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doushitemo furetakunai
やっぱり個人的にヨネダコウ先生と最初に出会えた作品なので、すごく衝撃的であり、インパクト大です。二人が最終的に本当に必要なんだなぁと感じて手に入れるまでの時間がとても丁寧に描かれていて、読んでいる側が萌えで転がりまくってしまうほどにキュンキュンしちゃいました。出会えたことに感謝している作品です。今読んでもキュンキュンできて、何度読み返しても色あせない こういう作品が名作なんだろうなぁと毎回読み終えた後に実感してます。みんなに読んでもらいたい!
絶対好きな予感しかなくて却ってもったいなくて読めず長らく積んでたヨネダコウ先生。もう読んでてずっと泣いてた。胸が苦しくて2人の心情がリアルに伝わってきて涙が止まらん。外川さんの壮絶な過去…。嶋くんもあまりにも辛い経験していて踏み出せないの切なくて辛かったな…。てか外川さん29歳?!まだ20代?!…ってなりました。小野田さんナイスキャラすぎて大好き
十年くらい本棚に置いていてようやく今日初めて読みました。こんな話だったんかーーーー!!!
評価が高すぎるのと実はヨネダコウさんがとっつきにくくてNightsと囀るの1巻しか読んだことがなかったんです。
何度も読もうとして数ページで脱落してを繰り返し、今年のうちに読んでみよう!と思いまして。レビューなのに関係ないことをすみません。
泣けたよ〜!辛いお話なんだろうな〜とは予想してたけども。
今頃わたしなんぞがレビューするのもおこがましいのですが、こんな話だったんかー!もっと早く読めば良かった(泣)
良いお話でした。嶋、良かったね(泣)幸せになるんだよ!絶対に!
ただ、始まりがどうしても…。外川が嶋を、俺を意識してるし可愛いからって手を出すのがどうも…。こんなに傷付いてきてまだ癒えてないのに。しかも元カレの面影と外川が重なってるっぽいのに。
どんどん嶋に夢中になるのは良かったのですが、なんとなく好きとかちゃんと言わないでエッチばかりしてるっぽかったし。
京都へ移動の件も早く伝えてれば良かったのに。それでも一緒にいようって嶋に伝えてれば良かったのに。
のにのに言ってすみません。
結果的に嶋が正直になれて良かったんです。わかるんだけど…。大人向けなお話ですね。私も歳だけは大人ですが。
今日はもう次の本を読む体力がないかも。
関連作の「それでも、やさしい恋をする」は既読済みで、大好きな作品でした。
それなのに今まで今作を読んでいなかった自分にすぐに読んで!大号泣するから!!!と薦めたい最高のお話です。
ヨネダ先生の、泣くのをこらえる表情の描き方があまりにもせつなくて愛おしくてたまらないです!
特に嶋くんは言葉より顔で語るタイプの人物なので、繊細な表情な変化に心を動かされます。外川さんの可愛い発言に大共感!!可愛すぎるぞ嶋くん。
第一印象が心配になるほど悪かった外川さんでしたが、辛い過去を背負いながらも周囲を気遣えるただのいい男でしたね。発言は軽いけど、とても誠実で素敵な方です。
もうどっちがというよりお互いがお互いを幸せにするんでしょ!知ってるからーーー!!!!!
なにはともあれ、今作に出会えて幸せです。時に泣き、時に心が温まるこの物語が大好きです。
ヨネダコウ先生は前から気になっていて、作品は初めて読みました。14年前の作品なので感性が合わないかもと思っていたのですが、素晴らしい作品は何年経っても色褪せないのだと実感しました。今まで私が読んだ同性愛ならではの葛藤を描いている作品とかなり違うような感じで、そこもまた魅力的でした。外川さんのさり気ない優しさが身に染みてきて凄く暖かい気持ちになりました。嶋くんの素っ気無い態度も、嶋事を知るにつれて愛おしく感じました。自分でもよく分からないのですが、外川さんの優しさや嶋くんの不器用で頑固なところやあのタバコを見るだけでもう泣けてくるんです。もっと早く出会いたかった。本当に読んで良かったです。
10年前くらいに買って以来、なんとなく趣向が変わって読み返さなくて処分しようか迷って再読したら、これがとても良かった。
あの頃の私には合わなかったけれど、今はこの良さが分かる…!!
ヨネダコウさんといえば裏社会ものが多いイメージですが、こちらは普通のどこにでもいそうな社会人同士で上司と部下のお話。
攻めが包容力と信頼があって仕事もできるけど、力が入りすぎてなくてダメなところもある。
そんなある意味理想の上司。
対する受けは顔は良いけど表情が変わらず、一匹狼タイプ。
でも純粋で、自分にだけ照れた表情を見せたギャップにノンケの攻めがノックアウト。
なんかこんな二人が居そうな感じがたまらなく良かったです。
また、それだけじゃなくて悩み何てなさそうなのに重い過去を抱えている攻めのエピソードだったり、転勤になったりと一筋縄ではない展開が飽きを感じさせなくていい…!
そしてなぜ受けが頑なに攻めの愛情を拒むのか理由もハッキリしていて、違和感もなくストレスを感じずに読めました。
理由付けがあるのって本当にありがたい。
やっぱ手放せないよなぁと改めて思わせてくれた一冊でした。
わたしの思い出の作品です。 これを読んでBLにハマりました。 ノンケを好きになる怖さ、好きになりたくない気持ち、ノンケへの劣等感。 いろんな感情を一人抱えて生きていた所に飄々と現れた上司。 二人の関係が愛しくてたまらない。 何度読んでも泣けます。
気になっていた作品でした。セールのタイミングで購入してみましたが、神評価に納得。
読んだ感想としては、映画やドラマになりそうだな〜と。そしたら映画化になっていたんですね。BL歴の短い私としてはこの作品の凄さを知らず……ましてや今更レビューをあげるなんて良いのかな?なんて思う程にBLの名作でした。
明るいテイストの作品じゃないです。しっとりと胸にギュッとくる、切なさいっぱいです。不覚にも泣いちゃいました。でも最後はハッピーエンド。ハッピーエンドだから名作になったような気がします。ハピエンじゃなかったらモヤモヤして後味悪かったかも…。
ゲイ世界のリアルを感じました。BLはファンタジー要素強めな作品が多いですが、現実世界に近い印象。ゲイの嶋が転職先の会社で外川と出会い、セフレのような関係になります。嶋は超無愛想ですが外川はそんな嶋にちょっかいをかけてばかりです。嶋は前の会社で元彼から酷い仕打ちを受けて辞めざるを得ない悲しい過去が。だから恋愛にとても臆病になっています。外川が嶋との身体の関係を重ねても、外川が嶋のことを可愛いと言い続けても、外川が元彼から嶋を守っても、嶋に好きだと告白をしても、、、です。
過去に家族を亡くしている外川。家族に憧れを持っていると話す外川に、ゲイの自分には外川に家族を作ってやれないと、外川の告白を断ります。嶋は恋愛にとても臆病ですが、でもどこかで幸せになりたいとも願っているように見えました。外川のことをウザがっているようで、ついつい目で追ってしまう。表情にも出やすいので、外川のことが心の中では好きなんだと感じます。元彼からのイジメがなければこんなに彼が苦しむこともないのに……自己中な嶋の元彼には怒りしか覚えません。
外川の告白を断り、外川は京都に異動。もうずっと戻って来れない…自分の気持ちに嘘をつきながら外川が側にいない環境に慣れたと思っていた嶋ですが、外川から預かっていたタバコと外川と交わした言葉の数々を思い出して、泣きに泣きます。
このシーンには本当に泣かされました。
外川と離れた悲しさ、自分の気持ちに正直に向き合えなかった嶋の後悔みたいなものが、ブワーッと込み上げてきた切ないシーンです。外川の気持ちを信じるよりも、自分自身が傷付きたくなくて外川の気持ちを拒否してしまった…そんな嶋の気持ちが痛いほど伝わってきました。
こういう葛藤の描写がリアルだと思いました。
嶋は外川に会いに京都へ。自分の本心を伝えてやっと外川の気持ちを受け入れます。恋人同士になった生活は幸せなようで、嶋の最初の頃のツンケンした態度もどこへやら。むしろ可愛くなっています。外川が心配するのも分かります。
恋愛に臆病な嶋だったからグイグイ引っ張っていく外川とは相性が良かったんでしょうね。とてもお似合いな2人でした。
読後感が非常に良かったです。クスッとした笑いもありとても満足しました。さすが高評価の作品です。映画も気になるので観てみようと思いました。
ヨネダコウさんは絵が素敵で好きな作家さんですが、みなさんのレビューと同じく引き込まれ、胸を痛め、最後は応援したくなるお話でした。
普段、コミックスはコメディタッチや軽いノリのものが多いのですが、一冊でぉぉぉと思った作品です。
元々ゲイの受け、嶋君、前の会社でゲイばれして転職します。新しい職場で出会った課長の外川と出会うわけですが、外川はオネーちゃん好きなノンケのオッサン。
この二人がお互いに惹かれ合うんですが、嶋君はもう前のトラウマで恋愛に腰がひけてます。
外川はそんな無口で他人と関わらない美人の嶋に気持ちが持って行かれてしまいます。外川の方も過去に辛い思い出があり、それを嶋君が知ることで、不毛(結婚して子供を授かることが出来ない)な関係を続けられないと立ち止まります。
外川のお陰で少しづつ心を開いていく。
そんな中、外川は京都へ転勤に。
外川の男前な振る舞いと、嶋君のどうしようもない気持ちと、、、
二人を見ていると切なくなりますが、何とかハッピーになって欲しいと思います。
後任課長の小野田にも支えられて、遠距離恋愛、頑張って欲しいです。
この作品は、受けが会社の後輩嶋くん、攻めが先輩の外川さんです。
嶋くんは前の会社をとあることがあって辞めて、外川さんがいる会社に入社してきました。そんな嶋くんを外川さんは気にかけて接しているうちに、ふたりはお互いに意識し合うのですが、、!そっからがもどかしい!!!
