后宮のオメガ 下

kouguu no omega

后宮のオメガ 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神274
  • 萌×271
  • 萌26
  • 中立8
  • しゅみじゃない5

145

レビュー数
39
得点
1740
評価数
384
平均
4.6 / 5
神率
71.4%
著者
露久ふみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403668913

あらすじ

同盟国の王子・ハーリドと政略結婚させられたオメガのイリヤ。ハーリドに心を開きかけた矢先彼の死を知らされる。彼の意思を継ぎ内戦から民を救う決意をして8年。イリヤの目の前に現れたのは……!?  絢爛艶美な後宮オメガバース、上下巻同時発売!

表題作后宮のオメガ 下

ハーリド,ハヌ国の国王,18歳,(α)
イリヤ,ハヌ国王后,26歳,(Ω)

その他の収録作品

  • 手がかかる子ほど可愛い(描き下ろし)
  • カバー下(ハヌ王家家系図)

レビュー投稿数39

スゥヤの心遣いが報われて良かった

 長年民と共に悪政の下で強く逞しく生き抜いてきた、ハーリドとイリヤの一国を背負う深い覚悟に惚れ惚れしました。まだ幼かった頃から、その強さと聡明さを備えていたハーリドにも驚くし、Ωの自分をずっと呪ってきたイリヤが、短期間ハーリドと共に過ごしただけで自分の役割を見出したことに、王族としての器を感じました。殺しをせず、誤った兵達にも赦しを与える行動は、現代の私たちはそこまで驚きもせず人徳だなぁと思うくらいだけれど、中世ではあり得なかったでしょう。その選択ができた若き2人の人望がすごいなぁと。露久先生の絵がさっぱりしているのと2人の性格もあり、オメガバースにしては色気が薄く、表情が簡略化されたコマも多いので重厚感が少し足りなかった印象でしたが、ストーリーはとても良かったです。

0

壮大なオメガバファンタジー

上下巻読了です。

大人になったイリヤが現れてからの下巻は物語がいっきに加速します。
上下巻あわせるとかなりのボリュームになりますが、もっと細かく描いてくれてもよかったのに!(巻数増やして)というくらい私はこの世界にどっぷりハマってしまいました。
オメガバものではありますが、オメガバファンタジーっていうのかな、普通のオメガバはそんなに…という人でも惹かれるストーリーかと思います。
もちろん私みたいにオメガバ好きな人には刺さりまくりでしょう!
2人が出会ってから番うまでの期間が長い、本当に長いんです。あっという間に番う作品が多い中、めちゃめちゃ時間がかかってる。
その年月を経ての番うシーンは、本当にぐっとくる最高のものでした。
もっと見たかったけど(笑)
ストーリー重視、かつ壮大な物語なので番になった後の2人がもっと見たかったなー!

物語としてはタイトルの回収込みで素晴らしい作品でした。

0

一生ついて行きます…!!

完全なるファンタジーのオメガバース。
先生の美麗な絵が独自の世界観を作り上げられていて、やっぱりすごく引き込まれます。

そして今回はなんと行っても攻め、ハーリド様がかっこよすぎるのです!!

年の差がある年下攻めですが、もう王になるために生まれたような男で、自然と頭を垂れたくなる、そんな人です。
身分が高いのにすごくいい人で優しくて器が大きくて、でも王としてよ貫禄や威厳ももちあわせている。そして戦うと強い!!!
物理的にも精神的にも強い最強の攻めさまでした!!
受けも、ただ守られているだけではなく自分から戦いに行くような、大事なものを守るために立ち向かえるカッコよくて美しい最強の受け様でした!!

1

やっぱり作画が…

久しぶりのレビューです。
年下攻め×美人受けスキーにはたまらんカプで、ストーリーも王道ですが大好物な異国ラブなので久しぶりに大好きな作品仲間入りなのです…が!!
上巻の絵の美しさと背景の書き込みには圧巻のひとことなのですが、やはり下巻の作画崩壊(とまではいかないかもしれませんが)には残念な気持ちでいっぱいでした。特に大事なシーンのところばかりが寂しい作画になっていたため、それまでの高揚感が萎えてしまったと言われても仕方ないでしょう。
せめて単行本では1年くらい待ってでも上巻のような完璧な状態で読みたかったです。待つのが仕事の腐女子にはそれくらいどうってことないです。
最後まで丁寧な絵が保たれていたら神をいくつ付けても足りないくらい好きです。
もし完全加筆修正した新装版で出してくださったらまた買いますよ。(続編決定したとのことでよりお忙しくなるので無理かな…編集担当さんよろしくお願いします)


4

大人になってからの二人の成長が逞しい

ハーリドと再会したイリヤ。早々に二人は結ばれるのかと思ったら、「国を取り戻してからお前を番にしたい」って。多分昔からハーリドの責任感は変わらないのに、何年も歳上のイリヤにはなかなかハードな一言でしたよね。しかし、ここで2人で国を取り戻す計画を決心することに繋がっていって、下巻は恋愛よりも国を取り戻すまでのストーリーが楽しめました。特に、ハーリドが自身の身の上を仲間に明かして、国を取り戻し、元の豊かで平和な国を作ると約束した場面でイリヤどハーリドに光が差し込んだ所は、とても感動的でした。スゥヤが泣いてしまうのもわかります。
そして、全てが解決していよいよ2人きりになった時に、初めて見た時からイリヤの事を気に入っていた。というか肌に触れてみたかったとか。子供でもそんな事を…一目惚れ!そういう事だったんだと。ここはオメガバースの影響だとは思いましたが、
大人のハーリドもかっこいいのですが、子供のハーリドも捨て難いかっこよさがあるなぁと思いました。
ラストに話が急に何年も後の時代へと変わり、「后宮」という意味が分かって、とても納得したのと同時に、もう2人は過去の人になってしまったんだという寂しさを覚えました。が、続編が決定したとの事で、2人の掛け合いとか、また見ることができるという事で、楽しみになりました。

