条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
天才ハッカー×孤独な大学生 最悪な出会いから、スパダリ攻めになるまで!
my little inferno
すごい良かった。
上下巻読んでの感想です!
めちゃくちゃだしモラルを考えるとありえないんですけど、強くて大きな虎が、びくびく震えてるねずみをいたぶってるような感じがいい。
でも実は優しいんですよ。普通とはちがうかもですけどスパダリなんです。攻めがありあまるハッキングの才能を、特に可愛くもカッコよくもないそのへんの弱っちい男だけにぞんぶんに使うんです。
そして受けくんは見た目可愛くないのに可愛いです。BLだとモブ設定や不憫でも見た目はよくて当たり前だと思うのですが、この受けくんは外見に特に魅力はないです。
なのに、それがいい。
これがほんとの可哀想カワイイなんじゃないでしょうか。
とにかく関係性が絶妙で、面白くて惹き込まれる。
上巻表紙の受けの泣き顔にキュンとくる人は好きだと思います!
私的初、朝田ねむい先生作品です
正直、、、読まず嫌いでした。。。
どう見ても不穏にしか見えない表紙、ギリシャ彫刻ばりのカクカク顔に圧し潰され泣いてる受けの恐怖に満ちた顔、そして不吉なタイトル…
「俺の小さな厄災」って直訳だろうけど、どう見ても小さくない!全然Littleってない!!w絶対に暗喩タイトルデショ…???と……
完全にこれは夜明けが軽々手を出していい感じじゃなかろぉ。。。と避けておりました
他作品も基本トーンがシリアス・ダークのオンパレードなのできっとこのまま読まないで終わる作家さまになってしまうかな~?と…薄っすら思っていたんです
な の…で す が……!
最近、同じように読まず嫌いだった作品を思い切って読んで見たら!?とんでもなく読んで来なかった自分を激しく悔いた程ドハマりした経験をしたので、その熱の冷めぬまま、良くお名前を耳にしながら敢えて読まずに来ていた朝田先生作品にも手を伸ばしてみた訳です
感想は「ダメ!絶対!!読まず嫌い!!!」
コレに尽きます(>︿<。)
お顔カクカクまーくん!
未だに上巻では謎しかないけど間違いなく気になり過ぎるっ!!
主婦力が高くてその上大黒柱としても多少倫理観はアレ、ではありますが頼りになり過ぎるその存在!!!!!朝のゴミ出しもしてくれますw
表紙で泣き顔晒してる仁くんも冷静にストックホルム症候群って理解しながらもどこかまーくんを受け入れている…(それこそが顕著な症状なのだろが、自覚してる上だとそのシンドロームに囚われた感は薄まってみえる)
そして…!スーパー謎いキャラ!
ナカモト!!
院生時代の彼のビジュアルに度肝を抜かれたし一瞬頭パニクッたのはきっと私だけじゃないハズ、と思う。。。
もぉ。。。
とにかくお話しへの惹き込み方がエグイエグイ…!
ぶっちゃけどうお話しが転ぶのか皆目見当つきません!
もしかしたら夜明けの私には刺激が強いのかも知れません。。。
全然分からないけど、分かっているのは「話がとんでもなく面白い!」って事ですね
もぉ、ココまで読んだらどんな結末だって下巻を読まない訳にはいかないっ(;゚∀゚)=3ハァハァ
ただただ単純にお話しがおもしろくって気になる…気になり過ぎる!!
一体まーくんと仁の周りで何が起こり、誰に仕組まれているの???!!!
そしてこの2人とナカモトはどうなっていくのーーー!!!???
さぁ!下巻にいくぞ‼
朝田ねむい先生は、スリーピングデッド読んでこちらが二作目です。表紙のインパクトがあってずっとチラチラ視界に入っていた作品です。
上巻では未だこの先どうなるのかわかんないんですが、めちゃ面白いんですが。
地元を離れて上京して大学デビューしようと思ってたのに予定が色々狂って地元の三流大学に通う主人公がある時車のトランクから脱出した問題ありそうな怪しい男にロックオンされ自宅に乗り込まれスマホと財布奪われ100万近くの貯金を借りるという名目で巻き上げられ…ってトラブル巻き込まれ型ストーリー。
身長差20センチくらいあるし(下巻あとがき見たら30cm以上差があった)、体格差エゲツない自称[まーちゃん]。
最初こそ怪しいし怖いし、金盗られたし家に居座られてるしレイプまがいの事されたけど、お金倍以上にして返してくれたしご飯洗濯掃除もしてくれるし話しててなんだか居心地がいいのよ。
ストックホルム症候群!って自分で言うてるけど2人でいてる生活が心地良くなってるやん。
まーちゃんこと間神まゆみを追ってるオトコ、ナカモト。彼の過去回想、なんか切なくなってしまった。付き合ってるような関係でバディ感あるんだけど、唯一無二な2人だと思ってるのはナカモトだけで、温度差があるんだよね。
公私共に最高のパートナーだと思ってるから追い続けるし諦めない。
でも、まーちゃんは主人公といてる時の方が優しい表情してるし、自然体なんだよね。
直前に読んだお話もストックホルム症候群?って犯人との共依存なお話でしたが、この作品の方が心情が理解しやすく私は好きでした。
このまま下巻を楽しみに読みたいと思います。
シーモアで購入。
白抜き修正。
表紙絵がなんか怖くて手を出せなかったんだけど。
なんかフランシス・ベーコンの恐怖の表情、絶叫の口みたいじゃありません?
