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kimi no yume wo miteiru
最初に読んだのは数年前ですが、もう読み過ぎて何回読んだか覚えていません。
絵も良しストーリーも良しキャラも良し、言う事ないです。
受けがちゃんと男らしいのも良い。
感情のジェットコースターに乗せられ、圧倒され、何度も泣きそうになりましたが(ていうか何度読み返しても泣いてしまう)、作中発生した最大の問題は力技でゴリ押す感じで(褒めてますw)また感動してラストで泣くというw
そして即座にまた初めから読み返してみたくなる、のループ。
もーホントに大好き。
ぐぁあ~これ書いてたらまた読みたくなった!そんな一冊です。
コウキ。さんの絵がまた良い!
例えば、もう何年も前からの流行りの絵柄「アーモンド目・細い鼻・口はスッキリ・唇薄め」(つまり目の中や下唇をあまり描かない系)も嫌いじゃないし読みます。
でもこの方の絵柄はしっかりと個性があって、味があって、なおかつ可愛い&カッコいい!
もちろん唯一無二のストーリーテラーであるARUKUさんの絵柄も嫌いじゃないし、むしろ好きなんですけど、クセがあるからこの作品はコウキ。さんの絵柄が合うと感じました。
それになにより、そのおかげでコウキ。さんという素晴らしい作家さんを知ることができました。
都市伝説マニアぐらいしか知らない「アカシックレコード」にも言及されてるし、ARUKUさんってホンットーーーーにすごい。
めちゃくちゃオススメです。ぬこも可愛い!
これは細かいことを考えずに…と言いますか、余白部分を自分で補足しながら読めばいいのかなと思いました。
あるいは描かれていることをそのまままるっと受け入れて楽しむ作品ですかね。
予知夢をそんな大量に詳細に覚えているものなのかなと思ったんですが、がっつり予知能力者設定だった。
ユイが200数十歳まで生きるとはどういう世界線なのかと疑問を持ちましたが、23世紀では当たり前だということでした。
そういうことなんですね…と思うしかないw
前半、ふわふわ予知夢先行、出会い〜恋する編
後半、実はSF設定でした〜の伏線回収。前半の雨森が転生した形になり、今度はユイが予知能力者のような状態で雨森にされたことをするという。恋する立場が逆転する。この展開を描きたかったのかなと思いました。
ドラマチックでロマンあるお話ではありますね。
あらすじ、ちるちるには深い所まで書かれてませんが、サイトによってはもっと書いてあって、それを読まずに(内容忘れて)読んで良かったなとひしひし感じるお話でした。
予知夢で恋するところを見たからってグイグイ攻めすぎやろ~攻めの押し具合や受けもあれよと好きになっちゃったの?と戸惑うも、ぐわんぐわん揺すぶられる展開でした!!本当に先が読めなくて、でも色々繋がってて!!!喪失感とか気持ちの動きに圧倒されて、ぎゅんぎゅんしっぱなしでした!!
