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ikigami to donor
最初こそ滝から柴田への気持ちは一方通行ですが割と早い段階で絆されてるなと思いました。
でも春人への気持ち&後悔で次へ進めない柴田。
滝に身体を預けてもどこか上の空、そんな柴田が姿を消すと何度でも追いかけてくる滝の健気さよ。
その想いに少しずつ絆されていったのでしょうね。
最後?はホテルの部屋に来たのが滝だと勘違いしてドアを開けたら向井さんという年配のイキガミが…そして拉致…( ̄▽ ̄;)
事件の解決は読んでもらうとして
個人的にはちびっ子鬼道に柴田は呪いの言葉をかけたつもりだったが鬼道にとっては希望に思えたし、現状の2人(鬼道×吉野)は非常に良好である事が微笑ましい。
迎え火…え?何?と思ったらお盆時期なのですね。急な展開に驚きました。笑
春人と柴田の再会。柴田がとても幸せそう。
(ラブい雰囲気にあたふたする滝。ドンマイ!)
春人は送り火と共に消え、春人と再会した柴田の記憶も消える。でも滝は覚えている。
↑↑何で?と思っちゃダメ!な空気感。笑
柴田の中には春人との大切な記憶や時間があり
今を生きる中で滝はかけがえのない存在になっているんだろうな。人間って多面的だもんね。
鬼道は柴田に多少怒っているものの、冷たく見える部分があったとしても良い所も長い付き合いの中で見てきたからこそ困った時は呼んでいい。って言う訳で…ホント柴田は幸せ者じゃ。
最後にとっても気になる点を…
あとがきに滝のドナーは3児の母(加藤さん)とありましたが
もしかして滝が怪我して帰ってきたら加藤さんがチッスで治したりするんですかね???
気になるぅ〜〜!
余韻がすごくて感想がまとまらない・・
前作「イキガミとドナー」で、イキガミの秘密を知るキーマンだった柴田さん
柴田さんがなぜ義眼なのか、10年前に亡くなったイキガミが誰なのかが明らかになるスピンオフです
イキガミとドナーが恋愛関係になっても行き着く先は絶望しかない
イキガミが仕事を全うして我が身に危険が及ぶと、愛する人の身体を傷つけることになる
柴田さんは自分の眼を差し出すことに何の迷いもなかったけれど、春人からすると自分を責めるしかないですよね
二人の想いが二律背反なのはイキガミとドナーの立場故で、あの時の二人にはあの結末しかなかったのだと思う
(柴田さんが官僚て、かつ素直になれないことも理由だけど)
二人の結末は哀しいけど、エピローグを救われました
久々に漫画で泣いたよ・・
柴田さんが春人を忘れららなくても、滝君はそれも込みで柴田さんを包み込んでいくのだろうな
柴田さんが逃避行中、猫のように滝君からにげながら、実は探してもらえて嬉しい表情がめちゃくちゃかわいかった
春人には言えなかった好きの言葉を滝君にはようやく言えて本当によかった
あと、鬼道&吉野先生コンビもいい働きしてくれてます
相変わらず仲良しでよいこと!
柴田さんのお陰で今の穏やかな生活があるのだから感謝しないとね
長くなりましたが、命をかけて人を愛することは何なのかを描いた壮大で重い作品です
ぜひたくさんの方に読んでほしい
BLを昔ほど読まなくなっているのですが、こういう素晴らしい作品と出会えるので、やっぱりやめられない・・
この数日この作品の事ばかり考えている気がします。上巻のレビューが全てなんですが、瀧くんと生きていく柴田さんを応援しようという気に少しずつなれた気がする。
春人と幸せになって欲しかった気持ちはなくならないし、柴田さんから喪失がなくなることはずっとないと思うんだけど、「なんでもあげたい」って言った滝くん「来年も帰っておいでよ」って言った滝くんを読者も受け入れようって気になってきました。
柴田さんが可哀想で、可哀想で、自分を許せなくて、春人がずっとずっと好きで、春人と一緒にいた時間をずっとずっと忘れられなくて辛くて「助けて」って滝くんに言ったのが可哀想で可哀想で‥幸せになってほしい、少しでもって思いました。
BLじゃなかった。BLとして読んでなかったって今気づきました。こんなに第3者目線じゃなくて物語にがっちり掴まれて理性的でいられなくなったのは初めてかもしれません。
すごい辛いけど出会えてよかったです。
ついに終わってしまったか...と寂しい気持ちでいっぱいです。
常にハッピーというわけにはいかず、柴田の過去と現在からしてどこか悲しく静かに進んできた上巻。
柴田の周りは陽だったけれど、彼自身は鬱々とした陰の雰囲気をまとっていて、真意を読み取ることが難しかったです。
下巻では柴田の気持ちはどこにあるのだろうか、と読み進めていった最後。
こういう展開にするのか!と驚いたのは事実ですが、「ずっとこうしていたい」という言葉に全てが込められていると感じました。
ここがあることにより柴田の素直な言葉を聞くことができます。
彼の気持ちを考えて、じんわりと涙がでてきてしまいました。
イキガミに翻弄されてきた柴田が、2人のイキガミと関わることにより愛を知る。
まだまだ不安定さも見られますし、どうしても春人の影はちらつくと思いますが...
