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asa ga kitara futari ha
初めての作者様です。
ストーリーがとても素晴らしかったです。そして、優しいタッチの絵も
繊細で魅力的。
BLはファンタジーとして読むのも大好きですが、本作品は、ストーリーにリアリティがあって、流れに無理がなくて、主人公たちの気持ちの揺れや喜びに共感できて、心に刺さる、素晴らしい作品でした。
個人的にリーマン同士というのも好き。
ゲイであることをオープンにしている甲斐と、隠してきた藤井。
2人がそれぞれの立場で、周囲の目、理解されない苦しさなどを抱えながら
自分の気持ちを偽ることなく、生きていくところが良かった。
藤井さんの仕事が出来そうな職場での様子がもうカッコヨ。
リーマン作品ってやはり最高です。
いちばん大切な家族、林さんなど、大事な人には2人の関係を話したことにも
共感しました。
本当にナイスCP‼️
藤井さんの同期の林さんが、素敵な男前な女性!甲斐くんの妹もいい!
続編があれば読みたいです!
お仕事や恋愛や初恋の罪悪感や色々盛りだくさんでした。
なんというかコマ割り?描き方がちょっと見づらかったです。
絵はキレイなんですけどね(何様?)
良いお話で最後にはこんなにハッピーになるなんて〜!途中まで藤井はゲイバレ勘弁な感じだったし。甲斐がそんな背景があったなんて…な子でした。しかし遊び慣れてるふりをして脅して抱いてもらうのはもう、ああまたか…と思ってしまいました。
買おうか迷ってたけどキンドルのアンリミに入ってました。
2人とも過去の出来事で傷を抱えていて切ない展開…藤井さんの同期の林さんも、甲斐くんの妹のあかりちゃんも…いい子でさ…なんか泣けちゃった あとね、会社がいい会社だよ。こんな会社がたくさん増えますように…。描き下ろしの甲斐くん最高だったな
事前情報無しで読み始めましたが、意外と定番なお話?
一見可愛らしい甲斐がなぜビッチぶってこんな策略を?という感じで、本当は藤井が初めから好きなのね、しかも初めてだったのね、とかなりの序盤でストーリーの向かう先はわかってしまう感はあった。
ならつまらないのか?というとそんな事はなくて、健気さ、ゲイであること、価値ある自分であることへのあがき、家族への負い目…そんな色々が甲斐を形作っていること、一方クローゼットの藤井の一見サバサバした性格の裏にずっと潜んでいる後悔と恐れ…。
そういう心理描写や、そこからくる行動原理など非常に噛み砕かれていて、スーッと沁み入ってくる感覚。
そして、藤井の同期女性・林や初恋相手でトラウマの原因的な松岡、また甲斐の妹も扱い方が巧みだと思った。わざとらしさもなく、物語の起承転結にきちんと絡んで「エピソードの不必要感」を感じさせない。
ラストも単に両想いエンドではなくて周囲に可視化する形を取るのも良かった。今風だと思う。
エロに関しては、意外や濃い目。甲斐の可愛い顔とカラダから入る関係性のギャップもgood。
絵柄は…ちょっと背景白めだったかも。
社内恋愛のお話なんですが、ゲイであることをカムアウトしている甲斐と、クローゼットにしている藤井。藤井は男同士でキスしている場面を甲斐に写真に撮られて、甲斐から脅すように1度だけと関係を迫られました。しかし、そこまで強引に迫ってきた甲斐でしたが、あまりそういう事は慣れていない様子で、そして夜中に寝ている甲斐の目には何故か涙が…
「朝が来たら、ふたりは」というタイトルからも何となく感じるように、周りには二人の関係は秘密のまま、セフレの関係が続いていきます。
ゲイであるオープンにしているか、クローゼットにしているか?二人のスタンスは真逆なのですが、毎週体の関係を持つうちに、藤井は甲斐が仕事に対してとても頑張り屋だと知ります。
甲斐が仕事を頑張る理由とは?偏見の目で見られるからせめて仕事はキチンとやって、他の人にとやかく言われない様にとか、何より自分の上司まで問題児抱えているから大変だとか言われたくない様に頑張っているのが切なかった。更には、老舗旅館の跡継ぎを妹に押し付けて家を出た自分は幸せになる事なんか出来ない。と…
そして、藤井にも、絶対にゲイバレしたくない過去の出来事があって。
ゲイである事の考え方は真逆だと思っていた2人ですが、お互いがお互いを完璧な人だと思っていたのに、繊細で弱いところが分かってきて。心の根底にあるのは、常に自分の周りに居る人を傷つけたく無いという優しい気持ちの持ち主だったり。2人は似てるって事が分かってきます。