嶋くんはトラウマだったり、外川さんのことを想うがあまり消極的になっているのですが、外川さんはぶっきらぼうにただひたすらに優しくするんですよ!こちとらどっちの気持ちも分かるから、もう切ねえのなんので涙が数滴でました。
あったかいやさしい作品です。是非に。
万人向けってそうそう無いんだな、と。
リーマンもノンケも好きで、これだけ評価されているのに、全然入ってこなかった。地雷とか嫌悪とかは全く無いけれど、流れて行ったと言いますか。古いからかなとも考えました。流行とか自分好みの変遷とかも関係してくるし。でも2008年に発売されてる本でも繰り返し読んでるものも結構あるし。辛い思いしているのは十分分かるけど受けが根暗過ぎるのかな、私には。
小野田先輩は気に入りました、と言うか、私には小野田先輩だけでした。
重い。本当に重い話だった。
ゲイとしての社会から疎外される恐怖とか、相手がノンケだからいつか別れるんじゃないかっていう恐怖も、とても丁寧に書かれていて、何故か女の私が共感してしまった。
嶋がその恐怖から、外川への惹かれる気持ちを抑えて、外川の気持ちを拒むシーン、辛かった。自分が傷つきたくないから逃げるなんて、どれだけ今まで自分のことを嫌ってきたのかと考えてしまった。
また、嶋が綺麗で、可愛くて、いじらしくて、そういうところに外川はハマっていって、嫉妬したり、嶋に対して執着していく姿が、かっこよかった。
印象的なのは、嶋の言った、死ぬまで一緒にいるわけじゃないっていう言葉。
BLって、ファンタジーみたいなところあるから、くっついたら生涯一緒みたいなのが暗黙の了解という感じがしていたけど、その言葉を聞いて、逆に安心した。
それだけ嶋は外川とずっと一緒にいたいし、外川もそんな嶋を離さないんだろうって。
外川の根本にある愛へ飢える気持ちと、嶋の愛したいけど怖いっていう2人のスタンスみたいなのがピッタリハマるから、これからもなんだかんだ一緒にいるんたろうな。そう思えた。
最後の小野田が血迷ってるメールは笑った。わかるよ、嶋くん綺麗だし、普段ツンツンしてる分、徐々にデレが見えると落とされるよね…攻略ゲームでどんどん好感度が上がって、推しキャラがどんどんデレてくれるイメージ。嶋が可愛いのは仕方ない。外川は気が気じゃないみたいだけど笑笑
とにかく、愛って重い。それが改めて知れた素晴らしい作品でした。全人類に読んで欲しい定期
「囀る鳥は羽ばたかない」シリーズを読み終わったので、再読しました。
当時読んだ時も大好きな作品でしたが、再読してみてもその思いは変わりませんでした。
外川の台詞ひとつ、嶋の表情ひとつが光る作品なんです。
何度も何度もグッと来ました。言葉のチョイスが凄く良いのです。
嶋の全てありのままを愛そうとする外川。嶋が追いかけて来てくれた時に思わず溢してしまう本音がとても切なかったです。
エレベーターでのあの出会いから、こんな恋が待っていようとはヨネダコウ先生は本当に凄いストーリーテラーです。
実写化もされて、読んでいないひとを探す方が難しいくらいの名作。
ついにこの作品のレビューに踏み出す勇気が出ました。
BLにハマりたての頃に読んだ作品は”不朽の名作”揃いで、わたしごときが末席を汚すのも憚られていたのですが、そろそろいいかなと。
ノンケとゲイ。
「ひとを好きになる」のは同じなのに、その対象が「異性」か「同性」かの違いで、未来を夢見ることも、親しい人に話すことさえも出来なくなってしまう。
ましてや周囲に知られたら、一番寄り添っていてほしい相手が自分に牙を剥くこともある。
同性同士の恋の辛さで心が固まってしまった嶋と、新しい職場の上司・外川。
打ち解けない嶋を揶揄っているうちに、出来心で手を出してしまった外川は、柔軟すぎるし、いい加減すぎます。でもそこがノンケの男だなあと思ってしまう。
無神経でガサツ、入ってきてほしくないところにズカズカ土足で入り込むのに、柔軟さのせいで憎めない。いわゆる人たらしの類だと思います。
嶋は辛いことを全部飲み込んで、喉元を過ぎるまでじっと待つタイプ。
なんだけど、ガンガン入り込まれたらガードも緩むし、体を許せば心もじわじわ開いてしまうし。
場面展開と言葉選びがすごく巧いんですよね。
ここでこういう言葉を使うと刺さるとか、どう見せたら嶋の抑えていた想いが溢れて出すのを読者に伝えられるかというポイントを全部分かっていて、それを流れに乗せてやってのける。
だから映画やドラマを観ているような気持ちに、って、ああ、違う。こんなことを言いたいんじゃない。
最初に読んだときは、頭と心を撃ち抜かれたような気持ちになったんです。
「BLってすごいな!」と。
ずっと求めていた「同性を好きになったばかりに感じる行き場のない切なさ」が詰まっているなと。
1ヶ月のうちに5回くらい、夢中で読み返しました。
だけど今回、久しぶりに読んでみて、「おかしいな」と思ったんです。
外川も嶋も以前と同じ。
男っぽくて気遣いの足らない外川と、傷付きやすい嶋がそこにいて、前と同じように恋をしているんだけれど、わたしの方が変わってしまったのか。
心を描く作品がすごく増えましたよね、ここ数年特に。
そうなると以前すごく特別に思えていたものが、そこまで輝いて見えなくなると言うか。
外川の無神経さがただただ目立つ。
痛い目に遭ったのに、嶋が外川の出来心で始まった関係をずるずる続けるところに疑問を抱いてしまう。
以前はすごく刺さった外川の「愛情だって同情だって情は情」という台詞の「同情」に引っかかって、「こんなときまで無神経だなあ。じゃあ嶋の強情だって情じゃん」って屁理屈を捏ねている自分にびっくり&がっかり。
レビューと鉄は熱いうちに打て、と思いました。
レビュー数ランキングを見て驚きました。とても人気な作品でどんなものかと期待し読んでみましたが、やっと理由がわかりました。なぜ今の今まで読んでいなかったのか、、、。囀る鳥は羽ばたかないの作品でヨネダコウ先生を知ったのですが、この作家さんは本当に天才と言いたいです。作品トーンや言葉の選び方が丁寧で世界観に惹き込まれまれます。この作品の中盤には知らず間に号泣していました。ダーク系やサイコパス系ものも好きですが、結局は純愛が1番です。
まずは、評価が高いので期待し過ぎた自分に反省です。泣けるBLと聞いたのですが泣けず、全体的に暗くてどんよりしてたな、、と。私の感覚がズレているのでしょうか、ごめんなさい。
読み進めましたが、読み返すことはなかったです。
絵柄もあまり好きじゃないところもハマらなかった1つの原因でしょうか。
でも、きっと現実の男性同士の社内恋愛ってこんな感じなのかなーとか、リアルさがありました。そこが良かったです。
作品の好き好き、当たり前ですけど人それぞれ好みがありますね。
著者にとって「初コミックス」の作品。
何処の書評でもほとんどが高評価。ウイキにも紹介頁がある。
映画化されて、2014年5月31日公開。映画特設サイトもあります。
こんなに著名な作品なのに、絵が好みでは無いのでなんとなく敬遠して、BL読み始めて一年経過の今頃読みました。
絵は好みじゃないけど、読んでみたら粗筋が素晴らしい。
好きになった人が同性であれ異性であれ、人として責任を持てる恋愛であるなら、からかうべきじゃないし、忌むものでもないと思う。外観じゃなく、遺伝子が求める恋の対称だから。
主人公は、恋愛対象についてカミングアウトして苛められた過去が有って、そのトラウマをずっと引きずっている。
自分を護る殻から出してくれる素敵な配偶者と縁が有って、ヨカッタ。
縁が無くて、一生殻から出られない人も居るかもしれない。
冊子の漫画で受ける印象と、実写を視て受ける印象は、随分違う。
漫画の二次元世界のほうがソフト。実写だと、現実味を強く帯びすぎて視ながら一緒に悩んで考えてしまうので、つい意味あいが深刻になってしまいます。主人公が気の毒すぎる。
読後も絵柄を好きになれないけど、内容が素晴らしいので、神。
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どうしても触れたくない
週末
小野田課長は憂鬱
夜明け前
「それでも、やさしい恋をする」スピンオフ
BL作品として初めて読んだ作品。
初心者向けとあるように「BL」だからということを抜きにしても、ストーリーがとても良くて引き込まれる。
登場人物描写や展開もとても読みやすくしてくれていて、「BL」に抵抗を無くしてくれた作品でもあるので思い入れのある作品のひとつ。
定期的に読んじゃう。
自分は結構サイコパスものが好きなんですが、サイコパス系のやつを読んでいくうちに性癖が歪みすぎてヤバいってなったので純愛かつ評価が高いこちらの作品を購入しました!
結論言うと私はあんまり好みではなかった笑
そりゃそーだって感じなんですけエロい系やグロい系が好みの人だったらおすすめしないです。
セックスシーンは一応ありますが、話9割エロ1割くらいですね。
一応萌えたんですが、純愛の中でもなんかこんな評価いいか?って思っちゃう程度の作品でした笑
期待しすぎちゃったのかな?
でもBL初心者の方にはおすすめです!
数年前にこの作品に出会い、初めて読んだ時には衝撃を受けました。
まず、BL漫画で号泣したのが初めてでした。
BLにハマってから、色々な素敵な作品を読みましたが、どうしても触れたくない以上に心動かされた作品とはまだ出会っていません。
一コマ一コマ、セリフ1つ1つ全てが拘って描かれており、何度読み返しても飽きることが無いです。むしろ新しい発見があって楽しめます。
最早BLということも忘れて、素敵な恋だなぁと思いながら読んでしまいます。
マイノリティについて、そして自分の人生についても考えさせられる作品です。
この作品と出会えて本当に良かったと感じています。
なんでこんなに何度も心が揺さぶられるのか。
胸がギューっとなったり、ドキドキしたり、涙がじわっと出てきたり…いつ読み返しても初めて読んだ時の感動が蘇ってきます。
嶋は決して台詞が多いキャラクターではないのですが、表情や沈黙でも気持ちを表現できるキャラに描かれており、その無表情が崩れる時にこちらも感情移入してしまいます。
外川は自らが壮絶な過去を持ちながらも、どこか飄々としていて、そしていつでも優しく懐が深い攻めです。惹かれまいとしても、どうしても惹かれてしまう魅力的なキャラクターです。
作品全体を包む空気感が表紙からして切なく、コミカルなやりとりがあっても何処か物悲しい雰囲気が漂っていて、そこから終盤に向けて盛り上がっていって、素晴らしい結末。引き込む力がすごい。
不朽の名作ランキングでトップを飾るにふさわしい作品だなぁと思います。
読んで本当に良かった!と思わせてくれる作品です。
攻めと受けどちらも暗い過去を持っていて、それゆえ自分では相手を満たせないと思ったり相手の夢や未来を奪いたくないと離れていってしまいます。
本当にリアルで、切なくて読んでて涙が止まりませんでした。
でも明けない夜はないように、トラウマを乗り越えて2人にも夜明けがきます。2人の関係も複雑で、読んでて発展していくのを見るのが可愛かったり切なかったりします。
ずっと泣けます。まじで泣けます。切なくて辛くて悲しくて可愛くて嬉しくて、ぜひ読んでください。(語彙力なくてすみませんでした)
賛否両論あると思いますが
やさしい世界に包まれるような読後感でとても好きです。
▶︎おすすめしたい人
表紙にドキッとした方や
小説が好きな人、
特に三浦しをんさんや木原音瀬さんが好きな方は
この作品も同様に楽しめるんじゃないかと思います。
▶︎おすすめしない人
逆に疾走感のある甘々やエロ、ギャグキラキラなBL
を求めている方にはおすすめしません。
▶︎感想
受けの嶋くんをほっとけない外川さんの気持ちや、
ガサツそうなのに自分のことを理解してくれる外川さんに恋してしまう嶋くん、そんな二人の思考の仕方、感情の移り変わりがとてもリアルで、かなりドラマッチクなところもありますが違和感なく読めました。
また、言葉が少ないので度々どういうこと?と思うようなわかりズラい部分がありますが注目して読み返してみるとスッと理解でき、視線や行動から登場人物の思考が秀逸に表現されていてじわじわと浸透してくるような作品でした。
余談ですが、カップリンング的にはスピオンフ作品の「それでも、やさしい恋をする」の方を応援したいのでまだ読んでない方はぜひこちらもオススメです。
スピンオフ出してくれて本当にありがとうございます!出口さん大好きです!!
ヨネダコウは神なので、私ごときレビューなど微塵もマイナスにならないため率直に書かせていただきますが、、
メインの二人とものキャラクターがどうにも理解できず好きにもなれないまま終わりました。
嶋くんはあんなにノンケに懲りたのに、何で外川さんからのセックスの要求を一度もこばめないんですかね。心情を全然相手に言えないところ、身体を求められると断われないところが、何だか虐待被害者のテンプレみたいでひどく気の毒やらもどかしすぎて腹が立つやら‥でした。
自己肯定感が低すぎて、天然タラシであることや外見が美しいことや仕事のスキルが高いところを除くといつかの自分を見ているようでツラい。(自己肯定感が低い以外の共通項は無い)
自己肯定感が低いのと、嶋くんはゲイであることを罪のように感じていて、原罪意識が強すぎて自己犠牲でしか存在価値がないと思っている(だろう?)ところが本当に読んでてキツイ。
外川さんの愛し方も何だかんだとチャラくて、嶋くんは好きと辛さでバラバラになりそうになりながら、転勤がフックになってお互い心情ぶつけられて良かったね、と思いました。あんま良くないですが‥。
BL的にはオイシイですが別れる時に抱きつぶす例のやつ、嶋くんのキャラクターではただ可哀相に見えてしんどかった‥。
別れ?を乗り越えてのハピエンですが、この先もちょっと不安な二人。
結局外川さん口ばっかりであんまり大人じゃないので、京都の水で揉まれて嶋くんを不安にさせない立派なイケオジになってください。お願いします。
期待して読みましたが、単純すぎるストーリーですし、泣ける要素も萌える要素も自分には全くありませんでした。もっと中身の濃く面白い小説、漫画は他にいくらでもあるのになぜこうもこの作品に人気が偏ってるのかわからないです。難解でこねくり回した作品だからいいともいえませんし、単純でありがちでもよい作品は確かにあります。ただ、あまりに高評価なレビュー数と読んでみて実際の中身とのギャップがこれほどある作品は初めてでした。映画も観ましたが、ほぼ本の内容に沿ったもので、映像ならもっと話を広げて面白くできそうなものなのに、思った通り駄作に感じました。元が単純すぎてストーリーを広げようがなかったのでしょうか。これでは他の実力のある作家さんたちがあまりに理不尽です。。
表題作を読み切った時点では、
「酒も煙草もやる外川は、欲に忠実なタイプとして設定されている?
それにしたってノンケが、いくら可愛くて好意を向けられてると勘づいているからって男と寝るかね...」
と腑に落ちなかったけど、『夜明け前』を読んで全てがストンと落ちました。
外川は母親が怖くて、でも恋しかった。
母親に素直になれなかった外川。
それって嶋が外川に抱く想いと同じ。
外川が好きなのに、怖くて踏み出せない。
外川に素直になれない嶋。
だから外川は、どうしようもなく嶋に情が湧いて、可愛くて、大切にしたいと思うようになったんですね。
それから、外川が母からの手紙を読むシーン。
母親の気持ちは理解こそできないけど、書かれていた彼女の気持ちを泣く泣く受け止めたように思います。
(※外川が上司に言った『生きてさえいりゃなんとでもなりますよ』って、きっと手紙の『あの子が生きていてくれている...たったひとつの救いでした』という一文から来てると思うので)
それを踏まえると、
『俺の お前を好きな気持ちまで踏みにじる権利はない』
というあの台詞の重みが違ってくる。
だって外川自身は母親の思いを踏みにじれなかったんだから。
寂しさとか悲しさとか、やるせなさがグッと伝わってきます。
母親と外川、外川と嶋。
ぴったり立場が重なるわけじゃないけど、似たような想いが交錯していたんですね。
ちなみに今回、三度目の読み返しでの感想です(笑)
深読みしてみると(合ってるか不明ですが)、人物の言動にいかに矛盾がないかに気付かされました。
矛盾はいい意味でギャップにもなりますが、やっぱりどこまでもキャラに一貫性があるこういうお話が好きだと思いました。
思い出の BL作品です。商業 BL漫画を読み出して最初に買った数作のうちの一つなので、思い入れが熱い。そうでなくとも皆様思い入れのある作品でしょうけれど!この世の商業 BL好きは全員読んでると勝手に思ってます。
最初に買った数作がどれも名作揃いだったので、ずるずると沼にはまりここまで来てしまいました。
それにしてもこの時分の BL漫画は奇をてらった特殊設定のものが少なくて、勿論そんなのも好きではありますが、恋愛をじっくり描く作品はいいなぁ。
◾︎外川(課長 29歳)×嶋(ゲイ 26歳)
最早説明不要な気もします。
外川が無神経なようで物凄く気配りができて物凄く優しい人なんですよね。
嶋のダメな部分に外川がしっかり言及しながら、それごと好きであることも分かるのが、たまらない。
ヨネダコウ先生、元から絵がお上手でしたが、この頃に比べると更に線が綺麗になってるな。
この作品は、自分が初めてBLの映画を観た作品。
ドラマCDも聴き漫画も買いととにかく素晴らしい作品!
