生きしていて、
笑顔や泣き顔に心を掴まれました。
特に夕希は本当に健気でいいこで
子どもっぽいところもかわいかった。
晃の気持ちが離れていっていることに
気がつき始めたあたりは、
読んでいてつらかったです。
別れを経て再会してよりを戻したところで終わり
というお話はたくさんあると思いますが、
年を取って死を迎えるところまで描くのは
悲しいけどタイトルに合っていていいと思いました。
総じていいところばかりなんだけど、
どうしても晃が好きになれなくて...。
自分勝手過ぎやしないか?と
読んでいてちょっとイライラするほどでした。
特に元妻の穂香さんは、
巻き込まれてかわいそうでした。
中立と迷ったけど、夕希の分で
萌にします。
読むたびに泣きます。
綺麗な涙がでます。
一冊にこんなに詰め込めるかってほどの内容です。
2人の出会いから最期までを飽きることのないテンポで丁寧に描き込まれています。
夕希が本当に可愛くて可愛くて、毎回晃本当に何しとんじゃい!って思うんですが…笑
BLの王道の葛藤が入るのですが個人的にサッパリとしている穂果さん大好きです。
一度読んだあともう一度読むと細かい伏線もあり、また学生時代の2人をみると自然とまた涙が溢れます。
ぜひ一度読んで欲しいと思える作品です。
泣けると評判だったので読ませていただきました。
ラストシーンは素晴らしく、泣きました。
一度読んでから、また高校生の二人を見ると、自然と涙腺が緩みます。
ですが、詰め込み過ぎなのか、敢えて、なのか、理解し難い部分がいくつかありました。
まず、晃が自分勝手に別れを決めるところ。後からその理由は述べられていますが、愛しすぎてるという夕希のことを微塵も気にかけず、一方的に突き放すというあまりにも利己的な場面が割と唐突に出てきます。
また、別れた後の夕希の生活がほとんど描かれていない上に、晃の都合のいい時期に夕希と再会→あっさり復縁。
あまりに晃ペースで、ちょっとついて行けない感じはありました。
夕希がとにかく子供っぽいのですが、笑顔がすごく素敵に描かれています。
この笑顔が、この作品の大きな魅力の一つだと思います。
描き下ろしがちょっと笑えてステキです。
出会ってから亡くなるまでの一生を時系列に描いている作品は意外と珍しく、駆け足ながらも2人の心情がそれぞれに伝わってきました。
ただ、出だしから気になってしまったのは、線の上を歩かないと落ちて死ぬという遊びを偶然にも男子高生2人がやっていることで、ちょっと無理があるかなと思いました。。
小学生の設定ではダメだったのかな。
と、入りに少し違和感を感じてしまったのですが、キラキラと眩しい受けに心を奪われていく攻めの心情もよく分かりましたし、大人になってノンケの攻めがひよって逃げてしまう場面も非常に腹が立つけれどあり得るだろうな思いました。
そして最期のシーン、一番輝いていた高校生の姿になって白線を走って大好きな攻めに会いに行くシーンでは涙が溢れました。
2度と戻らないからこそキラキラ輝く大切な青春時代に思いをはせることができます。
受けのいつまでも変わらない少年のような素直さや前向きさにとても好感が持てました。
デビュー作の『咬みつきたい』でどハマりした常倉三矢さんの2作目。
デビュー作がコメディだったので、コメディに特化した作家さんなのかなと勝手に思っていたのですが、まあ今回もコメディっぽいところは多かったのですが、すごくしんみりさせられる、BLについて考えさせられるお話しでした。
2人の出会いは高校生時代です。
小学校くらいの時に誰もがやったことがある、道路上に引かれた白線だけを選んで歩き、ここを踏み外したら海に落ちると妄想する一人遊び。高校生にもなってそれをやっていたことで出会った2人は、違う学校ながら仲良くなり、毎日放課後に言葉をかわすようになります。
どちらもが線から落ちたくないため、表紙のように手を繋ぎ、くるっと回って線上を行き交います。このシーンがあとあとまでじわっと効いていて、ラストにそのピースがハマる感じに鳥肌が立ちます。
