無口で無愛想な部下×トラウマ持ちのイケメン上司、 13年越しの臆病な恋

ホントはやさしい君が好き

honto ha yasashii kimi ga suki

ホントはやさしい君が好き
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神84
  • 萌×231
  • 萌18
  • 中立4
  • しゅみじゃない2

101

レビュー数
23
得点
602
評価数
139
平均
4.4 / 5
神率
60.4%
著者
立河あいも 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
イースト・プレス
レーベル
Splushコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784781624020

あらすじ

柏木の部署の大型(物理)新人・黒瀬は、愛想が無い上に遠慮も無く、上司としては気がかりな部下。

けれど時折、柏木にはやさしい一面をのぞかせることがある。

以前、自身のトラウマによって黒瀬に迷惑をかけたことがあった柏木は、その言動を単なる気遣いだと思っていた。
だけど、どうしても意識してしまう。
おまけに黒瀬から向けられるやさしさには、どこか覚えもあるような気がして……?

表題作ホントはやさしい君が好き

29歳、サラリーマン(中途入社)
30歳、トラウマを持つサラリーマン(係長)

その他の収録作品

  • 描き下ろし(6P)
  • あとがき
  • カバー下漫画:おまけ/優先順位の話

レビュー投稿数23

ストーリーで読ませるBL!

ストーリーや背景がしっかりしていて、一冊でまとまっているのに"もっと長いお話"を読んだような満足感がありました。
攻めにも受けにも「陰」があって、読み進めるたびに点と点が繋がり、「どうしてそうなったのか」が見えた瞬間は最高にテンションあがりました!
また、二人ともカッコいい(可愛い)だけじゃなく、それぞれ人間らしさを持っていているので親しみやすく、気がついたら大好きな存在になりました。
ストーリーにもキャラクターにも魅力があるので、一冊の本で攻めた受けの人生を浴びたい人に大変おすすめです!
個人的には、この後のふたりがどんなふうに過ごしていくのか続きを読みたい…
今後の作品も楽しみな作家様です。、

2

朴念仁からの一途攻め

デビュー作とは思えない読み応えでした。
スト重派な方におすすめです♪

会社員の柏木は近頃、新人の黒瀬に悩まされていました。
無愛想で周囲と強調せずマイペースで、
上司としてもどう接していいか持て余していたところ、
偶然共通の知り合いを介して意外な一面を知り…。

正直 前半は黒瀬の塩対応っぷりに中々二人が進展せず、
そこまでのめり込めなかったのですが、それぞれの過去が
明かされ柏木と黒瀬が出会っていたことが明かされると
俄然面白くなってきました。

そして、クールに見えていた黒瀬の心の中も垣間見え、
柏木への想いや黒瀬の優しさが見えてくるともう絆され不可避でした。
朴念仁だと思っていたのにまさかこんなにも健気な男だったとは…!

本当は再会した時点で自分の正体を明かしたかっただろうに
柏木に罪悪感をもたせないようにただ黙って見守っていた黒瀬が
男前すぎました。

柏木のために黒瀬の未来が奪われたことは辛いし、
二人の過去に起きたことはもうどうしようもないけれど、
乗り越えて再び二人が繋がれたことにぐっときました。

一方、全てを知った柏木が黒瀬に絆されてしまうのはわかるけれど、
それまでの二人にはあまり交流もなく絆され要素も少なかっただけに
それは同情ではなく本当に恋だったのかな?と少しモヤつきました。

あと、女子と付き合ったことがない=ゲイってことなのだろうけど、
アイドルオタクの黒瀬は柏木限定で男の子もいけるってこと?
ゲイでも女子アイドル推す人はもちろんいるのだけれど、
不特定多数と関係をもっていたというのはどっちと?どっちも?と
細かい部分が少々気になってしまいました。

3

大型新人!!黒瀬だけじゃなく作家さまも間違いなく期待の大型新人です٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶

試し読みをした時の不穏な過去描写に怯みながらもずっと気になっていた作品です
レビューランキングでも衰え知らず、しかもデビュー作との事で、、、‼
ここはやっぱりこの「気になる」の先に行くしかない!と拝読させていただきました(ღ˘͈︶˘͈ღ)

新しい才能との出会い、誕生をお祝いしたい気分です.゚ .(´∀`*). ゚.
立河あいも先生がこの作品を大事に育てて世に送り出して下さった事が真摯に届く1冊でした!

