恋愛感情論

renai kanjoron

恋愛感情論
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神25
  • 萌×258
  • 萌31
  • 中立5
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
24
得点
455
評価数
121
平均
3.8 / 5
神率
20.7%
著者
相葉キョウコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
恋愛感情論
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799751336

あらすじ

心が見えても、君との恋は難しい 特殊体質の涼真は、他人の感情が記号になって見える。 ある日、始めて見る「黒いモヤ」の感情を持った 大学生・青山と出会い、心理学の実験材料にしたいと頼まれる。 モヤの正体を知るため、期間限定で了承した涼真だけど… モヤの正体は一体? いつか(恋)になるのか? 視えるからすれ違って、分からないから愛おしい。 相葉キョウコが贈る、新感覚じれキュンBL!

表題作恋愛感情論

青山和,大学3年生,金持ち
東雲涼真,26歳,レンタル彼氏

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし

レビュー投稿数24

気持ちが見える

相葉さんなので、甘い恋だよね、と分かっていて安心して読める一冊。
こちらのカップルは、お金持ちで恋愛不器用な誠実攻めさんと、レンタル彼氏業のちょっとチャラい受けさんでした。

受けさんは、相手の気持ちが”見える”という体質。実際に見えるというのが不思議ですが、心の言葉が聞こえる設定に比べて、ビジュアルになっていることで、見えるけどその正体が分からない、というケースがあり得ることになります。

なんか黒いもやがみえるけど、それが実は?
答えは後で分かりますが、えっ、そうなの?という答えではありました。想像はつくのですが、それが黒いもやって、とちょっと思ってしまった。

まあ、お互い実は恋愛不器用かもしれなくて、それがこの不思議な設定がうまく活かされてくっつくことになる、というのは面白かったです。

0

自分には合わなかった

攻めの金銭面のこととかムード台無しのウンチクや、受けの攻めに気づかせてあげなきゃ
という謎の上から目線? や自分は好きと直接伝えず回りくどい感じが合いませんでした……
絵柄はすごく綺麗です。
最初からキス前までのモヤは、可愛いの他に複雑な感情が入り交じっていたとしたらまだ恋や恋愛感情の好きでは無かったかもしれないのに、受けに言われて好きだと自覚するところが流されてるだけなんじゃ?と思ってしまいました……
私はあまり萌えることが出来ませんでした

0

BLも楽しめて心理学も学べて一石二鳥


相葉キョウコ先生の出版作は、ほぼ集めています。
年下攻めといえば、というくらい魅力的な攻めを描かれているイメージでそんな今回も大学生×社会人のお話。

心理学を絡めたお話で、人の感情が具現化して見える受けとクールで何を考えているか分からないけど真面目で心理学科を専攻しているお金持ちの攻め。

この攻めの漂う恋愛初心者の童貞感が可愛い…!
そんな姿に、ついつい揶揄うようにリードする年上受けの余裕な感じと、たどたどしいのにエッチの時にはガツガツする攻めのギャップがたまらん~~!!

コマ割りも大きくて、会話数もあまりなく展開もスムーズでサクサクと読みやすいです。
ただ、あまり深く考えずにスラスラ読める分、読み終わった後の余韻感は少なめです。

0

特殊能力持ちの受け

これは私がBLにハマってからあまり経たない時に買った作品で、今でも愛着が湧いていています。若干少女マンガらしい絵柄なものの、受けが女性らしくならずに、しかし可愛く描かれていてとても綺麗です。涼真さんが人の感情が目に見えるという特殊能力を持っているが故に、感情が見えない和くんに対して女々しくてめんどくさいですがそこも可愛い!経験豊富な受けと経験無しの攻めが2人で初めてを乗り越えていくのが可愛かったです。

0

可愛いです。

私はあんまり趣味じゃなかったです!