嶋の過去にあった事で心を閉ざし、それを溶かし包み込む外川さん。
本当に2人のやりとりが好き!
映画もドラマCDも漫画、全て大満足の作品!
初めて読んだのは2014年頃。
すでに大変な名作として有名で、だけど私は「それでも、やさしい恋をする」の方が好きだな、と思ってた。
今、久々に再読して…
多分ドラマチックすぎるんだと思う。
当時は、嶋の暗い性格がウジウジしてるように思えてイマイチだなぁって思ってたんだけど、今読んでみると嶋みたいな人ってごく普通にその辺にいるリアルなのよね。
元恋人とこじれて会社辞めて人間不信っぽくなる人、男女で普通にいるでしょ。嶋みたいに長い時間縮こまる人だっている。
だけど外川の抱えている家族の過去っていうのが、もうとてつもなく重い。
ここがドラマチック装置。
BLで多い記憶喪失とかもこういう感じ。こういうのが過剰なんだと感じた。
外川にこんな過去を配さなくても、2人の噛み合わない恋は表現できたんじゃないだろうか。
嶋の葛藤は同じだったんじゃないだろうか。
そもそも他人同士が恋をする時に、噛み合わなさというものは普遍的な現象なんじゃないだろうか。
ちるちるのデータ見ると本作はヨネダ先生の初コミックスのようだから、そのへんやはり若さが出ているのかもしれません。
ただ、色々書きましたがやっぱりグッとくることは間違いない作品です。
嶋が外川を通じて世界に心を開いていけることを願っています。
嶋くんのモノローグ
「望んでも仕方のないことは 考えないようにしてきた~どうして俺は男なんだろう 不毛だと知りながら どうして恋をするんだろう」
ここの一連のシーンが好きです。
最高に切なくなる。
有名な作品だとは知らず、初読みの時はわりとサラッと読んだ気がします。
ただ、それまで何冊か読んだエロいだけのBLとはなんか違うな~というのは感じていて。
で、読めば読むほど嵌まっていく。
同じような設定のいわゆる王道ものってたくさんあると思うのですが、やはり名作と言われる作品は何かが違う。何なんでしょうね?うまく言葉では説明できないんですが。
シチュエーションや台詞ひとつひとつが印象的で、何度読み返しても何度も心掴まれる。
そういう作品だと思います。
BLを読み始めた私に友人がお勧めしてくれて読んだ作品です。
心から感動しました。
もう傷つきたくない頑なな嶋くん。でも惹かれていく。
外川さんは初めは興味本位で、しだいに離れられなくなる。
他のBLだとどうして好きになったんだろうと
慣れていないせいか不思議に思うことがあったのですが
この作品は二人が近づいていくのがすごく自然でした。
絵柄はすみません、好みではなかったのですが
表紙のカラーの美しさには目を奪われました。
センスがいいんですね。
ためらう嶋くんに触れようとする外川さん。
不思議なタイトルを一枚の絵で表し尽くしていて見とれます。
静止画なのに映画のラッシュのような見事な画面構成。
微妙な表情の変化でキャラクターの気持ちが伝わることに
震えます。
ウイットに富んだ会話でクスッと笑わされつつ
主人公二人の抱える壮絶な過去と辛い現実に胸が切なくなって...。
実写版で外川を演じた谷口賢志さんが
「『どうしても触れたくない』はこの題名に尽きる。触れたいのに
触れたくないそんな繊細な感情が表された素敵な作品です。」という趣旨の
ことをおっしゃっていて映画もそういう作品になっているから見て欲しい
とおっしゃってましたが
原作の魅力も谷口さんのこの一言で表されてるなぁと思いました。
ラストの嶋くんの
「どんなに少ない時間でもいい・・・っ外川さんが心変わりするまでで
いいから一緒に・・・」
と告白するシーンは号泣!!
そしていつも余裕を見せていた外川さんが
嶋くんを抱き寄せて苦しそうに「俺のこと好きか?」って尋ねるのがね~
もうね~苦しいくらいキュンキュンしました♡
その後の「もう絶対駄目だと思った」っていう弱い部分を見せる
外川さんにも激萌えです。
本当に素晴らしい作品でずっと手元に置いておきます。
発売して少し経ってから、作品の存在を知って購入。初めて購入した商業誌でした。
戸川さんの「俺に過去を恨めっていうのか」という言葉の演出が、二重に苦しくて。ただ、結果的に嶋くんは自分の気持ちに素直になれたんだよね。
最初から手の届かない存在だと思ってた戸川さんに惹かれて、冷静に取り繕おうとする嶋くんが切なかったので、ふたりが幸せに過ごしてる姿が嬉しかった。
途中の「生きてさえいりゃなんとでもなりますよ」って言葉も好き。
一言一言に感動を表せそうなくらい、今でも大好きで大切な作品です。
何年か前に一度読んでいたんですがその時はあまり良さが分からず、年月が経ってから読めば感じ方が変わることもあるだろうと熟成させていました。多分以前はトラウマ持ち×トラウマ持ちというところがちょっとくどいなぁ、受けの性格の湿っぽさが強過ぎるかなぁと感じたからハマれなかったんだと思います。途中まではスムーズに読めていたのに、外川の熱い告白を嶋が彼の過去を引き合いに出して拒絶するシーンで一気に萎えた記憶があります。しかし、改めて読んでみると外川の過去を嶋がずっと気にしてしまうのは当然だなと印象が変わりました。
ノンケの外川が嶋を可愛いと思っただけで、いきなり同性とキスどころかセックスにまで及んでしまうところだけはどうしてもリアルさを感じられませんでしたが、それ以外は2人の傷付いた男同士が過去をきっちり清算できるような新たな関係を築いていく過程が、非常に丁寧に描かれていたと思います。台詞も現実にありそうなものばかりで、淡々と進んでいくところは好きですね。
BL初心者だった頃の私にはあまり響かなかった作品なので、自信を持って初心者にオススメとは正直言い切れません。ただ、これだけ有名でレビュー数も多いのは、やはり分かりやすい切なさという点で群を抜いているからなのかな、とも思いました。切なさを感じさせる作品は多々あるわけですが、なぜ切ないのかが非常に分かりやすい作品なんですよね。BLが好きじゃない人でも外川と嶋、それぞれのトラウマや孤独はきっと十分理解できる。そういう点ではある意味初心者向きなのかもしれません。
BLに目覚めてから、ずっと小説派でしたが…初めて読んだコミックでした。
単純にに作品リストの中の神評価№1だっだから選んだだけでレビューは一切読みませんでした。小説の場合はネタバレも含めて徹底的に読み漁るのですが「所詮、漫画」と、侮っていたかもしれません。
半分読んでみた時点で切なくて切なくて胸苦しくなりました。
ちょっとした表情の変化や繋ぐ言葉の間合いなど…画力????なのでしょうか…後半は、もう、泣きながら読み終えました。
この湧き上がってくる涙は一体なんなんだろう?でも心がどうしようもなく震えました。
コミックは長くて一時間、早ければ30分程度で読み終えてしまいます。小説なら数時間の時間をかけて頭や心の中で作品の世界観を築きあげていき心のどこかにあるスイッチが触れられたりして気持ちが放出されるのでコミックでは長編ではない限り揺さぶられることは無いだろうと思ってました。
っが、まさかほんの15分程度で心を鷲掴みにされるとは…ヨネダコウ先生、心の中に思い切り刻みつけられました。間違いなく何度も読み返す作品だと思います。
こんな感じの素晴らしい作品(コミック)に、また出会えたらいいな。と思いました。
私自身、ヨネダコウ先生の作品が大好きになったきっかけがこの作品です。
過去に辛い思い出を背負うつつも幸せを求めて今を生きる、そんな姿にとても感動しました。
作品のタイトルや表紙も本当に素敵で勝手損はないと思います!
私の知人もこのサイトで一位になっていることを知って購入しドハマリしてしまった子もいます(笑)
個人的には過去に何かがあった設定や、すれ違う二人などの設定が大好きなのでオススメです!ただ、エロシーンが少なめの作品ではあります。
はじめて読んだのがたしか四年くらい前だったかな?
名作と知りつつ絵が苦手でずっと読まず嫌いの状態だったのですが、読んだあとには『もっと早くに読めばよかった!!!』と後悔したくらいの激しい萌えと感動がありました。
私の中では、これぞBLという作品です。
なぜ男同士で恋をするのか?どうしてこの人でなければだめなのか?という、BLならでは恋愛の難しさがすごく丁寧に描かれていて、読んでいて『BLってやっぱり最高だな』と改めて感じました。
嶋くんのウジウジっぷりははたから見ていてもどかしいものがありますが、過去の恋愛を思うとああやって臆病になってしまうのが痛いほどわかるし、そんな嶋くんを丸ごと愛してそれを真摯に伝えてくれる外川さんは本当にいい男だなぁと思います。
嶋くんが外川さんに出会えて本当に良かった…個人的にBL界ナンバーワンベストカップルです。
何度読み返しても同じところでときめくし同じところで涙が出るし、読んだ後には心の底からBLが大好きと思わせてくれる大名作です。本当に大好きです。
最新刊の「Op」を読了したのもあって、読み返すことにしました。
もぅ何度も読み返しているので、平気かと思いきや…やはり号泣でした。涙が止まらない。
孤独な魂と魂の邂逅を描いた傑作だと思います。
嶋にとっては、「囀る鳥は羽ばたかない」にある言葉の様に。
「人を好きになる孤独を知った。それが “ 男 ” だという絶望も知ったーーー。」
それでも。人は生きていくし、人を好きにならずにはいられない。
嶋は外川を愛して行くという覚悟をしていく。
外川がまた、カッコいいんです。心にも無い別れを口にする嶋に言います。
「お前の気持ちはお前のモンだけど…。俺の、お前を好きな気持ちまで、踏みにじる権利は無い。」
嶋はこの言葉にガツンと来ます。読み手側にもこれは突き刺さります。
幸せは、その人のものであって。誰か他の人が決める事では無い。
そして、不幸だと思う過去も痛みも自分で乗り越えて、生きていくしか無い。
とてもシリアスなテーマだけど、外川の飄々とした態度や、同僚の小野田の温かさにホッとするところもあって。その温かさにもまた涙。
「囀る〜」もそうですけど、ヨネダコウ先生は作品を貫くこの大きなテーマをまるでライフワークの様に描き続けているのだとも思いました。
いつ読んでも永遠に。バイブルにして金字塔だと思います。
久しぶりに読み返して、じわっと涙してしまったので、レビューさせていただきます。
正直、最初に読んだときは嶋くんの煮え切らない感じがあまり好きではなかったんですが、訂正します。
この作品の凄い所は、恋愛、だけではなくて、恋をする、ずっと一緒にいたいと思う、家族になる、子供を持つ…フツーなら出来ると思われていることが出来ないと思っている嶋くんを通して、恋愛とは何か?好きになるって何か?を考えさせてくれる所です。もちろん、他にもたくさん凄いんですが。
葛藤した結果、どんなに少ない時間でもいいから一緒にっ、って外川さんに言えた嶋くん。外川さんは悩みながらも『好き』に正直で、何だか安心します。
そして「それでもー」の方もまた読んでしまうんですよね。
受の嶋の過去が可哀相過ぎて、踏み切れない気持ちも、信じられない気持ちも、凄くわかるんです。
そんな陰気な嶋くんに、あっさり手を出し、じんわりじんわり好きになっちゃった攻の外川。
まぁ、外川の方が実は暗い過去を抱えているのに、前向きな感じや、ダルダルな感じがきっと嶋くんを救ったんだろうなぁと思います。
読んでいて号泣ではないけど、うっすら涙がでました。
高評価な作品で、惹かれて読みました。最初に読んだ時も物語に引き込まれましたが、その後何度も読んで、どんどん好きになりました。後からくる良さ!があります。読めば読むほど、好きになる!
