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loved circus
私は基本、甘ったるくてらぶらぶで
ハッピーエンド大好き侍なのですが、
この作品はその中の一つしか
合ってなかったけれど、
面白かったです!
出てくるキャラクターのそれぞれが
(お客の一人一人まで)、
個性的で何かを背負ってる。
一筋縄では行かないというか、
ちょっとしたドラマか映画を
見ているような感覚になります。
あれだけのページで
じっくり書き込んであるので、
なかなか読み応えのあるお話に仕上がっています。
確かに、ジョーやリンの話とか、
もっともっと描いて欲しかった気もしますが、
そこまで行くと広げすぎなので、
あのくらいで良かったのかと。
途中、この話どう転がっていくの?と、
余計な心配してしまいましたが、
心配なんか全然要らない!
最後まで面白く読ませて頂きました!
朝田さんらしい読ませる作品です。
最後も上手く納まって、
私の好きな後味がじんわり残る逸品。
作品としては
神評価に値すると思うのだけれど、
BLとして評価するなら「萌✕2」!
最近、朝田ねむい先生の作品を続けて読んでいます。「スリーピングデッド」「Dear, My GOD」に続き、これが三作品目です。
やはり設定が良いです。古い倉庫を改装したかのようなゲイ専門風俗店「サーカス」、店内はいくつかの部屋に分かれていて、従業員4名はそこでベッドを並べ共同生活を送っています。
従業員みなそれぞれが訳ありだったりでそれぞれの人生を送って来てここにいる、人間模様が描かれた作品です。
それだけで既に面白い。とにかくお話として面白い、それが朝田ねむい先生の作品の醍醐味であり何度も読みたいと思う所以です。
シロさんのキャラクターが最高です。黒のタートルネックも目の下のホクロも長い睫毛も流し目もすべてが良い。休みの日はいっぱい寝るところも良い。シロさんが顔色ひとつ変えず “僕に集中して” と言うコマでは死にそうになりました。センシュアル過ぎました。
「スリーピングデッド」の佐田もそうですが、朝田ねむい先生の描くパジャマを着た男性がなんとも言えず色気があって好きです。パジャマ買おうかなと考えています。
登場人物皆、人生色々なことがあってもシリアスになり過ぎず生きていける明るさが素敵です。
映像化や実写化されてもとても素晴らしくなりそうな作品だなと感じました。
朝田ねむい先生の作品の中では不穏な空気が少なめ、BLも少なめ。
私が読んだ中ではこんな感じです。
BLが強い >「マイリトルインフェルノ」>「スリーピングデッド」>「
Loved Circus」>「兄の忠告」
今回は、受け攻めも挿入までしていないので明確ではありませんが、それでもやっぱり面白かった!
男性風俗店で働く人たちが中心となったお話で、主人個の周りの人たちにもドラマがありました。
そう、かなりドラマっぽいです。
一人一人のキャラが確立していて面白い!
映像化もしやすそうな読みやすさでした。
BLっぽさを求めている方には物足りないかもしれませんが、たまには気分転換したい!という方にはオススメです。
作者様の立地点というかスタンスというか目の付け所というか。
そういうのが非常に独自ですよね。
本作も「BL」とはちょっと違う。
boyたちがラブラブでエロエロで、と思って読むなら、そこは盛大に肩透かし。
それどころか、彼らの境遇は非常に悲惨で、ラブのラの字も無いというか。
ワケアリで、そこにしか生活の糧が無い、転落の果てというような男性x男性の風俗店「Circus」。
そこで生きるそれぞれの男たち。
シロという美しい男がそこの「女神」かと思いきや。
彼が一番ゆがんでた。
シロの真実が明かされてからの「Circus」の真実が胸に迫る。
顧客たちの切実な欲求。
生きていくための拠り所。
受け皿。
そんな究極の人生観に触れた男たちが生きていくさまが胸アツ。
男の娘に扮していたリンは、好きな女性と結ばれ。
ギャンブル狂のジョーは、一途な男に絆されたのか人生を一変させた。
巻き込まれたていのケイは…?
シロに恩を感じ、今度は自分がシロを支えたい/支えなければと思ったのか?
