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ひでーな。結婚の約束までした仲なのに
perfect propose
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
心のどこかで人と深く関わる事に臆病になって諦めている甲斐と、社畜生活にふとあらわれた甲斐との時間に癒されるヒロ。
お互いに足りない部分を埋め合うように相手の事を尊重しあえている二人が素敵でした。
子どもの頃の約束、大人になって逆にプロポーズしてるのが最高に良い!
タイトルの通り、とっても素敵なプロポーズでベランダからのシーンはドラマみたいに一コマ一コマが描かれていて目が離せなかったです。
情けない姿ばかりだったヒロの、やっぱり歳上と思える男らしさが溢れるプロポーズでした!
描き下ろしの甲斐が年下感出しててずる可愛い♡♡
リアルに存在してそうな二人だったな、と思いました。これからは一緒に過ごせなかった時間の分まで仲良く幸せになって欲しいです!
心を閉ざしていた攻め×ブラック企業勤めのリーマン
10年も前から受けを好いていた攻め♡
攻めの愛が圧倒的に重いかと思いきや、受けの方もいつしか攻めがいる生活が当たり前になり、2人で暮らすことに幸せと安らぎを見出すようになります。人と向き合う事、誰かを大切に思うことはとても大変な事だと思いますが2人の出会いは間違いなく2人の人生において良いものだったのだと思います。読んでいて感情移入できる、リアルなお話でとても好みでした!
漫画として1冊で上手にまとまっていて読みやすかったです。
年下の攻め、甲斐は美味しいご飯作ってくれるし、疲れている受け、浩国を優しく労わってくれる。キュンポイントはちょこちょこありましたが1番の感想は浩国の会社はブラックであると言う事。
なんだかそちらの部分に引っ張られてしまいBL的にはあまり印象に残らなかったです。
苦労してきたぼっちの甲斐と責任感が強すぎて社畜のまま苦しんでいる浩国の同居に、萌を感じましたが残念ながら読み返しはしないかなぁ?と思います。
人気作品にはまれない事がよくある者の偏ったレビューです。すみません。
今度ドラマ化すると聞きまして、気になって読んでみました。
読んでみて思ったことは、確かにこれはドラマに向きそうなお話だということでした。
容易に映像が浮かびます。現実に即しているので無理がなく、あの場面どうするんだろうといった不安要素が全くありません。
子供の頃に引っ越して別れたきりだった年下の友だちが、大人になって急に目の前に現れるところから始まり、二人の関係性が終始よく書き込まれていて、読みながらいちいち納得していました。
最初は強引に見えた甲斐でしたが、その存在は、渡の窮状における唯一の光であり、枯渇した心に染み渡る水でした。
眠り、食事し、話し、笑い、仕事で荒んだ渡の毎日が少しずつ変化していきます。
甲斐の人となりも、過去も現在も渡への気持ちも、ページをめくるごとに明るみになっていって、いつしか二人を応援していました。
他愛ない子供の頃の約束が、これほどまでに大きな意味を持つのだということ。
人と関わるのはこわいと甲斐は言っていたけれど、渡も、バイト先の店主も、こわいだけではないことを身を以て伝えてくれていて。
どっちかが一方的にもたれかかるようなことはなく、お互いがお互いの存在に安心するような関係性が尊かったです。
映像化にあたっては、余計な演出は不要で、このお話の魅力をそのままじっくり作ってもらえたらいいなと思いました。
それにしてもこの会社のクソ主任は、今後ものすごい災厄に見舞われればいいのにと念じてしまうほど腹立たしかったです。俺はこのあと飲みだから、じゃないよ、お前も働けよ、とイライラしちゃいました。
ブラックな会社の話なので、仕事が原因で心が弱っている方は御注意ください。
タイトルに賛否両論あるかもしれないけど、私はこの漫画はこのタイトルで良かったと思う。
周りがどうあれこれが彼らにとっての最前の選択であればそれこそがパーフェクトな結果だと思うから。
内容的には在り来りな現代に突如現れたナイスガイ…っていう漫画展開になっていくんだけど、まあ〜〜〜羨ましい…!!胃袋掴まれる存在がいるのってそれだけで生きる理由になって生き甲斐を感じられるよね…!!
いつしか人生に疲れきった毎日にその人自身がなくてはならない存在になって、好きになって恋に落ちて。そんなふたりのあたたかい関係が好き!!大好き!!愛してる!!笑
最終的にタイトル回収してくれるんだけど、そのシーンがまじで胸アツなので全人類読んでほしい。
正直言えばラストの主人公の思い切りは良かったと思うけど、残された人たちもまあなんやかんやでハッピーエンド!って、なんか、なあなあじゃないか…?って思ったのが若干心残りではあるけれども…。
幼馴染 年の差BLですね。
実写ドラマ化決定したって事で、買って積んでたこちら、読むキッカケになりました。
話の流れも自然で、するするーっと読めました。
再会のシーン、よくあるパターンと反対だったのが面白かった。
居候する側が道に転がってて一人暮らしの部屋に転がり込んで同居スタートはよく見るんだけど、ブラック企業で過労で倒れた主人公 渡を介抱するのが、居候する側の甲斐くん。
過労で道で倒れるってヤバない?病院で点滴打ってもらわなくて大丈夫だった?なんて思ってしまう。
甲斐くんは、両親が亡くなり天涯孤独飲食店を営む見ず知らずのお爺さんに可愛がってもらいその定食屋で住み込みで働かせてもらってたけど、おじいさんが倒れて入院してるからその間出て行くようおじいさんの息子に言われちゃったのよ。
おじいさんが退院するまで、晩御飯作る条件で同居スタート。
帯に書かれてるようにこの作品「美味しいご飯」もポイントだと思うんだよね。でも、あまりご飯に関してはそそられなかった。インパクトが薄い。
もっと、メニューに対してのうんちく聞かせてほしかった。
渡の会社のブラックさについてがもうしんどい。責任感感じてか命削って働いて心壊れそうになる人って現実にも居てるけどそんな時は逃げていいのにって思ってしまう。
だって、心や身体壊してしまったら意味ないやん?
仕事なんていくらでもあるんだから転職したらいい。
ラスト私はもっと都合のいい展開が良かったなぁ〜。店主のおじいさん後継者が見つかったから畳もうと思ってたお店を続けたって言うてたから、甲斐くんが譲り受けられるもしくは安くで買い取るのかと思ってたのに違うのか〜。
厳しい現実。甲斐くんがいい子で出逢いのきっかけが食い逃げしようとしててそこから店に置いてもらうようになったって言うてたから負目もあるし、おじいさんに無理させてたって思ってるんだよね。
うん、いい子だ。
渡も責任感があっていい子だ、主任のパワハラのせいで自信喪失してたけど、リーダーの金子さんはちゃんと見てくれてた。金子さん好きだ、いい人。
金子さんの言葉、甲斐くんの後押しもあって退職した時にはホッとしたよ。
今は金子さんの転職先でヘルプ扱いみたいだけど、きっといい仕事見つかるよ!