私はこの作品からBLの沼へとはまっていきました。
NLにないBLの魅力は同性であるが故に生じる障壁だと思います。
嶋は外川のことを思うからこそ、"普通の"幸せを手に入れてほしいからこそ、自分の気持ちを抑えて離れることを決意した。
どうしても触れたくない、ふれないでほしい、この決心が揺らぐから
私はそんなふうに捉えましたが、読み返す度に考えさせてもらえます。
コマ割りも映画のワンシーンのような静けさを感じます。中でも外川に預けられたタバコを落としたシーンは格別です。
友人に貸してもらって読んだものの、後日自分で購入しました。
買って後悔しないずっと手元においておきたい作品です。
非常に読み応えがあり、何年経っても色褪せません。
もうドラマCDや実写化などもされてますので知名度は十分すぎるほどですし、評価も賛否両論ありますが、私は入門書としてこれ以上の作品はないと思います。
あまり好みではありませんでした。
2人ともキャラとしては好きだし、絵柄は可もなく不可もなくといった感じなのですが、どうもCPとしてはハマりませんでした。
どちらかというと、『それでも、やさしい恋をする』の方が好みです。
ここまで健気で大人しめな受けが得意ではないのもありますが、現実味がある題材にやや現実味がない受けキャラが組み合わさったのがダメだったのかもしれません。
もし世界観が学生物であったなら、受けキャラにも現実味が帯びてきっと今より面白く読めたと思います。
ある意味、学生ものと比べ社会人ものはキャラの性格に多様性を出しづらい、または違和感が出やすいのかもしれません。(個人的な、意見です)
この作品に出会いまた腐の世界に舞い戻ってきた、思い出深い作品です。
発売からもう10年近い時が経ってるんですね。
いつまでも色褪せない名作だと思います。
外川に惹かれるが、惹かれる思いと共に外川の過去が重くのしかかる。
外川を思えばこそ、自分の気持ちに素直になれない嶋の気持ちが痛々しくて悲しくてどうしょうもなかったです。
【禁】の煙草を見た時の嶋の涙に私も号泣。。。
嶋の性格上、その後も外川に翻弄されそうだけど、外川はそんな嶋をずっと大事にしてくれそう。
読み終わったあとそんな未来も見える、素敵なラブストーリーでした。
BL界でもとても有名な作品なのでずっと読んでみたいと思っていました
攻めも受けも王道な感じがして、異常なものばかりを最近読んでいたので腐女子になったころの初心に返りながら読み進めていました
題名の通り切なく、でも甘く、一筋縄ではなかなかうまくいかなくとてももどかしかったです
ああもうくっつけ!!! と読みながら悶えていました
その分、最後にくっつくシーンはクるものがありますね
トラウマを抱えた受けを温かく包み込む攻めのイケメンさにただただ惚れました
本当にこの人の作品ははずれがないですね
作者買いをこの人はしても安心できます
有名な作品なのでレビューや神評価が多いですが、それらに惑わされずにまっさらな心で読んでもらいたい作品です(と言いつつレビューを書いているのですが笑)。
今更感がすごいですが、とても好きな作品で初めてのレビューはこれにしようと思っていたので書かせていただきます。
とにかく嶋くんがかわいくて、外川さんはかっこいいです。何度も読みましたが、何度読んでも読んだ後にこのシーンは良かった、あのシーンは感動だったと思い返してはまた読みたくなる、そんな作品です。
CDも実写も素敵でしたが、ぜひ原作を楽しんで頂きたいです。
レビューするか悩んだのですが自分にとって特別な作品なので思いきってレビューさせていただきます。(回りくどい言い回しはご愛敬でお願い致します笑)
この作品はBL (男同士の恋愛)という設定を最大限かつスマートに、けれどエンタメであるということを忘れることなく萌えを押さえながらも巧みに活かしている名作だと思いました。
同性同士の恋愛における悩みが2人の過去によって提示されるのですが
この過去が物語の中で進行していく2人の恋愛に、障害であり動機として無駄なく本当に見事に絡んできます。
読後すぐより冷静になった後、反芻した時に凄いな匠かよ!と思わせてくれるんです。
そしてセンスが如実に現れる(と私が勝手に思っている)、構図の上手さ(間の空け方)とセリフのセンスの良さですよ!
毎作品ごとに思うのですがヨネダさんのセリフ選びが私は本当に大好きです!
表現の上手さは要所要所のセリフのチョイスだけでなく差し込み方や小道具の使い方にも現れていて(小道具の使いかたも本当にお上手ですよね!スピンオフともさりげなく絡んでいたり)、どこまで計算して作られているんだろうと感心するのと同時に
構成の上手さも含めプロ漫画家さんってこういうものだよね!というプロの凄さを改めて実感させてくれました。
なんだか少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが私の素直な感想は、「これはBL漫画の1つの完成形なのかもしれない!」です。
そして、そして何よりも嶋くんが健気可愛い!外川さんなんだかんだカッコイイ!
そんな2人にいつまでも幸あれ!
BL王道、初心者入門は中村春菊!世代ど真ん中なのですが、個人的にはこの作品こそ王道であり入門であり頂点だと思います。(中村春菊先生の作品の方が本命ですが...名前出してしまってすみません。)
BLはファンタジーとはいうけれど男同士だからこその悩みや苦悶、ぶつかり合い、壊れないようにそっと握りしめる幸せが描かれています。
今更すぎますがレビューしたのは1人でも多くの人に読んでほしいと思ったからです。
劇的なドラマがあるわけでもなく2人に寄り添う優しい描写は何年経っても色褪せません。
実写映像でも原作でも音源でもなんでもいいので是非是非読んでいただきたい一冊です!!
外川陽介×嶋俊亜紀のリーマンものです。
正直、今さらレビュー・・・って感がハンパないですが、所持しているで・・・。
この作品は実写から入りました・・・。
友人から勧められて、実写→CD→原作と変な順番で観たり、聴いたり、読んだりしたのですが、どれも良かったと思いましたね!
実写が、かなり原作に忠実に制作されていたので、実写で分からないところが原作で分かるって感じでした!
嶋の再就職先での上司とのなれそめですね。
嶋はゲイで前の職場で、そのことが原因で退職したので、あまり周りと関わらないようにしようと思っていたのに、外川が、からんでくるところから始まります。そこで、なんじゃーかんじゃーとHしちゃうのですが・・・。
まぁ・・・同じ職場の人間と、お互い勃起したからってだけでHしちゃうのって、すごくないか?というマジレスは置いといて・・・
お互い、トラウマを持っていて、嶋は前の職場で付き合ってた人のこと、外川は家族のことでトラウマのことを考えたら利害は一致しないのですが・・・
外川の過去と「正直、家族ってもんには憧れる」って言葉は、どうあがいても嶋にはキツイ言葉と思いますね・・・。だってゲイだし、子供産めないし・・・って・・・
でも結局、一時は別れて、外川が転勤になってしまって、このまま別れたままになるのか?って感じでしたけど、最後はよりが戻って本当に良かったと思いました。
BLはやっぱり葛藤しているのがいいとは思いますが、嶋はちょっと女々しいかな・・・って思っちゃいました。ごめんなさい。
何回も読み直しました。
それくらい大好きです。読むたび毎回うるっときます。
ヨネダコウさんの作品はストーリー、エロ、そして男性の体のたくましい描写、どれをとっても感無量です。この作品のスピンオフの「それでも優しい恋をする」もとってもおすすめなのでそちらとセットで泣いてください
泣きました。自分でも驚きました。
参考にならないレビューで申し訳ないのですが、何回でも読み直したくなるような作品です。
読み終わった後に最初の2ページを読み返すとぐっと心にくるものがあります!
「囀る鳥は~」にハマって、この作者の他の作品を読みたくなり読んでみましたが
「ゲイの気持ち」を本当にリアルに綴ってると思います。
このサイトには女性の方が多いと思いますが、多分、分からない人多いんじゃないかなと
思わざるをえないです。それくらいに"ゲイの"心情の表現がリアルな作品です。
女性やノンケの男というのは将来の夢や願望を考えるにあたって少なからず
「自分の子供」「家族」などがチラつくのが殆どです。成人だと特に意識します。
子供も産めず「世間一般的な家庭」を築く事ができないゲイは、それらとは無縁です。
そんな嶋がノンケの外川にトラウマを抱えながらも惹かれ、体だけの関係になり
「(トラウマからの)自分の学習力の無さ」に呆れつつもズルズル流されます。
体の関係だけって事で嶋も割り切る事だってできたはずだし(ゲイには多い)
なのに色々考えてしまうのはやっぱ思いを寄せてるからなんですよね。
そんな中でふいに聞かされた外川の過去と「正直、家族ってもんには憧れる」って言葉。
これはもうね、ほんっと『トドメ』ですよ。
だって無理ですもん。幾ら2人がどれだけ愛し合っていても家族(家庭)は作れない。
自分が思いを寄せてる人からそんな事を吐露されたら引き下がるしかないですよ。
それに外川のあの過去でしょ?もう説得力ありすぎというね・・・・。
あと、"ゲイには結婚が無い"から『付き合ってもいずれ別れる』っていう真理を嶋が
「どんなに少ない時間でも良い、心変わりするまででも良いから一緒に・・・」って
言うあのシーンは本当にウルっときた。本当にリアル過ぎる。
ゲイに限らず、結婚に至らない恋愛なんて「いずれ別れるもの」じゃないですか。
でも「どーせ別れるから」っていう前提で付き合う人なんて居ませんよね。
それはどうしてなのかっていう、その心情をうまく表現できてるなぁと思いました。
この方の作品は他にも色々あるみたいなのでもっと読んでみようと思えた作品でした。
おもい!
重かったっす...いやマジで...
でもすごいリアルで... 切なくて...
結ばれたのに離れ離れになって...
すごく重かったし、ずっとシリアスで...
面白い場面は少なかったけど
最後泣きました......それぐらい良かったです...。
嶋くんは過去にひどい扱いを受けていてそれを吹っ飛ばしてくれる外川さんが優しくて、でもそれが逆に悲しくて......
外川さんの過去ももっと重くて、それでも前向きでいて......
そんな2人のお話
ぜひ読んでみてください。
たしかまだBLを1,2冊しか読んでなかった頃、この作品のおかげでどっぷりハマりました。
絵柄もストーリーも地味目で重い話かなと尻込みしましたが、そこまでシリアスでもなくリアルっぽくて静かにお話が進行していきます。
BLというより、ゲイとノンケの恋愛ドラマっぽく初心者にも読みやすい本だなと感じました。
読み終えると程よく切なく、そして幸せに浸れるので、ふと思い出すたびに繰り返し読んでおります。
絡みもありますが激しくない、というか綺麗に描かれているのでそういうのが苦手な人にもおすすめです。一度は読んでほしい作品。
作家買いだったのですが、思っていた以上にいい話でした‼︎
以下ネタバレ含みます↓
嶋くんも外川さんもお互いに過去に重たいものを抱えていて、これは最後どうなるんだろう…まさかの悲恋か…?と思っていたのですが、最終的にくっついてくれて本当救われました。
基本シリアスっぽいのに、たまにはいる外川さんのギャグ要素がとても好きでした。心理描写がワンパターンじゃなかったことも楽しめました。また、スピンオフで嶋くんを好きになる前の小野田さんがみられて楽しかったですw
作家買い。本作のスピンオフを先に読んでいたんですが私はこちらの方がより好みでした。
過去のトラウマを抱える嶋が新しい職場で出会った上司の外川と体の関係から始まって惹かれ合い、恋に落ちていく話。
とても辛い過去を持つ外川さん。
それでも立ち直り、前向きに生きている姿や嶋に対する優しさに胸が締め付けられました。
過去のトラウマからノンケとの恋はもう懲りごりだと思いながらも外川さんに惹かれていく嶋。素直になれなくて不器用な彼に気付いたら感情移入していました。
ノンケの外川さんが嶋に惚れるのが速いと感じましたが読み終わる頃にはすっかり忘れていた程。ヨネダさんの作品は読めば読むほど良さが分かるので、何回も何回も読み返すのがオススメです。心理描写が巧みで、煙草などの小道具を使っての演出も見事。やっぱりヨネダさん凄いな~と。
スピンオフから読んだこともあり、嶋を好きになる前の小野田さんを見れたのは新鮮でした。
ゲイがノンケに恋をして、最初は体だけの関係が徐々に両思いになってノンケだった外川さんから告白される。嶋にとっては願いが叶って嬉しいはずなのに、、、しかし嶋には過去のトラウマで告白を受け入れられない、とても切ないストーリーですね。
外川さんが転勤する前に2人で会って話していたシーン、好きなのに無理して突き離そうとする嶋、それを受け入れる外川さん、そして別れる最後にする悲しいエッチ。
何度読み返しても胸がズキンとします。
結局、最後にはくっつくのだけど、他の恋愛漫画にはない甘くて切ないストーリーが素敵でした。
この作品を読んで間、ヨネダ先生の独特な空気感に当てられて、何も手に付きませんでした。読み終えてしまうのが本当に悲しくて、毎日少しずつ読んでは止めて、の繰り返し。一番好きなシーンは、外川さんと嶋くんが初めて二人で焼肉屋さんに行った帰り道、外川さんに頭を撫でられ俯いた嶋くんの表情が、読者側には描かれておらず、外川さんだけが唖然としてキスに及ぶ描写です。その時のノンケキラー嶋は、さぞいじらしかったに違いない・・・
8年たってこの人気!!!
先日読み返したので、少し・・・
相変わらずの萌えですね。ゲイである嶋くんの悩みというか苦悩はありがちな話ですが、王道が萌えるんだ(/_;)
外川さんの過去が少し重めだけど、あの飄々とした外川さんの嶋くんへの愛情がたまらなく好きです!!一冊じゃたりない!!遠距離になっちゃったけどもっとラブラブしてんのが見たいんじゃ!!
と、いいつつも保存用と読むようで二冊購入しましたけどね(-_-;)
擦り切れるほど読みます。間をあけても萌えなおします。
ぜひ一読をば!!
嶋くんだけじゃなく、外川さんにも過去があって、お互いが相手の過去を考えさせられてしまうので、もどかしかったです。「同情ですか?」と聞く嶋くんに「同情だってなんだって情は情だろ、俺はお前に情が湧きまくりだよ」って外川さんが言うシーンがキューン!でしたね。
それと、嶋くんが体の関係だけだと思い込もうとしているのに、ある時普通に自分の家に来て、ご飯食べて、テレビ見て寝てしまった外川さんを見て、どうしようもなく泣きたい衝動にかられたというところも、ジーン
これを読んでblにハマってしまいました。
切ない話が好きな人にはぴったりじゃないかな。
ヨネダコウさん以上の作家さんをまだ見つけてないので、出てくるといいな!
