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koi no goal ga wakarimasen
気になって読んだ作品。大当たりで面白かった!亮のド天然ぶりが面白くて1人三役やっていた礼一郎が少し気の毒になりつつも明かせなくてヘタレな攻めだったのも好き…キャラによって喋り方が変化してたのも面白かった!ラブシーンはとろとろなのもよし。甘やかされて、亮が翻弄しながら暮らしていくんだろうなぁという読後感がなんともさわやかな作品。
もう、こんっな面白可愛い受け様見たことない!!…っていうぐらい、めちゃめちゃ笑える天然で鈍くて美人の受け君でした〜!
ちょっと元気ない時に読み始めたのですが、序盤の「ディルドに名前を付けている」(その名もアラン…ꉂꉂ(ノ∀≦。)σ)、そしてその”アラン”が「経年劣化に耐えきれず、帰らぬ物となった」のくだりでもう声が抑えきれず、ぐわっはっはと爆笑。
この作品、攻め・受けのキャラが最高で、どちらも好きすぎました…!文句なし!の「神」です✨
初めて体を重ねた、忘れられない人。柔らかさ・大人らしさだけじゃない、可愛らしい部分が垣間見える不動産屋社長の礼一郎。
そして話していて一番楽しい”霊くん”。
も〜一夜を共にした相手が忘れられないのに、礼一郎のことも気になっちゃうし、あげくに隣の部屋の霊、人間じゃないものまで自分の守備班いなの!?てか浮気者すぎない!?って混乱してる亮(あきら)と、面白がって霊のふりをしたものの、後に引けなくなりあわわわ…ってなってるヘタレな礼一郎が面白すぎて。今これを書いてる時点でもへへへ…と思い出し笑いが。。
物語終盤、”霊”として話している礼一郎が「実は俺はあの二丁目で出会った男で…」と告白すると、「えええじゃあ死んでるってこと!?」とまたまた勘違いする亮のエピソードも楽しすぎ面白すぎでした。
…なんだか語彙力もなくただ「面白すぎ」って言ってるだけですが、本っ当に面白いんだ…!!
最近元気出ないな、と思っている方に是非是非読んでいただきたい!!!!
みずかね先生の挿絵も最高でした・:*+.
表紙の、ぐるぐる・なるとほっぺの霊くんの可愛さよ…!!亮の肩に乗って目線を寄越しているのが可愛すぎて、脳内で鼻血が出そうであります。不動産屋社長としての礼一郎と、”二丁目の色男”のスーツ姿も最高of最高。これぞ眼福。でした( *´艸`)
たっのし〜いラブコメでした。幸せな気分にしかならない作品。
魅力的なキャラクターにみずかね先生のイラストがいいんです!!!(特に攻のビジュアルが好きすぎる→P155 で受に”ん?”ってやるの図が最高オブ最高)
主に受視点で時々攻視点が入ります。美形なんだけど奥手で、なんとなく恋とは縁がないままのほほんと堅実に貯蓄に勤しんでいた受さんが、突如訪れたモテ期(恋愛期?)に戸惑うドタバタ、、処女DTを捧げた2丁目のナンパ色男が忘れられないけど、イケメン似な優しい不動産屋社長とも一緒にいると楽しくて、空室のはずの隣室に出没する”霊さん”との壁越しの交流も日々の癒しとなりつつある受さん、誰が本当に好きなんだろ?どのルートで正しいゴールに辿り着くんだろ?ってワクワクしながら読みました。常に斜め上発想する受さんのド天然っぷりに振り回されて、多忙なのに楽しみながら受さんのために二役(三役?)こなしてる攻さんの献身?は愛だな~って思いました。
美形もイケメンも、堅実にくらしてるところになんだかほっとしてしまいました。倹約家の受さんの生活感がとても好き。ごはんも美味しそう。一緒に買い物行ってお料理して食べて飲んで〜が、なんでこんなに楽しいのか〜という日常萌え!そして普段は春風?な雰囲気の攻さんが、エロいことするときだけオラオラな口調になるギャプ萌え。無自覚天然な受さんはくっそかわいいことこの上ないし、最初から最後まで笑顔で(ニヤケて?)読めます!
以前ちるちるで、不朽の名作BL百選のスイートな恋部門に選ばれていたので、読みました。
予想以上に面白かったです。
表紙を見たら、イケメンのどちらを選べば良いのか迷ってるように見えますが、亮さんの肩の上に乗ってる霊くんまでもが同一人物とは。
本当にハラハラドキドキ?ワクワクして面白かったー。
とにかく亮さんの性格がいい。天然というのもあるんだけど、なんでもプラスに考えるんですよね。
そういう所に礼一郎も惚れましたし。
亮さんが礼一郎に惚れる過程も好きです。
浮気なのかも?と悩むところも可愛い。
私だったら「みゆきコーポ」に入居は無理だけど、亮さんちには泊まりに行ってみたいですね。
明るくて楽しい気持ちになれる1冊でした。
ゲイを自覚し勇気を出して二丁目に行った亮はそこで偶然見た目が好みの男性と出会い、そのままホテルへ。目覚めた時に既に彼はいなくてその手がかりもなかった。
マンション購入のため節約生活を送る亮は格安アパートを転々としてるが、越したばかりのアパートで誰もいないはずの隣部屋から声をかけられる。相手は幽霊だと決め込み、霊くんと呼んで会話を楽しむようになる。
アパートの件で不動産屋に行くとそこには二丁目で夜を共にすごした彼とよく似た人が。その人は不動産の社長の望月礼一郎だった。
亮は3人が同じ人物とは気付かずに(疑いはするけど深く考えてない)、3人にそれぞれ恋心を抱いていると思い込み、自分は気の多い最低な人間だと落ち込む。
会話の内容でも3人が同一人物だと気付く場面ってあちこちにあるのに、亮は全然気付かないのがもうとても面白くて、ずーっとニヤニヤしながら読んでいました。3人が同一人物と分かってからも亮の天然っぷりは衰えることを知らずでホントに読んでて楽しい本でした。礼一郎のお兄さん的立ち位置兼先輩兼従業員である江藤さんの同居人との馴れ初めもネット上で見られるのでお好きな方は読んでみられるといいと思います!
