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女性まりーんさん

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設定が活かし切れていない印象

頻発する記憶障害の設定を活かしてほしかった。
強力な要素のはずなのに、主人公が自身に疑心暗鬼になる程度で済んでしまっていて、昔の事はショックで忘れてましたって事にすればこの設定が無くても物語に支障がなかったのではと思ってしまった。
ジョ◯ョ6部の主人公のようにとは言わないが、事件が起きていて記憶障害が再発している事に気づいているなら、手の甲に“逐一メモを取るように”くらいの事は書けたと思う。
冒頭でスマホに旅行の予定を書き込んでいた事に主人公が気づく話を入れているのに事件中はそれをしないとか、将来起こり得る事案を読者に予期させる技法ではなかったんかい。
もしくはスマホ没収、端末も通話のみ、筆記具使用不可、記憶障害中は読者にも何が起きたか分からない、主人公が犯人と疑われる、読者にも疑われる、ようなドキドキハラハラ感が欲しかった。
前作と併せて上下巻の作りなので長く要素も多いのだが、十分には活かされてはいない印象だった。

あと、全てとは言わないけどやはり攻から受への恋愛感情がトラウマ由来なんだろうなってのがちょっと…そんな疼痛のような余韻に浸るには、犯人と犯行がサクサク爽快で攻めも元自衛隊員で主人公もボーガンを背負いテロリストも参戦とか、全然違うはずなのにダイハードが思い起こされ脳内混乱気味に。

えちシーンもそれなりにあるが、唐突な感じもトラウマゆえと思えば攻めが可哀想になり、もう然るべきカウンセリングを受けてから、それでも受けが好きなら付き合えば良いじゃないと思ってしまった。

サスペンスとしてもBLとしても嵌れなかったけど、一応最後まで読めたので中立にしました。

中盤までは人を選ぶかもしれない

ブランド買いののち放置していたのを今になって遊びました。

正直なところ、最初の2人を攻略した時点では「このゲーム合わないかも…」と思っていました。
何故かと言うと、
共感できない、主人公の拗らせ具合とハピエンが釣り合わないように感じる、攻略対象2人の髪型が好みではないものに変わった、慣れるまでUIが見辛い、Qsave&lordの繰り返しがほぼ必須、といったストレスが重なっていたからです。
そこが良いのに!という人の感覚も理解できます。
もののの良し悪しではなく嗜好の違いだと思います。

それでも続けたのは「せめてコンプし元を取ったつもりになりたい」という貧乏根性からでした。

ところが一転、3人目で主人公の過去が明らかになり始めてからは「それでそれで?」と夢中でクリック、伏線回収に感心、ここにきて心理パートで萌え、4人目の今までの全てが伏線だったのだと言わんばかりのシナリオが気持ち良い。全部持っていった感のある4人目がずるい。

引き絞られるような恋の切なさは無く泣けませんでしたが、最後はほろ苦く優しく、主人公に寄り添いたい気持ちになりました。
過去一で幸せになって欲しい主人公でした。
でも4人目のバトエンが曲込みで一番好きです。

結果、買って良かったと思うのですが、続けるか本気で悩んだのと泣けるシーンを期待していたので、萌寄りの萌2という感想です。
音楽は相変わらず良く、スチルも好い意味で体格がしっかりとしていて構図も好みでした。

次回作がファンディスクになるのか別タイトルになるのか分かりませんが、またブランド買いしようと思います。

原作も合わせて読むのがオススメ

円陣先生の素晴らしい絵でのコミカライズ。
時系列にそって再構成しているそうなので完結してみないとなんとも言えないのですが、原作が濃い分、比較的描写や掘り下げがあっさり目に感じました。
もうちょっとゆっくり進展でもいいかなとも思いましたが、
原作と補完し合わせて読むのには調度いいのかな。
なんとなく原作との違いを感じる部分もあって、表現仕切れていなかった部分の補足なのか、はたまた展開を変える為の布石なのか気になるところです。
原作を読んでいるからもういいや〜と発売後暫く手を出していなかったのですが、買って損はなかったと思います。

