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残酷な世界に 咲き乱れる 恋の花。
itosan
伊藤先生
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
BLに出戻り早数年。
この頃はなんでも美味しく食べられるようになったまりあげは。
読んだら次の日に残るだろうなあと予想できる作品は避け傾向がありましたが、この頃は、、、(以下略)
ということで、殺し屋コードネームは「I」×小さい頃から娼夫をしている2人が出逢ってしまったことで起きるキセキの恋物語。(あらすじ詳細は有名作品なので他の方のレビュー参照を!お上手なので!)
限りなくドス黒い設定のストーリーではありますが、2人の関係性に至っては産まれたてのピュアな恋と思っております。
黄昏の腐民とか好きそうな(まさにまりあげはじゃん!)結末でした。
もっと早く読みたかった…♡
そして、お表紙もほの暗さを秘めていてオシャレですよね。
人によってはしんどい作品みたいな噂を聞いていて読んだからか、ハッピーエンドやんって思ってしまった。
現代日本の設定とはひと言も書かれていないからいいんだけど、暗殺者×娼夫。しかも銃で殺すタイプってなんか現実味がなくて作り話として冷静に読んでしまった。あんなホテルの一室血まみれ部屋にしてしまったり屋外で複数人銃殺したり、今ってそこいら中に防犯カメラ設置されてるやん。捕まるってって思ってしまった。
受けのキョースケくんも殺し屋イトウさんことIも悪い大人に利用されて自分らしく生きる術を知らなかった者同士でお互い強烈に惹かれあって逃避行から殺し屋のボスに見つかって拘束。
イトウさんは記憶改ざん、目の前で犯され動画撮影されているキョースケを銃殺してスナッフビデオを完成させよと言われて銃を構えて……。
2巻が出てるから大丈夫なんでしょ?なんて元から思って読んでたのもある。
やっぱりBLは死なせるのはタブーなんだなって思ってしまった。
いくらやらされていたって言っても何人も人殺してきたんだから報われない結果になっても仕方なくない?なんて思ってしまうのは酷いのでしょうか?
ここにきて私の勧善懲悪好きが出てきてしまいます。
2巻はどうなるのか。
同時収録のお話は攻めザマァでなかなか良きでした。
DMMブックスで購入
白抜き修正
かんっぜんなるメリバですね・・・一読しただけでは理解が追いついていない場面も多そうですが、光属性としてはこちらの作品を何度も読み返すのはなかなか辛いです_(:3 」∠)_
あらすじから、ハッピーなお話でないことはわかっており、でも最後くらいはハッピーエンドでしょ!と思っていたんです、が、、甘かった。
ラストまで重めな上に、同時収録作の高校のお話もメリバなんて・・・!
好みの問題で、好きな方にはたまらない作品だと思います。
冥花すゐ先生のBLデビュー作、、、。
紙媒体はなかなか出回っていなくて、やっと手に入れて読みました。
これがまさにメリバってやつですね。
殺し屋×娼夫、設定だけでも薄暗いなあなんて思ってましたが結末はまさにメリメリのメリバ。
愛を知らない2人が出会って、愛を知って、為す術なく逃避行。
最終的には追手に捕まってしまい、受けの美しい娼夫キョウスケが、攻めのポーカーフェイス イトウさんを助けるべく薬を自ら盛られに行き、後遺症で記憶を失います。
最終的に2人とも命は助かります。
死ネタではないのですが、愛する人の命と引き換えに思い出や記憶を失うというのはなんとも酷です。
なかなか辛くて、イトウさんの続編、I(イトウさんの過去編を主とした物語)も手に入っていたのですが読む気になれなかった(笑)
でもぜひ2冊一度に読んで頂きたいです!!
ボス(イトウさんの生産者?)は気の毒ですが。
愛が歪んでましたね、バナナ○ィッシュ味を感じました。
最終、私的にはハピエンです。
絵のタッチが独特で万人受けというわけではないですが、今後も推していきたい大切な作品のひとつになりました。
繰り返し読んでいる1冊。
何度、読み返しても名作だな!と、思える作品だわ。
暗殺者のイトウさんと、男娼のキョウスケくんは恋する事や、人を愛する事を知らない。
そんな2人の純愛物語。
いつも笑顔のイトウさんが、本気出す時の目が怖いし、絵柄も影の使い方がリアルでゾクゾクする。
暗殺者、男娼共に闇の世界が丁寧に描かれていて、話にどんどん引き込まれて行く。
最後、ハッピーエンドは分かっているがどっしり重いストーリーに毎回胸を掴まれる。
有名作なので、あらすじ読まずともちるちるの記事や何やかやでお見かけしていた本作。
なので、多分可哀想な受けが攻めに救済されるお話なんだろうなぁ、とは予想していました。
予想は半分当たりで半分はハズレかな?
実際はお互いが救済されるお話でしたね。
子供の時からウリをやらされ、それだけで生活してきた受けキョウスケと同じく、攻めは任務のためだけに育て上げられた存在でした。
"I"はあのボスにアッチの方も仕込まれたって事…?
その事実になんか知らんがめっちゃエロくて萌えてしまいました。
ボスは"I"をなんだかんだで愛してたんだな…って思ったらちょっと切なかったです。
お互いに初恋で純愛の上の逃避行でした。
そしてラストはまた0から始まるラブストーリーですね。
続編は全くあらすじを知らないので、どんな展開なのかとても楽しみです。
同録の短編も雰囲気のあるストーリーでした。
個人的にはあまり…でしたが、雰囲気や絵にはゾクゾクしました。
ヤンデレ好きはハマるのでは?
