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ai no arika wo sagase
ムシシリーズの続編が読めるというだけで、本を開く前から幸福度最高潮だったうえ、しょっぱなから子持ちだわ、シリーズ中で一番好きな『愛の巣』夫妻が登場するわで読み始めて早々に昇天しました。
嬉しさに悶絶しながら読み終えましたが、贅沢を言います。
これでは読み足りません。
ムシ攻の真骨頂、惚れた(と自覚した)とたんに、それまでの傲慢さや自信家ぶりはどこへやら、ひたすら受の愛情を求めてヘタレまくる、一番おいしいところが、ほとんど描かれていないではないですか。
今回の攻、シモンは、本シリーズの攻の中でも、とりわけ当初は人間味がなく受に無関心で冷たくて、さぞやヘタレた時のギャップが大きかろう、とわくわくしながら読み進めていたのに!!
『愛の巣』夫妻の子、翔の描写も幼いころのものだけでなく、大きくなってからの様子も、もっと欲しかったなあ。
(あとがきでの先生のコメント、「葵が初恋だったろう」には「そこもっと詳しく!」とつっこみたくなりました)
樋口先生には、この続きを書かれるご用意があるそうなので、必ずや近いうちに、私の欲求不満を満たしていただけるものと信じております。
「愛の巣へ落ちろ!」を読んだ時、澄也が陶也に「レッドニーとホワイトニーは同格だ」というのを読んで、気になりネットで検索してみた。
結果、物凄くリアルなタランチュラのその姿に震えてしまった。
今作の攻めのシモンのグーティ・サファイア・オーナメンタル・タランチュラの姿も気になり検索したが、前回の衝撃から半目でしか見られなかったが、やっぱりその画像は衝撃を受けた。
世界で最後の一人となってしまったグーティ・サファイア・オーナメンタル・タランチュラを起源種としたシモン。
シモンにはその前に13人のグーティの兄がいて、みんな幼くして亡くなっている。
グーティは3歳までの生存率が極めて低い。
14人のグーティとシモンの弟であるロウクラスのレディバードスパイダーの男の子を生んだアリエナ。
グーティを産むことができるのがプライドだった、タランチュラを起源種に持ち、綺麗だったろうと思わせる見た目のアリエナ。
13人の兄たちは名前がすべてシモンといい、ロウクラスでグーティではない幼い弟には名前が与えられず、その存在は母親のアリエナには認識されなかった。
後にシモンがテオと名付けた。
最後の一人のグーティとなってしまい、絶滅を恐れた人々によって14歳から子孫を残すために子供を作ることを強要され続けたシモン。
深夜に母親がベッドに入ってくるのに恐怖を感じた過去。
13人のシモンと自分を同じ人間と認識し、シモン個人を認めてくれなかった精神に異常をきたしていた母親。
そんな母親からの愛情を、諦めなければいけなかった幼かったシモン。
シモンの愛という情緒は7歳で成長が止まってしまった。
個を殺し、周りの大勢の大人たちの望むように成長をする。そうしなければ生きていけなかった。
そこに突然、全く価値観の違う自分のかつて諦めて遠い過去に封印したものを揺さぶる存在が登場した。
自分の欲しかった愛情を与えようとしてくる葵という存在の登場。
でもずっと諦めて諦め続けて、自分を殺し、そうしなければ生きてこられなかった、それしか道がなかった自分の価値観を、全力で揺るがそうとする葵の登場に混乱してしまう。
葵はシモンの個を見ようとし、シモンという個の存在を求め、シモンを苦しめた母親のアリエナへ自分が言えなかった誰も言ってくれなかった言葉を言う。
終始、葵視点で話が進んでいくので、その中からシモンの心の機微を抽出するのが大変だったけど、ポツリ、ポツリと零していくシモンの思いを読んで理解すると、涙が出てくる。
