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owaranai fukou ni tsuite no hanashi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
誤算のハートに出てきた烏童兄の話。
好きな人に告白できずに寝てる間にセックス、というか逆レイプ?
虚しくても相手が覚えていなくても、『完全な一方通行でもおれはうれしかったよ』って泣けてくるよ。
『自分では終わらせられなかったこの恋をお前が終わらせてくれ』って泣きながら頼む烏童兄に、清竹がとった行動って結構残酷だと思うんですよね。
烏童兄の気持ちの推移は結構分かるけど清竹は正直全く分からん。
烏童兄は、結構クズい人間だと思うけど(セフレ的な人に暴言吐いたり)清竹の前だと素直で、でも素直になりきれなくて可愛いんですよね。
清竹から逃げてお風呂場で体育座りするところとかベッドの中で涙をうかべて世界よみんな幸せであれとか思ったりすごく私の好みの行動ばかりとるので可愛いなこの人と終始ニヤニヤしていました。
清竹からしてみれば、友達だと思っていた人間に裏切られ再会したらなぜかレイプ?され、と結構すごいことされてますけど烏童兄が自分に見せる姿がどんどん変化していってそれをかわいい、愛しいと思ってしまったんだな、分かるよと謎の共感をしてしまいました。
烏童兄とストーリーは好みでしたが、個人的に清竹が魅力的な人物でなかったので、萌2です!
誤算のハートで、メインカプを邪魔するたらし役だった、烏童兄。
しかし、タイトルが示すように、隆之(烏童兄)は一生抱えるはずの悲恋に苦しんでいた。
高校のバスケ部時代、自分より背が低かった、清竹。密かに焦がれていた。
大学生になった今、清竹は大きく成長して、自分より高く、かっこよくなった。それでも、ずっと明かせない思い。
鬱屈は、性に自堕落でたらしな男という隠れ蓑に隠して生きている。
でも、あるとき我慢できなくて。。
弟カップルの時もそうですが、受けになると乙女になっちゃうギャップ萌えかな。
烏童兄の乙女っぷりがやばひどい。そして、そんなめんどくさい隆之を、甲斐甲斐しく世話を焼く清竹。こちらもいいカップルです。
何度も何度も読み返している作品です。何度も読んでいるのに毎回泣いてしまいます。
悪役のように振る舞うことで自分を守りながらも、健気に攻めを愛し続ける姿が切ないです。大好きな一冊です。続編が見たい!
終わらせられないこの恋は、奇跡によって成就するものでは無くて。
自身で不幸にもなり、幸せにもすることが出来る。
烏堂が、そのままならない恋に疲れて。哀しくて。人を呪って。生きてきたこと。
そのまま、面倒くさい烏堂を受け入れてくれる、どこまでも男前な清竹。
烏堂のその面倒くささには呆れます。イケメンで、オシャレで、キャンパスでも知らない者がいないほど目立つ彼のこのひねくれ具合。せっかく歩み寄ってくれている清竹から逃げて、ホテルに女の子を寄越してみたり。それは彼が拗らせてきた8年もの歳月がそうさせてしまうのだろうけれど。
弟の恋人にやつ当たってみたり。ハタ迷惑この上ないです。
そんな不安定さや脆さにまた色気を感じられてしまうのだとも思います。
なので、より一層、弟と三城の恋が爽やかに見える。
放っておけない、烏堂・弟の行動力もいい。弟は男前です。彼が清竹を連れて行くシーンが好き。
ドアスコープに見える、弟がきっちりピーコートを着込んでシレッとした表情で立っている。
緒川先生らしい、スタイリッシュなカットには今回も惚れ惚れ。
「誤算のハート」のその後があるのも嬉しい。三城の黒髪とメガネは新鮮で可愛かったので、しばらくそのままでも良いのに!親に叱られても、烏堂・兄に八つ当たられても。「見返してやるんだよ!」「俺の気持ちを見くびったこと、後悔させてやる!」清々しいまでの、強さ。バカなんだけど、愛おしくて。烏堂・兄は三城をちょっと見習った方がいいよ。
三城の言うように、このカップルは大丈夫。
2組のカップルが対比するように描かれているのが良くて。もし、烏堂・兄だけのお話しだったら、ジメジメ過ぎて、読んでいられなかったかも。
清竹は振り回されたけど、終わらない不幸が転じて幸せになってホッとしているよ。
烏童兄のお話ですね。
中学の時から好きな清竹。でも清竹は背の小さな髪の長い可愛い女の子が好き。絶望的な恋だった。
烏童が切なくて悲観的で。すっかり遊び人になりますます清竹に嫌われる要素もあって。
なのに烏童の渾身の体当たりからやることみんないい目に出てますね。まさかお付き合いしてることになってるとは!それだけ烏童の気持ちに応えてあげたいと思わせる程の純愛だったのですが、なんか上手く行き過ぎな気もしなくなくて。
烏童は付き合っても悲観的で不幸を予想しては泣いて今の幸せを噛み締めて。
確かに終わらない不幸についての話でした。
読んでみて、タイトルの意味を改めて考えさせられます。
いっぱい考え過ぎちゃう、優しいお兄ちゃんなのに、考え過ぎちゃって心から幸せに浸れない。
弟はあんな堂々と好きなモノ好きって言えちゃうのに、色んな観念に囚われてグルグルしちゃうお兄ちゃんはすごく不幸体質ですよね〜_:(´ ཀ`」 ∠):_
泣き顔がー…
色々諦めたみたいに薄っすら口角上げで泣いたりするから、見てて苦しい.°(ಗдಗ。)°.
だから余計に最後の破顔が可愛くて嬉しかったよ‼︎
お兄ちゃん幸せになれて良かったよ!
ストーリーや設定については言うまでもなく素晴らしい傑作だと思います。
緒川先生はセンスの塊というか、とにかく漫画で出来うる表現力のすべてを見せてくれる人だと感じます。
現在と過去、建前と本音、理想と現実、嘘と真実。
いろいろな対比が作品の中に宝石の如くちりばめられ、破綻することなく映画さながらドラマチックに進行するところがたまらなく好きです。
かなり複雑で難解なキャラクターなのに、こうもすっきりと読ませてくれるのは、緒川先生の描き方が素晴らしいからだと思います。
無理やり難を上げるとすれば、視点が烏童のみで進行するので、清竹の心情が烏童程細やかに追えていないところでしょうか。でも、多少こういう物足りないところがあった方が、キャラクターの気持ちを想像したり考えたりする余白になるので、これはこれでよろしいと感じています。
この作品を初めて拝読した時「幸せとはなんだろう」「不幸とはなんだろう」とぼんやり考えたものです。
タイトルの「終わらない不幸」というのも、とても意味深長ですよね。
相手の理想と自分がかけ離れているのを理由に、端から好きになることを諦めてしまっている烏童兄を、真っ直ぐさやひたむきさで溶かしてくれる清竹、まさに破れ鍋に綴じ蓋だなぁと感じたカップルでした。『誤算のハート』で「俺もあんな風に愛されたいなァ」と弟カップルを眩しそうに見て呟いていた彼がとても印象に残っていたので、しっかりその恋愛模様を描いてくれて満足でした。ただ、予想していたよりもかなり捻くれた性格に感じ、少し感情移入しにくかったかもしれません。自分と他人の幸せを比べてしまうことなんて誰にでもあることで別に悪いことではないですが、烏童兄はそこに対する不満を外に出し過ぎかなと思いました。他人に攻撃的になってしまう彼には共感できませんでした。彼の性格をより理解するためにも、もう少し育ってきた過程などの描写があれば良かったかなと思います。対して清竹の誠実さはとても清々しく、好感の持てる攻めでした。
烏童兄カプだけなら萌評価だったのですが、大好きな烏童弟カプの話も読めたので萌2評価にしました。将来のことについてお気楽に考えがちな三城を、烏童と三城母で組んでしっかり考え直させようという話でしたが、何よりムカつくとばかり言っていた三城が最終的には自発的にちゃんとしようと思い立ったところが素晴らしいと思いました。まさか自分から髪を黒に染め直すとは。最初は別人かと思いましたが、黒髪眼鏡の三城も素敵でした。将来のことはやはり互いに同じ温度差で考えられるカップルが理想なので、短編ではありますが読んで良かったです。
何度も何度も読み返しました。タイトルのロゴ配置もオシャレでね…。
この作品、先生が本当に続きを書くのが大変だったと、某雑誌のインタビューで仰っておられましたが、まさかそんなだったとは…私は凄く好きなんですよ、帯が千切れちゃうくらい。(しまえ)
実は雑誌でも追っかけていたんで…
あ!ここにヒヨコのトーン貼ったな!とかね
ウドウサンイケメンなのに実はウジウジキャラなのがとても可愛いのです。完璧イケメンが恋に、しかも同性の男に悩んでる姿って何故こんなにも素晴らしいのでしょう。
おきっさんvoiceで脳内再生余裕です。
相変わらず絵柄もキレイです。
烏童視点で話が進むのですが、初見ではものの見事に騙されました。さすが自分を偽って想いを隠して8年生きてきただけあった.....モノローグですら嘘をつくとは......圧巻です。
試し読みした時は嫌煙してたのですがとんでもねぇ良い作品でした。
最初はなんて嫌な奴なんだ、きっとこいつが攻めなんだろうと思って読むのすらやめようかと思ったのに読み進めるうちにアレ、アレ、のオンパレード。初めて攻め受けを間違いました。ページをめくる手が止まりません。しまいにはもう烏童が可愛くて可愛くて幸せになってほしいと願わずにはいられんです。
8年の想いを無下にすることない攻めの姿勢や、徐々に埋まる想いの溝にも感無量です。
久しぶりに読み返しました。
やはり緒川千世さんならではの台詞回しがいいですね。
ずっと秘めていた思いがバレてしまった時に烏童が言う
「完膚なきまでに罵倒してくれよ。」から始まる「自分では終わらせられなかったこの恋を お前が終わらせてくれ。」
ここが秀逸で、この部分読みたさにいつも本を開いてしまいます。
その他のお気に入り箇所は
・烏童の虚像と実像とのギャップ萌え。
・タチ専門の烏童が8年間も片思いしている清竹の上に跨って涙こぼしながら挿れちゃうところ。
・長身イケメンで完璧に見える烏童の「俺がもし背が低かったら、髪が長かったら 女の子だったら あんな風に恋できたんだろうか」と清竹に恋する可愛らしい女の子を見ながらの独白。
・清竹の突然の訪問から逃げてシャワーに濡れながら拒否するところからの一連のシーン。
・思いが通じあった後も屈託なく笑う清竹に対して、いつもなんだか物憂げな烏童。付き合う限り永遠に不安が消えない、不幸が終わらないことを憂いている様子だが、「これからの幸せについての話」の最後の最後で笑顔が見れてホッ。
【誤算のハート】では、ビッチで引っ掻き回しキャラとして描かれており、烏童弟と三城の様子を見て「いいなぁ 俺もあんな風に愛されたいなァ」と呟いていたお兄ちゃん。
愛し愛されが叶って良かったねと思える終わりです。
作家買いしました。が、やっぱりこの作家さんにハズレなし!!
