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old-fashioned cupcake with cappuccino
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ゆるくて優しくて、でもふとした時に差し込まれる現実的な部分が胸をうちます。
1巻だけでも満足度は高かったですが、続編を読むことによってキャラそれぞれの性質がよくわかり、物語の解像度が高くなりました。
どれだけ身体が老いていったとて、自分の精神も同じように歳を取っているとは限らない。
久々の恋愛に浮き足だって、ふとした時に我に返って現実を痛感する。
そういうことは、あるよな〜と共感します。
そこで逃げたくなる気持ちもわかる。
でもちゃんと向き合えて良かった。
1つ壁を乗り換えた2人のその後、読みたかったなあと今でも待ち続けています。
(1~2巻、および「episode.0」まとめてのレビューです)
ドラマ化もされるぐらい、あまりにも有名な名作ですが、個人的にはずっと絵柄がネックで手を出せませんでした。
最近談話室でちょこっと話題に上って気になっていたところ、仲良くさせていただいてるレビュワーさんの数少ない神判定作品だと教えていただき、俄然読む気が湧いてきたのです。
それに「ラムスプリンガの情景」を最近読んで、4000点越え(1巻)のレベチ高評価の作品ならば たとえ絵が全然好みでなくてもある程度は楽しめると知った(というか味をしめた)ので、すんなり読破できました。
39歳の頃ってこういう感じで臆病になったり新しいことにチャレンジできなくなったりするよな…って自分にも置き換えてみて感情移入できました。
しかもそれを部下に言い当てられたうえに、ぐいぐいアプローチされるとは。
こりゃー意識しちゃうよね。
最初は受けの髪型がな~と思ってたけど、某加賀○次長とイメージが脳内で重なった瞬間、平気になりました(えぇ当方単純です)。
いろんなすれ違いやその心情描写がすごく「ありそう」で、見せ方・魅せ方がすごく上手いし(特に、コマをまたいで吹き出しをつなげてくれるのがすっごい分かりやすい!)、攻め告白のシーンでは泣けました。
階段下のシーン、野球チームの例え、なかなかセッしない理由 etc. 好きなシーンやセリフが読後にこんなに簡単にポンポンと思い出せるなんて…高評価なのも大いに納得です。
特筆すべきは腕や手のスジ(そこかぃ!w)。
みなさん同様、私も「後悔は幸福になるための糧で 人生の燃料」という言葉がすごく心に響きましたし、読後には歳を重ねていくことに対する不安や心配をスッと取り除かれたような感覚が残り、とても癒されました。
しかも最後の最後に、夫婦茶碗の大きさが違う件、こうやって店員のおばあちゃんの声によって令和に沿った形で描かれていて、なんだかすごく嬉しかったです。
(現在は同径の夫婦茶碗も売られているようです)
女性との友情がわりとしっかりめに描かれてるのも良かった。
ちょっと受けの「自分はおじさんだからうんぬん(自虐)」ネタは多すぎたし、受けの名前がモロ女性名なのはかなり萎えたし、最後まで絵柄は好きになれなかったけど、それらを差し引いても本当に素晴らしかったです。
1巻も最高~!!でしたが、そのままの雰囲気を丸ごと持ってきたような2巻……さらにさらに素敵でした!!
2巻温泉旅行のシーンもプロポーズのシーンも……だい好きなシーンが多すぎます。
……納豆と指輪が並ぶの、全然かっこよくなくて笑うんだけど、リアルなCPってこんな感じなのかも、と思わせてくれるようなエピソードでした。
上司と部下、同性同士で悩みながらも、二人で歩んで行くことを選んだ野末さん。
2巻を通して野末さんの可愛い部分と年上故の悩みと年下なのに圧倒的彼氏力で見事にアンチエイジングに成功した外川二人が見れて最後は幸せな気分で読み終えました。
積読していた1作目、今作を続けて読んだのですがほんとに分厚い、!
評価が高く期待値が高すぎたのか思ったよりもお話にのめり込めない
リアリティがありそうだけど共感できないシーンがいくつもありました
外川が仕事を転職するくだりも今の会社ではもう成長できないの?とよく理解出来ませんでした。
話し合うと言いながらちゃんとした話し合いでなかった気がします
長くて分厚い作品で続き物ならキャラクターの過去がじっくり描かれたり、2人の日常に浸れたり、ますますそのキャラ達を好きになれることが醍醐味だと思ってるのですがそれがありませんでした
名言もあった気がするのですが読み返すか?と聞かれると読み返さない気がします
最後の終わり方が、なんだか最近…で想像させる感じなのは素敵でした
前作はしゅみじゃない、だったのですが、今回は中立に…
そのポイントは、同性どうしならではの苦悩、将来に対して、職場恋愛はどうなの?というようなものが描かれていたからです。
相変わらず野末さんは好きになれないけれど…
社内の友人達にカミングアウトするシーンなんかは、かなり入り込めました。
また、旅行先のお土産物屋さんのおばちゃんの対応が神で、常々思っていたことだったりするので凄いなと。
夫婦茶碗、夫婦箸、なんで大小なのか?というようなところが書かれていたのは、そしてそれを理解しているおばちゃんが素晴らしい。。。
前作は好きだったのですが野末さんの顔面の少女漫画化とカマトト化が進み過ぎてなんだかなと思いました。
こういうの少女オジサンというのでしょうか、若干気持ち悪いです。前作のスマホいじるのが苦手設定がギリでした。
一番好きだったのは夫婦茶碗で同じ大きさにしますかってところですね、この作家さんがうまいのはそういうところだと思うのに何か登場人物を恰好させてる所が鼻につきました。
ちなみに今続編もやってますがカマトト臭はなんぼかマシなので、気になる人は大丈夫です。
『オールドファッションカップケーキ』の続編です。
こちらでは甘さだけではなく
悲しさ、切なさ、辛さが入っていました。
セクシャリティに対しても…。
好きだけじゃダメなんだなぁとひしひしと感じました。
保守的な野末さんだからこそ余計たくさん考えちゃって
外川も外川で考えてるんだけどうまくいかなくて
そんな二人のすれ違いを見るのが辛かったです。
ちゃんと現実的なところを考えて
前に進むことを決めた二人を見て
なんとも言えない気持ちになりました。
そして二人で行った温泉旅行で
夫婦丼を買うところで涙が止まらなくなってしまいました。
野末さん〜!(´;ω;`)
彼なりの精一杯の頑張りでこっちまで胸が熱くなりました。
きっとこの二人ならこれから先も大丈夫だと
そう思わせてくれる出来事でした。
野末さんから「一緒に暮らそう?」って言ってくれてよかったし、
野末さんからプロポーズしてくれてほんとに嬉しい気持ちになりました。
はぁ…ほんとに素敵なお話でした…。
二人の同棲編も見たいなぁ(*´ω`*)
続編読了〜 。
個人的にはオリジナルより続編の方が寄り重みがあってBLを越えた自分らしく生きる、みたいな生き方の一つの答えがあって、とっても良かった。
左岸先生の画は美術ぽい透明感とかお洒落さがあって、とってもいい。
人物も上手いけど、風景とか
空気感とかの魅せ方、構図が好きだなって思った。
多分、コマ割りとかも
一般的より細かいと思う、
だからよりイメージとか
世界観とか伝わってくる感じした。
今回の話の主になった
男同士で、しかも職場恋愛するリスク
っていう、話が
わりと最近みてない(逆に)感じだったし、
世の中の当たり前、異性だったら
男が〜とか、そういうの本当いらないよなあ、って今更ながら改めて感じました。
ネタバレだけど、
最後に野末から外川にプロポーズするのも、プロポーズってなんとなく攻側のイメージ、だったけど
今回の男同士、とか、世間の目、とか
男とか女とか、そういうの抜きで
したいって思った方がすればいいじゃん、って思える内容でした。
今更ながら、異性とか同性とか関係なく、その人だから好きになったんだよ。ってめちゃくちゃロマンチックだし、素敵だなあ、男同士のほうが対等な関係というか、〜べきみたいなのがないから、自分はBL好きなのかな、
