ボタンを押すと即立ち読みできます!
VOID
マキの元へやってきたヒューマノイドのアラタは、元恋人レンの容姿と記憶が一部コピーされている愛玩タイプ。ひどい嘘と裏切りのまま逝ってしまったレンを7年間引き摺っていたマキは当初アラタをひどく扱うけれど、同じ顔でも別の存在であるアラタに心の氷を溶かしていって…。
「すりこみ機能」のせいだけではない、アラタのマキに対する感情。解除した後にも続く2人の真実の愛がとても素晴らしかった。アラタと出会えてレンへの憎しみや悲しみが昇華されたマキ、幸せになれて本当に良かった〜。
座裏屋先生、絵がとても美しくてセッが最高にエロティックでめちゃめちゃ好きです!
人×性奉仕用ヒューマノイド(失恋したかつての恋人の見た目と記憶の一部を搭載)
主人公マキさんは7年前の恋愛を未だ引きずってる。見かねた元同僚のローウェンがヒューマノイドのアラタを連れてくんの。
アラタは、容姿と記憶の一部をコピーしたハイスペックな【愛玩タイプ】。しかも最初に見た人間を好きになり依存する【すりこみ機能付き】。
アラタのコピー元の本体ってのが、マキさんのトラウマ、かつての恋人レン アマミヤ。
すごく好きだったのに、レンのほんとに好きだったのはマキの兄で自分は代用品だった。しかも、兄の事業の借金の足しにと資金を用意する為に死んだってのもキツい。
そんなレン似のアラタが現れたもんだから最初は性的に虐めまくってます。手を縛って無理やり、オモチャで長時間いたぶる、外で縛りつけて虐めるとかまぁ、悪い顔して啼かしてます。
そんなことされても[すりこみ]効果なのか従順で一途なアラタに少しずつ絆されていくんだけど、今度は[すりこみ]があるから俺の事好きなんでしょ?って違う葛藤が出てくんの。
[すりこみ]機能の解除をして、半年離れて暮らしてみてどう変化するか試すんだけど。
もう最初から引き込まれました。
表紙のダークさから重くて難解なお話なんだと勝手に思い込んでました。古代ローマあたりの話かな?とも。
全然違ったー!
読みやすいし、座裏屋先生お得意のロマンティックラブロマンスだった。
アラタくんの表情がいいし、マキさんの最初と最後の変化がいい。最初めっちゃ冷めた顔して虐めてたのに、最後は愛情が溢れて堪らん顔になってるの。
座裏屋先生の画力!セリフが少なくても情報量がとてもある。
アラタくんとの出会いで7年間停滞してたマキさんの心が動き出した。お仕事も復帰したしね。
お節介なローウェンに感謝しなさいよ?
私がBLを読み出したのが2018年、紙版完全受注されたのが2016年。今中古で高騰してる。
あとから知った人も電子で読めるけど、紙の18禁バージョンで読みたいと思う人いっぱいいてるよ。
もう一回受注生産しないですかね?
買いますよ!あと、ドラマCDも再販して欲しい。
シーモアとDMMで購入(間違えて二重買い)
白抜き修正
トラウマ攻めx攻めがトラウマ持った顔とそっくりのヒューマノイド。流れてきた感想を見て気になり、試し読みしたら気になりすぎて買ってしまった本。最高でした…。高いから迷ったけど、どのレビュー見ても高評価だし、と背中を押されて買って良かった。芸術作品だった。絵がものすごく上手いから映画を見てるみたいだったし、話はめちゃ最高だし、エロは超絶エロいし。えっろ!!!!とビックリするレベルだったので初心者には不向きかも…? でも最高です。超おススメ。殿堂入り
座裏屋先生による麗しき名作。
当時雑誌で1話だけ読んでて、今頃ですが今回はじめて最後まで読みました。
はじめの八つ当たり行為が酷いからこの後どうなるんだろう?と思ってたけど…
ホッとしました。
読めば読むほど、マキの心の傷がやりきれない。
レンは酷い。恋ゆえの残酷さだとは思うけれど。
だから、いきさつを知っていてアラタを託すローウェンも酷い。荒療治すぎだと思う。
なぜヒューマノイドにハンパに感情を宿す?それがなければマキもアラタも苦しまないのに…ってここがキモだからしょうがないか。
マキがやっと「レンではないアラタ」を認識し始めたのに、お兄さんの顔を見てその名をつぶやいてしまうアラタのシーン!
胸を抉られました。
起動して初めてアラタが発した「ごめんなさい」。
その言葉が本当にレンの最後の感情だったことを願います。
そう感じることでマキが過去から解放されて良かった。
黒く重苦しい第1話。そこから、朝の光の中2人外の空気の中にいる、そんなエンディングになった。
救済の読後感です。
感動でした(><)!
さすが蘭丸先生、、絵はいつも通り美しいのですが今回はお話も美しかった!!
人が人を一途に思うことや忘れられない人がいて、そこで葛藤しているってやっぱり尊いことだなぁと思いました、、。
キラキラときめいていて幸せたっぷりな人も見ていて素敵だけど、この漫画で出てきたおふたりの様に静かに健気に人を思う雰囲気もとても魅力的に感じられました。
設定も一筋縄ではいかない感じで、人間の色々な面を感じ取ることが出来ました。
すごく良い漫画でした(♡ᴗ͈ˬᴗ͈)
第一話の葬儀のシーンから胸を鷲掴みにされてしまいました。
まるで歌川広重『大はしあたけの夕立』のごとく寂しく冷たく突き刺すかのように降りしきる雨、うつむいた人々、傘も刺さず佇む人影。
Void -空虚感- をこれ以上なく感じる冒頭の4ページですっかり魅了され物語は始まります。
各話の扉絵には鳥籠と鳥。
第一話と第四話はそれぞれ同じ空っぽの鳥籠の扉絵となっており、第四話でも第一話同様の射るような雨が降るさまが描かれています。第一話との対比は読んでいても辛く感じますが、そこからのvoid - 無効化 -に至る流れは第一話からのマキの心情の変化が伺えます。
その絵は勿論、構成もまた素晴らしく、読めば読むほどに見えてくるものがある作品です。
胸に空いた空虚を埋める存在、鳥籠、鳥というテーマやイメージは座裏屋先生の後作『シャングリラの鳥』からも伺うことができ、ある意味では『Void』と『シャングリラの鳥』は同一線上にある作品でもあるのではと感じます。
ラストシーン、巣箱へと自ら向かっていく鳥の描写には涙せずにはいられません。
久しぶりに、読み返しました。
こちらの、ちるちるの評価に神!付けてない事に驚いて、レビューしました。
たくさんの、ファンの方がネタバレしてるので感想だけ。
座裏屋蘭丸先生の描くストーリーと画力が素晴らしいです。
この作品を何度読み返した事か。
読む度に、切なくなったり嬉しくなったり〜とても楽しんでいます。
美術品を読んでる気分になります。
と言うより、作品が美術品ですね。
電子書籍で、2016年発売ですが、いつかどこかで〜マキ&アラタを、また少しでも読めたら嬉しいです!
18禁のシワまで見えるのじゃなくて普通に電子で買えるヤツのレビューです。
神率高いから期待したけど正直ガッカリ。
一応簡単に言うと失った想い人とそっくりなヒューマノイドとの何やかんや。すり込み機能がキモなんですが、そっちよりもいきなり強制的な行為を見せられ、その後でいくら良い方に持っていかれても頭がついていけなくて、そうなると設定の粗が目立ってしまいます。
エロ同人を流通に乗せるための後付け設定感。
ストーリーが盛り込みすぎで攻めはノリノリで虐めたくせに最後は可愛がるし、受けはなまじ記憶があるせいで最後まで読んでもストックホルム症候群か、まだ兄を懸想していて攻めを騙し通したのかもしれないと思った。
きっと私の心が汚れているせいなのでしょうが、モヤモヤしたので中立。
2016年当時なら目新しいのかもしれませんが、今は座裏屋先生の他の作品もあるし特別感はなかったです。
ヒューマノイドの製造が合法としておこなわれる世界 汎用との差別化の為に実在した人の遺伝子と記憶を使った愛玩用として作られた子を預かる
7年の空白を越えて蘇る記憶に苛立ち 記憶を使われた割に何も思い出さない 愛玩用ヒューマノイドへする仕打ち[所詮はなぶりもの]そう思うのも気の毒なくらいの乱暴な扱いに 男が引きずる痛みの深がどれほどのものだったのか
刷り込みか過去の記憶からか 逆らう事も出来ずどこにも行けない現状を 役に立つ事で埋め合わせようと健気に尽くすも 凍りついたものに届くはずもなく 報われることのない思いだけが募るのは見ているこっちだけ
好きで他人の容姿の一部と記憶を持たされた訳じゃないのに その咎にすら不満や疑問持つこともない人工生命 同じ顔 同じ声に思い出す自分の苦しみを 制裁のかたちで抑制しようとする人間 どっちも哀れで 哀しくて 痛々しい
かつて愛したものと同じものではないと判りながらも止められない衝動に 自分自身も苦しみ答えを出そうと足掻く瞬間にもたらされたヒューマノイドからの懇願に 自分の中の男ではない目の前の男を感じ 今までの仕打ちを悔いた
なんだかんだお話が深くて濃いのよ 座裏屋さん
地味に苦手な凌辱ですら 闇の深さで嗜好をくすぐってくる
ヒューマノイドに感じる情から名を呼び ひとりの「人 」と見るようになって変わる 二人の関係
それでも愛した者に裏切られ 愛してくるれるモノを信じきれない
自分が誰に似て 彼が誰に似ているのか
こらこら これじゃ内容ほぼ書き殴っただけじゃないか
でもね ごめん どエロい上にお話濃すぎて
ふたりのお別れに 不覚にも足元から鳥肌がぶわーってなって
18禁で泣かされるとは思ってもいなくて 何をどう言えばいいのか
気づいた時には数量限定締め切り後 そこから長らく忘れてて 自粛生活の暇さから電子になってるのを見つけた一昨年の年末 記念すべき電子デビュー1冊目がコレ
優しい時間 穏やかな日常 過去をぬぐいきれなくても彼と過ごす事で得るあらたな記憶
深すぎる情が招いた最悪な出逢いをリセットして 手にした自分だけの暖かな光
うぅぅっぅぅぅぅぅんッ いいッ!
って そんな唸りしか出てこないくらい ほんッッッとに!いいッッ ←なぜかキレ気味w
超ワタクシゴトでアレなんだけど 今日 誕生日で
だからこそ好きな本 鳥肌たった本 泣ける本 そんなものだけ読みたくなって
そんな本に囲まれてはいるんだけど その中の 大好きなお話だけをチョイスして読んだ今日が本当に幸せだな って
幸せの感じ方って ほんとそれぞれなんだよね
永久凍土だって そこに現れる存在如何によっては 永久糖度になっちゃうんだからさ
恋人を亡くした男×死んでしまった元恋人のヒューマノイド(遺伝子操作したり記憶を操作したクローン)。
設定も人間関係も複雑なのですが、作者の座裏屋先生の力量が圧倒的過ぎるおかげで、おバカな私でも設定がすんなり理解できて、すぐにストーリーに入り込む事が出来ました。
読み終わった後この内容を1冊にまとめるのは凄いなあと感心しました。
主人公2人とも健気で情が深いので、何度読んでも泣けます。しかもエロシーンもしっかりエロい。すごくオススメです。
★(完全受注生産につき完売しております)を電子配信用に再編集した、電子版を購読。
感情を持たせて、自立した思考を持つ人モドキの物語はとても切ない。
レンのヒューマノイド初発言の「ごめんなさい」は、多分レンとして生きていた時の最期の想い。レンは自分を愛してくれる人と生き直しをしているようにも読める内容。アラタとしてのレンに、マキも救われる。
読後、余計なことを考えた・・熱愛する二人、マキが死亡した後、アラタは自分の今後をどう選択をするんだろう?
人体の細胞から遺伝子情報を抽出して人造人間を作る技術がある世界が背景。
SF要素ありのBL。
冒頭は、誰かの葬儀の場面、参列者は居ない。
マキに愛玩用ヒューマノイドがプレゼントされる、それのオリジナルの名前は、「レン アマミヤ」
・・マキにとっての「永久凍土」=封じてしまいたいほどの辛い記憶と関連ある人がレン。
スリコミをシステム化して出荷されたヒューマノイドが、初めてマキを見て出した言葉は、「ごめんなさい」
ここから、マキが愛したレンが生きていた頃の記憶=マキの記憶の永久凍土についての回想が始まる。
マキは、違法人体売買組織を取り締まる捜査官だった。
マキの不毛な愛の記憶。
マキが愛したレンは、他の人を愛していた。
その人を助ける為にマキを欺き、最後は自分の体を売買したレン。
でもその人は、レンを愛してはいなかった。
レンを元にしたヒューマノイド「アラタ」に情報浄化を施すことになる。
記憶を浄化した後、マキと再会して・・・
終わりが凄く良かった。
---
void
・・この物語のVOIDは、レンをコピーしたヒューマノイドの記憶の空白部分をさしているんだろうと思う。
中身がない、空っぽの
役に立たない、効果がない
《法律》無効の、有効性のない
受注生産発売と聞いて、買わねば後悔する、と思ってポチったその時の私、よくやった。
こうして読み返しては、ほぅ、とため息ものです。
攻め様は、元ヒューマノイド保護局長のマキ。
7年前、愛していた恋人のレンはマキを裏切ったまま死んでしまった。
以来、心に永久凍土を抱えたまま厭世的に生きてきた。
そんなマキのところに、かつての同僚が保護したヒューマノイドを押し付けてくる。
それが今回の受け様のアラタ。
レンをオリジナルとしており、刷り込み機能までついていて。
マキを慕っているアラタがいじらしくてかわいい。
なのに、虐げるように扱って、レンへの憂さ晴らしをしているマキにムキーッ。
自分とレンを一緒にしないで、と言い募れるアラタの、受け身なだけではない芯の強さ、マキを求める素直さ。
すごくいい子で応援したくなる。
そんなアラタの姿に、マキの気持ちがほどけていくのが、とてもよかった(⌒‐⌒)
刷り込みの気持ちではなく、アラタの本当の愛が欲しくて刷り込みを解除するマキ。
凍りついていたマキの愛する心が、また芽吹くことができてよかった。
基本的に受け様の幸せが私の幸せ、という気持ちで読んでいるのですが、今回は攻め様であるマキの幸せを願わずにはいられませんでした。
アラタ、よろしく頼むよ、的な(つд;*)
エピローグでは、2人の愛し合う姿をこれでもか、と堪能できました( ☆∀☆)
アラタのしてもらいたい事が、可愛すぎで愛しいなぁ。
「飲んじゃった」と言われて、マキに抱きつくアラタが、かわいくてにまにましちゃう。
座裏屋先生の描く、ストーリーはもちろんですが、肉体美とか体位とかポーズとか、もういろいろ素敵で目を奪われます。
座裏屋先生を好きになり、こちらの作品にたどり着きました。
紙で受注生産していた作品のようで今は手に入らないみたいです。
なので、電子で購入しましたが18禁verではないので修正がライトセーバーです。
マキさんの過去のお話を読んだ時に凄く切なくて心が苦しくなりました。
愛した元恋人はマキさんの兄のことが好きで
でもその兄はノンケで奥さんがいて…。
だからその兄に似た自分と付き合っているということを知った
マキさんの気持ちを考えるととてつもなく辛いものがあります。
しかもその元恋人はマキさんのお兄さんの為に亡くなったようなもので…。
その出来事をずっと引きずっていたマキさんの所にやってきたアラタによって
マキさんは救われるのですがそれまでの過程に色々あります。
絵もお話も本当にすごくて神作品としか言いようがありませんでした。
出来れば紙で実際に手に取って読んでみたかった作品です。
読めば読むほど引き込まれる、これ以上ない圧倒的美しさに頭がおかしくなりそう。先生の書くエロはもう芸術・・美しい・・なのにたまらなくエロい。二人の息遣いが聞こえてきそう、表情の描写が犯罪的。紙で読んでみたかったなあ。
す、すごくえっちでした……。
私的には、後半のラブ大盛エロが好きです。座裏屋先生の描かれる幸せエロは最高だぁー!
