シリーズ累計100万部突破!(電子書籍含む) リミット編、いよいよ完結――。

ひだまりが聴こえる -リミット- 3

hidamari ga kikoeru limit3

ひだまりが聴こえる -リミット- 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神140
  • 萌×232
  • 萌9
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
20
得点
857
評価数
183
平均
4.7 / 5
神率
76.5%
著者
文乃ゆき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
シリーズ
ひだまりが聴こえる
発売日
価格
ISBN
9784829686331

あらすじ

端正なルックスで
女子から大人気の杉原航平は、
突発性難聴を患ったことで、
他人との深い関わりを避けるようになってしまう。
しかし、底抜けに明るい
大学の同級生・佐川太一と出会い、
本来の自分を取り戻していく。
そして、両想いになったふたり……。
リミット編では、自分のやりたいことを見つけ社会人になった太一と、
学生生活を送る航平の新生活がスタート。
そんな中、航平から「距離を置きたい」と突然告げられ――!?

表題作ひだまりが聴こえる -リミット- 3

杉原航平,難聴の大学生
佐川太一,手話ビジネス会社の社員

その他の収録作品

  • あとがき
  • 描き下ろし・カバー下

レビュー投稿数20

タイトルの凄さがわかる

めちゃめちゃ良かった!!!!

太一からのキスは絶対航平嬉しかっただろうし、今までもどかしかった分、距離置いた後またくっついて(?)ほんとに良かった!!おめでとう!!

聴こえる聴こえない関係なく信頼していると寂しくても辛くても頑張れる…。ひだまりが聴こえるっていうタイトルの凄さが今になってわかりました。

個人的にはりゅうくんと千葉さんの関係もすごく感動しました。りゅうくんがあんなに健聴者を遠ざけてるのは過去に千葉さんを自分のせいで傷つけたと思ったことがあったからなんだなあと。

0

リミット編完結

リミット2巻ではすれ違いが続いて、遂には距離を置く事になっちゃってしんどかったです。
しかしこの完結巻でひとまずお互いの気持ちが分かった上で、自分の気持ちも伝えられてハッピーエンドと相成りましてホッとしました。

太一から離れるなんて出来ないのに、負担や重荷になりたくない、嫌われたくないという気持ちが強すぎる航平はちょっと臆病過ぎじゃないか?と思ったりもしたのですが、手話サークルでの出来事や高校生時代のお話を読むとどれだけ航平が日常から周りに気を遣って生きてるかが分かるようになっているので、致し方ないのかなと思えました。

正直言うと、もうちょっとイチャイチャ見たかった。
それ以外のストーリーで言うことは無いのですが、やはりもうちょっと進んだ関係になって欲しかった。
旅行に行ったエピソードではかなり期待しちゃってたんで、残念でした。

現在も雑誌で連載中なんですよね。
次のコミックも楽しみにしています。

0

BLとか、そう言う枠を越えていい作品!

表紙からして暖かい終わり方してくれそうだなと期待していましたが予想以上に感動して泣いちゃうポイントがいくつもありました。
主役の二人の相手を思う気持ちやそもそもの人柄が素敵で、セリフにも考え方にも気づかされることばかりでした。そして、その二人を取り巻く人々も優しいひとばかりで、先輩の千葉さんとその弟のリュウちゃんの話しもものすごく泣けました。
ふとしたことで音が聞こえる聞こえないで壁を感じてしまうのは聞こえない人ばかりじゃないし、聞こえない人を純粋にかっこいいとか、凄い!って思うこともあるのに、そこに同情してるんじゃ?と思われてしまうのも悲しいことですね。
BLなんだけど、それ以外にも色々と考えさせられた作品でした。

1

人物描写が細やかでマンガ好き・本好きの人にも読んで貰いたい

一気読みしました!
なんでこの作品に、文乃ゆき先生に、もっと早く出逢わなかったんだろうとちょっと後悔したくらい。
とにかく人物描写が優れていて細やかで、マンガだから静止画なのに
映像を見ているかのような、豊かな表現力が魅力。

