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deichu no hachisu
執着攻め好きな私ですが、あまり近親相姦ものは読んでこなかったんです。
ですが執着好きならおすすめと言われ読んでみました。
…………なんだこれは!!!!!
めちゃくちゃ面白いし、最後の衝撃がすごい
共依存ですね。メリバでもあるかな。
兄も弟も振り切っています。
絵が可愛いのに内容の衝撃がすごい。
エロも多めです。
なんて業が深い作品なのだ。
兄が何とも最高ですね。可哀想なくらいに痛ましい。でも私は大好きです。
内容含め満足な作品です(^^)
男女やレイプの描写あり、苦手な人はご注意を。
言わずもがなガッツリな近親相姦ものなのでそちらも注意を。
ガチ兄弟依存ものなので背筋がザワつきますが、読む手は全く止まりませんでした。
弟、秋生が隣に居る自宅で兄、元春はお客をとります。そんな事は日常の光景である橘家ですがある日、兄の様子がおかしい事に気づき秋生が介入してくるんですよ。サラッと普通にね。その精神が怖かったぁ。
怖い反面、丸顔で童顔、華奢な体つきの兄弟からはあまり嫌悪感を感じませんでした。
ラストはこんな展開!というビックリなどんでん返しがあり驚きました。
ただぁ兄、元春は蒔いていた種が出たのがたまたまそれだったから選んだだけ。という風に私には見えてしまいもっと愛を感じたかったです。
他にはない唯一のストーリーが面白かった。
闇深作品としてよくリストに挙がる今作ですが、全体通すとそこまで闇ではないかなぁ?と思います。
近親相姦モノがどうしても好みじゃないんです。小さい頃から知ってる血の繋がった相手を性愛の対象として見られない。兄弟もそうだし親子も無理。
なので、久しぶりにこちらを読み返しても、ずーっと共感できないし好みじゃないなと思いながら読んでしまう。
ハッピーエンドのその先、エピローグで種明かしがあります。ずっと、弟の秋生視点でしたが、この話は元春視点です。
元春の本心が語られます。
いやぁ、可愛い顔して恐ろしい人やで。
紙本で購入
薄消し修正
恋をしてる相手がウリセンを目の前にしても、
誰からも相手にされなくなるまで待つ?
30過・40過ぎても?
そして何故あの謝罪が、兄弟関係という砦が永久に取れなないものだと判断したかも訳分からん。
最後の2ページは「どんでん返し」したつもりだろうが、手抜き隠しにしか見えない。
論外。
メリバと言われる作品を初めて拝読しました・・・。初心者にも分かりやすいこれぞTHEメリバ作品なのではないでしょうか?!
兄と弟が堕ちるお話ですが、最後まで読むとためこう先生の大どんでん返しを食らうことになります。
いや、怖いわー((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ってなりました。
泥中の蓮に住む住人達はなかなかゲスでグズの皆さんが多いですが、それがこの兄弟をより引き立たせています。2人が幸せなら良いけど、でも個人的にメリバは後にひきますね・・・。
この話は実の兄弟、という以外は、前情報なしに読んでほしい。
その方が、じんわりと話に入りこめます。
ストーリーの方向は読んでいるとキチンと伝わってきました。
私は、意外性は少なく感じました。
むしろ、このストーリをしつこくなく、重すぎることなく読ませられるのがすごいです。絵が静かな感じがするからだと思います。
萌評価の理由。単純に、私がもっとドロドロしている感情表現が好きだからです。あと、ストーリーが飛んでいると感じてしまうところが何か所かあったので。
兄弟の近親相姦モノ。弟が病んでると思ったら兄の方が病んでた。ヤンデレにこういうパターン多い印象。前にもこういうストーリー展開読んだことある……
お兄ちゃんは健気で(演技だったけど)弟に犯されてる時の絶望してるけど淫乱だから感じちゃってるのが可愛かった。
ストーリーはそこまで好みじゃないけど萌はあった。
性格がクソなボブが出てくるから所々イライラするけど最後2人とも幸せそうだからまぁ良かった。
自分だけが兄を独占していたい、決して周りからは賛同されない兄への歪な気持ちを秘めて兄と2人暮らしをしていた弟・秋生。
お世辞にも余裕があるとは言えない暮らしの中で、男に身体を売ってお金を稼ぐ兄を守りたいっていう気持ちと、部屋で元春が何度も客の男と身体を重ねてるのをみて、意識してしまうようになったのかな…。
この話は執着やどんどん2人が堕ちていくような沼が強めで、でも『本当の幸せってなんだろう?』っていうのを考えさせられる作品。近親は好きじゃ無いけど、この作品はとても良い。
最後の数ページにどんでん返しを喰らった。
片方の依存ならどうなんだろう、って思うけど共依存なら受け入れやすい。
ためこう先生の作品は、かなり歪んでいるのもあるけどキャラの心情や生い立ちが丁寧に描かれてるから感情移入しやすいし違和感とかあまり感じない。
本当にすごい漫画家さんだと思う。
LGBTQが禁忌とされなくなった今でも、インセストタブーは禁断の領域とされています。
そのインセストタブーに踏み込んだ本作からは、多面性のある関係性が繊細に描かれていて引き込まれました。
一見弟の秋生が兄の元春に執着しているようにも見えますが、ときおり「あれ?」と思わされる台詞や表情が垣間見えます。
この伏線はエピローグで回収されるので、ぜひ最後まで読んでいただきたい作品です。
欲を言えば、二人のその後の生活をもっと眺めていたかったです……
本作は二人だけの幸せを選んだ「メリバ」作品ですが、その選択をした二人の将来って一番気になります。
辛口コメントすみません。
最後が怖くてどんでん返しとあったので読んでみたのですが、期待外れでした。
まず伏線がほぼないのに実はこうでしたって言われても??と思ってしまいます。ストーリーの組み方が甘かったかな、と。また、ガチ兄弟モノなのに葛藤ゼロなのがどうも納得いかなくて…もう少し何故惹かれたのかとかが知りたかったです。デフォで両思いだったので。
絵が綺麗と言う方多いですが私は寧ろ絵は今ひとつかと思いました。体の線が細すぎて兄はどう見ても中学生にしか見えなかったし、キャラクターの表情不足で全体的にのっぺりというか、奥行きがないというか…表情で語るのがほぼなかったように思えます。
※女性とのセックスシーン(攻め)があるので地雷な人は注意。(当方は地雷なので念のため注意書きします)
ためこうさんの絵が好きです。
今作の表紙も美しい。
作品はシリアスな物が人気で多めな気がしますが、そのシリアスな作品がどれも今ひとつハマれないのです。
こちらの作品も実兄弟、ウリで弟を養う、共依存、執着、イイ子の裏の顔などなど、普通に嫌いじゃない設定モリモリなのですが、妙にしっくりこず。
まあ特別好きな設定でないのもあるかもですが。
ラストのどんでん返し的な展開は好きで面白かったですが、伏線みたいなのが全くなく唐突な気は少ししました。
新井とHするのをわざと秋生に見せて襲わせたって事ですよね?