ストーリーはというと、うん、普通かな。物語重視の人には物足りないでしょう。超絶画力に見惚れる漫画です。
主人公がヒューマノイドに絆されるのが唐突に感じました。三巻くらいかけて、二人が距離を縮めていくさまをゆっくり描写して欲しかったです。
あ、『VOID』あっての心理描写の繊細な『リカー&シガレット』や『シャングリラの鳥』なのかなぁ。
個人的殿堂入り作品です。
映画のようです。素晴らしい。
修正についてですが、紙媒体は黒線のみですので修正が気になる方は紙での購入オススメします。普通のB6サイズではなく少し大きめのサイズですし特別な感じがします。
残念ながらプレミア価格ついていますが、再販の予定はないと言われていますし、個人的には買ってよかったと思いました。
アラタの第一声「ごめんなさい」って、レンはマキに会うたびに罪悪感を覚えながらワガママな恋人を演じていたってことなんだろうか
マキのような男に愛されながら、それこそ刷り込みのように先に好きになったヨシアキのことを思い続けてしまって…マキのことも好きだったと思うんだけどね
レンは恋心に狂ってしまっていて肉親を代わりにしたり危険を伴う記憶や容姿の複製で支えようとしたり、ヤバいったらない
この人が既に死んでいて話の背景だってことがすごい
マキにできるひどいことなんてせいぜいあんな程度で本当に善良な優しい人なんだよね
刷り込みを解除して、時間を置いて、アラタがレンのように相手を慕うのなら刷り込み機能なんて要らないんだろうな
レンの刷り込みを解いてマキの恋人にしたみたいに見ちゃうとちょっとおぞましいような気もしないでもないんだけれど、アラタが自分はレンではないってずっと言っているから、そうなんだろなって思っとく
てか、アラタの中のレンは今でもヨシアキへの憧れを持ち続けているみたいに見えるし刷り込みは解けてないのか
確かにヨシアキ、すごいいい男に見えた
でも、仕事うまく行かなかったりするところもあるのに…憧れちゃうと盲目なのね
読み終わるまであっという間で、終わったあともしばらく余韻に浸れるお話でした。全体的に綺麗にまとまっていていうことなしの満足すぎる作品です。そしてなんといっても、圧倒的画力です。座裏屋蘭丸先生の作品は全て購入していますが、見る度に惹かれる絵柄だなと圧巻させられます。そして、人物だけでなく、周りの景色や小物まで丁寧に細かく描かれていて、お話の中に入り込んだ感覚で読むことができました。
この物語は、男性専用愛玩タイプのヒューマノイド・アラタと元ヒューマノイド保護局主任・マキのお話です。ヒューマノイドのアラタには最初にみた人間を好きになり依存する「すりこみ機能」が付いていました。マキはその影響と過去のトラウマ?思い入れ?(好きな人にアラタが似ている&好きな人に騙された&好きな人が亡くなった)から、嬲るように抱いていました。しかし、一生懸命なアラタなどを見て、ちゃんとアラタをアラタとして好きになろうとします。その過程がなんとも愛おしく苦しく良かったです。そして、タイトル回収もしっかりとあり意味がわかった時は、ここでそうきたか!と感動と切なさで心いっぱいになりました。描き下ろしには2人の愛を感じられるえっちシーンもあり、最高でした。マキの男らしさとアラタの健気な見た目からのギャップで色気ばつぐんです。
今回は電子書籍で購入したのですが、紙でも購入し、修正なしのも見てみたいなと思いました。
や〜最高ですね✨
まず表紙がすごい!!
何これは油彩ですか?美術館のいちばんいいとこにある作品ですか?てくらい美しい。
中身も全編通して美しいのはもちろん、情緒や空気感が伝わってきて好き。
寒々しい風景や、生い茂る草花や。
ストーリー、構成も抜群にいい。
タイトルが出てきた場面はゾクっとした。
アラタの「すりこみ」を解除して待っている半年間、マキが庭の草花に水をあげていたんやろね。
バードハウスを作ろうとするアラタがかわいいし、鳥がやってきたラストもしみる。
極上のエロスも健在で。
座裏屋先生のこの長回しがとにかく好き。
前半とは異なり、終盤のマキのアラタへの触れ方が怖々やさしいのがたまらんかったです。
1話の扉絵がかっこいい!
映画のタイトルバックのよう。
その後の扉絵もシンプルで好き。
話を追うごとに、鳥かごの中の鳥が飛び立っていく構成なんやね。
マキの心情を表しているよう。
同時にアラタにも言えることか。
安直な解釈だけどこういうの好き。
座裏屋先生作品、PET、眠り男、リカシガ、VOIDしかまだ読んでいないけど、エロスの時、相手の名前を呼ぶとこが…すごい気持ちが込もっていて、心身ともに盛り上がりというか、いろいろ感じられてエロスですね(そのまんまw
いろいろ考えさせられる作品でした。
R18作品なので官能的なシーンは多いのですが、作画の美しさで上質な映画を観ているような気分になりました。
前半には結構ひどい場面が出てきます。
でもストーリーに重きが置かれているので、そういうシーンにもきちんと意味が込められていて、余計に切なさを助長してくれました。
容姿と記憶の一部を人間から受け継いだヒューマノイドのアラタ。
押収された「それ」の面倒を見ることになるマキが主人公です。
アラタの容姿と記憶は、精神的にマキを手酷く裏切っていた元恋人のもの。
さらにアラタには最初に見たひとを無条件に愛する「刷り込み」機能があったことから、マキは自分に向けられる愛情を信じることも受け入れることもできないまま、アラタを酷く扱うのですが、次第に元恋人と似ていないところ、同じじゃないところを無意識に探すようになるのです、が。
もう、切ないです。
これ以上ないほど深く愛していたのに、こころは別の人を求めていた元恋人のことを想い切ることもできず、アラタの気持ちも「所詮刷り込み」と線を引いて向き合うことができないジレンマ。
アラタを兄に会わせたときの失望感とか、刷り込みを解除する方法を知ったときの葛藤とか、モノローグや台詞ではなくすべて表情からしっかり伝わってくるんです。
マキの切ない顔、苦しんでいる顔。
アラタが自分には覚えのない記憶のせいで、マキの兄に会ったときに涙を流すのですが、その表情が完全に記憶に支配されているのも切なくて。
さっきから「切ない」しか言っていませんが。
とにかく切なさで息の根が止まるかと思いましたよ。
本当に素晴らしい映画です。
もう一度言います。
これは、映画です。
こころが満たされました。
神評価がちょうど400でしたので、一つ増やすのに緊張しました。笑
今更ながら読みましたが、紙の本でも欲しいので、商業で出してくれないかしら…。
でも、18禁作品にして受注生産されるところに座裏屋先生の漢気を感じて、きゅんきゅんしました〜。
そして、本作でも、きゅんしましたし、映画を一本見終わったかのような満足感…!
レンは結局どんな人だったの…?とのもやもやは若干残りましたが、アラタが可愛かったので、オールオッケーです。
素晴らしいレビューをしてくださってる方がたくさんいるので、
わたしはどうか、この二人の未来に幸多からんことを…と、ちるちるのレビューで祈らせていただくことにします。
なんだか読み終えると普通はなにかと感想をいいたくなるのですが、この作品、とても深くていろいろ複雑な思いがでてうまくいえないのです。
過去をひきずってアラタに酷くあたってしまうマキになにも知らないアラタが健気に受ける姿が印象的でした。
アラタの自分に対する想いが作られたものじゃないかと思ってしまうマキ
いろいろ紆余曲折してやっと過去を払拭したときに
二人の新しい人生がはじまるんですよね
シリアスなお話ですので終わり方も余韻があってよかったですよ
あまり、ネタバレしたくないのでとりあえずこのくらいしておきます
シリアスでエロい作品を読んでみたいときにおすすめです
〖DMM電子書籍〗
修正:白抜き
カバー折り返し:なし
カバー下:なし
帯:なし
裏表紙:なし
備考:おもくそ白抜きだけど問題なし。欲を言えば甘いに越したことはないけど。
〖紙媒体〗
未読
初めて読んだ座裏屋蘭丸さんの作品が
この「VOID」
表紙の絵画のような美しさにしばらく見惚れ、中の絵の期待を裏切らない美しく精緻な描写に1ページ毎溜息をつきながら読んでいたなぁ。
正直2話目迄は内容的には苦行でした。
愛のないセックスや道具を使って無理矢理引き出された快楽…みたいなの悲しくなるので。
なので、あれ?これ周りの盛り上がりに私ついていけないやつかも…
と思ってたら3話目から好きなの来たー!
憑き物が落ちた攻めマキさんの、受け
アラタを慈しみ溺愛するターンに入り一気に私のボルテージが高まりました。この美しい絵と「溺愛」の親和性の高さよ…
そして特筆すべきはepilogue!
マキさんの初脱ぎに思わずゴクリ…
彫刻みたいなカラダとはこの事を言うのですね。
バランスの良い逆三角形の男性らしい体型に完璧に整った筋肉。背中やお尻まで死角無しのパーフェクトボディに
ノックアウトされました。
*苦しみの後の溺愛っていう今作のようなドSシステムもいいけど、やはり私は座裏屋さんの絵なら終始溺愛を見ていたいな笑
VOIDは、私が好きなBL作品の中でもトップ5に入ります。好き過ぎるあまり、この作品を何度読み返したことか。人間とアンドロイドの本は、何冊か読んだことがありますが、この作品は別格。やはり作者様の絵の雰囲気なのでしょうか、高級感があり安っぽさが微塵も感じられません。私はとくに、この作品様の黒塗りベタが好みです。雰囲気のある、独特な描き方で個人的に好きです。私は電子書籍で購入しましたが、紙本で購入しようとするなら万単位です。数量限定なうえプレミア価格がつけられ、手に入れることも困難だと思われます。電子書籍は通常価格なので、読みたい方は、電子書籍をオススメします。
他の方が書いているよに、同じく期待してしまっていただけに普通でした。
作者さんの他の漫画は素晴らしく大好きなのですが、この作品は残念でした。
初期の漫画だから仕方ないのかもしれませんが、少し読み辛さにストレスを感じました。
世界観が全くの異世界なんだと思いますが、現実にありうるような舞台なので日本なのか海外なのか、未来・現代・過去どれなのかイマイチよくわかりません。全て統一するか創作世界にしてもらえたら世界観に入り込めた気がします。
序盤のSMプレイシーンが長すぎてだるくなります。
主人公の兄へのコンプレックス、レンの裏切りへの気持ち(+過去の死亡時のトラウマ)、アラタへの気持ち、要素が詰まり過ぎていて全部がお座なりになっています。
意味深のシーンがあっても特になんでもなかったり、意味のない伏線も多すぎです。
なんとなく人間と同等の扱いの感覚になってますが、ヒューマノイドが人間と恋愛することへの主人公の認識度がどれくらいのものかもよくわからないです。
すりこみ解除後アラタが戻ってきたけど、主人公を好きになる根拠がないように思いました。解除前の約束もありますが、もう一度好きになった理由が知りたかったです。
色々辛口書きましたが、とにかく画力はピカイチです。二人で夕日を見たシーンは、日の光が眩しいと感じるくらい描写が上手かったです。
主人公をアラタにしたら心情変化がわかりやすくなるんじゃないかと思いました。
思ってた5倍やばかった。
電子書籍だったので、余裕ぶっこいて電車で読んで大変後悔した。
集中できんやん。
とんでもなくセックス。
えっちというより、セックス。
絵が綺麗なだけに、余計生々しくて(?)、読んでいて顔が熱くなるのが分かった。
全然下ネタ?ぽくなくて、とても綺麗な行為だと感じた。
行為全てが芸術的だった。
無理矢理はかわいそうだったけど。
世界観というか、発想がとても日本にはなさそうな大胆な設定で、とても良いと思いました。
うん、大胆。大胆って言葉がぴったりって感じでした。
面白かった。
アニメイトで予約注文をして買いました。(当時)
この作品を読んで座裏屋先生の作品を好きになりました!
そして今回18禁のエロさをハンパなく感じ…!
けれどエロだけじゃなくて、ストーリーもしっかりと作られていて独特の世界観が好みでした!
(あの…皺びっくりしました、すごかったです…
色々読んできたつもりだったんですが、ええと、とにかくあの皺をこんなにしっかり描かれている漫画を初めて見ました…
(レビューで隠語を出したら怒られるかもと思ってやめます…))
という話は置いて、座裏屋先生の絵の綺麗さには彫刻的な美しさを感じました!
そして攻めと受けの性格がとても好みで!
特に攻めの、本当は優しい性格なのが終盤にかけてバンバン出てくるのが、それまでのギャップもあって胸キュンでした…
序盤から服を一切脱がなかった攻めが受けにお願いされて、その美しい体を惜しげもなくさらす!
読んでいて、わー!わー!となっちゃいました。
とても素敵なハッピーエンドで胸が、じーんと温かく、また綺麗で切なくもなりました。
これからの座裏屋先生の作品も追っかけていきたいと思います!
電子配信で読みました。
座裏屋先生を読み始めたのが最近なので紙本はもちろん手に入れられず・・・
ヒューマノイドといい、架空の国といい、もはやファンタジーの世界。座裏屋先生はBLの新しい扉を開かせてくれます。
過去の男の遺伝子を受け継いでいるヒューマノイドを代用品のように扱い、自分の負の感情を発散していきます。
ですが、ひたむきに攻のことを愛し受け入れるヒューマノイドに愛しく思う感情を持ち始め、刷り込みではなく、いちから自分のことを好きになってもらいたいと思うように。
刷り込みの解除が出来ることを知り、刷り込み解除「void」をすることを決意します。
そして半年後、あえて会わない期間を置いて二人は再会し、愛し合う。
という感じの流れです。
サラッと読めてしまう流れなんですが、要所要所でグッとくる表情やセリフなどがあり、じわーっと感動します。
初めこそ弄ばれているかのようなセックスシーンも受がただひたむきすぎて愛しいのです。
再会してからのセックスは愛に溢れていて読んでいてうっとりしてしまいました。
座裏屋先生の絵は神がかって美しく、個人的には乳首を一番いやらしく描いてくださる先生だと思っています。
目の保養、ありがとうございました。
ちなみに作品とは関係ないとこですが・・・
電子で、900円は高いかな。
紙なら装丁もあるので納得なんですけど。
あと、電子だけなのか知りませんけど修正で局部真っ白です。
局部見せろ!ってことじゃなくて、ほんと白けるんですよね、白抜き修正って。
せっかく素晴らしい絵とストーリーなのにテンション下がります。
紙なら18禁ってなってるし修正も甘かったんでしょうか。
知らなかった自分が悔やまれます。
紙で買いたかった・・・
性的描写などで18禁?なのかもしれませんが、勿論エロ抜群で素晴らしいのですが、物語もグッときて素敵な作品なので、エロに特化せずにぜひ読んでいただきたいです!!