中々に面白い設定でした。
礼一郎という名前も、ちゃんとつながっているんですね。
亮の性格が良いせいで、ホントにかわいくてお茶目で前向きで。萌がそこら中にあるようなお話でした。でも、二丁目で出会ったのが礼一郎でマジで良かった。変な男に引っかかってたら今頃大変だったかもよ、亮くん。
しかし天然なのか、隣の霊はさておき、二丁目のカレと望月不動産の望月さんが同一人物と認識できないのはどーなのか(笑)
前髪や服装、喋り方が違うとはいえ。だからこその誤解とハチャメチャコメディが成り立つんですけども。
終始、アホやなこの子、という笑いと、礼一郎に対するキュンキュンなやり取りに萌をたくさん頂きました。読後感もハッピーですっと終わるので、気分を変えたいとか、楽しい萌を補給したいときには最適です。
初心者でも楽しめそう。
あまあまです。
モヤッとするシーンがひとつも無いから、ほっこり楽しめる。
前髪の上げ下げだけで別人認定されるって、どんな顔の造形してるんだって思った。あと壁越しの声。
一日も一緒に過ごしてないから、ぼやっとしか覚えてなくて、礼一郎の顔を見てもピンと来なかったんだろうな。
読み終えて、表紙の左の礼一郎を見ると、こりゃ絶対20代には見えないなwって納得。
そう、これでも年下x年上なんです。
冒頭の試し読みはすごくいい感じで、ドキドキを煽る演出も多く、かなりの期待を持ってポチった。受け視点で出会ってすぐ夢中になるのも分かる~という攻めの魅力が描かれ、ワンナイトでも惚れるのは納得の始まりだった。
が、そこから攻めの正体を知らしめるのが早すぎるうえ、攻め側への視点変更という構成で冷めてしまった。読者は分かったうえで振り回される受けを見て、ニヤニヤ楽しむのが醍醐味の作品ということは分かるが、攻めの謎めいた魅力が早々に消えてしまったのは萎えポイントだった。私的にはここに一番惹かれていたので。
受けも攻めも両方色ボケあほのコというのも読んでいてしんどい。二人とも恋愛脳で、年齢や地位にそぐわない思考回路をしていて、中身が同じに見えてしまう。受け視点と攻め視点が入っているが、両方同じ人間のよう。性格の書き分けがされておらず、もはや一人四役。両視点でこれはちょっと……。
読者側だけが全て分かった状態で、それぞれの攻めと交流する受けを見続ける中盤も退屈。攻めの勘違いも受けの空回りも楽しく読むことはできず、内輪ノリの会話を白々しく感じてしまった。
冒頭で期待した攻めへのドキドキも、それ以降一度も味わえず残念。
設定的には萌えるところが多くあると思うし、本人に恋愛相談するなんて普段なら好きすぎるシチュエーション。ハマらなかったのは、ドキドキを持続させないタイミングでの視点変更がネックになっていたかと思う。
二人とも地に足のついていない二次元BLキャラでありすぎたのも苦手だったかな。
雰囲気は軽く明るいコメディで、読後感も良い。私には合わなかったが、ハマればめちゃくちゃ楽しめるタイプの作品で、人気なのも頷けると思った。
ちるちるのくじで当った券で、ホントで購入したラブコメディ。面白い本を読んで、笑いたかったんです。(ちルチルさん、ありがとう)
顔が綺麗だけど、恋の機微に疎い主人公の勘違い。
著者の説明によると
別人と勘違いされ三役こなす不動産屋社長・望月礼一郎 × 三人もの相手を好きになっちゃった自分はビッチだ!と勘違いするリーマン・御津亮のアホコメディ
美人過ぎる亮さんは、恋をしたくて二丁目に行ったら、好みじゃない男性に付きまとわれたり、女性にもてすぎて、男性に気持ちをアピールする方法を修練していなかったり、なんだか幸運のツキとチャンスをつかみ切れず、ずっとすれ違っていたらしいのだけど、
恋のチャンスに恵まれなかったのは、鈍感すぎただけだったんじゃないのかな?
