クールな年下α×ヒートのない年上Ωが紡ぐ、まっすぐ一途なオメガバース・ラブストーリー。

ふれないでリトルスター

hurenaide littlestar

ふれないでリトルスター
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神112
  • 萌×263
  • 萌32
  • 中立10
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
29
得点
918
評価数
224
平均
4.2 / 5
神率
50%
著者
マミタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス メロキス
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784834265026

あらすじ

血のつながらない義理の親子のユキとハル。
オメガだがヒートのこない体質のユキは、アルファのハルと仲良く暮らしていた。
しかし、ハルの18歳の誕生日に突然、彼にキスをされ、告白されてしまう。
そのキスをきっかけに体質が変化し、初めてのヒートに襲われ混乱するユキ。
そして、その匂いに誘惑されたハルと一線を越えてしまい……。
幼い頃からユキに片想いしているハルと、育ての親としての立場と恋心に葛藤するユキ。

クールな年下α×ヒートのない年上Ωが紡ぐ、まっすぐ一途なオメガバース・ラブストーリー。

表題作ふれないでリトルスター

須藤ハル,18歳,α,高校生
須藤ユキ,35歳,Ω,webデザイナー

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・キャラ設定等

レビュー投稿数29

攻めくんの愛の深さに涙

最後はハピエンでした。良かった。
血の繋がらない親子設定って大好きです。

今回の攻めのハルはアルファなのに身長小さめなのがちょっと可愛いです。
お相手のユキがオメガなのに身長高いですよね。ヒートが無いからなのかな?
ハルが牛乳を何本も飲んでいるところが可愛い。ユキより身長高くなりたいのが伝わってきて、本当に一途にユキの事が好きなんですね。

ハルの告白とユキにヒートが訪れた事で2人の関係と生活が大きく変わったけれど、良かったと思います。
ユキにヒートが無かったら番にならなかったかもしれないし、子供も出来なかったと思うんです。
お互い惹かれ合っているのにヒートの時にお互いの部屋で耐えている姿、涙が出そうになりました。
ハルは本当にユキの事が大好きですよね。

留学して、飛び級なんかもしちゃって、本当にイケメンになって帰ってきましたね。
これからもお隣さんに邪魔されながらも幸せな家庭を築いてほしい。
そして、子供に淋しい思いをさせないように、ちゃんと2人とも長生きしてほしいですね。

0

初めて見た設定

マミタ先生の作品、初めて読ませていただきました。作画に惚れて読み始めましたが、ストーリーが良すぎて...

近親相姦と年上受けが好きな私にとって最高でしかなかったです。ユキの初めてヒートがくる場面...あそこがホントに大好きです。そしてそれを見てしまうハルのかわいさにも撃たれました。

オメガバースで近親相姦という設定を初めて見て、ファンタジーって最高だなって...

さわやかな表紙とは裏腹なエロエロなユキの顔がとんでもなく良かったです!

0

疑似親子でオメガバースで切ないお話

第1話まるまる無料で読めて、続きが気になって即購入。
孤児になってしまったハルを親代わりとして育ててきたユキ。ずっとユキに恋をしてきたハル。二人の気持ちが丁寧に描かれ、最後まで目が離せませんでした。

オメガバースなんですが、ひどいヒートに苦しむユキが入院するくだりは、子供を残して病院に行かなければいけなくなった病気の親のようで(まあ実際、血はつながってなくても親代わりだし、入院することにかわりないのですが)、一緒にいられない二人が可哀相でたまりませんでした。
最終話は少し唐突でした。学校も卒業して成人したから親代わりが卒業で、という解釈なのかもしれないですが、欲を言えばもう1話分くらいあると良かったかなあと。
それまでがとっても丁寧だったので余計に思いました。

でもとても良かったです。
絵柄も可愛くて、ユキみたいな家族がいたらハルじゃなくても好きになっちゃうなあと思えました。

0

よかった!!!

ちるちるの特集で紹介されていたので読んでみました。オメガバース大好きなのですが、不憫すぎるお話が多い中、こちらは不憫すぎることもなく、読みやすくてよかったです。
特に年下アルファの葛藤がたまらなかったです!オメガが葛藤するより、アルファが葛藤するお話が好きなのかも。
ただ、周りの大人があまりに役に立たなさすぎて、途中アルファの子が可哀想になりましたが(笑)山あり谷ありのあと、最後はハッピーエンドでよかったです!

0

義理の親子のオメガバース!

