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「俺はあんたを絶対に愛し抜くって決めてんだ」至高の浄化ラブ
kiss wa tsugai ni hizamazuku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作画も美しく、1ページ目から期待させてくれる出だし。
「みつけた俺の番」(セリフうろ覚えです)
そこから、どんどん出てくるいろんなあれこれ。
α嫌いの、α食いのオメガ零王くん。
Ωの子のトラウマだとか、孤児院?家庭の事情だとか、攻めと関係を持ったことにより、他のαと出来なくなってしまい体調を崩すのに、攻めはカラダでなく心でつながりたいからと、体の関係は持たない。
子供たちもかわ良く描かれていたし、αに対して警戒心強すぎの零王くんをは出していくにはいいのかもしれないし、そもそも孤児院にいることで彼の過去とかとつながるのかもだけど。
全部よかったのですが、詰め込みすぎなような・・・。
話が薄味になってしまったような気がしてもったいない気がしました。
『見つけた、俺の運命の人』
ドラマのセリフのような愛の言葉から始まるαの伊織とΩの零王。Ωのフェロモンに充てられて零王を抱き潰してしまう伊織ですが、嫌われているにも関わらず運命の愛を信じて零王に愛の告白を続けます。零王にはαを信じられない過去があり…。。。
まず、エヌオカ先生の素晴らしく美しい絵が素敵です。紙本ですが、修正が白線ぐしゃぐしゃで薄くてとってもえちえちです。ゾクッとするほど美しい表情はもちろんですが、ギャグパートの描き方も可愛くてそのギャップが良いです。
作中、子ども達も登場しますが、子どもの描写も可愛いです。
ストーリーは、零王の過去に何があったかがかなり重い内容で読んでいて胸が抉られます。そんな過去を反面教師に『自分は同じようにはならない』と伊織が運命の番とわかっていて、本能から求めようとしているのを否定しようとする姿がとても苦しいです。
しかし、一途でまっすぐな伊織くん。そんな不安も全て包み込むような愛情で零王に愛を伝え続けるワンコ彼氏が爆誕します。
苦しかった分だけ、幸せ感が強いです。零王には伊織に一生幸せにしてもらって欲しいです!
オメガバースが好きな方、夜明けな話が好きな方にとてもおすすめです♡
オメガバースの運命の番系の作品です。まず、作画が安定していて綺麗でとても好みでした!!
受けがΩの中でも特殊な体質の持ちぬしという設定で、ビッチっぽいところから真っすぐな攻めαに絆されていく内容です。
受けが強気受けなのが良かったのと、実は養護施設に住んでおり下の子たちの世話をしている所もギャップ萌え・・・・・・・
個人的には、受けのお母さん?の話が好きです、あとビジュアルが好みです。
親のくだりは結構シビアで闇っぽい感じあります。
王道甘々系ではなくて、夜明けかな??という感じです。
まず作画がめちゃくちゃ綺麗。こういう手の込んだ作品で内容もしっかりしてるしオメガバースっていう鬱要素も含んだ漫画めちゃくちゃ好き。
この漫画は主人公がアルファ。結構主人公オメガの漫画多め?だから珍しいと思う。しかもアルファのくせにわんぱく。え、アルファなのに可愛いとかありなん?と思ったけどこの主人公かっこいい要素と可愛い要素絶妙なバランスで持っててこいつすげえな(小並感)って思った。
オメガバースだから子供がいるのは仕方ないとして、ただ、このメインの2人の子供じゃないとこは個人的に好感度高い(オメガバ好きなくせにオメガバの出産・育児要素が苦手勢)。
展開としては結構ありきたりだけどそこに行き着くまでの展開とか作画で全然カバーできてると思うから全然好き!読める!
ストーリー展開としては割と王道なはずなんですが、どこか他の作品と一線を画しているような気がする不思議な作品でした。やはり、メイン2人の性格かな? 序盤でレオのフェロモンに逆らえず犯してしまう伊織ですが、その直前直後でさえ理性を保っていて、過ちを犯したのは本当にこの一度きり。あとは終始レオに対して真摯に穏やかに接していたので、αらしい威圧感をまったく感じさせなかったことは、レオだけでなく読者にとっても新鮮に映ったのかもしれません。
また、Ωのレオも、快楽によって絆されるという描写は一切なく自分の信念を貫いていて、とろ顔もほとんど見せなかったところが印象的でした。彼の過去を知って、αに対して強硬な姿勢を貫くのは当然だろうと思いましたし、レオの熱意に最後に折れるまで踏みとどまったのは格好良かったです。彼の性格にいわゆるΩらしさをまったく感じなかったところも、魅力の1つかも。表紙を見てどろどろした雰囲気を想像していたのに、想像以上の清涼感と切なさと純愛を得られた作品だったから、ギャップがあったのかなと思います。伊織の隣で安心して、とても優しい目をするようになったレオに嬉しくなりました。
帯の煽り文が上手い。壮絶な過去に囚われているレオですが、伊織という存在に出会えて本当に良かった。零が本当に救われ無さすぎて可哀想で惨くて、途中本当に読むのが辛かった…。こればっかりは本当に仕方ないというか、誰も悪くない(零の相手のα以外)という感じで。主に出てくる登場人物はみんなレオのことを大切に思っているのが伝わってきて、泣けました。子供たちも無邪気でとても可愛いです。また、オメガバースという設定を最大限生かされていて、ストーリーの作り込みが素晴らしいと思いました。エヌオカ ヨチ先生にはこれからも素敵な作品を作っていって頂きたいです。
まず絵が綺麗すぎる…。表紙も綺麗だけど、中も綺麗。
受けの色気も表現されててイイ…本当に神だと思います。
オメガバースの王道って感じで、でもそれがありきたりじゃないところが好きです。
受けは真っ直ぐな攻めくんに沢山愛されてほしい…。
これって攻めくんは一個下なのかな?