違法にヒューマノイドを生産していた会社から押収された"アラタ"(受)は、かつてマキ(攻)が愛した男"レン"の記憶と容姿がコピーされたヒューマノイド…そんなアラタと、過去に囚われたマキの、切なくて美しいラブストーリーです(^^)
レンと似ているアラタを腹いせに性的に虐めていたマキが、次第に"レンと似ていない"点を探して安堵し、"レン"へ抱く憎しみが、"アラタを愛する感情"で満たされていく…マキの顔つきが柔らかくなり、苦しみや闇の部分が薄れていくのが、読んでいて伝わりました(^^)異性愛者だったマキの兄を愛していたレン、そうとは知らずにレンを愛していたマキ…まさか身代わりだったとは…ショックですよね。。"身代わり"だったとは言われていないのですが、レンがお金の為に身売りしそのお金の受取人がマキの兄だったことや、兄を見るマキの目を察するに、愛していたのはマキではないと感じてしまいます。何より、マキと初めて会った時のアラタが、"ごめんなさい"とマキに呟いた事が、残酷に感じました。この言葉は誰のもので、誰に向けての言葉だったのだろう…のちにマキは"自分に向けてのレンの言葉"と解釈していますが、レンなのか、コピーされたレンの記憶を持つアラタなのか、言葉の意味や真相は最後まで明かされません。レンはマキをただ身代わりだけだったとは思えず、特別な感情を抱いていたと思いたいし、だからこそ"すりこみ"の言葉も"ごめんなさい"だったのかなと思いました。
マキが、自身の黒い部分を認めている部分も、アラタを虐める際の見所です笑。レンが自分を兄の身代わりにしたように、今はアラタをレンの代わりにするマキ…こじれてるなーって感じましたが笑、そこが物凄く共感できたし、マキへの愛情の大きさを表しているなと感じました。行動はこじれていても、その背景の純粋な愛情を思うと、胸が痛くなりました。
"マキの兄と会った"アラタを見たマキの心情も、表情や言動から読んでいて辛くなりました。。嫉妬、妬み、闇、欲…深いですね。
ドス黒いマキと対照的に描かれる、真っ直ぐで汚れなきアラタ。汚れていないから汚したくなるマキの気持ち、分かるわぁ。私も汚れてますかねぇ笑(;´д`)"ひたむきにレンを愛したマキ"が根底にあるからこそ、ドス黒いマキが強烈なイメージに感じ、汚れなきアラタの純粋さがすごく映えます!アラタ自身は純粋ですが、その存在自体は残酷に思えるのは、私がマキに感情移入しすぎな為でしょうか。複雑ですがそこがVOIDの素晴らしい点です!!
アラタのすりこみを解除するマキ…"すりこみにより愛してくれてる"事が嫌で、過去を引きずる自分が嫌で、アラタにレンを重ねている自分が嫌で、アラタをレンとは思えないくらい愛していることに気がついたから、解除を決意したと思いました。タイトルにもなっているVOID…アラタのすりこみをVOID(無効)することは、マキが受け入れられなかった自分自身を受け入れることなのかな。本当にVOIDされたのは、アラタではなく、マキだったと感じました。すりこみ解除後、自分のところへ帰ってきてくれるか、自分を許してくれるか、マキは不安だったと思います。すごく共感出来て、胸が痛かったんですが、同時に"アラタを信じたい"と強い気持ちや期待も生まれました(^^)本当に良かった!
最初は物凄く虐められていたアラタ笑、それでも自分を貫いて、"レンの記憶"への不安なども感じつつ、マキを愛し抜きました。だからVOIDされることに応じ、ともにこれからもマキと寄り添って生きていきたいと感じたんだと思います。アラタ…エロいなぁ。うん、健気でグズグズ!!マキへの純粋な想いが軸にあるので、エロさがより映えますね。マキが、自分(アラタ)越しに見ていたレンの存在…自分に気がついてほしかったから、アラタは、マキと心身ともに結ばれた今、幸せでしょうね(^^)出会いは"すりこみ"によるヒューマノイドと人間という関係ですが、どう出会ったっていいんです、2人の今が幸せなら(〃ω〃)
アラタをVOIDし、ようやくレンの墓参りに行けたマキ。美しく感じたレンのお墓は、レンとの関係をVOIDするのではなく、受け入れて向き合って生きていくマキの強い意志を表しているように見えてすごく素敵でした。いつかアラタと2人でお墓参り行って欲しいなぁなんて。
VOIDされ"すりこみ"が解除されたアラタと再会したマキ…どんなに会いたかったか、その想いが互いに溢れていることがすごく伝わりました(^^)!!泣きそうになりました(/ _ ; )
本編最終回にエロはなく、私はそこもすごくお気に入りです(^^)epilogueにしっかり、最終回後の2人が描かれていますので、たーっぷり愛とエロを堪能できますよ(〃ω〃)VOIDする代わりに、"何でもいうことを聞く"約束をしていたアラタの、聞いてほしいこと…うん、萌えたしすっごく可愛い!!包み隠さず全てを見たくて触りたかったアラタ、やっとマキを感じることが出来て本当に良かった(;ω;)互いをさらけ出した2人は美しく、穏やかな表情に思えました!お幸せに!!
美しい物語です。
過去に聞いた受け売りですが、優れた映画監督と言うのは、観客が次に見たいシーンや風景をきちんと観せることが出来るのだと。
観客が見たいところにカメラを向けるのだと。
座裏屋先生の演出、カット割にはニクいまでにそれを感じます。
物語自体はヒューマノイド(クローン)との恋という、極めてSF要素の強いファンタジーですが、何処か見覚えのある風景や建物の様子が、リアルに押し迫ってくるのです。現実にある死という喪失と愛憎。そして再生。
人は生きている限り、それを乗り越えて行くのだと。
ローウェンの台詞がいみじくもそれを語っています。
「…長いことかかってついに溶解した永久凍土の下にはさ、お前なら何があって欲しい?」
マキの再生と共にそれは彼が温かく見つめて来た、長い友情の物語でもあるのです。
epilogueの素晴らしいエロスについてはさて置き。(感じ合う身体、堪えられない歓喜、素晴らしいです♡)
台詞の無い最期の数ページが、美しい映画のようです。台詞以上の事が語られています。
何度読み返しても涙を流さずにはいられません。
本当に美しい映画です。
18禁作品なので完全受注だったはず。
本当に細部まで細かく~~~描きこまれていてそれだけで芸術です。
内容はちょっと痛いところもあるので苦手な方はごめんなさいだけど
過去を引きずっていたマキさんが
過去大好きだった(けど裏切られた)ヒューマノイドロボットのアラタに心を許して
そして心から結びつくところは
本当に素敵な恋が始まったと思ってきゅんきゅんしました。
好きになると盲目でヘタレなところのあるマキさんと
頑張り屋さんで一途なアラタちゃんが可愛くてたまりません。
エピローグはごちそうさま!なエロ満載で幸せですし
マキさんの肉体美を見たいアラタちゃんよくやった!とほめてあげたいぐらい
彫刻のような表紙の身体が拝めます。
『眠り男と色男』『コヨーテ』で座裏屋先生独特の世界観に惹きこまれてこちらも購入したのですが、期待した程には収穫を得られず、残念ながら肩透かし感が…(´-ω-`)
元々、紙版はR18で限定販売されていたものだし、エロについては申し分ないので、そちらを期待されてる方には期待通りだと思います。レンに対する恨みと恋情からアラタに酷い仕打ちをするマキに共感できなかったことと、あんなに酷い仕打ちを受けてなお刷り込み解除後もマキを慕うアラタには、やはりヒューマノイドだからかなという印象を持ってしまったことで、低評価となってしまいました。
絵だけなら圧倒的な世界観を表現されていますし、線だけでここまで洋画のような雰囲気が出せるとは、と圧巻の画力です。ただ、わざわざ18禁にするほどエロくはないような。18禁でなくてももっと特殊な性行為シーンがある作品はたくさんあると思います。ストーリーもしっかり組立てられてはいますが、特に真新しさは感じませんでした。全く同じ展開ではないにしても、似たような運びの作品は過去に読んでいる気がします。
アラタのヒューマノイドならではの下心のない真っ直ぐさ、純真さというのは、やはり人間ではなかなか実現しえない性格なので、とても好ましく映りました。いくら後味の悪い元恋人とそっくりとはいえ、ここまで純粋に想われ続けたらその想いに応えたくならずにはいられないでしょう。マキの濁っていた心が溶かされていく過程は見ていてこっちも嬉しくなりました。レンのこともただ酷い仕打ちをした恋人という存在で終わらずに、彼も彼なりの愛を貫いていたことが分かり(それが良いか悪いかは別として)、マキがきちんとレンと決別するシーンがあったのは良かったです。
アラタと一度離れることで、お互い真っ新なところから何のしがらみもなく改めて関係を始められる環境になったので、ここから2人には幸せになって欲しいです。
R18の紙でも購入してますが、気軽に読める電子でも買う程、大好きな一冊です。
紙版の装丁の素晴らしさったら!
右下の『成年コミック』の文字が無かったらアート本と間違える方多数かと。
紙の質感といい勿論絵といい、素敵すぎる…。
内容は皆さん書かれてますので省かせて頂きますが、登場人物それぞれの苦しさが伝わって胸が苦しかったです。
なかでもアラタの健気さが、もうっ…(涙)
ラストシーンは本当に美しくて、とても読後感が満たされました。
好きすぎて且つ語彙が拙いので、言いたい事の半分も伝わってないのが悔しい〜。
私は幸いにも入手してますが、オクとかでR18版が高額出品されてるのを見ると憤りを感じます。
電子でも読めますが、白抜きが座裏屋先生の美麗な絵の邪魔して残念すぎます。
装丁も美しいし、是非紙を期間限定販売して欲しいと思います。
…私も保存版にもう一冊欲しいです…。(こそっ
ここまで文句のつけようがない作品に出会えたらBLにハマって良かったなと思えます。
何年に一度かでいいのでここまでの傑作が読めたらいいかなと思えるほどの作品でした。
マキとアラタの交わりがなんとも言えぬ妖艶さを漂わせていて読んでいてあぁ最後のページなんて来ないでくれと思っていました。
ネタバレになるので詳細は省きますが、こちらの作品の醍醐味はやはり2人の行為のシーンではないでしょうか。蘭丸先生の絵はとても綺麗なので良かったら電子書籍などで読んでみて下さい!
すごく大好きで何度も読み返す作品です。
絵がとても美しく、一コマ一コマ丁寧に描かれてあるので読みごたえありました。
一番最初に読んだときは、いつものドキドキするエッチな展開のお話と期待してたのですが、マキもアラタもレンもそれぞれに好きな人がいて苦しい気持ちがあってキャラクターの心の動きがすごく伝わってきて切ないお話でした。マキがアラタを好きになっていく過程が好きです。アラタのポジティブなところとマキへ結構物言うとことか好きです。レンのお兄さんへの愛も切なかったけど好きです。
最後のシーンでアラタが小鳥を見に行ってる時にマキの上着を着てってるのがなんか可愛かったです。
座裏屋先生の作品だったのでどちらかというとエロ目当てだったのですが…。
なんというか、とても綺麗で感動的な話でした。
愛し甘やかしていた元彼のレンに裏切られ、彼への憎しみをアラタに向けるマキの表情、そして酷い仕打ちに必死に耐えるアラタの健気さが本当に切なくて、二人とも早く報われてほしいなと思いました。
家庭的で一途なアラタにマキが少しずつほだされていく描写が素晴らしかったです。刷り込みを解除する前の会話や、半年ぶりに再会しても尚お互いへの気持ちは変わっていなかったことに号泣。
途中まで色々と張り詰めた空気だったので最後の安心感は凄まじく、幸せになれた二人に本当に感動しました。
心理描写はとても細かく分かりやすく、攻め受け両方とも魅力的な人物でストーリーにも文句なし。とにかく綺麗にまとまっているというか、読んだ後の満足感は半端ないです。
もう1度18禁で販売して欲しい~。
今回は電子の方で読了させて頂きました。白抜きが憎い!!!
