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Q no konin
先生の書くストーリは本当に美しい。ぜひともネタバレなしで、この作品に没頭してほしい。
勇者と魔王の求婚譚ってなんだろう?
って思ったけど、先生の書くストーリーだし絶対に買おうと思い、読み進めた。
はぁ、この旅嫌な予感するなぁ、
あれ、だいぶ髪伸びてるねぇ、
あれぇ、私の苦手な寿命の差が出てきちゃったよぅ。
あぁ、涙流してここでお話終わっちゃったらいやだよぅ。
じっくり絵や表情をかみしめながらページをめくっていく。
途中、この先を読まない方がいいかも、もしかしてバッドエンドかも、
どーしようここで、終わったらってハラハラしながら読んでいった。
結果、納得のいく結末に。
しかし、余韻がすごい。めったに味わうことのない、後味。
あぁ、素敵なお話だった。
先生の描かれるファンタジー感溢れる優しいお話が大好きです。
今回は魔王討伐をした勇者と庭で魔王軍復活を目論む(表向き)魔王のお話です。
魔王軍復活の養分となるレアアイテムを貢物として勇者に要求する魔王……そして魔王Qに婚姻を申し込む勇者の構図。貢物は日本人なら馴染み深い『かぐや姫』に出てくる宝物です。
相反する関係なのにお互いを強く思う姿はさながらシェークスピアの『ロミオとジュリエット』のよう。
そんな東西の物語がごちゃ混ぜになったようなお話です。
とにかく魔王Qがウブで純粋で可愛い!勇者からの貢物も、表向きは魔王軍復活のためと言っていますが実際は勇者に逢いに来てもらうため。勇者からの手紙を心待ちにして今か今かとケーキを焼いておめかしして……とさながら恋する少女のような魔王に目が離せなくなります。
勇者もその類まれなる強靭な身体で、無理難題と思われるレアアイテムを手に入れていくのですが……。
二人にとって、大きな違いが突きつけられた瞬間がとても心にしんどくて、彼らがどうなってしまうのか…知りたいような、知りたくないような、前に進むのにかなり勇気が要りました。
涙無しでは読めない作品です。
最初から最後まで温かさが溢れていてとても素敵な作品でした!
エロは一切ありません!
だけど、それがとんでもなくいい!!
先生の『食べないの? おおかみさん。』『獣王陛下と砂かぶりの花嫁』が好きな作品。こちら高評価に背中を押されて読んでみました。以下少々ネタバレあります。電子242ページ。
愛する魔王「Q」と結婚するために、勇者が様々な旅をして宝物(レアアイテム)をとってきて、魔王に捧げ求婚し続けるが…というお話。
出てくる宝物は各章のタイトルの通り、あの竹取物語に出てくる宝物とほぼ同じ名称です。宝物を捧げるという内容からも竹取物語から着想を得ているのかなと思われ、そのせいもあってか、これまで読んだ作品の中でもかなりお伽話感というか、ファンタジー色を強く感じる作品でした。あと魔王と勇者、本来敵対する二人なので、ロミジュリ感もあります。
魔王と勇者の関係性は初めは明かされず、徐々に明らかになっていくのですが、勇者はとにかくずっと魔王を溺愛していて、結婚してもらうために危険な旅に何度も赴き宝物を調達し、魔王への求婚を繰り返します。
一方魔王は、初めは宝物を得るために勇者を利用する女王様受けかなと思っていたら、こちらもすぐに勇者大好きということが明らかに!勇者の前では意地を張っちゃう、ウブな意地っ張りツンデレ受けでした!勇者と指がくっついただけで、真っ赤になっちゃってカワユイ!ww
(魔王の縦ロールはお洒落して勇者に会うため、わざわざ巻いているのです!健気〜♡)
勇者が旅路で魔物達と戦う描写が多く、まさに勇者の冒険譚といった趣で、BLというよりファンタジー色が強いかなとも感じるんですが、魔王と勇者の関係もジレもだな両片想いで、進展は遅いながらもしっかり描かれていきます。
それから作画が素晴らしく美しいので、そのため先生の作り上げたファンタジーの世界観に没入することができると感じました。
ストーリーは前半は明るい雰囲気ですが、後半になり二人の過去が徐々に明かされていくと、物語は段々と切ない展開に変化していきます。
終盤はかなり切ない胸の痛む展開となり、勇者と魔王が二人重なって倒れる場面では泣けてしまった…。
そしてそんなつらい展開を超えてのラストでも、またおおいに泣いてしまいました。ああ、よかった…。
まさしく『もどかしくて愛おしい勇者と魔王の求婚譚』というお話でした。
また素晴らしいファンタジーBL作品と出会えて幸せな気持ちになりました。
ファンタジー作品を好まれる方にはぜひともおすすめしたい傑作と思います!先生の未読作も読んでみたいと思いました。
電子 修正なし(キスのみ)
人外、獣人、大好マンです。キャラデザが最高すぎる!キューちゃん可愛い!カエルが大好きなので部下の魔族の中にカエルが居たのも嬉しかったです。
今作はコミカルなシーンも多くて、そこが凄く良かったー!とは言え小石川先生の作品なのでハラハラ、ドキドキ展開もしっかりありまして、とあるシーンからずっと泣きながらページめくってました。
小石川先生の作品は絶対しんどいけど絶対読んじゃう。中毒性がある。これだけしっかりとしたお話を一体どうやって生み出してるんでしょうね。頭の中どーなってんの!?凄すぎる!
