大切な幼馴染、この関係を壊したくない。

ディレイル

derail

ディレイル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神85
  • 萌×2128
  • 萌70
  • 中立15
  • しゅみじゃない10

--

レビュー数
46
得点
1162
評価数
308
平均
3.9 / 5
神率
27.6%
著者
相葉キョウコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
電子発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784396785147

あらすじ

光しか友達がいない無口な親友・ハル。
光はハルに複数セフレがいると知って、
急に焦りや嫉妬でぽつんとした気持ちにおそわれる。

ハルが女を抱いたかもしれないベッドの中で
悶々として眠れない夜、

「女の子みたいに触れて欲しい?」

隣で眠っていたはずのハルにそう囁かれ、
抱き竦(すく)めるように強ばる身体を奪われてーー…?

ひとつ屋根のした。
沈まぬ月のはてない執着が、
無自覚な太陽をのみ込むラブストーリー!

表題作ディレイル

三宅遥,大学生,光とルームシェア,幼馴染
園崎光,大学生,遥とルームシェア,幼馴染

その他の収録作品

  • ディレイル-after-

レビュー投稿数46

ハルは、「策士策に溺れるって感じやな~」と思いました(笑)

くっつく(付き合う)までが1冊です(書き下ろしで、+αその後がありますが。)

1話からHしてますし、2話もHするところまでの受け目線ですし、その後も「快楽とハルを取り違える」ようにするためにキスとか色々してますし、5話のラストでもHしてます。

5話のラストのHもいいですが、心の繋がり(?)が主軸だと思います。心がちゃんと繋がるのもすっごく良いですが!「コッチもこれから慣れて」の画の光くんも可愛いです!!


でも、気持ちがちゃんと合致してからのエロは5話のラストだけなので、もう少しイチャラブHを見たいな…!!という気持ちになりました。

そして、そんな方にはアニメイト有償冊子(12p)は必見かと思います。
「有償冊子付きの方を買ってて良かった~」となりました!


これから買おうと思っている人には、アニメイト限定有償冊子付きの購入を勧めたいです。

5

面白いです

予約はしていたものの、試し読みで攻めのハルの色気にやられてしまい。早く読みたくて堪らなかった作品です。

最初の攻め視点と次の受け視点とお話が進むので、お互いの相手に対する気持ちは早々に分かります。

なんだ両片思いなんじゃん。と事は簡単に終わりません。
ハルの光に対する策略的な態度に最初は腹が立つ人も居ると思います。光の反応が自分が思い描いていたものと違う事に戸惑い、更に軌道修正しようと足掻く様子が愚かです。

光はそんなハルの態度を誤解して傷付くのです。お互いに好きなのに攻めの愚かさによって拗れて行く様子にハラハラして夢中で読みました。

だから漸く2人が気持ちを確認する場面ではホッとしたと言うか…。

余りにも不器用な2人の関係に萌えました。両思いになってからいきなり素直な表情になるハルが可愛らしく思えました。


読み終えるとタイトルの意味になるほどと思いました。

5

幼馴染 × 執着攻め!

初めて読んだ作家さんです。
読む前から「幼馴染」「10年来の執着」という設定でかなり楽しみにしていた作品でした。
攻め視点と受け視点で進んでいくストーリーで、1話目を読み終わったときに、「あれ、これは受けの計算で落とす策略か?」と思ったけど、そういうわけでもなかった。攻めが一方的に長年片想いを募らせているだけではなく、受けの光もハルの一番になりたい、とお互いに執着しててこじらせている感じ。
お互い好きで求めあっているのに、気持ちが通じ合っていない感じがもどかしくて・・・気持ちを告げあった後、ハルが甘えているのが子供っぽくてかわいかったです。付き合ってからはすごい独占欲・束縛カレシになりそう(笑)そんなハルをかわいいな~仕方ないな~ってなだめる光が見たいなという妄想がはかどりました。そしてハル、あのスペックで絶対モテないわけない!

