囀る鳥は羽ばたかない 7

saezurutori wa habatakanai

囀る鳥は羽ばたかない 7
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神352
  • 萌×234
  • 萌10
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
40
得点
1931
評価数
402
平均
4.8 / 5
神率
87.6%
著者
ヨネダコウ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
シリーズ
囀る鳥は羽ばたかない
発売日
電子発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784813032786

あらすじ

平田との抗争終結から四年。
矢代は組を離れ、闇カジノの金主として稼いでいる。
カジノには時折、三角が訪れ、そろそろ真誠会に戻るようせっつかれていた。
一方、矢代から捨てられた百目鬼は、真誠会と良好な関係を結ぶ三和会系桜一家の組長・綱川の下でヤクザになっていた。
四年間、一度も会うことのなかった矢代と百目鬼。
けれど、ある事件をきっかけに再会して!?
止まっていた時間がついに動きだす! !

表題作囀る鳥は羽ばたかない 7

百目鬼 力,三和会系桜一家組員
矢代,裏カジノオーナー兼金主

レビュー投稿数40

囀る史上最高の滾り!萌え。

ふわわわわ!離れ離れからの再会で、驚くほど萌えました!囀る史上最高の滾り!まじびっくりした!え、この漫画萌えるやん…て今さら。
あと(失礼ながら)今まで矢代は雰囲気美人と思ってたのが、めちゃくちゃ美しく見えました!四年分の色気か!カタギ装った若作り?なギャップ萌えもあって、キレそうになりました。冷静に一つ言うとシャープな線は美人度アップしてくれるよねっていう。世のすべてを憂う雰囲気が良きかな。
ストーリーは新章開始の様相。ニヤニヤしてこっそり目立ってた綱川がこんな形で出てくるか~とか。秘かに美人だと思ってた天羽の出番が増えて嬉しかったり。天羽の話は単独で読んでみたいです。スピンオフが欲しいキャラ。
矢代と百目鬼は…もうなんなんでしょうね。矢代は3巻あたりで自己肯定について深みに嵌ると見せかけ悪い方向に開き直った?と思ったら、今回次なる課題が提示されたような。人は変わるか変われるか。なんてメンドクサイ禅問答。
頭・あなた・矢代さんと呼ぶ百目鬼に感化されて矢代は変わっていくのかな。道のりは長そうだけど、最後まで(作品の完結まで)見守ることができたら良いなあと思います。

2

人はどうせ変わらない

今更ながら読み始めた囀る鳥は羽ばたかない。
どうしてこの作品をもっと早くに読まなかったのか。いや、人生の早いうちにこんな良作を知っていては勿体なかった…、と日々悶々としています。実際、囀るに出会ってからというもの、以前好きだった漫画もなんだか物足りなく感じています。今まで読んできた全漫画の中で一番です。これからこの作品以上の良作に出会えるんでしょうか。一冊読み終えるたびに感情を誰かに共有したくてしょうがなくなりました。

7巻は百目鬼がクールで読めない男になっています。(以前のゴールデンレトリーバーな面影がなくなって寂しい)
矢代が「人は変わるもの」と答えたのは、四年前の経験もあるのでしょうが、一番は再会した百目鬼の変化が原因なんでしょうね…。
でも私は綱川さんが言うように人はどうせ変わらないもので、一見変わったように見える百目鬼も本質は変わってないと思うんです。
というのも、百目鬼が変わったのはそもそも矢代のためだからです。

百目鬼は6巻の最後、何か覚悟をします。
冷静で涼しい顔をしている矢代が、実際は変化を恐れるほど脆いことに気づいてしまって覚悟を決めた顔をします。車中で(こいつには一生わからない)と矢代は思いますが、百目鬼はもうわかっているように私としては感じます。
6巻まで百目鬼は矢代に守られてきました。
自分が矢代を慕うほど矢代を守ることができなくなる。だから百目鬼は「変わること」、いや「演じること」を選んだんじゃないでしょうか。ヤクザは役者だと矢代が言ったように、矢代が演じることで自分を突き放して守ってくれたように、今度は自分が演じることで矢代を守ろうと強い覚悟を持っているように思えます。
変わったように見えても、そもそも軸や原動力は四年前のまま矢代なんじゃないでしょうか。


どちらかといえば、変化したのは矢代の方です。
長年守ってきた鉄の仮面が百目鬼と出会ってから剥がれ始めてます。7巻でも、百目鬼を忘れていたフリをつい忘れたり、自分で「頭と呼ぶのをやめろ」と言ったのに、連さんのことを頭と呼んだ時に小さく反応してしまったり(笑)
百目鬼が自分を置いて城戸を追いかけていった時の表情なんて…。偽り隠すのがだんだん下手になっていってます。

