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tono to tsubame
小石川あおさんの作品が好きで、でも今回は表紙にビビり積んでました。
なんでもっと早く読まなかったの!私のバカちん!
なんて切なくて切なくて、相手を思う気持ちがあるのに伝わらなくて伝え方もわからなくて。
身分や習性や文化や世の理でどうにもならなくて、究極の手段に出た坊っちゃん。
痛々しくて切なくて(泣)乙鳥には全然伝わってないし。
お互い身を削っても姿が変わっても守りたかったのに…。
とにかく切ない。どうしたら良かったの?こんなふうにならないと国も坊っちゃんの存在意義がわからなかったから?
乙鳥も向き合えなかった事情をなんとか乗り越えようとしてこなかったの?
でもラストで良かったです(泣)
どうぞ読んでみて確かめてください。
美しくて悲しくて、ほろっと泣いてしまいました。自己犠牲というかなんというか…痛々しく感じる場面もあったし、苦しく感じる場面もあったけど、でも悪い終わり方ではないです。
この先生は本当に絵がお上手ですよね。手抜きをされない方なんだなって尊敬します。絵が綺麗だから設定も無理がなく思えるし、大ボリュームの単行本でもストレスなく読み進んで行けます。
少し残念だった点はふたりのイチャつきがもっと見たかったです。
小石川先生ワールド全開で
恵まれた、キラキラ容姿の攻め様と、
幸薄い真面目な受けの
童話をモチーフにした物語。
これだけ絵が綺麗でお話がしっかりしていて、
発情に関係ないファンタジーが満載だと
少女漫画雑誌に掲載されてもいいのではないかと思います。
もしくはフルカラーで大人絵本とか。
カラーの少ないBLコミックスなのが勿体ない。
個人的にはハッピーエンドのその先の
ラブラブな世界も見てみたい、
他の瑞獣の皆さんのスピンオフも
いつか見てみたいと思いました。
絵がとても綺麗で好きです。
童話の「幸福の王子」がモチーフになっているのかな。ビジュアルが童話と全然違うので、読み進めていくうちに、心のどこかで幸福の王子のお話を思い出しつつ、引き込まれて行きました。
あの立派なつのがすごくて、かなり見入ってしまいました。キレイな王子なのにどことなくガッチリさがあって、そのギャップも好きです。
途中かなり泣けてしまった。どうも出産したらすっかり涙もろくなってしまい、少しでも登場人物に切ない部分がでると、すぐ涙が出てしまう。
この作品がお初の作者さまでしたが、他の作品も読みたくて購入してます。
時代設定もおとぎ話ベースもとても素敵に昇華されていて、細やかな設定が2人の相容れない立場や生き方を丁寧に描いており、大好きです。
音声化は難しいかもしれないけれど、麒麟の坊っちゃまの純粋さ神聖さ儚さ美しさを是非阿座上洋平さんに表現してみて欲しいな、と勝手に思っています。
好きな人と共に生きる事はとても難しくそれゆえに眩しく尊いのですね。
麒麟と燕のお話。
なんと言ったらいいんだろう。
最初から胸が苦しかった。
あと麒麟が美しすぎて、またその身を削っていく姿がより苦しかった。
お互いが、お互いのことを思いすぎて自己犠牲的な優しさがつまった切ないお話なのかなあ、、、
一瞬メリバを予感してしまったけれど、最後は違ったのでよかったです。というか個人的には、あの写真の幸せそうな2人にも泣きそうになったんだけどね。
とにかく、めちゃくちゃ好きなお話だった。そして物語の情景とか、言葉とか、設定とかが美しかった。先生の頭の中はどうなってるんだろうという感嘆してしまう作品でした。
カラーイラストも綺麗すぎて、かえって切なさを誘われました。
こういうお話、大好きです。
絵がうますぎる…絵に魅力ありすぎる…よくこんなに丁寧に丁寧に300ページ以上描いたなって思います。素晴らしかった。長いから飽きちゃう?って思ってたら一瞬だった。
殿が美しくてかっこいいのにどこか昔のままで頼りなくて、でもつばくらと一緒にいたいってのが伝わってきてとても良かった。
つばくらはTHE受けのようでありながらそうじゃなくてちゃんと越冬するために海も越えるし悪いやつは殴るし、ちゃんとした執事。越冬するために冬は殿と一緒にいられないつばくらの苦悩とか最後の決断とか、え?って感じで話も面白かった。というか絵が良すぎて普通のエピソードも一つひとつ息を呑むように美しい。殿はボロボロになっても美しい…今回は受けが攻めの世話をする感じでそれも新鮮だった。
じっくり読まないと話の真髄を理解できないと思うけどサラッと読んでもめちゃくちゃ楽しめる。お布団シーンも夢のように美しい…いつもに比べてもかなり描いておられてやった〜って感じでした。
