咲かない花に水やり 上

sakanai hana ni mizuyari

咲かない花に水やり 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神37
  • 萌×233
  • 萌22
  • 中立13
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
14
得点
396
評価数
107
平均
3.8 / 5
神率
34.6%
著者
yoshi 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

原作
阿賀直己 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799757185

あらすじ

浅水 洋27歳。
転職のために引っ越してきたマンション。
お隣さんは、まさかの初恋の相手――
高校生の頃に恋をしていた櫻庭岳人だった。

過去にすれ違った櫻庭と再会し、
もう恋はしたくない。掻き乱されたくない。
そう思っていたはずなのに、どうしても
見てしまう、胸が高鳴ってしまう。
惹かれてしまう心は、止められる――?

描き下ろしも収録!

表題作咲かない花に水やり 上

櫻庭岳人,高校生→出版社の
浅水洋,高校生→出版社の営業

その他の収録作品

  • 芽吹くまえ(描き下ろし)

レビュー投稿数14

こういう攻めはいやだ

うーーーーん。
絵がとても美しいですね!

もうBL反抗期なのかも…?
最近は許せる攻めの範囲が異常に狭くなってるといいますか。

櫻庭に惚れてしまったのは仕方ない。忘れられず千載一遇のチャンスに隣の部屋に住んでしまうのも。

出てくる回想の中でもすでに櫻庭にダメンズの片鱗があるじゃ〜ん!
あの頃は仕方ない、まだ経験値もなかったし子供だったし。

なに今も櫻庭に振り回されてるの?なにあの傲慢な態度?同級生だったもんねだからかと思ったら回想でキスされてたなんてーーー!
しかも本をスッと浅水の方へずらして。しかも浅水を孤立させてない?

いや、櫻庭の嫉妬か?な態度もありますがね。あの頃も今もその嫉妬の理由は?言ってみ!

まあ最後の方を読むとなんとな〜く男とは、一人前とは、とかに縛られてるというか価値観が偏ってるのかな?とは思うけど。

浅水が幸せになってたら勝てたんだよ!良い恋をしてたら良かったのに(泣)も〜思春期の自分勝手攻めは罪深い。

1

攻めの変化に期待

 とにかく絵が美しいですね。櫻庭も浅水もビジュアルが眩しくて、見惚れてしまいます。再会から、なし崩し的に体の関係まで持ってしまう2人ですが、お互い固定観念や相手への偏見があって、じゃあ恋人になろうと何の柵もなしには言えない状態で。そういう所が下巻でどういう風に溶かされていくのかが鍵になりそうですね。

 ホモソーシャルという単語を初めて知ったのですが、女性蔑視やホモフォビアを孕んだ男性同士の結び付き、確かに今までたくさん見てきました。櫻庭にはそこまで強い他人への蔑視があるようには見えなかったし、自分を客観視することもできるようでしたが、育った家庭、付き合った友人の影響は本人も自覚がないくらい深くその人に根付いてしまうものでしょう。浅水がこれ以上傷付くことのないよう、櫻庭には浅水に対する自分ときちんと向き合ってみて欲しいですね。

1

色々残念でした

上下巻通してのレビューです(ネタバレあり)


阿賀先生とyoshi 先生のタッグと言う事で期待し過ぎていたのかもしれないのですが、全編通してしっくりこない感じでした。
yoshi 先生の作画は表紙を含めとにかく美しいのですが、キラキラし過ぎていて今回のお話の流れと微妙に合っていない印象でした。
出だしはしっとりとした大人の再会愛だったのに、終盤ホテルの部屋で浅水、櫻庭、浅水の元不倫相手と3人での会話辺りから急にドタバタコメディーのようになってしまい、別れてもあんなにしつこく連絡してきた不倫相手があっさり引いたり、浅水との不倫を気づいているであろう不倫相手の奥さんの感情とか、色々違和感だらけでした。
子供のころから色々な固定観念を植え付けられて言いたい事も言えず育った櫻庭が、お見合いを勧めてくる母親に「付き合っている人がいる」と伝えた時、母親にに「あなたの幸せが一番」と言われただけで(浅水の不倫相手の奥さんと話した事も関係しているのかもしれないですが)今までの考えを覆して浅水に好きだ、綺麗だと伝えてハッピーエンドと言う所もなんだかすっきりしません。
櫻庭が付き合っている人が男だと母親に伝えて、それを認めてもらった上で「あなたの幸せが一番」と言われたならまだしも、お見合いを回避しただけで何も解決していないのでは?と思います。 描きおろしの番外編で浅水と付き合ってから櫻庭は変わった、変わろうとしているお話が描かれていますが、櫻庭は元々外面と要領が良いタイプだったのでそんなに変わったとは思えず、両親に浅水との事を反対されたらまたグラついて浅水を傷つけそうな気がするし・・・ 櫻庭が両親と対峙して理解してもらうと言うお話なら続編もアリだと思いますが、好きな作家さんたちの作品だけにちょっと残念でした。