って本当に今更改めて思う一冊になった。
最高。
前作の「オールドファッションカップケーキ」の続編。今巻は「with カプチーノ」が付きました。
前作と変わらない描き込まれた背景とオシャレな小物の数々、間のとりかた時間の動きかた、心に沁み入りそして刺さるセリフ選び。パワーアップしていました。
カプチーノでは2人のすれ違いがメイン。野末さんが外川との関係を他の誰かに知られてしまうかも知れないと、男性同士の恋愛をまだ胸を張って周りに宣言できない自分への臆病な気持ち、また外川を奇異な目や噂から守るために、距離を置こうと外川に伝えることを始まりとして、2人のすれ違いが生じていきます。
この作品のテイストと、前巻で野末さんが臆病になっていたところから何となくこういう話がくるだろうなって思っていましたが、いざその展開となると心が騒ついて仕方なかったです。
野末さんと外川のそもそもの気持ちの置き方が違っていたのでこうなることは必然。野末さんは今の状況の維持を、外川は結婚やその先を見据えた2人の関係の変化や前進を望んでいるからです。どちら側の気持ちもよく分かるから、読んでいてもどかしかったです。
野末さん…何てことを言うんだと。外川の気持ちも考えないで何を勝手に決めてるんだと、正直イラっとしました。朝のラブラブイチャイチャはどこへやら…。外川がお弁当に浮かれていただけに可哀想なシーンでした。
野末さんが外川に相談もせずに決めた行動には、上司と部下との関係が如実に現れていると思いました。野末さんは年上で上司。会社の中では外川より決定権があります。2人は恋人同士同士なんだから2人で決めていくはずなのに、それをせず野末さんの気持ち一択で決めようとした。外川が今のまま(会社内の上司と部下)では対等の関係でいられないと感じたのは当然だったと思います。外川が転職という道を選んだことで「離れる」事に拒否感を覚える野末さんの気持ちも分かりますが、物理的な距離が2人の関係をも離れさせるわけではないので、やはり野末さんと外川では見ている視点が違うのだと感じました。
落ち込む野末さんを励ます同期2人とのバーでのシーン。左岸先生ならでは…トレンディードラマのワンシーンのようでした。時間の流れとセリフ運びはさすがです。女性の同期と会社での会話もそうです。言ってることが奥が深すぎませんか…。このシーンのセリフ回しはちょっと小難しい感じがしました。何回か声に出して読み返しました(笑)
あんなにすれ違って切ない感じでどうなるんだろう…なんて思っていたのに、酔ってもたつく野末さんに外川が我慢できなくなってキス…から転職します宣言。そして気持ちのぶつけ合い。ここから良い感じにギスギス関係が好転します。なんかちょっとあっさり気味にも感じたと同時に、ここくらいは野末さんが外川にぶつかっていって欲しかったです。いつも受け身な感じだし、野末さんの言葉きっかけから始まったことなので、野末さんが外川に気持ちをどーんとぶつけて男気を見せられたら良かった。
物足りないって思ったのはこのシーンくらいで、お見舞いシーンや温泉旅行シーン、そしてプロポーズシーンはとても素晴らしかったです。
特に特に!プロポーズシーンのコマ運び、秀逸過ぎませんか。間が…間の取り方がすごいです…。左岸先生ならではと言いますか、左岸先生にしか描けないシーンだと思います。本当に好き。
この余韻そのままに、旅行先でのエッチシーンはずる過ぎます。これは、右肩上がりにテンション盛り上がるしかないですよね。本編がほとんど切ない感じだったので、個人的にはもっとエッチな感じでも良かったです。
外川の野末さんにグイグイアプローチする感じがすごく好きなので満足しました。電子でも紙でも買いました。
今巻も小説を読んだあとのようないつまでも続く余韻が凄かったです。最初はどうなることかと心配しましたが蓋を開ければ前作を凌ぐ作品だったように思います。ただただ2人がイチャイチャしてるだけのものでも読みたいので、続編や番外編などが出たら嬉しいです。
本当に、一コマ一コマ、セリフ一つ一つのセンスが突き抜けています。
絵もとにかく綺麗で、小物も、ご飯も、すごく細かいところまでお洒落に描きこまれています。
前巻も良かったのですが、こちらでは、社会的な立場からの葛藤がより深く描かれていました。
2人共終始苦しんでいましたが、自分の思いや葛藤をここまで言葉にして伝えられるって素敵だなあと思います。
感情を揺さぶられるのが苦手でそういう状況を避けてきた野末さんと、何があっても動じない外川。
どこをとっても人格が一貫していて、まるで実在する人物かのようです。
モダモダしている野末さん、可愛すぎました。
そして、外川の思慮深さと言葉のセンスには感服です。
ナッツのくだりは、野末さんが実くんと一緒にいたい気持ちの表れでピスタチオの実を持って帰り、それを外川が受け取ったということでしょうか。とても精神分析的だと思いました。細かい部分までこだわりがすごいです。
まだまだこの先も2人の世界に浸りたいです。
いつか実写化したらなぁと夢見ています。
この作品をきっかけにBLを好きになり、BLで一番好きな作品です。
前回結ばれた2人。
幸せの絶頂かと思いきやまた一悶着ある話です。
世間の目があって、まだ声を大にして言えないことが多いからこそのこのモダモダ感。
2人なら大丈夫と手を取って踏み出せるカップルは強いです。
本当に幸せになってくれと願うばかり。
やはり佐岸左岸先生の作品は、描写が繊細。
また登場人物の葛藤が文章だけではなく、単語だけだったりと、より感情の揺れが表現されています。
男性と付き合っていることを仲のいい同僚に伝えるシーンなど、同性と付き合うことをカムアウトすること対しての気持ちの変化がとても感動的に描かれています。
そして最後の言葉が、冒頭の言葉のリフレインになっていて、こうして日常が過ぎていくのか…と
二人の将来を想像し、余韻に浸れました。
この作品は前作「オールドファッションカップケーキ」の続編になります。前作を読んでいるかたも多いと思いますので、あらすじは割愛させていただきます。
前作よりも2人の距離が近くなってるのが読んでとれました。近くなったからこそ周りの目が気になって、相手を思うが故に空回りしちゃう。
でも皆さん好きですよね!?その困難を乗り越えてからの更にラブラブさが増す展開!!!大人のふたりなのでイチャイチャするとかはあんまりないですが、愛の深まりを感じる漫画ナンバーワン間違いなしです!
前作で、野末さんが外川に告白した時、それまでさんざん否定したり悩んだりし覚悟を決めてのことだから、この決意は固いよねと思ったんです。
だから、続編ではお付き合いする2人がいちゃいちゃしながら関係性を深めるところが見られるのかなと期待してしまった。
(私はそれが見たいので、続編、長編好き)
でも、男同士では外川が、自分が傷つくから守らなければ…と距離をとるんですね。
距離をとった後、どうやって守るつもりだったんだろう?
外川は2人で一緒にいるために、すんなり転職を決めた。
でも野末さんは、ぶっちゃけああだこうだとしちめんどくさいなぁと思ってしまいましたw
前作で、おじさん自虐は卒業したかと思ったんですが、まだそれも根強かったですね。
40年間生きてきた強い自我とか、諸々こじれてましたね。
でも何とかおさまって、今度は野末さんからのプロポーズのシーンがよかったです。
納豆と指輪。
前作から、2人が付き合い始めて半年経つくらいのお話から始まります。色々と悩んでしまい狂ってしまう、2人の歯車。距離をおこうと言ったものの、いざ外川君からの連絡が途絶えると調子が悪くなってしまう野末さんが、最高にかわいいです。外川君は何も感じていないのか?!と思いきや部屋が荒れてたり、風邪引くほど思い悩んでしまったりと、不器用な外川君が愛おしいすぎました。
先生の2人に対する愛が本当に伝わる続編でした、先生の中に本当に存在してるだろうなと思います。語彙で表せられないです。すみません。
時系列が飛んであたりもするので、考察しがいがあってそう言った意味でも前作と比べながら、楽しめます。一コマ一コマ丁寧だからこそですね!
本当に作り込まれていて神作です。
絶対読むべし!