他のキャラのことも深掘りしたくなる。
この2人の続きの物語、またどこかで読めたらいいな。
もっと早く出会いたかった一冊でした。
エヌオカヨチ先生をこれからも推していきたいです。
試し読みと、女王様受けに惹かれて購入したんですが、女王様は一瞬だけでした!
攻めと出会ってからは、ただの強気な意地っ張りです!
Ωだけど女過ぎない少年過ぎない見た目がすごく良い。
二人とも体格差があまりないからエロい。
レオの母♂の話が辛かった。好きな人が出来たって嬉しそうに言って、番った直後にあの仕打ち……。ガリッガリにやせ細って、唇もカサカサ、指も細くなって指輪ががばがばな描写が悲しい。
レオママの人生(レオが産まれた過程とか)をスピンオフで読みたい。
出会う事さえ出来れば遺伝子が勝手にお互いを好き同士にしてくれる
αとΩだけに与えられた恋愛チートシステム「運命の番」
私にとってこの設定はオメガバースの目の上のコブのような存在だ。
過去にαに裏切られ嫌いになったΩが運命の番の愛を拒否、
報われないワンコαが女王様Ωを振り向かせる…
そのような話を想像していました。
ところがそこに待ち受けていたのは、
私の想像を遥かに凌ぐ深い苦しみと悲しみだった。
ただでさえ知らない男達の慰み者にされて吐き気がするのに、
その状態で番の拘束による肉体的な苦痛まであるとしたら、
零が受けた苦しみは想像を絶する耐え難いものだっただろう…。
愛を信じて裏切られ、息子に嘘を残して死んでいった零は、
愚かだとか、酷い親だという見方もあるかもしれない。
けれど、私は零があまりにも可哀想だとしか思えず、
誰か相談出来る人や機関、救われる方法は無かったのか?と考えてしまう。
初めて読み終えた時は無事ハッピーエンドを見届けても、
真っ先に親子の辛い過去のシーンが浮かんでしまい、
読後も少し気分が落ち込みました…。
αもΩもうなじを噛んで番になるのも現実の人間界には無いのに、
ここまで心に強く働きかけてくるのって凄い事だよね…。
登場人物の辛い過去の描写は幸せになって欲しい気持ちが増すので
あった方が良いし、その辛さも含めてこの作品が好きなんですけれどね。
そんな過去が零王のα、番、愛と運命を否定する理由に繋がるので、
生半可なものでない説得力があります。
αを喰い散らかす理由もオリジナリティのある設定を含み、
予想外で驚かされました。
伊織の事は最初図々しいなと思いました。
零王の居る施設に押しかける、待ち伏せして一緒に登校するなど、
余計に嫌がられるんじゃ?と不安になってしまいました。
でも今となってはその理由も解ります、
発情期のΩの部屋に入る勇気も併せて、
それくらいの度胸と行動力が無いと零王を救えないからだったんだなって。
伊織の気持ちの伝え方は大袈裟で歯の浮くようなセリフかもしれない。
でもαの事、愛する事、番になる事を
全て信じられなくなる程深い悲しみの中に居る零王には、
これくらい誓えなければ絶対に伝わらない。
運命の番という絶対的な絆が無ければ、
零王に出会う事もその心に触れる事も出来なかったでしょう。
いつもはあまり好みで無いハズの要素も全て必要だからなんだって
とても納得がいったし、この二人が運命の番で良かったと思えました。
それに、真っ直ぐ過ぎる伊織が言うと、それらの言葉もわざとらしく無く、
全て心の底から言っている本当の事にしか聞こえないんですよね。
シリアスな中にもクスっと笑えるやり取りもあり、
二人の仲を縮めるのに一役買っている施設の子供達にも癒されます。
美麗な絵で描かれ、欲望だけでなく様々な感情が入り乱れるラブシーンは、
結構生々しい箇所もあり見応えがありました。
全体的に話の繋ぎ方や、各登場人物の考え方の描写が上手だと思いました。
素晴らしい作品を生み出して下さり、読む事が出来たのに感謝致します。
運命の番と出逢える確率は0.01%…
相手を救いたい、救われなければいけない、
本当に必要になった時にだけ運命の番は現れるのかもしれないね。
一冊丸々表題です。
絵柄はかなりお上手で終始、眼福です。
運命を信じる一途で真っ直ぐなアルファ攻×運命を信じていない過去にトラウマを持つオメガ受というカプです。
お話は運命の番を夢見る一途で真っ直ぐな性格の伊織(攻)。
伊織は自分の運命の番に出逢ったらあることを決めていた。
そんなある日、廊下で擦れ違ったレオ(受)を運命の番だと意識し腕を掴んで引き止め………という感じで始まります。
【感想】
初買いの作者様でした。
以前から絵柄がドストライクで気にはなっていました。
読んでみて思ったのがもう王道中も王道のオメガバです。
運命の番や番に捨てられた後のオメガの末路。
オメガ性で生きていくことの大変さ全てが詰め込まれています。
なので話自体は重いし痛い。
ただ!伊織が愚直に真っ直ぐ零王を想い続けることと零王がしっかりと自分の足で立って生きている事、零王の周りの友人達の支えがあることで陰鬱で暗い話では無いのが救いです。
ただ個人的にはハピエンで良かったのですが王道のオメガバというだけあって重いエピが多いのが少ししんどい……
それに幸せになった数年後の2人とその子供を描き下ろしで読みたかったなというのがありました。
ティックトックに流れてきて気になったので購入しました!^^
まず一言言いたい。絵柄もストーリーもキャラ設定も全部最高!!!
