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sleeping dead
ホラー映画だったら有り得る設定なのかもしれないんですが、そうはいっても最後にはほっこりさせられるBLなんでしょ、とか思って読むと手痛いしっぺ返しを喰らうかもしれません。
ハンサムで性格もいい高校教師、佐田先生。生徒の見回りをしていたら襲われて殺されてしまう。
しかし変な科学者にカビで生き返らせられて、ゾンビ化。人間の死肉しか食料はない。そのために人を。。
そう、最初から割とスプラッターなので、苦手な方は避けられた方が良いかと思います。
私は薄目を開けながら最後まで読んでしまいましたが。。
ぶっちゃけると全然好みのキャラではないんです!(見た目)
なのにめっっっちゃくちゃ面白い!!!
私は、朝田先生の絵ってカラーはセンスがあって好きなんですけどモノクロのタッチがあまり好みではなくて、ストーリーはすごく気になりながらも長年手を出さずにきました。
最近、短編集で好みの不穏そうだし入門によさそうと思って手に取ったのがアイ、セイでした。
それが、好きな系統なはずなのにやっぱりキャラ萌えはなくて、多分そのせいもあってそんなに刺さらずだったので、あまり合わない作家さんなのかなーなんて思ってしまっていたんですが、ふとこのスリーピングデッドの1巻を読むことになり、あまりに面白くて興奮しながらレビューしています。
この作品を読んだおかげで既刊全部買いました。
朝田先生の絵って、個性がしっかりしていて骨太でバランス崩れなど起こさない安定した感じなので刺さる人にはものすごく刺さる絵柄だろうと思うんですが、キラキラ感皆無の無骨な線なので刺さらない人には刺さらない絵柄でもあると思うんですよね。
私みたいになんか好みの線じゃないなって躊躇している人がまだいるかもしれませんが、線の好みなだけで絵も漫画もお上手なので読んでいるうちに慣れてきて、私は今ではとても好きです!
絵がかっこいい、上手いって言ってる人の気持ちが分かりました。
自分がこの作品でドハマリしたからなんですけど、朝田入門にこそスリーピングデッドを読んでみてほしいな。(チャレンジャーなのを勧めてるかもしれないけど)
普通のBLではないし、内容も初心者向けではないんですが、この世界観とストーリー構成は唯一無二だと思う。
私は光属性のハピエン主義だ!という方は1巻の時点で怪しいのでやめておいたほうがいい気がしますが、黄昏とか闇とか…そっち系の一味癖のある作品が大好きだ!って人には推していきたいです。
1巻はBLじゃなくても面白い内容で、エロとは無縁ってくらいです。(性器を触るくらいはあるんだけど、別にエッチな雰囲気とかではないし、射精もしない。)
BLというより一般の面白い青年漫画に出会った時みたいな気分でわくわく読めました。
これがどんな展開でラブとエロ(あるのかな?)に転がるのか楽しみすぎます。
まず上巻を読んだ直後の感想です。
とにかく面白いです。寝ても覚めてもスリーピングデッドのことばかり考える。“これが恋なのか?” 状態です。
ヤバい、良い、設定からして良い、とにかく良い、ページから血の臭いがして来る、関係性が良い、段々と攻めの顔になってくる佐田先生良すぎる、と心の中で悶絶しながら読み進めてあっという間に最後のページとなりました。
会話の呼吸とその場の空気の見せ方と言うのでしょうか。間の取り方が絶妙に素晴らしいです。
相手が相手を見るコマのアングルが映像的でとても印象に残ります。例えばp92、庭でサルと戯れる佐田を家の側から見る間宮のコマや、p146、車の中、外からの光に照らされた二人の横顔が並ぶコマなど。このコマでは間宮からは佐田の横顔が逆光となって見えているだろうことを想像すると、このシーンに漂う緊張感が強調されるように感じます。
個人的に好きな台詞は、大島の件の夜に間宮が言った「あそこは生体用だ 死体は納屋で処理する」です。
間宮は佐田を起こすにあたって納屋には運ばなかった。つまり、佐田は一度死んだ側の人間ですが、間宮にとって明らかに佐田は死体ではなかったんだなと。“死んだ” というのは過去形であって、それは佐田が “死体” であることとは同義ではなく、生体として、生者として扱う。そんなところに間宮の想いというか執念を感じました。
佐田の「韻を踏んでるな」も好きです。そこにひそませられた伏線もありつつ、佐田の人となりが表れた台詞だなと思います。
この作品、とにかく面白すぎます。現在進行形で追っていらした方々は、この二人が今後どのようにその関係性を変化させていくのか、それこそ続きが気になって気になって仕方が無かったことでしょう。
今これからすぐに下巻を読むことができる幸せを深く噛み締めています。
佐田の適応力が!