前作がとても好きだったのですが、その続編がどのような展開になるのかについては、実は読むまで全く想像してませんでした。なんとなくぽやぽや野末さんがまた無自覚に外川を振り回す話になるのかと思っていたのです(まあ、振り回してはいましたが)。
この作品はリアリティを感じながらも、どこかファンタジー寄りの作品だと個人的には思っていて(野末さんみたいな独身アラフォーサラリーマンはいないだろうと、笑)だからこそ、この作品が醸し出す雰囲気に思いっきり浸れるのが心地良かったりした訳なんですが、続編は思いっきり現実世界のリアリティ寄りに触れた内容になっていたことに驚きました。今の現実社会で上司部下の関係+男性同士の恋愛関係にある二人の今後の障壁については、「リアルに考えたらそうなるよな」と納得せざるを得ない内容になっていたかと思います。外川は強気に二人の関係の理想論を述べていましたが、これは若くて(といってもアラサーですが)部下の立場である外川だから言えたことでもあると思うんですよね。新入社員から見守ってきた外川に対して、ある程度親心もあるであろう上司である野末さんは、社会生活の中で営業スタイルという建前を体得しきっている立場としては、社会的視点や立ち位置についてうだうだ悩むのは致し方ないかなと思うんです。ただですら前作で二度目の成人式で悩みまくっていた野末さんですし。
私はこの続編を読んで、著者である佐岸先生の野末さんと外川二人に対する「愛と誠実さ」を感じました。今の社会で二人の関係を納得できる形で続けていくにはどうしたらいいのか、それを真剣に描いていると感じました。それは彼らが出した「結果」だけでなく、それまでに向き合った「過程」の方に顕著に描かれていると思います。作品の中で野末さんは「自分の事ばかり考えている」と言っていますが、それ自体は全く悪いことではないですよね。大切な人のことをきっかけに自分と向き合う、自分の人生と向き合い真剣になれるのは素敵なことだと思います。情けない、惨めだ、みっともない、このような感情ときちんと向き合っている野末さんはやはり魅力的な人なのだと思いました。いろんな感情を味わないと楽しい、好きだ、嬉しいといった感情も好きな人と思いっきり味わえないと思うので。私はうだうだ悩む姿から、野末さんなりの外川への愛と誠実さを感じました。野末さんの同僚二人がまたいい味を出していて、現実社会ではまだ前途多難となるであろう二人の関係について、希望の光を照らす存在となっているのが、やはり佐岸先生の二人に対する愛を感じました。社会や世間は分からないが、あなた達の味方は近くにいるよ、と。そして今後二人が歩んでいく世界が希望あるものであって欲しい。そういった意図と願いが込められている様に感じました。
前作の甘酸っぱい二人だけの関係で進む内容とは異なり、社会的な視点が入ることでリアリティが増し、読んでると現実世界に取り戻される感じが今作にはあると思います。それが心地よいか心地よくないかは人それぞれの捉え方によるものが大きいかもしれません。しかし、彼らの今後を描くにはこれらの描写を避けては通れない、二人の幸せを本当に望むのであれば、こういったテーマを描くしかない。そこに佐岸先生の誠実さを私は感じ取りました。
今後、オールドファッションカップケーキの続編は描かれるのでしょうか。私としては、もっと野末さんと外川のぽやぽや日常を見たい気もします。しかし今後の二人のことを真剣に考えると、もっと踏み込んだ話に展開せざるを得なくなるのかもしれません。
2人の生活感と、ご飯とか背景とかの描き込みがやっぱりとてもほんわかする。(ジブ〇と似た雰囲気も感じる)
いつか映画化されそうな(男同士とか当たり前とかジェンダーを題材にした感じが)大人であったかいお話。
外川は相変わらず野末さんが大好きで、クールなわんこやっぱりかわいい。流石若者はお盛んですねw
野末さんかわいいかわいい言ってる外川を「かわいい」と思っちゃう野末さんもかわいい。
弁当を外川に作った野末さん「…これはアウトか(照」→外川「いえ。ホームランです。満塁場外です。」
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「君と一緒だとつい食べ過ぎる。腹出てきたらどうしよ」 「腹出ても可愛いです」
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クリスマス欲しいもの〜 野「温泉旅行がいい」外「…それ俺が欲しいものじゃないですか。」「じゃあ俺はもう1個プレゼント貰えるんだ。やったぜ」「…もう百個くらいあげます。」〜重いって!
会話の言葉選びがとてつもなく好きです!!!!かわいい!!!
やっぱり恋に溺れるおじさんは気持ち悪い〜だとか野末さんは色々気になっちゃって距離をとることになる。言ってることは分かるんだけどもどかしくてたまらない…!!!!(><)
同僚2人に打ち明けるシーンとか胸がキュッとしたけど、なかなか慣れてないだけでみんながみんな否定する訳じゃないもんね。あったかい。
距離とってて、酔っ払った野末さんを介抱する外川。将来について話し合ってからチュッチュする。いい雰囲気だったのに、外川「セックスしたくて限界だから帰ります〜」って長ゼリフ!!!!からの「喧嘩をセックスで有耶無耶にするってクソじゃないですか」!!!!正論すぎ良い奴!!!
野末さん、外川に甘えてばっかだ〜って言ってた→→陶器店のおばちゃんに夫婦丼の大きさ変えれるよって言われる→外川「…いえ、僕たちただの、」「お言葉に甘えて大きい方二つください」 周りからどう見られるかとか体裁を気にしてた野末さんが自分からそういう事言う!!!プロポーズも野末さんから!!!!二人がお互いを好き合って守ろうと想い合ってるんだなぁとしみじみ( ´•̥ ̫ •̥` )
同居し始めて実くん、草苗さん呼び!!!プロポーズが外川納豆かき混ぜながらってのも微笑ましいなぁ、、
描き下ろし*おかえり、ただいまのくだりめちゃくちゃ可愛かった!!!!!ありがとうございます!!!!また二人に会えることを楽しみにしてますヽ(*´∀`)ノ
2人の関係性、男同士の恋に悩む野末さん。
それを知られた時にあぁそうなんだってそれくらいじゃないの?と同僚に言われてるけどそれは今までの関係性があるからだって言うのにうーんとなってしまった。相手の立場を悪くしたくないっていうのもある種愛だとは思うけれども。
その後の旅行での店員さんに関係性を結果的に明かしたときの野末さんの表情がなんともよかった。
何回でも喧嘩して仲直りしましょうって前巻で言っていたのを地で行くスパダリ外川すきです。2人のこれからもまた読みたい。
まずこの作品は2話完結なのかと思って勘違いして買ってしまいましたが全然後悔なかったです。
普通に1話目の内容が濃かったから2話で勢い薄れたらどうしようとか思って読むのが憂鬱でしたが全然そんなことなくてすごく良かったです。
2人は2人の関係が周囲にバレて周りにどう思われるかとか、お互いが傷つくことを警戒していましたが、39歳はナヨナヨしすぎて29歳は勝手に転職活動して行ってしまいましたが、それはそれで2人の幸せの形だったのかもと思って納得しました。
すごいハピエン!
よく続編に期待しすぎて、あぁそっかとなることもあるのですが、前作大好きなため期待度はいつもより更にマシマシで、どうしようと思ってたけど、期待をはるか上に行く良さでした。
続編はただただ甘々なことが多いBL界。
こちらはむしろもっと深く悩みなどが掘り下げられてて、野末さんの同期二人とのシーンなんてほんと良かった(特に桐島さんと二人で話すシーン)。
泣けた。
両思いでただただ甘いのもよきですが、ストーリーをもっともっと深くしてきたこの続編最高でした。
オールドファッションが普遍に向かうー!
前作で、タイトルが野末さんの価値観とか感覚になっていて、その古さが意図的なのか作者さんの感覚が滲み出てるのか私にはわからなくて、刺さりきらなかったんですがここで回収ーーー!!!よかったーーーー!!!!!一気に前作も上がりました…!
こういう続編がちゃんとあることを前作で示唆して欲しかったりもしました。あえてなのか無自覚なのかが読み取りきれなかったので…。
自覚して認めて悩む野末さん、今回はぐっときました。寄りそう外川くんも。
とにかく外川くんが常にいい。喧嘩はしましょう、て言ってくれる人で。毎度野末さんを超えて促していく。
そして、オールドファッションじゃない戦友柿谷さんと桐島さんが素敵!でした。
安心して読めたので、野末さん可愛さ爆上がりだし外川くんもひたすら可愛くて年下カレシを突き進んでいて、なにもかも可愛くて楽しかったー!!
いちゃいちゃが一変したりしみじみから突然の甘々になったり、淡々とした画面なのに感情の揺られ方がダイナミックでとても読み応えがありました。
読めてよかったです。これから安心して前作も読み返せますが、やっぱり何度もこちらを読み続けると思います。
冷たくなろうとする外川くんが辛くて切なくてひりひりしました…!