かなりゲイである事に負い目を感じながら生活してきた二人ですが、それを良い感じに救ってくれたのが、藤井の同期であり、甲斐の女上司の林さんでした。社会には偏見も確かにあるけど、彼女の様に考えられる人も確かに居るとかんじます。
最後まで読むと、甲斐が最初に藤井と寝た時に泣いていた理由がわかります。ここはもう、じわじわと心を打たれます。
繊細な気持ちの変化が絵でも上手く表現されています。シンプルなラインで描かれている作画ですが、表現力はとても素晴らしいと思いながら読み返しています。
ゲイのリアルな気持ちや問題にキチンと向き合った良作です。こういう作品とても好きです。
こちらデビュー作ですね。
連載時から気になっていた作品。サブスクで2話だけ読めて面白かったので、単行本も購入。ちょっと積んでやっと読みました。
絵は線がすっきりしていて綺麗ですね。
ちょっとあっさりしすぎていて、自分の好みからは若干外れるんですが、読みやすいなと思います。
連載中から談話室でも話題に上がったり、こちらの評価も高いので期待して読んだのですが、読後、どうもしっくりこなくて、なんでだろうと読み返して考えてみました。
二人ともゲイで、それぞれ辛い過去や、家族との軋轢があって、その生きづらさが描かれています。
甲斐はある強い思いからオープンゲイなんだけど、終盤に、自分と付き合うには相手もオープンにしなきゃいけない、というセリフがあって、それってどうなの?と思ってしまった。自分の強いこだわりを相手に押し付けるように感じてしまって。
藤井は「こいつと一緒にいたいから」隠すのはやめる、と言っていたけど、10年も隠し続けてきたのに、元同級生の松岡とのことが解決したからって、オープンにすることに対してちょっと簡単すぎる感じもしました。
現代日本の普通の会社で、ゲイカップルだって公言するのは、やっぱりちょっとリアリティに欠けるというか、この先も絶対嫌な思いをたくさんするだろうな、とか考えてしまいます。
実際にオープンにするというのは、すごくリスキーだと思う。それでこのお話の終わり方に、モヤっとしてしまったのだと思いました。
藤井の同期の林さんや、甲斐の妹のあかりなど、女性が素敵に描かれているのはいいなと思いました。特に林さんは男前でかっこいいです。
濡れ場は数回。藤井が初めの方はSっ気があってすごくよかったです。後半では優しかったので、もうちょっとドSっぷりを発揮して欲しかったですw
修正は白抜きで真っ白だけど、絵柄がさっぱりしてるせいか、そんなに残念という感じは受けませんでした。
人物の描き方ですが、さっぱりした絵柄なので、髪型や髪色が似ていると、人物の見分けがつきにくいところがありました。髪色や髪型を変えるなど工夫した方がいいかなと感じました。
デビュー作としては、すごくしっかりしたストーリーだと思いました。
残念ながら私にはちょっと合わなかったのですが、今後の作品も期待しています。
シーモア 白抜き修正
割と早めに体の関係を持ってしまうのはBLではよくある流れですが、そこから攻めが絆され気持ちを認めて行く流れが、大人です。ドタバタする場面とかグチャグチャしたりとか無くて、登場人物たちの言葉で魅せてくれます。二人の周りの人たちも良い人ばかりで、各お話ごとにあったかい気持ちになります。何度読んでも飽きません。色んなBL読んできた100戦錬磨な方のほうがささるかな?と思います。結局行き着くところはここ、みたいな(^_^;)
藤井さんに何年も片思いしてるのに、そんな素振りも見せず、せっかく近づいたのに自分には幸せになる資格がないと離れていこうとする甲斐くんがけなげで、切なくて泣いた。
単話でずっと気になってたのが1冊になって嬉しかったです。
藤井さんも素っ気ないけど、それがまたかっこいいんだー。出てくる人たちも1人を除いてみんないい人なので、すんなり読めます。
おすすめ。
単話で最終話まで読んでいたのですが、単行本を購入したのでレビューです。
初のBL本の先生のようですが、何度読んでも私は泣いちゃいます。
ストーリーとしてはクローズドゲイの藤井さんに会社の後輩甲斐くん(オープン)が一晩の関係を迫るところから物語が始まります。
藤井さんがクローズドなのにも、甲斐くんがオープンなことにもそれぞれ深い事情があって、その辺の回収もきちんとしてくれるものだから読んでるこちらは静かな涙が何度も流れました。
甲斐くんは藤井さんのことが元々好きなのですが、本当に健気なんですよね。
心理描写、ストーリーと本当に丁寧で後半タイトル回収されますが泣けます。
温かくてじんわり染みる1冊です。
藤井さんがエッチの時はSっぽくて甲斐くんがMなのもすごくよかった!普段はそうでもないのにその時だけっていいですよねー
甲斐くんがエッチの時、ちょいちょい涙ぐむのが可愛い〜!