このカップルは2人ともいい子達だから幸せになって欲しい。
シーモアで購入
白抜き修正
幼馴染が大人になってから再会することが好きな方は好きだと思います。
ただ攻めが作ったご飯を受けが美味しく食べるだけのお話ではありませんので、ご注意下さい。
私は受けが勤めるブラック企業の描写がしんどくて、萌えよりしんどいが勝りました。
特にブラック企業によくいる嫌な上司の描写がリアルで、登場する度に精神が削られました。
ブラック企業経験者は過去の嫌な記憶がフィードバックすると思うので、読むなら覚悟して読んだ方が良いと思います。
えっちは少なめです。
修正が必要ない程度の描写なので、物足りないと思われるかもしれません。
うーん、このブラック会社の話は、みなさんおっしゃるようにキツかったですね…。システム会社にいたらあるあるなんですが、それにしてもこの上司、酷すぎる…。
そちらに引きずられて純粋にストーリーを楽しめなかったかもしれません。幼馴染み?との将来の約束や、不幸せな過去、数年後に突撃などもBLあるあるで、展開は先が読みやすかったので印象が薄くなってしまったということもあるかも。
しかしご飯が美味しそうでした。こういうところが重要なんですよね。キャラクターに説得力が出るし、見ているこちらも胃袋掴まれる(笑)だから『パーフェクト』は三大欲求すべて満たせるぜ、ってとこですかね。うんうん。その方が幸せだよ!
転職した主人公は、これからぐっすり眠ってたっぷり食べて、健康な日々を送ってほしいです。
生きるために必要なもの睡眠、美味しいご飯、キミってお話でした。
社畜が救われる物語、BLを添えて……という感じで、正直萌えたり胸きゅんしたりがなく高評価されているようには私はハマリませんでした。
おそらく受けと私自身の性格が全く違うため、言動が理解出来ないので、お話に入っていけなかったんだと思います。
攻めはずっとクール。クーデレが大好物なのでデレがあったら好みだったかも。ただタイトルでパーフェクトと名乗るだけあって愛はめちゃくちゃドデカイ。デレデレはしないけど、しっかり愛情を持ってくれる攻めっていうキャラ。これはこれで好みの方がたくさんいそうですね。ちなみに、えちは少なめ。
初めて読んだ鶴亀まよ先生の作品でした。
社畜でもなんでもないのですが、なんだかちょっと疲れ気味で何も読む気がしないな〜という時に読んだのですが、凄く沁みました…。
浩国の職場のブラックさと甲斐が家に来てからの生活にギャップがあって、三大欲求の満たされた生活がめちゃめちゃ幸せに感じられて、癒されました。
こんな年下ワンコが居たら、甘えたいし甘えられたい…疲れてるな、自分。
クール男子の独占欲が好き過ぎました。
こんな子に自分の余生くれてやる、なんて言ったらすごく執着されそうで…期待しかない。
描き下ろしで早速独占欲全開になってて歓喜でした。
カバー下の2人の関係性もとても良かったです。
2人のラブラブ生活編も読みたいなぁ♡続編希望です。
どの作品も思うのですが、先生の描くキャラクターはみんな魅力的で応援したくなります。ストーリー展開も上手くてとても面白いです。
いちゃいちゃラブラブさせるだけでなく、物語がしっかりと作り込まれていて、とても読み応えがあります。
絵も綺麗、ストーリー面白い、萌え要素もある最高のBL作品です。こんな素晴らしい作品に出会えてよかったです。
今更だけど発売当初気になっていた御本を購入
甲斐くんが…甲斐くんがかっっっこよすぎて…何かなんてーかちょーどいい低温
なのにどんどん可愛くなる
気持ちがわかりすぎるヒロくんもめちゃくちゃ頑張ってて最後も頑張って偉い
話が全体通して安定感凄くて2人ともイケメンで幸せを沢山お裾分けしてもらえて何度も読み返したい御本
もっと早く買えば良かった
本当にタイトル通りパーフェクトなプロポーズ尊い…『プロポーズなんだよ』の台詞が尊い…帰って来たらもっかい読もう…
レビューが良かったので手にとってみました!
全くちょっとした試し読みでトーンなどの事前情報なしで読んで、勝手にすぐにあまあま、ほっこり展開になるのかな?と思っていたのですが、ギャップがすごかったです。ブラック企業の上司が怖すぎですが、同僚たちが素敵な方々ばかりでそこには温かい気持ちになりましたが!!ほんとに酷すぎるブラック企業で、早く退職してー!!って思いながら読んでました。一つ思ったことは絶対に後半というか最後の4分の1が駆け足でしたね〜。紙で読んでてこれ完結するん?ってときに走っていっちゃった感じで、もっとそこが見たいのに!!!!という感じでした。たくさんの方々がレビューおられるのですが、たしかに「パーフェクト」とは?という気がしました。ですが、何度も読み返したくなるような作品です!!!ぜひ2人のラブラブあまあまほっこりシーンが読みたいので続編希望ですね〜!!