次巻のIも含めての感想。
キョウスケが自分をモノ扱いするのが悲しかった。
イトウさんもイトウさんなりにキョウスケのために行動するが、二人とも不器用すぎてすれ違う部分もあり、やっと幸せになるのかと思いきや…。
不謹慎だがボスにいいように操られるイトウさんという構図が好き。ボスの歪んだ愛情や執着が引き金を引くのを躊躇わせたのだと思うとグッとくる。
名前をつけられたことで自我が芽生えたイトウさん。キョウスケが記憶を失ってもそばに居てくれる一途さに感動。
こういう物語を耽美作というのかもしれない。
無駄な線が無い画風
とても不条理で哀しい世界で育った二人を、無駄な線描が無いシンプルで白っぽい絵で描いています。版画の絵と似ている。垂れ眼のイトウさんの笑顔と和風のキョウスケ君の風貌が醸す雰囲気は哀愁。
生まれおちたのが、その世界だから当たり前に育った殺し屋と男娼の恋。
どちらも心の一部を麻痺させていないと正気を保てない仕事。
イトウさんは、男娼のキョウスケ君の常連客、触れない。雑談を楽しそうにして時間が来ると帰る。ある日、「仕事をやめて好きなことをしてほしい」と大金を見せるイトウさん。
キョウスケ君を危険から守るために、組織のタブーを犯すイトウさんは、裏切者として組織から追われる。「この気持ちを抱いて消えるなら・・」と観念した時、
キョウスケ君の「仕事を辞めた、会いたい」のメールを見て、処分屋を撃つイトウさん。
イトウさんがお金を渡して去ろうとしたら、キョウスケ君は「イトウさんと会えなくなるなら、ここで殺して」と伝えます。イトウさんといる事だけを願うキョウスケ君に、目を見張るイトウさん。
裏切者のイトウさんを狙う刺客が次々現れる。
(二人の明るい未来って、想像できないなー)と諦めながら読みました。
ボスから洗脳教育を受けた非情なイトウさんに心の変化を起こしたのは、キョウスケ君が持つナニカ。
組織を離れたイトウさんは五年後、記憶を失ったキョウスケ君が働く店に通い、気持ちを向けてくれるまでずっと待つ。
「キョウスケ君が持つ何か」とは?・・「誰にも消せない愛」、愛って凄いなーと思った作品。
神。
二話目のCAGEは、「快楽とは苦痛を薄めたもの」がテーマの作品、これはしゅみじゃなかった。
一コマ目のキョウスケの絵にハートを撃ち抜かれたので購入しました。絵がすごく雰囲気あって良いです。
殺伐とした設定と世界観ですが、イトウさんとキョウスケの恋愛模様は初々しく、ほのぼのとして可愛いです。
あと、イトウさんのキョウスケの前でデレてるときと仕事の時のギャップが良いです。一撃必殺カッコいい。目付きの鋭さが半端ない。
同時収録の先生×生徒のSMも良かったです。生まれついての王者な受に支配される心理的どM・嗜好はどSな先生攻ツボです。
ちるちるの記事で「殺し屋」稼業というのに心惹かれて購入しました。
以前から気にはなっていた作品なんですが、とても重苦しい雰囲気と、絵の独特の怖さに恐れを為していたのです。
キョウスケくんの、何も映していないかの様な瞳。もしくは瞳孔が開きっぱなしにも見えて。
それはとても恐ろしい。
対する「殺し屋」である「イトウさん」の、いつも薄目で笑っている様な。
閉じられている様な、眼も恐ろしい。
ノワール、というジャンルに色分けされたそれは、まさしくその言葉にぴったりで。
読み手側を陰鬱な雰囲気に引き込んで行く。
血生臭さと飛び散る精液の生臭さ。それに塗れて、何とか生きている2人。
「イトウさん」は、時々キョウスケくんを買ってくれる男で、謎が多い。アタッシュケース満杯の札束を提示して、キョウスケくんを「自由にしたい」とのたまう。これだけなら、完全なスパダリなのだが。
キョウスケくんは、ウカウカとそんな甘い言葉には乗らない。彼は彼なりに分不相応という言葉を知っていて。自分が棲む世界はただこの底辺にしか無いと、どこか諦念している。
性暴力の捌け口となる事でしか生きられない、と信じてもいる。
後に「イトウさん」には感情というものが無い事が物語後半では明かされる。
そんな彼が、キョウスケくんを愛して、感情というものが芽生える。恐れ、慄き。
それでも手に入れたかった恋という感情。
ただ、キョウスケくんと生きたかっただけ。
彼は自身をがんじがらめにしていた鎖を自ら絶とうとする。
「イトウさん」を純粋な「殺し屋」として育てて来たのは、実の父親なのだろうか。
マッドサイエンティストにも似た「ボス」に捕われた「イトウさん」は。
記憶の底から湧き上がる、迸る感情だけを頼りに、自分の元凶を倒す。
キョウスケくんと生きた、恋をした、束の間の記憶。
純然たる殺人兵器「殺し屋」として生きた時間よりも、ずっと短かった筈なのに。
その感情だけが全て。「イトウさん」をこの世に生かす。
そんな「イトウさん」への愛情だけを遺して。キョウスケくんもまた、全ての記憶を失くしてしまう。
記憶の死。ラスト周辺の、恋人たちが互いを思い遣る激しい命のやり取りに、揺さぶられて、涙。
数年後なのか。キョウスケくんが男娼では無くて。バーテンダーをしていることにホッとする。
「イトウさん」もどこまで記憶があるのかは分からない。
キョウスケくんに記憶は無い。ただ心の奥に沈めた記憶がきっと。2人はまた心惹かれる様な予感。
そのことにまた涙。大切な感情は何処にも行かない。
2人はまたきっと恋をする。そうであって欲しい、と願うのだ。
同時収録は、これまた不穏な絵が怖い「Cage」
美しい生徒会長・愛路は、教師の多賀を犬にしている。試験のデータを盗ませ、性欲の捌け口にしている。常に虐げられていることに嫌気が差したのか、多賀はある日、愛路を監禁し、鎖で繋ぐ。
逆襲のつもりが、実は。というオチ。
仄暗く、血生臭いのは表題作と同じ。ところが、こちらには愛は無い。歪な執着と性癖があるだけだ。
どちらもとても痛いので。心はヤラレる。元気な時に、落ち着いて。心して読むべし、かな。ふぅ。
◆イトウさん(表題作)
男娼をやっている受けというのはそんなに珍しいわけではないですが、それに加え攻めが名前も境遇も謎の人物ということで、終始ダークでハラハラするような作品でした。イニシャルがIであることしか分からず、売り専のキョウスケにイトウと名付けられたミステリアスな彼。キョウスケに対しては常に紳士的で、暴力的に振る舞うことは一切ないけれど、時折凍てつくような眼差しになることもあり、途中まで何を考えているのかさっぱりなキャラでした。
体の関係を求めないこと以外にも、明らかに他の客にはない純真さを感じさせるイトウさんに惚れたキョウスケは、何かから身を隠すようなイトウさんとの不安定な生活でも楽しそうで、一方のイトウさんもキョウスケから求められると優しく甘く彼を抱きます。この時点で悪い予感はしたので、刹那の2人の情熱的な関係がとても貴重に思えました。この数日間、2人の心は間違いなく人生で最も満たされていたんだろうなぁと。そして、イトウさんの境遇が明かされ、物語はハピエンともバドエンとも言い切れない結末へ。私はこれだけ短い間であっても、2人の心に芽生えた絆はとても太いものだと感じたので、希望を持ちたいですね。