義理の親子のオメガバース。
ちゃんと"父親になりたい"ユキ(Ω)×引き取ってもらった時からずっと"父親とは思っていない"ハル(α)。

ユキ(Ω)はΩでありながら、ヒートも1度もなく、性的なことと無関係に生きてきた。しかし長年α(ハル)と暮らしてきたことで、突然ヒートが起こり・・・

ーーーーーー
以下ネタバレあり。

オメガバースの醍醐味、ヒートに振り回される親子の話。早く番えばいいのに!とも思ってしまいましたが、そうじゃないんですよね。やっぱりユキ(Ω)はちゃんとハル(α)が成人するまでは"父親"がしたい。父親としての責任を果たしたい。その気持ちも尊重してあげなきゃいけないですからね!
オメガバースの良さも生かした、起承転結綺麗に纏まった素敵なハッピーエンドのお話でした♡

0

ほのぼのオメガバ

マミタ先生らしい、ほのぼのオメガバースでした。
オメガバ苦手科目の方でも楽しめると思います。Ω性のしんどさもきちんと描かれていますが、その周辺の人々(といっても親友のβ・洋乃と、親代わりになって育てたα・ハルだけですが…)が優しいので、マイルドです。大きい枠(社会)じゃなくて小さい枠(家庭や近隣)でみるオメガバっていうところに、新しさを感じました(こんなに優しくなるんだーという…)。あと、”運命の番”という縛りもないから、オメガバという設定の圧が小さくなっているような気がしました。

他のほのぼのポイントとしては…
受・ユキの性格がほんわかしてて可愛い、隣人でユキの親友・洋乃の飄々としたキャラが、ハル・ユキの関係をナイスフォローしてていいバランス感、ピコちゃん(鳥)の存在が和み、、というところです。マミタ先生作品って、動物が絶妙にいい役割でいますよね。

メインCPでなくて申し訳ないんですが、洋乃がMVPでいいですよね。実は、ここに至るまでにいろんな葛藤を抱えて、この危うい親子を見守っていたんじゃないかと思うと(思わなくていいんですけど…)、
なんだかそこに萌えます。

最初はハルが子供でユキが大人だったけれど、ユキに「家族になる?」って聞かれたときに、ハルはすでにそういう意味で(LikeじゃなくLove)で「うん」って言ったのだと思いました。だから、Ωとかαとか関係なしに、ずーっと一緒にいる気だったのだろうなーと。でも、ユキがヒートしたから番になりました!

そして、、ここにきて素朴な疑問→Ωは年を取れば妊娠しなくなるとかあるのかな(普通の女性みたく)?なぜなら、ユキって30代で初めてヒートになった、っていう設定がすごく引っかかって…(;^ω^)、オメガバにもマルコー?とか更年期とかあるの?っていろいろと無駄にまじめに考えてしまいました。

4

大切に。守り、守られて。愛し、愛される。

互いに愛しくて。守りたいと願い、守られて。幼ない時に、両親を亡くしたハルは、同じく両親を亡くした、まだ年若いユキに引き取られる。ふにゃっとした笑顔が可愛いユキは、Ω 。血の繋がらない幼ないハルは α 。ユキは大人になっても発情期が来ない、特殊な体質だったのだが、長く α のハルと暮らして来たからか。ハルの成長と共に、発情を誘発される。初めてのヒートに当てられて、強姦の様にユキを抱いてしまうハル。
2人でこのまま一緒に居る事は難しいのか、ハルは幼ない頃からユキを愛していたから。守りたいと願っているのに。訪れる試練。辛い気持ち。受け入れられないかもと苦しむ絶望。きっと大丈夫なのだと分かってはいるけども。2人の間に隔たる1枚のドアの様に。もどかしくて切なくて。
本能だけでは無くて、こんなにも心揺さぶられたのだから、2人はいわゆる「運命の番」だと思ってるんだけど。そこは説明されていない。ただ、ハルは自分のせいでユキを苦しめていたのだと、悔恨に苦しむ事になる。辛い。ユキも未来あるハルとこのまま一緒に居ても良いのかとグルグルする。けれど、互いに溢れる愛しさは、離れる事など無理なのだと思い知らされるのだ。

ところで、当て馬にもならない、ユキの親友で、β ・洋乃の飼うピコちゃんが、やはりギャグ絵で、前作の猫・ミントちゃんの二の舞いなのが可笑しい。マミタ先生はキャラクターの繊細さとは別に、動物は絶対に繊細には描かないと決めてらっしゃるのか。その拘りとは何なのか。洋乃が気遣う様なピコちゃんの繊細さとは裏腹に、雑に描かれているのだ。ミントちゃん、ちゃんと描いて欲しかったけど。こうなったらもぅ、この調子で貫いて欲しい気もしていて。お次はどんな動物が出て来るのかちょっと楽しみ。

0

優しいオメガバース

普段あまりオメガバースは読まないのですが、マミタ先生の作品ならば間違いない!と思い手に取りました。結果...読んで本当に良かった!と大満足です!
義理の親子のユキ(Ω)とハル(α)。ふたりは過去に辛い経験をして、お互いを大切に思って10年間暮らしてきたということが読んでいてとても伝わりました。この親子の想いがきちんと軸としてある分、ユキの葛藤とハルの積もった気持ちも痛いほどわかって何度もううーーとなりました。
でも、けして重く暗くならないのは、ユキのほんかわとしたかわいい性格と、ハルの真っ直ぐで健気な想いがどろどろとしていないからかなと思いました。そして何よりもマキタ先生の絵が優しくてかわいいです!かなり歳の差があるふたりなのに、ふたりともそれぞれ可愛くて、ユキは癒し系のかわいさ、ハルは一途で健気なかわいさがあって読んでいてこちらまで癒されました。
最後、大人になったハルの登場の時は胸が熱くなり涙が溢れてきました。ハル、めちゃくちゃいい男になっていました!ユキのためにたくさん努力して、ふたりの未来のためにまっすぐ生きてきたんだろうなと、きらきらとしたハルをみて、そう思いました。最後の1ページまで、感動が詰まっていました。素敵なお話ありがとうございました!

