オーバーテイク

over take

オーバーテイク
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌20
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
95
評価数
31
平均
3.2 / 5
神率
9.7%
著者
加東セツコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784199605529

あらすじ

史也(ふみや)と賢吾(けんご)は、九つも歳の離れた幼なじみ同士。優等生の自分の後をいつもついてきた賢吾は、大人になった今でも、史也の大切な弟的存在だ。けれど、受験生になった賢吾は史也を熱っぽい視線で見つめるように…。しかも「合格したらキスしてあげる」と宣言されて!? 表題作他、秘めやかな大人の恋愛模様を描く2編同時収録?

表題作オーバーテイク

赤芝賢吾,九歳下の幼なじみで大学受験生
白河史也,市立図書館員

同時収録作品くものあみ

黒田 実家の古書店を継いだ地元の友人
伊勢 職場になじめない会社員

同時収録作品ミミック

里見 22歳 会社で同じチームの後輩
及川 攻と同い年の息子がいる会社員

その他の収録作品

  • 「オーバーテイク」番外編 ふたり肩を並べて

レビュー投稿数13

「ミミック」が好きで好きで

私は基本的に、加東先生の作品は長い方が好きなのですが、今回のコミックはちょっと違いました。表題作から3:2:1の長さだったのですが、一番最後の「ミミック」が自分のツボでした。萌2はすべてこの24ページへの評価です。

部下×上司なんですが、この部下のしたたかなこと!
残業をして近づくのを虎視眈々を狙うのはまだしも、自分と同い年22歳の息子がいると分かってからも、引くどころか息子の不在につけこんで迫るとか、若いのになかなかやるなおぬし!って感激しました。ライオンみたいな容姿も好みでした。上司がまた付け込みたくなるタイプでしたし、ラストの構図も素敵でした。

5

端正が仇

JUNEの創作コードをBLの手法に組み込んだら
こう言う作品が出来るのか、と考えてしまう
端正な作品です。
物語として隙が無い反面、読者側で焦点を
常に気にしていないとたまに萌え所に迷って
しまいそうな印象も受けます。
表題作だけではなく併録作も隙が無いもの
ですから、気楽に読み流すには適さない
一冊かも知れませんね。
少しずつ間合いを詰めながら読み込んで
いくと蜜の部分を味わい易くなるかも知れません。
評者は好きですよ、こう言う作風も。

4

最後まで追いつけない?

正直表題作は好みではなかったんですよね。
9つ年下の幼馴染が自分をいつも追いかけてくるけれど
中学、高校、大学と、どれも落ちてしまう。
凄い頑張ってるんだけど、この性格があまり好みじゃないんだろうな。
頼りないというか、なんというか…
でも最後にショートで入ってた就職のお話まで来ると
さすがに大人になった分、ずるがしこくなってて良かったです。

そのまま次の話を何気なく(苗字とか気にせず)読んでいったら
表題作の続きかと思ってしまった(あっ就職できたんだ!!って)

「くものあみ」
私はこの話がこの本のなかでは1番好きかも。
何でかって?やはり私好みのズルイ性格のキャラが登場してるからかなぁ(^^;)
就職して、まだ慣れないもどかしさを抱えながら毎日過ぎてる。
先輩が助けてくれるんだけど、楽しみは高校のころから好きだった黒田との電話。
そして就職して初めて地元に戻り黒田と再会するのですが、
腕には小さな赤ちゃんが?!
まさか結婚してた?!

それから記憶はなく、どうやって自分の実家に戻ったのか
そんな時、先輩が訪ねてきて…
お泊りしたけど、翌日黒田と鉢合わせ!!
おっ?となストーリーも一応期待しましたが、
先輩はフェイドアウトしていって2人きり。
隠してた気持ちを黒田に伝えてハッピーエンドですvv

そして黒田、もちろん黒田の方も前から好きだったのに、
あえて自分から告白せずにいた。
赤ちゃんを連れてたのも、誤解すると分っててワザと。
とにかくズルイし、意地悪だけど、ちゃんと相手のこと好きだから良いの。

6

靴下萌え

加東セツコさんは本当にリーマン受けが美しい・・・
某漫画で行為の最中の受けの靴下の描写に惚れました あのくたびれた感じがたまらん!おっさんって素敵ですね
この本でも史也の靴下+パンツなんてかなり美味しいシーンがあぁ・・・
生々しい感じの描写が好きな方やリーマン受け好きな方にはオススメしたいのは加東セツコさんですねー最中は靴下履いててほしい派になりました。

年下で年の差っていいですね、一回若さ(?)のせいもあり強姦まがいのことをしてしまったり早とちりしてしまうのは子供だからこそ出来ることだと思います。

6

同級生だけが幼馴染じゃない。

年の差9つの幼馴染。
母親から受験を控えているが成績が上がらないため、勉強をみてあげたらどうか言われる。

母親同士で話していたようで
当たり前のように話はすんなり進むが、当の本人はあまり気のりしていない様子。

気が進まなかった理由は、誰にも頼らず自分で頑張り大好きな9つ上の幼馴染に胸を貼りたかったから・・・

とくに目立ったストーリーではないのですが、決して明るいとは思えない瞳の動きや雰囲気が軽くなく薄くなく程よい感じに伝わる
ストーリーになっています。

黒髪で真面目な年下幼馴染が
攻めであることも良かった

4

年上受けを追いかける!