えちえちが見たい方には物足りないでしょうが、
とどまっているところから一歩踏み出せる勇気を貰えることって、
こんなに素晴らしいことなんだなぁと再認識します。

知らなかった難聴や手話の世界も広げてくれて、ありがとうございます。

1

一区切り

シリーズが長くなったので、参入のタイミングを逸してしまった方はこの巻までで良い一区切りです。続きが気になってしょうがないような終わり方でもないし、かつ、あとがきから続編はラブラブをもっと描いてくださるようなので、丁度良いかと。

そんな感じに今まで起きていたトラブルや人間関係のあれこれが解消されて、決着がつきました。マヤちゃんと友人とか、千葉さんとリュウくん兄弟とか、祖父と太一とか、主役2人とか。

聾体験後の太一のセリフはきっと感動のシーンなんでしょうけど、太一の人間性がまだどうも受け入れられない自分は、心に響いてこない…
最後に収録されている旅行編で太一がやっと暴力で解決しなかったことに進歩を見たけれど。今までだったらこういうシーンて飛び蹴りとか殴りかかってたと思いますし、それがとっても嫌だったんですよね〜

絵柄はまたちょっと変わっちゃったな。少し前の方が良かったな。

1

すばらしい!!ずっと見ていたい2人

マヤちゃん、よう言うてくれた!
太一よ、自分の気持ちを航平に伝えなくてどうする!!
太一、航平、マヤの気持ちが全部それぞれ切なくて、ちょびっと泣いた。
マヤ、ええ子や〜〜。涙
しあわせになるんやで〜。

航平母もやっぱりめちゃくちゃいい人。
航平に余計な心配させないために
「あんたをぶちゃいくに産んであげてたら…」
「あんたは中身の方がイケメンなのに…」
て最高ですやん。

リュウのお兄ちゃんへの思いも泣ける。
「聞こえないことも含めて俺だから」
と自分を受け入れられているのすごいよ。
「誰かを犠牲にしないと幸せになれない世界なんてクソだなって」
ほんとその通り!
リュウは賢くて強い人だ。

犀さんの元カノの言葉もよかった。
「あの人が私にくれたのは〜宝物のような気持ちだったの」
これ、航平が太一に思っていることだろうし、太一も思っていると思う。

航平が太一のおじいちゃんの前で涙を流す場面でもうダメだった。
泣けた〜。
(私は涙腺かたかたなので滅多に泣かない。漫画でこんなに泣いたのあしたのジョー以来。ん十年ぶり)

おじいちゃんのセリフが全部いい。
さすが太一のおじいちゃん。

航平とおじいちゃんのシーン、全部最高に好き。
航平がおじいちゃんにまた体に良いものを考えてお弁当をつくってくるので長生きしてください!
て頭下げるの、ほんと航平…涙涙
なんていい奴。
そして太一への愛。

おじいちゃんのセリフと、研修での太一の言葉がリンクしているのがまたすばらしい。
さすが。

千葉がちびリュウに手話を教える場面は何度見てもかわいい。
千葉がリュウに自分の気持ちを伝えたのも良くて、リュウが千葉のいないところで号泣するのがもう…涙
リュウの中でわだかまっていたものが晴れたよね。
2人とも兄弟で良かったと思えて良かった。
ま、元々2人はすごく仲良くてお互いのこと大好きなのが伝わっていたのでまた良かった。

久々に実家に帰ってきたのに無愛想な千葉に、急遽千葉が好きな鯖の味噌煮を出す母も母だわ。愛情〜。

横断歩道でのトラックの危機はヒヤッとしたけどまさかのそんな昔のドラマみたいなことは起こるめぇとそこは思いつつ
ヒヤッとした太一が自分の気持ちを告げるきっかけになったわけですね。

太一がやっっっっと航平に気持ちを伝えられてよかった。
航平はおじいちゃんの言葉もあり、もう太一の言うことを受け止められるようになっていただろうし。

涙涙のキスシーンはこれまた感動的でした。
魅せ方が鮮やかで、ハッとしてグーですよ!!