中学生の頃は受けの方が攻めより20cm背が高く、攻めは小柄な女の子が好み。
受けはこんな自分好きになってはもらえないと思い攻めの彼女を奪う…。
私の好きなBLど真ん中でした。
BLってこういうものだと思ってます。男だから…こんな身体…とか男同士であること
を悩むのがBL本来の姿だと思ってます。
そして、受けの烏童兄が健気とは言い切れないけれど切ない感じ好きでした。
裏表紙の「彼の好みは、小さくてかわいらしい女の子。彼より長身で男の自分は、
何もかもが理想にはほど遠い 絶望的な恋だった。」この文だけで萌えられる。
本来、大柄な受けはあまり好きではありませんが烏童兄は美人顔なのとキスシーンの
顔がとってもセクシーだったので受け入れられました。
緒川先生の描くわがままで可愛い受けと包容力のある攻めが好きです。
今回はビジュアル的にもキャラクター的にも受けと攻めが逆な方が、個人的には好みでした。
受けが、仕方がないとはいえ、ひねくれていて素直じゃなくてマイナス思考で、素敵な外見なのに可愛いと思えず、勿体ないと思ってしまい入り込めませんでした。
ラブストーリーにしてはタイトルが不穏ですが、成る程これがハッピーエンドの証なのかと思いました。
誤算のハートが好きだったので、その後の二人がちょいちょい出てきて、今作の二人との対比にもなっていて良かったです。
遊び人で女の子にモテモテな烏童兄ですが、昔からずっと好きだった清竹が忘れられない!
清竹を想う烏童兄の健気な姿にギャップ萌えしました。
身長に囚われている烏童。身長が清竹よりも高いことで自分の気持ちをぶつけないように慎重に扱ってきたのに、再開した清竹は烏童よりも高くなっていた。そのことで気持ちが溢れた。
というところがなんとも言い表せない素敵なものでした。
ずっと好きだった相手に振り向いてもらえて嬉しい反面、清竹の普通の幸せを奪ってしまってるんだと自分に自信をなくしてしまう烏童。
なんだか健気で本当に良かったなと思います。
ストーリーはもう1~2話あって欲しかった。せっかくキャラクターが素敵なのでもう少し描いてほしかったな~。ボリュームの問題でそうせざるを得なかったのかもしれないですが・・・。清竹の表情や心理も、もっと感じたかった。
そういう意味でも、確かアワードではキャラクター部門で投票させていただいたと思います。
私の好きな「オシャレBL」でした。何度第3話の冒頭を眺めて浸ったことか。だらしない烏童(兄)もなにげにオシャレ。
ホクロが色っぽい美しいひと、烏童の不幸体質「終わらない不幸」。そして最後に静かに花開く「これからの幸せ」。
でも本当は冬に読むのがおススメなんですよね。私も季節が巡ってまた寒くなったら読み返そうと思います。
誤算のハートの番外編が読めたことは嬉しかった。三城くんも相変わらずカワイイ!
表紙に惹かれて購入。「誤算のハート」のスピンオフで中学時代から清竹(攻め)を想い続ける鳥童(受け)。2人が再会して~という不器用系ラブストーリー。
鳥童が清竹を8年も想い続けているんですがそこまで好きになったきっかけや清竹視点の描写が少なかったのと、ノンケの清竹が鳥童を好きになる展開が少し早かったかな~と。
誤算の~も読んだら良かったのかモヤモヤする部分もありましたが充分楽しめる作品でした。
鳥童が攻めかな?と思っていたら逆でした。
もう凄く可愛くて・・・鳥童が受けで良かったです!
鳥童が三城くん(鳥童弟の彼氏)に当たったり少し性格が悪かったりという所も人間らしくて感情移入でき、グッとくるシーンも多く涙が出そうでした。特に「この恋をお前が終わらせてくれ」のシーンは震えました。少女漫画の様な絵柄で表紙がオシャレな点も良かったです。
受けの鳥童はそれはもう病みに病んでてすごい可愛いです♡中学の時の恋をこじらせまくって大変なことに♡私は誤算のハート(鳥童弟が主人公・攻め)みたいに軽いストーリーが好みなので泣いたりはしませんでしたが、恋って美しいなって思いました。
ただ攻めの清竹くんのキャラはちょっと薄っぺらかったです。魅力的な人だってことは分かるけど、キャラとしては面白みに欠けます。ストーリーもほぼほぼ鳥童(受け)目線で進んでいくので、そこに入っていけなければハマらないと思います。鳥童はツンツン意地悪タチ専から一変して清竹に対しては途方もなく乙女でネコっていうギャップとかすごいキャラに深みがあるので、その分清竹の薄さが気になりました。。。
誤算のハートでおじゃま虫してた烏童兄の話です。
誤算のハートを読んでたので、正直抵抗がありました。
烏童弟と三城を見て「いいなぁ、俺もあんな風に愛されたいなぁ」と呟いていたのは“俺も恋がしたい”といった漠然とした願望だと思っていたのですが、違いましたね。“誰か”に愛されたいではなく“清竹”一人に愛されたい、だったんですね。
百戦錬磨でただのヤリ◯ンだと思っててすいませんっしたぁ!!
実際の烏童兄はものすごく健気でした。ま、かつては清竹のおじゃま虫もしてたわけですが。
部屋のインテリアのこだわりや、服のセンス、料理なんかも自分の本音を隠す鎧の様なものだったのかもしれませんね。「自分では終わらせられなかったこの恋をお前が終わらせてくれ」と清竹の服を掴んで泣くシーンは私ももらい泣きしましたわ。
清竹もとてもいい奴でした。
『誤算のハート』で弟の彼氏を拉致ってしまう、遊び人で底意地が悪そうな烏童兄。周りをどこかバカにしてるというか恋愛も軽く楽しんでるタイプに見えて、じつは中学の頃から一途に片思いしていたなんて…
中学時代、背が低くてかわいい子がタイプの清竹に、背が高い烏童兄は気持ちを伝えるどころか、清竹から彼女(ほんとうは自分が立ちたい場所)を奪うことしかできなかった。
大学生になって再会、酔った清竹が寝ている間にカラダをつなげてしまう。
行動は自分勝手なままだけど、バスケをしてる清竹を見て涙がこぼれてしまったり、「自分では終わらせられなかった恋をおわらせてくれ」と清竹にすがりつきながら、でも手を離すことができない烏童兄はとにかく切なくて泣けました。
人の生死が関わる話でも、思い入れのある長編でもないのに、こんなに泣けるなんて自分でも意外です。
烏童兄弟カップルのほのぼのとした日常、短編でも良いからまた読めたら良いな。
受けの烏童兄のことを丸ごと愛せるかどうかがこの作品の評価を左右します。彼は『誤算のハート』の時のそつなくなんでもこなせますけど何か?みたいな態度から一転、片想い拗らせて支離滅裂な生き方をしております。ギャップ萌えがつまっています。言い方悪いですけど、こいつは犯し甲斐のある男です。深夜に『おいお前しっかりしろよ!』と突っ込みながら、途中泣きながら読破しました。まぁどう考えても不幸が終わらないのは…ねぇ…。自分のことで精一杯なのでしょう。
受けの烏童側からの気持ち、行動の描写が凄く良かった。
自分よりも20㎝も低い男に恋をし、
その相手の理想とはかけ離れている自分。
相手より背も小さくないし 女でもない。
何をどう頑張ってもどうにもならない。
せめて自分の方が大きいということで『もしかしたら』という可能性を望まないように抑える自分。
それでもやっぱり好きな人に恋人に出来るのは悲しく
彼を取られたくない一心で 女の子を奪う。
気持ち、行動が凄い理解できて 切なくてとても良かった。
ただ、攻めの清竹側からのからの気持ち、行動がいまいち…。
背の低い可愛らしい女の子が好きなノーマルな男が
自分への一途な気持ちを知ったからといって
自分とほとんどかわらない身長の男に対して
友情以上な気持ちがそんなりすんなり生まれるものだろうか。
何度も何度も身体を重ねて もう性別の壁を越えちゃってる状態ならありかな、なんて思っちゃったりするけど。
そういう訳でもないし。
ちょっと簡単に清竹がほだされすぎたかな~と思っちゃいました。それくらいいい人設定だったけどね。
くっついても結局烏童はノンケの清竹との関係がいつ壊れてもおかしくない。
そんな不安を抱えながら今の幸せを噛み締めるって言う描写もやっぱりいい!!
終わらない不幸=不安は伴うが清竹との生活が続いていく
烏童の願望とそれに伴う現実がリアルでいいな。
烏童側からの視点は神以外ない!!って感じですが、清竹側からの視点がちょっと好みに合わず…すみません。
作者さんの作品は結構読んできましたが、作画面は安定していて素晴らしいのですけれど、話の当たり外れが激しくてただそこまで大当たりはなかったのですが、今回は大当たりでした。
「誤算のハート」は読みましたが、お兄さんの記憶がないのですが(汗)読み返そうにも手元にもうないので、どんなキャラだったかしら?
本当、女子の扱い最低で弟の彼氏にまで八つ当たりするクズなお兄ちゃんですが、それなのにめちゃくちゃ可愛かったです。
こんな子が健気なんて反則ですよ(笑)
タイトルは、終わらない不幸=幸せな状態ってことなので、なんだかんだでまとまってよかったですね。一生そんな不幸のままでいるといいです(笑)
二組とも、お幸せに。
誤算のハートではただのチャラい人かと思いきやこっちの内容みたらほんとにイメージ変わります!
不器用な烏童の兄!