やっぱり基本的に良い人で常識人で理性的な人なんでしょうか。
とんでもない目にあって、私なら殺してくれ!と言いたいです。恐ろしい。
これをBLで出すということはただのゾンビ物ではないんですよね?
佐田と間宮の関係は?間宮は佐田を狙ってたのか?元々知ってたのか?
最後の高校生らしきシーンは?そしてあの男との接点は?
マッドサイエンティストほど怖いものはありませんね。なのに佐田が部屋を片付けたり食事を作ってあげたり。描かれてない佐田の心の動きがあったんでしょうか?
上巻だけですが、海外映画みたいな雰囲気で読み応えがありました。
主人公がいきなり死んでゾンビになり、人肉を食べないといけなくて人間を殺さないとーってなる。アッこれはしんどいやつだーってなりました。ネタバレを読んでないので結末を知らずに書いていますが、あんまりハッピーエンドになる道筋が見えなくて、多分バッドエンドなのかなーって思いながら読んでました。
マッドサイエンティスト的な間宮が良いキャラで。
しかも初対面かと思ったら過去に知り合いだったり?実は元々特別な感情抱かれてたりしたのかな?と上巻だけでも人気の理由がわかる濃厚な内容でした。
掛け合いというか、考えさせられるようなセリフや哲学を感じるセリフがとても好みでした。
グロとか食人は苦手なのですがこういう問いかけみたいなのがあったり考えさせられたりするような真面目な作品は良いものだと…(それでも苦手は苦手ですが)…良い作品なのは間違いないなと思いました。
下巻を読むのに覚悟が必要なのでは…?今のところ勇気が出ません(私の心がヨワヨワですみませぬ…)
お名前は前々から見かけていたけど、初読みの先生です。とある少年マンガの作者さんが、面白かった作品に挙げられていたので興味を持って読みました。
とても独特な絵のタッチです。
主人公の高校教師[佐田]が夜廻り中に、通り魔に襲われている女子高生に遭遇し、助けようとしたら滅多刺し。こりゃバッドエンドかと思いきや知らない場所で目覚める。包帯でぐるぐる巻きの上、手足拘束されてる。
現れた化学者[間宮]に、とある薬品を投与されて死んだのに生き返らせたと!つまりゾンビ状態。ゾンビとして生きるためには、人間の死体を食べないといけないだなんて!これ、白黒でよかったね。カラーだとかなりグロいわ。
間宮は世間が認めなかった死体を蘇らせる研究をおばあちゃんから引き継いでやってるんだけど、なんで都合よく佐田が襲われたところに現れたのか。
佐田の食料として襲う事にした半グレの[大島]を殺す時残忍。ラストの方で[大島][佐田][間宮改め沢尻]は同じ高校だとわかる。過去に何があったのー?
あと、髪が薄いとすごく歳いって感じちゃうね。ずーーっとおじいさんとおじさんのBLなのかと思っちゃってたよ。まさかの同級生30歳!
この先どうなるのか気になるので下巻に進みます。
紙本で購入。性器描写なし。
上下読んだ感想です。
普段は紆余曲折ありながらも最後はハピエン!という作品ばかり読んでるので最後まで読めるのだろうかと不安でしたが一気に読んでしまいました。けしてハッピーエンドではないけれど満足感がすごくて、読んだあと不意に思い出してしまうほど良い意味で独特な作品です。
ゾンビ物ということでグロいのが苦手な私は大丈夫かなと思ったのですが案外いけました。ガッツリ描写は無いし、絵もリアルでは無いので本当に苦手な人ではなければ大丈夫そうです。
朝田ねむい先生の作品の中で1番好きかも知れない!