6

表情が好き

ヒートがない稀な体質のオメガのユキとユキに引き取られて血の繋がりはないけれど親子として長年過ごしてきたアルファのハル。
ハルの18歳の誕生日、いつものようにお祝いをするユキにハルはいきなりキスをしてきて…。
ずっとユキに想いを寄せてこの日を待ちわびていたハルの長い片想いは実るのか…。

未熟なアルファと特殊体質のオメガ。
義理とはいえ親子ということから生じるそれぞれの葛藤。
オメガとしての急な体質変化からハルとの関係の見直し方を迫られるユキ。

ふたりの過ごしてきた時間や築いてきた日々の描写でユキがハルのことをどれだけ大事にしてきたかがわかり胸がじーんとしたのですが、ハルの留学の話から着地点がうっすらと感じ取れてしまうところがあって再会のシーンも涙腺崩壊!とまではいかず、うんうん、よかった〜、と安堵の気持ちの方が強く湧いてくる感じでした。

ですが、年下攻めの成長、さらには受けの身長を追い越しちゃうというのがかなり大好物でして、ハルがしっかりと男らしくなってユキの身長を越しているのにはきゅんとしました。
その分ユキのふにゃんとした頼りなさが際立っちゃっているような(苦笑)

マミタ先生の描かれる表情が好きで、ふたりの泣き顔はせつなくて、ハルの凛とした強い眼差しが素敵でした。

8

大切なのは君という存在

今回は義理の息子である高校生と
ヒートの無いWEBデザイナーのお話です。

血の繋がらない親子から最愛の番になるまでの本編と
未来のお話が収録されています。

この世界には男女の性の他に
アルファ、ベータ、オメガの第二の性別が存在します。

アルファは特別な才能に溢れるエリート層、
ベータは人口最多の中間層です。

オメガは男女ともに発情期があり、妊娠可能な性で
番でないアルファとオメガが共に暮らすのは
難しいとされています。

しかしながら男性オメガである受様は
10年前に両親と叔父夫婦が交通事故で亡くなった際
叔父の連れ子である攻様を引き取る選択をします。

この時点ではまた攻様の第二性は判りませんでしたが
受様はオメガでありながら発情期がなく
受様にとって残された者同士で生きるとこは
寂しさを癒す道でもあったと思います。


そして10年間、
受様は攻様を息子として大切に愛してきますが
攻様の18才の誕生日の朝、
攻様に突然キスされてしまうのです!!

慌てた受様はベータの友人に相談しますが
彼によれば予想よりも早いながらも
攻様の行動は自明の理だと言われてしまいます。

攻様は番になりたいという性的な目で
お前を好きなんだよ

しかも帰宅した攻様には「好きだ」と告白され
受様は初めての発情を起こし
身体の欲望に抗しきれない受様は
攻様に助けを求める事となるのです。

親子でありながらも一線を超えてしまった2人が
選ぶ未来とは!?

WEB雑誌掲載作をまとめての紙書籍化で、
ヒートの無い特殊なオメガである受様と
受様に引き取られた血の繋がらない甥との
オメガバースになります♪

両親の事故死により
親子として暮らす事になった2人ですが

アルファである攻様は早くから
いつかは受様と番になりたいと望みますが

受様はヒートがない事からオメガの意識が低く
攻様がアルファと知った後もそういう相手としても
見ていなかったのです。

オメガバースの本能と常識という枠組みを
上手く対比されつつ

一途に受様を想う攻様の言動が
親の立場を貫こうとする受様をどう変えていくのか、
ゆっくりと変化する2人の関係にドキドキ&ワクワク、
2人が番になるまで楽しく読ませて頂きました (^-^)v

年下攻ワンコにほだされる年上受はMYツボなので
その点でもたいへん萌えたお話でした。

カバー下にキャラ設定や裏話が収録されていますので
ぜひビラッと捲ってチェックして下さい。

3

家族にはいろんなカタチがある

血の繋がらない親子、Ωの義父に恋するαの息子…
BL的には王道な感じではありましたが
切なさも温かさもある展開に読み飽きることはなく、最後まで楽しめました。

ヒートのないΩのユキとαのハル。
事故で両親を失ったハルを叔父であるユキが引き取り、義理の親子になったふたり。
ハルが18歳の誕生日を迎えたその朝、これまで親子として接してきたふたりの関係が
ハルからのキスで形を変えるところからお話は始まります。

そこからは、ヒートが来ないはずのユキの体調に変化があり、予期せぬヒートで体を重ねてしまったり
本能に動かされたハルの葛藤があったりと
オメガバースならではの問題に直面して、切ない展開が続きました。
この辺はやや駆け足でお話が進んでしまう感じはありましたが、それぞれの気持ちは大事に描かれていたので、極端な展開だとは感じずに読めたんだろうなと思います。

本当はユキのそばに居て、すぐにでも番になりたかったハルの気持ちは
ユキにもまっすぐに伝わっていて。
でもだからこそ、お互いが離れる決断をした場面は色んな感情が入り交じり、胸が締め付けられました。
そしてラストはしっかりと幸せに収まってくれていて、本当に良かったです。