皆さんが言うように誤算のハートよりも良いかもですね、、
清竹への想いを伝えるシーンは本当に涙がでました。
好きすぎる、でもどうしようもないという烏童の儚い想いがすごく伝わってきました。
緒川先生の作品はわりと淡白にスムーズな作品が多いような気がしますがこちらは胸がぎゅーっとしめつけられるような作品でした。
購入を迷っている人は是非購入してみるべきだと思います!
緒川千世先生の作品の独特な世界観がクセになりますね。
誤算のハートのドラマCDが好きでピンオフのお兄ちゃんの話も気になったので買っちゃいました。ちょっと軽そうなノリで真剣に物語を語っているキャップが胸キュンです。が、どうしてもまた烏童(弟)×三木の方に目が行ってしまい、本編のカップルの話にあんまり集中できなかったです。
不幸というのがキーワードのようですが、そこまで不幸でもない気がするので少し物足りない気がします。
萌えるんですけど、みんなが「神」評価する気持ちがあまり理解できなかったです。
誤算のハート未読でこちらを先読みました。それでも全然楽しめます。分かりにくいところなど一切ありません。なので、気になってる方はこちらから購入して、気に入ったら誤算のハート、という順番でも大丈夫だと思います。 とにかく受け様が健気なのです!すごくすごく好きな気持ちが溢れていて、でもそんな自分が気持ち悪くてカッコ悪いと思って攻め様から逃げ回る姿にめちゃくちゃ萌えました(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
一つ残念なのが、攻め様が受け様のことを好きになる過程がイマイチ描かれていなかったことです。でも十分に楽しめました!オススメです((*´∀`*))
『誤算のハート』のスピンオフー!!!
しかも主役はあの烏童兄!!!最高でした。。。
『誤算のハート』が大好きなので変に期待したらアレかな〜
と思っていたのですが、自分的には最高でした。。。笑
最初タイトルを見たときに切ない感じで終わるのかとちょっと不安になったのですが、、、とってもハッピーエンド(*´ω`*)
よかったよかった〜♡
烏童兄のあのちょっとややこしい感じと
それにまっすぐ向かっていく清竹。たまらなかったです。
『誤算のハート』で出てきた烏童兄はどう見ても攻めタイプだと思ったのに今回の作品をみたら
あらま〜ど〜見ても受け♡笑 それがまた良かったです
自分とは違い感情のまま行動できてキラキラしてる三城に意地悪なことをしてしまう烏童兄の気持ちもわからなくもないな〜と思ってしまいました。だって自分は清竹の理想とは正反対なのにって。でも気持ちも抑えらんなかったって。切なすぎます…
最終的にはグイグイくる清竹に追い詰められて
体育座りで『嫌です』って。。。可愛すぎるだろ。
タイトルも読み終わるころに意味を理解しました。そーゆう烏童兄のややこしい感じがなんか人間味溢れてて魅力的です。
もう何回も何回も読み返してますがそのたびにキュンキュンしすぎて悶え死にそうになってます。笑
作者さんが描かれているマンガの中で私はこの作品が一番好きかもしれないです。
鳥童のアンニュイな髪型がなんとも言えずセクシーだなぁと感じました。
バイト先のバーの服装や、気合入れちゃった感、ちょっと髪の毛くくれる感じのあの髪型最高です。
不器用な鳥童の感情や行動にうるうるしてしまう個所が何箇所かありました。
読み始めの所で清竹が鳥童のこと本当に嫌いっぽく見えたので、告白されて、付き合うというはっきりとした約束もしなかったのに、学校で俺たち付き合ってるんだよなと、案外乗り気?!な感じでホッとしました。
鳥童が泣くシーンが何度も出てきて萌えでした。
気が強そうな人が涙するシーンってステキです!
誤算のハートは既読ですが、お兄さん(鳥童)が出てきた個所がすっぽり頭から抜けていたので誤算のハートを読み返してから読んだ方がよかったかもしれないですね(汗)
中学のバスケ部の同級生だった清竹と鳥童が、大学生になり合コンで再会。
鳥童は中学時代に片思いをしていた清竹を誰にも取られたくなくて、ひどいことをしてしまい二人の間にはわだかまりが。
再会した時も清竹は鳥童を避けていたが、酔った清竹が鳥童に介抱してもらったのをきっかけに、二人の関係が徐々に変化していきますが、鳥童はノンケの清竹に自分が受け入れてもらえるはずがないと自分から避けるようになってしまいます。
いくら避けても相手が好きすぎて自分からは終わらせられない鳥童の葛藤と涙が切なかったです。
緒川千世さんの作品で、私が特に惹かれるのが「泣き顔」です。泣きわめくとかではなく、静かで美しい泣き顔なんですよね。
絵もそうなんですがその泣き顔に行き着くまでの心情変化によって尚更美しいんです。
今回の作品もやはり美しく心惹かれました。
今回の主人公である鳥童兄の恋愛は切なくて見ていて胸がギュッとなります。
器用でチャラっとしているように見せかけて、本当は不器用で繊細な鳥童くんの心情がとにかく切ない。
「男だからこそ」があり、そこにグッとくるものがありました。
『誤算のハート』を読んでいなくても、『終わらない不幸についての話』だけで読むことができます。
ぜひぜひこの作品を読んで、緒川千世さんの切なくも美しい世界観を感じてほしいです!!
楽しく過ごして来た様で、実は何も変えられなかった忘れられない烏童兄の恋のお話でした。
8年経って清竹に再会した時の烏童兄の心中、モノローグで語られる清竹超かっこいい!の素直な感想に始まり、一途で女々しい兄満載です。
女々しいのに好きが止まらなくて襲ったり告ったり、素直になれなかったり、意地悪してみたり、足掻いてますから細かい所後はもう読んで欲しいです!
あと、
三城が
今は清竹の方がデカイね
って言うんですが、
身長だけじゃない感想なのかなと思う位、私は兄を受け入れ好きになって行く清竹が凄くいいと思いました。何度も読み返しましたが、その度に 烏童兄の彼氏かぁお前スゲェな と言ってやりたくなります。懐ろが深い男です。
更に、清竹サイドの心のお話があったら神でした。
一言で、泣けます!
前作『誤差のハート』では結構嫌味な役どころ。どちらかと言うと傍若無人っぽい雰囲気が強めでした…が、今作ではまさかの展開!
「あんな風に愛されたいなぁ」はしっかり伏線でしたね。ただ、前作とのギャップが強すぎて、個人的には「キャラが定まってなかったのかな?」とちょっと疑問。
愛しているのに恐怖心から何もできない烏童兄。そんな烏童に苦しめられた過去を持ちながらも、彼に愛された清竹。悲観主義な烏童ですが、恋心が募って爆発するシーンも。そういう描写から、ずっと想っていたことの重みが伝わります!一途に愛してます。
ただ、清竹の心情がいまひとつ読み取れませんでした(私の読解力の問題かもしれませんが)。烏童にされたことに関して完全に吹っ切れた、という描写がないまま烏童を好きになってしまいますね。でも、そんな清竹が無限の器で抱きとめてくれているからこそという感じも。
二人ともある意味で純情にできています 笑
タイトルはバッドエンドを連想させますが、緒川先生らしい綺麗なハッピーエンドです!ハッピーエンド好きもおすすめの一作!
初回封入ペーパーが欲しくて発売日から買ってたけど、時間がなくて最近やっと読みました!!
緒川先生の作る物語はラブコメもシリアスもエグいのも好きですが、これは”切ない”部類に入ると思います。最終的にハッピーエンドなんですけど、幸せなのにそこはかとなく切ない後味が残ってて読後の余韻に浸れました!あと、ナレーション部分の言葉遊びや使い回しが映画みたいで素敵でした……さすが緒川先生!
前作では、ただのヤリチンのチャラい男だった烏童兄。こんなに健気な一面を隠してたなんて!!清竹も言ってたけど、あのギャップはないよなぁ。あんなに一途な気持ちを寄せられたら落ちてしまうのも当たり前だ…
まぁ健気とはいえ烏童兄は世間一般的に見たら酷いやつだと思います。好きな男の彼女を奪い取る、自分が上手くいかないからって人に八つ当たりして傷つける。やってることは最低なんだけど、清竹がすごく真っ直ぐな性格なので、捻くれた烏童兄が逃げても逃げても追いかけ回します(笑)逃げきれなくなった烏童兄が素直に本音を晒すまで♡ラストは今作で泣いてばっかりだった烏童兄が幸せな涙を流せて本当に良かった。そして最後の最後まで読んだところで”終わらない不幸についての話”の”終わらない不幸”の意味がわかって、胸がきゅ〜んとしました。切ないBL、きゅーんとくるBLが好きな方は是非〜♪
好きなシーン
*烏童兄のバイト先のバーに清竹が来ることになり、そわそわする烏童兄。
*その夜いい雰囲気になって、ホテルでそわそわと烏童兄を待つ清竹(でも…ホテルに来たのは…)
*三城(烏童弟の彼氏(受け))に八つ当たりしたのがバレて弟に殴られて半泣きな烏童兄。(ダメっぷりがかわいい)
*清竹から逃げるも風呂場に追い詰められ、ケリをつけるぞと清竹に言われて「いやです」って三角座りして顔隠す烏童兄(ここ本当にかわいい!)
この好きなシーンほとんどラスト付近だ(笑)前半にもあるんだけどキリがないのでやめときます(笑)
誤算のハート未読のまま買ってしまいました。帯や本編にも書かれてある台詞にやられてしまったからです。
読んでから速やかに誤算~買いに行きましたが、先にこちらを読んでも全く支障ありません。
そんな感じできゅんどころの騒ぎではございませんでした。
この本単体で読むと、鳥童兄の脆さ、女々しさなどが際立ちますが、誤算でさらに補完することにより、鳥童兄のどうしようもなさがますます愛おしくなります。そしてそんな鳥童兄のどうしようもなさを真っ向からどの角度でも受け止める清竹すきだーー!