BLではないそうです

電子書籍サイトのBLジャンルのページでオススメされていました。
絵柄の上手さに目を引かれ立ち読み後に購入しました。
内容がヘビーで今後の展開によって神にも地雷にもなりそうだなぁと思いつつ、
作者様のツイッターを覗きに行ったら『非BL』の文字が!
んん!?!?!?
どうしよう…今後の展開に果たしてBL的な萌え、主人公の幸せはあるのか…
BLじゃないって名言してるし…ないのかも…でもBL・JUNE要素はあるし…でもでも。
迷う…迷うけど、レトロで財閥チックのドロドロが好きな方にはおすすめできるような?う~~~ん、う~~ん?
私は続巻が出たら買おうと思いますが(話が面白そうなので)、あくまでBLを楽しみたい人は様子を見た方が良いのかもしれません。

気にせず楽しめる人が多いのだと思いますが、BL作品と非BL作品を分けて楽しみたい人間としてはBL作品のページで一緒にオススメしないで欲しいなぁ…。


もう少し続いて欲しかったです。

せめて4巻、欲張って5巻くらいまで。

2巻の終わり方から ひと波乱があるのかと期待していましたが、それが無く、受けにとっての優しい世界で終わった3巻めでした。
うーん、巻数の制限でもあって色々端折ったのでしょうか。

受けはとんとん拍子に問題が解消され未来への展望が開けたようですが、攻の方は受との関係以外には進展がなく、少々残念でした。
最終巻なのであれば、できれば攻の家族やゲイ仲間もまた出てきてほしかったです。

終わり方は満足なのですが、それまでの過程をもっと詰め込んで欲しかったです。
受と攻の、悩みや、問題や、トラブルが交互に描かれていた1、2巻が理想でした。

SMは、正直どちらか一方でも道徳的な呵責を覚えていてくれてた方が好みでした。なんかエロくはあるんですがエロくないといいますか…。

前巻までは★5で全体で★4か迷ったのですが、期待していた分肩すかしを食らってしまったので★を-1しました。

後半部分を掘り下げて欲しかった

このお話は、攻が受に許しを請い、愛の告白をするタイプの王道ストーリーだと思います。

タイトルは"欲しがりな悪魔"ですが、
"あれも欲しいこれも欲しい、利己的で悪びれのない攻" なのかな。

実はクズ攻め目的で購入したのですが、そこに期待すると、いまいちでした。
受に接近した理由は正真正銘クズですが、なんだかんだで早々に受を愛しているように見えましたし、裏切りについても"価値観の違い"という印象を受けました。

後半3割部分の攻のスポーツ()発覚以降が話のキモだと思うのですが、
もっとページを割き、掘り下げて欲しかったです。

最後の狙撃されるシーンは伏線があればなぁと思いました。
残りわずかなページでの攻の失地回復手段だったのかもしれませんが、
唐突すぎて、頭の中にエンダアアアイヤアアアが。避けられなかったです。

あと、結局結婚はしていないのでしょうか。詳しくありませんがNYって同性婚できませんでしたっけ?法的なものじゃないのかな。
形だけの式でも挙げてほしかったです。

個人的には約1,000円に釣り合う本ではなかったかなぁ。
久々に高い買い物をしてしまったと思いました。

本当に面白いけど

付き合って20年の、倦怠期。雰囲気もストーリーも好みでした。
ですが、浮気が2人の間で当たり前になっている事と、結局話し合いをしていない事が気になりました。
せっかくお互いに対する気持ちを再認識したのに自分の中だけで完結してしまっていて、良いも悪いも口に出していないのが(特に攻め)。相手の気持ちを汲んで深く追求しない、言わない事もあるでしょうが、双方気持ちを汲まない、伝えないで不仲になっていた訳で。

