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「ひどくしてって お願いしたの 太郎さんだよ?」 ――ついに完結。
utsukushii yasai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
1巻〜3巻まで一気読みしました。
(以下、内容に触れてます)
とにかくプレイの数がすごい!!本当にえちえち。
SMモノは実は好みではないのですが、愛あるプレイなので安心して読めたし、優しい絵柄が逆になんていうかこう、エッチ度を高めてる感じ◎
読みながらとってもドキドキしました。
ベタベタに甘やかされていく太郎さんが可愛い〜〜〜
1巻時点では闇が深く、クズだった太郎さんを思うと、変貌ぶりにびっくり&良かったねえ、と心から思っちゃいますね。
過去の後悔、やってしまったことが消えるわけではなくても、愛する人に全て受け入れてもらえるのは救いですね。
最後のプロポーズもキュンとしました。
2巻ラストに先輩が登場し、どうなることかと思いましたが、キッパリ断った太郎えらい。
先輩は自分の非を認めたのがよかったし。
太郎の実力を信じて仕事を依頼し直すのいい男。当て馬と見せかけてうれしい裏切り。こういう展開好きです。
久川さんもいい人だし、いい編集さん。
太郎は人に恵まれてるじゃないか。
1巻での荒みようがウソのようw
太郎の劇的な変化は藤田のおかげで、最初は快楽からだったけど、愛の力をまざまざと見せてもらえたなと。
藤田も一人前の男になりたいとがんばったし。
お互いいい影響を受けて、一緒にいるために支え合って変化していく、2人でいることが何よりの喜び(ラブラブ)…こういう過程がBLで見たい。それを満たしてくれる作品でした。
ラストには、プレイではなくシンプルな愛し合うセックスが描かれたのもよかったです。
BLのエロはこうでなくっちゃ!とうれしくなりました。
それまでのプレイもこの作品は愛があったのでよかったです。
すばらしいハピエンでした。
ただ、コマが大きくなったり、絵が不安定のような、描写もざっくり…全体的に大味になった気がしました。
それが悪いわけではなく、本作はそういう作風だということですかね。
2巻の最後に出てきた先輩が2人の関係を変化させていきます。それに伴い、太郎さんの過去が明らかになっていきます。
その先輩がきっかけでとある事件(?)がおこるのですが、それを経てさらに関係が深くなったというか、よりお互いを思い合えていることに気づけて良かったなぁーとモブ目線で楽しんでおりました。やっぱり思うことがあったら正直に話し合うって大事ですね。でもまあこのすれ違いがいいスパイスになってるからやめられないんですよね!!
お二人ともお幸せに〜!!!
その昔、とある売れっ子女王様は言いました。SはサービスのS、MはワガママのM。
それを、正しく表しているこの作品。ハルキくんの尽くしっぷりたるやご主人様と言う名の下僕です。
だってSMプレイのSて、ホンマに面倒くさいです。Mは何をされても逆らわない=マグロなので、全部こっちでやってあげなきゃいけない。
言葉責めにしたって台本があるわけでなし、次はアレやってコレやって、ここでこーして、加減を間違ったら壊れちゃからギリギリを探して、とにかく緊縛マグロ…もといMに気持ちよくなって貰う為にSは頑張るのです。
ワガママで甘ったれなドMの太郎くんは、潔癖な中二病を拗らせたまま大人になったよーな30代。ハルキくんにこじ開けて貰った性癖が、なくてはならないデトックスになっています。
Sのハルキくんも、尽くすのが好きで甘やかすのが好きで、ダメンズメーカーの素質があって泣き顔や怯え顔にゾクゾクする所なんかご主人様の素質は十分。ヒーヒー泣きながら身悶える太郎くんを見ながら「これで癒されるんだもんなあ」と感心してる当たり、流石よく分かってらっしゃる。
考えてみれば、ペットと飼い主の関係も、ペットの方が上ですもんね。猫とか特に。
快適な生活空間と、栄養管理、適度な運動でストレス解消。どれもご主人様が用意するもんですよね。