何はともあれ、覚醒(?)した百目鬼のかっこよさといったら…!矢代的には今のスマしてる百目鬼は可愛くないと思うんですけど、雛鳥のようにただ親の言いつけを守るだけでは矢代を守れないから良い変化だと思います。「流されてヤクザになる」と「自分からヤクザになる」とでは違います。ちなみにレビューしてて気づいたのですが、若かりし頃の矢代と影山の関係って、今の百目鬼と矢代の関係にそっくりですね…。矢代が極道の世界に入ったのは影山のためですし。矢代はそのことに気づくのかな〜。

そしてヨネダコウ先生の漫画が他と一線を画すのはセリフ選び。7巻はそれが顕著になっています。
特に好きなのは、百目鬼と再会した直後の車内での矢代の一言。たった一言ですが、その一言に四年間の後悔、苦しさ、再会できた感慨深さ、怒り、虚しさ、全てが詰まっていて胸がギュッと掴まれました。あえて多くを語らないセリフがかっこよくて痺れます。
もう一つ好きなのは、38話百目鬼のとあるセリフです。4巻20話で七原が矢代に同じようなことを言われていたのを思い出して、百目鬼〜!!(泣)となりました笑

長くなりましたが、どんな結末であれこの2人の行先を見届ける日を待ち侘びています。

4

もう次巻が待てない

既刊7巻あっという間に読了してしまった…繰り返し読んでみてはため息が出ます。
ここまで作品自体の完成度や魅力が高い作品にこれから出会えるんだろうか。
自分の中の神作のハードルがかなり上がってしまった気がします。
喜ぶべきか、憂うべきか…。

お話は第二章を迎えた様相です。
あれから4年後、やはり百目鬼はまだヤクザの世界に居ました。
すっかりヤクザも板についた容貌が素敵です。
革手袋がまたカッコよ!萌!

矢代も色気が凄いな⁉︎
時々見せる憂いの表情が美しい。
しかしまだあのホモ嫌い刑事と関係してたとは!いいように利用してると思いたい。
タダでは起きない矢代だもの、きっとそうだよね?

運命のいたずらか巡り合わせか再会した矢代と百目鬼。
以前とは違う立場で、これからどうなるん…て場面で終わっておりました。
早く続き読みたい…渇望しております。

2

4年間の断絶の重さをかみしめる!

 6巻から続きで読まずにいられませんでした。
 前巻から4年経った設定。登場人物たちの立場はかなり変わっていて、年月を感じます。
 読者として気になるのは、矢代と百目鬼の関係。前巻までの濃密なかかわりとは違う二人の関係に、「矢代も百目鬼も何を思ってるの?!」ともだえながら何度も読み返しました。二人にとってお互いが唯一の特別な存在で、求めあっていることは間違いないのに!! だからこそ、お互いが見えていないようでもどかしい。
 脇役それぞれの思惑も交錯し、目が離せません。衝撃は、まさかのアイツの登場でした!

0

炒鸡喜欢

我非常非常喜欢这位太太,感觉把我想说的话都说出来了⊙▽⊙

0

じりじりがすごい

行ったり来たりしながら、噛み締めるように読みました。
再会までのあれこれも、再会してからのあれやそれも…ぐわんぐわんしちゃう。
矢代の美しさと百目鬼の男っぷりがましましで眺めてるだけでも堪らない気持ちになる!!!!!

百目鬼のモノローグがなくて、何考えてるか分かんない、もっと想いを語ってくれ!!と思ってたけど、端々に矢代への想いが感じられて…可愛くも切なくもあり…ぎゅっとなります。矢代が綱川邸でお喋りしてる時なんて手をぎゅっとしてるんですよ…矢代の一言、一言で目に感情が見えるのがね、これまた…
特にガールズバーで矢代と別れた後、神谷も口を噤んでしまった表情!苦しそうにも、嬉しそうにも見えて、矢代がこの顔させてると思うと!ぎゅん度がすごい!