葵の愛情深いところや、シモンやテオに対して、その存在を大事にしようとする姿にだんだん心を動かされ、葵の存在がいつしかとても大事になっていく。
そしてだんだん葵が、アリエナや使用人たちに冷遇されていることを知っていくシモン。
葵が殺されそうになる現場を目撃して、ここにいては駄目だ、自分の大切な人たちが殺されてしまうと危機感を持ち、テオと葵を早々に国外に出して、自ら孤独を選ぶのだ。
なんて辛い生き方だろう。
葵には性モザイクだけど、願わくば「愛の罠にはまれ!」の篤郎くらい子だくさんになってシモンと空とみんなで幸せになってほしい。
グーティ、もういらないよと言われるほどに産んで、丈夫に育てて大家族になってほしい。
そして「この血を絶やすことを望む」というシモンを幸せにしてほしい。
今回、受けの葵が性モザイク設定ということで、女性器描写があります。
苦手な人は注意した方がいいですが、虫なので、種を如何に後世に残すかという戦略の一部としてありかなと思いました。
たまゆままさんの願い、「グーティ、もういらないよと言われるほどに産んで」のくだり、私にはその発想が全くなかったため、ぽんと膝を打つ思いでした。
二人の子は空一人だけだと思い込んでいたのですが、うじゃうじゃ子クモに囲まれる二人を想像するとものすごく楽しいですね。
子ができないこともあってのシリアス本編のあと、周りから「もういらんわ!」とつっこまれるほどの子だくさんになる展開、面白いです。
泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。誰にも必要とされない。
そんな自分を求めてくれるなら。
国を超えた先に待っていたのは思ってもみない相手だった。。
終始悲しい、淋しいがつきまとう
。求めても手に入らないもの。家庭は裕福でも欲しいのは。
というところ。
またトンデモ攻だなと思った出会いから、
少しずつ見えてくる優しい部分に絆されていくのが解るから尚更切ない。
なんでこんななのに離れ離れなのかな種明かしは後半。
これ続編読みたいなー勿体無いなー。
ラブラブイチャコラが見たい!
足りないよぅ・・(´;ω;`)ウッ…
ま、ただ・・・正直両性というか、
女性器を描かれた地点で、BL的エロで楽しめなかったのが少々残念ではある。
今回のお話も最高でした。
辛かったりハラハラしたりすることが続きますが、その分最後の感動が大きくて泣きました。
孤独であろうとするシモンにも愛や情はたくさんある。
愛されるために愛するのではなく、愛したいから愛する、
淋しさをなくすために愛するのではなく、淋しいから愛する、という言葉は心にぐっと響きました。
これからの2人(3人)の幸せが想像されます♥
ムシシリーズまだまだ読みたいです!
あ、でも、できれば真耶さま以外がいい。真耶さまはミステリアスでいろいろと妄想できる存在であってほしい…(切実)
これからも活を入れて皆を支えてくれる女王様であってほしいです…
樋口先生といえば報われ、そして不幸、不憫受け。
大好きなムシシリーズは全巻持っていますが、正直この巻だけでも楽しめちゃいます。
そして今回も前半は受けが辛いです。とても可哀想です。
攻めのことが大好きで、直向きで、それでも思いが通じなくて受けは何度泣いたことだろう…。
でも辛ければ辛いほど、あとの幸せが美味しくなるんです!!
冒頭でだいたいの話の流れは分かってしまうのですが、それでも面白い!!
虫を起源とするムシシリーズ。
今回の攻めはタランチュラですが、せいぜい糸が出るくらい。
ただ、虫じゃないと成立しない絶滅危惧種という設定。
子供がとても健気。
こんなに胸が引き裂かれそうになる子育てはあっただろうか…?