個人的にはもう少しがっつりエッチシーンがあったらもっともっと最高でした。

4

グイグイ読ませる力がある

初めて読んだ作家さんでしたが、純粋に漫画描くのが上手なんだなと思いました。

攻めは黒髪長身執着攻めで、絵が上手いのもあって存在感があります。

受けは見た目男の子ですが目が大きめで、作画は少女漫画寄りな印象を受けました。

話は、いきなり事に及ぶところから始まるので、片思いが続くような焦れ焦れ感はあまりないです。最初から話が展開するので、スピード感がありましたが、話の組み立てが上手なのかついていけないということもありませんでした。

ただ、やはり展開は早目に感じたので、もっとページ数があったら良かったのかなぁと思います。

話も上手で絵も綺麗で良かったので、次の作品も発表されたらチェックしておきたいです。

3

関係性の変化が素敵

帯に惹かれて購入。初めて読んだ作家さんでした。

ストーリーとしては幼馴染であり大学生の今シェアハウスをするような仲の2人が関係性を変化させていくといったもの。
無口で陰のあるハルと明るく人気者な光。
「俺には光しかいないから、光にも俺しかいなくなればいいのに」と、光に対し執着を抱えていたハルが、光の意識をこちらに向けさせ堕としていこうと策を練る様子が攻視点。
そして受視点のストーリーでは、光がハルに対し抱える心情や願望などが描写されており、ハルと光の意図は一冊を通してかなり繊細に、綿密に描かれています。

二人の感情の揺れ動きや関係性が変わっていく様は、漫画の構図やイラストの綺麗さも相まってかなり魅せられました。
ただあくまでストーリー自体は「2人の関係性の変化」のみなので、周囲の人間などを含んだ濃いストーリーを望む人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。

キャラクターの可愛らしさ、もっとこの2人を見たい、といった点から総合評価として「神作品」とさせていただきます。

3

まさに『ディレイル』!

基本新刊はアニメイトで購入の私。
発売のご案内は見ていましたが、発売までアニ限セット小冊子付まで出るぞ?買う?どうしよう?
と悩んでました…が、結局、購入。
結果!良かった!面白かったです。

試し読みをすれば、前半からグッと来るお話なので迷わず即買いしたのだろうけど、悩んだ要因…題名。「ディレイル」の意味がピンと来なくて…ただのおバカですよね(;^∀^)
読んで内容&題名に納得!大満足です。

出来るだけ読んで楽しんで頂きたいのでネタバレは避けてレビューをしてますが「意味分かんない」は嫌なので多少は御容赦下さい。

10年来の幼馴染み2人のお話。ハル(攻)×光(受)
少し変わった構成で、2人の視点が各々一話ずつ書かれて→2人のお話。となっています。
お話の中から2人の思いがこうなんだろうな…と考えながら読むのも良いのですが、この構成だと細かい想いや考えが分かりやすく微妙なトコまで伝わり易かったです。

お話→ハルの気持ちから始まり執着愛?ドロドロする?と思い読み始めました。次は光の気持ち。これは?ん?違うぞ。どうなる?どうなる?と、どっぷり…一気読みでした。
一見、明るく人当たりの良い光の行動の後ろにある生い立ちや、無口なハルの行動の裏にある思いの深さ。
2人の想いが交差しすれ違い繋がっていきます。

ハルは相当の策士。でも「策士策に溺れる」まさにこのこと。ディレイル=《〔計画・予定・交渉などを〕狂わせる、頓挫させる、失敗させる》です。

ハッピーなラストですが、悩んだ私は冊子付!
冊子を読んで更に満足度↑でした。

気になる方は読む!が正解な作品でした、

2

付き合うまでのうだうだが好きな人には満点

ランキング上位に何度も入り、絵とか試し読みですごく気になっていたので、値下げを機に、電子で購入しましたが…良かった!

レビューで、モヤモヤするとか、この後が気になる、とかコメントを見て、私もそうならないか心配だったのですが、読んでみてとっても満足しました!

付き合うまでのすれ違いや誤解が好きな私にとっては、最後まですれ違うので、1冊丸ごとめちゃくちゃキュンキュンしました。

両片想いで、お互いを思うあまり執着し合って、すれ違う。やることはやってるのに、勘違いして、もだもだする感じがたまりません…。

あと、攻めの肉体…!!!!綺麗な身体ですね…絵が上手い!

