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hanakoitsurane
花恋长词
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
現在、新書館SALEしてるし、少し前に完結したし! で、オススメシリーズと言えばこちらの作品です。
お互いがお互いの演じる姿に、惚の字になっていた(言い方古い)歌舞伎界のお話です。
攻めも受けもDKで、2人は同じクラス。
受けは、演じることに伸び悩んでいて、攻めは今注目の役者。
2年前、攻めの舞台を見て以来、かなわないと思っていたのだが、ひょんなことから共演することとなって、、、
というお話。
とにかく攻めが、ずーーっっと受けのことを好きなのがいいですよね! ニヤニヤ
分かりやすく受けを口説いているし!
受けの従兄に嫉妬してるし!!
なんとしてでも、受けの一番になりたいと奮闘する一途な姿が最高すぎます!!!
攻めが歌舞伎を頑張った理由も、受けが原因?? というのも、受け至上主義の攻めラバーとしては最高です。
さすが名作です!!
というか、歌舞伎を観に行きたいお気持ちがさらに募りました。
作中に出てきた演目、生で観てみたいなあ。(と、思った方は大勢いらっしゃるはずです!)
好きな人は絶対好きと思いますので、この機会でなくともいつでも、ぜひシリーズ買いしましょ♡(誘ってる)
シリーズ完結、おめでとうございます・:*+.
ずっとずっと読んでみたくて、でもなんとなく”歌舞伎”って身近じゃないしなあ…と躊躇していたこちらのシリーズ。
メイトさんで1巻〜10巻が綺麗に並べられていて、その表紙イラストと色遣いの美麗さに、気付いたら全巻カゴに入れてレジに持って行ってました//
現在完結記念フェア中で、美麗かつかわいい描き下ろしビジュアルボード(全4種)がもらえるのですが、これ、描き下ろしイラストがめっちゃめちゃ可愛かった…!!
これから少しずつ読んでじっくり歌舞伎の世界を楽しんでいきます◎
源介と惣五郎、同じ歌舞伎界で生きる男同士のバチバチか…!?と
”ケンカップル”を思い浮かべていたら。
惣五郎がほぼ一方的にライバル視してたのか!笑
源介が明るいわんこ系で素直に「惣五郎のファン」なんて言うものだから、そりゃ惣五郎としては照れ照れ、嬉しいうふふな気分になっちゃうよなあ〜、と読みながらニヤニヤ( ̄∀ ̄)
惣五郎のお兄ちゃん的存在に焼きもちを焼き、「妬いてるだろ」って惣五郎に言われて素直に認められる源介、攻めだけどなんだかかーわーいーいー!!
そんな独占欲を、どこか嬉しく思っている惣五郎の表情もまた良くて。
なんだこれは…めちゃくちゃ萌えが広がる…
歌舞伎の演目、役柄についてなども合間合間に分かりやすく解説してあって興味が湧きます。読後すぐネットで「歌舞伎 初心者 おすすめ 演目」なんて検索してしまった;今年中に一度、鑑賞に行ってみたいものです。
これからしばらくこちらのシリーズを読み耽り(特典を眺めてうっとりしながら✨)、日々の潤いにしたいと思います。2巻以降も楽しみ〜!
ずっと興味はあったけど読めずにいた作品です
少々ご縁があり今から一気読みを…♪
なんと…!連載の方が完結を迎えたとの噂も聞き、これはもぉ読むしかないタイミングだと確信です
折角なので1巻毎にレビューを備忘録としてあげていこうと思います(*˘︶˘*)
芸能モノにもやっと抵抗が薄れてきた今日この頃
芸能モノと言っても「伝統芸能」の歌舞伎が題材の本作
正直私にとっては一般的な芸能モノよりも、更に期待値のハードルが高くなります!
と、言うのもそんなにリアルで芸能界に特別な思いを抱くタイプではないので何となく身近じゃないから、、、という感覚も多少あってそんなに元々芸能界BLは率先して読まなかったのですが、、、「伝統芸能」となると話は変わって参ります
なぜなら、、、単純に興味もあるし好きな界隈だからです٩(๑´3`๑)۶
特に「歌舞伎」なんて日本の伝統芸能の礎を担っていると言ってもいいでしょうし、日常に溶け込む歌舞伎由来の言葉や習わしも多い世界
更にBL好きだと諸々歌舞伎と男色は切っても切れぬご縁というか…だいぶ期待してしまうのも仕方ないかと…♡
そんなハードルを上げて読んだシリーズ
現在9巻迄が既刊の状態です
そんな長期シリーズの1作目
こちらの1巻読了後の感想は、、、受けがかわいい~♪という至ってノーマルな感想が1番強い印象です
これは決してマイナスな事ではなく、長期シリーズを読み進めるに於いてキャラに興味が持てなければ先は苦痛なだけなので私にとってはとっても良き導入です
肝心な「歌舞伎」に関しては、、、とても良く取材もされたでしょうし演目解説なども適度で丁度良かった!!と思いました
何と言うか、、、玄人好みの造詣の深さという感じまではいかないのですがいきなり本格的過ぎても読者が置いてきぼりになってしまう所もあるので、その辺の調整もあったのかなぁ~?と勝手に推測しております→つまり読み易い‼
まぁそもそも現時点では17歳のまだ2世としての若い役をこなすのに精一杯の2人からのスタートなのでこの内容はさもありなんかと納得の範疇です
9巻も出ている時点で読み始めるには先を大いに期待出来る良い1巻だと感じています(←何か偉そうじゃないですか…わたし…(¯―¯٥)ヤなヤツ感www)
キャラにも興味が持てて歌舞伎に関してもぞんざいな扱いはなく愛情を感じる
LOVEは攻めの匂わせにどんな事情がーーー???と気になる「引き」の演出
とてもバランスが良く先を急ぎたくなります♪
2巻も楽しみです‼
夏目先生が大好きで長い間積読していたこの作品、ようやく読みました。
やっぱり夏目先生の世界大好きです。
歌舞伎が舞台ということで憧れもありますが、自分に理解できるかなと不安もありましたが、いろんな所に注釈ありますし、私たちに興味のある演目とかを題材にしてくれてハマりやすい。歌舞伎見に行きたいなと思いました。
そうなんです。まだBでLな要素が少ないので、素直に歌舞伎の世界に浸りました。
歌舞伎の世界は本名じゃなくて役者名で呼び合うのが普通なのかな?学校とかでも?