でもとにかく2人とも可愛いです 笑

設定もなかなか面白かったです。

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今まで読んだ相葉先生の中でいちばんすき

絵がキレイなので、いくつかの作品購入させてもらってますが、結構感情の進みについていけなかったり、物足りなかったり感じてしまってましたが、これはすごくよかった。

レンタル彼氏業の受けと大学生の攻めで
不思議な能力の持ち主と心理学学ぶ金持ちのボン
恋愛慣れと恋愛初心者
しっかり対比項目があったし、話の流れと感情の流れも急展開ってことがなかったです。

少しだけ、受けが能力について攻めに説明するのが早すぎだなー、とか、攻めの性癖はノンケではないのか?とかひっかかりポイントはあったんですが、もともと1巻の中におさめようとするなら仕方ないのかなーと思いました。

2巻も買います!

0

見せ方、進め方がお上手

相葉先生久々に読みました(3冊目)
線が太めでパキッとしていてポップな絵ですね、と改めて思いました(最近かっこいい系の絵を読んでいたので)

冒頭、和のことを「あまりに禍々しい男」とあったので、どんな悪い奴かと思ったのですが、真逆でかわいかったです。

和の黒いもやもやは、涼真のことをいいと思いながら無自覚だったので、あんなんだったんですね。

それが、涼真を好きだと自覚してからは、♡がぽこぽこたくさん飛び出してめっちゃかわいい。

キスのくだりも、ぐんぐんいって見せ方がお上手〜と思いました。

そこから先も話が早い!

和が不慣れで引いてしまうところも、涼真がちゃんと向き合って2人で進むところがとてもよかったてす。
もだもだしていない。
すっきりすこーんとしたお話好きなので。

2巻もめっちゃ楽しみです。


完全に好みですが(5☆満点)
すごい ☆☆☆
面白い ☆☆☆☆
内容が好き ☆☆☆☆
絵が好き ☆☆☆
キャラが好き ☆☆☆
萌える ☆☆☆☆

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見えない思いを知りたくて

今回は心理学を学ぶ大学生と
人の感情が可視化できるレンタル彼氏のお話です。 

受様が顧客を通して知り合った攻様と恋仲になるまでと
本編後の後日談短編を収録。

受様は人の感情が記号化して見える特殊体質の持ち主です。

他人の感情が見えるのは良い事だけではありませんが
レンタル彼氏という仕事をする上では
相手の気持ちが見えるのは武器になります。

常連客の女子大生とデートしていたある日、
彼女の同大の男子学生が絡まれている場に遭遇し、
行きがかり上、助けに入ることになります。
この男児学生こそ今回の攻様になります♪

攻様はチンピラに囲まれてどす黒いオーラを放っていて
受様的には関わり合いになりたくないと思ったのですが
助けられても『ホッとした感情』を見せず、
受様が詰め寄るとまたまたモヤモヤオーラを放つのです。

受様は他人の感情を読むのが当たり前だったので
感情の見えない受様に果然興味が湧いてしまいます。

受様は攻様の白いモヤモヤを解明したいと
攻様を自宅まで送っていく事にします。

攻様のマンションについて
部屋に招かれても色々な質問を続けていると
攻様がブチッと切れてします。

「貴方さっきから認知的不協和理論を応用している」
と怒りだしまい!?

雑誌連載をまとめての書籍化で
感情の見える受様と心理学で感情を分析する攻様の
ドタバタラブコメディになります♪

帯の「相葉キョウコ史上最間甘」というキャッチャーに
惹かれて手にした1冊でしたがとっても面白かったです。

攻様は心理学を学ぶ大学生で受様が心理的手法で
いう事を聞かそうとしている詐欺師かと思ったらしく
そんな素養の無い受様にアワアワするのですが

受様は正直に自分が他人の感情が見える事、
攻様が受様乃見たことの無いモヤモヤを放っていて
受様が何を考えているのか知りたかったと言うと

今度は攻様の方が受様の手を取って
「実験材料になってください」なんて言い出して
これからどうなるのか、ワクワク&ドキドキ♡

感情が見える事で
相手に合わせて行動することが習い性の受様と
感情を抑えて行動していた事で心理学に基づく
感情理論を攫う事が習い性の攻様という凸凹な2人の
恋の過程を楽しく読ませて頂きました♪