で、お猫様が満足されたらモフモフとか抱っことかさせて貰えるんですよね。
この2人も、プレイと愛情交歓のセックスが別れてる当たり、そんな感じがしますよね。
ドSと言えばオラオラ系俺様攻がBLの定番ですが、ワタクシこの尽くすご主人様って大好きです。
最終巻でちょっと失速したのが非常に残念です。
エッチに逃避する太郎(受け 小説家)は非常にエロいのですが、逃避のページ数をかなり割いたにもかかわらず、解決があっさりしすぎていた。「別れる」で涙目になる治樹(受け)は可愛かったものの、たった15分ぐらいで解決しちゃったよっていう拍子抜け感。
まぁ逃避の先がエッチなのでね、BL漫画らしくエロにページ数割いていただけるのもありがたい話ではありますが笑
太郎の成長物語であれ、3巻分も連載して治樹の精神性みたいなものにほぼ焦点が当たらなかったのが不思議。就職後、治樹の仕事にはほぼ触れないし、もう少しバランスよく治樹も掘り下げてくれたらもっとよかった。
ラストも、断ち切るように終わる。少々寂しい。
けっして萌えた部分がないというわけではないのですが、今作で完結だと思うと、なんというか可もなく不可もなくというような評価になってしまいました。良くも悪くも波がないんですよね。今回は一応、太郎が治樹の気持ちを懸念して先輩に依頼された大きな仕事を受けるか否かという葛藤はするんですが、一旦セックスで逃避してその後治樹と胸の内を晒し合って、やっぱり受けると決めて万々歳、で終わってしまいました。ただそれだけなんです。あとはもう治樹と存分にヤっているだけ。
これはあくまでSMプレイがメインの作品だったんでしょうか? 太郎の仕事面はそこそこ描かれていましたが、思い返してみると治樹と付き合い出してからはかつてスランプだったのが嘘のように仕事が捗るようになっていて、恋愛面が充実したというだけでなぜそこまで書けるようになったのかという理由付けはありませんでしたね。せめて彼の小説がどんな作風なのかだけでも伝えた方が説得力があったんじゃないでしょうか。大衆向けとコアなファン向け、どちらに重きを置いて書いていくことを決めたのかも明らかにされないままでした。
さらに、治樹に関していえば、1巻で少し匂わせていた父親との確執もまったく解決していませんし、新しい職場で満足しているのかどうかすらの描写もない。1、2巻では今後に期待もあったのでそんなに気にならなかったんですが、これで完結となると情事以外の要素が薄っぺらいかなぁと思ってしまいました。濡れ場だけは今回も濃かったですが、総合的に満足度は低いです。
先輩は本当に太郎に書いて欲しいんですね。
回想であんなことやこんなことを先輩としてたとは!
治樹が焼きもちやきます。だから先輩の仕事は受けません。
でも創作意欲がわいてきたり、ビッグチャンスだし、でも治樹の方が大切だしで太郎はセックスに依存するように。
やっと治樹が事実を知って太郎に仕事するように言います。
そしてどれくらい経ったのでしょう。どうも引っ越して戸建てに住んでいるようですね。
お仕置きセックスじゃなくて普通のセックスがしたいと言う太郎。治樹にずっと側にいてって。
二人の絆が深まりましたね。
セフレから恋を自覚して失いたくないからずっと側にいてくんない?って。
3巻は太郎が中心でしたね。あの二人がここまでしっかり恋人同士になるとは感無量です。
先輩登場でどんな波乱が、と思いましたがたいしたことなかった。
どんなコミックジャンルでもありがちですが、無理矢理話を動かす当て馬を登場させてストーリーを展開するパターンに食傷気味なので、あんまり無意味にかきまわされないのがよかった。
お互い、きちんと自分の人生に向き合い、大切なパートナーとして向き合っていく過程はとても気持ちがいいですね。だらだら体の関係だけで終わらないところが、読後感すっきりでした。
藤田くんも本性Sなので相性のよいカップルだったということですね。
最後ほんとに野菜関係なくなってたけど。
短か中編だったものを、続編描かれた感じなのでしょうか。でも印象的なタイトルですね。
受けはこんなに上手くいくか?ってくらい順調にキャリアアップしてるけど、攻めはバイトから正社員になれたのかなあ?
