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kanashii wake wo oshiete
「誰にも必要とされていない」と悩む夜空と「どこにも居場所がない」晴真の物語。
就職活動が上手くいかず「どこからも だれからも 必要とされてないみたいだ」と落ち込む大学生・夜空。
親の経営するボロいアパートの管理を任されていますが、ある日遠縁の親戚・晴真が引っ越してくることに。
「晴真くん受験生だから面倒見てやってね」と母親に頼まれ、どこか頼りなく虚ろな表情をした晴真を気に掛ける夜空。
引っ越し当日なのにトラックの音もしなければ、生活音すらしない晴真の部屋(夜空の部屋の真下です)に聞き耳を立てつつ心配になり様子を見に行くと、家具など何一つない部屋で床に寝ている晴真の姿が。冷蔵庫も調理道具もない中、落ちているのは夕食がわりの菓子パンの空き袋ひとつ。
実は、晴真は母親がおらず、父親も海外赴任が多かったため、親戚中をたらい回しにされてきた過去があり、18歳なのにも関わらず「コンビニ弁当を買う」という通常の発想すら持っていない状態(以前一人暮らしをした時は栄養失調で入院経験あり)。
バイトに就活にレポートにと忙しい毎日を送る中、何故か晴真をほっておけない夜空。
せめて飯の心配を…と弁当を買ってきてあげたり、駅で雨宿りしている晴真を傘に入れてあげたり、風邪をひいた晴真に風邪薬をあげたり、言葉はぶっきらぼうなのですが、意外とかいがいしく面倒を見る姿はまるでお兄ちゃんのよう。同じアパートに住むおばちゃんに貰ったお弁当を一緒に食べる2人。デザートの梨を食べながら楽しそうにアパートのみんなの話をする夜空。この時初めて笑顔を見せます。
普通であれば、ここで仲良くなるはずなのですが、今まであちこちの親戚で疎まれてきた晴真は「自分がちゃんと一人暮らし出来ないから夜空は今まで笑顔を見せなかったんだ なんで俺 こんなに出来損ないなんだろう」と自分を責めます。
一方、自分も風邪をひき、晴真の面倒を見ているうちにうっかりバイトを休む連絡を忘れていた夜空は、バイト先の店長に「そんなんだからどこにも就職できねえんだよ」と暴言を吐かれ、「…俺、そんなに価値ねぇ?そんなにダメか?」と落ち込んでしまい…。
「誰にも必要とされていない」と傷ついていた夜空は「俺は夜空がいて良かった」という晴真の言葉に救われ、身内としてではなく、晴真に触れてみたいと意識するように。
でも晴真は過去、優しくしてくれた同学年の陸也に気持ちを踏みにじられたトラウマがあり、夜空を好きになり、また裏切られるのではないかと臆病になっています。
模試の帰り道、偶然出会った晴真に絡む陸也に、自分のリスクも顧みず「俺も男しか愛せねえんだよ、覚えとけ」と夜空が言うシーン、なんだか泣きそうになってしまいました。
そして『晴真に知って欲しい… 同性だろうが異性だろうが 誰かを好きになることは あんな風に笑われるようなことじゃないって』という夜空の心の声。
夜空は本当に不器用なぐらい真っ直ぐに生きていて、晴真のことも心から大切に思っている。そんな思いが伝わってくるようで非常に切ない気持ちになりました。
Hシーンもかなり際どい描かれ方をしているのに、なぜか切なくて堪らない。自分はおかしいと思い込んでいる晴真を大切に大切に扱う夜空が印象的でした。
やがて春が来て、リフォーム会社でバイトを始めた夜空。「このアパートが晴真の居場所になればいい」という目標のために頑張る毎日。
アパートの面々と楽しく会話しながら、やっと居場所を見つけた晴真。
「ほんと よく笑うようになったな」と夜空に言われこっそりキスをする2人。
私の拙い文章では伝えきれないほど丁寧な心の揺れ、葛藤、二人がお互いに影響を受け、成長していく過程をとてもキレイに描いた作品でした(どんどん変わっていく晴真の表情にも注目です)。
描き下ろしでいよいよ2人が結ばれる短編が載っているのですが、エロさよりもお互いを大切に思う気持ち、そして初々しさが伝わってきて、なぜか泣きそうな気持ちになってしまったのも珍しい(私的に)。
ちなみに本のタイトルはあとがきに書かれているのですが「かなしい」理由を教えてだそうです。愛しいとかなしいをかけたとのこと。
辛い過去があった分誰よりも幸せになって欲しい。
読み終えて、とても心が温かくなる作品でした。
就活がうまくいかず自分の存在意義に悩む夜空と、夜空が住むアパートに引っ越してきた過去に辛い思い出のある晴真。
ふたりが早く幸せになってくれと思いながら読みすすめました。
特に晴真は父親の仕事の都合で親戚宅を転々とし、そのなかで辛い思いも。
そんなふたりが、自分の存在意義と自分の居場所を見つけていき、お互いひかれあう、必要としあっていく様子が面白かった。
普段は電子でしか読まないんだけど、珍しく電子と紙と両方買いました。
何度読み返しても胸が熱くなるし、幸せになります。
試し読みを読んでから紙で購入しました!