内容は…
さすがの個性派。
うぶい受けの巻き込まれ型BL、と言えば言えると思うんだけど、設定の妙というか。
いじめられっ子で言いたいことも言えない弱気な仁。
そんな仁の元に犯罪者のニオイをプンプンさせて救世主?神様?いやランプの魔人・まーくんが現れる…
仁がただ怯えて怖がってるうちに、仁同様読者もまーくんワールドに巻き込まれていく感じ?
まーくんワールド、それは初めに仁が感じた犯罪臭と当たらずも遠からず、本当に犯罪者。と言っても「ハッキング」に手を染めていた人物、という事。
さて。
私的には、仁に近づいてくるまーくんの元ハッキングパートナー兼セックスパートナー、現「中本哲史」の過去編が良い!
院生で教授の手伝いしてるのに顔にピアス!でイケメン!で受け!
なのにまーくんはお子ちゃまな仁の方がいいんだね〜。なんか残念。
仁はまーくんに馴染んできて、そんな時お母さんが倒れた!というベタな区切りで下巻へ。
初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。どんな願いでも叶えてくれる魔神が車のトランクから出てきた! しかし見た目がア●トニオ●木と阿●寛を足して二で割ったかのような……リアルに恐い・デカイ……こんな恐ろしげな攻めと普通of普通の受けでどうやってBLになるの!? という。
そんな魔神まーくん(まーくんてw)と仁くんの、どう見てもストックホルム症候群やん? な状態からBLになるまでの関係性の変化を描いた物語です。あれ……これってBLかな……? 最高の友だち感は上巻で既にあるけど……???
先の読めない展開にドキドキしつつ、日常の描写が萌えるやつでとても好きだなと思いました。
とくに好きなとこ……まーくんの作る朝ごはん。朝から鮭を焼いちゃうまーくん。なんかふつうっぽくて家庭的……ん? まてよ。鮭の付け合わせがソーセージと卵焼きで、味噌汁の具には豆腐が。たんぱく質過剰の、朝から攻めまくったメニューだった!! 気づいた時めちゃ笑いましたw
完全オフの日に、日がな一日二人でゲーム実況動画を観てしまうという場面も、かわいくていいですねぇ。
それから、仁くんが夜ごはんを食べながら寝落ちしちゃうシーン。寝落ちしそうな受けに寝る前の歯磨きを強いてくる面倒見のいい攻め萌えという性癖を、ここで植え付けられました。
グリズリーと小さくて草臥れたクマのぬいぐるみくらい体格差というか迫力差のあるまーくんと仁くんの組み合わせが好きです。まーくんのお膝の上でくたくたにくずおれている仁くんかわいい。
一方、まーくんの元カレ・ナカモトさんの回想に出てくるまーくん×ナカモトのめくるめく情事の異世界っぷりが、これはこれでよきでした。
上下巻読了。一読目はまーくんの魔神ぶりにフォオオッと上がりましたが、何度か読むうちにナカモトが不憫になってしまった。自分の能力を買って最大限のパフォーマンス引き出してくれるパートナーより半径2kmくらいが生きる世界のすべてみたいな、愚かしい愛情で豚箱ぶちこもうとする仁くんのが可愛いっちゃ可愛いのだけれども、仁君を選ぶ理由が二股男のよくある別れの理由みたいであらあらまあまあという気持ち。ナカモトのむかつくリストの強引、自分勝手って仁君にもあてはまる気がする。もっとも仁君が弱っちいので強引も自分勝手も空回っているのだけど、すると二人の違いは淫乱か淡泊かってことで、これまた男のありがたがる処女性とか可塑性とかそういう話かと思いが到り、庇護欲刺激してくれてるなら誰でもいいのかよ、つーかナカモトの永遠の愛を負かすのがそれかよという判官びいきから萌2です。
発売からおよそ2年がすぎた作品にぐうぜん興味をもち、読んでみた結果、
えらいもんに出会ってしまった……!
という感じです。衝撃です。
どぼんとはまり、数日ですりきれそうなほど何度も読み返しました(電子ですが)。
クルマのトランクをすりすりしてまったくの無意識に魔人のまーくんを呼び出した(?)仁くん。
恐怖、怯え、警戒、そして無警戒へーー
人は慣れる
ここまでの段階に無理がない。
ものすごいスピード展開しているのに、無理がない。
入り込んでいる。
まーくんすごい(笑)
当て馬的元カレのナカモトは、むしろBL的には彼との作品のほうがよくある、自然なのではないかと思います。
まーくんとナカモトも、美しかった。
ナカモトは、その美しくも冷たく危うい世界が似合うし、好きだった。
まーくんは、その世界がよく似合うけれど、刺激はスパイス的にあれば十分だったか。
ランプの中のような閉塞感がーーあるいは?
仁くんの、けして美しくはないけれどあたたかく純粋な心がときに引き起こす刺激が心地よかったのかな。
拡張がんばって!
ちょこっとネタバレ?
