『信じろよ お前が死ぬなっつったんだろ』

モンスターアンドゴースト 2

monster and ghost

モンスターアンドゴースト 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神91
  • 萌×224
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

15

レビュー数
28
得点
569
評価数
126
平均
4.6 / 5
神率
72.2%
著者
ヒメミコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
B.Pilz COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784867870297

あらすじ

身勝手な理由で過去を引きずる彩に刺された椿は重傷を負うが
怪我を顧みず、自分の傍から離れることで消えてしまった兜を探し回る。

ーー生前、母と仲睦まじく生活していた兜に起こった悲劇とは…
知られざる過去、そして様々な理由が明らかになっていく。

言葉で語らずとも互いの存在に惹かれ合う2人。
その想いと裏腹に触れられない現実に苦しむが、
イビツの突拍子もない”禊”の提案によって解消され…!?

孤高な、化け物と呼ばれる高校生×美しすぎる幽霊の切ない純愛ストーリー

表題作モンスターアンドゴースト 2

戸純椿、高校1年生
勇樹兜、高校1年生、幽霊

その他の収録作品

  • ツバカブの日常。
  • パンサーアンドキャット
  • 描き下ろし 焼きもち警察
  • あとがき
  • カバー下(キャラクタープロフィール)

レビュー投稿数28

詩的なモノローグ。先生はきっとロマンチストな方なんでしょう。

【作画】
前巻から大きな変化はありません。


【ストーリー】
1巻の時に比べて話の流れが読みやすくなっています。
兜の切ない心情も描かれています。

1巻よりもBLらしい場面が少し増えましたが、アヤへフォーカスをあてるシーンが多く、やはり椿と兜の絡みは少なく感じてしまいました。その点がとても惜しいなと。欲を言えば、椿の人柄を考慮して、言葉には出していないけれど「明らかに兜のこと大好きやん」と心が騒いでしまうようなシーンがもう少し欲しかったです。

また、兜が他人(アヤ)の体を借りて、椿に触れられるようになるのですが、ううむ。なるほどそう来ましたか。しかし「触れる」という泣きそうな顔、重要なコマだったので、あそこは兜で描いてほしかったですね。アヤが兜に見える、というタイミングをもう少し早くして。

衝撃の結末で続く。
「僕のせいで椿くんの生気がなくなっちゃった」とか、兜が涙してそうです。
2人ともゴーストになってハッピーエンドになるんでしょうか。あるいは兜がたくさん生気をもらってゴーストのままでも触れられるようになるのか。いずれにせよ「もう一度触っておけば良かった」「触りたいな」、はきっとこの後報われてハッピーになるのではないでしょうか。まさか椿の体に入ってこれで一心同体だね☆とか?


【登場人物】
アヤは嫉妬のための立ち位置かと思いましたが、まさかそういう使われ方をされるとは。そしてアヤのために割かれたページや大ゴマが多すぎるように感じました。彼が悪い人間ではないことを表現したいのかな、とは思うのですが。兜の嫉妬を描くためだけなら、アヤではなくモブの女子生徒などでも良かったのではないか、とも考えてしまいます。
ところで「ななち髪型変えたー?」という台詞のあと(いや、大して変わっとらんがな)と心の中で思わず突っ込みました。

兜、アヤのことが嫌いなはずなのに、意外とすんなり体に入ることを決めたな、と。彼の体に入って椿に触れたら、それはアヤが触れてることにもなる、ということはあまり考えなかったのだろうか。独占欲があるのに?

イビツのキャラクター性は2巻でもよくわかりません。敵対者ではないようです。

兜におおいがぶさっていじめておいて、恋愛の感覚がよく分からない椿の感覚も少し謎です。アヤを助けて「近づくな」というシーン、格好良かったですが、その格好良さは兜のために取っておいてあげてほしいとも思ってしましました。


【その他】
1巻を初めて読んだ時、2巻の発売が予定されていたので、読んでみました。
描き下ろしのようなシーンを本編に入れてほしかった。これは1巻でも思った気がする。

1

2巻も先の読めないストーリーと画力で殴られました!!

ストーリーの情報量が…繊細なのに力強い画力が…行ったり来たりする感情の揺らぎがどストレートに脳に刺さってきて目の奥が熱くなりました…!