あくまで上巻だけを読んだ感想ですが、凄く面白く読ませていただきました。
確かにBL要素は薄めかもしれないけど、作品の完成度が高さ(上巻しか読んでないですが)で十分満足のいく作品でした。
間宮のビジュアルも始めは、BLの主人公としては萌えないなぁと思ってたんですが、不思議と読み進めるうちに可愛く思えてくるんですよ笑
ずっと佐田を見てきたくせに、知らないふりするところも可愛いですよね。
佐田の食料を確保するために、本当は怖いが勇気を振り絞った場面も佐田への愛を感じられて良かったです。
29歳…には見えなかったけども。
2人は学生時代に出会っていたんですね。
下巻も楽しみです。
タイトルも意味深な気がするし、結末が想像つかずワクワクしています。
レビューに多い「上巻はあんまりBLではない」というのを参考に読み始めたせいか、私には十分BLでした。そこかしこにだだ漏れる研究者の検体に対するツンデレ気味の執着。
そして読みながらこの二人が「マイリトルインフェルノ」の二人と被る被る。ルックスも設定も職業も全然違うのに何故かすごく似ているのです。
だから最後もそうだろうと思いました。「もう一人では生きていけない」
それにしても今作で最も驚いたのは、研究者のルックスです。よく編集がOKしたなぁって。それだけ信頼関係が構築されているのでしょうね。上下揃った作品を表紙買いする人にはハードル高いよね。でもこのルックスが作品に効いてます。
青年漫画に少しBLを足した印象の内容で、恋愛感はほぼありません。
ですが設定も珍しく、絵や構成に惹かれるものがありました。
作中で性行為もないので受け攻め不定ですが、おそらく受けは下巻の髭が生えた男性。
見た目がおじいさんに見えたのにまさかの同い年には驚きました。
そして受けに負けないくらい攻めも常識人に見えてどこか危うさを感じ取れます。
報われたとしてもゾンビ×人間の、行きつく終着点はどこなのか…。
続きがとても気になります。
朝田ねむい先生は絵柄も内容も人を選ぶと思います。
わたしも最初は手を出しづらかったのですが、1冊気に入ると全部読んでしまいたくなる中毒性があります。作品によっては「これってBLなんだろうか?どっちかというとブロマンス?」と思うものもありますし、「ハピエンじゃない!バドエン?メリバ?」となるものもあります。
この作品もそう思う人が多いと思います。
そして、残酷なシーンも多くあります。人が刺され、殺され、切り刻まれ、実験で拷問のようなシーンもあれば、いじめでの心も身体も傷つける表現もあります。
それでも読みたくなってしまう独特の魅力のある作家さんだと思います。
【上巻のお話をします】
突然、高校教師の佐田が殺されます。
目が覚めた時にはマッドサイエンティストの間宮に拾われて、ゾンビにされていました。
カビによって生かされて、同族の屍肉を摂取することで永らえられると知らされます。
もちろん今まで真面目に生きてきた佐田にとって受け入れられないので、抗って逃げますが、すぐに己の身体の変化、自分が消えた後の現実によって間宮の元で暮らすことになります。
淡々と話す間宮と引きつりながらも大して拒絶しない佐田のどちらも少し変わっていると思います。ふたりとも両親や家族との間に溝があり、普通の社会生活に未練がないようです。
ふたりが本当はどんな人物なのか、ふたりの未来がどうなっていくのか、ミステリーを解き明かす気持ちで読んでいけます。
佐田は間宮がどういう人物なのか、また間宮の本当の目的も分からないまま、殺すならろくでなしをと、自分の食事にするための殺人を手伝っていきます。
そして、一緒に生活をしていくうちに互いの過去、家族・恋愛などについても知っていき、このまま平穏にふたりは過ごしていくのかと思いきや… そうは問屋が卸さない!
実は間宮も殺したろくでなしも高校時代の同級生だったと間宮は思い出します。
上巻は244ページ。読み応えがありますが、あっという間に読み終えてしまいました。
下巻がどうなるのかまったく想像がつかない終わりになっています。
まだまだBLにも発展していませんし、続きが楽しみになっています。
作家買い。今のところ、BL感はほぼなし。裸体は多め。
絵はきれいです。
ストーリーが面白いので読めます。
基本佐田目線で物語が進められます。カニバリズムのような展開がありますが、他のテーマとのバランスがよく、重くなりすぎていないように、私は感じました。今後二人の関係性が変わった後に、間宮の心情が見えると、すべての物語の意味がひっくり返る予感がします。
そして、物語全体はどんな終わりを迎えるのか。気になります。
紙版。
不条理展開にはやっぱり笑いの要素が不可欠ですが、朝田先生のセンス大好きです。
通り魔猟奇殺人に巻き込まれた教師(佐田)がサイコパスな科学者(間宮)によって人体実験を名目に蘇生させられる…というホラーじみた展開の本作。これからどこがどうなってBLになっていくのか、ハラハラ&ドキドキしかないです。というのも、終盤ににおわされる佐田と間宮の過去シーンが煽ってくれるんですよね、、
それに、佐田の食料になってしまった半グレにも間宮と何か繋がりがありそうだし、うわー、ホントどうなるんだろう〜?
老け顔・間宮のバックグラウンドははたして明らかにされるのか…。彼はただのサイコパスなのか、あるいは彼の中に怨恨や愛憎などの動機づけが潜んでいるのかも気になるところです。
作者様の絵柄のせいかあまり生々しさは感じませんが、瀕死の状態を行き来する佐田と生殺与奪の権を握る間宮の関係性には仄暗いエロスすら感じます。
朝田先生のお話、根本はラブストーリーなのだ!といいたくてたまらないのだけれど、上巻では断言しがたいので完結までひっそりと見守っていよう…
モン吉の目に黒目を描いて欲しかった。佐田に懐いているけど地味に怖くて笑えてしまう。笑
ゾンビはあんまり…と言いつつまた買ってます。
一般の推理/ミステリ小説では猟奇ものとか大好きですが、BLなのにのっけからの通り魔からの刺し殺されシーンは衝撃的ですね…
殺人を目撃して、逃げようとしてるのに自分も襲われて。
正に刺されている瞬間の本人の視点って…
イタイ!コワイ!グロイ!