秋生の彼女に会った時も普通の対応だったし…。
全くそれまでに弟を自分なしでは生きられないようにしてやろうと常々思っている様子がカケラも見られなかったので。
どんでん返しの予定であっても、少しは意味深な表情とかがあっても良かったんじゃないかなぁと思うのですよ。
作者さんの作品はラブコメと甘いやつが私的には好きかなぁ。
またやってしまいました。
実の兄弟モノ苦手なのに、内容を確認せずに買って読んでしまった。
でも、内容的には納得の質のいい作品だと思いました(偉そうにすみません)。
まず、絵がきれい。
兄が汚れている、と言ってもきつい描写はなく、弟とともにきれいな青年だから、読むことができた。
弟の兄へのほの暗い感情も、好きで自分のものにしたい、でも我慢しなくちゃ、というのも共感できたし。
兄が泥の中にいるほど、自分しかいなくなればいいのに、というのも理解できた。
濡れ場も…無理やり感がなく、きれいだし、兄がビッチで受け入れるのも、ああ、そういうものなのかもね、と思ったし。
実は兄は確信犯だった、てのも、どんでん返し的でうまいなと思った。
実の兄弟、というだけで私は抵抗がありますが、作品としてはいいと思いました。
兄弟モノ以外の先生の作品を読みたいです。
しかし、BL界において、こんなに兄弟モノってごろごろあるもんなんですかね。
余談ですが
タブーだと嫌悪するどころか、近親相姦モノ大好き!と公言する人が多いことにカルチャーショックを受ける古い人間なもので。
すごく久々に読んで、また心が折れました。
世の中にはいろいろなひとがいて然るべきなのですが、わざわざ知らなくても良い心理状態とか、執着もあるわけで。
そこをこちらから出向いて行って、がっつり目の当たりにした結果、心が折れたとしても自業自得なのですが。
両親亡き後、体を売って弟を育てる兄。
汚れていく兄に喜びを感じる弟。
普通の感覚では到底理解できない2人です。
冒頭で弟が高校2年生。5つ違いなので兄が22才。
両親がいつ亡くなったかは「早くに」という表現しかないので不明ですが、弟が小学生のときにはすでに体を売っていたことを示している描写がありました。
兄も未成年じゃないか、と。
それなのに兄が私立っぽいエンブレムのついた高校の制服を着ている横に、中学の学ランを着た弟が写っている写真があるのも不思議なんですよね。
兄、体を売って日銭を稼ぎながら私立高校に行ってたの?と。
こういう細かいところが気になる方は、片目を閉じて読むことをおすすめします。
心理的にもよく分からない点がいくつか。
弟の兄への執着は、幼い頃から兄が体を売るのを見てきたという虐待のせいなのか。
直接手を出さなくても、そういう場面を見せることで虐待になるんですよね。
兄が汚れて作ったお金で育った自分がきれいなわけがなくて、他の男と同じように兄を汚したいと思っているのは何となく理解できるし、兄の希望で居続けようと欲を抑えるのも分かる。
ただどうして兄を他人に汚されたいんだろう…。
兄の方も最後にものすごいどんでん返しを持ってきてましたが、よく分からない。
兄の執着はどこから?どういう心理で?どこからが計算?
それが何回読んでも理解できなくて、ただ「こういう展開、ショッキングでしょ?」という思いつきでつけられた結末のような気がしてしまって…。
ショッキングな結末は、それまでに気付かないところでいくつも伏線が張ってあることに後から気付くからより心に響くのであって、伏線ゼロ、含みもゼロでいきなりというのは、サスペンスの犯人がそれまで登場してすらいなかった被害者の恋人の姉の夫の従兄弟の知人の同僚の息子の友達というくらい、「…は?」感が残るだけでした。
全体的にふつうに生きている人間は「知らなくていい」感情に溢れています。
最後まで救いはありません。
その行動をしてしまったのが「サイコパスだったから」という理由しかない「世界の猟奇殺人犯ファイル」を、怖いもの見たさでつい読んでしまったときと同じ気持ちになりました…。
ためこう先生の絵がとても綺麗なので、「ララの結婚」を最初に読んで、それから過去の作品も読みました。
BLの作品は、どの作品も最後まで読むと一ひねりあって、面白いです。
兄に弟が仕掛けているようで、実は兄の愛情表現と仕掛けた行為はサイコパス系の知能プレイ、弟の上をいっていた。
「なんだそれ、おかしいだろう、ヤバイのはお前のほうじゃないか」
最後に見せる童顔の悪党、兄のほほえみがクールでコワイ。
泥中の蓮・・泥沼とは、抜けられない兄の愛。
弟の心が離れていかないように兄が長期間かけて仕掛けている。弟はきっと気づかない間は幸せ。弟は、すっかり兄の愛の泥沼に沈んで嬉しそう。兄の異常愛の沼に嵌りながら水上で咲く蓮の花は、弟。狂気を帯びた華は美しい。弟は、兄の気持ちが変るまで沼に沈んだまま離れられない。
皮肉な活用で面白かったです。
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「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」
意味は「汚れた環境でも染まらず清く生きること」厳しい環境で強く美しく生きる人のこと
由来は「維摩経」「身は泥中の蓮華」
私のためこう先生初読み作品です。
兄弟ものは大好きでいろいろ読んでいますが、こちらはその中でも印象に残りました。
ガチ兄弟もので、見た目もここまでそっくりなのはあまりないのでは?あと、2人の見た目が年齢よりも幼く見えるのが気になったかなぁ。体の書き方もソフトで華奢なので、高校生…下手したら中学生と言われても違和感ないかも…
ただ、ストーリーがかなりどろどろしたものだったので、その可愛い絵柄とのギャップが逆に良かったかな。
かなりお互い回りくどく結局両思い?になりますが、身寄りもいなくもともと2人きりなんだったら普通に幸せになっても誰にも迷惑かからないし良くない?って思っちゃったのですが、それだと満たされなかったのかな。それほど強い執着心や支配欲を描きたかったのでしょうか…
だったらいっそのこともっと兄ちゃんを弟くんがめちゃくちゃに汚して欲しかったです。最後の自覚してからの攻めがちょっと物足りなかったかな…
好き嫌いが別れる終わり方だとは思いますが、私は好きでした!
兄弟モノは苦手よりなのに(普通に読みますが)刺さりました!やっぱり刺さる作品は苦手要素関係ないな。
この作品、兄弟であることと、兄弟であろうがなかろうが関係ないことが、うまい具合に混ざってます。基本的に後者が強い故に好きだったのかもしれない。好きな相手が落ちることを望んで、落ちきったら優しくして自分が一番になりたいっていう狂気ね。
レビュー拝見してたら最後が引っ掛かった方が多いようで。気持ちはわかる。自分は最後までいかずとももう好きだったし、好きな理由が2人で落ちきるところだったので、最後のソレで特に好きさが変わるわけでもなく。むしろより深く落ちきってますからね。
絵柄もこの可愛いさと滑っとしたところが、作品にあってると思う。個人的な感覚では、周囲のキャラはもっと小汚い人が居たりしてもいいけど!