それぐらいこの人の作品は心を揺さぶられます。
お友達から本屋さんで進められて即購入いたしました。作者さんは名前は知っていたし、作品も多分読んだことが有ったと思いますが、あまり覚えていません。
今回の作品はとても良い仕上がりです、心理描写やトラウマが切なくなりました。ゲイとノーマルとの垣根とか会社員というか社会にばれたらとか両思いになったとしても、ぐるぐるしている姿が健気です。
掛け合いがとても楽しいし、周りの仲間もいい味出していて今後にも期待です。
上司と部下の関係なんですけど、上司が攻めで小気味が良いし、部下の受けが頑な態度が段々と打ち解けて行く姿に涙ものです、可愛い
しかし転勤で離れ離れになってしまう・・
エロシーンも結構沢山出て来ますし、良い感じに仕上がっています、タバコやアルコールの小道具の使い方がとても良いです
素直になれるのか・・是非読んでみて下さい
切ないラブストーリーでした。
外川さんの過去、辛すぎる。でも乗り越えて
皆を元気にしてくれる前向きなキャラクター。
嶋さんもゲイという事で辛い思いをしましたが
ハッピーエンドになってよかったです
今更のようにレビューを。
ヨネダコウさんの作品では一番読みやすく、読者をあまり選ばないのではないかと思います。
個人的にはこの作品が一番好きです。
体格差とか年の差とか、わたしの美味しさのツボが詰まってますので。
あらすじはたくさん上がってますので感想のみ。
ノンケ×ゲイなので、基本スルスルとは行きません。
しかしそこが良いです。
ヨネダさんの絵柄はキャピキャピとは真逆なので、やはりリアルさを求められると思いますし。
泣くというほどではない(基本、コミックでは頭の中で想像する部分が少ないのであまり泣かない)のですが、ひじょうに切ない。
胸にギリギリきました。
もともと攻めキャラが好きなのもありますが、飄々とした外川が特に好きです。
彼はオヤジ攻めの資質ありでしょう。
今はまだ20代ではありますが(苦笑
BL読みに復帰して、コミックでは多分最初に買った作品だと思います。
わたしは、最初がこの作品で良かったなあと思いますよ。
今現在ずっぽりBL沼にハマってますしね。
初めてBLを読んで泣きました。私のBLの志向はわりとこういうシリアスなものが好きなのでゲイとノンケのあいだにあるそれぞれの葛藤というのはすでに読んだことのあるテーマでした。が、そういうテーマを読者にどう届けるかが作者の腕なんだなあ、と読み終わって生意気に感心したものです。
恋をする気持ち、恋をしたときの臆病さ、一人ではどうしようもできないのに言葉にするのは難しい複雑な感情。性別、性的志向に関係なく、恋愛をした人、大切な存在が出来た人が誰もが抱えるもの。この著者はシーン、言葉が巧みなのでしょうか、嫌でも自分の記憶が思い出されます。
私は主人公の嶋くんに感情移入しながら読んだので、相手を傷つけてしまったことに気付いたところなんか、後悔と自己嫌悪で嶋くんと一緒に辛くなりました。
でも、嶋くんは偉いんですね、頑張るんです。傷つけたと知ったとき、自分の弱さにも心底気づいてしまうんです、それってすごく辛いです、こんな自分を嫌いにならずにいられようか。自分は相手の望むものをあげられないから、きっといつか家族を作るためにゲイの自分からは離れていってしまうはずだと。
相手の望みを叶えられない自分を攻める気持ちでいっぱいになってすでにこころはズタボロなので、身勝手な考えに陥っていることに一人では気付けないんですね。やっと気づいたときには、すでに彼は遠く。でも、きちんと思いを伝えにいくんです。怖いだろうに、もう手遅れだと思っただろうに。気持ちを伝えるシーンはとてつもなく不器用でした、不器用というか精一杯というか、ほんとに気持ちだけで行動したというのが伝わりました。嶋くんに心のそこからエールを送りました、結果は大体想像つくんですが外川さんの反応がどうくるのか怖かったです。でも、ハッピーエンドで良かったです、良かったね嶋くん。
と感情移入しまくりで読みました。これは同姓愛の方のみならず、普遍的なストーリーだと思いますのでBLでくくられてしまう本作がもったいないです。と言いつつもBLを読んでいることをリアルに友人に言えない私はここて密かにレビューを書いて、著者へのささやかなエールとします。
話題だし読もうかな思てたんですが、元々ガッチリ系男子が好みなゲイの為に、なかなか女性向けのBLの絵柄に手が出せなかったんですが、開き直って色々手を出し始めたのと共に買いました。なので、ハマりだしたのがかなり遅いかとは思いますが、この思いをどっかで吐き出したかったので。
率直に言うとこんなに泣けるBLは多分もう出てこないんじゃないでしょうかってぐらい感動しました。ゲイ向けでもありますねこれ。
だってノンケと恋をしてゲイだとバレた時の周りの反応が怖いから冷静でいようとする主人公の考えや言動が凄く現実的ですし、特に自分自身が傷つきたくないが為に相手を突き放そうとする行動もわかるんです物凄く。
特にカラダからの関係で始まると、けっこう拗らせてしまうし、相手が家族を持ちたい願望があると手を引いてしまいそうになるその駆け引きの描写もかなり訴えかける感じで泣きながら読み進めてました。それでいて所々ある性描写は過激ではなく大人の恋愛って感じで決して無駄だと感じられなかったです。
長文失礼いたしました。
切なく、温かいストーリー。
たしかにそうなのですが、
なぜこの作品がこんなにもフィーバーしているのか
ちょっとわからないかなと思ってしまいました。
もちろんふたりが出会いそして心を通わせるまでの過程は
とても切なくてそして優しい気持ちになりました。
ですがそれも他の作品にくらべてズバ抜けてという感じでもなく
泣けて感動できる作品ならば他にもあるなと思ってしまい
なんだか周りの「どうしても〜」フィーバーに置いてきぼりにされてしまった感じがしています(´・_・`)
ヨネダ先生の作品でしたら
「囀る〜」のほうが私的には切ないかなと…
まさに不朽の名作!
過去の恋愛でトラウマを抱えてしまった嶋の心を少しづつ解きほぐしていく外川の自然体な優しさが大好きです。
徐々に惹かれあっていくふたり、そして一歩踏みだしていいのか葛藤する姿。
何度読んでもせつなく・心温まる作品です。
BL好きなら全員に読んで頂きたい、そんな作品です。
まさしく人間ドラマ。葛藤と苦悩。
そして優しい思いやりが溢れている作品です。
落ち着いていて、まるで小説を味わっているような気持ちになります。
私は何回も繰り返し読み、その度に味わい深さを堪能しています。
私は本棚が小さいので、本当にお気に入りの漫画しか手元に
残していません。
どうしても触れたくないは勿論本棚入りです!
映画間に合わなかった為今度はDVDだなって思っています。
ヨネダコウ先生という作家に会えて私は幸せ~と思います!
こんなに胸が締め付けられるほど苦しくなったことはない。タイトルの意味を理解した時、涙が止まらなかった。ゲイの嶋が経験した苦い思い出。それゆえに次の恋に進めず、自分の殻に閉じこもるように。そんな嶋の内側に入り込んできた外川。でも彼には嶋が抱えているよりも、ずっと深く重い闇を抱えていて。数々のすれ違いを超えてようやく触れ合える距離に近づいても、嶋は外川に触れることが出来なかった。どうしても触れたくないその距離に、読み手としてもつらいものがあった。
ヨネダコウさんのファンになったきっかけになったのがこの作品*\(^o^)/*
これはもう、神作!!(>_<)
思わず入り込んで泣いてしまった作品でしたww
今まで読んだ中で1番内容が深いなあ、と思いました
切なくて、読んでるだけでもー胸がいっぱいになっちゃいましたww
ストーリーもしっかりしてて
ほんとにおすすめの作品です!
前々から購入しようか迷っていましたが、買って正解でした!
あまりBL作品で感動したことはなかったのですが、読み終わってから、もう胸がいろいろな感情でいっぱいになりました。
外川さんが嶋くんに言う、一言ひとことにすごく重みがあって泣きそうになりました。
本当にいい作品ですし、嶋くんと外川さんがとにかくきゅんきゅんします♪(/ω\*)
実写化のほうもドキドキしました♪
ほんとに買ってよかったです!
1回読み終わって、ちょっとして再読するとじわじわくる。作品かな。
最初に読んだ時は、さらっと読めて変に嫌なところもないきれいな印象だけで、特別な萌を感じることが無かったんですが、再読して相手の気持ちについて考えてみると急に愛おしくなりました。
外川が案外ロクでもない(笑)し、気遣いをする人なのにちょっと無神経なところもあって。嶋くん切ない~(;_:)と思いましたけど。小野田のナイスアシストに救われました。…主に私の心が(笑)
外川は歓迎会で嶋の離職理由に話が及んだ時に、なにかを感じて話を逸らしていたりして、外川さんステキ!!気遣いできる!!と思ったけど、嶋と関係しておいて『正直家族ってもんにはちょっと憧れんだよなァ』とか言って、全く意図してないけど予防線張ったみたいになってて、対しての嶋が『――外川さんは いいお父さんになりそうですよ』って返しが切なかった。その上、外川が嶋が帰る背中に『だってさぁ お前可愛いんだもん』て!なま殺し感ハンパない!外川さんほんとは悪い人なんじゃないよね!?と思いましたが、小野田のナイスタイミングのアシストがあったからこその外川の行動!
外で会う時は必ずエッチな事してた外川と嶋だけど、外川が初めて嶋の家に来た日は、コンビニごはん食べて、バラエティー番組見て、お風呂に入って狭いシングルベットでくっ付いて眠っただけ。
嶋の方はいつも通りエッチするんだろうなって思ってて『…これで最後だ これで…』と密かに決意してたのに…。
終わりにしようと思った日に、エッチが目的じゃなくて家に来られたら、いろいろと思うところあるんだろうな~と。ジタバタが止まりませんでした。
この本は、全体を通して静かに物語が進んで行くんですけど、嶋が表情を崩したとき、そのトリガになったのはなんだろう??と考えていくと、思わず萌えまくる事に気づいてからは、ほんとジタバタしまくりで良かったです。
そしてほんと小野田。いいよ小野田!!てか、小野田!でした←小野田愛ひどい(笑)でも、ほんといてくれて良かったw
「それでも、優しい恋をする」を先に読みました。(その話も少し混ざってます)
ヨネダさんの作品は受け攻め両方に感情移入してしまうほど入り込んでしまうのですが、それらと比べると今作は心に響くものが弱かったです。
主人公の2人にあまり感情移入できなかったからだと思います。
でも楽しめる要素がとてもあったので萌×2になりました。
嶋君の可愛さはよく分かりませんでしたが、彼は魔性のノンケキラーなのだそうですね。(「それでも~」で小野田が言ってました。)
こいつとなら…ゴクリ。という雰囲気を持っていて、そこに戸川が引っかかったと。
戸川は性別の拘りが薄そうだし、普通にバイだと思っていたのでノンケと言われて逆に驚きました。
それよりも問題なのは手の早さなのではないかなと思います。
しかも入社したての部下って冷静に考えたらなかなか凄いと思いました。
彼の真剣度とか感情の変化などを読みとることが難しかったです。
嶋君はミステリアスさや健気な部分よりも、戸川をバッサリといなしている時のほうが魅力的に見えました。
でも一番グッときたのは嶋君の元彼です。
自分の世界を必死に守ろうとあがいている部分が、滑稽でもあり痛々しくもあって思わず引き込まれました。
同情はしないけど、どこにも持っていきようがない気持ちと嶋君に対する甘えも垣間見れて脇役なのに凄く気になる存在です。
なんというか、彼が一番生々しさを感じました。
こういうちょっとした脇役がただの酷い男で終わらないのが他の作家さんと違うなと思う所です。
あとやっぱり小野田!!
あて馬にすらならない草食系ですが、恋人がいる人を好きになって早々に諦めることなんて普通にあるよなとも思いました。
好きになったタイミングに笑えましたけど。
そんな小野田のささやかな想いすら許せない戸川にも笑いました。
この作品の小野田を見ると「それでも優しい恋をする」で出口さんとくっつくことがとても驚きです。
読み方が少しずれているのかもしれませんが、ほのぼのな内容でも凄く面白そうだと思いました。
萌かどうかだと判断し難い。
絵柄的にもえっちシーンに萌えたりすることはないのですが、やはり何処かリアルな言い回し等に涙する作品。
題名も成程と思える程ではないけれど、何かを否定したいのが伝わってきます。
受の嶋くんはすっごくネガティブ。
攻の外川さんは語尾を伸ばすあたりに実は嶋くんよりも心を開かなそうな、そんな感じが含まれていると思います。
過去、過去、な話です。引き摺った二人。
これから未来を生きるのかといえば、そうでもない感じも。
過去を想って生きるような気がします。
「年上の前ではまだって言え」だとか電話のシーンだとか、そういうさりげない台詞に現実味を感じるのはヨネダさんの強みだろうなぁと。
こう言いたい時、人はどう言うか。
自然と練られているようでした。
何かを抱えて何かに臆病な人が、自分の常識で想定していたこと以外のことが起こるとどう思うのか。
それを「幸せ」と捉えずに、「怖い」と捉える。
サプライズだ!わあ〜じゃない。
何で?どうして?自分がこの人を変えたのか?自分の所為で…こうなっている。
外川さんの設定が辛いもので、嶋くんも合わせるようにオフィスBL(シリアスめの)ならでは…といった感じだったので、「ありがとな」に変わる、外川さんを変えるような一言があればいいなと思いました。
この場合のありがとな、は、何だか悲しい。
トラウマ×トラウマは、彼らの周りか間に、ずっと寂しさが佇んでいるような気がしています。
あと個人的には小野田さんがノンケじゃなくなるそうでよかった。外川さんはやっぱり年下彼氏の為に煙草やめませんか!高田くん、君は良い奴…
この三点です。
確かに情は情だけれど、同情以外の可哀想が外川さんにあるから……子どもを育てる二人が見たいです。
なんとなく。そう考えると少し微笑める気がする。
切なくも甘いストーリーに綺麗で繊細な絵…。普段なら間違いなく萌2以上の評価をつけていたことでしょう…。しかし、しかし私は哀れなひねくれ者。たくさんの神評価を前にそこまでは面白くなかったな~と思ってしまったのです(´・ω・`)これがもし何の評価も見ずに読んでいたらヤバい作品を見つけてしまった!と大喜びしていた気もします。淡々と薄暗く丁寧なストーリーにひたすら酔うこともできたでしょう。評価が良すぎて期待値を上げすぎたがゆえの悲劇です。この作品をまだ読んでいないひねくれ者の同志に告げます。そんなに面白くなかったから期待せずに読めよ!
