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感情を押し殺してきた この人が逃げないように
saezurutori wa habatakanai
8巻が終わり?続く??続く!!!!?
といった終わりかただったのでずっと待っていました!
他紙で描かれているスピンオフの「Op」で二人が出てこないか目を皿のようにしていました。
2人の関係性が大きく変わった感じで始まる9巻。
お前本当に百目鬼か?いや…記憶戻っていないのか?百目鬼…百目鬼だった!!
となるような読後感…
893モノが大好きなので、淡々とした命のやり取りや、裏社会の小ネタなど
本当に面白かったです!
早く続きが読みたい!また待ちます!
Feelings that arise. Fury, sensuality, romance, lies and fears. Volume 09 is simply perfect.
どっぷりハマって1か月余りの新参者です。その分、通しで何度も(10回くらい)読みました。
矢代さん大好き、絶対に幸せになってほしい。
9巻で、体はもう答えを出しています。百目鬼が5巻で望んだ「俺しかいらなくなるように、俺しか欲しくなくなるように」という願いは、もう体では叶っています。本当は心でも。そして百目鬼は「この体をもう誰にも触らせたくない」とも願っているから、井波や城戸なんかに体を許した矢代に、強く怒ったわけで。
ハッピーエンドとなる「終わりの始まり」の9巻後半だと思います。
でも最悪失明して、その代わり極道からの足抜けが三角さんからも許されて、目の見えない矢代さんを百目鬼が支えるというメリーバッドエンドの可能性もあり、そこは心配です。生きて視力を失うことはとてもつらいから、もし見えなくなっても片目だけで留めてほしい…。
クラブのママと百目鬼は体の関係はなく、2人が会えなかった4年間も百目鬼は矢代さん一筋だと思います。綱川組長から女関係を聞かれたときに、女もいないし風俗も利用しない、性欲は自己処理と百目鬼は答えていたので。
これは独自の推測ですが、ママは三角さんの半身だった黒羽根さんの姪の「ともこ」ではないかと思っています。店の窃盗を手引きした黒服から「泉さん」呼ばれていたけれど、夜の仕事なのでそれは源氏名。ともこは生みの母(黒羽根さんの姉)には捨てられているので、黒羽根さんが殺されたあと三角さんが面倒をみていました。
ともこは矢代さんと同い年で、保育士を目指していたけれど、諸事情で天羽の世話で桜一家がケツ持ちしているクラブのママに収まったのかなと…。
ただ矢代さんは若い頃のともこの顔は知っているから気づかないのかな、20年も経っているからどうかな?とは思います。
囀るでは、女性の存在はそれほど重視しないので、百目鬼の妹の葵とか綱川の娘の仁姫くらいしか名前は特定されていません。そこを、端役に過ぎない女の子に「とも」「ともこ」と複数回名前を明記していることが、引っかかっていました。
囀る鳥は羽ばたかないの沼落ちして1年になりました。日々矢代の幸せを願う私になり9巻発売が落ちてから初の大大イベント!
もう読んで涙!矢代ーー!百目鬼ー!と寝る前に想うくらいハマってしまってます。
この作品に出会えてありがとうございますと言いたいです。
『囀る鳥は羽ばたかない』待ちに待った9巻の発売です。
7巻から読み返して9巻まで読み、9巻だけもう一度読み、1巻から9巻までをとおしてあらためて読み返し、そしてまた頭から9巻を読んで。
その上で、この矢代と百目鬼という二人の以前と現在のあり方について考えていたら、感想を書くまでにかなりの時間が経ってしまいました。
1巻で矢代に「ウソが下手な奴だなぁ」と言われていたのがそれこそ嘘のように、現在の百目鬼は自分自身の思いや感情を覆い隠すことに注力しているように伺えます。
もう二度と悟られるわけにはいかないから。
二度と四年前のようなことは起きてはならないから。感情を制御し決して本音を口にはしない。そんな、この四年間を経てきた百目鬼の覚悟が見えるように感じます。
でも、それだけの覚悟を決めていてもなお、矢代に「仕方なく俺の性欲処理してただけだろ」と言われて微かに顔を歪める百目鬼がまだ、こうして生きているわけです。
このシーンからは、矢代からそのように言われたことに対する、百目鬼の複雑な感情が垣間見えるように思います。
これは不快感からのこの表情ではないはずです。
この直前に百目鬼は「俺としたいんですよね」「俺じゃなきゃ気持ち良くないんですよね」と言っていて、その言葉を矢代は否定していないわけで。
そしてそこからの「仕方なく俺の〜」、「なんのメリットがある」の台詞。
これらの矢代の言葉は、裏を返せば “お前がやりたくないならやりたくない” ですよねと。
こんなふうに駄々をこねられたら、うっかり本音を口にしたくなってしまいそうです。そうじゃない、そんなはずがない、と。