エロ目的だけで作品を構成している訳ではないのに、無粋に白抜きにするのはどうかと思うんですよね。
規制は大事だとは思いますけど、芸術とわいせつは違う~。
ドラマCDが発売されて、それに小冊子が付いていたのでそれを読みたくて本編を漁るという。
私みたいな方いらっしゃるんじゃないかな~。なのでもう1度訴えます!18禁本での再販希望。
修正が入った紙書籍だったら意味が半減してしまう。
1度は読んで見た方が良い作品だと思いますので内容にはあえて触れませんけど、この作品で良いな~と思ったのは、受のお尻の穴がちゃんと濡れること。
愛玩用ヒューマノイドということなので。
受が痛い思いをするのが嫌なので、とりあえず最低限滑りは良くなるみたいだし、それ用の作りだったら攻が愛してくれればくれるほど気持よくなれるんだろうから幸せだろうな~と。
座裏屋先生の作品は背景とか小物とかも綺麗で丁寧に描かれているので、そこを堪能するのも楽しみの1つです。
私は電子で読んだので神評価にはしませんでした。
お恥ずかしいことにエロエロ評価で購入を決めたのですが、良い意味で裏切られました。
エロ本買うつもりがシェークスピアを買ったような気分です、ハッピーエンドの。
もちろんシーンはたくさんあり、心が通うまえの行為はハードなのですがそれは作品の一端にしか過ぎず話が作り込まれています。
ヒューマノイドの設定を活かしながら愛を感じる作品でした。
攻めが根は優しく綺麗な心の持ち主で魅力的なあまり、受け側への感情移入しすぎちゃいました。
映画を見ているような、綺麗なラストシーンはとてもお気に入りです。
18歳未満は読めないのが惜しい気までしますが、大人な話なので良かったかもしれませんね。
皆さまの素晴らしいレビューの数々に恐れを抱いて手が出なかった作品だったけど、ようやく電子で読んでみました。
そして座裏屋先生の作品を読んだのは初めてです。
皆さまのレビュー分析が素晴らしくて、読み手側の理解が深くないと作品を理解できないのかしら・・・とびびってましたが、
予想以上にややこしくなく、あれ?こんなもん?もう思った?と若干肩透かし感が否めませんでした。
それよりも強烈で凄まじいエロス!!にびっくり。
前半は屈折した気持ちを一方的にアラタにぶつけるべく、器具を用いたハードなプレイの数々、
後半は心の底から通い合ったひたすら愛のこもった交わり。
この同じカップルの絡みでも、気持ちが違うとこれだけ違うという点をじっくりと描きたくてこのお話を作ったのかなぁと思いました。
先生の作品はこれが初めてですが、筋肉や絡みの描写力もそうなんだけど、
心の襞の内側を捉えたようなココ!!という一瞬の表情を捉えて描かれるのが本当にお上手なんですね。
小説だったら数行必要な登場人物の心の内側を一コマの顔で描かれているので感動しました。これぞ小説とは異なる漫画の素晴らしさ。
お話の中での心に残ったポイントは、
アラタにマキの関する記憶は「ごめんなさい」しか残っていなかったのに、
マキのお兄さんに出会って走馬灯のごとく記憶が蘇って、名前を呼びかけ、涙を流すところと、それを見たマキの顔ですね。
その後のVOID 解除に繋がります。
それと、お前が兄貴をあんな目で見つめるから・・・と言ったあとのマキの顔。
それと二人が再会して・・・これから迎えに行こうかと・・と言ったときのマキの顔。にわかに信じがたい奇跡に対する心の震えを感じました。
それと最後に後ろからアラタにキスをして見つめるマキの顔。
マキの顔ばかりですね・・・。
アラタよりもマキのほうが内面抱えているものが複雑なので、表情も複雑なものが多いのですが、
一言で言い表せない気持ちを的確に表現することができる画力に敬意を表します。
愛していたレンは自分を兄の身代わりにして、兄のために記憶と遺伝子を売り事故で死んでいった。その死によって裏切りを知らされるマキの絶望…
時が経ち、レンの遺伝子で作られたヒューマノイド・アラタが現れ、今度はマキがアラタをレンの身代わりにするけれど、純粋なアラタと接していくうちにマキも癒されていく。そしてレンとアラタの違いを見つけて安堵するマキは、アラタの服従の刷り込みをVOID-無効-する。
マキもレンも自分自身の愛情に囚われすぎてる。
でもマキの永久凍土を溶かしたアラタの純粋さは、レンからもたらされたものだと思うから、脇の悪役であるレンのことも憎みきれませんでした。
マキを身代わりにしたのはもちろん悪いけど、自分に気持ちが向けられることは絶対にない妻子持ちの男のために体と記憶を差しだす決断、身勝手で迷惑だとしてもそれも愛だと思う。
オチもわかってるから、作られることはないと思うけどレン視点の話も読んでみたいです。
18禁の紙本は完全受注生産で、座裏屋先生の画力を最低限の修正で読むことができました。
ただ特殊な販売だっただけに、紙本の再販は見込めず、電子は真っ白に修正された全年齢版しか販売されていません。
紙本購入者への配慮だとわかっていますが、リブレは18禁電子の販路があることですし、作家さんのためにも、読みたいと思う読者のためにも、電子でも18禁版を配信して欲しいです。
私は紙本購入者ですが変に配慮されるより、購入の選択肢が多い方が嬉しいです。
座裏屋さんの作品は、X-BL(リブレ出版のR18BLレーベル)の電子書籍(アンソロ)に収録されていた『眠り男と恋男』を読んだのが初めての出会いです。そのときに絵の上手さとエロの描写力と重くも軽やかなストーリーとキャラクターに魅せられていたので、受注限定生産の『VOID-ヴォイド-』発売を知り、勇気を出して初めて紙書籍のR18本を予約しました。そうして、どきどきしながら店頭予約し、どきどきしながら受け取り、どきどきしながら読んだところ……やっぱり座裏屋さんの作品に間違いない!素敵!ありがとうございます!と胸の内で感謝を捧げました。
マキの内にある永久凍土はレン・アマミヤという7年前に亡くなった恋人(男性)。違法製造されたヒューマノイドであるアラタはレンの記憶の一部と遺伝子を引き継いでいて、外見も声も彼にそっくりだった。レンの死後明るみに出た事実によって、マキは彼に対して負の感情を抱いてしまい、葬儀にも参列できず、墓参りにすら一度も行かないまま。そんな状況でレンそっくりなアラタと出会ったため、レンへの負の感情を吐き出すかのようにアラタを抱いてしまいます。
『眠り男と恋男』や『太陽と秘密』などでもそうですが、受であるアラタが健気で。今作は特に、最初の接触からマキがアラタを突き放すように抱くので、よりその印象が強いです。『眠り男と恋男』の健気さも相当ですが。暴力的ではないのに暴力のような抱き方をするマキ。それに強い抵抗もせず不満も言わず受け止め続けるアラタ。アラタは愛玩用ヒューマノイドの上、刷り込み機能によってマキを認識してしまったのだから当たり前なのだけれど、そんなアラタと接しているうちにマキは癒されると同時に傷付いていきます。アラタを傷付ける自分の行動に自分で傷付くマキはもう、不器用という言葉では片づけられません。困ったちゃん?(笑)
アラタに対して少しずつ心を開き、次第に惹かれていくマキが微笑ましかったです。二人で日曜大工をする様は心がほんわかしました。
マキの「最初はレンとの共通点を探していたのに、今では違うところを見つけてはほっとしている」という言葉が印象的でした。レンに似ているアラタ、としてではなく、アラタ自身を見つめるようになったということ。だからこそ、自分を見つめてくるアラタの眼差しが刷り込み機能によるものだと思うと悲しくなってしまう。アラタは刷り込み機能もオリジナルであるレンも関係ないと言うけれど、マキは刷り込み機能の解除を願い出ます。「マキの臆病者!」と泣きながらも、アラタはそれを受け入れ、刷り込み機能を「VOID(無効)」に。この場面の描き方が美しくて引き込まれました。胸が痛くなって、アラタと一緒に涙が溢れそうでした。
その後、半年も面会謝絶期間を設けたところが、マキが如何にアラタを大切に想っているか伝わってきて好きです。そして、やはりマキは臆病(笑)けれど、そのおかげで「遅いからおしかけちゃった」と言う可愛いアラタが見られました。きっと、仲良く穏やかに日々を過ごしてくれることでしょう、二人で。アラタのおかげで永久凍土が溶けたマキは、やっとレンの墓参りに行け、冥福を祈ることができた。本当に良かったです。
エロに関しても、R18の名に恥じぬエロさです。ハッピーエンドで本当に嬉しかった!
絵が物凄く芸術的でどこをとっても美しい…そしてエロシーンは本当にエロい………!!
過去の恋のトラウマに縛られている攻が昔の恋人に似ている受と出会う…という王道な話だけど、設定がかなり練られていてストーリーも起承転結がしっかりして面白い。
一途に献身的にマキを慕うアラタがすごく健気で可愛くて、最初は最低だったマキが葛藤を経て本当の心情を徐々に見せてくる過程は納得できるし良かったです。
数量限定版を買いそびれ、高値で転売品を買うのもバカらしい、そのうち再販されるとタカを括っていたけどなかなかされる気配がない、でも電子書籍読まないしKindle持ってないし…と長らく読めていなかったのですが、これを読むために電子書籍サイトに登録してみました。
うん、スマホ画面小さいし修正ガッツリだったし目は疲れたけど、読めて大満足です。
でもそのうち18禁限定版が再販されたらいいな。
今さらレビューという感じでもないので、サクッと感想のみ。
ヒューマノイドと人間の恋愛で、BLに限らず描き尽くされた感のある題材ですが、細かな感情描写と圧倒的な画力で、素晴らしい作品だったと思います。
かつて愛を注ぎ、裏切られた恋人の姿と人格を持つヒューマノイドを引き取ることになった攻め。オリジナルの人格とは違う、ワンコで一途な受け。
刷り込みで自分を愛しているだけだとやさぐれて、受けをいじめてしまう攻めがちょっと大人げなくはありましたが、受けが健気に攻めを慕う姿が可愛くて萌えました。
あと、英語力がないので、タイトルの『VOID』の意味を知らずに読んでいたら、その単語が出て来たときの衝撃に鳥肌が立ちました。
ちょっと分かりにくい点もありましたが(攻めの元恋人が記憶を保存? しようとした理由とか、攻めの兄の反応とか)、いい作品でした。
18禁ってだけあって、さすが凄まじくエロスの籠った作品でしたが、それ以上に内容が~!
あまりにも一途な受けちゃんも、過去の傷から素直になれない攻めさんも、どっちも愛しくてたまんなかったです。最後のHシーンは甘々で切なくて、すっごく幸せな読後感でした。何回も読み返してしまいました!
刷り込みを解除するシーンは読んでてドキドキしていて、「VOID」と唱えた瞬間、なんか泣いちゃった。座裏屋さんの書かれる受けって、いつも本当に好きです。
電子同人誌時代18禁の女王と称されていた座裏屋さんも、商業誌だとやっぱり修正ガッツリだよね…と買うたびにがっくりさせられていましたので、この仕様はありがとうございます!という気持ちです。
内容はたくさんレビューが上がっていますので、感想を…
カバーがないということ自体は同人誌と同じで、わたしは好きです。
商業誌のカバーは、時々邪魔になって外して読むこともあるので。
ただ、表紙の紙の手触りはちょっと滑るなという印象です。
厚みがあるので、滑って読みづらい時がかなりありました。
表紙の絵柄は攻めメイン。
内容が攻めの心の葛藤と昇華なのでピッタリなのですが、珍しいですよね攻めがというのは。
BLは受け視点の話がとても多く、個人的にはたまには攻め視点も読みたいのにな(どちらかに偏ると飽きる部分がどうしてもでるので)と思っていますから、大歓迎でした。
GOLDということや、この作品が18禁で発売されたことからもエロスなシーンがふんだんなわけですが、それにページをとられつつもきちんとお話も進行されている座裏屋さんは素直に凄いと思います。
中盤そういうシーンは減って攻めのトラウマ話が中心になりますが、それもまたお腹いっぱいにならず良かったです。
滅多に紙版は買わないのですが「眠り男と恋男」「PET契約」がとても良く完全受注生産で予約のみと18禁というのに興味があったので数日悩みながらも予約♪
……が、何日か後に電子版も発売予定と発表…Σ(゚Д゚ノ)ノ
でも買って正解でした。
18禁の威力は絶大で…電子版も購入したので見比べると全然違いました。違いは見えるか白塗りかなのですが、見えるってすごいのですね!! ほんの少しだけ修正されていますが微々たる物です。
ストーリーも結末も良くて満足です♪
美しかった。
評判がすごく高かったので、購入して読みました。
一読目の感想としては、「あっさりしてるな〜」でした。
主人公が抱えるトラウマは相当深いものなのに、相手のアラタに罪はないのに背負わされてしまっているものは相当重い十字架なのに、そこをあまり書かれずに終わるので、
外見(絵)は大河ドラマみたいな感じなのに、中身(ストーリー)は30分のドラマものみたい。これだけドラマチックな印象を与える絵なのだから、もうちょっとストーリーも丁寧に書いて欲しいなと、もったいないなと思いました。
ですが、何度か読み返していく内に逆にそれがいいのかな?とも思ってきた。
ストーリーがあっさりしてる分、絵の美しさが際立つというか。
これでストーリーがしっかり書かれたら、まずこの長さでは収まらないし、逆にこうだから粋と言いますか、おしゃれな感じがしてきた。偉そうだけど。
なので、美しい一言の作品だなというのが今の印象。
悪い意味じゃなくて。
コミックとか漫画っていう単語に違和感覚える感じ。
最後の2人の絡みは圧巻ですね。愛し合ってるんだなーというのがひしひしと伝わってくる。
そしてラストのアラタが、アップの顔じゃないんだけど、無邪気で幸せそうですごくいい。
で、それをみつめてるマキさんもすごくいい。トラウマは過去に変わりしっかり未来を見つめてる感じ。
台詞もなく絵だけのシーンなのだけど、読んでるこっちが救われます。
絵だけで語れるって本当凄いなって読む度に思います。
座裏屋先生の作品は、本当に間違いない。
ハズレがない。改めて実感しました。先生、好き。
座裏屋先生のコミックスは、
『PET契約』、『眠り男と恋男』両方所持していますが、
その2作品とはまた違った素晴らしさで、
何度読んでも飽きません。
私は普段、あまり積極的にこの手のタイプの設定は
手に取らないし、作家さん買いもしないのですが、
座裏屋先生だけです。私をこんなに虜にするのは。
座裏屋先生の本だったら、
どんなに地雷設定でもきっと私は手に取るでしょう。
…と、そろそろレビューを……
あらすじとしては、上のちるちる様のstory通りです。
普段なかなか読まない設定だけに、
どきどきしながら読み進めてましたが、
あぁ、やっぱり座裏屋先生だ…‼
えっちシーンが、やっぱり座裏屋先生だ…‼
と思いました。
座裏屋先生のえっちシーン、本当に好きなんです。
ほんと、素敵な体位を描かれますよね…。₍すみません…₎
座裏屋先生の受けキャラの子はみんな大好きなのですが、
今回のアラタくんも、とっても可愛い子でした。
マキさんに酷いことされても、受け入れて…
それがすりこみだったとしても、
あぁ、なんて健気な子‼可愛すぎるでしょう‼
いっそのこと私が飼いたいです…。
どうしたらこの高まった気持ちを
この拙いレビューを見て下さっている皆様に
お伝えできるでしょうか…?
語彙力がないせいで何一つ伝えられませんが、
えろいのが読みたい方、読んだ方がよいです。
ヒューマノイド設定が好きな方、読んだ方がよいです。
ただ、しネタや、あまり明るい設定ではないので、
そういう方面が苦手な方は、
私の他に素晴らしいレビューをしていらっしゃる方が
沢山おられますので、
そちらの方のレビューも参考になさって下さいね。
私も過去に評価だけ見て買ったものが
不満足だったことがありますので……
とにかく、
賛否両論あるとは思いますが、
私は座裏屋先生大好きですし、
こちらの作品も大好きです₍*´д`*₎
気になった方がいらっしゃいましたら、
是非購入なさってくださいませ。
₍あまり内容に触れておらず申し訳ないです₎
***
装丁といい座裏屋さんが18禁で出す一冊丸々一つのお話といい、深そう…!という第一印象で読み始めましたが、18禁だからどうこうなく純粋にお話として引き込まれて読んでいました。18禁!エロ!という感じではないです。寧ろ規制したからこそ話題性や確立され注目度等上がったのではないかと。そちらの"効果"の方がありそうで、これでよかった。
大まかな設定としては、愛して愛していた恋人が、自分とよく似た兄を真に愛していて、今、裏切られたまま亡くなっていて…という切ない設定ですがもう少し踏み込むと愛玩用というそれらしい設定が加わります。ただし、ヒューマノイド。ここでまた切ない。
途中、そのヒューマノイドの最初に見た人間を愛すというすりこみを解除することになったシーンでは涙。「俺への気持ちがすりこみだと思うと やるせない」
「ここにいて欲しい …ずっと俺の側にいて欲しい…っ」
この本当の想い、感動からの題名を口にするシーン。
と、花を勝手に咲かせているのはお前か?の台詞がすきです。
ストーリーで読ませて終わりではなく、最後は成年コミックとあるらしくえろく終わっているのでその方での物足りなさも全然ないと思います。笑
座裏屋さん、健気な受けと弱いというよりどこか脆い攻めの印象があります。+絵画が続いていくような綺麗さ。
始めは"そう"じゃなかった何かを手放す時に躊躇ってしまう感情が、誰にでも経験あるからこそ登場人物の想いでも感じとれるものがありました。
因みに2度目読んだ時は「兄貴を あんな目で見つめるから…」にグッ…ときました。
まず最初に謝っておきますが、私はSFっぽい作品の評価が全体に厳しめです。
反面、コミックの場合は絵の水準が高ければそれだけで評価ポイントは上がります。
この作品も、絵や画面構成は素晴らしいです。
18禁と銘打った限定出版でもギリギリの修正はされていますが、端正な絵でしっかり描き込まれたエロは非常に美しいし、どのシーンを取り出しても隅々まで行き届いていて、本当に、絵に関しては大絶賛の「神」です。
だけど、評価は「中立」。
この作品、アラタがヒューマノイドでさえなかったら間違いなく「神」です。
マキ視点で話は進んでいきます。
心から愛したレンの裏切りで、いったんは心を閉ざしてしまったマキが、アラタという存在を得て、また再び前進することができる。
それももちろんすごく萌える設定なのです。
ハイスペックでビジュアルもイケてるのに、心に大きな傷を抱えたマキ。
素直で、どんな酷いことをされてもマキの事だけを求めるアラタ。
うん、この二人はとても良い。
特にアラタの可愛さは反則。マキのために料理をしたり彼に尽くす健気さんなのですが、それだけではなくて自分のしたいこともきちんと持っている精神的に自立した男の子。
これって、前半分まるっきり私のレビューのコピペです。
素晴らしかった。
初めの頃のセックスは痛々しい(身体的ではなく、心が)だったけど、段々アラタに惹かれていく事でレンの呪縛が解けていく様子が見事だった。
心を通わせてからの甘々なセックスは何度見ても幸せになる。
読み終わった後、思わず溜め息をついてしまうくらい満足度の高い一冊。
座裏屋先生の描く裸体が美しくてずっと見ていたい!
