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anzendenai bokutachi wa
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
オメガバはそれなりに読んできたほうですが、このお話は改めてすごく考えさせられたし、泣けました。
この世界では、αβΩ(強者と弱者)が当たり前だけどふつうにあって。Ωが「αは怖い」と思う気持ちがあって当然なんだよなと。勿論梶野の過去も影響していますが、本能に逆らえずカラダが勝手にαを求めてしまうことはいざ実際今この生きている世界と置き換えてみると本当に身震いしてしまう程でした。
そんな梶野を守る為に嘘を貫き身を呈してきた辻田、愛しかない。
梶野の「俺の事ずっと大事にしてくれてありがとう」というセリフ、スタンディングオベーションですよね?
はよ番ってくれ〜〜
大好きな作品です。
オメガバースは有名なものを読んだことがある程度ですが、この漫画で初めて泣きました。
α嫌いのΩが第二性の発現が遅かった幼馴染αを「自分には発情しない特別なα」として可愛がっている関係から、「本当はそんなんじゃないよ」って襲ってしまうところからただの幼馴染だった二人の関係が変わっていくお話です。
αとΩという性別や発情期というオメガバース特有の装置の上の話でありつつも、本能や欲望だけじゃない、二人がこれまで一緒に積み上げてきた時間を振り返ったときに、「αだから」「Ωだから」じゃなくて「お前だから大好きなんだ」っていうのを必死に相手に伝えようとする場面があまりにも一生懸命で、思わず泣いてしまいました。
どうしても存在する第二性の序列を、でもちゃんと周りを見て相手を知れば、αだから、Ωだからじゃなく、ほかの見方ができるよねっていうことに気づいたり、どうしようもない発情期に相手を傷つけたくなくて顔を真っ赤にしながら歯を食いしばって我慢をする姿だったり、オメガバースでありながらそれを言い訳にしないでまっすぐに向き合おうとする高校生の可愛さよ......
オメガバース好きの人にはもしかしたら物足りなさはあるのかな?と思いますが、オメガバースの発情期とか妊娠とか苦手なんだよな~って人にはぜひ読んでみてもらいたい作品です。
王道だけど、王道じゃなかった!
オメガバースで、Ωとαの幼馴染で、片思いでって、
よくありがちな設定ですが、想像の範疇外をいくんです。
なので、二人の恋もすんなりとはいかないし、
間違ったり、痛かったりするけれど、それでも逃げず、
二人の形を作ってゆく彼らが眩しくて、力強く見えました。
Ωの梶野基己は成績優秀で生徒会長を務める男子高校生。
子どもの頃の出来事が原因でα嫌いになり、
「Ωはαに劣る」という価値観が蔓延る世界で
自らの第二性に抗いながら生き続けていました。
幼馴染の辻田豪はαでしたが、基己にとって彼だけは“特別”な存在でした。
というのも、基己は豪のことを“発情しないα”と思い込んでいたから。
幼い頃に自分を救い、自分をΩとして見ることなく、
ずっと一緒にいてくれた豪を基己は唯一の親友と信じていました。
けれど、基己の“特別”を失うことを焦った豪の行動によって
基己は裏切られたと誤解し、二人の信頼関係にひびが入ります。
蓋を開けてみれば、豪も思春期に第二性が発現すると
他のαと変わらず、基己のフェロモンに反応していました。
ただ、基己の傍にいられなくなることを恐れ、
必死に本能を抑えていただけで、二人の関係は
豪の懸命な忍耐によって成り立っていたものでした。
そんな親友の思いを知らないまま、本当の豪を見ようとせず、
自分にとっての理想の親友像を押し付けてきた基己。
豪のしたことはそれがたとえ愛情からの行為だとしても
裏切りに違いなく、許されることではありません。
だけどそれと同じくらい基己の鈍感さも残酷に思えました。
ましてや豪の孤独な過去を知ってしまうと…
彼だけが責められるのも違う気がしました。
自らの本能を厭うΩと自らの本能から目を背けるα。
第二性を受け入れられない苦しみを抱えた似た者同士なのに、
ずっと隣にいながらすれ違ってしまう二人が切なかったです。
でも、仲直りの場面はすごく好きでした。
ようやく正面から向き合い、互いに本当の気持ちを知り、
また繋がる二人にこれまでの時間で紡いできた強い絆を感じました。
大きな図体でごめん、と謝り合う姿も幼げで微笑ましかったです。
その後、遅ればせながら豪を意識しまくってしまう基己が不器用で可愛い…!
