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owarenakatta koi no hanashi
攻めも受けも「出来過ぎてない」キャラなのがとても良かったです
攻めの壬生は少し天才肌気質な所がありながらも成熟し切っていない、人としての余白を感じます
受けの筒美は人当たりはすごく良いけれど、決して優等生過ぎない人並みに僻んだりするような負の感情も持っています
攻めはその余白故に他人の「機微」に疎く、瞬間を捉える事が求められる写真家としての不足を悟られてしまったんだと思います
そんな自分の未熟さを筒美と居る事で、自然と彼を捉えようとする事で成熟させたんだと思うと筒美は壬生にとっての芸術そのものなんだと思います
逆に筒美はそんな壬生が向けて来るフィルターに映る自分を知る事で、負の感情すらも美しく見てくれてる壬生を通してやっと自分自身と壬生を受け入れていける覚悟を持てる
壬生の成長に救われたように見えるけれど、この成長も筒美との10年前の失敗があったからだと思うと筒美の存在がなければきっと壬生の成長は周回遅れだったろうな・・・と思うので、やっぱりこの2人は出会うべくして出会い、そして必要な時間を経て、再会したんだな!と思い、とても良いお話しだったなってじんわり浸れました♡
初読み作家様。1話試し読みで興味を持ったので読んでみました。電子で191ページ。
攻め視点で始まり、途中から両視点になります。(以下少々ネタバレあります)
スランプ中のカメラマン壬生(攻)が大学時代親友だった筒美(受)と10年ぶりに再会し、筒美の温泉宿にしばらく滞在することになり…というお話。
筒美が大学時代は前髪下ろして可愛い美人なのに、10年後の現在は少し短髪で前髪あげちゃって、ちょっと残念でした(大学時代のビジュアルがすごく好みなので)。
壬生はノンケだけど昔も今も筒美が好きで、今度こそ筒美を手に入れたいと一生懸命。こんなに一途に筒美を好きなのに「ノンケなのか…」と思ってしまって、読みながら少し気が散りました、う〜ん。
中盤、筒美の気持ちも明かされとうとう結ばれる。この辺はだいたい予想通りの展開。
濡れ場の筒美がエロかわいい!かなり緩い白短冊修正で描写がエロエロです。
エッチのあと告白し合うシーンは、壬生は男前だし筒美は可愛らしい。
後半に受け視点。前半やけにスムーズに両想いになったなと思ったら、筒美がかなり拗らせていることが明らかに。筒美だって写真が好きで頑張ってきたろうに可哀想…。壬生を好きだけど一緒にいられないと思う気持ちが切ない…。゚(゚´ω`゚)゚。
一方壬生は、筒美に拒否されても諦めずに食い下がるところ、いい意味で空気読めなくて男前でよかったです。
筒美みたいにネガティブ拗らせちゃった人には、壬生みたいにちょっと強引で男気ある人がぴったりな気がしました。
脇役で二人の後輩の国村くんが、いい感じにダウナー系で好きです。ノーマルで残念w
最後はほっこりする読後感でいい作品でした。
両片想いで結ばれるのに10年もかかっちゃった二人。これから幸せになってほしいな〜と思うCPでした。
最後の見開きの表紙がとても美しくてキュンとしました。
電子 白短冊修正(「電子のみで楽しめるスペシャル修正仕様」で、少なめ短冊に局部は詳細に描かれていてエローい!です(//∇//))
たまたま流れてきた試し読みで気になって、買ってみました。初夜失敗が好きで。ただ帯ほど、本編では初夜再挑戦の部分は重要な要素とは感じなかったな。
本題のテーマは恋愛感情と才能への嫉妬のせめぎあいってところなのかと思いきや、"才能への嫉妬"の表現が筒美(表紙右/旅館の支配人)の心内と、壬生への告白のシーンで終わっていて、結局壬生と付き合う中でどう折り合いをつけていくかというところが描かれなかったのが残念。恋愛パートに付き合うという落ちをつけるなら、自分は嫉妬の方をどう落とすのかが気になる。もっと付き合うまでをコンパクトに描いて欲しかったなぁ。もし、帯の通り初夜をやり直すことがこの作品の1番のキモならそれはそれで足りてないし。