仄暗さを抱える兄が清竹のような裏表のない人に恋をするという点もたまりません。自分の目には映らない美しい世界を清竹を通して見れますように、なんて思ったのでした。
泣きました。
緒川千世 先生の世界観というか作品の雰囲気は“静”というイメージで、今回もそのような感じでした。その静かな時の流れのなかで、主人公の烏童の心模様はけっして穏やかではありません。8年前に終わらせたかった恋.....隣にいれる嬉しさを感じると同時に好きな人の理想とかけ離れた自分への絶望に押しつぶされたあの恋...。その昔の想いびとに再会するのです。
一見、完璧で自信家な烏童。それはただの見せかけで本当はおそろしく悲観主義で自信が無いただの青年でした。好きで好きでしょうがない人への想いを自分にごまかすために繕った“好きな人の理想とは違う完璧な自分” しかし、 そんな張りぼては本当に好きな人の前ではすぐにくずされてしまいます....
いままで読んできたBL作品のなかでも3本の指に入るくらいの受けの病みっぷりでした。ヤンデレという訳じゃなくて、攻めの竹清にはけっして見せないけど心の中で依存してる感じ。共感はできないけどすごく理解はできます。烏童の心境を考え、感じる度に涙があふれてしかたありませんでした。
緒川千世さんは全作読んでますが、今回の本が個人的にはいちばんよかった。
『誤算のハート』の烏童くんのお兄ちゃんが今回の受けです。背も高く、金持ちでイケメンで、女の子にモテモテの遊び人。そんな彼が中学の頃から好きで好きでたまらないのが、背の小さいバスケ部仲間。受けくんはその小さい友人の隣に似合う、その友人よりもっと小さな可愛い女の子になりたかったのです。
誰もがうらやむ優れた容姿を持ちながら、好きになった人の恋愛対象には絶対になれない。そんな絶望から厭世的、露悪的に日々を送っています。
どうでもいい女の子をもてあそび、幸せなカップルに苛立ちのまま波風を立てる。
まあかわいそうとはいえ、他の人を傷つけてもいいって道理はないのですが、そこまでグダグダになるほど好きなんだねーと切なくなります。受けが泣くところでは一緒に泣いてしまいました。
ちょっと気になったところは、攻めと一瞬付き合っていたっぽいナツミちゃんの行方と、攻めの家に押しかけてきていた遊び相手の扱いでしょうか。
遊び相手には、受けか攻めが刺されるはず、と思ってドキドキしていました。
どっかで見たカップルがいるなと思ったら
誤算のハートのお二人でしたか( *´艸`)
とはいえ、誤算のハートがあんまり好みじゃなかったので
この作家さん据え置いていたわけですが。。。
さて、今回は素直になれないこじらせチャンが主人公ですね。
見目麗しく、身長も金もあって。
男も女も入れ食い。だけどほんとは・・・なところにノックアウトされてしまいましたwww
初恋のあの子の好みは小さくて髪の長い女。
自分とは正反対の相手。
8年の時を経て1センチ身長を追い越されて泣いてしまうあたり。
複雑な胸の内に思わず乗せられてしまいました。
相手がその気になったのに
相手の好きなタイプの女の子をホテルに派遣してみたり。
何につけてもかわいくて
キュン(´艸`*)
バカップル万歳☆お幸せに
今回は烏堂兄のターン。
ドラマCDですごく気になって購入しました。
お兄さんに幸あれ...と思ってましたが幸せになってくれてよかった!
*終わらない不幸についての話
表題作です。
個人的には割と好きな作品。
まず、とにかく最初の2話は読んでいてかなり胸が痛みました。
ドラマCDで慣れているつもりだったのですが、それでも見ていて辛かったです。
烏堂兄の悲しそうな苦しそうな辛そうな笑顔を見るだけで泣けてきます。
そして、そこからの3話4話。
烏堂兄可愛い...!!とにかく可愛い!!
今まで拗らせてたぶんひねくれてるけど、清武の前となると些細なことで赤面。
本当に好きな人の前だと隠し切れない。
可愛すぎやしませんか!!
対する清武も素敵な好青年。
烏堂兄にいつだってド直球に向き合ってます。
拗らせて兄にはこれくらいド直球な方がいいのかも。
こちらも本当に些細なことで赤面するのでこれまた可愛い。
可愛い可愛い言ってますが本当に可愛い!!
ただ、2話の最後の台詞が私も告白?というか付き合いましょうの意味として読み取れなかったです。
何度読んでも、今は恋愛対象として見れないからとりあえずお友だち関係で、のように見えてしまいました。
私の読み取り力がないのかな?
あと、清武が付き合い始めてから急に恋人らしいことをし出します。
今まで恋愛感情をあまり持っていなかった人相手にそこまで急に寄れるものなのでしょうか?
烏堂兄に告白されるまで恋愛感情なかったのに、後日には自ら詰め寄る感じ...うーむ、そういうものなのでしょうか?
私にはよく分からなかったです。
でも、それを含めても萌×2。
全体を通してみると、私の中では上位に入るCPだったと思います。
ド直球攻め×拗らせ受け 俺得です。というか目覚めました。
正直、烏堂三城組より好きかもしれない(いや、烏堂三城組も好きなんですが)。
“世界よ みんな幸せであれ”
この台詞、私の中でかなりお気に入りの台詞になりました。
今まで他人の不幸ばかりを願ってた人がここまで変わるのかと。
*誤算のハート
安定の烏堂三城組。
お互いを好きすぎる(いい意味で)。
三城の黒髪が、私自身黒髪好きなのでおぉっ!!ってなりました。
いや、すぐに戻しちゃうんですが。
烏堂兄が謝る際に躊躇ってても清武に諭されてしょぼんとしながらも謝るところはやはり烏堂兄は可愛かった。
ところで、三城母はどうやって烏堂の番号を手に入れたのかという素朴な疑問があります。が、まぁ気にしない。
総括するとやはり烏堂兄が可愛かった。
私の好きなタイプの受けなんですかね?
とにかくみんな幸せになってよかったです;;
緒川千世さんの作品は何冊か既読済み。
攻めの事が好きで好きで忘れられず拗らせてる受け大好きなので、久しぶりに緒川さんの作品読んでみました。
攻めの清竹の事を好きで、だけど自分は男で背も低くないし可愛いくもないと初めから恋を諦めている受けの烏童。
この烏童の気持ちは良く伝わってきて受け入れてもらえて良かったと思えたし、タチ専門なのに攻めにだけ受けというのもとても好きなシチュなんですが、個人的にはそんなに萌えなかった。
攻めの清竹の気持ちがわからないんですよね。
中学の時に付き合ってた彼女を奪われて、それ以来恋が出来なくなっていたのに8年振りに合コンで再会して。
合コンで酔いつぶれて烏童に介抱される、介抱してもらったお礼に烏童の家に行く、バスケしてるのを観てるのに気付いて追いかけて、とこの程度の接点でどこで烏童の事を受け入れようと思うに至ったのか。
私にはよくわからなかった。
タイトルが重く切ない話を連想させるだけにあっさりくっついたなって感じもしたので、そこの部分もしっかり描写があるともっと話に入り込めたのかなと感じたので高評価の中、中立にさせていただきました。
当初、タイトルだけ目にした時には、読後感の悪いお話なのかなぁ・・・と正直警戒してしまい、食指が動きませんでした。(すっきりハッピーエンドが好きで、そうでないものは読んだ後に辛い気持ちになってしまうので・・・)
しかし、大好きな「誤算のハート」のスピンオフという事で、勇気を出して読んでみることにしたのです。
なんというか、凄くびっくりなお話でした。
というのも、あの、烏童兄が・・・
良い意味でイメージが180度変わったお話でした。
「誤算のハート」で、完全に嫌な人キャラだった兄が、こんな事を抱えていたんですね・・・
弟とは違い、とてももろくて不安定で繊細で・・・とても乙女な心を持っている兄がかわいくて愛おしく感じてきます。
ちゃんと不幸は終わり、泣いてしまうぐらいの幸せな結末が待っていて、本当に良かったです。
あと、「誤算のハート」CPの話も載っているのですが、個人的には黒髪にし、眼鏡をかけた三城がツボでした(すぐにまた髪色とか戻しちゃうんですけどね・・・)
私の中ですっかりイメージ一新の烏童兄、もう一度「誤算のハート」を、烏童兄に注目しながら読み返してみようと思います。
買ってよかったですーー!
誤算のハートをすでに読んでいて、今回はお兄さんのお話という事で嬉々として買いました!
誤算のハートの時では、お兄さんはちょっとひねくれてて嫌な奴として登場していたのですが、終わらない不幸〜では本当に可愛いお兄さんでした!!
ストーリーも良かった!ハッピーエンドで泣けました!
ハッピーエンドであるという事は読む前から分かっていたのですが、タイトルが「終わらない不幸についての話」だったので暗いお話なのかな…、とちょっと心配していたのですが暗くはなかったですね。読む楽しさと、心地良い切なさを感じました。
「終わらない不幸についての話」という文章について、読む前は単に失恋ベースのお話なのだと感じていました。ですがいざ読んでみると、そこにはもう一つの意味が込められていたのだと私自身は感じました。本編の最終話の最後から3ページ目に書かれている文章です。それを読んだ直後に、この本のタイトルの見方が変わりました。ああ、そういうことなのね、と。
誤算のハートと揃えて、この本も部屋の本棚にずっと保管しておこうと思いました!
ほんとにお兄さんの可愛さ物凄いからぜひ読んで欲しい一冊です!
『誤算のハート』ではかなり嫌なキャラだったお兄さん、ひねくれたのには訳があったのかー!
絵が好きで、黒髪に目の下のほくろが萌え萌えーなので、手に取りましたが当りでした!
なんとも色っぽい主人公で今までの悪行も許してしまいますね。
誤算のハートのスピンオフ!
実は誤算のハートは読んでから
売ってしまったのですが
これを気に買い直しました♪
個人的にはこちらのお兄ちゃんの
話の方がすきでした!
誤算のハートとはちがって
切ないお話しです。
あんなに強がりなお兄ちゃんが
ずっと好きだった人に想いを
告げられず辛そうに泣いたり
していてとてもよかった!
また攻めと受けが思っていたのと
逆だったのでそれも良かった!笑
ぜひ切ない系が好きなかたに
読んでほしいです♪
【誤算のハート】スピンオフの今作。ドラマCDでこの作品の存在を知ってからどれだけコミックが発売するのを待ち焦がれた事か!
他の姐さんがおっしゃってますが、ドラマCDだけでは解らなかった事がコミックを読んで解決する・・・。新しいかも!
脳内は、そりゃもう興津和幸さんで、もちろん再生されましたとも!!
早くこのドラマCD発売されないかなぁ~。
烏童兄の一途さと可愛さにやられましたね。
何なんだ!この可愛い生き物は!!