普段は強気なのに恋愛になるとヘタれ、真っ赤になりながら、
唇を押し付けるだけみたいなキスも慣れない感じがいじらしく、
キュンキュンが止まりませんでした///
最後、大学生になった二人は同棲しています♡
基己の横で「一緒にいようよ」と微笑む豪の表情がとても柔らかくなっていて、
なんかもうほんと…よかった、良すぎて泣けてきそうでした。
あの無表情だった豪とは思えません。
基己のことになると泣いたり、赤くなったり、笑ったり、
ぐるぐる表情が変わって、好きがダダ漏れな豪がいとおしすぎました…
番契約への考え方は二人らしいと思えました。
もちろん番になってほしい気持ちもあるけれど、互いへの尊重や
番という形で縛り付けずとも揺るがない想いが感じられて良かったです。
あああ〜、、、語彙力が消滅しているのですが、、、
SAIKOU。
デビュー作とは思えません。
わたしみたいな攻めが可愛い民には、ご褒美でしかない作品でした。
攻めの豪くんが可哀想で可愛くて切なくて〜〜〜もう〜〜
リアルに途中は泣きながら読みました。
オメガバースとしては割と王道は題材を用いてるかと思うんですが
(第二性からの脱却解放)
なんせ調理の仕方がお上手なので、すごくフレッシュな読後感でした。
豪くんの笑顔にこちらまでキュンキュンしてしまった、、、好き、、、
もっともっと高評価でいいと思うのですが?!
先生の次回作が今から楽しみです!!
オメガバースの世界はこれまでにもたくさん描かれていますが、まだ未成熟な、大人でもない子供でもない彼らをとても誠実に描いてある作品だと感じました。
Ωだからαを求めているんじゃないか、αだからΩを好きだと勘違いしてるんじゃないか、その思考には人格など関係なく、ただの本能なんじゃないか
まだ高校生である彼らがそんな事を考えたり、気持ちだけでは体を制御できない事を知って絶望したり、わからないことに振り回されて悩んで苦しんで答えを見つけようとする。
まだ高校生、大人じゃないんです。
高校生を題材にしたお話でも、思考や行動が大人のように落ち着いていて、見た目だけ高校生だなと思える作品をよく見かける中で、この作品はきちんと高校生の物語でした。
間違った事をしてしまう。
好きな気持ちをどうしていいのかわからない。
自分が被害者だったはずなのに。
そんな様々な気持ちを抱えた末に基己と豪が結ばれた時は泣きそうになってしまいました。
Ωのヒートにあてられながら、αのフェロモンに惹かれながら、お互いが必死に自我を保とうとしてるのが読んでいてとても苦しく、自然に体に力が入っていました。
途切れ途切れになりながらも必死で自分の気持ちを伝えようとするのが読んでいても辛く、発情期のしんどさが伝わってくるようでした。
好き、好き、好き、「頭おかしくなりそう」
結ばれた二人に、頑張ったね、と涙ながらに言いたくなりました。
基己が、「豪が自分の事を好きなんだ」と気づく所があるのですが、そこがとても好きです。
言葉が少ない豪だからこそ、表情に表れていて無邪気さに悶えました。
豪の方がきっと長い間苦しんできたんだろうなと思えるので、思いが伝わって本当に良かった。
キューッと胸を締め付けられるようにせつなくて、青いオメガバースでした。
また読み返したい作品です。
あまり読まないオメガバース作品でしたが、この作品は楽しく読めました!
内容の面白さは他の方が語っているので、私は表紙の素晴らしさについて語ります。
表紙と帯のセットも好きですが、外して見る表紙も好きです。
同じ世界でもαとΩでは全然違う、はっきりと区切られた関係性であることを踏切の遮断機を使って表現されているのかなと思いました。裏表紙の遮断機が上がったように、性の区切りが無くなったとしても「お前の隣で一緒にいたい」と願う2人の姿がとても素敵で真っ直ぐでした。好きです!
もちろん表紙の表情も好きです!
普段は性の違いなんて気にしてない基己と豪の2人でも、基己の発情期中には嫌でも性の区切りを自覚させられる訳で…。その何とも言えない表情を表紙に収めてくれて、ありがとうの気持ちです。
とても素敵な表現力でオメガバースの世界観が描かれているので、普段あまり読まないジャンルだから…と悩んでいる方も一度読んでみると面白いかも知れません!私がそうでした(笑)表紙だけでも是非一度じっくり見て欲しい作品です!
序盤から泣きました。
どうなるのかなと思ったけど…。
ハッピーエンドで終わってよかったよ(TT)
基己が完全に嫌うのかなと思ったけど、本当に豪だけは特別で…お互いちゃんと向き合えてよかった!
