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sayonara dattara yokatta
評価
絵:★★★★★
えろ:★★★☆☆
内容:★★★★☆
表題作のみ描き下ろしあり
電子書籍特典あり
幼なじみ(兄)に長年片思いしてる受けに長年片思いしてる弟の傷の舐め合いから恋人になるまでのストーリー
めちゃくちゃ良きです!!!!
ギュンからキュンまであって読んでいてとても楽しめました!
黒ストッキングの描写が妙にリアルでえろかったです!好きです!
受け視点でお話は進みますが攻めに感情移入するタイプのお話でした(個人の感想です)
描き下ろしも特典も良かったです!!!
今日も抱かれる。好きな男の、弟に。(帯引用)
兄の身代わり×叶わない恋をする小説家志願
帯読んだ時点でこれ悲しいやつ...切ないやつだと思っていたので心して読みました。
報われない恋ほど辛いものはあるのだろうか。
進むにつれどん底に突き落とされる気分を味わいました。とても繊細なお話。だけど切ない気分を味わいたい方にはおすすめです。
すごいと思ったのは飽きがこない。しつこさを感じないことでした。初コミックス?だとすると内容もしっかりしており個人的意見ですが他の作品も読んでみたいと思いました!
片思いやっぱり最高です。1名片想だけではなくて2名片思いなんと!辛い片思い大好きです。さらに身代わり! 泣かなかったけど、心キツくてワクワクしていた。ストーリーの流れ凄く良かったでした。絵も綺麗。泣きたい方にオススメです。何回も読み返すと思います。続編があるといいですね。二人の幸せな日々読みたいです。
表紙の美しさに手を取ってみたら
とんでもないフェチものでした!!!
好きな人の言葉に引きづられて黒いタイツを履き続せ、
その姿で好きな人の弟と関係をもつってゾワゾワする!!
自分の名前を呼ぼうとしたところを兄の名前に呼び直させるのとか切ない!
展開は王道身代わりものだけど、黒タイツ使いが巧みで魅せられました。
全編に渡ってしっとりとした雰囲気がとてもエッチ!!!
タイツへの未練、艶めかしさがあるから、
初めてちゃんとする時は対面で普通にってのもドキドキが増す!
朔のおかげで圭伍が恋にも夢にも進めて良かったね良かったね~って気持ちだったので、
朔が勝手に自己完結して姿は消したのは、え?は?ってなっちゃいました。
ちゃんと結ばれて思いが通じ合ったんじゃないの?圭吾の何をみてたんだ~~~
自分をずっと見てくれてなかったって思いが強いんですかね。
案外早く圭吾が見つけたなという印象ですが(いなくなってのもがきを見たかった)
ちゃんと前を向いてることがより感じられたのは良かったです。
幼馴染みへの片想いと、兄の友人への片想い。
そんな片想いを抱える二人が結ばれるまでを描いた片恋ストーリー。
幼馴染の隆司への想いを打ち明けることもできず、
ただ隣にいることを選んだ圭吾。
けれど、隆司の弟の朔は圭吾の気持ちに気付いてしまいます。
いつしか兄の身代わりとして圭吾を抱くようになった朔。
身体は繋がっていても、心はすれ違う二人が何とももどかしいです…!