兜君と彩君二人の過去回想に触れ、私は君の事完全に嫌いにはなれなくなりました!"好きぴ"に見てもらうために変わろうとするのイジらしくてどんどん可愛く見えてきてしまって。イビツ君にビクビクしてるのも最早可愛い。
そんな彩君に対して、椿君への独占欲を見せる兜君がこれまた可愛い。しかし、一方は実体のある人間、かたや自分は触れることすら叶わない幽霊のような存在で儚さが伝わって来ました。


椿君の【困惑】と兜君の【独占欲】…2人にとってお互いにかけがえのない居なくてはならない存在になってるのは確かです。

遊園地デート、彩君の姿が兜君に見えてくる所幸せな光が溢れていて美しすぎました……。それと同じく、シンデレラみたいに魔法が解けて彩君の姿に戻って見えてしまった時の喪失感の大きさ。兜君はここに居てはいけない存在なんだって言われているようでしんどかったです。

最後衝撃すぎて言葉がでませんでした。
ハピエン…信じてます。
2巻も相変わらずの画力と、先の読めないストーリー展開でドキドキが止まりません!

3

絆が深まるほどに、切ない…

衝撃の初お目見えに引き続き、2巻です。
相変わらず、画面の圧がすごい。

前巻ラストで再会した同級生・彩に刺された椿。
そして、椿を救うために彼から離れてしまったことで消えてしまった兜。

このまま兜が消滅(成仏?)しちゃったりしないよな?と
ドギマギしていたのですが、兜、無事でした。

椿視点が多かった前巻に比べ、
彩の登場により兜の仲に芽生えた嫉妬心、
友情を越えた椿への感情、と揺さぶらる兜の内面描写が多かった今巻。

これって恋でいいんだよね?
個人的には恋愛感情確定だと思っているのですが。
(ただし、椿は無自覚かもしれない)

今巻での見所はやはり二人の遊園地デートですよね♪
彩の肉体ではあるけれど、二人の表情が楽しそうで楽しそうで。

兜の笑顔はもちろんですが、
この椿の兜にだけ見せるぎこちない笑顔がすごくいいんだ…。

だけど、そんな幸せそうな二人を見る度、
兜は既に亡くなっていることも思い知らされてしまって、
同時に切なくもあり…。

1巻あとがきでの作者様が語られていた
“ハッピーエンド”を信じてはいるものの
一体どのような結末に辿り着くのか想像がつかず不安です。

そして、2巻のラスト。
衝撃のエンディングでした。
え、ハッピーエンドってそういうこと?

0

胸きゅんしながらも、突き付けられた現実が切ない

「これがデビューコミックスだと……!?」と驚かされた第1巻から、続きを待っていました。
個人的に、今まで見ないようにしてきたことがフォーカスされて、胸が押し潰されそうです。兜くんはゴースト(幽霊)なのだと、改めて実感させられて、つらい……。
彩くんの禊として、彼の身体に入った兜くんが椿くんと遊園地で遊んだ日。楽しい一日の終わりに、兜くんが思い至った「椿くんのこれからに自分はいるのかどうか」という問いが胸に突き刺さりました。それまでが二人ともとても楽しそうだったからこそ、余計につらかったです。
その一方で、恋愛的に一歩進み始めたような椿くんと兜くんの様子に胸が躍る躍る!
恋心の自覚は案外難しく、本人たちは戸惑うものですが、読んでいる側としては嬉しくて仕方ありません。
兜くんは独占欲から、椿くんは身体的感覚から。この椿くんの夢が!夢だけど!夢じゃなかった!的な!
それを喜びつつも、それもまた兜くんがゴーストであるという現実を突き付けてくるのがつらいです……。

彩くんの事情が描かれ、歪くんも一緒に良い方向へ進んでくれて嬉しかったです。いや本当、歪くんのナイスアシストが多いですよね!歪くんは椿くんと兜くんのために動いてくれているのですが、それが結果的に彩くんのためにもなっていた気がします。
歪くんについては、まだまだ計り知れないところがあるのですが、どんな理由からにせよ、椿くんと兜くんのために動いてナイスアシストしてくれるところはすごいなぁ、と思います。彩くんを簡単に拉致れたところなどを「こわい…」と思いながらも、気になる存在です。

2巻で特に気に入っているシーンは、部屋で寝転ぶ兜くんを腕の中に閉じ込めて楽しそうにしてる椿くんと、照れてる兜くん!二人とも可愛くて好き!
兜くんの部屋着がおいしそうなTシャツというのも、ポイントですね!
そんな2巻のラストシーンが!いや、ほんとどうなるんですか、大丈夫なんですか。歪くんの目の前で……。
とにかく椿くんと兜くんの幸せを祈っています!