両片想いが、付き合うまでうだうだするのがお好きな方にはピッタリだと思います。試し読みでキュンキュンして、購入を迷ってる方は是非!

1

お手本のような執着攻め


同じシーンを攻め視点→受け視点の交互で話が進んでいきます。
行ったり戻ったりですが、視点が違うので二倍楽しめました。

攻めは策略家の執着攻め。
思惑がテンプレで周りを固めて徐々に沼らせていこうと仕掛けます。

対する受けは無自覚で攻めのことが好きで実は両片想いの二人。
素直に行けば絶対にくっ付くのにすれ違いのもどかしさが味わえます。

攻めには受けしかいない。
受けにも攻めしかいない。

そんな二人はラストに向かうにつれて段々と共依存に向かう怪しい気配…。

ですが、ここが相葉キョウコ先生の作風。
ダークっぽくならず、ラブラブな雰囲気です。

王道のクーデレ×明るい属性が本当にお上手な先生です。

1

破綻した計画が2人の足場を敷設する材料になることを信じて

ドラマCDの試聴からこの作品を知って、原作を読んでみました(ネタバレ多し)

ルームシェアをしている大学生の遥くんと光くんのお話です。

光くん→良い子だと思う反面、見事に振り回されてつけこまれてしまいます。
友達も多く、常に人の中心にいるような陽キャに見える光くんにも陰の部分があって、その暗い部分を払拭しようと明るい性格になっていったという背景があります。

遥くん→ただただ光くんに対する執着がえげつないです。
「光だけはいつでも俺のそばにいてくれた」という過去・現在があるので、圧倒的光くん信者という感じ。そんな遥くんの独占欲から来る感情による「計画」が始まるのですが、まぁ初手からかなりひねくれています。光くんに固執するあまり、加虐心のようなものが生まれてしまい「素直になれば万事解決じゃないか!」とも思うけれど、そんな簡単には行かないよなと不器用な駆け引きに早速、原作に傾倒してしまいました。
寸分の狂いもないような精緻な計画を立てているように見せて、自分も動揺しないように淡々と計画を遂行していく遥くん。と思いきや、光くんの素直で可愛らしい部分が時折感じられると冷徹で自分に与えられた任務だけをこなす男性から、ただ単に恋心をこじらせた幼馴染の遥くんに戻ってしまいます。計算して作りこまれた計画なのに悉く崩壊することが物語の中で何度かありますが、等身大に戻ってしまうことが情けなく感じたり、感情が揺れていることを認めたくないという攻めの葛藤もうまく描かれています。

難解なことばかりを考えすぎて空回りしているのは勿論、相手だけに変わってもらおうと懐柔する姿勢は人間の怖さを感じましたが、自縄自縛で苦しむ遥くんの気持ちはひねくれの福袋みたいな自分にも痛いほど分かるので、卑屈特有な思考回路を描くのがお上手だと感じました。
それに比べて、素直で思っていることを言葉で伝えてくれる光くんのほうが物語の中では1枚上手だと思います。不用意な計画のせいで光くんが悲しんでしまい、そこに遥くんが畳みかけるようなシーンは可哀想でした。

台詞ではない、心情が言語化されている部分なんかは、シリアスで模糊としていて不安定な情緒が表れていて好きでした。

元々の発端は、光くんが女性連れ込み禁止である遥くんとの愛の巣に女性を招き入れてしまったことが全ての元凶なのですが…(超強引に家に行きたいアピールしてくるので断れず)、次のお宅訪問では特大しゃもじ持ってくるんじゃないか!?というくらい勢いのあるこの女性、中村さんというのですがこの人がいい味を出すんです。
光くんにド直球で「光くんはいつもニコニコしていて八方美人だし、みんなを平等に扱いすぎて一番にはなれないっていう感じなのよ…」
この芯を突いた発言で光くんは誰にでも平等に接するということが、場合によって善良なことではないというのを認識していきます。
中村さんのおかげで物語は急変していくし、光くんの感情の変革を与えてくれた影の立役者だと思います(頼もしい中村さん、マヂ感謝)
これが相思相愛のきっかけとなり、お互いの共通点を発見することにもなっていきます。