◆Cage
表題作とはまったく異なる世界観で、雰囲気はがらっと変わりますが、ダークな作品であることは共通しています。生徒の奴隷として手酷く扱われることに性的倒錯を覚える教師の多賀。でも、今まで主人にしてきた生徒達は、檻に閉じ込め監禁してしまうと皆、自分に奉仕するほどに弱り最後まで主人らしい態度をとれる者はいなかった。そんな中、新しく主人となった愛路は、奴隷だった多賀にある日突然監禁されて次第に弱っていくものの、最後の最後に実はまったく芯がブレておらず、多賀をとことん蔑む主人としての気持ちが残っていることを示してくれます。愛路の真の王者ぶりに惚れ惚れし、冥花先生の徹底したダークな展開の作り込みが素晴らしいと思いました。
殺し屋×娼夫のお話です。
紙媒体は絶版?になってるとかで、探し回りやっと読めました。
殺し屋のイトウさんは殺し屋のための英才教育を受け、感情がなく、愛がどんなものなのかも知らず、組織の、ボスのためだけに生きてきましたが、娼夫のキョウスケのためにはじめて個人的な感情により殺しをします。
そのことがきっかけで組織に追われ、キョウスケと共に逃避行するのですが、イトウさんはキョウスケの幸せを祈っていて、自分はどうなってもいいと思っているのが切ない(;ω;)
でも、キョウスケはちゃんと2人の幸せを、イトウさんとの幸せを望んでるんですよね。
これからどうなるの!!!!と、いいところで終わり、続きは2巻で。
イトウさんの過去、ボスとの関係、キョウスケを好きになった理由など、2巻で明かされます。
2巻を読んだ上で再度読むとさらに物語が深いものになると思いますよ!
コードネームしか持たないIに、イトウの名前をくれたキョウスケ。だからカタカナなのか!と納得。
素敵な作品でした。
2巻が出ましたが電子化はいつになるのやら〜
・・・ということで、まだレビューしていなかったこちらにレビューを。
まずこのノワールな世界観、好きです。
【殺し屋×ウリ専ボーイ】というアンダーグラウンド臭たっぷりのカップリングもいい。
だけどおかしいな・・・実はそこまでハマれていません。
何回読んでもさらーっと読み終えてしまいます。
ただ、
“イトウさん”というキャラには心をごっそりと持って行かれます。
読み終わって心をしめるのはイトウさんのことばかり。
私にとっては、ラブストーリーはさておきイトウさんについてもっともっと掘り下げてくれまいかと思ってしまう読後感の作品でした。
そう読むと、タイトルが「イトウさん」となっている点は興味深いですね。
2巻のレビューを拝見させていただくと、私のこの欲求はいくらか満たされそうな感じでしょうか。
早く配信されないかな〜
表題作についてはそんな感想ですが、後ろに収録されている「Cage」が突き抜けた病み具合かつ、お見事な短編です。
これを持ち込んで雑誌掲載が決まったとは、さすがエッジコミックスさん懐が深い。
ベッドの上で攻めがチェンソー持ち出してきた時は思わず心臓が縮こまりましたが、結果的には別の意味でひぃぃっ…‼︎となる結末。
痛いの、流血ニガテな人は要注意です。
イトウさんは、Iというコードネームの殺し屋さんです。
男娼のキョウスケ君を思いがけず好きになって
アタッシュケースいっぱいの札束をもって
これで、足を洗って好きに生きてくれと。
それで、キョウスケ君はイトウさんに興味を持ちます。
二人は相思相愛になるのですが…
逃避行です。
イトウさんがキョウスケ君のどこに惹かれたのが描かれていたらよかったな。
イトウさんは、キョウスケ君のために殺しをしたのが初めの感情で
そんな思いを感謝しているのです。
キョウスケ君はひたすらイトウさんのそばにいたいと。
純愛だと思います。
イトウさんの顔立ちは、目がつぶっている
普通に見たら微笑んでいるような顔立ち
だけど、目を見開くとゾクっとするような怖い顔です。
その描写のギャップが素晴らしいです。
イトウさんのエピソード0が連載になっているそうですね。
その後の続編として
本編ラスト、記憶を失ったキョウスケ君と再びイトウさんが恋に落ちて
南の島で幸せに暮らせたらいいと思いました。
殺し屋×娼夫
ダークなお話なので好みは分かれると思いますが始終一言で表すのが難しい独特な雰囲気や世界観が私はとても好みでした。
イトウさん(攻め)がキョウスケ(受け)に惹かれた理由についての描写が詳しくあったら良かったかな。この辺りが少し惜しかったんですがこの作品が初BLというのは凄い。
ダークなお話の割にさらっと読み終え、一応結末はハッピーエンドなのかな…?読み手によって解釈は様々だと思いますが微妙なモヤモヤが残ってしまいました…もっと短くまとまっていれば更に良かったのかもしれません。
イトウさんの変わった柄のネクタイ、札束の上でのエッチシーン、短編のチェーンソーなどの演出は上手いなと感じました。
同時収録はSMな短編で、結構楽しめるお話でした
評価について、「神」寄りではありますが、萌える要素はあまり無く、該当する評価が無かったので中立評価にしています。
*イトウさん*
「好きなところへ行って 好きなように生きられるよ」
キョウスケくんに 大金を差し出し イトウさんは言うが、どこへ行って どんな風に生きようと、イトウさんと一緒でなければ意味はない。
キョウスケくんは、とっくに そんな気持ちになっているのに 自分が誰かの、かけがえのない存在になっている事なんて考えもしない イトウさんが悲しかった。
火曜の夜に キョウスケくんと過ごす時間だけが、キョウスケくんに出会ってからの イトウさんを支えていたのだとしたら、それまでの彼は どんな深い孤独を抱えて 真っ暗な夜を 越えてきたのか。
イトウさんの「目」が、それを教えてくれている気がする。
「イトウさん」「キョウスケくん」と言う、最初は ただの空(から)の入れ物みたいだった二人。
でも 少しずつ色んな物を注ぎ合って、お互いが満たされていく。
最後に お互いへの愛情で満ちた二人を見る事ができ、本当に良かった。
イトウさんは、キョウスケくんさえ生きていてくれれば良いって感じで、割と自分の命を簡単に諦めがちな気がするので、大切な キョウスケくんの為にも、一日でも長く一緒に生きていって欲しいと思う。
*Cage*
チェーンソーが 出てくるBL、初めて見たかも・・・
違うイミで ドキドキした。
未成年+後背位 て、そこはかとない背徳感が滲んでて 嫌いじゃないな、私。
「イトウさん」
綺麗で良い作品でした。
神評価も沢山されていますが、自分は何故かそこまで嵌らず…
他の方も仰る通り、まるで映画のような世界観と、裏社会的なストーリーでBL枠に収まらない作品だと思います。
ただ、映画のようである所以でもありますが、二人の感情があまり伝わってこない(元々感情の乏しい人間、というのもあるかと思いますが)のと、展開が急なのもあって、作品の世界に入り込めなかったかなと感じます。もっと時間をかけた上での展開なら入れたのかも?