そして、目覚めてからの展開もなんとも言えず。
マッドサイエンティストが瀕死ならぬ完全に死んだ佐田を細菌を使って「復元」したと言う。ゾンビを作成した、みたいな?
全くもって理解不能な状況なのに、このマッドサイエンティスト・間宮は楽しくてしょうがなさそう。
佐田は抗いながらもこの状況を受け入れざるを得ず、物語はどんどん深みにハマっていく…
だって。
佐田の食料は「死肉」なんですよ。人間の死肉。
で、調達しなきゃなんない。
だから、2人でヒトを殺しに行くんです。
え〜なにこの話〜…何がBLなのよーと言いたいけれど読むよ。
この上巻のかなり終盤に佐田がゲイだった、という打ち明けがあって、何を思ったのか、単に好奇心なのか、間宮が身体的接触を図ってくる。
全然恋愛を伴ってもないし何にも始まってなくて、今の所ただただストーリーを淡々と進めていく感じです。
とはいえ、過去佐田と間宮は接点があったような。同級生だった?
もしや間宮は殺される直前の佐田を尾けてた?
下巻で色々解明されるかな?
別にゾンビは怖くはない。間宮の神経がひたすら怖いわ…
ゾンビもの(映画とか全般)ってほぼ見たことなかったんですが、イメージ的には自我が残ってない感じかなと思ってました。
「スリーピングデッド」でゾンビにされた佐田は、中身が全く変わらず。理性的。
見た目もイケメンですし。お顔の傷も似合ってしまわれてます。
人間である間宮の方が倫理観ぶっ壊れ気味のヤバめな人です。
倫理観ぶっ壊れてるからか、真理かも、みたいな事言ってますが。
佐田と生活していくうちに、間宮に人間性が芽生える感じで可愛く見えてきてたのですが、後半の方でやっぱりヤバイ人なんだー、と思うシーンがありました。笑
ゾンビのお話ですが、ファンタジー感はなく、ゾンビ化の設定も細かくストーリーがとても面白いです。
食事や食糧調達など、ダークな部分もフワっとさせずに描かれています。
ここからどうやってBLに発展するのかな?と思いながら読んでいましたが、最後の方にBLを予感させる描写が出て来ました。
続きが気になります。早く読みたいです。
エッ……!!?今のいままで高校教師の方が受けだと思っていたのですが…笑
間宮の方が受けなんですか…?
高校教師が攻めになる描写もないし、攻めとして間宮をどうこうするイメージがまったくつかない…。
「君の精子もゾンビになるか見てやろう」みたいなこと言っていた間宮の方が攻めっぽくないですか?
まあ、それは置いておいて
肝心のストーリーですが、私はとても好きでした。
グロいというか、高校教師が可哀想で…
間宮の性格の終わりっぷりが「天才」そのもので笑いました。研究家でああいうのいるいる…。
高校教師の常識人な感じ、とても好みです…!
幸せになってほしいですが…どうだろう。
非BLな気もするのですが、下巻を見るまで何とも言えません
下巻楽しみです
あと、チビでハゲでチョビヒゲという受けキャラをBLで出して来たのがすごい!!
とにかく2人の関係が良すぎる〜!
高校教師で生徒から親しまれていて突然ゾンビにさせられた佐田。
佐田をゾンビにさせた倫理観がかなり欠如していて自信家の間宮。
この2人、気が合わないんですよ。当たり前なんですけど。でも、そこに「2人だけの秘密」があることによって、お互いにしか話せない・頼れないことが生じて、結果的にだんだんと歩み寄り始める。
これを萌えと言わずしてなんと言うんです!?
最後の2人の過去を匂わせるのもとても好きです。間宮からの執着があったであろうことが透けて見えます。絶対に間宮、一方的に佐田に執着しているな!?と読んでる途中から思っていたので、大正解フラグ来たなコレと大興奮しました。一方的な執着、大好物です!