1

兜の恋心が胸を打つ

椿×兜


少年漫画のような圧巻の絵柄で、キャラたちが本当に綺麗。
(1巻より暴力シーンが抑えられていたのは良かった。)
椿の男気あふれる行動、筋肉質の身体がとにかく見事で、
徐々に展開される2人の恋にも目が離せない。


兜、
過去の傷が切ない。
本来存在しないはずの「人間」だが、感情は確かに存在し、
肉体がないため、借りるしかない。
可憐さと内に秘めた強さ、そして途方もない嫉妬と独占欲が、
椿に触れたいのに触れられないもどかしさと共に、
急激に湧き上がる恋心が非常に生々しくて・・・心打たれる!

そんな兜から自然に恋を教わる椿が、
恋に疎いけれども、堂々とした恋の態度を兜に教える。
2人が正義の生き方や恋の在り方を分かち合うような関係が素晴らしい。

人間と幽霊の恋が、リアルで辛くて悲しいけど、
一気に加速していく2人の関係が、
ただの友情以上に、お互いを理解し合う。
その中でのコミカルなやり取りや、
純愛のようなドキドキ感に引き込まれる。

2巻のラスト・・・!
3巻が待ち遠しいです。

1

ギャップが良すぎる

毎巻続きが気になる引きで終わっていて、読み終えたばかりなのにおあずけをくらったような感情でいっぱいです。
グッと持っていかれてしまう引き。うますぎます。

2巻発売にあたって1巻目から読み返したのですが、迫力のある絵柄も作風も非常に個性的ですごく面白いんですよね。
少しずつ個性豊かなキャラクターも増えてきたけれど、やはりメインとなるのは椿と兜でしょう。
「モンスター」な椿がもともと持っていた優しさや良さが徐々に周囲の人々にも理解され始め、うれしい反面ちょっぴり複雑な兜のもどかしい気持ちがよく分かる2巻でした。

自分だけが知っていたはずの隠れた良さを知ってほしい気持ちと、もう少し大事に隠しておきたい気持ちといいますか…
自分はもう既に亡くなっている幽霊なものですからなおさらです。
このままだと切なさMAXになりそうなところを、ストレートな感情を飾り気のない言葉で椿がドンと伝えてくれるからか、なんとまあ絶妙な甘酸っぱさ加減になっているのが良くって。
盛りだくさんな展開の中でも、椿の兜に対する不器用でさり気ない優しさが見え隠れしていてとってもかわいらしかったです。
小型犬の一挙手一投足に弱い大型犬感がたまりません。

モンスターとゴーストのひとつ屋根の下での暮らしと、唯一無二になりそうな予感がひしひしとする彼らの関係性がなんだかとっても心地良い1冊でした。
大きくて不器用で無垢って最高にキュートだなあ…と、椿がこれからどんなはじめての感情を知っていくのかをムズムズしながら追いかけたいです。

1

好きだ!

戸純(コトン)くんのビジュアルが好きすぎて、今回も彼の肉体美に目が釘付けでした。そして怖そうな見た目で誤解が多いけど、実は公平で情の深い戸純くんが大好きなんです。キザ歯もあの瞳孔も堪りません!

今巻ではだいぶBLらしくなってて戸純くんへの好意を隠さない彩へ嫉妬する兜くんにメチャクチャ萌えました。

イビツくんの提案で彩の身体を乗っ取った兜くんと戸純くんのテーマパークデートですが、彩の身体なのに兜くんにしか見えなくなって来るとか、それって常に一緒にいる戸純くんしか分からない事なんですよね。激萌です。戸純くんが付けてたカチューシャとかマジかっこよくてヤバかったし。www

お気に入りのキャラのイビツくんも相変わらず不気味で格好良くて、窓から現れた姿に惚れ直しました。何を考えてるのか分からないところがまた良いです。

本編は驚くようなシーンで終わってて、戸純くんと兜くんのコレからが気になってしょうがないです。もちろんモンスターだから無事ですよね?
早く次巻が読みたくてしょうがありません。

みんなヒメミコ先生の才能に触れてくれ!