航平が望んでいること
聴こえることではなくコミュニケーションを取ること
に激しくうなずいた。
そういうことよね!と。 

太一の言う
一緒にいられる当たり前の世界
も、そういうことだと思うし。

はぁ〜よかったよかった。
「プレゼント」まで良かった。
やっと2人きりでいられたし。
てか、トラブル発生でまたいちゃいちゃは少なかったけど。
それも想定内w
それより心の結びつきが強くなって良かった良かった。

あとがきによると、最終巻でありながら、この時すでに続編が決まっていたんですね。
今度こそ、2人のらぶらぶが見たいですね。
編集さんがビックリするくらいなやつ。

1

ナイスおじいちゃん

とうとう最終巻まで来ました。
つらかった1、2巻を経て、しあわせな2人しか見るつもりはない!という心構えでやって参りましたよ。

端的に申し上げます。

おじいちゃん、最高。

お互いのことを大事に想いながらも伝えきれずにすれ違ったまま、航平が「距離を置こう」と去っていった2巻のラスト。
登場人物みんなが口々に太一を猪突猛進と言うけれど、航平に対しては『ひだまりが聴こえる』だけだったような。
『ー幸福論ー』では避けて逃げて、『リミット』でも正面から向き合っていたとは言い難く。
そんな太一なので、「距離を置こう」と言われて、そのまま距離を置いてます。
っていうより、仕事を始めてからほとんどずっと距離を置いている状態にしか見えなかったので、「何を今更…」というツッコミを入れていいか悩みました。

恋愛中心のBLなら、CPが成立したらあまあまな部分が味わえるものです。
でもこの作品は「聴覚障がい者」という大きなテーマがある。
航平だけでなく、オオカミ女ことマヤに、千葉の弟のリュウまで登場しているので、それぞれの人物のバックグラウンドやトラウマ、それを乗り越えるまでを描こうと思ったら、航平と太一のあまあまが本編に割けるわけもなく…。
そんなわけでそれぞれが拗れた糸を真っ直ぐに戻す方に力が注がれていました。

兄が自分のせいで犠牲になっていたんじゃないかと思っていたリュウは、兄の本心を聞いて、こころの重荷がようやく降ろせる。
航平と太一の関係に憧れて、自分にも太一のように自分を見てくれるひとがいたら…と願うマヤは、ヨコちゃんに甘えることで一歩踏み出す。
そして太一の負担になることばかりを恐れていた航平は、太一のおじいちゃんの言葉にやっと自分が太一とどういう関係を築きたいか、気付くことができる。
3人とも、凝り固まっていた「自分は障がい者」という概念から解き放たれたのかなと思える展開でした。

特におじいちゃんがgood jobすぎました。
太一を見て来たからこそ、太一を一番知っているからこそ、言える言葉がある。
そんな太一を大事に思ってくれる航平だから、頼めることがある。
涙なくしては読めない素晴らしいシーンでした。

描き下ろしも含めて、いちゃこらする2人はちょっとしか見られませんでしたが、それはきっとおいおい、そういうことになるのかなあと。
太一が幼すぎるので、航平はだいぶ手を焼きそうだけど、人生は長い!
きっとずっと寄り添って、「そこにいてくれる」安心感をお互いに感じながら生きていくんだろうなと思えるラストでした。

しあわせな場面よりも読むのがつらい部分の方が多い作品でしたが、読んで良かったと思えました。
未読の方はぜひとも、5冊揃えて読むことをお勧めします。

3

ストーリーが素晴らしい

こちらの本を読む方は恐らく、今までのシリーズ作品読んだ上でだとおもうので、私が思うシリーズ通して読んだリミット3への素直な気持ちをお伝えできればとおもいます。
(全体通して神評価ですが一部ここはちょっと、という点も書いていますので嫌な方注意です)

リミット3の最大の魅力はキャラの心情・背景にあるとおもいます。
シリーズ通して5冊あり、かなり分厚いものもあります。その中で描かれるさまざまな年代の人のストーリー。どの人の気持ちも痛いほど伝わります。太一と航平以外の人たちにも焦点を当て、どの話もよく考えて作られています。今までシリーズ通して読んだからこそ、「あ、あの人はこういう気持ちだったんだ」と発言の深い意図に気づけたりもします。
あと、シリーズ通して感じる航平の変化もなかなか見物です。笑顔が素敵になっていきます。
どのキャラにも愛着がわく、とってもすばらしいストーリーです。