濃厚なセックスシーンもリアルな局部の描き方も大好き。
それと同じくらい本当に素敵なストーリーを描いてくれる座裏屋先生。
これからも買い続けます!
座裏屋さんの作品は電子書籍でしか拝読したことがありませんでした。今回もビビって電子です(笑)
修正はもちろんかなり入っていますが、もしこれがもっと弱めの修正だったら冷静にストーリーを受け入れられなかったかもしれないので(^_^;)これで十分です。
この作者さんのお話は美麗なエロはもちろん、ストーリーも素敵だと思うのですが、前後の話を支障のない程度に割愛してあるような短編を多く読ませていただいていたので、今回全話通して主人公の心情を追うような作品は新鮮でした。
実際私は1度目より2度目、2度目より3度目に読んだ時の方が良かった。それだけ一コマ一コマに色々な仕掛けがあったんだと思いますし、座裏屋さんと知りつつも序盤にハードなシーンがこんなに出てくると思わなかったので狼狽しつつ読んだからかもしれません←いまさら。
過去との対峙がひとつのテーマではありますが、「じゃあもう、一緒にしないで!その人と」というアラタのセリフが全てだったかな、と。二人が我に返った瞬間だったんじゃないかな。「すりこみ」がどうとか以前に。
それから特にこの作品は影の描写が素敵でしたね。窓から差し込む光とか病院の床とか壁に映る窓の枠とか。いつも誰がどこからどの目線で絵をみていて、光はどこにあるのか感じます。
最後の、マキのカーディガンを着たアラタの姿をみて「うわ~、そう来たか!」と。
読んでよかった。同じくらいの長さで座裏屋さんの作品をもっともっと読みたいです。
18禁のコミックなのに修正があったのには驚きましたが、美麗な絵と絵の書き込みがすごくて読み応えがあったしストーリーも切なくて良かったです!!
表紙も見惚れるくらい美しい(((o(*゚▽゚*)o)))
他のレビューであらすじを詳しく書かれているので話については割愛しますが、アラタが健気で可愛いすぎますねー
初めの方のマキのアラタへの態度が酷いとの指摘もありましたが恋人に実の兄の代わりにされたり、あんなトラウマ持ってたら仕方ないかもと思ってしまいました。
あと単純にS攻めのマキがかっこいいので(笑)私は気になりませんでしたね(爆)
ストーリーに意外性や驚きはないのですが心理描写の描き方が丁寧だし、絵が上手いので何度も読み返しても飽きません。
買って良かったです!!
安定のエロさでした…笑
玉袋まできちんとシワが入ってて素晴らしかったです(*˘︶˘*)←
ただ、前作、前々作に比べると特殊なプレイが少ないのでそこが残念です←
どちらかとゆーと、今回はストーリー重視ですね。
さて、ストーリーですが…内容は好き嫌い別れるかもしれないです。
最初の頃は攻め様の受に対するあつかいがあまりよろしくないので…(´;ω;)
まぁ、それにもちゃんと理由があるのですが…最後はちゃんとハッピーエンドです★笑
あと、一つ気になるところがあるんですが、18禁の本でも修正は絶対必要なんでしょうか??
せっかくR-18で限定販売なのにち○こに修正が入ってるのが気になりました…そーゆうもんなんですかね???
フランス映画に詳しいわけでも、よく観ているわけでもないので、まったくのイメージです。(すみません)
じっくり2人の愛の育みを描いたとにかく映像の美しい一般向けの恋愛映画だけど、濃厚性描写があるのでR指定かかっちゃったよ、という感じです。
座裏屋さんの作品は電子でしか読んだことなく今回も電子でしたが、修正は過去の作品と同じ、真っ白です。途中真っ白すぎて想像力をフル回転させたコマもありましたが、いつもこんな感じだし…と特に気にはなりませんでした。それ以上に全体のお話が良かったです。
こんなにエロエロなのに映画みたい!といえるのは、ひとえに座裏屋さんの画力ゆえだと思います。特に私の心に残ったのは、空の描写。夕焼け空やお天気のいい日中の空が映像を見てるようにキレイ!景色だけでも感情移入ができました。
前半の過激な性描写は「刷り込み」を試すという点でも必要な描写だったと思いますが、あんなに道具を多用して何回もする必要があったのか?いや、あった。絵がキレイなので「エネマグラだって必要だったんだよ!」と力説できるほどの説得力があります。
まとめると、内容エロいけど、ほんとキレイだから芸術だと思って見てみてよ!と薦めたくなる映画のような漫画でした☆
18禁BLってどんだけすごいんやろうと気になってた作品。
電子書籍化ということで…
ストーリー重視だなと感じました。
じっくり読み込まないと、んんん?とわからなくなっていく系。
(理解力の問題とかではないと思いたい)
読み終えた感想は「読んでよかった」
テーマが重いため、ちょっと痛いシーン(心に)もあったけれど、ちゃんと乗り越えてくれてほんとによかった。
いろいろ考えながら読みすぎて疲れたので、二度目はもうちょっと軽い気持ちで美麗な絵を楽しみながら読もうと思います。
座裏屋先生、初読みです。
先生のことはもちろん知っていましたし、興味もあったのですが、なかなか勇気がなくて、手を出せないでいました。18禁完全受注生産で話題となり、人気作の今作が電子化されたのを機に購入してみました。
購入していながら何ですが、実はあまりヒューマノイド系は好きではありません(^^;)。近未来の人間が作り出すものに対して、かなりの説明がなければ、疑問点や附に落ちない点などが発生してしまいます。難しい題材だと思います。そういう本格的なものはBLに求めていないので(BLを軽んじてる訳ではなくて、LOVEに重きを置いて欲しい)、その点を気にしなければ、読み応えのあるストーリーで、ぐいぐい引き込まれました。
そして絵の素晴らしさはダントツですね。体のライン、筋肉の付き方、ため息ものです。先生の絵を額縁に入れて飾っておきたいくらいです。
電子は白抜きでしたが、それでもかなりエロいほうではないかと思いました(#^_^#)。紙のほうの修正がどの程度か判りませんが、そちらも読んでみたかったと今さらちょっと後悔しています。
苦手な設定だと思っていた私でも楽しめたのですから、座裏屋先生はすごい!!過去作品もチェックしようと思います。
予約をして紙書籍で購入しました。
「眠り男と恋男」が大好きなので予約でしか手に入らないと聞きアニメイトで購入しました。
まず、装丁が美しいですね。これなら高い金額にも納得です。ただ電子書籍で購入される方は高く感じるかもしれませんね。
内容ですが、受けのアラタはヒューマノイドで攻めの元恋人の容姿や記憶の一部が受け継がれています。
攻めの元恋人であるレンは攻めを裏切ったまま亡くなりました。
攻め(マキ)は始めの頃はレンに対する憎しみをぶつけるかのようにアラタを手酷く扱います。
その後、アラタの献身的な愛情でマキの心が変化していきます。しだいに刷り込みにより愛される事に辛くなったマキはアラタの刷り込みを解除するのですが…。
その後は安心のハッピーエンドでした。
上手くまとまっているし先生の描く肉体美は素晴らしいです。
ただ、私が期待しすぎたせいか「ヒューマノイド」という設定のせいかこの世界観にうまく入れなかったです。
いつの間に二人はそんなに惹かれあったのかな?やはり刷り込みによる所も未だにあるのだろうか?などヒューマノイドと人間とアンドロイドの違いを私がちゃんと理解できていないせいかもしれないですが気になってしまいました。
そうはいっても、さすが座裏屋先生です。面白かったし先生の描くマキの体が美しかったです。
特に書き下ろしで初めてマキが服を脱ぐところ、アラタと一緒にドキドキしました。今までとは違う二人の気持ちがちゃんと通じ合って抱き合っているのが幸せそうで私まで嬉しくなりました。
座裏屋先生の作品はこれからも購入したいです。修正が少なめなのもファンにとっては有難いです。
初めての成年コミックス予約!どんなものかとわくわくドキドキして待っていました。もしかしてすっごいエグイのか?全部見えちゃってるの??と変な期待を募らせてしまいましたが、ちゃんと修正されておりました(笑)ですよねーーー、、、
でも、やはりそこは背表紙に黄色く丸く【成年コミック】と掲げているだけのことはあります。何というか、書き込みが凄い!!普段やんわりと描かれている部分が親切丁寧(?)に細かくかきこんであるのです。でもそこはやはり流石の座裏屋蘭丸さん、美麗で品がいい。ちょっと間違えば悪ふざけになってしまいそうな箇所も、真摯な姿勢で描かれています。
内容は皆様のレビューで言わずもがな。発売から1ヶ月もたってからのレビューで、こんなしょうもない内容。本当に申し訳ありませんでした!
映画を一本見終わった感覚と似てました。男専用愛玩ヒューマノイドの受け・アラタと、恋人に裏切られた過去を持つ攻め・マキのお話。 自分がかつて愛し裏切られ死んでいった恋人に瓜二つで、一部記憶も保持しているヒューマノイドに初めは憎しみをぶつけるけれど、いつしか憎悪が深い愛情に変わっていき、囚われていた過去から解放された。切ない話だったけれど最後は幸せになってくれて良かった。座裏屋さんのエロシーンもとてもエロい。
予約限定生産ってすごい試みだなあと思いつつも、「PET契約」は好きではなかったので予約せず、電子版で購入しました。
読み終わった感想としては、「R18というだけで評価されるのは勿体無い」でした。お話はエロを全部削って朝チュンでも成り立つと思います。いや、まあ、勿論それだったらエロはあった方がいいですけれども!
なので、「PET契約」みたいな話が好きな方には物足りないかも?私も、座裏屋さんの著作で一番好きなのは二次の「ある男の敗北」だったので、こういう話はたまらないです。
とにかく、背景から何から絵が美しいです。洋館、いいですよねえ。マキさんは一体どれだけ金持ちなのか。なのにお兄さんの会社は傾いていたり、色々謎ですが(汗)
前半は痛々しいかもしれませんが、ハッピーエンドなので読み応えある一冊でした。アラタは可愛いし、レンも嫌いじゃないです。
こういう話ならば、座裏屋さんの次回作も予約制なら予約しようと思います。
それよりまず、「眠り男」を買ってこなければ!
しかし有害図書で目をつけられると大変そうで、どうにかならんもんですかね。そんなことよりももっと重要な活動があると思うんですよ。そっちに人件費かけて欲しいです。
カバーなしのペーパーバック仕様で、書店の洋書コーナーにあっても全く違和感のない、クラシカルでアーティスティックな表紙絵です。電子でも発売されましたが、わたしは紙で読みました。ヒューマノイド(アンドロイド)設定の面白さを知らしめるにはうってつけの素晴らしい物語です。18禁にすることで、もの凄く読者の期待値を上げましたよね 。。
個人的に設定には大いに萌えを抱いているのですが、この作品ではアラタがあまりに人間に近すぎて、ヒューマノイドと人間の差別化が曖昧すぎたように思います。クローンでなければ皮膚や髪はどんな素材で出来ているのかとか、病気したり老化するのかとか、アラタの物理的な造りをハッキリと知りたかった。しかし、それよりもナゾだったのがアラタの「記憶」の部分。オリジナルであるレンの記憶がどの程度ヒューマノイドのアラタに影響を及ぼすものなのか、意図的に?なのか明示されません。
アラタは二度目覚めることになりますが、VOIDされたのは「すりこみ設定」のみ。VOID後「おまえ(マキ)へのすりこみはキレイさっぱり解除される」とあったので、ほぼ初対面の状態に戻るのかとイメージしていたのですが、「それまで抱いていた感情が瞬時に無くなるわけじゃあない」とあって、その状態がどういうものなのか想像しにくかったです。アラタの中の「記憶」と「感情」と「すりこみの状態」の区分や、アラタの「意思」にどこまで自由度があるのかがわかりづらかった。
アラタのマキへの思いが、たとえすりこみから始まっていてもVOID後も変わらない。そこが人為的なものから本物の思いに変化した、という見せ場の一つなのだと思うのですが、いつ頃からアラタってマキを好きだったのかな。まさかマキさんとのエッチが良すぎて忘れられなかったとか…?(それはそれでオイシイけど。)そこはそもそもヒューマノイドに心や意思があるのかとか、ただの学習機能なんじゃないのかとか、もともとレンの記憶が基盤にあって、レンがマキになんらかの思いを抱いていたからアラタも惹かれたんじゃないかとか、色々ツッコミや憶測が入るところだと思うんですよね…。少なくともわたしは気になっちゃいました。
「記憶」ネタなので、整然とした過去よりも未来が気がかりなアラタと、過去にとらわれているマキのコントラストがとてもよく伝わってきましたし、アラタが不意に見せるレンの部分に、マキが嫉妬する場面もあったりでツキンとさせられて萌えました。あと、マキの身体を透けさせて描き、その向こうにアラタの姿態がクッキリ描かれている絡みのシーンが新感覚。局部を描きたいが為のテク。
欲をいえば、違法製造のヒューマノイドが処分や遺棄されず保護の対象になっているってことは、人権のようなものが付与されているのかなとか、保護局も公的な機関なんだろうかとか知りたくなったので、作品世界でのヒューマノイドの位置づけについてや、倫理観の指標が少しでも描かれていたらありがたかったです。
ガチ親子・ガチ兄弟の近親ものやアンドロイド(ヒューマノイド)設定を読む時、いつも物語のその後に思いを馳せてしまうので、ハッピーエンディングよりはメリバが好みなんですけど、この物語は、マキがアラタに己の姿を投影して遂げられたトラウマからの解放であり、同時にそのマキのためだけにアラタが健気にもヒューマノイドとしての役目を果たし切った、凄く素敵なお話だと思います。個人的には気になってしまうところがあったけれど、作品の美しさを損なうことのない、どーでもいいっちゃどーでもいいことなので、ぜひ色々な方に読んでいただきたい名作だと思います。
未だかつてこんなにも妄想力を必要とする作品があったろうか。
最初に読み終えた直後は分かったようで、よく分からないという感覚。
パズルのピースがいくつか欠けている感じかな。
その欠けたピースから垣間見える姿はまた別の名画であるように。
マキとレンの切なすぎる世界が埋もれていて・・・・。
断片から垣間見えるマキを覆う過去のトラウマが物語の根幹をなしていて
そこをどこまで汲み取れるかで、この作品の良し悪しを変えてしまうのだなぁと思う。
正直そこをうまく解釈しきれずにサラッと美しい絵を堪能して終了、という一読目。
二度、三度と読み直すたびにマキの壮絶な過去を想像するだけで
アラタに対する態度が軟化する過程が心地よくあるのだけれど、
"そうだろうな"という想像より、"そうであった"という事実で
心を震わされたい、と思ってしまう。
この作品を大いに堪能し、萌え死にするためには
やはりマキとレンの過去をきちんと見たい!!
