男しか愛せない既婚者に恋をした

この背中に爪を立てて

konosenaka ni tsume wo tatete

この背中に爪を立てて
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神52
  • 萌×247
  • 萌27
  • 中立10
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
25
得点
539
評価数
143
平均
3.9 / 5
神率
36.4%
著者
西本ろう 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE COMICS
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784396784720

あらすじ

「あの人が好きなのに他の男でも欲情するんだ あなたは」

大学生の歩が働くバーに現れた既婚者の男・義孝(よしたか)。
"この人は誰かのモノだ"とよぎりながらも、歩(あゆむ)は魔性の身体に溺れていく。

口説けど躱され、焦れる歩。
既婚者なのに自分を掻き乱し、その上、学生時代に付き合っていた"男"への想いを断ち切れない義孝に歩はーー…!?

表題作この背中に爪を立てて

佐藤 歩(大学生・バーテンダーバイト)
坂東 義孝(美大講師・既婚者)

同時収録作品この背中に爪を立てて

トシ、久米 俊明(バー店長・美大の先輩)
坂東 義孝(美大講師・美大の後輩)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数25

店長がクズすぎて

今更ですが読みました。最初あっ...不倫かぁー、これ下手をすればバッシングの嵐なのでは?とドキドキしながら読みました。
歩(攻め)は真面目で学生ときた。真面目なやつが不倫なんてするかと言う疑問が生まれるのでは?とヒヤヒヤしました。(勝手なおせっかいです)
でも読んでいくうちにどんどん翻弄されていく様がよく分かって引き込まれていきました。
義孝(受け)店長(昔の恋人)のせいで心がズタボロ。本気の恋なんてしないと歩を弄ぶ。
こうなってしまったのはやはり店長のせいであってでも店長は既婚者なくせに義孝を突き放そうとはしない。この関係がどう変化していくのかドキドキぐとまらなかったです。
キャラがブレることなくここまで綺麗におさめた作品はないのでは!?と思うくらい最後は納得でした。
あえて言うなら店長にも少しは苦しんで欲しかった(願望)
義孝の嫁さんも弱みに漬け込んだタイプだったので嫁さん可哀想とかにはなりませんでした。
色々書きましたが色んな感情が入り乱れる一冊となってます。スケベシーンあり、肉体美ありな満足度の高い本でした!

1

真面目なところが好き

 中盤までは義孝の人を振り回す性格が好きになれなくて、濡れ場にもあまり萌えられなかったんですが、過去に囚われ雁字搦めになっている彼の弱さが垣間見えてくると、段々可愛いと思うシーンも増えていきました。本気で好いた同性が結婚してしまい、自身は捨てられる側に。商業BLではけっして珍しい過去ではありませんが、そこで義孝自身もすべてを理解してくれる女性と結婚した、というのはなかなかない例ですよね。義孝の気持ちを正しく知っている上で、戦友のように親友のようにずっと傍にいてくれた彼女を蔑ろにせずちゃんとケジメをつけさせる展開が良かったなと。彼女が守ってくれたものを、今度は歩が引き継いで、しっかり義孝を幸せにしてあげて欲しいです。

0

最後だけちょっと違えば…

不倫もの。でも全然ドロってる感じはなかった気がします。どっちかというと受けの妻より受けが昔好きだった男の方が存在感がでかいので、妻の存在はあまり縛りになっていないような?
ストーリーは良かったです。坂東にとって歩はちょうど空いてた隙間に入り込んでぴったりはまる存在なんだろうなってのがすごく納得でした。歩は学生だしハマったら一直線な感じで、年下攻めらしさが出てて良かったです。自分の信じる正しさに従おうと苦しむところは読むのもしんどい…。
山場はたぶんすごく盛り上がってました。トシと坂東の妻の会話をかぶせながら、坂東と歩のHシーン。なんとなく没入して読めなかったので演出すごいなーと思いながら見てしまったんですが。
最後は坂東の方から何かあれば良かったのになあと思いました。坂東がケジメをつけるシーンが描かれず、ふわふわした印象のままなので。坂東の中に歩を選ぶ決意をはっきりした形で見たかったです。
ずっと姫であり続けた坂東に不満は残りますが、古い昼ドラみたいで面白かったです。

2

素晴らしい画力ですね。

今、丁度読み終えてレビュー書いてます。

買って良かった!と、心から思えました。
素晴らしい画力に圧巻です!

BL作品で、久しぶり興奮しました。
更に、泣けた・・・

ストーリーも、サイコーでしたし。

今まで、読んだBL作品で、この攻めは素晴らしい人格者で、わたしが惚れました(笑)

これから、何回も読み返してしまう作品です。

3

けじめって大事

坂東と店長は学生時代付き合っていて、でもその当時から店長は女とも付き合っていて二股。しかもそれを坂東は容認していた、と。
やがて店長はその女と結婚し、坂東はゲイだけど自分を好きだと言ってくれている女と結婚して
でもその後出会った歩と本気の恋をしてしまった、という展開ですね。

ズルくて自分に甘い人達がしてはいけないことをして、その場面では間違いに気付かず(気付かぬ振りだったのかもしれませんが)
周りを傷付け、自分たちも傷付いてなぜか苦しんでいるのです…救いようがない。
というか、結婚をしている時点で
もうなんか違うのでは?って思ってしまった。