誰にも必要とされず、就職もうまくいかない夜空とどこにも居場所がない受験生の晴馬との恋の物語です。
せつないところや胸が痛くなるところがたくさんありながらも、お互いのキュン顔、笑顔は可愛すぎてページを閉じてしまうほど尊いです。笑笑笑
せつなさ、尊さ、甘さを兼ね備えています笑笑笑
絵も表紙通りすっごくきれいです!
あと、黒髪受けありがとうございます。尊いです。笑笑笑
切ないしーんもいくつかありますが、最終的にはほのぼのでおまけもすっごい甘々でした♡これは見なきゃ損(∩´∀`)∩笑笑笑
※めっちゃどうでもいいんですけど、私これ買うまで「いとしいりゆうをおしえて」ってよぶのかとおもってたら「かなしいわけをおしえて」でした。笑笑笑表紙のネーミングセンスもこりゃ神。
就活難にぶち当たっている大学生の夜空(名前がかっこいい✧̣̥̇)と、両親がおらず親戚中をたらい回しにされていた高校生の晴真との、アパートを舞台にしたセンシティブLove。
夜空の親が管理しているボロアパートの下の階に、遠戚の子が引っ越してくるから面倒を見るようにと仰せつかった夜空。
第一印象は、色気があって「セッ…してぇ」と感じてしまいますが、接していくうちに違う印象に。
世話してやらなきゃ…的に変化していきます。
そしてこの晴真。
親戚中をたらい回しにされている間に、人間関係において心に深く傷を負ってしまいます。
後半で、その傷を負わせた相手と再会してしまうのですが、偶然が重なってナイスファイトで夜空がそこへ居合わせます。
居合わせるどころか、ザマァ展開でスカッとします。
そしてこの展開がきっかけとなり、2人は想いを通わせます!!
個人的にはこの一連のシーンが大好きなので、ぜひ実際に読んで、目と心で楽しんでほしいです!!
からの、就職に難航していた夜空は、晴真のおかげでやりたいことを見つけます。
そして、最後にはそれに向かって頑張る姿が描かれていて、とても胸アツでした。
うん、うん、うん。
夜空、やりたいことが見つかって頑張ってるんだね!! と親の気持ちのようになったのは、まりあげはだけでしょうか??
ところで、この作品。
お話がいいのはもちろんなのですが、ひを先生と言えば水彩の美しいイラストもとても魅力的なのです。
なのでぜひ!
今回のお表紙もとても美しいので、夜空と晴真を一緒に鑑賞してみませんか??
(いつか画集を出してほしいと思っている腐女より)
一冊まるまるの長編です。
夜空(攻め)の両親が経営するボロアパートに、遠縁の親戚である晴真(受け)が引っ越してくるところからお話はスタートします。
晴真のことを気にかけてやってという攻め母の依頼もあり、晴真の様子を見に行くと、家具の一切がなくガランとした部屋の中で寝入る晴真の姿が…。
覇気がなく生活能力も低そうな晴真の姿を見て、これは放置したらマジでやばそうだ…と思った夜空は、何かと気にかけてやるようになり…。
攻めの夜空は大学生。
就活は困難を極め、バイト先の店長とも折り合いが悪く腐りたくなる一歩手前の状態。
対する受けの晴真は父親が海外赴任が多く母親もいないので、幼い頃から親戚中をたらい回しにされて育ってきたために大人しく存在感が希薄な男の子。
そんな二人が穏やかに少しずつ距離を縮めていきます。
特にドラマチックな出来事が起きたりするわけでもないんだけど、ひっそりとお互いがお互いを意識せざるえない状況になっていく様子が無理なく描かれていて、すうっと自然にお話の世界へ入っていけるところがとても良かった。
私がいいなと思ったのは、二人の距離が縮まるにつれ、二人で食べているものが変わっていくところでした。
最初は、菓子パンを夕食がわりにしていた晴真に与えたコンビニ弁当。
しばらくはコンビニ弁当だったのが、やがて晴真が必死で買い求めた梨と夜空お手製の塩っぱい炒め物で夕飯を共にします。
二人とも最低限以下の腕前なので、コンビニ弁当の偉大さに感謝してしまうほどの出来栄えでありながら、やいやい二人で食卓を囲む姿は微笑ましいし、梨を買い求めたのはアパート住民の善意がきっかけという人の温かさが描かれているところも好き。
そして、特別編では鍋のための買い物をする二人がチラリと描かれていて、なんか嬉しかった。