そんな中、本名で呼び合う武兄との関係は源助じゃなくても羨ましくなりますよね。
夏目先生の受けさんは天然で人たらしが多い気がします。今回の惣五もちょっと強気なところが可愛い天然さんですね。可愛いなあ。こんな可愛い人が歌舞伎の女形だと、ますます歌舞伎が魅力的になりますよね。
この先、Lな雰囲気になれるのかな?源助がいつから惚れていたのか、まだ謎ですが、めちゃくちゃ今後が楽しみです。
初めて読む夏目イサク先生の作品になります。割引していた機会に1〜7巻まで一気に読破しました。読んだのは1年近く前ですが、もうすぐ8巻が出るのでおさらいで読み返したのでレビューしてみました。
最初は歌舞伎で萌えられるのか?(主に舞台上の見た目)と思いましたが確かにBL的に美味しい要素も多い世界だし、歌舞伎に詳しくないけど説明が簡潔で分かりやすいのでモタつくことなく置いてけぼりにもならず楽しく読めました。
源介も惣五も学生らしい爽やかさと可愛さ。二人とも歌舞伎が好きで頑張っていて微笑ましいです。
BL的には恋愛未満な1巻なので、サクサクした恋愛的進展を求める方には焦れったく感じるかもしれませんが、1巻完結で出会い、恋愛〜初エッチまで描かれることが多い商業BLの中でこんな風にゆっくりじっくり進展するのは貴重で楽しいと思います。
ケンカップル、ツンデレ受け好きなので、二人のやりとりが楽しかったり、惣五の性格が可愛かったり、あとはBがLしそうな気配が感じられたので、恋愛未満でも充分楽しく読めました。
歌舞伎ものというと敷居が高く感じてしまいますが、さらっと読みやすくて良かったです。学生のメインキャラ二人がどっちも明るくて面白い性格で。特に主人公の惣五郎が単純で素直でちょろくて天然で、見ていて微笑ましい気分になってきます。
源介もカッコ良くてツボです。おおらかで飄々としつつたまに強引で、器がデカそう。この攻め、絶対将来いい男になるタイプでしょ~笑
一巻ではまだ二人の進展は少ないですが、源介の分かりやすい嫉妬とか、まっすぐ褒めたりするとことか、惣五郎に太めの矢印出てる感じがめっちゃ萌えでした!
稽古シーンが多く舞台シーンはあっさり終わってしまうので、歌舞伎の魅力がまだあまり分からなかったのはちょっと残念かも?そこは次巻以降に期待したいです。
二人のいいところで終わってるので、BL的にも次が楽しみです。
今更レビューですが、面白いです。
他の方が書かれていますので、内容は割愛します。
夏目イサク先生の作品はエロ全面の作品ではなく、ストーリー重視でキュンキュンするものが多く、少女漫画を読んでいるような感覚があります。
作品の中でもこれは特にキュンキュンしました。
先生の作品は主に社会人設定のものを多く読んでいましたが、これは高校生設定です。
攻受の高校生という未熟さとピュアさが萌えを引きたたせています。
歌舞伎の舞台を通して徐々に二人が成長していく過程が面白く、高校生らしい初々しさが合わさってキュンキュンします。
お互いがお互いを尊重し好きになっていく過程が丁寧に描かれているので、よくあるいつ好きになったのかという疑問や、エロ重視で内容薄めな作品とは一味違います。
これは・・続きが気になります。
最近、リピートして読んでいる夏目イサク先生の作品です。
夏目先生はどの作品も絵が綺麗で読みやすいですし、ストーリーも面白いです。
歌舞伎は日本の伝統文化でありますが、ハードルが高くてなかなか一歩が踏み出せませんでした。
でも、この作品を読んで興味を持つようになりました。
梨園を舞台とした歌舞伎役者としての成長と高校生らしいラブロマンス。
大谷屋御曹司で立役の新井 源介(本名:野田 淳平)と玉乃屋御曹司で女形の松川 惣五郎(本名:東 周吾)のお話。
2人は同じ高校の芸能コースに通っています。しかも、同じクラスです。
惣五郎こと惣ちゃんは源介くんをライバル視しております。
一方、源介くんは中学1年生の頃から惣ちゃんのファンです。
歌舞伎では同じ舞台で共演することもなく、学校では惣ちゃんが源介くんを嫌っている…
そんな2人が夫婦役で初めて共演することになります。
最初は、源介くんに反発していた惣ちゃんでしたが、源介くんの歌舞伎に対する情熱と惣ちゃんのファンという事実を知り、だんだん心を開いていきます。
共演を重ねるうちに、距離が近くなる2人。
最後は、源介くんはずっと前から心に秘めていることがあるようで、惣ちゃんを抱きしめて「絶対 誰にもわたさねェ」と言い、次巻へ続きます。
果たして、その言葉の意味は?