絵はシンプルな感じなのですが、慣れるとそれもよかったです。ドエロイ感じには絵柄的にならないのですが、ちゃんとエッチ。
また読みたい先生に出会えましたー!
とても丁寧に心理描写が描かれ物語に没頭しました。デビュー作とは思えないほどの完成度の高い作品でした。あえて一言、言わせていただけるのならば主人公二人の顔の描き分けがはっきりあれば良かったと思います。二人の顔、髪形がかなり似ていて髪のトーンで違いを確認していた所があり、コメディ感が出た時の省略された顔はどっちか見分けがつかなかったです。作品終了後も著者のXで沢山その後の二人など短い漫画を載せていただいているので嬉しかったです。
凄く好みな作品でした。とっても良かったです。
自分の性指向を隠して生きてきた藤井。
なのにゲイを公表して入社した同じ会社の後輩の甲斐に男とキスしている写真を撮られてしまい、それを交渉材料にされ1晩過ごすことに。
甲斐が自分を隠さずに生きている理由も、藤井さんが隠して生きてきた理由もどちらも葛藤があって。
強いだけのやつも、弱いだけのやつもいない。強い時ばかりじゃないから一緒に。
これがまた凄くいいラストですごく良かったです。
脅すように写真を見せていきなり身体の関係を迫るわりに、藤井に対してはあまり興味がないように見えた甲斐。
何を考えているかわからない謎めいた言動を疑問に思いつつも面倒ごとに巻き込まれる前に流されてしまおうという藤井も相当軽くて、どちらからも情熱みたいなモノは感じられない状態から始まるその関係でしたが。
過去のことやそれぞれの感情が少しずつ見えていくと最初の印象とはだいぶ違う展開になっていくのに引き込まれ、夢中で読み進めていました。
ゲイだということをオープンにするも隠し通して生きていくもそれぞれの考えがあってのことなので、誰かに影響されて変えることってきっと難しいと思うのです。
そしてそこに結びついた藤井のエピソードも甲斐の決意もなかなかに苦しいものだったし、痛みも伴って選択したものなのでお互いが貫いたこれまではどちらも間違っていなかったな、と。
そういう過去があった上で「甲斐と一緒にいるために」自分を変えていこうと思った藤井がすごくかっこよかったし、甲斐の想いが届いて良かったなと心から思えました。
それほど大きな波はないけれど日常と並行してふたりの気持ちが確実に変化していく様子がとても素敵で、結果的にすべてがいい方向に向かってくれて本当に良かった…!
ふたりの空気感にものすごく癒やされた作品でした。
初めての先生作品です
キャラクターから伝わるメッセージ性のあるお話しだったと思いました
カミングアウト問題は時代と共に認識がする方もされる方も変わって来たと思います
だからこそこの変わり行く現時点で読み、どう思うか?という機会にもなっているように感じました
でも、正義感を振りかざすような強いメッセージではなくて受け手側次第に委ねられているような優しさと強さが共存するような作品でした
すごく自分に取っては響くし刺さる作品でしたし2人から勇気を貰えるようなお話しでした
甲斐も最初から強かった訳ではないけれど「変わりたい」と思い行動していく事で周りに影響を及ぼす事が出来る程の「自分でいる強さ」を手に入れています
そんな甲斐だからこそ藤井には眩しく映り、彼もまた甲斐と並んで歩いて行きたいと思えたし、一歩を踏み出せたんだと思います
「強さ」は後から付いてくる
きっと強くなりたいって思う事以上に行動する事こそが強さなんだと思いました
すごく響く話でした
なんで[1]なんでしょうか?