内容に関しては既に数多ある素晴らしいレビューを是非ご参照下さい

私は今回評価を振り切って付けられなかった所があったのでその辺りを「そんな風に感じる読者も居る」という視点で残しておきたいと思います
あくまでもこの作品に於いて自分が感じた事ですし、この作品が賞賛されるべき素晴らしいデビュー作だという事には同意しかありません!!!

高校球児は勿論、スポーツに打ち込む学生は無条件で応援したくなるタイプです
そんな私にとって黒瀬の過去を想うと彼がどれだけ柏木を大事に想って来たか、、、が伝わりとても切なくなります
数年の時を経て本人の知る事となって尚、一片の曇りもなく「後悔はない」と言い切れる強さと彼の潜在的な人としての強さに「ありがとう…」と声を掛けたくなってしまいます

こんなに崇高な気持ちにさせてくれる黒瀬
今回、私はどうしてもこの黒瀬の解像度が上がり切らなかったのが評価を凄く悩んでしまった所です

「朴念仁」だけど深く大きな愛と優しさを秘めた男
という大枠というか本筋は分かるのです
分かるからこそ分からない部分が残りました

それはやっぱり初期の頃の余りにもドライ過ぎる社内での対応とプラべの時の対応の違いがひとつ
柏木への身バレを防ぎたかったのか、ただ単に周囲と接触するのが苦手なのか、社会人経験が無かったから上手く対応出来なかったのか、、、考えても彼のあの融通の利かない感じはどうしても体育会系で育った背景を考えるとどうにも整合性が私の中で取れなくて、、、
結局ハッキリとした理由も最後まで読んでもイマイチ明確になりませんでした

また、アイドル好き設定
ここも何の効果があったのか、、、
定時で帰る理由付けの為の設定?彼の隠されたギャップ萌えを引き出す為?
作中で明言は無く、先輩との会話から察するしかなかったですが、黒瀬自身のセクシャリティが良く分からない中でこのアイドル好き設定が多少の混乱を私の中で生みました(ゲイでも女性芸能人推しをする人が居るのも分かってはいるのですが、黒瀬のキャラがミステリアス過ぎて、、、)
そんな中での急展開というか雪崩れ込むような濡れ場の訪れに、、、
(。゚ω゚) え?、、、
ヮ(゚д゚)ォ!
と混乱の拍車が、、、。。。

その上この濡れ場が濡れ場単体で見ると大変目が潤う!!
ドキドキしちゃってお話しに集中していたハズなのにエロ心に火が点いてしまって、、、ここで帯の「下心です」に妙な納得感を自分が得ようとはwwwと、、、
エロ、好きです
だけど、、、この2人のエロは何て言うか、、、必要だったのだろうとは思うのですが、、、何となく私の今回の読書スタイル的には唐突に感じてしまって、、、ここでここまでしっかりしたエロとして入れ込む必要に少しだけ違和感が残りました
なまじ画力があるから目を奪われちゃって集中力を切らしたっていう私の下心のせいも多分にあるのは自覚してます、、、
何なら描き下ろしでドーンって感じでも多分私は満足だった気もします(でも見たがる、、、無ければ無いで文句言うんだろうな、私、、、ワガママ読者な意見ですね、、、ホント…スミマセン、、、‼)

柏木について全く触れてませんでしたが、、、
彼は過去を抱えながらも必死にしっかり前を向いて歩けてる姿に救われました
彼もまた恋愛事情が謎な所はありましたが、黒瀬をよく見ていて知って行く過程で過去の事もあって彼に惹かれた事に納得でした
ただただ幸せになって欲しいです(*˘︶˘*).。.:*♡
描き下ろしの甘えたさんな感じ、すごく可愛かったです

