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sabita yoru demo koi wa sasayaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
殴られている弓はもちろん、殴っているかんちゃんも痛くて。
好きなのに一緒に居たらダメになる、そんな悲しいカップルに心がかき乱されます。
かんちゃんのその後を描いた作品のインパクトがとても強いからなのか、彼のことばかり見てしまいがちで負の方向に引っ張られてしまう印象があったのですが。
今作は真山と弓がメインのお話なので、ふたりの関係性をしっかり見る!というつもりで今回読み返してみました。
中学時代はお互い淡い恋心を抱いていたのに、怪我がキッカケなのか中学生という幼さが原因なのか、疎遠になってそれっきりだったふたり。
気まずい部分もあっただろうけど、それ以上に昔と変わらない真山に、弓はホッとしたのでしょうね。
当時曖昧にしたままだった気持ちがあふれてしまうのも仕方のないほど、身も心も傷つきまくっていた弓。
もしも再会した時幸せだったなら…
昔好きだったからといってここまで心が動くことはなかったでしょう。
なので、やっぱりかんちゃんに目が向いてしまうのは避けられず、改めて重要なキャラだなと再認識できました。
真山は真面目で融通がきかなくて、きっとかんちゃんとは真逆なタイプ。
でも弓が幸せになれるならもう何だって良くて、無条件でふたりを応援したい!という気持ちにさせてくれる結末でした。
痛くて苦しい日々の先にあったモノが、温かい幸せで本当に良かったね。
次はかんちゃんのターンです。心して読みます。
真山クンの一途さにはかっこいいなあと思いました!!
ストーリーは,深そうで意外とあっさりしてたところが
個人的には惜しい点でした。
ですが普通に面白い作品なのは間違えじゃないです!
ヤリ部が好きなおげれつ先生の作品で、私自身が心情に沿った作品が好きなのでレビューも高く紹介文も興味があり楽しみにして読みました。
思った以上に心情の変化がない。(もしくは分かりにくい)
主人公も周りもそれで納得するんか...? ええんか..?!という場面も多く、ただでさえDVという内容に触れているのでもう少し丁寧であって欲しかったなぁと思います。結びつけるための1つの要素でしかない感じがしました。
楽しみにしてた分残念な気持ちになってしまいましたが、ハードルを上げずに読みと好みの人はいるのではないでしょうか...?
DVを受けながらのセックスシーンのビジュアルが頭から離れません。衝撃的シーンでした。
BLなんだけど、社会派もかじっていて複雑な気持ちで読み進めました。私がBLを読み始めて、こんなにページをめくる手が重く感じたことはありません。
彼氏からDVを受けている弓。
身体にどんだけ傷を付けられていても、誰かに訴えることはありません。全て受け入れていて、弓の方から拒否もしません。彼氏である林田は、「はだける怪物」の主人公です。そちらの方も併せてぜひ読んで下さい。視点が変わると見方も変わりますので、また違った印象に映ると思います。
弓のバイト先で学生時代の同級生の真山に出会いました。甘酸っぱい淡い思い出が蘇ります。
真山との出会いでDVから抜け出すことになりますが、抜け出すというか…林田の方から弓との別れを切り出した形で林田との関係は終わります。
弓にも林田にも思うところがあった、と言う感じです。凄惨なDVがあったけど、弓は林田から逃げたいと思っていなくて、林田は弓を本心で傷つけたいと思っていなくて。でもこの状況は悪いんだ、良くないんだ、っていうのは弓も林田も感じているんです。
結局、林田から弓の手を離す形で終わった2人の関係。林田のしたことは許されないことだけど、弓のことが好きだったんだなぁと…。弓が好きだから、「怪物」たる自分と一緒にいさせてはいけないし、自分自身にとってもダメになると思っての決断でした。
最後は弓と真山のイチャイチャたくさんあったけど、やっぱりDVシーンのインパクトが強すぎでした。夢に出そうです…。
恋愛ルビの正しいふりかたで登場するかんちゃんの元彼(弓)の話です。
かんちゃんはブラック企業で働き、そのストレスにより傷つけたくないはずの恋人を傷つけてしまう。でも弓はそんなかんちゃんに昔のように笑顔になって欲しくて、ただただ待っている。このストーリーだけでもう泣けてしまいます。ある日、弓はバイト先の居酒屋で、偶然中学の同級生である真山と再会する。口下手で無表情だがまっすぐに想いを伝えてくる真山に、弓は揺れてしまう。真山だけは自分の見て欲しくないところを見てきて、調子が狂う弓。ある日、かんちゃんにこれ以上弓を傷つけたくない、自分もこれ以上ひどい奴になりたくないと別れを告げられ...という話です。過去を見ている恋人と、未来を見ている恋人がすれ違っていく瞬間はなんとも言えないほど悲しく、心に刺さりました。
「錆びた」とは、流れた血の匂いの事だよね。
弓はかんちゃんの暴力で、いつも血を流している。
ブラック企業に就職したかんちゃんは、壊れてしまった。
高校生の頃のよく笑う、優しかったかんちゃんには、もう戻らない。
弓が中学の同級生、真山と再会。
弓が真山の名前を呟く様子を見て、かんちゃんは決心する。
弓を壊す寸前に、かんちゃんは弓を解放する。
来るなと言われるまで、弓は自らかんちゃんから去ろうとしない。
でも弓は、気持ちを受け止めるだけ。共依存というのかなー。
弓を傷つけた後、かんちゃんは自分の行為に苦しむ。
真山の弓への思いやりが、弓を追い詰める。
悪循環になっていた三人だったけど、かんちゃんが弓を手放したことで、流れが変わる。
弓とかんちゃんは苦みを残す一時の出会いで、お互いに後悔を残す別れになるけど、お互いの為にはそうするしかない。
こういう関係、実際に多いと思う。
DVが苦手でずっと積読でしたが、さすがおげれつたなか先生の作品。心理描写が素晴らしい。
一冊で終わってしまうのが勿体ない感じ。
何故、2人はDVの関係になってしまったのか。
暴力を振るう方も、許す方も。
スピンオフの「恋愛ルビの正しいふりかた」「はだける怪物」を読むのが楽しみ。
弓が幸せになれたので、かんちゃんにも幸せになってもらいたい。
「かわいそう」と思われる事が1番相手を傷つける。そんな事にまだ中学生の真山には気づくはずもなく。
きっと真山にそう思われたから傷ついたんだよね。
中学卒業から5年?たって再開し初めて結ばれる、長い時を経ての両片思い。良かったです。
健気ワンコの真山×DV彼氏持ちの弓
補足ですが、このDV彼氏かんちゃんは、のちに【恋愛ルビの正しいふりかた】に収録されている【ほどける怪物】に繋がり受けになります。ですのでリバが苦手な方は注意です。
私は「錆びた夜でも恋は囁く」→「恋愛ルビの正しいふりかた」の順番で読みました。
真山と弓の二人は中学生の頃に出会い、大学生になって再会。
真山は無口でコミュ障の陰キャ。
そんな時、明るく話しかけてくれた弓と出会い、おそらく真山は世界が変わったのではないかと思います。
すごくいい感じだったのに高校でバラバラになってしまった二人。
弓は高校で出会った同性の恋人かんちゃんと現在も付き合っていますが、この彼氏からDVを受けています。
そんな時、偶然にも再会。
この攻め、本っっ当に受け一途なんです。
弓が働いているバイト先の居酒屋に無理をしてでも通ったり…優しくて健気!
ただ純粋に弓の事が好きなんだなぁと伝わってきて激萌え。
しかし、こんなに思われているのに、弓は彼氏を見捨てられない。
その訳は、弓なりの”暴かれたくない”という複雑な思いがあったりします。
色々な葛藤の中、どうなったかはぜひ購入して読んでみてください!
とにかく、おげれつたなか先生の描く、くしゃっとした笑顔と泣き笑いが本当に大好き!
それから私は描き下ろしの【錆びては瞬く】が最高すぎる~!!
いわゆる本番エッチなのですが、攻めの童貞臭がプンプン!(笑)
マグロになっちゃって騎乗位スタイル。
受けがリードして、いっぱいいっぱいであたふたしてる攻めが、も~~めっちゃ可愛い!!
正直、私にはこれだけでも読む価値ありました(笑)
真山(受)は高校の親友のかんちゃんと付き合っています。...が、暴力を振るわれる日々。
そんな中、中学の同級生の弓(攻)と再会します。
中学生の当時、真山(受)と弓(攻)は恋人のような関係でした。
真山に彼氏がいるときいても弓(攻)は会いに来るようになります。そんな中で暴力を振るわれていることに気づいてしまいます...