下巻でまーくんを尾行した仁くん、チラッとコマにいますよね?
おもしろい!
今の所、L的要素は薄いけど、絵が、漫画を読ませる力がすごくて引き込まれる、人物造形、動き、表情、話のつくりもすごい(前2作でも感じたけど)
まーくんの登場シーンが、まさに現代の「アラジンと魔法のランプ」の魔人みたいでかっちょよかった。
ぐわぁ〜っ!て感じでw
仁がどんな奴かもよくわかるし、まーくんも何となくわかってきた。
まーくんてw
まゆみてw
まーくんが仁くん呼びして、バカにしないのがいい。
で、家事完璧、几帳面でよく気が利くとこもいい。
さすが天才。
至れり尽くせりに仁が慣れてきて、まーくんがゴミ出ししてるとこ笑ったw
中本がエロ悪くて。
過去話で中本がどんな奴かもだいたいわかったのもおもしろい。
描き下ろしで、無警戒に爆睡する仁へのまーくんの言葉
「親が警察が法律が国がなんとかしてくれるって思ってる?」
「これが理想だよな」
がグスリときた。
まーくんにも中本にも
「かわいいね 君」
と言われる仁よ。
自分で、ストックホルム症候群て言うてもうてるやんw と思わずツッコんでしまいました
でも、こんなん好きになってまうよな。
まーくんがこっからどう行動するのか、下巻見どころだわ〜⤴︎⤴︎
他にも朝田先生作品は、設定が特殊でも説得力やリアリティさえあるのがすごい。
上巻で舞台は整った。
下巻が楽しみ!!
表紙の感じから、もしかして無理やりやられちゃう系かなぁと心配していましたが、セーフでした(私の中で素股はセーフです)。
だってね、いきなりこの体格差の攻めにやられたら大変ですよ。
上巻ではまだ仁くんの貞操は守られています。
BL抜きにしても面白く、すぐに物語に引き込まれました。
BLにする事でもっと面白くなってますけどね!
まー君の元カレのナカモトとの関係性も良く、下巻でも絡んでくるはずなので期待しています。
まー君×仁くんも進展するんでしょうね。
読むの楽しみ♪
世界をひっくり返せるような存在は意外と隣にいるのかもしれない・・・。
そんなワクワクするドラマチックなお話とBLがどう絡むのか、引き込まれないはずがありません。
非日常x日常の異文化交流を朝田節を交えてハードボイルドにしたような読み応えたっぷりのお話。
仁くんの気持ちは単なるストックホルム症候群なのか、
非日常への憧れが愛情に変わったのか・・。
上巻の見どころはなんと言ってもまーくんの過去話とナカモト(仮)。
天才がゆえ目の前に現れた超人的な才能に惹かれ、日常からかけ離れた世界に身を投じていく、
強いドラッグのようなまゆみの才能に溺れていくナカモト(仮)がまた魅力的に描かれていて憎めない。
何と言ってもスパダリxスパダリで画面の攻撃力が高すぎる!!
過去編だけで既に1つの物語として読みごたえ十分の完成度ですが
現在の仁くんとの生活とのコントラストを際立たせています。
上だけではレビューが難しいお話ですね。
冴えない孤独な大学生仁くんのところに現れたまーくん。190センチもある大男。
強引に居座りお金とスマホも借りられどうなるの??と思ったら口座からお金を勝手に下ろされ。
かと思えば300万にして現金で返してくれたりご飯作ってゴミだしして、嫌な同級生を追い払ってくれたり話を聞いて一緒に動画を見てくれたり。
確かにアラジンの魔法のランプの精のようですね。
何でも生み出して何でも叶えてくれそう。
まーくんの過去も凄いですね。
でも仁くんがなんだか他人事に思えなくて。コミュ障で冴えなくて友達もいなくて。家と学校とバイトの往復の毎日。休みの日も1日ネット見て死にたくなったり。言いたいことも言えなくて、変える努力もせずに不満を抱えて。
でもまーくんのおかげで死にたくはならなかった休日。いやむしろ楽しかった。
どんどんまーくんがいるのが当たり前になってキスまで許して。
仁くんにとってはまーくんは不思議な存在で現実味がないのかな?
