Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上

odds and ends

Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神84
  • 萌×228
  • 萌15
  • 中立6
  • しゅみじゃない2

55

レビュー数
18
得点
583
評価数
135
平均
4.4 / 5
神率
62.2%
著者
暮田マキネ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784592721444

あらすじ

「あなたを知らない頃には戻れない」擬似兄弟制度を敷く全寮制男子校・私立七星学園。「ここにないのは自由と女だけ」と言わしめる贅沢な学び舎は、金とコネさえあればどんな問題児でも受け入れる特権階級御用達の隔離施設となっていた。第参寮「白秋」のフロア長である薬袋も、かつては問題児のレッテルを貼られ、ミステリアスな魅力を持つ同室のブラザー・奈良崎の手を焼かせていて――。閉ざされた箱庭ではぐくまれる密やかな恋を描く、七星学園シリーズ・薬袋×奈良崎編、上下巻で登場。コミックス限定、解説入り七星学園設定資料(大ボリューム13P)に加え、電子限定描き下ろしも収録!(このコミックスには花丸漫画 Vol.52,54,56,59,61に掲載されたjunk01~05を加筆修正して収録しています。)

表題作Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上

薬袋尊、(高校1年生、奈良崎のリトル)→高校2年生、第参寮「白秋」のフロア長
奈良崎由一、(高校2年生、薬袋のブラザー、第参寮「白秋」のフロア長)→高校3年生

同時収録作品Odds and Ends オッズ・アンド・エンズ 薬袋×奈良崎 上

奈良崎由一、(高校2年生→)高校3年生
一ノ瀬乃蒼、(高校2年生→)高校3年生

その他の収録作品

  • Odds and Ends 設定資料集
  • カバー下:七星学園設定資料集

レビュー投稿数18

バナーを目にするうちに陥落しました♡

Odds and Ends=半端もの
という意味なんですね

美麗男子、方言男子、悪そう男子、
みんな揃っててみんなイイ!
一気に出てくるキャラを一生懸命名覚える
作業はなんと楽しいのでしょう。
疑似兄弟制度って..
もう各CPが出来上がってるのですか?
どんどん沼るやつですねm(__)m

新入りの薬袋クンサイドに沿って、
学園のことを知っていく感じでした。

可愛い可愛い薬袋クン...。
え.. (冒頭読み返す)
あ、過去の話に遡ってるんですね!(鈍)
きゃーーーーーー(*ノェノ)
まさか、まさかの攻めに育つのですか?

どこでどうやってどうなったらあんなふうに育ってしまうのでしょう。
それがこの学園の成せる技なのでしょうか。気になりすぎます。
それでは下巻にいってまいります。

1

一年でこんなに成長するのか…!

義兄弟制度のある全寮制男子校。

上巻の感想。

2年生でフロア長の薬袋が1年生だった頃の話が主な内容。


現在2年生の薬袋は背も大きくて攻め!って感じの容姿だけど、1年生の頃の薬袋はちいちゃくて可愛い。すごい泣くし。
たった一年でこんなに変わるのか。男の子の成長期すごいや、おそろし~
でもこの成長のギャップは かなり心踊るわ。萌えるし楽しい。

奈良崎先輩の方は、第一印象ミステリアスで妖艶な感じ、と思ったら なんかその通りだった。
一ノ瀬先輩とのアレはどういうことなの…!ちょっとこの巻だけだと何とも言いがたいわ。ただ、一ノ瀬くんは全然気持ちを返してもらえなそうで可哀想だなと思った。


巻末の設定資料、結構登場(予定?)人物多くて、これが全部ストーリーに落とし込まれたらとても楽しそう。でもシリーズが壮大になりそう…振り落とされずに追いかけていけるかしら…?


1

パブリックスクールBL

みんな大好きパブリックスクールBL!