言うまでもなく画力も素晴らしくて、表紙、裏表紙、目次のイラスト、各話の扉絵、話と話のあいだに登場するキャラクター達のイラスト、書き下ろしのあとのカラー絵4枚など等、しっかりと見ました。Qの姿は何パターンかあり、その発想もビジュアルも全てが芸術的で美しかったです。
好きなシーンめちゃくちゃありますが1話の最後のページがとても好きです。2人の関係性や世界観がこの1枚にギュギュっと詰まってるなぁと。
※シーモアで読みました
修正が必要なシーンなし
すごく不思議な読後感です。
まず絵がとても素敵で、黒の巻毛の魔王とイケメン勇者、2人の衣装、森や山の描写、お付きの魔物たちの造形などなど、全て精巧で細やかで丁寧な描き込み。
西欧神話的で中世ヨーロッパ的な空気感の中で魔王が勇者に告げる高すぎる要求は、正に我が国最古の物語である竹取物語からのプリンセスカグヤと同じ。
そして宝物/レアアイテムのお届けはゲームの方式をなぞっている。
本家では5人の貴公子が獲れない宝物。こちらでは勇者がひとりできちんとホンモノを魔王に献上するけれど、プリンセスQはツンデレさんなんです。だからQは勇者の求婚をはぐらかす。
読者として勇者カワイソーと思って読んでるんだけど、ハタと気付くんです。
勇者、歳取ってきてるじゃん…!
ここからはもう〜…切ない。
間に合って!間に合って!って思うんだけど、勇者は何かを助けるために時間も力も使ってしまう。だから…
現世的な時間軸では2人は結ばれない。
でもここは神話の世界であり、フェアリーテイルの世界であり、昔話の世界であり、ゲームの中の世界なのだから。
2人はキュプロークスの山脈の中で樹々となって眠り、永い永い年月を経て結局は若く美しい2人として目覚めて愛で結ばれ…
BLを読むというより、ゲームのようにステージをクリアしながら2人の愛と世界の平和を達成!ゲームクリア、そして美しいエンディングへ、という読後感。というか達成感。
単眼のQちゃん、とてもキュートでとても綺麗でした。
あああーーー本当に、本当に素晴らしかった…!
間違いなく、ここ最近自分が読んだ中でのベストオブベストでした...
「神」のその上の評価があるなら、星をいくらでも足したい。。
一度読み終えた後、1コマも見逃したくなくて、もう2周して細部まで
じっくり堪能しました。
紙特典も欲しい&紙で本に触れながら読み込みたくて、カートにイン。
何度読んでも、途中から泣けて泣けて...( ; ; )
どこかコミカルな前半とは裏腹に、中盤以降はどうしようもなく切なく、
胸が締め付けられました。
ネタバレレビューを書いていて恐縮ですが、
こちらネタバレなしで読んでいただいた方がより沁みると思います。
ぜひ、ネタバレなしで…!