誰も近寄らなくなるくらいに
どんな善人だって手を差し伸べなくなるくらいに
そうしたらオレが一番優しく抱くよ
可愛い絵柄や「ジェンダーレス〜」のようなドハッピー漫画も描きつつこの様な近親相姦ドロドロも発表する幅広い表現力に脱帽です。
相手のお陰で生きていける(生活や転職など)ところもありつつ自分を欲するまで堕としたい、相手が愛おしいと感情が渦巻き足を引っ張り合う様が凄まじい。
常人であれば「ヒドい…」と絶句するような台詞にも、それでは足りないと怒りすら覚える程の弟秋生の兄への執着は、絶句した読者をもこの漫画に堕とします。
優等生弟×ウリセン兄のカップリングです。
両親を早くに亡くし、二人暮らしの橘(たちばな)兄弟のお話です。
近親相姦モノはあまり読まないので、最後までとても新鮮な気持ちで見ることができました。
しっかり者で真面目な弟・秋生(あきお)は、男に体を売って金を稼ぐ兄・元春(もとはる)に恋をしています。
秋生が兄の乱れた性生活を不満に思わないのは、兄がいつか誰からも見捨てられた時、側にいられるのは自分だけだと信じているからです。
この作品の恐ろしいところって、弟はお兄ちゃんを自分が罠にはめて2人だけの世界を作ったと思い込んでいるけれど、実はそれは兄が作ったシナリオで本当の黒幕というか策士なのは結局兄なんですよね。
兄も弟も、どちらももう1人では生きられないし、手放せない。共依存している状態がとっても耽美でした。
あと読んでいて不思議だったのは、社会派というか、、がっつりフェラやセックスの描写が入っているのにもかかわらずなぜかエロくなかったところです。ストーリーの方に引き込まれてしまっていたからかもしれないですが。
ドロドロ系、胸糞系、最後に、こうくるか!というどんでん返しが好きな方にオススメしたいです。
キャラの目や肌の透き通るような質感がとても綺麗な漫画です。
なのですが、ごめんなさい。
この作者さまの作品は何度か読んでいますが、萌える萌えない以前になぜか毎回ちょっと、中盤から内容が頭に入ってきづらいんですよね。
ページをめくるごとにサラサラ〜っと目が滑って、特に気に止まるシーンに出会うこともなく気が付いたら終わっているみたいな感覚がありまして。
最近の作品とかを読んでいても、同じような理由で毎回評価が割れているようなので、根本的な漫画の作り方に課題のある作家さんなのかもしれません。
この作品に限らず、
近年のBL漫画はわりと、エロや絵に頼りすぎでストーリーや基礎的な漫画の技術的な面をあまり編集者に指摘されてないんじゃないか?と感じることがあります。
最悪、男二人組ませとけばいいと思ってるんじゃないかこれってなるときも…。
だからこそたまにものすごい良作に出会うと得る喜びも大きいのですが…
近親相姦が好きなので読みましたが、終始血縁者である葛藤は全くありません。両親もいないので背徳感はゼロに近しいよなあ…と思いながら読み終えました。せめて兄と弟のビジュアルが逆だったらもう少し説得力が上がったかも…?(ウリをしているには少し幼すぎる容姿な気がしました)また個人的に秋生が兄のことを「兄ちゃん」呼びなのも少し意外でした。
もちろん絵は綺麗なのですが、なんだかお人形さんの紙芝居を見ているようで表情の幅が非常に狭く「人間の奥ゆき」のようなものを感じませんでした。イラスト集をずっと見ている印象です。オチのどんでん返しも伏線等が見当たらなかったのでなんとも言えない読後感でした…。
ためこう先生は他の作品も読んだことがありますが、こういったシリアスな題材よりコミカルな方が可愛い絵柄と合っていてそちらの方が読み応えがありました。
たった二人の家族。
兄は体を売り、貧困ながら生計をたて、
弟は眉目秀麗、成績も優秀、大学進学を控えていた。
日常的に、男に抱かれる兄を目にする度
自分が、兄を満足させたいと思い続ける弟
あがいても抜け出せぬ、沼の中の様な日常の兄
美しく、賢く装う弟もまた。心中は、泥の中
すっげ、ドロドロ。ほぅ〜
弟の進学を機に、自立し初めて働く兄
望まぬ兄の自立をうとむ弟
兄への愛情の葛藤に女を激しく抱く弟だったが
兄と恋人の情事に出くわし
弟の心のタガが外れていく。。。
ここからはトメドなく
兄への愛情、感情、精液がほとばしり
うわぁ、でした。
それを機に、消えた兄であったが
数年後、兄弟は再会を果たす
そして、再び、体を重ねる兄弟
もう、離さないっ!
どっちがどっち?
引きずり込んだのが、弟のように見えて
巧妙に兄が時間をかけて仕掛けたワナだったのか?
ふたりが、しあわせなら、それでいい
めくる めく
ふたりで、おちる、どろのなか
初めて読んだ兄弟もの、
う〜ん。こういう作品もあるんだ。と
勉強になりました。
タイトルになるほどと思いました。
弟を育てるために男に体を売る兄。ここまではよくある設定ですね。
弟はそんな兄に恋をしている。汚れて堕ちて誰からも見向きもされなくなったら自分が兄を手に入れるのを待ってる。泥の中に咲く蓮のようですね。
弟は名門大学に入りダメ兄もやっと売りを止めて就職。兄はまともに暮らそうと弟はそんな兄に焦燥を募らせ距離を取り兄の代わりにバイト先の女の子を抱きますが。いい弟の仮面を必死で被り続けます。
兄が同僚と致そうとしてるところに鉢合わせとうとう待てが出来なくなった弟は兄を何度も犯します。そうだ、待たなくても引き込めばいいんだ。
兄は姿を消しその日暮らし。トラブって病院に運ばれ弟が迎えに来ます。数年ぶりの再会。
この時点で兄は20代後半以上のはずですが若いです。
もう兄を逃がしません。ちゃんとお給料のいい会社に就職して一緒に暮らせるように頑張りました。
ここまでは弟の執着愛、クズ兄を落ちるところまで落として自分だけのものにする策と思わせて、なんと兄が幾重もの機会を操り?弟をこうなるように仕向けていた!
弟の気持ちも知っていて自分を追わせていたんですね。でももし再会できなかったらどうするつもりだったのでしょう。
その後が読みたかった!兄の策を労する内面が見たかった!可愛い顔と子供のような体で恐ろしい兄です。いい兄の仮面を被っておいて実は弟を独占したかったのは兄の方が先だったのかな?
絵はめちゃくちゃ綺麗ですごく好みです。
兄弟BLも好きですし、お話自体は嫌いではないんですけど、オチがちょっと……。
薄っぺらいんです。
最後の最後でどんでん返しっていうのは、いろんな伏線を張ってそれが一気に回収されて「ああ!!なるほど!!」っていうゾクゾクする快感を言うのであって、
なんの伏線もなく実はこうなんですよ~って言われても「ええ…?」って置いてけぼりになっちゃうんですよね…。
一応弟に尽くしてきたことが伏線のつもりみたい、ですが……うーん。
確信犯なのに数年間あてもなくフラフラしてるってのもなんだか怖いです。
あのオチは無い方良かったかなぁ、なんて。いや、作者さんとしてはこれが描きたくてって感じなんでしょうけど。
あと最初から弟が兄のこと好きだったので、兄も弟のこと好きだってなったら結ばれた達成感も何もないです。
受け攻めどっちも狂ってるっていう設定や、本当は受けの方が執着していたっていう設定は好きなんですけど、この話ではあんまりそそられなかった。素敵な素材を料理しきれていなかった気がします。
ただ絵は本当に綺麗で、美しい。
そして商業では珍しいガチ近親モノなので、好きな人は好きなんじゃないでしょうか。設定だけなら私も大好きです!
あと、最後に。これ言っちゃうとほんと始まらないのですが、お兄さんは普通のどこにでもいそうな男の子で、ウリして弟の学費稼げるほどの容姿ではないと思います。すみません。むしろ弟の方が美少年に見えるんですけど髪型の問題でしょうか。(作中でも弟がモテている描写あり)
まあ、こういうのって顔だけじゃないんでしょうけど……。
最後に驚かされました!!
今までけなげに身体を売って弟を育ててきたお兄ちゃん。
しかし、実はお兄ちゃんの方がやばかったのです。それが最後の最後にわかります。
途中まで、ヤンデレな弟が兄を無理やり囲い、兄が絆されるというお話しかと思っていたので衝撃でした。
兄の方がヤバく腹黒だったのですね。
兄はウリをやってて学はありませんが、弟の事をよくわかっていて、弟を手に入れる為に、長い時間をかけて落としていきます。
まさに泥の中に落とされた。
メリーバッドエンドですが、2人とも幸せそうです(特に弟が)
どうせなら手錠で監禁くらいまでしてほしかったので萌×2です。
歪んだモノが大好物の私にはクッソ堪らんかった‼︎
執着系キャラが好きだけど、執着の行き着く先ってこういう事か‼︎
ってぞわぞわした。
自分の欲しいものを自分の望む形で手に入れれるなら、相手が傷つこうが苦しもうが関係ない。むしろ、もっと傷ついたり苦しんんで欲しいと望んでしまう。
そして、そんな歪んだ欲望を持ってる自分自身も肯定してしまう。
倫理とか道徳とかぶっ飛んだとこで、ただただ自分の望みだけを叶えようと前にだけ進んでいける。
サイコパスな弟だけど、歪んだ一途な愛に興奮する!