あー、下巻も買っておくべきだった。
上下巻一気読みしました。
怖いのかなとドキドキしながら読みましたが、そんな事なかったです。
まーくんの表情がたまに不気味に思うことが何度かありました。けど仁君が本当に嫌がることはしないし、高校の同級生を知らずにビビらせてた時には守護神に見えて来ました。
まーくんに執着する人物が登場して来てきます。
学生時代に知り合って仲間でセックスもする関係だったようです。
まーくんはもう興味無さそうですが、相手は未だにパートナーと思ってます。
仁くんの無防備なところがまーくんはほっとするのかと思いました。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 局部の描写なし
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : BONUS TRACKが非常に好き。
〖紙媒体〗
未読
悪魔のような、まーくんがささやかながらも平凡な暮らしをしていた仁くん家に半ば強制的に転がり込んでくる。襲われた挙げ句貯金を勝手に持っていかれたと思ったら、どういう技を使ったのか?増やして帰って来て…こいつ一体なんなの?…と、謎を孕んだお話は始まります。冷酷な肉食獣のようなまーくんの瞳に、自身のMっ気がズンズン刺激されて仁くんが抗えないのも頷けてしまう。そうこうしてるうちに上巻完読、続きが気になるー!下巻も購入しようと思います。
全てがパーフェクトなマンガです。
個人的には、今まで読んできたBL作品の中でも、絵柄・ストーリー・キャラクター全部ダントツで性癖に刺さる作品ぶっちぎり1位です。
まず、絵が、絵が、本当にうますぎです。
デッサンや線ももちろん好きですが、
暗闇の表現が特に凄くて、黒・白・グレーの使い分けがめちゃくちゃスタイリッシュでカッコいいんです。
炎の中での明暗の表現なんかもう…ウットリしながら何度も読み返してしまいました。
デザインや構成をちゃんと勉強されてる…!という印象です。(めちゃ上から目線ですいません)
題名が持つ意味や、仁くんの名前=アラジンとランプの魔人のオマージュや…
何から何まで、作品としての完成度があまりにも高い…!と思いました。
ランプの魔人といえば、三つの願い事…
仁くんの願い事は、
1、仁くんのお金を返してもらうこと
2、仁くんのお母さんの借金(詐欺被害)を返してもらうこと
3、「好きだから、どこにも行かないで」
って、ことですよね…!!最後の願いがあまりにも尊くて悶えまくりです。
上二つは、まーくんの以前の相棒(タツミ?)同様、金関係の願い事だったけど、
最後の願いはお金やまーくんの技術関係なしの、人としての繋がり…。
こういう風に文章にしてしまうと、とても月並みでありふれたBLの題材に見えますが…
とにかく朝田ねむい先生の表現は一味違っていて、何よりもまずキャラクター設定や人物像が非常に凝っているので、物語の運びも自然と異色なものになってくるのかなあなんて思いました。
そう、キャラクター設定も最高なんです…。
どんな変な服も着こなすまーくんは体格も表情も全てがパーフェクトで色気があります。
まーくんのビジュアルだけで感じてしまう萌え、これは、画力の高さがまずないと得られない至高の萌えというやつだと思います。
無造作な黒髪短髪ももちろん萌えますが、何よりもそのアグレッシブな眉毛の動きと口角の動きが素晴らしいです。自分は特に眉毛フェチで、まーくんのようにつり上がっている眉毛・動きに遊び心がある眉毛が大好きです。全部のコマ切り抜いて壁に貼りたいくらいです。
そしてクライマックスでのまーくん、歯の表現が…最高です!
というか下巻のクライマックスシーン、本当に凄くないですか?
キャラの表情、抱っこしてる動き一つ一つが性癖に刺さりますし、
画面構成もかっこよくて見ていて気持ちがいいです。
セリフの吹き出しの置き方もめちゃくちゃ好きなんです。このマンガはまじで強いです。
仁くんもキャラクターが非常に魅力的です。
彼はとにかくいろんなことに対して鈍感というか、まーくんとは違うベクトルで無頓着というか…性に対して潔癖なところがあるのも好きです。
ナカモトさん(タツミ?)の存在をよく分かっていないのもポイント高いです。
ナカモトさんとの関係を嫉妬してまーくんに思いをぶつける…ではなく、
きちんと自分から、自分とまーくん二人だけの関係の中で生まれた感情で、
まーくんに側にいてほしいと思いをぶつけていたのが個人的にはとても衝撃でした。
そして自分が求めていたBLはこういう作品なんだとしみじみ感動しました。
まーくんが仁くんに対して「かわいい」と思っているであろうシーンでは、私もことごとく仁くんにハートを射抜かれました。そういう場面で、まーくんが言葉で多くは語らないのもいいですね。
あと、ピンポイントですが、下巻168ページの行為シーンで、まーくんが太ももで仁くんの両足をガッチリ挟んでるところが超好きです。
二人の行為シーン凄く好きです。
30cmの体格差、
10歳の年齢差。
素晴らしいですね。
これ以上のスパダリに未だ出会えていません。
他の方も書かれてましたが、
「マイリトルインフェルノ」という題名は、まーくん目線が強そうだなと思いました。
そういうところも激しく萌えます。
そして最後の最後に…あとがきで書かれていた仁くんのお母さん(舞さん)の設定まで…完璧…すぎます…。
自分はお母さんのその設定の文章だけで、不確かだった仁くんとまーくんの未来が、少しだけ見えたような気がしました。またそういう風に文章にすると月並みな感じになってしまいますが。二人はそういうタイプではないとも思いますが。完全に個人の勝手な妄想ではありますが。とにかく興奮しました。
設定が凝っています。
マイリトルインフェルノ、自分にとってあまりにも神作品だったので、
しばらく口が贅沢になってしまったりもしました。
出会えて本当に感謝です。朝田ねむい先生の作品は全部追っかけます。
上下巻を買い込みまして、一気読み。
面白かったです!
ただ上巻は仁くんが可哀そう目な展開が多いので、そこでくじけそうに。
でも、それを乗り越えると一気に物語は加速します。
魅力的な悪役?当て馬?なナカモトが登場します。元カレ?かな。
彼は本当に魅力的。悪の魅力にあふれています(笑)。まーくん(攻め)×ナカモトに
萌える方がいるのわかります。というか、BLにしては、まーくんがナカモトと
絡んでいるのが多いですね。むしろ主人公より、BLとしてのエロ部分をナカモトさんが
担っています。
ナカモトがあんまり良いので、仁くんが悪い意味で引き立たない(笑)。受けに魅力を感じないと思う方も多いのでは?