一目惚れした相手だと気づかずに、3人を相手にしていると勘違いをずっとしていた亮さんは・・鈍すぎ。
相手のレイさんは、亮さんの勘違いを楽しんでいるように感じる描写だった。
ハッピーエンドで落着。「亮さん、お疲れ様」と、伝えたい。
体力有り余っている亮さんと礼さんの恋物語だった。
読んでじれったくて、疲れました。
★ファンサービス篤い著者さんのHPにssが公開されているので、是非どうぞ。面白かったので。
《 『恋のゴールがわかりません!』サイン本につけてたSS追加。≫
切江先生の個人サイトはずっと大好きでよく読ませてもらっていたのに、商業は買っておらず。hontoのポイントをちるちるさんで頂いたきっかけで買いました!ありがとうございます。
最後に書きますがhontoはおまけ ss付きです。
安定の切江先生でした。本文とあとがきでも仰ってるんですけど、「穏やかでおおらかで押しが強い攻め」と「天然で鈍い美人の受け」…いつもの切江先生です、ありがとうございます。
ともすると商業本にはもう少しかたさを求める自分なのですが、切江先生は昔から慣れ親しんだテンションですんなり受け入れられます。
イケメンってワードよく出てくるんですよね〜
最早自分の中で切江先生の様式美を楽しむ域にいってるので、信頼による萌2。
honto限定ssはまぁまぁしっかりした分量あって、攻めの望月視点、エッチシーン込みです。解釈に影響するような新情報はないですが、ファンは嬉しい。あとがき曰く本編にも攻め視点を挟む提案をくださった担当さん、素晴らしい。
個人サイトでss&江藤さんの本編が読めるのでぜひ。
とーっても楽しく読ませて頂きました。
受け様は、ゲイでえっちの経験も恋愛経験もない奥手で真面目な亮。
名前をつけて愛用していた夜のオモチャが壊れたのを機に、今後の堅実な生活の為にマンション購入を考えて今は節約すべく、安さ第一のアパートに住んでいる。
なかなか楽しい受け様なのが、最初の数ページでわかりました。
近道で通った二丁目で、ナンパから助けてもらった人が、めっちゃ好みのイケメンで、人生初のナンパをしてみたら、のってくれて、そのままめくるめく一夜を。
この時のイケメンが今回の攻め様の礼一郎。
亮の事をかわいいと思って名刺を残しといたのに、不動産巡りを予定していた亮は、それを礼一郎が残した物だと気付いてくれない(´д`|||)
無事引越したアパートでは、誰もいない隣から亮に話しかけてくる声がして、霊くんと名付けて、気付けばすっかり和む話し相手に。
不動産屋さんの社長の望月さんともいい雰囲気になりつつあって、ぐるぐる悩む亮。
絶妙のタイミングや亮の素晴らしい思い込みでもって、礼一郎ははからずも一人三役をすることに。
コレが全然無理ないよな〜って話の流れで、どうゴールするのかな、とワクワクしながら、最後までとっても楽しく読みました。
そしてまた、礼一郎のえっちの時は年下攻め様の甘えたお願いと称した甘い命令がとってもステキでした。(*≧∀≦*)
イラストはみずかねりょう先生。
口絵で、みずかね先生のこんなかわいいコミカルな感じのイラスト、私は初めて拝見しました。
とってもキュートで、3組ともそうだわね〜と納得のイメージでほっこりでした。
先日切江先生を別作品で存じ上げ、一気に気に入り、作家読みを始めたところです。評価が一番高かったこの作品を読むのを楽しみにしていました!
作品内容については、粗筋にある通り。まあネタバレされてますよね、粗筋で(笑)。なので、勘違いしながらも恋心を育てていく様を見守るという形で読めばいいのか、という認識で読みました。
いやー、主人公の亮君が天然ちゃん。切江先生、「天然」という設定のキャラを書くのが上手いんだなあと認識。あざとくなく、無理がなく、そして可愛い。まあ、「気付かんのかい!」「そっちかい!」と多々ツッコミは入れちゃいますが(笑)最初の天然ターン:名刺で、「え、普通気付くでしょ…?」とこちらとしては思うも、ちょうど不動産屋で家探しをしよう~っていうタイミングと、攻さんが不動産会社社長という肩書とが、この名刺はエッチした人の名刺、という想像を消してしまったんですね…まじかよ…。
記憶に残る超絶好みな初エッチの相手と、姿は見えないながらもお喋りが楽しい幽霊の霊君は何処か喋り方が似てる。仕事抜きにして会うようになった不動産屋社長と初エッチの彼は顔がそっくり。それぞれに惹かれていく様もとても自然で楽しく読めます。まあみんな同じ人ですけど(笑)
片や攻さんの望月さんは、一夜を共にしたアキラ君を気に入りつつも、残してきた名刺を辿られずしょんぼり状態。だけど先に霊君として店子の御津さんと接し、面白い人だと好感を持つ。その後御津さん=アキラと判明。この流れ、見事ですね~。最初っからぜーーんぶ知った状態で亮君と接していくのでなく、望月さんもまた、エッチしたアキラ君と、壁越しの話が楽しい御津さん、それぞれを気に入っていた状態。だけど、漸く顔を合わせた御津さんがアキラ君だと判明したからこそ、完全に惚れた!となる訳で。正直、たった1回エッチしたくらいじゃそこまで惚れ込めないでしょ、というのを、上手く底上げしてくれて、望月さん→亮君という部分に説得力を持たせてくれます。切江先生が上手いのは、「何でこの攻はこんなに受の事が好きなんだろう…」という疑問を抱かせないところなのかも。
その望月さん、御津さんがあの気に入ったアキラ君だからこそアタックしかける!と仕事外でも会う約束を取り付けたりと、凄く上手い具合に事を運んでるのに、なーんかヘタレ。何処かヘタレ、何か残念(笑)。途中、御津さんには忘れられないエッチした相手が居るというのを聞くからというのもありますが…ただ、その相手が自分だ!と判明したら最後、ちゃんと攻め込むからいいですね!素敵です!