悲恋で終わってしまうと分かっていても、それがあったればこそ
アラタとの新しい世界を紡ぐことに繋がるのでぜひぜひ描いて頂きたい。
もちろんあわせてマキとアラタの再会後のラブラブな二人もあわせてvv
「アラタ」って名前素敵ですよね。
マキに与えられた新しい世界へと繋げる「新」なんだよな。
ホントウザいくらいにアラタがいい子でよかった。笑(←褒めてます!)
ふと思ったのですが、ヒューマノイドって死ぬんですかね?
マキが消えた世界でアラタは生きていけないよなぁと考えると
永久凍土ではないですが、一緒に眠りにつく選択肢しかない気がしてなりません。
それがアラタにとっての幸せかどうか、ってのはありますけど。
マキのためだけに存在するアラタであってほしいな。
あと、18禁なので仕方のないことだとは思うのだけれど
せっかく絵画風な素敵表紙に通常とは違う紙を使ったりと
凝った表紙にしているのに黄色に黒文字の「青年コミック」が
あまりにも世界観とそぐわなさすぎて無粋。
背表紙はともかく、表紙にこれはなくてもよかったんじゃない?と思う。
通常の無粋な白抜きを考えれば努力したのは分かるけど、
先の表紙も含めてもっと頑張れたよね?とやはり言いたい。苦笑
自分の妄想力が足りないだけで、作品の評価を下げてしまって申し訳ないとは思うのですが
解釈さえできれば絶対に神!!な作品になると思うのです!!!
そんな哀れな読者のためにプレストーリーをプリーズ!!(懇願)
Kindleにて。
紙媒体では買い逃したので電子版の発売が嬉しいです。
ただ、修正版なので、やはり修正の仕方が残念(笑)
それでも、それを上回るストーリーの良さで神評価です。
元々R18設定のお話なので、ストーリーはどうなんだろうかと思いながら読みましたが……ストーリーもちゃんとある上で、えっちもあります。切なくて、読み終わりには幸せで満足できる。
ヒューマノイドのアラタが、健気で従順で可愛いです。
なんて良い子なの!と頭を撫でたいです。
攻のマキは、過去の出来事が原因で、最初は非情で捻くれてて嫌な男でしたが、アラタに次第に心を溶かされ、きちんとアラタ本人を愛するようになる変化が良かった。
座裏屋先生なので、やはりイラストは美しいです。過去作品も既読ですが、だんだんと登場人物の美しさが増している気がします。
相当濃厚な内容を期待していたのですが、電子書籍で読んだせいか、さくっと読めてしまい、やや肩透かしでした。
書籍版だと修正が少ないので、もっと濃く感じるのでしょうか。
画力は素晴らしく、とにかく美しいの一言です!
ただ肝心の中身はというと、今一歩それぞれの心理に踏み込めていないとゆーか、真に迫った切実さが伝わってきませんでした。
あと個人的に攻めが昔好きだった相手とヒューマノイドの受けの顔があまり似ていると思えませんでした。
18禁の数量限定本ということで、期待値が高まりすぎたのだと思います。
電子書籍版の感想です。
座裏屋さんの商業作品はこれまで全て読んでまして、その作風や画力・描写力が事前予約限定の完全受注生産18禁本でどのように表現されるのか非常に気になっていました。
ただ、うっかり予約を忘れてしまって入手出来ず、オークションで高騰しているのを見ては悔やんでいるところに飛び込んできた電子書籍化のニュース。
ストーリーも良さそうでしたので、長らく心待ちにしていました。
読んでみての感想はというと、「修正ありの電子書籍版でも十分良かったかも」というところです。
修正は白抜きですが、男性向けのようなただひたすらエロいことをしている内容ではなく、ちゃんとストーリー上やるべきところでやってる印象で、分量的にはそう多くないと感じました。
逆に紙ver.を購入していたら物足りないと思ったかもしれません。
肝心のストーリーの方は、座裏屋さんでは初めてとなる1巻丸々使って1つのカップリングは新鮮ではあるものの、なんとなくダイジェストを見ているような感じがしました。
でも、鳥(アラタ)を籠(刷り込み)に閉じ込めるのではなく、バードハウス(居場所)を作れば、自分の意思で鳥は来てくれるはず…というアラタのセリフでマキが刷り込み解除を決意したと思わせる構成や、アラタの「ごめんなさい」の意味など、「よく練られてるな」と唸りました。
アラタという名前も意味深で良かったと思います。マキにとっての新しい理解者ですから。
ただ、キャラクターの人間臭さや可愛さはこの作品からはあまり伝わってこなかったかも。
そういう意味では、『眠り男と恋男』の方が "萌え" を感じました。
総合的には優等生的な作品といった印象で大きな不満はないですが、修正ありで電子書籍版なのに値段が紙ver.と同一なのはちょっといただけません。
付加価値がない分、もう少し価格を抑えて欲しかったです。
内容のことはみなさん書かれているので割愛します。
説明に描き下ろし50ページ超収録!とあるので、どこかで描かれたお話し+描き下ろしなんだと思うんですが、私はBE×BOYの雑誌等は読んでいません。
この作者の漫画も眠り男と恋男のみ既読。なんですが、、
すごく読んだことある話…という印象。読んだことがあるというか、設定がすごく似ている作品をどこかで読んだような…
というか、昔読んだ話を綺麗な絵で見てるという感じでした。
1冊丸々使ってますが、なんか浅かったような…。
もう少し深いお話しを期待していました。なんだろう、表紙で期待しすぎてしまったのかな…?1冊丸々なのにもう少し読みたかったと思わせるほどよい作品、ということなのかもしれません(笑)
お話しだけでいったら萌か萌×2で、絵も綺麗だし申し分ない。
辛口評価になってしまいましたが、全体としてヒューマノイドって設定、すごく好きだなと改めて感じさせてくれたよい作品です。
18禁というほどエロばっかりという印象もないく、むしろ少ないくらい?なので、エロは苦手なんだけど…って方も読めるのではないかな、とおもいます。
たぶん修正がいつもより薄いくらい…?
18禁にすると本当にただのエロ本になったら嫌だなと思ってましたが、そうなってなかったのでよかったです。
18禁ということでかなり身構えてましたが、そちらよりストーリーの方が心に残りすぎてあまりエロさは気になりませんでした。というより、いろんな感情が入りすぎてエロいという言葉が似合わないというか。
レンの記憶を引き継いだアラタと、レンの記憶に縛られたマキが、レンの存在の外側で惹かれあっていく過程がこの一冊で上手く表現されていました。
ただ、絵はもちろん、設定やストーリー、見せ方が素晴らしいだけに、もう少しじっくり読みたいと感じました。
気になったのはレンのこと。
ヨシアキのことが好きだったからの行動とはいえ、レンの記憶を持ったアラタが最初に発した「ごめんなさい」の言葉にレンの、マキへの愛情を感じました。
レンはマキのことも愛するようになっていたんじゃないかと。
死をも覚悟し、記憶を提供することがヨシアキを選ぶことになっても、ヒューマノイドに写った自分の記憶がマキを愛し続けてくれるかもしれない。(アラタがヨシアキに会って涙するシーン)
しかし、ヒューマノイドのアラタに写った記憶の一部はヨシアキの部分で、アラタはアラタとしてマキを愛し、マキはアラタを愛していく。
負の感情に縛りつけることになってしまったマキを解放したのは、自分の容姿と記憶を持った"アラタ"だった。
マキがレンのお墓に行くシーン、マキがレンから解放されたことが、レンにとっての報いにもなったんじゃないかな。
なんとも皮肉だなと。
という、よくわからない私の妄想が膨らんでしまう前に(^^;)レン視点も含め、もっと長編でじっくり読みたかったです。
まずは、表紙が美しいです。漫画家さんってこう言う本格的な絵も描けるんですねー。漫画とこう言う美術っぽいタッチって違うものかと思ってました。今年の表紙ベストはこちらに決まりですね。
さて、内容ですが、私は少女漫画のようなベタで甘くて純粋な一途なものが好きなので、前半で読むのをやめようかと思うほど受け付けませんでした。アンドロイドと言う設定とは言え、苦痛に歪んだ顔を見るのは気持ちが悪くなり、狂気に満ちた責め方からは愛情が感じられず、台詞もそこそこに速読してしまいました。
けれども、後半、(速読していたのでたぶん前半もちらほらあったのでしょうが)マキさんがレンとは違う部分を見つけてほっとしているという辺りから話が頭のなかにすーっと入ってくるようになりました。健気にマキに恋するアラタとアラタ自身を愛しく想い、同時にでもアラタの気持ちは刷り込みによるものだと不安になるマキ、最後の再会のシーンでは涙が出るほどまで引き込まれました。
怖い前半があってこその後半の幸福感なのですが、また前半から読めるかと言われるとNOなので中立とさせていただきます。
前半に、干からびた植物に水をあげながら、「こんなのほっとけないよ、見てるこっちの喉がからから」と言う台詞があるのですが、アラタのこう言う感性が素敵ですよね。
まず最初に謝っておきますが、私はSFっぽい作品の評価が全体に厳しめです。
反面、コミックの場合は絵の水準が高ければそれだけで評価ポイントは上がります。
この作品も、絵や画面構成は素晴らしいです。
18禁と銘打った限定出版でもギリギリの修正はされていますが、端正な絵でしっかり描き込まれたエロは非常に美しいし、どのシーンを取り出しても隅々まで行き届いていて、本当に、絵に関しては大絶賛の「神」です。
だけど、評価は「中立」。
この作品、アラタがヒューマノイドでさえなかったら間違いなく「神」です。
かつて愛した人間のレンと、レンの記憶の一部を受け継いだヒューマノイドのアラタ。
過去と現在、その間で、ヒューマノイドとの間に恋愛関係は築けるのかと葛藤するマキ。
このストーリーの描く世界もすごく良くできていると思うのです。
だけど、評価は「中立」。
この作品のヒューマノイドのアラタが、あまりにもスーパースペックなヒューマノイド過ぎて、諸々打ち消してしまうのです。
そもそも、この世界のヒューマノイドはどんな物なのか、
機械式工業製品なのか、クローンなりなんなりの人工培養された生命体なのか、
製造方法は、法的な位置づけは?
アラタは違法品の押収品だったとしても、正規品だとどんな扱い?
どうしてもその辺がひっかっかって、作品の世界に入っていけない。
まあ、私にも、譲れない一線はあるって事で。
マリマリマリメッコ様
コメントありがとうございます。
そうですよね「遺伝子」云々ってありましたね。
ご指摘ありがとうございました。
人工培養系だとしたら、それはそれで製造法が気になる、、、。
実在する個人の「遺伝子」を使っていると書いてあったので、私は人工培養の方でイメージしています。機械的なアンドロイドであれば顔を真似て作るのに遺伝子は必要ないのではないかと。
セルフツッコミ
漠然とした個人的な認識としてヒューマノイド=機械のイメージなので、このアラタはあまりにも人間過ぎて感情的に認められない。
クローン培養とか人工培養した人体に記憶を移植とかだったら全く問題ないのになぁ。
この辺の認識は、もう、ホントに個人的な物だから、逆にどうにもならないのよ。
1冊ぜんぶ表題作です。BE-BOY GOLD連載の5話に、描き下ろしエピローグが収録されています。
友人のローウェンは「永久凍土」と表しましたが、作品のイメージは「鳥」でした。鳥かごからの開放、冬から春へ。マキ(攻め)の過去にレンに傷つけられた心が、レンの記憶データで作られたアラタ(受け)によって癒され過去から解き放たれていきます。互いが惹かれていく様が言葉でなく表情やしぐさで描かれていて素晴らしかったです!
ただ、私が読み終えて気になったのは、レンのこと。
マキの兄への一途な片思いのために、マキを利用して裏切った彼は、マキの記憶では魅力的でかなり強かな性格をしています。そのレンがオリジナルになっているアラタで、マキを見て初めて発した言葉が「ごめんなさい」というのがとても印象的でした。本当にレンにとってマキは兄ヨシアキの代用でしかなかったのか? データ提供を承諾する書類のサインで一瞬ためらう場面などがあったら、マキが少しは救われたと感じることができたと思いました。それか、マキ視点に限定してしまい、アラタの兄への記憶の場面をなくすのも有りだった気がします。なくても十分伝わりましたので。強烈なキャラだったので、レン視点も読んでみたいです!
また、マキはなぜ夢でうなされたのかが私には読み取れず。罪悪感や、金の相談なら俺にすれば良かったのにという後悔でもないようですし。過去の不安を表したのでしょうか。
あと、すりこみ解除をしたら倒れて眠るということが分からなかったので、次の場面でアラタが点滴を受けていて、ちょっとドキリとしてしまいました。アラタ以外のヒューマノイドがどんな風に生きているのかも分からなかったので、マキの「女がいてもおかしくない」と言う不安がぴんと来ませんでした。ローウェンと一緒にいる青年(部下)や兄の妻が実はヒューマノイドだったら、人間のように暮らしているというのが伝いやすかったし面白かったと思いました。
雰囲気が素敵な作品です。序盤は兄の代用にされ傷ついたマキが、裏切った恋人の代用にしてアラタをエロくいじめる場面がありますが、辛さやキツさでなく甘く感じました。頑なな攻めを健気な受けが癒す作品がお好きな方にお勧めです。ストーリーが良いので、18禁版じゃない、エロが薄味だとしてもお勧めです!