この作品は確かにBLなのですが、歌舞伎に対して真摯に取り組み、切磋琢磨して成長する2人を見ているだけでも楽しいです。
惣ちゃんは普段から美人さんですが、歌舞伎の女形も美しい!
1巻では、源介くんの言動に惣ちゃんが意識し始めるところまでです。
源介くんの本当の気持ちは不明ですが、惣ちゃんの心の変化は必見です!
名門歌舞伎一家の御曹司、幼いころから人目に晒される日々を送ってきた「松川 惣五郎」は常に自信と不安のバランスを保って生きてきました。
その「松川 惣五郎」の前に現れたのが、同世代で、同じく名門歌舞伎一家の御曹司「新井 源介」だったのです。
最初はライバル視していた「新井 源介」に対して「松川 惣五郎」はどのように気持ちを変化させていくのか?
この作品は、脇キャラも魅力的です!
惣ちゃんと源介くんのご家族(歌舞伎一族)
武兄(惣ちゃんの従兄弟)
忠さん(内弟子さん)
惣ちゃんたちのクラスメイトで寛人くん(惣ちゃんの親友)と西田くん(源介くんの親友)など。
描き下ろしはシャチのべんけいが出てくる可愛いお話です。
夏目先生はどの作品もハズレがありません。
BLとしてはゆっくりと進みますが、2人の気持ちや距離感を丁寧に描かれているので気になりません。
歌舞伎に興味がある方はもちろん、まだ興味がない方も、ぜひ読まれることをおすすめします!
予備知識全くなしで読んだのですが、歌舞伎のお話だったのですね!
相変わらず夏目イサク先生お得意の、"余裕のある大型犬×ツンデレ小型犬"。恒例のライバル関係。
源介(歌舞伎役者 立役)×周吾(歌舞伎役者 女形 惣様)
まだ全然ラブではありません!
BL的ラブはほぼ感じなかったので、編集もよくこの構成でOKしたな、と思いましたが、あとがきをみたら担当さんと相談して歌舞伎ネタに取り組んだようで。やっぱり夏目イサク先生がしっかり実績ある作家さんだから信頼感あるんだろうな。
こういう題材のの割には今のところ説教臭さもなくていい感じです!
夏目先生の強気受けの魅力がこれでもかと詰まっていましたね。プライドが高くて、同じ年齢で実力もある程度認められている源介のことを熱くライバル視していて、でも思ったことがすぐ顔に出てしまう可愛らしさもあって。そんな惣五の喜怒哀楽に、読者もすっかり引っ張られます。
この1巻ではまだまだBLとしての展開は序盤に過ぎなくて、相手に対する尊敬や憧れ、役者としての実力への嫉妬心などもいろいろ混同されているので、これから2人がどのように恋心を抱き自覚していくのかとても楽しみです。精悍な顔立ちの源介と、涼しげな顔立ちで女形が映える惣五、しかも源介は昔から惣五のファン、惣五の兄貴分への嫉妬など、美味しい設定がごろごろ転がっているので、それらの調理にも期待したいですね。
歌舞伎ものは初めてです。しかも17歳!青春ですね。
惣五はエゴサーチしてはプレッシャーを感じたり、同い年のこれまた名門の御曹司の源介をライバル視して強いコンプレックスを持ったりな御曹司です。
酷評された次の舞台で源介と共演することになり、二人で練習したり刺激を受けたり、舞台が上手くいっていつの間にか仲良くなったり純粋(単純?)な子ですね。
源介は子役の頃からの惣五の記事を集めていたり、二人きりの練習にも積極的だし惣五のいとこに焼きもち焼くし、惣五のただのファンなのかな?そんな源介に惣五もドキッとします。
二人の練習風景や芸に精進する様子が見ていて清々しいですね。
源介はスキンシップが多いですが惣五をどう思ってるんだろう。
続きが気になります。
まず美しい赤い表紙、扉絵にウットリ♡です。隈取りとか、どうするんだろう?と思いましたが、そこはキャラの可愛らしさを損なわないように、むしろ時に色っぽく、艶っぽく表現されていて、さすがです‼︎ イサク先生は「飴色〜」の主人公に「尾上」とか命名してるので、元々歌舞伎がお好きなのかなぁと(尾上と言えば音羽屋の御曹司、尾上松也さんや尾上右近さんを思い浮かべてしまう)勝手に思ってましたけど、この題材にしようと決めてから、色々勉強されたようです。
この1巻には「俊寛」の一幕や「三人吉三」の触りの場面が描かれています。とても魅力的に、主人公がお役の心情を解説していて、時に切なくなったり、時に楽しくなったり、歌舞伎そのものを見たくなる事請け合いです♬
この1巻では、源介がお役を雰囲気で掴む感覚派、惣五郎が真面目に勉強してお役の心持ちを解釈する分析派、となっていますが、なかなかどうして。実は…というのが2巻へと続きます。
夏目先生、歌舞伎の世界へ!