最終的にきちんと亮君の恋心は1人に向けられるのですが、その纏め方もコミカルで楽しいです。ワクワクしながら読めました。
さて、最終的な評価としては、萌2でしょうか…。神!とまではいかなかったのは、攻さんが1人3役を担っているようで、いや別に担ってないんですよね…。亮君にとって初エッチの彼は亮君の記憶の中である意味美化されたまま存在しているだけで、望月さんにとっては最初っから自分(亮君には自分とは別人だと誤解されてる)ですし…。霊君・望月さんとそれぞれ仲を深めていく描写がしっかりと描かれていて納得は出来るんですが、3役なんて聞くと、途中一夜限りの相手としてとの2度目の何かがあるんじゃないか…!?とか期待しちゃった部分も有ったので;凄く書き込みの多い作家さんなのでそこまで書くと物凄い量になっちゃうかもですね…。
とはいえ、エッチシーンもほどよくエロく、設定:「誤解・思い込み」に違わない良い作品でした。好きです!
作中の礼一郎の言葉を借りるのならば、くっそかわいい。
初読み作家さまだったのですが、最初から最後まで笑ってしまうくらい本当に本当に面白くて、好みど真ん中のとっても可愛いお話でした!
長年おひとり様生活を送っていた中で、夜のお供の大人の玩具にそれぞれ名前を付けていた辺りで、もうこの受けは絶対に面白い人間に違いないと確信(笑)
勘違いものは数あれど、ここまでいろんな意味で上手く噛み合っているのは珍しいのではないでしょうか?
いやはや、切江先生のストーリーの練り方がお見事でした!
2丁目で胸ときめく1夜を共に過ごした名も知らぬ若者・引越し先のポロアパートの隣室に出る会話が出来る幽霊・いつの間にか持っていた名刺に書いてあった不動産屋の社長という、どこか少し似た雰囲気を感じる3人それぞれに心惹かれてしまい、自分はなんて不誠実な浮気者なんだ…!と真剣に思い悩む亮の勘違いを楽しみながら、そっと恋の行方を見守るのが今作の醍醐味ですね。
受け攻めの両視点で進むので、読者的には亮の斜め上の超絶ポジティブかつ斜め上の勘違いっぷりに礼一郎が思わず爆笑するのを堪えきれない気持ちに大共感してしまいます。
亮視点を読むと、これまた性格がとても良く、なおかつ気配りも出来る優しい天然ちゃんだという事が分かってしまって、1人で勘違いを繰り返しては悶々としている姿が愛らしくて仕方がなくなるんですよね〜!
イライラする感じの天然さではないのが絶妙です。
これには真実を知りながらも言い出せずにいる礼一郎の心中察するべし…
成り行きとはいえ、1人3役お疲れ様でした…(笑)
隣室に住み着いている幽霊だと思われている霊くんとして、不動産屋の礼一郎として、それぞれ亮と交流を深めて距離が少しずつ縮まっていく様子が甘酸っぱくて◎
霊くん相手には本音を素直にぽろぽろとこぼす亮の可愛さにノックアウトされる礼一郎も可愛い。
霊くんとして話しながら、ようやく「2丁目で会ったのは自分だ」と言い出せた彼へ「もう死んじゃってるってこと…?!」と返す亮に大爆笑でした。
この2人のやり取り、可愛すぎるんですけど!
そして今作、えっちシーンもなんだかすごく良くって…!臨場感があるというんですかね…?!
口調はオラオラ系なのにタッチがとても優しく、可愛い可愛いと言いながら抱く礼一郎と、そんな彼の触れ方にあちこち敏感に感じてしまって可愛く喘いじゃう亮。
ページ数的には決して多いわけでは無いのですが、2人の興奮度合いというか、夢中になっている様子がひしひしと伝わって来る丁寧な描写で、こちらも非常〜〜に好みでした!えっちだ。
これは一緒に住んだら毎日大変ですね…!
あー、もうすごく楽しくて、本当にこのお話に出会えて良かった…
読んでいてとにかく笑えて癒されました。
BL小説初心者の方にも、結構読んでるよという方にもぜひ1度読んでいただきたい作品です!
すっかり切江先生のファンになってしまいました。
別作品も追い掛けてみたいと思います!
すっごくほのぼのしたラブストーリーなのに、ある意味衝撃的な一冊でした。
受けの亮(アキラ)が鈍感すぎる!(笑)
元々鈍感なアホな子受けは好きなんですが、この亮くん、決してアホキャラってわけではないんですよね。
ただひたすらに、天然で鈍感だという。
挿絵から受ける印象も手伝って、そのあり得ないくらいの鈍感さも、嫌味なく、ゆる〜く、ほんわか、可愛らしい♡
あらすじにある通り、
・二丁目で出会って一夜を過ごした好みのイケメン
・オンボロアパートの隣室に出没する幽霊
(こちらは壁越しで声だけのやり取り)
・不動産屋社長
…の3人に惹かれてしまうゲイ・亮のお話です。
上記の3人(2人+幽霊?)は同一人物なんですが、何故か別人と勘違いしたまま「自分は浮気者なのでは…>_<」と悩み、悶々としながら恋をする可愛らしい姿がとてもコミカルに綴られています。
(いやいや、普通気付くでしょー!)
