高潔な騎士を堕とすは、美しい悪――

毒を喰らわば皿まで 1

doku wo kurawaba sara made

毒を喰らわば皿まで 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×24
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
6
得点
130
評価数
32
平均
4.2 / 5
神率
65.6%
著者
戸帳さわ 

作家さんの新作発表
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原作
十河 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
シリーズ
毒を喰らわば皿まで
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434334368

あらすじ

竜の恩恵を受けるパルセミス王国。その国の悪の宰相・アンドリムは、娘が王太子に婚約破棄されたことで前世を思い出す。同時に、ここが前世で流行していた乙女ゲームの世界であること、娘は最後に王太子に処刑される悪役令嬢で、自分は彼女と共に身を滅ぼされる運命にあることに気が付いた。そんなことは許せないと、アンドリムは策略をめぐらせ、王太子側の人間であるゲームの攻略対象達を陥れていく。ついには、ライバルでもあった清廉な騎士団長を自身の魅力で籠絡し――

表題作毒を喰らわば皿まで 1

ヨルガ・フォン・オスヴァイン、騎士団長
アンドリム・ユクト・アスバル、悪の宰相、悪役令嬢の父

その他の収録作品

  • 描き下ろし番外編1.5話〜最愛の駒〜

レビュー投稿数6

もともとは

「毒を喰らわば皿まで」にハマったキッカケは、もともとこちらのコミカライズを読んでアンドリウムに魂を持って行かれたからなんです。wwwだって前世の記憶があるのにもかかわらず、清々しいまでの悪の宰相のままなんです。痺れました。

そしてコミカライズとしてはキャラの魅力はそのままに、分かりやすくテンポ良くストーリーが進んでいて、原作の魅力を余すことなく伝えていると思います。

私の好みはBLに登場する嫌な女たちは軒並み酷い目に遭うことなんですが、文句のつけようがないのがこちらの原作の「毒を喰らわば皿まで」なんですね。

2作目の「~その林檎は齧るな~」を読んで、こちらのザマァ展開を読みたくなってコミカライズを読んだのですが、残念ながらまだまだ序盤でした。www

正義感に駆られた王太子側の人間たちが、気持ち良いほどにアンドリウムの掌の上で転がされて行く様子が面白くてハマる人にはハマると思います。

こちらのコミカライズから是非とも原作も読んで欲しいと思います。ダークな世界に夢中になること間違いなしです。

4

悪の華

生前やり込んだ乙女ゲームの悪役令嬢の父である宰相アンドリムに転生してしまった主人公が、前世でのゲーム知識をフル活用して、自分と娘を破滅に追いやった清廉潔白な王子や正ヒロイン達に苦汁と辛酸をなめさせていく、ざまぁ系ダークファンタジーです。

原作未読でしたが、あらすじとサンプルを読んで即購入が決定しました。

もう、宰相アンドリムと神官長マラキアの腹黒いこと!そしてその頭脳や手練手管で正当派主人公達を悪い顔をしながら、じわじわと、いけしゃあしゃあと追い詰めていく様子が、そうなっちゃうんだ!?の連続で、次の展開が読めず、ゾクゾクワクワクしました。

人物の背景や、世界観の設定など、複雑な伏線が満遍なく張られていて、それがすごいと思ったのと同時に、その情報量に自分の理解力が中々追い付かず、3回くらい読み返して理解できました(多分)

いや、本当に、結構えげつないこともしてるのに、なんでこんなにも爽快感があるのか不思議でたまらないです。そして、美しい悪が、どのように高潔な騎士を堕とすのか、楽しみでなりません。

2

この先が楽しみ❤︎な読み応え~

最近ずっと探していた貴族モノが
TLに広告で流れてきたので
チェックしてたんですけど、
やっと読みました。

コミカライズだったんですね
原作の小説は読んでないんですけど、
話の方の設定や展開が幾重にも複雑に
重なっているのが伝わってきて
ぐっと話の方に引き寄せられる面白さでした。

一巻は、宰相の復讐劇が繰り広げられながら
その登場人物たちや背景の紹介に終始した感じで
BL的な展開は全くなしでしたが、
早急な展開にがっかりするパターンが少なくないなかで却って新鮮で良かったです。
じっくり読めるの、嬉しい…❤︎

美しい絵もまた、世界観を堪能できるほどで
大満足の画力にうっとり。
ここぞという場面のカット絵も、宰相の心象を伝えつつ、毒のあるテイストがこの話にぴったりで気分があがりました。
コミカライズはテキストが多めになりがちの印象もありますが、絵で魅せる場面の方が印象的でとっても良かったです。

続きが楽しみになる久々の大作な予感❤︎
おすすめです♪

0

ルールがわからいままチェスをしている気分

原作未読です。情報量がめちゃくちゃ多かったですが、面白かったです!