最初に恋を意識したのは攻めのほうで、最初に行動を起こしたのも攻めのほう。恋人同士になり、同棲を始め、このまま添い遂げるかと思いきや攻めがヘタれます。
この本の中で、この攻めだけが唯一ダメだったところで、自分が先に恋人になってほしがったくせに、とムカついて仕方なかったです。ちゃんと改心するし、受けが幸せならいいか、と許すけど(何様)、萌えないことこの上なかった。
それに比べて、受けの一途さ、天然の可愛らしさにはきゅんとしました。高校時代から変わらぬ不思議ちゃんだけど、揺るぎなくいじらしいキャラで、大好きでした。
ノンケだった男同士が添い遂げ、一生を終えるまでを描いた作品です。この作品でBL的にこってり描写されているのは、くっつくまでのあたりと、一度別れてしまってからまたくっつくまでのあたりだけ。ほかは時におかしく、時に涙するようなエピソードをまじえてあっさりと描かれています。
「2人はいつまでも仲良く暮らしました」ではなく、ノンケだったゲイカップルがどのように暮らし、どのように死に分かたれ、遺されたものがどのように生涯を終えたのかまで書かれた意欲作です。
親戚のプレッシャーと未来の不安で浮気して夕希と別れたことにイラつくけど
悪くない内容。テーマは好きです。
二人の人生を見るの楽しい。
でもどの年の描写もただ軽く描いて、すぐ次へ進んで
もっと書くべきことがあるのに、
特に再会したことを
すんなりよりを戻していいの?
私的にこんな重要な部分をあっさり流されたくない。
書けるものは多分二冊か三冊くらいあるのに。
無理矢理一冊に詰め込むために、内容を大雑把で書くしかない。
作家さんはもっと長い連載を取れてから書くべきだと思う。
もっといい作品になるはずなのに、残念です。
以前にちるちるでの記事を見て気になっていたのと、人気作の続編だらけのランキングで単巻&あまり聞かない作者さんだったので購入してみました。
高校生にもなって、『線の上を歩かないと死ぬ』という設定のゲームをやっている少し子供っぽい2人。
珍しい感じの出会い方で、読んでて楽しかったですし萌えました(*´ω`*)
でも、途中からはBL特有の「相手が男であることへの葛藤」「親に対しての罪悪感」等のイベントが入ってきます。
とても丁寧に書かれていてよかったのですが、序盤があまりにもよかったのでなんか期待を裏切られた感じがありました。
が、そこからがこの作品の魅力なのです。
従来のBLではあまり描かれない、老後、そして死に際までしっかりと丁寧に描かれています。
これは何冊にもわけてやるより、一冊にまとめてあっさりと描いた方いいのではと思いました(たぶん、引き伸ばすとダラダラしちゃうので)
そして、ラストシーン────私はここで涙が溢れてしまいました。
序盤のシーンとの対比、それがある作品は珍しくはないですが、ここまで希望に満ち溢れているきれいな終わり方をしているのはあまりないかと。
描き下ろしも全然蛇足感がなく、キャラの魅力をさらに引き出していました。
また、この作品の魅力はキャラクターにもあると思います。
子供っぽい感じで想像力豊かな受け、夕希。これでもかというほど可愛らしいキャラ、攻めが惚れるのもわかります。でも、芯はしっかりとしている所がしっかりと作り込まれてるなーと思いました。
対する攻めの晃も、一見クールなキャラに見えますが夕希に負けないぐらいおちゃめなキャラです。ギャップ萌えというものですかね。意外と打たれ弱いけど、やる時はやるという感じです。
個人的には、線上で二人手を合わせてくるりと回るシーンが可愛らしくて好きです。
久しぶりにこんな素敵な作品に出会えました。今のところ、私の中では今年度1位です。
普段、ドロドロした感じのばっか読んでるのですが、王道もたまには悪くないですね。
私事ですが、同日に発売したショタ強姦モノ(こちらも凄い素晴らしい作品でした)を読んだ直後に本作を読んだので、なにか…すごい安心感がありました。
万人受けする作品だと思います。これだったら安心して友人に紹介できますね!