3

お上手♥

初めましての作家様♪
表紙の二人と目があって?!お買い上げ♪
出戻りの腐死鳥こと私をジャケ買いさせるだけの絵力…………♥
うっとりしちゃいますね♥

さてさて、内容はと言えば……
上下巻作品には神作品が多数存在するため
期待しすぎちゃう私がいけないんですがっ
悪いところもないし絵はお上手だし下巻まで読了済ですから
始まりと終わりのキャラの印象は全く違いますけど
やっぱり攻め様が好きになれませぇん…………泣
何故って、BLに出てくる女の子の扱い……
うんうん、BLではよく見る光景です?

そこだけ除けば顔のいい二人がドラマチックに動く良作♥

1

ああもう!なんだかくやしい…///♡←

攻めが極めたクズ男だったんです。
彼女らしき人に浮気を咎められたら、実際浮気してたわ、「そもそもお前に本気って言ったっけ?」みたいなこと言ったりするわで。そして罪悪感のかけらもない。
ひどい!!こんな…
受けちゃんを本当に幸せにできんのか?!
って思ってたんですよ。

でも、、、くやしい!ほんとにくやしいけど!!
賛否分かれるのかなって思うのですが、結果的に私はこの攻めにすごくハマっちゃいました。もはや沼です。

そもそも、受けに強く惹かれて手に取った作品だったんです。
色素が薄くて、パーツ全てが美しくて、張り詰めたように綺麗な受けが、憂えげな表情をしている表紙。とんでもなく美人な上に意地っ張り属性ってもう最高じゃないですか!!///

だからこそ本当に任せられる攻めなのかって、浅水の親みたいな気持ちで櫻庭を見てました。

高校の入学式で初めて出会った浅水(受け)と櫻庭(攻め)。
浅水の転職先が、偶然にも櫻庭の職場だった。それが、11年後(二人は現在27歳くらい?)で、元同級生同士の再開リベンジラブなお話です。

櫻庭は、先述した通り貞操観念ゆるいクズ男。
イケメンでコミュ力激高で、人気者のスケコマシ。
そんな櫻庭に過去に痛い目を合わされたことがあるのか、浅水は再会して、櫻庭にちょっかいかけられても全くなびきません。「ベタベタさわんなよ!ウザい!」って水をかける程のトゲトゲ対応。かなり強気で爽快です。
でもそんなトゲトゲ対応なんのそのな櫻庭。いつもけろっとしてて余裕の鋼メンタル。
そんな感じで櫻庭はなんにも気にしてないけど、浅水は言い過ぎたなとかちょっと気にしてる。それに気づいてる櫻庭は、浅水が気まずくならないように持ち前のコミュ力で歩み寄ってきます。

そして、そうゆう時に櫻庭から自然に出る言葉にふと、浅水をよく見てるなって気付かされるんです。昔からここは変わらないよな、とか変わったなとかって前の相手のことよく知ってるからこそ出る感想じゃないですか。
でもどうしてだろうって、再開した時すぐに気づかなかったし、同級生の浅水だって思い出しても動揺しなかった櫻庭。誰でも良さそうというか、誰にも興味なさそうなのに。
浅水に、自分以外の男の影がみえるとおもしろくなさそうな顔するんです。「ふーん…」って。
浅水の携帯にきた着信が、浅水の元彼だってわかったとたん勝手に出て、「しつこいぞ、ウザいぞ」って、意味深な発言まで残して切ったんです。これには驚いた。。