社畜ものは辛くてお話でも読んでてしんどいんです。
追いつめられて麻痺してって。
そんなところに現れた甲斐。
甲斐も孤独な人で。子供の頃唯一の信用できた好きだった浩国に、どうにもならなくなった時に会いに来て泊まらせてって。
二人の暮らしもほんわりあたたかく浩国が健やかに再生したり、家に帰りたく思えたりご飯が美味しいと感じられるようになり。
でもどうしても萌えより社畜の描写が辛くて。主任が仕事のできる浩国を、一番楽してるとか他所じゃやってけないと洗脳して。
現実でも仕事の出来る人が上司からキツく当たられてるのを経験してるので、読んでて蘇ってきて辛くて。
最後は二人とも良かったねでした。
先生作品初読みです。
BLアワードに選ばれていて気になったので読みました。
絵がきれいで見やすいですね。
浩国が無自覚にやさしい奴で、甲斐はそんな浩国だから一緒にいて楽だったし惹かれたのかと。
浩国も甲斐と同居して、毎日疲れているのに嫌じゃない、むしろ心地いい、ての相性いいですよね。てか、好きよねw
そりゃ自覚するまで時間はかかるけど。
浩国と甲斐は全く違うタイプだけど、それぞれ不意に見せるかわいらしさがとてもいい。
甲斐が口数は少ないけど、無駄なことは言わない、必要なことだけ言う感じが好き。
飯テロも笑ったw
浩国にごちゃごちゃ言うより、それが効くわな、と。
プロポーズの場面もよかったし、甲斐の「やりてぇ」の顔もよかったし、浩国が「俺も」と言った時の甲斐の顔がツボw
そこからはもういい感じで。デレる甲斐にめちゃ萌えでした。
「誰の許可得てこんなやつれてんの」
疲れて眠るヒロクニを見下ろして、カイが呟く。諦めてばかりの人生のなかで、何もかもが手からこぼれ落ちるような人生のなかで、たった一つの光だった
ヒロの現状は、現代社会ならばよくあるもので。死ぬほどではないにしても、薄暗い毎日を、いろんな理由をつけて決断を先延ばしにしながら、なんとか進んでいく。頭も身体もギリギリでも、麻痺してしまった心はそれを感知できないでいる。そんな中、小さいころを共に過ごしたカイが、ヒロのアパートに転がり込んでくる
カイといるのは楽だ。男同士だから?昔馴染みだから?考えた末にヒロは、カイが自分に何も求めないからだと気づく。カイの生い立ちがそうさせていた。諦めているからこそ、カイは小さなことでは揺るがない
終盤、ヒロは自分のことにも、カイのことにも結論を出すことができた。「ここで逃げても、一緒にいてくれる人がいる。自分の居場所がある」というのが、決断できた理由だろう
カイ「あークソ…やりてえ」
ヒロ「俺も」
のあとのカイの顔、めちゃくちゃに愛しい
久しぶりに泣ける、素敵なBLに出逢った
じめっとした、完全な救いではない救いが、ウソっぽくなくて、とっても良いです
ストーリーの展開も引き込まれやすく読みやすいなと感じたのが一番の印象です。BL初心者の方にもオススメです(人´∀`)
2人のバランスも好きです!見た目も設定も。可愛い系の社畜リーマンと、家事力抜群のイケメンフリーター。しかも、幼馴染み。個人的にイケメンフリーターのちょっと素っ気ない態度や、攻めるときは強引にいくのはかなりツボでした。
読んでプライベートも仕事もハッピーになって良かったと、心温まる一冊です。
タイトルと帯のあおり文のフォントからは想像できない重さを持ったお話でした。でも深刻だけど陰鬱さはなくて良かったです。
ゆっくり丁寧に浩国の気持ちを描いてくれたので、全部にすごく納得。特に美味しそうなごはん写真を何度も送り付ける甲斐が良かったです。こんなの、自然に帰りたいって思うよね。不器用な甲斐の必死さなのか、意図的な作戦なのかは分かんなかったけど。
簡単に会社から「逃げろ」っていう攻めじゃなくて良かったし、そんな簡単じゃない受けで良かった。会社で自分にとっての唯一に気付く流れもじわっときました。
でもそこで私の中のピークがきちゃったので、プロポーズシーンにあんまりぴんとこなくて…wさらっと読んでから、タイトル思い出してあれ?と思って戻って読み直しましたw
パーフェクトって完璧みたいな意味をすぐ連想しがちだけど、それだとちょっと合ってない気がします。欠けてないとかそっちのニュアンスで受け取るとまあまあ?納得?
浩国のセリフがタイトルとつながって、そういうことなのかな?って思いました。
ただインパクト重視で決めただけかもですけどw
お仕事シーンが結構しんどいので、心に余裕があるときに読みたい本です。
しんどいしんどい生活から、食べて寝て活力が戻って、それと共に信頼と好きが増して満たされるってお話好き!!
初えっちの潔さ?もかわいい~
本当に上司がブラックなのはメンタルごりごりに削られたけど、物静かだけど、ここぞでパワーと可愛さ発揮する年下攻め好きです!!
『生きるために必要なもの=睡眠、美味しいごはん、キミ。』という帯と表紙に惹かれて購入させていただきました!
浩国のことを一途に思う甲斐がもう本当にスパダリすぎて最高です!!
甲斐が寝てる浩国に 誰の許可得てこんなにやつれてんの、ヒロ っていうシーンがめちゃくちゃに好きです!!!!社畜でご飯もまともに食べてなかった浩国にご飯を作ってあげてご飯をしっかり食べるように変化している浩国が可愛くて可愛くて;;
浩国が酔い潰れた時に甲斐が迎えに来て うちの浩国が っていうシーンめっっちゃかっこよくて最高す、、独占欲、、、
浩国が残業が続くからしばらく晩飯いいよっていう時もやだ帰ってきてっていうのめちゃくちゃ可愛かったです、やだって何ですか!?もう!!!その後のチョロ国笑もめちゃくちゃ可愛くて死にました、、、
ずっと押してきてた甲斐が離れてしまうところで浩国が自分の気持ちに気づいてベランダからプロポーズするシーンはめちゃくちゃ萌えました、、
セッ久のシーンで浩国が足をつるところめちゃくちゃ面白くて浩国はブレないなと思いましたwww
描き下ろしの腐女子さんとは友達になれると思いましたww浩国はもう俺のじゃん っていう甲斐くん最高に可愛くて可愛くて;;;
甲斐くん料理も作れて可愛くてかっこよくてって何!?ってなりました、、素敵な作品をありがとうございました!表紙裏も可愛くて最高でした!!