今年この作品の名前を聞くことが多く、映画化もされていて評価もなかなかだったので、これははずれないなと思い購入しましたが、私のハードルが上がりすぎていたのか面白かったけど言うほどでもないなといった感じでした。
素直になれない受けに過去あり攻めといううますぎる設定で、ストーリーもしっかりしていたけれど、私にはちょっと平坦な感じに思えて1回読んで満足という感じでした。でも泣きました。泣けるのは間違いない。
ここの通算ランキングで他を寄せ付けない評価数で上位を独占しているヨネダコウさんとは一体何者なのかと気になり過ぎて、その中でもダントツ1位だったこの作品から読んでみました。
すでに相当数のレビューが付いていますので内容に触れるのは割愛しますが、神評価に全力で納得です。
こんなにもきちんと男同士がマイノリティであることを根底に置いて描いているBLはないんじゃないでしょうか。
痛いです。。。
嶋くんが外川さんのような男性に出逢えて本当に良かったです!
腐の道へ入ってから、5カ月になりますが、きっかけはこの1冊でした。
購入するにあたり、前評判を調べたりするのですが、泣いたの記載が多数で
ほんとに?泣けるの?BLで?と安易に手に取ったわけですが、
すみませんでした、甘く見てました。
嶋くんの受けの目線で、書かれているのですが、読み進んでいくうちに、
嶋くんになって、外川さんを想って、ガチで、ぎゃん泣きしてました。
読了してから、印象に残るストーリーは、一波乱を超えて、か~ら~の、
❤なんですが、これはトラウマが一枚かんでますね。
本来は、甘々シュチュエーションが好きなんですが、腐の道案内本としての
神評価にしました。
最初は絵が好みじゃなかったから
買わずにいたけど
レビュー評価をみてついに買ってしまいました!
読んだら完璧にハマりました!
今ではヨネダコウ先生の大大大ファン!
ヨネダコウ先生の作品 同人誌を含めて
全て持っています(笑)
先生の作品は登場人物の行動や気持ちが
最小限に書かれている、という印象です。
なので何回も読んでしまい
どんどん世界観にのみこまれていきます(笑)
この作品では恋愛にトラウマをもっていて
なかなか前に進めない嶋、
辛い過去をもっているが前向きに生きている外川。
この2人の距離感が絶妙です!
私のオススメ作品NO.1です!!
ここ数年BL漫画ってのに全然読んでなくて、また読み出して1番最初に手を出した作品です。
今まで切ないシリアルなお話は読んでいなくて少し手を出すことにも迷っていたのですが、
切ないっていうか、胸が苦しくなるようなそんなお話でした。最後には二人とも幸せになってほんとよかったって思います。
定期的に読みたくなる作品の一つです。
今更ながら読みました。
とりあえず、「綺麗」の一言でした。
切ないとは聞いていましたが、想像以上です。
本当に切なくて泣きそうになりました。
正直こういう切ない系のBLを読んだのは初めてに近いのですがとても良かったです。
一度結構前に古本屋かどっかで手にとって立ち読みしたことがありましたが、すぐ戻した記憶があります
でも、今思えば凄く良い作品にもっと早く気づけてたのになーって思います。
実は受けや攻めの「ゲイ」設定、それに対しての「ノンケ」設定は苦手だったのですが
そんなのは気にしないくらいおもしろく読めました
外川さんのあの、かるーい感じのキャラも良いですし
嶋くんの根暗だけど言うときはいう感じのあの二人の間の雰囲気がとても好きです。
本当に笑あり涙ありですね。
BL本を読んでこんな泣きそうになったのは初めてです。
外川さんの過去を聞いて
家族っていいなぁ的なことを聞いてから
いっぱいいっぱい考えて
外川さんの幸せをと思って引こうとするけど
やっぱり好き。
でも、自分の過去のトラウマが怖くてやっぱり考えて。
嶋くんのあの悲しそうに笑う感じ。
あれは本当に切ない。
切ないけど最後は嶋くんもちゃんと思いを伝えて
遠距離だけど、連絡取り合ったりよく会ったりしてて
なんか、ホッとしました。
終わり方も凄く綺麗で好きです。
(内容と違うこと言ってるかもしれませんがあくまで私の感じ方です)
あと小野田さんのあのポジション。
凄いですね。
紳士です。惚れました。
高評価だったので買ってみたら…もう最高!
嶋君がとにかく外川さんの事を意識しまくってて可愛かったですね///
ヤること散々やってるのにちょっと触れられたとか軽いキスとかで顔真っ赤にしちゃって…ニヤニヤしまくりですよw
色々なところで高い評価がされているので、前から非常に気になっていた作品で、見つけた瞬間全力で買いましたとも。
…想像以上でした。
切なさと甘さ、そして嶋くんの可愛らしさと外川さんの格好良さ(※一見ダメっぽいけどサラッと助け船を出すとか素敵過ぎやろっ!)がもうすっごい良かった゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
嶋くんの電光石火なツッコミも楽しかった。
でも楽しいだけなわけがない。
口論して一旦距離が開いちゃう時なんてもう…「禁」と書かれたタバコの箱に涙腺ぐわっとなりましたから…。・゚(´pωq`)゚・。うぁ゙うぁ゙ぁ…。
タバコの箱というアイテムにあんなに心揺さぶられると思いませんでしたよ。
嶋くん、外川さんお幸せに~☆^(*・ω・)ノ~~~
小野田さんも素敵な男性です。
オマケ漫画には笑いました(*≧m≦*)プププw
もっと早く読めば良かった。
本当にこれはもうお気に入りの一冊となりました。
手放すなんて考えられないっ!
オリジナルBL漫画をはじめて購入して読んだのがこの一冊です。
外川と嶋の過去もさることながら、外川の一言
「俺に過去を、恨めっていうのか」
。・゜・(ノД`)・゜・。
ああああああ!!!!!!
バッドエンドでも曖昧エンドでもなく、きっちり甘々ハッピーエンドで安心しました。
はじめて読んだオリジナルBL漫画がこれで良かったです( ´ ▽ ` )ノ
なんと152番目のレビュー!
もうこの上評価もレビューも必要ない!と言われそうですが、実写版鑑賞記念に、ダメ押しの神評価を重ねちゃいます。
映画の感想もほんの少し書いてしまうので、ネタバレNGの方はご注意を・・・
今や腐を自称する人なら誰もが知っている作品ですから、あらすじの説明は必要ないでしょう。
連載中の「囀る鳥は羽ばたかない」同様に、この作品では主人公2人(外川と嶋)が、それぞれ不幸な過去に起因するトラウマを抱えています。
外川の場合には、或る雪の降る日に、母親が仕掛けた無理心中で家族を失ったという重い過去、嶋の場合には、同性である自分を好きになったことが恋人を苦しめ、人格を豹変させたという、恋愛の傷痕。
この、2人が抱えるトラウマが、2人の恋の成就によって見事に昇華される・・・というところが、この作品の大きな特色に思えます。
勿論そんな構図の作品は決して少なくはないのですが、「どうしても~」は、その見せ方が抜群にうまい、という意味で、ここがポイントなのかなと。
見るからにトラウマを抱える嶋と、一見、不幸な過去に負けない強さと明るさを備えた外川。
しかし、外川もまた実は心の奥底で救い=愛される確信を欲する人間だったということは、最後の最後、描き下ろしで明かされます。
一方が一方を救うという構図ではなく、お互いがお互いにとって救いをもたらす存在、という構図を描き切るのは、簡単ではないはずですが、この作品では、2人それぞれの心情がとてもバランス良く描写されているんですよね。
作中、心理描写のウエイトは嶋のほうに置かれているため、ダイレクトに響いてくるのは、嶋の側の心情。
ただ、その場その場では自分の感情を受け止めるのが精一杯な嶋が、時間を置いて少し冷静になると、外川の苦しみにも気づいていく・・・という形で、嶋の眼を通した外川の心情も、時間差で見せられていきます。
嶋との別れを決意した場面で外川が言った言葉、
「お前は酷い奴だ 俺に過去を恨めっていうのか」
は、そのシーンでは敢えて読者には「聞かせず」、後日の嶋の回想の中で、初めて明かされます。
胸を抉るような外川の言葉と、その言葉の真意に気づく嶋の表情とが共鳴し合って、もうめちゃめちゃ切ない。
この場面、何度読んでも涙が止まりません。
辛い恋愛経験のせいかネガティブな雰囲気を漂わせる嶋という人間には、個人的にあまり魅力を感じないんですが、このシーンばかりは嶋も外川も、2人ともが、切なく、美しくて、惹き込まれます。
そういう部分の見せ方が、とてもテクニカルで、まさに匠の技。
奇をてらわず、素材の目新しさを追わずに、とことん見せ方で勝負した作品だと思います。
クライマックスの、ふりしきる雪の中での2人の抱擁にしても、およそ使い古されたシーンにもかかわらず読むたびに心に沁みるのは、外川にとって忌まわしい記憶そのものだった「雪」が、初めて幸せな思い出に変わった瞬間だからこそ。
2人のトラウマの昇華と、恋愛の成就が、全てこの雪の抱擁シーンで焦点を結ぶという構成の美しさに(あまりに自然にその瞬間が訪れるため、一度や二度読んだだけではこの高難度なワザに気づきさえしないんですが)、ただただ感嘆させられます。
個人的には、冒険的な試みも含まれている「囀る~」のほうに惹かれてしまうのですが、何度読み直してもよくできている――と言う意味で、これはもう神しかないなと。
ほんと、今さらなんですが。
◆ちょっとだけ映画の感想◆
映画は、原作に忠実に作品の幹を捉えた作りになっていました。
ただひとつひっかかってしまったのは――
外川がBLの攻めが絶対に脱いではいけないアレを脱いでしまうこと!
家に帰ってさっそく原作を読み返しましたが、原作には彼がアレを脱ぐ場面はありません。(正確には、脱いではいるけど描かれてはいない、と言うべきでしょうか。)
映画はBL的美意識に敢えてとらわれないスタンスなのかもしれません(といってBLという特異な世界観の作品が原作である以上、BL以外のものにはなりえない気はしますけど)が、個人的には、ちとげんなり。
百歩譲って脱ぐとしても、黒パンはなぁ・・・
しかしタイトルデザインの的確さはさすが! やはりキーワードは「雪」ですよね。
むぼちさま
ゲイ術なんて・・・嬉しい汗をかきました(;^_^A アセアセ
ありがとうございますぅ
yoshiakiさんが下さったお返事の最後の二行に、傑作BLと出会った時くらいの衝撃と感動を覚えています。
私と同じ映画を観て、たぶん私と同じように、「漫画>映画」と感じられたに違いないのに、この発想の違いはなんだ。
yoshiakiさんのお陰で、映画への評価が「観なくても良かった」から、「観てよかった」に変わってしまいました。
きっとBLに限らず、世界の全てが、yoshiakiさんには、より豊かに、意味あるものに映っているのでしょうね。
ほとんどの人には見えないことを、取り出して見せることが、芸術ではないかと思います。
yoshiakiさんも芸術家なのだなあ、レビューなどを拝読し、たびたび感動させられるのも、無理はないなあ、と思います。
むぼちさま
コメントありがとうございます。映画観に行かれたんですね!
>せめて、色はグレーにして欲しかったなあ。
グレーはアリなんですかwww
でも黒はなんだかゲイビっぽくて、ちょっと違和感ありますよね。
三次元で観ると、出来事としてはこれだけのことだったのか・・・ということが見えて、逆に「これだけのこと」がこれほどの情感を生む二次元の凄さを思い知らされました。
私も映画を観てきました。
yoshiakiさんのご感想どおり、確かに、黒いおパンツはナイですね。
BLの攻様とはいえ、彼はそこまで性的に描かれてよい人ではないと思います。
せめて、色はグレーにして欲しかったなあ。
繊細な感情の動きなどは原作を思い浮かべて補完するしかなくて、漫画の表現力を思い知った作品でしたが、終幕で「原作 ヨネダコウ」の文字を見た時は、ヨネダ先生の熱烈なファンでない私も少し感動しました。
むぼちさま
コメントありがとうございます!
だ、抱かれたい・・・うひゃ(≧▽≦) わたし攻めちゃっていいんですか?(照)
私はBLは二次元が最高だと思ってるんですが、映画もこの作品の一つの解釈を味わうという意味で、面白かったですよ。軽くオススメです(*'ω'*)
yoshiakiさんの素晴らしい読み解きによって、この漫画が一層面白い、魅力あるものになりました。
私なら、「一度や二度」どころか百回読んでも気付きませんね!