本当に素晴らしい作品でした。
他の方のレビューをみて気になったので、買いました。
タイトルがまず物語にピッタリで、読み終えた後また表紙を見直してじわりときました。
泣けますね。二人の男性の半生をコミック一冊にまとめる常倉さんの技量に脱帽です。
大人になっても柔軟な考えでいつまでも少年の様な夕希に対し、晃は十代の頃から男の子にしてはわりと冷静な面を持っています。捉え方は様々なのでしょうが、やっぱり晃はズルいと感じました。
同じ方向を見ながら、ずっと隣にいたら見えないものもあるだろうから別れを選んだまではともかく、逃げるために結婚を選ぶって男としてどうなの?
相手の将来を考えてとか、親を安心させたくて、とかじゃなく、ただ自分が傷つきたくないから元嫁と夕希に不義理なことをしでかしてるのがどうも納得いかず、神評価にはできませんでした。子供がいなさそうなのがせめてもの救いかな。
いつも、夕希を置いてけぼりにして不安にさせているし、多分それをさほど悪いと思ってなくない?
夕希と再会して「愛してる」っていうシーンも、“良かったね”というより“どのツラ下げて言ってんの?!”という感想でした。夕希が幸せならそれでいいし…ま、私の性格がひねくれてるだけなのですが。
この作品は、まさに2人の人生の物語。
高校生の2人が道路の線上の妄想遊びで偶然出会い、そこから2人の人生が始まります。
この先は少しネタバレします。
純粋だった高校生
少し先の事を夢見る様になった大学生
今の現状に不安を感じてしまった・そんな相手に不安を感じてしまった社会人…
そして、攻めの晃は受けの夕希から逃げてしまいます。
長い時間を2人で過ごし、そこには確かに愛があったはずなのに、親からのプレッシャーや周りの状況に流される様に、タイミング良く告白された女性と家庭を持ってしまいます。
でも、それは批判は出来ないです。
元々ノンケだし、周りの状況を見てモヤモヤしたり、子供が可愛いと思う気持ちもよく分かる。
それに、晃は良くも悪くも普通の男なので、夢に向かって歩こうとする夕希と普通な自分に、愛するが故、それまで感じた事がない焦りを感じてしまったんですね。
ただ、夕希の気持ちを考えると悲し過ぎますね。
いつからか晃との間に温度差が出来ている事に気付いても、気付かない振りをしてそれまで通りの生活をしたり、いつも通り明るく振舞ったり、先の話をしたりしてどうにか引き止め様とするのに、それが晃には届かない。
届かない所か、2人のこれまでをも否定する様な言葉を言われ、別れを切り出されてしまいます。
それが悲し過ぎて、自然と涙が零れてました。
零れてると言うよりも、「ボロボロ流れた」の方が正しいです。
数年後、再会して復縁するんですが、夕希の
「…晃は 昔から たくさん考えすぎてわからなくなるんだ。 2人でいれば、何も怖いことなんてないのにーーー」
というセリフがあるんですが、晃は1人で考えて1人で結論を出し、1人で逃げたズルイ奴なんですが、そんな所も夕希はずっと受け止めてくれてたのがよく分かるセリフです。
その後も2人の同一線上の人生は続きます。
色々な選択をして、途中2人の線は途切れますが、また最後まで2人一緒の人生を歩いて行けた事は、とても幸せな人生だったんじゃないかと思います。
そして、ラストシーンでもまた涙が…
悲しい涙、悔しい涙、嬉しい涙、幸せな涙…
1冊の本で、こんなに何種類もの涙を流した作品は、これが初めてでした。
人生のバイブルにしたいと思う作品に出会えるなんて。
何気無く購入し、淡々と読みました。
二人が白線を歩くスピードで始まり、
淡々と人生のエピソードを読み進めました!