若人たちが集う学び舎と聞けば
キラキラとした青春BLを思い浮かべそうなものですが、
どうしてかパブリックスクールBLって背徳的な香りが漂っちゃうんですよね。

閉鎖的な空間で複雑に交錯し合う人間模様。
ときにときめき、ときに胸を締め付け息苦しくなる。
そんな彼らの感情に絡めとられ、翻弄されているうちに
作品の世界観にのめり込み、あっという間に読み終えてしまいました。

本作の舞台の私立七星学園は全寮制男子校で、
先輩である“ブラザー”と後輩である“リトル”が同室で生活し、
支え合い絆を深める独自の疑似兄弟制度が存在します。

高校2年生で寮のフロア長を務める薬袋もまた1年生時には
“リトル”として“ブラザー”の奈良崎と共同生活を送っていましたが、
現在では“疑似兄弟”以上の関係にあり…。

物語はそこから過去に遡ります。
まだ薬袋が新入生として入学したばかりの頃に。
家庭の事情で半ば強制的に入寮させられた薬袋は心に傷を負い、
引きこもり生活を送っていました。

この頃の薬袋はまだ成長期前で小柄で童顔で、
その可愛らしさといったら別人級!

現在では奈良崎をいとも簡単に組み敷く薬袋ですが、
1年時にはまだ小さく奈良崎の腕の中にすっぽり収まってしまう程の
小ささだったのです。

そんな身も心もか弱い薬袋を奈良崎も溺愛しており、
まさに兄弟同然に暮らしていた二人ですが、
ある出来事をきっかけに二人の関係が変化し…。

上巻ラストでは薬袋が奈良崎への想いを自覚し、下巻へ続きます!

4

全寮制学園にて疑似兄弟が織りなす物語

今回は全寮制男子高校の後輩と先輩のお話です。

全寮制高校に入学した受様が
同室でブラザーとなった攻様に心を開いていくまでと
施設と登場人物達の設定資料集を収録。

その昔
富を持てあます大人達が壮大な理念を抱いて築いた
全寮制男子校「私立七星学園高等部」ですが
現代では金とコネがあればどんな問題児も受け入れる
特権階級ご用達の隔離施設の様相を呈しています。

4棟の学生寮は数名の職員と学生の自治委員会に任され
原則3年生は個室、1.2年生は相部屋です。

相部屋となった新入生をリトル
2年生をブラザーと呼ぶ英国寄宿舎学校に習った
疑似兄弟関係を結ぶ風習があります。

今年2年になる受様は非常に優秀で人望もある上に
父親が学園CEOで多額の寄付金をしていて
一目置かれる生徒です。

対して受様と相部屋になった新入生の攻様は
寮監職員に学園に馴染めない問題児とされ
受様は同居解消を勧められる事になります。

受様は攻様の気持ちを慮っている最中だからと
穏便に説得を切り抜けるのですが

攻様を必要以上に悪く貶した職員には
自分好みの"小柄で童顔で孤独で家族と疎遠"な攻様に
拒絶された腹いせだと知っていると釘を刺しすほど
頭の回る策士だったのですよ。

受様も複雑な家庭事情を追ってこの学園へ入高していて
ブラザーだった先輩に救われた過去があり
自分のリトルも大切にしたいと思っていたのです。

そして受様も攻様が呼び出された一件から
少しづつ受様に心を許していく事で
学園生活に馴染もうとし始めます。

ただ受様は学園内でも有名人で人気もあり
受様が傍にいる事をよく思わない生徒もいて・・・

WEB配信作をまとめての書籍化で
家庭事情で全寮制高校に入れられた攻様と
学園CEOを父に持つ受様の学園アオハルです♪

上下巻の同時発売の為か進展はゆっくりです。

受視点が主軸なので
攻様に関する事情はあまり出てきませんが
事情通な受様なのでその辺は織り込み済みなのかな。

良くも悪くも職員の思惑を正しく掴み
自分の望む方向へと操れる受様なので
攻様にもそうできるはずですが

攻様の気持ちを大事にして
攻様の意思で周りと関わっていくように
導いていて受様にとって攻様がそれだけ大切なのね♡
とほっこりさせられるのですが

受様を敵視する生徒によって
攻様との関係性が揺らいてしまう展開に!!