八百屋のお父さんとの和解は? 世間体に厳しそうな受けの両親は?
受けは仕事に私情を挟み過ぎ
受けの依存的な性格も自分のダメな部分を何倍かにして見ているようで…そのくせ仕事や恋人など周囲に恵まれすぎています
とてもエロい。だがそれがいい。
この作品は、Twitterで紹介されていたのを見て購入しました。
3巻分、まとめてレビューさせて頂きます。
絶賛スランプ中の小説家の太郎(M)と、イケメンゲイで父親に勘当されている八百屋の治樹(S)がエロエロしながらこころを通わせるお話。
身体優先で気持ちがついて行かない話、わたしはとても好きなんですが、SMを題材にしたBLは初めて読みました。
SはMを虐めるのではなく、尽くすものと知る。なるほど、奥が深い。
太郎は激しいセックスによって自身を解放し、いい子の自分と溶け合うことができて創作意欲を取り戻します。
新作を上梓して、過去のオトコに虐められて、しかもちょっとときめいたりして。
では治樹は?
Sの治樹は、甲斐甲斐しく食事を作り、お道具を使って太郎を虐め、ただただ可愛がるのです。愛です。
太郎の顔が徐々に変化していきます。3巻通すとよくわかります。
治樹に可愛がられて、どんどん可愛くなる太郎はご主人様である、治樹の愛でふんわりとMとして開花するのです。
いや、生まれながらドMなんですが(苦笑)。
あと。
1、2巻のジェットコースター並のドキドキから、3巻は少しだけ大人しくまとまった印象でした。
あと1巻分でも連載が延びていたら、先輩の登場が生きたかも?と思ったり。
閑話休題。
年末年始ヤリまくっている描写に、担当さんと先輩のモノローグが被っていたので、エッチの現場に鉢合わせしそう!とドキドキしていたのは、恐らくわたしだけでしょう。
作画がぐんぐん良くなって、3巻目には太郎も治樹もめっちゃ可愛くなっていって、作者である松本ミーコハウス先生が楽しんで描いていらっしゃるのだろうなと感じました。
1、2巻のレビューを書いていないので、完結巻でまとめて。
特にこの3巻。正直私の中でどこにも盛り上がりの部分がなく。元々絵の感じがあまり好きではなかったのですが、みなさんの評価が高いということで読んでみた1~2巻が案外良い気がしたのでその完結巻ということで購入。
太郎の先輩との関係とか、治樹と出会ったからこその太郎の変化とか、それとプレイの部分とかうまく絡めて描いてあるとは思う。
でも先輩と会うと治樹が嫌がると思って受けなかった仕事、治樹が仕事受けないなら別れると言ったから、じゃあ受ける!って、う~ん・・・・・・。
むしろ先輩の方の話を掘り下げてほしいくらい興味がわかなかった。
現実逃避のためのSMとか玩具プレイというお話も嫌いではないんだけど、この作品においては全く心惹かれず・・・。ほぼ流して読んでしまった。
物書きさんのお話とかお料理が出てくる日常のお話とか大好きなのに、どうしてこれっぽっちも萌えなかったのか。きっと作画とキャラが私の中に入ってこなかったことが全ての原因だと思います。
あまりこの評価をつけることはないのですが、完全に個人的な趣味に全く合致しなかったという部分でこの評価です。
2巻ではっきりと顔を出し、嫌な予感しかしなかった太郎の先輩に「松本先生は、この先輩をどんな風に動かすんだろう?」と心配と楽しみの相反する期待を持っていたのですが、その先輩とのまったく思いもしなかった攻防に、松本先生すごいっと思いました。
あの頃のように太郎を追い詰めて、困らせて、翻弄する先輩ですが、治樹というご主人様を得て成長した太郎は、あの頃のように戸惑う顔を見せても、もう先輩の雛鳥ではなくなっていました。