清竹の事、好き過ぎだろ。そこが良い。
【誤算のハート】の主人公の烏童弟の恋人、三城に意地悪言うとか拗らせてますね。
本編の【誤算のハート】のその後も見れて大満足の1冊です。
ちょっとだけネタバレすると、最後に烏童兄の「世界よ、みんな幸せであれ」にグッときました。
お兄ちゃんも幸せにね!!
イラストが綺麗で表紙買いをさせていただきました。
最初はじれじれと、過去の話を盛り込みつつ、現在の関係性を丁寧に描かれていました。
脇で登場した、弟カップルがいて、そちらの作品も読みたいなと思ったら、この作品自体がスピンオフだったのでびっくりました(笑)
そちらも購入せねばっ!
レビューを拝見してビックリ!「誤算のハート」のお兄ちゃんの話しなんですね!
読みたかったんです!
すぐに買いに行きました。
ちゃんとハッピーエンドだったし♪買ってよかったです。
誤算のハートの頃から、このお兄ちゃんのお話読みたいなーって思っていたので待望の作品でした!
別に誤算のハートを読んでいなくてもわかる内容ですが、誤算のハートも知っているとさらに楽しめると思います(*˘︶˘*).。.:*♡
誤算のハートで、ミキちゃん拉致したり弟にチャチャを入れたりと自由な印象が強かった烏童兄!
誤算のハートのミキちゃんも女をとっかえ引っ変えするかなりの遊人でチャラ男だったのですが、この烏童兄はさらにひどい!
女の子も男の子もとっかえ引っ変えするわ、捨てた女の子が家に来ても冷たい態度で追い返すはと外道の極みのような性格。
でもそんな彼は、ただただ寂しがり屋で一途て健気なちょっと重い男!
好きな人のタイプは背の小さくて髪の長い女の子!自分は好きな人よりも背の高いどこから見ても男!好きな人の好みのタイプの真反対である自分が大嫌いで、それでもその人を諦められなくて、たりその結果として構築されたゲスの極みのような態度はただの見栄の塊です。好きな人の恋を祝福できなかった末に好きな人の恋を邪魔してしまったり、、とりあえず素直じゃない。
緒川千世さんの繊細な心理描写と綺麗な絵、そして性格の悪いチャラ男が実は健気で一途な恋を貫いているというギャップがとても美味しい作品です!
誤算のハートでの印象はあんまり良くなかったお兄さん、めっっっちゃ可愛いかった〜!!普段のチャラすぎる生活と、一途に清竹を好きすぎてこじらせてるギャップがたまらない!想いをぶちまけて清竹に受け入れてもらえたのに散々逃げ回り、最終的にケリをつけるぞと言われ、膝を抱えて体育座りで「いやです」って…萌え死ぬ!
清竹も、最初は絆されすぎじゃないか?と思ったが、本当に誠実でかっこいい。風呂場の告白ゼリフはぐっときた。
弟×ミキカップルのナイスアシストに、こじらせ兄貴への愛が感じられて良い。当て馬のナツミちゃんまで図らずもアシストしていたな…。2人だけじゃあ絶対上手くいかなかっただろう。
その弟×ミキカップルも相変わらず、というかちゃんと前進してて嬉しかった。母すげえ(笑)
最初にタイトル見て、バトエンだったらどうしよ…と思っていたが、そーゆーことね!いいタイトルだ。
烏童兄の気持ちがわかり過ぎて、ほんと切なくんてたまんなかったです。
烏童兄の心情が、過去に私が持った心情とすごく似ていて、烏童兄の気持ちに寄り添えば寄り添うほど、泣きたくなるほど切なくなりました。
好きな人が好きになった相手は、自分と全く正反対の人。
これ、結構キツイです。
烏童兄の場合、相手が同性ってことでハードルの高さは異性相手の何倍も高いんでしょうけど、好みって変わるものじゃないし、自分を殺してまで好きな人の好みに合わせる訳にもいかないし(ましてや背を小さくすることなんてできないし)、自分が相手の好みの範疇にないと気づくことは本当に辛くて苦しいものです。
強がって、平気なふりして、時には茶化して、でも実はすごく辛くて、泣きたくなるのを堪えて、どうにか誤魔化して生きて行く。
でも、やけっぱちであったとしても、抑えきれなくなった自分の気持ちを清竹にさらけ出せたことが、烏童兄の勝因ですよね。
素直になった烏童兄は本当に可愛い。
強がってても弱い部分が垣間見えて、それがすごくいじらしくて愛おしいです。
学生時代のカッコイイ烏童兄しか知らない清竹にとっては、衝撃であると同時に愛しさを感じるのも必然なように感じました。
付き合うことになった後も、素直に幸せを受け入れられない烏童兄のお蔭で紆余曲折あるんですが、清竹がどんどん烏童兄を好きになっていくのが手に取るようにわかるので、烏童兄の心穏やかな未来を信じずにはいられませんでした。
本当に良かったね、烏童兄。
清竹の前だけで見せる、照れたようななんとも言えない烏童兄の表情がたまらなく可愛い☆
清竹に叱られると素直に謝っちゃう烏童兄が本当に可愛い☆
好きな人がいると、不安は必然的につきまとうものです。
でも、そんな不安を感じる隙も与えられないくらいの大きな愛で清竹には烏童兄を包み込んでほしいな☆
私ももっと素直に自分の気持ちを出すことができていれば、少しは違った運命を歩むことができたのかな…。
でも私の代わりに烏童兄が幸せになってくれればそれで良いか、と思わせる素敵なお話でした。
読んで良かったです☆
ドラマCD「誤算のハート」で、烏童兄の話は知っていました。
(ただし、収録の都合で?、途中まで)
ああ、なんて報われない一方通行過ぎる恋なのか…。
烏童兄の話は、CDで聴きながら胸をぎゅうっと
抑えこまれるような切なさを含む話だと思っていました。
しかし、コミックで見るとまた新たな発見がありますね。
CDだけでは、モヤモヤして解らなかったことが
パァッと明るくひらけたように理解できました。
◆◆ 終わらない不幸についての話 ◆◆
純情一途な健気男(清竹) × チャラい性格でモテ男(烏童兄)
8年ぶりに出会った受け(烏童兄)と攻め(清竹)。
中学生の部活では、同じバスケ部でした。
受けは8年間、ずっと会っていなかった攻めに再会。
ずっと報われない一方通行の恋をしていた受けは、
酔った勢いで、意識のない攻めをいいことに、
馬乗りになって、事を致してしまいます。
うーん、ここはね~~~……
8年間も会っていなかった相手に未だに恋してるっていうのが
どうにも嘘くさいんです。
CDを聴いた時はさらっと流れてそんなに気にならなかったのですが、
8年間も片恋? 会っていないのに?
背が伸びたことも知らないで?
攻めがカッコよく成長してるのも知らないで?
ここで「えええー…そんなのアリ?」と疑問。
物語は進み、ついに受け(烏童兄)は攻めに告白します。
しかし、受けは完全な一方通行だと十分知っていました。
「自分では終わらせられなかったこの恋を
お前が終わらせてくれ」
このシーンはズガンと来ましたね。
なんて切なく、苦しい台詞だ……。
まるで血を吐いているかのような遣る瀬無い言葉でした。
それにしてもホント攻めは残酷……
フるわけでもなく、受け入れるわけでもなく……
「誤算のハート」のCDでは、ここがラストだったので、
攻めに「どっちなのかハッキリしろ!」と言いたくなりました。
その後、約一ヶ月音信不通で、
「おれたち付き合ってるんだし」って攻めの台詞。
いやぁ、ないわー。コレはないっしょ。
攻めって莫迦なの? 阿呆なの?
うがぁーー、もう納得いかない!!
そして、その後は……、ああ今度は受けが残酷!
受けが来るものばかりと思っていたホテル?の一室で
ソワソワしながら待っていたら、来たのは知らない女の子。
攻めが好きそうな小さくて髪が長くて背が低い可愛らしい……
ああ、残酷だ! 烏童兄! なんていう仕打ち! 酷すぎる!
でも、きっと攻めが待っている場所に行きたかったんだよね?
受けはきっと行きたかったはず。そう思うと切なくなります。
その後、エッチシーンが出てきます。
服のまま、シャワーを浴びてしまった受けが何とも色っぽい!
キスシーンも美しくて、胸にぐっとくるものがありました。
ああ、もうこれで二人の思いは通じあったと思ってもいいよね?
攻めはちょっとずつ好きになってくれているんだから、
受けもそれを信じて欲しい。
◆◆ 誤算のハート番外編 ◆◆
三城(受け)のお母様登場で、ドタバタさせられてしまう
三城のお話。
うーん、誤算のハートの物語にそんな登場人物とかいらないー…
正直、萌えなかった話でした。
◆◆ これからの幸せについての話 ◆◆
描き下ろしのおまけマンガです。
烏童兄と、清竹のエッチシーンが出てくるのでこれは必見!
だんだん、体を重ねていく内に清竹にでも開発されたんですかね?
気持ち良い顔をしています。
うーん、嬉しい!
◆◆ ◆◆ ◆◆
烏童兄が主人公のお話でした。
全体的に、切なくとても良い出来だと思ったのですが……
どうしても、「空白の8年間」が気になってしまうのです。
ホントに会ってもいない相手に8年間も
恋していたのかな……?
小首を傾げてしまいます。
萌×2を付けたかったのですが、
それをさっぴいて、萌でお願いします。
今後の2組のCPの未来に幸がありますように。
緒川先生の作品が大好きで、
シリーズ前作の「誤算のハート」は私の中でかなり大ヒットしました!
そのときに鳥童のお兄さんがチラッとでてきましたが
そのときの印象は、すごく嫌なタイプ!でした
本当言って、すごく嫌いなタイプの人間で嫌だな〜と思っていたのですが
なんと続編でお兄さんメインカプ!と知ったとき
いくら好きな緒川先生の作品でも買わないだろうな…と思っていました。
ですが前評判、発売後のレビューなどを拝見してみると
なんとあのお兄さん受け?!と驚き
なんかかわいい、とかエロいとか聞いてしまい
気になって気になって本屋に行ってしまいました(笑)
結果…最高にかわいかったです(笑)!
エロかわいかったです!
やはり緒川先生の描く作品にハズレはありませんでした!