良質な絵本のようであり、二人の執着と愛が織りなすBLであり、買って読んで損はなかった。いいお金の使い方でした。
作者買いです。今作も大ボリュームな上にとても読み応えがありました。
実は読んでて子どもの為にと購入した「幸福の王子」を読んで号泣したことを思い出しました。www
坊ちゃんの乙鳥に対する執着と実は策士だった事に凄く萌えました。この2人のお互いを想うが故のすれ違いに悲劇を予感するんですよ。
ですが最後の最後で人間たちが瑞獣の大切さに気が付いて2人が救われて良かったです。
このお話の素敵なところは幕間に他の人外のエピが挟まれている事でしょうか?それが本筋にちゃんと絡んで来てお話に奥行きを与えていました。
童話を題材としているだけでなくオリジナリティを入れて、ちゃんとBLとして昇華できてるところが凄いと思いました。
号泣はしませんでしたがウルッと来ました。
小石川あお先生の童話シリーズ。
今作は「幸福の王子」を題材にした物語。
皆に自分の身体の宝石を与える王子は瑞獣の末裔である麒麟の坊ちゃんで、皆に王子の宝石を持って行く燕は執事の燕である乙鳥(つばくら)。
乙鳥は5年ぶりに南の国から戻って、再び坊ちゃんの世話をします。
自分より小さくて泣き虫だった坊ちゃんは、身体は大きく立派になってもまだ自分に甘えてきます。皆に騙されて身体の一部である鱗や角などをあげてしまう坊ちゃんを傷つけないように、内緒で取り戻していきます。
でも、坊ちゃんはもう小さな子どもじゃないんです。
ふたりにとっての「ちゅう」がとてもかわいくて、読みながらにやけてしまいました。
小さな時も大きくなっても「ちゅう」をして、「大好きだよ」「ずっと側にいて」「また会いたい」と伝わってきます。
ネタバレですが…
坊ちゃんがいつも付けている左耳のピアスは乙鳥の羽毛なんですが、もうずっと「愛してるよ」って伝えてますよね。乙鳥だって気づかないはずがないんです。
両片想いです!
年齢、身分、男同士、主従関係、坊ちゃんは気にしてなくても乙鳥は坊ちゃんの為に自分の気持ちにも坊ちゃんの気持ちにも気づかないフリをしています。
小石川あお先生の描く受けの子はいつも小さくて可愛いい無垢のように素直な子ばかり。攻めから守られているようですが、それだけじゃなくて、ちゃんと強い意志を持っている子たちです。今作の乙鳥もそうです。
だからいつも応援したくなります。ぜったいに幸せになってもらいたいと。
元ネタの「幸福の王子」はある意味メリバ。死ネタなので、最後までドキドキして読んでいました。
最後、どうなるのかぜひドキドキしながら読んでください。
小石川あお先生の人外物3冊目ですね。幸福の王子がモチーフの作品でしょうか?
可憐でかわいらしい乙鳥と見目麗しい宝石のような聖獣麒麟のぼっちゃまの美しくも切ないお話です。書きたいこと一杯あるのに、なんて書いていいかわかりません汗
とにかくとても好きな作品になりました。
両片思いでしょうか?いやもっと尊い無償の愛ですね。
2人が想い合う姿はほんとに美しい!
どうにかしたいでもどうにもならない想いにハラハラ
絵が繊細でとても美しいです。特に乙鳥ちゃんの羽がとても好き
蛍のなかで、2人が見つめ合うシーンは綺麗でとても好きなシーンです。
なんだか小石川先生の最初の頃の作品鳩教授と小鹿くん思い出しました。教授にも可愛い羽がついてたなと
2人は永遠に2人だけの旅を続けているのでしょうね。
はじめましての作家さんで、電子書籍サイトで発売早々評価がよかったので購入してみました。
端獣の末裔の麒麟と人型になることのできるツバメの人外BLです。
それぞれの使命とか戦争とかいろいろなものが絡み合って、ただ好きとか愛しいとかの気持ちだけではどうすることもできない2人の恋路がどうなるのか、、最後まで目を離せない展開です。
個人的に途中ツバメの行動があまりにももどかしく少しイライラしたり、人間があまりにも愚かでどうしようもない存在過ぎて腹がたったので中立評価ですが、本当にラストが美しく満足感の高い1冊だと思います。
今日は買うつもりなかった まぢで 明日何冊も頼んでるし
ただ 昨日の飲み過ぎが祟った身重のイツワリに仕事したくない病まで発症しちゃって どーにもこの表紙に抗えなかった 気になるその角が龍なのか鹿なのか
びっくりです 見目麗しい麒麟だった
はじめましての作家さまで おそらくはじめましてなパカパカ系主人公
角だけじゃなく鱗まであり ついでに言っちゃえばみての通り主従はもちろん 戦事までありとわ
Σ ど贅沢にもほどがあるッ!