いくつか作品を読ませていただいて、すっきりした線でさらっと色気を醸し出せるのがすごい作家さんだなと思っていたので、歌舞伎役者の艶をどう表現されているのか楽しみに読みました。
表紙から艶っぽさが溢れてます、色っぽい!
歌舞伎の名門、玉乃屋と大谷屋の御曹司同士のライバルとしての切磋琢磨、友情が描かれた作品。
ふたりのキャラクターがくっきり正反対で楽しかったです。
幼い頃から歌舞伎漬けで、頭でっかちで型通り、世間の評価ばかりが気になる惣五郎と、祖父が倒れたことをきっかけに中学から歌舞伎の世界に本腰を入れた源介。
役作りのために物語の背景までしっかり調べるし、言われたことはその通りにできるけれど、枠の中に収まって伸び悩んでいた惣五郎を、感覚で役の気持ちを掴む源介が「気持ち」の世界へ引き込むシーンは息を呑むようでした。
源介が言葉ではなく身をもって教えてくれたことがどういうことなのか、惣五郎が気付くシーンのモノローグも良い!
こころの距離が近付いても、惣五郎の通常営業っぷりも面白かったです。
生まれたときから歌舞伎役者になるべく鍛錬を続けてきた惣五郎のプライドや、源介に対するライバル意識は才能への劣等感も混じっているので、そう簡単にほぐれるものではないと思うし、素直に感情を表に出せる源介のようにはなかなかなれないですよね。
そういう頑なな面もありつつ、純粋培養なおぼっちゃまらしく褒められるとすぐ舞い上がるところもかわいい。
そういうキャラのブレなさが本当に気持ち良かったです。
後半、新舞台の稽古や顔合わせと怒涛のように感情が動きまくる瞬間が押し寄せてきて、こちらも動悸息切れめまいが激しくなります。
ラストではもはや呼吸困難。息が…できない…、この胸きゅん!
続きを!早う!と心が急く。
荒い呼吸のまま読んだ描き下ろしもまた最高でした。
あれが勘違いじゃなくなる日はいつでしょうね。
雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」もそうですけど、BLを楽しみつつ伝統芸能について興味を持てる、一石二鳥な作品、最高です!!
夏目イサク先生は、受けのキャラが皆可愛くてきゅんきゅんさせられる上に、基本悪い人がほとんど出てこなくて作品全体が優しい雰囲気なところが大好きです。
特に今作は、受けの惣様がとにかく可愛い!調子に乗りやすいかわりに沈みやすくもあるという、純粋培養の梨園のお坊ちゃま。しかも美人な上に歌舞伎の女形ということもあって、たまにめちゃくちゃ色気があります。
その惣様が一方的にライバル視している、同じ歌舞伎界の若手立役が攻めの源介。こちらはイサク先生安定の男前です。そして惣様に比べて、既に若手歌舞伎スターの余裕があります(笑)
二人の御曹司の、やむにやまれぬ恋模様はもちろん、彼らの歌舞伎役者としての成長も楽しみな作品です。
とりあえずめちゃんこかわいい。かわいいです。
何回も読みたくなる作品といいますか、どれだけ読み返しても飽きないです。かわいいです。
歌舞伎ものというか着物大好きなのでとても嬉しいです。かわいいです。
BLに目覚めたばかりの頃、夏目イサク先生の作品を読みあさりました。最近は遠ざかってましたが…。しかし、久しぶりに読んだらやっぱり面白い!! 前作はあまり合わなかったのですが、今作は期待大です。それにしても、いい所で続くになる…。(>_<) 続きが気になって仕方ありません!! ジリジリしながら2巻を待とうと思います。
内容は歌舞伎の青春モノ。私は歌舞伎の事を全然知りませんが、意味が分からないという事も無く楽しく読めました。ド素人でも分かりやすく描かれてるんですね。逆に歌舞伎に詳しい方にとっては物足りないかもしれませんが…。まぁ、どのあたりに基準を置いて描いていくというのは、作者さんにとっても悩み所ではないかなぁと思います。とりあえず、私は楽しく読めました。
この作品の(私の)一番の推しポイントですが、ギャップ萌えなんですね。
なんと言っても受けの惣五郎! 普段は割とドタバタとしたツンデレキャラなのですが、役を演じ始めると、とたんに色っぽくなるのです。いや、本当にめちゃくちゃ美しい…。すごいギャップなんです。さらに、デレた時の表情がもう…! 元気いっぱいのツンツンしたキャラが、急にフッと大人びた表情を見せたり、照れた色っぽい顔を見せると、ここまでの破壊力が…とびっくりです。
攻めの源介は明るい正直者。男前です。惣五郎がずっとライバル視して嫉妬メラメラだったのに対して、彼の方は惣五郎の存在を認めつつ、恋心を抱いている感じです。この二人がお互いに競い合いながら、一緒に舞台を踏む事によって距離を縮めていくというのが1巻ですね。
ここに、受けと仲の良いイトコが絡むのですが、このイトコも大変かっこいいです。二人のイチャイチャしてるような仲の良さを見て、攻めが嫉妬して「誰にもわたさねえ」と抱きしめる所で次巻へ続く…になります。当て馬大歓迎なので、イトコが惣五郎を好きで…という展開にならないかなぁと大変期待してます。
まだまだ序盤という感じで、当然エロも全然無しですが、ここから二人の関係がグイッと進むらしいので、ジリジリしながら次巻を待ちます!!