攻様が無自覚で放っていたモヤ感情が
実は・・・な展開にそう来るかとびっくりでしたが
どれだけ想っても言葉にしないと真実は伝わらない
という終幕がとっても良かったです。

攻様がそれを自覚していく事でハートが増していき
受様がノックダウンされるほどのハートの乱舞に
とっても萌えました (^O^)/

0

お、置いてけぼりは止めてぇ(>_<)

相手の感情が記号化されて見える能力を持つ涼真が主人公のお話。理解できないモヤを出し続ける和に出会い、その正体を知ろうと関わっていくところから始まります。二人ともキャラ設定がいろいろありそうなのに、見えていない部分が多いです。続編で描く前提かな?と思ったけど、そうでもなさそう?
涼真は26歳で本業がレンタル彼氏、カモにする云々と悪ぶってるけど悪事の実績が見えないので、普通の天然微チャラ男って感じです。和は親に買い与えられたもので生活する大学生、こちらも背景に何かありそうですが、見えたのは金持ちゆえの苦労がちょっとだけ。どちらもチラ見せ状態なので、さらに深いところが気になりました。
お互いに相手が今まで自分の近くにいなかったタイプの人で、かつ求めていた部分を持っていたので、必然的に惹かれ合ったのかなあという印象。なんだかんだ言いつつ、とっても真っすぐで純粋な二人で可愛かったです。
ただ…心理学に夢中な和は良いんですよ、真剣だし、彼らしくて。だからって、あの状況で相手をベッドに放置して本を読みに行くのはナシでしょ!泣。自分だけ先にイって部屋を出るのは止めて欲しかった…そこだけは辛かった。まあ涼真がちゃんとブチ切れてくれて、スッキリできたのは良かったです。
お気に入りは描き下ろしの6.5話全部。萌えが詰まってて最高!毎回分収録されてる表紙絵も全部可愛くて大好きでした。表紙イラストだけ集めてじっくり眺めたいです。

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攻めのギャップ

人の感情が見える受けなのですが、
受けが見たことのない感情を攻めが出していて
何を考えてるのか知りたくて近づいたけど
それを説明すると逆に攻めに実験材料になってくれと言われ
実験を通して少しづつ二人の距離が縮まります。

最初はすごく無表情な攻めなのですが
だんだん照れたりしてきて可愛くなっていきます。
6話ではすごく雄の表情や感情が出てて
ギャップがすごいなぁと思いました。(褒めてます)

二人が結ばれて割とすぐにお話が終わっちゃって
残念だなぁと思っていたのですが
2巻が出るとのことなので2巻により期待したいと思います。

1

甘々です

帯の「相葉キョウコ史上 最甘」という文字に惹かれて購入しました!甘々大好きなので……!!

特異体質(?)で他人から湧き出る感情が記号になって見える、レンタル彼氏の涼真くん(受)
お金持ちのボンボンで、それゆえ過去の人間関係のトラウマから感情を表に出さない(出せない)心理学を学ぶ大学生の和くん(攻)

偶然出逢った2人ですが、涼真くんの感情が見えるという特異体質を知った和くんからの「心理学の実験材料になって欲しい」という申し出が。「食費と交通費出します」という言葉につられOKする涼真くん……

それまで和くんが涼真くんに対して出す、感情の記号ではなく黒いモヤが気になっていた涼真くんでしたが、そのモヤの正体(感情)が分かってからは、もう最甘でした!!!!確かに最甘!!!!!!
感情が見えても本当の意味までは分からなくて、すれ違うこともあるんだなぁとか、見えちゃうことで困ることもあるよね……とか、考えさせられる部分もあり、ちゃんと言葉で伝えることの大切さを感じました。
涼真くんから促され、ちゃんと言葉で伝える和くんはとてもかわいくてかっこよかったです!

あまあまえちえちなのよみたいな~という時には読み返している1冊です!