(さて前作でも思ったのですが主演二人がやっぱり、某大人気声優ユニット様方にめちゃくちゃこう…年齢差も雰囲気も近いものを勝手に感じてしまうのは変わらず。むしろ増してて。特に外川くんが。最近お祝いごとのあった年下のかたに激似です。このおふたりをやましい目で見たことは一切ないんですが余りに似てるので謎の緊張感はありました。CD、キャスト違うよなあ…と勝手に惜しかったです)
1巻で綺麗にまとまっている作品の続編ってなかなか描き方が難しいんじゃないかと思うんですが、このシリーズに関してはまったくの杞憂でした。野末の葛藤は商業BLではよくあるものなんです。40代間近のおじさんである自分が久々の恋愛、それも社内恋愛に浮かれることへの不安。男同士で付き合うことで外川も自分もダメになるんじゃないかという不安。でも、1つひとつの場面の描写がとても細かく丁寧且つリアルで、一切だれることなくストーリーに引き込まれてしまいました。何か悩んでいる時、相手にどう伝えようと迷っている時のちょっとした手や足の動きの描写が至る所で効果的に用いられていて、改めて佐岸先生のセンスに脱帽しました。
野末が距離を取ろうと言ってから、外川が彼を甘やかすことをせず、徹底してそれに従った流れも、野末と読者に刺さったんじゃないでしょうか。外川は後にそれを意地だったと言ったけれど、距離を取るという一見互いのことを考えているような決定が一体本当に誰かのためになっているのだろうか?、と野末に考えさせるのに結果的に良い期間になったとも思います。結局は他人の目じゃなくて、自分達がどう納得するかなんですよね。自分達が堂々としていれば、案外他人は気にしないもの。どんな時でも落ち着いて、寄り添うように野末に語りかける外川に絶大な安心感を覚えました。転職先でもどんどん新しいことを吸収して、野末が全身全霊を預けられるような男になって欲しい。セックスの時でも些細な会話で笑ったり、納豆を食べている時にプロポーズしたりする2人の日常のやりとりも悶えるくらい可愛くて、いつまでもそっと見守りたい恋人だなぁと思いました。
こーゆう1巻完結ものの続編って、絶対将来に悩むパターン多いですよね。こちらもそうで、あーまたか…ってなりそうなんですけど、読んでてそうならないくらい面白かった。何というか、言葉で表現するのは難しくて、簡単に言っちゃえば『深い』の一言なんですけど、そうじゃなくて。とりあえず読んでみて、きっと伝わるから、と言いたいです。
1巻からCP変わらず、イケメンアラサー部下・外川(攻)×可愛いアラフォー上司・野末(受)のストーリー。
好きだから、大事だから、大切にしたい、守りたい。そーするにはどうしたらいいのか、お互いが悩み、苦しんで、考えていく。別れ話じゃないところがとても良くて、ただ一緒に住むが終わりじゃなくて。これから先の何十年もかけて生きていくために、一歩、確実に進む姿が描かれています。
これもう、BL本じゃなくて、人生本だよね?と思ってしまいました。そう思えるのはやはり1巻同様、先生の絵の細かさ繊細さ、雰囲気の柔らかさが作品にピッタリだからだと思います。もっとキツイ絵だったらイラッてしちゃうかも(笑)
人気作だから、また続編出るのかなー。出るんだったら、どんな話になるんだろう。これで完結でも充分なのに、続編が楽しみになる作品ってなかなか巡り逢えないので、そんな作品に出逢えて今はとっても嬉しい気持ちです。
1巻読み返してたら、野末さん1人なのに相当きちんとしたご飯作ってて複雑な気持ちになる。生活力ある人だ。
はーーーーー冒頭からかましまくってくる。
いや、冒頭どころか1巻(無印)読み返して、すでにかまされまくったんですけど。恋愛の始まりっていいなぁって気持ちで満ち満ちに満たされて、もう溢れそうだったから「withカプチーノ」はまた後日にしようかなと思うほど良くて。もう今だーだー溢れながら読んでますけど。
浮かれて舞い上がってはしゃいだっていいじゃないかって思いはするけど確かに野末さんのはしゃぎっぷりは凄いですね。それを"おじさん"だからどうのこうのとは思わない。っていうか野末さん"おじさん"を使いすぎです。貴方そんなにおじさんじゃないよ。おじさんとか関係なく一般的レベルではしゃいでるよ笑
距離を置いてメタメタになるのが野末さんっていうのも予想通りというか。野末さんの愛したい人っぷりが如実に。かといって彼のグルグルは責められません。だって外川は30年かけて自分が男性が好きだと見つめる時間があったけど、野末さんは色んな選択肢がある中で外川を選んだわけで。外川もやや意地悪ではあったが(しかし彼も彼で精一杯だと思う)よく我慢したさ。喧嘩を楽しみましょうと言える外川が爽やか。心中は必死であろうが。
野末さんの同僚との関係性、とっても良かった。外川の友人も見てみたいです。ゲイの友人もいるかな。そんな友人と相対している時の外川がどんな振る舞いか気になる。温泉街の器屋での野末さんの心細げな立ち姿のように、第三者の前に置かれた2人がどう振る舞って、今後どう変化していくかも興味深い。まだ続編は出るのかな?
コマ割りが細かいのもあり、先生が丁寧なのもあり、1冊の情報量がものすごく多い。2,3冊に分けられる情報量よ。描き込みもふんだんだし、先生に沢山お金が入りますように。
オールドファッションカップケーキの続編です。
1巻が超名作なのであれを超えるのは物理的に不可能だと思って気軽に読んだのですが、この場を借りて(?)土下座したいくらいです。個人的にはむしろ前作より好みでした。しかも、最近読んだ中では一番泣きましたね。
この作品はBLというより人生論だと思っていますが、BL的な葛藤を全ての人の葛藤に落とし込んだ上で物語が進むので、良い意味で読者が壁にならないんですよね。野末の葛藤はBLあるあるに思えるのですが、自分の「正しい」と周りの「正しい」が違うことによる悩みは全人類共通のもので、本作が提示している回答も野末の「答え」でありながら全人類への「提案」になっています。ここまで来るともはやBL界のビジネス書ですね(笑)。一般論を桐島さんが語るなど、BL的な萌えとの棲み分けも見事でした。本作のキューピッドは社内にわんさかいますね。いい会社~。
ちなみに本作で改めて外川が仙人みたいだなと思いました。喧嘩や言い合いを「楽しい」「もっと続いた方がいい」とか言い出したら絶対別れられないですからね。彼が将来を望むのはこの辺りに起因するんだなと思いつつ、10歳年上の野末でもリードされることがあるのに、同年代や年下とは付き合えないだろうなと思いました。確かに二人には障害が山程あるように思えるのですが、それでも外川にとって野末は一番現実的な相手なんだと思います。それは恋に溺れているからではなく、外川が野末を思い続けたからこそ自分の本質を理解できているわけで、年齢差が一気にチャラ(むしろ逆転?)になる要素であるように思います。
最後も良かったなぁ~。
シリアスとラブラブのまとめ方が綺麗で、何度でも読み返したくなる名作だと思いました。
内容が濃すぎて良すぎてもう何と言えばいいのか。
どこを何ページ目を読んでも、お互い可愛いくて仕方ない二人が眩しくて。
お互いを守りたくて必死で考えて、ずっと一生一緒にいるために、何も諦めずにするためにどうするのが最善か。
とにかく素敵な台詞がまんべんなく出てきて、前作を復習してから読みましたが、さらに第2ステージへって感じです?
いもしない第三者になんて思われるか怯えたり、オジサンだからオジサンらしくしないとって縛りとか、年下だから年上だから上司だから部下だからと、怖くて距離を置いて仲直りして。
一生ケンカして仲直りも楽しそうだと思える関係いいですね。
これはBLの良いところだなあ。いや、そういう相手に巡りあえて付き合えて結婚したいほど好きになって、だからかな。
タイトルもオシャレですよね。
これは間違いなく自分の神シリーズです。
待望の続編。
一作目がすごく良くて、読む前からものすごく期待してしまい…
ハードルを高くしすぎて肩透かし、という作品も今まであっただけに(自分のせいですが)
もう少し寝かせてから読もうと思っていましたが(笑)
表紙のふたりの新婚さんオーラに我慢できなくなり、すぐさま前作を読み返して「withカプチーノ」一気読みしました。
正直、改めて読み返した前作のラストでも
もうこのお話は完結で良いなと思うほどにまとまっていて
外川と野末さんの関係も着地していると思うのです。
恋人になることを選んだその先を
読み手側が想像する楽しさがあったからでしょうか。
そして今作、想像ではない現実は
ふたりで居る最善を探していたお話だったなと思います。
野末さんは外川と恋人になったことで
見えていなかった周りの目や自分自身の変化に柿谷からのふとした言葉で気付き、
ふたりのこれから、ふたりの距離を考えてしまう。
野末さんは元々、上司だとか部下だとか年齢だとかを気にする人なので
ひとつ不安なことがあるとその感情は負のスパイラルにはまるように乱れるんでしょう。
外川のことを考えて彼を守るつもりでとっていた行動が、自分のことを守っていたんだと自覚したところはちょっと切なかったです。
だからこそ外川の冷静でちょっと強引で、きちんと自分のことを言葉で伝えるところに救われるんだろうな、と。
そう考えるとすごく良いバランスのカップルなんでしょうね。
そして、お話全体に散りばめられたハッとするような名言たち。
クサく感じる言葉も確かにあったけど
敢えて言葉にすることのない日常を見つめ直すようなものだったり
キュンとときめくようなものだったり。
魅せてくれるな、と思いました。
外川は転職をして同棲が始まり、そしてまさかの野末さんからのプロポーズ!
最後の最後まで楽しめる、本当に素敵な作品でした。
またどこかで、何年後かのふたりに会えたらいいなぁ。
タイトル通り、野末さん可愛い年下彼氏との恋愛に溺れています。本当に可愛らしい。
2巻は晴れて恋人同士になった二人のあま〜い展開をひたすら覗けるのかと楽しみにしてましたが、あれ?結構シビアやん、、、。読み進めているうちにハラハラしました。けどどんな難題も全ては2人で共に生きる為。恋人は男、部下、結構年下、、、アラフォーの社会的立場ある男には中々リスキーです。けれど野末さんの決断と勇気が本当に男前で、終盤の幸せな日常の流れの中でのあのプロポーズ、もう涙が止まりませんでした。
1巻がとても素敵な神作品だったので、やはり期待しすぎてしまったのもあると思いますが…
1巻のちょうどよかったバランスが2巻で少し崩れた気がしました。
野末さんは確かに可愛い人です。
1巻ではさりげなく滲み出る大人の可愛さが堪らなかったのですが、
今作ではなぜか可愛さアピールをしているアイドルのように感じました。
野末さん可愛いよね!?って押し付けられてるようでした…そんなことやらなくても十分可愛いのに…!