子どもの頃、世界は開けていた。でもその実、手の届く範囲は狭く、知る物事もまた僅かだ。
大人になると、人は範囲が広がって、知識も増える。どこまでも行けるし、どんなものも見えるのに、子どもの頃よりもずっと世界は狭くなって、身動きが取れなくなっている気がする。
そんな生きづらさを改めて再認識させてくれる作品だと思った。
大人特有の責任感や諦めが蝕んだ男が、昔馴染みによって心が解けていく様がすこぶる癒される。出会った時はまだ子どもだったっていうのがまた良い。
この作品で気に入っている箇所を挙げるとするなら、攻・甲斐の言葉が心にめっちゃ刺さるところだ。
仕事に疲れたお兄さん、お姉さんたちは是非読んで欲しい。
誰かの一言で幸にも不幸にもなって、誰かの行動がいつかとんでもなく人生を左右する。実は人生ってそうやって動いてるっていうのが、目前へと叩きつけられる。
すごい面白かった。
浩国、甲斐はもちろん、ほかのキャラクターの言動にも心が動かされる。
身につまされるというか…。
作者は教祖か何かかね?言葉ひとつひとつ刺さるんだけども。
仕事に行って、帰って寝て、また仕事に行く。飯はコンビニで買う。
そんな生きてるの楽しいかっていう生活に甲斐という人物が現れて、浩国に起こった奇跡みたいな日々を堪能してほしい。
レビューも高評価だったのでかなり期待していたんですが、ちょっと肩透かしだったかな。
いちばん盛り上がるところで展開が早すぎるというか、あっさり終わっちゃったという印象。
「あかりと彼~」が大好きなんで、ちょっと期待しすぎてたかも。
ブラック企業描写が辛いというレビューが多いですが、主任以外は良い人だし、思ってたブラック企業(ほんとにヤバイやつ)とちょっと違ってて、浩国にそこまで同情の気持ちが湧かなかった。
攻めの甲斐君は鶴亀先生の描くかっこいい男の子で好き。かわいい。
あと、タイトルが内容とあまり合ってないと思うな。
雰囲気と帯のワードでほのぼのを想像していましたが、違いました。すごくよかったです。
ブラック云々は置いといても、ソフトウェアなどものづくりの中小企業ではよくある話で納期までは終電始発は当たり前、自分にも経験があるし大袈裟じゃないのが現実です。
同じ業種じゃないと理解してもらえないんですよね、そんなに残業なわけ無いとか、嘘ついてるんだろうとか。
そんな中、おいしいご飯を作って浩国を見守っていた甲斐が大きくてとてもステキでした。
本当は一刻も早く楽になって欲しいと思っているんだろうけど、浩国がどういう思いで仕事をしているかもちゃんと考えてたんだろうな。
浩国が疲れ果てた末、とかではなく、きちんと仕事も甲斐との事も考えた上で行動に出る所はグッときます。
良い作品でした。
連載中の作品も好きなのですが、この作品でより今後が楽しみになった作家さんです。
ブラック企業勤めの疲れた社畜の浩国が
ある日押しかけてきた昔なじみの年下男子の甲斐にお世話されてるうちにほだされて落ちてくお話。
ブラック企業の描写がめちゃくちゃリアル…!
こんな会社、嫌だ…と思うけど、だからこそ主人公のくたびれ具合に納得。
こんなすさんだ毎日で甲斐にお料理&お世話されちゃったら落ちずにはいられない…
甲斐も苦労してる子だから最後幸せになれて良かった!
今まで大変だった分、二人で幸せになってほしい~
働く全ての人に刺さる作品だと思う。
人によっては、ブラックの描写がしんどいと言う人がいるけど、いやいやあれがあるからこそこんなに感動するんでしょうと思う。
自分一人がいなくても会社はまわる、自分なんかいなくてもいいんじゃないかと思ってしまう中で、自分だけを必要としてくれる存在の大切がどれだけ尊いかを教えてくれる作品。
BLとしてのキュンもあるけど、ドラマとしてもとても良いからもっともっと広まって欲しい。
カバーイラストの雰囲気の良さにバキュームのように思わず吸い込まれました。
これは好きでしたねえ。鶴亀まよ先生の絵が好き。
良い年下攻め作品と出逢えました。
あらすじに「社畜リーマン」の文字がある通り、受けの浩国の仕事環境がとにかくしんどい。
浩国が日に日に疲れ切って感覚が麻痺していく様子だけではなく、周囲の人々の反応もなんだかちょっとリアル。
なので、ここでしんどさを感じてしまう方もいるかもしれません。
しかしながら、その描写があるからこそ幼馴染の甲斐との期間限定同居生活の描写が活きてくるんですよね。
なんだろうなあ。浩国の超絶ブラックなお仕事現場だったり、2人の心の根底にある孤独や諦めの感情が見え隠れしていて、ものすごく暗い描写があるわけではないのに、正直読んでいて少し心が重たくなってしまうんです。
諦めてしまう理由、心が死んでいく様子、辞めてしまえば良いのになぜか居続けてしまう会社。
それだけ先生の描き方がリアルだったのかも。
金子さんとのシーンが特に印象的。
ただですね、重さ以上にこの幼馴染2人の日常のやり取りが良かった。
会っていなかった期間を忘れさせるほど、親しい仲ゆえの遠慮がなさが良い。
幼馴染同士の会話って、特別なことはしていないのになんでこんなに心惹かれるんだろう。
お話もポンポンと進むのではなく、仕事面や回想も交えながら、生きるために必要な場所と人をゆっくりと見つけていく2人の姿が、ゆっくりと無理なく描かれていました。
あくまでも自然な流れなのが上手いなあと。
ご飯を食べたりと、日常にありふれた事なんですけど、そういう些細な出来事から少しずつ生活が変化していくのがすごく自然。
起承転結が綺麗にまとまっていて読みやすい、じわーっと沁みるものも萌えもある良作でした。
と、キャラクターも良いですし非常に楽しめたのですが、欲を言えば、もっと攻めの甲斐側の気持ちも知りたかったなあ。
受けの浩国視点なので仕方がないのですけれど、甲斐の内面も見てみたかったんですよね。
一途な彼からふと出る年下っぽさがたまらなく良かったので、もうちょっとラブ方面も読みたかった。
普段リーマンものをあまり読まないのですが、鶴亀まよ先生の『三上と里はまだやましくない』がすきだったのと帯の「生きるために必要なもの=睡眠、美味しいごはん、キミ」というフレーズがかわいすぎて購入しました。
正直にいうとテンション的には萌くらいの気持ちなんですが
カップルだけで完結してない関係性とか、
しんどい日常に追われて死んでゆく感性みたいな表現がとても繊細で好きです。
会社勤めの人なら共感して読める部分も多いはず。
また言葉はすくないけどじんわりと伝わる甲斐の愛情が尊いです。
エッチシーンもかわいかったです。
読後の感想としては「パーフェクトプロポーズ??とは???」という感じでした。
パーフェクトという単語に期待をしすぎてしまうと、案外あっさりとした展開に拍子抜けしてしまうかもしれません。
まあ、二人がパーフェクトだと思ったのならそれでいいんですが......
おそらくエンジニア系の社畜の受けの元に幼いころに仲の良かった年下の男の子が転がり込んでくるところから話が始まり、攻めのおかげでご飯のおいしさを思い出せたり、家に帰りたいって気持ちになれたり、少しずつ変わっていく生活に受けの気持ちも絆されていく展開ですが、少し仕事描写が多すぎると感じてしまいました。
生活を正そうとしてくれるヒーローみたいな子が現れたところで、すぐに仕事を辞められるわけでも、理不尽な上司が改心するわけでもないし、変われない毎日のまま目の前の仕事をなんとかしなきゃならないのはそう......そうだよね......