最後の方は自然に涙が溢れ、BLでこんなに号泣したのは初めてです。
ここまで想い合う2人の人生に涙!涙でT^T
2回目に読むとこんな表情してたっけ?と違う場面でもさらに泣けてきて…汗
こんなに愛に溢れた人生が私も送りたいと思いました!
最後のエピソードも最高です♡素敵な人生が凝縮してます!私の語彙力では表しきれません…とにかく好きな作品になりました!
こんなに泣いたBL作品は自分の中では人生初かもしれません。
攻めが臆病で二人の愛を信じることが出来なくて受けを傷付けて傷付けて結局逃げてまた傷付けて…受けが可哀想でやるせなくて見てられませんでした。
本当に可哀想だよ。
そんな酷い仕打ちをしておいて、電話かけるやら何やらするシーンにはモヤモヤさせられましたが、自分の揺るぎない愛にようやくたどり着いたあんぽんたん攻めは今度こそ離さないと懸命になるんです。なんとか挽回してくれて安心しました。
そのあたりから気付けばずっと泣きっぱなし状態に。受けがあんまりにも揺るぎなくて攻めをずっと待ってて…幸せになれて本当に本当によかった。
人生においてどんなに一緒に居たくとも必ずや別れはくるもので、だけど心はずっと一緒なんですね。
最後の駆け抜けていくシーンがとっても大好きです。あの受けの表情に全てが詰まってるようで本当に綺麗。
きっとこの二人にとって良いことも悪いことも幸せのもとだったんですね。
とても大切な一冊となりました。こちらの作品に出会えたことに感謝です。
電子書籍先行発売後から「泣ける!」と話題になってた作品。
先入観込みで期待値を上げていたにも関わらず、ボロ泣きしてしまいました。
泣けるだけじゃなく萌えキュンなシーンもあり胸がいっぱいになります。
ズビズビしながらも読後の充足感は心地良く、とても素敵な作品でした。
17歳、恋に落ちた。
19歳、求めあう同じ熱。
28歳で知る、愛の苦さ。
ーーーと、帯に書いてあります。
31歳、36歳と物語は続き、最期の最期まで。
曲がったり重なったり大きな溝を隔たりする人生の線を辿っていきます。
長い人生 幸せな時ばかりではありません。
2人の気持ちの変化や環境の変化、その中で変わらないものなど、
1冊の中で綺麗にまとめ上げられていました。
◆出会い〜恋の芽生え期。
10代の彼らのやりとりにキュンキュン(∩´///`∩)
小学生みたいな"線上遊び"を真剣にやる高校生というのにまず萌える。
ちょっと大人になりきれない少年っぽさが良い〜!
受けのキラッキラな笑顔がとても眩しいです。
で、友情とは違う感情がふつふつと湧き出し、モダモダする2人。
友情のラインを超える瞬間はニヤニヤして堪らんです(∩´///`∩)
↑これ、本当にガムテでラインを引いてるんですよー。
にじにじとラインに近寄って、チューして、一気に越えるのに萌え転がります///
あと、苗字呼びからぎこちな名前呼びするのも萌えポイントでした!
◆20〜30代 青年期
一般的にも環境の変化や心の変化、将来のことを考え、
変化に応じて人間関係も変わっていく時期ですね。
彼らも例外でなく、天地の差が激しい期間で幸せも辛さも入り混じっており(;ω;)
涙と鼻水が留めなく出てきてティッシュ必須でした。
大学卒業時は芯の強い人間に見えた攻め。
2人の将来を見据え、チカラ強い眼差しと言葉がカッコいい!
…と思ったら(;ω;)
30近づいたら、臆病風に吹かれブレブレ。
攻めから寒々しい態度をされても明るく振る舞う受けが痛々しいです(;ω;)
しかも…しかも…女を選ぶなんて。
その理由が受けを愛しすぎて怖くなったという大バカ者!!!