しかし…気になってしまったのが洋乃の存在。
ただの友人にしては関わりすぎだし、でもハルの恋敵かといえばそういうわけでもなく。
クセがあるとか嫌な奴とかでもないんですが…なんていうか中途半端。
ハルに大人な助言をするという重要な立ち位置ではあったけど、それが洋乃でなくてはいけなかった何かが欲しかったなーと思ってしまいました。
ピコちゃんの情緒不安定な時の顔がなんとも言えず可愛くて好きでした。

3

あたたかいオメガバース

オメガバースの作品って辛いのが多いイメージが勝手にあるのですが
こちらの作品はすごくあたたかかったです。

血は繋がっていないけどハルの両親の死後
親子のように過ごしてきたハルとユキが
恋愛に至り本当の家族になるお話なのですが
本当に優しい気持ちで読み進めることができました。
ユキもピュアですごくいい人だし、
ハルも真っすぐでいい男なんです。
このあたたかいお話を作るにあたって
洋乃の存在が欠かせないなぁと個人的に思いました。
彼がいなかったら二人は結ばれることはなかったのではないかと思います。

読み終えたあとも心をほわほわとした気持ちにさせてくれる
すごく幸せなオメガバース作品でした。
あわよくばもっともっとこの二人を見たいです。

0

ふれないでリトルスター

オメガバストーリー王道なんですが、それでもマミタ先生の優しさがぎっしり詰まったお話でした

ハルがめちゃめちゃ良い男です
ユキは可愛い
マミタ先生の受けちゃんはみんな可愛いですが今作もとても可愛いかったです

ハルはなかなか複雑な家庭環境で育ってますが、すごく真面目で優しい子だなと思います
ユキが天然でおっとりしすぎてるのでそれが癒されました

小さな世界のお話で登場人物も少なくて、けどすごく大切にされた世界のお話でした

6

凄く良かったです

初読み作家様です。
身も蓋もありませんが、私オメガバースが苦手です。
が、ほかの方のレビューなどで、オメガバ苦手でも読めるとあり、
勇気を出して読んでみました。
結果、大正解。オメガバースでもこういう優しいお話があるんですね…!
なのでオメガバース独特の薄暗さは全くありません。
すごい純粋な恋愛、親子愛がメインで、
久しぶりにBL漫画で泣いてまいました…。

オメガバースへの苦手意識が少し解消され、
ほかのものも読んでみようかな、という気持ちになりました!

8

ハルの成長がよくわかる

ストーリーがしっかりしていて読みやすかったしいい話でした!!

ハルの思春期がツンデレで可愛かったです!
両親が事故で亡くなった後ユキと一緒に住み始めて悲しくて2人で泣いている姿にグッときました。

血は繋がっていないけど親子のように過ごしてきた2人がハルが18歳の誕生日を機に恋人になろうとアピールするけどいままでヒートがなかったユキが突然ヒートになりヤってしまうところからはじまりましたが、その後はゆっくり誠実に番になるまでの物語でした。
お隣さんの洋乃が的確なアドバイスをくれるので問題が起きても冷静に解決していたので洋乃の存在は大きかったなと思いました!

親子でいるか番になるか悩みながらも最後は番になり子供もみれて幸せでした!

3

物語全体を包む優しさ

読むのは3冊目のマミタ先生
今作は隣のメタラーさんのような優しいお話でした

発情期がないΩユキが事故で家族を失って一人になった甥っ子ハルを引き取る
その子が育ってαだとわかる
Ωとαだがユキが発情期の来ないタイプだったため平和だったが
子供だったハルが18歳誕生日の朝突然ユキにキスをした
ハルはユキに恋をしていて(多分)18歳になったら行動に移すと決めていた
だがその夜ユキに初発情期が来る
はじめての経験に二人は衝動を耐えられず関係を持ってしまう

子供の頃から育てた甥っ子が攻めになるオメガバという個人的萌えが詰まりすぎていましたが
先生が描くとやっぱり優しくてかゆいとこはかゆいまま置いておいても読み終わって気にならない感じでした

ユキへの思いをぶつけ始めるハル
はじめての発情期に振り回されるユキ
優秀ゆえに留学の話がくるハル
同時に新しいことが始まって混乱する二人
苦しんでいる部分にフォーカスを当てず相手の目に見える部分中心に進んでいくのはマミタ先生らしいと言っていいのかなあ(ハルがユキに知られないようにαの抑制剤を飲みまくってたり)
同じ設定ならすごくとんがった荒れるお話にすることもできると思うのに絵柄もそうだけど優しい

個人的にはもっと突っ込んでとんがった部分を1箇所でもあったほうが好きなので神ではなく一個落としました
この淡い優しさもいいかもしれないなと思いました

4

親でいたい心の問題オンリー??