ハラハラな雰囲気は更なる誤解を生むことになり
どうなるんだ!? な所で以下続刊ですよ ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐

すでに手元にあるので速攻読めるのはありがたいです。

上巻は色々と謎のままに進展しているので
ワクワクのままで下巻の感想へと繋げたいと思います。

カバー下に学園の施設設定があります。
カバー下も見てみてください。

4

上巻の見応え・読み応えが凄い!!

上下巻既読済みです
ストーリーとは別部分でこの上巻を大大大絶賛したい理由があり、そこを強調してレビューを書きたいと思います

ズバリ!巻末の設定資料が、んまぁ~ゴーーーージャスッ!!!
この上下巻は薬袋と奈良崎に焦点が当たったお話しではあるのですが、それでも自ずと彼らが過ごす寮にはこの世界観ならではの魅力がたっくさん
そんな読者の知りたい欲求をしっかり汲み取って下さる設定集のクオリティーが素晴らし過ぎるんです
しかも!この設定集を下巻を読む前にご披露下さる辺りがまた嬉しい♡

当然本編から皆さん読むとは思うんですけど、きっと本編読んでこの設定集を読むとまた本編を読み返したくなっちゃうと思います
薬袋と奈良崎の白秋寮、、、そっかあの娯楽室のあの場所か、、、と夜の空気を感じてみたり、、、まだ見ぬ他の3寮への興味が尽きなかったり…!
勝手なインスピレーションですが玄冥→青帝→朱夏で興味があります

ほんと、、、こんなに創り込んで作品を送り出して下さってる先生のプロのお仕事に私が出来る最大限の賛辞がお届け出来たらいいのに…!と心から思いました

上巻本編→設定集→上巻本編リピ→下巻本編→設定集→…と間に設定集を挟みながらこの私立七星学園の世界を膨らませていく楽しみを是非味わって下さい

13

上巻だけではあまり萌えられず

全寮制の男子校という名の特別な空間…このワードだけで胸躍るものがあります。
みなさんきっとそうですよね。
いわゆる寄宿舎ものといえば、多感な時期を過ごす少年たちが繰り広げる濃密な多種多様な人間ドラマが魅力でしょう。

上下巻同時発売。
そしてこの黒ベースのシックなカバーデザインですから、これはなにかが起こりそうな予感がするぞとわくわくしました。
ですが、うーん。
正直なところ、こちらの上巻だけではどうとも言えません。
現在と過去を行き来しながら語られる薬袋と奈良崎の関係性も、1,2年生時に強く意識せざるを得ない擬似兄弟システムも、なるほどと思いながら読んだのですけれど、萌えたかというと微妙なラインです。
上巻は人物・システム紹介がメインなのかなーといった印象が強かったからかもしれませんね。
次から次へとキャラクターが登場するので、メイン2人の関係に絞って見るには少々目が散ったかな。

たった1年で凄まじい成長を見せる薬袋に驚きつつ…
現在のワケアリそうな2人の関係も、遡って語られる微笑ましかった擬似兄弟関係から次第に香ってくる妖しげな香りの行方も気になります。
下巻ではグッとくる萌えが待っていることを期待したいです。

7

読めない部分が多い

 上巻だけではメイン2人の人間性や育ち方が見えてこないので、まだ評価しにくいですね。薬袋と奈良崎がルームメイトになりたての頃は薬袋がかなり幼く感じられ、1歳差とは思えないほどでした(高校生と大きく見積もっても中1くらいに感じられました)。謎めいた奈良崎もですが、薬袋の家庭環境や今までどんな風に過ごしてきた子なのかが気になります。攻め受けはタイトルからも既に明かされていますが、今のところ奈良崎受けにあまり魅力を感じないので、下巻で彼の人となりや思考の軸みたいなものが理解できることを期待しています。