受けの仕事を軸に話が進んでいくので、攻めの感情がかなり淡泊に感じられ、最後の展開も「急すぎない?!」と置いてきぼりになってしまったので、もう少し攻めの人となりがわかるとよかったです。
男前な年下攻めは可愛くて大好きですし、両想いからのえっちシーンも可愛いながらもちょっと笑える軽快さで好みでした。
お祭りリベンジはしてほしかったな!
基本的に年下攻めが好きな私ですが、
再開×年の差×同棲(押しかけ)のこの三点セット……最高じゃないですか????
パッと表紙見た時に絵も素敵でシチュエーション最高で電子書籍でしか商業本は買わないんですけど発売日に本屋で見つけて電子書籍化が待ちきれなくて買っちゃいました。
言わずもがな、最高でした。
胃袋掴みにくる年下最高です。
また、ヒロ(受け)が社畜でくたびれてるのもいいっ!
精神的支柱になってくれる包容力のあるスパダリ年下攻めが見れる作品なのでみんな読んだ方がいい。
過労な社会人が年下幼馴染と再会して、その幼馴染を家に匿うところから始まるお話でした。
攻めが、堂々と成長しきった年下なのがすごくキュンキュン出来ました。
受けは守ってあげたくなる可愛さでした。そしてチョロさよ。でも自分の意見は通せるような芯のあるチョロ人なのがすごくイイ。
この受けが勤めている会社は、ブラック企業の見本市でした。
命令ばかりの上司1名を除いたら良い人ばかりなのが救いです。
過酷なブラック企業に勤める受けは、攻めが生活の中に溶け込んでいくことで、見る見る健康になっていきます。
そんな、今も昔も一途に受けを想う攻めの存在があったので、実はブラック企業のお話なのに読んでいてつらさがほとんどなかったです。
その攻めはもちろん、会社の人たちのおかげもあって、最後にはちゃんと会社面も救いがあって納得のいくハッピーエンドでした。
恋愛面では、受けが徐々に恋心を育んでいく様子がピュアで癒されました。
エロシーンは少ないながらも特に、受けの慣れてない感じがたまらなく良かったです。しかも相手は幼馴染なのもあって会話にもニマニマしっぱなしでした。
やはり、再会を果たす幼馴染モノの年下攻めは最強でした。
2人のこれからが気になります。
今回は定食屋のアルバイトと社畜のシステムエンジニアのお話です。
攻様との再会で受様が今の仕事や生き方、攻様との関係を見つめ直すまで
と本編後日談短編を収録。
受様は今の会社に就職して5年目のシステムエンジニアです。休日出勤当た
り前で1日16時間勤務するようなブラック企業ですが、誰もが忙しく、こと
あるごとに主任には「受様が一番できない社員」と言われ続けていました。
今日も最寄駅に着いた時のは御前2時過ぎで、これから風呂に入って何時間
寝れるだろうと考えていましたが、明後日のリリースを控えて明日の日曜日
も出勤かと思うと疲労がピークに達し、道端に倒れてしまいます。
受様はひっくり返って見上げた空が「綺麗だなぁ」と思うのですが、そんな
受様に「死んでんの?」とラフな格好の若い男が声を掛けてきます。慌てて
起き上がって迷惑をかけたかと謝る受様でしたが、なんと彼は受様がかつて
"結婚の約束"をした少年だったのです!!
この彼こそが今回の攻様になります。攻様はかつて受様の近所に住んでいた
父子家庭の小学生で、いつも公園で独りでいる攻様が気になった受様が友人
付き合いをしていた子供でした。
攻様は定食屋で住込バイトをしていたそうですが、店主が入院して住む所が
なくなり、受様を頼ってきていたのです。攻様の話を聞いたらしい受様母は
攻様に合鍵まで渡していたのですよ(笑)
受様はとりあえずは寝る事を優先し、翌朝は話す間もなく出社したために、
昔の約束を口にし、ゲイだという攻様の意図も、なぜ住むところをなくした
のかとか、受様を頼ってきたのかもわからないまま、悶々と仕事をやっつけ
る事となります。
その上主任に仕立て変更までぶち込まれ、食事をする間もなく、その日も
ヨロヨロで帰宅の途につくと攻様が居てげんなりしてしまいます。しかし
なんと攻様は受様の為に夕食(夜食か!?)を用意してくれていたのです!!
食事はいつもインスタントやコンビニ飯の受様にとっては、攻様の1食は
久しぶりに食べた"美味しい"食事で、食事の間に攻様がいなくなった事情
やどうして住処がなくなったのかを聞いた受様は食事と引き換えに同居を
提案する事となります。
しかしその夜、なかなか寝付けないという受様に攻様は強引にオナらせ、
久しぶりの射精に受様はスカッと眠りに落ちるのですよ(笑) 翌日目覚めた
受様は久しぶりの快眠に驚いてしまいます。
ちゃんとしたもん食ってちゃんとしたらそうなるよ
生意気を言う攻様に昔は可愛げがあったとブツブツ言う受様でしたが、
対する攻様は楽し気です。
はてさてこんな2人の同居生活の行方とは!?
雑誌掲載作をまとめての紙書籍化で、昔近所に住んでいた小学生だった
攻様との再会で受様が今の自分を見つめ直す物語になります♪
再会モノで同居モノ、年下攻なシチュがツボそうだったので手にした1冊で
した。表紙の感じから明るめなお話を期待して読み始めたら、けっこう
受様の社畜描写や攻様の家庭事情がけっこう重い設定でして、思った展開
ではなかったですが、お仕事BL的としても考えさせられる面があり、良か
ったです。
攻様が押しかけてきてから早2ケ月が過ぎ、攻様は受様の食事を作ってくれ
ていました。攻様が来るまで1日1食だった受様ですが、今では昼の弁当ま
で持たされて、自分の方が面倒をみられているのでは?と思ってしまいます。
同僚にも彼女ができたのかと言われるほどで、友人だというと1人暮らしの
部屋で2ケ月もいるのはスゴイと感心されてしまいます。受様は最初はとも
かく攻様との暮らしにストレスなど感じた事などありませんでした。
そうして少しづつ攻様が近くにいる事に慣れていく受様でしたが、攻様が
自分を特別に思っている事に気付くことになります。その上、何とか山場
を超えた職場ではチーフが転職する事、受様を縛るために主任が受様を
無能者と洗脳していると言われてしまい、今まで見ていた受様の世界が、
反転するようかのように変っていく事になるのです。
攻様は受様と出会った小学生の頃からたぶん達観した子供だったのでしょ
う。父子家庭で忙しい父親を見て育ち、中学で父親がリストラされて蒸発
すると、中卒で定食屋で住込みバイトとなりますが、その定食屋の店主の
入院すると、店主の息子に入院中は店から追い出されてしまうのですよ。
受様も攻様もかなりいっぱいいっぱいな中で2人は再会し、攻様を受け入
れる事で受様は変わっていき、受様に頼られる事で攻様も変っていく様子
が丁寧に描かれていて、2人の背景がかなり重いのですが、そんな中にも
2人の関りでそれぞれが過去と今を振り返り、考えを変え、希望が見える、
未来を変えていくという展開が凄く良かったです (^O^)/
カバー下に2人それぞれらし過ぎる「仕事バカ」を描いた1枚イラストが
収録されていますので、カバー下もペラッとふふっ♡として下さいませ♪
初読みの作家さんだったのですが、さくさくと読み進めることができました。
再会ものなので、初っ端の壁は突破しています。
内容もしっかりとしていて、心情描写も丁寧だったのですが、なぜだかあっさりと読み進めてしまいました。
社畜描写に重きが置かれていたからでしょうか...?