2面性を持つ太郎ですが、先輩もまた2面性を持つ男でした。この二人に限らず人間って誰でも2面性があると思うんだけど、多くの人は先輩みたいに上手く隠して一つの顔しかもっていないような振りして生きているんだと思う。多分私もそう。不器用な太郎はそれが出来なくて長く鬱屈した人生を送っていたけれど、治樹との出会いで自分を解放することが出来ました。
そんな太郎と再会して、太郎の前ではつい裏の顔が出てしまう先輩は、本当は太郎の前でだけは解放されていたのかもしれませんね。誘いをきっぱりと断る太郎にヒステリーを起こす先輩は、これまでのイメージを覆す弱さが見えて楽しかった。
スランプを脱して書きたい気力がみなぎっている太郎は格好良くて、SEXで甘える太郎は可愛くて、布団の中で手を取り合って「ずっとそばにいてくんない?」と、真っ直ぐに治樹を見つめる太郎は、とても美しかった。『美しい野菜』というタイトルがしっくりとハマった瞬間でした。
1-3巻まとめての感想です。ソフトでも普段SMには興味がないのですが、根底が太郎と治樹の気持ちから成り立っていて、プレイを読んでいる気がしませんでした。太郎の心の氷が徐々に溶かされていくのも読んでいて暖かい気持ちになれてよかったです。
1巻より2巻、2巻より3巻、巻を増すごとに好みの方向へと転がっていってくれた、文句なしの「神」作品です。
評価は1巻から神をつけていたのだけど、最終的にここまで好みのものが読めることになるとは思ってなかった!
1巻のイライラトゲトゲした太郎さんの顔がどんどん変わっていくのを追うのが幸せでした。
ごはんのシーンとエッチのシーンで表現される“幸福感”は読んでるこちらの気持ちもほぐしてくれました。
この作品においてのSMは、メインではなくあくまでツールだと思います。
太郎さんを解き放つために必要だったツール。
こんな風に誰もが自分を解き放てたらいいけど、現実はなかなか難しいね。
せめて4巻、欲張って5巻くらいまで。
2巻の終わり方から ひと波乱があるのかと期待していましたが、それが無く、受けにとっての優しい世界で終わった3巻めでした。
うーん、巻数の制限でもあって色々端折ったのでしょうか。
受けはとんとん拍子に問題が解消され未来への展望が開けたようですが、攻の方は受との関係以外には進展がなく、少々残念でした。
最終巻なのであれば、できれば攻の家族やゲイ仲間もまた出てきてほしかったです。
終わり方は満足なのですが、それまでの過程をもっと詰め込んで欲しかったです。
受と攻の、悩みや、問題や、トラブルが交互に描かれていた1、2巻が理想でした。
SMは、正直どちらか一方でも道徳的な呵責を覚えていてくれてた方が好みでした。なんかエロくはあるんですがエロくないといいますか…。
前巻までは★5で全体で★4か迷ったのですが、期待していた分肩すかしを食らってしまったので★を-1しました。
道具のプレイが目立った一冊でしたね。
SMといってもプレイを目的としたものではなく、
Mの気持ちがここにあらず的な・・・
SMプレイを純粋に楽しむのではなく、
太郎が現実逃避するためのSMプレイに
個人的におや?と思いました。
結局
深いところまで考えたくないっていう太郎のダメさは変わらなかった訳で。
治樹の一言によって、全てうまく回り出すけれど、
何もまんま受け止めなくても。
恋をして、失いたくないから治樹の言うことが全てになるのも分かるけど・・・いい大人だからね・・・そんなに恋に溺れちゃうのか。
まぁ、ダメダメな太郎さんの話だからこれでいいのかな。
