アンチアルファアナザー

anti alpha another

アンチアルファアナザー
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神56
  • 萌×230
  • 萌17
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
14
得点
452
評価数
108
平均
4.2 / 5
神率
51.9%
著者
奥田枠 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784403667428

あらすじ

番(つがい)の相手を殺しかけた男・類次と、その弁護を引き受けた・上代。
上代は類次の体臭でヒートを起こし……!? 
超人気オメガバーススピンオフ&続篇!

表題作アンチアルファアナザー

多岐島類次,大学生
上代静,弁護士

同時収録作品アンチアルファアダルト

瀬名悠仁,広告代理店の取締役のα
上代礼,αを装うΩの弁護士

レビュー投稿数14

ああっ♡サイコーっっ♡♡

お恥ずかしい事に、続編が出ていたなんて全く気付かず……バカなアタシ。
新たな二人が登場の巻だとは知っていましたし、チョロっとアンチアルファの二人が(大人になってる姿)見られるなら最高と期待し。
漸くアナザーを手に入れ、読む前にアンチアルファを読み直し、そして今作へ突入。
はぁぁぁぁっ₍ᐡ⸝⸝ට ̫ ට⸝⸝ ᐡ₎♡♡"
こんなに凄くて良いのか!!!
神の上の神ってないの?????
と聞きとぉございます。
この二組の愛し合う(いや、こんな生ぬるい言葉じゃ表せない!)ペア、こんな風になって欲しい、きっとこうなるんだろう…とは思っても、そのラストたるや、その工程たるや! 恐れ入りました!
と土下座するしかありませぬ!!
アンチアルファを描かれる奥田先生
糸永くんの恋の糸を描かれる奥田先生
この振り幅が広過ぎて、嵐の中に居るようです。

凄いとしか言いようがない。
奥田先生を読んだことない方が居られたら、それは腐の沼の住人に取って最大の損失でございますな。

枠先生、これからもよろしくお願いします。
そしてこんな御本を出して下さる新書館さま、ひたすらありがとうございます。

0

前作よりはよかった

前作がすごく苦手だったんですけど(すみません)本作はそうでもなくよかったです。

どこが大丈夫だったかというと、類次は顔は怖いけどかわいい面がある、静は堅物そうだけど憂いやかわいい面がある。
悠仁と礼も前作より、人間的な魅力があるなと感じたところです。

悠仁の叔父が受け付けないのですが、強制わいせつで訴えられるくだりがよかった。そうでなくっちゃ、と溜飲が下がりました。
あんな奴をのさばらせていい世界ってどうなん?と思っていたので。

ただ、礼の母は苦手でした。
ハッキリ言って申し訳ないですが、薄っぺらい狂気に見えてしまって。まるで下手な演技をしているみたいな、ホラーじみて昔のメロドラマみたいな狂ったキャラがほんとに苦手です。

あと、静の外出先を電話で類次に伝えたりするんでしょうか。法律事務所なのに。類次は当事者なのに。と細かいことですが、気になりました。

先生はピアスフェチなのかな…とも思いました。

0

闇奥田、いただきました

前作『アンチアルファ』よりも闇色が濃くなってて、いい…!この闇を摂取するために読んでる気すらします(笑)

【アルファとオメガが遺伝子検査で運命の番と結ばれる世界。上代静はアルファの弁護士だが、甥の話から自分がオメガである可能性に気付く。ある事件で担当したアルファの多岐島類次を預かることになり、静はオメガとしての欲望を抑えきれなくなる…】

いやー、やっぱりおじさん受けは最高ですね!目の下のシワ!色っぽい!!若干たるんだムッチリ体型が好きな私ですが、静さんのような引き締まった身体も大好物です。受けのガタイはでかければでかいほど良いものです。

さてね、この闇深さよ。
アルファとして生きてきて、自分への違和感がはっきりと『オメガ』であることに気付き、類次に跪いて「オメガにしてください」と乞うその姿よ。素晴らしい。そしてエロい。普段の静さんの穏やかさや冷静さとのギャップもエロい。静さんはアルファとして生きてきた人生に思うところがあるだろうけど、本能に沿った生き方を類次と一緒にしていけばこれからもきっと幸せだよね。あとはもう、2人で仲良くやってくれてるので、よし。

『アンチアルファ』の続編もあり。こちらは相変わらずの二人で安心。しかし上代家の闇も深い。お母さん、元男だったり、運命の番からの略奪だったり、もっと闇病みしてないかな(笑)

0

続編が読めて良かった。

表題作は、運命の番を失った者同士の恋でした。
実は年下攻や年齢差があまり好きではなく…『アンチアルファ』の悠仁×礼カップルのその後が収録されているということで、そちらが読みたくて購入しました…。
学生時代は何か精神的に殴り合うように激しい恋をしていたイメージの悠仁と礼ですが、すっかり大人になって悠仁がスパダリ化している…。
相変わらず悠仁の叔父や礼の実家の人間が気持ち悪かったですが、学生時代より遥かに色んな意味で強くなった二人ですので、そんな人達は蹴散らして二人で生きていくんだなとわかるラストでした。
とにかく悠仁の叔父が失脚したのがスカッとしました。