三つの話のうち、二つは年下攻めで年の差カプ。
オーバーテイク(追い越し)だけに、
年上受けに追いつけ追い越せな年下攻めの頑張りが目立つ作品集でした。


◆【オーバーテイク】全3話+描き下ろし番外編
大学受験生×図書館員。年の差9歳の幼馴染カプ。
受験や就活をがんばって「追いつきたい」という年下攻めのこだわりと、
そんな攻めを立てて待ってあげる大人受けの優しさが光るお話でした。
初エッチは賢吾(攻め)が就職した番外編で。
夢中になるとまだ子どもな賢吾にちょっと安心する史也(受け)でした。
てか賢吾、いくつになっても顔つきや口調がお子様にしか見えないような??ww
子供時代の話が少なくて2人の歴史とか恋心への移行(特に史也)はあまり伝わってこなかったけど、可愛いカップリングでした。


◆【くものあみ】全2話
同級生カプ。古書店を継いだ地元の友人×上京した会社員。
電話では他愛ない話ばかりだが、肝心なことは言えない伊勢(受け)。
不器用な伊勢の気持ちも、職場になじめていないこともお見通しの黒田(攻め)の
男前さと狡さが素敵でした。
頼られていざ本命が現れたら退散のあて馬君には何らかのフォローがほしかったところw
恋愛関係になってからの話も読みたかったかな~。残念ながらキスED。


◆【ミミック】
年下攻め。優秀な若手社員×子持ち社員
2人とも瞳がそれほど大きくない切れ長目!画的には一番シャープで好みなカプでしたv
特に里見(攻め)は、精悍だが目がちょっと離れた顔立ちがあどけなく、こういう顔の人いるいる~!なんて思ったり。色んな顔立ちを描き分けられる作家さんですね~v
実は猫を被っていて、本性を見せた攻めが本格的にアプローチをかけ始めるであろう今後が気になるお話でした。


絵はキレイなんだけど、全体的にキャラの目ヂカラが強い&アップが多くてちょっと息が詰まる気も…?しかしそのことで独特な不穏さというか意味深長さが感じられる効果もあり、
話自体はもうひと捻りほしいと思うシンプルな展開なのに、どことなくエキセントリックな雰囲気にひきつけられました。

3

加東セツコというアンニュイな雰囲気を楽しむ。

唐突すぎるストーリーが読み手をオーバーテイク(追い越し)!

一冊の半分を占める表題作と他2作の短編が収録されています。
話の内容はひねりもなくストレート。

表題作くらいの長さがあれば心理描写も垣間見えますが短編だと話の唐突さが目立ちビックリします(笑)

【オーバーテイク】
9才年上の幼なじみの史也に追いつきたい賢吾。

史也の大人な振る舞いや仲の良さそうな同僚を目にして不安になり焦ったまま史也を押し倒してしまう若い熱は年の差&年下攻めの醍醐味!

史也の方も自分の後を追いかけたがる子どもだった賢吾が、いつの間にか大人びていたことに戸惑って、ぎごちなく接する態度は色っぽくて可愛いです。

しかし、このふたり、いつの間につき合い始めた?入試後のキス?
あの『合格したらお礼はキスしてあげる』も、ご褒美に、とおねだりするならまだしも告白すっ飛ばしで史也の気持ちも確かめずに…というのが何とも(笑)
何も言わない史也もこの時点で賢吾の激情にあてられてたんでしょうか?

ラスト1ページから描き下ろし番外編にかけて一途な年下だった賢吾がちょっぴりしたたかに成長してエッチの主導権を握りつつある感じは良かったです。

【くものあみ】
地元に残る同級生:黒田に片想い中の新人リーマン伊勢。
慣れない社会人生活に苦労する伊勢の面倒を見る先輩の戸川。
戸川の伊勢への想いが何となく伝わってきて良かった…けど一晩あけたら見事な当て馬だったので加東さん、救済してあげてください(泣)

子どもを抱いてたからって、いくら内気でも「結婚したの?」ってその場で聞けないか?とネガな伊勢にイラっとしてしまった(笑)
想いを寄せられている黒田が腹黒っぽいのは好みでしたw

【ミミック】
ずっと好きだった上司が子連れバツイチだと知ってアタックするひとまわり以上年下の部下。

意味ありげな視線を投げる息子が出てきたので三角関係を期待してワクワクしてたのに何もなくて肩すかしを食らってしまった気分(笑)

…部下と同い年だというあの息子は比較の為だけに登場したの?
なんだったんだ…思わせぶりすぎる(笑)

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絵は相変わらず、しっとりとした色香を漂わせて魅力的です。
コマ割が巧く縦長の見せゴマや湿度の高い濡れ場の見せ方にエロくて頬が緩みます。

