京極家の結婚

kyougokuke no kekkon

京極家の結婚
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神93
  • 萌×269
  • 萌20
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
30
得点
804
評価数
185
平均
4.4 / 5
神率
50.3%
著者
木下けい子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
京極家の結婚
発売日
電子発売日
価格
¥710(税抜)  
ISBN
9784813032748

あらすじ

「俺と偽装結婚してくれ」
現職の法務大臣を父親に持ち、その秘書を務める京極誠志郎は困惑していた。
異母弟の礼央と一緒に暮らすことも!
突然再会した、元同級生の京極 尊に秘密を握られたことも! !
そのうえ、尊と偽装結婚する流れになってしまったことも! ! !
礼央も尊も命に代えても守る。
そう尊に宣言した誠志郎だが、協力する条件として尊に押し倒されて・・・
嘘から愛は生まれるのか?

表題作京極家の結婚

京極尊,俳優の息子,バツイチ
京極誠志郎,政治家の3世,政治家秘書

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数30

訳あり3人が家族になっていくお話

物語も設定もそれぞれの人物もすべてが素敵なお話です。
作家買いで、ほぼすべての作品を繰り返し読んでいますが、今作は特に読み返し回数が多い大のお気に入りです。

高校時代の同窓生、ただし仲良くもなくお互い認識だけしあっていた2人が再会。
2人の高校時代の周りからの呼び名が、黒の京極、白の京極、というのもかっこよくてぞくぞくします。
木下先生は絵も麗しいけれど、言葉選びがすごく素敵だといつも感心します。

政治家の息子で秘書をしている誠志朗が、父親の隠し子の世話をすることになり、ふらふらしていた尊と再会します。
口止めの条件として住むところに困っていた尊が同居を始めます。
レビューに書くことではないかもしれませんが、出会いや導入、展開に無理がある、BがLしてHすることをゴールとして目指す、読んでいて白ける漫画にたびたび出会うのですが、さすが木下先生、出会い(再開)もその後の展開もスムーズかつ、引き込まれ、先が気になりどんどん夢中になります。

政治的なあれこれや、親子のあれこれや、世間の声のあれこれ、問題を乗り越えて、2人が夫夫となり、訳あり礼央と家族になっていく物語です。

嘘の結婚だし、子どもは親の隠し子だし、2人とも家族に思うところがあるし、それぞれ抱える問題、性格、お互いへの気持ちや態度、難しい要素がたくさんあるのに、3人が少しづつ整えて家族になっていく様子がとても素敵です。

夫夫の2人がそれぞれ凛々しくてかっこよくて、お互いを尊重しているのもすごく素敵。

ところどころ愛らしかったりおもしろい要素もあり、読んで幸せな気持ちになれる作品です。




0

読み返してみて気付いた良さ…

法務大臣を父に持つ誠志郎。
ひょんなことから俳優2世で離婚歴あり、今は無職の同級生の尊と再会し、いろんなステップをすっ飛ばして偽装結婚へー

というお話。

木下けい子先生が大好きでこちらもシリーズで買い揃えてるんですが、初めて読んだ時にどうも攻め受けどちらの気持ちもよく分からず、一回読んだきりで放置していた、こちら…

2月に新刊が出るということで読み返してみたら、いや、受けの誠志郎くん、めちゃめちゃ尊のこと好きだし高校時代からほんのり意識してたんだね!?

初読み時に誠志郎の気持ちがよく分からなかったのは、単に自分の読解力がなかっただけなのだな、、と痛感しました;

ただ、攻めの尊の気持ちについてはやっぱり二度目でもはっきり分からず。

「俺は演技はできない」ときっぱり言っているとおり、誠志郎のことを憎からず思っている…というか結構好きだよね?という感じはするものの、

いつから?どこで?好きになったの?というところが抜けている…のか、また私の読解力の問題なのか。

2巻を読み返していない時点での感想なので、読み返してからまた1巻に戻ってみると、違う景色が見えてくるのかもしれません。

誠志郎の母親違いの弟、例央の可愛さが作品のシリアス(?)展開に柔らかさを添えていて、ほっこり和みました。

濡れ場は少なく本番もしていないのに、ドキドキさせてくれる描写はさすが木下先生。

新刊出るまでに既刊3冊、熟読しておきます!!

0

繰り返し読んでわかる……神作品!