いつもキラキラした笑顔で明るい受けが虚ろな目になるのに涙腺崩壊しました。
結婚生活は空っぽの人形状態だし攻めは一体何がしたかったんだろうか。
受けを失うのが怖くなって、先に逃げ出して、受けを傷つけて。
結局、結婚生活はうまくいかず離婚して、
受けに連絡を取ろうとするのがどのツラ下げてって思ってしまった(´‐ω‐`)
ちょっとモヤモヤしたけれど、再会シーンに再び涙腺崩壊。
受けは殴って、わざわざ手袋を外して平手打ちし、もみ合った後、
言葉にならない気持ち伝えるようにギュッと抱きしめる姿に締め付けられ。
『2度と離れないで』『ずっとそばにいて』
という受けの叫び声のような感情が刺さります。(;ω;)
若い頃は攻めの方がずっと大人で強さがあるように見えましたが、
実際は受けの方が、一緒に生きてく未来に疑念を持たず、真っ直ぐ見据えるチカラがありました。
でも、攻めがいてこその強さであり、2人は離れたら生きられない絆を見た気がします。
◆人生後期
生まれたら死ぬ時がくるのは自然の理。
ベッドの上で穏やかな表情でジワジワきました。
空の上、出会った頃と変わらないキラキラの笑顔で再会する姿に再々度涙腺崩壊。
(1冊でどんだけ泣かしてくるんだ…(;ω;))
最後は嬉しさや充足感のある涙で満たされました。
内容自体は意外性はないけれど
感情表現にグイグイ引き込まれる素敵な1冊です。
泣きたい時、満たされたい時、何度も読み返そうと思います。
私がトピ立てした「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのがこちらの一冊。
丸々一つのカップルの出会いから終末、そして再び出会うまでの人生を描いた作品でした。
一冊にこれだけを詰め込んだので、やや駆け足で展開にご都合主義的なものを感じる場面がありますが、要所、要所でポイントを押さえておりしっかり泣かせられてしまいました。
ネタバレしてます。
道路の上に引かれた白線の上を真剣に歩く夕希(受け)。白線の周りはサメに囲まれた大海原で一歩踏み外すとアウト!という想像遊びをしている。
そんなある日、向こうから同じく真剣に歩いてくる晃(攻め)と出会う。お互い、白線を踏み外すのが嫌なので両手を握ってクルンと交わしてやり過ごすようになります。
(すみません、私は醒めた人間なんでここが少女漫画っぽいというか、そんな男二人いる?って思いましたが・・・。)
そのうち、白線上で出会うたびに互いに話すようになり、それ以上の関係を望むようになった晃は、いつものやり取りの最中、思わずキスをしてしまい・・・。
最初、白線をはみ出さず歩く事に強迫観念みたいなものを感じたんですけど、違います。
夕希は想像力が豊かで純真かつ無邪気な人物で、想像力遊びの一環でその想像力はやがて将来脚本家として生計を立てられるものとなっています。
数年毎に段階を踏んだエピソードが描かれています。
やがて二人で一緒に住むようになり仲良く暮らしているんですが、28歳ともなると周囲からの結婚しろ圧力も増えてきた頃。
真面目な晃は段々考え込む事が増えるようになり、二人の間も何となく微妙な雰囲気に。
同僚から告白された晃は・・・・なんといきなり別れを切り出すんですよ。突然!