しかし!
まーくんにとっては、ナカモトと一緒にいて感じる、世界が自分のものと思える万能感と仁くんと一緒にいる気持ち(何という気持ちなんでしょう)では、仁くんといるほうが優るのでしょう。
私は最初から、仁くんが小動物、うさぎさんに思えてなりませんでした。
びくびくしているところ、肉食動物(まーくんです(笑))に押さえ込まれ、牙を突き立てられて絶望の涙を流すところ、それでいて快適な環境を与えられると無防備に腹を出して寝てしまうところ・・・。
仁くんがだんだん気を許して、まーくんの前でも平気で寝てしまって、そのあまりの無防備ぶりに、まーくんが一瞬悪い顔をして眠る仁くんを嬲りかけるのですが、平和な寝顔にこれが普通、平和に無警戒に眠れることこそ理想、強くなくても穏やかに・・・というくだりが大好きでした。
一番好きなシーンでした。
私も猫を飼っているのですが、とても愛おしいです。
お腹を出して、信じきって無防備に眠るいきもの。その懐きようと信頼がうれしくて愛おしいし、急所もさらして、その命も無防備に預けてくるさま。それは神と等しい全能感ではないでしょうか。
へへ、言い過ぎですかね(笑)。
しかし、うさぎさんは実は愛らしい姿とは裏腹に狂暴なところもあります。(指をかじられたことあります(笑))
仁くんも追いつめられると、悲鳴を上げながら、ナイフを振り回しちゃうし、ナカモトに脅されて仁くんを置いて去ったまーくんを奪還するために、とんでもないことを・・・!おいおい!
(一瞬、仁くんが王子様で、ナカモトが悪い魔法使い、まーくんがお姫様・・・な気がして笑いました。あんなごつい姫はイヤだな(笑))
あと下巻の巻末で、また、まーくんとナカモトがいちゃいちゃしてる・・・(笑)。
こ、ここはまーくんと仁くんのイチャイチャではないの!?とナカモトの人気っぷりに、笑いが。
本当に魅力的。でも私は、臆病と狂暴とまーくんへのヤンデレ愛がからみあっている仁くんを推します。
話題の本で、読んでみましたが面白かったです!ありがとうございました。
上下巻で完結。
アラジンと魔法のランプにヒントを得た設定だけど、お話自体は全然ちがうものになっていきます。
出だしは、大学生の仁が、トランクに閉じ込められた(隠れていた?)アラジンことまーくんに脅され、一緒に暮らすことになるところから。
お財布とケータイを奪われたり、ちょっとHなことをされたり、100万超の貯金をすべて引き出されたりと、超大柄で強面のまーくんにおびえている気弱な仁くんがかわいそうで、何となくやだなーという気持ちで読み始めました。
しかし、料理を作って待っていたり、あれこれと仁の世話を焼いたりと、居候のまーくんはなかなか甲斐甲斐しく、お金も3倍返しにしてくれた。
怪しいけれど悪い人ではないのかも?と思い始めたところに、美麗系のナカモトが接触してくる。
まーくんは天才ハッカーで、ナカモトはその相棒だった。二人で荒稼ぎしていたが、まーくんは足を洗い、ナカモトはまた組みたがっている。
どうなるのか?というところで下巻へ。
朝田ねむい先生の作品は、一般漫画は沢山読んできたBL漫画初心者か、あまり見ない設定のBL漫画が読みたい、って方におすすめしたい。
ただ、BL漫画らしい描写がほぼないです。特に上巻はBL期待して読むと全くの肩透かし。
アングラ、ちょっと痛い、ハッピーじゃない、汚物…が苦手だとキツイのでご注意を。
朝田先生の作品はどれもそんな感じなので、一冊読んでお好きなら全部好きだと思います。
※電子書籍 ebook
カバー裏・裏表紙なし
不思議な作品でした
表紙は少年漫画のような雰囲気すらあって、中もなかなか線の太い独特世界でした
ストーリーが秀逸で、最初はちょっと引いちゃう感すら否めなかったのについつい読み進めていくとどんどん引き込まれる
登場人物が魅力的なのはもちろん、新しい魅せ方にドキドキしました
上下巻読んでの感想なんですけど、最初印象が良くなかっただけに、どんどんかっこよく思えてくる不思議
お話が進む中で自分も同じように、気持ちが動かされていく作品でした
すっごく面白かったです。
まゆみと仁の出会いから、仲良くなっていくまでが丁寧に描かれていてふたりのやりとりが可愛くてほっこり。
ですが私は、少数派かもしれませんが当て馬の中本さんにめちゃくちゃ萌えてしまい…。
次巻辛い展開しか待ってなさそうですw
中本さんはピアス痕とほくろがエロい!あの大学時代のピアスばっかりの容姿から、現在の眼鏡スーツできっちりした容姿に変わってるギャップも良いです。
ヤクザ使ってまでまゆみのこと取り戻したいとか、まゆみのこと大好きなんだなと思いました。
でもまゆみの才能ばっかり見て、まゆみ自身のことを見てなかったのかな…。それで愛想つかされたのかなと思いました。よく考えると胸が痛い。
でも過去のふたりは本当に楽しそうで素敵でした。
この作品は仁とまーくんの出会いとまゆみとナカモトさんの別れを描いた本なんだなと思いました。
仁くんは小さくて可愛いし、まーくんもかっこいい。
仁くんがあだ名でからかわれてるときにまゆみが庇ってくれたところとかすごく良かったです。
すごく引き込まれる終わり方だったので、次巻も絶対見ようと思います。
書下ろしの仁くん、赤ちゃんみたいでカワイイ。
仁に魅力を感じなかった。
上下読んでみて関係性敵に魅力的だったのはまーくん×仁よりまゆみ×ナカモトの方だった。
絵ヅラが濃いため日本人名に違和感。外人にしか見えない。
てか阿〇寛じゃん
久々に先生の新刊が読めて最高!