「思い出したんですね」ではなく「覚えてたんですね」って聞き方にも、そんなストレートに聞く?と息が止まった!
矢代の返しも矢代で…本音を言ってるようで言ってない。矢代は矢代で内心グルグルしてるのかと思うと…要所要所で間を取ってるのは、動揺してるからなのか、百目鬼への気持ちを抑えてるのか、勝手にいろいろ考えちゃいました。

新キャラもぞくぞく登場するなかで、仁姫ちゃん…特殊な環境なのに親にも周りの大人にも愛されて、百目鬼にも守られてる子(しかも百目鬼の傷の原因となった女)矢代と真逆すぎてシンドい。できれば大人しくしていて欲しいところ…矢代、そんなにやわな男じゃないけど!女子供だろうと容赦なくキャットファイトするだろうけど!!仁姫ちゃんと百目鬼が一緒にいるとこ見て傷ついたりしないでと勝手に心配しちゃってます。

久我、杉ちゃんがいないのは寂しかったんですが、胡散臭さ醸し出しながら絶妙な切り返しをする神谷には期待大!!良い性格してる!!!

とんでもない引きで終わるから心拍数すごいことになるわ、終始ギリギリするやり取りの中にもコミカルさや萌えが散りばめられてて、すみずみ噛み締めたくなる愛おしさがありました!!!

2

もはや哲学的!?

 新章7巻。じっくり読んで、皆さんのレビューを「なるほどなあ・・・」と
こちらもじっくり読みながらやはり感想をレビューしたくなりました。
 新しい登場人物たちも出てきて、旧の登場人物たちと複雑に関係が交錯
しながら段々とまた次の大きな抗争?へと話が動いていく予感ですが・・・
 どなたかがレビューで書かれていましたが、やはり、矢代が片目を失った
ことは、ストーリー上最終的に大きな伏線になっているように感じてなりま
せん・・・そして、やはり考えるのはこの作品の題名。「囀る」という言葉、
個人的にはどうしても「愛のささやき」のようなニュアンスを感じてしまう
のです。(囀る鳥・・・愛を語らう鳥?それは恐らく百目鬼であり、また矢代
でもあり・・・そんな二人が「羽ばたかない」とは・・・。気になります、
本当に。)
 私は何となく想像してしまったエンディングがあるのですが、それは
今、ここでは触れず、完結までとにかく粛々と見守りたい気持ちです。
 人は変わるのか、変われるのか、変わらないのか。そんな問いかけが
大きなウエイトを占める漫画って、もはや「漫画」の枠にすら収まりきら
ないように感じました。
 矢代の心の混乱はしばらく続いていきそうですが、何かが「変わって」
いくことが恐らく描かれていくのではないでしょうか。最後には百目鬼の
一途な想いが揺らぐことなく、矢代に届くことを祈らずにはいられない、
フィクションなのに、こんなに切に登場人物の幸せを願わずにはいられない
作品って、そうないですよね・・・。

2

4年の年月がもたらすもの

4年という年月の経過を丁寧になぞる巻で、ここでも様々な場面で交差する男の情がやはりすごく、よい。綿密に張り巡らされたストーリーラインを辿る快感は本作ならでは。百目鬼の男としての成長が著しく、黒い革手袋と勲章を携えたお顔に卒倒しそうに。矢代も年を重ねて滲み出す色気が凄い。二人ともどんどん私好みになってて次の巻どうなっちゃうんだろ!?年齢を経た顔の描き分けにヨネダ先生ほんと絵がお上手だなぁと再確認。

6

百目鬼かっこいい

今回も読ませていただきました!

あの、百目鬼の成長に感動です!4年して心がだいぶん大人になったように感じます。
しかし、昔から変わらない執着心も健在のようで相変わらずのギラギラした目に安心します。

対して八代にはあまり変化なく相変わらずの美しさです!

この2人がこれからどう折り合いをつけていくのでしょうか。少なくとも恋愛感は合わない2人。続編が待ち遠しいです。早く8巻をお願い致します!

追記。最後の百目鬼の男らしさは反則です。

5

変われない男達

 矢代が表面上はヤクザでなくなったこと、百目鬼が矢代の下からいなくなったことで、これまでとはがらりと雰囲気の変わった巻でした。と言いつつも、根底に流れているものは変わらない。矢代は三角と繋がっているし、三角は矢代に組を持たせたがっている。七原は矢代の下で働いていて、百目鬼は矢代の近くに戻りたがっている。変わったようで変わっていない、様々なシーンでそれを感じさせられました。

 百目鬼を捨てた、という矢代。ひん曲がった自分の下につかせるのは不憫だから、というと聞こえはいいですが、私にはやはり矢代の逃げに思えてしまう。百目鬼とこれ以上向かい合っていると、今まで持たなくて済んだいろいろな感情を持つことになり、それがしんどい、煩わしい、そういう風にも聞こえます。確かに休息は必要だったと思う。それでも、矢代にはもう一度彼と向き合う気概を持って欲しい。もう矢代の部下ではないという百目鬼が、これからどのように矢代に対峙していくのか楽しみです。

9

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