4

読み始めたら止まらない

実質、どんな問題児でも受け入れる特権階級御用達の隔離施設となっている、全寮制男子校が舞台。
寮のお話が中心です。1年生と2年生が同室(リトルとブラザーの呼称)、3年生が個室であるとか、設定が特異なので読み始めるまでは少し構えていたのですが、読み出したらもうノンストップ。
さすがマキネ先生です。
しかも前置きなどにページを割かず、いきなり何かが起こっている。でも内容が分かる。キャラクターの立ち位置も分かる。後戻りは一切する必要がない。安心して読めますので、そういう意味で躊躇されてる方はページをめくって大丈夫です。

タイトルにもなっている、薬袋(みない)くんが1年生の時の回想シーンがメインです。現在は2年生なので、1年前に遡る構成です。(それでも読みやすいのです)
背が小さくて幼かった薬袋くんが、1年でこんなに成長するのかと、いきなりそういう感想を持ちながら、同室の由一先輩の美しさ、妖艶さ、優しさに魅了されている間に上巻が終わってしまいました。
頑なだった薬袋くんが心を開いた相手であり大好きな由一先輩に対して、ひなどりが親を見るように好きだった期間と、周囲からの情報や自らの確認を経て由一先輩の違う面を知って戸惑う期間、このときに薬袋くんがとった態度と由一先輩がとった態度、二人の精神年齢のギャップを改めて見せつけられまして。こうやって少年は大人になるんだと思い知った感じです。
巻末に、この全寮制男子校の設定資料が何ページにもわたって収録されてます。
寮の見取り図、寮の部屋のパース、その他、この設定資料を見るだけでわくわくが止まりません。
で、下巻で本当におさまるのか?などと余計な心配もしてしまうのです。

由一先輩をとりまく環境が過酷なのだろうと容易に想像がつきます。仲のいいクラスメートですら癖が強い。
先を見越して手を打つなど、クレバーに立ち回らないと潰されるようなところに居るのでしょう。
だから薬袋くんの世話を焼くのは、心から癒やされていたのだと思うし、そう思いたい自分がいます。

4

シリーズ化 期待できる?

サブタイトルに 「薬袋×奈良崎」となっていたので上巻の巻末に書かれていた他の登場人物たちの恋も今後発表されるのか、期待して待っています。

内容はもう、暮田先生 お見事です!という感じで素晴らしかったです。 

2

表紙と中身

何もかもまったく知らない状態で、
コミコミさんのアクリルコースターつきを買ったので、(コースターのイラストがめっちゃ素敵なんです!
奈良崎先輩カッコいいし、薬袋くん可愛いすぎるし)
表紙のイケメンたちと見くらべて、これは誰だろう…と思ってましたが、成長した(一年後)同一人物だとわかり、
えええっ、と思いました。
薬袋くんも可愛いのがかっこよくなるのですが、
奈良崎先輩もガラッと印象が変わる。
本編のお話のほとんどは薬袋くんが可愛い姿の時のお話です。

2

デビュー10周年おめでとうございます!

日本を舞台にしているけれど、パブリックスクール的な擬似兄弟制度を取り入れている全寮制男子校でのお話。

この設定だけで、ワクワクするのは腐の民だからでしょうか。
(閉鎖的空間で繰り広げられる秘密の花園は最高に、BがLの匂いしかしない、、、)←まりあげは、心の声




で、上下巻で刊行された今作。

上下巻発売ならではの、一緒に並べたら、より箱庭的閉鎖空間の世界が増し増しとなった深みのあるお表紙です。
黒っぽい背景の色がまた、暮田先生っぽく、完全に一筋縄ではいかないほの暗さを示していて良き。