浅水は浅水で、櫻庭の前では強気に取り繕ってるけど、本当は動揺しまくりで。実はずっと櫻庭ことが好きなんです。好きになったら辛い相手ってわかってるから抑えてるけど。
でも期待しちゃいますよね、、好きな人に独占欲とか向けられたら。

その一瞬の気の緩みを絶対に見逃さない男、櫻庭。そうゆう雰囲気になって、流れで致しちゃうんです。
あぁ…。
やっちゃったかーーってなったけど、ここの駆け引きすっごい好きでした。。

身体は重ねたけど深い意味はない。でも期待しちゃう、、いやだ。って葛藤してる浅水に、相変わらずけろっとしてる櫻庭。
思い返してみたら、好きとか本気とかって言葉を櫻庭から聞いてないから、こうやって他の人にもやってきたのかって読者からしても不安が募ります。

とか思ってたら、今まで遊んだ女の人全員清算したとか言うんです。
えええええ!!逆になんで?!
いやでも決定的なこと言われてないし。スケコマシだし。期待するのはまだ早い…。

とか思ってたら、「俺と付き合う?」って。
なんかもう、、ほんとに?、、信じられない、、

いつからか浅水に感情移入して読んじゃってて、櫻庭の一挙手一投足に揺さぶられて、振り回されてる。
気づけば沼です。

しかも、、上巻の終わりがああぁ。。
自分が付き合う?って言ってきたくせに、期待したらしたで、意味深な感じに表情半分隠れてて……
櫻庭の心が見えないんです、、、
ええ〜勘弁してくれぇ…ゆるされないぞ、、、

下巻読まなきゃ。安心して眠れない。。

1

どっちも拗らせてるなぁ

yoshiさんの漫画を読むのは「あがってたんせ」以来です。凄く絵が綺麗だなぁというのと、柔らかい印象。それとはまた全然違った形のお話でした。

攻めのビジュアルが凄く硬派な感じなので、遊び人っていうか、女を泣かせる感じに全然見えなくて…
でもなんかこれがゲイ(バイ?)のリアルなのかな?とも思うし難しい…

さらっと読んだから見落としてる…?
同じマンションだっていつ気付いたんだろ。笑
なんだかちょっと強引な攻めと拗らせた受け…
不倫もありでうまくいかないところとか、なんか実写映画とかにされそうな雰囲気だなぁと思って読んでました。

このままだと攻めが割とクソ野郎(すみません)なので、下巻で巻き返してくれるといいな!

2

なかなか咲かない花。

真っ直ぐで素直な浅水と思ってても周りの目を気にして本当のことが言えない性格の櫻庭。
対照的な二人。

高校で出会い、初恋。転職で再会。
作品のタイトルのように浅水が一途な愛を示してもなかなか素直になれない櫻庭。
①浅水に惹かれているはずのに素直になれない櫻庭がクズに見えて仕方ない笑。
②浅水の一途さに健気すぎて切なくなる。
③高校の放課後の教室での画がすごく好き!
風が入ってカーテンが揺れてる中でのキスシーン。
もうキュンキュンです!
④描き下ろしの高校時代の2人のお話。もう、ほんっとに青春してる~!キュンでしかない♡´・ᴗ・`♡
⑤コミコミの上巻リーフレットは、浅水が櫻庭の言葉に乗せられて1人でドキドキしながら準備してるお話笑。可愛かった♡

3

面白い!

まだ上巻までしか読んでないので、上巻のみの感想になります。

冒頭から攻めの櫻庭の女性関係のだらしなさが描かれてて、この男のどこが良いの?って思ってしまうんです。
顔が良くて格好いいので元から好みのタイプなんでしょうね…。再会してからも浅水が櫻庭の格好良さにヤラれてましたから。

でも浅水の一方的な思いかと思っていたら、櫻庭の方にも浅水への執着心というか独占欲みたいなものもあって、浅水の心情は分かり易いですが櫻庭という人物が分かりそうで分からないんです。