ものすごく絵は良いのだけどお話は共感できない部分が多く、キャラの性格もギャップがあるというよりはブレブレな気がしてしまったのが残念だったなと思います。

1

ちょいと複雑な経緯…

やっぱり絵に迫力がありますね。
目がいいし、何より色っぽい。

義孝が色っぽくて…いけませんねぇ。
あんなにエロくて結婚生活うまくいっていたんでしょうか。と素朴な疑問が。

義孝がトシに捨てられた隙に、それをわかっていて美穂が入り込んだから、美穂としては妥協でもそばにいてくれればそれでいいスタンスだったのかもですね。

歩が義孝に惚れてまっすぐに気持ちを伝えて、最初は遊びのつもりだったのが歩の気持ちにグッときて義孝も本気になったのはわかる。

美穂のことがあるので、歩は自分がもっと大人になってから迎えに来ると。
義孝はその間にけじめをつけて離婚して待っていた。
てことで、筋は通っているといえば、そうかな。

ま、義孝がトシだの美穂だの、しがらみがあったけど、歩に真剣になりめでたし、ということですね。

途中、気になったのは、セリフがやや説明ぽいかな。
義孝の顔がちと不安定かな。
てことでした。
絵の迫力でぐいぐい読めたのでそれほど気にはなりませんでしたが。

1

線からして色っぽい

「このキスは記事にできない」の二年前の作品なんですね。やはり圧巻の画力でした。線が色っぽいんです。

お話の内容から好き嫌いは分かれると思いますが、狡い大人達の中でも愚鈍なほど真っ直ぐな歩の愛情が眩しい作品でした。

義孝がゲイと知ってて更に自分に気持ちが無いし、トシに振られたばかりと知ってて結婚しようとした美穂もかなり罪深いと思いました。でも一番狡くて悪いのはトシですけどね。
そんなトシに少しでも気持ちを期待してた、学生時代の義孝の気持ちがとても切なかった…。

だからこそ、学生である歩の選択が一番大人だったように思いました。歩だからこそ義孝は再び人を愛する事が出来たし、信じて待ち続ける事が出来たのだと思いました。
大人になって戻って来た歩がとても良い男になってました。そして素直になった義孝が可愛いです。

歩と義孝のエッチがエロエロで眼福でした。

2

不倫?純愛?

めちゃ読む気満々で枕元に置いてたのに
すっかり忘れポンチでございました((´∀`*))ヶラヶラ
表紙がこれまたよいのですが、中はまたよかったです。
よこしまな私の予想に話して思いのほかピュアでした。
なんだろうね、拗らせた受はとことん甘やかしてやればいいと思うの。
くっついた二人のその後の話がもう少し読みたい作品でございました。

お話の始まりは、攻のバイト先であるバーに
ずぶ濡れで受がやってくるところから始まります。
一目惚れってこういうことや、と自覚しつつも
男同士ななんてアリエナイ。
ところが、店長とのただならぬ雰囲気、一つ一つの行動に目が行ってしまう。
また会おうと言われてうっかり心浮かれてしまう。
ところが受は既婚者で・・・!?

年下攻なのですが、どちらかといえば攻のほうが
落ち着いてて受を翻弄する感じがよき。
受も牝くさくないところが好印象。
もてあそんでやろうなんて行動がまま見えますが
攻にいいようにされてしまうあたりも好き。
冒頭にも書いたが、もう少し先の二人の話ももっと読みたい作品。

2

まるで、映画

絵柄なのか、ストーリーなのか・・・よくある本とは一味違う作品。試し読みにて、受が店長に指で口内を愛撫される表情にドキッとした方はきっと楽しめます

傷ついて、諦めて、自分の心に蓋をして手に入る“普通の幸せ”を味わってきたはずが、遊びのつもりで手を出した年下のオトコに、再び熱を灯される。忘れたはずの恋心が、知らぬ間に自分の中で大きくなっていき、気づいた時には既に手遅れ

しかし欲する相手は、自分が想像していたより遥かに大人で、真っ直ぐで、狡い自分を赦してはくれなくて・・・

どんな風に終わるのかな?と思いましたが、素敵な幕引き、ハッピーエンド
狡くて切ないオトナのラブストーリー

3

絵柄が大好き

西本ろう先生の絵「トワイライト」の頃より読み易くなってます。BL漫画では珍しい劇画っぽい雰囲気は失ってません。相変わらず緻密。とても好きな絵です!「Two sides of the same coin」は未読ですが、この感じで行くとさらにお上手になっていそうな気が!期待が高まる!

お話は、浮気モノ大好きな自分ですけど、あまりハマれませんでした。あとがきで出てくる大人全部ダメな人って書いてある通り、ほんとダメなひとですね…

何故ハマれなかったのか、ハマった作品との違いを考えると、登場人物の日常描写が圧倒的に少ないことだと思います。自分は"生きてる人が描かれてる"作品が好きなので(文字通り読むと、死んでる人が描かれてる作品なんてないよって話ですがそうではなく)、生活感が欲しい。そこが誰にもない。
ラストシーンで坂東(受け,美大講師)が眼鏡で椅子に足乗っけてたとこがありましたが、あれは萌えた。
終盤の歩(大学生)の家も良かったのですが、ちょっと唐突だったな〜もっと間に、ことさら貧しさ出す必要はないんだけど、序盤に振りが欲しかった。

佐藤を評して真面目と繰り返されるのも違和感。いや、バイト中に致すし不倫出来る人間は真面目じゃなかろうて。

2

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