いいなぁ~!すごく、、、!!って思える所とふと足が止まってしまう所がありました
それだけ読ませてくれる作品であったのは確かですし、やっぱり先生がこの作品でデビューして下さった事は嬉しいな♡って素直に思います
そして何度か読んで見て、読み癖で分かってしまえるキャラじゃないからこそ、その整合性が取れない所こそが黒瀬という「キャラではない人間味」なんだろうな、、、!と私なりに解釈には至りました

私に取ってはじっくり読んで分かって来るタイプの作品で、直感的に”キャー♡萌えるーーー‼”という作品とは別の読み応えを感じる事が出来ました (ღˇ◡ˇ*)♡

次回作にも大いに期待したい先生の1冊と出会いました!!

あ、最後に、、、!
あの理不尽な高校時代の輩どもは黒瀬と柏木に謝罪もせず彼らがこの先も苦しむ事があるならば、一生2日に1回紙で指先をシュって切って、毎朝必ず足の小指をぶつけて、絶対に駅の自動改札で毎回ぶつかって遅刻して社内評価が絶対上がらない刑が続けばいいと思ってます٩(๑`н´๑)۶


修正|ライトセーバー系+無になる発光修正、、、

6

素晴らしいデビュー作!!!リーマン最高です☆

ちるちるさんでの高評価、ずっと高いランキングで、しかもリーマンものということで紙コミックス購入。

涼とヒカルの表情がとても丁寧に丁寧に描かれていて見惚れました。
好みです。萌えます!!!

ジムの新参者のイケメンが、会社では無愛想なもっさりメガネの涼だと、ヒカルが気付く描写がすごく好きです。

辛い過去の事件についてヒカルと涼が話し合う場面も心に沁みました。
立河先生の描き方に感動しました。

辛い過去を2人で確認して向き合い、共に生きて行く流れがよかっです。
素晴らしいデビュー作です!!!

2

素晴らしいデビュー作でした!ぜひ続編も読みたい!

こちらがデビュー作ですね。
ちるちる評価ランキング上位が続いていて、試し読みしたら面白そうだったので、前知識なしで読んでみました。

まずは黒瀬のビジュアルが、会社では分厚いメガネでもっさりしてたのに、メガネを外したらめちゃくちゃイケメンになってギャップ萌えでした!高身長でガタイも良くて硬派でかっこいい!

柏木は綺麗めなイケメン設定ですが、お顔がちょっと地味に感じました。一重瞼だからかな。(そんなに気にならないですが。)高校時代の柏木は細め陽キャで可愛いです。

お話は、細かい伏線がちょこちょこ張ってあり、先が気になる内容で、読み進めるほどにいろんな事実が明らかになっていって、どんどん引き込まれました。とにかくストーリーが秀逸だなと感じました。

柏木にトラウマがあり、少しシリアスな作風ですが、コミカルなシーンもあって、重すぎなくて読みやすいです。

後半、攻め視点で過去が明らかになった後、現在に戻り、黒瀬が柏木に「何も後悔してません」と語るシーン。黒瀬の優しさや柏木への想いに、胸がギュッとなって泣けてしまいました…。

終盤、黒瀬の部屋で話す二人が、シリアスから一転して急速にBL展開に進んでいったので、ちょっと驚きつつもドキドキしました!
キスから濡れ場の流れは、展開はや!と思いつつ、アラサーなら逆にあり得るリアルさを感じました。エッチで甘々な濡れ場がしっかり描かれていて、大変素敵でした♡
抱き合いながら黒瀬が涙するシーンは、黒瀬が幸せそうでキュンとしました。報われてよかった!

ラストには、黒瀬が可愛いワンコみまで出してきて「できるだけ一緒にいたい」発言に柏木もキューン!確かに「ホントはカワイイ」だわ〜♡

描き下ろしでは、酔っ払ってガードゆるっゆるになった柏木が、同僚の前で黒瀬に甘えちゃって可愛い!これじゃすぐバレちゃいそうw

素晴らしいデビュー作でした!
読めてよかったです♪
できれば恋人編の続編で、甘々な二人をもっと読みたい!ぜひお願いします!