ラストは、ケイとシロが旅行をしているという設定がありました。
でも私はケイとシロは肉体関係は無いのでは?と思った。
シロの体のこともあるけど、ケイは甲斐甲斐しく世話/介助をするけど抱いたり抱かれたりは無いような気がする。
でも心だけで恋人かも、とは思う。
そして「Circus」の皆は、そういう結びつきもアリだと知っていると思う。
エロを超えた愛、ならここにたくさんある、ような気がする。
んんんん〜!めちゃくちゃ、良かった。。。
私、ストーリー重視なもので〜朝田先生は外せない1人だわ。
「ようこそ、サーカスへ!」
朝田ねむい先生の描くコミックは、どれも1本の映画を観ているようだ。
無駄な絡みもなく、風俗店の従業員にスポットをあてたストーリー。
訳ありの4人。シロ、ジョー、りん、ケイ。
そして、団長&マリアさん。
それぞれが、全く違うタイプが織り成す日常。
出会いもあれば、別れもあり。
重すぎず、途中笑えるところもあり、最後は
シロと、ケイ〜収まる所に収まった感じだね。
キャラクター設定や背景がまるでドキメンタリー。かなり濃くてそして刹那的なヒューマンドラマを観ることができます。
物語は『ケイ』の人生の周りからはじまる。風俗嬢にありったけのお金を注ぎ込み、しまいにはヤバいところから借金をして、死のうとしたところを男娼の『サーカス』に助けられて連れてこられる。
『サーカス』には、団長をはじめ、ジョーにリン、そしてシロ。
みんな、それぞれ訳ありの人物達ばかりでクセモノ揃いで濃い!!濃過ぎる!!!!!!
ジョーもリンもケイもそれなりにキャラの色が見えるのに、何故がシロだけは見えず、読んでいくと、人間が人間たるゆえんのアイデンティティや愛情などが欠落して何も無く空虚でわからないからなのかと。
ケイがシロに共鳴したのか、シロの中にも、ケイの中にも『何か』が産まれる時を観ることがが出来る、とっても不思議な気持ちになるストーリー。
朝田先生にハマった気がします。某ゾンビのBLのイメージが強くて今まで読まないでいた自分のばか!という感じです。表紙の2人の恋愛を超えた愛が淡々と少ないセリフで描かれるのがすごく刺さりました。周りから見たら悲惨な状況でも自分を肯定して生きることの尊さみたいなのを感じました。特に風俗嬢に騙されて追い詰められた経緯があるのにケイ(右のスーツ男性)が後悔していないって言い切るのが胸に刺さりました。シロさん(左のコートの人)もケイとの出会いで変わっていく感じが美しかった。サブキャラの生き方もすごくいい。何度も読み返したい。読んで絶対損はない素晴らしい漫画だと思います。
登場人物が魅力的。それぞれに抱えている問題があっても、しっかり仕事をしているのが好ましい。主人公が、他の登場人物のことを知っていく距離感と過程も自然。
絵は、ざっくりした雰囲気で、線は硬め。整理された線なので見やすいし、人物の見わけもつきやすいです。いざ!という時の目の表情は、カッコイイ!
ラストは、予想通りだけど、ひねりがきいていて驚かされました。
エロは少なめ。でも私は漂う雰囲気にセクシーさを感じました。
娼夫ものの一種ですが、お仕事そのものよりはお仕事の舞台裏がメインの作品です。
時々出てくるお客さん達がかなり濃い感じw めくるめく夜の世界というよりかは地道にお仕事をする系です。
メインカプはシロさんとケイらしいのですが、「なんか気に入ってる」×「尊敬する先輩」って感じで、そんなにBLっぽい感じはないです。むしろジョーとソムくんの方がBLしてました。
わいわい暮らしているCircusのみんなと団長夫妻、濃ゆいお客さん、ジョーの痴情の縺れ、たまに凸してくる恐い女子達とか、ヒューマンドラマが面白いです。
ラストは思いもよらない衝撃の展開。朝田ねむい先生の作品は想像もつかないどんでん返しがいいですね。
表紙が素敵でとても気になっていた作品でした。朝田先生のタッチはこういう少しアングラな世界観がよく似合いますね。自殺しようとしたら知らない男達に拾われて、男娼として働かされることになったケイ。これだけ聞くと、一気に落ちこぼれた悲愴感溢れる物語かと想像してしまいますが、朝田先生は意外な方向にストーリーを運んでくれます。
まず、働く仲間達が和気藹々とした雰囲気で、皆のやりとりが微笑ましいんです。自由奔放な悪党気質のジョー、なんだかんだ文句を言いつつ世話焼きなリン。紳士的なシロ。皆のパパのような団長。そして、やってくる客は、男娼に責められたい人の方が多い。新人の頃のケイが相手の姿に思わず萎えてしまうのには、気の毒ながらも笑ってしまいました。そんな日々の中で気付く、シロの抱える歪な欲望。彼の人となりはきちんと明かされ、最初から惹かれ合っていた彼とケイが再び一緒になれたところまで描かれてはいましたが、読者の想像に委ねる部分が大きい描き方でしたね。個人的にはシリーズでじっくり追いたかった気もしますが、各キャラクターが魅力的で満足度は高かったです。
おもしろい!