滝が全てを払拭するのだろうと思っています。
エピローグだけを何度も読み返してしまうくらいには、このエピソードがお気に入りです。
眠ってしまった柴田へ呟いた春人の言葉が彼を的確に表していて、切なく堪らない気持ちにさせられました。
物語的にハッピーエンドなのかはわかりませんが、柴田と滝にとってはこれからの明るい未来が待っていると信じています。
読み終わってから、なんとも言えない気持ちになりました。
「え?ここで終わり?」「ん?これは現実なの?」「どういうこと??」と、正直、どうやってこの作品を消化したらいいのか、どうしたら自分の思いがまとまるのか、わかりませんでした。
今でも、どうレビューしたらいいのかわかりません。
イキガミは本当に特別なんですね。死んでも終わりじゃないんですね。
柴田にとって亡くなった春人以上にはなれない切なさをずっと滝は背負っていくんですね。
ただの想いだけじゃなくて、それが1年に1度でも帰ってくるなんて。亡くなった人への想いにはぜったいに勝てないのに。
スッキリした終わり方ではありません。ハピエンなのかメリバなのか、読む人によって感じ方が違うかもしれません。
何度も読んで、その時の自分の年齢や状況によって感想や考えが変わっていく作品だと思います。
この作品は前作を通して、ずっと何度も繰り返し読む作品になりそうです。
きっと何度読んでも、自分の思いはハッキリできないような気もします。でも、心に残る作品です。
せっかく夕飯を食べて落ち着いてから読んだのに、Epilogue「送り火」でまた目から水ですよ。でもまた晴人に会えて良かった(私が!)w
柴田のした事は私怨による物でしたが、結局は他の多くのイキガミたちに自らの未来を選ぶ希望を与えていました。
どんな事をしても不満に思う人間は常にいるわけで、誰の心を救うことは神でも出来ないのでしょう。事件を起こしたイキガミが最期に起こした出来事の後の満たされた顔、過去にどんな人物と出会っていたのかによって結果は変わったのでしょうね。でも、全てを周りのせいにする時点で怒る資格は無いのだと思いました。
鬼道のちょっと距離を置いた柴田への言葉が凄く良かったし、吉野の柴田に掛けた言葉に感動しました。
そして、ショート劇場「10年」の鬼道が格好良かったです。やっぱり鬼道は素敵だと再確認しました。
イキガミという特別な存在に目が行きがちだけど、人間の愚かさとか過ちとか業とか無償の愛とか詰まった素晴らしい人間ドラマでした。
(上下巻まとめてのレビューです)
発売直後に読破。相変わらずヒコさんに泣かせられてしまった…。
まずは前作の「イキガミとドナー」(BL AWARD 2021年 BEST ディープ部門7位)を読まれて、イキガミ/ドナーとはなんなのか、主人公の柴田さんがどんなことに貢献してきたのかを理解したうえで本作を読まれることをおすすめします。
つまり「~二人のイキガミ」上下巻は実質「イキガミとドナー」の3巻と4巻です。
その前作でも春人くんがどうなる運命なのかは描かれてたので、本作の上巻は読むのが非常に辛かった。
前作の主人公である吉野くんが、ドナーとして思っていることを柴田さんに告げる場面が一番泣けました。
前作の攻めである鬼道のキャラがほんっとーーーにイイ!しかもスパダリ!大好き!
そして彼を含むいろんなキャラのコミカルさが、シリアス路線で重くなりがちな本作のいいスパイスになっててバランス取れてる。
それに春人くんが良い子すぎて…柴田さんが恋心に戸惑う姿が可愛すぎて…
いろんな意味でやっぱりすごい作家さんなんだなと心の底から確信いたしました。
えrもちゃんとあった!