0

受けのアヒル口(古)が気になるw

感情が見えるっていう、設定が気になって読んでみました。二次創作でよくあるやつーて感じなんですが、そこに心理学を絡めてあってとても面白かったです。

攻めの和は生い立ちとかいろいろ裏がありそうなんですが、今作はそこは深く掘られず。ちょっとズレてて感情が欠落気味で、初めての恋に戸惑ってるとこが主に描かれてました。基本が無表情だから、受けの涼真に向けて顔色変えたりしてるところにキュンときます。自覚なしに必死になってるとことか好きすぎるーw

涼真は結構チョロい?余裕かましてるけど、実は和の気持ちにつられるように好きになっていったようにも見えました。たぶん純粋でイイコなんだろうなあと思います。レンタル彼氏やってて髪型とかもチャラいけどw純情っぽくて可愛いですw

えちシーンは萌えるセリフとか構図とか多くて良かったです。ラストのベッドに並んで話してるシチュエーションがめちゃくちゃ好き、萌えました!

描き下ろしの6.5話はニヤニヤが止まらない…w照れたりハート飛ばしまくったりしちゃう攻め様!良きwすごく良かったです!

一個だけ言いたいのは、最初は受けのアヒル口が気になって集中できなかった…。なんとなく好感度が下がる口の形w受けも攻めもキャラデザが違えば私の中で神評価になってたかも?って作品でした。

1

最高!!!!!!!

めっっっっっっっっちゃ可愛い!!!作者様買いです!!ほんとに大好きですな作品になりました。すごく買って良かったな〜と思いました!!まず、絵が美しい!相葉キョウコ先生の絵がほんとに大好きで、受けがとにかく可愛い!どんだけピュアな二人なんだ!!!可愛すぎて自爆しそうです!!続編楽しみしてます〜!

1

もっと表にだして

他人の感情が記号になって見える、という魅力的な設定なのに!
青山の感情は記号ではなくモヤとして見えているので、その設定がどこか遠くへいっているように感じました。

かといって、全く出てこないわけではありません。
青山が自分の感情を理解した途端、見えるようになった記号たち。
好きは♥で、可愛いは★、恥ずかしいは☀。
人物の周りに、オーラのようにちらちらといるのが可愛いです。

感情を理解して表に出すのが苦手な攻めと、感情が見えすぎて行動してしまう受け。
どちらも悩みがあって、どちらが我慢してもうまくいかない関係性。

もどかしさと可愛さに溢れたお話でした。
もう少し続くようなので、続きがどんな風になるのか楽しみにしています。

0

恋愛感情論

表紙のかわいさに驚愕し即カートに入れてました。所謂表紙買いですが、久しぶりに表紙だけでビビビッときた作品でした。
読んでみると内容もとてもかわいく読んでいてポワポワキュンキュンするものでした。
和くんのど天然(?)発言や自分の世界に没頭してしまったりあまり感情を表に出さなかったり、そんな彼が涼真くんを好きだと気付いたらタカが外れたように自分の気持ちや欲望を言葉にしてて(尚且つ涼真くんにしか見えない♡などがたくさん出てたり)めちゃくちゃかわいくて好きです。
次巻の発売が既に決まっているとのことなのでイチャラブなふたりをたくさん見られるのを楽しみにしてますo(^_^)o

0

次巻に期待

他レーベルの「ディレイル」を読んだばかりだったので、どうしてもあちらと比べてしまいました。

でもこちらの作品の方が他レーベル作品より、とても相葉先生らしい魅力があるのも確かなんです。

ユーモアがあるのにちゃんと色気があって、特に涼真を好きだと気が付いてからの和の表情ががとても可愛くてキュンとしました。
脱いだら凄いギャップも最高でした。

涼真に選んで貰った服を着た和はとても嬉しそうでしたが、金持ちのダサメンからイケメンに変わったらモテて大変な事になるんじゃ無いかと心配になりました。

萌2にしたいところでしたが、和の話す心理学の蘊蓄が多過ぎてちょっと萎えました。恋愛場面がスッと頭に入って来ないです。
まだ続くようなので次は控え目にお願いしたいです。次巻に期待します。

