あむり
本編である「愛の巣へ落ちろ!」の大ファンにとっては、
とても大事な1冊です(笑)
何度も読みなおしてしまいます。
澄也と翼に子供をもつことに悩むお話。
子供が生まれ、育てるお話。
と、高校を卒業してからの日常生活のお話が数編入っています。
あの澄也が子煩悩で、そしていつまでも翼を大切にする姿。
医者として、翼のために頑張る姿を読むことができます。
2人が温かい家庭を築いている様子に
たまらなく幸せな気持ちになります。
何度も読み返していた同人誌です。そして、毎回泣いていました。
翼と澄也の愛情が、たっぷりつまった1冊です。
婚約して結婚して、そして子供ができて…という普通の日常の中で積み重ねた絆が、いろいろな場面で書かれています。
そんな中でも、一番気に入っているのは、「足音は、まだ少し先」のお話です。
息子の翔がお友達が持っている玩具を欲しがります。でも、クリスマスでも誕生日でもないので、翼は駄目だと伝えます。どんなにごねても聞いてもらえないと思った翔は、つい言ってしまいます。「ママなんか死んじゃえ!」と…。その一言で、いつも温厚で息子に怒ったことのない澄也が激怒します。いつ死んでしまうか分からない体でお前を生んでくれたんだと…。
もう、澄也の切ない気持ちが伝わってきて、必ず泣いてしまいます。
どのお話も、翼を守ろうとする澄也の姿や、翼の翔への思いに胸がキュンキュンします。ホント、同人誌なのがもったいないと思ってしまう1冊です。