シーモア ライトセーバー(白抜き)修正(濡れ場は1回ですがしっかり描写なので、真っ白で残念です!)

6

優しくて切ない、けれど温かい

ゆったりと進んでいきます。
後半衝撃的な事実が発覚し、大混乱。
とにかく驚きと切なさでいっぱいになりました。
その中でも優しさや暖かさがあり、最終的に良かったね(涙)となるのですが、私には事実が衝撃的すぎて萌えが燃え上がりきれなかったのです。
ドラマをみている感覚というか、壮絶すぎて...語彙力なさすぎて申し訳ないです。
ストーリーがしっかりしていてブレがないのでストーリー重視の方、是非読んでみてください。

5

どーしても切ない

いいお話なんですけど、どうしても過去の出来事に気持ちがひっぱられてしまいました。いっや~、、貰い事故にしてはあまりに凄惨…っていう部分で悲しくなっちゃって萌えきれなかった?というところです。とはいえ、単なるリーマンもの、部下と上司ものっていう枠に収まらない、いい作品だと思いました。

土台が高校時代の初恋のお話なんだな~と思ったんで、もうちょっと高校時代編プリーズだったかも。あそこまでの献身に対しての動機に少し物足りなさを覚えてしまい…でも冒頭、「え?なになに?」から小出しに過去のふたりのエピソードが盛り込まれるんですけど、時間を行き来する流れがとても自然で読み易かったです。

というわけで、リーマン同士なのにちょっと甘酸っぱい青春の残り香…的な攻め→受けへの気持ちの純度の高さを感じさせるものがあって、”下心”って言っちゃうのは受けの気持ちの負担を軽くするための方便のように思えて、尊さ>スケベっていう気持ちだったので、正直後半のスケベはなくてもよかったかも…とも思いました(いいスケベでしたけど)。

6

ツンデレの秘めた一途な恋心

最初は作者先生のSNSの告知と攻めの黒髪、短髪、メガネのビジュアルに一目惚れして購入。買って大正解で何回も沼ハマりで読んでます。そして何回読んでも飽きないです。
なぜ飽きないのかというと(攻)の心に秘めた恋心が身を削っても(受)を守る姿に引き込まれてします。
長年秘めてる恋心を普段は表に出さずに辛かろうと思いつつ、いざ2人きりの時の解放された(攻)の甘えてる姿がたまらないです。

ストーリーは新入社員の攻めの冷めた振る舞いに今時の若い子で上司も大変だなぁと呑気に思ってたら、上司と部下が同じ高校の同級生でしかもまだ共通点があって…と読み進めるうちにさらに2人の過去やそこから今に繋がる心や身体的後遺症があったりするのですが、大丈夫!全体は暗いストーリーではないので気負いせずに読めます。

9

正反対の二人だけど、双方に溢れる優しさが光る

立河あいも先生、デビュー作とのこと!おめでとうございます・:*+.

切なくて、優しくて、甘くて……すごく、すごく良かった。

寡黙な男前陰キャ×誰からも人気の陽キャ、正反対の二人なんだけれど
どちらもそれぞれ滲み出る優しさがあって、グッときました。

柏木(受け)の部署に中途で入ってきた(物理的)大型新人・黒瀬(攻め)。
無愛想で不器用な黒瀬は部署メンバーに煙たがられているものの、
時折見せる優しさがなんとなく気になる。

そんな黒瀬に社外(ジム)で出会ったことから交流を重ねるようになるのですが、
次第に彼は高校時代の「あの子」ではないか、という思いを持つようになってー

と続きます。

受けの柏木は高校時代に巻き込まれた暴力事件がトラウマとなっており、
今でも急に触れられたりすることが苦手。

そんな柏木の様子を見て、そっと声をかけて様子を確認する黒瀬にときめく…✨

そして何よりきゅんときたのが、恋人同士になってからの黒瀬の圧倒的甘さ!!
描写少なめなんですが、190センチの体でぎゅっと柏木を抱きしめて
「おはようのキスして…」は反則じゃなかろうか…!可愛すぎる。。