ただ 詰め込みすぎちゃった感は否めないし 個人的には四つ足は四つ足のまま通していただきたかった
多少の回想で主の幼稚な執着は読めるんだけど 拾遺のタイトルでわかるように侍従側からのお話なので その執着を見て見ぬ振りして向き合わず それでいて甘やかすズルさや 施したものの回収と 尽くして尽くしてばっかり
どうにも愛し恋しが弱すぎて 互いを思い費やした時間と健気さとせつないだけで押しきられたな と
無垢な麒麟を待ちわび 羽を落とし飛べなくなった季節に背く冬の燕
おとぎ話の美しさに時折混じる生臭さ
んんん ごめんなさい
すんごい優しくて慈悲深く 浅はかで哀れで いいお話ではあるんだろうけど語りが長すぎて 文字を読むのに必死になりすぎたのか眠くて眠くて
確かに麒麟やツバメ 他にも生きとし生けるものの特性や性格を上手くいかし 要所要所に二十四節気七十二候に上手いこと話をのせてを見せていただけはしたんだけど とにかくだらだらと長い
欲や望みの執着に駆られてその身を削るのもたいがい痛々しくて それはそれで美談なんだろうけど あたしが読みたいのは案外そこじゃなく瑞獣 しかも四霊である麒麟にむけられた悪意と腐敗政治 短かったこの部分
如何せん 読み聞かせの綺麗なおとぎ話より どうしても愛憎非道を求めてしまうこの質が
てか 白虎は四神だと思っていたのだが???
それまでの話のくどさが嘘みたいにあっけない結末だったけど 要は 愛したものを待ち続け いろんなものに支えられ生き生かされるってとこに感動するだけじゃなく 当たり前に移り行く暦をもっと身近に感じ 日々を慈しみ楽しんでねってお話だったのか? みたいなさ
いやま 読解力も理解力もないあたしではよくわからない そこはかとなくいい感じに何かがあったんだろうが 最終的に幸せなお話でよかったね ということで
うん 申し訳ない
本作は、『幸福な王子』をモチーフにしているだろう。
無理を強いて手伝いを頼んだツバメを、自己犠牲の末に死なせてしまった王子の像の話。
このお話を、身を削って恵まれない人々に恵みを与える心優しい王子の話だと思っている人も多いと思います。
でも、私はずっとそうは思えなかった。
優しさも過ぎれば誰かを巻き込み犠牲にする。
失って初めて自分のしたことの重大さに気付いても、もう取り返しがつかない。
この物語は教訓だと私は思う。
多分だけど、あお先生もそう考えたのではないだろうか?
たがらこそ、そこを正そうというストーリー展開にしたのではないのだろうかと思う。
見返りを求めず、身を削って人々に施しをする麒麟の坊ちゃん。
しかしその根っこにあるのは、愛するツバメ・乙鳥への執着と独占欲。
自分勝手な欲が乙鳥を追い詰め、その目を曇らせる。
とうに愛されていたのだということすら気付かず、愛ゆえの自己犠牲が乙鳥の命を脅かす。
しかし童話と違うのは、乙鳥が生きているうちに坊ちゃんがそのことに気付くこと。
そして、自分がしてきた親切が巡り巡って二人を助けること。
こうあって欲しい、こうあって欲しかったと思うことが全て描かれていた。
愛する人の幸せを願うだけでなく、自分が幸せでなければ相手も幸せであるはずがないのだ。
さらに、この作品が面白いのは坊ちゃんが瑞獣であるというところ。
これが作品のキモであり、落とし所に繋がっていく。
そして、時代背景と完全和風テイストなところも良い。
電子の描き下ろしは、「ハッピーバアスデイ」。
坊ちゃんのお母さま、ちゃんと子供を愛していたのではないかと思う。
胸が温かくなる、とても良い描き下ろしでした。