今回は健太という第三者により解決しましたが、この調子だと一時的に2人の仲は良くはなっても、今後は分かりません。
終盤、受けが大分しっかりしてきたから大丈夫なのかなぁ。
作中でも電話が通じた場合、攻めが健太に会わなかった場合の可能性が匂わされていましたが、それでも良かった気がしました。
一度徹底的に距離を置く感じで。

蛍火のように、時に強く、時に淡く輝く頼りなげな小さな光。消えたと思えばまた輝きを増す。今度はとても優しく。
そんなイメージでした。
話としてはとても面白いのですが、BLというより熟年愛がテーマな気がします。私がBL本に求めているものとはちょっと違ったかな。

雨雫 コミック

碗島子 

緊張と緩和?が上手かと

冒頭、灯の方が霊的な何かのなのかと穿って見ましたが違いました。
舞台は田舎の村で、度々出てくる村人にはじわりとした怖さが。
雨守番が灯でなかったら、泣かないサダオに対して村ぐるみでホラーな方向に行っていたのかも?

灯のサダオに対する恋愛感情は初めは無かったかもしれませんが、
もしかすると灯は今まで役目主体で生きてきて、それを初めて吐露できたのがサダオだったのかもしれません。
それから少しずつ、灯自身を気にかけ、好意を持ってくれたサダオを好きになったのなら、恋愛らしい恋愛のような気がします。
決して雨守番の血の為だけではないと思いました。
雨守番を雨守のつがい、と読みかえるとなかなかいい感じでした…萌ぇ!

シリアスにしかならないようなストーリーなのに、登場人物の性格と、合間に入るコメディ要素が良いエッジになっていました。
その為か、物語から漂う雰囲気はじっとりと不快な梅雨ではなく、しとしととして田畑を潤すような梅雨の印象でした。
サダオの、気持ちがいいくらいに強気な性格も良かったです。
これなら村人に振り回されずにすみそう。

寄り添いあう二人

毎夜の悪夢によりトラウマを抱えた祐一は、呉葉の傍に安らぎを覚えて共に暮らし始めます。
一方の呉葉は、祐一の傍に居ればいるほど自分ではない誰かを己の中に感じ、祐一に対して制御できないほどの執着を覚えます。そしてそんな自分に苦しみながらも止めることができず、次第に過度な嫉妬を露わにしていきます。

ホラー、シリアステイストのお話で、
主人公たちの追い詰められた心理がにじみ出たような、どこか糸が張りつめたような雰囲気が上手く出ていました。
人物像、心理、行動、ストーリー、全てがよく絡み合っており、特殊プレイも雰囲気を醸し出す良い要素になっています。

翻弄されながらも、互いに寄り添う二人がとても素敵でした。
過去の因果に出会った彼らですが、恋したのは間違いなく現世のお互いなんですよね。
葛西リカコ先生の挿絵も相まって、
ラストの林での愛の告白は、心地よく幸せなものでした。

裸族の花嫁 コミック

せら 

PINK GOLD掲載時を知らず

立ち読みもなく初読み、冒頭からエロくてビックリしました。
たまにはこんなに明るいノリのもいいですね。
♂♀問わずほとんどのモブすらヤッてるのに、漂う雰囲気はアットホームな愛でした。
スローライフってこんな感じなのかな(←違う)

堂々とした攻めの肉体はカッコいいし、愛しさあふれる眼差しで受けを見つめるのも、攻めを見る受けのトロンとした表情も可愛かった!

たしかに修正がすごいですね。
小さなコマにも褐色肌に白抜きの修正が!
葉っぱとかが微笑ましかったです。
なんとかしようとしてくれてる作者さんの気持ちが分かり、ほっこりしました。

が、このお話の場合エロさというよりも、ストーリーとしてギリギリまで見せてなんぼな気がします。
陽の光の下での堂々と愛し合うのがこのお話の魅力ですのに、あんなに隠すのはもったいないような。