花恋つらね(3)

hanakoiturane

花恋长词

花恋つらね(3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神95
  • 萌×260
  • 萌15
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
760
評価数
171
平均
4.5 / 5
神率
55.6%
著者
夏目イサク 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
花恋つらね
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784403666261

あらすじ

「おれが好きなのはお前だよ」。
惣五郎と源介、ついにふたりの想いが重なる……!?
梨園の御曹司同士の恋絵巻、待望の最新巻!

表題作花恋つらね(3)

新井源介(本名:野田淳平)・大谷屋御曹司・高校生
松川惣五郎(本名:東周吾)・玉乃屋御曹司・高校生

その他の収録作品

  • あとがき
  • 第十八・五幕 巡業残り一週間
  • 電子コミックオリジナル描き下ろしペーパー

レビュー投稿数15

可愛すぎるんですが。

『初恋つらね』の3巻目。

表紙が素敵すぎて悶えた…。惣五郎のアンニュイな表情も良いし、色遣いも素敵。イサクさんの絵柄って、ホントツボに入るなあ。としみじみ思いつつ。

という事でレビューを。すみません、ネタバレしてます。





2巻の終わりで惣五郎が源介に告ったことでややぎくしゃくする二人。
前向きに考える源介とは相反するように、ネガティブ思考にとらわれ源介を避けまくる惣五郎ですが。

自分も好きだ、と告げる源介ですが、「『松川惣五郎』のファンだから、流されているだけだろう」と惣五郎の方はけんもほろろ。

そんな惣五郎の気持ちをほどくために何をすればいいのか考えた源介の取った行動とは―。

本当に好きだから、源介には『松川惣五郎』ではなく東周吾のことを見てほしい、と願う惣五郎の恋心に激萌えしました。
そして、そんな惣五郎にきちんと向き合おうとする源介の男気にも。

源介の願いが叶い二人で再度舞台に立つことになり、その過程で少しずつ近づいていく。この時の二人が、めっちゃ、

甘酸っぱい…!

何なの、この子たち。
めっちゃ可愛いんですが。

子どもの時から舞台に立ち、今では看板役者になりつつある二人、という事で、おそらく同年代の男の子たちと比べたらはるかに精神年齢は高いと思われる。が、そんな大人っぽい彼らも、好きな相手の前では恋する男の子、なんです。

同じ男同士である、という葛藤。
自分の想いと、相手が想ってくれている想いは果たして同じものなのか。
そして、好きな相手と身体を繋げるという事―。

少しずつ少しずつ寄り添ってきた彼ら。3巻ではやっと想いが通じたところまで。とあるアクシデントで、一気に近づく彼らですが、このシーンはエロいのに、ほのぼの。微笑ましくってめっちゃ可愛かった。

仕事も懸命にこなし、役者としてのプライドを持ちキャリアを伸ばしていこうとする姿にも好印象。仕事の時も着物姿を見せている彼らですが、濡れ場の時も着物着ててほしいなあ…。惣五郎、絶対色っぽいと思うんだ。

あ、それと。
源介と惣五郎のおじいちゃんたち。
いい味出してます。
過去の二人のエピソードがちょろっと出てきてましたが、おじいちゃんたちの話も読んでみたいな。

4

納得、満足の3巻!

2巻がかなり気になる終り方をしていたので、待ちに待った今回の3巻。
歌舞伎大好き高校生コンビは、相変わらず初々しくて一生懸命で可愛かったです。

私は途中まで、どちらかというと源介の方が最初から恋愛感情で、惣様の方が歌舞伎での役どころに流されてしまってるのかな、という印象を持っていたので、2巻の展開にちょっと違和感があったのですが、今回の源介のターンで色々附に落ちました。
結果的に源介が言うように、二人とも歌舞伎が第一の人間なので、歌舞伎役者とそうじゃない素の部分とを切り離して考えることはできないのかな、と思います。惣様も、歌舞伎役者じゃない一般人の野田淳平なら、好きにはならなかっただろうなと。

恋より歌舞伎優先の二人なので、ようやく気持ちが通じあったのに、まだ最後まで致しておりません(笑)。次号楽しみにしておりますが、個人的には武市さん推しなので、もうしばらく濃密に絡んで源介をヤキモキさせてくれたらいいなと思います!