でも絵も綺麗で内容も個性が光り、素敵でした!
「Cage」
こちらは短いながら、狂気を感じる凄い作品でした。
檻に囲われるのは…?
個人的にはこちらの方が好きです。
小説には突き抜ける狂気作品はありますが、漫画ではそういったもので美しい絵の良作があまりないと思いますので、是非今後に期待いたします。
最初はこういう絵柄があまり趣味ではなかったですが、
話にどんどん引き込まれてしまいました。
その「イトウさん」がズキンと来ますね。
本当の愛を知らなかった二人が惹かれ合うのがツボでした
キョウスケはウリでありながら初心だし、
イトウさんは殺し屋なのに終始優しいのがなぜかすごく切ない
ギャップ萌な私にとっては大当たりでした~
最後の結末はまた切なくていいですね
イトウさんって純愛だなって感心しました♥乙女くすぐりますwww
退廃的で純愛。
1ページ目からどこにも行けないダークな世界を醸し出しています。
裏稼業の卑劣でシリアスな世界を、どっかに萌えが転がってるのかな?と思い胃をキリキリさせながら読み進めるのですが、萌えはスーツ+ガンホルダーの組み合わせだけだった。。
刹那的に生きるキョウスケの境遇も、イトウさんの生い立ちも可哀相過ぎて、どんどん胃が痛くなるという。。
構成もホラーのようで、来るぞ来るぞとゾクゾクします。
最後の最後で少し希望のある終わり方をしているのですが、なんとも言えないローな気分になりました。
BLとしてではなく、作品としては面白かったです!
シリアスなはらださんの作品などが好きな人には向いているかも。
せっかくの骨太設定、もう2話ぐらい追加でキョウスケとイトウさんの逃避行の話に萌えを詰め込んであれば、かなり好みの作品になってクライマックスでもっと盛り上がれたのになぁ〜!と思いました。
次回も期待してます。
感想をなかなか文章にする気になれなかった作品。設定はともかく、物語自体はそれほどダーク&ヘヴィ系ではなかったお話だったような…、最近重い作品ばかり集中して読んでいたので、薄れてしまったのかも。
レビューを挙げて下さった皆様のおかげで目にできたカバーの色使いに、一目ボレでした。タイトルもシンプルで、シンプル過ぎるほどハードルが上がります。絵柄も好みの部類でしたので、とても楽しめました。が。
先のレビュアー様も言及されていますように、映画のようなストーリー展開で、舞台設定など作家さんの初BLにしてはマニア好みのチョイス。しかし、キャラクター作りが王道。ディープな闇社会に属しながら、非常に人間的な人物「イトウさん」ことIが、男娼のキョウスケと「たまたま」出会ってしまったことでラブストーリーが展開していきます。イトウさんがミステリアスな分、キョウスケくんがいたって普通の男の子に感じられ、そのコントラストは意図的なものなのか、気になるところ。
全体的にそつなくまとまっていたので、インパクトのあったシーンはどこどこだ、と明言できないのですが、今回のような闇社会が舞台でなくても、十分ダークなBLを描けそうな作家さんなのではないかと感じました。次回はほのぼの系や濡れ場なしの作品を読んでみたいですね。
表題作の他に「Cage」という短編が収録されていますが、SMです。教師と教え子の高校性という設定はフィクションといえども受けつけ難いものがありましたが、プロットとしては優等生的変化球でしたので、これまた一般的な高校生ものが読んでみたいな、と期待が膨らんでしまいました。
仕掛けは挑戦的だけれども手堅いところを押さえている、スタンダードな作風の作家さん、といった印象を受けました。
表紙の絵は好みじゃないですが、噂を聞いて購入。
あれ?いい意味で中の絵違うですよ?めっさ上手いし、こういう絵は大好きです。初コミックスでこの上手さ?と思ったら、一般誌で描かれてる方なんですね。そっちも気になります。
人は死にまくるし色々アレな展開で人を選ぶと思いますが、私は大当たりでした。真逆のネタで純粋な物を描く話、大好きなのですよ。
殺し屋と男娼の逃避行。
惜しむらくは、尺の制限があるから仕方ないのですがこの逃避行部分が少なかったこと。
この部分の淡々とした会話あたりをもっと描いていただけたなら、五体投地したまま息耐えられる自信があります(笑)
ハッピーエンドなのかなあ。
とても悲しいですね。
また恋に落ちればいいのか。二度も初恋を経験出来るなんて、ある意味素敵かもしれません。二人の未来に光ある事を。
今、スティング(大好き!!!!!)のShape Of My Heartを聞いたら、号泣出来そうです(笑)
もう一作はどんでん返しはこうキタか!と思いましたが、SM好きですけど特に好みではなかったです。求めてるものはこういうものではないんだろうなあ。
B級映画のようだという意見もわかる。
殺し屋×男娼の逃避行。
ロードムービーとして描くのもアリだったかもしれないですね。
あとがきによると恋愛を描くのが苦手とのことですが、
BLというジャンルは広大ですから、
男同士の関係性を描いていれば、必ずしもそれが現代男女にも通用する恋愛である必要はないけれど。
設定やキャラだけでなく、描きたい関係性があるのなら、
これからもBLで描いてもいいのかな?と思います。
設定以上のことは起きないなら、読者はついてこないです。
店のママが良いキャラ(いい性格)をしていました。