読む前はARUKU先生原作であることは念頭に置いていたんですが、読み始めたらすっかり忘れてしまって、読後に再び思い出しました。確かに展開はARUKU先生らしさがあるなぁと思いつつ、コウキ。先生も可愛い絵柄の割にはシリアスだったり壮大だったりする物語を描くのもお上手なので、何の違和感もなくマッチしているんですよね。ARUKU先生作品とはまた一味違った、良い意味で毒気や胸を刺すような痛みを抑えた、哀しくも優しい作品に感じました。最初は雨森が、そして彼の人生が途絶えてしまったら、今度は由比が行動を起こす。人間の縁って不思議なもので、いつどんな風に絡まるかは誰にも分からないんだから、希望を捨てる必要はないよなと思わせてくれました。
ARUKUさんが原作のみという作品を初めて読みました。
独特の世界観とやや文語的な言い回し、ガラス玉のような目の描写などが一体になったものがARUKUさんの作品という印象ですが、こうして他の作家さんの作画で読んでもARUKUさんの色が強いですね。
他の方も指摘されていましたが、ネームの状態で渡されていたというところがわたしも気になって。
ARUKUさんの言葉選びは結構独特ですよね。
たとえば過去を変えたあとに雨森が付き合っていた彼女と別れたシーンの、彼女の台詞。
「ケーキやけ食いしたろっと」
エリートっぽい経済アナリストと付き合う、プライドの高そうな美女が言いそうにない語尾。ふつうならキャラに合わせて「やけ食いしちゃおう!」もしくは「しちゃうから!」みたいな語尾を選ぶところを「したろっと」にする。こういうところがまさにARUKUさんなんですよね。
ここが一番分かりやすいところだったので例で挙げましたが、冒頭からかなり言い回しがARUKUさんそのものだったので、台詞やモノローグを全部ARUKUさんが考えたそのままで描いているのかな、と。
作画が違うだけでずいぶん印象は変わるし、雨森はイケメンだし、ユイも美人だし、2人がおでこをくっつけてるシーンなんて美しくて、額装したくなるようなコマでしたけど、言葉の面でももう少しコウキ。さんの色を出してもよかったのかな、という気がしてしまいました。
これだと台詞からモノローグ、それこそコマ割りまでARUKUさんが作って、本当に作画のみコウキ。さんが担当したみたいな感じです。
ストーリー的にはまさにARUKUさんだなあ、という感じ。
同じプロットなら、多くの作家さんは悲しいままで終わらせるか、雨森が亡くなる前に運命を変える行動に出るか、過去を変えてもなぜか再会したときに「やっと会えたね」みたいな意味深な一言を雨森に言わせて終わり、という方法を取ると思うんです。
予感があるのにあえて何もさせないで、一旦絶望の底に落とす。
そこからのSF展開を蛇足と取るか、さすがと評価するかは好み次第だと思いますが、わたし個人の意見を言わせていただきますと、絶望パートのモノローグがものっすごく良かったんです。胸に沁み過ぎるほどに。
それだけにそこからの展開は、使者のコミカルさも相俟って、残念だけど「ん?」となってしまった。
ハッピーエンドとバッドエンドなら、絶対的にハッピーエンドがいい。
だから結末には大満足です。
ARUKUさんの作品を最近集め始め、大好きなコウキ。さんが絵を書かれているとのことで購入。
前情報なしに、読み始めました。
雨森は旅行ライターで、彼には予知能力があり、由比と恋に落ちる予知夢をよく見ていました。その予知夢に出てくる由比に恋焦がれる日々です。そんなある日、編集者である由比と仕事で出会います。
雨森は由比に予知夢のことを話しアタックしますが、由比はストーカーではないかと疑います。信じられない由比をよそに、雨森はコーヒーをこぼすとか、指を切るとか、キスをするなど次々由比の未来を予知します。由比も雨森の能力に戸惑いながらも段々熱烈にアプローチをする雨森に惹かれていきます。
2人の想いが通じた矢先、由比は雨森が死ぬ夢を頻繁にみるようになります。雨森が死んでしまうのではという恐怖で雨森を家から一歩も出したくないと思う由比ですが、閉じ込めておくわけにもいきませんし、本人に夢のことを話すこともできません。
そんなある日、嫌な予感がして出かけた雨森を追いかけると、雨森は少女を庇い車に轢かれて亡くなっていました。
話はこの後も続きます。この時点で号泣だし、辛かったですが読み進めるとラストはハッピーエンドです。でも、そこに辿り着く過程がさらに辛い。
読み返すと様々な線状があり、2回目はまた違った視点で楽しめます。号泣必須です!
凄いです。
すみません、第一声だとこんなありきたりな言葉しか出てこなくて申し訳ないですが、作者様、本当に凄いです。素晴らしい作品をありがとうございます。
こんなにも心を揺さぶられる作品になかなか出会う機会がないので、涙腺崩壊必至でした。
この作品で私が一番印象的だったのは、骨が未来から送られてくるシーンです。その直前の夢の内容だけでももう胸が抉られるような思いになったのですが、夢を見た後にこれが実際にユイくんの手の中に入っているシーンを見た時に、もう悲しい未来しか見えて来ず、そこからはもう救いを求めて必死に読み進めている自分がいました。
そして、読み終えて思いました。後悔のないように今を生きようと。
この作品に出会えてよかったです。
心からの感謝を込めて、ありがとうございます。
全くレビューを読まずに、作画がコウキ。先生だったため購入。
前情報がないので、読み始めて心に浮かんだ言葉は、『ナニコレ?!』でした。
悪い意味ではなく、こんなで恋に落ちるの?まだまだページ数あるのに?