1

まだまだ続く楽しい展開

勘違いから始まった惣様の片思い。
惣様ファンの源介くんには元々好きの種はあった訳で、どんどん自分の本心に気付いていく展開。
2巻で片思いしてる惣様が切なかっただけに、源介くんが惣様かわいい、かわいいと思ってたり嫉妬したりするのを眺められてとても楽しい。幸せ気分。
でも、惣様は惣様ファンとしての「好き」と野田淳平として東周吾への「好き」は違うと源介くんを突っぱねたまま。
そんな中、二人一緒の巡業が始まり、同室お泊りでハプニングもあり、急接近!
二人が心を寄せる時、急接近する時には歌舞伎が上手いこと絡んでいて、ただただ感心するばかり。

ちょっとえっちなハプニングもありましたが、ドタバタほのぼの可愛くて、も〜〜!本っ当に応援したくなる二人です!

1

ようやくLになりました。

惣五おめでとう!ようやくBLのLになりましたね。
こんな可愛い惣五に惚れない奴はいないですよ。
源助は思った以上に役者の惣五が大好きで、惣五と離れたくない一心でいろいろ頑張っているところが可愛いです。好きすぎてもう少しこじれるかなとも思っていましたが。
最初は源助の方が大人だなと思ってたけど、恋がよくわかっていないところを見るとまだ子供なのかなと思ったり。でも、惣五としても周吾としても好き、本人そのものが丸っと好きと判断したところは視界が広いのかなと思いました。同じ人物ですもん、分けて考えなくてもいいですよね。
今回の表紙も美しい。背景の色が鮮明なうえに惣五の憂いた表情、隈取りが色っぽいですね。
BLあるあるなシングルのつもりが手違いで2人部屋にというトラブルもあり(ベッドはちゃんと二つありました。残念)、少しエッチな気持ちにもなりましたね。
歌舞伎ばっかりしてきて性的知識が少ないんじゃないかと心配ですが、無事に初エッチにこぎつけられますように。あ、あと巡業最後までうまくいきますように。けがが早く治ればいいですね。

1

惣さま≠周吾・源介≠淳平…But「≒」……なるほど!

惣さまは松川惣五郎ではあるけれど東 周吾ではなくって、源介も同様に新井源介と野田淳平は決してイコール(=)では無い
これはこの世界ならではの設定が活きている葛藤ですね

しかも惣さまも源介も決してかりそめの人格ではない訳で、歌舞伎役者としてはそこに燃える命の火が確実に滾ってる
だからこそそう簡単に切り離して切り替えてお互いに対峙出来ないジレンマや難しさが横たわる訳ですね~

これはすっごくこの作品ならでは!の切なさというか2人のキャラの奥行を感じられる展開ですね
すごく楽しめます!!

間違いなく「2人」のお話しなのに実質それぞれに当て馬のような存在がいるような、、、ノットイコール「≠」だけどニアリーイコール「≒」が生み出す面白さを感じます‼

お話しの方は絶好調!
すごく良い!!
巡業を通して近付く2人
役者としての好きと生身の1人の男としての好きをしっかり同化して「=」にしていく過程
確かめ合う2人
うん♡良き良きです‼

ストーリー展開に関係ないけれど好きだな~♡と思う所を備忘録として…
・唇の描き方が好き!
ジャンジャンはむっとして欲しくなる~
・源介の言葉遣いがかわいい!
惣さまが稽古に行くのを見計らうシーンのモノローグ
「よし、お稽古行ったな」ってセリフがかわいい~
稽古じゃなくて”お稽古”…!こういうとこに萌えてしまう~w

面白くって1巻ずつレビュー書きながら読もうと思ったけど2,3巻は間髪入れずに読んでしまった~
さて、4巻行きますか♪

0

花恋ファン念願の瞬間!