そして、最後…
最後にまさかのゾワっとするような終わりが良かった!本当に良かった(。>﹏<。)
こんなアドレナリン大量発生するようなハッピーエンド始めてでした
題材やキャラクター、絵は素晴らしかったです。ヤンデレ気味の弟に、ウリ専であっけらかんとしているけど同情を誘う兄。ためこう先生の描かれる瞳がとても綺麗で、特にお兄ちゃんの目には引き込まれました。ただ、最後に実は兄も弟への想いを拗らせていたことが分かり、一気に重厚な作品の雰囲気が失われてしまった気がします。ヤンデレ×ヤンデレ=ただのハッピーエンド、という感じになったというか。血の繋がった兄弟だし、同性だし、片方はウリをやってるし、といういくつもの壁があるはずですが、両親もいないし互いに親密な付き合いの友人もいないので元から閉鎖的な空間で2人きりの家族をやっていたのが、障害もなく恋人という関係に発展して良かったね、で終わってしまいます。途中までは弟の言動に良い意味で驚くばかりだったのですが、兄が全部分かっていて受け止めてたんだと知ってから読むと、何だか弟の重たさが感じられなくなりました。
弟だけが想いを拗らせているということにして兄へ犯罪一歩手前ぐらいの扱いをしてしまうとか、兄の拗らせ具合の方が弟よりずっと重くて段々弟が兄に恐怖を感じ始めるとかにすれば、もっとダークな雰囲気が出たのではと思います。側から見てると確かに色々歪んではいるけど、案外あっさりくっつくハッピーエンドだったなぁという印象でした。もう一歩何か踏み込んで欲しかったですね。
兄弟ものが好きな方には本当におすすめです。
でも、この作品の影響で兄弟ものに目覚める同志さんが増えたらいいなぁとも思っております。笑
最後まで思いもよらない裏切りが何度もあり、その度に震えが止まりませんでした…。何度も読み返したくなります。
そして、ためこう先生のタッチが本当に素敵で、そこにも引き込まれます。
感激、という言葉がぴったりです。私の最も好きな作品の一つとなりました。
ここからが少しネタバレとなりますが、この作品は依存ものです。
依存系の結末ってどうでしょう?
ハピエン…?
そうです、メリバなんです。
この作品はそういう意味でも好き嫌いがわかれそうですね。
ただ、私はこの作品に出会うために今までいろんなコミックを読んできたのかもしれないってくらいにこの作品に感動しました。
ためこう先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
すごく引き込まれました。
物語全体に終始違和感が漂っていて、
気味の悪いような、でもなぜか惹かれてしまう…。
全部ひっくるめて一言で言うと、"きれい"
違和感を持ちながらも、垣間見える人間臭さ?のようなものが、美しくも悲しくて。。
なんて言えばいいんですかね。とにかくめっちゃきれいでめっちゃ好きなやつです!(笑)
身構えてないとやられちゃいます。ページめくるのにも一呼吸おきたくなる。最後までどきっとさせられちゃいました。
個人的に兄弟ものが好きで絵がきれいっていう理由で買った作品でしたが、すごくお気に入りの作品になりました!ためこう先生のお話、もっと読んでみたいな(^^)
現代のジャン ジュネですね。
作者はジャン ジュネを知ってて描いたのか、知らなかったのか、知りたいです(笑)
そんなこと作品にはどうでもよい事ですが。
素晴らしい、です。大絶賛。
日本人にこれを描ける人がいるなんて。
日本に生まれて良かった(大袈裟?)
レビューが割れているのも、面白かったです。
わからない、モヤモヤ、暗い、ですよね〜。
それでも、1人でも多くの人に読んで欲しい。
純文学とかBLとか、そんな枠組をブッ飛んでいる傑作です。
ためこう先生の絵柄が好きです( *˙ω˙*)و
内容も良かったぁ…最初から最後までドロリと重たい雰囲気に呑まれました!
途中、女の子とのシーンがあるんですが、お兄ちゃんの代用とのことで、そこも上手く描写されてて良かったです( ˘ω˘ )
最後、まさかお兄ちゃんが…?って感じでしたが、そう考えると、彼女と会ってしまった時のやりとりや、その後家に男連れ込んだりとか…全部計算だったのかな…ゾッとしました←いい意味で
数年後―とゆう切り替えシーンがありましたが、そこがもう少し丁寧に描写されてるとより良かったかもしれません。少し気持ちが切れてしまいました。ページ数の関係上しょうがないのかもですね。
全2巻くらいで読みたかったです!
申し分無しの神評価ですヽ(。・ω・。)ノ
すんばらしい作品に出会ってしまいました。。これで近親相姦モノのよさに気づいてしまいました、、、笑
ウリ専兄と真面目な弟?っていう設定からしておいしすぎ。!
絵のタッチがはっきりしてない感じで優しくてフワフワした雰囲気の絵でとても私の好みでした。
一見普通の兄弟なんだけどお互いに心の中でドロドロしたものを抱えてて、そのドロドロさがえげつない。
依存しあってる感じがいい!!
最後の展開にびっくりです。
ためこう先生の他の作品も読んでみようと思います。
ウリ専、そして兄弟…美味しい設定が詰まりすぎてますね。最高です。
兄が好きな弟と、弟が自分に好意を抱いてると知って、弟が自分を囲うように仕向ける弟と…
歪みまくってますが、結局はその歪みもお互いへの愛故っていう…
たまらないですね。
そして歪みまくってる兄弟ですが、弟くんがお花買ってる時の横顔が素敵で…お互いへの思いそのものはピュアで美しいなと思いました。
ためこうさんの作品は初めて読みましたが、絵が綺麗で割と好みなので他の作品も読んでみようと思います^ ^
ガチ兄弟ものが好きな私にはご褒美のような作品です。ガチ兄弟で明るくハッピーなものももちろん好きですが、こういうドロドロした重苦しいものも好き。
タイトルがこの作品の全てを物語っていると思います。手に取ったきっかけは、あらすじの前にタイトルでした。表紙の雰囲気も好きです。
ビッチ系があまり好きではないので、少々構えながら読みましたが、兄弟二人のヤンデレ具合のおかげで何の問題もありませんでした。デレ部分が微妙なのでヤンデレと言い切ってしまって良いのかわかりませんが、病んでるのは間違いないです。弟の病み方は序盤から描かれていて「ヤンデレありがとうございます!」状態なのですが、最後に投下された兄の病み方が衝撃的!素晴らしい!兄が一番病んでいました、という落ち。しかも、計算し尽くされた狡猾さ。時間をかけて弟を捕獲する檻のようです。檻(罠)は仕掛けておくけれども、そこに入るかどうかは弟次第。という感じで、弟に判断を委ねているように見せかけて、捕まえる気満々の兄でした。見事です。こういう兄のようなキャラクター好きですねー。苦手かもしれないと思っていたビッチ兄に全て持っていかれました(笑)
弟ももちろん好きですよー。高校生の頃は隠していたものが爆発して勢いのまま突っ走ってしまいましたが、兄を手元に戻すために立派な社会人になって環境を整える辺りはやはり兄弟だなぁと。高校の頃の勢い任せな病み方も、社会人になっても変わらない一途な病み方も好きです。社会人になってからの方が厄介ですね、腰を据えた病み方。そうして弟は兄を捕らえる檻を用意したつもりになっていましたが、まさかその檻を用意することまでも兄によって誘導されていたとは……。やはり、お兄ちゃん最強(笑)
全編通してシリアスに進むので、息つく暇がない。ストーリー展開も然ることながら、画面の使い方・描き方が上手く、まるで映画を観ているかのようでした。本編最後の橋上で、兄と兄の昔の客が話す場面は特に印象深いです。あのページの直後、画面がブラックアウトしてエンドロールが流れ出す錯覚まで感じました。脳内BGMまで流れていた気がします。音量を増すBGMがブラックアウトと共にブツリと切れ、静かなED曲が流れ出す……。そのくらい、あの場面は印象的で衝撃的でした。
その後のおまけページで、少し暗さを残しながらも和やかな二人の様子が描かれていたのが良かったです。これはこれでハッピーエンドなので、やはり二人の幸せな姿がないと!