柏木も素直な陽キャなので変な意地を張ることもなく、
可愛く黒瀬に甘えるんですよね。
この構図が尊すぎました//

黒瀬は高校時代に柏木を守ったことで目を悪くし、
野球をやめることとなったのですが…
これ、柏木からしたら「俺のせいで」と自分を責めてしまうとても辛い真実なんですが、
そんなふうに自分を責める柏木に対し静かに語りかける黒瀬、
このシーンがぐーっと胸に刺さりました。

ただの知り合いの同級生だった自分を、なんで助けてくれたの?という問いに対する
黒瀬の答えがまた…!
”学生時代の片想いの成就”→この設定だけをおかずに
ご飯何杯でも食べられる気がします。

そして寡黙無愛想がデフォな黒瀬なので、「恋だった」と告白する時の
恥ずかしそうな顔がまたこう、心をくすぐってくるんですよね…!

やーーー…
二人の優しさに萌え、切なさにぐっと涙を堪えて、そして最後!
ラストの甘さに蕩けてしまう、素敵な一冊でした・:*+.

じっくり読み返して、世界観に浸りたいです(*´˘`*)

11

切ない、だけじゃない。

会社の上司と部下という関係のふたりだけれど、
大人になって深く知り合った現在から高校時代の過去へと繋がっていく、よくあるリーマンものではない展開が最高に刺さりました…!
ふたりの絶妙な体格差もめちゃくちゃ良かった〜

何を考えているのかよくわからないし、周りと打ち解けるつもりがない態度のせいで職場で浮いた存在になっている黒瀬。
上司である柏木も持て余し気味になっていたとき、ひょんなことから黒瀬の素の部分を知って少しずつ彼への意識は変化していくわけです。

ただ、そこから恋愛感情が絡んで関係が変わっていくわけではなくて、それぞれが一番苦しかったであろう過去のエピソードが挟み込まれるので
胸がぎゅっとしてしまうところがたくさんでした…。

でも。柏木にとってトラウマになっていたその過去から黒瀬がぐいっと引っ張りあげてくれるので、「切ない・苦しい」だけのお話にはなっていません。
それぞれの存在にお互いが救われたような結末にホッと安心して、そしてとてもあたたかい気持ちになったのでした。

pixivでも追っていたけれど電子の描き下ろしが読みたすぎて電子特装版を購入。
野球をしている黒瀬を見ることができたし、甘えている柏木も見れたし。最高としか言えないくらい良かったです(笑)
そして。黒瀬がめっちゃくちゃ良い身体なんですが、切なさを感じる場面が多いストーリーなのであまりその辺は楽しめないかな…?と思いきや!
端々でその肉体美を拝めたのもありがたかった…!

初コミックスとは思えない完成度の高さ、素晴らしかったです。大満足でした。

7

読み返すとより作品の良さがわかりそう

静かで雰囲気のあるお話でした。

後半や最後の方でわかるアレコレに、何その美味しい設定!と興奮しました。

理不尽と負い目と恋心と。

もし再会出来てなかったら?気付いてもらえてなかったら?それでも良かったの?

これは何度も読み返すと、よりじっくり良さがわかるお話かもしれませんね。

ただ、今の自分にはそこまで萌えず…。
なんでだろう。黒瀬の最後の方とかは萌えたけど。なんかいつの間にそんなに好き好きに?と。あれ?見落とした?そりゃあいきなりなだれ込んだけど、それ以降の描写もなかったような…。