また、間宮が佐田のことを気にかけるのも興奮しました。ゾンビにしたという負い目があるからなのか、佐田に対して譲歩する姿は、あの自分以外どうでも良さそうな間宮が!佐田に対してのみ良心をもって接している!と悶えました。下巻で引き離されたりしないことを願うばかりです。2人には2人ぼっちのまま生きてほしいです。
朝田先生の作品はどれも大好きですが、これは別格。本当に面白いし、2人の関係にドキドキするし萌える!はやく下巻が読みたいです…!続きが読みたすぎてCanna本誌初めて買いました。
内容には触れませんが、BL成分がもっと欲しいという方は購入した方が良いです。すごいです。
朝田先生らしい、展開はシリアスなのに低温で飄々としたキャラクターが面白いですね。何の非もないのに序盤で突然殺されてしまう教師・佐田。彼があまりにも普通の性格の人間なので、余計に間宮にゾンビにされてしまった理不尽さが際立ちます。正直、間宮の言動は不快な部分が多い。デス◯ートのように犯罪者なら食肉用に殺してもいいだろ、という考え方にはまだ理解の余地は多少あります。でも、そもそも本人の意思を顧みずゾンビ化させたり、生前とがらりと変わった環境や体質を受け入れる猶予も与えなかったり、佐田がゲイだと聞いて襲ってみたり、ほとんどの行動がかなり一方的。彼の魅力を理解するには、まだまだ時間がかかりそうです。
最後の実は通り魔的にゾンビ化させたわけではなく、相手が佐田だったのにはわけがある…?と匂わすシーンがなければ、中立評価にしていたかもしれません。それほど、この上巻では佐田と間宮の関係に萌えを見出せませんでした。グロにも耐性はあると思っていたけれど、血や傷跡、欠損には抵抗がなくても、人肉をミンチ状にしそれを飲むという描写は結構気持ち悪かった。それはあくまで私の個人的な問題なのですが。高評価が多いのは、萌えは度外視してストーリーや世界観を評価しているか、朝田先生の過去作を鑑みて下巻に期待している方が多いのかな?と思いますが、上巻だけでも既に2人の関係に激萌えしたという方がいたらなかなか強者ですね。ストーリーは面白いので、下巻の展開は気になります。
事件に巻き込まれ惨殺されたのち間宮の手によって復活した元イケメン高校教師佐田(享年30歳)と、死体を蘇らせる研究をしている謎多き野心家マッドサイエンティストの間宮(29歳)の、野心と謎の交錯するスプラッターサスペンスストーリー。ラブについては上巻はフラグ程度かと。
というわけで、こちらは上巻となります。待て次巻、です。エロも受け攻めが確定できない感じなので、やはり待て次巻、ですね。
漫画としてすごく面白くてグイグイと引き込まれてしまい、ついついBLを読んでることを忘れそうになりました…が、ちゃんとフラグを立てながらBLはやってきますので、ご安心を!
とりあえず参考までに書くと、間宮の生え際が大分後退しているのと、両手足を切断された状態(手当て済)で生かされてる描写があるのと、腹部から腸を出している描写と、惨殺・殺害などですかね…あとは人体を食べる(飲む?)カニバリズム的描写。とにかく第一話からスプラッター要素がちりばめられているので、読む際に参考にしていただければと…。
ちなみにこちらはゾンビものですが、とりあえずパンデミックのパニックホラー系ではありません。
倫理観、偽善、割りきり、命の選択。そして謎。
マッドサイエンティストの間宮が要所要所でチラッと佐田に見せる人間味に不覚にもギャップを感じたり、今までの倫理観と自分が生きるためには人を殺して死体を食わねばならない現実を、悩みはするものの、やがて順序よく受容していく佐田の割りきりのよさと合理性に、何とも言えないゾクゾクを感じたりしました。また、シリアスな中でも、お互いがお互いの様子を見てさぐりさぐり少しずつ歩み寄ってる感じがイイナと思いました。
二人の関係はどう変化するのか、間宮の事情、佐田の今後、そして「三人」の過去。気になることはたくさんありますが、続巻を待とうと思います。
紙の本で注文したのか、電子で買ったのか、試し読みしただけで、なんか既に買った気になっていたのかどうなのか迷っていた本。
どうやら電子化を待っていたらしくて、ようやく電子書籍で購入。
のっけから血まみれで、グロいし怖いし、電子書籍で買って正解だったかも。
おはなしは、これが、いつBLになるのか心配になるようだけど、最後の方でちゃんとそれらしいエピソードが提示されているので、続巻が出れば、しっかりBLになるのでしょう。
ストーリー構成はきっと神レベルだけど、やっぱりグロいのは怖いので、萌マイナスで。
カニバ系は少し苦手意識があるのですが、どうしても読みたくて手に取りました。
最初に内蔵描写はあるものの、その後は直接的な描写は少ないので、最後まで読むことができました。
臓物などの直接描写が少ないだけで、液状化して摂取なんて描写はざらなので注意です。
物語は、さすが朝田先生だなあという話の展開。
いたるところに散りばめられた伏線が潜んでいます。
個人的に一番驚いたのは、禿げたおじさんかと思いきや同い歳なんかい!というところ。
おまけに過去回想っぽいところで、同級生かと思わせる描写もあったので、これは話が変わってくるぞ...とわくわくしています。
まだまだ始まったばかりで、わからないことも多い。
2人の行く末は詰みしかないと思ってしまいますが...