あ、ガチ兄弟でがっつりやっていますので、苦手な方はご注意ください。
ドラマCD化が発表されたのをきっかけに、予習にと読みました。
以下、ネタバレを含みます。
一度読み終えてみての感想は、『兄ちゃんめちゃめちゃかっこいい』でした。
作中何度も男前なシーンがありましたが、一番はやはりエピローグです。
わたしはあれを兄の演技だと解釈したからです。
しかし、もしかしたら本性なのかも?とあやふやに揺れていたので、いろんな方の感想を拝見してみたところ、やはり『どんでん返し』と書かれている方も多く、ならば本編の中にどれほど伏線があっただろうかと、意識しながらもう一度読み返してみました。
ですが、読み返してみた結果、やはり兄はひたすらに純粋で、ただただ弟を守りたい一心だったんだろうなという考えに辿り着きました。
ウリを始めたのは弟の為にとにかく手っ取り早くお金を稼ぎたかったからかな、と。
常に頭にあるのは弟の幸せだけで、でも自分に向けられる気持ちに気付いていて、どうにかして『真っ当な』道に軌道修正してやりたかったんだろうなと。
しばらく弟との行為に没頭していた時の兄の心理はまだ掴みあぐねていますが、その後弟の涙を見て離れたのは、本当に自分が近くに居てはダメだと思ったからなのでしょうし、再会後のラスト、受け入れたのは、これ以上壊れてほしくないと思ったからではないかと解釈しています。
自分が居てはダメと思って離れたけど、そうではなく、自分さえ居ればこいつは『真っ当』でいられる、と悟ったから、『一緒に沈む』決意をしたのだろうと思いました。
仕事に行く時や花を買っている時の弟の穏やかな表情が、それが正解だったということを痛々しく表していると思います。
そしてエピローグのあの兄の演技に繋がると考えると、なんとも歪みきった愛情だなとゾクゾクします。
二度読んでの感想はこう落ち着きましたが、また読み返す度に感じ方が変わってくるかもしれません。
読む人を選ぶ作品だとは思いますが、絵柄や本の装丁を含めて、わたしは好きな作品です。
表紙の絵が綺麗だったのと、ちるちるでもよく目にしたのでなんとなく手に取ってみたら
とんでもない作品でした。
もちろんいい意味で。
中盤あたりでこれ絶対バッドエンドだろうなー…と思っていたら、(2人にとっては)ハッピーエンドなのかな?とにかく、予想打にしない展開。作者さんにはいい意味で裏切られました。
あらすじは、売り専でダメダメな兄とその事が好きな完璧な弟…序盤はそうです。序盤は…でも、物語が進むにつれてどんどん二人の関係は歪んでいきます。
読んでてとても楽しかった作品です。でも、読了後考えさせられるというか、何回でも読み返したくなります。
でも、苦手な方は本当に苦手だと思います。まず兄弟ものが苦手な方(だったら最初から手に取らないと思いますが…)萌えを求める方にはおすすめしません。bl初心者なんてもってのほか。
新人さんとは思えない圧倒的画力とインパクトのあるストーリー、これからが期待の新人さんです!
ためこうさん初読みです。
「絵が綺麗」と称される作家さんなので楽しみにしてたのですが…うーん。
お兄ちゃんがずっと年齢不詳だったのが残念。
学生時代も現在も数年後に再開したシーンも変わりなく。弟は少し変化があったので、兄は"敢えて"変えなかったのかもしれませんが、私にはその辺りの意図を読み取ることは出来ませんでした。
兄に対する激しい執着心と「普通の自慢の弟」であろうとする自制心と。
相反する2つの気持ちの狭間で揺れ動く弟の苦悩の中でドロドロした感情が蠢く様。
面白かったなーと思うのですが、どうしようもない胸糞悪さと萌えを同時に味わってる気分でした。
ガチ兄弟の共依存の設定萌えに萌えただけだったのかなぁ。
自分の感情が迷子になっておる…(-ω-;)
お兄ちゃんは散々逃げ回った割りに「しょうがねぇな」ってアッサリ受け入れて(゚Д゚)ポカーン
ラストが雑だなぁと思ってたら最後にお兄ちゃんの本性がわかってスッキリ。
不気味な怖さだけど清々しさを感じました。
でも本性を隠して演技し通して、弟はこの先一生知らぬままなのか。
兄にしろ弟にしろ表面上を装ったまま幸せごっこをしてるのがゾワゾワする。
残る不快感の理由は多分これだorz
評価は
・設定やオチは嫌いじゃない
・胸糞悪い不快感が残る読後…
・でも読んでる間は没頭出来る面白さはあった
を総合して萌え寄りの中立です。
でも不快感が消えた頃に読み返すぐらいには好きです。
お兄ちゃん元春はただ弟と両想いになるだけじゃダメだったんでしょうね。弟の気持ちはずっと前から得られているから自分も好きだとすぐ伝えれば両想いになれるけど、それ以上に自分しか選べなくなるほど弟を依存させようとしています。
途中、兄が職に就いたのも弟に対して真面目に尽くしたけど、しょうがなく根負けして弟の想いを受け入れたんだという「てい」を保つためだったのではと思えました。
いろいろ仕事場に文句を言っていたとはいえ工場勤務をこなしていたので働けないほどウリに堕ちていたわけでもないのかなと。
弟は狂ってはいるけど兄が職に就いた時に応援しなければという理性の声が残っていたので、やっぱり兄が一番ヤバかったですね。
途中、兄への想いを抑え込む為に弟に利用されたバイト先の女の子ですが、女の子の方もいくら秋生が好きだったとはいえセックスさせてと秋生に言われていきなりそれを許しているので、可哀そうではあるけどしょうがない面もあるかも…
終わり方に賛否ありますがわたしは、兄がただビッチだったのではなく心は弟にあったのだと分かったので、最後の兄の言葉が好きです。
世間から見れば明らかにおかしい二人ですが、弟は社会的にまともな良い仕事についているようだしこの2人の中ではあれがハッピーエンドなんだと思います。
ただ少し周囲を巻き込みすぎた感はありますが…ww
表紙に惹かれて購入しましたが、あまり内容はサラッと流れ落ちていくような話でした。
そういった意味では読みやすいのかもしれません。しかし読み終わって特に何の感情も残らなかったというのが印象です。
私的に一番この作品があまり好みじゃない理由は、結局この2人が本当に愛し合っているかがあまり感じられないなと思ってしまったからです。
確かに実は兄弟ともお互いに執着しあっていた、最後自分のものになるならそれまでの過程は気にならないほど愛してるみたいな汚い部分も愛してるという執着系、下衆系の話は私は好きです。
でも、兄貴の突然の心情の変化にちょっと急に実は俺下衆でしたーとか言われても.......へ?あっそう....なんだ。、しかならなかった。伏線が少なすぎで急に兄が執着しすぎてあっけらかんとしていた。
なので最終的にあまり、愛があるのかあまり感じられないなと感じてしまいました
可も無く不可も無くという感じでした。絵は少女漫画っぽく綺麗で目を惹かれ、特に目がキラキラしてて好きな絵柄。
弟が高校生で兄とは5歳差なんですが兄が幼い。
数年後の兄弟も弟は大人っぽくなっていますが兄の方はまだ幼さが目立ち、体型も幼いままでした。もう少ししっかりした体つきの方が良かったな~と。絵柄が好みなだけにショタ感が余計に気になってしまいました。
兄弟愛に関しては他の作品を読んだ事が無く比較は出来ませんがドロドロな底なし沼から抜けられない兄弟の2人だけの世界など設定や題材は良かったです。兄弟愛のBLは初読みでしたが違和感無く読めました。
「実はどっちもクズでしたー」っていうネタばらし(?)な展開は賛否両論あるみたいですがその設定自体には問題無し。