でも受けが気持ちを自覚するために、この描写は必要なんです。わかってはいるのですが、なんだか受け入れられませんでした。
少し不安な要素はあったものの、攻め側の好意はカンストなので、そこは安心して読めます。受けが愛されているって良いです。
最後は受けが社畜から吹っ切れて、結ばれるところで終了します。
個人的には、もう少し2人のラブな描写が欲しかったなあ...くっつくまでの過程が描かれているので、仕方ないかもしれません。
思うことはあるものの、おおむね満足できた作品でした。
『三上と里はまだやましくない』に続いて読んだ鶴亀まよ先生の作品です。
定食屋のバイト 深谷 甲斐と社畜リーマン 渡 浩国のお話。
ブラック企業に勤める浩国は、休日出勤当たり前で1日16時間勤務の生活を5年も送っていました。
ある夜、仕事帰りの浩国の前に12年ぶりに幼馴染みの甲斐が現れます。
急に住むところがなくなったと言う甲斐から「しばらく住まわせて」とお願いされて…。
社畜リーマンの浩国はSEだと思われますが、勤務先は典型的なブラック企業です。
ブラック企業(もしくはそれに準ずる)に携わった経験のある方は、ご自身に重ねてしまい読むのが辛い内容かも知れません。
食事はインスタントかコンビニ、連日の残業で睡眠もままならない…そんな浩国を甲斐が全く別の人生に導いてくれます。
考え方も生き方も今までとはまるで違う世界に…。
ちゃんとした食事ときちんと睡眠をとる生活とは無縁の浩国は心も身体もボロボロでした。
自分の感情を押し殺して働く日々にとっくに限界寸前だったでしょう。
一方、幼少期から複雑な家庭環境で育った甲斐はどこか冷めていました。
誰にも必要とされない人生は生きていても死んでもべつに変わらないと…。
そんな2人が再会したことで、お互いのモノの見方が変わっていきます。
他人の人生に関わることはけして軽くはない。
出会ってしまったことで、相手の人生を動かしていることもある。
今までの人生を変えるには覚悟が必要です。
浩国の覚悟と決断に幸あれ!とエールを送りたいところですが、甲斐くんが一途なので心配ないですね(笑)
甲斐って淡々としているけれど…じつはスパダリなのかも?
料理は上手だし、家事もちゃんとしてそう!
さりげなく気配りもできる…。
ちなみに、甲斐はゲイであることを浩国にカミングアウトしております。
Hシーンでは、挿入前の浩国のお尻にくぎ付けでした(笑)
そんな体勢でほぐされたら恥ずかしいよね~。
セックスの途中で浩国の足がつってしまうのですが、なかなかレアで面白かったです。
初体験だらけでムードはありませんが、浩国らしくて安心しました。
描き下ろし『その後』
ブラック企業を辞めた浩国のその後のお話。
浩国は働き方改革に取り組んでいる(笑)
それよりも、「もう俺のじゃん」と拗ねる甲斐が可愛い過ぎた♡
ノンケには同性同士の恋愛は戸惑うことばかり…ましてやセックスは未知の領域です。
プロポーズ後に気持ちが高揚しセックスしてしまう展開がちょっと早いかも?
いや、浩国の性格ではズルズル先延ばしするからね。
勢いは大事ですよ!
誰かに必要とされる人生を噛み締めながら2人のペースで歩んで欲しい。
カバー下のイラストが、さりげなくラブラブな雰囲気で嬉しかった!
読後は、浩国も甲斐も読者の皆さまも辛かった分だけ幸せになれる作品です。
ほとんど浩国の社蓄ぶりに恐怖を感じながら読みました。
妙にリアリティがあって主任に怒りさえ感じてしまいました。
一方で甲斐に段々と絆されて行く様子は、反対に現実味がなかったかもしれないです。
だからあっさり読めました。浩国の社蓄ぶりに焦点が当たり過ぎてて、もっと2人の交流が読みたかったです。
浩国が甲斐に惹かれる理由がちょっと弱い気がしました。だから甲斐が戻って来た後の初めてのセックスが唐突に感じてしまいました。今しないと伸ばし伸ばしになるからと言ってたけど、もうちょっと時間をかけても良かったと思いました。
足が釣ってしまったのは妙にリアリティがあって良かったですけど。
それと浩国が退職した事で主任が上から言われて、大人しくなったのに胸がすく思いでした。
鶴亀先生の作品は特に特質した登場人物でもなく、リアリティのある日常にBLを上手く絡ませ、何しろほんわかあったかいお話を描かれるので好きです( ◜◡◝ )
今作も先生の作品ならハズレないかなっと思い予約購入しました。
皆さまのレビューにあるように確かにしんどい‥とても疲れる‥。
浩国くんの会社ほどブラックではなくても‥普通に社会人してれば仕事に追われ自分は何の為に生きてんだろう‥なんて思った経験のある人は多々いると思います。
浩国くんというキャラは現代を生きる人間にはズキズキと胸に刺さります。
けれど甲斐くんがたまらない癒やしを与えてくれるんですよ。
その存在に浩国くんも助けられている‥。
でもマイペースでひょうひょうとあまり気持ちを表に出さない甲斐くんも色々辛い事を抱えて生きてきて、
その変わらない表情の裏に寂しさや甘えたがりの心を浩国くんは感じ取って受け入れたんですね〜。
お互いがこの人でなければと支え合う、人生の一部のような唯一無二の存在になっていったんですね。
鶴亀先生のお話は両思いになるまでゆっくりじっくりと描かれるのでとても自然に2人が惹かれ合っていく気持ちが感じとれます。
なのでラストの気持ちが通じ合うシーンは本当に感動に包まれます。
良かった!最高のプロポーズ!
どうか幸せに!