1番最初のページは『受けと通りすがった攻めが「運命」にひきつけられ「俺の運命の人」と言って受けの腕をひく』所からスタート。
すでにここからインパクト大で読み進めたくなりますよねっ!
この作者様の凄いと思うところは最初のページから読者の心を掴んで読みたいと思わせてくれる所なんです✨ なので試し読みから入った方も単行版を買ってしまうに間違いない!
はじめはなかなか攻めに心を許さなかった受けも最終的には攻めに涙を見せたりAnotherstoryでは攻めを名前で読んだりと、、
個人的に好きな受けランキングトップ5には入るかなぐらい受けのれおくんが大好きです笑笑
バースにおいての、番になるしんどさとか、重大さとか、考えさせられる話なのに、攻めがほわほわしてるし、受けが世話してる子供たちが可愛すぎて、重さが緩和されて、とても心地よい。
ほんとに、攻め受け両方とも好きです。
受けのデレた顔がもっと見たい。その後の話がすごく見たい。
運命の番なオメガバースです。
舞台は高校。よくある、オメガの女王様モノ。施設に住んでいるという設定から、金銭目的かと思ったけど、そうではなく、万年発情期体質?らしい。
アルファな攻くんとエッチしてからは、番ったわけではなのに、ほかのアルファとエッチできなくなってしまい、困る受くん。「運命なんて」と言っていたけど、本当は同じように出逢った瞬間から何か違うと感じていて…。
受くんはわりと重めな過去持ちです。イジメとかではなくて、オメガなママがアルファに捨てられ借金苦でカラダ売って果ては自殺という…おもい…。
絵も綺麗だしストーリーラインも素敵なんですが、攻くんがちょっと真っ直ぐすぎるのが若干暑苦しいのと(精神年齢が低そう)、セリフがところどころクサイのが気になってしまい、あまり萌えませんでした。
ずっと読みたくて、機会を逃し続けていた作品でした。もっと早く読めばよかった!
これがデビューコミックスの先生でしょうか?
絵もストーリー構成も素晴らしかったです!
オメガバースは正直もういいかなぁ……と思っているのですが、こういう少しひねりを加えた作品に出会うと、まだまだ捨てたもんじゃないなぁと思います。
受けの過去はあまりにも重く悲しくて、ちょっぴり読むのが辛かったです。
が、あの描写があったからこそ、攻めの真っ直ぐで直向きな姿勢や愛情に救われてくれて良かったなとより深く思えたので、読む辛さを乗り越えて良かった!
そしてとにかく絵が上手!
特に顔がお上手だな〜と感じました。
何度キャラの視線の虜になったことか!
ストーリーも含め、じっくりと読ませてくれる先生だと思うので、ぜひ次回作は上下巻などの長編にもチャレンジしていただきたい!
追うのが楽しみな先生が増えて嬉しいです!
罪本(積み本)からオメガバース物色中です
物欲が強いってのもあるんだけど 運命の番を探すように自分にもしっくりくるオメガバが必ずあると信じて 性懲りも無く買ってしまう なのに積むっていう
『夏だ!ホラーだ!オカルトだ』って勢いで積み本崩しはじめたけど 地味にオメガバが多くて ここを先に切り崩さねば先に進める気が…… まぁどうでもいい話ですね
運命の番を夢みる あほっ子わんこ
一瞬で感じた運命にも どうにも抗えない無情の性
「どんな優秀なαも愚かな獣に成り果てる」
いいな そのセリフ
運命を呪うにはピッタリな蔑み
番の裏切りで失った大切なものから 恨み続ける記号
運命とわかっても拒みたい『運命』の理由
味わった絶望 叶わない約束 すり減る心に膨らむ嘆き
互いを求めながらも性に抗い 守るべきものを強く想う
いいッ!
ほんと個人的な話で申し訳ないけど 首噛むのがね どうにもアレで
その衝動に立ち向かって欲しいかったんですよ 抗って欲しかったんですよ 守るって決めたものの為にも
なんだけど
運命を呪いながらも受け入れる永遠の運命
ごめん 鳥肌立った しかもウルっとして
あぁぁあああ ポンコツのくせにそこは決めるんかよッ!
噛むまでにもう少し時間欲しかったけど なんかもう そんな事どうでもいい
指輪の行で サイコーかよーーーーーーッ!って なっちゃったし
基本的にポンコツ年下わんこが大好きすぎるからなのかもしれないんだけど
ビッチなクセに身持ちは固い 世話焼きのクセに気の強い裏表の激しい美人受けも好みだったし 彼を見守り支える子たちがまたバランスよくて
表紙のわりに チビたちのおかげでほのぼの感強いってのも 尚よし
最後に至っては エロそっちのけでこの先を祈って地味に泣かされたし
やっぱ 手当たり次第当てっていけば合うものってあるもんなのね
あたしみたいなひねくれたヤツにでもさ ←積んでるくせに
これって 無駄な鉄砲数打ちゃ当たる?