坊主頭のマキも見てみたいので、機会があればぜひにと願っています。
18禁の女王、座裏屋蘭丸先生の商業18禁コミックス。商業既刊のコミックスよりも同人2次作品の『ある男の敗北』に一番萌えを感じていた私は、こういうのを待っていたんだと思える作品でした。
ヒューマノイド≠アンドロイド、作りモノなのは同じだけど、肉体的には人間で心も持つヒューマノイド。目覚めるまでの記憶は埋め込まれたもので、目覚めた時から自我を持つ。ただし「すりこみ機能」付きで…。
マキを一心に愛するアラタと、レンの顔をしたアラタを酷く扱うマキ。似ているのは顔だけだと本当はわかっているのに、必死にレンを重ねようとすればするほど、アラタの姿はレンから遠いものになっていく。
鳥籠はマキの心の永久凍土で、小鳥はアラタなのだと思っていたけれど、何度も読むうちにあの小鳥はマキ自身なのだと感じるようになりました。レンの顔をしたアラタと出会うことで永久凍土と向き合って、アラタから真実の愛を得て永久凍土から解放される。鳥籠の扉はいつでも開いていたのに、一人では飛び立てない場所からアラタが救ってくれたのかな。
これからはアラタと作ったバードハウスを巣(居場所)にして、どこへでも自由に飛ぶことが出来るのでしょう。
マキの心を永久凍土にしたレンの愛は、命をかけるほど強い愛でした。だけど愛する人の弟を騙すなんて勝手過ぎるし、愛ゆえに命を賭けるのも、そうされた人のことも考えていないなあと嫌悪感があったのですが、レンなりの精一杯の真実の愛だったのでしょう。記憶だけになってもアラタの姿で兄を求めて涙するレンと、アラタが初めに口にした「ごめんなさい」の意味を知って、私のレンへの嫌悪感も薄れました。
PG程度の修正はありますが、18禁に相応しい描かれ方だと思います。本当は局部を詳細に描かれると下品に見えることが多いのであまり好まないのですが、座裏屋先生が描くと下品に見えないんですよね。格調高くさえ見えてしまう、さすがの画力です!
欲を言えばもう少し、せめて後1話は増やしてほしかった。アラタ視点のお話があったら間違いなく神だったと思います。
ストーリー構成の評価は萌×2です。だけど新しい試みと素晴らしい絵にやはり神を付けたい。
ところで私、鳥籠というモチーフが大好きです。好きなアーティストや作家が鳥籠をモチーフにMVを作ったり描いたりしていて、それぞれの鳥籠の解釈がとても興味深いのです。
泣いた(ノД`)・゜・。
冒頭というか、語り始めはあんまり良い印象じゃなかった。
男性用の性の愛玩具。
目覚めてはじめてみた相手を好きになる刷り込み。
そして、昔愛した少年の面影と。
好きだった相手の顔。しかも記憶を少々引き継いで。
思うことはあるんだろうが、乱暴だな。。。
最初はそんな印象でした。
しかし、読み進めていくと攻が過去抱いていた深い愛情と
7年たっても癒えない心の病み。
同じ顔、記憶を保持していると言えど、
個を主張するアラタへの視線。
この攻には幸せになってほしい。
そう思ってしまうのです。
本当は誰より愛情深くて、やさしい。
好きな相手にはとことんのめりこむ。
だからこそ。
ラスト書下ろしの相思相愛っぷりがほほえましくて
きゅんとした(*´∀`)
エロとか修正のほどは、まぁ18禁じゃなくとも変わらん気がしましたが
読めてよかった。ありがとうございます。
過去を持つ男・マキのもとへ、自分の人生を変えた相手・レンの記憶と容姿を引き継いだヒューマノイド・アラタがやってくる。そうやってこの物語は幕を開けます。
成人向けということで、主にエロ方面を期待して購入したのですが、とても語りたくなる作品でした(エロももちろん満足)。よって、以下ネタバレ交じりのレビューになりますのでご注意ください。
アラタのオリジナルであるレンへの愛と、彼の裏切りを引きずり、マキの心の中に愛を注ぐ相手は誰もいません。一話目の表紙の空の鳥かごが、マキの心を表しているようです。実際最初マキはアラタのことをレンとして扱っています。過去に囚われたマキの心は空の鳥かごであり、「レンの不在」というもはやそこにない存在でいっぱいなのです。
受けのアラタはそんなマキにどんな酷いことをされようと献身的な愛を捧げ続ける健気な子です。でも読み進めるうち、このアラタの姿こそ、彼のオリジナルであるレンがマキにしたかった愛し方なんじゃないかと思えてきました。レンは一途な性格ゆえに、初めに愛したマキの兄しか愛せなかった。どんなにマキに大切にされても、自分を愛することのない異性愛者の兄に命を捧げてしまうほど、一途な愛の持ち主だったのでしょう。それはまるでヒューマノイドの「すりこみ機能」さながらに…。でもマキに対する罪悪感もあったし、本当はマキを愛して互いに幸せになりたかったのだと思います。
各話の表紙の鳥かごを追うと、はじめ空だった鳥かごに、一羽の鳥が入ってきます(レンの心を宿したアラタ)。次に、鳥は入り口が開きっぱなしなのに気がつきます(マキはいつしかレンとアラタが別の存在なのだと気がつく)。レンがくれることのなかった愛を、一心に向けてくるアラタをいつしかマキも愛しはじめ、だからこそその愛が「すりこみ機能」で付加されたものだとしたらという思いに苦しんで、アラタのすりこみを解除して彼の心を自由にします。そして鳥かごはまた空になるのです。
そして最終話の表紙には、もう鳥かごはありません。ただ、光の中に一枚の羽毛が舞っています。アラタの心を自由にしたあと初めてマキはレンの墓前に行き、彼を許します。それとともに、自分を捉えていた過去とも決別するのです。レンの墓から飛び立った鳥は、許されたレンの魂であり、止まったままだったマキの時間、そして愛そのもののように見えました。
レンは「鳥は苦手だけれど、マキさんが好きなら僕も好きになるよ」と言ったことがあるようです。最後に、マキと二人で作ったバードハウスに来た鳥を無邪気な顔で嬉しそうに見上げるアラタ(アラタは鳥が好き。レンがそうなりたかったように、素で好きなのです)。そんな彼を愛おしそうに見つめるマキ。三人の愛はこうして幸せに結実したのだと胸がいっぱいになりました。
傷心の男の愛と再生の物語…とでもいえばいいのでしょうか。
肝心のエロシーンですが、思ったより多いとは
思わなかったです。
むしろ今までの作品と比べたら、かなり少ないかも?
私はストーリー重視の壮大な愛の物語のように感じました。
今回もエロシーンだけでなく、
背景も構図も、圧倒的な画力で魅せてくれます。
◆◆◆
≪CP≫
恋人に裏切られた男・マキ × 愛玩用ヒューマノイド・アラタ
7年前、恋人に裏切られ、そしてその元恋人が
そのまま亡くなってしまうという体験をしたマキ。
その元恋人の記憶が刷り込まれたアラタという
愛玩セックス用ヒューマノイドを引き取ることとなります。
すりこみ機能のせいで、アラタはマキを心から慕います。
そんなすりこみ機能を利用し、
まるで裏切られた元恋人への復讐のように
何度もアラタを犯すマキは……?
VOIDの意味は「無効」。
当初こそアラタに対してひどい扱いをするマキでしたが、
心優しいアラタの色々な一面を見つけるたびに、
アラタを大切に思い始めます。
最初、酷い扱いをしながらセックスを強要するマキを
「この最低ヤロ―めー!!」と思ったものですが、
物語のラストのおまけページ(?)で、
本当に心からアラタに謝罪しているのを見て、
ちょっと許してしまいました。
本当はマキの実の兄が好きだった元恋人。
元恋人の心が自分に向いていると信じて疑わなかなかったマキは、
酷く傷つき、職場を辞めてしまい、葬式にも参列しませんでした。
ここは哀しい場面です。
元恋人を深く愛していたが故に、憎むことしかできなかったマキが、
憐れでなりません。
アラタを大事に思い始め、最後にはすりこみ機能の解除を
決断したマキは、悩んだだろうと思います。
アラタを大事にしたい。
アラタの心を重んじたからこそ……。
暗証番号をアラタに伝え、最後「VOID(無効)」と唱えた時の
涙で揺れるアラタの瞳、そしてマキのやるせない表情。
この時は、どうかアラタがマキのもとに帰ることを願わずには
いられませんでした。
そして半年後、複雑な心境で末マキのもとに、アラタが帰って来ます。
すりこみ機能も何もなく、自分の意志で。
ああ、この場面は何とも言えず嬉しかったです。
手をつなぐふたり。
穏やかな日差しの中、向かい合いながら屋敷に帰っていくふたり。
この後のふたりに幸せが待っていると信じて疑いませんでした。
◆◆◆
おまけページ(?)の2人のセックスシーンは、幸せにあふれていて、
美しい裸体を心ゆくまで堪能させてもらいました。
冒頭にもセックスシーンは何度もありましたが、
マキにもアラタにも精神的に苦しく、やるせないものがあったので、
裸体やセックスシーンを楽しむどころではなかったです。
でも、ラストは幸せな2人を目の当たりにして、
美しい裸体、幸せでエロエロな2人のセックスシーンを
楽しむことが出来ました><
今回の話は、18禁じゃなくてもアソコが全部白抜きであったとしても
読んだ作品だと思います。
それだけの価値がある、壮大な愛の物語でした。
ストーリーは神評価・修正は中立です。
R18での出版は、リブレ修正のライトセーバーや過去に座裏屋さんの本が都条例に引っかかってしまったコトを思えば大正解だったとおもいます。その点は感謝してます。
しかし店頭に出ない完全受注生産・R18指定で購買層を絞り【成年コミック】と銘打つのなら、もっとギリギリを攻められたんじゃないのかなぁ…。修正線が太くてガッカリしました。比較対象がリブレ修正で言えば全く別次元で素晴らしいけど、他社と比べると…。せっかくのR18が勿体無いです。
成年指定で期待してただけに、修正に関して言えばリブレさんの守りに入りすぎてる姿勢に中立評価です。
でも太い修正線に負けず作家さんの努力は溢れています。
何よりも玉の皺のインパクトが大きかった‼︎(゚∀゚)血管や筋なども細かく描かれていて、3冊目の単行本でようやく座裏屋さんの美tnkを拝む事が出来ました\(^o^)/
肝心の内容ですが。。。
胸がキュッと締め付けられるようなお話でした。
受けはヒューマノイド(人型ロボット)で"攻めを愛する"というのは最初から組み込まれてる設定ではあるのですが。
涙も流すし、オリジナルに対して嫉妬もするし、愛されたいと願う。
本当に普通の普通の恋する男の子です。
座裏屋さんの描く一途な健気受けは可愛くて抱きしめたいですね!
大好きです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
このお話の主人公は攻めなのですが、心が変わっていく様が良かったです。
死んだ恋人の遺伝子が組み込まれたヒューマノイド。自分を裏切った恋人と重ねて手酷く扱ってたのが、だんだんとヒューマノイド自身を大切に思うようになり、又、設定ではなくヒューマノイド自身が望んで愛して欲しいと思うようになるーーー。
過去に囚われて動けなくなった臆病な男が、立ち上がって、恐る恐るまた恋を始める姿に胸がキュッとなりました!最初とラストの表情の違いに萌えです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
最初、難しそうなお話なのかな?と思ったけど、シンプルで読みやすいです。臆病な男とヒューマノイドが出会い、ぎこちなく始まり、愛し合う。ちょっと切ないところもあったけど、素敵なお話が読めて心が満たされました。
完全受注生産なので紙書籍は難しいですが、電子販売は決定してるので買い逃した方はしばしお待ちを。できるコトなら二次募集で再販があるといいのですが…(転売屋対策にも)個人的にも保存用にもう1冊買っておけば良かったと後悔してます(-ω-;)
みなさんのレビューを拝見して読み直してああ、なるほどーと感心して、何度も読み直したり。
個人的な感想としてはマキ救済の話のように感じられました。
とても切なかったです。
扉絵の鳥籠の鳥がマキの心情をあらわしてるのかなぁと。
アラタがいなければ、マキの心は永久凍土のままだったかもしれないんですよね。
アラタがいなかったら、マキはどうなってしまってんだろう…。
ローウェンがアラタ連れてきてくれて良かったです。
アラタが健気で可愛くて。
マキが初めてアラタの名前を呼んだ時のシーンがとても好きでした。
でも、マキのお兄さんと会った時のアラタの涙と表情。
あれはレンオリジナルの記憶がそうさせてるとはわかっても、マキには辛くて悲しかったんだろうなぁ。
自分への感情はすりこみにだけによるものではないのかと。
どんなにアラタが好きだと言ってくれても、すりこみだったらと不安でしょうがないですよね。
だから、すりこみを解除する事を選ぶ、マキ。
解除した後もずっと側にいてほしいと、アラタに告げて。
解除するシーンは切なくてすごく綺麗なシーンでした。
アラタの瞳のアップが、マキの顔のアップが…(´;ω;`)ブワッ
VOIDの意味を調べたら、『無効』という意味はもちろんあるのですが、空虚感、喪失感、物足りなさ、欠落、欠如などの意味もあるようで、なんだかマキの事のよう…
レンが死んでからのマキのそのような心持ちも、一緒に『VOID』にしてしまったように感じられました。
解除してから。半年。
約束の日。
弱気になってなかなか迎えに行けずにいるマキを待ちきれずに帰ってきたアラタをものすごい勢いで抱きしめるマキが本当に嬉しそうで、良かったね、マキ、アラタ!と祝福したい気持ちでいっぱいになりました。
VOIDの意味はネットで検索したものなので、もし、何かおかしな所あったら、すみません。
kumachi7さん、初めまして! コメントありがとうございます!
見当ちがいだなんて、とんでもないです。アラタのすりこみとともにマキが自分の抱えて暗いものまでVOIDしたとの解釈、ほんとにそうだと思います。
それにしてもVOIDの意味、切ないですね…(/ _ ; ) 私もマキがVOIDというシーンには震えました……!!
余談ですが、私たちはくま繋がりですね(^ ^)
本当に買ってよかった!素晴らしいです。
ストーリー自体はなんのことはない、セクサロイドとの愛の話ですが、アラタがかわいい〜〜
表情がなんとも言えないのです。その切ない表情だけで泣けてくる。
最初は過去の執着から鬼畜攻めで愛のかけらもないですが、アラタ自身に触れマキが変わっていってからが甘々です。
一途にマキを想うアラタがかわいい〜〜
純真無垢なアラタと暗い過去といい具合に作中に混在して、よりアラタのピュアさが引き立ってます。
本当にありがとうございますと言いたい!