とはもちろん思うんだけど、攻めの望月自身が同一人物であることを言い出せないのに加えて、絶妙なすれ違いやキャラの性格設定があるため、うまく丸め込まれちゃう巧みさがあります。
「いつどこでどんなシチュエーションで同一人物だと気付くんだろう?」
と、真実がわかったときの亮くんの反応が楽しみで、ニマニマしながら読み進めていったのですが、徐々に縮まっていく2人の距離の描き方もこれまた上手いんです♪
エッチの回数は少なめながら、じっくり丁寧な描写。
受けがモロ感なので、反応が非常〜にエロいです。
処女だから精神的にはウブなのに、自慰の相棒アラン(アダルトグッズ)で慰めてきた身体はしっかり開発されていて…。
可愛く感じまくってエッチな言葉を連発する亮くんはめちゃくちゃエロかった♡
あれじゃ望月も、辛抱ならんよねー。
とにかく可愛くコミカルで読みやすく、あまあまです。
小説デビューを考えているラブコメ好きな方にも、もってこいの一冊ではないでしょうか♪
『BLアワードにノミネートされなきゃ死ぬ』で、可愛い表紙と推しコメントを読んで、楽しそう〜♬と感じて手に取りました。
読んだ後にもう一度この欄を読み返すと。特にアンジャッシュさんの「勘違いネタ」になぞらえた例えはピッタリ過ぎて‼︎あまりの良い例えにポン!と膝を打ちたくなります‼︎ 素晴らしい‼︎
全くのタイミングの悪さと、悪意の無い勘違いで、どんどんすれ違っていく二人。
一人三役って、どういう事なんだろうか?と、思ってたんですが。
観客(読み手側)には早々にネタバレしているのもアンジャッシュ仕様で、笑えます。
特に霊くんと御津さんとの掛け合いには声を出して吹き出してしまいました。
御津さんが誠実に生きて来て、生活感覚もきちんとしてるのに、初めてのエチで躰を暴かれ、感じ過ぎてしまうという、淫乱ちゃんというギャップも『クッソ可愛い』くて萌えます♡
そして、やはりその「淫乱だと思われたらどうしよう?」とか、あの夜の色男を想っているのに、望月さんを好きになってしまうなんて「とんだビッチじゃないか⁈」ダメだ、そんなの、と内省するところもめちゃくちゃ可愛い。
望月不動産は、ギャップを持つ人ばかりのようですが。強引に甘く亮の初めてを奪った礼一郎が、とんだヘタレなのも可愛い。亮の部屋に仲のいい同僚が泊まりに来ると聞いて、『ああ、これは(勘違いして)来るかなぁ?来るよねぇ?来たーーー‼︎』っていう、痒いところに手が届くような、「勝手に同僚を当て馬認定!そして嫉妬イベント with ヘタレ」っていう。お約束展開にも笑わせられます。ああ可笑しい♬ この辺りはよもや名人芸級です。
勘違いからやむなく一人三役になって、ハラハラする本命こと礼一郎ですが。それぞれが、それぞれに亮と接することで、亮の人となりを三倍知ることになって、恋募るのも無理なく進んでいく展開で、それも凄く良い!上手い!と思いました。観客としては、後はどうやって終結させるのか⁈ っていうワクワクを待ちながら見届けるしかありません!
まさしく結末は分かっているんだけど、「ゴールがわかりません!」な楽しさです。
後日談とも言える、甘あま特別版も『クッソ可愛い』くて♡ 相互焦らしという、超高度なプレイの甘やかさにはメロメロです♡
そういえば、明記されては無いですが、兄貴分の江藤さんもどうやら男性と同居してるようですね。そちらはまだ本にはなってないのかしら。ちょっと楽しみです。
あと、私は自分で作る時、煮込みハンバーグはトマトソース派なんですが、ビーフシチューブイヨンで作ってみようと思います!今夜のメニューが決まりました♬
表題作は基本受け視点、時々攻め視点です。
1人2役の話はありますが、1人3役は初めてです。それも1人は幽霊役というびっくりの展開です。
ゲイタウンで出会った二枚目・望月礼一郎(攻め)に一目惚れだと思ったのに、その後その人に良く似た好みの人(同一人物)に出会い、雨の日に出る隣室の仲良くなった幽霊さんも捨てがたい。自分はなんてビッチなんだと悩む御津亮(受け)はシリアスっぽくも面白く、攻め視点で種明かしをされて読むので読んでいて面白かったです。
亮がポジティブなので、悲壮感もなくとても楽しく読めます。
<あらすじ>
お互い一目惚れ状態でホテルへ行き、付き合う気満々だったのに、酒に酔っていた亮は寝過ごしてしまったうえ、相手の名前を聞いてなかったと愕然とします。
対して、礼一郎は仕事に行くため先に出る際、お金と共にメモを残すのではなく胸ポケットに名刺を突っ込んで帰ります。
本人としては気の利いたことをしたと思っていて、後で名刺を頼りに訪ねてきてくれると待っているのです。