大学生壬生に良い感情が持てなかったから、成長してる様が描かれてたらもっと主役への好感が増した。こういうところも地味に作品の魅力というか、作品全体をより好きになるかに影響してくる。徹底的な暴君で、才能によっかかって生きてるならそれもそれでいいんだけど、それならそっちがもっと派手に描かれてれば…まぁ個人的な好みの話です。レビューなんてのは全部好みの話ですよ。
と、絵柄は好きなだけにいろいろ求めたくなってしまった次第。
思いがけず修正が薄く(シーモアで海王社ってこんなだっけ?となった)、特に1話の初夜シーンでの壬生と筒美のモノの描きわけ(サイズと色!白抜きだったら分からなかった色!)から作者の気合いを感じでだいぶ期待が高まったこともあり。
萌〜萌2
先生の作品は今回が2作品目です
前作の「あいちゃんはあえぎ声がうるさい」がすごく好きで、新作をとっても楽しみにしておりました(*˘︶˘*).。.:*♡
今作はいい意味で裏切られながら読み進める事が出来て、すごくストーリーに惹き込まれる1冊でした
あらすじや作品タイトルから「やり直しの恋」なのかな?と思いながら読み、割と展開的には順調に進むので却ってソワソワ安心出来ない感じの緊張感をもって読みました
この辺の展開の上手さを是非味わいながら、キャラの繕い切れない感情に寄り添いながら没入してしまい、ページを捲る手が止まらない素敵な作品でした
才能を羨み、才能に苦しくなり、そしてまたその才能に救われる
自分の中に沸き起こってしまう卑屈な感情を自覚して棚に上げずに、それでも自己防衛をする受けの性格がキャラクターではなく「筒美佑」という等身大の彼自身を感じられてとても魅力を感じました
非凡とは無縁の人生を歩んで来ている私には、あまり他人と比較するような場面に出くわす事はないのですが…それでも自分を顧みた時に感じるポジティブではない気持ちは分かります
そんな感情が湧く相手に同時に恋しい気持ちも抱いてしまうという苦しさ、、、
それは如何ばかりか、、、(ノД`)…=3と。。。想像すると切なく悶え、そしてやるせなくなります
そんな感情を宿した筒美の表情の描写が迫ります
その上それをフィルターを通して映し出す、という壬生でしか出来ない方法でこの作品で表現する、、、
まさに「壬生了平と筒美佑の2人の恋のカタチ」が確認できる作品でした (ღˇ◡ˇ*)♡
電子限定の描き下ろしもものすっごい良かった♡
あれで読み終われるなんて幸せ気分いっぱいでページを閉じました
壬生くん、やるじゃん…((っ´ω`)♡(´ω`⊂ ))
修正|高修正ーーー!!!濡れ場が多い訳ではないのですが、壬生と筒美の使用頻度の明らかに違うオチソの差もしっかり付けたであろう元画がバッチリ見れてしまう白短冊修正です♪誇張し過ぎない筋・血管アリでカリ部分も分かります
柔らかな印象の表紙が気になり初めての作家様でしたが読んで見ました
大学時代仲の良かった2人が10年の時間を経て再会するお話しです
現在と過去の振り返りが入り混じりながらストーリーが進みます
登場人物はそう多くは無いけれど決して2人きりで進む感じがしないのでリアルさも感じます
時間軸も変わったり、広がりを感じる展開と世界観なのに全く落ち着かない読み心地になる事がなく、ずっと集中して読み切れます
広がりがありながらもちゃんと2人に焦点が絞られてるからこそだったと思います
すごくお話し運びの上手い作家様だと思います(好きです!)
自分の中の葛藤と闘い、区切りを何度も付けようと努力した筒美君
チャンスを2度も潰さない!と諦めなかった壬生君
どちらにも好感が持てました
でも、この作品の中での殊勲賞はやっぱり国村君ですかね?(笑)
すごく良いお仕事をしてくれたと思います♪
大好きな小木カンヌ先生の新刊✨
今作は写真家×旅館主人の再会愛。
小木カンヌ先生に出会ったきっかけでもある『報われない恋の占い方』と同じ系統の切ないお話かなぁと楽しみにしていたのですが、感情移入して切ないと感じるタイプのお話ではなく、がっつりこちらに刺さるお話でした(とても好き)
自分より才能のある人への嫉妬。
単なる知り合い程度ならそこまで大したことじゃないかもしれませんが、仲の深い友達への嫉妬や劣等感は如何程のものか...