しかし、転生モノっていうより「全知的な悪役」と捉える方が近いかも。
転生者なのに前世の記憶や性格に関する描写が1つもなかった。
元のゲームをやり尽くす程の人なら、なぜ主人公チームを泥沼に落とそうとする?
自身の安全を確保する以外、何か別の恨みでもあるの?特にメリアに対してw
どこまでが本当の「アンドリム」なのか、掴むのに少し苦労しました。
結果、”前世の人柄はあんま関係ない” という解釈で合っているかしら? (^^;)

それとまだこの世界/社会のルールがほとんどこっちに伝わっていないから、
読者なりに考える事ができません。なのでアンドリムがドヤ顔で計画を明かす時、
常に「お、おおお… な、なるほど。すごい…?」ってなりました。
まあ、ウチが単なる馬鹿っていうことかもしれませんが。

最後にどうでもいい事ですが、全キャラの名前がむずっw

絵柄は非常に美しかったです!原作も読みたくなりました!
アンドリムは主人公としてすごく面白いし、
他の登場人物もちゃんとストーリーに関りがあって良かったです。
今回はBL要素がセロでした、全く気になりませんでした。
続きが楽しみで仕方ありません!

4

面白い…!ただ情報量はかなり多め

原作未読で、コミックから入ったクチです。
小説の方から入るより、コミックでつかみを知っておこう、というつもりで読んだのですが、もしかしたら逆の方が良かったかな?という気も。

というのも、本当に面白いんですが、情報量の多さが予想以上で…!
仕事後の疲れた心身では読まない方が良かったかな、と;

初読では登場人物の名前が全っ然覚えきれなかった。。読みながら前のページに戻って名前と立場/地位を確認し…というのを繰り返しました。
これは単に私の脳みその問題ですが。

2回読んで、やっと顔と名前と地位と役割が(ほぼほぼ)一致。

アンドリムの張り巡らした罠というか、策略の内容をちゃんと理解するのにも、私の頭では一回では足りず読み終わってから再読しました。

悪役が身の破滅を避けるために生き方考え方を改める…というのが常道ですが、あくまでも悪役のままで全キャラを手玉にとっているのが、逆になんだろ、清々しくて心地いい!

しかしここから、どうやってヨルガ × アンドリムが、BがLする展開になっていくのか…!?1巻では特にラブの気配は見えなかったけど…!?
と、非常に気になります(゚∀゚*)

気になりすぎて、小説、ポチっちゃいました◎

2

情報の波にのまれる

原作小説未読の者のレビューです。
とにもかくにも内容も情報もぎっしりな1巻でした。
絵はとっても美麗。美しいです。

物語的には、おそらく序盤・導入部分といったところ。
やはり主人公の復讐劇がこちらの作品の見どころでしょう。
ただ、元々が小説作品なこともあり、1巻はほぼ説明と紹介だと思っていいと思います。
どこを開いても情報量が凄まじく、これはどう描いてコミカライズされるか悩まれたのでは…?

1巻のみを読み終え、この後きっと面白くなるに違いないと思いつつも、本音を言えばこちらの巻だけではなんとも。
何せキャラクター数の多さと人間関係が複雑で、初見でサクサクと頭にはなかなか入って来てくれないものですから。
少しずつ噛み砕きながら読み進めていくと、アンドリムとして生きて来た主人公が前世の記憶を取り戻した…とここまではよくある設定だけれど、正義にはならず悪のまま突き進もうとする姿は新しく、読んでいておっ!となりました。
でも、なぜ前世の記憶があるのにここまで悪として生きるのか?と疑問な部分も。
これに関しては原作のシナリオ通りでしょうし、コミカライズ的には成功なのかな。

主人公の策略に翻弄されていく人々の姿は読んでいて気持ちが良いんです。
しかしながら、1巻時点で流れにスムーズに乗り切れたか?と思うと微妙かもしれません。情報大ですからね。
これから先もっと面白くなっていきそうな下地はたっぷりありましたし、2巻以降に期待をしたい作品だなあと現時点ではこちらの評価になりました。
小説版も気になりますね。

1

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