それとも運命的な出逢い? 出逢うべくして出逢った?
はぁぁぁ 初めましての作家さんだったけど 余韻までがさ…………
いやほんと あざっしたッ!
愛深すぎワンコ攻め×ツンデレ美人受けです。そしてくどめのオメガバースです。ものすっごくドラマチックなラブストーリーで、読んでてこっぱずかしくなってくる。神率が高いのも納得の絵のうまさ、綺麗さ、ドラマチックさ。しっかり萌えてしっかり満足しましたが、どうも痒くなってしまうナナメな自分が申し訳ない。登場人物皆んなの熱さに恥ずかしくなってくる。
くっついた後の甘々タイム、零王のデレ全開でご馳走様です!
千歳や森谷、門倉とスピンオフに出来そうな登場人物目白押しでした。森谷と門倉はそういう仲なのかな?門倉は病院の息子でβだからその辺にドラマがあるのかな?とか、千歳さん美人〜とか、広げどころが残されてます。
真っ直ぐα × 不良Ω
王道CPですが、もどかしさ、きゅん度、アオハル度どれをとっても一級品…!!
尚且つオメガバース特有のΩ性の抱える不安定さを描かれていて、零王の過去話には胸が締め付けられました…
読んだ後はとても温かい気持ちになる素晴らしい救済BL。
あらすじからしてどんなにドロドロした展開になるのかと読み始めましたが、何とも青臭くて青春してました。
確かに零王の境遇は悲惨だし、彼の今までの行いは褒められたものではありません。
ただ今までに手を差し伸べた大人は居たし、彼の仲間達に至っては本当に心配していたんですよね。
そして青臭いほどに真っ直ぐで良い奴であるアルファの伊織、打たれても打たれても立ち上がって零王の心を開こうとする一途さに心打たれました。
あれだけ愛情を捧げられたら、如何に零王が人間(アルファ)不信だとしても信じてみたくなると思いました。
伊織の年齢相応の真っ直ぐさが眩しい一冊でした。
まあ、年齢故に待たなきゃない手続きもあるんですけど…。
レオの過去が辛すぎて、、
オメガバース特有な感じでした。
攻めの純情さとか犬系男子感が凄かった〜!
続編がみたい、、、
2人のイチャイチャがもっと見たい、、、
オメガバースあんまり好きじゃないけど
この本を見て好きになりました!!߹߹
絵柄も綺麗だしストーリーも面白い、、!
2人にはこれからもっともっと幸せになってもらいたいですねぇ、、、()
あと、友達3人はどーゆー関係なんだ、?
特にベータの子とか!!
まぁこの話は置いといて、、お幸せにー!!!
美麗な画に、読み始めと中盤・終盤で印象が魅力的に変化していく物語。
こちらが作家さまのデビューコミックスとのことで、読み終えた今、非常に驚いています。
オメガバースで、アルファとオメガのお話で、カバーイラストもシリアスな雰囲気。
これは重たいお話なのだろうかと思いながら読み進める。
結果、トーンとしては決して明るく楽しいものではないのですが、なんだかすごく気持ちの良い読後感なのです。
それは、レオを諦めず、ひたすらに真っ直ぐ追い掛ける攻め・伊織がとても良かったからなのかもしれません。
伊織という子は、よくいるアルファのイメージとは異なる…というか、ごく普通のどこにでもいそうな高校生の少年っぽさと、彼本来の誠実さと一生懸命さが絶妙にミックスされていて、なんというか読んでいて安心出来る子なんですよ。
これでまだ10代なのか…今も未来も楽しみで仕方がない。
受けのレオが背負っているものがなかなかに重たく辛いものなのですけれど、帯にもある"至高の浄化ラブ"の煽り文に偽りなしでした。
視点の変化も自然で、受けにも攻めにもグッと気持ちが持っていかれる。本当にお上手です。
これがもしレオ視点のみだったり、レオ視点スタートだったのなら、また異なる印象を持ったと思うんですよ。
伊織視点から始まり、運命めいた存在のレオと出逢ったからこそ良かったのだと思う。
レオのバックボーンが判明していくに連れ、どうしても彼の幸せを願ってやまないわけなのですが、その頃にはもう、読み手は既に「伊織ならばきっと」という気持ちになっているのです。
想像していた以上に読み応えのある素敵な作品でした。
それから、レオを見守っているかのような友人たちが好き。
千歳くんも気になるのですが、中でも、ぴったりと寄り添い合っていたオメガの弥遥と病院の息子の彼が気になって仕方がなかったのですけれど、本編に名前がなく残念。
と思っていたら、作者さまのTwitterいわく、ベータで萩(しゅう)くんというそうです。
これはまたドラマがありそうな…スピンオフがもしあれば読んでみたい。
深い……、何度も読み直してやっと表紙絵とタイトルの意味がわかったような気がします。
正直、オメガバースは設定がBLに都合よく出来過ぎで興醒めしてしまい、本を購入しても途中で読むのをやめてしまったり、残念な思いをすることが多かったのですがこの作品は違いました。オメガバースという設定を存分に活かしきっている……凄い……涙なしには読めません。
この物語の中ではΩ性に対しての社会的差別はそれ程ないように感じます。けれど主人公のレオはやはりΩという性に苦しめられているのです。それは番になることの重みがΩとαでは全く違うということで、その点がこの物語の鍵です。