レビューでの評価が高かったので、購入してみました。デビューコミックスと言うことで、これからの期待も込めて萌×2を付けました。キョウスケを買って、ただ話をするだけの優しいイトウさん。イトウさんの優しい顔は目を開くとそれは無機質な暗い裂け目みたいで、覗いてはいけない場所を見ているような気分になります。その裂け目からIという殺し屋が見え隠れして、ノアールな雰囲気を盛り上げます。殺すことしか知らずに生きてきたイトウさんはまるでフランス映画の『レオン』のようです。レオンがマチルダと出会ったように、イトウさんはキョウスケと出会います。キョウスケのためになら、何でも出来る。キョウスケにすべてを捧げたい。イトウさんがキョウスケに与えられる物はお金だけでした。それを使って自由になれと言います。キョウスケが欲しいものはただイトウさんと一緒にいることだけでした。レオンがマチルダを守って死んでしまったように、暗い物語の終わりは、ハッピーエンドにはならないものだけれど、『イトウさん』はそれまでの雰囲気を壊さないで救いのある終わりになっています。心を通じた2人が札束の上で愛しあうシーンは、激しくて優しいイトウさんそのものです。
・Cage
調子に乗ったバカな生徒が、猫をかぶっていた教師に良い様にされてしまう話かと思っていたら、生徒はより深い闇を持った少年だった、というお話です。お見事!!この少年のバックボーンが知りたくなりました。
やっと読めましたー。
実物をまじまじと見ましたが、装丁すばらしいですねぇ。(*´∀`*)ホケェ
惚れ惚れするvv
内容は他の姐様方がおっしゃるようにノアール。
独特の世界観で圧巻です。
一冊読み終えた後はBL読んだって感じではないかも。
流血、輪姦、殺人とドロドロしいことこの上なしです。
そんなドロドロの中で、イトウさん(攻)とキョウスケ(受)の純愛が
反面鏡のようで対比がすごく美しい。
殺し屋として一切の感情を持たず殺人マシーンとして育ったI(アイ)。
親からの愛情を受けず、男娼以外の生きる術を持たずに育ったキョウスケ。
キョウスケに出会うまでのIはただの冷酷な殺人マシーン。
質量は違えども、Iは「OZ」の無機質な頃の「19」に似た感じがする……
かな。
Iはキョウスケに『イトウさん』という名前を与えられたことで
人としての感情が芽生えたんじゃないかな、と思うのです。
そしてキョウスケと肌を重ねることで喜怒哀楽が育っていったのかと。
キョウスケもまた、そんなイトウさんによって愛される術を知ることができたんだなぁと。
全編に漂うほの暗い世界観の中で二人は互いの愛情を敬うことで
最終的にそれぞれの呪縛から解放されたような気がします。
いわゆるハッピーエンドではないけれど、二人の未来を紡ぐよいエンディングだったと思います。
イトウさんの手によってキョウスケの鎖を打ち抜いている表紙は
なんだが本作の象徴のようですね。
いや、ほんとイトウさんがカッコイイですっ。(下睫毛変だけど。笑)
キョウスケは娼夫だけど、イトウさん相手だと純情無垢で超カワイイんですっ。
イトウさんとキョウスケの札束・金塊の上でのエチシーンはほんとーーーーに
よかった。
ってか、スーツにショルダーホルスターってかっこよすぎデス。
(*≧∇≦*) キャッ
それを外してことに及ぶイトウさんの色気はパネェッす。
キョウスケじゃなくても色気に気おされて恥ずかしくなっちゃうYO!!!
あぁ…。二人の愛あるエチをもう少し見たかったー。
番外編だけじゃ足りないっ
あ、あと、ボスとIは肉体関係があった…ようなのですが、気になる。
むっちゃ気になる。
やっぱりボスは受けなんだよな。これは。
ぜひともそのあたりを詳しく続編希望です。(*゜∀゜)=3 ムハー
「Cage」
こちらも短編ながら存在感がハンパないです。
病んでます。病みまくりです。苦笑
「イトウさん」とはまた違った闇の世界です。
個人的には「イトウさん」の世界観に丸々一冊浸っていたかったので
ちょっと残念な気はしますが。これはこれで良作です。
愛はありませんのでその辺は注意が必要かと。
確かに読む人を選ぶ作品ではあると思いますが、ダーク系の新ジャンルにトライするならその辺のヤクザモノなんかより断然お薦めです。
3週間前に、書店でジャケ買いしました。
他の方がおっしゃっている通り、内容は暴力的ですし、読む人は選ぶかもしれません。私自身、イトウさんの下まつ毛が気になってしまい、始めは余り内容には期待していなかったんです・・・いなかったんですが、読み進めるとイイ。
小さい頃から娼夫として育った、キョウスケ(受け)と殺し屋として教育されたイトウさん(攻め)。救いようの無い人生を送る2人が、出会います。
最初、イトウさんはキョウスケと過ごしても手も出してこない。
とりとめの無い話をするだけのイトウさんに、キョウスケは興味を持ち出す。
自分から誘ってイトウさんと関係を持った直後、キョウスケは下衆な輩に手ひどいSEXをされて傷ついてしまう。
その傷を見たイトウさんは、その客に対し復讐をしてしまいます。
イトウさんにとっては、おかれた状況は違えど、自身の希望や選択によって生きられないキョウスケの立場は、暗殺者として命令通りにしか行動出来ない自分と重なったのかもれない。
しかしその行動は、イトウさんの所属する組織の怒りを買ってしまい、二人は逃亡を諮ります。
その逃亡劇の中で、それまで人形のようだったキョウスケに、初めて人間らしい心が生まれてきて、『イトウさんと一緒に生きたい』と自分中のイトウさんに対する気持ちを認め始めます。
組織に追われる中、激しい攻防の中で必死に応戦するイトウさんですが、終に組織のボスにつかまってしまいます。
組織は監禁の後、電極(?)でイトウさんの記憶を消してしまい、キョウスケを殺害するよう命じます。
この場面、ボスとイトウさんの間にも何等かの関係が有ったことを伺わせてはいますが、イトウさんにキョウスケを殺害をさせようとしたのは単なる懲罰的な意味だけでなく、ボスのイトウさんに対する嫉妬ではないかと個人的には思います。
一度は記憶を失い、キョウスケに銃口を向けるイトウさん・・・
しかし、イトウさんが撃ったのは、ボスと組織の人間達でした。
ここで、物語は5年後に飛びます。
あるバーでバーテンダーをしているキョウスケ。