今は自分の萌えセンサーがにぶいみたいです。

7

想いを秘めた寡黙攻め

再会ラブで、運動部関連で、寡黙攻め...
超絶好きな予感しかしない!ということで楽しみにしておりました。

電子特装版をお迎えしました。

読み始めるとすぐに先の展開が何となく予想できるのですが、それは全く問題ではなく、寡黙攻めの特大感情を楽しむことができる最高の作品でした。

寡黙攻めが純粋な感情を露わにする瞬間が好き!という方、是非読んでいただきたいです。

周りの脇役さん達も嫌な奴が全然いなくて良かったです。

電子特装版は、描き下ろし部分でふたりの相思相愛っぷりが楽しめるのでオススメです。

寡黙攻めはいいぞ...(n度目)

2

巡り合わせと2人の関係性がエモい

導入部分を読んだ瞬間、連載を追うと決めた作品。それくらい、惹きつける何かがあります!
キャラクターも親しみやすく、ストーリーも日常のよくある光景で話は進むけど、所々セリフにフラグを置いていて先が気になるように構成されていて、まんまと沼にハマりました。3話で方向性がはっきりして、4話でキュンとショックと切ないが同時に来てもう涙出ました。5話からの展開なんてもうキュンの嵐でした。
癖な目で見たところからのポイントは、体格差ですね。5話でそれがはっきりわかるシーン(コマ)があるのですが、私はそこが一番心臓鷲掴みされました。
描き下ろし、特典、電子特装版の描き下ろし、それぞれがまた良い!黒瀬が寡黙だからこそ生きる内容で、攻めの受け溺愛はやっぱり良いと再確認しました!
万人受けするお話しだと思うので、たくさんの人に読んで欲しいですね。

3

素顔の君はどんな顔?

ストーリーの組み立てが、うまっ!∑(゚Д゚)
こう始まって、こういう展開なって、こうやって終わるのかと……すごい引き込まれました。初めてのコミックスとは驚きです。

内容でじっくり魅せてくる系の作品ですね。作品の世界観や雰囲気、絵のタッチ感なんかもストーリーと非常にマッチしていて完成度が高い。しっとりと攻める過去への追求がジワジワきます。
過去軸が大きな鍵を握るストーリーなので、伏線回収は重要マター。セリフの端々から匂う"何かありますよ"のオーラにそそられます。
前半部のストーリーの中に実はヒントがいくつもあって、あのときの発言がこう繋がるのか、これが伏線だったのか……などなど、次第に解明されていく真実にゾクリ。掴みどころのない男・黒瀬の素顔がどんどん暴かれていくと、彼の優しさが胸に沁みてきました。


黒瀬の優しさは分かりにくいけど、その優しさには嘘くささがない。実直で素敵な男です、昔も今も…。
罪悪感を感じる柏木への助けた理由の返答が、「下心です」と返すあたり、やはり彼は優しい人。柏木があまり罪悪感を感じないように適度にウィットを効かせながらも、サラッと告白してる高等返答術に萌え心がうずきました。可愛かったから……との追加告白も最高でした^ ^

過去から繋がる2人の関係の読み応えが猛烈に面白かったです。
この2人の続編があったらぜひ読みたいです。

5

ネタバレなしで予想しながら読んで欲しい

高校野球好きの柏木は会社で係長として忙しい日々を過ごし、同じ年の新人で不愛想なオタク趣味のある黒瀬の扱いにちょっと困っています。そんな中、ストレス解消のためにジムに行くとトレーナーの大学時代の後輩であるイケメンの涼を紹介されます。少し涼と黒瀬が似ている気がしますが、職場での黒瀬はいつも通りに誰かに歩み寄ろうとはしません。
この辺りで黒瀬は自分勝手なオタクのように描かれていますが、柏木が酔っ払いに殴られそうになりショックを受けている姿を見て自宅に連れ帰り優しくフォローします。ここで「ホントはやさしい君が好き」というタイトルの意味と、ふたりの過去になにかあったのだろうと推測できます。

立河あいも先生の作品を読んだのは今作がはじめてなので、どういう設定になるのか、どう物語が進んでいくのか先読みできなかったのでワクワクしながら読みました。柏木の人に触られるのが恐怖になるほどのトラウマな過去や黒瀬の野球を諦めざるを得なかった右目の怪我について、黒瀬と柏木の想いなど、1話1話読みながら予想していくのは楽しかったです。
少しずつそれらの秘密が解き明かされ、ふたりの距離が近づきながら現在のふたりと過去のふたりが繋がっていきます。もちろんハピエンですが、最後の黒瀬の告白までへの物語性がとてもよくできていたので、ぜひネタバレなしで読んでもらいたいなと思いました!