名刺に気づいた亮ですが、「不動産屋社長・望月礼一郎」となっており、運命のいたずらか、丁度部屋を探している最中だったので、どこかで貰ってきた名刺だと勘違いしてしまうところから二人のすれ違いが始まります。
来てくれないとがっかりしている礼一郎に対して、亮はもう二度と会えないとがっかりしています。
やっと再会しても若いと侮られないために少し老けて見えるように髪型を工夫しているせいで、よく似てると思いこそすれ本人だとは気づかれません。
その上、亮の部屋の隣室の雨漏り具合を調べるために泊まり込んでいた際に不用意に声をかけてしまったため幽霊だと勘違いされるのです。
亮は「霊くん」には本音が話せて楽しいし、礼一郎とは礼一郎のアプローチで親しくするうちにすごく良い感じだし、でも一目惚れしたゲイタウンの二枚目のことが好きだしとなって混乱するのです。
それにしても、亮の鈍感具合には驚きです。「霊くん」にしか話していない内容を礼一郎が話してたり、逆もあったりしたのに全く不思議に思わないのです。
あれ?話したかな?くらいは思っても、気にしない。すごく大らかなのです。
礼一郎が3役していることがばれたとき、亮が騙されたと怒ってしまうんじゃないかと心配しましたが、もともとポジティブでなんでも良いほうに取ってしまう亮は全然怒らないんですね。いいと思った3人が同一人物でよかったってなるのが新鮮だし明るい気分になります。
礼一郎が社長を務める不動産屋も楽しい面々が揃っていて面白いです。
礼一郎の他にはお目付け役の江藤と事務の内藤のそれぞれ気の置けない感じがすごく良い雰囲気で、立場上一番偉いはずの礼一郎が一番下っ端という状況も楽しかったです。
礼一郎が攻めとしては男前なんだけど、江藤に対してのヘタレ具合のせいでヘタレ攻めに見えてしまうのがまた面白かった。
くすくす笑いながら、でもBLしている楽しいラブコメでした。
面白かった!続きが気になってスラスラ読めました。文章も読みやすくコミカルで笑えて。
とにかく主人公亮の天然さ可愛さと、攻めの一人三役ぶりがグイグイお話にのめり込ませます。
あらすじですでにネタバレじゃん!と思ってましたが読み始めたらどうやって回収されるの?と気になって仕方なかったです。
でも浮気者じゃなくて良かったね、亮。
二丁目の人も霊くんも礼一郎もみんな同じ人で。
礼一郎の色んな面を好きになったんですね。
背広の内ポケットに入ってた名刺の不動産屋の社長が二丁目の人にそっくりな所で気がつかないのが亮たるところでしょうか。
しかも隣の空き部屋の地縛霊と(思い込んでる!)仲良くなっちゃったり、趣味だとか色々本当に亮は可愛いですね。
私も礼一郎と一緒に可愛いを連呼してました。
礼一郎も壁越しに亮だと知らずに仲良くなっちゃったり、礼一郎として会ううちにもう亮にメロメロで、ただでさえ一目惚れで可愛い淫乱ちゃんだったのにどうしてくれようって感じですね。
一人三役のネタばらしも全然怒られず逆に生きてた!とか浮気者じゃなくて良かったなんて言われて。
お互いがツボだらけでいい関係ですね。
悪そうなワイルドな二丁目の人に初めて恋をして、堅実な人生でも飛び出してみたら広がりましたね。
江藤さんのお話も気になります。同居人って一体?
はぁ、楽しかった!
最近みずかねりょうさんのイラストの本をこれまでに結構読んだなあと改めて思いました。たくさんお仕事されてて絵がお上手ですよね。
受けがめっちゃいい味だしてました。
超ド級の天然っぷりが絶妙にズレててすっごくかわいい。
アホの子も一歩間違うと、は!?バカじゃなかろうか……と冷めた気分になる時があるんだけど、この受けはそういうことがなくて終始楽しめました。
誰もいないはずのアパートの隣室から聞こえてくる声の正体を地縛霊だと思い込んだ受け。
最初はビビっていたけれど「霊くん」だなんて名付けて、挙句の果てに恋愛相談までしちゃうとか可笑しすぎます。
霊くんは27歳で亡くなった青年だと受けは思い込んでいるので、楽しく壁越しに会話しつつも、若くしてこの世を去った(と勝手に受けが思ってる)彼の無念だったはずの気持ちを今更思い出させないように……とかあれこれ気配りしてるところに受けの性格の良さを感じつつ、見当外れの配慮なので笑うしかありません。
受けが勘違いに勘違いを重ねた結果、2丁目で出会い処女を捧げた運命の男・まさかの幽霊役・受けが住むアパートの不動産屋の社長と一人三役をこなすことになってしまった攻めもお疲れさま♪というか、いい味出してました。
絶妙なワンコ感も良かった。
挿絵もとっても綺麗で満足です。
神評価に変更したい……!