距離が近いからこその苦しみは自分もよくわかるところなので、チクチク胸が痛みました。
それはともかく、感情と上手く付き合っていけるだうなと思える終わり方で良かったです...
恋愛面は言わずもがな、最高でございました。
素敵な作品をありがとうございます✨
大学時代、親友として共に過ごしたけれど
卒業後から疎遠になっていた壬生と筒美。
そんなふたりが10年経って再会するところから
始まるお話でした。
夕映えの中で柔らかく微笑み合っている表紙のふたりがすごく素敵…!
とても幸せそうなふたりとこの時間帯特有の物悲しさを表す色合いの絶妙なバランスに
『大人の恋』のストーリーを予感させました。
ふたりの関係に複雑さはないものの、今も昔も同じ気持ちなのに同じ場所には立っていないような
微妙な気持ちのズレは伝わってきます。
それがどこから始まったものなのか?というのがネックになっていて、
微妙なズレの正体がお話が進むにつれてわかっていく展開に引き込まれました。
どうしようもなく惹かれているのは事実なのに、
『好き』だけでは飲み込めない感情があって
再会後もそれに悩まされてしまう筒美。
でもそれは壬生に対する真っ直ぐな想いがあるからこその葛藤なので、今度こそ本当に離ればなれになってしまうのかとハラハラしましたが…
二度と同じことを繰り返したくない壬生の強い想いによってすれ違うことはなく、お互いに心の内側をしっかりと明かし合うことができて。
そしてようやく同じ場所に立てたことに感動…!
長い時間ツラい思いをしたふたりなので、
これまでのぶんもこれからたくさんの幸せになってほしいなと思いました。
エロス度★★★★
壬生と筒美が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
おやおや。過去に初夜を失敗してそれっきりとなってしまった2人の再会ラブ・・・とても刺さります。
スランプのカメラマン・壬生が元親友の筒美と再会したことで前に進めるようになったり、筒美との恋をやり直そうとする姿がグッときました。
また、筒美も壬生への恋心が隠せていないところやコンプレックスを抱えて拗らせた切なさもたまらなく、筒美との恋から逃げずに向き合う壬生にキュンが止まらなかったです。
特に、失敗した初夜が成功する場面が個人的にめちゃくちゃよかった。
評価は神寄りです。
タイトルに萌えを感じて購入しました(∩´///`∩)
"終われなかった"って良くないですか…?
1度は終わらせようとした雰囲気が含まれつつも、
本音は終わらせたくない心残りも感じられて好き。
相反する気持ちの間から生まれる萌えがめっちゃ良い。
そして帯もそそられるんですよ!
『あの初夜をやり直せるならって、ずっと思ってた』
『痛みを抱えた大人たちが綴る10年愛』
はぁぁぁぁ~~~(∩´///`∩)大好き!大好き!
10年拗らせた恋との再会なんて萌えしかないでしょ。
ーーーと、テンション爆上げで読んだんですが、
共通した夢を持っていた元親友という間柄だからこそ
恋愛感情だけに収まらない劣等感が切なく泣けました。
シンプルなストーリー運びではあるんですが、
両者の感情がストレートに刺さって良かったです…!
さてさて。
攻め:壬生
スランプ中のカメラマン。
ノンケらしいけど作中ではノンケっぽさナシ。
無自覚期も含めて筒美のことしか考えてない。
学生時代に酔った勢いで筒美とエッチするけど
挿入が失敗に終わった後悔を拗らせてます。
(帯でエモさを感じたキャッチコピーの実態よw)
受け:筒美
学生時代は夢を追っていたけれど、
今は親の旅館を継いで今は支配人をしています。
最初に友人関係を断ったのは筒美からなんですね。
壬生は初エッチで失敗したのが原因だと思ってますが、
筒美には別の理由があってーーー。
という感じで展開していく再会ラブなお話です。
このお話の良いところは、
すれ違い等で10年遠回りしたわけじゃないところ。
筒美が乗り越えられるタイミングが10年なんです。
壬生は筒美しか見えていなかったし、
恋愛感情だけなら学生時代に成就できてたと思います。
端からみてもとっても仲良しニコイチだったんですね。
(我、大好物の萌え)
(付き合ってないのにイチャイチャは至高///)
でも多分、あくまで私の憶測ですが、
学生時代にすんなり付き合っていたとしたら、
互いに傷つけ合って別れていただろうな…と。
特に筒美の心がボロボロになってたと思う…。
壬生が「10年無駄にした」と言うのに対し
筒美は「俺には必要な時間だった」と呟くシーン。
まさに両者の温度差が前面に出てたなと思います。
で。この温度差に泣けてしまって…!!!