周りの人たちも本当にいい人ばかりで、とても天国のような世界線で羨ましかったですが、
あまりにも名言やいいことを連発しすぎて、途中からは読んでるこっちが恥ずかしくなりました。
おそらくこれらの言葉は作者が生きていく中で、なにかについて思ったこと、気づいたことをまとめたものを作品にいかせたのではないかなと勝手に思ってますが、詰め込みすぎて作品としてのバランスが崩れてしまったように感じました。
でも言葉自体はすごく素敵でした。
普段からモヤモヤしてたけどうまくまとまらなかったことを、うまいことまとめた言葉がたくさんでした。
前作とは少し違う印象を受けてしまいましたが、野末さんの可愛さがチープになった分(ごめんなさい!)、外川がとても将来性のある頼りになるカッコいい人だと感じたので、萌で!
いや〜……よかった。
前巻も、雰囲気・ストーリー共に好みだったんですけど、神評価にはならず。
ですが、こちらは迷わず神評価。神のキンキラが一つじゃ足りないぐらい。
自分を守りたいのか、外川を守りたいのか。多分どっちもなんですけど、野末さんは、自分がこんなに怖がってるのは、外川じゃなくて自分が可愛いからなんじゃないか?と不安になる。
外川との関係に悩むのって、外川が大好きだからっていうのが一番大きいと思うので、とっても苦しいのに胸キュンが止まらなくて。
付き合うまでの過程の悩みより、付き合った後の悩みで浮気とか好きじゃなくなったかも?とかじゃないものって、相手が好きで大切だからこその悩みなので、より深みがあるというか……もちろん関係性などにもよりますけど、このカップルにとってはそうだと思うんです。
だからこそ、悩みの節々に愛が感じられて、胸がいっぱいになりました……。
この悩みを「うじうじしてんな!めんどくさい!」って思うか、「良い〜!!!」ってなるかは人それぞれだと思います。要は性癖に刺さるかどうかですね。
そうやって悩んで悩んで、苦しくなったところを、一緒に悩んで、苦しんでくれる外川の存在が救ってくれて……2人はこうやって、ずっと一緒に居続けるんじゃないかな、なんて期待も出来る。
ニコニコ笑って、たまに喧嘩して、なんだかんだずっと一緒にいてほしいな、って心から願える2人でした。
とにかく、素敵な作品でした。2人に幸あれ!
前作で晴れて恋人同士となり、
可愛い恋人のために朝からせっせと手作り弁当に勤しむ野末と
念願の想い人との両想いに嬉しくて朝からベタベタしちゃう外川。
初っ端から新婚感漂う甘さで、幸せ絶頂の二人にニヤニヤが止まりません。
けれど、ある日、同僚から外川が野末のネクタイをしていることを
指摘されると、野末は必要以上に周囲の目を気にするようになり…
それまでの浮かれ気分も一気に吹き飛び、夢から醒めたかのように
自分たちの関係を現実的に直視しだします。
「恋に溺れる気持ちの悪いおじさんだ」と自分を戒めつつも、
外川を目の前にするとやっぱり溺れてしまい、溢れる恋心を
セーブするため、遂には外川と距離を取り始めてしまいます。
嫌いになったわけでもないし、別れたいわけでもない。
だけど、いい年をした大人だからこそ、失うものも多く、
外川との関係が知れれば…と怖がらずにはいられない。
一方の外川は何があっても野末への想いは揺らぐことなく、
そのまっすぐさゆえに離れたいと言う野末の考えが受け入れられません。
大切だから離れた方がいいと考える野末と大切だから傍にいたい外川。
互いを想う気持ちは同じ筈なのに、「これから」の考え方の違いから
二人はすれ違ってしまいます。
正直、外川の怒りもわからないでもありません。
外川を守りたいというくせに外川を突き放す野末はどこか矛盾していて、
二人が一緒にいるための行動のせいで、二人が喧嘩するなんて本末転倒です。
しかも、いざ外川が距離を取り始めると野末は落ち込み、
自分が本当はどうしたいのかわからなくなってしまいます。
そこから救い上げてくれたのは野末の同期の柿谷と桐嶋でした。
カミングアウトした野末を拒絶するでもなく、
だからといって安易な言葉で慰めることもせず、
ただ、野末の告白に真摯に向き合い、幸せを願ってくれるところに
彼らの厚い友情が感じられました。
大人になってからこんな友情が築けるって素敵だ。
三人の会話を追っていくと、年齢を重ねて積み上げてきたものの
重みを知っているからこその臆病もあるんだな、と野末の葛藤に
思い至りました。
その後、桐島のフォローでやっと仲直りの糸口を掴み、
溜め込んだ心の内を吐き出す野末と外川でしたが、
会えない間に外川はある決意をしていました。
外川の決断は少し寂しいけれど、野末のためならば
自分の人生を変える一歩を踏み出せてしまう彼が男前でした。
そんな重い選択ができてしまうほどの野末への愛の深さと
二人の将来を見据える行動力に外川が10も年下であることを
うっかり忘れかけていました。
今回は野末がうだうだ悩みっぱなしなだけに、外川の包容力が
一段と頼もしく見えます。
そして、野末のメンタルが復活すると途端に甘えたになるところも
いい意味であざとくて堪りません( *´艸`)
仲直り後には温泉旅行へ。
そこで初めて他人から外川の恋人扱いをされ、
動揺してしまう野末が可愛らしかったです。
旅先で弱みも不安もまっさらな愛情も曝け出し、
外川の揺るぎない想い気持ちを知った野末は
これから先、誰に何を言われようと外川を信じ、
共に生きていくことを心に決めます。
そして、ようやく心の繋がった二人が初めて
誰の目も気にせず抱き合う場面にじんときます。
後日、二人は一緒に暮らし始めていました。
「外川」から「実くん」呼びになっていて、
ぷりぷり怒りながらも甲斐甲斐しく恋人の世話を焼く野末。
そして、朝のドタバタに紛れながらのさり気ないプロポーズ。
ラストは手の描写だけだけど、脳裏には指輪を嵌めた外川の
下がり眉の笑顔と野末のいつものふふっという表情が浮かびました。
女子会?!(笑)やらアンチエイジングなど二人だけの世界の前巻から2人の関係が進み、浮かれっぱなしの野末さんが可愛くて可愛くって、あんなアラフォー居たら欲しいです。
野末さんの下の名前もわかり、ほっこりホクホクなひとときを過ごせました。
二人の未来を考えた時の二人の悩みや葛藤、そして喧嘩と二人にとっては初めてつくし。
野末さんの同僚さん達の言葉が心の棘や澱を無くしてくれる秀逸なセリフ盛り沢山です。
スーツ姿の二人も素敵ですが私服姿もまた素敵!外川の髪型は私服とスーツで一緒?!なのに違く見えるのは気のせい?!
この作品オシャレすぎませんか??
ちゃんとパジャマ着ているのと外川に貰った着る毛布でゆきだるまさんになってる野末さんが可愛すぎましたね。
本当におじさんですか??おじさんなのに青春してて微笑ましいです。
野末さんは表情豊かでわかりやすいけど外川はあまり出さない。けど2人きりだと好きで好きでたまらないのが伝わってくるのがいい〜〜〜
この2人ずっと見届けたいんよ。。
withカプチーノってタイトルが可愛くて、物語のはじまりは甘~い内容。
でもすぐに雲行きが怪しい。そっか。カプチーノって苦いよね。
前作からは想像できないくらい野末さんが恋に悩んでいる。
仕事は出来るのに恋愛は二度目の思春期にキャパオーバーしてしまう。相変わらず可愛すぎる四十路です。
距離をとったのは自分なのにいざ離れていくと切なくて。
年の差とも一概に言えない考え方の違いで、お互い好きだからこそ拗らせてしまっている。
読んでいるこちらも感情が爆発しました。
野末さんがもんもんとしている間に外川は色々と行動している訳なんですが、本当に10年下とは思えない安心できる包容力。感情表現豊かではないのに、伝えるべきことは真っ直ぐ言ってくれる。更に外川が好きになりました。
凝り固まった考えを変えていくのって難しいけど、最後は野末さんが一皮むけて良かった~。大事なことってなんだろうって考えさせられる作品でした。
そして本当に良い作品ってエロが少なくてもこんなにも満足できるものなんだなって。
心地よく流れる台詞や下の名前でふたりが呼び合うだけで可愛すぎて悶えました。
大好きなカップルなのでもっと続きが読みたい。
前巻から一気に読みました。
幸せ〜から辛いしんどい!と一気に落とされます。
(最後はもちろんハピエンです♡)
恋に浮かれお気に入りのネクタイを躊躇いもなく
外川にプレゼントする野末さん。
それを同期が見つけこのままで本当にいいのか
【39歳と29歳の年齢差】
【上司と部下さらに部署内恋愛】
【世間の目】
たくさんの壁に野末さんが悩みに悩みます。
それこそこっちが辛くなるくらいに。
外川にとってを一生懸命に考え抜いて出した答えが
外川と距離を置くこと。
でも離れて気付く彼の大切さ。
野末さんが『普通上司と部下はこんなことしない』
と感じるところに離れたところに映る外川がシーン
が本当に切なくて早く距離元に戻して!!