ちなみに上巻のお表紙は、薬袋。
上巻ではまだ、びっくりするほどミニマムサイズのカワイイDKちゃんです。
どれだけ僅かな期間で成長したん??
という感じ。

しかも、引きこもりや態度悪く問題児レッテル貼られていたバブちゃんな薬袋。

お表紙の凛々しい青年の面立ちからは想像できない過去ですが、この薬袋が心身ともに逞しく? 成長したのは、同室だったブラザーである奈良崎のおかげなのかな、、、(まだこの時点では、下巻読んでない)

上巻では、とにかくそんな薬袋を可愛がっている奈良崎ですが、この奈良崎もなにやら腹にいちもつを抱えていそうな不穏な瞳をしています。

案の定、清廉潔白なブラザーなわけはなく、、、

でもこのときの薬袋には、奈良崎は唯一の存在。

だからこそ、バブちゃんな薬袋が奈良崎が他の男にフェ…されているのを見て、下巻に向けてなにか大きな変化があるような予感がとても楽しみしかありませんでした。


暮田先生の作品なので、勝手に手放しで喜べるハピエンではないだろうと思っているのですが、だからこそこのcpたちの恋の着地点はどこにあるのだろうと考えるのが、読んでいてとても楽しかったです。


さ、下巻で答え合わせしてこようっと!←おい

やはり全寮制モノはこれぐらい仄暗さがあるのが良きですね(◜ᴗ◝ )




2

上巻だけではなんともいえない

先生買いです。暮田先生の作品の、仄暗さ漂う世界観がなんともいえず魅力的で、大好きです。

電子でサクッと買って読んでしまいたい…!という気持ちを必死で我慢して、コミコミさん便が届くのを待ってました。
アクリルコースター付きで購入し、首をながーくして待っていた荷物が届いて開けて、上巻のみ読んだ時点での感想です。

舞台は英国のパブリックスクールのような全寮制男子校、疑似兄弟制度の中で密かに育っていく恋心。
聞いてるだけでめちゃくちゃ萌えそうな要素満載、なんですけれども。パブリックスクールを舞台にした小説も好きだし…

でも、うーん、正直、この上巻だけでは二人のバックグラウンドやら何やらの詳細が見えてこず、目に見えるラブも甘さもほぼなく、自分の中の萌えセンサーはあまり反応しなかった、、です。微妙な評価で、すみません;

薬袋がどうも”親に捨てられた子”らしいという事情はほんのり分かったんですが。
下巻を読んだら印象が変わるのかな。変わって欲しい。変わってくれ…

そして薬袋くん、男前でかっこいいけど、いや本当にかっこいいけど、一年で変わりすぎててちょっと「えっ」ってなりました。漂う別人感…

乃蒼の奈良崎への執着も、なんでなの?と背景がよく分からず(それはそういうものとして受け止めるべきなのか…)こちらの上巻では誰にも感情移入・共感しきれず読み終わってしまいました。自分の感受性の問題かな、、

期待していたのと違う物足りなさに、今ちょっとモヤモヤしているんですが、週末にかけて下巻をじっくり読んでみたいと思います。

2

繰り返し読んで味わいたい作品

導入から心をつかまれ、メインの2人、薬袋と奈良崎のやりとりだけではなく、登場人物全ての会話、やりとりに夢中になりました。

閉鎖的な空間で交わされる公であったり、秘密裡であったりする会話の数々。
絵で描かれていませんが、ツタが絡まる塀や重厚な壁、湿度の高い空気などを勝手に感じながら読みました。

この2人がどうなるの?あれ、この2人でなく、その2人なのか、と謎めいた感じ。
他にもはっきりしない人間関係が、ひそやかにひめやかに、描かれていました。
自分は人の名前をあまり覚えないたちなのと、整理して理解しながら読み進めたいたちなので、通常、このような作品の場合はいったん読むのをやめて、メモを取りながら読み進めますが、今作は手が止まりませんでした。

巻末の詳細にわたる設定集にもひきこまれました。
上下巻ということですが、これらに出てくるあの人、この人を中心にしたいろんなお話を読んでみたいと強く思いました。

この作品は繰り返し読み、そのたびに新たな発見、気づきが楽しめる確信があります。
時間をおいて、何度も読み返して味わいたい作品です。

5

どこまで広がるの?!