声をあげて何回か笑った。
キャラが全員いい。
正直言って、萌えは薄め。
ゲイ向け風俗店が舞台で、エロいシチュエーションやセリフはバンバン出てくるけど具体的な描写は少ない。
なので、人によっては物足りない、これじゃない、と思う作品かもしれない。
それでも私は好きだな。
ストーリーがいいし、実は深い話だったり、いいセリフも結構出てくる。
あと、やっぱり、シロの色気、ジョーのむんむん男っぽさか好み。
リンも口は悪いけどおもしろいし(いつのまにかしれっと女装していたの笑った)
主役のケイが平凡でマジメなのもよかった。
群像劇として単純におもしろい。
団長、団長の妻、やまぐちさんww
脇役もみな濃いのポイント高い。
シロの生い立ちと、その後は悲しかった。
なので、欲を言えば、ほんの少しでも甘さや萌えがあるとうれしかったけれど…それだと朝田先生らしくないのかもしれませんね。
作者さんの作品を読むのは「マイリトルインフェルノ」に続き2作目でした。
あらすじとかもほぼ読まずに読み始め、あっという間にその世界に引き込まれました。
途中で これは一冊では収まらない話なのでは? という予感が湧いてきて、なんとか収まっていたものの上下巻くらいにはして欲しかったくらいのストーリーの面白さでした。
作者さんとしてももっと掘り下げたりしたかった部分があったはず!
もう少しケイとシロの絡み(Hなことだけじゃなくて、もうちょっと内面に触れる部分)が欲しかった。
シロの生い立ちなども、もっともっと深い描写があればなぁと思いました。
それくらいBL関係なくお話として面白かったんです。
糖度低めなのは表紙の感じからも想定内だったので、気になりませんでしたね。
評価はかなり迷うんですが…足りない部分があったとしても読み始めの吸引力や脇キャラの魅力などもプラスして神評価かな、と。
絶望した主人公が自殺をはかって拾われた先が男性向けの風俗店だった……って話の始まり方と舞台が、個人的にすごく苦手な設定でしたが、悲劇的な描かれ方ではなく、その場所で生きている人々を淡々と描いているので、読みやすかったです。
BLというより、人生再起物語でした。
惚れた風俗嬢に入れこんで
全てを失ってしまったサラリーマンのケイは
自殺を図るが、すんでのところで救われてしまう。
そして、目が覚めるとそこは「サーカス」だった。
そこでケイは3人のワケあり男たちと出会い、
もう一度生き直すことを始めてゆく。
え?やだ、ここで終わり?
からの巻き返しに救われた。
シロの壮絶な過去を知ってしまい、
その上で彼を受け止めると言うケイを突き放してしまったのだから、
ああ、もうこの二人はここで終わってしまうのかもしれない…
と若干諦めの境地でページをめくり続けていたものだから、
二人の再会は本当に嬉しかった。
今度はシロからの告白をすんなり受け止めるケイをみて
離れていても二人とも心はきちんと繋がっていたんだなぁ…と思えた。
風俗を舞台に描かれているけれど性描写の部分は淡々としていて、
どちらかといえば人の情の部分が濃く、深く、描かれていて、
最後のあとがきまで、1ページもとばすことなどできず読み入ってしまった。
一冊まるまる表題作
朝田ねむい先生の作品は"BL漫画"から数歩離れているのですが、味わいがあって面白いです。個人的には草間さかえ先生作品をダークにしてラブも減らした雰囲気。
登場キャラクターが脇キャラもみんな良いです。むしろ主役の感情の動きが少々分かりにくいぐらい。描き下ろし部分はメインキャラのストーリーでもなく、BLですらないのですが、ぐっときます。
CPは曖昧で、エロやラブな描写はほんの少しですが、満足した稀有な1冊でした。
以下もやっと点
冒頭、黒背景にバストアップのコマのページが長く続くのでもったいない〜掛け合い面白いけど
※電子書籍
(え、嘘。これで終わり?やだやだもっと読みたいよ!)
最新刊「マイリトルインフェルノ」でも同じ感想を持ったのですが、朝田先生の作品って「まだ終わって欲しくない!」って思わせる力がすごく強い。
しっかりとした世界観があって、人物ひとりひとりの背景がきちんとあって、しかもそれぞれがものすごく魅力的で。
登場人物それぞれのドラマが素晴らしく、終盤に向かうにつれ、もっと知りたい!先まで追いたい!という気持ちが高まったところで、終結してしまう。
それもスタイリッシュに決めてくるんだな〜。
たまらない余韻を残して。
ある男は女に騙され借金を負い人生に絶望して。ある男はギャンブルにまみれて。またある男は親の失踪により。
行き着いた先はゲイ風俗店「サーカス」。
そこで働きながら、少しずつ人生を動かしていく物語。
「サーカス 」の象徴的存在・シロの物語が、まるでズシンと胸に重りを乗せてくるみたいに、心に痛く響きました。
最後、客に刺されて車椅子生活になったシロが「僕はようやく立てた気がする」って言うのね。
身体の自由が利かなくなったことで初めて気付いた、人生の可能性や本物の自由。
シロの嘘偽りない笑顔に救われたラストでした。
BL的な甘さやラブはそんなにありません。
でもしっかりと物語に溶け込んでいるほのかなBL感が、分量としてちょうどいい。
朝田作品にますます惚れ込んだ一冊でした!
