初のCanna×はらだ。衝撃の禁断愛、ついに解禁…。

にいちゃん

niicyan

にいちゃん
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神572
  • 萌×2108
  • 萌62
  • 中立70
  • しゅみじゃない79

280

レビュー数
118
得点
3548
評価数
891
平均
4.1 / 5
神率
64.2%
著者
はらだ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784829685907

あらすじ

幼い頃、よく遊んでくれた年の離れた近所のにいちゃん。優しくて、面白くて、何でもくれる名前も知らないおにいちゃん。でも、にいちゃんに触られているところをお母さんに見られて、にいちゃんどこかに行っちゃった。にいちゃん、どこに行っちゃったの…?
BL界の鬼才・はらだによる初Canna Comicsがいよいよ発売!
「…ねえ、にいちゃん。にいちゃんのこと許して理解できるのは世界で唯一、俺しかいないよ?」

表題作にいちゃん

景,にいちゃん(近所のお兄さん)
ゆい,小学生→高校生

その他の収録作品

  • ゆい(描き下ろし)
  • カバー下:相関図

レビュー投稿数118

なんとも言えない気持ちになる

BLを好きになった際に、友人にはらだ先生を勧められ読み始めました。
その中で読んでみたいが、読むのに勇気が必要だった作品。

結果読んでよかったと思いました。
BLなんだけど、その枠を超えてる作品です。

万人にオススメはしませんが、とてもリアルな作品だと思います。はらだ先生だから描き上げられるストーリーではないでしょうか。

普通って何なのでしょうね。
普通って存在するようでしないものなのかもしれません。自分が普通と思ってたことが他人には普通では無いこともありますしね。

私はこの作品、月一で読み返しては心を沈めております。

0

言い表せない感情になる

ずっと気になっていたものの怖くてなかなか読めずにいました。

前半は読んでいてキツかったです。最後まで読めるかな、と漫画で初めて思いましたが、にいちゃんの過去やゆいの強さが見えてくると意外とすんなり読むことが出来ました。
個人的には2人が幸せそうだったのでハッピーエンドだけど、手放しでめでたしとは言えない。この本の最後の時点ではハッピーエンドだったけど、これからバッドエンドに向かって行く道に足を踏み入れてしまったような感じです。
彼らが異常とされる世間に抗った結果、2人の愛が行き着く先はあそこしかなかったのかもしれません。

でも、私たちにとってはバッドエンドとも捉えられるこの結末は彼らにとってはハッピーエンドかもしれない。この結末を悪いと考えてしまうのは彼らの結末は一般的、いわゆる普通の恋物語とは大きく違っているから。それなら"普通"ってなんだろう?普通じゃないなら、世間と違ったら幸せにはなれないのか?…とか、色々と考えてしまいます。
人の複雑な感情や衝動、本能の渦巻くようすが描き表されています。語彙が乏しいので上手く言えませんが、すごいです。本当に何とも言えない気持ちになります。BLの枠にとどまらないけれど、BLだからこそ暗さ、重さが出せた名作だと思います。

0

読んだあとなんとも言えない気持ちになる

良かった、けどほんとになんとも言えない気持ち、
1回読み終えると、もう一度読むのに勇気がいる(私だけかな)
普通とはなにか、普通では無いといけないのか、、、色々考えさせられる作品だった。
ベッドシーンは結構あってまぁまぁ激しめ。
読んでる最中結構辛くなるシーン多め、病んでる時は読まない方がいい気がする
作中の女の子キャラが結構タイプでおもしろい
最初の方とかは結構これはちょっと気持ち悪いかも、とか思っちゃったけどそれが全部一旦なしになる、というか、、、とにかく色々考えてしまう。