中盤からは、心鷲掴み!
何てキレイなお話なんでしょう!でも、実際キレイばかりではなくて、暗いし悲しい場面もありました。泣けます。
それでも、裏切らない話の流れが、ホントに素晴らしくて、沢山の方に読んで欲しいと思いました。
オススメです!!
なんかコウキ。さんらしくない変わったテイストだなあと思ったら、原作がARUKUさんですか。やはりというかファンタジーな不思議なお話でした。
予知夢を見るライターの雨森さんと、かわいい編集者の由比のお話。男性と来いなんてするはずないと思うが、君と恋に落ちる、キスしてHして、という雨森。絶対あり得ないと思いつつも、一緒に過ごす内にだんだんと好きになり、予言は全部あたってしまう。
恋人同士になって終わりかと思ったらそうではなくて、ある日雨森は事故死してしまう。抜け殻のようになる由比。しかし、妖精さんが現れ、雨森の記憶は全て失われるが、もう一度生きることができると告げる。悩むが雨森を生き返らせることにする由比。
この辺がファンタジーですが、ちょっと都合が良すぎるような。
生き返った雨森は恋人だった記憶を失っていて、彼女がいる。しかし出会って由比に恋をしてしまう。彼女とは別れてハッピーエンドというストーリーでした。
予知夢はみれなくなったが、その方が人生楽しいと思います。
ARUKU先生のファンになってから、過去作を手当たり次第入手したはいいものの、もったいなくてなかなか読めずにいます。
まず心を整えて、ゆっくり時間を取れるときに読みたい。
読む時間だけでなく、余韻に浸る時間も欲しい。
前後含めてとても贅沢な読書時間を与えてくれるARUKU作品がやっぱり大好きです。
『俺と君は恋に落ちる運命なんだよ』
突然見知らぬ男にそう声をかけられた由比(ユイ)。
その男、雨森は旅行ライターで、編集者のユイと仕事をすることになる。
聞けば物心ついた頃からユイと恋に落ちる夢を見ていたと言う。
(なんだこいつ…)と訝るユイに、
『僕らは1週間後 7月17日 17:07 にキスをする』
『「もっと強く抱きしめて」と君は言う』
と、予知夢の内容を話す雨森…
もう、この冒頭から心を持っていかれました…なんてロマンチックなの…
先の気になる不思議なストーリー運びと、歯の浮くような口説き文句はARUKUさんの特徴ですが、本当好きだわ…この感じ。
いろいろと雨森の予知通りのことが起き、徐々に雨森に惹かれゆくユイ。
そんな中、今度はユイが夢を見る。血まみれで倒れる雨森の姿や、棺に入った雨森の姿。
2人の未来はどうなるのか。雨森は死んでしまうのか…?
不穏な展開を予想させる構成も特徴的で、幸せなシーンを見ていても、読む側はどこか気持ちが落ち着かず、常に小さくざらつくんですよね。
幸せなシーンであればあるほど「あぁ…でもこんな幸せな2人がこの先どうなっちゃうの?」と不安になるというか。
私はこのざらつき感と緊張感がとても好きで、毎度毎度「中毒性がある」と言っている気がします。
序盤は、予知夢の絡んだSFファンタジーですが、中盤以降また違った種類のSF要素が絡んできたため、多重要素によりラストへの持って行き方が駆け足になってしまった感がありました。
ストーリーの骨組みや結末は文句なしに[神]ですが、見せ方が少し惜しかった気がします。
話数やページ数など、いろいろ都合もあるのだとは思うのですが…
多分、中盤の悲しいシーンから悲しみの余韻に浸る間もないほどに急速にハッピーエンドの方向に展開していったのが、物足りなさの原因かな?と個人的には思います。
ハッピーエンドがいいけど「もうちょい悲しませて!浸らせて!」と…ワガママな読者ですみません(^^;;
あとがきでは、コウキ。先生からARUKU先生へのリスペクトが感じられ、作家様同士の素敵な関係に頰が緩みました♪
絵柄も、セリフ回し的にはARUKUさん独特のあの絵柄は捨てがたいものの、キラキラした可愛い受けに黒髪のイケメン…と、わりと馴染むポイントもあり、私は好きでした。
エピソードごとのサブタイトルも、いつもながら好き。
センスが突き刺さる。もう、単純に好みー!