ですが実はこうでした!と明かされる展開の時に「あーやっぱり!」か「全く分からなかった!驚き!」のどちらかのリアクションがあるのが普通ですが本作にはありませんでした。ドキドキやハラハラ感も無かった。
そういった感情が沸いてこない為、読後のこの作品良かった!という作品に対しての熱が無いまま読み終えてしまい、この作品評価高いけど自分にとっては微妙だったな~という感想に繋がってしまった所が残念でした。
ネタばらし以前のストーリーに、伏線等は(私が見落としているだけかもしれませんが)無かったのですが後付け感も無く、綺麗に収まっていました。
暗い感じのハッピーエンドですが2人はそれでも幸せだろうからこの終わり方や読み終わってモヤモヤする読後感じゃ無く、すっきりもしませんが後腐れ(?)ない所が良かったです。
兄弟愛が好みで歪んでるのも平気!という人には合うと思います。歪み系大好物な私は少し物足りなく感じましたが買って後悔はして無いです。
執着系ホモが好きな方なら萌えると思います。設定は萌えたし、最後の兄の心情にはキュンとしました、でもなぜウリをやっていたのか、ウリをしていようが兄弟でやっていようがとても淡白に見えてうん?となってしまいました。
好き嫌いをだいぶ選ぶと思います。すこし試し読みした方が良いかと
大変申し訳無いです。
カラーイラストが魅力的でアンソロのカラー等でお見かけしてて
とても好みの絵柄で
やはりこちらの表紙も印象的で思わず手に取ったのですが
ううーん中の絵も綺麗です。画面も見やすい。
どちらかと言えばイラストレーターさん寄りだと思ってたので
漫画の上手さに驚いてしまいました。
でも何故だか駄目でした。
ちょいちょい演出に誰かのドヤ顔がチラついてしまう。
「ほらコレ格好いいでしょう?」みたいな。
いや実際にそんな事はないのは分かります。作者さんが大切にお描きになったのだろうと分かる丁寧な絵です。
正に「映画を見たような読後感」のような感想が本来ならぴったりなんでしょうが・・・駄目でした。
絵はとにかく好きなのだから星をその分増やせって感じなのですが
自分に正直に萌えなかったので「しゅみじゃない」で失礼します。
とくにラスト、1ページまるごと景色の絵プラス「泥中の蓮 終」でドーン
暗転して「THE END」でドーンに苦笑いしてしまって
自分こんなに捻じ曲がったものの見方するんだなって・・・。
内容がすっとんでしまいました。
大人になってもショタ顔、ショタ体型だったのもうーんかも。
綺麗な絵で引き込まれました。
各所で期待値が高いのもうなずけます!
キャラが二人とも魅力的で、どこか病んだ人物描写がうまい。
最後の仕掛けもハッとなる展開でゾクゾクしました。
お話の整合性が若干甘く、センセーショナルな展開にしようとして少し無理をしている感じがしました。
題材は良いのでもう少し内容を詰め込めたら良かったかな〜。
一見しっかりもので優等生な弟の、兄に対する執着がすごかったです。兄が仕事を見つけた際も、応援しようと思いつつも、心の底ではダメなままでいてほしくて、誰からも見捨てられて自分の元に堕ちてきてほしいという思いが伝わってきました。弟は自分と同じように堕ちてほしくて兄を抱いたけど、結局兄は弟に対して兄でいようとしました。少なくとも弟はそう感じていて、 涙した姿が切なかったです。その後兄が出て行って再開してからは弟がなんだか吹っ切れた感じで大人っぽくて素敵でした。執着心は変わらずでした。エピローグでは兄の想いが明かされ、執着は弟ばかりでないことがわかり、最後に驚きました。
ウリセンしながら弟を養う兄は淫乱でどうしようもないけど、兄が最後に頼るのは自分と信じてひたすら兄に執着する弟。兄は弟の将来を想って手放そうとするけれど…
結末の後に明かされた兄の本心というか、したたかさには寒気がしました。
シリアス系な話で、エピソードや展開はおもしろいのですが、ガチ兄弟の病的な執着を語るのは不似合なかわいらしい絵柄で、成人してる兄が子供っぽさを残す学生のようで、読んでいて違和感を感じてしまいました…
表紙のカラー絵に惹かれて、試読みもなく挑戦したのが裏目に出てしまいました。
※私個人の絵柄の好みによるところが大きく、ためこう先生は絵が下手なわけではありません!
ためこうさん自身、高尾滋さんが憧れだったとおっしゃるだけあって、絵の雰囲気は似ています。
高尾さんより線は太めですが、丁寧に描かれている印象です。描き込みが少ないのでアップになるとちょっと画面が寂しいかな。でも好みの絵柄でした。手の書き方が女性っぽくてそこだけ残念でした。
読むまで表紙向かって右が受けだと思っていましたが、逆でした。読み始めたら気にならなかったです。
ストーリーは確かに意外性はあるのですが、唐突すぎてついていけずに終わってしまった印象です。
onBlueで始まった新連載もシリアスな展開になりそうなので、いつか「いとしのねこっけ」みたいなほのぼのした可愛い話で1本読んでみたいです。
兄弟物というか、兄受けは大好きなので喜んで購入しましたが。
ああ、右が兄じゃないのですね(汗)また勘違いして購入しました。
どちらにしても兄は成人しているようには見えないなあ。
まあ、それはいいのですが、話が兄弟で関係を持つ話は好きでも、ヤンデレ系の歪んだ物は得意じゃないみたいです。
萌えませんでした。
弟が優等生に見えて屑なのはいいとしても、兄までだと正直お腹いっぱいです。個人的には、あのオチはいらなかったかなあ。
絵はとても綺麗でした。
結末が読めないまま、話が展開していくので面白かったです。
だんだんとつまびらかになる弟からの兄への執着心は読みごたえがありました。
好きなだけではなく、そこに執着が加わると怖さが出てきて、それを表現する会話のやり取りがとても良かったです。
閉塞されたハピエンです。
ためこう先生のポイントで持ってくる絵は、シーンに関係なくドキッとしてしまいました。
絵柄はあまり好みではないのですが、ポイントのカットは美しく見応えがあります。
ただそれ以外が伏線としては印象が薄く2周目をしても、内容面で新たな発見とまではいきませんでした。
ウリも関わる話ですが、ストーリーに必要以上の絡みはないです。
そのせいか、あまりエロさは感じませんでした。
しっかりと絡んではいますが、プレイとしては淡白です。
内容的に無理矢理はありますが、エロさとはまた違いました。
読了の感想は、表紙が気になって買ったのですが良かったです。
近親相姦で執着が入るので、スカッとした感じはないのですが、全体的にドロドロしているので好みでした。
とはいえ萌えは何もなかったです。
ラストのずっと隠されていた兄から弟への執着心が発覚するシーンは、どんでん返しというにはパンチが弱く、ウリをやり続けた理由にも繋がらず、なんとなくもったいないと思いました。
重めが好きで気になるなら、良い作品だと。
ただ地雷がある方は注意が必要だと思います。
そこが読む人を選ぶ点かもしれません。
気持ち悪い作品でした。本当に血の繋がりのある兄弟ものと言うだけでも拒絶してしまう私としては二人の歪みすぎてる性質がどうしても理解できませんでした。最後の最後にどんでん返しがあったのには驚いて、そこのところは面白かったのですがそのどんでん返しもまた気味が悪いと言う。でも、これって、兄弟ものとか、そっち系の薄気味悪い歪んだ愛情が好きな人には堪らない作品だと思います。
お子様な私には無理でしたけど、こういう系統もあると言うことで、開拓するのは面白いんじゃないでしょうか?