実らぬ片想いの切なさにどちらの方がしんどいか、なんて優劣などないけれど、
それでも好きな人に触れることができているのに
自分自身に兄を重ねられてしまう朔の方がしんどく思えてしまうのです。
けれど、圭吾もそんな朔の想いに無関心というわけではなく、
彼の想いには気付いているようで。
朔に絆されてはいるものの、隆司への気持ちを捨てきれない
圭吾の葛藤もまた切ない…。
二人があまりに一途で健気すぎるせいか、
一人無邪気に圭吾と朔の親密さをからかう隆司がただただ残酷に
見えてしまうのでした。
隆司の結婚を機にようやく朔と向き合う圭吾。
ずっと焦がれてきた恋が実ったはずなのに、
長い片恋だったからこそ単なるハッピーエンドではなく、
かすかに残る切なさが漂い、胸に沁み渡ります。
触れた瞬間にほろほろと溶けて消えてしまいそうな、儚くて透明感のあるカバーイラストが本当に素敵。
デザインはもちろん、マットな紙質と帯の色もイラストとマッチしていて装丁も品が良くて美しいです。
これは切ないお話に違いないぞと期待大でした。
正直、このカバーイラストからの黒タイツはギャップ大で、おお…と一瞬戸惑いましたが、期待していた通りの切なさ溢れるままならない恋のお話が繰り広げられていく。
セリフで魅せるというよりも、ページ毎に画で魅せるのが上手い作家さんだなあと思います。
独特の余白とモノローグを目で追えば追うほど切なさが増していくんですよね。
ただ、するっと読みたい方にはどうかな。
余白を読むのがお好きならお求めのものが読めるかも。
この辺りは好みが分かれそうな気もします。
作品を読み終えて、私はどちらかというと圭吾視点よりも朔視点の方が魅力的に感じました。
圭吾に関しては、年下の朔に甘えてばかりのずるい人だなあなんて印象が強く、親友への苦しい気持ちは理解が出来るものの、お金を渡したり代わりに呼び出したりとあまり好ましい人物だとは思えず…
一方、そんな圭吾に想いを寄せる朔が本当に一途で健気でたまりませんでした。
兄に冗談で言われたことを忘れられず、今でも黒タイツを履いては未練でいっぱいの圭吾。
身代わりのように朔と一緒にいても、やはり朔のことを見ているようで見ていないんですよね。
いつか本の表紙を撮ってほしいと圭吾に言われた言葉を、ずっと宝物のように大切にしている朔がいじらしくも虚しい。
誰も得をしない関係性を読みながら、もう圭吾から離れなよー…と何度も思いました。
けれど、「兄のことが好きな圭吾のことが嫌い」でも好きになってしまったのだから仕方がなかったのでしょうね。
朔が離れていくエピソードにやや疑問が浮かびましたが、あのままあっさりとくっついてしまうと兄から弟の朔へシフトしただけにも見えますし、同じ場所で停滞していた圭吾が自分から動く展開はありだったのかなとも。
圭吾が前に進めて良かったねではなく、朔が報われて本当に良かった。
終始攻めに心を持っていかれた作品でした。
ところで、最後まで圭吾が1人で何の仕事をしていたのかが分からないままなのが気になる。
親友・隆司への片想いを拗らせている圭吾をいつもそばで慰める隆司の弟の朔。
交わりそうでなかなか交わらないギリギリな距離感と核心に触れられないままズルズルと残酷な関係を続けるふたりが前へ進んでいくまでのお話でした。
傷ついている圭吾に与えられる朔からの無条件の愛情。
それを受け取るだけの圭吾のズルさと、本当は自分を見てほしいのにあえて見返りを求めない朔。
朔には惚れた弱みみたいなモノもあったのかもしれないですね。
でもそれに縛られて動き出せないでいる朔が一番ツラかったのではないでしょうか。
多くを語らない彼の表情から様々な気持ちが感じ取れて、とても切なかったです。
圭吾は隆司を、朔は圭吾を。
それぞれ長い間想い続けているせいで答えを出せない様子にもどかしさを感じつつ、何かひとつが噛み合えば向き合うことができそうな部分もあって。
ふたりの感情を追いながら、ただただ切なくて苦しいだけではないお話ではなかったように思いました。
ようやく片想いから抜け出せたふたりにはぜひ幸せになってほしいです。
繊細な絵柄とストーリーが絶妙にマッチしていてすごく素敵な作品でした。
A♡←B♡←C。
こんな図式の身代わりBL。
カメラマンを目指す美大生×元小説家志望で攻めの兄をずっと想い続ける健気な男。
絵が繊細でとても綺麗です。
ページから独特な静謐な空気が漂ってきて、とくに情事のシーンでは、特有の激しい擬音はないのに、情熱的にしっとりとした2人の睦み合いが匂い立つようで良きでした。(惜しい語彙力すぎて、伝えたいことが上手く伝えられないもどかしさよ……)
また、このお話の受けちゃんは、結婚する報われない恋の相手、攻めの兄のことをずっと想い、そしてその兄がきっかけで黒タイツをはいてひとりアレしているところを、今回のお話の攻め――過去、想い人の弟に目撃されてしまいます。
そして結果的に、受けの想い人は女の人と結婚してしまうのですが、攻めへの想いを確信するようになり、けれど同時に攻めもこれが引き際だと思い、受けの前から姿を消します。
切ない展開が、絵の綺麗さも相まって、より美しく魅せてくれます。
そして最後の再会のシーン!!