3巻『京極家の蜜月』まで読んだ上での、1巻『京極家の結婚』のレビューです。

正直いうと、1巻だけを読んだ時点では、神評価とは思わなかった。
「偽装結婚から始まる愛」のはずが、結婚しただけで終わっちゃったし。
キスとか押し倒されたりとかはあるけど、全然愛が生まれてもないし。
尊の意味ありげな表情がしょっちゅう描かれるけど、その意味も全く明かされず。
せめてこれ、1巻の前半まででまとめて、二人の関係が少しは進展するところまで見せて欲しい、続きがあるとはいえ、この巻の内容が薄すぎる……と、はじめは思っていたんです。

それが、2巻『京極家の初夜』を読んだら面白くなってきて、3巻まででもう完全にハマっちゃって、それから改めて1巻を読み返したら、見える世界が全然違ってました。
誠志郎がカッコよくて可愛すぎるし、尊が誠志郎に惹かれていくのが手に取るようにわかるし、萌えが詰まりまくってた……!
何でこれを「内容が薄い」とか思ったのか、自分……

特に誠志郎。
第一印象はよくある優等生キャラぐらいだったのに、彼の人となりがよくわかってから読み直すと、とにかくすべてがカッコよくて可愛い(2回目)。
ネコ耳カチューシャも初見では「うん、似合わないね…」と思ったのに、今は尊の気持ちがすごくわかる。可愛いよ、誠志郎。
尊が「誠志郎は白」にこだわっていたのも、特に説明もないけど、ちゃんと伝わってくるんです。

礼央も可愛いし、尊と誠志郎がそれぞれに礼央を尊重して寄り添っているのに救われました。
俳優/政治家の息子である二人はきっと我慢することも多くて、礼央に自分を重ねるところがあるんだろうな。
「うっせーは禁止、きちんと『うるさいな』と言いなさい」がさりげなくツボでした。

冒頭の「地獄に道連れ」も、はじめはただの悪態として読み流してしまったけど、ラストの結婚式シーンでちゃんとその真意がわかる。
茨の道を尊とともに行こうと肚をくくった、誠志郎なりの誓いの言葉だったんだなあ、あれは。
まぎれもなく、神作品の1冊でした。

そして、見たこともない四字熟語がいろいろ出てきたけど、「緊褌一番」だけは覚えました!

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白と黒の京極が、ホントかっこいい!!

木下先生の作品は、本当安心して読める!!
悪い意味ではなくて、絶対に面白いのは確定しているし、その上で話の展開がよめず、いつものめり込んで読んでしまう。
今作品、しょっぱなから結婚式なのに、ラブラブさが全くなくて。。。読んでいるうちに、状況把握ができました。本当面白いです。
こんな二人がいずれラブラブなるんでしょ?!そう思うだけで心弾みます!!
続いています。一冊では終わりません。
じっくり二人を描いて頂けるなら、続編バンザイ!!
そう感じる一冊です。
ぜひ、読んでみてください。

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シリーズ1冊目

シリーズだけどナンバリングが無いのは何とかしてほしいなと思う今日この頃です(笑)シリーズ1作品目ですね!

偽装結婚ということで何となくシリアスなのかなと勝手に判断して今まで読んでこなかったのですが木下先生らしく、コミカルとシリアスの狭間を行ったり来たりで読みやすい。今までこんなにも周囲に関係がばれてる(偽装ですが)作品をあまり読んだことが無いので話の展開が読めず新鮮です。

表紙から受け取る印象より受けはクールなイメージより時折みせる可愛らしさと男前な度胸にきゅんとし。攻めはSなのかなと思ったら強引なことはしないし優しい。なのに内心で何を思っているのかいまいち掴めなくてもっと先になったらわかるようになるのかなと続きが気になります!

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はじまりは嘘でした。

嘘から始まる恋。
これもまたBLでは王道ですよね!

ある日突然、政治家である父親に隠し子がいることが判明し、
その異母弟・礼央を預かることになってしまった誠志郎。
けれど、不幸にも高校の同級生だった尊にその秘密がバレてしまいます。

半ば脅される形で始まる元同級生と父の隠し子との同居生活。

慣れない新生活に困惑する誠志郎にさらに追い打ちを
かけるように、尊と偽装結婚をするハメになってしまい…。

当人たちの意思など無視でトントン拍子に決まってしまう結婚話。

結婚ってそんなに簡単にしちゃっていいものだっけ!?

全ての元凶は誠志郎の父もといクソ親父のせいなわけで、
礼央への無責任すぎる態度や誠志郎を犠牲にしてでも
法案を成立させようとする親としての愛のなさだとか、
あまりのクソっぷりに言いたいことは山ほどあるけれど…

偽装結婚、おいしいな~。

どんなに愛がなかろうと人前では愛があるフリをしなくちゃならなくて、
そのフリの中に少しずつ本物の愛が入り交じってくる感じに萌えるんです!