従業員の会話からその5年間、キョウスケが組織によって薬漬けにされてしまい、閉鎖病棟で治療を受けていた事が語られます。
そのバーに時々通って来る、一人の客が。
後遺症で、5年前の記憶を無くしているキョウスケですが、その客に名前を尋ねます。
その客は、名乗ります『イトウです』と。
本編には、甘さが何も無いし同時収録の短編はこれまた『痛い』です。
結末も、完全なハッピーエンドとは言い難い。
でも、究極の愛ってこんな感じかなと思わせてくれる作品です。
暴力シーンに耐性のある方には、是非薦めます。
正直、イケメンと言えるほどの人物は出てこないし、BLというよりはJUNE系の暗さが有ります。
それでも、こんな作品も有って良いのではないかと私は思います。
終わりに、このイトウさん、おかしな柄のネクタイをしていますが、その理由がペーパーで明らかになっておりますので、是非ペーパー封入品をお買い求め下さい。
ちょっとだけ、ホッコリします。
これは好みが分かれる一冊だと思います。
私だったら、BLを初めて読む方にはおすすめしないかも...。
ちなみに、血はあまり好きじゃないほうなんですが(それでもいつも手には取る)こちらは大丈夫でした。こういう全体的なダークさはむしろ好きです。でもこの逃避行物語には、途中でなんとなくついていけない気がしてしまった。
それでも心に残っているお気に入りパートはけっこうあって
※※※ネタバレ※※※
ボスによって、もはや完全に支配されかけているI(アイ)が、キョウスケとの記憶を残すために本能で自らを目覚めさせたようなシーン。それも、消去されたにもかかわらず。ハッとした。これに到達するには一冊では短いぐらいだと思ったシーンです。
恋に落ちたキョウスケからは、恐怖感が見られない部分。
イトウさんしか見えていない。こんなとんでも逃避行なのに...。
それと、なんといっても「イトウさん」って名前をつけてもらったこと。
キョウスケに出会えて本当によかったね、イトウさん。
そしてこれがきっと、Iがキョウスケを好きになった最初なのかな(恋とは違うかもしれないけれど)と想像すると、このタイトルがなんて素敵なんだろうと思えてきます。
ハッピーエンディングなのかな、と思い、それはうれしかったのだけれど
やはり個人的には入り込めないシーン(バイオレンス要素にというわけでなく)がけっこうな部分を占めていたので残念。その理由は私の場合、実にはっきりしないもので、本当になんとなく...という感じなのですが。
短編の『Cage』が面白かったですよ!オソロシイけどね。
これで〆てくれて、私はよかったと思います。
メモ:アネモネの花言葉は「恋の苦しみ」「見放された」など
赤のアネモネは「君を愛す」
紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」
これから待つのは...
妖艶なノワール作風なのですが、内容はしっかりしてます。
読みごたえ充分。見目麗しくもあり、満足です。 (*´∀`*)
※《流血シーンあるので、ダメな方は注意して下さい》
久しぶりに「読んだ!!!」という充足感、映画終わりのような感動も。
初作品デビューの作家さま らしいのですが、ちゃんと描力とストーリーの構成や台詞の一言一句が ドラマチック に仕上がってました。美しい!!
私の好きな娼夫,裏稼業組織などのダーク要素も孕んでいて好感持てます。
殺し屋のイトウさんの、鋭い眼光がセクシー♡ ギャップたまりません。
互いの必要性が暴かれるシーンには、もう涙です。感動・・・。
理屈ではなく『己の感情』が交差する描写が刹那です。 興奮!
作者さまの意図が、切ないほど伝わってきます。 。゚(゚´Д`゚)゚。
キョウスケ(受)がイトウさん(攻)に抱かれるシーンが1番印象深いです。
札束と金塊の上で結ばれるって・・・ なんて素敵!!(*>艸<)
と、思うのは私だけでしょうか?(笑)
同時収録の別作品 《Cage》はダークで、ある意味背筋凍りました。
ノワールの世界って堪りませんね! 仄暗さと同調し、妖しさが増す不思議。
短編ですが、鮮烈な内容でした。
まず!一読する価値あり☆ だと思います。(*^m^*)
後は好みの問題かな。 私は迷う事無く 神 評価です!!
次の作品は、どういう感じになさるのでしょうか?
別の一面も見たく(読みたく)なりました。 次回作、楽しみです♪
レビューや口コミの浸透ってすごいですね~。
おかげで読む機会をいただき、この素敵な作品に出会えました。
思いのほか純愛ものでした(o-´ω`-)ウムウム
最近珍しいバイオレンス系なお話ではあるのだけれど
それだけにピュアさが目立つ良い作品でした。
幼い頃から男を相手に身体を売って生きてきた受。
それを苦痛と思ったことは無かったのだが
ある人物との出会いがその心を変えていく。
ホントウの名前も知らない、でも自分に誰よりも優しい相手。
何かほしいと思ったことなんて一度も思ったことのない受が始めて
ほしいと思った相手。これが「好き」という感情なのか。
攻はこれまた謎な人物。ネクタイのセンスが悪いというか
気持ち悪いwww
大金を積んで渡そうとしてきたり、人を殺していたり。
その攻に隠された秘密。
持つはずのなかった感情と。
攻も受も普通の人生をたどって生きてこなかった二人。
化学反応のように引き合い芽生えた感情。
刹那の中に描かれる物語がすごく良かったです。
ラストはハッピーエンドといえるのかどうなのかというところは
有りますが、決してバッドエンドではなく
これから先が見える展開で終わっています。
過去のことを覚えていないとしてもきっと・・な未来を想像すると
ちょっと萌えた
ヘタレだけど殺し屋のイトウさん × けだるげで無垢な娼夫のキョウスケ
というカップリング。よかったです~!