ストーリーは大変面白くて手に取ればなかなか止まらない。BL要素がなくても十分面白い話じゃないか。さすがのセンス!最初は表紙のイメージでストックホルム?犯罪者の話?と勝手に予想したが、意外な展開だった(笑)。まゆみ君がかっこよすぎて惚れ惚れになったんじゃないか。
天才ハッカーのまゆみが強引に仁君の家に押し掛けてあれこれさせた上に、だんだん仁君の頼りになることが目に見える。(笑)しかし、前彼・前相棒の中本がしつこくまゆみを取り戻したくていろいろ行動している。彼らの関係がどうなるか早く下巻を読みたい。
攻めのまゆみはなぜ仁の元に転がり込んだのか、上巻だけではまだ掴みきれなくて、本当に面白くなるのは下巻からなのかなという感じです。まゆみと仁のBL要素もそんなに強くないし、お互い気にかけてはいるけれど、特に好きって気持ちはまだ見えてこない。
ただ、ストーリーにはとても引き込まれます。よくある行き倒れの人を助けて家に上げてあげる話とはまたちょっと違うし、そこはかとなく関わってはいけない人種の匂いがするまゆみに、平々凡々とした対極のタイプの仁が徐々に気を許してしまう流れにドキドキしながらも、彼がどうなるのか気になってページを捲る手が止まらないですね。ここからどんな展開が待っているのか、下巻を読むのが楽しみです。
漫画としても普通に面白いし、萌え優先で描いてるわけじゃないのに結果として萌えるみたいな感じ。
もし夫に腐バレしてどんなの読んでるの?と聞かれたときに、こーゆーの!と差し出したい一冊だなと思った。
男性でも抵抗なく読めそうだなぁって思うので。(他は10DANCEが候補)
車のトランクから出てきた男・まーくんを何故か匿うことになってしまった仁が、無理やり素股させられて吐いちゃうところが妙にリアルで、おおっ!と思った。
嫌だ嫌だ言いつつもキモチくなってしまうのが大半のBLのあり方なんだけど、そうだよね、普通なら吐いちゃうくらい嫌だよねって。
最初は鼻水、涙まみれでカッターナイフ突きつけて拒絶していた仁が、休みの日にごろごろ一緒に動画見ながら過ごすようになってるシーンがなんか微笑ましくて好きです。
そして、攻めのまーくんが朝のゴミ出ししてる姿、笑った。
私は描き下ろしがいいなって思いました。
寝落ちした仁の危機感のなさに呆れながらも、平和に眠る仁を見つめるまーくん。
まーくんは世界の名だたる企業や軍事企業、はてまた核兵器にまでアクセス可能な天才ハッカーであり、本気を出せば世界を牛耳って大混乱に陥れることもできる能力を持っている。
だけどそんな男が、どこまでも平凡な仁に安らぎと理想を見出してるっていうのがなんだか皮肉でもあるけれど、まーくんの見えざる一面みたいなものを感じさせて好き。
そしてまーくんの元相棒ナカモト。
ナカモトは今だにまーくんに執着しているんだけど、結局、ナカモトにとってはまーくんを世界を乗っ取るためのツール・魔法のランプのアラジンでしかなかったんだろうなぁと。
新刊待ち遠しかった!!
雑誌で色々描いてらっしゃるのはお見かけしてたんですが、コミックが3年前の「Loved Circus」以来全然出なくて飢えてたところに、突然の上下巻!!
400ページでしっかり読めた朝田ねむいワールド、最高に面白かったです!
上巻なのであまりストーリーには触れずにさっくりと感想を。
帯にね、
「最悪な出会いから、(上巻)/スパダリ攻になるまで。(下巻)」って書いてあるんですよ。
スパダリ?!
朝田ねむいさんが???と二度見しましたよね。
朝田さんのスパダリがどんなだか全然想像できないまま読み始めたんですが、これはねぇ、【スパダリ×平凡】はもういいっす・・・って人にほど読んでもらいたいかもしれない。
すごく面白い。
ストーリーは全然王道じゃないけど、カプ萌えにおいては王道的手堅さがしっかりあるのも◎
仁(受)とまーくん(攻)のお話かと思いきや、もう1人ガッツリ絡んでくるキャラ(ナカモト)がいて、こいつがストーリーを面白くしてると言っても過言ではないかな?