何か言いたげな目線の艶に負けて作家買いしてしまう困った作家さんでございます~εー(´∀`;)


3

年上は可愛い幼なじみには甘くなる

9歳違いの幼なじみ、受けである史也の後を小さな頃から追いかけ続ける一途な純情。
成績優秀で真面目な史也が卒業した中学高校と目指すもダメなちょっとお勉強は
出来ないけれど、一生懸命年上の幼なじみの後を追いかける姿には、
追いかけられる方は可愛くて仕方ないかも知れないと思わせる。

いつまでも小さな歳の離れた弟みたいな幼なじみ、でもいつの間にか成長していて、
自分に向ける視線に欲情を感じる雰囲気ありでした。
はっきり言葉にした関係でないけれど、お互い気持ちは一緒と思っているところに
嫉妬から擦れ違いを起こしてしまう。
かなり印象としては地味目のラブでしょうか。

個人的には同時収録されてるくものあみが良かったかも、社会人になって3か月、
会社の慣れないままに、不安や戸惑いがで更に地元の友人で密かに思いを抱いている
相手に情けない姿を見せたくないとか、好きだから見栄をはり続けてるが
どうしても会いたくなって仕事を休んで会いに行った先で見た子供を抱く友人の姿。
ショックを受けて一人グルグルしている感じの話で勤め先の優しい先輩が当て馬か
お邪魔虫の感じで出てくるのですが、そこにも隠れた思いを感じ取るようなお話。
ハッピーエンドものですが妙に惹かれました。

2

狡いなぁ~。。

年下攻めが2編(内、1編はオヤジ受け?になるのか??)、同級生カプが1編の構成でした。

全体的に思わせ振りな表情で、妙に何か言いたげで。。そして、攻めが『狡い!』。

受けは、自分の思いを堪えていたり、自覚していなかったり。。ですが、攻めの狡さは確信犯ですね~。『オーバーテイク』と『くものあみ』は、受けの心が自分に向いていることを知っていて、自分から愛を告白するでもなく、相手に言わせようとするあたりが。。『ミミック』は、直球で愛の告白をしているようですが、しっかり受けの退路を断っているあたりが、結構策士。

『オーバーテイク』については、そんなに年下の幼なじみって可愛いものかな~?と(エピソード的にちょっと弱い感じが。。)思わなくもないですねぇ。。(まぁ、あの甘えた表情が可愛いので、そこにほだされた感はありますが。。)

ただ、作品全体を見ると、エッチは少なめ。(オーバーテイクは、嫉妬と若さで暴走したけれど。。エッチそのものはさらりとしています)絵柄の色っぽさから言うと、何だか物足りない感じがします。(←私が欲しがりなだけ?)

個人的には、『くものあみ』の先輩の救済と、『ミミック』のその後、そして賢吾が嫉妬するきっかけとなった相葉(史也の同僚)辺りも誰か居そうで気になるところです。

折角なので、相葉メインで、その後の二人を出したお話とか、『ミミック』の息子が一悶着(『オヤジはアンタにやらない!』も良し。『俺、好きなヤツ(男)がいるんだ。こいつとのこと、本気だから』でも良し。)起こして、振り回されたおかげで二人がうまくいくとか。。そんな話が読んでみたいです。(もう、滅茶苦茶盛り上がって、お色気ムンムン?の、できればエッチ増量方向で(笑))

2

曖昧なストーリー運びが好き

中編2作品と短編1作品収録。

「オーバーテイク」
成績不振の年下の幼馴染・賢吾の家庭教師を引き受ける図書館勤務の史也。
賢吾は史也に追いつきたかったという。
それ以上にどこか熱い視線を感じる史也だが…
この賢吾くん、自分に自信がないのかな。きちんと言葉にせずに史也に無理をする。
追いつきたい、それだけで背伸びをしたり落ち込んだりする恋心。
でも史也だって。
…というお話。
絵がとても美麗。逆にストーリーに勝ってしまってますね。

「くものあみ」
高校の同級生・黒田がずっと好きな新人リーマンの伊勢。仕事に今一つ馴染めず、衝動的に休みを取って地元に帰る。
だが、久々に会えた黒田は赤ちゃんを抱いていて…
伊勢の職場の先輩も思わせぶりなんだけど、あっけなくまとまります。
ストーリーとしては多分色々未熟なのかもだけど、私は面白かった。
私は加東セツコ先生の魅力って曖昧な部分にあると思ってるんだけど、この物語は珍しくストレートな感じ。
黒田が余裕過ぎるのがちょっと憎たらしいわ。

「ミミック」
若いのに大人の息子がいるシングルファーザーの及川。
息子と同い年の部下・里見は、息子がいない日と知っていきなり及川に…!
…はいいんだけど、とにかく短いお話なので及川が言う里見の「本性」がわからない。真面目なフリして強引ってこと?
「擬態」というからには、里見にもっと焦点を当てて欲しかったかもしれない。でもこの寸止め具合が加東セツコ先生の良いところだとも思ってるから…
また、及川はくたびれ感はあるけど里見との年の差があまり見えない。絵の美麗さが邪魔しているのかな。

1

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