ヨネダ先生でさえ、無意識なのではないでしょうか。(そうならば、無意識にできる、ところも天才的だと思います)
「レビュアー萌え」問答に投稿する勇気がないのでここで言わせて下さい。
私にとって、抱かれたいレビュアーナンバーワンはyoshiakiさんです!!!
前々からすごく話題になっていて、気になってたものの、感動涙もんのお涙頂戴話なのかな〜と思って買ってなかったんですが、やっぱり気になったので買って読んでみました!
重い話で読了後は落ち込むかとおもったのですが、セリフの自然な流れとか人物の表情の自然な感じが、実際に起こった話のようにスーッと頭に入ってきました。最後らへんは本当に感動しました!切ないです〜。やっぱりハッピーエンドはイイですね〜。嶋君支えてくれる人見つかってよかったね〜涙
外川さんと嶋君のケンカというか別れ話エロシーンめちゃエロかったですごちそうさまです(^p^)嶋君エロいわ〜嶋君エロいわ〜
BLでたまにあるツンツンすぎてすぐ逃げる主人公、追いかけまくる半ストーカー気味な攻め、問題が起きた時にお互い喧嘩別れして数日経過、数ページで問題解決エチして円満ってパターンに会うたびに、何でこいつら逃げてばっかで気持ちぶつけねーんだよー受けも受けでちゃんと向き合えよ〜泣 て思うこと多々あったんですが、このお話はお互いちゃんと向き合ってて、胸の内をさらけ出して、素直に気持ちぶつけ合ってて、これだ!これぞBLの恋愛だ!!と思いました。
お互いが問題に向き合って一歩ずつ進んでいく過程がよかったです。BLはファンタジーといえども、やっぱり気持ちぶつけ合う場面を読んでると感動します。
評価がとても高い作品で、手に取ってみたくなりますよねw
個人的には「神」と付けましょう
ヨネダコウ先生の空気感と言いますか間が自分は好きなのですが
わーと叫ぶほどの波はありませんが
とにかく薄暗い中をフラフラしている感じに陥ります
最後の最後で鍋のシーンで救われたような気がします
この作品では脇役ですが小野田がいい味を出してくれます
次作品では大活躍ですがw
好みの作品ではなくても1度は手に取ってみることをお勧めします
以前読んだ時、いい話だが何故それ程大絶賛されるのか分からなかった作品。
今回「それでも、やさしい恋をする」を読んで、再読してみました。
よくできた作品……というのが、再読しての感想。
ただ、何か特別な思いを残すか?と言われたら、残念ながら私にとっては違いました。
以前に読んだ時にも感じた、映画的な作りやセリフの秀逸さは流石。
表情や行間を読ませる描写は好きですし、全体のまとまりもいい。
ただ、個人的には主人公2人にそれほど心が動かないというのが大きいかな。
何故お互いに、特に外川が惹かれていくのかがよくわからないけれど、
そこは雰囲気に流されて読めばOKと言う感じでしょうか。
大筋の納得よりは、細部のセンシティブさで読ませる感じでしょうか?
最後の外川が高校に上がる頃のエピソードは、
人間ドラマとしては胸に迫るのだけれど、先に嶋との恋愛話を読んでいるだけに
作品の作りとしてはちょっとあざとい感じが否めませんでした。
ウルッと来たんですけれどね!
個人的にはスピンオフの「それでも、〜」の方が好き。
ひとえにキャラに対する好み度の違い(出口>>嶋)だと思いますが、
遡って読むと、小野田のキャラがピンと来なかったこともあるかも。
沢山のレビューがあるので今更ですが,実写化記念に(´ω`)とりあえず一言。外川さんカッコよすぎ!!!とくに後ろ姿にキュンキュン(///ω///)
本題→コチラの受:嶋くんはとにかくネガティブで話を暗く重くしていきますが,攻:外川さんの明るい性格でバランスが重くなりすぎず,思ったよりサクサク読めます。
暗く重く話が進む割には画面から伝わる空気がどことなく温かく優しく,繰返し読めば読むほどハマっていきました。
こちらの本は中古で買ったのですが後悔です(;´д`)新品を買い直して大切に大切にしたいという取り扱い行動は神本ですが,人様にオススメする度合いとしては萌②です。
この作品は、今まで買ったBL作品(借りたもの含む)の中で一番お気に入りです。
ヨネダコウさんの作品はこれがはじめてだったのですが、この作品がきっかけでヨネダコウさんの他の作品も買いました。
書店とかでよく、表紙が見えるように置いてあるのは見ていたのですが、もっと早く手に取っていればと後悔するほどです。
エロいだけ、甘いだけではない、ストーリーがしっかりしています。
いままで3,4回読みましたが、毎回号泣です(笑)
実写化ということで、もう一度読み返しました。
最初に本を手に取った時「~触れたくない」という意味が?でした。
最後まで、それも何度か読んでいるとわかってくる・・・
そんなストーリーでした。
派手な恋愛ドラマではなく、静かな大人のお話でした。
生きていればこそつらい経験もしてきた・・・
トラウマになるほど、辛く悲しい過去。
恋愛に臆病になることもある。わかっていても1歩前に踏み出せない・・
そんな受け嶋くんと、同じように辛い過去を抱えながらも
ぐいぐい自分を出していく攻めの外川さん。
好きがゆえにその先が怖い嶋くんが出した答えに、外川さんが言った言葉
「お前の気持ちはお前のモンだけど・・俺の・・・
お前を好きな気持ちまで踏みにじる権利はない」
のセリフにグッときました。外川さんカッコいい!
最後には静かなハッピーエンドに・・
「幸せだ・・・」
この一言が、2人の未来に光をさしてくれた気がしました。
同僚(後に課長)小野田さんも良い方ですよね。
なんだかちょっと場がなごむ感じでした。
実写化するらしいので読み直しました。
評判がよかったのでずいぶん前に買って読んだのですが、あんまり印象に残ってなかった作品です。再読後も印象は変わりませんでした。
よくも悪くも静かな話というか、筋立てはさておき書き方に起伏がないので終始シリアスな雰囲気です。淡々としてます。攻めは飄々としてるし受けは無表情キャラなので、よけいその雰囲気に拍車がかかっているかんじ。攻めがノンケなんですけどこれといって受けに対する感情にじたばたしないんですよね。キャラの個性として消化されてて不自然ではないんだけど、なんだかもったいない。受けには攻めが言うようなかわいさを感じず、愛着があまり持てませんでした。
基本的に明るくて軽くてときどきおばかなエンタメエンタメしたBLが好きなので、合わなかったんだと思います。
とはいえ絵はきれい(受けのほくろがまあ色っぽい)だし、話はすごくしっかりしています。とくに攻めの過去にまつわるエピソードと、それをダシにする受けがよかった。少女漫画じみたべたべたしたモノローグがないところも好きです。よくできた作品なので、読んで損するってことはないと思います。
切ないと評判なので、期待して読んだ記憶があります。
それで「?」となりました。
確かに切ない状況かなとは思うのですが、全く入ってこなくて。
切なさのツボが微妙に外れてしまっているのかもしれません。
そもそもノンケの筈の攻が受に傾いていく過程が早いというか、あっという間にそういう事になっていた印象です。
男女なら、これもありかなと思うのですが、男同志でどうだろう。
それでもなおっていう何かが欲しかったのかもしれません。
映画化されるそうなので、そこらがどう変わるのかは気になるところではあります。
神評価乱舞の中、こういう評価の人もいたよという事で。
気付けば泣いてました。
なんだろう…思いが込み上げてきちゃう感じ。
読んだのは今更ですが、この本に出会えてよかった。
心からそう思えます。
うまくレビューできないけど、これだからBL好きなんだよな。
私がBLを知ったきっかけは他の作品でしたが、
BLに引き込まれたのはこの作品です。
今となっては「あぁ私はこういう切ない葛藤のある話が好きなんだな。うん。どうしても触れたくないは私のドストライクだな。」
なんて冷静に思えますが読んだ当初はもう衝撃的でした。
ぼろっぼろ泣いて毎日のように読んでいました。
先にも書いた通りこの作品の一番の魅力は葛藤だと思います。
最近のBL漫画はさも当たり前のように男同士で恋愛しているようなものも多くありますが(もちろんそういった類も大好きです)この作品は自分がマイノリティーであるとおびえているというリアリティーのある点があるからこそ深みがあってそれが魅力になっていると思います。
本当にすばらしい作品でした。
まだ読んだ事がないという方は是非一度、ティッシュを準備して読んでください(笑)
この作品を買ったのは、私がまだBL好きなりたてだったんですけど、
神評価がとにかく多くて買ってみたら、
あれ?そこまで...?
って感じで、本棚の奥深くに眠ってたんですよ。
最近、ヨネダさんの『囀る鳥は羽ばたかない』をお友達にかしていただいて、凄くよかった!
そういえば私、ヨネダさんの作品持ってるじゃないか、と思って、奥から引っ張りだしてきて読んだんですよ。
皆さんの神評価も納得‼あー...いいなぁ...って。
気付くのがとても遅かったですねww
色々な作品をよんで、色々なジャンルを経験してわかりました。大人のおっさんって静かに萌えますね。
その上、読めば読むほどいいなぁと思えるんですよね。
『囀る鳥は羽ばたかない2』も読み終わったことですし、また読むとしようか。
初対面は今にも吐きそうな臭い男、初めてのキスも流れで
そんな29歳のSEと24歳のSEのラブストーリーです
リアルをプラスに評価するかマイナスに評価するかで真っ二つに評価が分かれそうです
なかなか感情を暴発させず、みんな『読めない』のも今風でリアルですよね
よく漫画だと会社でも啖呵切ってたりしますけど
(ついでに、それに対して社長が感銘を受けちゃったりもする)
そんなことしでかしたら、今のご時世すぐクビですからね……
本物のゲイカップルの裏側を垣間見た気分にさせてくれるので
街中でリーマンがイチャついてるのに萌えられる方にもオススメです
(私はBLは二次元専門)
『泣けるBL』としてよく紹介される本書ですが
号泣というよりはじんわり系です
ヨネダコウ先生の、世界観が好きです。無言の間とか、登場人物の気持ちにシンクロしながら読めます。
最初は「どうしても触れたくない」というタイトルにひっかかりました。(凄い作戦!?)
珍しいタイトル。「触れたい」ならば、カップルが好き同士なんだなと予測できるし、頭に引っかからなかった。でも触れたくないとくれば、え?なんで?触れたくないのは何に対して?まさか相手が嫌いなの?とかすごく興味を引かれました。
読んで結局、「触れたくなかった」のは・・・トラウマだったのか何だったのか曖昧です。まだ頭の中に??が残っています(笑)
お話はとてもシンプルで現実にありそうながら、こんなハッピーエンドもあるんだなあと、幸せな気分になりました。
ゲイではなくても主人公の気持ちに共感できる部分もあります。恋愛で怖い経験をすると、人は倍以上に臆病になり、気持ちを隠すしかなくなるから。
それに対して戸川さんの愛情は広く深いです。サバサバしててふざけているっぽいのに、とても真剣で、傷だらけの嶋くんを包み込んでくれるような人です。
戸川さんの幸せを奪ってしまうかもしれないと踏み出せなかった嶋くん。それでも頑張ってみたいとやってきた京都で戸川さんが「ありがとう」と言った場面はいろんな気持ちが溢れてジーンときました。
番外編ではその後週末の遠距離恋愛してるなあという話。あんなに不安だったのに、幸せって思えて、嶋くん良かったよ。
1冊の短い中で上手に完成されています。、ストーリーが解りやすく、登場人物にも愛着が沸いてくるし、感動しました。(小野田さんもすごく良いキャラでした)最高に素晴らしい作品でした。
嶋のトラウマと外川の過去はそれぞれに重くて苦しいものですが、それを本人以上に相手の方が慮ってしまう。
傷を癒そうとするような心の寄り添いがまた却って相手への負担になってしまったり、スレ違ってしまったり。
表情の乏しい絵とコマ割りの多いせいかスローモーションで見ているような錯覚と無言の中に痛みが凝縮されているようで心が掻き立てられます。
嶋が外川に与えてあげたい世界と外川が嶋に与えてあげたい優しさが、想えば思う程切なく、ゲイであること、ノーマルであることの覚悟を突き付けているみたいでとても息苦しい。
嶋の一歩がとても重たくて一挙手一投足隅々までがもどかしくて待ち遠しい。
ラストまで集中の切れない素晴らしい作品でした。
私は最初電子書籍で購入したのですが、どうしても紙媒体で読みたくて後日コミックスを購入しました。
コミックスを買ったのは、コマ割りが絶妙なのでこれは是非きちんと全体を見たい!と思ったからです。(私が最初に読んだのは携帯のコミックシーモアです)
何度も何度も読み返していますが、繊細な感情の描写と登場人物の微妙な動作や台詞、間なども良く、ストーリーも完成されていて且つ萌える場面もあると思います。
ただBLというよりML、絵柄もややクセがあるので万人受けはしないみたいですね…。
加えて、「うわああああああ萌ええええ!!!!!」と滾るような感じではなく、熱い気持ちがこみあげて胸が切なくなるような萌えだと思うので、自分の求めているものと違った…と思われる方もいらっしゃるのかもしれません。冒頭は電子書籍の試し読みが利用できるので、購入前に確かめてみるのがよろしいかと思います。
ともあれ、私はこの漫画をオススメします。この作品には神以外の評価をつけられません。本当に素晴らしいです!