設定はめちゃくちゃ好みなのにハマれませんでした。実質何もない話なのでは…?と思えてならなかったです。
引き取った子供が親代わりの大人に惚れて成長後に告白、ここまでは萌えが爆発してて好きです。直後にヒートを起こすユキは、αの子供と同居してるのに不要だったからと薬も用意してなくて、親の自覚が無いように思えました。扉の鍵も閉めない防犯意識の低さなのに親でいたいと悩んでて、なんだかチグハグな感じです。
ヒートを起こすタイミングを見ると、体と心がチグハグなのかな?と思いました。初めて親になれた感動の瞬間や、親であることを自分で自分に強いたときに病院に運ばれるほど酷いことになってるような。
全体的に「あの時」「あの日」といった対象が曖昧な表現が多く、解釈が合ってるのかな?と不安になる点が多々ありました。ハルをそういう目でみたのは一度だけ、とあるんですが、喉仏を見つけたときなのか最初に病院に運ばれたときなのか…まあどっちでも親としてはおかしいんですが。
二人の間にある障害は、ユキが親でいたいっていう自分の中だけの問題で、ユキ自身が親代わりを全うできたと思えたら消えてしまうものです。最初から気持ちはお互いに向いてたので、ストーリーとしては事実を表面化させていっただけに見えました。時間が経てば良かっただけ?って感じで物足りないです。
扉越しにお別れする泣きポイントと成長後に再会する萌えポイントは良かったです。

4

葛藤は......?

いろいろと足りないなあと思う読後でした。
題材的には、擬似近親のオメガバースで面白そうなんですが...

ハルの行動は、αとしての本能と思春期特有の感情だと思ったので、なんとなく理解ができました。

ただ、ユキの感情とか行動が理解できませんでした。
大切に家族として育てていたハルに、身体を許してしまうまでの過程があっさりすぎて驚きます。
バース性に負けてしまうのは理解できますが、もう少し葛藤してほしかったです。
ずっと発情期が来ていなかったので、仕方ないのかもしれませんが...

おまけに1話ごとのエピソードが、ぶつ切り感を感じます。
場面ごとのつながりを感じにくかったので、感情もなかなか読み取れず...

いろいろな過去はあれど、結局は本能に負けたエンドとして納得させてしまいました。

4

その後のハルユキが読みたい

過去に何作か購入した事のある作者様です。
絵柄は綺麗でとてもお上手でした。
個人的には好きな絵柄でした。


血縁関係の無い義理の息子でクールな男前α攻×ヒートのこない体質のオメガで天然な義理の父受というカプです。

お話は血は繋がらないけれど10年間親子として生活してきたハル(攻)とユキ(受)。
ハルの18歳の誕生日を迎えた日、登校前に突然ハルからキスをされ告白され………という感じで始まります。


オメガバースは最近かなり作品数が増えてきて飽食気味だなと思っていたのですがこちらの作品は個人的には大満足でした。
お互いがお互いを違うベクトルで大切に想っているようで実は同じ意味で想い合っている姿をとても丁寧に描かれていて本当に切なくて甘い。
丁寧に二人の関係性や変化を描かれているので恋人(番)になってからは最後に少し描かれているだけなのが残念でした。
なので是非ともハル×ユキの結ばれてからのお話を描いて欲しいです!
こちらの作品はオメガバース特有の薄暗さはありませんし運命の番とかにも重点を置いてません。
一途にただ自分の好きな人に想いを寄せ続ける男前な年下アルファくんと天然で鈍いけど同じように想っていても親愛を貫こうとする健気なオメガさんの恋物語です。
なのでそういった運命の番やオメガバース特有の重たい話を期待されるとガッカリすると思います。
買って良かったと大満足です。
ただやっぱりハル×ユキの続きを読みたい!!

9

王道の良さと感動が味わえる

『となりのメタラーさん』に続いて読んだマミタ先生の作品です。

オメガバース設定です。
高校3年生 須藤 ハル(α)とwebデザイナー 須藤 ユキ(Ω)のお話。

10年前に血の繋がらないハルを引き取り育てているユキ。
通常なら、αと暮らすのはΩのユキには難しい。
しかし、ヒートがないユキの特異体質もあり、今まで平穏無事に暮らして来ました。
――ハルの18歳の誕生日までは…。

両親と叔母の家族が旅行中に不慮の事故に遭い、たった1人生き残った8歳のハル。
お葬式で自分の噂話をする親戚の中、声を掛けてくれたのがユキでした。
その日からユキと暮らし、やがて本当の家族になりたいと願いますが、同時に恋心も芽生えていたのです。

αとΩの義理の親子…王道のオメガバース設定の一つですが、こちらはシリアスな展開の中、マミタ先生らしいふんわりとした優しい雰囲気も感じられました。
ユキとハルの心理描写を丁寧に表現されており、それぞれが抱える複雑な思いと葛藤が作品の世界観を盛り上げています。
また、ユキの友人 洋乃…が飼っているトリのピコちゃんがスパイス的要素になっていました(笑)
情緒不安定なピコちゃんは一度見たら忘れられない存在感ですよ。

Ωでもヒートがないユキでしたが、αと暮らしていたことで体質が変化していました。
そして、ハルからキスをされたのをきっかけにヒートに襲われます。
――血縁関係はなくとも息子として育てきたハルと一線を越えてしまった。
生まれて初めてのヒートを起こし、親としての立場とΩとしての本能でパニックになるユキにいたたまれない気持ちになりました。
しかし、そこから2人の運命は急速に動き出します。
ここからは、ネタバレなしでご覧ください。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、ユキの友人で弁護士 洋乃、トリのピコちゃんが登場します。
もう一人登場するのですが、ネタバレになるので伏せておきますね。