本編はもちろん面白いんですが、巻末の設定いろいろがすごくて・・・こんなの個人的には某国防な感じのオニーサンたちが出てくるまんが依頼です。永遠に続きそう・・・!

キャラクターが誰も彼も魅力的すぎて。今作のCPは薬袋×奈良崎とのことですが、序盤を読むと「あれ表記間違ってない??」としか思えぬか弱さで・・・こっから1年?で180センチになるとか嘘や。・・・_(:3 」∠)_

そしてどう考えてもえっちなおにーさんの満サン・・・相方が黒髪きちっとじゃなくてなんとなくチャラいのもギャップで良い。

ほかにも気になるキャラがいすぎて今後が楽しみです!期待も込めて神評価。

2

細やかな設定に裏付けされたパブリックスクール系ストーリーの面白さに心酔

後ろにあるこっまけーーー設定集、すっご!
敷地見取り図や各施設の外観図、寮のフロアマップに寮部屋の間取図、施設の様子や登場人物などなど、この作品を描くに当たっての緻密な構想に衝撃でした。
こういった設定がベースにあるから、各人の動きや立ち回りや複雑な人間模様に粗が出ないんだと納得。まだ上巻だけど、見応えありありです。


イギリスのパブリックスクール的な雰囲気もありつつ、そこまで厳粛ではないちょいライトめな感じがオリジナルの世界観を作り上げています。陰な感じがする厄介な先輩たちとの絡みにピリつきはしますが、そんなとこひっくるめてお・も・し・ろ・い!!!
上級生と下級生の関係、リトルとブラザーの関係といった縦の繋がりだけじゃなく、同級生同士の横の繋がりからも目が離せませんっ!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

薬袋と奈良崎とのBL展開がこの上巻だけでもどんどん盛り上がりを見せていくので、目ん玉ひんむいて見届けました。閉鎖的な空間の中で育まれていく2人の密な関係にギューンッてなって、全寮制ありがとう!同室ありがとう!兄弟制ありがとう!なドキドキ展開が最高の景色です。

薬袋の奈良崎への想いの1つ1つと、奈良崎の薬袋への行動1つ1つ……この根っこにある気持ちは同じ意味だと信じたいし、信じさせて欲しい。
奈良崎の行動や感情、そもそも彼の存在自体がミステリアス過ぎて怖いような怖いような怖いような?……なんですけど(今のところは)、薬袋にだけは甘いそのギャップにますますのミステリアスが加速。
リトル薬袋が可愛いのと、成長したブラザー薬袋との見た目ギャップも萌え心を刺激しまくりでした^ ^


そんでもって最後、ああっっ!と気になる終わり方。
これは下巻も即買い案件です。上下巻で良かったー…( ´∀`)

舞台背景から登場人物の面々まで魅力の塊のようなストーリーでした。
自由のない学園環境が織りなす複雑な人間模様と心理描写に釘付け。味方もいるし、敵意を向ける者もいる……これぞの全寮制ストーリーっぽくてハラハラもするけど、楽しいの方が勝利でした。

下巻はまだ読まずにこのレビューを書いてるので、後半戦をむちゃくちゃに楽しみたいです。

2

箱庭BLでしか味わえない尊さって唯一無二な気がしますね…

箱庭BLってどうしてこう萌えを擽るのでしょうか。

2人だけのサンクチュアリという尊さ。
壁1枚隔てた向こう側にある秘匿空間。
他の誰にも介入出来ない世界ーーー。

こんなん萌えるなってほうが無理でしょ!!!
+゚。*(∩´///`∩)*。゚+ +゚。*(∩´///`∩)*。゚+
全腐女連合で手と手を取り合って尊さを噛みしめよ…