夏目イサク先生の作品は安定して好きなので作者買いしました。
源介と惣五郎の歌舞伎界の御曹司の話でした。源介が惣五郎の事が好きだけど、惣五郎は源介にコンプレックスを持っていたみたいです。そのコンプレックスですが二人が共演することでなくなってきたころに、惣五郎の尊敬する武兄が登場し、源介が嫉妬してしまいます。
歌舞伎の世界の話で、興味はあったし、おもしろかったのですが、夏目先生の作品と言えば『タイトロープ』の方が断然好きでした。でも「花恋つらね」は続くようなので以降の展開にすごく期待しています。
安定の夏目先生クオリティ!
すべての作品を読んでいる訳ではないのですが、いくつか読んだ作品の中では一番好きです。
歌舞伎には詳しくないので、詳しい方のような歌舞伎描写に物足りなさを感じることもありませんでした。
扉絵がどれも素敵で、それだけで歌舞伎という題材で作品を作ってもらえて良かったです!
主人公の二人も高校生ということで、どちらも可愛らしいです。受けのぼっちゃんっぽさが良いです。
未熟な御曹子二人のこれからの成長と進展が楽しみです。
古典芸能を題材にしたBLが好きなのですが、一巻で完結してしまうものばかりで、もっと読みたいと思っていました。今回は続刊もあるので、じっくり歌舞伎もラブも描いて欲しいです。
本誌での美しいカラー絵や内容が気になり、発売をとても心待ちにしていた1巻です。
歌舞伎ものは初めて読むのですが、演目の説明などをキャラクターが分かりやすく喋ってくれているので、物語に入りやすいと思いました。
最初は主人公である惣五郎(受)は、同世代の歌舞伎役者である源介(攻)の才能に嫉妬して敵視をしていますが、共演をきっかけに源介が自分のことをどう思っているのかを知り、徐々に打ち解けていく惣五郎。
それと同時に、色気がないと師匠である祖父に言われていた惣五郎が、源介を意識し始めて(無自覚ですが)段々と色っぽくなっていく様…う〜ん、夏目先生のツンデレ受け、本当にたまりません…!
1巻はまだBL的展開はありませんが、2巻以降、惣五郎がどういう風に源介に落ちるのかとても楽しみです。
もう全てにおいてフワフワした作品でした。
歌舞伎を舞台にしているのはいいのですが、内容が浅い。歌舞伎が好きな方は正直期待外れだと思います。
blとしてはいいのでしょうが…歌舞伎の必要性が感じられない作品でした。
表紙が素晴らしいだけに、残念です。
「現代もので、リーマンが主人公で、コメディタッチ」というのがあんまり好きじゃないので、夏目さん初見です
匂い系なら『國山奇出雲の事情』とかあるけど
待ちに待ってた歌舞伎のタチ役×女形の本当のBL漫画!
なのに! 期待したほど(まだ)BLではありませんでしたw
一方、歌舞伎漫画としても掘り下げられていなくて中途半端です
「なりきる」「思い込む」こんな基本的なことができてない御曹司ってどーなの?
才能あるお坊ちゃま×メンタル弱いナルでおバカなお坊ちゃま
受けがあんまりかわいくないかな?
武兄はかっこいいです
やっぱり普段現代もの描いてる人なので、画はあっさりしてるし、コマ割りや構図が単調。歌舞伎ものならもう少し色気や迫力がほしいところ
次巻以降に期待!
色っぽいですねぇ。特に三幕の扉絵、惣五郎がお化粧してる絵が凄く色っぽくて大好きです。表紙のデザインもなんとも言えない色気です。
源介でなくても一目惚れしますね。
でも、こんなビジュアルなのにエゴサーチして、落ち込んだり、誉められて天狗になったり、かなり面白いキャラな惣五郎が面白いです。
源介が小さい頃からの惣五郎の切りぬきを集めていたのを発見してから、惣五郎がそれまでとは違う意味で源介のことを意識していくのが可愛い。武兄に嫉妬してる源介に、「俺の一番になりたいのか?」って聞ける辺り、流石御曹司!!ここから源介の「絶対誰にも渡さねぇ」まででご飯おかわり3杯いけますね。
好きな歌舞伎の世界を好きなイサクさんの作品で読むことができて「こいつは春から縁起がいいわえ!」
歌舞伎界の名門:玉乃屋に生まれた惣五郎は同じ年でありながら若手として有望視されている大谷屋の新井源介を一方的に敵視しています。
源介の舞台を観て圧倒された惣五郎は劣等感から「人からの批評」を気にしてさらにドツボにハマる…という悪循環。
そんななか、源介が代役をつとめることから初めて共演することになり…という始まりです。
1巻は種を蒔いている状態かな?と思いきや源介はすでに惣五郎に対し大好き花盛りみたいです。
惣五郎だけがチワワみたいにきゃんきゃん吠えていて、大型犬の源介がゆったり構える様相で、これはイサクさんのお得意のカップリングかと思われます。
舞台において「いい役」だとか「自分」が気になっているうちはまだまだと思うんですが、惣五郎は素直にそういう部分を表に出してしまうんですよね。
でも、素直な気質だから共演する源介の言葉にも耳を傾け、それは芸にも表れる。
暗くなりがちな「才能への嫉妬」を単純で歌舞伎が大好きな惣五郎の素直さが元気に明るく昇華させています。
惣五郎はちょっとしたことで顔を赤らめてすごく可愛いです。
ツンツンしてる子の赤面率が高いのは幸せです!!
いっぽうの源介はニコニコしながらグイグイ攻めてくるTHE大型ワンコ!!