0

理性と本能

アンチアルファのスピンオフ。
設定もあちらと同じですし、続編も入っているのでアンチアルファを読んだほうがより楽しめます。

番のオメガを監禁し罪に問われたアルファの類次とその弁護士の静のお話。
分化抑制剤を"アレルギーの薬"として服用させることでオメガをアルファとして育てる偽装が上代家では代々行われているということを甥の礼(アンチアルファ主人公)から聞き、顔色が変わる静。
静もまた礼と同様にアルファとして育てられたオメガだというのが発覚し、今までアルファだと信じて疑わなかった静の生活が変わって類次との関係性も変わっていく、というわけですが…

理性とは?本能とは?アルファ、オメガとは?という
その世界に生きる者が直面する問題がかなり激しい方向で描かれているなと思いました。
結果的にふたりはいいところに収まるけれど、甘いお話には感じませんでした。

暴力的なまでに相手を想う、相手を欲しいと思う。それがこのお話の中での"愛"という感じがして、キレイにふんわりまとまるだけではないのが逆に良かったです。

1

本当の自分に素直になった人は美しい

表紙とあらすじを読んで、表題作が半分しかないのが残念だと購入を悩みつつ、やっぱり気になるので購入しました。
受けの静さん。めっちゃかわいいです。とにかく、家の外で弁護士として働く姿は、かっこよくてスマートで、できる男そのもの。なのに、攻めの類次の前では、可愛い。
本当にかわいいので、もっと類次と静さんのお話が読みたかった…!!
3話にスマートに収まってるけれど、やっぱりボリュームは物足りなく感じる。
でも、エリートで模範的な人が、ワンコ攻めのせいでどんどん変わっていく姿が好きな人には、是非読んで欲しい一冊。
年上眼鏡エリート受け好きの私には、めちゃくちゃ刺さりました。最高です。
もっとこの二人のお話が読みたーい!

2

毛色が異なる2カップル

アンチアルファのその後が気になって購入。
奥田先生の作品は、まだ今作と前作の2冊しか読んだことがないのですが、性と性がぶつかり合うような勢いが独特なタッチで描かれていて、とても印象に残りますね。
表題作と前作組のお話が、約半分ほどの分量で収録されています。
内容に関しては素敵なレビューが数多く投稿されていますので、好きだったところを。

・アンチアルファアナザー
年下攻めのワンコ感と年上受けの良さ。
大人の余裕があった年上が、年下の素直な言葉にハッとしたりきゅんとしたりする様子ってやっぱり素敵だな。
展開は早く感じますし、セックスシーンは激しめではありますけれど、この2人、根っこの部分から優しい人間なのが滲み出てる。
ふとした言葉のやり取りが優しいんですよねえ。
再生と自分への赦し、本当の自分の姿を認めて再スタートを切る物語という印象を受けました。
もっとピリピリするかと思いきや、読後感が良かったです。
静が類次の頭を撫でる仕草がすごく好き。

・アンチアルファアダルト
オメガバースには番という言葉がありますが、番というよりも、なぜか2人には言葉で表せない"俺はとっくにお前のものだし、お前ももちろん俺のものだろ?"感があふれている気がします。
番や運命といったものを超えたような、相手を認め合っている信頼関係が強く見えるんですよね。
この2人の、肉食動物のようなぶつかり合う求め方も好き。
噛んで、噛まれて、互いが互いのものだと主張し合う姿がすごく良い。
かっこいい攻めとかっこいい受けって、なんて良い組み合わせなんだろう。
どちらも堪能出来ました。2人ともかっこいい。
そして、悠仁のこのビジュアルがものすご〜く!好みでした。

礼の実家・悠仁の叔父の件もモヤモヤとしていたので、今作ではっきりバッサリ描かれていたのも◎
類次の言葉に全力で頷きつつ、その後が読めて嬉しい作品でした。

2

理性と力のぶつかる愛

表題アナザーのほうは、前作のスピンオフで攻撃的なアルファとアルファの家系に生まれたオメガ、学生と弁護士、歳の差、と盛りだくさんな設定のお話でした。
わたしは糸永くんシリーズが好きだったのでアンチアルファシリーズも購入したのですが、前作に比べてどうしたことか体の書き方が異様に気になってしまいました。
なんだろう…筋肉質の体が苦手…?体格のよい体が苦手なのかすごく不自然です。
糸永くんのときは感じなかったし、すごく好きな感じの絵柄だなーと思っていたので、少しびっくりしました。
オメガバース作品の中でも激しいぶつかりのある作品なので元気のあるときじゃないとキツいかも。
ガツンとくる愛です。
でも理性的なカップルなので痛々しくても受け入れる側が幸せならいーのか、と思えます。
内容がいいだけに、画力が残念。。。