そこだけ気になります
すごく素敵にまとまった1冊です
単話で配信されていた時に、レビューサイトで偶然見つけて一気に持っていかれた良作。
会社の先輩×後輩→クローズド×オープンにしてる2人の恋。
クローズドにしているイケメン先輩が、同じ職場の後輩に脅されて一回だけ関係を持つことになる。
受けはオープンにしてるけど、なにやら訳ありだし、実は上手に世渡りしているように見えてた先輩の方も平気なふりしてただけで…
ストーリーはシンプルだけど、余計なもの、大事なものがちゃんと振り分けられていて、投げられたところから派生するように展開していく話を丁寧に追っていく、こういった作品を読んじゃうと、大げさな演出がなくても十分染み渡るものがあるよな、と思う。そして、読後感が素敵な気分になるから好き。
周りのキャラもすごく立ってて良かったなぁ。
素直に読んでて楽しいおはなし。すっごくおすすめです。
お話しの展開は「体から始まる系」ではあるのですがこの作品のカラーはこの始まりにある訳では無いのがとても良かったです
体先行ものも大好きで読みますがなんとなく絆されていくパターンなども読めてもしまうし期待もしてしまいがちな私にとって、この2人のお話しは「ほだされていく訳ではない」のが伝わるのがとても新鮮で良かったです
新鮮でもあるけれどある意味この流れの方が実は現実的な流れなのでは?と思えるすごく受け入れやすいお話しでした
会社の中の人間関係や家族のお話し、更には過去の後悔など、、、彼らを語り知るためのエピソードも多くてとっても読み応えもありました
ひとつひとつのエピソードを越えて行く毎に2人が大好きになって行くのを感じながら読めます
なので甲斐君の涙が回収されたあのベッドの上の2人には幸せが溢れていて…甲斐君の笑顔で私が涙しちゃいましたw
後半、出番が減ってしまった藤井さんの部下の高田君、何だかあの彼の感じを見て藤井さんが上司としても人としてもイイヤツなんだなって思えました
甲斐君も兄妹はあんなにいい子達なんだかから、きっといつかご両親とも会える日が来るといいなって思います
願わくは藤井さんが好きなビールを甲斐君の実家の温泉で満喫出来る!そんな未来が来ますように(﹡´◡`﹡ )
Pixivで創作BLをされていた頃からシンプルだけど丁寧に描かれた絵柄と切なさと優しさの溢れた81さんの作品の大ファンです。
待ちに待った商業デビュー。そして舞台が日本のサラリーマンBL。
身体からはじまる大人同士のお話の為かエッチが少し多めですが、今まで読んでいた81さんらしさの溢れた作品でした。
物語は、会社の同僚の隠れゲイの藤井がオープンゲイの甲斐に男とキスをしているのがバレて、ふたりが初めて寝た朝からはじまります。
脅されるように甲斐とセフレの関係になる藤井は、最初の朝に見た涙のようになにか秘密があるような甲斐にだんだんと惹かれていきます。オープンのように見せている甲斐の秘密を知っていくにつれて切なく、そしてふたりを応援したくなってきます。
初めてなのにビッチなふりをしたり、好きなのにその気のないフリをしたり、恋愛に臆病になったりしているふたりを見ていると、素直になればいいのにと思います。
でも、それぞれ同性が好きと言うことで好きだった同級生との辛い過去や家族と疎遠になった理由など、生き辛さは隠れていてもオープンにしていても同じようにあるんだろうなと感じました。
それでもふたりが少しずつ解決していく様子が丁寧に描かれています。その過程でまた相手のことがどんなに特別なのかわかっていきます。
両想いになってからの藤井の溺愛ぶりがとってもいいです。「お前なー!あんなこと言ってたのに!」とツッコミを入れてくなりますが、甲斐がとっても幸せそうでなによりです。
林さんを含めふたりの同僚や先輩たち、みんないい人がたくさん出てきます。甲斐がこの会社を選んだ理由など知って、こんな素敵な職場がたくさんあるといいなと思えました。甲斐の妹夫婦もとても素敵でした。これからもぜひふたりを優しく見守ってほしいと願っています。
タイトルやさりげなく描かれた絵に意味が込められていたりします。ぜひ、じっくり読んでタイトルの意味を噛みしめつつ、隅々にある隠れ○○を探してみてください。
時々出てくるミニキャラも羊のメ~太もほんわかさせてくれてとてもかわいいですよ。
もうね ビールがないと生きられない人があたし意外にもいたことだけで神連打でした
おつかれ生です ←どの意味や?