筒美は壬生が好きだから一緒にいたいと思う反面、
一緒にいると負の感情をかき乱されて苦しんでて。
その辛さがストレートに流れてくるのです。
もぅ離れたい筒美と、絶対離れたくない壬生。
両者の溝を埋めるために
どう決着をつけるのかという点も見所でした…!
良かった…!シンプルだけどグッときました…!
あと萌えポイントとして、
壬生が無自覚・激重・溺愛系な攻めってとこも好き。
筒美以外の人間に対してどうでも良さそうなところ。
人としてアカンのやけど萌えてしまう(∩´///`∩)
(学生時代の筒美以外に塩対応エピが好きv)
今回がダメでも更に10年待つつもりなとこも可愛い。
壬生は完璧ではないけど筒美愛だけは信用出来る男よ…。
「報われない恋の占い方」を拝読して以来の、小木カンヌ先生の新作。
表紙で向き合う二人の穏やかな表情と、”再会愛”の言葉に惹かれて購入しました。
ノンケ攻め×ゲイ受けの、10年越しの再会ラブストーリーです。
(以下、作中のセリフなどに触れていますので未読の方はご注意ください)
やー…良かった…!!
まず、10年経っても互いに忘れられずにいる”両片想い”に激しく萌える。
そしてなによりも、プロカメラマンである攻め・壬生の才能に嫉妬してしまう
受け・筒美の苦しみにとても共感しました。
以下、簡単なあらすじと感想です。
スランプに陥っているカメラマン・壬生(攻)は、大学時代の後輩の結婚式で
酔い潰れ、気付くととある旅館に。
その旅館の支配人が潰れた壬生を運んでくれていたのですが、
彼は壬生の元同級生で、同じ写真サークルに所属していた筒美(受)だった。
そんな10年ぶりの再会を果たした二人には、実は大学時代の苦い思い出が…
それは弾みで体の関係を持とうとし、いざ挿入…となった時、
筒美が痛がったことで中断したというもの。
10年が経過しても互いのことを忘れられなかった二人は、再会を機に
思いを確かめ合い、今度こそ恋人同士になろうとするのですがー
と続きます。
10年経っても忘れられないほどの恋愛感情をもってしても
乗り越えられない、”嫉妬”という苦しみ。
壬生が撮った写真と自分が撮った写真を比べられ、
心ない言葉で書き込まれたコメントに傷つく筒美の姿が切ない。。( ; ; )
一読者である自分から見れば、支配人として立派に旅館を切り盛りしている姿も
文句なくカッコいいと思うけれど、、
今の仕事云々ということではなく、筒美本人の中に
どうしようもなく湧き上がってきてしまう感情があるんだろうな、と。
そして、そんなふうに嫉妬する醜い自分に耐えられず、筒美は壬生から
距離を置こうとするのですが。
大学時代とは違い、今度こそ諦めずに追いかけていった壬生が
筒美に伝えた言葉に、痺れたーー…!!
「俺のことが羨ましくなった時は 隠さず言えばいい」
「その程度じゃ、俺はお前のことを嫌わない」
(もっと色々言ってくれているのですが、端折ってます)
極め付けは、ぎゅっと抱きしめながらの
「そのままのお前がいいから 一緒にいてくれ」
コンプレックスや劣等感、嫉妬が完全に消えることはないとしても…
スランプに陥っていた壬生を救い、「また撮りたい」と思わせたのは
間違いなく筒美で、それは筒美にしかできないことだよー!!
と伝えたい( ; ; )
どんな筒美でも、どんと受け止める!という覚悟を伝えてくれた壬生。
それに対する筒美の返事もまた、素直で潔くて男前で、じんと沁みるものでした。
そしてまた、甘いエッチシーンも良かった…!
二人の”やり直し”の初夜、なんと筒美が付き合うのも初めてだと知り、
大興奮して独占欲を爆発させる壬生に最高に萌える(*´˘`*)♡
切なくも温かい、10年越しの再会愛のお話、とても沁みました。。
★修正:
甘めで嬉しい❤︎白短冊数本(2本しかないシーンも)で、大事な部分の形が
はっきり分かります。(電子Renta!)