懇願さえしました。
でも、気持ちは離れないんです。
がっちがちに絡まりまくった愛なんですよね。
不器用ながらも自分の本当の気持ちに気付く野末さん
それをそっと..いやガッツリ外川が包み込む。
距離を戻し新たなスタートにたった2人
このままどうかお幸せに(TT)
少し面倒な2回目の青春を堪能させて頂きました。
またどこかで彼らに出会いたいです!!
前作が高評価だったし、その続きなので高水準な作品なのは間違いないのですが、、
得てして、くっついちゃった後のお話というと、いざ恋愛が成就してみると、その相手が好き過ぎて、大事に思い過ぎて、失ったりした時の事を考えると恐ろしすぎて、自己完結して右往左往するお話になってしまうのは、もう、これは避けて通れない展開なのだなと、そう、強く思いました。
とりあえず、野末さんがめんどくさいって、けっこうイラっとしちゃったのは、まあ、それだけお話作りに説得力があるってことで、
続巻が出ると知り楽しみにしてました。
でも読んでみて前巻よりは萌えなかったんです。
やはり野末さんと外川の考え方に歳の差を感じてしまって、手放しで尊いと思えなくなったのが原因でした。
何も全てを投げ打ってまで恋に突き進むのが尊いとは思いませんが、あまりにも卑怯に思えてしまったんです。
恋に溺れていたのに柿谷の一言で我に返ってからの態度が好きになれませんでした。
あそこで外川と向き直って話し合って欲しかったです。まあそれがこのお話の醍醐味だったんでしょうが、最後に行き着くところが登場人物を好きになれるかなんですよね。
前巻では許せた野末さんの可愛らしさが、今巻では外川より歳上だけに大人な可愛らしさを見せて欲しかったのです。
野末さんからのプロポーズの場面が無ければ萌でした。
Hello
なんだかここ最近、大好きな作品の続編ラッシュで嬉しい悲鳴!!ワッショイワッショイ!!
御多分に洩れず、前作に出会った時の衝撃を未だ忘れられない一人です。
商業BL飽和時代なので、割と慎重に選ぶ(特に紙の場合は)タイプですが、これは当然購入一択。
▼とにかくオシャレ!!
相変わらずカバーイラスト、装丁、もちろん中身もオシャレ満載!!
どこのページを開いても絵になる...
画面密度のせいなのか、実際ページ数も多いと思うのですが、とにかく読み応えがあります。
野末さんのおうちも、旅先も、バーも雰囲気が良くって、
インテリア雑誌でも読んでいる気分に...
違う...わたしは今BLを読んでいるはずだ...。
隠密主腐なのに、うっかりリビングに飾ってしまいそうです。アブネアブネ。
▼内容について
賛否ご意見出揃っておりますし、どちらもなるほど~と頷いてしまうのですが、
個人的には、アリだと思います。
好きが募るほど、不安になることもありますよね。
不器用なおじさんの恋、可愛すぎる。私は好きです。
オッサンて恋すると少女のようだな...と思うことがリアルでも割とありますし、
まあ、野末さんの、このビジュアルだから許されることもあるでしょうけれど!(笑)
また、私の中ではマイペースで石(!?)みたいな印象の外川くんですが、
ジワジワと好感度が上がるので、不思議な魅力のあるキャラだなあ...と。
キリっとした太眉が下がる表情が好きです(きゅん~)
描き込みが多いのは好きですが、
ラブなシーンに限っては、吹き出しが多すぎてちょっと集中できなかったです(笑)でも、それもよし。
骨ばった外川くんの指がエッチだなって萌えました。
直接局部を描かずとも、エロスを感じさせる画力...嫌いじゃない。
また二人に会えるのを楽しみにしています~どうかなどうかな~!!
作中時間は前作からたった半年しか経過していないようですが、外川が守る相手を持った男って感じのキリッとした顔立ちになっていました~。それでいて、野末さんに対して見せる笑顔には、新婚さんのデレがあって可愛かったです。
一方、野末さんは乙女ちっくに何やら悶々と悩み出しています。マリッジブルーでしょうか。悩み過ぎて仕事でもやらかし、グダグダになってしまうとは。外川との関係がどうなってしまうのか、一時はハラハラしました。
野末さんの同期の柿谷さんと桐嶋さんの出番が多くて良かったです。特に桐嶋さん、前作ではセクハラ豪快上司?みたいな登場だったので、実はこういう人だったのかー、と意外性があったというか。ともあれ上司三人組、立場や生活が変わっても仲がよろしそうで、何よりです。
コマ割や画面構成が、映像作品みたいでお洒落でした。納豆かき混ぜながらのあのシーンが特に好きです。
BLアワードで選ばれた1冊目は、何だか胡散臭い(おしゃれに綺麗にまとめつつ、リアルさも何とか出そうとしてる?)感じがして食指が動かなかったのですが、
他のコミックに付いていた広告の何ページかが思いの外良くて、2冊同時に買ってみました。
広告は、外川くんにあげたネクタイを同僚から指摘された野末さんが、浮ついていることを自覚して焦るシーンです。
1冊目の感想は置いておいて…
withカプチーノで私がいいなと思ったのは、やはり広告の辺りくらいでした。
後は独白や逡巡、会話が長くて長くて…
コマ数も多くて、疲れてしまいました。
私にはちょっと辛かったです。
そしてやはりキャラクターに魅力を感じません。
1冊目の理由(作者が「リアルに感じてもらいたい」と思ってるのが透けて見えて、その割に夢物語のような設定で、さらにその設定が話の中で表現されてない。詳しくは1冊目の感想をご参照ください…)もありますが、
カプチーノは野末に悩ませすぎて、「めんどくさっ」ってなりました。
外川も怒ってる描写多くて、拗らせたいのはわかるんだけど、何か冷たい!怖っ萎える〜って。
いずれにしても、同じようなことがテーマになっている作品は沢山ありますが、文字数分テーマが深く掘り下げられているかと言えばそうでもないし、斬新でもなかったです。
ちょっと例えは違うんですけど、某俳優がサラリーマン役で仕事から疲れて帰ってきてビールを飲むCMが昔あったのですが、私はそれを観て「サラリーマンじゃないくせに!白々しい!」ってすごく感じたんです。
それに似たものを感じてしまったんです。
「物語なのに!」って…
無理矢理悩ませちゃってる感があったんでしょうか。
言葉が少なくても同じ内容が表せてる作品は沢山あります。
丁寧といえば聞こえはいいけれど、一言で言うなら冗長かな、と。
相性、好みもあるんでしょうね。
野末さんの家はとてもおしゃれで素敵でした!
そこは好みです。
前作から大好きなシリーズ。左岸左岸さんが描く繊細な背景や人物はいつ誰が見ても惹かれ、素敵な世界観を作ってくれます。表紙をみただけで、これは絶対面白いと思いました。付き合いはじめた野末さんと外川さん。前回に引き続き、どんな甘々な展開になるかと思っていましたが、良い意味で2人の心情を丁寧に描いて下さり、現実味がある会話や悩みについて少し辛い所もあったけれど、これはこれで良い展開だなと思いました。また、最後はハッピーエンドということで温かくスッキリした気持ちで読み終わることができました。人生のハッピーエンドとはなにか、考えされられる作品でした。
前作は割と今時のボーイズラブという感じで楽しく読めたので、続巻にもそれなりに期待をしていましたが、正直思ってたよりは......という感じでした。
とにかくなんかずっと誰かしらが『良いこと』言ってんな~というのが一番の印象で、そもそも今作が「同部署内」で「同性」で付き合っている、そしてこれから先も一緒に生きていくことを考えた時にどうすれば一番相手が傷つかないだろう、自分も傷つかずにいられるだろうみたいなことを元ノンケの年上受けがずーーーーーっと悩んでる話なので、ある程度は仕方がないと思いますが、マジでずっと名言みたいなことばかり言うので、どうでもいいようなささやかな日常シーンみたいなのが逆にほとんど目立たなく、終盤は完全に台詞で胸やけ状態でした。
攻めと受けは中盤ずっと喧嘩しているので、お互いに気持ちを言葉にする分人生哲学みたいな話が多かったですし、受けが同期に恋人のことをカミングアウトするので、同期たちもなんか良いこと言ってくれるし、攻めとの関係に悩んで仕事にめちゃくちゃ影響する受けを部下たちが助けてくれる時もなんか良いこと言ってくれるし......