何だろうな~。
明らかに本人達の認識はズレてるのに、何故か上手いこと会話が噛み合っていっちゃうような面白さと言いますか。
そして、誤解が誤解を呼んでいく・・・。
二人のズレに何回も吹き出しちゃいましたよ。
こういう作品て、プロット作りの段階で相当キッチリ作り込まなきゃいけなくて大変だろうと思いますが、上手いことハマってると最高に楽しませてくれますね(*´▽`*)
ひょんな事から一目惚れした一人の人間を、それぞれ三人の別人と勘違いしちゃった受けと、こちらもそうとは知らずに仲良くなった人物が、実は一目惚れの相手と言う攻め。
そんな二人の大いなるズレと、それによって起こる諸々を楽しむ作品になります。
これね~、二人がそれぞれの誤解に気付かずに、親交を深めていくパートにも笑えるのですが、一足先に礼一郎がその誤解に気付いてからも面白いんですよ。
何てったって、彼は一人三役をこなさなくてはならない。
いや、無理だろ。
と、ツッコミを入れてる時点で、作者さんの思惑にまんまと乗ってるのですが。
あとですね、天然故に、なかなか真実に気付かない亮が笑えると共に萌えるんですよ。
自分には一目惚れして関係を持った好きな相手がいるのに、礼一郎にときめき、「霊くん」と話すのも心が浮き立つ・・・。
なんて浮気者なんだ!!みたいな。
「同じ人間なんだから、当たり前だよ!!」とこちらもツッコミをいれてる時点で、作者さんの術中にハマってる・・・。
いやもう、最高に楽しいです。
こちらの作品、最後の最後まで引っ張って笑わせてくれ、誤解が解けるシーンでは亮の意外な反応にニヤニヤさせてくれ、ラストは超甘々。
脇キャラ達もとってもいい味だしてます。
何となく積んだままで読みそこねてましたが、もっと早く読めば良かったよ。
笑えて可愛いラブコメがお好きな方、とってもおすすめです(*´▽`*)
面白かった。途中何度もクスッと笑ってしまった。亮は天然で性格も良いと思う。自慰の為の道具に名前付けてたとか、そのアランが24歳の誕生日に経年劣化で壊れたって記述で爆笑だった。望月がやたらと亮の言動に噴き出して笑うのも納得。
自分がゲイでされたい側の人間って自覚してからの、二丁目での初体験には萌えました。こういうの好きです。長々としたH描写より興奮します。望月の興奮具合も伝わって来て良かった。自分はこういうの読みたかったんだと思う。
1人きりだろう人生の安定を考えて、節約して頭金を貯めてマンションを買う予定が、勇気を出した結果、ドンピシャ好みの彼氏をゲットした亮に拍手を贈りたい。切江先生の作品をもっと読んでみたいと思った。
今回は受様の家主となる不動産屋社長と
持ち家のため古い賃貸暮らしの会社員のお話です。
攻様の正体に気付かない受様が
右往左往しながら攻様と恋人になるまで。
受様はお酒の味が好きなのですが
少しの量でも酔っぱらってしまい
お調子者な面が出てしまいます。
今日の宴会は飲み放題だったため
気を付けて少しづつ飲んでいたのですが
かなりな酔っ払いに仕上がります。
翌日は退去が迫った賃貸から引っ越すために
新たな不動産屋開拓の予定でいた受様は
予め一次会のみと断っていましたが
一次会がお開きになった時点で
かなり気持ちよく酔っぱらっていたため
つい最寄駅までの近道と新宿2丁目を
横切っていく事にしました。
受様は高校時代にゲイだと自覚し
新宿2丁目界隈にも通った時期があります。
しかし、受様の堅実な性格に反して
華やかな見た目に惹かれて寄ってくる男は
軽い奴ばかりで馴染めませんでした。
そんな過去と週末で観光客も多い事から
あまり考えずに歩き始めた受様は
2人組の男たちに絡まれてしまいます。
そこで助けてくれたのが
キリリとしてカッコイイ雰囲気のある
とっても受様好みの色男でした。
この人が今回の攻様になります♪
攻様に一目で恋した受様は
お礼をしたいとやや強引に迫った結果、
攻様にナンパと思われてしまい
美味しく頂かれてしまうのです♡
攻様もそんな受様が気に入って
自分の名刺を受様のスーツのポケットに
忍ばせて去るのですが
翌朝気持ちよく目覚めた受様は
攻様の名前もすっかり記憶の彼方で
不動産屋社長の名刺を見ても
攻様のモノだとは全く気付きません。
しかも受様は貰った名刺で
攻様の不動産屋を訪ねて行きますが
社長の攻様はあいにくの不在です。
それでもせっかくなのでと
受様は希望の物件を紹介されますが
まさに探していた条件にぴったりで
入居を即決して転居することに。
果たしてすれ違った2人は
恋を実らせることが出来るのでしょうか!?
受様が攻様に気付かないために
攻様が3人分の別人格を演じる事になる
というちょっと変わったラブコメディです。
切江先生の4作目になりますが
初めてのクロスノベルズになります。
既刊ダリアは可愛い系のお話で
クロスはどんな雰囲気なのかな♡
とすごく楽しみにしていたお話です。
期待以上に面白かったです (^O^)/
受様が転居した物件は
攻様の会社の所有物件でした。
古い物件で1階に2人が住むものの
2階は受様以外誰もいないはずなのに
ある雨の日に受様は隣室から
男性の低い声で注意を促されます。
居住者のいない部屋からの声に
受様はその人を幽霊だと思い込みますが
その人は雨漏り調査のために
泊まり込んでいた攻様でした(笑)
攻様は受様とのやりとりが楽しくて
幽霊の「零君」として
関わる事になってしまいます。
そして攻様は不動産屋社長としても
受様と対面を果たすのですが
受様は攻様を見て
一夜を共にした男性の兄弟では!?