1

見えるからこそ言葉が大事

人の感情が記号になって見える受けの涼真と、心理学を勉強している攻めの青山くんのお話でした。

人の心が見えるお話は何度か読んだことがありますが、人の感情が記号になって見えるといのは初めてだったので新鮮でした。
ハートやお花などの感情に合わせた記号が出てくるのが可愛らしさもあり面白かったです。

感情が見えるからこそ、心理学を学んでいるからこそ、それに頼りすぎてしまいすれ違ってしまうのが切なかったです。
だからこそ、言葉にして伝える、話し合うというのが大切なんだなと改めて思いました。

青山くんが鈍感でなかなか自分の恋心を自覚しないのですが、自覚した瞬間にハートがポロポロ溢れ出てくるのが最高に可愛らしかったです。

続編もあるみたいなので、今からとても楽しみです。

1

攻めがちょっと合わなかった

同作者様の「ディレイル」が面白かったので、感情が見えてしまう受け!こんなの面白そうじゃないか!と購入。
…したのですが、ごめんなさい。私にはちょっと合わなかったかもしれない。
読み終えた今、中立としゅみじゃないの狭間に立っている自分がいます。

人の感情が見える人と、読める人。
特殊な能力や心理学を交えた題材はすごく面白かったんです。
でも、でもですね。
斜め上のぶっ飛んだ金銭感覚を持つお金持ち攻めは嫌いじゃないですし、通常であれば「気持ちの良い金使いだなあ」なんて、むしろ好きなくらい。
しかしながらそれは、自分で稼いでいるか、もしくは社長だ株だアラブだ石油だなんだと、気持ちが良いほど突き抜けたお金持ち感がある場合。
今作の攻め・和は、「自分で出す・自分の貯金から〜」なんてシーンもありつつも、何かと親が親がと言いながら親から与えられた高級品だらけの中で価値が分からないまま暮らしていたり、親のお金やファミリーカードを使うのが私はどうにも受け付けなかったみたいです。
高校生だったらまだ分かるんですけど、彼は大学3年生なんですよね。
フィクションだし、そこは重要じゃないと言ってしまえばそこまで。
でも、涼真のように「変わった子」とは思えず、自分の中に"黒いモヤ"がたまっていく。細かな部分がどうにも気になってしまってだめでした。

2人が恋愛に発展する流れも突然すぎてついていけず、最後まで乗り切れないまま。
和の周りにあふれる、ハートだらけの感情たちは可愛らしかったのですけれど。
絵も、キャラクターの表情も、人の心理を違う角度で見る2人という題材も素敵でした。
ただ、合わない部分も多く、なんだかもやもやとしてしまったので、今回はこちらの評価で。
恋の前にお金のありがたみを知って…

2

本当の気持ちは言葉にしないと伝わらない♡

『ディレイル』に続いて読んだ相葉キョウコ先生の作品です。

大学3年生 青山 和とレンタル彼氏 東雲 涼真のお話。

26歳の涼真の職業はレンタル彼氏。
人気もそこそこで人生も楽しい涼真だが、彼には秘密がありました。
その秘密とは…他人の感情が視えること。
ある日、レンタル彼氏の仕事で女子大生 ユカと歩いていると、トラブルに巻き込まれている男性を目撃します。
成り行きで男性を助けることになった涼真ですが、その男性からは見たこともない「モヤ」が出ていて…。

相葉キョウコ先生の丁寧で可愛い絵柄がファンタジー要素と相まって、ドキドキする展開になっています。
前作の『ディレイル』同様に登場人物が少なく、ほとんど和と涼真のみなのですが、それで飽きずに読み進められるのは凄いと思いました。
それは、ストーリー構成がしっかりしていると同時にキャラも魅力的だからだと思います。

普通には見えるはずがない他人の感情――涼真には、記号だったりオーラだったり、感情が可視化されて見える。
仕事中に涼真が助けた大学生の和は心理学科を専攻していました。
涼真は自分の特殊体質を話したことで、和から「実験材料になって下さい」とお願いされます。
予期せぬ事態に驚く涼真ですが、自分も和の「モヤ」を知りたいと承諾することに…。