むしろ矢代がこんな言い方をするのは、“そうじゃない” のひと言を欲しているからのようにさえ思えてしまいます。
でも、幾らそう思えても矢代は矢代で、もしここで百目鬼が否定などしようものならばまた取り返しのつかないことになりかねません。
百目鬼にとって、このシーンは試されているかのような心持ちだったのではないでしょうか。
そんな百目鬼の一瞬の逡巡が、あの表情に現れているように感じました。
この後に続く「酷いの好きでしたよね」「…好きだよ」のシーン。この矢代ですが、なんだか安堵が伺えるなと。
このやり取りを見てすぐさま思い出すのは、少年時代の矢代の「痛いの好きだよな」「うん」のシーンです。
百目鬼は「酷いの好きでしたよね」の台詞によって、結果として矢代の中にある変わらない安全地帯を導き出したのかなと思いました。
この言葉によって、矢代の心が矢代自身に良くも悪くも戻ってきたように感じます。
変わらなくて良い、心を揺さぶられることのない、痛いのが好きで酷いのが好きなこれまで通りの矢代の居場所。
矢代には幼いころに、これは自分が好きでそうしているのだと、痛めつけられるのも酷くされるのも自分がそうされるのが気持ち良いからだと、そうやって自分にも周りにも言い聞かせ過ごしてきた過去があると思います。
これは辛いんじゃない、痛いんじゃない、これが好きなんだ、と。
その過去が今の矢代をつくりあげて来たわけです。
それを、痛い、酷いことをされるのは辛い、と認めてしまった瞬間、必死で生きてきた少年時代の矢代から現在の矢代までの、生き様すべてが瓦解することになってしまいます。
そしてその、矢代がつくりあげてきた居場所をおびやかす存在、それこそが百目鬼だったのだと思うのです。
彼を受け入れることは、矢代にとっては自分のすべてを一度手放すということです。
それだけではなく、幼い自分自身が受けて来た虐待を、あれは辛かったのだと、痛かったのだと、虐待だったのだと認めなければいけないことでもあります。
四年前の矢代はそれを認めず、百目鬼を受け入れることはありませんでした。変わらないことを選んだわけです。
でも、今なら。今の矢代なら。
9巻では、矢代は変わらない自分自身を家畜のようだと自嘲しています。
四年前に、こんな矢代がいたでしょうか。
1巻で「俺は俺のことが結構好きだ 俺という人間をそれなりに受け入れている」とモノローグで言っていた矢代です。
自分自身を受け入れているため、変わる必要も無ければ、積み上げてきた自分をわざわざ辛い思いをしてバラバラに解体しなければならないような必要もなかったわけです。
でも、現在の矢代は違います。
前述の9巻の独白からは、変わらない自分自身への微かな苛立ちが伺えるように感じます。
矢代がこのように考えること自体が、もう既に変化の兆しなのではないでしょうか。
既に変化は始まっているのでしょう。
矢代の心の内から、徐々に。
熱量が増してきた物語と比例して自分の熱もいや増し、原稿用紙5枚分ほぼマックスという過去最高の長さのレビューとなりました。
あらためて、このような素晴らしい物語を読むことができる幸せを感じています。
次巻の刊行を心から楽しみにしています。
はー、最高ですね。
4年後の話に入ってからやっと百目鬼の心情が書かれました。ただ一文のみ。
百目鬼がずっと八代を想い、八代を中心に生きているんだなというのは疑いようもないのですが、八代の本当の気持ちをわかっての言動なのか私は分かりませんでした。
八代が百目鬼以外に勃たないと聞いても、5巻の時のように自分と同じ感情ではないが八代にとって自分は『何か』ではあると解釈したように、今回も似たような答えを導いているのではと疑っています。
八代も忘れているような言葉一つ一つをずっと覚えていて、言葉通り受け止めていたので、本気で惚れたから、優しく抱いたから捨てられたと思ってそう。
そう信じ込んで、好きが溢れ出ないように感情を殺して無表情に努め、気持ちが冷めたように振る舞っていたのに、名前を呼ばれただけで余裕なくしたり、「酷いの好きでしたよね」の問いに八代の「好きだよ」が自分に言われたみたいで抑えきれなくなっちゃって!何度もキスしちゃうし、寝バックしてて背中だけで顔が見えないのが嫌で無理矢理上半身を振り向かせたり…その顔ヤリてぇ顔じゃなくて好きすぎて堪らなく恋焦がれている顔ですよ八代さん!
クラブのママとの体の関係があるのか意見が分かれているみたいですが、私は抱いてると予想。父親を思い出して女性は抱けないかなぁとも思いましたが、抱いてるのはテク向上の為か、女がいるからもう八代には気持ちがないとカモフラか、保険医との初体験のように百目鬼が他の女性とセックスすることで八代が興奮する為か…どっちにしろ百目鬼に想い人が他にいる事をママは知っているか察していそうですね。神谷の「向いてない」発言に百目鬼との関係を重ねていそう…ツラッ!