『花恋つらね(2)』の続編です。
夏目先生はどの作品も絵が綺麗で読みやすいですし、ストーリーも面白いです。

梨園を舞台とした歌舞伎役者としての成長と高校生らしいラブロマンス。
大谷屋御曹司で立役の新井 源介(本名:野田 淳平)と玉乃屋御曹司で女形の松川 惣五郎(本名:東 周吾)のお話。

2人は同じ高校の芸能コースで同クラです。
最初は源介くんをライバル視していた惣ちゃんでしたが、共演を重ねるうちに、源介くんと距離が縮んでいきます。
前作の最後では、自分の部屋に泊まることになった源介くんを惣ちゃんが押し倒してキスをして…。

本編は続きから始まります。
惣ちゃんに「お前が好きだよ。」と告白とキスをされた源介くん。
朝方にリビングのソファで寝ている惣ちゃんを見つけます。
昨夜の告白を思い出し「ヤバイ かわいい マズイ どうしよう」と動揺します。
気配で起きた惣ちゃんは「お前も野田淳平として考えろ」と源介くんに伝えます。
源介くんは「松川惣五郎」が好きなのか?それとも「東周吾」が好きなのか?
源介くんは自分の気持ちを確かめるため、惣ちゃんの舞台を観に行ったり、惣ちゃんの祖父(菊右衛門)に玉乃屋の舞台で自分を使って欲しいとお願いに上がります。
源介くんが玉乃屋の舞台に上がることは無理だったけれど、代わりに惣ちゃんが大谷屋の巡業に同行することに!
喜んだ源介くんを見て、思わず笑ってしまった菊右衛門。
自分の若い頃を思い出します。
今後、惣ちゃんの祖父と源介くんの亡き祖父の本当の関係も明らかになっていくと思います。

ようやく、自分の「気持ち」に気が付いた源介くん。
朝から晩まで一緒の巡業は、源介くんにとってチャンスですね。

毎回思いますが、惣ちゃんの女形は本当にお美しいです~。
惣ちゃんの今回のお役は舞踊の主役「静御前」です。
必見ですよ!

最後は、巡業中の宿泊先で同じ部屋に泊まることになった2人。
突然、源介くんが惣ちゃんに言います。
「惣五郎と東周吾は別って考えたこともねんだけど」
「おれが好きなのはお前だよ」

おおぉぉぉぉ!!源介くん、やっと告白しましたね!
気持ちが通じ合った2人のキスは高校生らしく爽やかな感じかと思ったら、源介くんはその先も攻めようと…。
巡業中なので、なんとか止まりました(笑)
源介くんがお風呂に入ったので、部屋の中に1人になった惣ちゃん。
顔を真っ赤にして本当に嬉しそうです。
両想いおめでとう(*>ω<)ノ ヤッターッ!
源介くんの水シャワーシーンで次巻へ続きます。

今回はやっと両想いになった2人ですが、『花恋つらね』ファン全員が喜んだに違いありません。
惣ちゃん、良かったね!!
次巻は、歌舞伎役者としてお互い成長することも大切ですが、2人のラブラブ♡イチャイチャもお願いします(笑)

5

ニヤニヤが止まらない

前巻では斜め上を行った展開にガクーっと来てしまったのですが、今巻では攻めも受けへの恋心を自覚したので、ジレジレ展開もニヤニヤしながら楽しめました。
受けが自分から好きと言っておきながら、攻めの気持ちを信じないで逆に突き放すような態度取るなんて潔くない!と、前半は少々フラストレーションが溜まりましたが、中盤辺りから2人の関係性も徐々に進展を見せてきて、もっといったれー!!と攻めを応援してました(笑)
中学生か!って突っ込みたくなるジレジレ具合ですが、それが堪らん。
受けの気持ちもちゃんと考えてあげて強引に行き過ぎないところも攻めは本当良い男ですね。
受けはウジウジ考えずにもっと攻めを信じて、素直な気持ちに従っちゃえば良いんです!
次巻は人目を忍んでのイチャラブになるということで楽しみにしています♪

3

え!?今度は早いな!?