Hシーンは、本編に2回と描き下ろしに1回ありました。
オメガバースのエロを基準にすると薄めですが、ユキの泣き顔でエロさ倍増です。
後半の気持が通じ合った2回目のセックスは愛おしさで溢れていました。
この先、何百回!とハルに愛されてもユキはグズグズなんだろうな(笑)

描き下ろしは、本編その後のお話です。
洋乃からユキの初体験の相手が自分だったと聞かされたハルは…。

最後は、読んで良かったと思えるエピソードに仕上がっています。
何があってもブレないハルの一途さとユキの優しさに包まれて、こちらまで幸せな気持ちになりました。
読まれるときは、ぜひハンカチをご用意くださいね。
個人的には、洋乃にも幸せになって欲しい(泣)

最後まで綺麗にまとまっているのですが、単巻のため後半から急ぎ足だったのがもったいない。
本編には描かれなかった数年間のエピソードを上下巻でじっくり読みたかったな。
番外編でもいいので、いつか読めることを期待します。

王道が好きな方はもちろんですが、オメガバース初心者の方にもおすすめの作品です。

8

泣いた…!

正直、新刊がオメガバースと知り購入を躊躇いました。
受けがかわいそうなのがダメなんですよね。

が、これまでのマミタ先生の作品からハッピーエンドを信じて購入。
一話の終わり方に不安になりましたが泣、
過去の二人に泣かされ、読後は幸せな気持ちになれました。
やっぱり先生のお話好きです。安心感があります。

コ●ナ禍の毎日に疲れ、最近辛いのとか痛いのを読む元気が中々出ません。
そんな私の心に染み渡る優しいお話でした!
大きくなったハルをまた見たいです!

15

爪痕を期待しての辛口

オメガバースに食傷中、でもマミタ先生なら…
…という気分で読み出した本作。

子供として育ててきたα。
育て親の、ヒートの無いΩ。
だが子供だったはずのハルは、ずっとずっと育ててくれたユキが好きだった…

…というわけで、血のつながりのない近親モノと、オメガバースの本能モノの組み合わせ的なストーリーです。

年上で親代わりをしていたハンパオメガのユキにしてみれば、子供として慈しんでいたハルに性的に見られてショックな気持ちと、とはいえ自分でもそうなる予感があったわけで、そこは複雑。
一方αのハルは、やはり若さゆえの暴走があるわけで。
この辺の葛藤はオメガバースあるあるとして読める。
マミタ先生的にもう少しひねりというか深みがあると期待していたのだけれど、そこは一般的に予想できる筋立てに終始していたよう。

本作においては、激しすぎるヒートのために入院を余儀なくされるユキと、留学時期が重なるハルの「冷却期間」があって、だから「本能」じゃなくて「愛」なんだよ、という展開を目指しているんだろうけど…
正直その辺は弱いかな、と感じる。
結局はヒートに抗えないαとΩの運命的な?
それを分かっていてずっと同居していた果ての帰結というか?
ハルにとってのユキ、
ユキにとってのハル、
は、アルファとオメガあっての関係性を越えられてないように読めました。
「マミタ!」という爪痕は残せてない。
辛口御免。
率直な感想として。

9

うーーーーん

作家買いです。
メタラーさん、女の子に、がとても好きだったのですが今回の作品は、うーーーーん。1度読めばいいかな、くらいです。

全体的に急がせすぎた感じがあり、展開も急です。
今までの作品では2人の気持ちの変化を丁寧に描いてくれていたんですが、今回はオメガバだから?ってゆうくらい浅く感じました。特に血は繋がっていないとは言え息子のはずの攻めに好意を抱く理由がよくわからなすぎて共感できず。Ωの本能なのかと解釈して読み進めました。
αの方は不自然ではないですが本当に急なんですよ。もっと過程が欲しかった。
そして既視感があるような設定で展開が予想できてしまいました。
この作品がはじめてのオメガバならおもしろい!と思えたと思うのですがよくある展開で新鮮味がなかったのが残念です。

もう少し2人が番になるまでのプロセスを丁寧に深く描かれていたら違ったかもしれません。

5

優しいオメガバースでした

作者買いしました。あまり可哀想なオメガバース作品は得意でないのですが、優しい作品を描いてくれるマミタ先生なら、きっと大丈夫だと思い手に取りました。

あらすじです。
事故で親を亡くしてしまった2人が義理の親子として暮らしています。
αのハルは義理の父でΩのユキに片想いしてます。
そしてハルは自分の18歳の誕生日にユキにキスをして告白します。

この後2人の視点が順に切り替わるのですが、あくまでも親子としての愛情しか考えていないユキと、ずっと恋愛対象として見ていて、やっと告白出来て浮かれているハルの対比が丁寧に描かれていきます。

結局ハルの感情を理解して意識したユキが、ヒートを起こしてしまい、それから物語が動いていくのですが、2人の視点で過去から丁寧に描かれるのでわかりやすく、感情移入してしまいます。