ゲイ向け風俗店サーカス、ワケありな男四人が働く。客もワケあり。
それぞれの人生が重なる場所。
四人と団長とママたち。人生劇場というか。
主人公ケイがシロの言葉に救われてか、あまり悲壮感がなくサーカスで働くので、読んでるこちらも人生のドン底のどうしようもなさに辛くなることもなく、それぞれの人生模様を淡々と読めます。
シロの過去と生き方が衝撃でした。どうしても売春しないと生きていけないのでしょうか。
サーカスはシロそのもので。
ジョーが出ていき、ケイも就職が決まり。
シロはケイをずっと見ていたんですね。モモに入れ込み破滅するのを。そこまで自分もケイに愛されたいと。
数年後?仕事で独立が決まりサーカスを訪ねたらなんとシロが車椅子で。
でもシロは生まれ変わったようですね。
団長とママに守られてきたことも、自分のしでかしたことも自覚して。
シロとケイが仲良く旅行に行ったり。
ドン底の吹きだまりだったサーカスがなんだか暖かい場所になりましたね。
シロとケイがエッチしなくて良かったです。
てっきりケイがシロに惚れて抱かれるのかな?と予想しちゃいましたが安易にくっつかなくて、人生を違う形で重ねるようで良かったです。
生きてれば良いことあるんだって、心がけ次第だってこちらも思えました。
ジョーはソムくんとよりを戻すのかな?
リンも好きだった女の子と結婚して。
もうあの頃のサーカスはないけれど。
不思議な暖かいお話でした。
ひたすら甘めが読みたい方にはおススメ出来ないですが
深みのある映画のようなBLが読みたいとおっしゃる方には
是が非でも!!!
主人公のケイが、冒頭から自殺図ろうとしていますし
ワケありが働く男性の風俗店ですので
明るいお話とは言えないんですけど
センスのある笑いが散りばめられていて
ずーんと落ち込んで浮上出来ない事はないと思います。
そもそも、ケイが再出発して(ある意味させられて)いくお話ですので!
登場人物のクセの強さはまさに天下一品!!
可愛い顔で普通の感覚を持ちつつもわりと臨機応変のリン、
金に汚く、倫理観の薄いギャンブル好きのジョー。
ジョーなんて私の大っ嫌いなタイプなのに
顔も体格も好き……ヒドイ…ww
でも憎めないところもあって最終的には魅力的な男でした!
お客さんも様々で……本当に人の数だけ性癖があるんですね…ww
なんと言っても、ケイを優しく指導してくれた稼ぎ頭のシロ、
美しさの中に抱えた闇がツラかったです。
平々凡々のケイを初めから見ていた理由も分かる気がしました。
わかりやすい恋愛話ではないかもしれませんが
やっぱりそこには愛があって
前を向いて生きようとするなら幸せはついてくるんだよと
教えられたような読後感なのです。
本当に朝田さんのざくっとした絵柄も
笑いのセンスも個性的なお話も大好き過ぎます!!!
読み終わってまず思ったことは、この作品なら、BLなんて読んだこともない(私が読んでるとも知らない)家族でも恐らく抵抗なく読めて、面白いって言ってくれるんじゃないかな、ということ。
ネオン街の片隅にあるゲイ向け専門「Circus」が舞台。
タチの悪い女に入れ込んだ挙句、借金が嵩み練炭自殺しようとしたケイ。
彼は借金返済のためにサーカスで働き始めます。
読み始める前はこのサーカスにやってくる特殊な性癖を持った客と男娼のプレイの数々を、我々も観客の一部となって読み進めるストーリーかと思っていました。
確かにそういう客のエピソードも少しはあるけど、それよりもこのサーカスで働く男娼達に視点を移して描かれています。
ケイを含めて四人の男娼、そして団長とその奥さん、みんな何らか訳ありのはずなのに暗さや、醜さが感じられない。それどころか誰も悪い人が登場しない。
そこが、作中に三回登場するセリフ「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」というメッセージ性に繋がる気がしました。
そして男娼仲間のシロ。魅惑的な美貌を持ちながらどこか影のあるキャラクターとして描かれておりついつい目で追ってしまうキャラ。
このシロがサーカスのキーパーソンであり、このサーカスはここで産まれ育った彼のために団長が会社を辞めて(と、団長さんがとてつもなく人がいい事が判明)まで作った店。
セックスが彼にとって人間関係を解決する唯一の手段であり、他に術を持たないシロでしたが、その彼が永遠に失ったもの、そして得たもの。
そう来たか!と思いました。
途中からこの話はどこへ向かっているのか、ケイが借金返済が終わり店を辞めることになった先に何があるのか・・・と思っていましたが、ケイだけではなく、シロも生まれ変わって新しく生きる術を見つけて、二人の仲もこれからを期待できるものとなっていました。(書き下ろしでは2泊3日の旅行にいっていて更に関係が進んでいるようで何より)