小生意気な口をきいたりもするけれど、根は素直で誠志郎のことが
大好きな礼央も可愛いかったです(,,>᎑<,,)
尊との息もあっという間にぴったり合っちゃって!
礼央の存在が誠志郎と尊が繋いでくれていて、血は繋がっていないし、
偽装家族ではあるけれど、「子は鎹」という言葉がしっくりきました。


チャライケメンな尊と堅物な誠志郎、性格も生き方も正反対の二人ですが、
偽装結婚という極秘ミッションを通してじわじわと距離を縮めてゆきます。

自分の事情で尊と礼央を巻き込んでしまった責任として
「礼央も尊も命に代えても守る。」と尊に誓う誠志郎が男前でした。
無責任な父親なんかよりもよっぽど政治家です!
尊から攻められているときはとっても可愛いのにね(*´ч`*)

対する尊はというと、ちっともわからない男でした。
上っ面は飄々としていて偽装結婚の提案すらもあっさりと受け容れ、
誠志郎にもまるで恋人のように振る舞い、好意を抱いているように
見えなくもないのですが、その本心は最後までミステリアスでした。

「好きになってもいい?」や「愛してる」とかそれらしい台詞を口にし、
やたらと積極的に迫る尊を見ていると本当に誠志郎に惚れているのでは?
とついつい錯覚しちゃうんです。
誠志郎もそんな尊の態度に少なからず揺さぶられてしまい、罪深き男でした…。

今巻では結婚式を終えて二人が夫夫生活をスタートさせるところでおしまい。
愛というにはまだまだ前途多難ですが、続編での二人の進展に期待です♪

全体的にテンポが良すぎて、礼央の母親のことや尊の元嫁との決着やら、
さらっと触れられるのみでしたが続巻では掘り下げられるのでしょうか?
尊の心の内は明かされるかな?誠志郎のデレもみれるといいなぁ♪
次巻では嘘の恋が実の恋となりますように♡

ちなみに尊はバツイチで元嫁も登場するので、女子との絡みが苦手な方は
ご注意ください。

0

無題

結婚の予定無いし、婚約も未経験なので面白さが理解出来るかはわからない。薄い作画と自由奔放なキャラのギャップが面白いです。白・黒の京極というネーミングに少し引いたけどなれました。リアリティ0だけど佳作。

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これからどうなるのか

偽装結婚設定が好きなので読んでみました。

静かなテンションでゆったりと進んでいます。分かりやすい胸きゅんが少なく、私の好みとはちょっと違ったのですが、高評価の作品。続編の初夜まで読むと印象が変わるのかな?高評価の方はこの空気感が好きなのかな?

奔放そうで派手華やかな攻めと政治家一族でお堅そうな受け。
受けはお堅そうに見えて慌ててる様などは微笑ましく可愛い、ギャップ萌えをはらんで期待しちゃう。キャラクターが魅力的なので、そこに惹かれてる方が多いのかな?
二人が引き取ってる子供も小生意気で可愛かったです。

正直、この巻・結婚だけでは消化不良で判断が難しいです。その内初夜も読んでみようと思っています。 

0

最高によかったです!

人気作だけど絵が淡泊だな、と見た目だけで敬遠していた自分を叱ってやりたい。
木下先生、最高でした。人気なのも納得です。
続刊ものということで、2冊合わせて購入しましたが大正解でした。
本当に人気も納得の良作。今年読んだBLの中でもかなり上位です。エッチな描写は少ないですが、キャラクター同士のやり取りの面白さが木下先生の作品にはあります。
キャラクターがいきいきしているので、もっと読みたいと思わせるんでしょうね。

1

偽装結婚からどのような愛が生まれるのか

茶髪の尊×黒髪の誠志郎

法務大臣の父の秘書を務める京極誠志郎は父の隠し子(異母弟)の礼央を隠しながら一緒に住んでるんだけど公園で遊ばせているのを同級生だった京極尊に目撃されてしまい…。

2人の結婚式のシーンかわいい〜。
もう今月はBL本の中でいくつの結婚式に参加させてもらったことか!←妄想ヤバ!

木下けい子先生の絵が好きな人は絶対読んだ方が良いです。尊は両親が芸能人だけあっていつみてもキラキラなイケメンですし、誠志郎はほっそりした黒髪美人、それでもって5歳の礼央くんも生意気なところがまたキュート。

尊は女性と離婚したばかりなんだけど最初からぐいぐい攻めてくるんだな。誠志郎も生真面目で硬い印象だったから、なかなか落ちないんじゃないかと思いきや、結構ちょろかった。照れまくってる姿、もう最高です!

同性の偽装結婚を政治家の父に利用される。そんな嘘から始まる本物の愛への物語♪なのでしょうがここではまだまだ。先は長そう。2人の愛が深まるのを自作まで待ちましょう!といった感じです。

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