ケンカップルではなくヤキモチ妬きの攻めになると思います。
初共演も終わりに近づきはじめたある日、ふたりの次の共演が決まります。
「三人吉三」の季節は舞台は旧暦のお正月(2月はじめ)を過ぎた節分の夜、冬から春への季節感の微妙なうつりかわりあたりです。
2度目の共演となる「三人吉三」の稽古を通して初心な惣五郎に春が訪れるように仄かな色香が灯るのを楽しみにしています!!
それにしても気になるのは惣五郎のお祖父ちゃん。
源介のお祖父ちゃんとは気が合わなかったとかで互いの一門同士は疎遠になっていたようですが、源介に対してはニュートラル。
でも仲良くじゃれる惣五郎と源介を見つめる眼差しは意味ありげ…気になる~!!
源介にはお兄ちゃんがいるみたいだけど惣五郎は跡取りっぽいし…お家の背景についてもワクワクしながら次巻待ちです!!
ライバル的な歌舞伎の名家に生まれ、それぞれ女形と立役として活躍する17歳高校生の歌舞伎役者の話です。
攻めが立役(男役)、受けが女形です。
まだエロどころかキスシーンさえもないので、どちらかといえばBLというより若き歌舞伎役者の青春もの、といった感じです。でもすごく面白かった。「りんぎょぎゃってくれめせや」(かわいがってください、の意)とか、言葉の響きがすごく可愛くて、ちょっと歌舞伎に興味が湧きました。
受けは一方的に攻めをライバル視してるのですが、攻めのほうは受けが大好きなようで、それが可愛くて微笑ましかった。受けと、受けの従兄の歌舞伎役者が引っ付いてるのを見て妬いてる姿には萌え萌えしました。
でもファンになる要素はあっても、恋愛として好きになる要素があまり見当たらないので、顔と演技以外の「好きになった理由」がはっきりしていたらよかったのにな、とは思います。
夏目イサクさんは昔から大好きなのですが、個人的に前作がツボにハマらなくて残念だったので、今回のシリーズには大期待しています。できれば早くラブ度が上がってくれるといいな。
歌舞伎の世界を舞台に繰り広げられる今作。
高校生らしい喜怒哀楽を見せる惣様の、感情の賑やかさに釣られてあっさりと楽しくなり、源介の意味深な視線と笑顔も来るべきその時を考えるだけでウズウズしてきます。
始まりのテンションとしては間違いないのですが、何故かそこから先盛り上がりきれません。
歌舞伎に詳しくはないのでなんちゃって感には問題なく。
けれど終始、高校生のドタバタばかりで、日常の生活と非日常である歌舞伎役者としての切り替えも曖昧な感じ。
まるで部活動をしているみたいな和気あいあいさに、歌舞伎の重厚な空気感とか絢爛さを感じることができませんでした。
レベル的にもっともっとを求めてしまうせいかもしれませんが。
楽しいけどなんか違う。
そんな残念さが心に残ってしまいました。
待っていた夏目イサクさんの新作です。
歌舞伎なんて、見たことないし、知識もないけど
大丈夫かなぁと、心配したのですが、全然いけました!
梨園のアレコレを知らなくても、十分楽しめる内容でした。
≪あらすじ≫
歌舞伎界の名門の息子(受け)。
同じく別の名門の跡取り息子(攻め)。
受けは、攻めの事をライバル視しており、心底「嫌い」でした。
あるとき、2人が夫婦役で共演することが決まります。
普段、決して共演することのない2人が共演することで
徐々に2人の距離は微妙に近くなっていき…?
----------
この手の楽しいラブコメディは、夏目イサクさんの
本領発揮!といったところでしょうか。
サラッと楽しく読むことができます。
攻めに対してメラメラと敵愾心をむき出しにする受けは
見ててとても面白いですし、
それに反して、受けのファンだという攻めの懐の深さは
なかなかの見どころだと思います。
ツンデレ受け良いよ!
とっても好みの設定♪
嬉し~~(^^)
ただ、受けのイトコに対してやきもちをやく攻めは
いつもの余裕の態度はどこへやらで、ライバル視、メラメラっ。
可愛かったです☆
ラブ要素が大変少なく、「まだまだ今から?」感が
とても高い今作で、なかなか萌えずらいところが
ウィークポイントでしょうか。
ただ、ラストの
「絶対、誰にもわたさねエ」という抱擁してからの攻めの文句。
いやあ、これは殺し文句でしょう。
受けが照れるのもしょうがないですね~★
あとがきで書いているように歌舞伎を知らない人も
楽しめるよう、「なんちゃって歌舞伎」でいいと思います!
というか、そっちのほうが物語が面白くなるのではないかなー?
あと気になった点がひとつ。
演技をしているとはいえ、照れた表情や嬉しそうな表情とかを
舞台や練習でされると、
ホントに照れた時、「これは演技なのでは?」とか疑ってしまうので
その見せ方はなかなか難しいと思います。
描き下ろしは、舞台裏の控室での2人の物語。
受けがモフってるシャチのぬいぐるみが、また可愛いのです♪
わたしもぎゅうしたいよ~~><
今回はまだ序章。
これからの2人のラブ進展に期待!
歌舞伎も好きだし、表紙を見て迷わず買いました。
当たり!当たり!
私には当たり!でした。
まだまだ、BLな感じはあまり無い・・・いや、ラストの方にはチラホラ(ФωФ)
歌舞伎の演目も、解りやすいですが良くありがちな「説明がダラダラ…」なページは無くて二人の関係がわくわくです!