電子で240Pちょっと、ボリュームのある一冊ですが、
そのボリューム分の切なさとカタルシス、救いが詰まってます。
(以下、ラストに関わるネタバレありのレビューとなります。
未読の方、ご注意ください)
小石川あお先生の、一途な勇者×ツンデレ魔王による
敵対関係ファンタジー。
勇者ガラテア(攻)(を含むパーティー)との戦いの末、
犠牲になった罪なき魔物たち。
彼らを復活させるため、庭に魔力を注ぎ続ける片目の魔王・Q(キュー、受)。
その右目は昔、弱っていた幼い魔物に差し出したため
単眼となっていた。
そして戦いを終え英雄となり、魔王の住む一帯地域の領主となったガラテアは、
今日も魔王のもとへ貴重な”宝物(アイテム)”を持ってきては結婚を申し込む。
連れない態度をとり、一つ宝物を受け取れば
また次の宝物を取ってこい、と命令するQ。
敵対関係にあるはずの二人の、そんなやりとりが
これからもずっと続いてゆくと思われた矢先ー
と続く、ロミジュリ的ラブストーリーです。
前半はツンデレ魔王と一途勇者とのやりとり、そして
魔王の周りを固める”魔王軍”の面々の可愛らしさに
ひたすらほっこり、にっこにこしながら楽しく拝読。
お話とお話の間に”魔王軍”のキャラたちの説明が入っているのですが、
このイラストと”一言説明”も可愛すぎて
ひたすら萌えながら読みました。
魔王の庭から復活した魔物たちは、みんな体のどこかに
”花”の特徴を持っています。
下半身に花をつけている”カエルのまもの”が分かりやすくて可愛いです(*´˘`*)
(でも、一番のお気に入りはいつも「魔王さま私の骨知りませんか?」って
言って探してる【ガイコツのまもの】です☺︎)
かぐや姫のごとく、次々にガラテアに”宝”を要求し
憎まれ口を叩きながらも、嬉しさと好意が隠しきれていない魔王・Q。
一方の勇者ガラテアの方も、決して何か魔王に取り入ろう、
つけ込もうとしているのではなく、
Qのことを心から慕っていることが分かり、”両片思い”状態なのですが...
中盤以降は、ただひたすらに息を呑む、怒涛の展開。
(自分の語彙力不足がもどかしい…!!!!)
ガラテアの言う”償い”の意味、
彼が今もなお罪の意識に苦しむ、ある出来事ー
(それがあの1ページ目の【片眼の薔薇】に繋がっていたんですね...!)
魔王Qが魔王に”なってしまった”経緯と理由とはー
そういった謎が一つひとつ紐解かれ明らかになるにつれ、
切なくて苦しくてたまらなくなります。
ガラテアの、後悔してもしきれない思いが胸に押し寄せてきて...
そしてさらに二人の間に立ちはだかる、【時間】の壁。
何百年もの時を生きるQにとって、
勇者が旅した30年は”瞬く間”ですが、
人間であるガラテアにとっては当然、一瞬の時ではなく、
確実に近づいてくる”別れ”の予感に胸締め付けられます。
そんな二人の...最期も...
泣けて泣けてしかたなくて( ; ; )
10年以上の歳月をかけて旅をし、やっとのことでガラテアが手に入れた、
最後の宝物。
寿命を一千年延ばし、浄化する作用を持つ秘薬を
ガラテアは何のために手に入れ、どう使ったのか。
こんなにも深い深い一途な愛と、贖罪ってあるの??と、
読んでいる時にも泣いてしまったのですが、
今このレビューを書きながらまたうるうるしてきてしまいました。。
でも!
単眼の巨人と共に涙したその先に、光が…!!!
幸せそうに一緒に暮らし、「あーーん」と食べさせあいっこする姿に
別の意味で号泣。
心揺さぶられ、愛しくてたまらない
勇者と魔王の求婚譚。
本当に本当に、素晴らしい読書時間でした...・:*+.
電子の特典は、おまけ漫画5P。(5ページも!!ありがたいです..)
勇者から魔王への”手紙”についてのお話で、萌えに萌えました。
あ。最後に、特に萌えたお気に入りのシーンと、
胸抉られたシーンのことを。
どちらも、コウモリQちゃんとガラテアとのエピソードです。
萌えたのは、ガラテアとQちゃんが交流を深め、
二人であやとりをして過ごしている一コマ。(一緒にあやとり、可愛すぎんか)
反対にとてもとても悲しかったのは、
そのQちゃんを(Qちゃんとは知らずに)ガラテアが…というシーンです。
後ろから懸命にガラテアを追っていたQちゃんが、
何をしたかったのか。
そして、数百年後にそのQちゃんの願いが叶うラストシーンに
涙しました(何回泣いてるのか、、)( ; ; )
夜明けのファンタジー、ぜひ多くの方に読んでいただきたいな...と
心から思える一冊でした。
★修正:なし(描写なし)