1

モンスターがゴーストによってどう変わる

ここで終わりー?!な引きが強い2巻ラスト。
何巻まで続くんでしょう。結構長くなりますかね。
エピソードが割と多め長めに入っている気がします。

椿の「お前以外どうでも良い」が完全に告白だと思うけど本人は自覚なさそう。
でも兜に触れる夢を見て動揺したり、兜は嫉妬したり2人とも確実に気持ちが高まっているのがいいです。

1巻で、偏見なく人を見るのは難しい的なことを兜が言っていたと思いますが
椿は周りから偏見でしか見られず、それゆえ理解されず、孤独だった。
なのに椿は人のことを偏見で見ない(彩がゲイだと言った場面など)。無垢なモンスター。
そんな椿の本質、心を唯一理解するのがゴーストの兜で。
兜がほしかったものを持っているのが椿で。
この2人がお互いによってどう変わっていくかというお話だなと改めて思いました。

椿は表情が豊かに柔らかくなってきたし、言葉にもするし。
兜は自分を見つめることができるようになっているし。
ゴーストによってモンスターから人間に変わっていくんですかね。
この先どうなっていくのかとても楽しみです。
ハピエンと先生が仰っていてもいろんな形がありますもんね。

椿の動く姿がかっこよくて好きなんですが、彩を手助けしてケンカするところがよかったです。
前後の椿のセリフもかっこいい。
JKがいい子たちでかわいい。ギャルの良さですね。「好きピ」ってかわいい。「推し」みたいに「好きピ」が広まったらいいのに。

魔王翼が似合いすぎで笑いました。
その時の兜の説明セリフがめちゃオタクっぽい。
お目覚め椿の色気がすごかったです。

イビツは怪しげに見せかけて、椿への純粋な興味で近づき2人の理解者になりアシストする役だとうれしいなというのが個人的な希望です。

冒頭の兜の母親のセリフ、兜のモノローグは説明的すぎるな〜と思いました。

1

猫化ー!

2巻も良かったー!!
1巻がかなり不穏な終わり方をしていたのでだいぶ不安はありましたが、2巻はある程度読者として納得できる展開でした。

BL的観点においては、1巻ではやっとお互い恋心が芽生えたかな?という感じだったのが、2巻では2人ともだいぶ気持ちに変化が現れ、相手に触りたいと思うほどお互いをかなり意識していて、焼きもちや嫉妬にまで発展します。

しかも4人の友情物語としても楽しめてしまったし、女生徒たちもみんなイイ子で可愛い。
友情っていいなぁ(しみじみ

<気になる点>
①イビツくんが謎すぎる。信用していいの?それとも結局悪者なの?
②ラストは心霊系BLあるあるみたいに病院で息を吹き返すパターンなのか?
それとも、もっと新しいアイディアで我々を驚かしてくれるのか?

興味深く今後も見守っていきたいです。

不満点をあえて唯一挙げるとしたら、どの人物も名前が個性的すぎて(しかも「名は体を表す」みたいにモロ狙ってる感じで)感情移入しにくいところかなぁ。
イヤそれでも他の要素がほんっとーーーーに補って余りあるほど素晴らしいので、我が神判定においては誤差程度でしかなく、感情移入して読んじゃうんですけれどもね。
「カブ」って呼ぶのもすっごい可愛いですし。

<特筆すべき良かった点>
①キャラ3人の猫化 短編
②2巻に限らず、作者さんのギャグセンスが個人的にツボ
③イビツくんの半裸体が拝める(拝む

しかし続きがめちゃくちゃ気になる終わり方ー!!!

1

2人はどうなってしまうんだ

2巻のラストでとんでもないことになっていて3巻…3巻を早くください…!というラストでした…!兜くんの嫉妬とか椿くんの優しさがまた少しずつみんなに知られていく…。椿くんのお前以外どうでもいいには痺れました!!兜くんが椿くんに触れることができたあること…却って切なくなってしまったけれど2人が楽しそうで好きだった。椿くん角似合いすぎじゃないですか?やっぱり兜くん生きてないかなぁ…。イビツくんはいつも怖いんだけど

2

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