少し高校生時代の辛い暴行事件などありますが、それほど気にならずさらりと読めると思います。でもちょっとそういったシーンがとても苦手な方はご注意ください。

3

登場人物たちの人生が垣間見える

黒瀬も柏木さんも、ふたりが再会するまでにどんな風に生きてきたのか、漫画内で描かれない部分も容易に想像ができる。人物像がしっかりしていて、過去のトラウマや葛藤や一途な想いが途切れることなく、それぞれの人生を生きて再会に至ったのだと切なくなる。
だからこそ黒瀬は名乗りでないし見守るのみに徹していて、けれどどこか隠しきれない優しさが台詞無しの表情だけでも読んでいる側には伝わってきて堪らなくなる。
柏木さんもあの出来事があってすぐ遠くから応援しようと決意したことも、色々が繋がって黒瀬を思って涙する時も、濁すことだって出来るのに逃げずに前を向いていることが苦しくて……。
むしろ柏木さんのために「関わらないでほしい」と伝えたのが黒瀬自身で、先生から言われたその気持ちを汲んで柏木さんはあえて誰か探さなかったのだろうとさえ思えてくる。

きっとお互い他の誰かを選んで生きることも出来たふたりだけど、本当に偶然の再会でやっと触れあえた今、このふたりでたくさん幸せになってほしい。
別に当人たちは今までが物凄く不幸だったと思わせてはいないのだけれど、ただひたすらこの先の起こる何でもない普通のことを普通に楽しんで幸せを感じていってほしいと願ってしまうふたり。
因みに本編以外の書き下ろしはそんなふたりのその後を見ることが出来るのでどの特典もおすすめです。
時系列もなんとなく感じてやっぱりふたりが生きている時空を感じられて良い。
もちろん続編が出たらめちゃくちゃ見たいです。
相変わらず黒瀬は柏木さんに一途で、柏木さんはそんな黒瀬に天然無自覚甘え上手なんだろうなーって。
モテるよね、柏木さんは……本当にかわいい。
いやでも黒瀬なら安心です(なんか今さらだけど黒瀬だけ呼びすでてごめんなさい)

最後に、最初同一人物と気づかないくだりは気になる人もいそうだけど、黒瀬は余程仕事とジムで纏う雰囲気違うんだろうな、メガネの度も半端ないんだろうなと自己完結している。(あと失礼かもだけど柏木さんがあまり人の顔とか覚えてない印象もある)
とにかく個人的には好みドンピシャの内容とふたりでした。

2

大満足

黒瀬くん 寡黙で冷たい印象がありますが、ときどき垣間見える優しさに心があたたかくなります。
最後 おまけの優先順位の話がすごく好きです。
高校時代に助けた時も 今も 変わらず、一番に柏木さんのことが好きなんだなあと実感しました。

3

無口攻め(溺愛)

イケメン体格良し、相手選びたい放題攻めの長年の片思い。最強です。
受けの顔好き過ぎて、似てるアイドル推してるところも、受けとの関係始まってからの受けが推しになるところもとっても最高です。
もっとイチャイチャしてるところも見たかったぁ!!!!
お幸せに…!!!!!

4

神作です♡

受けに限り特別対応溺愛攻めが好きな人は必見です!
沼!!柏木さん可愛過ぎ!!!

5

ほんと好き

下心って言ってるけど、会うこともなかったらそのまま自分の心に留めていたんだろうと思うと黒瀬くんの優しさと一途な気持ちにきゅんとなります。
柏木くんも自分のせいで……と色々思い悩む描写に切なくなりましたがそれさえも受け止めてくれる黒瀬くんの優しさにときめきが止まりません。
後日談的に柏木くんからの甘えも見てみたいです!!
続編大希望!