続きが楽しみで仕方ないので、絶対に見届けなければと思っています。
作家さん買いしています。今作も仄暗ボーイズラブで最高です。
上巻なので起承転結の起と承少しぐらいのお話なのですが、少しずつ引っ掛かりのある描写が入っていてあれ?もしかして?となっているうちに最終ページまで読んでしまいました。ハラハラさせながら読ませる展開が本当にお上手です...。
朝田ねむい先生作品はミステリー調のお話も素敵なのですが、CPの受け攻めがビジュアル固定されていないのも大きな魅力だと思います。
次は下巻か中巻か分かりませんが、とても楽しみにしています。
レビュータイトルは作中のこのミス3位w
まさかBLでみると思わなかったあれやこれやが見れて満足してます!
完結してからまとめて読もうと保留してましたが、やっぱり読みた過ぎてポチ。後悔なしで神です!
ただ、続きが気になってしまうかたは単話購入の覚悟が要るかも?
サダセンがたまたま適合したらしいけど、JKとサダセンに実験してサダセンだけ助かったのかは不明です。ここの描写がないのであっさり退場したJK可哀想だし、考え過多によっては意味合いが変わるという(少数派の意見です)
一回逃げて見つかった所の会話が良いですよ。
絶望しているサダセンに間宮のかけた言葉は良く聞くセリフだけどこのシーンにピッタリです。
その後おもむろに取り出す密閉容器がシュールw
朝田先生って使い古されたテーマやセリフを新しい切り口で魅せてくれるから好き。
ただし、間宮がかなり…アレです。それなりの医学知識と技術のあるとっちゃん坊や(30才)
BLとしてはどうかな?
間宮ってまだなんか飛び道具持ってそうだし。
ゾンビ物を知らないので結末が想像つかない。BL抜きでも続き楽しみです!
朝田先生は絵を見ているだけでワクワクする漫画家さんです。
線の強弱に味があり、人物の表情に引き込まれる。構図、背景もとても好き。
黒ベタがしっかり暗くて。闇に何かあるんじゃないかと凝視してしまう。
闇と光のコントラストがくっきりなのもいい。
本作もストーリーの導入部、話がどう転ぶかわからない時点で絵を見ているだけでワクワクゾクゾクしました。
佐田が好人物であることを描いた上で、ああいう状態にされてしまう。
自分が生き続けるためには、他人の命を犠牲にしなくてはならない。
佐田ならそれは耐えられない、となるかと思ったら自分が生きるために他人を殺すことを受け入れるんですよね。
ただの善人ではない。いい人でもやっぱり自分は生きていたい。そういう選択をするのが自然で人間らしく朝田先生のこういう所が好きだなと思いました。
間宮の人物造形もいい。朝田先生らしい。
マッドサイエンティストで、自分なりの信念理念がある。世間の常識、偽善、きれいごとには冷笑的。でもどこが人間らしい。
最初はなんだこいつ?!異常者め、と思っていたのですが、佐田の言葉に無言で考えたり、意外な一面が垣間見えたり、実はちょっといい奴かも…なんて思えたり、こういう人物の描き方が朝田先生の好きなところです。
佐田と間宮がお互いの食事を準備して、いい関係になってきたなと思ったらまた間宮は佐田を拘束する。
この緩急もうまいですよね。
グロい場面は超苦手だけど、朝田先生の絵と描写はグロさ強調ではなく、どこかスタイリッシュに感じてw 何とか大丈夫でした。
ちょっとエロいし。
ミステリー、サスペンスとしても、見せ方が上手いですよね。
ハラハラドキドキ、先が読めない。
佐田がただのいい人ではない。
間宮がただのマッドサイエンティストではない。
この2人の意外性が随所に出てくるのがおもしろい。
佐田がゲイで、間宮が偏見がないと語るのもユニークだし、検査?しようとしたり、佐田がやり返したり。佐田にそんな一面があるのが、やるなぁ〜ゾクゾクしました。
終盤、え?マジか?という伏線はりまくりですね。
2人とゴンちゃんは同級生だった?
間宮はやっぱり最初から佐田を狙っていた?