夜空は等身大って感じの普通の青年で、けっして大げさな事はしないけど、でもさりげなく優しく、実は男前な人といった感じで描かれていていいなと思いました。
(大晦日の買い出しの際、夜空は大荷物なのに晴真にはケーキ箱だけしか持たせていないとことか)
ゲイである事が親バレするかもしれないけれど、晴真を守りたいという一心で、あの親戚のクソ男に立ち向かったところが何て男前なの〜と思ったし、上半身をはだけるシーンでは晴真と一緒にドキッとしてしまいました。
そして「晴真はなんもおかしくねえよ。」と言って安心させてやる。
あれは惚れるしかないよー。
そして幼い頃から親戚中を転々としていたために自分の居場所がなく、感情を抑えていた晴真が夜空の側で居心地良さそうに笑顔で過ごす特別編や描き下ろしは読んでいてとても幸せな気分になれます。
そして目を惹く色使いがとても美しい表紙。
二人のひっそりとした、だけど確かに息づいている恋といった情感が感じられて好きです。
このカバーイラストの水色水彩画。
発売前はノーチェックだったけど、書影が出た時点で思わずポチっとな。
作者さんのお名前には何となく覚えがあるけど、多分コミックスを買うのは久しぶりかもしれない。
以前に比べると、カラーイラストも中の絵も、とてもきれいで見やすくなったように思います。
お話は、就活中の大学生・夜空が親に管理を任されているアパートに、遠い親戚の高校3年受験生・晴真を預かることになった所から始まります。
この二人が出会って、それぞれに居場所を見つけていく。
二人の距離の近付き方が好みでした。
『誰かを好きになることは
あんな風に
笑われるようなことじゃないって』
夜空くん!若い男のコに手を出しちゃうチャラくてしょーもないヤツだと思って読み進めててゴメン!心がめちゃくちゃキレイだった!すき!
「もっと深くキスしていい?」ってすっごく優しくて素敵な台詞じゃないですか?ときめきが止まらない。
色んなところで傷ついてきた二人が、自分の手では誰も傷つけたくないというように優しく、相手の身体に、心に触れる。居場所を見つけた二人に、幸あれ。
初めて読む作家さんのコミックでした。
初対面の高校生に対して「セックスしてぇ…」ってなるものかねぇ、と序盤に持った違和感でしたが、それは後々明かされるので解消されました。
自分があげたペットボトルのオマケを捨てないで飾ってた晴真も可愛いですが、その事が嬉しくてご機嫌になっちゃう夜空がとても良かったです。
そういう小さな積み重ねで恋って生まれるのかな、と思います。
誰にも必要にされていない虚しさを抱える夜空と、居場所のない晴真の2人の孤独が少しずつ癒されていく過程が素敵でした。
タイトルをあえて"かなしい"読みにしたのが、夜空が
晴真のことをいとおしく可愛く思ってる様子に当てはまっていて、よりピタッときたと思います。
愛しいと書いて【かなしい】と読むとは知りませんでした。
「悲しい」や「哀しい」と違って、『たまらなく可愛いと思う気持ち』なんだそうです。
これは、攻めの夜空の気持ちですね。
で、受けの晴真の過去は〝哀しい〟なのかな。
存在価値を認めてもらえない夜空と、自分の居場所が見つからない晴真。
そんな二人が出会い、お互いの隙間を埋め合うように惹かれていく優しいお話でした。
可愛くて清らかな雰囲気でありながら、エロが然るべきところにある!ここがイイ!!
晴真の色っぽさも夜空のいい身体も、じっくり堪能させて頂きました♡
夜空が大家をしているアパートに遠縁の親戚にあたる晴真が入居してくるところから話が始まります。
誰からも期待されず就活も上手くいかない夜空と親戚をたらい回しにされ自分が悪いから相手を苛々させてしまうと思っている晴真が段々と心を通わせていき結ばれるのでとても楽しめました。
晴真は同級生の親戚に素股され女の練習台にされたことがトラウマになっていましたが、夜空が好きだと思う気持ちがそのトラウマを払拭してくれたようで良かったです。
シーモアは白抜き修正でした。
床で初夜を迎えるのかと思ったら夜空が自制して抜き合いだけで終わりにしていて、晴真を大事にしたい夜空の気持ちが伝わってきたので、とてもときめきました。