1

番を殺しかけた男 × 優秀な弁護士

前作の主人公・礼の叔父、静のお話です。
スピンオフ自体は全3話。
コミックの後半は前作CP・悠仁×礼の続編になります。

2組分のお話が収録されている分それぞれのページ数は少ないですが、礼と静の対比がいい。
Ωに生れながらαとして生きてきた礼と静。
同じ境遇でも、違う形の幸せを手に入れるふたりの結末がすごく良かったです。
2つのお話から、このシリーズの世界観をより深く理解することができたと思います。



『アンチアルファアナザー』
類次×静

静は礼と同じでαとして生きてきたΩ。
バース性の偽装はオメガバあるあるですね。
でも上代家のやり方はまるで洗脳で、周囲を欺くだけでなく、本人にさえ自分の本当の性を認めさせないところが残酷です。

Ωに激しく欲情しないこと、αに憧れることなどに違和感を感じながらも、自分はαなのだと言い聞かせて生きてきた静。
静は優秀な弁護士で、偏見を持たないαとして皆から尊敬されています。
そんな彼をΩとして開花させてしてしまうのが、類次です。

類次は生まれつき薬が効きにくく、強い性衝動に苦しんできたαです。
この世界では、5歳までに義務づけられている遺伝子検査で最良の番相手、つまり運命の番を判別し、成人とみなされる18歳になったらその相手と番うことになっています。
類次は自分の番のΩを監禁・性行為を強要した罪に問われ、弁護人の静と出会うのです。

家族から見放され、被害者のΩとは番関係を強制解除されて絶望する類次でしたが、静の言葉によって前向きになります。
そして当然、いつも優しく励ましてくれる静に心惹かれていきます。

一方で静は、自分をΩとして受け入れてくれた類次に惹かれつつも、10年前に他界してしまった番・美弥(Ω)への罪悪感を抱えていて…

うーん…元番との悲しい過去を持つ者同士なので、決して明るい話ではないんですよね。
でも、じんと心に沁みる台詞が多くて、読後は優しい気持ちになれました。
特に、静が美弥への気持ちを打ち明けた後の類次の台詞が素敵でした。
子どもじみた嫉妬をするわけでもなく、独占欲を見せないわけでもなく。
年下わんこ感満載な類次だけど、決めるところでは決める男の子でした。



『アンチアルファアダルト』
悠仁×礼

ついに悠仁がうなじを噛み、番契約を結ぶふたりのお話です。
礼にとっては、番うこと=Ωになること=上代家から出ることなので、番う件に関しては慎重になっていました。
しかし、強い力を持つ悠仁の叔父に強制発情させられたのがきっかけで、礼は番契約を結ぶことを決めます。

悠仁に噛まれ、離れている時でも悠仁を感じられることに安心する礼。
でも、「君はアルファの支配下に置かれたんだね」という悪意ある叔父の言葉が、礼の心に影を落とします。

もちろん悠仁は礼を支配下に置いたなどとは思っていませんが、実際、αだけは番契約後も他のΩと性行為できるんですよね。
自分が悠仁に縛られるように、自分だって悠仁のことを縛りたいのに、それが叶わぬ礼が切ない。

けれどその気持ちは悠仁も同じでした。
礼が願うのと同じように、悠仁も対等でありたいと思っていて…

「少しの寂しさを 共有している」
というモノローグが印象的でした。
深く愛し合っていて、だからこそもどかしさを抱えるふたりにぴったりな美しい描写だなと思いました。

運命の番ではないこと、家のこと、世間の価値観、いろいろな壁がありながら、最終的には悠仁と礼とでしか築けない関係を見つけることができてよかったです。

この強気×強気コンビ、やっぱりめちゃくちゃ好きだ。
特に悠仁の好きなところは挙げたらきりがないので、ひとつだけ。
ネクタイ!(笑)
一般的なストライプやドット柄じゃないところが非常に悠仁らしくてツボでした。
前作は制服だったから、こういうのも続編ならではの萌えですね。
こんなに素敵な続編をありがとうございました!

4

すっきりしました

「アンチアルファ」のスピンオフの前半と、続きである後半でとても読み応えありました。


相変わらず身体の描き方は気になるものの、それが気にならない程の迫力がありました。

オメガだと知らずに生きて来て礼が相談した事により、自らの性の秘密に気が付いた上代静。

彼は類次の弁護を引き受けた事で運命も変わって行きます。

諦めてしまうかと思っていましたが、類次に一緒に居て欲しいと懇願する様子に安堵しました。


後半の礼と悠仁カップルも相変わらずカッコよくて好きです。

そして鬼気迫る礼の母親が気持ち悪いし、その母親を溺愛する父親が不気味で何とも言えませんでした。 

実家で拘束された礼を助けに来た悠仁に知らせてくれたのが静で、車の中で静が言った「それぞれの番の形」で礼は自分の望む形を考えます。

お互いに対等で在りたいと思う2人がやはりカッコよくて好感が持てました。

アナザーでは礼の働きぶり、アダルトでは静と類次のその後もちょっと触れられているのも楽しめました。

最後にあの叔父のザマァ展開に胸がスッキリしました。もっと落ちぶれた姿も見たいので、続巻希望します。

2

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