下巻が楽しみでなりません。
あと、細かいところでも好きな描写がたくさん。
・佐田の顔の傷がタトゥーみたいでかっこいい。朝田先生の絵、デザインセンスが好き
・佐田がモン吉をかわいがったり、モン吉は佐田に懐いたり(お猿さんをかわいいかわいいとは描いていないとこがまた好き)
・佐田が好きな小説家の新作「くらやみにポメラニアン」www
キリがないのでこれくらいで。
作家買いしました。リビングデッドということで想像はできたのですが、初めの方にグロ表現がちょっとあってそこだけキツかったです…拷問(検査?)描写があり、一コマくらいですが内蔵描写があります。
ただ、痛みに叫ぶ姿が思いのほか良く、目覚めそうにはなりました。佐田さん受けもよかったな…とちょっと思ってしまいました…。
時が経つごとに間宮さんの態度が徐々にやわらかくなっていっているような感じがあり、ほわっとなりました。まだ関係にあまり大きな進展はないので、下巻が楽しみです。
高校教師の佐田は殺人犯に襲われて殺された…はずだったのですが、間宮という科学者にゾンビとして蘇ります。人間を食べなきゃ生きていけない体になってしまい、結構大変なはずなのですが、そこはさすが朝田先生。重くなりすぎないよう描かれています。
とはいえこれからずっと人間殺して過ごすわけにはいかないし、どうなるの?と、それだけでも十分ストーリーとしては魅力的なのですが、終盤で佐田と冬邪、それと犠牲者の男も過去に知り合いだったというのが明かされます。なにそれ、面白くなってきた!というところで上巻終了なので、続きが楽しみです。
雰囲気的には冬邪が襲っているけど逆転されてるし佐田が攻めなの?と首傾げていたら、帯がマッドサイエンティスト×高校教師になっていたので、冬邪×佐田のようです。冬邪が頭毛が薄い眼鏡ちょびヒゲの風貌なので、容姿が地雷とか気になる方は試し読みでチェックされた方が良いかもです。表紙は佐田のみなので。
作家買い。
まず初めに、朝田先生の絵柄的にそこまでリアルではないんですが、なかなかグロいシーンが多いのでそこのハードルが高いなと。
特に実験シーンや、毛の話はちょっと胃にきました……。想像したら負けです。
他のゾンBLはゾンビが蔓延る世界で君とサバイバルといった作品が多いですが、こちらは倫理観を捨てた科学者が死人をゾンビにし、ゾンビと科学者の不思議な2人ぼっち生活が始まるというストーリーで、ちょっと新鮮でした。
前半から中盤にかけて、「これはBLなの?」と疑問に思うほどBL臭がしません。
しかし、多くの謎が散りばめられていて、分かるような分からないようなところで上巻が終わっているので、「続きが気になる〜!!」と悶えること間違いなしで、良質なストーリー展開でした。
上巻のお楽しみポイントは、人間を異常に嫌っているからか、人間と動物に一切差をつけずに一般的な道徳とは全く違う発言を繰り返す間宮のヤバさ。
いわゆるマッドサイエンティストらしい発言をこれでもか〜というほど浴びることができます。楽しかった。
あと後半の怒涛のBL展開。
驚きました!そうきたかと。
え?え?と言ってるうちに上巻が終わってしまい、放心してしまいました……。
とにかく続きが気になります!
いつ出るんでしょう……楽しみです!
事前にレビューを見て購入し、「BL的萌は少ない」という意見がちらほらあったのでその面にはあまり期待していなかったのですが、朝田先生の魅せ方が上手く、直接の表現はなくても満足!
ストーリーも謎が多くて面白い
上と表記されているのでこれから下と続くのか間に中を挟まれるのかは分かりませんがテーマが重めなので個人的には3冊完結にして丁寧にストーリーが展開されて欲しいと思います
※紙の本を買いました。
ゾンビものといってもゾンビの集団に追い回されるパニックムービー的な話ではないです。(現時点では)
ゾンビとマッドサイエンティストの少し不思議な日常の話です。
『Canna』で連載中の本作はタイトルが単行本とは違っていて『リビングデッド』といいます。もっぱらリビングにいる死人だしねー(そういう意味ではないと思うけど……)と思ったらまさかのタイトル変更にちょっと驚きました。スリーピングデッドとはまた意味深な……。
他にも単行本化で加筆修正された箇所があります。特に気になる修正箇所は、冒頭1コマ目の佐田先生の顔なのです。この佐田先生の顔の単行本と雑誌(とたぶん単話売りも)との違いはセクシーなのとキュートなのの違いくらいなので、どっちも購入すると楽しいかも……ヘヘッ(あ、1話の1コマ目なので買わずともサンプルで見れますね)
ゾンビの佐田先生が攻め、マッドサイエンティストの間宮が受けです。見たところ、やや鈍感な攻め×極度のツンデレ受け の模様。
直接的なエロ表現はほとんどないです。若干の下ネタあり、絵で魅せるエロスちょこっとあり。ストーリーと日常描写で読ませる漫画です。
巻末に描き下ろしがあります。
描き下ろし漫画まで読んでからふと思ったんですが、この漫画はほぼ、JKにモテモテのイケメンハイスペ教師佐田先生視点なので気づかなかったんですけど、JKにモテモテのイケメンハイスペ教師な攻めが受けの目の前にいるって、すごくないですか……?