綺麗だ!
love、loveオーラだだ漏れな感じだよ~~~♪♪
次が楽しみです(^◇^)
歌舞伎BLが大好きなので楽しみにしていました!
個人的には久々に読む夏目イサク先生です。
まだまだ恋愛未満ですが、高校生同士の可愛いやりとりが多くほのぼのします。
夫婦役をやってるうちにお互いを意識したり、ライバルが違う意味で気になったり…と、王道路線なのでジャンルが歌舞伎でも読みやすいはず。
2巻も楽しみです。
夏目イサク先生らしい、重苦しさのない明るいお話です。
まず歌舞伎役者同士で同年代のライバルで、お互いの実力を認めてて、って定番だけど萌える設定で、それだけで色々期待が膨らんじゃいます。
受けは安定のツンデレですが、攻めが真っ直ぐな良い奴で好感が持てました。
個人的にくっつくまでのじれじれした感じの関係性が好きなので、徐々に距離が近くなっていく感じが良かったです。
エロさや濃厚さはないですが、直球な攻めにどきっとさせられる場面もあり、次巻への期待が高まります!
作者買いです。
表紙がとても綺麗なので、中身に期待でワクワクしながら買いました。
話も私の大好きな「歌舞伎」を題材にした梨園の物語。
名門『玉乃屋』の御曹司惣五郎と、名門『大谷屋』の御曹司源介の坊ちゃま×坊ちゃまというカップリング
攻めも受けもキャラ的には、夏目イサクさんお得意な感じのキャラで、読んでいる方も安心してニコニコしながら読めました。
ただ私的に、ちょっと今回は残念だったのが、二人の年齢。
17歳の高校生カップル。
せっかく梨園の話だし、舞台で夫婦役や恋人役を演じているうちに、互いに意識しあうようになるのですから、もうちょっと年齢が上の方が、色っぽい話になったのにな~という感じです。
せめて大学生くらいでやってほしいかったです。
前評判がよかったので俄然楽しみに読ませていただいた1冊。
まず表紙が麗しい(*´∀`*)ノひゃふv
お話はと言いますと、歌舞伎の家に生まれた坊ちゃん×坊ちゃん。
頑張っているのになかなかうまくいかない。
同い年だという攻の舞台を見てからライバル意識むき出し。
俺だって!そんな受があほで可愛いw
某少女歌舞伎漫画の主人公にキャラが激カブリなので
正直そっちの方に半分くらい頭とられてしまったというのが
実際ではあるものの、この子がどう攻に攻略されていくのかが
楽しみではある。
なにせ幼いころから何やらストーカーチックww
幼少期の写真までコンプリートしているところを見ると
かなり年期もはいってそう。
恋を知ることで演技が変化していくのだろうと予想するのですが
それもまた楽しみのひとつかなと思います。
次回がまちどおしい。
作者買いしている先生のお一人です・・・が、最近は私的に重すぎたりぴんとこなかったり・・・という事があったのですが(すみません・・・あくまでも私自身の萌えの合性がシンクロしなかっただけなのです・・・)、今作は久しぶりにわくわく楽しく読めました。
歌舞伎役者同士で、ライバル同士で・・・という設定は正直短編も含めてしばしば今までも目にしたことはあります。定番ものだと私は感じました。
でも、定番ものだからこそより安心して楽しめたのだと、私はプラスに感じています。勿論、歌舞伎ものが全て面白いという訳でもないので、これは勿論ひとえに作者様の技量によるところも大きいと思います。
源介が転校してきたことにより、同じ高校の同級生ともなった2人。
稽古を重ね、役者として切磋琢磨精進しながら、愛を育んでいく・・・という流れは、個人的にとても好きなので、今後が更に楽しみです。
1巻目ではラブラブ両想い・・・とならなかったのも、逆に自然な感じがして良かったです。
1巻ではまだ恋愛未満ですね。
夏目さんの作品は、さっぱり風味なのでストレスを感じることなく、スラーっと読めます。
濃厚なラブシーンや重厚感のある作品がお好きな方にはオススメできないかもですが、BL入門にはもってこいの作家さんだと思います。
歌舞伎役者でライバル同士の若い二人が、演技を通じてお互いを認め合い、やがて惹かれていく話。…になると思われます!
…と、いうのも今回は恋に進展していないからです。源介の方はそういった意味で惣五郎を好きな素振りを見せていますが、惣五郎はまだ自覚していないような?