ここでも特有の素敵な空気感が張り巡らされていて圧巻なので、ぜひご自身の目で見て確認してほしい!!
そんな映画みたいなラストでした。
個人的には、デビューコミックスでこれだけの独特な空気感出せるのすごいなあと思ったのと、黒タイツ受けフェチには堪らないセクシーな1冊ではないかと思ったお話でした。
井波エン先生のデビュー作で雑誌連載の時は前編後編だった作品の評判がよくて連載になったそうです。コミックス化のために可筆・修正したとのことですが、たしかにふたりのハピエンが見たかったのでよかったです!
幼馴染の隆司への初恋を秘めたままの圭吾とその圭吾への初恋をずっと拗らせている隆司の弟の朔。このふたりがセフレ、拗らせ、すれ違い、諦め、気づき、新しい約束などを経て、自由を手にするまでの物語です。
朔と圭吾の間には隆司とその彼女がいます。そのふたりの関係がうまくいけばいくほど、傷ついた圭吾を慰めるために朔は圭吾を抱きます。隆司が冗談で褒めた圭吾の脚が綺麗だから似合いそうと言った黒いストッキングを穿きながら。
そして抱かれた翌朝に圭吾は朔にお金を渡します。「受け取らないならもう家に来るな」「隆司には内緒に」その契約金です。これは辛いですよね。酷いですよね。
ずっと兄を想って泣いている圭吾をバカだと思いながら、自分も同じように圭吾を想って泣いているんです。
朔は兄を想っている圭吾の側にいるのが辛くて海外へと逃げた過去があります。そして日本の美大へ入学した後も気まぐれに海外へ行きます。でもいつ海外に行っても気になるのは圭吾であり、日本を出ない圭吾のために写真を撮ってきたりもします。写真を本格的にはじめたきっかけも圭吾に褒められたからで「俺が作家になったら表紙の写真を撮って」と言われたからです。
でもその約束を圭吾が覚えてなかったのを、物語の後半で朔は知ります。自分の一番の思い出が圭吾にとっては記憶に残らない約束だったのだとショックを受けます。自分はやっぱり兄の代わりにはなれないと痛感します。
兄の結婚によって今まで書けなかった小説を書けるようになり、黒いストッキングも捨て、前に進みだした圭吾にはもう自分は兄の代わりにさえなれないとまた海外へ逃げます。
そして朔に会えなくなった数か月の間、圭吾はやっと朔の行動や気持ちに気づきます。自分がただ待っていただけだったことにも。
圭吾と朔が隆司から自由になってちゃんと幸せになれてよかったです。
タイトルの「さよならだったらよかった」の意味を考えましたが、ふたりがさよならしなくてよかったんだよね、と思いながら読み終わりました。
うーーーーん
今月も何冊タイトル買いしたんだろ? 読みたい方向がわかんなるとタイトル買いしちゃうんですけど
結局はじめましての作家さまにぶちあたる率も高いんですよね
いや わかっててやってますよ?
新規開拓も兼ねてるところがあるので そこに不満があるわけじゃないんです
ただ どういったもんですかね
はじめましてとは思えないくらい読みやすかったんですよ ←え
愚かさ ってところがイヤってほど読めちゃって 真っ直ぐに突き刺さってくるもんだから彼らの無情を哀れに感じたり 虚しさを覚えたり ムカついてみたり
はじめましてに身構えたあたしがバカなんか?ってくらい ここまで読みやすかったのに まずびっくりで
実を申せば月に1回は発症する奇病「文字読みたくない病」がでちゃってたんですよ 手元に届いた瞬間ノリノリだったのに で 同日発売の他をやっつけてる間に こう全身に読みたくないが蔓延しちゃって
こんなに読みやすいならさっさと読めばよかった Orz
好きな人の幸せを眺める続けた日々 秘め続けた報われない想い
そこが鮮明に読めたぶん時間経過によくわからないところがあって 話が前後して過去の回想が入ってるのはわかるんだけど切替しかがわかりづらかったのがな
まぁ あたしがちゃんと読みきれてないだけなんだろうけど 気になったッ ちゃ気になったかな と
きちんと言葉にしないふたりのもどかしさや やっと重なった想いの魅せ方はほんッとよかったんですよ?
いやでも また気になる作家さまおひとり増えちゃったな って感じです
てか 気になる作家さま増えすぎて もう追いきれないよ まったく