切ない!原作がARUKUさんなので楽しみにしてました。
誰もが振り返るイケメンが
「俺と君は恋に落ちる運命なんだよ」と言ってきて。予知夢通りに虹を見せたり由比が壊した大切なペンを10年前にタイムカプセルの隣に埋めておいてくれたり。
読む側にしたらとっても不思議で素敵な設定です。
ですが由比はなんだこいつは?で。
雨森が由比との未来を支えに生きてきたこと。
やっと巡りあえて現実の由比を予想以上に好きになってしまったこと。
由比がなかなか受け入れてくれなかったけど恋してくれたこと。
予知夢の通りに進むなら自分が死ぬのもわかってたはずなのに、それでも子供を助けて死んだこと。
由比を残して…。
3ヶ月だったけど由比の人生において初めての気持ちを残して。
雨森の魂は自由であるという言葉にも感銘を受けました。
これで由比は一人で生きていくの?と思ったらなんと!過去を変える方法があると未来の自分から依頼があり。雨森を予知夢を見ないようにすればいいと。
それでも雨森が予知夢を見ないなら由比と会うことはないと思ったら出会って!
どんどん由比にひかれていって。彼女と別れて由比の所へ来てくれました。
同じ雨森ではないけれどやはり共通するところもあって。違うところも由比は愛せるでしょう。
旅に出て由比が何度も雨森に好きだと言わせるところが可愛かったです。由比も雨森にたくさん好きだと愛してると言ってあげて!
素敵なファンタジーなお話でした。やっと想いが重なって甘々からの絶望、からの再生。でももう愛してはくれないと思いきや。
とっても読みごたえがありました。
この作品、ARUKUさんの作画じゃないことを残念に思う反面、原作だけでもARUKUワールドはここまでしっかり描けるのか!と衝撃を受けた1冊です。
作画者であるコウキ。さんのお力も素晴らしいんだと思います。
読み始めこそ絵柄の違いを気にはしたものの、早い段階でそれは些細な事だと思い直して読み進めることが出来ました。
ただ、ARUKU作品は大仰にリリカルな言い回しをする傾向があるので、そこはARUKUさんのあの絵柄があってこそかもしれません。
後半にかなり壮大な物語を潜ませてあるSF寄りのファンタジー作品です。
ARUKU作品の中で近しい系統のものを挙げるなら、最新刊の「スクールナイト」かな。
もしくは「極東追憶博物館」に入っている人魚のお話なんかも近い。
少し不思議な日常モノと見せかけて、ラストにかけて涙が止まらなくなるほど揺さぶってくる系。
壮大なロマンティックが好きな人には全力でオススメしたい1冊です。
“ドラマティック”なんて形容では全然十分に言い表しきれない作者の物語力に圧倒されます。
作中の言葉を借りながらあらすじを書くなら、
自分と「運命の相手」を繋ぐ糸は、例え途中で途切れたとしても、自分でもう一度その糸を繋げて別の未来を編んで行けば繋がった先の相手にはまたどこかで辿り着くことができるんだと教えてくれる物語。
ARUKUさんらしい強さを添えて描かれる「ARUKU流“運命論”」がとても素敵でした。
限界も境界もない。縛られる必要はない。
そんな真理がARUKUさんの作品にはいつも共通してあるように思います。
この作品の評価、とっても難しいんですが神にいれさせて頂きました!