難しい設定とかをちょっと避けたらリーマンばかりがわんさか届くという 予約時のあたしはどっかイカれてたらしい ※ デフォルトです
絵面の淡白さに負けない穏やかな空気感
そのくせ酸いも甘いも 明も暗も 気づかないうちに馴染んでしまったものってのも迷子になれないくらいキッチリ読ませにくるので お話に淡白さを一切感じないで読みきれたのがね
すごいよね
やっと時間とれてゆっくり読めたのがよかったのか 慌てて流すように読んだらわからない 無数に転がるちっちゃなわだかまりの数々
諭し諭され それでも譲れなくて 許されたくて許したくなくて
案外話してみれば簡単に納まることで悩んで苦しんで
んんん やっと自分と向き合えて自覚したところからの押し問答には個人的に盛り上がったんだが 後出しで出てくるありがち展開に「そんなこったろうなとは思ってましたがね…」とぼやいて は みたけど最後までよかったッ!
ただね いい人ばっかだったのがちと残念というか
いやいやいや この雰囲気に陰気を求めちゃダメよね(エロはそこそこありましたけど)
ビールがもたらした縁と申しましょうか ビールが育んだなんかと申しましょうか
ビールだよビール やっぱビールですよ
って事で また追っかけたい作家さまふやしてしまったのよ どぉしよぉぉん Orz
営業課の藤井とシステム課の甲斐の甘くて切ないオフィスラブです。
ゲイだということを隠す藤井と隠さない甲斐の過去がしっかりと描かれていて物語に説得力があり、一気に読んでしまいました。
オフィスラブではありますが、会社でセックスをしないので好感が持てました。
最後は会社の人に付き合っていることをカミングアウトし幸せになった二人が見れて感無量です!!
ebookjapanは白抜き修正でした。
ビッチを装って藤井を誘う甲斐の健気さに心を打たれました…!
Sっ気のある藤井が優しく甲斐を抱くのも最高でしたし、描き下ろしで毎日抱かれても平気だと証明する甲斐がえっちでした!!
寝室は一緒になったのか別々になったのかが気になるので是非同棲編を出して頂きたいです!!続編希望です!!
初めての作家さまです
あらすじと試し読みが良かったのでそのまま購入させてもらいました(о´∀`о)
惹かれた点は、あらすじで書かれている隠れゲイとカムアウトしてる攻め受けが予想と違ったギャップに先ず「あ。いいかも⁉」って思えた事
そして「画の感じ」です!
キャラ設定が結構思っていたのと違うギャップがあって先を読みたくなりました!
そして画が、何て表現したらいいか分からないのですが細すぎないタッチだし、シンプルなのに繊細さがあって柔らかさを感じる筆致なのが作風のほんのり感じる優しさとその裏に潜む何かがあるかのかも…⁈と思わせる不安定さに合っている感じで「好きだなぁ~」って思いました
(これは完全に主観なので全くソレ違う!って思う方もいるかも知れませんが私的には暮田マキネ先生や絵鼓子先生の画を見ている時のような安心感みたいなものを感じてとっても見心地と読み心地が良かったです♪)
お話しもすごくすごく丁寧な心象表現で進む感じが「読ませてくれる」のでページを進めるのが止まらないです
そして2人が同じ会社に勤める部署違いの会社員なので、お仕事部分も必要な量で現実的な描かれ方なのも2人の心象表現に説得力を持たせてくれています
しっかりその世界で2人が生活している29歳の藤井(攻め)と25歳の甲斐(受け)である事をとても自然に読み手に感じさせてくれて、身近に感じさせてくれるようです
身近に感じるからこそ説得力もあり、そして愛情が湧く2人のお話しです
綺麗事じゃない事をキレイにまとめている所もあるのですがそのまとめ方に都合の良さを強く感じさせない不思議な魅力があります
きっとこの2人に愛着が湧いてしまっている分幸せにしてあげたいフィルターが生まれてしまっていたのかも知れないですねw
抉られるような切り込んだお話しを求める方にはもしかしたらそんなにうまい事いくなんて…って思わせてしまう展開かもしれません
でも、私にはじんわり心が温まる願っていた展開で心底ホッとしながら読めて、読後は嬉しくなるお話しでした
藤井も甲斐も彼らを囲む人も、みんなが紡ぐ前向きな言葉のひとつひとつがとても素敵でした
ありふれた言葉やBLではよく目にする言葉でもあります
でも彼らの口から紡がれるとその言葉の持つ本来の重みを感じられるような気がしました
「堂々とする」って強いだけでもなく弱いだけの人でもない「その人でいる」って事なんだなぁ~と彼らが発する空気感が教えてくれた気がします
すごく「いいお話し」でした!