特に最後、三城に謝れと言われて
俺は間違ってない!
と言った鳥童に清竹がひとこと「鳥童」と言ったら
「ごめんなさい」と素直にあやまっちゃうかわいさ!
これこそ本当の誤算です!!
緒川千世先生の大ファンで今回も待っていました!
読んでみて本当に面白かった。
あらすじ書けないほど感動笑い涙。沢山の感情が溢れ出ました。
以降、あらすじです。↓
今回のお話は緒川千世先生の過去作【誤算のハート】のスピンオフ作品。
誤算のハートの主人公烏童のお兄さん
(烏童隆之)のお話です
過去、隆之は高校?(中学?)にこじらせた淡い片想いをしていた
その片想いの相手は清竹というイケメン。
その当時の清竹の彼女を奪いそのまま喧嘩し清竹とは疎遠になり連絡も取れなくなってしまった。
それから8年経ち飲み会で再会するがやはり清竹は昔のことを根に持っているようで冷たい態度を隆之に取る
飲み会終了後、清竹は酔いつぶれてしまい隆之が自分の車に乗せ介抱したあと寝ている清竹にキスし行為に及ぶ。
隆之はタチ専なのに泣きながら自分に清竹のイチモツを入れたのは自分に入れさせる程好きだったのか。と考えさせられました。
行為に及んでも清竹は起きることはなかった
その後清竹が目覚め帰っていった。
少したったあと隆之の家に清竹がやってきて
介抱してくれたことをキチンとお礼しにきて不慮の事故(笑)で隆之を押し倒す体型になってしまう。
何故か清竹は顔を赤くしすぐ退いた(可愛いヤツめ!)
それから結局隆之は泣きながら自分の思いを、昔の気持ちを清竹にすべてカミングアウト。
ここは本当に胸に刺さったシーンでした。
それからふたりは付き合いだすのですが、、、
以降、是非コミックを手に取って読んでみてください(笑)
うーん、なんというか烏童のお兄さんエロい。
イケメンなのに変な色気があって見てて楽しいです
本気で照れた所は私の心に一生残りそうです(笑)
そしてそして、この作品の最後らへんには
誤算のハートの番外編も収録されていました!
三城って余裕な顔してるくせに実はかなり純粋な心を持っているのでは?なんて思いました(笑)
(まあ、ただアホなだけかもしれない、、、)
とりあえず総評すると今回のお話は私的にはすごく面白かった。もしかしたら緒川先生の作品の中ではトップ3に入るほどです。
まだ読んでない方は是非、読んで欲しいと思います。
面白さは保証します!
「誤算のハート」でもだいぶこじらせ感のあった烏童くんのお兄ちゃんのお話。内容はすでに書いてくださっているので感想を。ごめんなさい、ネタバレしてます。
えええ!?
これが読後の感想です☆
いい意味で、ですよ。もちろん。『あの』烏童兄ちゃんがこんなに可愛かったなんて…。やさぐれてたのは、こんなつらい恋をしてたから、だったんですねえ…。
飄々としてて、ハイスペックで、イケメンで。望むものは何でも手に入るのに、欲しいものたった一つが手に入らない。心も、身体も、どんなに傷ついても、痛くても。それでも忘れられないたった一つの気持ち。烏童兄ちゃんの切ない恋心にキュキュンとしました。
そして、兄ちゃんが受けだったなんて!おお、そうか、そっちかあ。とここでもびっくりしました。
ただ残念だったのは、清竹くんの気持ちの変遷がいまいち分からなかったこと。急展開した恋に、戸惑い逃げる兄ちゃんを必死で捕まえようとする清竹くんの男気に惚れ惚れしてしまったのですが、なぜ急に「恋人」になった気持ちでいるのか、それが分からなかったのが残念でした。
後半に「誤算のハート」の短編も収録されていますが、相変わらずの二人でした。大人な烏童くんに、マイペースな三城くん。
三城くんの黒髪に激萌え!茶髪に戻さなくてよかったのにな、と思ったりしました。
そして三城くんのカアチャン。ナイスです☆
皆さまも書いてらっしゃいますが、これで一段落ってちょっとさみしいですね。またどこかでこの2CPに会えたらいいな、と願っています。
「誤算のハート」のスピンオフですが「誤算のハート」の内容をすっかり忘れていても十分楽しめました。
一途に好きすぎてこじらせて、歪みまくった行動。その行いの隙間からのぞかせる、恋心がたまんないです。めんどくさい人とそれを受け止める器の大きい子がたまんないです。
よかったです。
私にとって今年一番の作品になるかもしれないです。それくらい好きです。
「誤算のハート」のスピンオフでありながら、作風はかなり違うと思います。
エロはそこそこありますが、エロよりもエロに至るまでの気持ちを味わう作品。「誤算のハート」のファンならもちろん、「誤算のハート」が趣味じゃなかった人でも楽しめると思います。
あと緒川先生の少し歪んだ世界観の作品が苦手な人にもおすすめ。
タイトルに不幸とあっても不幸の話ではありません。せつない恋にもがきながらも幸せをつかむハッピーエンド!幸せな気持ちになれますよ。
報われない恋のせつなさは地獄です。
嫌いになれるものなら嫌いになりたい、そう思えば思うほど深みにはまって…。
そんな恋に捕らえられて8年、もはや世界は真っ暗です。
人に意地悪してみたり、人の不幸がうれしかったりするのって、自分がその人に比べて不幸だと思っているからですよね。自分の幸せが全く見えなくなった烏童兄が投げやりになってしまう気持ち、理解できます。
そんな彼が少しずつ少しずつ幸せを受け入れて、ラストで「世界よ、みんな幸せであれ」ってつぶやくんです。その時の烏童兄の表情、涙に、すっかりもらい泣きしました。長い冬を越えた後の春の「泣きたくなるような幸せ」です。
それにしてもいい加減で何考えているかわからない烏童兄があんなに乙女でかわいい人だったなんて…でもだからこそいっそう傷つきやすく、恋が痛手になったんでしょうね。
これからは大好きな清竹と自然体で生きられるといいなって思います。烏童弟×三城みたいにいちゃいちゃ惚気まくって欲しいです。
本編の後に烏童弟×三城の短編が収録されています。烏童弟×三城CPは本編にもたびたび登場して、良い味を出してくれています。烏童弟の相変わらずのかっこよさに萌えました、大満足です。「誤算のハート」ファンにとってはうれしい限り。
ただし「誤算のハート」を全く読んでいないと、楽しめないかもしれないので、先に読んでおくことをおすすめします。
大学生ものということもあって地に足が着いたカップリングになったと、後書きで先生がおっしゃってました。「カーストヘヴン」みたいなアクの強い感じの作品も好きですが、こういう「地に足が着いた」雰囲気の作品も、描き続けていただけたいなーと思います。
誤算のハートシリーズは一段落してしまうのは、すごくさみしい。
その後の4人の続編、 切に希望します。
※ネタバレしかないです
『誤算のハート』のスピンオフ作品になります。
わたしは『誤算の~』をさらっと一読しかしていなかったので、スピンオフと聞いて楽しめるかなと若干緊張していました。ところがどっこい。
めっっっっっちゃくちゃおもしろい!!!!
『誤算の~』の二人を知っていても、たとえ知らなくても、面白く読める作品でした。
中学の頃から一途に、かつひねくれながら、同級生の清竹に8年間も片思いを続ける烏童視点で物語は進みます。(なので清竹くんの気持ちの推移はあまりよく分からない)
この烏童くんが、ものすごくおしゃれでイケメンで、まさに「何の苦労もしてない」「何でも持って」そうな人生勝ち組みたいな人なんです。頭も家柄も容姿も良い!男も女も引っ掛け放題!
でも、本気の恋愛ではずっと負けっぱなし。
女の子にとってイケメンの烏童くんは、小さくてかわいい女の子がタイプな清竹くんにとっては恋愛対象「外」。報われない片想いに胸を焦がし続けながら、それでも諦めきれない恋を抱えて8年間を過ごします。
8年前の中学の頃、烏童くんは清竹くんから彼女を奪い絶縁状態になってしまいます。そのことを自業自得だと自覚しながらも、好きだから清竹くんに彼女が出来ることに耐えられず、好きだから絶縁状態になっても諦めることが出来ず……と、とにかく、烏童くんは自分では諦められない・終わらせられない恋に振り回されます。
8年後再会してからも、烏童くんはずっと恋を「諦めること」を行動の指針として、決して幸せになりたいとは願わないんです。ただ臆病に、清竹くんが離れていく心の準備をするだけ……。体だけ奪ったりすることすら、気持ちが手に入らないのは分かっているから、という前置きを感じさせて切なさに拍車がかかります。こんなにかっこよくて何でもできそうなイケメンが、一番ほしいものに対しては怖がりというギャップにすこぶる萌えました……!
わたしがこの作品を読んで「最高に好き!」と思ったのは、烏童くんが迫ってくる清竹に対して
「信じない」
と拒絶するシーン。
好きになってもらえないとずっと思っていた清竹くんがやっと烏童くんに向き合ってくれたのに、それを「信じない」と完全拒否!
お互いに好き合って、そこでハッピーエンドにならないところが、この物語のリアルというか、共感できるところなんじゃないのかなと思います。
手に入ったら、いつかは失う日が来るんじゃないか、いつか気の迷いだったと気付く日が来るんじゃないか、そしたらまた自分だけが終わらない片想いの中に閉じ込められて苦しむだけなんじゃないか。余計に傷つくくらいなら最初から手に入らない方がマシ。……という思考回路なのかな、と。
「奇跡は起こらない」と諦めたり、「俺なんかがよがって気持ち悪い」と自己嫌悪したり、清竹くんの言う通り烏童くんは「自分の気持ちばっか」なんです。でも、怖いとか嫌われたくないとか、そういう気持ちでいっぱいいっぱいになってしまうのはすごく分かります……。怖さを乗り越えるためには、他者(清竹くん)と言葉と気持ちをやり取りするしかなくて。でも、烏童くんは傷つくのが怖くてコミュニケーションを取るのを拒絶していたんだと思います。どうでもいい人には勝気でいられるのに、清竹くんの前では小さくなって怯えるのは、やっぱり傷つきたくないからなんだろうなと。
「いつ捨てられてもいいように 捨てられた日を想像しては傷ついて そうやってこれからを過ごしていくんだろう」
付き合うようになってからも烏童くんの「不幸」は終わらないようです。でも、きっとこの「不幸」はいつもしあわせと隣り合わせなんですね。清竹くんが傍にいるからしあわせで、だから「不幸」でもある。
あとは、烏童くんが「不幸」が訪れる日なんて来ない、と清竹くんと自分を信じるしかないのだと思います。実際、不幸0・しあわせ100みたいな内訳にはなり得ないからこそ、しあわせでありたいと願えるのかもしれないです。
巻末のその後のお話で、烏童くんが心から幸せそうに笑えていて、こんな日をこれからもずっと積み重ねて、「不幸」が頭を過ることがないくらいしあわせに満ちた生活であってほしいなと思います。烏童くんにはめちゃくちゃしあわせになってほしい……!!