ラストは自分のなかではハッピーエンドかな?と思ってます。
2人の共通点は
小さい頃から大人にいいように利用され自由がなかったこと。
心がとても純粋で欲深くない。ということ。
2人が純粋に愛し合っている姿、切なさに最後まで感動しっぱなしでした。
お金もいらない。何もいらない、ただ、あなたといたい!!
これが本当の愛だよねーとしみじみ読みました。
あとイトウさんの時々見せる暗い目とキョウスケの可愛い表情に
魅了されました。2人共ギャップありすぎ。素敵すぎて悶えました(笑)
2人が好き同士だと認識した後にセッ○スするとこあるんですが、
セッ○スシーンで初めて泣きました!!!びっくり!!!!
思いが通じ合った営みの興奮はすごいですね、本当に萌えます(笑)
しかし、殺し屋のイトウさんのテクニシャンぶりはすごい(笑)
あぁ~できれば2人のラブラブになった続編読みたいな~切実に!!
読んでよかった!!
本当にオススメです!
腐姐さま方のレビューを拝見し読んでみたいと思ったのですが、どこも売り切れ状態で。やっと手に入れることができて読んでみました。この表紙だけみたら買うことはなかったと思う…。レビューして下さった腐姐さま方に、感謝感謝です。
凄く良かった。なんていうんだろう、退廃的というかダークな作品で、BLに限らずこういう雰囲気の作品はあまり好きではないのですが、世間からはじかれ、それでも一生懸命生きる男たちが非常に味わい深かった。
殺し屋の「イトウさん」。
男娼のキョウスケ。
どちらも自分ではどうしようもない環境で生まれ育ち、そういうカタチでしか生きてこれなかった二人。愛情を受けることなく生きてきた彼らにとって、相手にとってイトウさんはお金、キョウスケは自分の身体しか価値がないと思い込んでいる二人が哀れでした。
それでいて、相手からの愛情を欲し、相手の幸せしか望んでいない二人の姿はまさに純愛。
ほのぼのした話ではないし、イトウさんの職業(といっていいのか)から暴力的なシーンも多く、またキョウスケが可哀想なシーンもあったりして、読む人を選ぶ作品かも知れないなとは思います。
あの二人は幸せになれたんだろうか、という余韻もなかなか良かったです。
出来れば表題作だけで1冊のコミックにしてほしかった。同時収録されている「Cage」が嫌だった、とかそういうことではなくて、「イトウさん」の世界にどっぷり浸りたかったな、と思ったりしました。
これがデビュー作なんですね。凄い作家さんが出てきたなあと思います。次回作も楽しみです。
ダークでノアール。
予備知識無しで読んだのですが、予想外のノアールでした。
男娼と謎の紳士の、もしかしたら、きっと純愛。
エッジ効きまくり。
キョウスケとイトウ、それぞれの心の中に、初めて生まれた物は、
坦々と、血みどろにストーリーは進みます。
なんか久しぶりに涙腺に直接来るヤツと、出くわしちゃったなーって感じです。
さて、この後の二人は、いったいどうなったのでしょう?
この、曖昧な終わり方も、エッジの効いたノワールって感じでかっこいい。
同録作品は監禁ネタ。
この奴隷(イヌ)はいい。
限りなく神に近い萌×2です。
久しぶりにダークな世界観のBLを読みました。
純愛なんだと思います。
ただ、攻めが受けに惹かれた理由が良く分からなかったのと、時代設定がいまいちピンとこず、蚊帳の外のような気分であまりのめり込めませんでした。
逃避行の様子は映画を見てるみたいに雰囲気があって、幸せそうな様子が哀しかったです。
イトウさんの下まつ毛、年齢不詳で不思議でした。
あと短編が怖かったです。
雰囲気ある世界観を表現しているのは凄いと思いますが、好みの問題だと思います。
かなり神に近い萌×2です。
よくありそうな設定な気もするけれど、なんでしょう、すごく好きです。
キョウスケもイトウさんもふたりとも人間らしい感情を持たずに今まで生きてきたのに、出会ったことで変わっていくふたりがすごく良かったです。
同時に二人の行く末に不安しか感じられずどうなってしまうんだろうと怯えながら読みました。
不安はほぼ当たりで、物悲しいことと言ったら・・・もう・・・。
ただ、ラスト。
もう一度はじめからやり直せる、そんな感じのラストだったので、それだけは救いでした。
今度こそ夢ではなくてあたたかくて幸せな時間をふたりで過ごして欲しいです(´Д⊂ヽ
同時収録の「Cage」
短いながらもすごいですね。
これは苦手な人がいるかも・・・
若干、痛いです。
ああ、しかし、堕ちなかった藤崎くんはご主人様でした。
先生、良かったね。
ようやくたったひとりのご主人様を見つけられて。
と、思わずにはいられませんでした。
表紙の雰囲気やあらすじからの印象の上をいく、素敵な純愛物語でした。
精密な殺人兵器として育てられた攻めのイトウさんと、幼い頃から体を売って生きてきた受けのキョウスケ。
それまでは人としての心を持たず(殺して?)生きてきた2人が、心を通じ合わせて愛を知る。
組織からの命令で機械的に殺人を行ってきたイトウさんが、キョウスケを守るために初めて自分の意志で殺人を犯しますが、それは組織としては最大の裏切り。
一途に自分を想い決して離れようとしないキョウスケと共に逃げようとしますが、組織は裏切り者を簡単に許してはくれません。
一途な愛の逃避行にサスペンス的な様子も加わって、最後までどうなるかわからないスリリングな物語になっています。
イトウさんはキョウスケを大事に思う余り、大金を渡して自由に生きろと言いますが、キョウスケはただただイトウさんのそばにいたいと言う。
そのやり取りだけで2人の一途な思いが伝わって来て自然に涙が出ました。
仕事として数知れな男と体を繋げてきたキョウスケが、初めて愛する人と体を繋げることにより、経験したことのない快楽に悶え戸惑い涙する様子がすごく可愛くて☆
前戯を嫌がり快楽を怖がるキョウスケは、元男娼だったとは思えない無垢な子でした。
『イトウさん』って、変わったタイトルだなぁと思っていましたが、このタイトルにも『イトウ』がカタカナであることにもこんなに重要な意味があったなんて…。
流血や殺人などハードなシーンがたくさんありますが、苦手意識がないのであれば、この純愛を是非見届けてください。
表題作のレビューだけになってしまってゴメンなさい。
初BLとのことですが、すっっっごく良かったです!