その他の男娼達も皆、各自ハッピーエンドになっていて、そこも良かった。
じんわりくる読後感でした。
「Canna Comics ベストセレクション2017」フェアの、久間さんの『錆のゆめ』のペーパーが欲しくて、前から気になっていたこちらの作品を購入してみました。実は朝田さんの『兄の忠告』があまりツボに入らなかったこともあってあまり期待はしていなかったのですが(いや失礼)、いや~、すんごいツボに入る作品でした。
この作品がBLか、と問われたらすごく微妙。
いい意味で、BLらしくない作品でした。
BがLしている、という話ではなくって、なんというか人と人との、魂のぶつかり合い、っていうのかな。
男娼たちが主人公ではあるのですが、「サーカス」内で行われる性的なサービスはほぼ描写なし。
お金のために意にそわないセックスをして借金を返す男娼たちばかりなのに、悲壮感は全くない。
このお話は風俗嬢に騙されて借金背負わされて、その借金返済のためにゲイ向けの風俗で働きはじめるケイが主人公。彼視点で話は進みますし、彼がメインのお話。
なんですが、実はシロさんが救済されるお話、だったと思います。
生まれ育ち、母親との思い出の場所である「サーカス」にしがみつくシロさん。
それは決して甘美な思い出だからではなく、『セックス』をする事でしか自分に価値を見出せないから。『セックス』をすることでしか自分を愛し必要としてくれる人はいないとシロさんが思い込んでいるから。
けれど、「サーカス」を失い、セックスと離れたこと。
そして何より、お人好しで自分をまっすぐ信じてくれるケイと出会えたこと。
そういった経緯を経て、シロさんが自分で自分を縛っていたものから解放される、という壮大な人間模様を描いたお話だったように思います。
シロさんとケイが、これからどうなるのか。
恋人になるのか、それともただの同志としてともに過ごすのか。
作中で、彼らのセックスシーンはおろか、甘い空気すら描かれなかったのが、これまたとっても良かったと思います。
今後の彼らについては、読者が一人ひとり思い描けばいいのかも。
あとわきを固めるキャラたちがいい味出してました。
気が弱くって、でも人の良い団長と、シビアでありながら人情家でもある団長の奥さん。
男娼仲間のジョーとリン。
個性的な面々でありながら、ストーリーの良いスパイスになっていて、とってもナイスな仲間たちでした。
面白かった。外画逃避行ロードムービー風。
「風」な雰囲気だけど、多分現代日本で店舗型風俗店で、逃げない。
むしろ根付いている人たちの話。
ただ、恋愛要素やエロはない。
今のBLカテゴリではなく、90年代の青年誌の作風。
大人の鑑賞に耐える、隙間を埋める物語。
何故かエロエロな作品だと思い込んで手に取らずに居たのですが…早く読めば良かったです。淡々と静かで、深みのある人生ドラマでした。
うまい表現が見つからないのですが、フランス映画のようでした。喜怒哀楽でいうと「哀」に一番近いと思うのです。しかし決して悲しい作品ではありません。四人の関係は友情のようであり、団長の存在は保護者のようであり…一方ではただの仕事仲間のようでもあり、その距離感が非常に心地よかったです。ジョーのキャラクターと、ジョーとリンとの関係が大好きでした。描き下ろしもとても良かった。
主人公のケイは言ってしまえば巻き込まれた男ですが、自由です。対するシロは自分の好きな道を生きているのに、どこにも行けない。その対比が、読み進めるうちにとても胸に刺さりました。
物語はケイの視点で進みますが、主役はシロだと思います。彼が生きて、変わっていたことが本当に嬉しかった。明るくなくても、「哀」が多めでも、愛に満ちた未来を期待せずにはいられませんでした。
初読みの作家さんでした。
表紙が印象深くて購入を決めたのですが、期待以上に良かったです。
ただ、このコマが好きで印象に残ってる!!という絵は、正直あまりないんです・・・申し訳ないのですが。
だけど、物語に重みがあって、読み応えがありました。
あまり良い例えではないかもしれませんが、小説を読んだような感じです。物語に奥行き、深みがあるというか・・・絵よりも物語やセリフが印象に残る、そんな作品だと思います。
帯には、変態プレイ・3P・女装・・・などと書いてありますが、エロを期待して読む作品ではないです。
脇役たちや、ゲイ向け風俗店・サーカスを訪れる客ももっと掘り下げて!と思う方もいらっしゃると思います。想像力による脳内補完で満足できない方にも、物足りないかもしれません。
エロに頼らずに読ませる作品です。最近エロ過多に飽きてきた方には、是非オススメしたいです。
この作品大好きです!