このレビューを参考にして頂けたら嬉しいです。
初めて読んだのはまだBLの道に突っ込んだばかりのとき。
レビューを読んで、よしこれにしてみようと決意し、恐る恐るレジに持っていった記憶があります。笑
しかし、そのときはさらーっと読んでしまい、
あれ?好みじゃなかったのかな?とちょっと拍子抜けだったんです。その後2,3回読んでも変わらず。
しかし半年後、BLにもどっぷり浸かり、いろいろ読み漁っていたころにふと思い出して再読しました。
そこで…うるっときました。初めてのときとは大違いでした!
さらに半年後、いつまでも衰えない独特の静寂が気持ちいい…すっかり神BLの仲間入りです。
細かい内容は他の方がたくさん書かれているので割愛しますが、
もしかしたらこの本は、ドタバタしていることの多いBLをたくさん読んだ後、
(という私もドタバタなラブコメ ー世界一初恋や腰乃先生作品などー がストライクゾーンなのですが)
あーこんな雰囲気も素敵だな…良かったね…ホロリ。
と、くる作品なのかもしれません。
驚きのレビュー数。そして驚きの神の数。
期待しすぎたか?それともBL歴が浅すぎてよさがわからないのか?
本当に全くわからない。
まず嶋。感情を表すのが下手というより感情があるの?と疑問に思ってしまった。
なんかこれじゃ、彼を会社から追い出した前の会社の彼の方が人間くささがあって同調できるなぁなんて考えてしまった。
外川は嶋のどこに惹かれたのか、全くわからない。
そして外川のトラウマが、なんかさらりと書かれすぎていてもっと掘り下げてほしかったし、心の内を見せてほしかった。
なんてうか、お互い心の本当の奥底が見えず、さらりと終わってしまった感があって、読み終わったあとなにも残らなかった。
ピピンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんです、そうなんです!
凄く評判がいいので自分に問題があるんじゃないか?と思い、レビューを書くのもかなり躊躇ったんですが、やはり合わないと思う人もいる。ということも書くべきだなと思い書きました。
なるほど。何回か読んでみると理解できるのかもしれないですね。
頑張って読み直ししてみます。
同感でした。
私も初読みでは、良さがちぃともわからなかったです。
3回読んでみて「あ、なるほどね」とやっと得心いった感じでした。
どうも私はヨネダコウさんのマンガの読み方がわからないようです。
皆が褒めている本を、「わからない」と不安ですよね。
ドラマCD聞いて買おう!と決めて買いました。
つうかこんなにレビューがある作品ってあります???
130を超えるレビューに驚いてます。
それぐらいBL好きの心をわしずかみしたんですねぇ。
ドラマCDのほうが感情豊かに表現されてるのでわかりやすいですが
原作はまた霞がかった二人の距離感が表現されていてよかったです。
二人の初キスが焼き肉とたばこ臭いってのがリアル~。
ヨネコウさんのリアルな男くささがまたみんなの萌え気持ちをふるわせるんでしょうなぁ~。
孤独なノンケが孤独なゲイにホレていくさまはすごく引き込まれます。
明るいようで暗い過去をもつ攻めとトラウマを抱えたゲイの恋模様
二人がお互い必要としあって魅かれあう過程は萌えますなぁ・・・・。
遠距離の二人に挟まれる小野田は大変だ(笑)
ヨネダコウさん初めてです。
絵はスッキリしていてよかったのですが、話と雰囲気が暗い、それに萌え所が全くなかったです。
嶋は暗い過去があるのはわかるけど、もう少し笑った顔とかみたかったなあ。そういう設定だからしょうがないのか。ホクロはかわいい。過去に好きな男にフラれてイジメみたいなの受けてたけど、相手の男にすごくむかつきました。女々しい!嶋かわいそうです。
外川の喋り方がなんかダメでした。それに外川の過去がかわいそうすぎます。辛い。
CPを好きになれない。私の中ではダメです。
最後はハッピーエンドなんですけど、そこで冷静に無表情で見てた私。
好きな作品なら、顔ニヤけたり泣きそうになったりそのハッピーエンドの部分を何回も何回も見たりするのですが、この作品では何も思わなかったなぁ。
二人とも基本かわいそうなので、一回読んだらもうそれでいいかな。
人気作らしいので手を出してみたのですが、
泣いちゃいましたね~!!
体だけの関係で大丈夫だと思い込んでいるシマ君の、
つよがりが可愛かったです。
外川さんは中身は鼻の下伸ばしてるエロおやじっぽかったけど、
この人かっこいいと思った。
辛い過去にメソメソしていない男らしさがよかったです。
最後にシマ君が外川さんに会いに行くところは超泣けました。
感動!
表紙は素晴らしい。タイトルも切なく、レビューもいい。絶対に購入してしまう作品。だか、神作品とまでいかないです。自分がこれまで多くの作品を読んできた中では別に珍しくないストーリー、これ以上の切ない作品を経験してるせいか自分には読み終えてもこんなものかって感じで終わりました。良く言えば、blとしの王道、切なさ苦しさを詰めこんだ涙を誘う万人受けしやすい作品。悪くいえば、癖がない。きっとbl歴が長く、多くの作品を読んでる人には物足りない。読み手側に考えさせられる何かが足りない。以上。
この本のレビューしてなくて自分でビックリしました。
この本は名作だと思います。絶妙な間とか雰囲気とか
お話の内容とか、どれをとっても凄く良く出来ています。
ホモの話だけど、結構共感できるところもあったりしてw
例えば「お前を好きな自分が嫌なんだよ」とかw
私も昔おんなじことを言われたことがあります。
そういうことを言う人は自分のエゴをめっちゃぶつけてくる。
だから嶋くんの気持ちがわかるっていうか、
あそこまで臆病になっちゃう気持ちが分かる感じが
しました。
そして、一番突き刺さったセリフは
「俺のお前を好きな気持ちまで踏みにじる権利はない」です。
当然のようなセリフだけど、言われてハッと気付くというか……
”どうせ別れるんだし”とか最初からネガティブな気持ちを
抉られる感じで素敵でした。
外川さんが嶋に言った「なんか変なコトしたくなるよお前」がすごくよく分かります。
他人となるべく関わらないように壁を作っている嶋ですが根本的には人と【関わりたくない】わけではないと思うのです。普通の人間関係くらいは無事に築きたい…んじゃないかなぁと。
臆病になっているからすごく小出し小出しというか。
逆にそういうのだからこそ興味をもたれるのですよね。
外川さんは普通の人で、しかもどちらかといえば面倒見の良い、部下思いなところもある、ちょっと臭いしちょっとやかましいしちょっとややこしいけれどイイ人ですよね。しかも黒髪天パの短髪ってあたりもたまらんと思います。
臆病になっていた嶋だからこそ外川さんの強引さが怖くてそれでいて嬉しくて心地よくて、嶋にとっては最初から外川さんの存在に救われていたんでしょうね。NEXTに入社して、こわごわだったことを何もかも気がつけば外川さんが取っ払ってくれていった。
嶋はだめだだめだって、そう考えていても外川さんはぐんぐん歩み寄ってくる。【どうしても触れたくない】っていうのは、それ以上触れてしまうことが怖いのかなと思いました。触れて、もっと近くなったら、また離れる。この時の嶋には望みなんてちっとも持てなかったんだろうな。
外川さんは、はじめこそ構いたがりからはじまって、そうして過度に触れていくうちに時を過ごすうちに嶋のことを知って、変なことしたくなる・構いたくなる。
強引なはずの外川さんが嶋のTAGでの過去を知ったときに、いつもならなし崩しでセックスがはじまるところをただ抱きしめて傍で眠るだけにしたあの夜は…ある意味で嶋にとってもはじまりの時だったのかな。
つらかった過去を溶かしてくれる。ただ肉体関係を結ぶだけじゃなくて、そばに居るだけのことも選んでくれる。でもきちんと受け入れられない。
この本では終始、嶋の葛藤に充ち溢れていました。
外川さんを信じたい、でも困らせたくない、もう嶋自身も困りたくない、悲しい思いも辛い思いもしたくない。だから触れたくない、もう触れたくない、でも触れたい、触れたくて触れたくて仕方ないけど、触れたらだめなんだって。
嶋の少し困った顔、照れた顔、読者である私でもこんなに苦しくなったり辛くなったりするのですから、そばに居る外川さんは胸をかきむしられるような思いなのではないかな。ポーカーフェイスを、つくっていても。たばこを吸っていても…。
たくさんの愛でくるみたくて、自信を失っている嶋を満たしたくて、つとめて優しくする外川さんの行動にも胸打たれました。これで嶋も自信持ってくれれば…いいんですけども…!
外川さんが本社に転勤して、そののち嶋が引き出しのなかからあの頃にあずかったたばこを見つけてしまうあのシーン。嶋と共に泣いてしまいました。
あたたかくくるまれるような優しい愛をしっかり感じていたのに、どうして逃げてどうして触れなかったんだろう。どうして突き放すようなことをしてどうして傷つけたんだろう。
嶋の心が痛いほど伝わってきました。すごく切なかったです。
雪がふりしきる京都で、ふたりがまた出会ってきちんと心を通わせれたこと、そうしてそのあとのベッドシーンはとても素敵でした。お互いのことを確かめあうようにしっかりと触れ合っている様子に安心しました。
臆病な嶋のことを外川さんは大切に大切にしてね、そして外川さんが抱える家族への憧れや懐かしい記憶を、嶋が癒してね、そう思いました。
番外編での小野田さんのメールはもう……「仕方ないんじゃないかな!!」
だって外川さんだってそうだったわけですしね!(笑)
表紙の、触れるか触れないかの距離感が素敵。
触れたいけど、触れたくない。
一見飄々とした外川と
人間関係に潔癖な嶋
家族に憧れる外川と
それを与えられないことに苦しむ嶋
嶋を可愛いと思う外川と
外川に惹かれながらそれを諦めようとする嶋
「可愛い」
愛しい
「同情」
愛情
「情」という名の「愛」
執着のような独占欲ような、切ない感情が作品全体を包んでいる。
お前に出会えて よかった
一生のうち、ひとりでもそう言ってくれる人に出会えれば。
ヨネダコウさんのデビュー作。
トラウマがあり恋が始まる物語という王道路線の話です。派手さは全くない、説明は少なめで淡々としたシンプルなストーリーなんですが、登場人物の言葉の掛け合いだったり、表情だったり、テンポよく進む会話、読ませる行間だったりが凄く絶妙でした。絵柄も上手すぎるというわけではないんですけど、お話のテイストにとてもよくあっていました。全体的に説明は少なめですが、丁寧に描かれているのでとてもリアルな作品です。一つの作品としての完成度が、本当にきらめいていて、デビュー作とは思えない、奥深い魅せてくれる作品を作り上げた作家さんに脱帽です。久々に凄い人がでてきたなあと嬉しくてなりません。題名とカバーイラストも素晴らしくて大好きです。
内容は、ノンケの上司・外川さん×トラウマを抱えて恋に臆病になっているゲイ・嶋くんのお話です。嶋くんは、上司である外川にひかれているけど、辛い恋をひきずっている彼は…そのうち飽きられる、迷惑になりたくない、早くやめないと…グルグル可愛いんです。せつなくて、健気で愛しいんです。ホクロも色っぽく好きでした。攻めの外川も、過去に色々ある大人の男性だけれど、ガサツに見えて凄く思いやりある優しい人。大人な2人なだけに、現実味のある心の葛藤と、言葉だけではない、思いやりあふれる行動と間がいいんです。気がついたら2人の世界の虜でした。
雪という重要なモチーフが全編通して現れるのですが、最初は冷たく悲しいイメージをまとっていたものが、最後は『ありがとう』の一言で、ほろ甘い暖かな幸せを運んできてくれます。涙なくては読めませんでした。本当にリアルな恋愛を見た気がしました。人間の出会い、気持ちの移りゆく様を、魅力的に「絵」で余すところなく描かれた素敵な作品です。
読後感も確実に心に何かを残される素晴らしい作品でした。しばらく放心状態でした(笑)しみじみ良いお話だったなあと嬉しくなりました。
わすれてはならないサブキャラの小野田課長が、おもしろい素敵な人でいいんです(笑)
BLジャンルだけに捕らわれず、セクシャルマイノリティーの恋愛物として、BLを読まない方でもおもしろいと思う1冊です。もし、まだ読んでいない方がいるなら?是非オススメさせて頂きたい作品です。
随分と前から存在は知っていたこの作品。
発売から約5年?を経て、やっと手を付けました。
BLを読んでない頃の「BLってちょっと気になるな~」レベルの時から
名前を聞いていた作品だったので、本当に有名なんだね…
でも!
だからこそ、読まず嫌いだったというか。
期待しすぎてそうでも無かったらいやだなぁって思ってました。
そんなことなかった。泣いたよ。。。
リアルな世界では、
実際、嶋くんみたいな心の葛藤があるんだろうなと
悶々と考えを巡らせたりもしました。
BLはファンタジーと思う面もあるものの、
実際にゲイの友人がいる自分は
結構こういうリアル感がある作品を好んで選んでる節があるので、
よりリアルで、「くる」モノがあったんだろうなぁ。
ヨネダコウさんの別作品も読んでみたくなった。
893モノ好きじゃないから躊躇してるのもあるけど、
女装モノダメと言いながら他作家さんのでハマったやつもあったしな…
とにかく、「リアルを感じる切ない系」が
自分のドストライク好みなんだな、と
実感できた作品でした。
純粋で切なくてこれぞBL!!みたいな感じの作品でした。
絵も綺麗だし、耽美系です。
ホモが普通なBLが多い中で、同性愛のことをちゃんと触れてる、でもゲイじゃなくってBLですって感じ。面白いです!!