ハルのDKらしいちょっと幼くて真っ直ぐな愛情は、報われて欲しいと応援したくなりますし、自分の気持ちは後回しにして、親としての責務を果たそうとするユキの気持ちも痛い程分かります。

もう2人共痛い位相手の事を想いあっていて、すっごく切なくなりました。

離れて暮らす事になってからの再会がびっくりでした。ハルがカッコいい!
身長高くなって大人びて、DK時代の可愛いらしさがなくなっていました。

ハピエンが見れて満足です。お互いを想いあって優しく結ばれる話でした。
マミタ先生の作品大好きです。

10

一途な年下攻めは好物だが

マミタ先生の作品は「となりのメタラーさん」に次いで、これで二作目です。個人的には「となりのメタラーさん」の方が好みでした。


一途な年下攻めで一緒に親子のように暮らして来たアルファとオメガって、私的には大好物だったんですが、ユキの友人の洋乃の存在がでしゃばり過ぎてた感じがしました。彼の説明が中途半端だったのが原因だと思います。
隣人で友人で弁護士だから、家を行き来するのでしたら不思議な関係です。
それと彼の飼っているピコちゃんが気になり過ぎました。(決して嫌いじゃないですww)


内容的にはオメガバでなかったとしても王道だったと思いました。これ洋乃の存在が無くても二人の未来は同じだったような気がしました。

ハルを留学先で飛び級させる為にアルファである事が必要だったのではないでしょうか?
それと本当の家族にする為の子供でしょうか?

ユキの発情に堪えるハルとか、留学を終えて成長したハルも良かったですけど私的にはいまひとつでした。それよりはユキとの幼い時の思い出の方が萌えました。だからオメガバで無くても良かったかなと思います。

6

なるほどかわいい

作家買い。オメガバースでかわいくて優しい…?と気になってました。
正直DKはあんまりなんですが、こちらのお話は攻めのDKハル君がとにかく良かったです。
一途なDKいいなあ。
登場人物は少ないながらも、二人の過去がしっかり描かれ、うるっとしました。
もうちょっと長く描いてもよかったんじゃないかなと思います。

4

年下攻めの成長にウルウルきた

単話の1、2話を読んで、コミック化を待ってました!
所々加筆修正されています。

血がつながらないが、親子として暮らしてきたΩのユキとαのハル。
ユキは今までヒートがなかったのに、ハルの18歳の誕生日にヒートが来てしまい…という始まり。

幼心にユキと将来結婚したいという気持ちを温めてきたハルの気持ち、なのにあんな事があって合意のないままつながってしまった後悔。
親代わりとしての責任を感じながらも、心のどこかでハルの成長を意識してきたユキ。
2人の気持ちの描き方が丁寧で、どちらにも共感できます。

クールで優秀と言っても、学校でユキの事を思い出してポワンとしていたり、ユキに会えなくなって我慢できずに洋乃の家に押しかけたりする18歳らしい可愛らしさが良かったです。
2年後成長したハルとのギャップも、素敵に成長してくれてありがとう…という気持ちでした。
帰ってきて最初に伝えたのが、育ててくれてありがとうっていう言葉だったことにジーンときました。

ハッピーエンディングなので、読後は幸せで満たされた気持ちになれます。
好きなキャラクターと設定だったので、もうちょっと長く読んでいたかったくらいです。

エロもマミタ先生らしく汁っけ多目でやらしくてよかったです。
単話よりも修正が厳しくなってたのは仕方ないんでしょうが、残念ですね。

21

何もかも素晴らしい。

初読みの作家さまですが、ちるちるさんの作家インタビューを拝見して手に取りました。

一途な年下ワンコ攻めをご所望の腐姐さまに激しくお勧めしたい、めちゃめちゃ可愛らしいお話でした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公はユキ。
在宅でデザイナーの仕事をしている彼には18歳の息子・ハルがいる。といっても彼らに血の繋がりはない。それでも、ユキにとってハルは可愛い可愛い息子なのだ。

そんなある日、ユキはハルに突然キスをされてしまう。戸惑うユキだったが、この出来事をきっかけに二人の関係は少しずつ変わっていき―。

ユキとハルは、戸籍上は従兄弟っていう形なのかな。
そういう関係の2人が、なぜユキがハルを引き取って育てることになったのか、というのが少しずつ見えてくる。

1冊完結のお話なのですが、この1冊の中にすごく上手に話がまとまっています。
登場人物はさほど多くありません。
ユキとハル、そして彼らの隣人の弁護士の洋乃。ほぼ、彼らしか登場しないんですね。それでいて、彼らの過去、想い、そして関係が変化してくさま。そういったものが過不足なく紡がれていてすごく読みやすいし感情移入しやすい。

途中、ユキとハルの交互の視点になって描かれているので二人の想いが理解しやすかったのも高ポイント。

どちらかというとハルがユキにずっと想いを寄せていた、という展開ではあるのです。綺麗で、優しくて、過去の哀しい出来事を二人で乗り越えてきた同士でもあるユキ。ハルにとってユキという存在がすべてだったのだろうと。