貧困な家庭の情景に、想像の私が思わず札束握りしめたくらい必死に生きている親子です。
結局攻めは最後まで頑なで、受けがとてもとても頑張る。
読み進めながら何度「攻めの分からずやー!!」と思ったことか…。
同著者「わたしにください」も受けが頑張るので、近いものがあります。
報われ、健気受けが好きな方にオススメです。
ムシシリーズは特殊な設定のファンタジー作品なのですが、かなり分かりやすく書かれているので、しばらく間を空けてから読んでも大丈夫でした。
ヨーロッパの小さい公国の大公×命の短い性モザイク。
性モザイクの主人公(受け)はハイクラスなのに性モザイクという特性を持っているため、体が弱くて進学を諦めて、子供を作る体を目指します。
そんな折、海外の王様が性モザイクの伴侶を探しているという事を聞いて!?というお話です。
小さい頃から愛を知らずに育った2人がやっと本当の愛をみつけるのですが、お互い素直になれずにすれ違う姿が泣けました。
今回はムシシシリーズの中でも最大のドラマチック展開ではなかろうか…。映画のようだった…。親に愛されずに育ったシモンと葵。最初の出会いのときは冷徹なシモンに傷つく葵が辛かったけどあの母親の元で育ったらシモンがああなるのは仕方ないよねぇ。葵といることで新しい感情を知るシモン。たくさんの葛藤があったであろうシモンの感情にラストはまた泣けてしまった…
「神」以外付けようがない…読み終わったばかりですが、本当に本当に心が震える物語でした。
今すぐ続刊「愛の在り処に誓え!」を読まなければ、と心が叫んでいます。少し落ち着いてから読もう。
ムシシリーズ、最新刊のフリッツ×テオから読んだので、こちらを読んだことで欠けていた情報がパズルのピースのようにピタッとはまりました。ちびテオの愛らしさときたら…!そういう事情でフリッツの両親の元に引き取られていったんだ…と納得。
「チョコレート・チョコレート・チョコレート」の由来も分かり、なんだかもう胸がいっぱいに。
”寄り添う”ことでは与えられない、突き放し離れることで守ろうとする愛。
恋愛無自覚・恋愛面では7歳児のシモンには言葉で表現することはできないのだろうけれど、そこには確かに強い強い「愛」の形があって、もう途中から涙が止まらなくなってしまいました。
頑張る不憫受け・葵の境遇、空を一人で産み育てる苦労、「愛されたい」と求め続けた末の「愛を与える」ことで得られたただ一人の伴侶……胸がいっぱいになりすぎて、泣かずにはいられなかった( ; ; )
続刊では、シモンは葵にちゃんと言葉で愛を告げられるのかな…こちらの一冊は切ないシーン多めだっただけに、甘い二人の様子も見たいなあと思ってしまいます。期待高まる…✨
とにかく。不器用で痛々しく、一見冷たくも見えるシモンの愛の形が刺さって刺さって仕方ない、記憶に残る最高の一冊でした。「愛の嘘を暴け!」も読み返さなくては。
巻を追うごとに涙の量が増えていくこのシリーズ。
今作は性モザイクの葵と外国の大公シモンのお話。いやもう、樋口先生はドSなのかな⁈って思うくらい悲しい設定だった…
性モザイクっていうだけで覚悟はしていたけど、
大公は大公で生い立ちが厳しく、愛を知らなさすぎて。
ムシシリーズということで主人公たちはその起源種の性質を引き継ぐんだけど、これがまたどうしようもなくて厄介です…涙
ふたりの間にできた空の言動にもめちゃくちゃ泣かされました。
子ども持ってる親には号泣案件でした。
ちるちるさんでムシシリーズを知って、夏に大人買いで一気に読んでいたので、新刊も予約して楽しみにしておりました。
相変わらずの格差恋愛。はかなくか弱い受と、完璧でオレ様な攻。はじめは否定してても、だんだん攻が受を好きになっていっちゃうというムシシリーズの王道パターン。大好物です。
ただ、今回は作者様もあとがきで書いていましたが、ようやくくっついたってところで終わってしまってます。イチャイチャが少なくて無くて残念!
やや物足りなさを感じたので萌×2で。
ぜひ、続きが読みたいです!!
たまゆまま
むぼちさん、コメントありがとうございます!
二人の未来の姿が本当に気になりますよね!
私は、シモンの生き方や考え方が本当に悲しくて悲しくて、読み終った時は茫然でした。
この人はどうしたら幸せになれるんだろうと、ずっと考えていました。
私も読み足りないです!
続きが読みたくて、コミコミとアニメイトで買ってしまいましたよ!!