レオ(Ω)は、父親が番になったαに裏切られて自殺したトラウマから自分は決して運命というものに流されず誰とも番にはならないと心に決めて生きていました。しかし運命を強く信じ、その相手こそレオだと言い切る伊織(α)と出会ってしまいます。
最初は運命じゃないと伊織を拒むレオですが、真っ直ぐ過ぎる伊織の求愛に徐々に絆されていき、伊織とセックスをしたことによる自身の身体の変化などもあり、最後は運命を受け入れる覚悟をし、二人は番となります。
……とここまではよくあるオメガバースのストーリーだと思うのですが、私がこの物語を深いと思ったのは、この物語は「両想いで番になったね♡めでたしめでたし♡」ではないというところです。
レオにとって番になるということは、もしかしたら自分も父親のようにαに捨てられて惨めに死ぬかもしれない「運命」をも受け入れるということだからです。αは番をつくっても上書きが出来るけれど、Ωの首筋についた証は一生消えない……、これ、とてもとても切なくて苦しいです……。
最初のセックスの時、レオは伊織からのキスを拒みます(無理矢理されちゃうけど……)、けれど最後はキスを交わし運命を受け入れる覚悟をするのです。運命という名の喧嘩に負けを認め番に跪くのです。もーっ!!このシーン涙なしには読めません。番になれるのだから幸せなはずなのに、レオの心情が切なくて苦しくて……。エヌオカ先生の絵もまた素晴らしくて、表情ずっと見えずからのレオの涙、レオの表情がぁ〜(涙)。
二人はまだ高校生、番になるのも運命と決めるのもまだ早過ぎる。番になったからといってレオの愛や運命に対する不信感は消えるものではない。むしろ番になってしまったことでより一層レオは運命に囚われてしまったようにも……。それはレオ自身も分かっていて、ふと見せた表情が物語っています。
それでもそんなレオを幸せへと導いているのは、伊織の圧倒的なレオへの愛と運命を信じ抜く強い意志。伊織の圧倒的な光属性がこの物語の救いです……尊い……。
最初は表紙絵のインパクトと試し読み時の絵の美しさで購入し、半信半疑で表紙をめくったのですが、瞬時に引き込まれ、一気に最後まで読み切ってしまいました。
登場人物は皆顔も美しく、体もキレイ。何より一コマ一コマの表情がすごく良い。終盤のレオの美しさと切なさと色気たるや……。言葉の裏の気持ちが表情で読み取れる。エヌオカ先生の画力に脱帽です。
また、サブキャラの面々もとても魅力があるので、是非スピンオフを出して欲しいです。もちろん、レオと伊織の甘々のアフターストーリーも添えて……。
エヌオカヨチ先生‥、
また凄い人がいたもんですね!
絵柄がとにかく美しい。
見事な表紙絵にも惹かれますが、何かシリアスでハードなイメージ。
けれどストーリーは激しく、美しくそして何より誠実です。
お話の始まりはまた唐突に運命の番に出会った!\(^o^)/
α嫌いのΩ‥そして発情してあがらえないと、ひと運動‥(*_*)
いつものやっちゃの〜って感じなのですが。
ぶっちゃけ、体質故に世界を呪い傷ついたΩがイイαに出会い幸せになるって事なんですが‥
話が進むにつれ待て待て‥何かが違う何か凄い‥。
絵柄がキレイなだけではなく何この迫力!この画力!
キャラの表情にも目が離せない!!
どんどんお話に引き込まれ夢中になりそして涙で読めなくなり‥。
若い2人なんですがそんな事全く気にならない、大人な感じで、ただただ結ばれた2人に涙が溢れました。
久々‥神だわ
凄い!としか言いようがなく。
とにかく、オメガバース好きな方は読みましょう!
オメガバースはエロ多めでイマイチ意味分からないって敬遠されてる方には感動ものが好きなら是非!オススメです。
お友達たちも皆イケメン‥脇にしておくのはもったない美しさです!最初は誰が主役なんかなって感じです。
きれいに終わっているので続編はヤボかなっとも思いますが脇の子たちもとっても気になりました。
(^^)
幸せに過ごしてる二人も見たいので続編希望しちゃいます!
それにしても良かった!
作者さんに感謝!
素晴らしいお話ありがとう御座いました。
これからも頑張って下さい!
(ファンレターになっちゃった(^_^;))
タイトルの意を知ったとき。グッと来るんです。
ああ、そういう事なのかと。
本能に抗って、恋と運命を掴み取る。シリアスで重めのオメガバース。
この重たい物語を読み終えて。重い決断をした彼等が、まだほんの高校生なのだと思い至り驚愕する。
高校生の恋なんて。所詮は子供の恋、の筈なのに。
運命の恋を信じて、それを守り、愛し抜くと誓った伊織も。この恋に全てをかけようと観念した様にも見えるレオも。清々しい程に本気でこの恋に命がけで臨んでいるんだろうと思うと、涙が込み上げて来るんです。
それに不憫過ぎるレオの身の上にしてみたら。一目で愛だ運命だと騒ぎ立てる伊織をおいそれと信じられないのも仕方ない。だからこそ、伊織は日参してレオの心に寄り添う努力をする。まだ高校生だから、出来る事はたかが知れている。それでも信じられる愛情を伝えようとする伊織の姿には涙。デフォルトなんだよ、α がその本能に抗って、腕をガリガリと噛み切るのは。痛みに耐えながら、本能と闘う姿はいつ見てもいい。やっぱりいい!