朝田ねむいさんの作品は展開が早くて飽きない!というところだと思います。また絵も綺麗です。BL漫画?というくらいあまりエロく無いですが、人が恋をする感じや心の変化など上手に書いている感じがします。
またキャラクターも個性的で、作品の雰囲気は楽しい!という感じでしょうか。
エロ中心というよりは、お話の中で少しのスパイスとしてエロがあるといった感じなのでBL初心者にオススメするのにはちょうどいい作品だと思います
circusという男娼館が舞台、ケイという人物が主役。
circusの住人が自殺から救ったケイ。そのケイ目線で始まる、脈々と続いていた非日常的とも思えるcircus住人のごく日常を切り取ったドラマ仕立てです。
でも収まるところは、それぞれの住人の人生。
面白かったです。
BL要素がないというレビューがあるかと思いますが、そうとも言えるし、いやいやぜんぜんアリですとも言える。
萌えがあるかというと、わたしはあったと思います。
面白い。そしてじんわりくる良い作品でした。
シロさん始め、みんなが幸せになっていてよかった。
涙が出そうだった。
「兄の忠告」があまり好みじゃなかったのでナナメに見てたんですが、悔しいくらい面白かったです。ほかの方もレビューされているとおり、人間ドラマの部分が強く、そしてまた面白いんですよ…。残りページが少なくなるのがもったいなくて、もっと読んでいたい気分にさせられました。
まぁ一応読んでみるか、くらいで読んでいたのに本当にやられた。悔しい。負けた気分になってしまった。くそう。
ジャンク・無国籍な雰囲気と、現代のおとぎ話的人情とキャラ達。それを彩る怪しげな客とサーカスという舞台装置。それらがうまく融合されていて、「サーカス」というものの持つ独特な雰囲気に落ち着いている上に、人情話だから読後感までもよい。とても完成度の高い作品に仕上がっていると思います。
ただやはり、BLとしての萌えがあるかといわれると微妙なところ。BLじゃなくてもよかったんじゃないかな?と思わなくもない。なので星は4つ。
面白さはというと文句なく面白かったです。
こんなBL本は初めて読みました…!
世界観、ストーリー、キャラクター
全てにおいて引き込まれていきます。
BL本というくくりで発売されていますが、これはBL本というよりは一つの漫画作品として面白いということを強く言いたいです。
読み終わったあと、まるで一つの濃厚な映画を見終わった気分になりました。
実際、実力派俳優さんが演じる実写映画を作って欲しいと感じました。
作品としては三谷幸喜の有頂天ホテルのような印象を受けます。キャラクター一人一人に焦点を当てストーリーが進んでいき、その一つ一つが実に面白く、マッチングします。
これを書かれた作家さんは一冊でこの濃密な内容をまとめ上げていることに驚きました。作家さん天才かと。
ここ最近普通のBLに飽きてしまったという方に大変お勧めします。
特に、アングラや不思議な世界観が好みな方は楽しめる作品となっているかと思います。
BL要素はかなり少なめかと思うので、普通のBL本としてではなく、漫画作品と意識して購入した方が良いかなと思いました。
ですが、作品としてかなり上質なものだったので、神の評価をさせていただきました。本当に素晴らしい作品です。ぜひみなさんに読んでもらいたいです。
なにこれ、すごい!
BL度は高くないのだけど、グイグイ引き込まれます。
あ、BL度は高くないと言っても、舞台がゲイ向け風俗店だけあって、プレイ内容はわりとエグイです(あんまりはっきりは描いていないけど)。イメクラっぽい感じで、お客さんの思いに応えてあげてます。
あえていうと、3Pの時に、シロさんが主人公・ケイを導く感じとかは、ちょっとエロいかな。キュンキュンしました。
絵なんですが、私はすごく好きなタイプ。森脇真末味さんにちょっと似てる。あと、波津彬子さんの描く人物に似てるなーって思うカットもちらほら。偶然なのだろうけど、上手い人が描くと似るのかな。油絵とかデッサンとかをしっかり学んでいた感じの絵で、好みの人はすごい好きだと思う。
また、舞台となってる風俗店・サーカスですが、これがなんか無国籍な感じでいいんだ!