でも恋人の一言が全て。
みたいな恋愛は好きではないし、
やっぱり男同士の恋愛なら、男としてのプライドを持った関係を築いてほしいって思うからちょっと萌え少な目です。
完結したので3巻まとめて入手&読了。(シリーズものはできるだけまとめて読みたいタイプです)
シリーズものなのであらすじは割愛。
SMだということは聞いていたのですが、あまり痛さはなく、可愛らしい話でした。小説家の受けと、実家の八百屋の手伝いをしていた年下の攻め。
ある日受けが八百屋の前を通ったときに、店番をしていた攻めのセールクトークに流され、ほうれん草と人参を買っちゃう。まったく料理をしないのに野菜なんて買わされて困っていたら、後日銭湯でホモと揉めた際に偶然出くわした攻めとも揉めちゃった。
「野菜なんか要らなかった!」「じゃあ金返すから野菜返せ!」とのやり取りは受けに対しても攻めに対してもちょっとイラつきましたが、まあそれで攻めが受けの部屋を訪れ、なぜか一緒に酒なんか飲んだりする2人。そしたら受けが思いのほかエロくてそういう関係になっちゃった、ノンケのくせに受けはノリノリで、しかもMだったのでがっつりSM展開に…というのが出会いです。
受けは人見知りで人付き合いが嫌いなコミュ障で、コミュ障気味無愛想からのエロエロドMのギャップがものすごかった。ワンコ年下な攻めがSなのに思い切り振り回されているのが可愛くて、いろいろ堪能しました。基本大きな諍いも問題もなく、割と順調に関係は深まっていくので、ドキドキハラハラは少なく、エロキュンが主でした。
受けの人格の根本を築いた先輩がなかなか良いキャラでした。この人の揺さぶりに受けが負ける展開になったらどうしよう、と思いましたが、そちらはあっさりでちょっと先輩が気の毒だったような。
かなり楽しめる作品でした。個々の巻では萌×2かな、と思ったんですが、3巻までまとめて一気に読んでの評価は神かな。
完結を祝して、3巻通してのレビューです。
正直言って1巻をサラ〜っと一読した際には「これはナイわ」という感想でした。太郎さんの顔とか、SM描写とか。
でも、3巻通して何度か読んでみると、ゲイの八百屋さん治樹と恋愛恐怖症作家の太郎の酒に呑まれた馴れ初めから、太郎の受け願望・M素質開花のいきなりさ、お道具を駆使してのSMエッチ。引き込まれますね。
太郎は、相手から極限までの快感を与えてもらって、インプットしてもらって、それからいい仕事ができる(アウトプットできる)というタイプみたい。
Hでの快感だけならSMでなくてもいいのかもしれないけど、『清く正しい夢見る少年』と『淫欲にまみれたど淫乱』が分裂して、悪い子の自分を認められない太郎には他者からのお仕置きが必要だったのでしょう。
隠していた「悪い子の」太郎を自覚し、「良い子の」自分と融合したことを悟ったその時の名言。
『………くそ 恋め』
年下で、攻めで、Sで、ご主人様で、実は嫁。の治樹。
年上で、受けで、Mで、亭主?なのか?の太郎。
治樹と出会ってからインプットとアウトプットのバランスが回り始めて、作家として台頭し始める太郎。
当て馬、初恋相手のイジワル先輩の登場や、先輩絡みの大きな仕事を受けるかどうか、先輩に嫉妬する治樹との板挟みに悩んで激しいSMプレイに逃避する太郎の描写等続きますが、『俺のせい』という治樹の自覚と『太郎さんがやりたい仕事を請けないなら 俺 別れる』の一言で、仕事モードにスイッチの太郎。
結果、食事面その上セックス面でも満たされまくってイイ仕事に結びついてる。運命の嫁治樹に出会った太郎のハッピーエンドですね!