かんちゃんも真山(受)を愛してないわけじゃないんですよね.....それでももうあの頃には戻れない。
なんでそんなDV男になっちゃったんだろうな...幸せでいれる可能性もあったのに...。
そんな思いも抱つつ。
弓(攻)の奥手ででもやっぱり真山(受)を可哀想と思ったり傷つけたりしつつも救おうとする、そんな二人が素敵な愛でした。
順風満帆に恋愛をしていく人もいるけれど、生真面目だから恋愛に傷つく人もいる。後者の人たちの再生の物語。エスケープジャーニーが好みじゃなかったので、躊躇していたけれどやっと手を出し、すごく満足。神作品と思います。(エスケープジャーニーも神作品だけど。)
この作品のあと、はだける怪物(上・下)も続けて読み進めました。全て読んで完結、って思います。上巻は特装版を選んで良かった。
弓が好きですね。美しい男です。
この作品は「恋愛ルビの正しいふりかた」につながります。しかし、単体で読んでも話の内容は分かるので、どちらかだけ読んでも大丈夫です。
とあるマンガサイトにて、レビュー数も多く、評価も高かったので購入してみました。
あくまで私個人の感想ですが、どっから恋愛感情になったのだろう???攻めはゲイって訳でもなさそうだから友達、親友とかでも良くない??と考えてしまいました。まあ、私の考えすぎではあるんですが。
高評価で物語に期待しすぎていた部分はありますが、さすがおげれつ先生。エロは期待以上のもので素晴らしかったです。
「はだける怪物」上下巻、「恋愛ルビの正しいふりかた」と読み直して、満を辞してこの痛くてつらいところに戻ってまいりました。
この作品は本当につらいので、読み直すのに一番勇気が要る。こわい。
高校時代からかんちゃんと付き合っている弓。
そんな弓には中学の頃から忘れられないひとがいる。
「高校に行っても会おう。連絡するから…」
その約束を断ち切ったはずなのに、10年近く経って約束の相手・真山に再会して…。
実質9年ぶりの再会です。
9年も会わずにいたひとを思い続けることなんて出来るのだろうか。
それも中3の1年間しか時間を共有していなかった相手を、ですよ。
でも大人になった今、ふと思うことってありませんか?今から2、3年の間に覚えた歌の歌詞って案外忘れがちだけど、中学〜高校のときに一生懸命覚えた洋楽とかっていまだにしっかり歌詞を間違えずに歌えたりする。この時期の記憶って脳のすごいところに収納されてるのかな、と。
欲を言えば中学のときの弓の裏事情をもっと知りたかったと思わずにいられません。
「はだけるー」の上巻を読むと、弓の父親は小さい頃に亡くなっていて、水商売をしていた母親がいたけど、たぶんその母親も自殺か何かして、親戚の家に引き取られたことが分かるのですが、この作品単体だと分かりません。
「おばさん」というキーワードが出てくるだけで詳しいことは書かれていないのです。だから真山が弓の奥底にある何を知りたかったのか、どうしてそんなに弓を救いたかったのかが読み取れず。こめかみについた釘の傷は、真山が救いたかった「人知れず傷ついている弓」の象徴のようだけど、弓の家庭の事情をもっとここで掘り下げて描いてほしかった!と思うのです。
そしたら弓にとって真山がどれだけの存在だったか、もっと共感できたのに。
真山だけが取り繕った表面の自分だけを見ないで、内面を暴こうとする。親のいない子、彼氏に暴力を振るわれていること、可哀想な自分と向き合わなければいけなくなる。
可哀想な自分から目を背けることで、今までしあわせになれていただろうか?鳴らない電話を持ち続けることで、何を待っていたのだろうか。
やっと自分と向き合って、真山とも向き合った弓には、とことんしあわせになってほしい。そう思えるのは、「はだけるー」を読んだひとだけな気がします。
シリーズ全部必読です。
感動の小雨が嵐にかわりますよ。
この作品で目を引くのは、受・弓が恋人に受けているDVだ。
ついでに、弓には「かんちゃん」という恋人がいる。
今作品の攻・真山とは別の人間と付き合っている。セックスしている描写もある。
この3行で「うわ!地雷!」と思った人はぜひシリーズである「恋愛ルビの正しいふりかた」の収録作品「ほどける怪物」から読んでほしい。
シリーズすべてを通して、ようやく救われる話だからだ。
この一冊だけで、あとのシリーズ作品ぜんぶ見ないのモッタイナイ妖怪。
「錆びた夜」を読んで、読後救われた気持ちになったなら、あとのシリーズ作品読んだら知らんうちに涙出てる。
暴力とか流血表現とか、私も苦手なんだけど、すごい応援したくなる。
「弓、どうなっちゃうの~~はわわわ~~!でも真山が助けてくれるんだろ!?」ってどん底から希望を見せるような作品はBL問わずそうはないだろう。
「もう、早く真山とくっついてよ~~~!!かんちゃんなんて捨てなよ~~~!!」って思うんだけど、かんちゃんが弓のことフるシーンとか、ゾンビになりかけた人が最後に残された人間の部分を振り絞って逃がしてやるみたいでだいぶ好き。この時ばかりは、かんちゃんにほろりとしたし、シリーズのあとの「はだける怪物」読んだら大号泣した。
この作品読んだだけで、私はおげれつたなか先生の崇拝者になってしまった。漫画の描き方がほんとうまい。
ストーリーだけで大金星だった。ごはん3杯はいける。
暴力は嫌だ、付き合っていても欲のはけ口みたいなセは嫌だなぁと冒頭で思っていたら、それを払拭する展開になり安堵と共に唸った。
不器用でどストレート一途な真山がいい。
暴力ふるってたかんちゃんがそれを自覚していて別れを切り出してよかった。
傷ついて、自分はかわいそうだと認めたくないから、へらへら笑って考えないようにしている弓。
そんな弓を守ってやりたいと思う真山。
自分の本当の姿を唯一見てくる真山が怖くて逃げる弓。
でも自分には真山しかいないと弓は気付く。
もだもだからのくっつく流れが最高。その後ももっと最高✨
髪切った弓がエロかっこかわいい。
いちゃいちゃエロがとてもエロ萌え。
ラストまで一気に読んだ。とても好きな作品になった✨(二人のキャラや関係性が囀るに似ていると思った)
表紙、扉絵の構図、絵がとても好き。
同い年の男子のやりとりが微笑ましかったりむずむずしたり心通わせあったり楽しい。
『はだける……』を読む前におさらい読み。
この物語は、番号は付いていないけれど、
続きものだと思って読んで欲しい。
これ一冊では「彼ら」の物語は完結しないのだ。
一度読んでいるはずなのに、
ページをめくるドキドキ感は変わらない。
圧倒的な画力に表現力。
キャラクターの表情がストーリーの一部になる。
そんな力の上に乗っかった、
甘くないラブストーリー。
それがじわじわと変化して、
気がつくと最後は甘々なところに落ち着いている!
おげれつマジック!
弓もかんちゃんも、間違いを正せて良かった。
というか、別れを切り出せたかんちゃんがすごい。
弓とかんちゃん、付き合ってきた時間は間違いじゃなかったはず。
けれど、今の二人が一緒に居続ける選択は間違いだったのだと思う。
そこを選択できたかんちゃんはすごい。
弓はするべくして回り道をした。
だってきっとかんちゃんとの時間がなければ、
弓は素直に真山の言葉を受け止められなかったはず。
弓にとって、かんちゃんは間違いなく救いだった。
真山から逃げるための。
そして収まるところに収まった二人の次は、
いよいよかんちゃんサイドのお話が始まります。
本当に、これ一冊で終わらないで良かった。
次が読めて嬉しい。
評価は文句なく「神」!
……って、気がつけば真山のことなにも書いてないなw
メインは元中学時代の同級生である真山と弓なのだが、どうしても注目してしまうのはかんちゃんと弓だろう。
かんちゃんと弓は互いに愛し合っていた、笑顔が好きだった。
けれどその幸せな関係は長くは続かない。行き場のない苦しみを愛している恋人にぶつけてしまったかんちゃん、そしてそれを受け入れざるを得ない弓。次第に関係は崩壊し、元に戻りたくてももう元には戻れない。昔のように笑顔を見せあうことなどできないのだ。
この二人の幸せを願ってしまうが叶わない切なさ…。しかし読んでいくと引き込まれてしまう。救われないんですよね、はぁ…と思と思っているとDV被害に遭っている弓を救う真山が登場するんですよ(そりゃメインCPですからね)しかしこの二人がくっつくまでがもどかしい!はやくくっつけ!ってなりました。うん。なんだかちょっと独特の雰囲気を持っている地味めな真山が弓を想い続けていたなんて、、、これはもう萌えでしかない!
愛は変わってしまうのかな、とかDVってどうしたらいいのだろう。好きな人を救うのって大変だよな、とか深く考えさせられる一冊ですね。
とてもとても考えさせられる話ですが、続編のはだける怪物の方が個人的に好きなので萌²にしました。が、ぜひ多くの方に読んでもらいたい作品です。
表紙の子がなんか痛そうに泣いてるのをみて表紙買いをしました笑
弓がなぜそこまでかんちゃんに執着していたのか、ふたりの依存している関係性があまりつかめまず釈然としない点がありました。かんちゃんとのシーンで痛そうな苦しそうながシーンがみられたそれは良かったのですが、そこに愛が感じられない関係性であったことが少し残念です。(てっきりかんちゃんのこと好きだから耐えられるとか、かんちゃん狂ってるだけで愛があって離れられないとかおもってたけど、案外あっさり別れたのがびっくり)
真山と弓のシーンは甘々で幸せそうな弓が見られたので良かったです。弓の最後の笑顔が最高にかわいかった。どうやらシリーズものらしいのでそれを読めば疑問点が改善されるのかな?
発売順的には、以下の通りです。発売になったはだける下でシリーズ完結で良いのかな?気合入れて「錆びた夜でも〜」から読みます!
・錆びた夜でも恋は囁く
・ほどける怪物 (恋愛ルビの正しいふりかた収録)
・はだける怪物 上下
読み返すほどに思うけど、このシリーズはやっぱり弓とかんちゃんの物語だ…
人間の綺麗なところだけ描く作品より、ドス黒い感情をしっかり描く話が好きなので、かんちゃんのこの振る舞いがたまりません。弓も優しさを求めて当然です。
暴力にうったえるかんちゃんが最低最悪なのはその通りなんですけど、弓も自分で言ってた通り、結局はかんちゃんに全然向き合ってないんですよね。
かんちゃんと弓についてばっかり描いちゃいましたが、流石おげれつたなか先生、描き下ろしの真山と弓はとろっとろで最高に可愛くてエッチでした。
「一緒に住みたい」は読めるように丁寧に書いたと思うと、弓ちゃんが愛しい。
「はだける怪物」下巻で完結したシリーズをおさらい読みしています。
タイトル違いのこの物語がそもそもの発端です。
今読み返すと、最新巻と本作とでは弓の印象が大分違う事に驚かされます。そりゃ数年経っていますしね。この頃の弓は、高校から付き合っているかんちゃんと卒業後も惰性で付き合ってて。ブラック企業に勤めているかんちゃんのストレスを暴力という最悪のカタチで受け止めている。「ははっ、痛てぇよ、かんちゃん。」受け止めてはいない、かわしているというべきか。ヘラヘラと笑う弓にイラついて、かんちゃんの暴力は一層激しく強くなってしまう。
弓には中学生の頃に恋未満に終わった忘れられない人がいて。バイト先で客として現れた真山に驚いて、ときめき、また、恋募らせてしまう。
不器用だけど真摯な真山に絆されて、やっぱり好きだという気持ちのままに行動する弓。
一方で激しくなって行く自身の「怪物」を怖れ、弓と別れたいと切り出すかんちゃん。
弓は意外にもすんなりとかんちゃんから解放されている。
かんちゃんは不安だったに違いないけれど、弓はアッサリとかんちゃんを捨てるのだ。
そうか。この後味の悪さがずっと引っかかっていて、この後の物語へと続くんだなぁ、と今になって思い知らされる。ウカウカとハッピーエンドを喜びながら、何となく釈然としなかった気持ち。
恋人に暴力を振るわれて惨めな気持ちは、中学生の頃、当の真山に「かわいそう」だから守りたいと言われた呪縛にも似た感情を呼び覚ます。真山だけが「俺をかわいそうにする。」という言葉を突き付けられた真山は愕然とする。真山は言葉選びを間違えただけだったのか。「好きだから守りたい。」と伝えていられたら。何かが違っていたのかな。
描き下ろしの「錆びては瞬く」では甘トロエッチ。声が出なくなる程喘がされる弓ですが、真山ってば童貞だったのかなぁ、童貞くさいムッツリだよねぇ。
大好きなおげれつたなか先生の作品の中で、どうしてもこの『錆びた夜…』だけが響かず、時間をあけて再度読んでみましたが、やはり乗りきれませんでした。
原因のひとつはわかっていて、作品に出会った順が『恋愛ルビ…』→『はだける怪物』→『薊』→『錆びた夜…』と、時系列がちぐはぐ。
順序通りにこの作品を読んだ方とは、物語やキャラクターに対する捉え方がまったく違うと思います。
さらに『恋愛ルビ…』の時点で、林田というキャラクターに惚れ込んでしまったため、贔屓目で見てしまうのはたしかにあります。
(今作におけるDVは許されたもんじゃありませんが)
でもかんちゃん抜きにしても、釈然としないんだよなぁ。
そもそも弓は、どんな気持ちでかんちゃんと付き合っていたんだろ?
真山のことがずっと心の中にあったような感じを受けたので。
真山もぬぼっとしすぎで、なんだかよくわからない…
弓は真山のどこに惚れたんだろ??