7

最高

過去に出会ってましたみたいなお話が好きなので本当に最高でした。

電子特装版の野球をやってる黒瀬見れてこっちまで嬉しかったです( ; ; )


一生幸せでいてくれ…。

5

No Title

表情筋が死んでる無口な攻め大好きです…!まわりとの協調性なくて大丈夫?!ってなる黒瀬だけどポツリポツリと話す彼の言葉にときめいてしまう…!受けの柏木さんが明るくてまわりを思いやれる人でとても魅力的

とても好きな2人でした。柏木さんのトラウマも2人なら大丈夫だなって思えるんだよね。黒瀬のかける言葉がほんとうに優しくて、すごく救われる。

がっしりした大きい無口メガネ攻め大好きです…(2回も言いたくなるくらい好みでした…)

6

受けのトラウマと攻めの恋心が切ない 新感覚上司部下もの  

黒瀬×柏木


王道の上司と部下のリーマンものではなく、
全く新鮮で、思っていた以上に素晴らしい。


30歳の係長の柏木と、
彼と同年代で無愛想な中途社員・黒瀬のお話。

帯のセリフと1~2ページだけで物語自体がつかめたのに、
気づけばどんどん読み進めてしまった。

見どころは、
柏木の
高校生時代に抱えたトラウマの経過、
他人に悪影響を与えてしまった罪悪感、
現在の黒瀬への少しずつの感情(劣情?)の変化 、
黒瀬が女好きだと思い込んでわずかに落胆する姿、
2人が交流を重ねるうちに、黒瀬の正体に気づき始める過程、
高校時代の2人の関係、そして
黒瀬のその頃から秘めていた恋心。

最高で絶萌え!なのは、
ラストのエッチの展開と気持ちと向き合うの合図!(神!)


柏木、
天然で少し単純、無自覚美人で、
トラウマもゲイであることもいじらしくて、
読み進めるほどに可愛く感じてしまう!
見かけによらず経験者で、
エッチ感度がまた妙に可愛い。

黒瀬、
大きな体に、遠慮のない態度、
寡黙で余計なことを一切言わず、笑わないところが魅力的で、
恋には臆病だけど、
裏にあるしっかりとした気遣い、行動が隠れ男前!
女アイドル好きというギャップも可愛い。
ずっと敬語もいいところ。
エッチになると・・・想定以上に冷静でやるときは本当にやる!

付き合ってからの2人、
描き下ろしの柏木の甘えん坊っぷり!
コミコミ小冊子の黒瀬の甘えん坊っぷり!にもキュンキュン!
電子特装版小冊子の野球をする黒瀬にさらに惚れていく柏木の様子も必見!


シンプルで繊細な絵が個人的に好みで、特に簡素な目の描き方。

こういう切なくてトラウマを含むテーマなら、
もっとシリアスに振り切っても良かったかも。
コミカルなやりとりや表情が面白いけれど、切なさが薄まってしまい、
全体のバランスが少し取れないかな。

気になるのは、
メガネを外した黒瀬を柏木が別人と認識してしまうことが非現実。
高校の時、柏木が少なくともクラスメイトから黒瀬の名前くらいは知ることができるはず、
知ろうとしても情報を得られなかった点が不自然。


好きな人を無言で背後から守って、
たとえ自分を犠牲にしても後悔しないという黒瀬の姿勢がカッコいい!
黒瀬に惹かれていく柏木が、
黒瀬の正体を知ってからもう好きにならずにはいられないでしょう!

2人の距離感が縮まるたびに、過去の出来事が重みを増していく。
柏木にとっては、今の気持ちが過去と絡み合うような恋。
黒瀬にとっては、過去から現在まで繋がる一途な恋。
そんな行き来するような「好き」がじんと胸を熱くし、
13年越しの恋の行方にずっと目が離せませんでした。

10

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