そしてこんなにいいお話しだけどちゃんとえっちも程好くあって♡
しかも藤井の「えっちの時はSっ気キャラ」っていうのがまた最高で(〃∇〃)
このお話しでこのえっちが見れるなら過不足無しの大満足でした~
いい人ばかりでも悪いヤツばかりでもなく、いい事ばかりでも悪い事ばかりでもない、そしてピュアなだけでもなく大人の時間もある
全ての要素が非常に丁度良く用意された心地の良い高品質な1冊でした!
今後の作品にもとても期待したい作家さまの作品でした
夜明け属性さんには特に強めにおススメしたいです (ღˇ◡ˇ*)♡
神に限りなく近い萌2ですが初めての作家さまでしたので今回の評価は神にしました♪
とうとう単行本化に!(やったー)
ラスト。……さいっこう!です。
セフレから始まる物語で、身体だけの関係から気持ちが揺れ動いていく。…と、まぁよく見かける話かなとは思うのですが、主人公2人の心理描写が心に響く作品です。
塩顔系でシンプルな絵柄と、日常を切り取ったような決して派手さはないストーリーの動きが非常に合っていて、私の好みド真ん中です。
"一回で良いから寝てみない"
と、1話目から大胆にも藤井との一夜を誘うシーンは、甲斐が積極的でビッチ的な属性を匂わせるものですが、これ以後。甲斐の純粋な恋心と健気な姿に切ない気持ちから離れることが出来ませんでした。
攻めの藤井の視点からも受けの甲斐の視点からも話が進む構成なので、お互いの心理がとても分かりやすいです。甲斐の苦しい気持ち、藤井の戸惑いと変化から目が離せません。
セフレから始まるとは言っても、身体だけの関係だと完全に割り切っていない、割り切ることができない複雑な想いが2人の間に流れていて、セフレの域を超えて発展していくであろう彼らの未来に期待でいっぱい。
私の方がずっとドキドキしていました。
甲斐の藤井への恋心…つまり下心からスタートしたこのストーリーは、始まりでありながら既に終わりを意識しています。一晩だけでも……と思い行動に移した甲斐の秘めた想いがグッときます。
藤井の方は当然甲斐の深い想いなど知る由もなく、「なんだ、コイツ」って感じ。同じ相手とは2度寝ないポリシーを崩すくらい、甲斐のことで頭がいっぱいになっていく藤井にムフフ♡となりました。
甲斐はゲイであることをオープンにしていますが、藤井は隠しています。
その背景には2人の過去が大きく影響しており、どちらもあまり良い内容とは言えません。でも藤井と甲斐の考え方や生き方は全く逆で、甲斐はマイナスな経験から前向きに生きることを、藤井は隠して生きることを選択しています。
親と縁を切ることになっても、社内で面白半分に下衆な揶揄いを受けることがあっても、自分に正直に生きることを選択した甲斐はとても強い。見た目は線が細くて優しい雰囲気なのに、芯がしっかりしているところは推せます。
藤井が周りにオープンしていない理由は、とてもリアル。閉ざされた学校という社会の中で自分自身を守るためには仕方のないことだったと思います。
性的指向に対して違う生き方を選んだ2人でも、トラウマや罪悪感が心を縛っているのは同じなんですよね。藤井はかつて好きだった友人に、甲斐はカミングアウトした家族に。
これを払拭しない限りは前に進めない大きな壁を2人はどう乗り越えていくのか、すんごく気になるところです。そして彼らの気持ちが重なっていく過程は最大の注目ポイント!