ここから、2人のモダモダでジレジレの実験が始まります♡
お互いに恋愛感情を持っていないはずなのに、こちらから見たらすでに♡が飛んでいるように見えるもどかしさ!
天然無自覚な和に翻弄されている涼真も可愛いのですが、イチオシは和が自覚した瞬間です。
もうめちゃくちゃ可愛いんですよ~。
和からは♡がたくさん飛び交っています(笑)
ぜひ本編でご確認ください。

後半は、お互いの気持ちを通じ合った2人が心も身体も結ばれます。
…が、セックスの最中に和が「一人にしてもらえますか」と、涼真をベッドに放置?!
いくら人の感情が見えていても一番知りたい時には相手の気持ちがわからない
過去の経験から自分の感情を隠して生きてきた和は不器用で繊細なタイプ。
一方、感情が視えることを利用して利益重視がちの涼真は明るくて前向きな性格。
そんな2人は恋愛のはじめの一歩を踏み出せるのか?

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、ほんの少し女子大生のユカが登場します。
ある意味、恋のキューピッドだったのかも?

Hシーンは、想像以上にエロさが薄めでした。
しかし、セックスをするまでの臨場感が楽しめます。
2人の胸の高鳴りがこちらにも伝わってくるのでキュンキュンしちゃいますよ~。
和が口でコンドームの袋を破いた場面には悶えましたね(笑)
あぁ、空手で引き締まった和の肉体美をもっと堪能したかった…。
続編では、あまあまな2人が見られることを期待しています♡

描き下ろし『6.5話』
本編のその後のお話。
和から1週間のレンタルをされている涼真。
今日は買い物に付き合うことに…。

作品を通して、恋愛感情だけでなく心理学にも興味が持てる1冊に仕上がっていました。
現在『恋愛感情論』の新章が「MAGAZINE BE×BOY」でスタートしています。
新章では、どんなドキドキが待っているのか?
今から楽しみです。

本当の気持ちは言葉にしないと伝わらない。
気になる方はご覧いただくことをおすすめします♡

2

頭でっかち同士の恋愛

基本は、真面目で寡黙な年下攻め×美人受けって感じです。

心理学を学んでいる攻めと、感情が記号化されて見える特殊能力持ちの受けという組み合わせ。
お互いに研究&好奇心の対象みたいな感じで興味を抱き、一緒にいることにした二人です。

どっちも頭でっかちなんですよね。
心理学に詳しいから、感情が見えるからこそ、ついついそれに頼りきってしまう。
だけど、そんな知識や能力はかえって邪魔なだけで……。

私は思い通じあってからの二人がかわいくて好き。
相葉さんの「年下彼氏に迫られてます。」が好きなんだけど、あれを彷彿させるというのかな。
いや、彷彿どころか、キャラの外見がほとんど同じな気もする……。

これ一冊で完結してるけど、続巻も出るとのこと。
相葉さんの描く年下攻めが好きなので、続きも買うかもしれない。


3

難しいけど面白い

攻めの和が心理学を勉強していて人の感情をすぐに分析してわからなければ本で調べたりしていて頭がよく、この行動は〜、と説明しだしたところが読んでいてなんとなくわかるけど難しい!と思ったし、心理学を入れて話を考えた先生がすごいなと思いました。絵もとても綺麗で美しかったです!

受けの涼真は、人の感情が記号で見えてしまう体質で、人の感情がわかるがゆえの苦労もありレンタル彼氏を職業にしその能力をうまく利用していました。和からでていた初めてみる黒いモヤをきっかけに2人の関係が始まり、親が金持ちな和は関わってくる人は金目当てだと知ってから感情を隠すようにしていたのが、無自覚ででていた感情を涼真に知られ、一緒にいることでどんどん自覚していき最終的には恋愛感情がわかり、頭で考えるだけではダメで相手に伝えることの大切さもわかりハッピーエンドでした!
感情論は難しいですが、感情が記号で見えると面白いし好きが溢れてハートがいっぱいみえたりして可愛かったですし、がっちり鍛え上げられた肉体美やピンクの乳首などエロ要素もしっかりあり新感覚なお話でした。