DV男かんちゃんがあっさり身を引いたのも解せない。
後の林田を知っているから、本来はちゃんとした優しい人間なのはわかるんだけど、この作品内ではDV彼氏の役回りのはず。
弓が他の男に目移りしてるなんてわかったら、めちゃくちゃ殴られて別れるのに苦労しそうなものなのにな〜。
こんな簡単に別れられるなら、DVはここまで根深いものになっていなかったように思う。
真山が強引に奪い去る!くらいの強い展開ならば、もう少し主人公カップルのことを好きになれた気がします。
やっぱり、ちゃんとした順番で作品に出会いたかったな…と、心残り。
好きだからこそ、他との対比で厳しめの評価になってしまいました…
表紙とタイトルは、本当にセンス溢れていて、何度見ても見惚れる。
高校からの付き合いの、弓とかんちゃん。
一緒に暮らすようになり、いつからか、
互いの気持ちがズレて行き、心は崩れ、離れてく。
並んで写る、スナップ写真には、
底抜けな笑顔の2人が写り、
そこに、幸せが溢れていた。
今のかんちゃんに、かつての笑顔はなく、
止めどない、黒い感情と暴力を弓へとぶつける。
毎夜の様にそれを受け止め、ただ、耐える弓だった。
そんな日常中の、
中学時代の同級生 真山と 弓は偶然に再会する。
かんちゃんとの生活で、傷つく弓を見過ごすことができず。
弓に対する気持ちが、真山の中で再び動き出す。
同様に「お前を守ってやりたい」というかつての真山の言葉を
弓は今も忘れることは出来ないでいた。
好きだから許される、好きだから傷つけて良いはずもなく
ただ、暗闇に引きずり込まれ、堕ちて行く自分を止めるべく
弓のためにも、別れるべきである。と
かんちゃんは答えを出し、弓へ告げるのであった。
家を出た弓。
改めて真山に積もった気持ちを伝え。互いのこ気持ちを確かめあい、
新たに、真山と弓の2人、前へ歩き出すことになって行く。
非常に重く,息苦しい。お話です。
なぜ、かんちゃんが変わってしまったのか?
この作品の中では、触れていないため。
一方的なかんちゃんに、嫌悪感を抱く人も多いと思うが。
続刊作品、恋愛ルビの正しいふりかた 内「はだける怪物」で、
かんちゃんが引き続き、描かれ、苦しみや心理変化が見えて来ます。
しかしながら、かんちゃんと暮らしながら、
真山との思い出の携帯電話を捨てきれなかった、弓。
弓は、かんちゃんのこと、ホントに好きだったのかな?
かんちゃんの優しさにつけ込んで、ゆるく乗り切る様で、狡い人にも感じる。
さっさと真山に乗換えた感じも否めない。
この作品での かんちゃんは、最悪だけれど、
続刊と通してみると、かんちゃんを嫌いにはなれないです。
是非に、この作品を避けず
続刊と併せて読み、それぞれに感想を持ってもらいたいです。
何回読んでも難しくて。
弓は何をそんなに知られたくないのか?本当の自分?
かんちゃんとはあれだけ暴力をふるわれ都合よく扱われひどい仕打ちを受けても、何も詮索してこないから付き合い続けてたの?そんなに高校時代のかんちゃんはいい人だったの?
弓の知られたくないのは真山を好きなこと?男を好きなこと?でもかんちゃんと堂々と付き合ってるしなあ。本当は明るいキャラじゃないとか?
うーん、わからない。
わからないけど真山と再会できて真山がやっぱり特別で好きで、かんちゃんからやっと解放されて真山とくっついて良かった!
真山が中学のときから弓をほっとけなくて守りたくて好きで、でも弓を知ろうとすることで追い詰めるのがこれまではダメだったの?弓の告白シーンを見てもやっぱりわかりません。両想いなのに何がダメだったの?
くっついたら一気に!真山がパニックです。
一緒に住みたいメモは宝物ですね!
レビューを書く時は他のレビューを読まないで自分が書いたあとに読む方なのでこれから皆さんのレビューを読んでこの作品を理解したいと思います。
現実にDVする男がいたら、言語道断だと思います。が、作品の中では許されるのでは?と思ってしまいました。DV彼氏かんちゃんは今作ではただのサイテー野郎で、私はあまり好きではなかったのですが、次回作の「恋愛ルビ~」を読んでかんちゃんにメロメロになってしまいました。今までは固定カプしか今日できなかった料簡の狭さでしたが、リバも行けるかもという可能性を感じました(笑)
「ヤリチン~」からおげれつ先生の虜となった皆さんはかんちゃんに注目してみてはいかがでしょうか?かんちゃんはこの後のいくつかの作品に登場するほどのおげれつ先生は溺愛されてます。
おげれつ先生は目、特に瞳の描き方が秀逸だなぁと思わされました。感情が変化した瞬間の瞳の描き方が凄く気持ちが伝わってくるようで好きです。
弓、真山、かんちゃんの関係は最終的に上手くまとまってはいましたが、もう少し掘り下げて欲しいと思うところも所々ありました。『恋愛ルビの正しいふりかた』でかんちゃんのその後やDVの原因が仕事のストレスだったことは分かったのですが、それにしても高校時代のあの天真爛漫さからここまで弓に酷い扱いをするようになる性格の変化の過程がいまいち読み取れなかったです。DVの加害者は相手に他に好きな人がいると分かったら逆上するパターンの方が多いと思うので、なぜ急に自分の酷さに思い当たって弓と別れようしたのか分かりませんでした。DVが始まる前の性格と、弓に別れを切り出してからの傷心の様子が、どうしてもDVに手を染めてしまうような人間には思えなくて。なんとなくDVという要素がストーリーから浮いているような気がしました。2人が付き合うようになったきっかけなどが数ページでも描かれていれば、もう少し理解が深まったかもしれません。
一方で、弓と真山の関係はとても心を惹き付けられました。真山が一瞬で目を奪われてしまうような弓の表情だったり、真山が度々見せるやるせない表情だったりを見るたびに、この2人はもっと早くくっつくべきだったんだなと思わずにはいられませんでした。それでも最後にはとても初々しいエッチが見れたので満足です。真山が戸惑いながらも弓をガン見しているのが、性格をよく表していて微笑ましかったです。
恋愛ルビの〜の中に掲載されたほどける〜の方を先に読みました。あちらの方が有名だしレビューも高いけど断然私はこちら派です!
何より弓。弓がもう見てられない目を離さない幸せになって欲しい...!!!
最中のシーンはほどける〜の方がおげれつ先生の魅力が最大限活かされた極上のエロですが、
慣れてない初めてシーンが好きじゃない私も可愛いなぁと微笑ましく見てました。
それでも背中のアトとか色々綺麗事だけじゃないところもあって。真山がんばれ...!!!!
当作のスピンオフ「ほどける怪物」(コミックス「恋愛ルビの正しいふりかた」収録)の方を先に読んだのですが、せっかくなので購入。
本来ならナンバリングが1であるはずなのですが、読んだ順番ということで、こちらを2とさせて頂きます。
おげたな先生の描く「救済」は何もかもが剥き出しで、どん底に突き落とされた先に、ひとすじの光がすーっと通るような清らかさがある。
何度もグッときて、涙涙でした(涙腺弱い)。
高校時代から付き合っているかんちゃんのDVに耐え続ける弓が、偶然中学の同級生だった真山と再会するところから物語は始まります。
見た目や性格は正反対に見える、弓と真山ですが、本当の自分を出せない似たもの同士なんですね。
中学時代、クラスで浮いていた真山に話しかけて友達になったのに、あるアクシデントで気まずくなってしまい、真山を拒絶してしまいます。
それでも真山の「連絡するから」のひと言を信じて、ずっと壊れた携帯電話を捨てられずにいるのです。
誰も本当の姿を見ようとしないのに、真山だけが弓を追いかけてくる。
それが救いなのか、何なのか分からなくて弓は混乱します。
「また来るよ」と言われて、嬉しいのにほっとけよと突き放してしまう弓の気持ち、とても良くわかります。
本当の自分を暴かれそうな不安と、それを超える真山を求める自分の狭間で揺れる弓。
かんちゃんから別れを告げられて、でも自分からは動けなくている弓を真山が探し出して、やっと気持ちを伝え合うシーンでは、やはり涙でした…。
そこは力強いハグだろ!な場面でも、うっかり手を握る真山は、本当に弓が大切なんだろうな…としみじみしました(笑ったけどね!)。
2人のエッチシーンは今までの辛さを晴らすような、あまあま!そしてかわいい!
弓の顔を見ないとイケない真山、どんだけ弓が好きなの(笑)。
VIVA!ハッピーエンド!
おげれつ先生の大ファンで、全作品好きですが、中でもこれが一番好きです!
裏あらすじに「今日も殴られた」的なこと書いてあって、正直読む気にはなりませんでした。
暴力とか嫌いなんで……でも、おげれつ先生の本は揃えたいと思い購入しました。購入して本当に良かったです!
付き合ってたはずなのに。かんちゃんは弓に暴力を振るう…そんな時に現れた真山。誰も気にかけないところに真山だけ入り込んできて追求する…やがて弓は真山のそういうところが嫌になり……読んでいてモヤモヤしっぱなしでした。最後の2人のシーンは泣けたし、これ書きながらも目が潤んでますw
素晴らしい作品ってたくさんありますが、おげれつ先生の作品は他の人の作品と何かが違い、その違うところが大好きで、新作が出る度にその違いを実感させられ、やっぱりこの人の作品は大好き!と毎回読み終わる度に思います。ぜひ読んでほしいです!
ずっと本屋さんで見かけてましたが、裏のあらすじ1行目「今日も殴られた。」からして趣味じゃないとスルーしていた作品。これ以外のおげれつたなかさんの作品は所持してるので揃えようと購入。案の定合わなかった。
高校からの付き合いで、現・彼氏からDVを受ける弓くん。と、弓くんのバイト先で再会する中学時代の知り合い(友達?)の真山くん。
弓くんと真山くんのシーンに挟まるDV…。DVの描写だけでなく、二人が別れる時のDV彼氏の「俺 これ以上ひどい奴になりたくない。」「助けてくれ。」が個人的にかなり不快でした。いやいや、都合よすぎたろって。
この作品が合わなかったのはDV描写だけではなく、メインCPに魅力を感じなかったのもあるかも。
お互いが惹かれる理由?機会もよくわかんなかったし、薄い。
最後、二人が結ばれてからのHシーンとその後のエピソードみたいなとこは微かに萌えました。
それで、やっぱり全体的に愛あるストーリーが好きなんだと再確認。
DVシーンが気にならないorむしろ好きっていう人は楽しめる作品だと思います。
おげれつ先生の作品で初めて購入したのがこの作品でした。
初めの方は暴力的描写もあり、苦手な方もいるかもしれないんですが(可哀想でした 泣)ストーリー性があって入り込めました。
真山の性格の良さと弓の迷い、、、。良かったです。
二人でタバコを吸うシーンなんかも結構好きです。
そして、お店のオバチャン(笑)結構好きなキャラです(笑)
シリアスな感じもあり、でもこの作品を読んだら「恋愛ルビの正しいふりかた」を読みたくなると思います。
この作品のスピンオフの作品が入っているのでセットで買うのがお勧めです!
表紙の潤んだような目にヤラれ、購入(笑)
DVをする彼を持つ受けと、その昔の友人攻めという構成で、DVをする彼氏持ちというのだから、もう少しドロっとした展開を期待していたのですが、案外サラッと解消してしまったような…
ですが、受けが綺麗な顔に傷をつけられているのを見ると痛々しくて、そこは良かったです!