さてさて。
上巻のレビューですのでネタバレは抑え目で、
個人的オススメ萌えポイントをば。。。

①パブリックスクール特有の空気感。
普通の寮じゃないのよ。
親の権力をも人間関係に影響する歪さがあるけど
その中でノブレス・オブリージュの精神が生まれ
そこから始まるドラマ性が本当に堪らないですね…。

(※注:日本には貴族制度がないので、)
(表現はそんなに露骨ではなかったです)

とりあえずパブリックスクールに萌えを感じる方、
是非読もう。

②現在軸から過去に遡って描かれる構図
上巻の表紙は攻めです。
今でこそ大きくて頼もしくてカッコイイ風ですが、
入学時はというと……。

ギャップがもぅもぅヤバイです!!!!
ちっちゃくて可愛くて小生意気で守って上げたい。
そこから表紙の姿に至るまでの成長幅を見守り隊。

ちっちゃい攻めやギャップに萌えを感じる方、
是非読もう。

③カッコイイ受け様
下巻の表紙は受けです。
美人で、腹の底を見せなくて、権力者でもある。
攻めを守る盾となる豪胆さがカッコイイのです。
その反面、見え隠れする繊細さが堪らん…。

一癖も二癖もある男前な受けに萌えを感じる方、
是非読もう。

④細やかな設定資料
上巻の描き下ろしに入っています。
学校内敷地見取図・寮内の間取り・各個室。
暮田さんの綺麗な画面と文字で説明が補足され、
妄想が広がります…!

そして他の寮生たちの紹介もあって、
既に登場しているキャラから未登場のキャラまで
今後のCPが見られるの本当に有り難いッ!!!!

上記好みが合う方は是非に。
ネタバレ込みのレビューは下巻にしますー!

5

読まない、という選択肢はなかった…!

先ず作家さま大好き!
そんな先生が描かれる全寮制のDKもので兄弟制、、、!!
この時点で「読まない」という選択肢は私の世界から抹消です⸜⸜٩( 'ω' )و //フンス=3

待ってました…!
読める日を心待ちにしておりました♡
そんな読者さま、多いんじゃないかな???
そんな皆さんにお伝えしたい
期待して心トキメカセテ先生の描くこの世界観にどっぷり浸かって下さいね、と…(´ ˘ `*)

世界観としては現代日本です
人里離れた地に建てられた由緒正しい「私立七星学園高等部」が舞台
由緒正しい歴史はあるけれど実際は金とコネでどんな生徒も受け入れる、というのが現状の学園事情
歴史がある寮なのでルール的な基盤が英国寄宿舎学校の「ブラザーシステム」に倣ってます←BLの萌えの香りが芳しい素晴らしい夢ある設定♡
この設定の中での独特な呼称などもたくさん出て来るのですごく非日常感を感じられる「ストーリーに想いを馳せる」タイプの没入感が尋常じゃありません!!
現代設定ですが、この学園の成り立ちなどが上手く活かされていて和モダンテイストな感じも大変良きなのです(ღ˘͈︶˘͈ღ)はぁ~ウットリ

薬袋尊(みないたける)と楢崎由一(ならさきゆいち)の、後輩×先輩の出会いを振り返るスタイルで紡がれるお話しです

えっと…
何からこの作品の衝撃を話したらいいのか迷っちゃう位に心が飛び跳ねる事がたくさんあるんですけど…(o→ܫ←o)!!
先ずは「過去を振り返るスタイル」という所を存分に楽しんで欲しいのです
薬袋と由一の同室生活が始まった所の冒頭振り返りの衝撃…!
もぉ、、、マキネ先生の仕掛けに「してやられました…!」完全に…!!!
あぁ、、、DKの成長を舐めたらアカンな、、、とつくづく感じた時間ですw

閉塞的な世界でカリスマ的な生徒(由一)に依存する同級生や、気の置けない友達(関西弁でここの主従感もたまらん…!)や先生達に囲まれる由一
そんな由一に守られ可愛がられる薬袋
そして薬袋サイドにも勿論同級生が居たり、薬袋から見た先輩の先輩(3年生)の存在があったりしますが、やっぱり薬袋から見える世界は由一が絶対的な世界であるのがすごく伝わる