一応日本なのだろうけど、こんなタイプの店舗型風俗店って今、実際はないよね。少なくとも、新宿とかでは見たことない。
でも、リアリティが無い訳じゃなくて、登場する人物の、思いやりのある感じとか、ああいう職業についている人らしい優しさとかには、すごくリアリティがあって、夜の雰囲気とあいまって、異世界に引き込まれる感じ。
一冊丸々、サーカスの従業員たちの話で、読みごたえがあります。
これは、世の中全ての人におすすめできるなあ。
これは、映画で見たいタイプの作品だった。
主人公を軸に、シロやジョー、リン、オーナー夫妻やクワィアの女の子達、そしてサーカスのお客達。
ストーリーの構成や、画面の作りそのものが、もう既に結構映画的にできあがっている感じ。
これを渋谷あたりのミニシアターのスクリーンの、ちょっと粗い感じの画で見たい。
ケイは林遣都か池松壮亮、ジョーが桐谷健太で、、、と妄想がどんどん広がる。
とまあ、そんな夢はおいといて、
落ち着くところにちゃんと落ち着くストーリー。
よかったです。
あらすじ、帯のキャッチコピーからしてこれ絶対自分の好きなやつだ!と少々期待し過ぎなくらいで手に取ったのですが、中身は裏切られることなく寧ろ期待以上でした。
2015年の締め括りにとても素敵な作品と出逢えました♪
ネオン煌めく華やかな色街の片隅で繰り広げられる訳あり男達の群像劇です。
「人」をしっかりと描ける作家様の群像劇モノってほんと面白い!
何度も読んでセリフの一つ一つまでをもじっくり噛み締めたくなるドラマが詰まっています。
「どこでだってよき人生は送れるんだよ、心次第さ」
そう言うのは〔シロ〕というキャラなんだけど、朝田さんの思いを最も代弁しているのであろう彼のセリフが最初から最後まで悉く心に残るのです。
かと言って、達観しているわけでは全くなく、彼自身も1冊の中で自分の愚かさに気付く。
間違いながら生きているすごく人間くさいキャラ。
だからこそ発言に重みが増す。
現実と一緒ですね。
主人公の〔ケイ〕もBLの主人公としては普通だし地味だし女目線で見ると「こいつバカだわ」って男の典型なんですけど、彼のバカ男ゆえの熱さとかピュアさはシロじゃないけど人をたらしこむ魅力がありました。
完ぺきな人間なんているわけないし、カッコいいだけでは魅力は感じない。
全てを投げ打てる人生、素晴らしいじゃないか。
このお話に出てくるキャラ達は、脇を固めるオーナーやその奥さん、店にやってくる客まで含めて、皆どこか愚かだけれどその分すごく魅力的でカッコいい人間ばかりで、彼等を通して、こういうキャラ達を描ける朝田さんの人となりにまで惹かれます。
彼等の物語を出来ることならもっと読みたい。
ラストシーンの続きが思い描けるかどうか
私の神評価の物差しってそこなのかもしれないと、この作品を読んで改めて思いました。
迷わず「神」を付けられる、どストライクに自分好みなお気に入りの1冊です!
ぜんぜん期待してなかったの!
「風俗」って言葉だけに踊らされての衝動買いだったわけですが
すごく良かった!
エロやラブというよりも、ストーリーで見せる。
あまっちょろい感じの話でもないのですが
すごく惹きつけられ一気に読み終えてしまいました。
何気にリンちゃんが女の子と結婚したのが微笑ましくてよかったかな。
男が好きで~ってわけじゃないもんね。そうだよね。
なにより最後にシロが幸せそうだったこと。
ジョーが尻に敷かれてかわいくなっちゃったこと。
すごく良かった。
個人的にはエロス込みで、もっとがっつり
キャラクターごとに掘り下げての話があっても嬉しかなとは思いました。
ちょろっとの説明をみただけでもおいしそうじゃないかっ!
妄想膨らむエピソードも多く、面白かったです。
読み終えてしまうのがもったいない。
そんな風に思える1冊でした。
朝田さんの作品は初読みです。でも大当たりでした。
男娼館でのエロエロ話かと思いきや、女に騙され借金地獄で自殺を図ろうとしたケイと、ケイを助けたシロ、風俗店「サーカス」の従業員リンとジョー。
それぞれ訳ありの連中と、訳ありの客たち。
ほとんど直接的なエッチ描写はありませんが、十分エロかったし、萌えもたくさんありました。
特に、ケイとシロの二人の間に流れる微妙な気持ちの変化とか、惹かれあうフェロモン的なものが、セリフや描写で描かれなくても、物語が進む中で、ほんのわずかな一コマからも、色々と想像させられて、ものすごくエロスを感じました。
人物描写や世界観、作品から醸し出される雰囲気など、どこか萩尾望都先生の作風に似ている印象を受けて、かなり好みでした。
最近、エッチ描写ばかりのBLに食傷気味だったので、こういう作品こそ「まってました!」という感じです。
星5を付けたい所ですが、もっともっと読みたかった!という意味を込めてマイナス1です。
朝田さんの他の作品も読みたいと思います。
朝田さんの初読みは、まだ多分何処にも収録されていないゲイの父親と息子の話でした。この時から感じていたけれど、少し彫りの深い絵柄に似合うアメリカ映画みたいな話を描かれる方だなあと、この話を読んでしみじみ思いました。
雑誌で連載一回目だけは読んだのですが、思った以上に深く沈み込むドロドロした沼の様な話でした。
多分、ハッピーエンドです。
状況は酷いと思うのですが、出てくる人たちがそれほど重い感じではないので(いや、団長さんは重いか)鬱々とはせずに読めました。
作中、リンとマリアさんがえらい格好いいです。特にマリアさん。あまりもごつくて男に見えるけど、女性でいいんですよね??