序盤は他の方が言われているとおり、
急展開で詰め込みすぎな印象。。。
ですが中盤からは涙がぼろんぼろんでてきました。
以下がっつりネタバレあります
君のことを夢に見ていたといって突然受けに告白してくる攻め。
受けも怪しみつつ攻め様を好きになっていきます。
この辺までは、
えーそれだけで受けちゃん好きになっちゃうのかい?!?(;・∀・)
と、受けの感情に疑問を持ったり、攻めがいきなりポエマーになったりして読み手としては取り残された感があり良作とはいえないのでは、、、とも感じたのですが、起承転結の転の部分で、想像のつくストーリーとはいえ読ませてくれたと思います。
受けの喪失感がダイレクトに伝わり、
BLの恋愛の部分で泣かせてもらいました!
恋愛とは関係ないところで泣かせてくる作品は多いですが、あまり恋愛の描写で泣くことって実は少ない気がしていて、その意味で神評価です。
攻めは、雰囲気、性格共に生まれ変わる前の方が好きだったので、個人的にそこは残念でしたが、きっと受けちゃんと過ごす新しい毎日の中で永久凍土はゆっくり溶けていくのでしょう、、、(*´∪`)
攻めの赤ちゃん時代のコマはめちゃくちゃ可愛いです!(*゚ェ゚*)
コウキ先生ありがとう、、、!
「君と僕は恋に落ちる運命なんだよ」
そう言われ、最初は変なやつ···と思いつつも次第に惹かれてゆくユイ。
攻めの雨森は予知夢をみるらしく、その能力を使ってユイの欲しい物を先回りして用意していたり、虹が見える場所を教えたりしてユイを喜ばせます。
でも予知夢は全部見えているわけではないので、夢に無かった予想外の事も起きたりします。良くも悪くも···
時に雨森は夢に無かったユイの行動に驚かされ、未来は自分で創っていくものだと教えられます。
そんなある日、今度はユイが突然予知夢を見るようになります。しかもマイナス方向で…
ユイは必死で否定し未来は決まっていない、創っていくものだと自分に言い聞かせます。
しかし最悪の事態は避けられず─
その後何だかんだで過去に飛び雨森を助ける事になります。
結果助ける事は成功しましたが代償として雨森はユイの知っている雨森ではなく、見た目(身なりとか雰囲気的な意味)や境遇も全く違う別人になっていました。
当然ユイと出会う前なのでユイの事も知りません。
そこから今度はユイが雨森に「俺たちは恋に落ちる運命なんだー」とか言って迫るのかと思いきや全くそんな事は無く、今の雨森の生活を思いひっそり身を引こうとします。
ですがそこはやはり運命か、雨森にも少なからず『未来の記憶』があったのか2人は結ばれるんですね。
記憶喪失ネタでもそうですが、同じ相手でも中身が別人に変わってしまったら以前と同じ様には愛せないのに『好き』という気持ちだけは残ったままで行き場がないのがやるせないですね。。。
ただ記憶喪失とは違って記憶や想い出が戻るという事はないので(そもそも想い出が創られる前の過去なので)、やはり以前の雨森との恋を一旦終わらせて、また新しくNEW雨森と恋をする、という展開でしか落としどころが無いのかなぁと思うとハッピーエンドだけど少し切ないです。
それでもラストのユイの幸せそうな姿を見たら素直に良かったねと思いました。
ユイにとっては雨森は雨森なんだな、と。
途中からファンタジー要素満載の超展開になるので、そこで置いてけぼりをくらうか乗っかれるかがこの物語を楽しめるかのポイントになるかなと思います。
雨森が何で予知夢を見るようになったのかとか、そんな事したらタイムパラドックスが起きるんじゃ···とか色々突っ込みたい所もありますがそこはスルーで。
あと過去の雨森に再会したユイが自分は男性経験ないって言ってたけど以前の雨森とやってたよね?雨森以外とは無いって意味?それとも未来での事だから無かった事になるの?と若干モヤりました。
モノローグや会話の詩的な表現は素敵だなと思いました。
評価が高いのでARUKUさんの作品はチェックしているのですが、
なんだろう、、
ストーリーは過激で2転3転するのに、コマ割りとか描写の魅せ方が淡々としているからかしら。。?
ここぞという見せ場も淡々と進んで行くので、アレ?と拍子抜けしてしまいます。
あとストーリーに全く関係ない意味不なセリフ、特にモブとかもなんでここに・・?と思ってしまう。(雨森彼女のケーキやけ食い発言とか、いるかな??)