暴力表現が苦手な方でも比較的大丈夫かと思いますが、私のように、痛々しさに期待される方は少し物足りなさを感じるかな…??
作画は綺麗です!
弓とかんちゃんの高校時代からの恋愛。しかし時を経てそれぞれフリーターとブラック企業に勤めはじめた二人の愛の形は、いびつなものに変化し始めていた。
そこへ、あらわれた弓の中学時代の友人、真山。 真山と弓はかつて、友人以上の淡い気持ちを抱いていた。
1組のカップルの間にあらわれた、1人によって恋の行方はどうなっていくのか。
というような内容です。
錆びた夜でも恋はささやく→恋愛ルビの正しいふりかた
この順番で話がセットの二冊。
これを読んだのは、最近のBLを読み始めた頃でした。
最近の作家さんを全く知らなかったので、ちるちるのレビューや電子書籍の試し読みを、色々お試しさせていただきながらたどり着いた感じ。
最初の感想は、タイトル長いな〜。なんだ、二冊でてるの?どっちが先?・・・暴力描写に注意なの?
みたいな感じだったのですが、レビューがよいので買ってみたらかなり好みでした。
へらっとした弓がかわいい。しかし根底にある、先のことを考えられない感じの閉塞感。
そこへ現れた真山。
暴力描写が〜と書き込まれている方も多いですが、確かにDV描写はあります。まさに、DVなので、本気のトラウマ系の人にはキツイような気がします。
ですが、それを超えたところにこの二冊の良さがある!と個人的に!一冊読むなら、絶対にセットで読むことをお勧めします!
なんというか・・・
確かに人間て弱いよね、みたいな。
相性ってあるよね、みたいな。
なんだかこの二冊を読むと、頭の中に槇原敬之がエンドレスリピートします(笑。
おげれつたなかさんの作品という事で購入。
弓と真山は無事恋人になれて良かったと思います。
あまり感情移入や共感が出来なかったのと、かんちゃんとのお別れがあっさりしていたのが残念です。
あまり長々と描かなくても良いとは思いますがもう少しだけあったら良かったかな・・・と思います。
個人的には「恋愛ルビの正しいふりかた」の方が好みでした。
弓がかんちゃんの事は好きだし、何をされても良いと思っている所等は凄く切なかった。
ハズレでは無いですが、当たりでも無いかなって感じの作品でした。(表現おかしいかもしれませんが)。
おげれつ先生の本は大好きなのですが、この作品だけはあまり心に響きませんでした。DVという重いテーマを扱っているにも関わらず、あまりにもあっさりとそれが解決されるからです。一冊では尺が足りなかったかのような物足りなさが正直否めません。
出てくるキャラクターは愛しいです笑 傷つけられても平気なフリをして自分を保つ弓は、自分に深入りされることを酷く恐れる臆病な青年です。彼は、長年付き合ってきたかんちゃんに暴力を振るわれるようになっても我慢し続けます。そんな彼が忘れなれない相手が真山です。真山は弓の中学時代の同級生で、不器用ながら弓のことを真っ正面から見つめて彼を愛しく思っています。そんな2人が大人になってから偶然再会します。真山は、身体じゅう傷だらけの弓を心配して守ろうとしますが、弓は自分が可哀想なやつになりたくないと言い、彼を遠ざけます。 真山があまりにもヘタレで、そう言われただけで引いてしまうのには呆れました。弓も、本当は真山に愛されたいのに不器用だからなかなか正直になれないのです...。
そして問題のシーンです。突然別れようとかんちゃんが告げます。それであっさり今までありがとう、と退散する弓。ここのシーン、両面2ページほどで終了。たった4ページですよ?!この下り、そんな短くまとめちゃうの?!と拍子抜けしました。そこが本当に残念なポイントです。DVってしている側が自分から辞めれるほど一過性のものでもないし、簡単じゃないと思うんです。それっきりかんちゃんが出てこないのも不自然だし、その後すぐ吹っ切れて真山と付き合う弓もなんだかなぁと思ってしまいました。
なので、まとめるとキャラクター達は好きだし可愛いけど、話が薄い!正直物足りない! という感じです。
こうゆう痛いお話を書くならもっと掘り下げて欲しかったというのが本音です。
おげれつ先生の本はやっぱりギャグの方が好きかもしれない...
今作のDV男・カンちゃんこと林田さんが主人公になる「ほどける怪物」は好きです。
この過去があるからこその次作だって頭ではわかってるけど、弓の都合もおかまいなしに殴る犯るカンちゃんと、「ほどける怪物」で過去に怯えてる林田さんがイコールに見えないというか…DVは繰り返してしまうものじゃないのかな?
DVされても離れないところから弓の行動理由は理解できないけど、真山の登場とカンちゃんからの別れ話が重なったからって、依存関係をアッサリ終わらせられるのかな?
私にDVや依存の知識はありませんが、行動の理由づけに説得感がなく、展開がご都合主義なように感じられました。
ちるちるのランキングを参考にして購入。
絵が綺麗だなと思った。
表情が繊細で心情の動きがよくわかる。
三次元さえも想像してしまうほどで驚く。
また受けの心境が切なくて胸に刺さるようだった。
ただ暴力を取り上げているが、そこに出てくるキャラに感情移入できなかった。
共依存にも感じられず、新しい恋人とも同じような関係になりそうな弱さに気持ちが悪くなった。
リアルに近い話は好きだが、どうしてもアラを探してしまうのかもしれない。
スピンオフの作品を読めば少しはわかるのかなと続きを楽しみに読もうと思う。
痛いと聞いて読んでいなかったのですが。
正月に恋愛ルビ収録の「ほどける怪物」を再読し、どう〜しても林田さん(かんちゃん)の過去バナを読みたくなり、電子で購入してしまいました。だって、あんなエッロい林田さんがDV攻めなどと、けしからんではありませんか!しかも、林田さんはずっと元カレ(本作主人公・弓ですね)を気にしていたし、弓がどんな子なのか気になって。
弓目線のかんちゃんは、とっても怖かったです。そしてとってもかわいそうでした。弓が「こういう自分でいたい」と振る舞う自分を、そのまま受け取って信じてくれるのがかんちゃんで、弓の強がりを見抜いて本当の弱い弓を見てくれたのが真山なのですね。
真山は、弱い弓の本質を見抜いて、それでも好きだ、強がるなよと弓を受け止めたんだと思う。なんか弓が真山に寄りかかってしまわないかと一瞬思ったけど、弓なら大丈夫か。弓はある意味自立しすぎているのでかんちゃんに依存されたんだろうしな。DVなんて依存の仕方は互いに不幸でしかないから、真山の登場は二人にとっていいことだったんだろう。でも、かんちゃんも本当は弓だって傷つくことをわかっていたんだと思う。だから最終的に別れることで自分から弓を守ったのでしょう。切ない。。
基本的に弓は弱い部類の人間じゃない。むしろ弱いのはかんちゃんで、暴力振るっても受け止めてくれる弓に甘えていたんだと思う。
かんちゃんが、「俺たちもう昔みたいに戻れない」と言うシーンは、終わっていく恋の切なさを感じて悲しかったです。二人が心から互いを思い合っていれば、戻れなくても違う形で幸せになれたと思う。でもこの時のかんちゃんにはもうやり直す力が残ってなかったし、弓にしたことを自分で許せないから、弓といても罪悪感ばかりで別れるしかなかったんだろう。
そして、弓は最初から最後まで真山のことばっかり考えてます(←これ)
弓はかんちゃんと付き合ってる間もずっと真山のことを胸にしまっていたんだなァと……。実らなかった初恋に大人になって向き合ったら、相手もこっちを見てたという。もう弓にとっては運命でしかないんだけど、かんちゃんとの恋を考えると切ないものがあります。
成就する恋と、いつか終わる恋。新しい恋のときめきの前には、古い恋は霞んでしまう。でも暴力振るわれて笑ってる弓は幸せじゃないからね。辛いって言えない弓だから、奥の奥まで汲んで甘やかしてくれる真山に出会えてよかった。
真山のヘタレ攻めもほんといい。弓が男前受けに見える。いいね。
恋愛ルビのほうから読んでしまったけれど、二度美味しい感じがしました。
かんちゃんの切なさに萌え、弓の幸せに萌える。かんちゃんの切なさが「ほどける怪物」での幸せをより酔わせるものにしてくれます。
いやあ、萌えました。ほんと萌え。ループが始まります……。
おもしろかったです(*^^*)
ヘタレな真山と恋人であるかんちゃんからDVを受けてる弓が中学生ぶりに再会するところからお話が始まり、最終的にはハピエンになりますが、如何せん描写が結構痛いので苦手な方もいらっしゃるであろう作品ではあります。
私はおげれつさんの作品は人物の表情が好きです。感情が溢れるような様々な表情はグッときます^ ^
あとは、えっちシーンは濃ゆ目だなぁと感じます。シチュエーションなどおげれつさんのそのシーンに対する丹念さというか力の入れ具合が感じられるような気がします笑
弓は真山のことが好きだけど、真山が唯一自分の心の内を覗いてくるから、自分をかわいそうな人間だと思いたくないために繕っている内側を唯一”知りたい”と見てくるから、うまく自分を繕えなくなることが怖くて、また自分自身ではままならないような恋愛感情を持つことを恐れて、放っておけと言うのですが、それでもやっぱり好きなんです。
しかし言葉にしないと伝わらないことはたくさんありますよね、まして真山はヘタレで敏感に察するタイプではないので放っておけと言われてしまいあきらめる流れになります。
だから本当は離れたくない…離さないで!という感じで、そこでやっと弓が本心を吐露する場面はよかったです。伝えたいことは言葉にして伝えなきゃですね〜!「一緒にいて、もう離すな」が言えてなによりです(*´艸`)
かんちゃんに関しては、まずDVは何があってもいけませんよね。これは何があってもです。だからこそ彼を救ってあげたくなりました。楽しかった頃を思い出せなくなる前にと泣きながら弓にもう来るなというところは心苦しかったです。笑顔の写真が悲しいです。
というところでスピンオフに繋がるのでそちらでかんちゃんのその後を見ることができました!よかったです!