人生どん底な話ですが、何故か優しい話でした。
こちらのBLニュースを拝見して気になったので手に取りました!
「サーカス」なんて、なんと気になる題名なのかとw
私的な妄想は、主人公のケイがいろんな客や同僚に
ニャンニャンいろんなプレイをされちゃうのかと思っていましたが(;´∀`)
実際、エッチ中心の話ばかりではなく
主人公を中心として、ゲイ向け風俗店の人間模様が描かれた作品でした
エログロエッチを求めている方は物足りなさを感じるかもしれませんが
大人な世界観や登場人物のバックグラウンドを求める方は
面白いと思います!
最終的にはハッピーホモエンドで万歳!とすごい勢いでなるわけではなく
不幸や理不尽の中にも幸せがあるという感じでした
じっくり世界観を味わえるものだったと思います
ゲイ向け風俗店<サーカス>を舞台とした群像劇風の作品。
どことなく昭和を思わせる、暗くレトロな雰囲気が魅力的です。
風俗嬢に騙され借金を抱えたサラリーマン・ケイ(表紙右)は、焼身自殺しようとしたところを助けられ、ゲイ向け風俗店<サーカス>で働くことに。
サーカスには様々な性癖の客が訪れ、それに対応する従業員たちもまた個性派揃い。
小柄で童顔ながらクールなリン、ガチムチ系で問題児のジョー、そして一番古株のシロ(表紙左)。
ケイも含め、従業員全員が客によりタチにもネコにもなるというリバ好きには堪らない設定。
メインカプは一応ケイとシロですが、一線は越えないため、攻め受けは最後までハッキリしません。
シロ+ケイ×オヤジの3Pなど、サーカスでのプレイはなかなか特殊で、客の人生を想像したくなるような描き方が上手いなと感じました。
ただ、そうしたシーン自体はかなりぼかしてあるのでエロさは今ひとつ。
エロより人間ドラマに重点が置かれている印象です。
一番印象に残ったのは、奔放で破天荒なジョーのエピソード。
バリタチっぽいジョーが客に組み敷かれている図に萌えるし、しかも意識が飛ぶほど良かったなんて、ぜひそのシーンをノーカットで見たかったです…!
その客との後日談もいかにもジョーらしく、もっとこのカプの話が読みたくなりました。
しかし後半、ジョーが去ったあとの展開は少々強引に感じました。
いきなり店を閉めるみたいな雰囲気になっているし、シロとケイの恋模様にも今ひとつ感情移入できず。
恋模様というより人間愛?
何にせよ、直接の会話が少ない二人にそこまで強く想い合う理由を感じられませんでした。
ラストの再会シーンは良かっただけに、もっとケイの人間的魅力や、シロとのエピソードが描かれていれば感想もだいぶ違ったのになと思います。
とは言え、シリアスとコミカルさが同居した独創的な作風はとても素敵で、楽しく読めました。
ねむいさんの次回作も楽しみです。
読む前は、どん底サラリーマンのケイが特殊な世界で奮闘するお話なのかなと思ったのですが、どちらかというと”共に働く男たちと<サーカス>の物語”という印象を受けました。
おっとりとして心優しいオーナーの団長、気が強く粗暴で鷹揚なジョー、飄々としたようで実は純粋なリン、そして最古参でナンバー1のシロ。
登場人物達の選択によってサーカスは転機を迎え、それぞれの結末を迎えます。
そして謎めくシロの内面に触れていくことによって、サーカスとシロの関係性やケイがサーカスに選ばれた理由が明らかになっていきます。
シロが欲する物とケイの歩み寄り、そこが表紙に現れている気がしました。
こちらのインタビューで、メインカプはお店の人々×お客さん達とのことでしたが、シロとケイであるとも思います。(受け攻めは定まりません。)
お話の設定やキャラクター、お客さんとの絡みなど要所要所はとても面白かったのですが、個人的に主人公に魅力を感じませんでした。
地味で暗いケイの内面が分かりづらくて、感情移入したいのにできないもどかしさがありました。
マイノリティに目覚め肯定していくお話だと思ったので、最後までぎこちなく地味なままのケイにちょっとガッカリしてしまいました。
終盤でケイがサーカスに選ばれた理由が語られますが、あまり共感できず。
思った以上に作品のトーンが暗く感じましたが、コミカルな所はコミカルで明るいジョーやリンもとても魅力的でした。
しかしそれ以上に、シロという人物と怪しさ満点のお客たちの魅力が素晴らしくてそこは文句なく神です。
めくるめくサーカスの世界をもっと堪能したかった!
個人的に主人公に期待しすぎてガッカリしてしまったために萌評価になりました。