詰め込みすぎ感があるので、由比くんの実家訪問とかお姉さん設定とか要らなくても良さそうでした。
SFまで行かずとも、予知能力があるという設定だけを活かしたストーリーでも十分楽しめるな、と思いました。
あ、ARUKUさんの作品って、グリム童話っぽいのかも〜
徹底的にみじめな子を描くのが上手く、
社会的地位の非常に高い人との比較で容赦なく地を這いずり回らせる主人公が、その人と最終的にくっつく所とか。
死とか病気・怪我とか過激な要素が多いところとか。。
好きでも嫌いでもないけど読んでしまう作家さん。
でも数ある作品の中で、印象に残るということはすごいなぁ、と思います。
おや?この作品のレビューってまだあまりないのですね。
私は結構ツボでした。
BL界のストーリーテラーARUKUさんの原作なので、読む前からもう絶対ハマると思ってました。
ARUKUさんの作品にしては、なんとなく先の読めるストーリー展開となってましたが、やっぱり泣きましたー。
未来を予知できる雨森が、初対面の由比にいきなり求愛。
最初は拒絶していたものの、何度か会ううちにだんだん惹かれていく由比。ある日、雨森が出掛けるとき由比に突然「愛してる」と告げます。
その直後雨森は…。雨森はやっぱりこうなることも予知してたんですかね?
絶望に打ちひしがれた由比は、不思議な手紙を受け取ります。
幸せだった想い出を胸に、大好きなひとの未来を救おうと由比は旅に出ます。
糸巻きの糸を手繰る様に、今ひとたびの邂逅は叶うのか否か、ぜひご自分の目でお確かめ下さいませ。
ARUKUさんのファンです。今回の作画担当コウキ。さんは初読みです。
今作は、口絵の寄り添う二人のショットを見てすぐにコウキ。さんの絵柄の世界に入り込み、「ARUKU原作」を忘れてコウキ。さんのコミックとして読んだような読後感でした。
内容は初めは普通の現代物かと思わせて、実は近未来的なSF世界が立ち上がってくる複雑かつ重層的な物語。初めは相手が自分を予知夢で見て、次第に自分も相手の予知夢を見始める。そしてタイムトリップと過去の改変。何度でも恋に落ちる運命の恋人…
私自身は初回は話についていくのがやっと。何度も読んでみた。物語の世界観や時間軸、色々腑に落ちるまで読んでみた。ARUKUさんの原作ということは忘れてた…
これはARUKUさんにとって、ご自分の作画がもたらす物凄く濃密な世界からの解放、というか他のどの絵師様を起用してもARUKUワールドをサブリミナル的に忍ばせることが出来ることの証明、というか。
ARUKUさんの頭の中の世界を本当に自由に、色々な絵師様をまるで巫女のように、依り代のように使って、自在に表現していくステージの第一歩のような。そんな感じがしました。
そして私も先の雀影様同様、ARUKUさんの小説も読みたいと強く感じました。
原作物って、どんな状態で原作とコミックスが作られるのでしょう?
原作はテキスト(ドラマの台本)状態で、ネームから作画担当のマンガ家さんがされるのか、ネームまで作られた状態の原作から作画だけを作画担当のマンガ家さんがされるのか、
後書きを見ると、原作がネームの状態で作画担当のマンガ家さんに渡されていたようです。
途中からSFファンタジーが入り込んでくるこのお話は、ARUKU先生の不思議な雰囲気の絵があってこそとも言えるし、作画から自由になってお話の「言葉」が直に味わえるとも言える。
ここまで来たらもう一歩、ARUKU先生におかれては、絵の全てが表現できるような小説家さんを目指して頂きたいな。
両作家さんとも初めて読ませて頂きました。
他の方も書かれているように話がごちゃごちゃしていました。
しかし途中までは、
予知夢というファンタジー要素もありますが
少しずつ距離を縮めていき、
恋をしている二人がとても可愛く、もっと見ていたいなぁと思っておりました。
私の一番苦手な展開のフラグが見え隠れしてきたときは
本当にやめて…と思っていたのですが、
話の中でも「予知夢通りにならない事も…」とあったので、何とか回避してくれるものだと思っていました…
しかし願い虚しく回避されず…
あー、最悪だ…と、失礼ながら読むのを途中でやめようと考えたのですが、あまりにも残りのページ数が多いのでもう少し読んでみようと読み進めました。
そこからの急展開というか、ファンタジーすぎてついていけない感は凄かったのですが、大号泣してしまいました笑
ユイくんの気持ちを考えたら涙が止まらなかったです。
きっと、
それ以前に話がぶっ飛びすぎててどこに泣くの?