最後にまとめますと、とにかく私はおもしろかったです^ ^
『エスケープジャーニー』が面白かったので、おげれつたなか先生の既刊作品を順番に読んでいます。
DVの設定は別によかったんです。でも、弓の存在が中途半端で、かんちゃんとの関係も真山の弓に対する思いも、うまく伝わって来ませんでした。どうして我慢ばかりする性格になったのか、殴られてヘラヘラしているのか、さっぱりわからない。目や口元のアップで魅せる展開も巧みなコマ運びも、弓のそれまでの背景が描かれていないため空回りしてしまい、勿体無く感じました。一冊まるごと弓が主人公なら、もっと描けたのでは?と思います。わざと描かなかったんだとしたら、読み取れなかった私の読解力が足りないのでしょう。
もし、この作品が初めて読んだおげれつたなか作品だったら他の作品には手を出さなかったかもしれません。『エスケープジャーニー』を最初に読んでいてよかったです。
三白眼受けが好きなので読んでみました。
表紙を見たとき、美人受けかな?と思ったんですが、開いてみるとビックリ。不良受けじゃないですか。
バイオレンス彼氏のかんちゃんも良い味出してましたね。
流血とか苦手だったんですけど、そんなこと気にならないくらい素晴らしい作品だったと思います。
個人的にこの方が描く泣き顔が好きです。
読了後はひたすら友人に語りました笑
かんちゃんのその後も気になりますが、とりあえずくっついて良かった(*´∀`)ほっこりするラストでした。
いや〜〜たなかさんの変態(ムッツリ)くさい攻め、たまりませんなぁ〜! と、最後はちゃんとハッピーエンドなので明るいところから攻めてみました。が、その幸せな最後から後書きにお邪魔するとテンション引きずっているのか あ〜たなかさん鼻血好きなのか〜そりゃ参った、バイオレンス描けてまうやん〜となります。なりました。
ということで作中は特徴としても目立つ暴力。
初めは怪物を飼っているようでした。
けど読んでいて心が痛かったのはかんちゃん(暴力を振るっていた方)の涙でした。私はかんちゃんも弓か、真山か、この先のひとかー…に一発でも物理的に殴られた方が救われるのではないかな、と思います。"そのまま"が一番辛そう。(ここまでの感想で。)
一冊通してあるリンゴジュースと、
かんちゃんを想う弓、弓を想うかんちゃん。
一話中盤・中学時代の真山をみる弓。
「顔がみたい」って言葉も、目の前の相手を愛している重さが伝わってきて。
すきなところです。
終盤の弓の にっ ってところ。次巻の受け・夏生とちょっと似てるかな〜と思っていて、弓より真山にたなかさん感が出ている…!?と感じました。
「知りたい」に対し
「可哀想と思わないでほしい」だった想いが
「知ってほしい」に、
許すという優しさが愛情に変わっていく中で、いつまでも冒頭弓が変わらない真山にほっとしたように出会った頃と変わらない、ふたりだけの"楽しい"があるふたりでありますようにと思います。
あとは読んでいて真山のすきなもの、狂言だとかリンゴジュースだとか弓だとか!笑 は読み手として知ったので、真山はこの先弓のすきなもの・こと(意味深に)を沢山開拓していってほしいです!(*ˆ ˆ*)
ありがとうございました。
中学の同級生だった真山と弓が再会してからのお話。
真山は久しぶりに再会した弓の体に怪我(しかも日に日に増えていく・・・)があるのを心配します。
弓は本心では真山を頼りたいのにわざと突き放す言葉をぶつけてしまうというお決まりのパターン。
少し物足りなかったです。
弓が暴力をふるうかっちゃんに対して必死に笑顔を作って接するところや、かっちゃんが別れを切り出すシーンは切なかったです。
どちらかというとメインの二人よりも、かっちゃんと弓の方が印象に残りました^^;
超よかった。
ふざけた筆名とはかけ離れたつらい内容で、
読みながらどよーんとしてきた。
閉塞と貧乏。アッパーで整然としたものが手に入らない子なんだろう。
本人も自分にはこれがお似合いだと身を差し出しているのがつらい。
やさしい子なのに。
BLドリームではなく、普遍的な人の愚かさや悲しさを描いている◎
ちゃんと気付いて、思い遣りのある彼とハピエンで大団円。
主役二人があまり受け付けられなかったのですが、かんちゃんが好きでした。
別の本に収録された話で更に好きになったのですが、やはりこの時手を上げる男には違いなく、ただの外道として活躍してくれました。
かんちゃんは弓をどこまで愛していたのか、弓は、今のかんちゃんを愛していたのか
そこらへんがイマイチわからず、?マークを浮かべていました。
あまりかんちゃんを生かせなかったのが残念なのですが、ストーリーとしては面白かったので☆3
ランキングが上位であることと、雑誌B-boyなどで描かれているこの作家さんの読みきり作品は大好きだったので購入しましたが、もともとDVものは苦手だということもアリ、私は中立です。すみません。
ただこの作家さんのキャラクターの表情はとても素晴らしくて、このお話のキャラの表情も情感がこもっていて心奪われる絵がいくつもありました。
髪を切った弓が本当にカッコイイです。
以下、あくまで私見ですが私の気になった点です。
まず、DVを振るう彼氏であるかんちゃん(攻め)が、あまりにもあっけなく弓と別れたことがとても引っかかりました。
DVは深刻な精神的疾患です。
DVをするほうもされるほうも、強烈で歪んだ共依存関係にあり、なかなか自発的に関係を断ち切ることはできません。
DVをふるう側は、ターゲットを一人に絞っていて唯一自分を許してくれる相手だと思い込んでいますから、自分のやっていることが間違っていると分かっていてもなかなかターゲットを手放すことができません。
暴力を振るわれた側も、自分だけが相手を理解してあげられる、という自負があるので、たいていは専門医や警察、家族といった第三者の介入によって物理的に二人を引き離す手段を講じなければなりません。
ですがこのお話では、かんちゃんが突如自発的に別れを切り出し、別れを切り出された弓もなんの異論もなくすんなりと受け入れ、二人の関係は終わります。
かんちゃんは別れ際に、暴力をふるう自分が嫌だ、もうこんなひどい自分でいたくないから離れてくれと言いつつ「助けてくれ」と呻きます。
こう言われたら、「わかった」とすんなり別れられないのでは? と思いました。弓が歪んだ感情ながらも自分を受け入れてくれるかんちゃんから離れられない、笑っていれば自分を必要としてくれると感じる心理描写はとてもリアルだと思いました。そのように自己重要度を刺激された強い共依存にある弓がかんちゃんから「助けてくれ」と言われたら、「かんちゃんには俺が必要だ」「俺が直してあげなきゃ」と思ってしまうのではないだろうか、と思いました。
また、不可抗力ですがかんちゃんが偶然、弓と真山が二人でいるところにハチ合わせてしまうシーンがありますが、これまでのかんちゃんの心理を考えると(その直前にものすごいDVシーンがあったので)、このあと弓にはさらなる束縛と暴力が待っているのではとすごく恐かったのですが、なぜかその後はかんちゃんと弓のシーンはスルーされ、真山と弓のやり取りにシフトされていて、その展開もちょっと意外でした。
繰り返しますが、私はDVは苦手です。
DVは心身共に大変深い痛みを伴うものだからこそ、読むのが怖いし苦手です。
ですが、あえてDVに触れるならば、DV関係にある二人の間に横たわる深刻な問題も描ききって欲しいと思いました。
もしくは、このお話の主軸となるキャラクターがかんちゃんではなく真山と弓だからこそ、真山と弓の関係をもっと掘り下げて欲しかったです。
かんちゃんに焦点が当てられすぎて、真山と弓に気持ちの焦点が合わせずらいなと感じました。
暴力を受けている弓をもっと真山が積極的に弓の私生活に介入して助けてほしかったし、バイト先の店員やおばちゃんが弓の顔の傷をみて(接客だからと)バイトの出勤断っているのに「けんかするほど仲良いのよね~」と弓を真剣に思いやらないところもショックでした。
善良なる無関心、残酷な人たちです。
弓のカラ元気の裏から発せられるSOSに気付く人間がもっといて欲しかったし、弓のSOSに気付いた大人たちが真山を応援して弓を救う、みたいな話だったらよかったなぁとか、ハッピーエンドなのになぜかモヤモヤした気持ちが残りました。
かんちゃんはスピンオフで初めて顔を出すくらいでも良い気がしました。
それか、2~3冊で完結するくらいの分量で腰を据えてかんちゃんも含め、真山、弓、かんちゃんのがっつり三角関係として三人の成長と心の動きを描いてほしかったかなと思いました。
満足しました。
DV系統は全く受け付けなくて苦手な私が、です。
そもそも、痛いのが嫌なので、読んでる時もぎゃーぎゃー騒いではいましたが、なによりDVされてる弓が真山の前ではとにかくへらっと笑う、かんちゃんに見せる感じとは違うへらへらっとした笑顔がかわいく、切なく、胸にぎゅんっとくる作品でした。
最後の告白シーンや、初エロシーンでは、真山くんがんばれ!!と思いますが、弓が受けながらに男前!!な感じがもうやられました。何この子たちかわいい!!です。
かんちゃんが、あの時、あのタイミングで別れを切り出してくれなかったら、私は痛いのに耐えられずに見られなかったかもしれません。
おげれつ先生の絶妙なタイミングに、感動の嵐です。
DVモノってそんな好きじゃないのですが、絵も綺麗だし、
スピンオフも一緒に並んで売ってたので思わず購入。
最初に読んだときのそれぞれの印象ですが。
弓(受)…………………ヘラヘラしすぎ。
真山(攻1)……………ヘタレワンコだな。
かんちゃん(攻2)……意味不明。
でした。
えーっと。ぅんー、萌え要素が見つからないヨ……。orz
『 自分をかわいそうだと思いたくない。 』
弓がそう思い続けることがこの物語の根幹なのかと。
ただ、この根幹に関わる部分の背景が何ら描かれておらず、
真山を拒み続ける理由の絶対的な根拠が薄いかなぁ。
そこを勝手に脳内で補完すると(笑)
俺だけしか知らない真山が、自分の中での特別であると同時に
今までの自分を崩壊させる根源でもある。
一度心を許した後で真山がいなくなった時の虚無感には到底耐えられない。
だから、真山だけはダメだと必死に拒み続ける…。
本当はどんな言い訳を使ってでも傍にいたいと思いながら。
だから、その想いを払拭するようにかんちゃんに依存するという悪循環。
と、いうところでしょうか。
そのまたかんちゃんも弓に対する執着の理由がわからないんだ。これが。
かんちゃんは当て馬さんなので、あまり深い背景とかはいらないんだけど、
一応DVしちゃってるわけだから、そりゃあ執着しちゃうよね、
ってのが伝わるエピソードくらいはほしかったな。
DVをする、される側のお互いの依存が明確になるからこそ
かんちゃんへの依存から救い出す真山に萌え度が上がったんじゃないかなぁ。
まぁ、真山はヘタレワンコなので、救ったっつーより、
弓が一人で壁を乗り越えたんだけどね。かんちゃの後押しで。
結構ぅんー?って感じで読み進めてましたが、告白シーンは好きかなー。
弓の告白に真山がすぐにぎゅって抱きしめられないヘタレワンコ感がいい。
でも、弓のDV受けた背中の痕を見て衝動的にぎゅってしちゃうのもまたよい。(*´エ`*)ウットリ
真山が初エッチはマグロでおたおたしてたのに、描き下ろしではすっかり
絶倫ヤローに成り上がってて大変おいしくいただきました。
弓のお菊様がくぱぁっと素敵に拝見できます。(*゜∀゜)=3 ムハーッ
たなか先生のエロはやっぱエロエロしくて美しいっす。 ( ´艸`)ムフフ
基本ハッピーエンド好きなので、最終的にラブラブになったのにはホッとしたです。
ってか、告白以降だけで「萌」に立ち直った感じカナ。笑
1/5くらいは告白後の甘々トロトロページなので、エロが好きな方は
ぜひ4/5を頑張って読み進めてほしいです。ホント弓がエロエロしぃので。。笑
最初の1ページ目から
「うわ...いきなりDVかよ、買うの間違ったかなぁ...」
って思ったし、途中も暴力的な表現とか流血とかあってこれ苦手なやつかなって思ったけど、これが意外や意外で今持ってるBL本の中で1番読み返してるかも。なんか切ないやらやりきれないやらで、もどかしい。DV男のかんちゃんも何があったかしらないけど、最終的にはかわいそうだし嫌いになれないって思うまでには読み返したつもり。何より弓が儚げで可愛くて好き。真山は...まぁ、うん(笑)かんちゃんサイドの話もあれば読んでみたいなぁ。なんか弓の表情とかグッとくるものあり。苦手だと思う人も一度読んでみるとなかなか良いかも??