読んだ感想を1つの単語で表すのなら、「狂気」です。
全員が狂っています。
好きな人は好き。私のように、あまり好きではない。人とキッパリ別れる作品かと思いました。
兄弟ものが好きな人にはオススメです。
この作品、作画がとにかく綺麗です。
バラバラとしたレビューになってしまいましたが、兄弟ものが好きで、狂気混じりの作品が好きな人にはオススメします。
兄弟ものが好きな人には本当おすすめしたいです
なんていうか弟の執着と兄の腹黒さがげすい部分もありますがそれがもうおいしいと思えます
友人におすすめしてもらって買ったのですがこれは買ってよかったと言えます
両親を亡くし、兄と2人きりで暮らしている秋生(攻め)。兄の元春(受け)は男と寝ることで収入を得、秋生はそんな兄に歪んだ執着心と劣情を抱いている。しかし兄弟の生活は、弟が兄を犯したことにより終わりを告げた。
オチまで読んでみて、さかのぼって考えてみると、いろいろ腑に落ちず、納得のいかない点が多かったです。センセーショナルな展開にしようとしすぎて整合性が二の次になったようなイメージでした。
エピローグで「兄の想いは実はこうだった」ってことが書かれているのですが、もしそうならこのときのこの言動はおかしい、という箇所がいくつかありました。ですがセリフやモノローグを並べて「ここがおかしい」「ここもおかしい」とやるとかなりのネタバレになってしまうので控えます。
この本の直前にはらださんの『カラーレシピ』を読んだのですが、ラストにまるっとひっくり返るタイプの作品としてはそちらが緻密すぎて、余計につじつまの合わないところが気になったのかもしれません。ガチ兄弟の歪んだ愛情だけで十分衝撃的なんだから、あまりどんでん返しとか狙わなくてよかったのにな、と少々もったいなく思います。
雑誌で読んでいての購入です。
ガチ兄弟ものでシリアス、相手以外との性行為描写あり、当て馬ありと苦手なひとも沢山いるだろう内容ですので表紙の美しさに惹かれての購入には気を付けて欲しいです。
(内容とは少し違いますが)
この作品、
エピローグ部が雑誌on blueに掲載された時のグッとする読後感に痺れ、単行本の発売を楽しみに待っていました。
しかし単行本では「完」のすぐ隣のページから描き下ろし漫画が始まってしまったため
本編の幕引きの雰囲気や余韻を味わう間がない構成になっていたことが残念でなりません。せめて1頁でいいから間を挟んで欲しかった。
素晴らしい表紙のデザイン、こだわった装丁はもちろんいいのですが
素敵な作品だからこそ作品の魅力を生かすように中のページももっとこだわって欲しいです。
大変にわがままで申し訳ありません。
私には、汚れた泥のような周りの世界に虐げられながらも生き抜く兄弟こそ、美しい蓮のように感じました。不憫で、とても美しい。救いようのない歪んだ執着愛でさえも2人が生きてきた証なのだと感じました。
ただ、最後のエピローグの兄の言葉。本心で言っているのか強がりから出た言葉なのかイマイチすっきりしません(´・ ・`) 急にネタバレをするのではなく、ほのめかす程度で、あとは読者の解釈に委ねるという感じでも良かったかなと思います。内容が濃くインパクトはある話ですが、萌はあまり感じられませんでした。
ためこう先生、○○ボーイアンソロの表紙を描いていた方で、絵柄がとても可愛らしくて好きなので、ぜひ次回作はほのぼの癒される系BLを描いていただきたい…!!
タイトルである【泥中の蓮(でいちゅうのはす)】…実はこれ“ことわざ”の1つなのですね。
「汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまの例え」とされています。
作中では最初、兄から弟に花を贈るシーンが有ります。
自分を買った男からの貰い物ですがw
その時に「泥中の蓮」についてのことがちょろっと描写されています。
“花”は希望であり、それに似ていると称される自分は兄にとっての希望なんだと。
でも果たしてこれは兄弟どちらを例えたものなのでしょう?
“どちらか片方”という意味合いではないのかもしれませんね。
→兄…(弟視点)売り専という泥の中に身を落としても弟である自分を育ててくれた兄の姿は清らかに見える。
→弟…(兄視点)一般的に宜しくないとされている家庭環境下において“一見”優等生に育った弟の姿。
正直、読み終わった感想としては二人とも花とか泥とか以前にもう“沼”だろ。
一度浸かったら最後抜けることができない底なし沼。
でも、でもですよ。
例え二人がいる場所が泥だろうが沼だろうがもういいんじゃない?
二人が幸せならそれでいいんじゃない?
って…兄に贈る花を選びながら穏やかな表情をしている弟の姿を見て思ってしまったのです。
本編終始ヤンデレ具合を発揮していただけにね…。
途中まで弟×兄のヤンデレだなぁって普通に読み進めておりました。
王道ヤンデレ弟による執着攻めだなーと。
…王道の使い方間違ってる気がしないでもないけれど、ヤンデレ分類の中の王道ということで!
そんな感じで割りと油断していた模様です。
うん、割りとヤンデレ読むしね、抵抗ないしね、寧ろヤンデレ話を探そうとするしね。
なのですが…こ、これは…((ヽ(゚ω゚;;;)ノノ))
もう最後の最後でゾワッとしました。
どんでん返しとはまさにこのこと。
エピローグのモブキャラと兄との会話(兄とモブキャラの表情、コマ割り)…特に166~169ページには惹き込まれました。
ラストがブツっと切れるような終わり方なのが余計にそのぞくりとする感覚を際立たせた気がします。
このことを踏まえて後で読みなおそうと思ってます。
オチを知った上で読み返したら面白そうと思いましてw
あー…兄が売り専なのでモブキャラと本番行為をしていたり、ヤンデレこじらせた弟がバイト先の女の子を兄に見立ててDT捧げつつ本番行為をしている描写があるので苦手な人はご注意下さい。
それにしてもあれですね、家庭訪問に来た高校の担任教師、兄の身代わりにされていたバイト先の女の子、兄の職場の同僚…どんまいです。
ってかあの場面見られて普通にその後も高校行って卒業…先生内心かなりの修羅場だったんじゃなかろうか。
いやまー本番行為していたわけじゃないけど相当あれですよ。
取り敢えず次作もチェックしようと思います。
Twitterにためこう先生がUPされていた3刷発行感謝画像(兄と弟)可愛かったです。
「縛られやケンちゃん」(蜂宮よう子名義)とは打って変わって、コミカル要素一切ナシの、ダークなガチ兄弟モノです。
「泥中の蓮」とはさて何ぞやと。
ことわざ通りに受け取るなら、「汚れた環境の中でもそれに影響されずに、清らかさを保っていることのたとえ。」
いかにも昔の人が好きそうなことわざですが、こういう考え方が大っ嫌いな私は、いやいやそうじゃないだろう?と思うわけです。
泥水こそが蓮を強く美しく育て上げてるんじゃないの?と。
そんなことをつらつら思いながら読んだので、ことわざ通りの綺麗事が展開されていたら速攻で投げ捨てたでしょうが、ためこうさんいいお話描いてくださいます!