再会して簡単に浅水を抱いたと思ってましたが、高校時代も簡単にキスしてました。

浅水もずっと櫻庭ひとすじだった訳ではなくて、年齢なりの恋愛を重ねて来てるのがリアルでした。

コミックスの帯に「恋を信じないイケメン×恋に臆病なクールビューティー」とあるんですが、櫻庭がそうなったのは家庭環境なのかなと、終盤の母親との電話で想像出来ました。

高校時代にキスまでしといて二人がどんな風に疎遠になったのかで、浅水が恋に臆病になった理由が分かるのではと思いました。

 
二人の恋の行方がどうなるのか?このまま神評価が続くのか?これから下巻を読みたいと思います。

4

顔で読む再会愛

とにかく画力がすごい!もうその一言に尽きるんですけど…。。
上下巻読んで…下巻で攻が嫌いになったので(爆)、上巻にレビューしてます。

こちらの先生方の”恋をするには透明すぎる”、面白かったんですよ。
でも、タイトルが”なんで?”って印象でした。
こちらもタイトルに込められた意味がちょっとわかりませんでした…。
んでたぶん、美形二人並べたかったんだと思うんですが、上下巻?っていうところもありました。いや、並べたら綺麗ですよ、確かに!買っちゃいましたよ。だから、このレイアウトは間違いないんですよww。

あと、攻受の性格が個人的な趣味としては、もしかして逆かも…って思いました。最後まで攻に魅力を感じられず…。顔はいい(笑)。家庭環境とか攻の気持ちや性格の説明をもう少しプリーズって思いました。出張時の”せっ”とか、なんだか攻(ノンケであってる?)の行動が唐突すぎて気持ちが追いつきませんでした。なんで受がずーーっと攻のこと好きだったのかしら?って思っちゃったり。(ファーストキス最強説?下巻で登場する同級生の根本くんのほうが素敵な気がしたんですが、いかんせん顔は普通。。。)んでもって頼みの当て馬氏!上司だし既婚者だし妻は妊婦だし…最悪や…(これは攻の勝ちでしかない)とうっかり思ってしまいました。
でもみんな顔がいいんですよ!まぁ、ラブストーリーは顔大事ですよね。

4

まだ、これから

初恋の相手との再会ラブ。
といっても後半でようやくラブが始まる?という感じの上巻でした。

浅水は櫻庭に対してすごくキツい態度なのだけど、高校時代どんなことがあったのかも何故"花は咲かない"と諦めているのかもまだわからず。
重要な過去エピソードはきっと下巻にあると思うのですが、上巻では浅水が胸に抱えているものがあまり見えてこないのでなんだか話が繋がらなくてモヤモヤ。
櫻庭の女にだらしないエピソードも修羅場に遭遇するくらいで良かったのではないかな、と。さすがに包丁女は激しすぎた気がしました。

あっさりと身体の関係を持ったあと、さらりとお付き合いは始まるけれど好き合っている感じはあまりなく。それも下巻では深まっていくのだろうか…。うーん。

yoshi先生の絵は相変わらず美しく、どこを見ても本当に目が幸せでした。
服を着ていても裸でも、寝転んだ体勢でさえ体のバランスが良いのが本当に素晴らしかったです。

すべてが下巻に委ねられているような展開にはほんのり不安も感じますが…
すっきり出来る結末が待っていると期待して下巻も読みたいと思います。

2

スキとキライを行ったり来たり

お話の中で花がでてくると ついその意味を辿りたくなります

でも ここでは止めておきます
だって 咲かない花なんだもん


yoshiさんの絵がすんごい好きです
なので迷わず購入するんですが 個人的に阿賀さんとの相性に悩んでいるのも事実です

阿賀さんのお話自体読むのは4作目なんですが 親のクセが強くて曲がっちゃった? ちがうか 歪んじゃった? そんな人多くないですか?