お互い「友達」という極上の居心地に味を占めていることを徐々に自覚していく2人。自分1人のことだけではなく相手がいるなら尚更、関係など含めて変わっていくことは怖いことだと思うけれど、でもそこに驕りや慢心があったらどうなのだろうか…。
思っていることを馬鹿正直に、うまく伝えようなんて考えずにとにかく言えればいいのだが…。幼馴染2人の脱線は繰り返して、そしてまた振り出しに戻る日々。

光くんを弄んで、操って、揺さぶって楽しむ遥くんに対して、満更でもない光くん。
遥は俺だけを求めてくれていた、と心の奥底では2人の気持ちが通じ合っているのに勿体なさすぎてウズウズしてしまうほどでした。お互いの思いは合致していても一筋縄ではいかないこの状況がもどかしい。
「期待しないほうがどうかしている」と光くんの心情として書かれた言葉があるのですが、これが全てを物語っているように思いました。感情のやり場がないほど焦がれている光くん。

光くんが咄嗟に発言した告白の言葉に対して「なんで?」と遥くんが突き放したシーンは流石にツラかった。(光くんのお母さん、激オコ案件)
しかし遥くんの気持ちもよく分かるので、どちらにも感情移入出来たことによって読み終えた後の満足感は凄まじかったです。
「そんなうまくいくわけないだろ…」みたいな気持ちに陥ってしまうことは理解できますが、特に遥くんの場合は自身が綿密に立てた計画という土台が中心になってしまっているので、更に円滑に進むことへの恐怖感が倍増しているのではないかと少し切なくなってしまいました。

ただ、強気な口調の中にも弱気になったり本音である悲哀を「誤算」というフレーズで吐露し始める遥くんの感情の変化も見受けられ、堅物な攻めが息を切らしながら受けを追いかける終盤のシーンでは、「ただ伝えないといけない」と余計なものを一切排除して最低限だけを伝えてくる遥くんの覚悟を感じました。
不器用なりの配慮ができるようになっていく遥くんの成長に感動し、光くんに関しては小悪魔受けのセンスがカンストしているので将来有望な子を発見し嬉々としました。
(あと空き教室を見つけるのうまい)

作画はしっかりしていながらも、繊細さもあってコミカルな部分もあるので読みやすかったです。

自分を求めてくれる、言ってしまえば便利な存在だと表現することもできるお互いの存在。
「いてくれたら嬉しい」という曖昧で抽象的なものではなく、「君がそばに」という具体的な
「いてほしい」を言えるまでに道を踏み外し、脱線をした2人。
この計画が破綻してくれて良かったと思うし、永遠に合わない計算で良かったと思う。路は2人で敷いていくという確固たる信念がそこにはあると思うので。

1

同じ時系列のそれぞれの視点が斬新

読み返し。

ハルと光は10年来の幼なじみで、ハルは光のことが好きなのですが
光に自分の気持ちを決して伝えず駆け引きのようなことを仕掛けます。
その結果、簡単に光が落ちます。
でもー…。

1話だけで随分話が進んで、ハッピーエンドかと思いきや、
そこからある意味お話が始まります。

この本の面白いところが、それぞれの視点で
同じ時系列の時の話が読めるので
ハルSIDEと光SIDEがそれぞれ楽しめるのです。
この時言った光の言葉の意味はそういうことだったんだ…とか
それぞれの気持ちを感じることが出来て、すごく面白い描き方だなぁと思いました。

途中気持ちのすれ違いがあってハルに怒りをいだきつつも、
ちゃんと行動を起こしてくれて良かったです。
行動を起こしてくれていないと、どうなっていたことか…。


すごく素敵なお話なのですが、欲を言えばお互いが気持ちを伝えあったあとのお話を
もっともっと読みたいなぁと思いました。
甘えたなハルがもっと見たかったです(*´ω`*)

1

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