恋愛を諦めてきた藤井と、諦めなかった甲斐の恋を見届けて下さいね。
「朝が来たら、ふたりは」…の後ろに続く言葉には、離れていく寂しさを予感させがちですが、エンディングの彼らには「朝が来ても、ふたりは」…の空気感でいっぱい。
大人のしっとりとした恋愛模様が素敵な作品でした^ ^
心温まる作品です。
受の好きと言う切ない気持ちが溢れて来て目頭熱くなります。
何度も欲しがってしまうのは好きなら当然のことだけど、これじゃいけないと思って断腸の思いで決断するところ。
好きな人の隣で幸せと切なさで涙するところ。グッと来ます。
初連載、初コミックスということですが、これからも作家さん注目して次の作品も読んでみたいです。
絵もサラリとしたタッチで、見ていて疲れないです。
言い方合ってるかわかりませんが、絵がしつこくないので見やすいです。
エッチのシーンも絵がサラリとしてるから物足りないかなと思ったのですがなかなか濃厚でした。
濃厚だけど汚くないので、もっと見たいなって思います。
電子版で購入、白でした。
藤井×甲斐
タイトルにはなぜか「1」がついているけど、
コミック本体にはついていない一冊で完結もの。
先生の初コミック、本当に素晴らしい。
優しい筆致で描かれる
必死な片想いから強引に始まる関係。
ゲイの2人の葛藤と痛みが、
胸が締め付けられるほど切ない。
読み進むにつれて、
切なさがだんだんと薄れていて、
最後に向かうのは、安心感に包まれた甘いラスト。
読後感がとっても心地よかった。
ゲイであることを隠してきた29歳のリーマン、藤井が、
同期の部下の25歳の甲斐にその秘密をバレてしまって、
彼に脅かされる形で関係が始まる。
2人はその後も何となく体だけの関係を続けてしまう。
実は甲斐の秘めた片想いの手段だったりして、
2人の曖昧な関係の中で、
距離が次第に縮まっていくけど、
甲斐が離れようとする一方で、
藤井は甲斐の強さにどんどん惹かれてしまう。
という展開。
藤井が、
高校時代に好きな同級生を裏切ってから、
本気に恋しないようになった。
ある日、偶然その同級生と再会して、
逃げ続けてきた感情が一気に蘇る上に、
甲斐にふれることで、
本当の自分に向き合う。
その同級生を含まれて、
彼らのゲイとしての痛切さが倍増している。
甲斐は強いけど、
ゲイであることを公然する自由奔放の見た目の裏には、
誰にも見せない弱い繊細な一面もある。
藤井への隠された恋心と、
初めてなのに
必死にゆるゆるな振る舞いの狭間で揺れる健気な姿や、
せめて体だけでもいいという欲、
イった後、藤井のキスが寸前止めされたりの悲しさ・・・、
全部が、心に迫ってきてズキズキと痛む。
さらに、ゲイだから、
家庭の絶縁を背負って、
妹を傷つけるの自分の中の摩擦も・・・。
2人のエッチは、
派手ではなく、
リアルでまあまあエロい。
甲斐の初々しさの中でも、
すぐ感じてしまう超敏感な体や、
涙目で恋の赤面にギュンとする。
藤井のベッドの上での
傲慢さとドSっぷりが最高たまらない!
最後には優しくなるのが残念くらい!
全体的に
一番心を掴まれたのは、
甲斐の意志の境界線。
遊び人のような振る舞いで、
誘う勇気はあるのに、
普通に告白する勇気がないのは、
拒まれることが怖いのよね。
ちょっとずるい方法で藤井の体だけでもを手に入れようとするという
片想いの尊さが圧倒的だ。
だんだん仲良くなってきても、
気持ちを伝えない上に逃げる理由は、
藤井を傷つけないため?それとも、
自分が傷つかないため?
また胸が痛くなる。
恋の知らなかった藤井。
恋に臆病な甲斐。
2人の悩みを丁寧に描いていて、
強さも弱さもお互いに影響し合って、
脆い心をを乗り越えて、
愛を信じることができるという
切なくも甘い恋模様に心がぽかぽかしてきました。