恋人に暴力を振るわれてるのにヘラヘラ笑ってるだけの〔弓〕
人の上っ面だけ見て可哀想だの何だのと言ってくる〔真山〕
どっちもダメ…
主役二人のキャラがとにかく受け付けない…
特に真山。
吐くセリフ、取る行動の全てが地雷で苛々してしまった。
例え足元がグラグラでも一人で立ってる人間に揺さぶりをかけて立てなくするタイプは無理なんです本当に…どうしても受け付けない。
お話的には弓がDV男のかんちゃんから逃れて救済されてハッピーエンドだけど、私はそこに何のカタルシスも得られなかったです。
本当の意味での救済を必要としているのはかんちゃんだと思いながら読んでいたので、臭いものには蓋をする的な結末が許せないのかもしれません。
かんちゃんが弓に別れを切り出すシーンで「助けてくれ」と言ったかんちゃんの姿、弓にはどう写ったんだろう?
あそこで弓が真摯にかんちゃんに向き合えるような人間だったら、暴力を振るわれるような関係にはなっていなかったんじゃなかろうか。
と思う反面、かんちゃんと弓では割れ鍋に綴じ蓋にはなりえなかっただろうから、離れることが両者が救われる唯一の道だったのか。
評価が難しいです。
作品自体は読んで良かったと思います。
ただ私には、主役の二人ではなく、かんちゃんに肩入れをしてしまう作品でした。
スピンオフの「ほどける怪物」を読んだあとでは、こちらの一冊はまんま丸ごとあちらのお話のプロローグだったんじゃないかとすら思っています。
悩みましたが、単純に主役二人のラブストーリーが好きだったかどうかで判断して「しゅみじゃない」にします。
ごめんない。
お名前のインパクトばかりが強すぎてか、1冊目に出たコミックスの印象が飛んじゃっていたけど、それって、1冊目が短編集だったからかな。
一つの物語だけで完結しているこの本は、さすがに読みごたえあった。
絵もすごくお上手なんだけど、これだけの展開を読ませるのって、長編向きの方だったんだと感心した。
内容的にはDV有りのめんどくさい三角関係で、しゅみじゃない票もそれなりに集まるのはしょうがないし、普段だったら私もDVとか基本好きじゃないけど、これは、この作品は特別だわ。
殴るかんちゃんの方が、殴らさせる弓より痛そう。
かんちゃんを救ってあげてって気持ちになったもの。
というわけで、かんちゃん救済の「恋愛ルビ~」に続く。
DVモノです。
描きこまれた画面から溢れるシリアスな雰囲気や登場人物の細かい表情、一筋縄じゃ行かない展開など、高評価も頷ける作品でした。が!
暴力描写が苦手な方は要注意です……!
私は暴力描写苦手なのですが、昨年ヒットした某DVモノBLがすんなりと読めてしまったので、いけるんじゃね?と思ってこちらを購入したのですが、なかなか…!たなか先生は表情の歪みや陰をとてもしっかり描かれて、おまけに傷口や血の描写もリアルで、暴力描写が生々しい…。画力が高いゆえの事だとは思いますが、私自身何度も顔を歪めながら、時には本から顔をそらしながら読みました(笑)
ただ、人間の感情の入り込み方がすごく読み応えあります。ストーリーはすごく良いけど、暴力描写がダメな人は注意、なので中立です。
林田(DV加害者)×弓←真山(弓の中学の同級生)
個人的には、DVは好きじゃないけど、この作品のDVはそんなに嫌いではなかったです。(これについては、コミックス『恋愛ルビの正しいふりかた』を読んだら、もっと深まります!)
そう感じるのも、キャラクターが良いと思うし、何よりストーリー上必要なDVだって分かるからです。DVと言っても個人的には「見れない!」というレベルのものではありませんでした。これこそ、おげれつ先生のきれい目な絵柄の賜物だと思います。
ストーリーのほとんどに渡ってDVが起こります。それに弓は傷ついてる素振りを見せません。そんな中、弓の事が好きな真山が登場してくるのです。物語の終盤、弓は、DVに平気なふりをしていたけど、本当は真山に助けて欲いと思っている自分に気がつきます。
林田の方もDVをするのは自分の意思ではなく、自分で自分をコントロールできないから、これ以上弓を傷つけたくないと思ってか、同じく終盤、林田から弓に別れを切り出します。
最終的には、真山と弓にハッピーエンドが訪れます。
髪を切った弓がかっこいいです!
そして、林田については…『恋愛ルビの正しいふりかた』に続編が描かれています。こちらはDVはありません。
DVがあるせいではなく、いやむしろこの作品はDVがあることでとても魅力的な作品になっていると感じるのですが、なぜかあまり萌えなかったです。萌えなかったけど、良い作品だと思います(自分でもなぜハマれないのかよく分からない。DVとか強烈な内容の割に、作品のたたずまいがサラッとしてるせいかな…。)。
中学時代の同級生・真山×DV被害者・弓。
中学時代、弓くんは、堅物の同級生真山と淡い恋をしていたのですが、ある事件をとおし、自分の汚いところもすべて見抜いているような彼のことが怖くなり、高校進学を機に連絡を絶ちます。そして、高校で林田さん(DV加害者)に出会い、付き合いはじめ、約10年後、バイト先で真山と再会するところから本作が始まります。ちなみに中学時代の回想で、真山が弓くんに怪我をさせてしまい、責任感からおひめさま扱いしていることについて外野が陰口を叩くシーンがあるんですけどクソ萌えます。
DVに関しては、デートレイプ描写、煙草の火を押し付けるなどかなり激しい暴行描写があります。恋人を一発殴った殴ってないで大騒ぎする巷間のなまぬるいDVホモに本作ありと宣いたい。しかもNTRによりDVと純愛が同時存在しているという構成の妙、すばらしすぎます。
しかしおげれつたなか先生は、謎の堅い趣味に勤しんでる陰キャラ攻めにのうみそのない受けが「それなーに?」って話し掛けるなれそめが好きなんですかね? わたしも好きです。
なお林田さんは次作『恋愛ルビの正しいふりかた』で受けになります。わたしリバ超絶苦手なんですけど、恋愛ルビ読んだときも全然違和感ありませんでしたし、その後もう一度本作を読んでも平気でした。林田さんは弓くんには攻めですし、現在の彼氏には受けだな、と思えます。おげれつたなか先生の人物描写はすごいです。
1コマだけ出てくる変なTシャツを着てる子も次作に登場します。ただ、各話間で登場人物の交流は全くないのがなんだかさびしいですね……。変に繋がりを持たせないのは潔くてとても良いとはおもうんですけど。
ともかくすばらしいDVホモでした。
とにかく受けの弓さんが可愛かった…
すごく好きなタイプの受けです…真山くんも可愛くていいカップルだなと思いました。
ただ弓が自分の弱い部分を頑なに知られたくない理由がはっきり描かれてないこととDV彼氏のかんちゃんがあまりにもあっさり弓の事を手放したところが気になりました。かんちゃんと弓の描写ももっと見たかったです。
でも全体的に可愛いし満足です!特に中学時代の2人はピュアで可愛すぎる!
最後に一緒に住もうってなるくだりが可愛くてすごく好きです。
One more time,One more chance
彼氏:かんちゃんからの暴力で傷だらけの弓はバイト先で中学の同級生:真山と10年ぶりに再会します。
中学時代、互いに惹かれあっていることに気づいているものの表向きヘラっとして、つかみどころがないわりに頑なな弓といまひとつ『押し』が足りない真山は卒業を機に連絡が途絶えます。
10年前に心から追い出した、やりきれないほど真っ直ぐな真山の視線が再び自分の目の前にある。
あの頃、真山は弓の見られたくない部分も含めて見ようとしていたけれど弓は目をそらしました。
長い年月を経て真山は暴力から助け出そうと、ようやく踏み込む発言を弓にぶつけますが「俺をかわいそうな奴にするな」と突っぱねられます。
同情されたくない気持ちはわかります。
1度は好きになった相手に鼻血が出るまで無遠慮に傷つけられても「苦しいことじゃない」と時に軽口で流そうとする弓の頑なな態度は生い立ちに関係する?とも考えていたけど、それを匂わせる伏線も回収もなく弓、真山、かんちゃんの苦悩だけが描かれてサラッと流れたなぁ(笑)
「真山に自分のすべてを知られたくない」という怯えと「素直に好きになりたい」という気持ちの板挟みになって、どうしたらいいのか途方にくれている弓が迷いながら揺らぐ姿が切ないです。
皮肉なことに歩みだす弓の背中を押してくれたのはかんちゃんでした。
脇役スキーの運命でしょうか、主役ふたりよりもかんちゃんが気になります。
高校時代のかんちゃんは明るく無邪気な笑顔が可愛い普通の子でした。
好きで一緒にいるはずの弓に暴力をふるう自分を嫌悪しながら離れられずにいる。
自分を保つために弓といるかんちゃんですが真山に傾く弓に気づくと思いの外、あっさり手を離してくれました。
性根は悪くないのに暴力へスライドした背景が一切、語られず両手放しで喜べなかった。
そのかんちゃんの過去と未来は今日4月30日発売のスピンオフで綴られるのでしょうか?
2ヶ月連続発売という売り方を考えると『良い引っ張り』だとは思いますが、この1冊だけを振り返ると不完全燃焼な部分があるのは否めません。
そこに片目をつぶれば、うまくいったふたりのイチャコラにも頬が緩みます。
弓の騎乗位のエロ可愛さは眼福!
バックでの肩甲骨から背中にかけてのラインと腰までのねじれを色っぽく描ける作家さんは国の宝だと思います←
お初の時はあれよあれよで目を見開いていた真山がうっとりと目を閉じて弓の背に密着する姿に順調に幸せ加減が増量しているのが伝わります。
とろん、と溶けるような気持ち良さにひたれる濡れ場は、こちらも嬉しくなるからたまらんです。
今にも言葉がこぼれそうな表情の表紙もいいけれど3人が何か考えているような口絵が好きです。
答えや幸せは外側でなく自分の中にある。
あるけれど、幸せになって欲しいと思うのはリアルでもそうだ。
ネタバレってしたけど本当はそんなの見ないで買ってほしいかも。←評価が高いイタイ本気の恋ってだけで気になってたでもDV苦手なんだよなー…は読む前の感想
殴られて罪悪感で?エッチをして…DVってこんな感じなんだろうな。離れられないお互い…付き合いが長ければ長いほど。分かっているからこそ離れられない。殴る方も殴られる方も
高校の時の二人の写真が切なすぎた…月日が経つとこうも変わってしまうものかと
2ヶ月連続発売でこの続きが書き下ろし収録予定。
読み終わったのは夜だったが朝のような清々しさを感じた。グッときたってこういう手応えだな、最近ハズレばっかりだったからそんな感覚忘れてた…
写真の中のかんちゃん、素敵な笑顔なのになんでこうなっちゃたんだろう。
中学生時代の真山と弓が初々しくて可愛いです。
食べたら甘酸っぱそう。恋せよ、少年という感じです。
弓の髪形好きです。切った方はもっと好きです。
かんちゃんが気になります。弓は真山と新たな道を歩み始めたけど、かんちゃんはどうしてるのでしょうか。
殴ることは駄目な事でも、かんちゃんに同情してしまう。
かんちゃんを救ってくれる良い人はこの先、現れるんでしょうか。
かんちゃんにも幸せになってもらいたいです。
かんちゃんのスピンオフ、待ち遠しいです。
思わず心の中で叫んだー!銀髪天然パーマの人みたいに叫んだ!!