ちょっとレビューが書きにくい(良さを言葉で説明しづらい)作品ではあるのですが、がっつりと歪みながらもただダークなだけではない安らぎがラストにはありました。
本編のラストシーンで秋生(弟)が見せる穏やかな表情にグッときます。
汚い泥水の中が理想郷だっていいじゃないかと。
二人が沈んでいったのは、泥が周りの不必要な声を遮ってくれる静かで安らかな世界に見えました。
エピローグまではがっつりシリアスなのですが、描き下ろしととらのあなのリーフレットでその後の二人の甘い生活が垣間見れ、これがまた良かったです。
ずっと兄の為に「いい弟」を演じてきた秋生がちゃんと弟らしくなれて良かった。
描き下ろしの最後の元春の一言と、リーフレットの最後の秋生の一言に思わずにんまりしました。
ここ最近好きが加速しているお気に入り作家です。
短いなかにドキッとするものを見せられ読むたびにため息。
ひんやりとした印象のイラストも美しくてとても好みなのです。
この作品は前半を「号外onBLUE」で読んでいたのですが、続きが気になりつつも、あとはコミックス化を待とうと楽しみにしておりました。確か第1話は読切りとして登場し、その後読者の反響を得て続編、となったのですよね。そして今ラストまで読んで思うのは、やはりその第1話に全て詰まっている気がするなぁと。各エピソードにはそれぞれ引き込まれるのに、それがラインとなることでセンセーショナルな第1話の印象が薄れていき少々がっかりした気分。さらにエピローグでがくんときてしまい...残念ながら自分にはそんな一冊となりました。感じたことはいろいろあるのですが、うぅ...感想はここまでとして、ためこう作品には今後も注目していきたい!と〆ます。
詩雪さん
詩雪さんの残念感、すごくわかります!
1話のインパクト、すごいですもんね。
ウェブで公開されたこちらの同人作品を読んでから読むと、
東野圭吾の『白夜行』原作とそのドラマ版みたいだなって感じました。
感情が一切語られなかった原作と、感情を中心にした解釈的なドラマ。
この『泥中の蓮』も、同人のほうが原作で、こちらが解釈ドラマみたいだなーって。
『白夜行』もドラマはドラマで好きだったのですが、
やはり原作には敵わなかった。
表紙がとても魅力的で絶対に買おうと思っていました。『泥中の蓮』というタイトルにもとても惹かれます。
最後まで読んで顔が似ている兄弟にした意味がわかる気がします。そして再読したくなる。泥の中で咲く花のように綺麗だったのは、兄なのか弟なのか、それともただの幻想なのか。
ぬかるんだ泥の中は彼らだけの世界。ドロドロになっていつか一つになってしまいそうな、こういう世界に二人きりのという物語はとても好きです。だって唯一のものって絶対に手放せないと思うから。
ただ一つ、エピローグの評価が難しい。構成としてもストーリーとしてもとてもいいと思います。だけど描き方が露骨すぎるのですよね。頭の悪いミステリーの読者に“一から十まで丁寧に謎解きしてあげるような感じ”とでも言うのでしょうか。説明し過ぎずにそこを想像させて、シャッターがぴしゃんと閉まる様なラストだったら『神』だったと思います。
発売前からだいぶ宣伝されていて
イラストの美麗さと高尾滋さん推薦の帯に惹かれて購入しました。
体でお金を稼ぐビッチな兄と優秀な弟君の兄弟愛のお話。
このイラストだから読めたなと思えるお話でした。
兄弟の編愛っぷりが満載です、特に弟君が兄へ対する思いが強く
兄を抱きたいと思う気持ちを堪えて女の子と寝ることで抑制して
でも自分も愛して欲しくて結局プッツンして襲ってしまう。
そこから崩れるように2人の関係はドロドロに・・・
弟君だけかと思いきや、兄も相当歪んでおりました。
とてもドラマチックなラストです。
絵が綺麗なので1シーン1シーンが見ごたえあります
エッチシーンも抜群です何度もパラパラと本を見返してしまいます。
兄弟の顔が可愛らしいので襲っても痛めつけられてもエグい感じはしませんでした。近親相姦もの苦手ですが読めました。
皆さん言われておりますが自分も萌えは無く、物語としては良いと思います。
とっても素敵な表紙ですね。
弟・秋生(攻)が兄・元春(受)を抱き寄せながら、
じっとこちらに視線を向けています。
ストーリーや前評判も下調べして、
読むべきか読まざるべきかずっと悩んでいたのですが、
秋生の美しく強く静かな眼差しに負けて(?)拝読いたしました。
うーーーーーん。うん。…うん?
悪くない、悪くないのですが(←おこがましい)
それほど萌えませんでした。
絵は綺麗です。言葉のチョイスも時にジンときます。帯の、
『もっと汚されてよ 誰も近寄らなくなるくらい そうしたらー
オレが一番優しく抱くよ』
という秋生のセリフ、激しく萌えました。
でも、これがこちらの作品の中で最も萌えた部分だったかな…
ストーリーも、オチを落としといて、
終わり間際にもう一度落とすという王道パターン。
作者さまは、兄弟の、時に怖いほどの狂おしいお互いへの執着を描いた、
もしくは描きたかったのだろうなとは思うのですが、
残念ながら私には刺さってきませんでした。
怖がりたいシーンがなぜか全然怖くなかった…。えっと。
「怖がって」と説得されているように感じちゃったからだと思います。
色々と失礼なことを申しましたが、しかし。
絵もストーリーも大器の片鱗を感じさせられます。
あと何かを少しで、ものすごーくきゅんとしそうなんだけど、という感覚。
なんでこんなに長々と言葉を連ねているかというと、
要素を考えるときゅんとできないはずがないのに、
なぜか、なぜか!できなかった残念感が私を突き動かしているというか。
本当に大変失礼なこと言っちゃってごめんなさい…
つきましては次の作品も楽しみにしております。
地雷注意です。ガチ兄弟もの。
お互い以外とも関係を持ちます。中には女性も。
メグタンさまも仰っていますが、
とらのあな特典のリーフレットでは本編ではイマイチ足りなかった
甘さを補給できます。おすすめ。
顔が真横にあるのに、お互いの表情が見えない表紙。
帯で高尾先生も描かれていますが、兄・元春の表情はどんなものなんでしょう?
針で刺されるような痛みがピリピリと伝わってくるような作品です。
弟の秋生は、兄・元春のことを「汚い」と多々、表現します。まるで言い聞かせるかのように。
秋生は自分のことを汚いと思っているので、兄の元春にも汚れていて欲しい。自分を高めて兄を掬い上げるのではなく、兄を沈めていきたい。
この秋生のこの鬱屈とした部分は、どこからきているのでしょうね?
でも、元春自身は自分のことを「汚い」とは1度も言いません。ビッチとかクズとか言うことはあっても。
キレイとか、汚いとかいった価値観に自身は生きていないのかもしれません。
だからこそ元春は秋生が思うように汚されず、堕ちてくることはなく、魅力的にうつるのでしょう。
逆に秋生はそのことを考えれば考えるほど、自分こそが堕ちて行っていることに気がついていない。
兄弟…近いようでいて、実はもっとも得体の知れないものとして描かれています。
そして、泥の中は、身動きはとれないけれど、どこか生あたたかく守られて、ふたりの境界線があいまいになっていくような感覚なのでは。
作中の言葉でいうならば、「でも、潜在的には似ていたり」、「でも、お前もオレと同じだったんだな」ということです。
兄弟ものといえば、明日美子先生の『薫りの継承』と比べてみると面白いと思います。本作はそれに比べ、大人未満だからこその"ずるさ"と"したたかさ”に抉られる作品です。
花屋で秋生が花を買う姿は、両親を不慮の事故で亡くした彼らの「真っ当な」生活の実現だと思いました。まぎれもないハッピーエンド。
エロシーンも充実していますが、私は不憫さや怖れの感情が先立ってしまい、萌えは不発弾なままでした。
萌えはとらのあな購入特典のマンガで補填しての評価です。
(神評価とかなり迷いまくりましたが、萌×2に後日、変えました。)