百目鬼の背中の天女は八代のつもりなのか、クラブのママへの罪悪感か…
それにしても2人共両片思い拗らせ過ぎじゃないでしょうか。
百目鬼隠す気があるのか前髪のことも自分以外の人とスルことも怒ったりタバコの例えとか、もう告白と変わらないのでは?それを八代あんな湾曲した解釈するなんてw
他の奴とシてほしくないから隙間をぬって抱きに来てるのに!八代って人の気持ちに鋭いのに、何故か百目鬼と竜崎だけには鈍感。あんなに垂れ流してるのに…。
奥山は生きてんのかな?
なんか天秤がどうのとカッコつけて言っていたけど、昔も今も甲斐に面子潰されてる。意地なのかなんなのかそれでも下につかせるのは任侠でもなくただの間抜けだなと感じました。
久我!大人っぽくなってる!4年経ってもラブラブだー
今回カバー下有り!!百目鬼ちゃんのお顔見えるVer。良良良
続きは再来年ぐらい!?掲載雑誌が読み放題から撤退してしまって激落…単話売りしてー!
見てると情緒がおかしくなりそうな二人です。どこまで行っても良い方に進んでると思わせてくれない二人。この二人にとってのハッピーエンドはどういう形なのかな、そもそもあるのかな、とますます分からなくなってしまった9巻でした。
百目鬼の向こうに過去の百目鬼を探す矢代は、離れていた時間を意識させられて、とても切ないです。でも百目鬼が今矢代の隣にいないのも、矢代の記憶の中の百目鬼から変わってしまったのも、矢代のせいって言えなくもないのが辛い。
百目鬼は内側に持つ変わらない感情は見えるけど、さすがに背中の刺青には驚きました。後戻りできないようにして、矢代に覚悟を見せているのかな。見られるのを躊躇う描写があって、完全に割り切れてない感じが百目鬼だなって。
百目鬼の部屋で懐かしいアイテムが出て来ましたが、見つけたのが矢代なだけに、どう作用するのか想像できません。また逆方向に逃げちゃいそうで怖い…。
最後の最後、百目鬼と体の関係を続ける矢代が小さく感情を吐露します。矢代にとってはこれ以上ない本音を表すセリフだと思う。今まで散々ヤってきた矢代だからこそ、こういう形で体に引っ張られる展開が腑に落ちる。まだ抗うのなら、これからは百目鬼だけでなく、自分とも戦わなきゃいけないけど大丈夫かな。
素直になれば簡単って二人じゃないのが面白くて、たまに心を抉られる作品。口絵の二人を見て泣きそうになりました。次巻も読めますように。
百目鬼に大切に抱かれてから、矢代の身体は百目鬼じゃないと感じない身体になった…4年経った今、2人は再会し、諦めたはずの、捨てたはずの感情が蘇る…どうしたらいいかわからず、訳がわからない態度や行動をしてしまうが…2人はまた、関係を続けてしまう…百目鬼の本心は?矢代の本心は?この後どうなって行くのか…
まだまだ楽しみです。ずっと追いますよ!
まだ読んでない方、損しています。是非読んで貰いたい名作です。
囀る沼にハマりにハマって結構な年月は経ちました
9巻では体の関係が沢山描かれているけど2人とも満足している様子はない
だがしかし、それでも心底繋がっていたいという気持ちがひしひしと伝わりもう本当にどうしようもない
心底惚れあっているのである
9巻目にしてやっと何度も抱き合う形にはなったけど周りはそれを許さない
もう一悶着の予感は確実にある
三角が許すのか、綱川が許すのか、
伏線が沢山貼られている
三角は相変わらず百目鬼を毛嫌いしている
でも本当にそうなのか?
過去の黒羽根の物語が私の頭を揺さぶる
あの金だけ受け取った女
保育士をしていた女の子
完全なる伏線
矢代を見ていると思い出す天羽の母親
三角目線で考えると伏線が張り巡らせているが私の頭の中をぐるぐると回って思考を停止させる
綱川目線でいうと
仁姫を連れ帰ってきた百目鬼を手放せるはずはない
百目鬼に仮は作っている
矢代との関係
でもふと、矢代も百目鬼も天羽には借りがある
影山の土地買収に三角に口添えしたのは天羽
行き場がない百目鬼を綱川に紹介したのも天羽
天羽さんお願い2人を幸せにしたげて‼︎何でもしますから‼︎
山川絡みの金のながれも相当に気にはなる
それと正直平田(終わった話ではあるけど)がどうしてそんなにホモ(矢代のことではない)嫌いなの?
塀の中の手紙は何故読まなかったの?
色々気になることあるのよ、9巻に辿り着くまでには
読者(私)を飽きさせないヨネダコウ先生、これからもずっと囀る追っていきますのでよろしくお願いします
今後が益々楽しみです