穿った見方かもしれませんが、会話文も多く、登場人物の心情吐露が多いので、この二人に惚れ込んでいないとちょっと疲れる構成だったなと思います。
それだけお互いに真剣に自分の、そして相手の人生を考えてるってことなのかなとは思いますし、「10の歳の差」「社内恋愛(上司と部下)」「同性」というキーワードで「普通じゃない」「公表できる関係じゃない」ことに悩むカップルが好きな人にはおもしろい話だったんじゃないかなとは思います。
わたしには合いませんでした。
まさか続編が読めると思っていなかったので、この2人の物語の続きが読めて、心から幸せです・・・!!
前作が綺麗に終わっていたので、どう物語を繋げていくんだろうと本誌で追っていましたが、毎話毎話、想像を遙かに超える展開でした。
パートナーになるまでの過程が丁寧に描かれていて、ラストを読んだときは、心の中の天使がラッパを吹きながら花と米をたくさん飛ばしました。おめでとうー!
前作から、外川くんの三十路とは思え名言の数々に泣いていますが、今作もそれは健在で、特に5話の「現実は映画みたいに~」のところがコマ割りも含めて大好きです。
野末さんの可愛さがパワーアップしていて最高でした。新卒くんに負けないくらい、キュルンキュルンのピッチピチになっています。
改めて書きますが、野末さんと外川くんの物語がまた読めて、本当に心から幸せです。
ありがとうございました!
男同士の壁を超えた一作目、そして今回は超えた先どう生きていくかの一冊でした。
うまく言えなくて申し訳ないのですが、胸いっぱいになってしまいました。
途中、野末さんと外川くんの関係がどうなってしまうのかハラハラしましたが、最後はとても暖かな気持ちにさせてくれました。今回も文句なしの神作です。
これは余談かもですが、小さな描写、小物、景色、フキダシに至るまで、全てが叙情的であり効果的。最初と最後のセリフがリンクしているところは、佐岸先生の「漫画なのに文学的」な感じが出ていて素敵でした。
未読の方はぜひ、前作からお読みになる事をオススメします。
待ちに待った続編。「withカプチーノ」とは?と思っていたけど、読み進めると「はぁぁ〜⋯なるほどね〜」ってなった。野末さんと外川くんを通して見ているのに、いつの間にか身につまされている、悩みの内容は違うけど何故か胸にぐぐ〜っと蘇って来てしまう。自分自身にとってはそんな感じの続編だったし、ある程度社会人年数がある人にはそう感じるかもしれない。正直読んでいて辛い〜ってなったけど、後半は救いのセリフが沢山散りばめられていて、さすがは佐岸左岸先生♡読後は何だか心が浄化された様な心地良さ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
うう〜うう〜ん、、、
かわいい、、、です。
かわいいですが、この可愛さが
「つい滲みでちゃう」よりも「なんかあざとい」
に振り切れて見えちゃって、途中から野末さんが男として見れなくなってしまいました、、、
好みの問題だと思うんですが、
私はびーえるの醍醐味を「受けがちゃんと男である」と考えてるタイプなので
(思考や行動において)
ごめんなさい、あんまりときめきませんでした。
ただ、先生の絵柄や空気感は好きなので次回作も読むと思います!
とにかく好き!って抱きしめたくなる一冊。
オシャレなタイトルとスタイリッシュな絵柄で素朴な雰囲気と現実的なカップルの悩みを見せてくれるこの感じ。唯一無二の尊さ。たぶんきっと不朽の作品。
読む前にぱらぱらっと見ただけでじんわり胸が熱くなっちゃいました。恋にわたわたしてた二人が生活の中に定着してる様子を見られる幸せ。めちゃくちゃクるものがあるんです…泣ける。
半年が経ち、少しだけ冷静になった野末さんが関係に悩むお話。初めてのケンカにしては内容が結構ヘビーなんですが、ゆらゆらしてる野末さんに対して、白黒きっぱりはっきりしてる外川がすんごくイイ男でした。
言っちゃうと野末さんの悩みは、どうしたってすっきり爽やかな解決なんて無いんですよね。ついでに悩みにいにしえBL感と今のリアルが混じってて、作者の説教始まる?って警戒しちゃいます。過去の恋愛否定入るのはBLのお約束すぎて微妙なんだ。でも悩んで解決するのが外川頼りになってなくて良かったし、あの年齢になるまでに野末さんが一人で築いてきたいろいろが見れてすごく良かったです。
あと外川!仲直りエチで終わらせないところ!最高すぎる!!
終わり方も素晴らしかった。最初に戻ってループさせてくれる感じで。こんな風に二人はいつまでも続いていきますよって言ってくれてるみたいで、温かい気持ちになりました。
えちシーンは野末さんが意外に喘ぎまくってて…おじさんの喉が心配にw長生きして欲しいから、外川は無理させないであげてね、って思っちゃうw
幸せをいっぱいもらえて大満足で、もう何度も読み返してます!神!
むむむ〜……
この一連って、作品そのもののファンというよりまず「野末さん」のファンでないとキツいかも。
自分で自分を「おじさん」と卑下ばかりする必要はないと思うし、見た目も思考も随分と若いと思うんです。
でも「かわいい〜♡」と消費するものでもないと思うの。
だけど本作はずっと「野末可愛や」で押してる気がして。
恋に溺れて、
浮ついて、
仕事も手につかない。
そんな前半の「恋する野末」は確かに「かわいい」。
「周囲」というものに急に気付き、
これまでの自分、今の2人の見え方に怯え、
怖気付き、
自分を見失う。
そんな後半の「悩む野末」も多分「かわいい」、のだろう。
そして世間を怖がる可愛い年上おじさんを怖くないよと引っ張っていく頼れる年下攻めとの関係性も、結局「かわいい」のかも。
世間でもよくある社内恋愛、だけど男同士だから…という一見現実のLGBTQ的な命題をぶつけているようで、やはり世間によくある解決法(片方が会社を辞める)でおさまる感じはちょっとふんわりしすぎ?