好きになってほしいけどフラれる日が怖いから好きにならなくていい。でも恋しいから好きになってほしい。でもやっぱりいい。だけど、嫌いにはならないで。
……と、とにかくひねくれてて面倒くさくて、でも誰より清竹くんのことを一途に愛していて、烏童くん最高にかわいい人でした!そんな烏童くんに出会えた感謝を込めて神評価です。
誤算のハートに登場した、意地悪な烏童兄のお話です。
この、烏童兄編の存在はドラマCD誤算のハートで知って、思わず密林へ雑誌のバックナンバー狩りに行った程の作品なのですが、この度ようやく完結してコミックスにまとまりまして、当然、予約していたわけですが。
このお兄ちゃんが、実に、実に、良い!
自分は決して背が低くて髪の長いかわいい女の子になれないことで、人生を投げやりに生きている。
恵まれた容姿だの家柄だの、どんなに周りが羨むような物を持っていても、自分が本当に欲しい物は、それじゃ手に入らない。
自分の不幸には終わりがないと思っていたのに、、、。
泣きぼくろ、エロい。
この作品、あらためてドラマCDになるようだけど、誤算~の方に収録済みの分はどうするのかしら?
例えダブってもちゃんと最初から収録するよね。
『誤算のハート』のスピンオフ。
中学時代から足掛け8年もの間、
清竹への叶わぬ想いをこじらせ続けた男・鳥童(兄)の
終わらない恋の物語です。
大学生の鳥童は、お金も美貌も持ち合わせていおり
性格は気取り屋で自信家な上に横柄ときている。
そんな彼が一途に同じ男を好きだという設定に
萌えを感じないということがあるでしょうか―いいえ、ありません!
髪の長い可愛い女の子を見るたびに
自分はああいうふうに可愛くなれないことや
鏡を見るたびに、自分が男であることに
静かに絶望している鳥童にまずはグッときました。
又、自分の恋がうまくいかないからといって
誰かに攻撃的になったり、他人の不幸を願う様子は、
度量の狭いいやらしい男に思えるのだけど
同時に切ないくらいの痛々しさも伝わってきて、
どうしようもなく鳥童という男に惹きつけらてしまいました。
お酒の力を借りることなく、清竹に抱かれた後の鳥童のモノローグ
(セックスシーンもすごく萌えます。鳥童、可愛い♡)、
そして涙と共に世界のみんなへの幸せを願うラストは
彼らしい不器用な繊細さに溢れていて、とても素晴らしかった。
相手を本気で好きだからこそ感じる不安という名の不幸。
それは裏を返せば、今、清竹と一緒にいることが、彼を好きでいることが
とても幸せだという証なんですよね。
描き下ろしの『これからの幸せについての話』は
ただのイチャラブなのですが(笑)、
清竹の鳥童への想いが伝わってきて、こちらもすごく良かった。
彼となら、きっと鳥童は幸せでいられる、
そんな確信がじわりと込み上げてくるお話でした。
同時収録の、鳥童(弟)と三城の短編も必見。
わちゃわちゃとしたオモシロ展開なんだけど
兄CPと比べると、ふたりの想いは揺るぎない感じで、
これにあてられた兄が
三城のほっぺをつねりたくなる気持ちはよく分かります(笑)
(兄の三城に対する扱いがどんどん酷くなっていますね☆)
緒川さんのあとがきによると
このシリーズは、こちらで一段落とのこと。
個人的に今作の鳥童兄CPがとても気に入ったので
またいつの日か、
終わらない彼らの恋の話を読んでみたいと思いました♪
「誤算のハート」のCDを既に聴いて、
烏童兄と清竹の話を知っていても十二分に楽しめる1冊でした。
CDに収録されている部分は、この本の半分弱くらいです。
わたしはCDを先に聴いていたので、
遊び人の攻めキャラに見えた烏童兄が、まさかの健気受け!なのは、
知りつつ読んだのですが、それでも、
実際に絵で描かれると改めてグッとくるものがありました。
狭い車内の中、
180センチもある大きな身体で痛みを堪えながら後ろをほぐして、
身体を折り曲げて清竹の上に乗っかる…
不自由な動きしかできなかっただろう、その一方的なカーセックスは、
素直になれない烏童兄の清竹への想い、そのものに見えました。
貫くような激しい痛みを感じてるはずなのに、
烏童兄の顔には満足気な笑み…その表情がすごく、いじらしい。
素直になれない臆病者で、
会えばキツイ態度をとってしまうひねくれ者でもあって、
他人の幸せを妬んでしまう…、そんな烏童兄が、
清竹のまっすぐさが眩しくて、自己嫌悪に陥いりまくりながらも、
それでも清竹に愛されるという奇跡を求め続けてしまう…
その姿が切なくて、愛おしくて、堪らなかったな。
烏童兄の流す涙は、
素直に言葉にできない清竹への想いが溢れ出ているかのようで、
すごく胸に響いてきました。
バスケのボールを、
願をかけるようにゴールに投げるシーンもよかった。
恋の奇跡はひとりでは起こせないんですよね。
清竹の何気ない言動や笑顔が、
これからも何度も烏童兄に幸せを降らせて、いつかそれが積もって、
不安を感じずに烏童兄が笑える…そんな奇跡が起きますように。
誤算のハートの烏童弟CPの方も、
前はただただ好きで好きで身体を繋げて~~という感じだったけれど、
今回は衝動的にではなくて、ずっと一緒にいる将来を見据えて…
というところがとても好きでした。
彼氏と親がグルっていいな、とっても微笑ましい。
兄弟同士でグループ交際のようになっているのも、
兄が反面教師になったのかな?と思うような烏童兄と弟の性格の違いも、
それでいて、意外と正直な気持ちを漏らして頼ってるのも、
すごくツボにはまりました。
緒川千世さんの本で今のところ一番好み、CDも早く聴きたいです。
絵柄が超絶好みの緒川先生の作品で楽しみにしておりました。
特に誤算のハートは攻めの鳥童のエロカッコよさにメロメロでした。
そんな鳥童兄がメインの今作ですが、鳥童兄がまさかの受けで、どひゃーー!!っとなりました。
先にレビュー読まずにいて良かった。。
ギャップ萌えというか、遊び人で完璧を装っているけど、実は健気で一途なとこがある兄にほだされる気持ちもよく分かりました。
ただタイトルで言うほどの不幸でもないよなーというか、魅力的で良いものいっぱい持ってるし、そこまで屈折しなくても。。と思いました。
友人も昔彼女を取られてあんなに辛辣だったのにすぐ懐きすぎというか。。
やはり弟カップルと比べると、萌えとか嫉妬メラメラなドキドキ感が少し物足りなかったです。
前作「誤算のハート」では男女問わず遊んでいて本気の恋をした事がなさそうで、でも心の底では愛されたい気持ちが滲んでいたお兄ちゃん。 スピンオフが出ると聞いて攻のようだけど実は受だろうなぁと思っていたので受で嬉しかったです。
中学時代に清竹の事が好きで、清竹の彼女を奪ってしまってから疎遠になっていたのに大学の飲み会で再会します。酔ってしまった清竹を介抱しながら上に乗っかったのにはビックリしましたが、すごく痛いのに平気なフリをして何も覚えてない清竹に接しているのが健気で…お兄ちゃん可愛い!
もう恋を終わらせないと…と思いながら清竹がバスケをしているのを見て泣いちゃったお兄ちゃんも私まで泣きそうになりました。
理由がわからないながらに追いかけてくれる清竹も男前でした。
その後、やっと想いを伝える時もお兄ちゃんぼろぼろ泣いているし今までさんざん遊んできたみたいなのに本気で好きな相手にはこんなに健気でいじらしいなんて清竹の気持ちが少しずつお兄ちゃんと同じくらいになっていくのも納得です。
お付き合いするようになってからもいつか来る(と思っている)終わりの事を考えたり、小さくも可愛くも女の子でもない自分を見てマイナス思考になっているお兄ちゃんですが清竹も言ってますが本当に可愛いです! 何度もしつこくてごめんなさい。
泣きすぎる男の子が苦手な方もいらっしゃると思いますが、そんなに気にならず可愛いなぁと思いながら読みました。
書き下ろしでは受ける側に慣れてきてとてもエロい表情を見せていて清竹も嬉しそうでした。「幸せ」を受け入れられるようになったのを見て安心しました。
切なさもあり甘さもありとても面白かったです。皆さんにもぜひ読んで頂きたいです!
『誤算のハート』でバリバリのスーパー攻め臭を漂わせていた烏童兄のスピンオフ。
まさかの兄貴受けに大歓喜です。
中学のとき同じバスケ部だった烏童兄と清竹。
当時、烏童兄が清竹の彼女を奪ったという過去があり、そんな2人が合コンで再会しますが険悪な空気が流れます。
と思ったら、酔いつぶれた清竹を介抱して自分の車に乗せた烏童兄が、清武に乗っかっちゃった!!!
実は烏童兄はずっと清武が好きで、
でも清竹に対する自分にコンプレックスをもってて、清竹の好みの女の子と比べちゃったりして、本気の恋には超ネガティブなんです。
清竹が他の誰かと幸せになんて耐えられないから彼の恋人を奪ったり、清竹の恋を応援したくても無理だったひねくれ者の烏童兄。
この叶うはずがない恋、自分では終わらせられなかった恋に終止符を打とうと、清武に突き放してくれと泣いて縋ります。
この兄貴、イケメンで背も高く男女問わずモテてなに不自由ない男なんですが、自分の好きな男に対してだけは健気でいじらしくて泣き虫で可愛いとんでもないギャップの持ち主だったのです…!