1~3巻を通してのレビューです。
※レビューの最後にセリフネタバレあり
本日全巻通して読みましたが、ものすごい心情描写だった。
長期間続いている迷いのようなものがあるときに読んだら、こっちまでぐちゃぐちゃになってしまうような...ある意味パワーがあったと思います。個人的に一番盛り上がったのは1巻の終わりから2巻だった気がしますが、読み終えてみればやはり彼らにぴったりなエンディングだったように感じます。自分のなかだけでの葛藤を、やがてふたりでも分け合えるようになってー。治樹から太郎に向けて発せられる言葉がどれも、すごく好きだったんです。最終巻では、彼らの危機に心を動かしつつもどこか安心して読み進めておりました。誰もジャマできないだろうなーと思うようななにかが、もう、できていた気がして。自分はそれを確認するように読んでいたのかも。
治樹は、とてもしっかりした年下くんだったように思います。太郎からの愛情を実感して、トースト食べながら泣くあの顔…いいなぁ。だけど、治樹贔屓としてはこの先のことが気になりますね。家族とのこと、放って進めるわけがないだろうし。これからの彼らが気になりつつもひとまず、「あぁ、読めてよかったなぁ」と感じた作品でした。S×Mのエロティックラブには触れないレビューですみません(そこが大事なのに!)。SM作品あまり興味ない...という人も、読んでみてもよいと思いますよ。ちゃんと甘いので。
「俺……
妬くのがまんできるよ」
こんなこと言うんだなぁ...
というか、こんな言葉があったんだ。
完結しましたね。
すごく平和なエンディングで、しみじみうれしい。
太郎がちゃんと愛情を受け入れられるようになったのって、やっぱり治樹のおかげでしょうね。
高校生の頃からずっと太郎に影響を与え続けた「先輩」が結局太郎を手に入れられずに後から現れた治樹にかっさらわれて、太郎の羽化(恋愛面でも仕事面でも)の相手にもなれなかったのは、治樹が持っていた「健全さ」と「愛」の力に負けたって事なんでしょうね。
この作品、確かに道具を使ったセックスなどの描写は多いけど、根本的には、素直で優しい愛の力で茨のお城に囚われていたお姫様を救い出すようなロマンティックなラブストーリーで、古典的少女マンガ好きとしては嬉しい終わり方でした。
ハッピーエンドで収まるところに収まっていますが、求めていた終わり方じゃないなあというのが正直な感想です。
SMプレイシーン盛りだくさんですが、半分くらいさらーっと読み飛ばしてしまいました。
唯一じっくり読んだのは、太郎さんがプレイじゃなく普通にセックスしたいと告げる辺り。
このシーンは可愛いなと思えましたが、他はあんまり…。
2巻で当て馬として登場した先輩も普通に太郎さんが好きなだけのいい人でしたし、最終的に何事も起こさず物語の舞台から退場してしまいました。
1巻〜2巻の途中までは、絵は荒削りだけれども漫画の構成力で読ませる感じが好きでした。3巻は漫画としての勢いにも欠けちゃった感じです。
2巻までずっと読み続けて来た人は一応区切りとして読んでもいいとは思いますが、あまり期待はしない方がいいです。
やはり失速してしまった感が否めないかも。
一巻は神すぎて転がり回ったのですが、二巻から「おや?」と思い始めて、三巻で一応完結ですが何だか萌えていた部分がどんどん薄まって終わってしまったような。
結局、描きたかったのは太郎さんの普通の社会人としての再起の話なんでしょうか?