絵面では全くおじさんに見えないおじさんが可愛く可愛く甘えて、若さゆえ辛抱たまらん年下がリードする2人のイチャイチャシーンは破壊力あり。
ですが…
申し訳ありません、私には野末さんがブリっ子に見えちゃって…。完全「お局」視点になってんね私。
「萌」で。
前作がとても綺麗に完結していたので。これはファンサというか、甘あま後日談を連ねた物語なんだろうな、くらいに軽く思っていた。
表紙と巻頭のふわふわ感と透明感溢れる美しい絵が、その甘い雰囲気を助長する。
侮っていたのだ。
また、この可愛らしい自称こわがりおじさんに。こんなにも切なく泣かされるとは。
時々家に泊まる様になっていた外川を起こし、ラブラブしたがる外川をやんわりと制しながらもイチャイチャ。連日同じタイでは良くないだろうと、お気に入りのネクタイを外川にあげたり。一緒にご飯を食べて。お弁当を作ってあげて。皆んなが見ていないところでコッソリと手を重ねたりしていて。野末さんは、外川以上に。恋に溺れて、浮かれていた。
その事に突然。ゾッとするのだ。気の置けない同期の友人、柿谷に指摘された事で。
足を掬われた気持ちになってしまう。
実のところ、可愛らしく恋に溺れている様子よりも。慌てふためき、外川を遠ざけようとしていることの方がよっぽど。痛々しいのだ。
みっともなく恋に溺れていた、ということよりも。
仕事が手に付かなくなって、公私混同して。仕事をミスしてみたり。
その方が余程、みっともない。ということに渦中の野末さんは気が付かない。
外川を傷付けて。その事で自分も傷付いて。誰かも分からない「他人の目」を怖がり、慄いて。
野末さんには、自分がきちんと築いて来た人間関係がある。職場に、共に苦楽を共にした友人たちも居る。(柿谷さんと桐島さんがいい!凄くいい!)自分を信じてついて来てくれた部下達も居る。彼等を通してまた。野末さんは自分を知る事になる。
もう言い訳をしない、大切なのは何か、を知るまで。ちょっとだけハラハラさせられますが。ホッと温かいラストで。やっぱり涙しました。
野末さんがイジイジクヨクヨ、毒にも薬にもならんジタバタをやってる間。外川の取った行動と決意も良い。やっぱりこの男はオットコマエ〜なんですよね。こりゃ惚れますよ。
普通に考えても社内恋愛の結論というか、末路というか、答えはこれしか無い気もするんです。野末さんが嘯く起業という方法もあるかと思うんですが、お仕事BLとしては、やや弱い本作だと。恋に溺れて仕事をミスしてしまう乙女おじさんにはちょっと難しそうなので。
野末さんにはこの会社で可能な限り出世するというのが妥当な気もします。それも全て分かった上で、別の道を進む外川の決めた道を、全力で応援したい。
縦6コマで魅せる、顔近付いてキス、とか。プロポーズの縦4コマとか。
雪崩れ込んでキスの縦コマとか。その他色々。少しずつ挟まれる、縦コマの、魅せ方には萌えました。
時にスロモーションで。時にコマ落としで。そのまま映像で見せられている様な。
with カプチーノのほろ甘い苦さ、堪能させて頂きました。
第1巻で結ばれた二人のその後!大変心待ちにしておりました。
表紙がもう幸せです。野末さんのパジャマ (in!) 姿、見れば見るほど愛しい。
2度目の成人を目の前にした野末さんが、精一杯恋に踏み出した前巻。
その際言っていた「凝り固まった自我」や価値観。一朝一夕では消えない「雁字搦め」のそれらを、優しく、けれど確かに解きほぐしていくお話が、今回のwithカプチーノでした。
前巻で円満ハッピーエンドだと思っていましたが、確かに、野末さんは「彼を守れる」というスタンスなんですよね。あくまでも年上・年下、上司・部下、社会では認められない同性同士の関係という考えから抜け出せてはいない。
40年もかけて積み上がってきたそういうものを、ゆっくり、時にはぶつかり合って変えていく本巻を経て、二人が互いにもたれかかれるような存在に、真に恋人になれたようでより幸せに感じます。
「なんだか最近、少し憂鬱」という野末さんのモノローグで始まった前巻。
外川くんとの恋を始めた彼が、「なんだか最近、絶好調」と語って始まる本巻。
さらに年齢、立場、性別のしがらみから解放されたはずの彼は、最後のコマの「なんだか最近、」の後にどのような形容詞を充てたのでしょうか。
わかりませんが、幸せなものだといいなと思います。
最初は唐突に思えたラスト(ページが抜けているのかと一瞬不安になりました笑)ですが、読み返すうちに、その先に確かに二人の物語が続いていることを思わせるような、この作品の空気感にぴったりの素敵なエンディングなのだと気付かされました。
ラストといえば、とうとう野末さんのお名前が出ましたね。
イニシャルがSなのでさなえさんでしょうか。草の字を充てるのは初めて見たのですが、雰囲気にあった素敵なお名前だと感じます。
ここまで焦らされたこともあって、名前を呼ぶだけ、手だけのコマに萌えまくりました。
末長く幸せな日々を過ごしていてほしいふたりです。
待ちに待った続編!
控えめに言って最高な作品です。
イケメン度が加速する外川!
可愛さが溢れ出る野末さん!
2人の会話のテンポが大好きです。
読んでいて思ったのは、コミックなんですけど、合間に入る風景の切り取りなどが私には小説っぽく感じました。
だからか、読み終わった後も余韻が残るというか、、、現実に2人が何処かで生活しているような気になってしまいます。
それでいてオシャレ。何回も読めます。歳をとり感情移入する部分も多いです。
先生、素敵な作品をありがとうございました。
オールドファッションカップケーキの続編です。
最初は甘々なカップルの朝から始まります。
年下の恋人が可愛くて仕方がなく、どんどん外川さんを好きになっていく野末さん。
40歳なのに可愛い…♡←私の感想
外川さんと付き合ううちに現れた障害。
それは、男同士が付き合うという世間の目に野末さんは悩まされていきます。
外川さんは結婚したいくらい野末さんが好きなのに、野末さんは周りの目が気になって好きなのに深く踏み込めない。
そのせいでどんどんすれ違っていきます。
空回りして喧嘩して疎遠になるも、やっぱり外川さんが好きだと自覚する。
好きなのに避けられていると感じ、やめていたタバコを吸い始めたり酒の量が増えたりとメンタル的にもボロボロ。
その後、仲直りした2人は話し合いお互いに幸せになれる方法を探していきます。
喧嘩して吹っ切れた様子の野末さんから外川さんへプロポーズする瞬間はきゅん♡としました。
納豆の横に結婚指輪とか平和…♡
誰にも思いつかないような発想が素敵だなと思いました。
この世にこんな可愛い40歳がいるのかというほど野末さんは可愛かった。
世界中探しても野末さんほど可愛い40歳はいないと断言できるほど可愛かった‼︎
喧嘩したり笑ったり当たり前なことが2人にとっては幸せなこと。
ほんわかしていて程よく切ないいい話でした。
まだ読んだことのない人は是非読んでほしいです。
BLアワード2021 BESTコミック部門 1位 受賞作品
『オールドファッションカップケーキ』の続編です。
会社員 外川 実と上司 野末 草苗のお話。
前作では、ル―ティンワークのように日々を過ごしていた野末は、ある日 部下の外川から「アンチエイジング」を提案されました。
――お洒落なカフェでスイーツを注文し、おNewのスマホで写真を撮り、たわいのないトークをする。
色褪せていた野末の毎日が彩色を取り戻していく中で、2人の距離も少しずつ縮まっていきました。
そんなある日、外川に気持ちを打ち明けられます。
「野末さんが好きです。死ぬほど」
今作は、その続きになります。
一途な外川に臆病な野末。
お互いの気持ちが通じ合って付き合いはじめた2人。
…年下の彼氏がめちゃくちゃ可愛い。
野末は公私共に充実した日々を送っていましたが、あることで「現実」に引き戻され…。
誰もが待ち望んでいた『オールドファッションカップケーキ』の続編。
前作の流れを損なわず、2人の現在と未来に言及した作品に仕上がっています。
佐岸左岸先生がコマの一つひとつを丁寧に描かれており、野末と外川の距離感や感情も上手に表現されているので、どこから読んでも物語に入り込めました。
自分の家に泊まることが多い外川にお古のネクタイをあげた野末。
…が、それを同期 柿谷に指摘されてしまいました。
「恋に溺れる気持ちの悪いおじさんだ」
社内恋愛が周囲にバレたら…それも男同士。
外川との恋愛に浮かれていた自分に気付かされます。
このことがきっかけで、上司と部下のままにしておくべきなのかもと悩むように…。
社会的立場がある野末が、これからキャリアを積む予定の外川を含め自分の保身も考えてしまうのは当然です。
自分から距離を取りたいと言ったのに、いざ距離を取られると不安で仕方がない。
朝から晩まで外川のことを考えている野末は仕事でミスをしてしまいます。
これは最後の恋…真剣だからこそ本気で悩み苦しむ。
何が正しいか答えを出せない野末が切なかったです。
一方、全て1人で決めてしまう野末に苛立ちながら、2人の将来に向けて動き出していた外川。
野末と距離を置いている間に、外川はアウトブランドに転職を決めていました。
人として、野末のパートナーとして、成長するために。
10歳年上の野末を自分が守りたいと思う気持ちが外川を強くするのですね。
想像以上の外川の行動力と包容力に胸キュンでした。
お互い大切だからすれ違ってしまう。
しかし、離れてみたことでわかることもある。
「何が現実なのか、あんたが決めること」
野末の同期 桐島の言葉が心に沁みます。
社会の一員である以上、どうしても世間体は気にしてしまう。
それでも、2人の幸せは世間が決めることではありません。
仕事でミスをしたことで、逆に吹っ切れたような野末の姿が印象的でした。
描き下ろし『あとで、のまたあとで。』
本編にある温泉旅行の続き。
旅館でのHシーンです。
相変わらず可愛いやり取りでした(笑)
最後は、何でもない日にサプライズする野末のエピソード。
食卓の納豆と並んでいる小さい箱…胸が熱くなること間違いなしですよ。
日常のさりげないシチュエーションに萌えちゃいました (〃艸〃)♡
全部が初めての2人の恋にはこの先も不安や心配事は起こるでしょう。
でも、その度に、喧嘩をして、話し合いをして、自分達のペースで前に進んで欲しい。
ずっと2人が幸せでいられますように♡
――僕のこれからの人生で君が一番の現実だよ。
この作品を読めば必ずファンになる!
まだ読まれていない方には自信を持っておすすめします。
めちゃめちゃ良かったです
前作がとても良かったので、それ以上なんてと思ってました
すみません
前作の良さそのままに、続編さらなる満足をいただきました
本当に二人のその後のお話
日常がたんたんと進み、二人の関係も思いもどんどん深まります
野末さんが終始可愛くて、外川はカッコいい
野末さんからすると、外川は可愛い歳下彼氏なんだろうけど、とにかく男前でした
あんな三十路反則ですよ
野末さんとちゃんと距離とろうとする彼は寂しくも切なくもあるのに、それすらかっこよく見えてしまう不思議
本当にストーリー、キャラクターともに最高でした‼︎