マキネ先生しか出せないドコかに潜む怪しげな危うさを孕みながらも進むストーリーに個性的なキャラ
多くはないキャラながらもしっかり物語の世界の広がりをみせてくれるには十分過ぎる登場のさせ方にも漫画の上手さを感じます
意味のあるキャラの登場と必要な分量でのセリフやモノローグで語られる世界
本当に読み易いし読みたくなる!構成が天才的

萌えるドキドキも「ナニカ」を感じるドキドキも、、、
読みながらどこかソワソワして読める没入体験は何物にも代えがたい…!

上巻は由一の秘密を知ってしまった薬袋の動揺や由一の底の見えない魅力や見えない本心に釘付け!な終わり方(上下巻で良かった…!)

本編終了後に寮の見取り図やや生徒達の相関図などを含めた設定集もあり、さらに世界観が広がります

今は上巻を読んだだけの状態のレビューですが一旦この設定集などを読み込んで上巻を反芻しまくってから下巻に進もうと思います!→読み終わりたくない…!という延命措置をしたくなる….゚(→ε←*)゚ .゚‼


地雷になるかも?書いておきます
メインキャラが他のキャラと絡みます(攻め受け分からない感じだけど性的に絡みます…そしてなんとなくリバの香り…!コレは地雷の人もいるだろうけど私的には大歓喜案件でした…///)

修正|一瞬ふぇ描写ありますがトーン修正で大変安心♡この世界観を壊さない良修正!!尚この上巻はメインの絡みはキスだけ&事後風味(シーモア)

5

日本版パブリックスクールBL 可愛い健気攻め

薬袋×奈良崎


私立七星学園、
完全に女子がいない環境での
全寮制生活の男子たちの密接な雰囲気、
相部屋で2年生がブラザー、1年生がリトルというブラザーシステム、
魅力満載のたくさんの登場人物、そして
その中で繰り広げられる恋模様!
最高の日本版パブリックスクールBLと言えるでしょう。

シリーズなので、これからもますます楽しみ。

暮田マキネ先生の可愛い健気受けが大好き。
今回はなんと可愛い健気攻めが主人公(2年生の薬袋)、いいね!
薬袋と3年生の美人の奈良崎先輩のお話。

親に無理矢理入学させられ、居場所を失ってしまった
まだ幼い1年生の薬袋が、
2年生の奈良崎とブラザーとリトルの関係が始まる頃からの
1年前の過去の流れの展開で、
薬袋の不安や孤独感が、
奈良崎の優しさにじっくりと包まれていく過程が胸にしみる。

チビで泣き虫な薬袋が、
奈良崎に構ってもらいながら恋に落ちる様子や、
抑えきれない独占欲まで可愛くて、
一途さが溢れ出しながら1年後には成長して可愛い男前になったのが萌える!
奈良崎の薬袋への甘やかし溺愛にドキドキしっぱなしで、
大人しい振る舞いの裏に隠れた寂しさが刺さる!

薬袋の恋心がどんどん膨らんでいく中、
奈良崎の気持ちは確かに恋ではない・・・
つかめない奈良崎の心の中に薬袋も読者も少し焦ったい。

奈良崎と同級生との無意味な行為が、(ちょっと性的な奔放?)
奈良崎の内面に潜む空虚さ、
煽ってくる薬袋の嫉妬、
複雑な感情を絡めてくるのも見どころ。

上巻では、
薬袋が2年生になった今、2人がキスしながらも、
まだ関係性が読者に明らかにされていないところがまた美味しい。
昨日上巻を読んで、今日下巻を読んだ私、
個人的に、上巻を終えた後、
2人の関係性が気になって仕方なかった。
もしかして、恋人じゃなくて曖昧なまま・・・?など、
一日中、頭から離れなかった。

3

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