最後攻めの滝くんがかわいそう、というレビューがいろんなサイトでは多かったけど、私はあの展開好きです。
<注意点>
キツめの殺傷描写アリ(イキガミじゃないおじさんの首が…女性の首が…)
※前作『イキガミとドナー』のネタバレを含みます
(上巻のレビューからの続き)
失踪を繰り返すわりに、なんか中途半端に滝を受け入れる柴田。本人は無自覚だけど、滝に甘えきってるんだろうな。滝ならきっと追いかけてくるって、知っているから逃げる。
考えたら、二人にはすでに7年もの歴史があるわけで。滝に想われ続けて、絆される下地はとっくにできていたんですね。
この10年、柴田は復讐に取り憑かれていたようで、やっぱりちゃんと人間らしく生きていたんだなって思います。鬼道のことも、復讐に利用する思惑もありつつ、孤独な彼を守りたい気持ちもあったんじゃないかな(もちろん無自覚で)。あの鬼道が感じ取れるぐらいには、そして滝が嫉妬するぐらいには、鬼道を気遣ってきた。
悲願を遂げたらもう空っぽなわけじゃなくて、この10年で新しく築いたものもある。それが滝や、鬼道や、吉野との関係。
鬼道といえば、前作では「オレ バナナ スキ」レベルだったのに、「今はこんくらい溜まってる」なんてね……成長したよね。グッときたよ、鬼道。
柴田にお店のものを「全部」あげたいと言う滝に、おばちゃんがくれた「うちで一番」のりんご。全てを捧げるんじゃなくて、自分の一番のもの、ただひとつでいい。柴田は滝からそれをちゃんと受け取ったし、自分から伝えることもできたんですね。春人には渡すことができなかった、「好き」という気持ち。
エピローグは、斜め上の展開に面食らったけど、やっぱり泣きました。
春人と遠慮なしにギャンギャン言い合ったかと思えば、目の前で抱き合われても同情の眼差しで見守っちゃうし、仲良く3人で海に行っちゃう滝が好き。今、柴田の隣にいるのが滝で良かった。
読む人によって解釈が分かれるところだと思うけど、私は、来年はもう春人は来ないんだろう、という気がします。
柴田がまだ春人に想いを残しているのをその目で見て、しかも今回のことを柴田は覚えてはいないのに、それでも「来年もおいでよ」と呟くような滝だから。最後の春人の微笑みは、そういう意味なんだと私は受けとりました。
シリーズ通して辛い話ではあったけど、辛くて可哀想だから泣くだけじゃなくて、人を想う心の深さに泣かされる作品でした。
「来年はもう春人は来ないんだろう」という解釈に、なるほど、とハッと気づかされたというか、すごく納得できました。あなたのおかげです。
私はあのほのぼのとしたエピローグが好きです。
レビューにその解釈を書き込んでくださってありがとうございます。
これは……なんとも言えぬ後味ですね。
やはり、政府主導の人権を無視したイキガミプロジェクトは無理があったということか。
一体、どれだけの人たちの人生を狂わせてきたのでしょう。中枢にいて物見遊山なお偉方にはこの気持ちが分かるまい。
イキガミもドナーも使い捨てのコマのように扱ってきた政府め。
あなた方の身勝手な方針や決定の裏には身体を壊し、心を壊してきた多くの"生贄"たちがいる……その者たちにも家族や大事な存在がいて、やりたかったことやしたかったこと、夢を見ていた未来だってあったはず。
国のため、世界のために戦わせ、あまつさえ国のために命をかけた者たちに敬意を払わず都合の良いように死を愚弄する思考の醜さよ。辟易しました。
イキガミはあなた方のために生きているのではありません。それぞれが戦うことの意味を見出し、大義名分のために命をかけています。
そんな崇高な意識すら利用するとは卑しいにもほどがあるし、こんな不条理なことが合法化されてきたというのだから、この国……いや、この世界全ては闇深い。
イキガミは敵国と戦っているけれど、本当の敵は身内の中にあったのかも知れない……そんな思いでいっぱいでした。
物語の背景があまりにもスリリングな展開で、BLうんぬん置いといてめちゃくちゃ面白かったです。
確かにイキガミたちの不平不満があってもおかしくないと思ってましたので、イキガミたちの反乱はある意味確定事項だったのかも。でも、まさかあんなオジちゃんが……?という驚きはあったけど、彼の家族との問題も絡めた結末はやるせなかったです。
血肉がブシャッとなるシーンもあって、目を覆いたくなる残酷なシーンもありますので、苦手な方はお気をつけて。
……で。
肝心の滝と柴田のラブラブシーンはというと……思ったほど無かった!!
春人も登場して不思議なほのぼのストーリー始まっちゃったりもしたけど、それはそれで面白かったから良しとしました^ ^
青年誌とかでもありそうな面白い設定の作品なので、BL枠に止まらずに色んな人たちに呼んでもらいたいなと思う。すごい構想力です、作者さま。
4巻全て一気読みしたけど、最高の領域でした。
壮大な世界観が素晴らしく、圧巻の読み応えでした。
柴田さんと彼に恋する滝のお話。
とにかく柴田さんが逃げまくる。滝に身体を許してしまうけど、やはり思いきれないというか、春人への思いを断ち切れないというか。滝が寝ているうちに直ぐに逃げちゃうこと何度か。
滝もちゃんと追いかけて見つけるところは流石。
ここは賛否両論ありそうですが、イキガミとドナーの関係性や、春人の最後を考えると、すっぱり思いを断ち切るのが難しいのは仕方ないというか、柴田さんの人間らしさが出ていて私は好きです。
エピローグも結局は春人には滝は敵わないかも……というラストですが、滝はそれも込みで柴田さんを愛していると感じました。
他の3冊は、割とスターのイキガミにスポットがあたっていますが、いわゆるモブのイキガミが事件を起こします。このモブ達が全然オーラがないのですよ。イキガミは選ばれし者、神様的な扱い(人権は無い)ですが、やはり人間なのだと思いました。そのモブイキガミの悲しさも感じることが出来ました。
全シリーズ通しての感想ですが、この話はBLにした事でより素晴らしくなったと思いました。