大学生編?の基己の態度がめっちゃ可愛いかった♡
抱きついて「豪好きだ!」って?(T^T)
↓↓↓ストーリー↓↓↓
オメガとアルファというバース性を持ってる豪と基己はお互いにバース性の事で色々悩まされていました。
基己(オメガ)は、アルファをとても嫌っているんだけど、幼馴染であり唯一の親友である豪(アルファ)は特別。
だけど、ある日、信じていた親友、豪に襲われてしまいます。
豪は、自分は他のアルファとは違うってことを基己に見せたかったんだよね(><)
でも自分が思っていたよりオメガのヒートが強すぎて我慢できなくて…泣いてる基己を襲ってしまうんです。
豪(アルファ)は基己(オメガ)の特別でいたい、ずっと自分の事だけを見ていて欲しい。
豪は自分の気持ちを上手く伝えられずに、間違えた行動をしてまい…基己を襲い、自分の過ちを
反省して基己に謝りに行きます。
その時に豪は自分の気持ち伝えます。
だけどその後、もう「基己に近づかないから」と豪が距離を置きます。
基己は鈍感で小さい頃から一緒にいるのに、豪の好物さえ知らなかった。
基己の母親が豪の昔のお話を基己にしてくれて、そこでやっと色んなことに気が付きます。
その後、2人は仲直りしたんだけど、お互いの気持ちは有耶無耶にし過ごしていました
だけどある日、基己が急にヒートを起こしてしまいます。
豪が助けてくれて基己は豪の家に行くんだけど
その時にやっと…!
2人はくっつきます(TT)
バース性に葛藤していた2人だったけど、
最終的に幸せになれて良かったです!
幼馴染である豪を発情しない特別なαだと信じているΩの基己と発情を隠して傍にいるαの豪のお話です。
ヒートになった基己が豪に無理やり抱かれる描写があるので、苦手な方はご注意下さい。
自分の勝手な独占欲で基己を裏切ってしまった豪と自分の理想を勝手に豪に押し付けていたことに気付いた基己が自分たちの過ちを省みて、これからをどうしていくかを悩み答えを出していく姿には心を打たれました。
過ちは許さずに、けれど新しく関係を築いていく二人のこれからを応援していきたいです。
ebookは白抜き修正でした。
1度目は無理やりですが、2度目は想いが通った後の幸せなえっちでした!
初読みの作家さま。
もしかして、今作品がデビュー作なんですかね?綺麗な絵柄の表紙とあらすじに惹かれて購入してみました。
あらすじからもわかるように、今作品はオメガバースもの。オメガバものは作家さまによって、あるいは作品によって若干バックボーンが異なりますが、今作品は受けさんは社会的弱者である、という世界観のお話です。ネタバレ含んでいます、ご注意ください。
主人公はDKの基己。
彼はオメガでありながら努力を忘れず、成績も優秀で学校で生徒会長をしている男気のある少年。オメガであるというただその一点において彼は周囲の人たちから見下されることもあるが、それをはねのける強さと努力を持つガッツのある人物です。
彼は子どもの時にアルファに襲われた過去を持つためにアルファが大嫌い。が、そんな彼には幼馴染の親友がいる。豪だ。豪はアルファ。けれど、その性を超えて二人は常にニコイチであり続けてきたという歴史がある。寡黙で、いつも基己に寄り添う豪と、豪胆な性格の基己。正反対に見える二人はいつも一緒にいる。
が、ある日基己の抑制剤が紛失してしまう。発情期を迎えていた彼は恐慌に陥るが、そこで彼の前に現れたのは豪。そのまま、無理やりに豪に抱かれてしまう基己で―。
というお話。
序盤は、完全に王道の流れっていうのかな。あー、はいはい、そう来るよね、的な展開。正直に言ってしまうと萌えなくはないけれどありきたりなストーリーにちょびっと萎え萎えな気分で読み進めたのですが。
この作品は、完全にキャラ勝ちです。
豪と基己。友人も多少登場しはしますが、ストーリーの多くはこの二人の関係で成り立っています。舞台も学校か、それぞれの家が多く、非常に狭い世界で完結するお話なんです。
が、そのストーリーに厚さを与えるのが二人の人間性。
オメガであることから弱者の立場になってきた基己。
家庭環境に恵まれず、アルファでありながらそのことに自分自身嫌悪し続けてきた豪。
ちょびっとずつ欠けた「何か」を持つ彼らにとって、お互いの存在はその欠けた部分を補い合う、そんな関係なんですね。
もうね、その二人のもがきとか、苦しみとか、葛藤とか。
めっちゃ萌える…!
常にそばにいて、それが当たり前だった彼らに、「発情期」というきっかけが現れたことで二人の関係は大きく変化していきますが、だからこそ、なんでしょうね。それを期に二人は自分の感情に直面していく。
DKという若く青い青年たちが主人公だからこその意義がきちんと描かれていて非常に萌えました。二人を支える友人が登場しますが、彼も良い。彼のスピンオフとかどうでしょう、奏島先生。
序盤で書きましたが、もしこれがデビュー作なら凄いです。絵柄も、ストーリーも非常にお上手で、ちょっと凄い作家さまが出てきたなという感じ。次回作も期待して待っていようと思います。