烏童兄の告白に清武は、「好きかは分からないけど今ほっとくわけにはいかない」的な返答をします。
烏童兄にとっては残酷で生殺しな答えですが、清武的にはふたりは付き合っているつもりだったんですね。
根っこが真面目でまっすぐな清武のストレートな言動に、烏童兄は照れたりうろたえたりとまたまた可愛い一面。
距離を近づけてこようとする清武に対し、臆病さが勝って遠ざかろうとする烏童兄。
烏童兄は自虐的とも思えるやり方で清竹から逃げます。好きなのに素直になれない、上手くいくはずないのに諦められない。ひたすらぐるぐるしてます。
最終的には男前な清武が、逃げる烏童兄をつかまえて包み込んで、
同量の想いではないけど、少しずつ好きになってるから待ってろ、と離れようとする烏童兄を繋ぎとめます。
ノンケの男のこういう発言、すごく真実味があっていいと思います。そしてしっかり烏童に欲情するし、烏童の身体に興奮もしてる。
欲情する清竹の股間を見て
「勃ってるよお〜〜〜」
と顔を覆って暗に喜ぶ烏童兄がいじらしい。
このあたりの風呂場でのふたりのやりとりが最高に萌えます。エロシーンも烏童兄が可愛すぎる。
タチ専の烏童兄が、好きな男のためになら顔を羞恥に染めながら自分で後ろを慣らし、そしてそれを凝視する清竹。
やっぱり痛がるけど、一生懸命清竹を受け入れようとする烏童兄が最高。
描き下ろしでは、ちゃんと感じてきているようでよかったです。
やっぱ受の
痛い→がんばる→だんだん感じてくる→きもちよくて乱れる
という段階を踏むのイイですね!
最初からアンアン感じるのも全然イイですけどね!
烏童弟カップルとちょこっとリンクしたお話も1本入ってましたが、何よりも、本気の恋に臆病な烏童兄の想像以上のギャップに萌えた一冊でした。
ちなみにアテクシ的烏童兄萌えリアクションは、
○自分たちを恋人同士として考えてた清竹に、冷静な素振りをしながら内心どんな顔すればいいんだと、嬉し恥ずかしな烏童兄
○ぐるぐる考えて逃げまくってるところを清竹につかまえられ迫られたときの体育座りの烏童兄。
デカいイケメンモテ男が、縮こまって体育座りで「いやです」って…みじめかわいすぎんだろ
○やっぱ「勃ってるよお〜〜〜」のシーンは禿げ萌え!
周囲の人間にはあんだけ余裕たっぷりの兄が見せた、あるひとりの男に対してだけのひねくれたネガティブな一面。不器用で計算されていないギャップとデレが最高でした!
前作『誤算のハート』に登場で、「俺もあんな風に愛されたいなァ」なんて遠い目をしてつぶやいてた鳥童兄が主役です。
緒川作品の登場人物は「みじめ」「みっともなさ」に、もの凄く敏感ですよね。
いつもどこか醒めた目をして、相手をあおり、露悪的。でも、それは逆に弱さを素直にだす事ができない可哀想なひとたちに思えるのです。
私からすると、鳥童兄もモテ男にみえて、可哀想なひとり。
どんなときも自分自身を外から眺めてしまわずにはいられない、自意識過剰なタイプ。
女の子とはほど遠い自分が、清竹を好きだということにひどく自虐的で、でもその弱さを外に出すことはプライドが許さない。
スタイリッシュに上質な生活をキメてみても、本当はそんな上っ面がどうでもいいことだってわかっている。
Hを期待してホテルで自分を待つ清竹に、どんな顔をして会いにいけばいいかわからず、女の子をしむける。
告白めいたシーンでさえ、「好き」と言えていないんですよ!鳥童兄は!
それどころか、清竹に自分から「完膚なきまでに叩きのめしてくれ(=フッてくれ)」と言い、逃げ道をつくってしまう。
清竹に「気持ち悪いって拒絶して」もらって、楽になりたいんです。
自分で自分の恋を終わらせることができないんです。
スマートにみせておきながら、ひゃー、なんてめんどくさいひとなんだ!
でも、そこがカワイイ。これが、萌えってやつでしょう。
(攻め受けの設定に始めはぎょっとしましたが、これで納得。)
そんな、鳥童の恋が成就するということは、気持ち悪い自分をずっとさらしていけなければならず、傷つきながら恋をしていく=「終わらない不幸」ってことなんでしょう。う〜ん、アンビバレンツ。
ただ、もっともっと鳥童兄はぐちゃぐちゃひとりで、こじらせてくれてもよかったかな、読者をじらして欲しかった…
そこは『スクールカースト』にぜひとも期待ですね!
また、『ハートの誤算』の鳥童弟×三城の短編も収録。
鳥童兄の話に比べ、こちらは三城のアホさ加減も可愛く、全体が程よく中和されて後味がいい感じです。
この1冊だけでも十分楽しめます。萌えもあり、お話も秀作。ただ、前作の鳥童弟のほうがどちらかというと王道で、兄のほうが少し屈折したお話となっていますので、本作がお好きだったという方は、前作は物足りないかも?
前作『誤算のハート』で、横やりとして出てきた遊び人の烏童兄。
そんな彼が主人公の今作。
完璧な容姿に誰もが羨むステータス。男女に不自由ないイケメンが、中学生の頃の淡い恋心をずっとずっと引き摺っていた……。
まず、烏童兄が受だったのに衝撃。
遊んでいる中ではタチ専だったのに、清竹にだけはずっと抱かれたいと思っていたんですね。貞操を守って来たんですね…!
無理やり清竹の寝こみを襲い受けして、お尻と胸の痛さに泣く烏兄、健気すぎます。
目をうるうるさせて頬を上気させておきながら、自分から不幸へ逃げて、自暴自棄になっちゃうお兄様。
寂しがりで不器用でひねくれ者。
そんな彼を理解してくれた清竹、男前です!
最初はツンツンしてたのに、「烏童に襲われた夢を見た」と赤面したり、責任を取るような形で烏童とのお付き合いを受け容れたり、
ラブホで烏童の到着をそわそわと待ったり。
裏表のない真っ直ぐな彼だから、これからもひねくれ烏童をドンと受け止めてくれそうです!
印象的な場面は、シャワーに打たれながらのシーンにて。
清竹に「今日こそケリをつけるぞ」と言われて、丸まった烏童兄が「いやです」と子どもみたいに答えるところ。繕っていないありのままのお兄様、可愛すぎました。
ドラマCD化が決定済みとのことで、これは是非音声で聴きたいです。
そして烏童弟と三城も相変わらず順調にバカップルで癒されました。三城のお遊びで始まった二人が、将来のことまで見据えたお付き合いができていることが感慨深いです。
これからもっと兄弟ぐるみで仲良しな4人になってほしいです!
誤算のハートに出てきた鳥童兄のお話です。
単体でも楽しめると思いますが、先に読んでおいた方が数倍楽しめます+゚。*(*´∀`*)*。゚+
誤算のハートでは弟カップルにちょっかいかけて楽しんでた捻くれ者の鳥童お兄ちゃんが「まさかまさか・・・こんなんだったのー!?!?っ(///Д///)」で、終始ギャップ萌え発動しまくりでニヤニヤキュンキュン♡
弟カップルもチョコチョコ顔出してるし短編も収録されてるので、前作先読みをオススメします(^ ^)
鳥童お兄ちゃん可愛い過ぎて萌えの荒波でした( ´艸`)
以下ネタバレ注意です
チャラくてバイでモテ男の鳥童お兄ちゃんには忘れられない引きずってる恋がありました。相手は男。その片思いの相手・清竹の好みは小さくて髪の長い女の子。反して背が高くて男である鳥童兄は想いを伝えることなく、清竹から彼女を奪い嫌われ、清竹との関わりを断ちます。
それから8年が経ち、偶然再会してーーーーー。
鳥童お兄ちゃんの片思いが切なくてキュンキュンするー!(つД`)ノ
酔った清竹を介抱しつつ「起きないよな」って確認し、口でして上に乗っかって(←え)涙零しながら体繋げて・・・。
まさかの「受け」にビックリしたけど、イジらしくて健気で萌える!
お兄ちゃん、こんなに泣き虫だったの!?ってぐらい泣くのが可愛い。
涙ボロボロ零しながら想いをぶつけるシーンは胸がキュウってくる。
清竹からキスされて目に涙溜めて潤ませて可愛すぎるっ(///Д///)
でもいざ清竹が振り向いてくれたら怖くて逃げちゃう弱さをみせ、幸せそうな弟カップルが羨ましくて八つ当たりして、弟に殴られてまた涙を溜めてるし。
逃げまくってた清竹に捕まった時は小さくなって丸まってるし。
清竹に攻められて顔真っ赤にして「かわいい」って言われて涙零して。
翌朝、幸せ噛み締めて涙零して。
前作ではそんなに弱くて繊細な人だと思わなかったから
「「「ギャップあり過ぎだろーーー!!!(叫萌)」」」
鳥童お兄ちゃん可愛い過ぎて凄く良かった。
このギャップを楽しむには是非とも前作から読んで欲しいなー。
◆誤算のハート
相変わらずラブラブの2人。先のことを真面目に考えたい鳥童に対して三城はなんとかなるなるで軽い。そんなある日、母親に鳥童との関係を咎められ鳥童兄には意地悪な事を言われ(本編とリンクしてます)、ブチ切れた三城はーーー。
いやー三城は単純で素直で真っ直ぐで可愛いですね。でも鳥童弟×三城より、この話で出てくる鳥童お兄ちゃんが可愛い!!
プンプンツーン( *`ω´)ってしてるのに、清竹に「鳥童」って言われただけでシュンとなってゴメンナサイと素直になるお兄ちゃん!可愛い過ぎるよ…
◆これからの幸せについての話
本編後日談。というか清竹のためにご飯作ってる流れからラブラブエッチ。
やっぱり涙溜めてるお兄ちゃん可愛い+゚。*(*´∀`*)*。゚+ そんでエロイ。
鳥童お兄ちゃん可愛いしか言ってないレビューになりましたが、前作からのギャップが本当に可愛いかったのです!!!っ(///Д///)
誤算のハートではあまり好きになれなかったキャラだけに、お兄ちゃんの健気な部分とか弱い部分とか意外な一面がたくさん見れて大満足ですヾ(*´∀`*)ノ