2

心が見えてもすれ違う

他人の心が読める話はありがちな設定だと思うのですが、可視化できるというのは斬新で面白かったです。

涼真くんは他人の感情が記号になって見える能力があって、レンタル彼氏のお仕事中に、絡まれている男性から黒いモヤが出ているのを見て、初めて見る感情に興味を持ちます。
涼真くんの能力は、感情の記号が目で見えるだけなので、感情が大雑把にしか分からない。好きなら♡嫌いなら×など、見たことある記号なら分かるけど、初めて見る黒いモヤってどんな感情なんだろう?と、男性に近づきます。

その男性が和くんですが、見てても何だかちぐはぐというか、ダサい見た目にハイブランドのバッグだったり、感情が全然出ないのに心理学を専攻してて、知識はすごくあって、感情を心理学に当てはめて解説してくれたり、親が金持ちらしいけど、物欲なさそうで無頓着だったり、でも金銭感覚はお金持ちらしく狂ってて心配になっちゃう不安定さがあるような子なんですよ。
それは家庭環境に問題がある故の事で、感情を出さないのも子どもの頃からの癖みたいになってます。

涼真くんも心が見える故に、過去には人から拒絶されたりしてたので、人に深く踏み込むのは苦手そうですが、他の人とは違う反応をする和くんに能力の事を話して、何故か実験に協力する事になってしまいます。

この後は涼真くんによる恋愛レッスンみたいだなって思いました。
モヤの正体を探りながら実験に付き合って、記号に触ると感情が言葉で分かる事に気が付き、モヤに触る事で和くんの気持ちを前より知る事ができるようになりました。
それからは少し距離を置いてみようとしたり、キスを迫ってみたり、和くんに好きって気持ちを自覚させたり、色々してましたね。
それまで自覚なしだった和くんが暴走し始めるのがまた良かったです。
普段はワンコっぽいのに急に狼になる所、いいじゃないですか。事後にシュンとしちゃうのもワンコみたいです。

ちゃんとお互い自分の気持ちを言葉にする事で、最後すれ違いそうだったのを回避できました。

その時の和くんが、目をギラギラさせながら抱きつぶしたいとか言ってて、もうギャー!!!ってなりました!普段ワンコのギャップ大好きですw
残念ながら抱きつぶしてる最中のシーンはなく、事後ですが、涼真くんお大事にって思いました。

続きも執筆中との事なので、楽しみにしています。

2

感情の可視化に萌えあり!

相葉さんの描く年下攻めは鉄板の可愛さですね…!!
設定も重なってめっっっちゃくちゃ可愛かった!!
(インタビュー記事のサンプルを見てドツボな方は是非♡)
(可愛い感じでゴム開けてるとこ、雄可愛さにマジキュンキュンですよ( ´艸`)♪)

ストーリーも面白かったです。
続きがあるようですが、焦れったい引き延ばしはナシ。
この本だけでも気持ち良く読み終えました(﹡´◡`﹡ )


さてさて。

感情が記号として可視化できる特殊体質男と、
感情を心理学に基づいて感情を分析する男。
経緯は違えど感情を読んでしまう者同士のお話です。

感情が見えるからこそすれ違いを生んだり、
感情が見えるからこそ頼りすぎてしまったり。
トントン拍子で進む割に"ここぞ!"で焦れったい恋を楽しめましたヾ(*´∀`*)ノ

受け:涼真は感情が記号化して視える男。
他人の感情を見るってマイナスなことが圧倒的に多い気がしますが、
涼真は仕事(レンタル彼氏)に役立てて特殊体質と上手に付き合っている様子。
デリケートなテーマながらも明るさに変換してしまうポジティブさが良き♪

攻め:和(のどか)は心理学を学んでいます。
ゆえに相手の言動で学術的に分析し"読み取る"のですね。
(体勢を変えたら「気を許してくれたんですね」とか)
その実 感情原理にはとても疎く、無感情でいることをクセづけてしまっている子です。