冒頭から浩国の社畜っぷりを見て上司に殺意がわきました。
寝て起きたら明日になってしまうから眠れないというのは仕事にストレスを抱えている人からよく聞くやつだ……と胸が苦しくなりました。
序盤あまりに想像するとしんどい生活過ぎて私はこの作品読み切ることができるのだろうかと思ったのですが一応読み切ることはできました。甲斐がいてくれるので……いや、もうほんとしんどいのオンパレードで、浩国サイドもですが、甲斐サイドも苦しくて……。
あまりに辛すぎて普通に泣きました。
最終的には二人がお互いに必要な存在だと実感して結ばれるので良かったんですが……二人のことはすごくいいなと思うのですが。
2人を取り巻く環境にしんどさの方が勝ってしまいました。
私のように日常のしんどさをBLマンガで癒してもらおうというタイプだったり、社畜にトラウマがある人には萌えよりもしんどさが勝って不向きな作品かなと思います。
◾︎甲斐×渡浩国(ヒロ,仕事しんどい)
ブラック職場描写が出てきますので、仕事しんどい方はご注意ください。夜中に部屋の隅で泣きながら読むことになる。
BL的関係性の萌を追いかける前に辛すぎて…落ち着いて2周目読んでやっと萌をキャッチできました。
浩国が優秀って描写でもうダメ。仕事できないからその扱いなのか、それにしてもその扱いは絶対ダメなんですけど、どうなのかと思いつつ読んでたら積極的に潰しに来てたっていうのがもう。半端な仕事辛い感じではなく、明日が来るのが怖くて寝られないとかリアルで辛かった。
唐突な同居BLですが、諸々納得できる設定でそこが苦手な方は気にせず手に取って欲しい!絵もスッキリで読みやすいです。金子さんも浩国の人生に相当好影響を与えた人ですよね。真面目にやってたからだよ…浩国よかった…
甲斐の働き出した理由もなかなか社会の限界感が出ていてエグい。しかしながら、甲斐が全面的に正義で清らかで高潔ないい子ではない設定が良いです。この設定一つでだいぶ違う。
あんなに自信満々だったのにラストの甲斐どうした?!とは思いましたが、甲斐も限界まで耐えそうな人で、2人で落ちないように元気に生きて欲しい。
リーマンBL大好きでよく読みます
このお話は凄い
社畜なんて言葉が当たり前に使われる世の中で、知らないふりして生きる辛さを優しさで包んでくれます
穏やかに優しく丁寧に生きることの大切さをしみじみ感じます
優しく包んでくれた彼も孤独と戦っていて、自分がかかわることで人の人生を大きく変えてしまう恐怖に怯える
お互いがお互いに救われているのがとても伝わってくるお話でした
まさにタイトル通り、パーフェクトプロポーズでした
鶴亀まよ先生、凄いわ。
これは、予想を上回る。
ぐっと身につまされるけど、同時にじん、と胸に沁みる。
なんでしょう、ほんとこんな作品をよくぞ描いて下さった!思わず感謝してしまったくらいです。
こちら、浩国が相当なブラック会社のSEです。たびたび、BLだと社畜代表みたいになるSEさん。うーん、かなり辛い。
既に、仕事するために生きている。
ご飯も、1日一食。食べようとしても、胃が受け付けない。
コンビニとかファストフード。あと、ゼリーフード。
寝たくても、疲れきって寝れない。休めない…
あ…もう字面だけで悲しくなるくらいにボロボロに消耗しきっている浩国なんです。
ここまで、酷くはなくとも働く大人は誰しも感じたりしてるかと。忙しくても、充実してるならば良いけれど。
そこで、再会した年下の友人だった甲斐。
彼も、ずっと抱えた辛さ、諦める気持ちを普通と捉えて生きてきた人なんですよ。
再会して、ある事情から同居することになって。
この同居してからの日々が、二人の生きづらさや、満たされない部分が変わっていく展開なんです!
よく渇いた大地に水を撒く、じわじわ染みて潤う。なんて表現がありますが、当にそうだと思います!
浩国は、甲斐が作るご飯で体が変わって行くし生きている人になる。甲斐に何かしてあげたいと、感情が動くくらいには。
甲斐は甲斐で、浩国が夕飯作りを頼んだことで、自分が居てよいと許されて居場所を見つけている。
もう、読み進めていくと二人の生きていく意味を見つける話を息を詰めて見守る気分。
あ、決して暗すぎません。そこは、鶴亀まよ先生の描く、ちょっと救われる萌え部分が絶妙に投入されてます。
二人の居場所、二人が一緒に生きたくなった意味を見つける話でした。
ちなみに、甲斐はゲイ。浩国ノンケスタートですが、BがLになっていくのが説得力有ります。
二人の初セックスが、今まで読んだことない感じ!浩国が社畜だった流れが、上手く引き出されていて。
私、このときめく場面で爆笑してしまったんです。いや、そこからちゃんと盛り返してますけどね!