αに裏切られて、失意の中、苦しんで死んでいった父親を愚かだと思いながらも、やはり恋と信じる力を諦めない、という選択をするレオ。物語の冒頭は、伊織の一目惚れからスタートするので。ずっと伊織視点だったのが、後半ラストスパートにかけて、レオ視点との交互になっているのもいい。それはそのまま。運命を自分で選び取った強さ。レオの成長を表しているから。オメガバースの定番だけど。実は普遍的なテーマ。運命は自分の手で掴み取るもの、というのが描かれている。
ちょっとこれまでと違うのは。レオが、番ってもいない伊織を求めて。それ以外のαとセックス出来ない身体になってしまうという設定。Ωの本能が運命以外を受け入れられない、というのは新しいです。また、抑制剤がαホルモンで出来ていて、Ωが生きて行く為にはαホルモンを効率良く摂取するしかない事。セックスか、クスリかの2択だという世界。
いかにも生きて行くのが辛そう。お話の冒頭では、レオが誰かれ構わずαとセックスしまくっているビッチ風なんですが、彼が生きて行く為には必要な行為なんですよね。
ところで、レオの親友・千歳も、取り巻きの弥春も、Ω性なんだけど、彼等はそんな事をしていない。レオだけの特殊な体質によるものなんですよね。
千歳の友情も泣けます。翻弄されている恋人たちを遠巻きに見守っている様に見えた彼はこれまでのレオの不憫さや苦しみを知っているからこそ。誰よりもレオの幸せを願っている。彼にもいつか素敵な恋をして欲しい。スピンオフの予感もします。
施設育ちのレオは、発情するΩフェロモンの為、他の子供に影響を及ばさない様にと、施設とは別の場所の、こじんまりとした一軒家で暮らしている。時々園長が見に来るそうだが、一緒に住んで、レオによく懐いている小さな子供たちもΩなんだろうか。普段は学校へ行きながら、彼等の世話をしているレオの甲斐甲斐しさ。園長、レオに任せ過ぎでは⁈
子供たちに囲まれていると、中々伊織とイチャイチャ出来ないけれど、この子達は本当に癒し。無邪気に伊織を出迎える子供達の可愛いさよ。
修正は白抜き。オメガバースならではの特濃エッチ。心繋がってからは格別、だよね。
運命の番に出会えたら愛し抜きたいαの伊織。
運命だとしても番いたくないΩの零王。
α喰いと噂される零王がαや番への不信感を持つ原因となる出来事が辛すぎて…
Ωが不憫な描写がダメなので、心臓抉られました。
数コマの回想程度ではなくしっかり描かれているのでしんどいですし、零王が背負ってしまった業の根深さをより感じさせられました。
誰よりも本能に抗いたいのに身体はαを受け入れるしかない…
拒もうとしても本能に翻弄されてしまう。
そんな零王に一途で諦め知らずでへこたれない伊織が手を差し伸べて…。
零王の部屋で発情している零王と話し合おうとするシーン。
本能に揺さぶられ、抗おうともがき、フェロモンに呑み込まれそうになりながら零王にぶつかる伊織…
息を飲みながら見守りました。
伊織の本能も運命もとっぱらった零王に対する想いの強さが、真っ直ぐで嘘のない言葉が零王の強張り閉ざしてしまっていた心に触れて…
何度も振り払い握り返すことを躊躇っていた手を取れて本当によかった。
それまでの張り詰めていた空気が解れた解放感たるや…!
千歳をはじめ、周りのみんなも安心していることでしょう(涙)
繊細なストーリーにぴったりな美麗な絵で、徐々に和らいでいく零王の表情と手の描写が印象的でした。
エヌオカヨチ先生の作品は
こちらのタイトルで知り
絵がとてもタイプだったので
表紙買いしました!
買って大正解!!
オメガバースだったので、
最初読んでいると
ちょっとシリアスなのかなぁと感じるけれど
そんなことなくて、
読み進めていくと
家族愛、友情、恋愛、
全ての愛がたくさん詰まった作品で
ボリュームもあるので
とても読み応えがありました。
表紙からは想像できなかったのですが
途中から私はだいぶ号泣しました…!笑
最後には凄く笑顔になれる作品だなーと
読んだ方はこの作品が大好きになるはずです!
子供たちが出てくるので、
子供たちも良い仕事をしてくれます。
みんなにおすすめしたい作品です!