けれど、このタイトルが良いよねえ…。
ユキにとってもまた、ハルという男の子は唯一の輝ける希望の星だったんだろうな。何よりも大切に育ててきたハル。そしてハルに向ける恋心。ユキはそういった思いをハルのために封印してきた。そういった想いや関係を、壊すのも壊されるのも、怖かったのだろうと。

不器用で、相手のことしか考えていない二人ですが、そこをサポートするのが洋乃。
彼がまたカッコいい。彼なくしては二人の想いは成就しなかったであろう重要な人物です。

今作品はオメガバースものですが、その設定も上手に生きています。
彼らを結び付け、いったん切り離すことになる要因として紡がれていますが、あくまで「オメガバース」という部分はこのストーリーの一つの設定でしかない。ベースは常に二人の想いに終始しているので取って付けたような「オメガバ」という設定になっていないのも素晴らしかった。

二人は「親子」として過ごしてきた歴史が長い。
だからこそ、感情に流されることなく、お互いに自分にとって、そして相手にとって何がベストなのかを考え、そして成長していく姿に萌えが滾りました。相手の横に立つのにふさわしい男になりたい。そんな二人の姿がめちゃめちゃカッコよかった。

身体も心も大人になって帰ってきたハルのカッコよさに悶絶しつつ、できれば洋乃メインのスピンオフも読んでみたいなと絶賛切望中であります。

5

親として、子として、一人の男として

マミタさん初読みです。
うわ~~(;///;)すっごいよかったーー!

αとΩが親子になって生活しているお話なんですが、
親子として積み重ねてきた10年の重みがあるんですね。
しかし当然ながら種が違えば色々と問題があるわけで…。

義理とはいえ親子には変わりないし、
親子といえど血のつながりはなくて、難しい問題なんです。
そこに恋心が絡む切なキュンの展開は涙腺にきました(;///;)

親として、子として、一人の男として。
悩みながらも向き合っていくストーリーにグッときます…!

血が繋がってないとはいえ築き上げた親子関係は本物。
私感ですが近親相姦を強く感じたので、苦手な方はご注意下さい。


さてさて。

まず、αとΩが一緒に暮らして大丈夫!?となりますが、
受け:ユキ(Ω,親)は1度も発情経験がないまま平和に暮らしています。
これからも親として寄り添っていくつもりでした。

攻め:ハル(α,息子)は違いました。
10年前からずっとユキに片想いしており密かに番計画を立てていたのですね。
18歳の誕生日を迎えたのをキッカケに親子から関係を変えようとしています。

しかし誕生日の夜、
ユキは突然発情期を迎えて抗えぬ本能のまま2人はセックスをしてしまいーーー。

その後 ぎこちなくも親子関係を継続していましたが、
ユキの発情は35年分の揺り返しで酷くなるばかり。
ハルも最初の発情セックスをとても後悔していて必至に耐え抜きます。

ユキの体質がひどくなる原因は、αであるハルの存在もあったんですね。

取り急ぎ出来る対応策としては、
番を探すか。いっそハルと番になるか。
ユキにはどちらの選択も出来なくてーーと展開します。


感想は沢山あるんですが。。。
18歳の子供×35歳の大人の差が切ないですね…。

ハルは10年前からユキを番にすると決めていて、
18歳になったら!と目標があったんです。
ハルの中では18歳ならば大人だと思っていたのでしょう。

けれど現実問題、まだ未成年で子供の力に限界があって。
今の自分じゃユキを守れないって打ちのめされるのが切ないんですよーーー!!!
(これって年下攻めのエモさよね…(;///;))
(同年代の中なら大人びているほうなんですがね)

まだ子供ではあるけれど、ハルの長所は一途さ。
ユキのことが好きでストレートに想いをぶつけるのにキュンキュンします。
そんで発情に苦しむユキを楽にさせて、自分は必至に耐え抜く強さも良き…!!!
1度犯した過ちを後悔し、2度としないと誓う姿がカッコイイです(;////;)

一方のユキは戸惑いを隠せません。
純粋に親子として関係を築いた10年分の記憶が蘇り、
親としてハルを守り続けてきた時間が重くのしかかる。

でもこの回想もまた泣けるんですよ。
天涯孤独で親を失った者同士、支えあってね。
一緒に泣いて、ギュッてして、笑顔になってね。
そうやってずっと一緒に暮らしてきた時間は枷じゃないハズなんです。

親としての自分、一人の男としての自分。
ハルとどんな関係を築いて、
どう想いに応えるのが正解なのか。

1度は親としてハッキリと答えを出したのが印象的でした。
少し流されそうな気持ちをグッと堪えてね~~(;ω;)ウウウ

18歳と35歳。
突然の変化に必要だったのは距離と時間だったのか。
5話ラスト~最終話は涙腺が緩みっぱなしでした。

時間を掛けて、気持ちと向き合って、大人になってね。
ああああ!すっごい良かったよーーー(;/////;)ウウウ

またストーリーの良さと別の所の萌えで、
個人的に攻めの成長が描かれるのがドツボに大好き…!
幼い頃~思春期~大人と沢山浴びるほど萌えられたーーーーッ(∩´///`∩)
子供時代から受けをロックオンしてるってとこも萌えポイントで堪らん///

普段は年相応なのに時々男の色気を見せて
ユキをゾクッとさせちゃうとこも萌えました…!!!

3

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