読むと語りたくなる。
はあ…読めて良かった。
ちゃんと生きたくなる、めちゃくちゃ素敵な作品でした。
恋愛面のドロドロはないのですが、受け攻めがそれぞれ仕事絡み・家庭絡みの問題を抱えており、じんわりと心に沁みる物語でした。
休日出勤当たり前、一日平均16時間労働のブラック企業に勤める社畜リーマンの浩国(受)。
でも浩国を追い詰めているのは、物理的な拘束だけではありません。
パワハラ兼モラハラ上司の存在。
とんでもない仕事量をこなしながらも、「こんなこともできねーの?」「お前が一番楽してる」と無能扱いされ続け、浩国は身体だけでなく心も蝕まれていました。
あれだけ上司にいびられている上に、同僚にも「いつも暗い顔してる」とか「とっつきにくい」と言われてしまうシーンは胸が痛みました。
うぅ、本当の浩国はそうじゃないんだよ…
そんな萎れ切った浩国のもとを12年ぶりに訪ねてきたのが甲斐(攻)です。
もともと家庭環境に恵まれていなかった甲斐は、小学生にしてすでに独りでいることに慣れている様子でした。
しかし中学卒業後は、とある定食屋で住み込みで働き、雇ってくれた店主といわば親子同然の関係を築くことができていました。
それなのに店主が病に倒れると、駆けつけた実の息子には「部外者」扱いされてしまいます。
誰かに必要とされることを知らずに育った甲斐は、自分が誰かに何かを求めることも知らないんですよね。
だから息子の薄情な扱いも飄々と受け入れ「しょうがない」と、さらり割り切る背中が悲しい…
このふたりが同居生活を送る中で、どのように癒されていくかが丁寧に描かれています。
落とす宣言までしていた甲斐なので、あとは浩国がほだされるのを待つだけと思っていたら、かなり終盤まできたところでまさかの展開があって慌ててページ数を確認しちゃいました(笑)
そこからは最終話らしい盛り上がりで、ここであの風鈴が出てくるのもよかったなぁ。
お疲れリーマンの浩国が、ついに上司に噛み付くシーンがお気に入り。
自分のことじゃなくて、後輩を庇ってというのが◎
敏腕のスパダリもかっこいいけど、こういう必死さやひたむきさには更に心打たれます。
甲斐は浩国のことを「チョロ国」だってからかったりして、最初は健気なふりした腹黒キャラという印象でしたが、読み進めていくうちに腹黒のふりした健気キャラになって、描き下ろしにたどり着く頃にはすっかり可愛い可愛い年下彼氏と化していました。すき。
最高のプロポーズってなんだろう。
どんな言葉をもらえたら嬉しいかは、きっとカップルそれぞれですよね。
浩国と甲斐にとっては、これがまさにパーフェクトプロポーズだったんだな、と思える感動的なラストでした。
初Hもくすっと笑える感じで、色気たっぷりとはいかないところがふたりの関係性にマッチしていてよかったです。
表紙の、何とも美味しそうなごはん。帯に書かれたシンプルな言葉。見ただけでほっこりするよね。これは「買い」だ。と、軽い気持ちで手に取ったらば。
実際には結構重ためのテーマが潜んでいて。私は「あっ!」と、本をとり落としそうになる。疲れた深夜に読むには、結構ヘビーだったのだ。
ある意味これも、お仕事BLだ。相当なブラック企業だと思われる会社に勤務するヒロは、毎日闇の中をもがく様に仕事している。深夜に帰宅して、ロクに食事を取らず、ただただデスクに向かって作業している。何の仕事だよ⁈ SEとかかな。とにかく膨大な作業を少人数のチームでやり続けている、闇の中。成果が上がっているのか、それも分からない。毎日。「お前はダメだ。」と、パワハラめいた言葉で追い詰める主任の目は冷たい。
そんなある日、12年ぶりに再会した幼馴染の甲斐が家に転がりこんで来る。甲斐はクールなオカンワンコ。その表情はいたってクールなままなのだが。何かとヒロの身の回りの世話を焼く。ヒロの母親に頼まれたのだと言い、美味しいごはんを作っては、遅く帰宅したヒロの世話をしては、結婚しようなどと、幼ない頃にした約束だと迫る。
忙しい毎日は変わらないけれど、キチンとごはんを食べられる様になったヒロは、少なくとも顔の色ツヤが戻り、人並みな生活を送れることに、多分感謝して行く。
ヒロの勤めている会社が本当に胸クソなので。読んでいる内にこちらも疲弊して行くんだけど。思い当たる事は、現社会でも余裕である。よく、仕事が出来る人は辞めていく、他社でも務まるから。なので、仕事が出来ない人だけが会社に縛られるのだと言う人が居るけども。この胸クソ会社みたいに。それは呪いや洗脳の一種なのかもしれなくて。都合良く使えるという歯車を生かさず殺さず。こき使いたいだけなのかも。
忙しい中で、多少気遣ってくれる先輩が退社して、ヒロに課せられた仕事はどんどん苛烈になって行く。早く、早く、逃げて欲しい。私は深夜にヒヤヒヤしながら読み進める。責任感の強いヒロは、なかなか辞めようとしてくれないのだ。
そんな、自分の事ばかりにかまけている内に、甲斐の方にも変化は訪れていて…。
2人のこれからにも目が離せなくなっていく。大切なものを無くす前に。気付いて。走って。繋ぎ止めたい。そう、生きて行く為に。何よりも大切な事は、睡眠、美味しいごはん。そして、キミ。
ささやかだけど。愛おしい、キミへのプロポーズ。
描き下ろしも含めて、その後もホッとさせてくれたので。深夜にヘビーだった本編については良しとしよう。
そう。自分をすり減らす事なんて無い。会社なんて、直ぐに代わりを見つける。
大切なのは健康な心と身体。シンプルなメッセージはコロナ禍に喘ぐ今だからこそ。心に沁みる。
辛ーい( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
ブラック企業辛いよー
病んだ受けの3大欲求を満たしていく、一途でクールな攻めが魅力的な、とてもいいお話でした!
パワハラ上司に、〝仕事できない人間〟として洗脳された浩国は、心身ともに疲れ果てた社畜リーマン。
12年ぶりに再会した昔馴染み・甲斐に頼まれ、仕方なく同居を許可します。
すると甲斐はゲイで、浩国のことが好きだと告白されてーー…!
とにかく、浩国の会社が酷い!
こんなところ辞めてやれよと思うけど、他に行き場がないと洗脳されている浩国に、その選択肢はなくて……
と、ここがねー、ちょっと焦ったくて憤りました。
甲斐が感情表現苦手なのは、ずっと一人寂しく生きてきたから。
物分かりが良くて、人に何も求めなくて……でもそれは、最初から色んなことを諦めているからなんです。
約束は守られないのが当たり前、人に期待しないのが当たり前って……これは悲しいよ。
そんな甲斐の唯一の執着が浩国です。
唯一自分に役割を与えてくれ、必要としてくれた相手。
甲斐から美味しい食事、ちょっとHなお手伝い、安眠を与えられ、浩国は少しずつ癒され、絆されていきます。
〝チョロ国〟と、からかわれながらも、甲斐が浩国を大切にしているのが伝わってくる所が良いんですよね。
お世話しているつもりが、いつの間にかお世話されてる。
その、自然に浩国を浸食していく感じが好きでした。
酷使される日々の中で、弱くてかっこ悪い自分を受け入れてくれる相手がいたら、それは強さにつながると思います。
「徒労みたいな人生だ」という浩国に、「徒労じゃない人生なんてある?」と問い返す甲斐。
ここのやり取りはシチュエーションも相まって、とても心に響きました。
「徒労な人生」と「徒労な事に懸ける人生」は違うと思う。
たとえ徒労に終わっても、自分らしく居られる人生の方を選択してほしい。
そして、甲斐によって動き出した浩国の人生。
退職届けを目にした時の、パワハラ主任の顔を見てみたかった。
最高のザマァだっただろうなと。
恋人同士になり、浩国に甘えるようになった甲斐にはキュンキュンしました♡
やっと甘えられる相手ができたんだと思うと、それだけで胸が熱くなります。
表紙の穏やかな印象に反して心をざわつかせる作品でしたが、むしろそこが良かった。
作家買いして間違いないです!素晴らしかった!!