二人でいて先があるか?お互いノンケ同士だし、お前もいずれ普通の結婚をして家庭を持ちたいだろ?と。
しかも夕希が何となく不安を感じながらも、旅行パンフレットを用意して、いつかリタイアして60代頃になったら、アラスカ旅行にでも行こうよ・・と先の話をしている最中に遮って。
最悪です。ほんとーに最悪。
夕希の気持ちも聞かず勝手に決めつけて一方的に別れてしまうんです。蹴り飛ばしてやりたい衝動に駆られました。
夕希の慟哭といったらないですよ。可哀想すぎて泣けます。
そして告白された女と結婚しちゃった晃は暗い顔をする日々が続いた挙句、妻が待つ自宅へ戻れなくなり離婚。
一方あんなにキラキラワクワクする表情が可愛らしかった夕希は、暗い表情をする人物となり、適当な男と一夜限りの関係をするような日々に・・・。
晃は夕希を愛しすぎるが故に、夕希がもし離れていく事があったらその時は自分が自分じゃいられないからと先回りして自ら別れを切り出した訳なんですが、そのためにあの可愛いかった夕希が歪んじゃってどうしてくれるんのよ?って感じです。そして身代わりとなった奥さんも可哀想です。自己保身の究極みたいな晃がどうしても許せない。
そして数年後、二人の夢であったアラスカ&オーロラの旅へ一人で出かける晃。
そこで・・・!再会しちゃうんです!オーロラの空の元で。
ここがなんて運命的な二人なの!ロマンチック!と感じるか、私みたいにおいおい偶然すぎるだろ!と突っ込むかは好みだと思います。
その後は穏やかな日々と老いていく二人を描いていました。
最後のキラキラ昔のような笑顔で夕希が白線の上を走っていく場面。
あのクソヤロー!と途中まで思っていた晃への恨みもすっかり忘れて、何度読んでも泣いてしまいます。ズルイです。
鼻水まみれで、肩震わせて、しゃくりをあげてひたすら泣きました。
絶対に人前で読んではいけない作品です。泣きすぎて頭が痛い・・・。
でもその後は、書き下ろしエピソードで笑えたので、読後感もさらにいいです。
途中の余りの晃の酷さに「しゅみじゃない」と萎えたんですが、トータルで読むとこんなに泣く作品も無いなので、神を捧げます。
教えてくださった姐さま、本当にありがとうございました。半端なく泣けました。
17歳から老後まで二人の一生を追いかける、読者はそれを覗いている傍観者だけど、一緒に恋して、どんどん好きになって、悩んで、切なくて苦しくて思わず泣いて…
二人の気持ちに寄り添って、一緒に生きてると錯覚するくらい世界観に引き込まれる話でした。
出会いは17歳、道路の白線から落ちないように真剣に歩く二人。
晃の白線の外は氷の剣、夕希の白線の外は鮫が群がる海、落ちたら死ぬから白線を譲るわけにはいかない!初対面なのに、想像の遊びなのに、白線を譲ろうとしない二人が子供みたいでかわいい。二人は手を取り合ってくるんとすれ違うのを思いつき、出会うたびにくるんと回る、そして会うのがだんだん楽しみになって、線の上だけじゃなくて横に並びたいと思うようになって…
そして大学生、晃は天真爛漫な夕希がかわいくて襲ってしまう。そこで夕希は二人の間にテープを張り「100万ボルトで黒コゲ!」と最初は拒否するのに、お互い気持ちを話して、晃はテープを超えられないから、夕希からテープを越えて晃に目隠ししながらキスをする!二人の距離感をお遊び設定で表現してるのがうまい!
それから社会人になって、大人のしがらみを感じた晃は「不毛な関係だ」と、夕希との別れを決意する。途切れた白線でうずくまって泣く夕希は切なすぎて見てるのが辛い。いっぽうの晃も夕希と離れて生きていくのは心が悲鳴をあげていて…
再会は映画のワンシーンのようにロマンティックです!
そして最後は言葉はないけど、幸せいっぱいの笑顔が全てを語ってます。
二人と一緒に生きて、じんわりとさせられる人生BL。
でも一生という長い時間軸を一冊にまとめているから、ハイライトを切り取って、走馬灯のように駆け足で流れてしまっているのが残念…
晃は夕希を愛しすぎていたのも別れの理由だったと後からわかるけど、幸せの絶頂からいきなり冷たくなるシーンに切り替わって、傍観者として唖然としてしまった。晃が自分勝手なのは間違いないけど、そこで晃の気持ちも掘り下げてくれていたら、感じ方も違ってくるのに…
キャラも、設定も、ストーリーもすごく良いからこそ、2冊、3冊と長いページの中でエピソードを語って、その時々の二人の気持ちをもっと掘り下げて欲しかった。
二人の話をもっと長く読んでいたかった…
電子でもトーン棒のままで修正は入ってません。2016年発売の花音コミックスはでっかい白丸スタンプで容赦なく絵をつぶしまくってましたが、今作は雑修正で世界観が壊されなくて本当に良かった。