1

No Title

上下巻通しての感想になりますが、オメガバースですがある意味オメガバースらしくないというか、オメガのイリヤは強くて綺麗ですし恋愛以外の要素(国の行く末)も大きく、恋愛一本だけじゃなく他要素もあるストーリーが好きという方は楽しめると思います。

最初は攻めがショタか…となりましたがだからこその穏やかで微笑ましい二人の距離感が大好きです。かっこいい攻めに成長しますしね!おねショタの良さに気付きました! 笑

ただ他の方も書かれていますがところどころ作画が気になるところがあるのと(イリヤはいつでも美人です)、やっぱり詰め込みすぎかな…と思いました。せっかく全て片づいたのに二人のいちゃいちゃが少なく…もっと見たかったです。だからこその描き下ろしはとってもよかったのですが。
続編で二人のいちゃいちゃとかないですかね…。本編は恋愛以外の要素が強かったので恋愛メインの続編…。イリヤが嫉妬するところとか見てみたいです。

0

タイトルの「后宮」の謎解き

上下巻に渡る壮大なストーリーの完結巻。

オメガバースは好んで読むジャンルではないのですが、こちらは好きな作品の一つになりました。

まず、18歳になったハーリドのイケメンっぷりがすごい。
目元がちょっと下がり気味、タレ目なのも大好きポイントです。

内面もかっこいいことこの上なし!
発情したイリヤといよいよ番にっ…!?て場面でキスしながら抑制剤を飲ませるという。身悶えしました。

王后として民を・国を守ると決めたイリヤも、美しくまた格好良く、ときめかずにはいられませんでした。

どんな時もイリヤの側を決して離れなかったスゥヤの献身にも、涙。。
虎のタルジュの可愛さは言わずもがな。

惜しむらくは……色々な方が書かれていますが、ピアス!!

二人にとって意味のある大切なものだからこそ、ここはしっかり描いていて欲しかったなあ…と。
左右違いには気付きませんでしたが、あったりなかったり…には違和感を感じてしまいました。

また、宝飾品や日光の描き込み・描き方がとても細かくて綺麗なだけに、簡素化されている部分(背景など)がやや目立ってしまうというか…

おまけ漫画ではそんなに気にならないのですが、本編ではしっかり描き込まれたものが見たかったなあ、と少し残念に思いました。

でもでも、作画の美しさにため息が出ましたし、王道ストーリーにハラハラしたりときめいたり、十分に萌えさせていただきました✨

タイトル、初めて見た時から「後宮」じゃないのは、なんで?と思っていたので、
終盤で謎解きされて納得!

もう少し歳を重ねた二人の姿も見てみたかったなあ。

1

上巻の絵が素晴らしかっただけに。。

上下巻の表紙、そして上巻1話の絵と描き込みが素晴らしくて期待しすぎたので、特に下巻の数話分の絵が目立ってしまいます。。特にピアスが。。。あったりなかったりで、どうしてもそこばかりみてしまう。大事なキーアイテムなのに。雑誌掲載時ならともかく、単行本で直してほしかったです。2ヶ月連続上下巻刊行で、ものすごくお忙しかったのだとは思いますが、無理しないでゆっくり仕上げてほしかったですね。
お話も、もう少し長くても良かったのでは。
誰でも楽しめる王道BLファンタジーだからこそ、もう少し時間かけて丁寧に仕上げれば神作品になったのに、惜しいです。。

5

もっと続きを読みたくなる

こういう作品こそもっと巻数を増やして連載して欲しいと思いました。レーベルによるのでしょうか。

2

壮大なお話をぎゅっとまとめすぎてもったいない

読後、最初に感じた既視感。
劇団四季のライオンキングを見終えたときに感じたものと同じでした。
壮大なお話、豊富なキャラクター、だけど、ぎゅっとまとめすぎてて、各エピソード、人物の表し方がダイジェスト版を見ているかのようでした。
劇団四季は興味がないけど誘われて見に行ったので、前情報もあらすじも知らないままだったので、展開早すぎ、キャラクターの性格わからない、そういう考えに至る経緯、どこにあった?と思っているうちに見終わりました。
舞台もキャラクターも演技もどれもこれも素晴らしいのに、拍子抜け、という印象がありました。
今作はそれに近い感想を持ちました。
イラストが麗しく、人物も魅力的、メイン2人だけでなく、多くの魅力的なキャラクターが次々と出てくる、広い世界に多くの場面変換、時の推移ももりだくさん。
すごく壮大なお話なので、上下巻2冊でまとめるのは無理があったのだろうと思います。
少なくても5冊、できれば10冊くらいかけてゆっくり描いていただきたかった。
勝手な想像ですが、作家さんの頭の中ではそれくらいの量があったと思うのですが、編集さんが2冊分でまとめてしまったのではないかと。
BLで長い作品を発表するのは、いろいろ難しいところがあるのだと思いますが、もったいないなと思いました。

現在、レビューも評価も高い作品なので、続きというか、各エピソードを膨らませ、掘り下げた、本作を補う物語を続けて発表してほしいなと思いました。

1

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