詳しい事情は出てこないけど どこかが歪んでる男に 過去一途に想いを向けた男



上巻これといった動きはないです

高校時代好きだった相手と再会して
切り捨てられなかったキモチは隠したまま 近づいても掻き乱されることないよう距離をとりたいのに っていうもどかしさと そこを知ってか知らずか詰め寄られ 突き放される惨さを読まされただけ

過去の男や勢い余って ってところはあったけど これだけで云々言ってしまうには申し訳ないくらい序章すぎて


まだ明かされていない心情 抱えた思いに ひた隠しにしている本当の自分

期待して下巻にいきましょう

3

きれいな2人が拗らせ気味

同級生の再会のお話。
拗らせ気味の二人でした。

浅水が引っ越した先のお隣さんで、転職先の職場も同じだった櫻庭。
櫻庭に対して浅水のやや過剰なツンツン感が、何だか違和感を感じながら読んでました。
やり過ぎな気がするというか。

上巻だけでは高校時代何があったのかが深く描かれていないし、浅水と櫻庭の人間性がわからず。
ほんとに後半、浅水が可愛く見えてきたのですが、それまでは違和感を感じながら読んでいたことが残念です。
あまり引き込まれる事なく読み終えてしまいました。

高校時代、浅水と櫻庭には何か特別な空気感のある関係だった事や
再会した今も浅水は櫻庭を好きになってしまった事。
櫻庭もわかりにくいですが、今も浅水に特別な感情を持っていそうな事がわかりました。
ストーリー自体は良いと思うので、もう少し最初の方から2人に共感や応援したい気持ちを持って読みたかったな、と思いました。

とはいえ、絵はすごく素敵でした。
キレイな男達の恋愛を見ているのは楽しかったです。
浅水の真顔〜キュン顔や泣き顔、全て美しかったです。

3

上下2巻の作品です

yoshiさんの絵柄がとっても好きでして。美しすぎる表紙に吸い寄せられるようにしてお買い上げしました。今作品は上下2冊完結のお話で、下巻も同日発売されました。上巻は受けさんが、下巻は攻めさんが表紙に描かれていますが、どちらも美しい…!

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は出版社の営業の浅水。最近転職したばかりの27歳の男性。
そこで彼は一人の男と再会する。高校生の時の友人・櫻庭という青年に。しかも彼は引っ越ししたマンションの隣人でもあった。高校生だった時、浅水は櫻庭に好感を持っていたが、とある出来事をきっかけに仲たがいしてしまった相手だった。そんな櫻庭と仕事上でも絡むことが多くなって―。

というお話。

「咲かない花に水やり」というタイトル、そして所々で挟まれる描写で、浅水は櫻庭に恋心を抱いていて、でも、それは咲くことがない花のように、恋も実を結ぶことはない。そんな展開で浅水の報われない恋心を描いたお話。

そう思って読み進めたのですが。

二人は早々に身体の関係になります。身体先行のお話ではありますが、きちんと甘い空気も漂います。んー、上下二巻のお話だよね?どう話が続いていくのかなあ、と思いつつ上巻を読み終えましたが。

上巻の表紙は浅水、ということで、浅水視点というか彼の感情がメインで描かれた巻。現在、高校生時代(過去)が交差しながら、浅水の櫻庭への想いが綴られていきますが、それと並行するように上巻の終盤に櫻庭が浅水に並々ならぬ執着心を見せるシーンがあります。ラブラブじゃん、と思いきや、それと同時に不穏な空気も漂いつつの下巻へ続く!となりますので、どうなるのか気になること請け合いです。下巻もまとめて購入されることをお勧めします。

6

あなたは魅力に満ちている

 転職先で引っ越した先の隣りは初恋の相手ー桜庭岳人。 ーーー高校生の初恋。ただ何も考えず好きな相手とキスをしたーーー
 
 浅水洋は転職で引っ越し、転職先の出版社の社員に桜庭が居たが最初から馴れ馴れしくあの日を忘れてる様な様子にツンケンになる浅水。一方桜庭は、顔が良く仕事も出来るが何か今一つ心の壁がある様な、、、。

 表紙の浅水の持つ花は『ラナンキュラスの赤』花言葉の『あなたは魅力に満ちている』は、きっと、高校時代から桜庭から見た浅水のイメージなのかと。
 幼き頃より古い考えの家庭で抑圧され育った桜庭には、好きな物を好きと隠さず目を見て真っ直ぐと言える浅水が魅力的に美しくキラキラと映ったのかと。
 11年ぶりに逢った桜庭も深く閉ざして蓋をして居た気持ちが膨れ上がり、花を咲かせる事はできるのか、、、
 

3

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