めちゃめちゃ良かった
表紙から美しくて気になっていて
試し読みして続きがもっと気になって
読んで良かったお話でした
オメガバ設定での運命の番は、魅力的なのですが故に皮肉な面もあるのだと
それが切なかった
攻めがとにかく明るくてまっすぐでかっこよくて可愛くて、それがすごく良かった
受けちゃんの過去が辛いけど、この攻めとなら大丈夫と思えるので良かった
絵がとにかくキレイで美しくて
表情が豊かで気持ちが伝わってきます
素敵なハピエンのお話でした
お友達も気になるなぁ〜
今までこんなオメガバースが無かったか?と聞かれたらあったかもしれません。けどこの作家様の描かれる表情や一つ一つの仕草が本当に綺麗で、受けの心情に心臓の裏が痛くなりました。凄く良かったです。こんなに素敵な絵でストーリーも背景や設定がしっかりしてて読み応えがありました。
もともとオメガバースの商業本が好きなのでオメガバースとなると買ってしまうのですが、最近のオメガバース設定は少し使い古された設定が用いられていて、読んでも二番煎じだなと思うことが増えてきたのですがこの作品はオメガバースが好きな方はとにかく読んでみて欲しいです。
読み終えた時の“夜明け”感が半端ないな、と思った先述の腐女子でした。
初読みの作家さまですが、表紙がめっちゃ綺麗…!
ということで思わず購入。
タイトルにつけられた「番」の文句、そして表紙の首輪をつけられたイケメンくんのイラスト、ということからも推測できるように今作品はオメガバースもの。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公はDKの伊織(α)。
彼は通っている高校で一人の在校生とすれ違うが、その瞬間に伊織は認識した。その彼・レオこそ、自分の運命の番だということに。
「運命の番」の存在に憧れを抱いている伊織は速攻でレオに求愛するがバッサリふられてしまう。そしてレオは、アルファを喰らうビッチさんだということを友人から知らされる。
レオはそんな人ではない。
そう思った伊織はレオのもとに馳せ参じるが、レオのフェロモンに中てられそのまま体の関係を持ってしまう。
自分がレオに惹かれるのは彼がオメガだからではなく彼に恋をしたから。
そう信じる伊織はレオに疎まれてもすげなくされても付きまとうようになるが―。
というお話。
んー。
レオがアルファを毛嫌いする理由、伊織の告白を受け入れない理由。
過去にαに捨てられたとか、そんな感じかな?
とか思いつつ読み進めましたが。
そうきたかー!
予想を裏切る、そんなストーリーでした。
良い…。
めっちゃ良い…。
一途にレオを想う、まさにワンコの鑑のような伊織も。
アルファを嫌い、実は優しいレオも。
レオの過去、現在がきちんとつながっているところも(レオの「家庭」もかなり良き)。
よくあるオメガバものかな?と思って手に取った自分を殴りたい。すんごい素敵なお話でした。
伊織、そしてレオの友人たちもとってもいい子たち。
レオの「家族」も。
彼らのスピンオフとか、描いてほしいな。
できれば、レオを不幸にした外道に鉄槌がくだってくれるとなおすっきりした気がしたなー。
伊織とレオの恋愛感情。
レオの「家族」愛。
伊織、そしてレオの周囲にいる友人たちとの友情。
オメガバものらしく、濡れ場はそこそこ多くエロ度もやや高めではあるのですが、それを上回る深い深い、様々なカタチの愛情が描かれています。
オメガバースという設定をフルに生かしつつ、きちんと紡がれていく愛情に萌えが滾りました。
初コミックスでしょうか?
すごく絵がお上手!
表紙といい出会いの場面といい、素敵な絵に引き込まれました。
運命に翻弄されるα×Ωのオメガバース。
王道……?と思いましたが、運命を信じるαと運命に抗うΩという組み合わせで、一捻りあって面白かったです。
「運命の番」を信じ、もし出会えたら愛し抜くと決めている高校生の伊織(α)。
そんな伊織が運命を感じたのは、〝α喰い〟として有名なレオ(Ω)でーー…
αを嫌い、運命も番も否定しながらαの精を貪るレオ。
レオは快楽主義者?と思えば、実はトラウマ持ちの訳あり。
レオの過去がめっちゃ辛い。
奪われるくらいならαを利用してやろうと思う気持ちも分かる。
そこに強引に絡んでくるのが、運命に憧れる伊織。
フェロモンに抗えずレオを抱いてしまうものの、素顔は純粋で優しい好青年。
無理矢理レオを抱いたことを悔い、心から繋がりたいと本能に抗うことを誓うのですが……
伊織がレオを抱かないことが、結果的にレオの危機に繋がってしまうというところが皮肉です。
業と恋心の間で揺れ、好きという気持ちを簡単に受け入れる事が出来ないレオのジレンマに胸を締め付けられました。
ラストまで強い気持ちを見せた伊織が導いたハッピーエンド。
とはいえ、レオが自分で選んだ運命だとも思う。
レオの施設の事とかよく分からないところもありましたが、それを差し引いてもなかなか素敵なオメガバースでした。
ツンツン美人のレオが、子どもに優しくて料理上手なところはギャップ萌え。
伊織に押されて、少しずつレオの素顔が見えてくるところが楽しかったです。
レオが面倒を見ている子ども達も可愛くて癒されましたし、レオの友人達が魅力的なのも良かった。
これはスピンオフあるんじゃないかなぁー?(期待!)
心が通じてからのHも素敵でした。
優しく優しく……と、思いながら抱く攻め大好きです♡
評価は神寄りです。
良くも悪くも、読んでてしんどかった。
個人的に読み返すのが辛い場面もありました。
だからこそ泣けてしまう…!
これ、デビュー作なんですね!?ビックリ。
美麗な作画で読みやすく表情が魅力的だと思いました。
(小説の挿絵でも映えそう。画面がとっても綺麗…!)