と思う方もいらっしゃると思います。
でも、好きな人がいない世界で
自分だけが大好きな人との思い出と生きていくという事はファンタジーでもなんでもなくて、
とてもつらくて悲しいことです。
ユイくんは雨森さんを助けることが出来ましたが、
ユイくんの中では大好きな雨森さんはもういなくて
偶然再会したら同じ顔、同じ声で嫌悪され…
その姿にさらに涙が…
酔っ払ったユイくんがこぼした本音にも泣かされ、
もう後半はお願いだから幸せになってユイくん…しか考えてませんでした
最後にかわいい笑顔のユイくんが見れて本当に良かったです。
神評価かと聞かれたら分かりませんが
私はとても好きなので萌2にさせて頂きます!
通販購入でした。
表紙はとても綺麗ですが、帯なしなんて珍しいと思いました。
由比の夢を見続けた雨森。
出会って恋に落ちる。1ヶ月後にはセックスもしてるという。
思い出の味であるひよこプリンを食べながら昔話を始める由比。
由比には難病のお姉ちゃんがいて、小さい頃からほとんど一人だったらしく母がひよこプリンをおやつに置いて行く。
ひよこプリンは孤独の味らしいです。
悲しいエピソード…。
雨森がそんな由比を「ぎゅっとしてあげる」って言って両手を広げてる雨森が可愛い。
雨森は由比とのハッピーな夢ばかり見てるみたいなんだけど、由衣も雨森の夢を見るようになってしまって…2回とも雨森が死ぬ夢を見てます。
SFな内容でした。
未来では由比は200歳を越えてる。
23世紀の話で過去を変えたりできるとか。
感動する素敵な話だけど、予知夢までは良かったけど未来の由比から依頼とか過去を変えて雨森の死を無くすとか混乱しました。
23世紀では平均寿命200歳越えは普通らしいですが、23世紀の由比はしわしわのよぼよぼで車椅子です。
いくら長生き出来てもしわしわよぼよぼのまま何百年も生きるのは嫌ですね…。
けっこうごっちゃりしてる内容だった。
ARUKU先生の原作本です。
今回はコウキ。さんの作画です。
編集者の由比(受け)は、見知らぬ男に突然「君と俺は恋に落ちる運命なんだよ」と話しかけられた。ちょっと残念な人だ、と決めつけてその場を離れたが、後日その変な男(攻め)が旅行ライターとして現れる。聞けば攻めは、小さい頃から受けのことをずっと予知夢に見ていたと言う。最初は信じていなかったが、ともに時間を過ごすうち、攻めの言葉どおり惹かれていく自分に気づく。しかし受けも、攻めに関するある夢を見るようになり…。
コウキ。さんの絵は、マンガもほぼ読んでいるし、小説だとジャケ買いしてしまうくらい好きなのですが、やっぱりARUKU先生の作品はあの絵あればこそなんだと思います。なんか空気感が違います。
あとネタバレになるので説明は控えますが、途中でかなり想定外の展開になるのです。その展開は、ARUKU先生の絵だと許される展開なんですが、他の人の絵だと「ええっ?」って思ってしまうような気がします。そして受けはキュートなんだけどキュートさの質が違う。顔と性格が可愛いのと、顔は可愛くないのに(超絶失礼でスミマセン)可愛いと思えるのは違うと思うのです。
萌×2評価をつけておりますように、内容的には楽しく読めた本でした。神評価をつけなかったのはひとえに上記の理由です。
内容についてですが、核心的なネタバレをしないでおこうと思ったらあまり書けることがないのです。
受けは可愛らしく、攻めは飄々と明るいながらもどこか陰のあるかんじでした。話は二転三転で、ARUKU先生っぽいなと思いました。