ひょんな出会いをした2人。
涼真は和の感情がみえないことを不思議に思い、興味を持って近づきます。
和は最初は不審がるも涼真の話を聞いて一気に興味が沸き、実験材料にしたいとお願い。

実験の為に何度も会って、会話を重ねて。
そんな中、涼真は新能力で和の好意に気付いてーーと展開します。


ポイントは和。
『学術的に行動心理は分析できるけれど感情は鈍い』
これが焦れったさを生みます!!ヾ(*´∀`*)ノ

そんで涼真の可視化。
これが萌えを生みます!!!(∩´///`∩)

も~~ッね!無感情の下に隠されてポソッとでてくる感情が可愛いのですよ!////
和は感情を知らないだけで"無い"わけじゃない。
それを涼真が先に見て気付くけれど、和自身は知らない感情なので理解が出来ない。

焦れったくて可愛い反面、
ここまで感情を殺してしまうようになった経緯がちと切ないです。

んで。涼真としては知った以上気付かせたい。
だって両想いですからね…!!(∩´///`)g グッ
頑張って恋愛感情を教えていくのですよー♪

和はどうしても心理学に当てはめて学術的分析を述べようとするのですが、
涼真の可視化では♡マークがポコポコポコポコ♡♡
出てくる出てくるラブマークで感情ダダ漏れ♡♡♡

エッチしてるときに相手の心理が見えるって多幸感すごいですね( ´艸`)
好きとかわいいで埋め尽くされて、可愛いのなんの!
無自覚だった和から堰を切ったように感情が溢れるのがすごく良かったです。

少し引っかかったのは、涼真が恋心を自覚するのがアッサリすぎたかなぁ…と。
でも和の好意に気付いた後、ジワジワと涼真自身の感情も引きずり出されたっぽいので、
心理学的にいう好意の返報性ってやつの効果もあったのかな~と考えてみたり。

そんな素人分析はさておき、
とりあえず細かいことは抜きにして面白かったです!!

2

「見える」からこそ恋は難しい

〝人の感情が見える〟能力を扱ったファンタジー作品。
シリアスになりがちなこの設定を可愛くコミカルに仕上げているところが良かったです。
とはいえ、見えるからすれ違う、知りたい時に限って分からない……と、いう切なさも感じました。

ある日、人の感情が見える凉真が出会ったのは、大学生の青山。
青山から見える「黒いモヤ」が気になった凉真は青山に近付くものの、心理学を専攻する青山から逆に興味を持たれてしまい……と、いうお話。

涼真の「見え方」が可愛くて、ハートだとかお花だとか¥マークだとか(笑)
ただ、青山は意識的に感情を隠していて、その理由は彼の幼少期の人間関係によるもの。この辺りは少し切なくて、青山の育ってきた環境を考えると世間知らずなのも納得。

青山は自分の感情に鈍感で、本人も気付かない気持ちに触れた涼真が本人よりも先に自身への恋心を知ってしまうところは複雑ですよね。
難解で複雑で、「黒いモヤ」の中の戸惑いに混じった好意にキュンとしてしまいました。
「恋愛感情」を自覚した青山から溢れ出す♡マークがかっわいい!

青山に恋心を自覚させ、自身も惹かれていく涼真。
すごく可愛いのですが、出会いから恋への発展が性急。
続編があるそうなので、そこで2人の感情がもう少し丁寧に描かれるといいなと思います。

勝手に読める感情よりも、本当に知りたいのは本人からの言葉だったり感情表現だったりするんですよね。
感情が読める涼真と、心理学的に感情を理解する青山。
人の感情に敏感な2人だからこそ、自分の気持ちをちゃんと言葉で伝えることが大切なんですね。
2人が言葉と身体で愛を確かめ合う場面はすごく良かった。

地味イケメンな青山のシックスパックの体とか、時折見せる野生み溢れる表情にもキュンとしました。
不器用な告白?には笑いましたけど。

3

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