二巻までゆっくりペースで進んできたBL展開ですが、三巻では急展開!?え?おいおい!?ってなるシーンが何回か出てきまして、あれよあれよという間にあらあらな感じになってました笑。
告られ直後から始まる冒頭シーンは、源介がすでに惣五郎かわいいかわいいになってます。悶々として、やっぱり役者として欲しい気持ちに変わりはないんだけど、それ以上も欲しいってとこを自覚し始めて。
惣五郎もなんですが、この巻では源介のまっすぐさが際立ってて、かっこ良くて素敵でした。二人ともピュアで濁りのない性格で、見てて幸せになる感じがすごく好きだなあ~。
源介はいつのまにか気持ちが性欲に結びついてて、二巻であんなこと言ってたのに早いな!?とびっくりでした笑。急に進むBL展開に驚き。舞台シーンもすっ飛ばし気味で場面転換が早い笑。
最後ににへっと笑う惣五郎が可愛すぎてヤられちゃいました!良かったねえ。

1

源介!やっと恋に気づいたか‼︎

次の表紙はグリーンだ!と勝手に想像してましたが、今回は美しい紫。(トレンドじゃないですか♡)はぁあ〜美しい♡憂い顔の惣さま。
電子版出てからは1日3回は読んでます!はい。
いきなりの告白で終わった2巻の終わり。惣さまはやはりカッコ良くて。浮かれる源介に「流されんなよ。」と、言い放つ。(だってー、源介ですからね。)
「流されてんのか?おれは。」自問自答する源介。
2巻の(惣さまを泣かせた)源介に、私は相当腹を立ててましたので、武兄との絡みのシーンはもっと引っ張って頂きたかったです‼︎源介よ、モヤモヤモヤモヤすれば良い‼︎と思ってました。
惣さまに自分の気持ちを信じて貰おうと頑張っている源介を見て、少しはホッとしましたよ。
それからの(怒涛の)巡業→ホテル同室→お風呂でのぼせる→全裸で倒れる→介抱する‼︎‼︎という一大イベントが‼︎惣さまのキレイなカラダを見てからというもの、意識しまくりの源介‼︎やりたい盛りの高校生‼︎オトコ同士でしたいアレコレを知らない惣さまに
「あんまりあおんないで!」と言う源介。きゃー♡
惣さま、可愛すぎてこちらも煽られまくりです‼︎もー‼︎
巡業が終わるまでは…とお預けを食らった源介ですが。
お預けを食らっているのは私たち読み手も同様ですので。次が待ち遠しくてたまりません‼︎
はぁあ〜♡幸せ♡

0

最後の惣五の笑顔に全部持っていかれた

 源介が惣五への恋愛的好意を自覚するのにはもっと時間がかかるかと思っていましたが、意外とすんなり認めましたね。多分、長年惣五のファンをやっている中で、源介にとっては惣五への憧れと好意は常に紙一重だったんじゃないかなと思います。役者としての在り方を尊敬しているだけでなく、女形の時も本来の姿の時も惣五の見た目を昔から綺麗と感じていたわけですし、そこに1つでもきっかけが加われば、簡単に恋に変わってしまうのも自然なことに思えました。ファンとして応援している本人が自分のことを好きだと言うんだから、そりゃあ遠慮せず押したくなるよなぁと。

 巡業中同じ部屋に泊まることもあるため、お互いの体にドキドキしたり興奮したりする2人にもすごく萌えました。惣五の男の体を見ても、まったく萎えずにむしろ興奮を覚えた源介。ここまでくれば、もう2人の恋愛に歯止めをかけるものは何もないんじゃないでしょうか。もちろん、周りにどう受け入れてもらうかはこの先考えなければいけないでしょうけれど、ひとまず2人の気持ちに関してだけいえば不安材料はなさそうです。4巻で何か波乱があるのか、気になりますね。

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