紙本購入ですがとっても分厚くて嬉しかったです←
ちなみにオメガバース設定が浸透してきているせいか、
設定説明がなかったので初めて触れる方はご注意下さい。
お話は攻め視点で展開します。
攻め:伊織は運命の番を信じているα。
純情で真っ直ぐで一般家庭育ちの等身大の高校生。
とにかくストレートな彼の姿には心打たれました。
αだけどαっぽさがないのが良いところかもしれません。
(それが作品のポイントでもあります…!)
受け:零王は愛を信じ切れないΩ。
帯には「業を背負った悲しきΩ」とも書いてあります。
運命を信じていない以前に、「運命」という言葉に嫌悪感。
αを憎む理由があるんですが、αのフェロモンがないと生きられない。
その皮肉さが見てて非常に辛いのですよ(;ω;)
零王をみていると『破滅的な生き方』をビリビリ感じました。
彼等は出会った瞬間「運命の番だ」と感じます。
前述通り、
伊織は運命を信じているので大興奮で零王に近づく。
けれど零王は「α」も「運命」もウンザリで拒絶します。
けれど伊織は負けない…!笑
拒絶されてもされてもアタックあるのみ!
運命に出会えたら絶対に愛し抜くと決めていたし、
なにより零王自身に惹かれてしまったから。
個人的にオメガバースの本能的な部分はとってもロマンがあると思っているので
伊織が発する"零王の手を絶対に離さねぇぞ!"オーラにキュンキュン(∩´///`∩)
必死さ・ストレートさがめちゃくちゃ良かったです!
一方の零王。
彼はとても気が強く、腕っ節も強く、強く生きよう、αには屈しないetc.
ビリビリッとしたオーラがありました。
それだけ心を強くしないと生きられない悲しみを持っているのですね。
原因となる過去はめちゃくちゃシンドかったです。
子供が辛い目にあう描写はキツイので私の心は1度死んだ…。
(あどけない無垢な表情がすごく可愛かったから余計に)
それからは心と体のバランスが取れないんですよ。
心はαを心底憎み、蔑む。
体はαのフェロモンを摂取しないと生活できない。
憎む人種相手にセックスが一番手っ取り早いという(;ω;)
伊織のことは受け容れつつあるんですよ?
でも「運命」で「α」は死んでも認めたくない。
信じたい相手が出来ても信じるのは怖い。
いや~~~~~~なるほど。
これが浄化ラブか…!と。(;///;)
零王が強ければ強いほど痛々しくも見えて、
…うん。伊織のような圧倒的太陽が傍にいてホッとした。
若さもあるだろうけど、伊織は心の強さを感じられる。
きっとαらしくない感じも安心させるのかも?と思いました。
零王が初めて見せる笑顔にウルッとくる!(;///;)
登場人物が多いんですが、
零王の周囲には優しい人がいっぱいでした。
友人しかり、施設の子供達しかり。
学校にいるときの零王は破天荒なオーラビリビリなんですが、
零王が親代わりをしてる子供達の笑顔が"愛されてスクスク育ってる子"なんですね。
子供たちを通して、彼の内面にある優しさを感じられたのも良かったです。
零王の過去が過去なので全くデレなくて、
最後の最後まで甘さ不足はあるかもしれません。
けれど零王が幸せを掴もうと手を伸ばしたこと。
伊織がその手を取って真摯に愛を誓ったこと。
とっても素敵な浄化ラブオメガバースでした(∩´///`∩)
オメガバースで、また趣の違う作品に出会った。
読み応えのある作品でとても良かったです。
運命の番がいると信じるαの伊織。
「α喰い」と噂のΩ、レオ(零王)。
レオに初めて会い体に走る衝撃に運命の番を見つけた!と告白する伊織。
と同時に瞬時に殴られ玉砕する伊織。
周りにも「運命の番って!!(笑)」と今時、乙女思考だと笑われる始末。
「α喰い」のレオと信じられずにいた伊織だが、行為の真っ最中を見てしまいショックと共にレオのΩの匂いに興奮を抑えられない伊織。で、本能に抗えずα剥き出しで抱いてしまう。
無理やり抱いてしまった伊織の後悔と共にレオの体に現れる変化。
伊織に抱かれた事で他のαを受け付けなくなった…その切っ掛けで、レオの体に異変が起こる。
伊織はこれぞまさしく「運命の番」なんだ!と思わせるレオの変化だったのにレオは伊織を拒絶する。
運命の番なんて要らないと拒絶する理由の一つにレオの背景が絡んでいる。これが、かなり辛い…。
それとレオのΩの体質が特異性であるという「α喰い」と噂されていた理由も明かされていく。
それらをレオの体に大きな異変が生じた時に全て知った伊織。
レオ自身が色んな感情に揺さぶられるシーン、
伊織の運命の番という本能だけでなく、素顔のレオを知り心から求めるシーン。
引き込まれてしまう展開に終始ドキドキしながら、2人の少しずつ近づいていく終盤に嬉しさと安堵を覚える素晴らしい内容でした。
レオが素直に伊織を求める最後のシーンはこの上ない幸せを私自身も感じました。
内容としては決して明るい訳ではないのに、伊織という明るくてレオを諦めない一途なキャラクターが作品の重さや暗くなりがちな部分を中和させているなと感じました。