かんちゃんの、本気暴力じゃないですか~~~
いくら好きな人でも殴ってきたら許せないよ~!
木刀と見せかけた○剣でたたっ斬るよマジで!
こんなに生々しい流血シーンは見たくなかったです。
私的には暴力場面はまるまるカットでOKでした。
事後を匂わす程度の表現で良かったです。
どうせ別れるんだし(ぉぃ)
ただ今の私、暴力系の波は全く来ておりません!
リアル暴力描写は苦手なはずなのにエッジの効いたものは好きなので読んでしまいやっぱりキッツーと思い自分で自分を苦しめてしまうアンビバレンツダブルバインド…!
でもこの作品の「真山×弓」のカップリングは良かったです。
ラブラブでいちゃいちゃで。リア充補充です。
真山が慣れてきたらものすごい絶倫でねちっこいHしそうですw
弓はDVの後遺症もないようで、あれだけかんちゃんと離れられなかったのに、あっさり心変わりしたもんですねぇ。
こんなに切り替えが早く出来るんだったらさっさとDV男は捨てればよかったのに!とか思ってしまったが、それじゃマンガ的に面白くないからねw
でも何だかんだ言っても幸せそうな弓にほっとしました。
この作品、惜しむらくはDVをしている・されている人物の背景や心情がいまいちよく分からないところです。
何がきっかけでDVが始まったのか、かんちゃんは何にイラついているのか、弓はなぜ暴力を受け入れてしまうのか、なぜ弓は真山が好きなのに自分の気持ちを抑えてしまうのか。
その辺がぼんやりとしか提示されていないので、いまいち大事なことが伝わってこなかったです。
そしてかんちゃんタイプがあんなふうに客観的に自分たちの関係がマズイと思い、自ら弓を断ち切ったっていうのがまた都合良すぎて謎でした。
本物のDV男はこんなもんじゃないよ?!しつこいよ~?
他人の介入なく改心できるもんですかねぇ…。
あともう一つ謎なのはかんちゃんと弓の体格が同等なのにDVが成立してしまうことですね。
大の男が大の男を殴るって、殴るほうも大変なんですよ。血が出るほど殴るのって、相当疲れますから。
ゆえにDV男は自分より体格が小さくて、自分より明らかに弱そうな人間を殴るんです。
弓ほど体格がいいと、はなからDVは起きにくそう…とかついついそっちに詳しいので色々思ってしまうが気にしないことにする。
ところでDV男かんちゃんのスピンオフ出るんですね~。
ぐっちゃぐちゃにされればいいぉ!!
ていうかこのパターン凪○先生の夜明けには~お菓子の~のパターンに酷似していると思ったけどそういう流れが流行りなんでしょうか。
そろそろDV男が今度はDVされてマジあの時はすいませんでしたみたいなの読んでみたいですw
木○先生あたり描いてくれないでしょうかね…。
評価は「真山×弓」カップリングが萌萌なんですが、
「かんちゃん×弓」カップリングが趣味じゃないので、足して二で割って中立です。
タイトル通りかなりバイオレンスでした
受けの弓には同棲中の彼氏がいてその彼氏はとんでもないDV男でした。
暴力を受けながらも弓は泣かずにヘラヘラと耐え続けていました
そんなある日、弓の前にかつて好きになった真山という男が現れます。
再会してからも弓と真山は運命で決められたようにどんどんと距離が近づいていきます。
弓も昔のように真山に惹かれていくのですが真山に惹かれている弓を見抜いたDV男はどんどんと暴力が酷くなります
暴力で弓の顔をグチャグチャにするほどひどくなったところはグロ過ぎてすこし辛かったです。
真山は弓の傷だらけの顔を見てその男とは別れた方がいいと言ったのですが結局、二人は喧嘩をしてしまいます
ある日DV男は弓に別れてくれと言いました
「俺、これ以上ひどい奴になりたくない。このままじゃお前にもっとひどいことしてしまう」と言い放ちました
愛が暴力になってしまったけれどこのDV男はちゃんと弓を愛していたんだなと思えました。
弓の幸せを考えて自分から別れを告げた所はすごく胸を打たれました
そのあとたくさんのすれ違いや喧嘩を得て真山と弓は結ばれますが正直、最後まで読んでみてあまりスッキリしませんでした。
満足ではあるのですが何かが足りないな~と思いました
でも、絵はすごく素敵でした。
これからの作品にもっと期待という意味も込めて萌×2という評価にさせていただきました。
それにつきます。
ギャル男っぽい、今風の、チャラッとした見た目の受けがスキなので
迷わず表紙買いでした。
受けの弓くんは、外見のみならず、中身もあっさり軽く 特段女々しいところもなく、ほんとうにそのへんにいる「大丈夫大丈夫」が口癖の子、という感じで
DV受けて鼻血まみれになってるところなんか、もうほんとうに胸がつぶれるかと思うほど萌えたんですけど
DV彼氏のほうにリアリティが全くなく……
なんとか真山くんとくっつけるために、作者さんも色々考えたのでしょうが、あそこまでひどい暴力をふるう人間が、他人の助けや、矯正もなく、恋人を手放すかな……?
弓くんが自分に惚れてるという確信があったから、弓くんの体を好きにしていたというなら、その弓くんの気持ちは本当は随分前から、ろうそくの火みたいな小ささでほかの男に対して向いていたことを知れば、
てめぇこの野郎、死ね!となるんでは?
そこが簡単に普通の人の感覚に戻っちゃうんなら、そもそも暴力をふるう不毛さや、そういうところにもっと早く気付くものじゃないのかなと思います。
個人的には、この手の受けに暴力は似合う、もっとやってほしいと思う。
こういう路線の本が出ればまた迷わず買うと思いますが、
整合のとれないキャラクターをメインに持ってくるのは、すこし興ざめしてしまいました。
それでも、虐げられる軽い若者や愛される軽い若者は大好きです。
おげれつさんは「恋とはバカであることだ」で気に入ったので新刊は名前買いをすると決めていたのですが、とりあえずコメントで確認してみると酷評が多く、DV嫌いなので購入をためらっていました。でも思い切って買って良かったです。時間経過が行ったり来たりするのでストーリーに入り込みずらい感じがしましたが何度も丁寧に読み返していくとじわじわと感情移入できて、良かったです。
DVの必要性は感じなかったけど、スピンオフで納得できるのかな。
受けの弓君の目の表情が可愛くて、やっとおハッピーになれた弓と真山・・これから萌えっと言うところで終わってしまう感じもあるので、ぜひその後の萌え萌えな話も読みたい!!
辛口です。
おげれつたなかさんは、私の中では絵に雰囲気があって丁寧なんだけど、ところどころ見づらい&書き分けに不満。
お話は物足りない感じが拭えないんですが、なんとなく見守っている感じの作家さんです。
今回もそんな気持ちで読みました。DV男との決着をどうつけるんだろう?と楽しみにしてたら、そういう展開???とやはり納得いかない感が。
そちらは次作のスピンオフで明らかになるのかな?と評価保留中です。
で、純粋に弓と真山の関係に限っていうと、煮え切らない弓を押し切るだけの強さが真山に感じられず、もやもや。強引にいっそ奪ってほしい弓と、肝心なところでヘタレる真山じゃ、そりゃ進みません。
で、結局弓が一歩踏み出してのハッピーエンド。要は、真山と再会後、DV男への未練に真山へのあてつけが加わったのかなと思いますが、その辺の描写がわかりづらいんですよね。
弓のかまってチャンなところも、察してくれ、なところも、イラッとする。で、一歩踏み出すならもう少しそれまでの甘えから成長しててくれれば、すっきり読めたと思いますが、それほどでもない。
リアルはこんなものなのかもしれないけれど、お話として読ませるだけのカタルシスが希薄なのです。
つまり、絵は丁寧できれいだけれど「何を一番表現したかったの?」という部分が弱い。せっかくの丁寧さが、お話のコントラストを弱めていて非常にもったいない感がありました。
絵はきれい。エロ描写はエロいけど、個人的には萌えないかな。
内容は、なんというかすべてが唐突で、どっちつかずで終わってしまった感。
たとえば弓の頭の傷が、虐待によってできた傷なら、なんかこのおはなしもまとまりがあったんじゃないかなと思わなくもない。(まあよくある展開にはなってしまうけど)
弓がなぜあんなに心を開くのを怖がるのか、かんちゃんがなぜ弓に暴力をふるうようになったのか、真山がなぜあんなに弓のことが好きなのか。
そのへんがイマイチ伝わってこなくて最後までのめりこむことはできなかった。そう詳しくかかなくても、行間で匂わせてくれる作家さんはたくさんいる。あとちょっとが足りなかったなあ。
(あと、この作家さんに限らずだけど、最近起承転結がおかしい話が多いような気が……)
あー、なんつーかスミマセン。
スミマセン。
ゴメンナサイです。
先に謝っときます。
SMとか暴力とか血とか、結構大丈夫で耐性もあると
思ってるんですけど、これは駄目だった。
DVって、見ててこんなに嘔吐感が出るようなものなのかと
初めて知りました。
血とか暴力なら読めるし、
SMもある程度いけるし、大丈夫!とか思ったんですが、
そんな問題じゃなかったですね……。
前作の「おげれつたなか」さんの作品が、
ライトで明るく楽しかったので、
そんな感じを期待して、予約して購入しちゃったんですが、
あー、失敗したなぁって感じです。
おげれつさん、こんな作風のほうが本筋なんですかね。
それだったら、ヤダなぁ…。
主人公の弓(受け)!
暴力振るわれて、DV思いっきり受けて
ヘラヘラ笑ってんな、バカヤロー!!
挙句の果てに「おれをかわいそうな奴にするな」だとぉー!?
だって、オメー、可哀想な奴じゃんか!
それを言った真山(攻め)は何も悪くないぞ!
一番気持ち悪いと感じたのは、元カレの「かんちゃん」が
エッチしながら、弓(受け)の顔をボッコボコにして、
鼻血で顔中流血しながら、弓がかんちゃんに従ってたトコロ。
あのあとのバックからの根性焼き。
あー、もうヤダヤダ。
嘔吐感全開です。
誰か親切な方、ゲロ袋ください…。
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まあ、ハッピーエンドになったから、
読後感はまあ……ね、
悪くはなかったけどねえ…。
ううーむ…。
難しいなぁ…。
あ、あとラストのエッチシーンもおまけのエッチシーンも
悪くなかった。
まあ、弓(受け)も真山(攻め)も、幸せそうだったしね…。
あー、私ってDVの耐性なかったのかぁ…と、
新発見をしてしまった一冊でした。
-------------------
あ、そういえば、来月「おげれつたなか」さんの本が
発売されるんだった。
予約しちゃってるんだけど、どしよ…。
キャンセルするか迷う…。
こんな作風だったら、ヤダ。
もうこの本は、二度とは読まないかな。
あー、なんか失礼なことばっか書いてスミマセン。
気分を害したらゴメンナサイ!な感じです。
みろろ☆さま
コメントありがとうございます。
「こーゆー」コメントで良かったですか??(笑)
お役に立てたようで嬉しいです。
「シュミじゃない」評価の人が一人もいなかったので、
他の人にフルボッコにされかねないなぁと思いつつ、
レビューしたのですが、参考になったなら何よりです!