『イトウさん』
組織の殺し屋×男娼。
大まかなストーリーは、最強の殺し屋と幼い頃から身体を売って生きてきた少年が、とあるきっかけで出会い過ごすことによって初めて感情というものを知り、愛し合うようになります。
殺し屋は少年を守るために組織を裏切り、少年は売春を辞め、ふたりは逃避行しますが、ついに追っ手が…。
全体的にシリアス展開で、痛い描写もありますが、萌えるポイントも凝縮されていて読み応えかなりアリです。
暴力、殺人などの流血描写ありますので苦手な方はご注意を。
まずは攻のイトウさん。
彼はとある組織のボスが作り上げたコード“I”という最高傑作の殺し屋で、何の感情も持たず、命じられるままに殺しの仕事をして生きてきました。
『イトウ』というのは、とある仕事の過程で声をかけた男娼・キョウスケが適当につけた名前なのですが、彼と出会うことにより、今まで自分の意思をもたなかった『イトウさん』が、キョウスケに暴力的な性行為を強いる客に殺意を感じ、彼を守るために禁忌である命令以外の殺人を犯し、組織を裏切りキョウスケと一緒に逃げる選択をします。
一見ヘタレなイトウさんが、時折見せる殺し屋の表情(ナイフを研ぐときとか、銃を撃ったとき)とか、
男の表情(キョウスケを抱くとき)がシビレるくらいヤバイです。
そしてセックスにおいてもかなりのテクニシャン。
受のキョウスケは、幼い頃からロクデナシの親に客を取らされ、身体を売りながら生きてきました。
そんな中、身体を繋げようともせず大金を用意して自分を大切に扱うイトウさんに興味を持ち、それが恋心に変わります。
今までなにも欲しがらず、身体以外取り柄がないキョウスケに初めて芽生えた恋という感情はとっても一途なものでした。
組織の追っ手がせまる中、キョウスケだけ逃がして自由を与えようとするイトウさんに、好きでただ側にいたいだけと伝えるキョウスケが切ない。
キョウスケの告白についに男になったイトウさんに抱かれてトロトロになるとことかたまらんです。今までセックスは仕事でしかなかったキョウスケは愛撫に敏感で、愛されるセックスは初めてなんです、萌え!
イチャついた後、幸せすぎてひとりでこっそりニヤけるとことか可愛すぎます。番外編で、イトウさんが相手だとわけわかんなくなって恥ずかしいと告白するのとか無自覚小悪魔かと思うほど。
ふたりの逃避行の結果は、やはりボスに捕まり、記憶を操作され始末されそうになりますが、そこは愛の力が勝り、命の危機をまぬがれます。
ここで登場したボスがこれまた渋めのナイスミドルで、冷徹で残酷な人物なのです。自分が作り上げた最高傑作である『I』を所有物と言いながらも、彼を殺さず最終的には逃がすというあたり、ボスも彼を愛していたのではないでしょうか。
ボスと『I』には肉体関係もあったそうなので、そこんとこ詳しく知りたいです。
ボスはイトウさんに撃たれますが、死んではないと思いますのでスピンオフ激しく希望。『I』との昔話とかすごく見たいです。
完全なハッピーエンドではないのですが、泣けるラストでした。
記憶を消されても愛する人を守ろうとするイトウさんと、初めて恋を知り、まっすぐに愛し続けたキョウスケのまさに純愛ストーリーといってもいいのではないでしょうか。
絵は綺麗だし、エロはしっかりあるし、ストーリーの流れも文句なしだし、大満足のお話でした。
個人的に、殺し屋というワードに弱くて、さらにスーツにホルスターという組み合わせにエロさを感じる方には持ってこいかと。
『Cage』
変態異常教師×腹黒生徒会長
こちらもすっごく良かったー!短いページなのにこの満足感スゴイ!
表では人望ある生徒会長・藤崎ですが、裏では身体を触らせることを条件に教師・多賀を犬のように扱っています。
多賀は過去にも歴代ご主人様がいたのですが、その異常な性癖と愛情から何人もご主人さまを壊してきたといいます。
そして藤崎も監禁・拘束され、一気に立場が逆転し、歴代ご主人様のような末路を辿る…
かと思いきや、大ドンデン返しキター!!普通の終わり方では終わらない!スゴイ!
まさしく支配と被支配が入り混じったお話でした。
読み切りのつもりで描いたものが、連載になったということですが、ホント良かった。
新しい作品お待ちしております!
タイトルがまた奇抜だなと思いました。ある意味、インパクトのあるタイトルです。
イトウさん、下まつ毛……。
若干、苦手だなと思いつつ読んでみたらハマってしまいました。
下まつ毛じゃなくて、イトウさんにです。
イトウさんの優しい笑顔からは想像出来ない怖い人物で、よくみるとあの笑顔も怖いですが……。
そりゃ、殺し屋で人殺して血も飛ぶし、殺し屋のオーラが出来上がってるよね。
キョウスケくんは心も体もボロボロで、痛くて切ない。
娼夫で色んな男とまぐわされて、怪我しても病院に連れて行って貰えない。
お腹すいたと言えば、コンビニのおにぎり一個だったり。
イトウさんを好きになっていくキョウスケくん可愛いです。
この暗めのシリアス感は好きなんで買って良かったです。
またBL作品で衝撃を受けました。
短編の「cage」も良かった。SMヤバイ。
冥花すゐ先生の次回作も楽しみです。