二人の色々が見たかったので、多分この消化不良なんでしょうね。
仕事でグダグダ悩んだけれど、解決!やったー!っていうのが三巻の大筋だと思うのですが、当て馬が出てきたけどご主人様は俺だよ!って展開は求めていなかったのです。
正直、こういう台詞は云って欲しくなかった。
そこまで本格的な意味ではないのはわかりますがSMのご主人様と奴隷とか匂わせる関係じゃなくて、対等におつきあいしてほしい。
太郎さんの最初の魅力がなくなってしまったので、残念です。
一巻が神だったので、完結記念で「萌」にしようとも思いましたが、太郎さん好きとしては色々残念だったので「中立」で。
2巻までは萌え×2で、3巻が出るのを心待ちにしていたのですが…
なんだか失速?
今まで淫靡な雰囲気だったのに、3巻で一気に現実に引き戻されてしまった感じになってしまいました。
3巻の内容は調教のことよりも、今後の太郎の仕事がどうなっていくのかがメインで描かれているので、調教好きの私としては先輩やそれに関わる仕事のことよりも、治樹と太郎のプレイの方に重点を置いて欲しかったなと思いました。
そして仕事のことで引っ張りすぎたのか、ここまで続いた割にアッサリとした余韻の残らないラストでとても残念に思いました。
かつて性的な関係もあり、仕事も女も紹介してもらっていた太郎の先輩が登場。
隷属させたい先輩とM気質な太郎はしっくりくるから、浮気とか三角関係とか、治樹と太郎の間を大きく揺さぶるような展開になるのかと思いきや…
治樹の嫉妬を思いやり、先輩からの大きな仕事を受ける・受けないと太郎がグダグダ悩んでいるだけで山場はほぼありませんでした。
先輩の登場って意味があったんだろうか?
1巻の二人の出会いは面白かったのに、それ以降は3巻まで引っ張ったわりに盛り上がりに欠けていたのが残念です。
3巻まできました!
完結かぁ……ちょっと寂しいですね。
見ていて、こんなに愛を感じられるSMの作品って
他になかったような気がします。
「SM」っていうだけで毛嫌いせず、積極的に読もうかな、と
思わせてくれた作品だったと感じます。
◆◆ ◆◆ ◆◆
太郎(受け)を学生時代に可愛がっていた先輩は、
大手出版社の編集者となっていました。
太郎がMであることを知っている先輩。
「ご主人様が欲しいんじゃないか…?」と言ってきて、
治樹(攻め)を煽るような言動をしてきて…?
エロシーンは、1巻、2巻に比べて格段に多くなったような気がします。
が、こんなにエロいし萌えるのに、何故かほのぼのした気分に
なってしまいます。
それは、やっぱり2人の間に愛があるからなんでしょうね。
普段なら引いてしまうぐらいの治樹のSプレイも、
あまりの気持ちよさに白目をむいてしまうMの太郎も
すごいエロい表情をしているのに、この安心、この安堵。ホウッ…。
大手の小説雑誌に誘われても、太郎(受け)は治樹(攻め)を
安心させるために、小説を書く仕事を受けることを断っていました。
それをなんとなく察する治樹…。
「このSMエッチは現実逃避だ」と感じていながらも、
太郎に問い詰めて追い込むことなく、自然とそのことが分かる時期まで
待つところが、年下でも包容力の大きさを感じました。
また太郎も太郎で、ちゃんと治樹のことを考え、
二度と先輩に合わないことで、治樹のことを安心させようとしてました。
でも治樹の言うように、ここが太郎の間違いですよね。
やっぱり太郎には、もっと自分に自信を持って欲しかったです。
「夢」があるからこそ、この小説家という仕事についたのではないですか?
すぐそこに、大きなチャンスが待っているというのに、
掴まない手はありません。
それに治樹は、たったそれっぽっちのことで先輩に会ったとかで、
「許さない」とか言う度量の小さい男じゃないぞ!!
そこをちゃんと見極めろ、太郎!
お前の男だろー!
ご主人様なんだろー!!