それがまるで普通のことのように、何しろもっぱら佐田先生視点で話が進んでいるので、そのありがたみが微妙に画面外に追いやられ気味なんですけど、あらまあ! よく見たら、受け視点で見たらこの時の佐田先生相当カッコいいだろこれって場面があちこちにあります。
作者買いしました。
タイトルに上と入っていたので心配していたのですが、やっぱりこれからって所で次巻に続くとなりました。
えっこれ次いつ発売?凄く気になるんですが〜と、のたうち回る羽目に…
謎をいっぱい散りばめて、これから大きく話が動きそうって所で終わりますので、気になるのは間違いないと思います。
ホラーとかスプラッタ系が苦手な方は辛い内容だと思います。
自分も苦手ですが、漫画で少しマイルドになっていたのでギリギリいけました。
この内容で実写映画とかなら無理だったかな?
殺人とか、死体損壊とか、腹から内臓取り出すとか、かなり過激な描写があり、耐性ないのでウヘァとなりました。
でもそれを我慢しても続きを見たくなる、惹きつけられる内容があって、読む手は止まりませんでした。
佐田と間宮の関係は?
そもそも最初の事件は間宮と関係してるのか?
間宮は何か色々秘密を抱えて、その鍵になる伏線を散りばめながら話が進んでいき、そこに触れそうって所で終わってしまうので、続きが気になる事!
BL要素は薄いです。薄いんですけど間宮は絶対何か隠してる!みたいな匂わせがあるので、妄想はとっても膨らみました。
作家買い。
朝田さんは割とシリアス度の高い作品を描かれる作家さまですが、今作品は、なんて言うんですかね。
シリアス?
というよりもオカルト?といった方が良いかも。
ネタバレあります。ネタバレ厳禁の方はここでストップされてください。
主人公は高校教師の佐田。
さわやかなイケメンで、生徒に対しても丁寧、同僚の先生にも親切と非の打ち所のない男性。
ある日、夜間の見回りに出ていた彼は、学校の女子生徒が男に襲われているのを目撃。そしてそのままその男に佐田は刺されてしまう。死んだ、と思ったが、佐田はとある場所で目を覚まし―。
というお話。
あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、今作品はゾンビものです。男に刺されて命を落とした佐田は、とある人物の手によりゾンビとして復活した、という展開。
佐田をゾンビとして復活させた男は間宮と名乗るが、この間宮という男がもうまんま、マッドサイエンティストです。「命」というものを研究材料としてしか見ていない。
今作品は間宮が佐田の身体をちょこっと触る、という描写はあるもののBL要素は限りなく低く、二人の間の恋愛展開はありません。
これ、帯に「高校教師×マッドサイエンティスト」と書いてあるのでおそらく佐田が攻めさんなのかな?と思うのですが、佐田はイケメンさん。が、間宮が小汚いオッサンです。髪もちょっと薄いし、イケてないし、んー、これが受けさんかあ…。しかもねじのぶっ飛んだ人物。
ヤバ。
BL萌するかなあ…。
とか思いつつ読み進めたのですが、
いやいやいや。
ここで終わらないのが朝田作品ならではか。
二人の過去、がうっすら見えてくるのですが、これどうなるの?という展開で続きがめちゃめちゃ気になります。
ゾンビものですが、さらにもう一点ヤバい点がありましてですね。
佐田はゾンビになって、人間の食べ物を受け付けない身体になってしまいます。じゃあ、何を食べるのか、というと―。
ちょっとグログロ表現がありますので、苦手な方は注意が必要かもです。
で、すごく気になるのは今作品のタイトルなんですね。
間宮の手によりゾンビになってしまった佐田ですが、作中、間宮に「リビングデッド」と佐田が呼ばれるシーンがあります。「生きながら死んでいる」状態なわけですが、タイトルは「スリーピングデッド」なんですよね…。
んー、このタイトルの意味するところは一体?
タイトルに「上」とついていますが、次巻は「中」なのか「下」なのか…。
2冊で完結するお話なのかなあ。結構、奥が深い作品なので「上・中・下」の三冊になる?
BL的な萌えは、正直多くはありません。
が、一つの作品として読んだときに、ここまで惹きつけられ、夢中にさせられる作品はそう多くはない。朝田作品はおそらくすべて読んでいると思いますが、ぶっちぎりで面白い作品です。グロ描写が苦手な方とか、いわゆる「BL作品」を求めて手に取られる方にもお勧めしづらい作品ではあるのですが、個人的には文句なしの神作品。
次巻が、今から楽しみです。