実直な感想、有難うございます! こーゆーのがいいんです!!
読んだ後は「あぁ このことね・・・」と、おかげで腑に落ちました。
読む前に読んで良かったのは初めての事でした。^^;
人気作家さんだと、正直レビューがあまり無いので助かります。
mukkoさま
コメントありがとうございます。
そうですよねー。
前回とテイストがあまりに違いすぎて、私も困惑している所です。
来月発売のものはCD化も決まっているということで、
明るい作品を期待しているんですが……うーん、どうでしょうか。
私もそう思いました。
前作はよかったので残念でした、、来月発売のも同じくキャンセルしようが迷ってます。絵はまあまあ好きなんですけどね、、。
DVは苦手なので、さっさと別れちまいなよと思うのですが三人の関係が丁寧に描かれていたからか、割りと不快に思わず読めました。
真山くんが無口でへたれだけど、愛情深そうなところがよかったです。
エロもエロいです。
次回作も楽しみ。
期待通り、おげれつたなか先生さすがです。
切なさと愛おしさと、ちょっと痛さがうまいこと混ざり合って
ただのエロではなく、ちゃんと意味のあるエロになっていて
主人公弓のエロ悲しい微妙な笑みがなんとも言えなく物悲しい。
前半かなり痛々しいです。
高校時代からの恋人かんちゃんのDV。
そのDVに耐えながらも自分の正直な気持ちに向き合おうとしたり
そこから逃げようとしたり、人間の弱い心理をうまく表現していて
どこか共感できるところがありました。
中学時代の友人真山との再会で、揺れる気持ちも痛いほど伝わりました。
そして弓への気持ちが真っ直ぐな真山の純粋な気持ち
自分でもわかっていながら、なんとも思っていないふりをして・・・
最初はなんてやつ。。と思ったかんちゃんだけど
本当に弓のことが大好きだったことがよくわかりました。
「自分から離れて・・・」切実に訴えるかんちゃん
どうしてあんなふうになってしまったのか、
今回はまだの辺が明らかにはなってないけど次のお話で出て来るのかな?
少なくとも高校時代のかんちゃんは良い「笑顔」だったはず。
それを知ってるから弓も簡単に切れなかったし好きだったんだと思えた。
最終的には真山と想いが通じ、初めてそういう関係になるんだけど
この真山がまた天然というか、純粋というか笑えるのです。
でも、一生懸命で本当に弓のことを好きなのはひしひしと伝わります。
ただ楽しいだけでない、切なさや悲しさも、嬉しさや楽しさも
そして辛さや痛さも・・・
すべての要素がつまった1冊になっていると思います。
DV彼氏のいる受け(表紙の子)が、
連絡の取れなくっていたコミュ症の中学時代の友人(攻め)と再会し、
不器用ながらも真っ直ぐな攻めの想いに心が揺れて…というお話です。
受けは攻めの事が好きになっていくのに、DV彼氏が離してくれなくて…
という展開なのかと思っていたら、全然そうではなく。
問題は、受けの心の中にありました。
攻めに惹かれながらも、
受けがその想いにブレーキをかけてしまうのは、
中学時代、攻めと楽しく過ごした日々と一緒に思い出される、
ある事件…そしてその後の攻めの態度…攻めの言葉……
好きだからこそ対等でいたい、同情は嫌。
そんな男同士だからこその受けの気持ちも、理解できます。
だけど、
攻めの純粋な受けへの好意はひしひしと伝わってくるし、
かなり受け自身が攻めに心を奪われているのが分かるので、
それでいて頑なに拒む受けの態度は、ちょっと納得しづらくもありました。
どうせならもうちょっと、
受けが攻めに行けない理由や背景を深く掘り下げてほしかったなぁ。
でも、だからと言ってその分後半がカットされては困るんだけど…!
(というとこで、欲を言うと1.5冊くらいで描いてほしかった~)
だってだって、ものすっっごく後半がいいんですよ~!!
受けがやっと素直になって、
ぐちゃぐちゃの顔で想いを攻めに伝えるのにもキュンときたけど、
それよりその後~!
その受けの告白を聞いて、
ここは受けをギュッと強く抱きしめるところだろ!~の展開で、
ヘタレな攻めはおそるおそる手を握るだけ…とかw
その後の初エッチで、
声は震えるわ、真っ赤な顔でパニクるわ、激しく早漏だわで、
あまりに攻めが不甲斐なくって、でもそれがすごく可愛くって…☆w
そんな攻めの姿に、
受けも声を上げて笑っていて、それがとてもとても幸せそうでした…。
描き下ろしのラブラブエッチも、
(受けの男前なのにエロいのがすごい~!)
ラストも…微笑ましくあたたかで、幸せな余韻が心地よかったです。
あ、それから!
DV彼氏(かんちゃん)の受けへの扱いは自己中すぎて酷かったけど、
でも受けの気持ちに気付いてからの態度は、
切実さと受けへの想いが伝わってきてかなりグッときたのです。
そのかんちゃんのスピンオフ作品が、
4月発売の「恋愛ルビの~」に入るとのことで、
しかも!
DV攻めだったかんちゃんが受けらしいので、かなーーり楽しみです!!
前作がとっても気に入ったので今回は本当に期待していました!期待以上で本当に本当にうれしかったです!!1冊まるまる1作で大満足!!しかも大好きな三角関係!!!しかもしかもその三角関係ってはぶできちゃうじゃないですかそのキャラのスピンオフが4月30日発売!!嬉しすぎでしょこれ!! ナニコレ…狙ってるでしょもう… 気になるじゃんもう… 本屋開店同時に購入する勢いで今から待機
これは神をつけざるおえなかった… 三角関係にもいろいろあるけど切ないのになんか最後は本当に笑ってました私…幸せになりました!それにもう一人のスピンオフもあるそうでこれ以上に嬉しいことはないです
中学校の時のいい思い出みたいな感じの初恋…⁉的な相手とのお別れシーンのフラッシュバックから始まり すぐにDV彼氏からの暴行シーンとなってちょっとえ!?ってなって これはご馳走の予感!って感じました! DV彼氏の家から近い居酒屋でバイトしている弓、客としてきた真山と10年ぶりの再会 相変わらず口下手な真山にかわらず接する弓だが過去の出来事もあり弓に心配の目を向ける真山。 DV彼氏とは高校の頃からお付き合いしてて社会人になってから暴力がひどくなった でも自分になにをしてもいいと傷つかないと思っている その距離が好き だと思っていた。 また会いに来ると言った真山は常連になって論文書くことも遅れてしまうくらい弓に会いに来ていた、ある日DV彼氏からのひどい暴行で顔がガーゼだらけになってしまった弓がバイト先で優しいおばちゃんに今日は休みなさいとお話をしてる最中に真山とバッタリ… 過去にもあったちょっとしたごたごたの事を思い出し一人で抱えているんじゃないかと心配する真山 誰も自分の中に入ってこないのに真山だけがいつも 誰も見ようとしない 自分の見られたくないとこを 真山だけが俺を追いつめる… ちょっと変わった感じの恋心ですね… どうしても惹かれある二人 ですね DV彼氏との別れのシーンが本当に心に刺さりました… 「俺たちもう戻れないよ 俺これ以上ひどいやつになりたくない なのにだめだ このままじゃもっとお前に酷いことしちまう」 「でも今ならまだ間に合うんだ 助けてくれ」本当に本当に切なくて辛かったしなんかこういう系多い感じがしますがもうこれは心持っていかれました そのあとバイトを辞めた弓 真山とは少しすれ違いになってしまいますが友達の誘いでもう一度行ってみることにした居酒屋で弓が止めたということも聞き 彼氏と別れたのでは と思った真山 いてもたってもいられず店を飛び出し弓といつも会っていた公園へ 雨の中 10年越しの想いを伝える真山だが 諦めることを前提に告白 そんな真山に「俺が真山のことを好きで一緒にいたいと思ってるの なんで知らねえの」 結ばれた二人 ヘタレな真山 裸の弓の傷跡を見て後ろから抱きしめる… イケメンか…
長くなってすいません 本当にもっともっといいシーンがたくさんで!!
もう本当に大好きです!!! バイオレンスな感じも辛くてでもそれをしてる方も辛くて隠すことも隠されることも… すごく感情移入できるっていうか本当に心持っていかれます。
三角関係だけどやっぱりメインはこの二人なんだなーっていうのがわかりやすく描かれていてでもDV彼氏があてうまってほどのキャラでもなくて見ててすらすらーって入ってきて本当に読みやすかったし刺激を求めている人にも切なくなりたい人にもきゅんきゅんが欲しい人にもお勧めできる作品です!
新刊まで全裸待機!本当に神作品!わははー
コミュ障でヘタレ攻め×チャラ風味で素直じゃない扱いにくい系受け
弓(受)は現彼氏からDV受けていて、逃げるわけでもなく非難するわけでもなく受け流しながら生活してます。そんなある日再会した中学の同級生・真山(攻)。実はずっと未練を引きずっていた相手でした。真山も真山で弓のことをずっと気にかけててーーーという再会ラブでシリアスなお話です。
再会によって燻ってた未練が再燃するものの、いかんせん伝えるのが下手なコミュ障×素直じゃない強がりなので、見事噛み合わなくてすれ違い。
その合間合間に中学時代の切ない思い出や、現彼氏との出会いなど回想エピソードが挟まれてるのですが、読め進めるごとに
弓(受)の拗らせ方メンドクセー(Φ∀Φ)
となってしまいました(^^;)
真山(攻)は真面目で率直で一途さがあって好感持てたのですがねー。
過去の思い出を拗らせた2人が、ようやく素直に向き合った告白シーンは良かったです!ああーこの瞬間があるからすれ違うお話は好きだー\(^o^)/
DVの描写ですがページ的には少ないものの、やはり顔が血まみれのコマがあるので苦手な方はご注意を。DV彼氏はなぜか憎く思えなかったです。出会った頃の人懐っこい笑顔と現在の無表情で殴るギャップ、殴った後に泣いてる姿が痛々しい・・・。
何があってもDVは許される行為じゃないし美談にするべきじゃないと思っていたのに、別れる時の言葉はもらい泣きしてしまいました(TДT;)
今回おげれつさん初読みだったのですが、すばらしいエロを描くとどこかで聞いてたので期待してましたw確かにすばらしくエロかった!(トロトロ受け好きです♡)すばらしかったけど本編ではメチャ少なーーーーーーーい!!!!
ああ・・・もっともっと見たかった見たかったと焦れてたら
描き下ろしでエロ補充+糖分摂取出来ましたよー\(^o^)/
(ああ・・・でももっとエロにページ割いていいのに・・・)
萌えたしグッとくる言葉やシーンは沢山あったので萌②と迷ったのですが
どうしても「弓(受)メンドクセ(Φ∀Φ)」がついて回ったので萌評価です。