そして治樹に促され、仕事を引き受けることになった太郎。
うんうん、良いご主人様だ。
それに、太郎もよく一歩を踏み出したね! 偉いぞー。
◆◆ ◆◆ ◆◆
ラストは、2人は恋をしているという自覚のもとのキスシーンとエッチ。
ここは、ハッとさせられました。
SとMのプレイに釘付けになって、つい忘れがちになってしまうのですが、
太郎も治樹も恋をしているんですよね。
お互い想い合っているんですよね…。
そして、ラストのセリフ。
これから、彼らは長い人生をずっと2人で歩んでいくのでしょう。
SMがちょっぴり苦手な私でも、すんなりと読めて良い話でした。
個人的には、もう少し話を掘り下げてほしかったです。
特に治樹のお父さんのお話はどうなったんだろう…?とモヤモヤしています。
「ハッピーエンドで良かったなあ」と思う反面、「やっぱりこういう終わり方だよなあ」という残念感があるので評価は中立です。
3巻にして完結編。
2巻の終わりで出てきた太郎さんの先輩が当て馬感を満載に醸し出していてどうなっちゃうのかな、と心配しつつ読み始めました。
序盤に太郎さんと先輩の過去のお話が少し出てきます。
高校生の時の、太郎さんの恋のお話。
先輩のことが大好きで、先輩の事なら何でも言うことを聞いてしまう。
そんな太郎さんと、そんな太郎さんの気持ちを知って、体の関係だけ持っていた先輩。といっても、「男は気持ち悪い」と言い放ち、さわりっこまでの関係だったのだけれど。
ああ、なんというクズ男なんだろう、こいつ。とか思いつつ読み始めたのですが、先輩のおかげで治樹への想いがしっかり固まったのかなあ、と。
太郎さんの性癖を知り尽くした先輩ならではの、太郎さんのM心をくすぐるちょっかいに少し興奮しながらも、それでもご主人さまは治樹しかいないと一途な太郎さんが可愛すぎでした。
先輩は実は大手出版社に勤める編集者さん。彼に仕事を依頼されますが、納期が厳しかったことに加え先輩とのことを少し嫉妬していた治樹の気持ちを慮って仕事を断ります。
先輩との関係を嫉妬する治樹と、治樹に嫉妬されたりして自分を縛ってほしい太郎さん。
SとMの二人なので、初めはうまくいきそうに見えるのだけれど、本当は先輩に声をかけてもらった仕事をしてみたい気持ちもあって。
治樹に激しいプレイをしてもらうことで現実逃避してみたり、現実から目をそらしていた太郎さんですが、周囲の人のやさしさや思いやりに触れ、そして治樹の想いを知って、自分から一歩踏み出すようになっていく過程はとても良かった。
エチの方もエロ満載でした。
バイブやらブジーやら、放置プレイやら。
もしかしたらSMが好きな方には物足りないのかもしれませんが、個人的にはおなかいっぱいでした。
お互いを信頼しあう恋人たちのSMプレイは非常においしかったです。
このお話は太郎さんがメインだった気がします。
人嫌いで、仕事はスランプ、恋人とはうまくいかない。
そんな太郎さんが治樹に出会い、少しずつ成長していく。
なので、あまり細かいことは言っちゃいけないのかなと思いつつ、治樹の方の話ももう少し突っ込んで書いてほしかったなという気はしました。
結局実家のお父さんとはどうなったんだろう…。
途中、不穏な空気が流れることもありましたが、それでも全体を通して甘い空気が流れ、特に最後の、太郎さんが「ずっとそばにいてくんない?」というシーンは激萌えしました。繋いだ手、という絵もとても良かった。
表紙も良い。
1・2巻はそれぞれ一人ずつ描かれていたのに、3巻は二人一緒。甘いお話にぴったりでした。
ほっこりした気分で読み終わったのに、ミーコハウスさんが描かれたあとがきで爆笑してしまった。
太郎さんがキュウリじゃなくてなすを選んだのはやっぱり太さ?でしょうか?
甘々・エロエロなお話が読みたい方に、お勧めの1冊でした。