0

一気に読んで引き込まれました

インパクトのある表紙と、シンプルなタイトル。
だいぶ前から知ってはいたけど、読むきっかけがあったので読みました。

結論からいうと、今まで読んだBL作品で断トツでした。

人ひとりの人生を変えちゃうような存在の人というのは、何年経っても根強く残るんだなぁ。

終わり方としては、ハピエンでいいんですかね。

女の子もなかなか…いいキャラです。

共依存というものに、ぞくぞくしますね。

一冊完結なのに読みごたえがあって、何度でも読みたくなります。


1

No Title

いつも遊んでくれる近所の優しいおにいちゃんが大好きだったゆい。ある日彼に襲われそうになったところを母親に見つかり、そのまま彼は姿を消して両親からは過保護なまでの監視を受ける事に。にいちゃんが忘れられず探し続けていたゆいは奇跡的に再会を果たすけれど、にいちゃんは昔の優しかった彼とはすっかり変わっていて…。
私はタブーが余り無い人間だけれど、ロリ・ショタだけは抵抗がある。子供相手の性行為は絶対NGだ。(子供の頃に知り合って大人になるまで待てば可。)ゆいは景(にいちゃん)によって人生が変わってしまうけど、景自身も幼児性愛の被害者でもあり苦しみを抱えていた。普通って正しいって何なのか。周りから見たら2人の愛は歪んでいても、正解は1つだけじゃない。
景は出会った相手がゆいで良かったと思う。ゆいも舞子もすごく強いのが救いだ。その強さで負の連鎖を止められるかもしれない。この作品かなりメンタルに来るとの事だったので覚悟して読んだのだけれど、私には意外と大丈夫だった。とても重くて厳しい内容だけれど、加害者であり被害者でもある景の弱さを受け止めようとするゆいの存在は、暗闇の中の一筋の光にも思える。幼い景に加害した「おじさん」の娘である舞子もまた逞しく、皮肉な運命の頼もしい理解者だ。切ない衝撃作。

1

興味深い

前々からはらだ先生のはおすすめしてもらったり、人気でよく目に入っていたりしたことから、気になっていました。遂に最近勇気をだして買ってみました。

話のストーリ構成、着眼点が他の先生と全然違うのが、興味深く感じました。
重めですが、最後まで読んでしまいました。
全て読んだ後にじわじわと重さがのしかかってくる感じです。
読むことができてよかったですが、、また手に取って再読をする力があるかと言われると、、、ちょっと今は考えられないといったところで、中立としました。
勇気が出たら、また別の作品を手に取りたいです

1

うーん

嫌いじゃないけど好きじゃ無い。でもどっちかというとしゅみじゃない寄りかな。物語的には全然良いし、考えさせられるけど単純にショタに手を出すのが私的にダメ。でもほんとに色々考えさせられる。

1

放心状態

今まで「ちょっと怖いなぁ」と思って逃げていましたが、先日意を決して購入、拝読しました。

読む前は「最後まで読むの厳しいかな?」と偏見(?)で思っていましたが、意外とすんなり読み終わりました。ただ、読み終わったとき、ぐちゃぐちゃしたなんとも言えない感情で、放心状態でした笑「普通とは何か?」「普通じゃない人は悪者か?」と、問いかけられているような。考えさせられる作品でした。

BLで哲学的な問題を考えさせられるのが「とてもおもしろい!」と感じ、また、個人的に好きな雰囲気でもあったので、今回は「神」で評価させていただきます。
長文失礼しましたm(*_ _)m

5

新たな性癖を開きました!

最初はにいちゃんがかわいいゆいくん騙してえっちしてそれで終わるのかと思っていました。女の子のメインキャラが登場し、にいちゃんの正体を知ったゆいくんの行動に私の中で新しい性癖が開きました!
ゲイのにいちゃんが周りからどんな目で見られたのか考えさせられて胸が苦しくなります。にいちゃんがゆいくんにしたことは悪いことだけど、最終的には2人が出会えて良かったと思えます。オチも最高です。一巻完結の作品の中でめちゃくちゃ大好きなのでぜひ読んでください。

2

エゴとエゴのシーソーゲーム インモラルなヒューマンドラマ

ペドフィリアでショタコンのにいちゃんに子供の頃性的いたずらをされた主人公が、数年後ににいちゃんと再会しまた関係を結ぶ。今度は合意で。
初恋の人を忘れられない受けがけなげで切ない……というのは序盤の感想で、中盤以降は受けの元カノを交え、ドロドロ泥沼な昼メロが展開される。

小児性愛は罪なのか?
なら小さい男の子にしか欲情しない、できない人間の存在はまるごと否定されるのか?

現代社会を生きる上で避けて通れない問題提起が繰り返され、二人の行く末から目が離せなくなった。

2

この作品が収納されている本棚

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