と思ってしまって
同一人物だと気づかないのですよ(笑)
かくて攻様は受様の前で
一夜の相手、幽霊、不動産屋社長という
3人を使い分ける羽目になります。
受様の酒癖が悪すぎるのが
誤解のスタートではありますが
天然まじりのポジティブシンキングは
留まるところを知らない速さで
攻様を誤解の渦に巻き込んでいくのです。
受様がいったいいつになったら
攻様の正体に気付くのかと
ワクワク&ドキドキで
たいへん面白かったです♪
リアリストなのに天然な受様は
3人の微妙な違和感というか共通点には
全く気づかず思い込みにて完全スルー(笑)
夢見がちでヘタレな攻様は
受様の大ボケツッコミが妙にツボだったりして
なかなか新事実を明かせません。
本作は受視点が主軸ですが
ちょくちょく攻視点で攻様事情が入るので
読者には両者の思いまで見えるので
2人のすれ違いぶりが一層楽しく読めました。
恋愛を諦めていた受様にも
自分の性癖を疑っていた攻様にも
素敵な恋人ができて良かったです♪
今回は私が切江さんを知った1作
『誘惑フェロモン系ダーリン』を
おススメと致します。
天然な受様がとっても可愛いですよ。
初読みの作家さまですが、みずかねさんの美麗表紙につられて購入。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公はSE系のリーマン・亮。
「亮」と書いて、「あきら」と読む。
彼は高校生の時にゲイという性癖を自覚し、老後に困らないようにと自分の住むマンションを購入すべく安い賃貸アパートに住みお金を貯めている。
ある日職場の飲み会で飲み過ぎてしまった亮は、近道である二丁目を通りかかった時に酔っ払いに絡まれ困っていたところを、彼の好みドンピシャなイケメンに助けてもらう。が、そのイケメンさんが好み過ぎたためについ声をかけてホテルへと。
二丁目で出会ったワイルド系イケメンに恋してしまった亮だけれど、その後出会うことになる、二丁目のイケメンさんとよく似た面差しを持つ不動産会社社長の望月さん、そして亮が新たに住むことになったアパートの隣室に住む幽霊さん、の二人にも、心惹かれてしまい…。
実は、この三人は同一人物。
同一人物なのか否か、というところがキーワードになっているお話ではないので、読者には早々に種明かしされている展開なのですが、とにかくストーリーの動かし方が秀逸。
亮の名前。
ワイルド系イケメンさんの髪型。
亮が、安いアパートを探してアパートを転々としていること。
そういったバックボーンが存分に生かされ、三人に心惹かれて亮が思い悩む姿が、シリアス展開ではなくコミカルに進んでいきます。
初読みの作家さまでしたが非常に読みやすい文体に加えコミカルにテンポよく進んでいく展開なので、サクサク読み進めていくことができます。シリアスな展開は皆無で、望月さんと亮のドタバタコメディが非常に面白く、そして可愛らしいお話でした。
望月さんはさわやかなイケメンなのですが、エロに突入するとオヤジっぽいというのか、ワイルドというのか。エロカッコいいのが非常にツボでした。
みずかねさんの挿絵は言うに及ばず素晴らしく、個人的に綺麗で儚い絵柄、というイメージが強かったのですが、この作品の内容がコメディよりということもあってか可愛らしいイラストが多かったのも良かった。
表紙をめくってすぐの口絵が、マジで、めっちゃ可愛いです…。
さらりと可愛らしく、ほのぼのとした、優しいお話でした。
みずかね先生ホイホイで購入。初めましての先生でした。軽妙なお話で可愛く面白かったです。会話やモノローグにより、小説あまり読んだことない方も読みやすいのではと思いました。たっぷりではないですが、色っぽいシーンが艶あるーと感じましたので、そういうのを求める方にもよいのでは。本編のみ230P弱+先生のあとがきです。地雷は思いつきません。みずかね先生フィルターで上振れしてますが、萌2です。霊くん、可愛いんだよ。
お話は、新宿二丁目界隈で「北海道産海鮮+日本酒呑み放題」の宴会に出た後、地下鉄の駅に向かうシーンから始まります。道に立ち止まっていた人にぶつかってしまったのですが、その人は三白眼気味の超イケメンで、思わずぽわんと見とれてしまい・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
不動産会社のお目付け役(この方のお話は先生のwebサイトにあるらしい)、受けの隣室に出没する霊くん、上記の新宿二丁目であったイケメン、会社同僚ぐらい です。
挿絵情報:カラー口絵は、珍しい!受けと礼一郎、霊くん、二丁目のイケメンの3パターンのカプ図、デフォルメキャラ版!(デフォルメされても5頭身w)お話がコメディタッチなので、モノクロの最後の1枚もコメディより♡で可愛い~ 礼一郎が何気に顔を寄せてる1枚も超素敵♡です、みずかね先生ファンの方はお楽しみに~♡
*********以下は内容に触れる感想
亮(受けさん)はゲイで、パートナーを諦めてるのですが、お道具壊しちゃったりする、可愛い、本能に素直な方なので面白かったです。礼一郎はやっぱりヘタレかなあという印象です。好きなのに一生懸命霊くんを装って、隣室から探りを入れたりして、健気(笑)。可愛いヘタレわんこも好きだったわ、私。と思い出しました♡ 最後も同居かと思いきや、亮は新居買う話を継続しようとして、愕然とする礼一郎のくだりがまた面白かったです。いやこの二人して天然系で良かったわー
明るいコメディ話がお好きな方には良いのでは と思いました!