また、心うたれる言葉が数多くでてきます。
それに伴いリミット3ではちょっとくさいかなー、、と思うシーンもありましたが、まあ漫画なので許せる範囲(ちょいかゆい程度)でした。
しかし、それよりも、何度も何度も読見返し、胸がギュッとなったシーンがたくさんありました。読み返す程一つ一つの言葉が重いし、もう良い大人になりましたが「確かにそうだ」と改めて人との関わりかたにおいて、学ぶこともありました。

以上がリミット2で、つらいすれ違いばかりの二人をみてられない!となってしまった人にも、リミット3まで読んでほしい理由です。(私もリミット3は読み始めようか少し悩みましたので、、)ちゃんと二人は、二人の関係を大切にできていると、読み終えた時に感じました。(ネタバレなしで伝えるの難しい)


少し、思うのはこの作品は良くあるBL漫画とは違うものとして読んだ方が良いとおもいます。
私はエッチエチ濃厚なBLだいすきですが、こちらは(リミット1.2.3は特に)恋愛に重点をおいている訳ではないと思うからです。(エッチどうやってするの!?結婚できないし子供できないし、、、みたいな良くあるやつではない笑)
恋愛重視の漫画が好きな方は、「幸福論」が一番面白いと感じるのではないでしょうか。二人が一生懸命恋愛(エッチはないけど笑)してる姿がほほえましかったです。
続編も書かれるということですが、BLにおける受けのメス化(女の子っぽくなっちゃう)が大嫌いな私は、ちょっと太一の顔が最初に比べて可愛くなってきたかなー、、これ以上は、、と感じています。
絵は、個人的にリミット1くらいが好みでした。

たくさん書きましたが、シリーズ通して本当にオススメな作品なので是非!

2

感動しました

映画の方を先に知り、映画を見る前に原作の方から読みました。
BL初心者ですが、こんな切なくて、泣けちゃうBL作品もあるんだ、、、BLって色々あるんだなぁとしみじみ思った作品の一つです。
また最初から読み返したくなる作品でもあります。登場人物も、みんないいです。
もちろん主人公の2人もいいですし、ホント、応援したくなります。タイトルや表紙のイラストも、大好きです。
最近BLにハマって、、、という方は、ぜひぜひ読んで欲しい作品です!

2

だんだんと聞こえなくなるということ

このシリーズを読んで、段々と聞こえなくなる当事者の気持ちを少し理解することが出来ました。

私のいとこ、姉弟二人が高校を卒業するまでに耳が聞こえなくなっています。
今は、男性の低い声でゆっくり話すと少し聞き取りができる程度です。
聞こえなくなったことを理解していても、段々と聞こえなくなる当事者の気持ちを慮るところまで考えなかった、というか思いつかず慮りが脱落していたことを、このシリーズを読んで気づきました。
どんな気持ちでいとこ達が居たのか、今更ながら想像すると切ないです。
そういえば、そのころの従妹は健常者だけの一般校を不登校していたな~・・

障害を持つ本人が望むのは同情ではなく、求めた時に手を差し伸べること。
本人が望まないときに手を差し伸べると、本人に拒否られてしまう。
健常者と同等に、他人の手を借りずに生活を支障なく自立して生きる事ができる、環境やツールを得ることで本人の心が随分軽くなるようです。
自分が誰かの負担になって生きていると感じるのが辛いからです。
そういう意味でパラリンピックは、筋電位義肢など、メーカーの技術の競い合いの場にもなっているので、有意義だと思います。
このシリーズだと、フットサルを障害を持つ人達がどのように楽しんでいるのか、が描かれています。

差別ではなく、区別が必要で、状況に応じた環境支援を本人が苦痛を感じないように求める時に支援を提案したり手助けして、やりたい事を望む時に自立して行い生活ができる支援を当たり前にできることが出来たら、お互い負担にならない理想だと思いますが、現状は中々難しくて、支援される側もする側も、理解が必要だなぁ・・と読後に思いました。
上手くまとめられない文章になりましたが、このシリーズは、障害を持つ当事者がどう思っているのかを探る展開で、今までの視点を変える一石を投じる作品になっていると思います。
同性の恋愛は、ストーリ―の添えかな?BLでなくても良い内容だと思いました。



4

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