今後に期待しています。
バックの赤に、さらに赤、というのがなんだか挑戦的でいいですね。こちら、艶を残しつつざらっとした質感のジャケットが美しいです。
舞台役者同士(や付き人)が主人公というような作品はけっこうありますが、これがどうしても入って来にくいところがあるのですよね。なんとなく軽いノリだけでいけるテーマじゃないだけに、設定などは大変苦労されているのだろうなぁ。今作の場合、歌舞伎役者といっても主人公たちがあまりに若い(17)ので、稽古以外の部分を多めに描かれている方が入り込みやすかったり、もっと素直に楽しめたかな、という印象もありました。歌舞伎役者で10代となるとやはり目標は年上の先輩となるでしょうから、年下が年上に恋をする、という方が自然というか、自分はこの場合だったら萌度UPだったかも。個人的好みばかりで申し訳ないですが、私はいろいろなことが気になってあまり入り込めませんでした。先のレビュアーさま方が書かれているように、ラブのほうはまだまだこれから…という感じかな。
なおこちらの本には演目名などがところどころに出てくるので、どういうお話なのかと調べてみられたり、この本をきっかけに歌舞伎や日本の演劇に興味を持たれる若い方がもっと増えるといいなぁと思います。
イサクさんは昔からきれいな絵柄でしたが、ここ最近、美しさに磨きがかかっている気がします。
もう表紙が!美しすぎて激しく萌えてしまった…。
赤い着物に、紅いアイライン、そして深紅の背景。素敵です。
さて、感想を。
主人公は梨園の名門『玉乃屋』の次男・惣五郎。表紙の彼です。
家柄良しかつイケメンさんで、ハイスペックな彼は自分に圧倒的な自信を持つ反面、人からの評価にも敏感に反応してしまうちょっとメンドクサイ性格の持ち主。
なぜそうなってしまったのかというと、同い年の、同じく梨園の『大谷屋』の御曹司・源介の歌舞伎を見たから。
源介の歌舞伎を見るまでは「自分が一番」と絶大な自信を持っていましたが、圧倒的な演技をみせる源介の姿を見て『あいつには負けたくない』と勝手にライバル心を抱いています。ゆえに、自分の演技に過剰に反応してしまっています。
そんな中、源介が惣五郎の通う高校に転入してきて、そして、同じ演目で共演することになり…。
というお話。
自分に自信のあるナルシストかと思うと、ちょっとネガティブな思考も根底に持つ惣五郎。そして、ちょっと天然さん。
努力家でありながら飄々とした態度の源介。
キャラの性格はイサク作品の『どうしようもないけれど』の二人とちょっと似てる感じ。
二人とも歌舞伎にかける意気込みはしっかり持っていて、精進する二人がなんとも素敵でした。
私は歌舞伎って片手で数えられる回数しか見たことはないのですが(つまりまったくもって知識がない)、歌舞伎に関するプチ情報が所々に書かれているので理解しやすい。
歌舞伎がメインのお話ではありますが、この二人、実は高校生。表紙を見たときは高校生だと思わず20代半ばくらいなのかと思ってましたが。なので、高校生活の話もあり、学校の友達の話もあり、歌舞伎一辺倒のお話になっていなかったところもよかった。
脇を固めるキャラたちもいい味出してます。
惣五郎の祖父であり師匠でもある菊右衛門に、いとこの武市。
学校の友達の俳優の寛人。
特にじいちゃんが渋くて素敵。
イサク作品の攻めというと、大人で、しっかりした感じの攻めが多い気がしますが、『花恋つらね』の攻めくん(だと思う)源介は、まだ高校生ということもあってなんか青い。けど、そこがいい!応援したくなるナイスガイでした。
1巻では全然ラブまで行ってません。
源介の、惣五郎への想いが透けて見えてるな~、くらい。これから二人の仲がどういう風に進展していくのか非常に楽しみです。
雑誌の表紙で見かけて、
イサクさんの新作は歌舞伎ものかぁ!と楽しみにしていたのですが、
う~~~ん、期待しすぎていたのかな…
正直言って、わたしはちょっと物足りなかったです。
面白くなかったわけでは決してないけれど、
萌えも歌舞伎の魅力もこの1巻だけはいまひとつ、な印象でした。
歌舞伎の名門の御曹司同士で、クラスメイトでもあるふたり、
実力が認められ知名度がぐんぐん上がっている立役の若手:源介と、
その源介をライバル視している女形の惣五郎(表紙の子)。
源介に負けるもんか!と惣五郎が頑張った舞台も、
力みすぎてしまって評判はいまひとつ。
そんな時に、ふたりは夫婦役で初共演することになって、
「これを機に、おれのこと好きになってね」
なんてハグされながら源介に言われて、
実力の差を見せつけられながらも、
好きでしょうがない…という顔で演技をされて、惣五郎は……
源介はライバル!負けるもんか!と意気込みながらも、
いちいち振り回されてドキドキしている単純な惣五郎は可愛いし、
そうしながらふたりで一緒に頑張って上達していく様子は、
微笑ましさや清々しさを感じました。
でも、せっかくの歌舞伎の舞台のシーンが、
なんだかちょっと軽い感じで、迫力があまりないように思うし、
歌舞伎のお話の内容もセリフも、
分かりにくくて気持ちを乗せにくい……(>_<)
わたしが歌舞伎を全然知らないせいだろうなぁ…と思うんですが、
読者は多分そういう人が多いだろうし、
もうちょっと魅力的に描いてくれたらなぁ…と思ってしまいました。
内容やセリフが難しいのは、
実際の歌舞伎がそうなのだから仕方ないだろうけど、せめて、
絵でもっと歌舞伎の格好よさや美しさを引き出してほしかったな。
表紙や1話ごとのイラストはとてもステキなので、
本編の内容でも、そういうカットを沢山見たかったです。
盛り上がりは2巻にとってあるのかな?
告白めいた事を言われただけで、
エッチはおろかキスもまだで終わってしまったので、
BL的なお楽しみも次巻に持ち越しです。
どうなっていくのか、心待ちにしたいと思います。
惣五郎の女形のおじいちゃんが、醸し出す貫録 & 色っぽさや、
描き下ろしにあった、シャチのぬいぐるみを取り合って、
源介と惣五郎が揉み合いになっているのは、可愛くてよかったです。
萌え寄りです☆