待ちに待ったvoid、昨日書店に取りに行きました。
まず受け取った時のまるで同人誌のような装丁に驚きました。そしてまるで宗教画のように美しい表紙。気合いが感じられました。
成年向けで完全受注だったのでどんだけエロいんだと思って読んでみたのですが、どちらかというと座裏屋先生の前作の眠り男と〜 と、pet契約の方がエロメインだったように思います。この二巻は読み切り集だったのでよく考えたら連載物のvoidの方がストーリー中心というのも当たり前だなぁと読んだ後納得しました。笑
その代わり、成年向けだからこそのアレの細かい描写に驚きました。先生が雑誌掲載後に書き足したといわれる浮き出た血管やシワが、凄くリアルで不思議な感じでした。特に袋のシワ笑 普段色んな先生の描く袋を見ても、ツルツルだなあとか、可愛いハート型だなあとか、そんな風にしか感じません。でも、座裏屋先生の描くこのシワによってその質感が伝わってくるようで、なんだか感動しました。汗
そんなエロシーンも多々ありますが、キャラも魅力的です。受けのアラタちゃんは、生まれたてのヒューマノイドで純真無垢にマキを求めて愛する姿がいじらしかったです。その姿はまるで母鳥について行く小鳥のようで私の中の庇護欲が掻き立てられました。攻めのマキは、どこの富豪なんだとツッコミたくなるような洋館の主人で(お手伝いさんと豪華な庭、あとすごい広いベッド、シャンデリアなどあります笑)大人の男です。でも実は元恋人に裏切られたことに深く傷ついていて、なかなか過去の恋愛から身動きできなくなっている弱い人でした。そこで優しいアラタちゃんが手を指しのべるのです...アラタちゃん天使...
二人の体格差も素敵でした。アラタの方がマキの頭半分くらい小さい、けどショタっ気のない可愛らしい体形。細マッチョです。そしてマキは、かなり引き締まった綺麗な逆三角の背中を持っていて、まるで神のような出で立ちでした。座裏屋先生の、肉体愛を凄く感じました。
肉体だけでなく、本当に全てにおいて画力ががあり過ぎて、漫画を読んでいる気がしませんでした。マキはめちゃくちゃイケメンだし、アラタはめちゃくちゃ可愛いし、洋館とか庭の描き方なんてもはやデッサンだし、なにこの絵の上手さ!怖い!という感じです。
本当にオススメです。もう紙では予約されてないと買えないですが、電子書籍で出るようなので。損はしないと思います。
マキの元へやって来たのは、かつての恋人レンの遺伝子を持ったヒューマノイド、アラタ。アラタが目覚めて最初に発した言葉は
「ごめんなさい」
7年経っても忘れられないマキは、レンに復讐するかのごとく酷いやり方でアラタを抱く。
どんなに酷くされても、従順にマキに尽くそうとするアラタ。すり込み(目覚めて最初に見た相手を好きになる)によるものだと知りつつ、いつしかマキはレンとアラタを重ねて見ることができなくなる。
ヒューマノイドのすり込みを解除できる方法があると知ったマキは、それをアラタに実行する。
レンが結構ヒドい奴ですね。叶わない恋をしていたところまでは同情できますが、身代わりとして兄にそっくりな弟に声を掛けるとは。マキの方が先に惚れたならともかく。
もしかしたら、全くマキのことを愛していないわけではなかったのかもしれませんが、死ぬ前に謝罪なり弁解なりをしてほしかったものです。
最期の最期まで身勝手で、レンのことは好きになれませんでした。
でも、マキも漸く前に進めたみたいで最後はホッとしました。
座裏屋さんの絵や世界観に魅了されてからずっと、エロスオンリーではない作品を待ち焦がれてました。
ついに読めた本作は、萌えにプラスしてカタルシスもたっぷり。
好きなの来た〜!と思わず叫びたくなるお話でした。
もちろんエロス成分は有り余るくらい入っていますが、程度としては「いつもの」座裏屋さんです。
リブレさんが取った「完全受注生産の18禁本」という特殊な販売方法は、座裏屋さんの綺麗な画に無惨な修正を加えないためと、これ以上座裏屋作品を有害図書指定させないための計らいと解釈する程度で良いんじゃないかなと思います。
心に永久凍土を持つ男〔マキ〕と違法ヒューマノイド〔アラタ〕の、愛と浄化の物語です。
ストーリー、キャラ、エロ全てにおいて好きな要素だらけで参りました。
まず、ストーリー。
ヒューマノイドが主役のラブストーリーに「VOID」なんてタイトルを付けられたらハッピーエンドよりカタストロフィーがチラついて仕方ないのですが、それを敢えてチラつかせるところが逆に巧み。
ベタで分かりやすいカタルシスが大好きな私は、作中で実際に「VOID」と発せられるシーンにまんまとやられました(T_T)
「VOID」の呪文が本当に「無効」にしてくれたのは、アラタのすりこみ機能ではなく、マキが何年も心の中に抱えていた悲しみや憎しみ、苛立ち、嫉妬、後悔なんかがぐっちゃぐちゃに混ざった負の感情の方なんだろうなと思うのです。
前半のマキは身勝手で最低な男だけど、その分人間臭くって、アラタが言うようにすごく「怖がり」。
「VOID」は、そんな臆病者のマキが7年間囚われ続けた「暗闇」を抜け出すために用意された救済の言葉だったのでしょう。
そんな風に思ったら、マキにアラタを引き合わせたローウェンの行動までもが、荒療治だけどめちゃくちゃ愛に溢れてるじゃん!!って気づいて。
。・゜・(ノД`)・゜・。
元よりよわよわの涙腺、こんな話描かれたら簡単にぶっ壊れます。
それにしてもレン(マキの永久凍土)の人生があまりにやるせないなぁ…
彼がそんなことをしなければ…と言うのは簡単ですが、それはそれで非情でしょう…
マキがアラタの名前を初めて呼ぶシーンも良いんですよね〜(T_T)
ここが物語の転換点じゃないかな。
この作品、どしゃ降りの雨に閉ざされている「暗闇」の世界と、雲が晴れ綺麗な月が顔を出す瞬間、その先に訪れる「光」の世界の表現が非常に美しいんです。
この美しさは座裏屋さんの画力とセンスがあってこそでしょうね。
座裏屋さんの作品は、闇と月と太陽の使い方がいつも詩的でアーティスティックだなぁと思います。
次いで、キャラ。
アラタちゃんですよ。可愛い。
最初に見た人間に身も心も依存する「すりこみ機能」付きのセクサロイドなんて反則も反則でしょう。
起き上がった(=起動)瞬間からワンコのようにマキにくっ付いて歩く姿も可愛いですが、手酷く扱うマキに「ちゃんと愛してほしい」なんて泣いて懇願するとこ見たら萌えないわけがない。
座裏屋さんの受けキャラは、どんなに攻めに従順で可愛い子でも受身なだけじゃないとこにいつもきゅんとさせられます。
タフで太陽みたいな性格もこのストーリーによく合っています。
鳥籠とバードハウスの違いを語るアラタのセリフが泣かせてくれました。
最後にエロですが。
受けの虐められ度的には「PET契約」と「眠り男と恋男」の間くらい?
まぁまぁ虐められてます。
前半はちょっと可哀想な虐められっぷりなので好き嫌いが分かれるかもですが、私は縛られてるのがやっぱりどうも好きなようで、責められてイケなくて泣きじゃくりながら乱れに乱れるアラタの可愛さは萌え転がるレベルでした(鬼でゴメン)
エロスシーンは、自分の性癖に従順に楽しませていただきました(*´艸`*)
アラタ可愛いよぅ!!!
アラタの最後の「おねだり」でようやく晒されたマキの裸体も眼福でございました。
前作が自分的にハマらなかったので、少々恐る恐るの予約だったのですが、買ってよかった!
受注販売制の困るところは後で買えないところですね…
この作品エロは確かに多いけど、所謂「エロ本」ではないと思うのですよ。
ガッツリ描写するのは座裏屋さんの魅力の一つでもあるわけだからヘンに控えて欲しくもないし…難しいですね。
ともあれ、リブレさんの試みには感謝です!
白抜きがホントもったいなくて仕方なかったので、ようやく画的に満足出来ました。
無惨に消されてなければ、修正テープの幅が少々太かろうが気にしません。
まずは、装丁に驚きますね。
所謂カバーがない、同人誌のようで、X-BLシリーズの本体部分のみといった様相です。
耽美で雰囲気のある表紙は、ストーリーを正に表現しているように感じました。
ヒューマノイドは、作品によって様々な設定がありますが、本作ではクローン人間の様な位置付けに感じました。「デザインされた」というのが、本作の特徴でしょうか。
人の業の深さとそれの浄化が、このヒューマノイドを介して表現されていて、ストーリーのテンポがよく、喜怒哀楽が表情豊かだと思います。
また、随所に在る鳥と籠が興味深いですね。
成年コミックの意図を色々勘ぐってしまいました。クローン(個人的印象)、バイオレンス、性描写、、、。
結局のところ、座裏屋氏の美しい肢体を堪能するための手段だったのでは?と感じています。
お待ちしていました。
実は2話までは、雑誌で読んでおりまして。
一冊に纏まってから読もう、と待っていたこのお話。
まさかの完全予約受注生産でしたね。
まだ読めていない方もいると思うので、あまりネタバレし過ぎないようにレビューしたいんですが。
そうすると、いつものボンヤリしたレビューになりそうなんで。
もしかしたら、かなりネタバレレビューになるかも…?
※ここからは一応、ネタバレ要注意で☆
簡単あらすじ。
ヒューマノイドの虐待や違法製造の摘発と、
行き場の無いヒューマノイド保護を仕事としていたマキ。
事情で仕事を辞めた7年後。
かつての仕事仲間だった友人のローウェンから、保護された「男性専用愛玩タイプ」のヒューマノイドであるアラタの世話を押しつけられます。
アラタは、実存する個人の遺伝子と記憶の一部が使われている違法タイプ。
しかも最初に見たものに依存する「すりこみ機能」付き。
彼はマキのかつての恋人、レンによく似ていました。
しかし、性格や行動や発言は全く違います。
マキはアラタをレンに重ね、比較しては楽しんでいましたが…?
この本、完全予約受注生産という事は。
エロだけではなく、ヤバい表現(暴力的とか)があるのかな?
なんて、かなり身構えて購入いたしました。
まあ多少は怖い?シーンもありましたが。
やっぱりエロシーンのせいなのかな?
エロい!というよりも、美しい!と思いましたよ。
雑誌で読んでいた2話までは、暗~く重~く痛~いイメージだったんですが。
3話から徐々に変化が…。
マキさん、雑誌で読んでいた時はもっと酷い人なのかと思っていたんですが。
実は一番純粋で、悲しい過去を持つ人でした。
マキは、レンとアラタを比較してしまう自分が嫌で。
それはかつて、自分自身が味わった比較された経験からでした。
そして、もしもアラタにすりこみ機能が無かったら…?と思う疑念。
そんなものにとらわれて、なかなか心を開けなくて。
とても悲しい人でした。
アラタは料理と自然が大好きで、とても世話好きで行動的な、元気な男の子ヒューマノイド。
マキとのエッチの時だけは、恥じらいながらも従順で一途です。
やがてマキのかつての恋人、レンと比較される事に気づいていきます。
もっと暗い感じの男の子だったら可哀想ですが。
マキよりも余程強いと感じました。
どのキャラも、読み終わると2話までとはイメージが違っていて。
皆好きでしたが、特にマキが好きかな?
このお話実は、メリバなのかな?と思っていたので。
意外に甘いハピエンで、逆に驚きました。
甘い、特にエピローグのエロシーンが!
眼福ありがとうございます。
不満があるとすればやはり、修正ですよね。
こういう作品ていつも、修正って必要だろうか?と思います。
修正の白線があるから余計にそこに目がいくんですが…。
こういう修正って意味無いよなぁ~、と毎回思います。
仕方無いですけどね。
座裏屋先生には、これからも発売規制と戦い続けて頂きたい。
そして、美しいエロシーン盛り沢山で楽しませてくださる事。
何卒よろしくお願いいたしますm(__)m
ごちそうさまでした♪
座裏屋さんのR18作品ということで、発売を非常に楽しみに待っていました。
さて、それでは内容を。すみません、ネタバレしてます。
ヒューマノイド保護局の主任として働いていたマキのもとに、マキのかつての同僚であるローウェンによって一人のヒューマノイドのアラタが連れてこられます。
アラタは、とある人物の容貌と記憶の一部をコピーされたハイスペックのヒューマノイドなのですが、そのコピー元となった人物は実はマキのかつての恋人・レンで。
レンを心から愛していたマキですが、7年前にレンの手ひどい裏切りを受け、それ以来マキはヒューマノイド保護局もやめ心を閉ざしてしまっています。
レンの記憶の一部をコピーされ、また最初に見た人物を好きになる『刷り込み機能』をもつアラタはマキを愛し、彼を求めますが、レンに似た面差しを持つアラタにレンの思い出を重ねてしまうマキはアラタを乱暴に抱くのですが…。
というお話でした。
マキ視点で話は進んでいきます。
心から愛したレンの裏切りで、いったんは心を閉ざしてしまったマキが、アラタという存在を得て、また再び前進することができる。
それももちろんすごく萌える設定なのです。
ハイスペックでビジュアルもイケてるのに、心に大きな傷を抱えたマキ。
素直で、どんな酷いことをされてもマキの事だけを求めるアラタ。
うん、この二人はとても良い。
特にアラタの可愛さは反則。マキのために料理をしたり彼に尽くす健気さんなのですが、それだけではなくて自分のしたいこともきちんと持っている精神的に自立した男の子。
けれど、マキの心の傷となったレンの存在もとても良かった。
異性愛者で妻子持ちのマキの兄・ヨシアキ。
本当はヨシアキを愛していたレン。
レンを心から愛していたマキ。
この三人の過去の話はうっすらとしか出てきません。
なのに、そこから透けて見えるレンとマキの、二人の恋心が何とも切なく、そしてとても萌えました。
アラタが、マキを初めて見た時に発した言葉。
あれは、レンの本心であり、自分を愛してくれたマキへの謝罪の気持ちであったと思います。ヨシアキへの想いとは違うけれど、それでもマキのことも愛していたのだと。
終盤で、アラタの記憶を消去するマキですが、過去の記憶を「VOID」し、解放されたのは、マキの方だったのかもしれないな、なんて思いつつ読みました。レンへの想いを昇華できて、本当に良かった。
ストーリーも良かったですが、座裏屋さんらしいエロは健在。
R18ということで修正はあるものの最小限で、ちらりと見えるtnkやその他もろもろが何ともナイス。
そして何といっても体が綺麗!腹筋とか胸筋とかおしりとか、もう勘弁してくださいっていうくらい男の色気にあふれて悶絶しながら読みました。
表紙もとても素敵。
絵柄はもちろんなのですが、手に取ったときの紙質とか、配色とか、座裏屋さん作品は表紙もとてもセンスがいいなといつも思いながら拝見しています。
ストーリーも、絵柄も、素晴らしかった。
文句なく、神評価です。
表紙イラストに成人コミックとまで印刷されてたのに、修正はあるんだ…と思ってしまいました。(完全白抜きではないにしろ、あの部分と繋がってる部分に白いテープ的なものが)成人コミックスは完全無修正ではないと初めて知った。 人間・マキ×違法ヒューマノイド・アラタ(男性専用愛玩タイプ)で、正直ありがちなタイプのお話でしたが、私はそのストーリーが嫌いではないので感情移入して読めました。 違法なヒューマノイドは容姿と一部記憶を実在する人間からコピーしていて、その人物がマキの過去に関係してる。 そのせいでアラタに対しての当たり方が少し意地悪。でも徐々に…。ヒューマノイドはすりこみ機能付きで最初に見た人物に心身ともに依存する。なのでそのすりこみを一度解除して、すりこみなしで自分の側にいて欲しいと思い…。 うん勿論結果はね。 苦しんだ分幸せになれるよ。
この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?