ビジュアル的にも仁よりも全然主役顔(要するに男前)なんで、仁に華がない分をナカモトがしっかりカバーしてくれてますしね。
・・・と散々な言い様していますが、私自身は仁が好きです。
まーくんがこの何にも持ってない泣き虫で無力で平凡な仁を気にいる気持ち結構解るなって思いながら読みました。
“安らぎ”だと思うんですよね。
無力だから安心できるんじゃないかなって。
あ、泣き虫受けが好きな人にもおすすめしておきたい。
すぐ泣いちゃう仁が可愛いったらない。
終始不満そうで不機嫌顔なのも可愛くって、私の中のSっ気が発動しっぱなしでした。
上下巻揃えて読むのを強くオススメします!
※紙版カバー下なし
よきぃ~!!!(評価「萌2」は上巻のみでの評価です)
いきなり目の前の車のトランクから腕を縛っていたテープを引きちぎって登場したまーくんに自宅までついてこられて結局住みつかれちゃった平凡大学生のお話。
まーくんのただもんじゃない様子と高圧的な態度にビビりまくる仁がシッコチビっちゃった時は、性癖的にクソほど威嚇するまーくんも好みだったので心の中では「可哀想だけどドンマイ」としか言えなかった(笑)
まーくん笑うときめっちゃ口開けて豪快に「ぐわっはっは」くらいの爆笑するけどそれがたまらなく可愛かった!!!熊みたいな体に狼みたいな怖さを持ってるのにっ(照)
上巻のみのレビューです。
楽しみにしていた朝田ねむい先生の新刊。
上下巻同時発売が嬉しい♪
アラジンの魔法のランプをモチーフに描かれた男らしい世界観。
線の太い絵柄。いいですね〜!
我が家の青年漫画エリアに陳列したいような、甘さのないカッコいい表紙、とっても好き♡
小柄で気が弱く虐められていた仁(ひとし)は、東京の大学に進学することに活路を求めるも、受験に失敗し地元でくすぶり続ける日々を送っています。
母親は事業に失敗したため住み込みで働くことになり、友人もいないまま大学やバイト先との往復をしていたある日、車のトランクの中から現れた大きな男と出会います。
その男は自らを「まーくん」と名乗り、半ば脅しで強引に仁の家に転がり込み住み着くように。
最初は怪しい大男に対し抵抗を見せていた仁。
ですが、「まーくん」は特に暴力を振るったりはせず、ご飯を作り掃除をして世話を焼いてくれる存在となり、いつしか自然に受け入れている自分に気付きます。
そんな中現れたナカモトと言う男。
彼は昔、天才ハッカーであるまーくんのパートナーだった男で、今はまーくんを手に入れようと執拗に追う身となっています。
犯罪のパートナーとしてだけでなく、セックスのパートナーでもあった彼ら。
2人で荒らし回り金を稼ぎセックスをし、熱くなっていた若き頃の回想シーンが描かれます。
何故まーくんはナカモトの元から去っていったのか。
うまくいっていたかに見えた2人に一体何があったのか。
非常に気になるところ!
そして、少しずつ距離が縮まっているかに見えるまーくんと仁の行方も気になります。
まーくんの仁への気持ちはどんな種類のものなのか。
生い立ちも過ごしてきた環境も、性格も、まったく共通点がない2人。
恋愛に繋がる何かがどう描かれていくのか。
仁はどう成長していくのか。
先の読めない展開にワクワクが止まりません!
あ〜〜気になる〜!
楽しみに下巻を読みたいと思います!
朝田ねむいさんのお久しぶりの新刊が上下巻で楽しめるなんて
なんという贅沢か……と思っておりました。
そしたら冒頭から主人公の仁が気の毒過ぎだし
まーくんが怖くてびっくり!
知らない大男につかまって居つかれて
素股されたり勝手にお金使われたりしたら
よっぽどの神経じゃない限り生きてる心地しない…。
ましてや友人も彼女もいない(母は住み込みの仕事で不在)仁、
こんな調子で大丈夫なんか……??とハラハラしっぱなしのまま
ナカモトの登場でぶわ───っと面白くなってしまいました!!!
今のビジュアルがドンズバ……!!
昔はかなりヤバそうな人そのままって感じですけど
ピアスたくさん開けたくなっちゃうものなんでしょうね…。
そして犯罪は勿論ダメなんですが
こんな最強のパートナーといたらそりゃ興奮しないわけがないですよね。
お互いがいるだけでなんだって出来る、
世界は自分たちの手の中と言っても過言じゃなかったはず。
どうしてまーくんはナカモトの元を去ったのか、
あれだけ刺激的な日々だったのに今は退屈過ぎないのか…。
下巻で明らかにされるであろうあれこれを想像しながら
またまるっと読ませていただける幸せ。
そうそう、仁は気が弱くて臆病ですけど常識人なのでホッとしましたww
最初凄く苦手なタイプのはずのまーくんも
普通にしてれば色々してくれるしいいヤツなんじゃ…と
私までストックホルム症候群ぽくなってしまいましたが
元々暴力的なタイプではないのかな??
やだもう面白い……!!
いやー……面白かったです。
一応上下巻読んでの感想となります。
まず、表紙がオシャレ。
この表紙だけで、どんな内容か見てみたいと思いました。
あと、仁くんの泣き顔。
失礼ですが、あまり顔整っているようには見えないのですが、そこが個人的に良いポイントです。
カップル的には、高身長男前×平凡大学生になると思います。
試し読み読むと、ちらっと分かりますが、「アラジンと魔法のランプ」がキーワードでもあり、平凡な仁くんがアラジンの立場で、まーくんが魔神です(たぶん)。物語としては、まーくんは万能ですが、でもその魔神も所詮は人間で……1人の男でって感じです。
内容は、まーくんは仁くんの家に勝手に上がり込みながら、いつも上からモノを言う感じで、俺がお前の願いを叶えてやろう的な感じで迫っていきます。
まーくんに願えば、何でも叶えてもらえるかもしれないのに、仁くんはそれを望みません。
不思議な共同生活を続けていくうちに、自然と友人のような気兼ねのなさになっていく関係も面白かったです。
恋愛面の描写は、すごい淡々としていると思いました。ですが、盛り上がる場面はあります。個人的にその場面に来てやっとこの漫画面白い、と気づきました(遅い)。
表紙を見て読んでみたいと思った方、作者が好きな方、シリアスな雰囲気であったり、男前な攻め&平凡な巻き込まれ系受けというカップルが好きな方、おススメです。
まーくんの元カレも出てきて、状況がややこしくもなりますが、物語に必要なキャラクターなので個人的にこれはいい当て馬?だと思いました。
表題のインフェルノは地獄などという意味があるそうです。
「on BLUE」って、個人的にハズレがないレーベルなんです。さらに朝田さんの新刊、しかも上下巻2冊同時発売、という事でテンションMAX。朝一で本屋さんまで買いに走ってしまった…。
朝田さんと言えばドシリアスの中に爆笑あり、深い愛情あり、と萌えが詰まった作品を描かれる作家さま、のイメージですが、今作品もそのイメージを損なうことのない深い作品でした。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公は大学生の仁。
フルネームは「新井仁」。
大学で同じゼミを取っている綺麗な同級生に「略したら『アラジン』だね」と言われる。が、仁は「じん」ではなく「ひとし」を読む。なのでアラジンではない。
アラジンと言えば願いを何でも叶えてくれる魔人。
が、仁の人生ははてしなく平凡。高校生の頃はいじめられ、新天地を目指して東京の大学進学を志すも家の事情で地元の大学に進学した。
つまらない日々を送る仁だが、ある日、「追われているから匿ってくれ」と裏社会で働いていそうな大男に頼まれる。
頼まれる、というよりも、無理やり家に入ってきた。
しかも、なけなしの貯金は奪われ、仁の泣き顔を見たその大男・まーくんに襲われ素股までされてしまった。
なんでこんな目に合わなきゃならないんだ!
とブチ切れた仁だけれど、まーくんとの生活は意外にも心地よくて…?
「まーくん」とは何者なのか。
ならず者に追われていて、図々しく人の家に上がり込んできて、仁から奪っていった(まーくんてきには「借りた」ことになってる模様)112万円をあっという間に300万にして持ってきた。料理を作らせればなんでも美味しく作り、かと思えばさらりと犯罪まがいのことをしようともする。
そして、優しい。
そんなまーくんに、少しずつ慣れていく仁。の姿にも爆笑してしまうのだけれど。
まーくんを追いかけている男がいる。「今は」ナカモトと名乗っている。
まーくんとナカモトの会話や、ナカモトの過去の回想から、彼ら二人の「過去」が少しずつ見えてくる。
まーくんの正体、それは、
ネタバレ注意!!!
**************************************************************************
天才ハッカー。
なのです。
大学生の時に出会っていたまーくんとナカモト。
まーくんの手腕に惚れこんだナカモトが誘う形で、犯罪まがいにハッカーを繰り返し、そして窃盗を繰り返してきた。
それもこれも、まーくんの頭脳があったから。
そんなまーくんに執着したナカモトによって、追われていた、というわけです。まーくんは、ナカモトにとって、なんでも叶う魔法のランプ=アラジン、なんですね。
ナカモトとともに過ごし、犯罪行為にも手を染め、それが楽しかったかつてのまーくん。
が、仁と出会ったことで、癒しと愛情を知った。
犯罪行為が描かれていますし、バックボーンとしてはシリアスどっぷりな展開なのですが、そこは朝田作品なのでシリアス一辺倒な作品ではない。
所々で出てくるキレのいいギャグに、思いっきり爆笑してしまう。
そして、ナカモトと過ごしたスリリングな生活と、それに相反するような仁と過ごす平凡で平和な日々との対比が素晴らしい。
そして、「アラジン」が非常に効果的に使われているのに圧倒されました。
上巻は、まーくんを諦めきれないナカモト、という描写まで。次巻にどう繋がっていくのか。
実は、ナカモトとまーくんは、かつて身体の関係もありました。
まーくん×仁、の描写だけでなく、まーくん×ナカモト、の描写もありますので、苦手な方はご注意を。
上下巻が同時発売って素晴らしい。
上巻だけ買ってくると後悔すること間違いなしです。上下巻、まとめて買われることをお勧めします。